HOME > 試合結果 > 12.04.30
 
 

『VIRGIN SHOCK〜catch the WAVE2012開幕戦〜』
12.04.30 開場=11:15 開始=12:00 @東京・後楽園ホール

 

●チケット料金 S-SRS席=15000円(パンフレット&記念品×2付き)
 SRS席=10000円(パンフレット付き) RS席=5000円 指定席A=4000円 指定席B=3000円
※当日各500円アップ
※12・23チャンピオンチケット先行販売で発売。会場発売は1・4新宿大会から。
事務所取り扱い予約、およびプレイガイドは1・5から発売開始。

(チケット発売所)
■WAVE各大会会場
■チケットぴあ:0570-02-9999 ■イープラス:0570-06-9911 ■ローソンチケット:0570-084-005
 ■プロレスショップチャンピオン:03-3221-6237 ■後楽園ホール5F事務所:03-5800-9999
■プロレスリングWAVE事務局
●お問合せ:03-3341-4412 プロレスリングWAVE事務所

(観衆1443人(超満員))

【オープニング】

会場が暗転となると、植松寿絵がスクリーンに映し出される。
植松が「プロレス人生18年の終止符を打ちます。パートナーは輝優優、対するは、もっとも気に掛けている、いや今後も気にかけるでしょう。渋谷シュウ、春日萌花です。WAVE後楽園大会楽しんでいってください」と挨拶し、「VIRGIN SHOCK〜CATCH THE WAVE」がスタート!


続いて、この日よりはじまる「Catch The WAVE」の開会セレモニーへ。今年はパワーブロック、ホワイトテイルズブロック、ブラックダリアブロックに分かれてリーグ戦が行なわれ、優勝者には波女の称号と優勝賞金100万円が贈られる。またリーグ戦はすべて15分1本勝負で、場外カウントは10カウントまで。勝ち2点、あらゆる引き分け1点、負け0点となることがアナウンスされた。各ブロックの選手がリングに上がり、初出場となる朱里、藤本つかさ、星ハム子が選手宣誓を行なった。


このあとOZ4・29大阪大会で負傷した紫雷美央が「みなさん本当すみませんでした。見た目的にはわからないと思いますが、昨日のOZ大阪大会でタイトルマッチをやったところ、鼻の骨が折れたところです。化粧で騙されていると思います。ここは本当ぶっちゃけた話をしますと、植松さんの引退興行に出られず悔しいです。悔しいですが、これはある意味、運命だと思い、逆にみなさんと一緒に植松さんの引退を見届けたいと思います」と欠場の挨拶をした。

◎コミカルWAVE    15分1本勝負

○広田さくら   vs   飯田美花×
(4分40秒、ヨーロピアンクラッチ)

コスプレ女王の広田さくらが若手選手の悪いところを完全コピーし、試合で本人に伝えるという新・育成企画。この大役を植松コーチ直々に任されたこともあり、広田はやる気満々だ。入場からすっかり飯田になりきっている広田は、コスチュームも水色のセパレートで登場。組み合うたびに「互角だな」という広田。ドロップキックも相打ちに終わり、ファイティングポーズ。合わせ鏡のような内容にファンからも失笑がもれる。

飯田は串刺しドロップキックを皮切りにリズムをつかもうとするのだが、広田は飯田を真似た受け身で対応。ならばと飯田はタニバット。これを交わした広田もタニバットを狙うが、高田純次を間に挟んでしまったため、こちらも自滅。このチャンスに飯田はミサイルキックからヨーロピアンクラッチを狙う。キックアウトした広田はときめきメモリアルから、お返しのヨーロピアンクラッチ。快勝を収めた広田だったが、最後まで飯田っぽく自信なさげにリングを降りた。

紫雷美央がOZ4・29大阪大会で負傷した為、欠場となる。その為、カードが変更になり勇気彩が急遽参戦となった。
◎スクランブルWAVE    30分1本勝負

○アジャ・コング&山縣優&下野佐和子   vs   浜田文子×&勇気彩&藤本つかさ
(11分5秒/裏拳→片エビ固め)

元アルシオン対決、師弟対決など見どころ満載の第2試合。まずはアジャと藤本つかさが対峙すると、なかなか見られない顔合わせだけにファンからは驚嘆の声があがる。試合は藤本がドロップキックの連発で仕掛けていくが、受けきったアジャが軽く体当たりして攻守逆転。そして珍しくドロップキックを敢行。

下野と勇気が肉弾戦を展開すれば、山縣は文子を相手にフェイントを交えた攻撃で互角に渡り合う。そんななか、もっとも注目を集めたのはアジャと文子の師弟対決。文子がムーンサルト・プレスを放つと、アジャは剣山からのバックドロップ。ならばと文子は、ビーナスシュート(藤本)→スピンキック→ダイビング・エルボードロップ(勇気)と波状攻撃を仕掛けていく。そして今度こそは!のムーンサルトを成功させるが、これは山縣がカット。

一方、アジャも攻守を入れ替えると、下野のダイビング・ヒップドロップを挟んで、ダイビング・エルボードロップを投下。文子のスピンキック、アジャの裏拳が交差するなか、連発して放った文子のスピンキックが決まる。そして、トドメの一発を狙った文子だったが、交わしたアジャが裏拳をクリーンヒットさせ、先輩の貫禄をみせつけた。

※現タッグチャンピオン植松☆輝チームが4月30日で植松引退によりタッグ解散の為暫定王者を決定し引退試合終了後、暫定王者にベルトが授与される。
◎WAVE認定タッグ選手権暫定王者決定戦    30分1本勝負

GAMI&○中川ともか   vs   大畠美咲×&中森華子
(19分26秒/120%スクールボーイ)
※ハタナカヨウコが暫定王者となる

植松の引退により、現王者組の植松☆輝が解散。通常ならベルトは返上となるが、「歴史の浅いベルトなので返上を避けたい」というGAMIの意向により、ひとまず暫定王者を決定することに…。会場には畑中葉子さんも来場しており、ハタナカヨウコ組は入場するなりブラックダリア(以下、BD)を奇襲攻撃! 客席のリアル畑中さんのもとに挨拶がてら繰り出していく。

先手を取られたBDだったが、ムチ攻撃で大畠が盛り返してく。しかしTommyレフェリーに止められると、「シラける」と華子とスイッチ。GAMIもメガホンでBDにお仕置き開始。大畠の耳をつかんだあとは、胸をわしづかみ。そしておっぱいホイップで投げていく。

大畠はDDTで流れを変えると、華子がネックブリーカー・ドロップで続く。さらに華子はGAMIにドロップキック。ところがたまたま後ろにいたTommyレフェリーを巻き込んでしまい、レフェリー不在となってしまう。このチャンスに華子のチェーン、大畠のムチが乱れ飛んだが、華子のフィッシャーマンバスターは残念ながらレフェリーのカウントが間に合わず、自分の首を自分で絞めてしまう結果となってしまった。

一方、ピンチがチャンスに変わったGAMIは、またもや大畠の胸をわしづかみ! 精神的なダメージを追わせると、延髄斬り、ラリアット、ストレッチボムと畳み掛け、目つきからの逆打ちを放つ。中川も唸れ豪腕、サンドイッチ延髄斬りから合体パイルドライバーで続く。

大畠はスライディング式クロスボディー、ダイビング・クロスボディーと挽回するが、中川への花マルどっかんは、GAMIがレフェリーのカウントをつかんで妨害。ならばと大畠はムチ攻撃から丸め込もうとしたが、中川がこれを切り返して暫定王者に輝いた。

 
◎catch the WAVE《パワーブロック・リーグ公式戦》    15分1本勝負

<0点>×水波綾   vs   星ハム子○<2点>
(4分13秒、/スモウ・ラリアット→体固め)

今年で4回目を迎える「catch the WAVE 2012」がいよいよ開幕。闘い始めとなるのは、アニキ・水波VS今年の要注意人物・星ハム子だ。戦前から注目を集めるハム子が体当たりで向かっていくと、水波は「ナメるな!」とショルダーアタック2発にスピアで突進。

ハム子も「お・し・り・だ!」からブルドッキング・ヘッドバットで応戦する。水波の高速ギロチンドロップ、ダイビング・ショルダーアタックを受けきったハム子は、ツッパリからのバックドロップ2連発。裏投げも耐えきると、バックフリップからスモウ・ラリアットを叩き込む。返されても返されても諦めずに放つハム子は暴れる水波を執念で押さえ込み、奇跡の3カウントをゲット! catch the WAVE初戦を初勝利でスタートさせた。

試合後のコメント。

ハム子「ありがとうございました〜! ありがとうございますぅぅぅ
(プレッシャーあったと思うが?)
試合の緊張もあったんですけど、何も考えずにリングにあがろうと思って。アイスリボン代表として上がらせてもらって、今日は勝てる相手ではないと思っていたが、勝つことができました。(歓声はきこえた?)みなさんの歓声が自分にとって一番うれしくて、ありがとうございます。
(勝因は?)
皆さんの声援とこの波女に初出場できた気持ちだと思います。でも、まだはじまったばかりなので、まだまだ浜田文子さんもいらっしゃいますし、もっともっと向かっていくだけではなく、勝つことを目標として頑張っていきます。GAMIさん推薦していただいて、ありがとうごじあいます。期待に応えられるようにWAVEのリングを乗っとりたいと思います」

水波「クソー。でも、あー悔しい! 悔しい!!
(油断ですか?)
油断じゃないです。今日は初戦っていうのがあったんですけど、イヤ、イヤイヤ植松さんの引退があって、あとに残る自分らはしっかりしたいっていう、勝ちという結果をみせたかった。負けは認めます。油断してるとかスキでとられた、そんなのは見てもらった人の見方に任せますが、私は油断してない。スキもみせてない。それを上回るハム子のアイスリボン代表として、WAVEリングに上がってきたハム子の勢いのほうが自分よりもまさったから今日の結果になってしまったのかもしれない。いま試合終わったばかりだからよくわかりません。ただ負けは負け。
(今後が厳しい?)
リーグ戦としてはまだ1戦目。あと3試合残ってる。これからの自分のやり方で変わると思うので、リーグ戦全体として見て、この瞬間から気持ちを切り替えていかないとブロック優勝は無理だと思います」

◎catch the WAVE《ホワイトテイルズブロック・リーグ公式戦》    15分1本勝負

<0点>×華名   vs   栗原あゆみ○<2点>
(8分8秒/変形裏投げ→体固め)

波女2連覇を目論む華名と、前回(2011年のWAVE8・27後楽園)のリベンジを誓う栗原。エルボー、ビンタ、ドロップキックと女の意地が激しくぶつかり合う。序盤、栗原は華名の足狙い。裏4の字固めなどの関節技で蹴り封じにかかる。華名もキック、バックブロー、顔面蹴りなど厳しい攻めで盛り返すとワキ固めへ。脱出した栗原が顔面蹴りでお返しすると、裏投げを予告。しかし、これを交わした華名がロシアンフック、カナゴンスリーパー、バックスピンキックと怒濤の反撃を見せる。キックアウトされるとバックブロー、ロシアンフック、回し蹴りと攻め続ける華名。しかしながら、これを耐えきった栗原が執念の裏投げから変形裏投げに繋げて、貴重な勝ち星をゲットした。

栗原「去年、シングルで後楽園ホールで負けているので素直に今日はリベンジの気持ちで。勝ったのでリベンジ成功なんですけど、どっちが上とかは紙一重なので。華名さんが打撃でくるのはわかっていたので、そこは自分がこれまで信じてやってきた裏投げに最後懸けてました。この前の試合は15分1本勝負じゃなくてもうちょっと時間も長くて、普通のシングルだったので、もうちょっとじっくりいけた部分があった。でもリーグ戦だし、この1勝をつかむために急いでしまった部分があったんですけど、うーん、どうだったんでしょうか。
(昨年の覇者を破ったが)
4度目の正直で、NEOのタッグも4度目の正直で取ったので、リーグ戦も4度目の正直で何がなんでも勝ちます。シングルは初勝利です。1勝2敗2分けですね。7年越しの勝利ですね。もう華名さんを潰したら、あとは優勝しかないと確信しています。
(自信になる?)
自信になるというか、やっぱり初戦で華名突破っていうのは何よりも勢いがつくと思う。今年の目標が波女とOZタッグのベルトなんですけど、目標があるときの自分は本当に強いので」

◎catch the WAVE《ブラックダリアブロック・リーグ公式戦》    15分1本勝負

<0点>×桜花由美   vs   チェリー○<2点>
(3分8秒/ファンタジーイリュージョン)

4・20大阪大会で桜花のネックハンギングボムを食らい、病院送りにされたチェリー。一時はカードを見送ることも考えられたが、妖怪なみの回復力をみせ、予定通り公式戦が行なわれた。現在、チェリーのパスポートは桜花の手元にあり、この試合に負ければ現住所、本名が明かされてしまうという。

それがチェリーのやる気に火をつけたか!? 桜花のビッグブーツ、カカト落としを食らっても、ひるまないチェリーは春夜恋へ。これを読んでいた桜花は、顔面蹴りで反撃。しかし、チェリーもバットで攻守を入れ替えると、ファンタジーイリュージョンでファンタジーの世界を守り抜いた。

チェリー「キッチリ3つ。ここでね負けるわけにはいかないので。本名と住所、公開させるわけにはいかない。ピンチはチャンスで、今回のピンチがなかったら勝てなかったかもしれないけど、このピンチを絶対、チャンスに変えようと思って、いままで阻止してきたので、桜花由美からもキッチリ3カウントとりました。あとは優勝しかないので、全勝目指してやりたいと思います。
(体調がきびしい状況だったが)
レスラーってみんな痛いところがあって当たり前だし、リングにあがってから言ってもしょうがない。痛いといって治るわけじゃないし、リングに上がっちゃえば大丈夫です。
(腰はいついためた?)
20日の大阪で痛めたけど、奇跡的な回復力で。いままで一回も勝ったことない桜花から取ったのは、いけるなって思いましたね。ほかの2人からは負けたことがないので大丈夫だと思います」

桜花「ビックリしましたね。ああ、チェリー…。あの技、持ってましたね。一緒に組むようになって、あの技はWAVEでは出してなかったので、油断しえTました。持ってたな、こんなのって。ああ、やられた。試合前はいろいろ不安もあったんですけど、藤本つかさがケガをしたアクシデントがあったり、大阪のことをフラッシュバックしてしまって…ビビってる自分がいたんですけど、でも手加減はしないっていうのは、お互い、向こうもパスポートを取られているので手加減はしませんし、『こないだのことは忘れて手加減しないでください』って。言われて手加減せずにやって負けたので、アチラのほうが上手だったかなと。
(大きい負けだが)
ダメですね。気合いれすぎちゃうとカラまわり。去年も初戦でやられてしまったので、プレッシャーに負けました。
(残りは?)
あとは大畠、でもまあなかなかブラックの選手はかしこくて、怖いので、裏の裏をかかれてしまうと怖いので、大畠は私のことをかなり見てると思うので、裏をかかれても、その裏をかかないとけないという。気をつけたいと思います」

 
◎植松寿絵引退試合〜卑怯者完結編〜『絆〜KIZUNA〜』    30分1本勝負

○植松寿絵&輝優優   vs   渋谷シュウ×&春日萌花
(23分44秒、ドラゴン・スープレックス・ホールド)

植松寿絵が最後の試合に選んだのは、メモリアルなものではなく、WAVEの未来が見えるカードだった。試合前の植松が「私の18年間のプロレス人生と植松☆輝の最後の相手としては、(シブハルに)完全燃焼を期待しません」と語っていたように、植松☆輝のラストマッチとしては、物足りなさは否めない。しかしながら、植松が引退以上に大事にしたのは、2人のこれから。渋谷、春日ともにその重責を担ってリングに上がる。
植松のセコンドには現在欠場中のKAORUの姿。対角線に控える渋谷はすでに涙顔だ。セコンドの桜花が渋谷のホホを叩いて気合を入れ直すと、そんな渋谷を見かねるように春日が「自分が行く!」と、先発を買って出た。

シブハルが先にトレイン攻撃を仕掛けるが、植松☆輝もしっかりお返し。輝がシブハルをキャメルクラッチに捕らえると、植松が「泣くんじゃねーよ、バーカ!」とドロップキックを叩き込む。これで渋谷も吹っ切れたのか、エプロンの植松にエルボー、輝にドロップキックでお返しだ。
一方、植松☆輝は、一つひとつの技をじっくりと仕掛けていく。そして、渋谷をコーナー下に座らせた植松は「座っとけ!」と顔面ウォッシュ。後楽園のファンが一体となる。さらに植松は場外プランチャを成功させると、リングに戻って「行くぞ!場外」と叫ぶが、これは実行に移さず。

続いて輝がニーリフトで渋谷の動きを止めていく。渋谷もノーザンライトSHで流れを変えると、春日がドロップキック、ダブルのドロップキックで続き、アームロックへ。さらに春日はミサイルキックからダブルリストアームサルトを放つ。勢いに乗る春日だったが、ここでアクシデント発生。春日が植松にダイビング・フットスタンプを放ったさい、手をついてしまい負傷。戦線離脱してしまう。


チェンジした渋谷は、ハイアングル植松を剣山で阻止。すかさず春日が植松☆輝を場外に連れ出し、渋谷がお返しのプランチャ。リングに植松を戻して、ミサイル弾、ジャーマンへと繋げる。振り子式DDTからコーナーに登る渋谷。これを輝がエルボースマッシュで妨害すると、輝のセカンドロープからのニードロップ、植松のダイビング・ボディープレスが決まる。キックアウトした渋谷は植松にソラリーナ。植松も渋谷にソラリーナで返して、もう一度、ハイアングル植松を狙う。ブリッジで逃れる渋谷に、ファンからは渋谷コールが自然発生。

ここで植松がムーンサルトプレスを投下。引退試合で出た大技に会場が沸きあがる。そして輝の左右のエルボー連打から、植松がドラゴンSH。これを春日にカットされると、輝が春日にファイアーバレーを放ち、同時に植松が渋谷にドラゴンSHを決め、レスラー生活に終止符を打った。

試合後は植松☆輝から暫定王者のハタナカヨウコにWAVEタッグベルトの授与。植松は「このあともよろしくお願いします」と頭を下げて、ベルトを手渡した。続いて引退セレモニーへ。

マスコミ関係者から記念品が贈られたあと、植松と親交の深かった女子プロレス団体&OGが記念品を贈呈。

ザ・グレート・カブキ、ガッツワールド、大日本プロレスなど男子団体からの参列も見られた。またLLPW-Xの神取忍も駆けつけ植松の門出を祝うと、セコンドについたKAORUは植松にボディースラム!コーナーに登ってムーンサルトか!?と期待させたが、これは復帰までのお預けか…。
続くアジャ・コングは手ぶらで上がる。中央に横たわると、植松に3カウントをプレゼントした。WAVEのGAMIからは退職金が支払われ、関係者のラストを締めくくったのはパートナーの輝優優だった。

そして、すべてのオオトリは植松のご両親。花束が贈呈されると、リングの上には植松一人が残される。

植松「本当に18年間、植松寿絵をこんなに立派なプロレスラーに育ててくれた皆さん!本当にありがとうございました!! 最後に悔いが残る試合でした、もう本当に。でも、これでプロレス界から離れられなくなったので、最後までケガしたおバカも、シブも、桜花も、植松の門下生のみんなをできる限り、みんなが引退するまでなんとか育てていきたいと思っています。

本当に私のキャラクターですから、1時間でも2時間でもしゃべっているんですが、GAMIさんの巻きが入るので、一言しかありません。本当に、本当にありがとうございました!これからもみんなをお願いします。そして、ケガしたおバカと、その代わりに今日頑張ってくれたシブを最後まで立派なレスラーに皆さんの力で育てていってください。お願いします。幸せでした。本当に幸せでした!ありがとうございました」

10カウントゴングは植松の意向により、大畠、チェリー、中川、水波、桜花、GAMI、春日、渋谷、アジャ、輝の10人が1カウントずつ鳴らすことに…。

10カウントが叩き終わると、「卑怯者・植松寿絵!」とリングコール。ファンからは緑の紙テープがいっせいに投げ込まれ、最後は渋谷、桜花、水波の騎馬でファンに別れを告げたのだった。

試合後のコメント。

植松「悔いの残る引退試合でした。なんだろ。なんか完全燃焼して辞めていく植松寿絵ではなく、引退ロードに入って、一個一個の試合のテーマがあって、引退試合のテーマがこれだったのかなって。これからもお前が気にかけたヤツだから責任もって教えていけよって。それがこの試合のテーマだったのかなと思った。悔いは残っても満足の引退試合でした。

(2人の成長は?)
まだまだ。あれで成長してるなんていったら、ほかのレスラーに失礼だよ。今日の試合を植松の引退試合だっていうので、アイツらが悪い言い方は誰にもしてほしくない、かな。ケガをしたのを運命、シブが頑張れたのも運命。これからも課題、目標を見つけられた試合だったとするならば、ファンの人は、植松☆輝の最後をどう見たかったかは個人個人違うと思いますが、私たちが叩きのめされるのを見たかったファンの方には申し訳ないと思うし、自分たちが笑顔で降りていくのを見たかったファンの方は満足だったと思う。私は満足でした。みんなにも一番思うのは輝優優にも、本当にありがとうござました。

(プロレス人生を振り返って)
楽しかったですよ。プロレスだけじゃなくて、人生の神様にも愛されていると思うし、私が選んで進んできた道ではなくて、がむしゃらに進んでいる道が結果的には素晴らしい道になっていて、プロレスをやめてもそういうことがふりかかってくるんだろうなって思うし、今日の悔いもそれも教えるってことに関しては楽しさが出てくるから。それはそれで幸せなプロレス人生の一貫なのかなって思います。幸せだったし、楽しかったです。5月4日のWAVEではスタッフとしているでしょうし、みんなが引退するまで教えていかないと、親が子供を投げ出すことはしませんから、一生プロレスにかかわっていこうと思います。力になろうと思います。

(輝にひとこと)
12月で引退すると決めた輝ちゃんを、私が全力で応援します。チャンピオンになって、最強で最高のタッグチームでいこうと私に約束してくれた。有限実行になりました。だから相方には感謝しています。本当にありがとう。今度は私が輝の引退を全面的にバックアップします。

(ムーンサルトを出したが)
本当はKAORUさんの引退の相手に私が指名されていました。でも、それが叶わなかったから、私の引退相手に本当はKAORUさんにお願いしようと思ったんです。でも叶わなかったので、セコンドについてくださいってお願いして、南側の白コーナーにいてくださいとお願いしました。あれが、精一杯の親孝行だと思います。

(今後はコーチとして?)
コーチをやります。ただ実家に帰るので、いまは週に2回教えられていますが桜花に託して、そのあとは月に2回とか3回、手直しして、極力WAVEの興行の時には来て、反省点をみつけて、練習を考えて、桜花と一緒に育てていこうと思っています」

 

春日「ケガをしないっていうことだけが私のなかで唯一の武器だったんですけど、これが敗れちゃうっていうのは、なんですかね…。自分でもわからないです。

(ケガは何やった瞬間?)
フットスタンプで手をついた瞬間にヒジが曲がってしまった。たぶん脱臼です。試合中に戻してもらったけど右腕だったので。

(手首も?)
痛くないです、ヒジだけです。最後の最後までお返しができなくて、むしろ台無しにしちゃった感じがあるので、きちんとお返しはしないといけないと思います。

(リングで?)
そうですね」

輝「あそこまで信頼できるパートナーは私の中ではもう出てこないのかなって思うぐらいの、大切な存在でした。最高の形で植松の引退式を迎えたい気持ちがあったので、三冠のまま、有限実行できたことを本当にうれしく思っています。最高の形で送れたんじゃないかなって私は思っています。

(年内引退だが)
植松の引退まで植松のことしか、タッグチームとしてしか考えてなかった。今後もあと私も半年? 半年以上ありますね。私の中でやりたい人とかいるので、それを実現して、私も最高の形でリングを降りたいと思っているので、最後まで応援よろしくお願いします」

 

Copyright (c) ProWrestling WAVE All rights Reserved.