2020.08.01

「NAMI☆1〜Aug.〜’20」

1、スクランブルwave(20分1本勝負)
○優宇&高瀬みゆき&神童ミコト(16分2秒、片エビ固め)進垣リナ&梅咲遥&AKARI●
※べあべあーず!(セカンドからのボディープレス)


月に一度のNAMI☆1興行が新木場1stRINGにておこなわれ、優宇&高瀬みゆき&神童ミコトと進垣リナ&梅咲遥&AKARIがオープニングマッチで激突。1人ずつ入場し、6選手がクリーンな握手。

試合は神童vs梅咲でゴングとなる。押し合いを制したのは神童。離れ際に胸元チョップ。神童のアームホイップ、梅咲のアームホイップが交互に決まり、ドロップキックは相打ちに。
優宇vsAKARIにチェンジ。ヘッドロック、リストロックの取り合いから、優宇が逆水平チョップ、モンキーフリップからの腕十字へ。これはカットに遭う。優宇は腕へのセントーンを放って、高瀬と交代。

ギロチンドロップで続く高瀬。腕へのニードロップ、ボディースラムでカウント2。

かわった神童がAKARIに高速ドロップキックを連発。ボディースラムでカウント2。さらに神童もニードロップで追撃する。

劣勢のAKARIだったが、ショルダータックルを放ってようやく梅咲とタッチ。
梅咲が低空ドロップキックを放って巻き返しにかかる。神童も串刺しドロップキックでやり返し、串刺し低空ドロップキックをお見舞いする。カバーするもカウント2。エルボー合戦から梅咲が走る。神童が追走式ドロップキック。梅咲も追走式ドロップキックでやり返し、低空ドロップキックにつなげる。神童もドロップキックでやり返し、高瀬と交代。

優宇&高瀬でダブルのショルダータックル→優宇のセントーン→高瀬のギロチンドロップと波状攻撃。カウント2。続けざまに高瀬がブレーンバスターを敢行。

キックアウトした梅咲がドロップキックでカウント2。エルボー弾でカウント2。ここで進垣登場。
進垣は高瀬の串刺しをかわしてドロップキック。腕を蹴り上げ腕固めへ。なんとか高瀬がロープ。もう一度、進垣はワキ固めを狙う。逃げられると三角締めへ。これを担ぎ挙げて脱出した高瀬。逆水平チョップでやり返す。さらにブーメラン式ドロップキック、串刺しラリアット、セカンドからのジャンピング・エルボーアタックでカウント2。

10分経過。走る高瀬に、進垣がカウンターのワキ固め。腕固めに移行するが、優宇がカット。走る進垣。これを高瀬がパワースラムに切り返し、優宇と交代。

優宇は進垣にショルダータックル。手つなぎ逆水平チョップ、旋回式サイドバスター、セントーンと猛攻。ラストライドの体勢に入るも、これを梅咲が妨害。進垣がチキンウイングアームロックで捕獲する。

ピンチの優宇だったが、コーナーに叩き付けて脱出に成功。ロープに走るもAKARIがドロップキックで妨害する。続けざまに進垣のレッグドロップ、梅咲のミサイルキックが決まり、進垣がカバーする。カウント2。一方、優宇もセントーンを放っていくが、かわした進垣が片足ドロップキック。
続いてAKARIがミサイルキック2連発で攻勢。優宇のラリアットをかいくぐりドロップキック、619を放つAKARI。丸め込みもカウント2止まり。優宇がその場ドロップキックを放つと、神童→高瀬が串刺し攻撃。優宇がキャノンボールで飛び込む。カウント2。

残り5分となり、優宇は進垣&梅咲に両腕ラリアット、AKARIにもラリアットをお見舞いする。キックアウトされると、高瀬のカミカゼ→神童のファンタスティックフリップ→優宇のべあべあーず!(セカンドからのボディープレス)と畳みかけて3カウント!
◎インフォメーション
二上会長「まいど! 15日後の後楽園ホールでHIRO’eちゃん引退します。引退のカードしか発表されていません。でもですね、今年はホントやったら5月11日からはじまる予定でしたCatch the WAVE、コロナですべて吹っ飛びました。ですので、8月16日に開幕戦をやります。今年はコロナのおかげで全部がすっとんだので、まあ考えてたことをやるのですが、ものすごく新生活様式をしたいと思います。なので今年はキュッとCatch the WAVE、いつもは1カ月、2カ月くらいやるんですが、キュッと縮めて2週間で終わります! いいですか? よく聞いてくださいね。日程が8月16日、後楽園ホールが開幕戦。8月23日の新木場1stRINGと9月1日のNAMI☆1。で、あと9月6日の新宿FACEが決勝戦です。4大会で終わります。東京しかやりません。しょうがないです。全部コロナのせいだから。違う団体もいまこれからはじまるみたいなんで。なんとかなんとかなんとかGPみたいなの。かぶらないように、させていただきます。トータルCatch the WAVE12回目です。通常通り、優勝した人は波女の称号と100万円があります。で、今年のメンバーは18人です。18人います。18人出るんですが、普通のリーグ戦をやってしまうと、ほぼ4大会、24時間プロレスになりそうなので、それはやめましょう。で、頭をものすごく捻りました。リーグ戦ではなくて、三つ巴をやろうと思っていました。レジーナは今年出ないそうです。(セコンドにいた野崎に改めて確認)出ない? もう三つ巴はイヤだ?」

野崎「はははははははは」

二上会長「大笑いね、アンタ。去年の決勝見て、私は三つ巴もアリかなと去年思ったんですよね。それでやってみました。三つ巴で、ヤングブロックとおばさんブロックにわかれます。おばさんって言ったら桜花さんに怒られそうなんですけど、三つ巴なので3人、3人、3人、3人、3人、3人の18人。で、ベテランブロック、ヤングブロックが1日で1個ずつ。なので予選が3大会と、決勝戦が1つ。決勝も三つ巴です。でレジーナがいるので言ってしまいますけど、ヤングブロック優勝と、ベテランブロック優勝、2回レジーナ戦があります。2回やけど、どっちかに負けたら1回しかないから。負けないそうです。ヤングブロックで優勝した人もレジーナに挑戦します。で、ベテランブロックで優勝した人もレジーナに挑戦できます。以上です。何か質問はありますか? ないですか? いましゃべっているということは拡散していいですよ。いいですか? せっかく久しぶりにリングに上がったのに、誰も(カメラを)構えてないんですね。誰か撮れや! 撮ってよ!! (撮り始める観客を見つけ)あの人、ええ人やわ。いいですか、10秒ですよー。15秒くらいまでいいですよ。ジャンジャン流してください。野中(リングアナ)は撮ってるの? オッケーです。以上です。今年は18人でキュッとミニマムにやりたいと思います。それと終わったら秋…秋がやってくるかわかりませんけど、夏もどうなるかわかりませんけど、秋くらいにタッグが去年なかったと思うので、今年はタッグができたらいいかなと思います。以上です。あと今日、ちゃんす開けます。もしよろしかったらみなさん来てください」
2、メモリアルwave・5人掛け〜COUNTDOWN LONG BEACH・15日(各10分1本勝負)
①○松本浩代(9分14秒、体固め)HIRO’e●
※ロックドロップ
②○宮崎有妃(6分0秒、外道クラッチ)HIRO’e●
③○旧姓・広田エリザベスさくら(0分14秒、エビ固め)HIRO’e●
※ウラカンラナ
◎再試合
○HIRO’e(0分14秒、カサドーラ)旧姓・広田エリザベスさくら●
◎再々試合
○旧姓・広田エリザベスさくら(9分59秒、ふらふらドーン)HIRO’e●
④○野崎渚(7分54秒、片エビ固め)HIRO’e●
※ノアールランサー・ハイ
⑤○桜花由美(9分53秒、エビ固め)HIRO’e●
※ビッグブーツ


引退まで残すところ15日となったHIRO’eのwave恒例5人掛け。選ばれたのはwave所属4選手(桜花由美、野崎渚、旧姓・広田エリザベスさくら、宮崎有妃)と、本人の希望で松本浩代となった。まずはHIRO’eがリングイン。
①vs松本浩代
最初に呼び込まれたのは松本浩代。松本は爆女王のベルトを巻いて登場する。HIRO’eから「お願いします!」と握手を求めると、松本がガッチリ握り返した。

ゴングと同時にHIRO’eがスピア。2発目は松本が受け止める。3発目も受け止め、ヘッドロックの取り合い。HIRO’eがドロップキックを放ち、ヘアホイップ。そして「ぶっ壊すぞ!」と突っ込むが、松本が迎撃する。「お前最後だからって調子のるなよ!」と松本が串刺しボディーアタックを狙うが、HIRO’eがフロントハイキックで迎撃。逆にHIRO’eが松本をセカンドロップにセットし串刺しボディーアタックを敢行する。カウント2。
反撃に転じた松本が「松本浩代30キロ!」とダブルニードロップ。観客はブーイング。HIRO’eも「もっと重いだろ! 80キロ!」と叫ぶと、松本が張り手。コーナーに登るHIRO’eをパワーボムに切り返そうとする松本。HIRO’eがチンクラッシャーに切り返し、ミサイル発射。サクラ落としでカウント2。

手つなぎエルボーの打ち合いとなる。そしてHIRO’eがバックドロップ。カウント2。HIRO’eが裏カサドーラを狙うが、切り返した松本が逆にカウント2。そのままコンバイン(抱え込み式逆エビ固め)で捕獲する。ニアロープに助けられるHIRO’e。

松本はリバーススプラッシュ式ダブルニードロップで追い打ちモード。ロックドロップを狙うが、HIRO’eが回転エビ固めに切り返す。カウント2。走るHIRO’eに松本がカウンターのバックエルボー。カバーするもHIRO’eが切り返し、カウント2。チンクラッシャーを放つHIRO’eだったが、松本がラリアット。ショートレンジラリアットを敢行。これもカウント2に終わると、最後はロックドロップでトドメ。
②vs宮崎有妃
2人目の選手は宮崎有妃。すでにHIRO’eはヘロヘロ状態。レフェリーに握手をうながされても立ち上がれない。宮崎の方から歩み寄って握手。

試合がはじまっても立ち上がれないHIRO’eに宮崎が「ちょっと大丈夫?」と声をかける。そして「おい松本! お前だろ! 一発目からやりすぎなんだよ!」と抗議すると、リングサイドに残っていた松本が「できるよね?」とHIRO’eに確認。「できるよね、じゃねーよ! あとの3人に謝ってこい。ボロボロじゃねーか!」と宮崎。
と言いつつも、宮崎は介抱するようにしてHIRO’eをコーナー下にセットする。そしてムーンサルトプレスの体勢。これを察知したHIRO’eが投げ落とす。ならばと宮崎は恥ずかし固めへ。そして「HIRO’e、私との試合でやり残したことあるだろ。わかってる?」と、宮崎がラダーをリングへ。すかさずラダーへのブレーンバスターを狙うが、HIRO’eがかわして、逆に宮崎をカニばさみで投下。宮崎の上にラダーが倒れ込むとボディープレスで追撃する。しかし、これはHIRO’eもダメージ。
気合を入れ直したHIRO’eがラダーをロープにセット。その上へのブレーンバスターを狙うが、宮崎が逆に敢行。HIRO’eもラダーの上へのバックドロップでやり返す。
残り5分となり、宮崎がラダーをリング下へ。その背後からHIRO’eが丸め込みでカウント2。さらにカサドーラを狙うが、宮崎が切り返していく。
宮崎がここでグリグリ目突き。首固めでカウント2。最後は外道クラッチで3カウント。
③vs旧姓・広田エリザベスさくら
ゴングと同時に広田がエルボーで突っ込む。これをかわしたHIRO’eがエルボーを見舞ってロープに走る。追走した広田がボ・ラギノール。ウラカンラナで3カウント!?

抗議するHIRO’eに広田は「5人掛けだからこういう試合もあっていいって。もう1回やりたい?」と確認。観客の拍手をもらい、再試合となる。
再試合もゴングと同時に広田がエルボーで突っ込む。これをかいくぐったHIRO’eがエルボーを見舞ってロープに走る。追走した広田がボ・ラギノール。ここまでは同じ展開。さらに走る広田に、HIRO’eが追走し、カサドーラで3カウントを取り返した。

広田「待て、待て。お前これでいいのか? よくないよ。その前に私、勝ったし、そういうテーマじゃないだろ!? 今日のテーマは完全決着だろ。もー、しょうがないな。最後だからね!」
再々試合のゴングが鳴る。広田のボ・ラギノールまではやはり同じ展開。今度はHIRO’eのカサドーラを広田が切り返し丸め込みの応酬となる。いずれもカウント2に終わると、広田が「ちょっと待て。落ち着こう、落ち着こう。落ち着け×3。大丈夫か? こっから、こっから、ここからだよ」と仕切り直す。


腕攻めの攻防を挟んで、広田がロープ渡りでジャンプ。1回目は成功したが、2回目で転落。それでもボ・ラギノールでHIRO’eを場外へ。広田がトペ・スイシーダを狙う。これは失敗。しかし観客の「もう1回」コールに応えて2回目は成功させる。

リングに戻った広田は、宮崎との連係プレス。人間シーソーは返り討ちにあう。流れを変えたHIRO’eはロングビーチへ。逆エビ固めで捕獲する。広田がエスケープすると低空ドロップキックで追撃。

広田もフェースクラッシャーでやり返すと、高田純次狙い。HIRO’eが迎撃すると、広田は「ま、まさか、引退前にやるっていうことか!」と攻守逆転。HIRO’eが高田純次を放ってカウント2。コーナーに登るも、広田が足止め。しかし、ここで広田が「えっ、これもやるっていうの?」とロープ渡りを無茶ぶりする。

HIRO’eがロープ渡りに挑戦するも、広田のようにはいかず。転落したHIRO’eに広田が「6年間お疲れ様!」とときめきメモリアル狙い。必死にガードしたHIRO’eがスピアで攻勢。サクラ落としでカウント2。HIRO’eも「広田さん、いままでありがとうございました!」とボ・ラギノールをやり返す。なおも走るHIRO’eだったが、広田がふらふらドーンで逆転勝利!
④vs野崎渚
4番手はレジーナ・野崎渚。野崎は先輩であり、HIRO’eのよき相談相手。引退試合ではHIRO’eとタッグを組む予定となっている。力比べから野崎が早速、ドルミル狙い。急いでHIRO’eがロープに逃れる。ならばとブレイジングチョップを連発したあと、ハーフハッチでカウント2。
顔面バン!2連発から串刺しビッグブーツ。野崎式串刺しビッグブーツを狙うが、HIRO’eが迎撃する。エルボーのラリーからHIRO’eがショルダータックル、低空ドロップキックをお見舞い。そして野崎の得意技であるおしゃれキック狙い。これが失敗に終わると、HIRO’eは「すみません」と素直に謝罪。逆に野崎が敢行し、ミサイル発射。
ドルミルⅢで絞り上げる野崎だったが、HIRO’eがローリングでなんとかエスケープ。ならばと手つなぎビッグブーツでカウント2。HIRO’eもカウンターのスピアで流れを変えると、ジャーマンSH4連発。これもカウント2止まり。
さらにバックを取るHIRO’eだったが、堪える野崎。HIRO’eが小刻みエルボーからもう一度、ジャーマンSHへ。走るHIRO’eに野崎がカウンターのノアールランサー、そして「親友!」と叫んでからノアールランサー・ハイと畳みかけて3カウント。
⑤vs桜花由美
waveのラスボス・桜花由美が登場。これまでHIRO’eはほぼ全敗。握手をかわしてゴングとなる。開始早々、桜花がビッグブーツで飛び込む。キックアウトされると、串刺しビッグブーツで飛び込んで行く。カウント2。無道で捕獲する。ロープに逃げられると、ニードロップを投下する。キャメルクラッチへ。
堪えたHIRO’eがチャーシューで反撃開始。低空ドロップキックをお見舞いする。ブレーンバスターでカウント2。ここでHIRO’eは「おっしゃー、行くぞ!」と改めて気合。串刺しスピアでやり返す。
コーナーに押し込むHIRO’eだったが、桜花がパワーボムで叩き付けるとケンカキック。カカト落としでカウント2。そして、タイガーSHの体勢。堪えたHIRO’eが低空ウラカンラナからロングビーチへ。

なんとか桜花がロープ。ミサイルキック、スピアで追撃するHIRO’e。そして再びコーナーに追い詰めチンクラッシャー。サクラ落としでカウント2。

残り3分のコール。桜花のビッグブーツ、HIRO’eのエルボー弾がラリーとなる。そしてHIRO’eがボディーブロー。走る桜花にHIRO’eがスピア、バックドロップでカウント2。ジャーマンSH、裏カサドーラはいずれもカウント2。正調カサドーラを狙うが、コレを押しつぶした桜花がカウント2。ビッグブーツもカウント2止まり。
仕留めにかかる桜花に、HIRO’eがカサドーラ。キックアウトされると今度はHIRO’eが走るも桜花がネックハンギングボム。カウント2。ならばとショートレンジのビッグブーツ。最後は正調ビッグブーツでトドメを刺した。
◎エンディング
試合後、桜花がHIRO’eを抱きしめると、会場からは拍手。そして野中美智子リングアナウンサーから5人掛けのトータルタイムが43分47秒と発表されると、さらに大きな拍手が沸き起こった。

HIRO’e「5人掛け、無事に完走しました! 引退する人といえば、5人掛けがあるwave。私にも5人掛けあって、まずやるなら絶対に5人、絶対完走したいって思っていました。無事にまず完走できて、うれしいです。でも! 広田さんにしか勝てなかったー!」
広田「私も勝ったわ!」

HIRO’e「知らねー! ほかの人からも勝ちたかったけど、壁はまだまだデカかったーーー! あと引退まで16日、正面アッチか。もうわからない…。16日あるので、もう試合するのは広田さんだけなので、今日倒せなかった人のぶんまで広田さんを次、メタメタに、透明人間とともにやってやりたいと思います。5人掛け受けてくれてありがとうございましたっ!(桜花に促される)いまの気持ち? えっ? 無事に完走できてうれしいです、ただそれだけです。あと、私が出るwaveの大会は名古屋と引退の後楽園だけになります。東京はもう後楽園ホールだけなので、今日来てる方、ぜひ絶対に来てください。最後までたくさんの人に応援してもらって引退したいなと思っています。YouTubeを見ている方もぜひ見に来てください! あっ、松本さん、そうです。いつもの締めがありまして、私が『これが』って言ったら、一緒に『waveだ!』って叫んでください、お願いします。それではみなさん行きます。これがwaveだーーー!」
◎バックステージ
——5人掛けいかがでしたか?
HIRO’e「イヤー、すごいですね。5人掛けって、昨日『5人掛け明日だな』と思っていままでやってきた人を想像して、前回、私の前に5人掛けをやった大畠美咲さんに連絡をしたんです。『いよいよ明日5人掛けです』って。私の思いをさんざん書いたら、『日記みたいなLINEがきた』と言ってピシャっとされたんですけど、頑張ってと言われたので、無事に完走できたとまた感想を送りたいなと思います」

二上会長「いま韻、踏んだ?」

HIRO’e「韻踏んでました?ぜんぜん気付いてない。わお!」

——一人目、松本選手だったが。

HIRO’e「いやー、一人目で良かったと言えばいいのか、普通だったらもっとボロボロだったと思うんですけど、松本さんとはリブートの前の大会で対戦して、リブートしてからは対戦することはなかったんですけど、やっぱり最後、当たりたいなって。わーっていうのを体感したいと思って。選ばせていただいて、もう5人掛けで1本目だと言うのに、ボロボロで(苦笑)。それだけやっていただいて逆に感謝です。

——雨、降らなかったですね?
HIRO’e「雨、どうしたんでしょうかね? しかも梅雨明けという、雨が上がるという。不思議でしょうがないんですけど、たぶん何かの奇跡が起こってしまった? たぶん私の5人掛けをたぶん天気が晴れて、みんないっぱい来るようにという願いで晴れたと思うんで、私のおかげだと思います。この晴れは!」

——残りは?
HIRO’e「残り…えーっと、あと5試合かな」

——引退の実感は?
HIRO’e「はい。いや、今日5人掛けがすごい実感して、一番すごいわーって思ったのが、最後に桜花さんが出て来たときが、一番すごく『わー、桜花さんともこれ最後なのか』って。『顔面すげー蹴られてイテーけど、最後なんだ』と思ったら、すごいわーっと気持ちがあふれました。でも、容赦なかったです、桜花さんは」

——あと2週間となった引退ロードで意気込みは?
HIRO’e「2週間であと5試合。その中でも引退2日前には尾崎魔弓選手がいたり、その前にはすごい移動での連戦があったりと、すごいプロレスラーらしい日々がまだ待っているので、ケガをせず最後の16日を迎えられるように頑張りたいと思っています」