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スクランブルWAVE(15分1本勝負)
春日萌花&○下野佐和子(8分27秒、エビ固め)
旧姓・広田さくら&フェアリー日本橋●
※ダイビング・雷電ドロップ



不思議ワールドをカミングアウトさせてから人気急上昇中のフェアリー日本橋がオープニングマッチに登場。

試合前、フェアリーがスカートの両端をつまんで挨拶をすると、すぐさま広田がマネッ子。
ファンの冷たいブーイングにも負けず、広田が「行くぞ?!」と相手チームに一直線。

当然、フェアリーも一緒に来ているかと思いきや、向かって行ったのは広田一人。
そのまま広田が捕まるという残念なスタートとなった。

 春日とのファーストコンタクトを終えた広田は、チェンジを要求。
だがフェアリーは「お待ちになって。広田さん、アナタはまだ闘えるはずです」と拒否。
結局、そのまま広田が続闘することに。

 下野にロープワークを強要され、ヘロヘロになるまで走らされた広田はダウン。
これをなんとかキックアウトすると、フェースクラッシャーでやり返し、自コーナーに戻る。
今度は土下座して「チェンジよろしくお願いします」と懇願し、ようやくチェンジとなった。

 対峙した春日とフェアリー。
春日が攻撃にかかろうとすると、フェアリーが「お待ちになって。私は…」と言ったところで、春日がガットショット。
フェアリーの見せ場を阻止したが、広田に諭され、春日がグッと我慢。
 改めてフェアリーは「私は森の妖精フェアリー。春日さん、私にはアナタの攻撃は効きません」と魔法のステッキーで春日、下野、広田を投げ飛ばすと、広田を使って春日の上にサマーソルトドロップを2連発。

さらにフェアリーは広田をコーナーに登らせると、コーナーからのサマーソルトドロップを春日に投下。
だが、これは広田の自滅に終わった。



 この隙に春日がフェアリーを逆さ押さえ込みでカウント2。
続いて下野がコーナースプラッシュで追撃。
雷電ドロップ、ラリアット、なんでやねん!もカウント2止まり。

 ここで広田が魔法のステッキーでフェアリーのアシストにまわるも、下野が迎撃。
あっさり広田を排除すると、フェアリーに焦点を絞り、春日のダイビング・フットスタンプ、下野のダイビング・雷電ドロップと連続投下で試合を終わらせた。


BIRTH WAVE?卜部夏紀デビュー戦?(15分1本勝負)
○華名(8分50秒、腕固め)卜部夏紀●



2007年に旗揚げしたWAVEだが、これまでデビューした新人はゼロ! 
だが、ついにこの日、卜部夏紀(うらべ・なつき)がデビューすることになった。

WAVE初の新人ということもあって、セコンドにはGAMI、桜花、渋谷、下野、フェアリー、飯田、大畠、練習生の山下の姿が見られた。

 一方、対戦相手の華名は最近、多用しているKISSのペイントバージョンで入場した。



 まずはロックアップ。華名がロープに押し込むと、卜部はエルボーで向かって行く。
そしてドロップキックを連発。
華名は4発目をかわすと、卜部の背中にローキック。

それでも諦めず、エルボーで向かって行く卜部。
ならばと華名は逆片エビ固め。自力でエスケープした卜部は張り手でやり返し、華名のボディースラムを堪えて、ボディースラム3発でカバー。
さらにスクールボーイ、首固めにトライするが、ホールドが甘くノーカウント。

 華名がソバットを決めると、倒れ込む卜部。
なんとか立ち上がるも、ネックブリーカー、顔面蹴りが待っていた。
粘る卜部だったが、まったくダメージを感じさせない華名が腕固めでギブアップを奪った。



【試合後のコメント】

卜部「不思議と思ってたより体が固まるっていうのはなかったんですけど、一撃一撃がやっぱりすごく強くて、自分のやりたいこととか、思う通りにできなくて。ここまで本当にいろんな人に顔と名前を知ってもらえたか不安なんですけど、反省はまた帰ってゆっくりDVD見て反省します。今はとりあえず終わったなって感じです。

(試合前は緊張していた?)
控室の階段を上がったら緊張が始まりました。それまでも緊張はしてたんですけど、そこまでドキドキはなかったんですけど、階段上がってドアを開けるときは緊張がすごかったです。

(リングに上がった瞬間は?)
リングに上がった瞬間、入場してすごく紙テープがうれしかったです。びっくりしました。そのあと華名さんが入場してきていざ向かい合ったらビシっとなりましたけど、そうして(紙テープを)飛ばしてもらったのはありがたいことです。

(試合は?)
もっと自分がガチガチに手と足が一緒に出るぐらいになるんじゃないかと予想していたので、その予想に比べたら手と足は一緒に歩けてたんですけど、いっぱい練習してきた技とかうまくできなくて、そこが悔しいというか、練習の成果を見せることでもあると思うので、それは出せなかったなとちょっと思います。

(どういうものを見せたかった?)
やっぱり自分がプロレスラーになりたいって思ったのも、今までそうやってプロレスに入る前に私も20年間いろんな経験があって、いろんなことをもってのプロレスやりたいという気持ちだったので。まだ薄っぺらいんですけど、自分なりの覚悟を持っていたので、それを見せていくことしかできないと思っていたので、見せたかったんですけど、それが伝わったのか、出せたのかわからないです。

(プロレスラーになってうれしいか?)
うれしかったのはプロテストに受かって2?3日ですかね。
もちろんうれしいのはあるんですけど、デビューがゴールじゃなくてスタートなので。不安というか、この先どうなるんだろうということしか今はちょっと頭にないです。思い描くようなレスラーになれたらいいなと思います」


Reunion WAVE(15分1本勝負)
○里村明衣子(11分9秒、TKO勝ち)水波綾●
※裸絞め→レフェリーストップ



かつてセンダイガールズプロレスリングで師弟関係にあった水波と里村。
戦前、WAVEでの自分を前面に出して行くと語っていた水波は、久々に江南スタイルで登場。
“里村の知らない水波綾”をアピールしていく。

 さらに水波は最近、使っているエルボーからの「フォー!」をファンと唱和。
これで弾みをつけると、ショルダーバスター、ダイビング・ラリアットで試合を組み立てていく。

 里村もミドルキックで攻勢に転じると、串刺しエルボーに側転キックと畳み掛ける。
そしてコーナーに登るが、水波が追いかけ雪崩式パワースラム。



 再び主導権を握った水波は、裏投げからイチジクで里村をグルングルン。
エスケープされると水波コースターを敢行。
すかさずコーナーに登ったが、今度は里村のキックに阻まれる。

 すぐに水波もドラゴン・スープレックスでやり返すがカウント2。
里村はカウンターのニールキックからデスバレーボム。
返されるとスリーパーでガッチリ捕獲。このまま水波が落ちて試合が止められた。



【試合後のコメント】

水波「空白の2年間を埋めるような試合でしたけど、やって今の自分とどうしても仙台にいた自分というのは錯誤して試合してた気がします。最初はWAVEだからWAVEでいこうと思ったんですけど、段々里村さんの存在か力か闘い方かわからないですけど、それで黙ってられない自分もいて火がついちゃいました。もうちょっとやれるはずなんですけど、そこが悔しいですね。

(かつての仲間と再会が続いているが?)
十文字姉妹っていうのは仙女の時でもいつでも対戦する機会があったんですけど、里村さんとのシングルは4年とかぶりですし、私もデビューして2年目ぐらいだったし、そこで試合を楽しむ余裕はなかった。
目の前のことをクリアするのに必死なときに対戦したイメージ。今日は絶対に普通に出たら飲まれちゃうのはわかっていたので、今の私はこうですっていうので、久々に江南スタイルで入場しました。
結果は負けなんで、勝敗についてはなんとも言えませんが、里村さんは『水波は私を超えてるのかどうか』ってブログに書いててくれたみたいですけど、勝敗ではまだまだ超えてないですけど、私は自分の立場とかいる位置とか、自分のカラーを出すためにこの2年間を費やしてきたので、それはそれで私は超えてると思います」


NEXT WAVE?タッグ選手権次期挑戦者決定戦
(20分1本勝負)
大畠美咲&○紫雷美央(12分47秒、土蜘蛛)
志田光●&藤本つかさ



DUAL SHOCK WAVE優勝を逃してしまったマッスルビーナス(志田光&藤本つかさ)とプラスマイナス2013(大畠美咲&紫雷美央)だったが、次期挑戦者決定戦という形でチャンスが巡ってきた。

 先制したのはプラスマイナスだった。工事現場のポールで襲撃すると、ポールが折れるほど藤本をボコボコにする。

 マッスルビーナスもすぐに反撃! 藤本のキック、志田のフェースクラッシャーのラリーに捕まる美央。

 美央のローンバトルが続いたが、大畠のダイビング・クロスボディーを皮切りに、美央のブラ下がり首4の字、ミサイル弾で藤本にお返しする。



 さらに大畠がコーナースプラッシュにダイビング・ボディープレスで追撃するが、藤本も張りつけドロップキックでやり返し、志田と交替。



 志田は串刺しニーから連係攻撃。
サンドイッチキックで大畠を追い込むも、美央がポール強打でナイスカット。
すかさず大畠がジャーマンを放つと、美央とのダブルバックブローで追い打ちをかける。

 志田もバックブリーカーからステレオ式ミサイルを狙ったが、これは未遂。
すかさず美央は土蜘蛛を狙うが、藤本がカット。
今度は志田がファルコンアロー。反対に、大畠が滑り込んでカウントを阻止する。

 続いて、志田と美央がエルボーのラリー。
そこから志田が魂のスリーカウントを放つが、これはカウント2。

志田のラリアットを美央がかいくぐると、すかさず大畠がムチ強打! 美央もヘッドバットで続いて、土蜘蛛でクルリ。タッグリーグでは失格となってしまった悔しさを晴らし、次期挑戦者の権利を手に入れた。



【試合後のコメント】

美央「めっちゃ痛い。めっちゃ投げられた。アカンわ。ウチら2人して体重軽いからボンボン投げられちゃう。志田、厄介だよ。つっかもクルンクルンってさ」

大畠「志田が厄介。つっかもババアのくせによく動く」

美央「いらんとこでポイポイ出てきよってからに!」

大畠「紙一重? 気合の差だと」

美央「アシストの差かなと(笑)」

大畠「ねー! ウチらはコスチューム新調したからね、懸ける思いが違います」

美央「WAVEはホームですからね。私たちは出だしからいますからね」

大畠「うん。1年目からいるからね」

美央「それ考えたらパッと出てきたマッスルビーナスにやられたらムカつくわ」

大畠「マッスルババアにね」

美央「志田ちゃん同い年だからね…」

大畠「(どちらのチームとタイトルマッチをやりたい?)確実に文子&山縣が勝つんじゃないですか」

美央「渋谷&チェリーはただ単に奇跡とか波に乗っていただけ。ま、波に乗るのも実力だと思うけど、世界の浜田文子、山縣優、実力ハンパないと思うんで」

大畠「向こうが勝ったとしても、山縣も優勝した時に言ってたけどWAVEは『1回の防衛戦で変わっていく』って。自分たちで1回で変わるって言っちゃってるじゃん。ウチらが挑戦したらウチらがとるってことじゃん」

美央「そうそう、どんどん変わっていくぜ!」

大畠「やっぱり若い方が取らないとつまらないからね」

美央「時代を変えるつもりでバシッといきたいと思います」


DUAL SHOCK WAVE?WAVE認定タッグ選手権試合
(30分1本勝負)
<挑戦者組>浜田文子&○山縣優
(20分36秒、片エビ固め)渋谷シュウ●&チェリー<王者>
※快進(=変形デスバレーボム)。
クラシックギャルズが初防衛に失敗、
Las Aventurerasが第9代王者組となる



開始早々、Las Aventureras(浜田文子&山縣優)がドロップキックで奇襲をしかけて場外戦となる。
自分たちのペースに持ち込んだ文子&山縣は、ボディースラムのリレーでチェリーを痛めつけていく。

チェリーも「どっこいしょっ!」と河津掛けで自コーナーに逃げ込むと、渋谷は「おい、世界の浜田文子! 私の前に出てこいや!」と文子を指名。
文子のカッコいい登場に、渋谷もマネするが着地が崩れた瞬間、文子がハイキック。



 チェリーVS山縣の場面。
山縣のチョップに、チェリーは足踏み攻撃で応戦。
渋谷のリープフロッグ、チェリーのDDT、渋谷の低空ドロップキックと流れを掴むと、おなじみの正拳突きからのサソリ固めへ。

 続いて渋谷がエルボー連打。
山縣も顔面キックでやり返して、文子と交替する。
渋谷のカウンターのノーザンライトSHはカウント2。

文子もライガーボムでやり返す。カットに入るチェリーを連係攻撃で排除したLas Aventurerasは、山縣のミサイル弾、フェースクラッシャーで追撃。
さらに山縣が渋谷を弓矢固めに捕らえると、文子がダイビング・フットスタンプを投下。
文子がムーンサルトプレスに繋げたが、これもカウント2。



 反撃に転じたクラシックギャルズ(渋谷シュウ&チェリー)は、文子&山縣を場外に落とすと、渋谷がトペ発射。
そして文子&山縣の靴ひもを結んで場外カウントアウト勝ちを狙ったが、ギリギリのところで文子たちが生還。

 文子は渋谷のミサイル弾をドロップキックで迎撃し、逆襲に出ると、続く山縣がクロスフェースで捕獲する。
なんとか脱出した渋谷はタイムマシンに乗ってで丸めるが、文子が飛び込みカウント2。

 ならばと渋谷はコーナーへ。これを文子が浜ちゃんカッターで妨害すると、今度はその文子にチェリーがチェリートーンボム、さらに山縣がチェリーにキックを叩き込み、変形デスバレーボム。

 渋谷もタイムマシンを狙ったが、文子がスピンキックで妨害すると、Las Aventurerasは合体技を挟んで、山縣が渋谷に改めて変形デスバレー! その隣では文子がチェリーにAPクロス!!
 
渋谷&チェリーの2人からフォールを取ってみせ、完全勝利を収めた。




Regina di WAVE?WAVE認定シングル選手権試合
(30分1本勝負)
<王者> ○桜花由美(14分14秒、片エビ固め)
中川ともか●<挑戦者>
※ビッグブーツ。初代王者が3度目の防衛に成功



初代Regina・桜花の3度目の防衛戦の相手は、桜花が「勝てない相手」と苦手意識を持つ中川ともか。

 序盤は、様子見の攻防。試合が動き出したのは、桜花の串刺しビッグブーツからだった。だが中川も警戒していたようで、2発目はかわしていく。
桜花のダブルアーム式バックブリーカーも、中川はかいくぐってCRBにいくと見せかけてのヒザ十字。
かなり研究している様子が試合内容から伝わってくる。

 桜花のダイビング・クロスボディーも切り返す中川。
だが桜花もネックハンギング・スープレックスに、ビッグブーツと力技でねじ伏せる。



 一方の中川はカウンターのジャンピングキックからフィッシャーマンSHと繋げるが、そのあとが続かない。
逆に桜花が垂直落下ブレーンバスターでやり返す。

 一進一退のなか、桜花のカカト落としをヒールホールドで切り返す中川。
桜花もネックハンギングボムを返されると、「終わりだ!」とタイガーSHの体勢。
堪えられると、変形DDT。そしてカカト落としを見舞う。

 劣勢の中川だったが、一発逆転の120%スクールボーイを狙う。
だが、さすがにこの技は桜花も警戒していたようで、さらに切り返して行く。

 もう一度、中川は120%を狙ったが、これも跳ね返した桜花は、ロープに走った中川にカウンターのビッグブーツを叩き込み3カウント! 
王座を死守するとともに、中川という苦手意識も払拭した。



【試合後のコメント】

桜花「正直、きつかったです。私とは真反対の選手なので、どう切り返していこうと悩んでいて。120%スクールボーイだけは絶対に入らせないでおこうと思ったら、ああいう試合になりました。本当に怖くて、足も攻められて、痛いけど私はビッグブーツ以外に何もないからやるしかないという気持ちでした。

(王者としての自信は?)
まだまだ。もっともっと重ねて。追う立場より追われる立場の方が恐怖感が強いので、この恐怖感とうまく付き合いながら防衛していきたいと思います。

(120%を警戒する具体的な策は?)
丸め込まれたら絶対にくるなと思ったので、どうにかして丸め込み返そうと。私、普段は使わないんですけど、今まで120%で取られてたので、120%にいかにして入らせないというのが課題で。入ろうとするところをどうにか返していこうというので、こういう試合になってしまいました。本当にすばしっこくてテクニックのある選手だなと。

(中川はビッグブーツは120%に入りやすいと言っていたが?)
本当に視界から消えていくので。いつもより脳ミソ疲れてます(笑)。いつもは近づいてくるのを蹴っ飛ばせばいいみたいな感じだったんですけど、彼女の場合は逆回りだったりするので苦戦しました。

(苦手意識は?)
やっと消えました。120%だけが恐怖だったので。あとは自分がやらない丸め込みをやるしかないっていう。

(王者と挑戦者の違いは?)
やっぱり守るものの大きさですかね。その分の恐怖心を乗り越える力というか。恐怖心に負けてしまったら私は負けてたと思う。追う方が追い風は強いので。守る方は向かい風をどう進んでいくかなので。恐怖心という向かい風に私が立ち向かっていきます」


プレミアムチャレンジWAVE
?GAMI引退直前シングル5人掛け(各10分1本勝負)

@○下田美馬(7分49秒、片エビ固め)GAMI● ※デスレイクドライブ



引退前のWAVE恒例5人掛けマッチ。これまで闘牛・空、植松寿絵、栗原あゆみとおこなってきたが、まさかGAMI自身もこの5人掛けマッチをやることになるとは思いもしなかったようだ。

 リングに登ったGAMIはやる気満々というよりは、若干ため息まじり……。
そんなGAMIとは対照的に、血気盛んに乗り込んできたのは下田美馬だった。

 ヘア反則を使う下田に、GAMIは「昭和すぎるやろ!」と思わずツッコむ。
そして手四つの力比べから投げ飛ばされた下田が場外に落ちると、ファンはGAMIにトペを要求。
もちろんGAMIは慣行しなかったが(できなかった!?)、下田が戻るとメガホン強打からロープ渡り。
「5試合とも全部やってやるからな」とアームホイップで投げ飛ばす。
そしてフットスタンプ、ウエスタンガミアートでカウント2。

 下田もスクールボーイで切り返すと、カカト落としを連発。GAMIに返されると、ネックブリーカードロップからコーナーへ。
GAMIが追いつき雪崩式フランケンシュタイナーで撃墜。
さらにジャーマンで追い打ちをかけたGAMIは、浴びせ蹴りを決めると、「もらった、行くぞ!」とロープに走る。

 危険を察知した下田がレフェリーを突き出すと、GAMIも急ブレーキ! 
逆に、突進してきた下田をレフェリーと衝突させる。
このチャンスに目突きからの首固めで仕留めにかかったが、レフェリー不在で勝機を逃す。

 流れを変えた下田はタイガーSHでグサリ。
これも返されると、懐かしのデスレイクドライブでGAMIを死の海に沈めた。



A○さくらえみ(7分59秒、ラ・マヒストラル)GAMI●



 続いて登場したのはさくらえみ。
さくらとは「あまり関わりがなかった」と振り返るGAMIだが、LLPW時代、アルシオン時代と過去に対戦。
そして今回はWAVEでの対戦となった。

 握手でスタートした試合だったが、GAMIはメガホンを投げつけ先制。
そして、先輩風を吹かせて、試合の主導権を握るとロープ渡りからのブラ下がり腕十字。

 さくらはロメロスペシャルを繰り出そうとするが、これをかわしたGAMIが“千の技を持つ女”と称された本領を発揮。
二上式吊り天井で絞り上げる。

 さくらも、さくらえみ70キロからダブルアーム式バックブリーカー、そして逆水平チョップを挑むと、GAMIはメガホンでお返し。

 ならばとさくらは熟女式グラビア固め。
そしてマヒストラルを狙ったが、これはGAMIもかわしてガミアート。
返されるとストレッチボムで突き刺していく。こ
れでも決まらないGAMIは目突きからの首固めを狙ったが、さらに切り返したさくらがマヒストラルで勝利した。


B○AKINO(5分14秒、エビ固め)GAMI●
※飛びつきフランケンシュタイナー



 3人目はアルシオン時代をともにしたAKINO。
リングインするやいなや「だから無理だって言ったでしょ…」と呆れた様子。

そろそろスタミナが切れてきたGAMIは開始早々、逆さ押さえ込みで秒殺狙い。
慌ててキックアウトしたAKINOは「最後なのに秒殺はないでしょ!」と猛攻撃。
だが、GAMIはもう一度、目突きからの首固めを狙う。
しかし今度はAKINOも「目突き、破れたり?!」とフランケンシュタイナー。

 どうしてもロープ渡りをしたいGAMIにAKINOが付き合う格好となったが、十分披露したところでAKINOが「もう、いい?」と手を放して、転落。
その後もAKINOはGAMIの技をことごとく切り返していく。

 GAMIのアディオス・アミーガは食らったものの、AKINOはハイキックからバックドロップ。
そして、三角跳びを狙ったが、GAMIがロープを揺らして足止め。
メガホンで殴ってから、「いくぞ!」とアピールするGAMIに、AKINOが飛びつきフランケンシュタイナーで丸め込み、3カウントを奪った。


C○松本浩代(7分46秒、エビ固め)GAMI● ※ライガーボム



GAMIが引退を発表した時点で、シングルを要求した松本。
へたれこむGAMIを無視してバックエルボーでご挨拶。
GAMIもガミアートでやり返すと、エルボーのラリーから、GAMIがガミアートを叩き込む。

 さらにGAMIは念仏パワーボムの体勢。
これを水車落としで逃れた松本は「一発食らえ」とドロップキック。
大の字のGAMIに向かって「最後だ、オラ!」と挑発する。

 GAMIは松本にもロープ渡り。
だが、松本が投げ落としてミサイル弾。
コーナースプラッシュに東海道落としで追撃する。

 コーナーに登る松本をAKINOが足止め。
しぶしぶGAMIは雪崩式フランケンを決めるが、さらに松本が切り返してカバー。
ならばとGAMIはストレッチボム。
そしてガミアートにいくと見せかけての目突き&首固め。

 このピンチをしのいだ松本はバックドロップの連発から、リバーススプラッシュ式ニードロップ! 
最後はライガーボムで葬った。



D△GAMI(時間切れ引き分け)飯田美花△



 ヒザのケガから一度は復帰した飯田だったが、WAVEに入団後、再び欠場。
GAMIの引退前になんとか復帰が決まり、このシングル5人掛けに滑り込んだ。
セコンドには飯田に「ジャベ・デ・フカワ」を伝授した府川唯未さんの姿も……。

 復帰戦、最後のシングルとお膳立てが整うなか、飯田はリングに入って祈るポーズ。
GAMIには握手を求めたが、すでにGAMIはヘロヘロ。
飯田のドロップキックを受けるのが精一杯だ。

 飯田はミサイル弾を叩き込むと、GAMIも「飯田復帰おめでとう!」とフロントキックからのカバーで「スリーだろ!」とお約束。
さらにメガホンからのフットスタンプで流れを作るとロープ渡りを狙うが、飯田が手を振り払って付き合わず。
やさぐれモードに突入したGAMIはマーライオンの3連射でお仕置きした。

 飯田もひるむことなく、エルボーで挑んで行く。
そして横十字、ヒザ十字。
低空ドロップキックからのジャベ・デ・フカワ! 
極まったように思われたが、ニアロープ。

 ロープに助けられたGAMIは、アディオス・アミーガ、ストレッチボムで反撃に転じるも、目突きからの首固めは、飯田も読んでおりヨーロピアンクラッチへ。

残り1分となり、GAMIは裏投げ。そしてもう一度、目突きからの首固め。
ガミアート、アディオス・アミーガと畳み掛けるが、これでも決まらず、時間を迎えた。


【試合後のリング上】


GAMI「まいど! 終わった〜! 今まで人に無理難題を押し付けたツケが本日、透明人間だらけの後楽園ホールでかえってまいりました。ひと言でいうとやるもんではない。
でもWAVEに携わった人には、引退前にやってもらいます。
いいですね、皆さん。私がやったから、やってもらいます。『GAMI、すぐ起きろ』とか無理な話ですよ。終わった…。飯田君、復帰おめでとうございます。今日はどこも痛めてないですね。私は心が折れそうでしたよ。4日、大丈夫やな? 
あと60日で私は引退を本当にさせてもらいます。この場を借りて引退試合のオファーをさせてもらいます」と本日の出場選手全員にオファー。

さらにGAMIは、「私、前代未聞の60人くらいのバトルロイヤルで引退させてもらいます! 
ぶっちゃけ…Tommyさん、何うなだれてんの? レフェリーいっぱい雇うから大丈夫! 
90分を目指したいと思います。きっと皆さん、ヒマですよね? 
後楽園お待ちしてます。今ここに出てもらった人、ZABUNグループ、一人だけ保留が。
殺し屋! 今日発売のリンスタのインタビュー受けて『私の常識とGAMIさんの常識は違う』って上から目線で言ってたな! お前はなんで私よりもこんな上から目線で常識が違うとか言えるんだ? (渋谷がすっとぼけると)言ってなくない、書いてあった。なのでお前は保留! 飯田君! 今日復帰でまさかのメインなんで締めてください!」

飯田「今日やっと復帰戦、WAVEの所属として、はじめてWAVEのリングに立つことができました。今日は自分の復帰戦があり、卜部デビュー戦もあり、シングル、タッグのタイトルマッチ、GAMIさんの5人掛けもあって、WAVEの歴史が刻まれた大会だったと思います。この大好きなWAVEで頑張って行きますので、応援よろしくお願いします」

続いてGAMIが観客動員を発表。「今日は本当にありがとうございました。新しい門出の大会。実数発表、495人! 引退試合には、1895人を目指したいと思います」とリベンジを誓った。

最後は、飯田が「これがWAVEだ!」の掛け軸を広げ、大会を締めくくった。


【試合後のコメント】

GAMI「アホですね。でも予定通りの女子プロレス、GAMIの信念は貫き通せたと思うのでこれはこれでいいです。

(みんな久しぶりだった)
久しぶり感はないかも。元川、さくらえみくらいですかね。20年前くらいにやって、10年くらい前にやって、今日なんで。彼女もいろんな波乱万丈の女子プロレス人生を歩んで、私と負けず劣らずな人生じゃないかなと思いますね。
私、別に彼女のプロレス観は嫌いじゃなくて、どちらかというと、凄く共感するというか。発想が凄いなって。タイに行って女子プロやろうなんて絶対に思わんもん。発想が凄い、ユニークですよね。

(飯田はあえてメイン?)
渋谷の復帰もメインでやる団体なので、一つ大きな壁からいったらいいなと。あれ、年代をさかのぼったんです。ババアから順番に行くって言ったら、下田さんは『ま、しょうがないか』くらいだったんですけど、元川は私2番目ですかって。
最後に存分にプロレスを楽しませてもらって。あと一つ、後楽園ホールさんに。
早く照明をLEDに変えてほしい。もー暑くてサウナの中でやってたみたいで。

(引退が近づいてきたが?)
気持ち的には別に寂しいとかはない。業界には残るし。受け身とらないだけなんで。
寂しいはないけどイライラはするかなって。今日の卜部のデビュー戦みてても、『あれがやりたい、これがやりたい、コスチュームはあれやりたい、イメージカラーはこれにしたい…』って言うけど、できることやってから言ってくれよって。それで全部やめたんです。
で、デビュー戦やってみて結局、何もできなくて、ヤツは根性はあるけど体力がない。それをずっーと言っていて。根性はあるけど体力はない、スタミナはない。
でもいい格好だけはしたい。
根性の部分で、途中で立ち向かっていくのはいいかもしれないけど、100点中マイナス3点くらいですわ。
運よく同じ時代に同期で山下りなっていう子が大阪でデビューします。
卜部の方が先に5日前にデビューできたけど、そいつの方ができるかもしれないし、できへんかもしれないし。海の物とも山の物ともわからんから、どうなるかわからんけど、同じ時代に競い合えるライバルがいるのはいいことだと思う。しかもビジュアル的には申し分もないと思うし、若さもある。
21歳、若くないか。昔で言ったらババアですけど2人とも若いし勢いあるし。私がいなくてもワーッと…WAVEらしくなくなってきましたね。
初の生え抜きですよ。引退までにWAVEだけの、ZABUNグループだけの興行をやろうと企ててるんです。

(渋谷だけ保留?)
私が引退発表した日も、みんなは『ウソ、寂しい』みたいな感じで書いていてくれたのに、シブちゃんはブログで『本当のところは…』って。まずそこからケチをつけたんですよ。引退しないような言い回しをして、だから怒鳴りつけて怒って。
そのあと、引退試合のポスターができあがって、みんなに張ってくださいって配ったんです。そんなら、都内の飲食店に置き忘れて、私が拾って謝るという。それでインタビューですよ。『常識が違う』って。どんだけ上から目線やねん! 
出られる可能性もあるけど、出られない可能性の方が大ですね。だから保留です。

(出場するためには何が必要?)
私に認められる常識じゃないですか。
先輩の頭の上で○○○しないとか、先輩にケツ向けて○○○しないとか。
そういう小汚いこともいっぱいやってくるんで、見てる分には楽しいですけど、お金を払う立場からすると非常にやりずらいんです」




Virginity
10・30(水)17:45開場・18:30開始 東京・後楽園ホール
観衆=495人


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