2020.12.01
「NAMI☆1~Dec.~’20」
1、ゴキゲンwave(20分1本勝負)
○高瀬みゆき&梅咲遥(10分0秒、横十字固め)米山香織&青木いつ希●
土壇場での大幅なカード変更となった今大会。第1試合は、高瀬みゆき&梅咲遥のLuminous(ルミナス)と米山香織&青木いつ希のタッグマッチでスタートとなった。
青木がいつものように元気な声で「よろしくお願いしまーーーぁす!」と握手を求めると、米山も続く。警戒しながらルミナスが応じるその瞬間、手を引く青木&米山。カチンと来たルミナスが奇襲を仕掛けて、試合がスタートとなる。
ルミナスは米山&青木にトレイン攻撃。青木にダブルのフェースクラッシャーを決める。ポーズをキメようとするが、背後から米山が妨害。逆に青木&米山がダブルのガットショット。高瀬を捕獲し、米山「ルミナス」青木「ルミナスとき」米山&青木「ルミなさない」と三段活用。
そのまま青木が「ルミなさない」と張り付けボディーアタック→ダブル・ニーアタックでカバーする。続いて米山がキャメルクラッチ。耐えられると「本日、欠場となってしまった桜花由美のビッグブーツ行くぞー!」と串刺しビッグブーツを敢行。高さは足りないが、会場を盛りあげる。
走り込んでの一撃は、梅咲が妨害。そのままルミナスがダブルのドロップキック、エルボードロップを決める。
かわった梅咲がドロップキックで追撃。そして弓矢固めへ。耐えられるとネックブリーカードロップでカウント2。一方、米山もモンゴリアンチョップ、グルグルパンチ、クロスチョップを放つと、「今度こそ桜花由美のビッグブーツ行くぞ!」と飛び込むが、梅咲がキャッチ。高瀬が助けに入る。
ルミナスはダブルのクローズラインを狙うが、米山がフロントキックでかわして、桜花ばりのフェースクラッシャー!
続いて青木vs梅咲となり、青木がショルダータックル、串刺しバックエルボーをお見舞い。フェースクラッシャーからフットスタンプ、ボディープレスと波状攻撃を仕掛けて行く。これをキックアウトされるとテキサスクローバーホールドへ。耐えた梅咲がクロスボディーを敢行。青木がキャッチすると、背後から高瀬がドロップキックで梅咲を援護する。キックアウトされると、梅咲のドロップキック、ネックブリーカードロップが決まる。続くブレーンバスターは米山がカット。
かわった高瀬は逆水平チョップを連発。串刺しラリアット、ジャンピング・エルボーアタックにつなげる。カウント2。高瀬は「決めるぞー!」と担ぐも、青木が着地。ならばと高瀬はエルボー弾からロープに走るも、青木がカウンターのコンプリートショット。ショートレンジラリアットでカウント2。
今度は青木がロープに走るが、梅咲がドロップキックで妨害。そのままルミナスがツープラトンのブレーンバスターの体勢。これを米山が妨害する。ならばとルミナスは青木&米山に同時にドロップキック。さらにセカンドからのドロップキックを連続発射させる。勢いに乗る高瀬がカミカゼ→セカンドからのギロチンドロップにつなげる。カウント2。
ルミナスはトレイン攻撃を狙うが、青木が米山をファイアーマンキャリーで担いで、ルミナスを迎撃。高瀬におんぶプレスを放って形勢逆転。コーナー攻撃を狙うが、米山と青木は同時にコーナーに上がってしまい、互いに譲らず。
チャンスとばかりに高瀬が2人をコーナーから落とす。そして青木をファイアーマンキャリーで担ぐも、青木が切り返しエビ固めの応酬に。いずれもカウント2。走る青木に高瀬がカウンターのラリアット。米山のセントーンの誤爆を呼び込み、最後は横十字固めで3カウントを奪った。
試合後、米山がマイク。
米山「いつ希ちゃーん、コスチュームお揃いみたいだし。あの今日はね、ちょっと残念だったけど、私たちこれからルミなさないとしてやっていくのがいいと思うんだけど、どうかな?」
青木「ルミ…なさないは楽しかったけどぉー、セントーン忘れたんですか? 自分で上に乗ったセントーン!」
米山「これからこれからルミなさない」
青木「ヤダー! 私には凛ちゃんっていう激戦をともに闘った友達がいるので、ルミなさないは、あのー、いつか×4、でいいです。だってセントーン痛かったから…。でも、今日はありがとうございました!」
米山「お前のことなんてぜんぜん好きじゃないから。好きじゃないのに振ったみたいにするなーーー!」
2、ヤングwave(15分1本勝負)
○笹村あやめ(9分0秒、エビ固め)金子夏穂●
※パンダカッター改
2AWの笹村あやめとセンダイガールズの金子夏穂がシングルマッチで激突。序盤はリストロックやヘッドロックを巡る攻防。
金子がショルダータックルで仕掛ける。ロープに走るが、笹村がドロップキックで迎撃し、重いフォアアームでご挨拶。さらに笹村は張り付けレッグドロップでカウント2。
ファアアームの攻防を制した笹村がボディースラム。スリーパーで捕獲する。なんとか金子がロープ。
笹村はもう一度、ボディースラム。金子もガットショットから首固めに切り返す。スクールボーイでカウント2。そしてバックエルボー2発をお見舞いする。返されると逆片エビ固めへ。これは笹村がロープ。
再びバックエルボーを放つ金子。そして、コーナーポストに自ら頭を叩き付けて気合を入れ直すと、ジャンピング・ヘッドバット2連発。ボディースラムでお返しする。そして押さえ込みへ。いずれもカウント2。ロープに走るも、笹村が追走式バックエルボー、ショルダータックルでカウント2。
フォアアームの打ち合いで、気迫を見せる金子だったが、笹村が大外刈り。垂直落下ブレーンバスターにつなげる。ミサイルキックもカウント2止まりに終わると、パンダカッター改でトドメを刺した。
3、カオスwave(15分1本勝負)
○フェアリー日本橋(10分0秒、横入り式エビ固め)マドレーヌ●
12月13日に引退するフェアリー日本橋の正真正銘のラストwave。そのフェアリーが引退までにどうしてもやっておきたい相手として挙げたのが、ワールド女子プロレス・ディアナのマドレーヌだった。
フェアリーはいつものスタイルではなく、ブラックバージョンで登場。ステッキのほかに釘バットを持参する。
マドレーヌが握手を求めるが、フェアリーが拒否してゴング。格闘技スタイルのフットワークを見せるマドレーヌだったが、フェアリーが遮るように自己紹介。
フェアリー「我が名は、ギャンブル狂いの漆黒の堕天使・フェアリー。そなたも自己紹介を」
マドレーヌ「やってみたかったんですぅー! 私はメルヘン王国出身の8歳、マドレーヌです!」
握手を求めるマドレーヌだったが、フェアリーは「うるさーい!」とガットショットから首投げ。そしてコスチュームのファーで首を絞める。Tommyフェレリーが注意すると、今度は釘バットを持ち出すフェアリー。これもTommyレフェリーが厳重注意。
素直に応じるフェアリーに、マドレーヌがカニばさみ。そしてお転婆ダッシュでカウント2。フェアリーも「お待ちになって、いまのコレ、面白そうじゃない。私にもさせてちょうだい」と、フェアリーがお転婆ダッシュ。やりきったフェアリーは「私、もう満足だわ。試合アナタがスリー取って終わらせなさい」と仰向けになる。
マドレーヌがカバーするも、カウント2で引き起こし「まだ魔法も使ってないじゃないですか!」と諭す。するとフェアリーが思い出したかのように「魔法? すっかり忘れてた。みなさん、私は魔法が使えるんです」と釘バットを持ち出す。間違えたことに気付いてステッキに持ち変える。「この魔法のステッキを振ったら人間が跳びます。8歳によく効く魔法」とステッキを振ると、魔法がかかりすぎて止まらないマドレーヌ。
フェアリーもその威力に戸惑いながらも、ステッキポンでカウント2。フェアリーは「まだ特別な魔法があります。8歳が老いぼれになる魔法!」と、ステッキを振るも寸前でかわしたマドレーヌがスクールボーイ。だが、Tommyレフェリーがかかってしまい、カウントにいけない。
慌ててフェアリーが魔法を解くと、もう一度マドレーヌがスクールボーイ。復活したTommyレフェリーがカウント2を叩く。ここでマドレーヌは側転からのバックエルボーを叩き込み、さよならトレインを呼び込む。だが、コロナ対策もあったのか、セコンドはほとんどナシ。一人でトレイン攻撃を繰り返すマドレーヌ。
しびれを切らしたフェアリーが「一人しか来ねーじゃねーかよ!」とガットショット。ブレーンバスターを放って「もう終わらせてやるよ」とコーナーに釘バットをセットし、マドレーヌをハンマースルーしようとしたが…寸前でマドレーヌが切り返し、フェアリーが自滅。倒れ込むフェアリー。
マドレーヌ「フェアリーさん、そんな…そんな嘘だろ? フェアリーさん、フェアリーさん!」
フェアリー「私はもうダメだ…。しかし魔法があれば助かるかもしれない」
慌ててマドレーヌがステッキを渡す。
フェアリー「しかし、いまの私の魔力では魔法が使えない。魔法を使うのはお前だ…(ステッキを手渡す)」
マドレーヌ「フェアリーさーーーぁん! オレが、オレがフェアリーさんを生き返させる!」
魔法に挑戦するマドレーヌだが、フェアリーは生き返らず。
マドレーヌ「魔力が足りない×2、会場のみんな! 両手を上にあげてオレに魔力をわけてくれ。みんなの魔力をオレにわけてくれ!(観客が手をあげると)魔力を感じる、魔力がたまってきた。蘇りの魔法、ドン!」
フェアリーを生き返らせることに成功したマドレーヌ。抱きつきにいったところをフェアリーがスクールボーイでクルリ! 3カウントが入ってしまった。試合後、フェアリーがマイクを握る。
フェアリー「マドレーヌ、今日は来てくれてありがとう。そして、どうやら私が蘇ったのはお前の魔法の力のようだ。私は12月13日に引退します。私が引退したらプロレス界で魔法を使うのはアナタよ。さこの魔法のステッキを……」
マドレーヌ「お待ちになって×2。今夜のおやつよ」
ステッキとお菓子の花束を交換すると、フェアリーが「以上、第3試合でした」と締めくくった。
4、GOTO NEXT wave(60分3本勝負)
野崎渚&DASH・チサコ(2−0)宮崎有妃&旧姓・広田さくら
①○チサコ(7分9秒、首固め)広田●
②○野崎(14分43秒、片エビ固め)広田●
※ノアールランサーハイ
今大会よりNEXTトーナメントが開幕する予定wave。ところが出場予定のマーベラス・門倉凛が新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者となり、またPURE-J・中森華子もコロナに感染。トーナメントは延期となり、12・18新宿でワンデートーナメントとして改めて開催されることとなった。
そんななか迎えたメインイベントは、野崎渚&DASH・チサコと、waveの名タッグチーム・奇跡(宮崎有妃&旧姓・広田さくら)との一戦。レジーナの野崎を除き、みなNEXTトーナメントにエントリーが決まっているだけに、どの対戦も注目が集まる。
先発はチサコvs宮崎。ロックアップで宮崎が押し込もうとすると、エプロンでは広田がボ・ラギノールで待ち構える。なんとか回避しようと耐えるチサコ。野崎がブレイジングチョップで助けに入るも、その弾みでチサコが飛ばされ、早速ボ・ラギノールの餌食となる。
続いて宮崎が野崎に恥ずかし固めの体勢。チサコがイスを持ってカットに入ろうとする。気付いた宮崎もイスを持ち出す。だがTommyレフェリーに注意された宮崎が素直にイスを手放す。チサコも自コーナーに置きに戻ったところを、背後から宮崎がガットショット。チサコも応戦しドロップキック、フォアアームでお返しする。ネックブリーカードロップはカウント2。
かわった野崎が串刺しビッグブーツで飛び込むが、これを寸前でかわす宮崎。野崎のおしゃれキックもかわすと、広田がすかさず野崎にボ・ラギノール。宮崎が張り付けラリアットにつなげる。そして、「動画の準備をしろーーー!」とアピールしてからの恥ずかし固めへ。なんとかチサコがカット。
劣勢の野崎だったが、ブレイジングチョップで攻守を入れ替えると、鎌固めへ。宮崎がこれを回避し、広田と交代。
広田は野崎にスイングDDT。そして宮崎が野崎を逆立ち開脚させると、広田がボ・ラギノールで野崎の誕生日をお祝い。
野崎は「カンチョーばかり! アナタの超本気、見せてくださいよ」と走るが、広田がボ・ラギノールで迎撃。広田は「これがワシの本気じゃけぇぇせ!」と、野崎の歳の数だけボ・ラギノール。すぐさま広田はシャイニング・ウィザードの体勢。だが、野崎がガードし顔面バン!
すかさずチサコがフロントハイキックで出ていくも、広田がかわしてボ・ラギノール。のけ反るチサコだったが、走る広田に電光石火の首固めで3カウント! 1本目を先取した。
すぐに2本目がはじまり、チサコが広田にフロントハイキック。今度は広田もフェースクラッシャーを放って、宮崎と交代。
宮崎はチサコをコーナーにハンマースルーしようとしたが、形勢を入れ替えたチサコが野崎とトレイン攻撃。串刺しフットスタンプでカウント2。
かわった野崎が鎌固めへ。耐えた宮崎がDDT、キャメルクラッチで捕獲すると、広田がロープワークからの「絞れ、絞れ!」で応援する。宮崎は逆片エビ固めに移行する。ロープが近づくと、腰へのレッグドロップ。再び逆片エビ固めへ。苦しんだ野崎がなんとかロープ。
野崎がフォアアームを打ちながら立ち上がる。しかし、宮崎がヒザ蹴りでカウント2。野崎も串刺しビッグブーツ、ハーフハッチで反撃。キックアウトされるとチサコがミサイルキック、低空ドロップキックで続く。
そしてチサコ&野崎でツープラトンのブレーンバスターを狙うが、宮崎が逆に敢行。ここで宮崎はイスをコーナーにセットすると、チサコを投下しラリアット。カウント2。バックを取るチサコ。フェイントを入れつつ活路を見いだそうとするも、すべて読んだ宮崎が投げっぱなしジャーマンでコーナーホイップ。
続く広田がシャイニング・ウィザード、ボ・ラギノールでチサコを場外へ。野崎が助けに入るも、その野崎も場外に落とすと、トペ・スイシーダの体勢。だが、これは失敗。
チサコがコーナーに登ると、広田は「えっ、チサコ? お前がやるっていうのかーーー!」とロープ渡りをムチャぶり。チサコが転落すると、「チョー、ダセーの!」と小馬鹿にする広田。怒るチサコに広田はボ・ラギノールで追撃。チサコも首固めであわやの場面。キックアウトされると低空ドロップキックにつなげる。
野崎がミサイルキックで続き、バックを取る。これを脱出した広田が走ると、野崎がビッグブーツ。広田も追走式ボ・ラギノールで応戦する。野崎はもう一度、ビックブーツを叩き込みロープに走るも、エプロンから宮崎が妨害。すかさず広田がボ・ラギノール! ここで広田は誤爆を誘うとサクラライトを狙う。未遂に終わると逆に野崎はスリーパーからフェースクラッシャー、ランニング・ダブルニーアタック、ノアールランサーハイで追い込む。返されると、もう一発叩き込むも、今度は宮崎がカット。
すぐさま野崎はドルミルを狙うが、これも宮崎がカットする。ならばとチサコがイス攻撃で宮崎を排除。改めて野崎が広田にドルミルへ。なんとか広田がロープ。手つなぎフロントキックもカウント2。野崎は「終わりだ!」と走るも、広田がふらふらドーンでカウント2。
ダブルを狙う野崎&チサコに宮崎がダブルハンドのラリアットで援護射撃。朦朧とするなか広田は野崎に裏拳、へなーらサンセット。カットに入るチサコに広田がボ・ラギノール。ここで広田は今度こそはのサクラライトを敢行。これもチサコがカットする。
野崎が息を吹き返し、カウンターのノアールランサーハイ、後頭部へのノアールランサーを叩き込む。返されると、最後はチサコのホルモンスプラッシュのアシストからダメ押しのノアールランサーハイで3カウント!
◎エンディング
野崎「60分3本勝負、3本勝負ってこんなもんでしたっけ、広田さん! 私、9月にタイトルマッチやってから、もう1回今度は大きい場所で広田さんともう一度、タイトルマッチやりたいってずっとずっと熱い思い、言ってきたけど、こんなんだったんですか? 広田さんの超本気、まだまだあったんじゃないんですか? 18日、NEXTワンデーですよ!? このメンバーから勝ち上がって今度こそ超本気の広田さん、期待しています。あと宮崎さん、別にwaveの選手だから出てもらうってわけじゃないですからね。7月できなかったこともあります。もちろん宮崎さんともやりたいし、チサコ! 同期として今日は組んだけど年末の後楽園、チサコともやりたい。みんな18日ワンデー勝ち上がって、27日最高の舞台でこの私の大事なベルトをかけてやりましょう。で、一人、PURE-Jの中森華子選手ですが、リリースがあったとおり、コロナウイルス陽性反応が出てしまったということで、本当に非常に残念ですが、今回のトーナメント、中森華子は欠場という形で、すごく同期として15周年イヤーということで本当に出てもらいたかったんですけど、かわりに10月DUAL SHOCK WAVEでタッグパートナーを務めてくれたSAKIちゃんにNEXT出ていただくことになりました。18日のトーナメントの抽選は当日なのと、それまでにみなさんに1回戦で通常ルール+好きなルールを選んで言いという特別枠が3つあるので、18日までに全員好きなルール、考えておいてください。よろしくお願いします。ということで、12月1日ナミイチいかがだったでしょうか!?(広田を見て)立て…ないですね、大丈夫です。えー、桜花さんは元気なんですが、今日は大事をとって欠場ということで、次回のwave12月18日新宿FACE大会ではまた元気な姿を見せてくれると思うので、みなさん楽しみにしてといてください。しめます。いいですか、いいですか? まあいいです、行きます、これがー、waveだーーーっ!」
2020.11.21
「KABUKI-CHO WEEK ENDER Nov.」
日時
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11月21日 土曜日
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観衆
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181人※満員
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場所
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1、スクランブル5wave(時間無制限勝負)
○笹村あやめ(10分13秒、オーバー・ザ・トップロープ)SAKI●、高瀬みゆき●
※退場順=梅咲遥、佐藤綾子、SAKI&高瀬みゆき
第1試合は、佐藤綾子vs SAKI vs高瀬みゆきvs笹村あやめvs梅咲遥による5WAYマッチ。オーバー・ザ・トップロープルールに、負け抜け勝ち残りルールが採用された。
はじめに標的になったのはWWWD世界王者の佐藤。みな示し合わせたかのように佐藤に向かって同時にガットショット!
トレイン攻撃で早々に離脱させる。
続いてルミナス(高瀬&梅咲)がSAKI&笹村にドロップキック。しかし、復活した佐藤が背後から梅咲にスクールボーイ。カウント2。梅咲がティヘラで佐藤をロープ際へ。ここでオーバー・ザ・トップロープを巡る攻防となったが、みなセーフ。
リング上はSAKIvsルミナスとなり、SAKIがルミナスにフェースクラッシャー。そのまま高瀬にカンパーナを極める。救出した梅咲がSAKIにスクールボーイ。しかし、高瀬が梅咲に裏切りのスクールボーイ!? ルミナスに不穏な空気が流れ、エルボーの打ち合いに発展。佐藤が止めに入るが、これはルミナスのフェイントだった。
だが、佐藤もルミナスにドロップキックを放って、笹村VS佐藤へ。笹村がショルダータックルを決め、佐藤の上にSAKIを投下。その上にフットスタンプを放つ。SAKIも笹村にファルコンアローでカウント2。
続いて佐藤vsSAKIとなり、SAKIがブレーンバスターを敢行。佐藤もお盆攻撃で流れを変えると、丸め込みの応酬に。そこに梅咲がラ・マヒストラルを仕掛けるが、逆に押しつぶした佐藤が3カウント! しかし、すぐに他の選手が佐藤を押さえ込み、佐藤も退場となった。
リング上は高瀬、笹村、SAKIの3人に。高瀬はアクトレスガールズを強調し、SAKIとの共闘路線をアピールするが、逆に孤立。コーナーホイップされるも、SAKI&笹村にドロップキック。さらに高瀬のジャンピング・エルボーアタックが笹村に決まる。
するとズル賢い笹村は高瀬側に寝返り、SAKIにトレイン攻撃。笹村の大外刈り+高瀬のラリアットが決まる。ここで高瀬がSAKIにカミカゼ。だが、笹村がすかさずSAKIをカバーする。
裏切り行為がバレて笹村が孤立する展開に。高瀬のギロチンドロップはカウント2。エプロンに逃れる笹村。高瀬&SAKIがロープ越えのブレーンバスターを狙うが、笹村が逆に高瀬&SAKIをDDTで引きずり込み、オーバー・ザ・トップロープ勝ちを収めた。
2、ド・コミカルwave(時間無制限1本勝負)
○フェアリー日本橋&チェリー(場外戦中)宮崎有妃&旧姓・広田さくら●
ZABUNグループのOSAKA女子プロレスに所属していたフェアリー日本橋(現在はフリー)が12月13日をもって引退。今大会が“最後のwave”ということもあり、通常はフリー選手を上げない方針のwaveだが、今回は特別にフリーのチェリーをパートナーに抜擢し、さらにはwaveの名コミカルタッグチームの奇跡(宮崎有妃&旧姓・広田さくら)が対角に立つというスペシャルなカードでフェアリーを送り出すことに。
リングインした広田が早速マイクを握る。「この試合のタイトルはド・コミカルと銘されています。そして、フェアリーちゃんがwave最後、出てくれました。特別に最後だからチェリーさんもありがとう。そんな今日、本当にスペシャルです。おそらく最後。この最後の闘い、ド・コミカルで完全決着つけたいと思います! 時間無制限、反則OK、場外カウントなしのコミカルデスマッチルールだ!」と提案すると、セコンドの桜花社長がOKマーク。20分1本勝負から、時間無制限1本勝負に変更されてスタートとなった。
まずはフェアリーが恒例の自己紹介。チェリーも続く。しかし宮崎は無視してラリアット。回避したフェアリーが「お待ちになって。この試合はド・コミカルwave。この試合にラリアットは必要ありません」と魔法のステッキを持ち出す。宮崎を魔法で投げようとしたが、宮崎には効かない様子。するとフェアリーは「キレイな人にはよくかかる魔法なのになぁ…」と首をかしげる。もう一度、ステッキを振るも、それでも宮崎は微動だにしない。困ったフェアリーが「キレイで若い人にはよく効くのになぁ…」とつぶやくと、味方のチェリーが魔法にかかりまくって、受け身を取りまくる……。
試合を再開させた宮崎はガットショットからフェアリーを逆立ち状態に。広田がボ・ラギノールを連射。反撃するフェアリーはステッキで宮崎のスネをコツンと叩いて、その隙にチェリーと交代。
かわったチェリーは「カメラの準備をしろーーー!」と、自ら恥ずかし固めにかかりにいくが、宮崎はビッグヒップ。チェリーはもう一度挑むも、宮崎は「するか、ボケッ! 13年くらい前から賞味期限は切れてるんだよ!」とバッサリ。それでも諦めないチェリーは「ふざけんじゃねー! 私の恥ずかしがってる姿がみんな見たいんだよ!」と宮崎の足をガンガンと踏みまくる。そして「熟女が熟女にドーン!」を狙うが、宮崎がガード。逆に宮崎が「豊満熟女が熟女にドーン!」をチェリーに決める。
宮崎がルーティーンのように恥ずかし固めの体勢。思いとどまるも、フェアリーが魔法をかけると宮崎はついに恥ずかし固め! 嬉しそうに恥ずかしがるチェリーだったが、広田がカットする。
かわった広田は高田純次を狙うが、チェリーがガード。逆にチェリーが高田純次の体勢に入るが、広田も迎撃。そして「年齢制限ができて、お前にはやる資格はねーんだよ。フェアリー、ラスト高田純次やってみろ!」とフェアリーに振る。フェアリーは高田純次からチェリーとのダブルエルボードロップを成功させる。
続いてフェアリー&チェリーは「スピリチュアルパワー!」という怪しい動きの念を送り広田を壊しにかかる。だが、これは宮崎が身代わりとなる。ならばとフェアリーは単独のスピリチュアルパワーを送るが、チェリーに誤爆してしまう。
攻守が入れ替わり広田は犬神家で反撃。吸引されていくフェアリーだったがステッキで広田の股間を強打し回避。ひろまない広田は「最後にwaveに参戦本当にありがとう。思い出のあるヤツ上がって来い!」とさよならトレインを呼び込むが、誰も上がらず!? 仕方なくセコンドの笹村が「思い出はありませんが」と串刺し攻撃。リング上の選手だけでトレイン攻撃を成立させた。
続いてチェリー&フェアリーでダブルのブレーンバスターの体勢。これは広田が回避し、トペ・スイシーダを3回トライするも、3回とも失敗。そのまま場外戦となり、会場外へと消えていく4選手。場外カウントがないため、戸惑うTommyレフェリー。選手たちの戻りを待っていたが、本部席の二上美紀子会長が「次の試合に行きましょう」と大会を続行させた。
3、Regina di WAVE~WAVE認定シングル選手権試合~(30分1本勝負)
<王者>○野崎渚(17分43秒、変形三角締め)進垣リナ●<挑戦者>
※第15代王者が5度目の防衛に成功
第2試合がどこかで続行されているまま、リング上では第3試合がスタート。レジーナ・野崎渚の5度目の防衛戦の相手は、2AWの進垣リナ。野崎は11・1新木場でおこなわれたDUAL SHOCK WAVE3WAYトーナメントで、進垣のSBTロックⅡにまさかのギブアップ負けを喫している。現レジーナとしては一日も早く、進垣に雪辱を果たしておきたいところだ。
試合はリストロックの取り合い、ヘッドロックの取り合いと慎重な滑り出し。進垣がグラウンドに持ち込みヘッドシザース。脱出した野崎がグラウンドでヘッドロックを極める。なんとか進垣がロープ。
だが、野崎がリング中央に戻して首極め式のリバース・インディアンデスロック。耐えられるとケンカキックで追撃する。さらにおしゃれキックを狙うが、かわした進垣が場外戦を挑む。野崎がビッグブーツを放って先にリングに生還。
進垣は場外カウント18でなんとか戻る。野崎がハーフハッチで追い打ちをかけ、変形ネックロックへ。耐えられるとドルミルⅡの体勢。
これを進垣が切り返しヒザ十字で形勢逆転。なんとかしのいだ野崎は小刻みエルボー。進垣はアームブリーカーで応戦する。そしてワキ固めへ。低空ドロップキックからコーナーに向かうが、野崎が足止め。雪崩式ブレーンバスターにつなげる。起き上がれない進垣に、野崎がスリーパー。かろうじて進垣がロープに逃れる。
進垣はヒザへのレッグドロップで反撃。しかし野崎も下から三角締めへ。耐えられると、ノアールランサーハイを狙うが、これを進垣がヒザ十字で捕獲する。ニアロープに助けられる野崎。
進垣はダイビング・ボディーアタックで追撃にかかる。キックアウトした野崎がドルミルを狙うが、切り返した進垣が丸め込み技からヒザ十字へ。耐えた野崎が至近距離からのビッグブーツ、そしてノアールランサーを敢行。ノアールランサーハイでも決まらない。もう一発ハイを叩き込んだ野崎は、カバーにいくも、そこからあえての変形三角締めに移行し、ギブアップで雪辱を果たした。
◎野崎のマイク中、第2試合が……?
5度目の防衛に成功した野崎がマイク。「20代最後の日にV5達成しました! 進垣!」と呼びかけたところに、第2試合中の奇跡vsフェアリー&チェリーが雪崩込む。よくよく目をこらすと、広田が押す台車の上で、宮崎がフェアリーに恥ずかし固めを掛けている。遅れて現れたチェリーは包帯だらけ…。どうやらバックステージでかなりの死闘が繰り広げられていたようだ。
リングに戻った広田はフェアリーにロープ渡り。そんななか野崎は何事もなかったようにマイクを続けている。広田が転落するとフェアリーがすかさずスクールボーイ。これは宮崎がカット。すぐさま宮崎がムーンサルト・プレスを投下させる。だが、寸前でかわされ自滅に。
広田vsフェアリーへ。その間も、野崎のマイクは続き、野崎は進垣との再戦を約束したのだが、進垣は「野崎さん、私、集中できない…」と試合だけでなく、こちらもギブアップ状態。
そんな時、フェアリーが秘伝☆でんでんクラッチで広田を丸めて、40分を越える熱戦に終止符が打たれた……。
2、ド・コミカルwave(時間無制限1本勝負)
○フェアリー日本橋&チェリー(43分7秒、秘伝☆でんでんクラッチ)宮崎有妃&旧姓・広田さくら●
広田「フェアリー、本当に引退しちゃうんだね。私は直接育てたわけではないけれども、縁があって最後にwaveに出てもらって対戦することができました。完全決着、本当にありがとう! ささやかだけど、waveからフェアリーちゃんにいままでの感謝を込めてプレゼントがあるので受け取ってください。チェリーちゃんも本当にあとで病院行ってください」
フェアリーに花束が渡される。
フェアリー「ありがとうございます。まさか、こんなサプライズがあるとは思いませんでした、非常に言いにくいんですけども、最後のwave参戦とのことなんですが、昨日、私、二上会長と一緒にちゃんすに入ったんですけど、12月1日も参戦することになりました。なので、12月1日もラストフェアリーよろしくお願いします。このお花はハッピーバースデー(と野崎に渡す)」
野崎「ありがとうございました。整理がつかないんですけど…、ベルト防衛しました……(広田に向かって)『セコンド付いてくださいね』って言ってたんですけど、覚えてます?」
広田「あー、そうだったね」
野崎「いないなぁって思ったら…」
広田「試合中だったの」
野崎「どういうことですか?」
広田「試合してたから」
野崎「何してるんですか?」
広田「いま見てたでしょ、負けちゃったの」
野崎「NEXT頑張るって約束しましたよね!?」
広田「した、した。頑張るよ。試合中だったからしょうがない。それは頑張るけど、頑張るよ、頑張る、頑張る」
野崎「(激闘のすえに崩れまくっている広田の顔を見て)顔が…(苦笑)。そんな血を出しながら頑張った結果、負けちゃったら仕方ないですね。でも、今日でDUAL SHOCK WAVEのトーナメントが終わって、次、いよいよはじまりますよ、NEXT」
広田「あぁぁぁ…」
野崎「なんですか、その顔!」
広田「だってさ、みんなは挑戦とか言ってさ、私は勝ち抜いて優勝してから挑戦できるんでしょ?」
野崎「広田さんならできる!って何回も言ったじゃないですか! 大丈夫! 血を流しても頑張れるんだから」
広田「やる方の身にもなってよ! だって誰がでるかわからない…」
野崎「待ってください、待ってください。私、去年のNEXT、当時ベルト持ってた彩羽に勝つために自分のトーナメントだと思って、去年のNEXT優勝したんです。今度は広田さんの番です。もう一度、やりたいんです。後楽園で広田さんと! なんでこの気持ちがわからないんですか!」
広田「(観客は手拍子)えーぇぇぇ…(しぶる広田だったが)やる気が出て来たーーー!」
野崎「凄いよ、みんな、凄いよ!」
広田「えぇぇー、マジで? すげー大変じゃん、優勝すんの!」
野崎「大丈夫、広田さんならできます。頑張ってください。ということで、なんか凄い間リングにいる気がしますが、無事、30歳を笑顔で迎えられると思います。みなさん今日はありがとうございました」
◎バックステージ
野崎「20代最後の試合で、絶対ベルト防衛するんだって気合を入れてて、最後の最後よくわかんなくなっちゃいましたけど、とりあえず進垣の関節技…。最後マイクで言ったことで聞こえてました? …誰も聞こえてないじゃん(苦笑)。11月1日に進垣で関節技で敗れて、タップアウトって一番悔しい負け方をして。なぜ進垣に負けたのか、どうやったらよかったのかというのを、自分で指名してからずっとずっと毎日毎日進垣の試合や、他の選手の試合を見て研究してきたんですけど、その成果が出たかどうか。もうちょっと出来たら良かったなって思いもありましたけど、普段は使わない変型の三角締めで進垣から今度は逆にタップアウトを奪うことが出来てよかったと思います。そして20代最後の日に、プロレス15年目ですが、進垣のおかげで成長できたなとすごく今アナタに感謝しています」
——次はNEXTが始まるが?
野崎「そうですね。さっきも言った通り、去年のNEXTは彩羽が持ってたレジーナに挑戦するために、私のためのトーナメントという気持ちを持って挑んだので。今度は広田さんにそのときの私の気持ちを味わってもらいたいなって思ってます」
4、DUAL SHOCK WAVE ~優勝決勝戦~(時間無制限勝負)
桜花由美&桃野美桜vs Sareee&響vs門倉凛&青木いつ希
①○門倉凛&青木いつ希(12分28秒、エビ固め)桜花由美&桃野美桜●
②Sareee&○響(25分26秒、片エビ固め)門倉凛●&青木いつ希
※ダイビング・セントーン。ストダマが優勝
10・24新宿で開幕した「DUAL SHOCK WAVE2020」。今年はコロナの影響もあり3WAYのトーナメント形式でおこなわれ、決勝の舞台に進んだのはストダマ(Sareee&響)、BOSS to Mammy(桜花由美&桃野美桜)、門倉と青木(門倉凛&青木いつ希)の3チーム。なお優勝チームはボスマミが現在保持している、wave認定タッグ王座への挑戦が決定する(ボスマミが優勝した場合は、好きなチームを指名)。
試合前にルール発表。通常のプロレスルールの3WAYタッグでおこなわれ、負け抜け、勝ち残りとなることがアナウンスされた。
先発は桜花vs響vs門倉。3選手が様子を伺うなか、青木が割って入ると、Sareeeも同時にリング内へ。早々に青木をリング下に放り出し、ストダマが桜花にトレイン攻撃。ダブルの串刺しドロップキックを決める。響がカバーすると、桃野がカット。
そのままボスマミが連係へ。桃野が「担いで」「投げて」「高い高い」と波状攻撃。さらに桃野は桜花をフェースクラッシャーで響に叩き付ける。桜花のカバーは門倉がカットしカウント2。
門倉と青木も桜花にダブルを狙うが、桜花が門倉にビッグブーツ。門倉もエルボー弾で向かっていくが青木への誤爆もあり、不穏な空気。遮るように桜花が門倉と青木にフェースクラッシャーをお見舞いする。
続いて桜花vs響となり、桜花が串刺しビッグブーツ。美桜ロケットにつなげる。そこに門倉が「桜花、ふざけんじゃねーぞ!」とドロップキックで飛び込むも、寸前でかわされ響にヒット。
改めて門倉は桜花にDDTを放って青木と交代。青木は桜花にショルダータックル、響ともタックルで衝突を繰り返す。そして響のラリアットをかいくぐりショルダータックルを成功させた青木は、響&桜花をコーナーホイップ。門倉をハンマースルーで投下するが、寸前でかわされて門倉、自滅……。
すぐさま青木は桜花&響&門倉のいるコーナーに突進するが、桜花&響にかわされ、味方の門倉に誤爆してしまう。混戦模様のなか、響が門倉&青木&桜花に串刺しスピアを成功させる。
続いて桜花と響がブレーンバスターの掛け合い。「ど・ち・ら・に・し・よ・う・か・な?」と迷った末の青木は桜花の助っ人に付く。そして、桜花&青木でツープラトンのブレーンバスターを成功。しかし桜花はすぐに裏切り、青木にガットショット。ブレーンバスターで響の上に投下する。カウント2。
桜花は響にケンカキック、ビッグブーツで飛び込む。もう一度、ブレーンバスターを狙う桜花。青木が再び助けに入る。そしてダブルのクローズラインの体勢に入るが、響がかいくぐると、すかさずSareeeが飛び込んで行く。続けざまに響がスピアを敢行。そこにSareeeが青木にジャックナイフ! カウント2。ミサイルキックで追い打ちをかけるSareeeだったが、青木もキックアウト。
劣勢の青木がエルボー合戦を挑むと、ロープに走るSareee。桜花が追走してビッグブーツ、バックドロップでカウント2。青木がカットすると、桜花は青木にもカカト落とし。これはSareeeがカットする。
すかさず桃野が出ていき、Sareeeを踏み台にして、青木にドロップキック。Sareeeにもドロップキックを放つが、Sareeeがかわして桃野を羽交い締め。青木を呼び込むが、桃野がルーチャで切り返す。
桃野はSareeeを排除すると、ボスマミでの連係へ。桃野のブーメラン・ボディーアタックから、桜花がダイビング・サンマドロップを青木に敢行。さらに合体スワンダイブ式ボディープレスを敢行する。しかし、復活したSareeeがカット。ここでSareeeは青木に鎌固めを狙うが、桃野が妨害。どちらも譲らずSareee&桃野で同時に鎌固めを極める。これをしのいだ青木がSareee&桃野にダブルハンドのラリアットを決めて、門倉と交代。
門倉はロープ際のSareeeに低空ドロップキック。桃野にも狙うが、かわした桃野がそのままSareeeにドロップキック。門倉にもお見舞いする。すぐさまJKボムを狙うが、門倉も回避。桃野の片足ドロップキックが決まりカバーするも、Sareeeがフットスタンプで妨害する。そのままSareeeは桃野に投げっぱなしジャーマン。低空ドロップキックで追撃。門倉にはフィッシャーマンSHを敢行する。
響が出ていき、桃野をファイアーマンキャリー。門倉がドロップキックで飛び込むが、かわした響が門倉の上に桃野を投下する。すかさず響が門倉にセントーン。
ここでストダマが連係を試みる。桃野を門倉の上に投下したあと、響vs桃野がエルボー合戦。走る桃野に、響が追走してラリアット。
桜花が出ていき、響をコーナーホイップすると、桃野が串刺しドロップキック、桜花が串刺しビッグブーツで飛び込んで行く。桃野は「終わり!」とボスマミのファンタスティックフリップ。これは門倉がカットする。ここで桜花は門倉にネックハンギングボム。桃野がジャックナイフで飛び込むがカウント2。ならばと桃野は門倉にJKボムの体勢。だが、そこに青木ともつれた桜花が衝突。崩れたところを門倉が丸め込み、逆転の3カウントが入ってしまった。ボスマミは、ここで脱落。
試合は続行され、ストダマvs門倉と青木へ。響が門倉にバックフリップ。ラリアットはカウント2。ストダマが門倉にダブルのドロップキック。ボディースラムでカウント2。門倉もネックブリーカードロップでやり返し、青木と交代。
青木はSareeeにショルダータックルを連発していく。逆エビ固めへ。なんとかSareeeがロープ。フォアアームの打ち合いからSareeeがドロップキック。響がダブルスレッジハンマーから串刺し攻撃を狙うが、逆に青木が串刺し攻撃。ボディープレスでカウント2。セカンドからのフットスタンプを放つも、かわした響が串刺しスピア。さらに走り込んでのスピアを敢行。Sareeeが出ていき、ドロップキック4連発でカウント2。
青木もショルダータックルでやり返す。カウント1で返したSareeeがドロップキック。響のカニばさみからSareeeがサッカーボールキック。そしてロープ際に青木を追いやると、エプロンからの低空ドロップキックで挟み撃ち。さらに響のミサイルキック、Sareeeのミサイルキックが決まる。そこからSareeeがSTFへ。これは門倉が助けに入る。
ようやく攻勢に転じた青木がバックフリップ。大外刈りでカウント2。かわった門倉が低空ドロップキック。ミサイルキックでカウント2。フォアアームの打ち合いからSareeeが「そんなもんか、門倉!」と挑発する。奮起する門倉がドロップキックを放つと、Sareeeもお返し。そして低空ドロップキックを放って、フィッシャーマンSHへ。裏投げを狙うが門倉が回転エビ固めに切り返す。キックアウトしたSareeeも逆さ押さえ込みでカウント2。
門倉は横入り式エビ固めをローリングで仕掛けて行く。響がカットに入りカウント2。エルボーで飛び込む門倉。これをかいくぐったSareeeがジャーマンSH。響がラリアットで追撃する。コーナーに登るも、門倉が雪崩式フランケンに切り返す。すかさず青木がセカンドロープからのフットスタンプで飛び込むが、カウント2。続く門倉のダブルリスト・アームサルト、丸め込みもカウント2止まり。ならばと門倉はウラカンラナの体勢。これを響が切り返してカウント2。すぐさま門倉がトラースキック。逆打ちもカウント2止まり。
劣勢のストダマだったが響がカウンターのラリアットで形勢逆転。ショートレンジラリアット、走り込んでのラリアットと攻勢を強める。これは青木が助けに入る。間髪入れずに響はカミカゼからのダイビング・セントーンを投下。これも青木がカットする。ならばと最後はSareeeの裏投げ、響のダイビング・セントーンと畳みかけ、3カウントを奪い取った。
◎エンディング
二上美紀子会長からトロフィーと賞状が授与される。会長は12・27後楽園でのタイトル戦を発表。「もしも巻いたらそのままアメリカに渡ってもらっていいですよ」と付け加える。
響「勝ったぞー! 勝ちました。自分、二上“社長”が言ってた通り、SNSでこのタッグトーナメント制して、Sareeeさんアメリカ行っちゃうので、自分はもう勝ったら2人でベルト巻けたら十分なので、アメリカ行くときにでも返上しようかなと思ってたんです。でも、これは予定かもしれないですけど、決定事項です。そこの2人見てますか? おーい、勝ったぞぉ。次、当たるんで、もうちょっと練習しといたほうがいいんじゃないですか? アナタは体力、そしてもう一人はパワー。楽しみに待ってますので、どうぞよろしくお願い致します」
Sareee「(ボスマミがエプロンへ)えーっと、怒った顔で出て来られて困っているんですけど…、すみません、ちょっといいですか? 響! 響にね、今日勝ってもらいたいなと思って、思ってた通り結果出してくれてありがとう。私ごとなんですけど、今日、世志琥と次、SEAdLINNNGのベルトに2人に挑戦することが決まったんですけども、でも響が『Sareeeさんと一緒にプロレスやってると楽しい』とか『メチャクチャ自分、楽しいんです』とかね、言ってくれて本当に嬉しいし、そんな響とちょっと欲ばりかもしれないんですけど、響とも巻きたいと思ってる、このベルト。ストダマは過去でも、ない。いま現在進行形なので、自分たち勢いあるので油断してたら本当にそのベルト巻いちゃいますからね。12月27日、それまでせいぜいベルト磨いておいてください。私たちが取りに行くんで。おチビちゃんわかったかな?」
桃野「お前らに言われなくてもな、ベルトは毎日、歯磨きしてるから。なんか2人が返上するとか言ってますけど、そんな2人の記念?みたいなものにしようとしてる…この大事なベルトを。記念にしようとしているヤツらなんかにあげられません! まあ負けたのは…認める。こっち(桜花)が当たってきたから。美桜のせいでも何でもなくて。門倉と青木に負けたっていうことはちょっとダサイから、だから第1回目でストダマで負けてるよね、マミー。今度こそは頼むよ」
桜花「おい響、お前一つだけ間違ってる。この会社の社長はア・タ・シ。アイツは会長。それだけは間違って、本当にイラとしたから。私の方がエラいんや! 今日のnトーナメント、ストダマが優勝して、12月27日のタイトルマッチに挑戦してきてくれること、とても喜んでおります。絶対、負けない。最強で最高のBOSS to Mammy見せてやるからな。よろしくお願い致します」
続いてDUAL SHOCK WAVEに出場したチームで記念撮影。そのあと、再び二上会長がマイク。
二上会長「DUAL SHOCK WAVE終わりました。次はシングルのトーナメントNEXTが始まります。12月27日、DUAL SHOCKの挑戦が決まっているので、桜花、桃野、響、Sareeeちゃんの4人は出れません。それ以外のメンバーでいきたいと思います。みなさんよろしくお願いします」
これで終わりと思いきや、誕生日の野崎、進垣、Tommyを恒例の顔面ケーキでお祝い。
最後は野崎が「これがwaveだ!」で大会を締めくくった。
◎バックステージ
Sareee「響よく頑張った、今日。本当、響の成長、すごく隣で感じれて、それが優勝につながったと思うのでメチャクチャうれしいですね」
——3WAYという難しい形式だったが。
Sareee「3WAY、ただでさえ普通の3WAYでも苦手なのに、リングの中に9人? 9人じゃない。6人? 頭の中ゴチャゴチャだったんですけど、響が助けてくれたのでなんとか優勝できて、本当にうれしいです。12月27日にボスマミのベルト挑戦決まったんですけども、私は今日、いま世志琥と最強最高タッグっていうのを組んでいて、いろいろ複雑な思いもあるんですけど、でも響がいつも『Sareeeさんとプロレスやると楽しいんです』って笑顔で言ってくれて、すごく私も幸せな気持ちになるし、そんな響が一緒にベルトを巻きたいって思ってくれるんだったら、私は巻きたいと思う、そのベルトも。だから、27日、私と響でベルト巻いて、響が幸せそうな顔をしているのを見るのがとても楽しみなので、私も本気で取りにいきます」
響「27日、さっきマイクで言ったんですけど、Sareeeさんがアメリカに行ってしまうから返上するって言いましたけど、たしかに美桜さんが言った通り、記念品ではないと思っています、ベルトは。自分はプロレスラー人生1回もベルトを巻いたことはないです。ただはじめてのベルトはSareeeさんと巻いて、誰ともそれ以外の人とは考えてないので、そういう風に思ったんですけど、返上はたしかに記念品と思われるのはすごいイヤなので、そのまま守り抜いて(Sareeeさんに)アメリカまで持っていて、帰ってくるかわからないですけど、そのときにまたずーっと自分たちが持って、伝説のベルトにまでしていきたいなと思います。チョー楽しみです! しかもSareeeさんとのタッグは本当に楽しいです。プロレスってこれだ!って、いつも思わされます。だからこの勢いで必ずベルトを勝ち取りたいと思います。よろしくお願いします」
Sareee「ストダマは、ファンの皆様にとっても自分たちにとっても過去でも、思い出でも何でもないので、いまこうやって響がプロレスのリングに帰ってきて、一生懸命頑張ってて、私もいる。これはもう現在進行形でストダマも続いていると思うので、しっかりね、それを見せていこう。ありがとうございました」
響「ありがとうございました!」
——タッグ優勝という結果をSareeeさんと出したが。
響「そうですね。いや、でも当然の結果だと自分は思っています。自分が前にディアナのときもSareeeさんとはヤングのタッグトーナメントで優勝しています。なので自分たちの力は必ず、間違いではないので、それをファンのみなさんにもwaveのみなさんにもタッグベルトを持っているボスマミにも感じとってもらえたんじゃないかなと思います。自分たちの強さを。でも、まだまだこんなもんじゃないです。やっぱり3WAYタッグトーナメントだったので、自分たちもはじめての試みだったので、まだまだこんなもんじゃないと思っています。次は2対2、一騎打ちなので逃げどころもないし、休む暇もないし、追い込んで追い込んで、追い込みまくりたいと思います」
2020.11.01
「NAMI☆1〜Nov.〜’20」
日時
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11月1日 日曜日
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観衆
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155人※超満員札止め
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場所
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◎入場式
waveが恒例のNAMI☆1(ナミイチ)興行を新木場1stRINGにて開催。大会に先立ち、桜花由美、野崎渚、宮崎有妃がまずはリングへ。
桜花が「みなさん、こんにちは! 本日はたくさんのご来場、誠にありがとうございます。本日のチケットですが、完売いたしました。ありがとうございまーす!×2 今日はまだ出て来てないんですけど、このあと広田さん、出て来ます。みなさん、オレンジリボンって知っていますか? 選手がみんな(リボンを)付けているんですけど、プロレスリングwaveでは子供の虐待防止運動のオレンジリボンを推奨しています。11月は、子供虐待防止月間ということで、今日はそのオレンジリボンの理事とウチの子持ちの広田さんが代表となって挨拶をしてもらいたいと思いますので、このあとみなさんオレンジリボンについてもちょっと知っていただきたいなと思っております。よろしくお願い致します」と挨拶。
続いてオレンジリボン運動の高祖常子(こうそ・ときこ)理事ともに、旧姓・広田さくら(オレンジリボン親善大使)、ワールド女子プロレス・ディアナの佐藤綾子がそれぞれのお子さんを連れて登場。
広田「こんにちは! オレンジリボン親善大使の旧姓・広田さくらでーす! ありがとうございます。今日はオレンジリボンという運動を、これをきっかけに広めていこうということで特別に子供と一緒に入場したんですけど、こんなに大成功して、こんなに和むもんだとは思いませんでした。私も叱ることはありますが、本当に子供というのは私にとって生きがいで、なくてはならない存在です。やっぱり虐待のニュースがあるのも事実ですし、正直虐待というのは、心が痛いし、胸も痛いけど、ちょっと自分のことではないので、(お子様を持っていなければ)そこまで踏み込んで考えるという機会もなかなかないと思います。親だとしても『かわいそうだな』と思うけど、自分の子供のことではないというか、どこか少し『なくなればいいな』と思っても、それ以上は動かないというのが現状だと思います。でも、本当に私にとっての生きがい、誰の親にとっても子供は生きがいだと思うので、そういった子供たち自身も傷ついているので、悲しいことを一つでもなくしたいと思って、せっかくね、私がいろいろ発信できる立場にいますので、これを機に、私が先頭に立ってオレンジリボンを広めていって、虐待を少しでもなくしたいなと決意を持って今日はリングに上がりましたので、皆様も、ちょっとでいいので何か気がかりなこととかあれば調べてもらったり、ホームページを覗いてもらったり、いつも少しだけ気にかけるだけで変わっていくと思うので、1人の力ではできないので、これを機に皆様も少しの協力、よろしくお願いします。同じ子供を持つ、母の佐藤綾子さん、お願いします」
佐藤「みなさん、こんにちは! 三児の母、女子レスラー、佐藤綾子です。本日、オレンジリボン月間初日ということで、今日waveさんに、そんな記念すべき日に参戦させていただきまして、とても光栄に思います。みなさんのお席にフライヤーあると思うんですけども、今日を機に知らない方もこういう活動があるんだと知っていただければ幸いです。(高祖理事に向かって)今日はありがとうございます」
高祖理事「皆様、今日はよろしくお願いします。児童虐待防止全国ネットワークの高祖常子と申します。ありがとうございます。皆様からお話もありましたけど、11月は毎年児童虐待防止の推進月間ということで、それの初日にこのような場を設けていただいたこと、本当にうれしく思っています。いま、お二人からもお話ありましたけど、子育てっていうのはですね、親だけがやってるわけではなくって、周囲の温かい目がすごく大事ということですね。あとは虐待かなと思ったら、189という電話番号にかけていただくと、全国どこからでも児童相談所などにつながります。虐待じゃなくても、いま判断は児童相談所がしますので、でも心配な親子さんであれば、なんらかのサポート、支援のきっかけになりますので、ぜひね迷わずに情報提供ということでね、ご連絡いただければなと思います。お子さん達をみなさんで子育てしてる感がすごく、いろんな方が声かけたり、おトイレに連れて行ったりですね、そういう様子がとてもすばらしいなと思いました。みなさんもぜひ、これからもよろしくお願いします。ありがとうございます」
記念撮影のあと、広田が「今日はですね、満員のお客様。久しぶりで嬉しいぞー! ありがとーーー! 満員のお客様の前でそれに負けないくらい、こちらも熱い闘いを繰り広げますので、最後まで楽しんでいってくださーい!」と大会をスタートさせた。
1、スクランブルWAVE(20分1本勝負)
高瀬みゆき&○梅咲遥(13分13秒、ラ・マヒストラル)優宇&三浦亜美●
WWWD世界タッグ王者組の高瀬みゆき&梅咲遥<ルミナス>と、優宇&三浦亜美によるタッグマッチ。アクトレスガールズの大型新人・三浦はwave初参戦となる。
梅咲vs三浦の顔合わせで試合がスタート。身長差をさりげなくアピールする三浦がショルダータックルをお見舞い。続く優宇が逆水平チョップ。腕十字の体勢。慌てて梅咲がロープに逃げ込む。劣勢の梅咲に優宇&三浦が逆水平チョップを交互に放っていく。続く三浦がヘアーホイップ。
梅咲もヘアーホイップでやり返し、ボディースラムでカウント2。かわった高瀬が首投げからダイヤル固めへ。カウント2。梅咲も小刻みエルボーで続き、三浦の背中を張っていく。さらに低空ドロップキックで追撃し、ボディースラム。これもカウント2止まり。
ここでルミナスはトレイン攻撃を選択。三浦に張り付けチョップを狙うが、これは優宇が救出。
攻勢に転じた三浦はショルダータックルを放っていき、ようやく優宇と交代。優宇は高瀬にショルダータックルを放つと、梅咲をボディースラムで投下。その上にセントーン。そして、高瀬に旋回式サイドバスターでカウント2。逆水平チョップの意地の張り合いのあと、優宇がドロップキック、キャノンボールを狙う。
これを高瀬がドロップキックで迎撃し流れが変わる。ブーメラン式ドロップキック、串刺しラリアット、ジャンピング・エルボーアタックと猛攻。ラリアットで突っ込むが、これは優宇が迎撃する。
続いて梅咲が出ていき、優宇にドロップキック。自陣まで吹っ飛ばされた優宇が三浦とチェンジ。三浦はショルダータックルを連発する。梅咲の串刺しドロップキック、ボディースラムはカウント2。走る梅咲に優宇が追走式ラリアット。三浦&優宇でダブルのショルダータックルを放って、三浦が逆エビ固めへ。
梅咲がしのいで、ルミナスで優宇にダブルのドロップキック。三浦にはツープラトンのブレーンバスターを決める。カットに入った優宇がセントーン。しかし、これはかわされ三浦に誤爆してしまう。すかさず高瀬が優宇にドロップキックを放って分断。
リング上では梅咲が三浦に逆さ押さえ込み。返されると首固めを狙うが、三浦も堪える。高瀬がアシストにまわると、梅咲がカニばさみからのラ・マヒストラルで3カウントを奪ってみせた。
2、Future wave(15分1本勝負)
○門倉凛(11分27秒、エビ固め)青木いつ希●
※丸め込みの応酬から
第2試合は門倉凛vs青木いつ希が対戦。2人のシングルはこれがはじめて。青木が早速「よろしくお願いしまーす!」と大きな声で握手を求める。「うるさい…」と塩対応の門倉だったが「お願いします」と握り返してゴング。
ロックアップは青木が押し込み、クリーンブレイク。再び組み合うと、青木がヘッドロック。かわす門倉がハンマーロックに捕らえていく。青木も取り返し、両者譲らず。
すると青木が突然「門倉、来い!」と手四つの力比べを挑む。慎重な門倉に対し、「びびってる?」と挑発を繰り返す青木。門倉は応じるとみせかけ、首投げからの低空ドロップキックをお見舞い。ヘアーホイップにつなげる。そして、張り付けドロップキックへ。
5分経過。青木の小刻みエルボー、門倉のドロップキック、青木のショルダータックルが交互に決まる。そして青木がお返しの張り付けボディーアタック。キックアウトされるとワキ固めへ。耐えられると、門倉の腕を蹴り上げる青木。
門倉もDDT、低空ドロップキックで攻守逆転。低空ドロップキックからコーナーに向かう。しかし青木がデッドリードライブ。セカンドからのフットスタンプを投下するも、門倉がかわして片足ドロップキック、キャノンボールにつなげる。続くミサイルキックはカウント2。
青木もショートレンジラリアット3連発でそのままカバー。キックアウトされると、ロープに走るが、門倉がカウンターのトラースキック、ダブルリスト・アームサルトへ。これも返されると、バズソーキック3連発。キックアウトされるとワキ固めへ。そこから裏十字固めに移行する。
残り5分のコール。青木のサイドバスターはカウント2。門倉の逆打ちから、丸め込みの応酬となり、最終的には門倉が丸めて先輩の意地をみせた。
3、プレミアムwave(30分1本勝負)
Sareee&○佐藤綾子(23分29秒、ドラゴン・スープレックス・ホールド)宮崎有妃&旧姓・広田さくら●
宮崎有妃&旧姓・広田さくらの奇跡とSareee&佐藤綾子の師弟タッグが対戦。宮崎はSareeeが小さいころにNEOをよく見に来ていたことを話しはじめる。そして、「今日はSareeeの技、受けるわ」と腹をくくるも、Sareeeは「大丈夫ですか?」と余裕の答え。観客を笑わせる。
試合はその宮崎vsSareeeでスタート。Sareeeの強烈エルボーに心が折れ気味の宮崎。しかし、逆水平チョップでやり返すと、田村欣子をオマージュしたヒザ蹴り、エースクラッシャーをお見舞い。続く広田がロープ渡りへ。1度目のロープジャンプは成功するも、2度目は転落。すかさずSareeeが突っ込むも、これをカニばさみでかわす広田。張り付けボ・ラギノールを狙うが、佐藤が交通事故タックルで妨害する。その佐藤が足4の字固めへ。ブレイクした広田がロープに走る。佐藤がリープフロッグでかわそうとするが、広田はくぐらずに佐藤の股間に激突!?
広田は「いまの感じ。オマエなかなかだな」と佐藤にコミカル要素を感じ取った模様。仕掛ける広田だったが、佐藤が読みかわす。串刺し攻撃を狙う佐藤だったが、広田がフロントキックで迎撃。そしてスイングDDTを敢行する。続く広田は高田純次狙い。これを佐藤が迎撃し、高田純次の流れとなる。
広田は「いまの感じ。オマエなかなかだな」と佐藤にコミカル要素を感じ取った模様。仕掛ける広田だったが、佐藤が読みかわす。串刺し攻撃を狙う佐藤だったが、広田がフロントキックで迎撃。そしてスイングDDTを敢行する。続く広田は高田純次狙い。これを佐藤が迎撃し、高田純次の流れとなる。
だが、広田が遮り「何も悪くないよ、佐藤さんは。でもやっぱ今日は違うでしょ。今日やるのは…」とSareeeに振る。Sareeeはロープワープから、高田純次からのフットスタンプを放つ。
宮崎vs佐藤となり、シリアスな攻防となったが、宮崎がビッグヒップ。奇跡でのダブルを選択するが、かわした佐藤が回転足折り固めへ。返されるとドロップキック、ダブルリスト・アームサルトでカウント2。
Sareeeが出ていき、ミサイル発射。宮崎のバックにまわる。なんとか宮崎がロープ。Sareeeはカサドーラ。「クソデブ!」とフットスタンプを放つ。「デブ」発言に怒った宮崎がビッグヒップでお仕置きする。恥ずかし固めの体勢に入るも、広田が「世界に行くのでアレはちょっと」と止めに入る。WWEへの確認を求めると、Sareeeは梅咲にスマホを取ってくるように指示。
リング上でWWEに電話するも「ダメだそうです」と断るSareee。諦めない宮崎が恥ずかし固めを狙う。Sareeeがかわすと作戦変更。Sareeeの目の前で、佐藤の恥ずかし固めでギブアップを迫るという奇策に出る。
なんとか耐えたSareee。宮崎がムーンサルト・プレスで追い打ちをかけようとしたが、かわしたSareeeがスクールボーイ。キックアウトされると、Sareeeがダイビング・フットスタンプを投下させる。これもカウント2。ジャーマンSHも返されると、裏投げの体勢。だが、これは宮崎も堪える。
一方、宮崎はグリグリ目突きで流れを変える。カウント2。広田が出ていき、張り付けボ・ラギノールの体勢。ここでも広田はWWEへの確認を求める。Sareeeが再び電話するも、その背後から広田がボ・ラギノール。さらにもう一発決めて、619。続いて奇跡がダブルのクローズラインを狙うが、Sareeeがまとめてミサイルキック。
かわった佐藤が広田にお盆攻撃。これは反則とみなされノーフォール。なおもお盆を振りかざす佐藤だったが、かわす広田。お盆を奪った広田がやり返そうとしたが、寸前で佐藤がかわしたため、自滅。チャンスとばかりに佐藤がスクールボーイでカウント2。ダブルのドロップキックが決まるも、ブレーンバスターは広田がDDTに切り返す。そして、佐藤&Sareeeにボ・ラギノール。場外に落ちると、トペ・スイシーダで追撃する。
リングに戻って広田がへなーらサンセットの体勢。堪える佐藤。ここで奇跡がダブルの攻撃。佐藤の上に広田を投下しようとするが、佐藤がかわす。佐藤のミサイル→Sareeeのジャーマン→佐藤のジャックナイフという波状攻撃はカウント2。ならばと佐藤がお盆攻撃を狙うが、Sareeeに誤爆。
すかさず広田がお盆を奪い殴打すると、佐藤がボ・ラギノールでやり返す。掟破りのお盆とボ・ラギノールの攻防から、広田がお盆でのボ・ラギノールをサク裂させ、サクラライトへ。キックアウトした佐藤がボディースラム。カウント1。ならばと佐藤は宮崎のラリアットを広田に誤爆させると、Sareeeのソバットをうけて、ドラゴンSHでトドメを刺した。
4、DUAL SHOCK WAVE〜3WAYトーナメント〜(時間無制限)
桜花由美&桃野美桜vs野崎渚&SAKIvs進垣リナ&笹村あやめ
①○桃野(14分52秒、回転足折り固め)進垣●
※ボスマミが11・21新宿での決勝戦に進出
②○進垣(28分27秒、SBTロックⅡ)野崎●
※Active Advance Animalsが11・7大阪での敗者復活枠に進出
10・24新宿で開幕したDUAL SHOCK WAVE 2020。今年はコロナの影響もあり3WAYタッグトーナメントとして開催され、まずはストダマ(Sareee&響)が11・21新宿でおこなわれる決勝戦に一番乗り。
現wave認定タッグ王者組のBOSS to Mammy(以後、ボスマミ。桜花由美&桃野美桜)は10・24新宿で敗れたため、今大会は敗者復活枠での参戦。野崎渚&SAKI< peerlessティーンズロード>vs進垣リナ&笹村あやめ
と対戦することとなった。
先発は桃野vs進垣vsSAKI。組み合う瞬間、桜花が妨害。早速、ボスマミが合体ロケット、SAKIに高い高いをお見舞い。続いて3Aがダブルのドロップキックを桃野に決める。すかさず進垣がワキ固めへ。
今度はティーンズロードが波状攻撃。進垣を孤立させて、SAKIが逆エビ固めへ。これは桃野がカット。
桜花が出ていき、SAKI&進垣にフェースクラッシャー。美桜ロケットをSAKI&進垣に投下させる。
リング上は桜花vsSAKIとなり、桜花のビッグブーツが決まる。SAKIもニーリフトからのビッグブーツ。ブレーンバスターを放つ。そこに進垣が復活し、桜花に顔面ドロップキック。SAKIvs進垣に移行し、SAKIがブレーンバスターの体勢。これを進垣がアームロックへ。耐えたSAKIに串刺しドロップキックで追撃する。さらにアームブリーカーを放つと、桜花にも見舞っていく。
かわった笹村は桜花&SAKIを対角ロープにセットしランニング・ニーで往復。串刺し攻撃を狙うが、これは自滅。逆にSAKI→桜花が串刺し攻撃につなげる。孤立しかけた笹村だったが、桜花とSAKIを衝突させると、笹村がSAKIの上に桜花を投下。すかさず横取りカバーでカウント2。さらにSAKIのエルボーを桜花に決めさせ、その勢いで逆さ押さえ込みに行く。
桜花は笹村にビッグブーツ。SAKIもビッグブーツで続く。だが、すぐに桜花がSAKIにバックドロップ、笹村にはカカト落としを決める。さらにSAKIは桜花との合体ドロップキックを笹村に発射。続けざまに桜花&笹村にフェースクラッシャーを決めて、野崎と交代する。
3Aが出ていき、野崎にトレイン攻撃。これを迎撃した野崎が、串刺しビッグブーツでやり返す。野崎式串刺しビッグブーツ、おしゃれキックを見舞う。桜花にもビッグブーツを放つと、桜花も応戦。ボスマミでファンタスティックフリップを決める。
すぐさま桃野は野崎に低空ドロップキック。カットに入る笹村と桃野が野崎の上でエビ固めの応酬。いずれもカウント2。野崎は桃野&笹村にドロップキック。これを桃野がかわして、足4の字固めを狙うが、笹村がカット。逆に笹村が野崎に足4の字固めを極める。
膠着状態となると、桃野が野崎→笹村にフットスタンプをお見舞い。
桃野vs笹村となり、笹村は桃野にショルダータックル。飛び起きる桃野。フォアアームの打ち合いから笹村が大外刈り。進垣がドロップキックで続く。そしてワキ固めへ。
10分経過。野崎がカットに入ると、桃野&野崎をまとめてワキ固めで捕獲する。これは桜花&SAKIが同時にカット。ならばとコーナーに登る進垣を追う野崎。雪崩式ブレーンバスターを放つと、桃野がダイビング・ボディープレスでカバーする。これは野崎がカットし、カウント2。
続いてボスマミは野崎にクローズラインを狙う。野崎がかいくぐるとティーンズロードがダブルのビッグブーツ。そして、桜花&桃野にダブルのザキゴエ。野崎が桃野にランニング・ダブル・ニーアタック、ノアールランサーで追撃する。いずれもカウント2。
仕留めにかかる野崎だったが、桜花がカウンターのネックハンギングボム。桃野がジャックナイフに飛び込む。返されると合体不知火を敢行。これもカウント2止まり。
そこに3Aが合流。桃野を孤立させると、笹村のドロップキック、進垣のレッグドロップ、笹村のミサイルキック、進垣のドロップキックが決まる。
だが、そこに野崎が現れ進垣にスリーパー。大外刈りへ。ドルミルを狙うが、切り返した進垣がヒザ十字に捕獲する。
カットした桃野が進垣のバックを取る。耐えられると逆さ押さえ込みの体勢。これも耐えられると、回転足折り固めへ。桃野が3カウントを奪い、11・21新宿でおこなわれる決勝戦への切符を手にした。
試合はタッグマッチで続行され、11・7大阪でおこなわれる3WAYタッグマッチの敗者復活枠をかけ、野崎&SAKIvs進垣&笹村が繰り広げられる。15分経過。野崎のビッグブーツが進垣に決まる。続いてSAKIがビッグブーツで飛び込み、ダイヤル固めへ。カウント2。リバーススプラッシュを投下するSAKI。かわされると、トップロープにセットしてのニーリフト。これもカウント2。
劣勢の進垣だったがドロップキックを放って笹村と交代。笹村はフォアアームをお見舞い。SAKIもやり返し、ラリーとなる。
試合はタッグマッチで続行され、11・7大阪でおこなわれる3WAYタッグマッチの敗者復活枠をかけ、野崎&SAKIvs進垣&笹村が繰り広げられる。15分経過。野崎のビッグブーツが進垣に決まる。続いてSAKIがビッグブーツで飛び込み、ダイヤル固めへ。カウント2。リバーススプラッシュを投下するSAKI。かわされると、トップロープにセットしてのニーリフト。これもカウント2。
劣勢の進垣だったがドロップキックを放って笹村と交代。笹村はフォアアームをお見舞い。SAKIもやり返し、ラリーとなる。
かわった進垣が小刻みエルボー。野崎も後方回転エビ固めへ。返されるとドルミルⅡの体勢。これは崩れたため命拾いした進垣。すぐさま低空ドロップキック。ダイビング・ボディーアタックを放つが、かわした野崎がドルミルで捕獲。これもなんとか進垣がロープ。
ならばとSAKIのビッグブーツ、野崎のダブル・ニーアタックが決まるも、カウント2。なおも走る野崎に笹村が低空ドロップキック。すかさず進垣がニーロックへ。今度は野崎がロープに逃れる。
25分経過。進垣のレッグドロップはカウント2。すぐに走る進垣に、野崎がカウンターのノアールランサーハイ。至近距離からのビッグブーツ、ノアールランサーでカウント2。もう一発狙うが、進垣がかわしてヒザ十字へ。さらにグラウンド卍のように極めて、レジーナ・野崎からギブアップを奪った。これで3Aが11・7大阪での3WAYタッグトーナメント・敗者復活枠を獲得した。
◎エンディング
桜花「ボス、決勝に進出することになりました。これで11・21新宿大会の決勝はストダマ対ボスマミ対、11・7の大阪で勝ち上がったチームとなります。宮崎さん、彩羽が欠場になったのでどうしますか、11・7大阪大会」
宮崎がリングに上がるも、門倉がマイクを奪う。
門倉「ちょっと待って、ちょっと待って。ちょっと待ってください。先日、マーベラス彩羽匠選手が欠場になりまして、waveさんはいまDUAL SHOCK のタッグトーナメント中ということで、宮崎さんの隣り、大事な、大事な、大事なタッグパートナー・ユキタクのタクこと彩羽匠選手が不在ということで、ここは、ここは! 私しかないでしょうと、匠さんがいないいま、私なら絶対、絶対宮崎さんの足を引っ張らずにむしろ絶対、優勝するくらい、自分は準備万端、できているので」
広田「Twitterで盛り上がってたヤツでしょ?」
門倉「そうです、そうです」
広田「渡辺さん、メッチャ盛り上がって食いついて、今日来てないってどういうことよ!」
門倉「まー、まぁ×4。大人の事情っていうものがあるからしょうがないです」
広田「あんなに食いついてきたのに? 来ないの? 大人の事情で?」
しどろもどろになる門倉。
広田「まぁ、じゃあ(門倉は)ラッキーだよね…」
門倉「私しか絶対いないので!」
宮崎「あのさ、本当に凛ちゃんが言ってくれたこととか、本当に当然というか、渡辺さん絶対来ると思ったから、ちょっと私もビックリしちゃったけれど、まぁ×3、いろいろね、あるのしょうがない。忙しいのもしょうがない。私も昨日…昨日というか、いろいろ考えて出した答え…やっぱりユキタクで出ないと意味がないと思いました。なのですみません、辞退させていただきます。すみません。ありがとう、すごく嬉しかった」
桜花「ってことは、11月7日の対戦カードどうなってる?」
野中リングアナ「宮崎選手が辞退するとなると、高瀬みゆき&梅咲遥vs進垣リナ&笹村あやめの、2組ということになります」
桜花「じゃあ、このタッグで決勝進出を争ってもらうかな?」
SAKI「ちょっと待ってもらっていいですか? いままでこんな3WAYとかやってきたんだから、私たちにももう1回チャンスください。敗者復活×3、チャンスをくださいよ!」
広田「おい、そこのピアス。ピアスあけすぎババア! オマエ、あけすぎるのはピアスの数だけにしろよ、オマエは」
SAKI「ほかに何をあけるの?(苦笑)」
広田「アンタ達が行けるなら私とさ、佐藤ママにもチャンスがあるでしょうが、ねえっ!」
SAKI「私たちのほうが拍手多かったんじゃない?」
広田「いま聞いたら、きっと私たちのほうが拍手多いですよねぇ!(大きな拍手が沸き起こる)ほらぁ!」
SAKI「裏切りやがったなーーー!」
そこに青木もリングサイドへ。
青木「あの、自分が休んでいる間に何がはじまってるんですか? すごい難しいルールのタッグ、いま1枠あいてる? いつやるんですか? 11月7日の大阪ですか? 大阪と言えば、おる、おる、ここに! あいてる、あいてる。出れますよ。出れる、出れる!」
広田「じゃあ参戦はしてくれるということで、これいまタッグの話、してるからさ」
青木「違う×3、タッグ×3、出れる×3。もう忘れちゃってぇ、社長。ねぇ、優宇さん! 優宇さんと(タッグ)あったでしょ、ねぇ、優宇さん!」
優宇「100キロある?」
青木「えっ、100キロ? ない、ないです」
優宇「じゃあ無理だ。私、100キロの人としか組まないって決めてるの」
青木「えー、待って。まだある、まだある、まだあるよ。まだあります、候補があります。高瀬みゆき! 高瀬ーー! 私たちの熱い絆あったよね!? 高瀬さん」
高瀬「いま(梅咲と)一緒にベルト持ってるの、知らないんですか? タッグベルトを持ってるんですよ」
青木「それは知ってる…」
高瀬「だからごめんなさい」
青木「まあもう、さっきフラれた凛ちゃんでいいよ。凛ちゃん、タッグ組みましょう。ケッテー、ケッテー!」
桜花「じゃあ、いいや。ここのチーム(野崎組)とここのチーム(広田組)と、ここのチーム(青木組)で超・敗者復活戦みたいなのやる?」
青木「いまからやろうぜ!」
桜花「無理無理、いま何時だと思ってるの?」
青木「でも、すぐ決めたいですよね?」
桜花「すぐ決めたい…。だって1週間後。だから今日カード決めたい」
青木「オッケー、社長! ジャンケンで決めよう!!」
桜花「いいアイデア! すぐ決まる、すぐ決まる。いいよ、いいよ。ジャンケンだったらすぐ決まるし、そうしたら11月7日、カード発表できるし一石二鳥。時間もないし、早くして。時間ないから」
急きょ青木、広田、SAKIによるジャンケンがおこなわれ、青木が勝利。辞退のユキタクの枠に青木&門倉が収まることに。
桜花「知ってた? 運も実力のうち。カード決まったから発表しちゃっていいよ」
野中リングアナ「それでは11・7大阪大会の3WAYトーナメントですね、高瀬みゆき&梅咲遥のルミナス、対進垣リナ&笹村あやめ・Active Advance Animals、対青木いつ希&門倉凛。タッグチーム名考えておいてください」
桜花「考えておいて、今日発表するから。考えたら連絡ちょうだい。よろしくお願いしまーす。しめるよ、しめるよ。広田、そんな顔しない。運も実力のうち! 負けたからしょうがないよ。今日はなんてたってオレンジリボンなので、広田さん締めてください」
広田「いろんな感情にならせといてさ、そうやって持ち上げてさ…。みなさまいろんなことありましたが、お腹いっぱいになってくれましたか? 3WAYにこだわって、あれだけ試合でこだわっていたのに最終的にジャンケンで決める団体です。いままでもこれからもアホなことやっていきます。今日はオレンジリボンということで、子供たちこんなに笑顔になって、リングに上がってもらっていますが、子供たちが大きくなって、『これwaveだ!』というのをやりたい、やりたいっていうので、時間が許す限り、子供をリングに上げてやりたいと思いますが、皆様、今日はねコロナなので『waveだ!』は言えないですが、心の中で、拳を高く突き上げてください。そして今日は満員ということで、ビッグウエーブやりたいと思いまーーーす。行くぞ、今日は楽しかったかーーー、また来てくれるかーーー、いくぞこっちから。ビッグウエーーーーーブ(と会場をwaveが一周)、これがwaveだーー!」
◎バックステージ(青木&門倉)
——急きょ(タッグトーナメント出場が)決まりました。
青木「最高!」
門倉「決まったんじゃなくて、勝手に言ったんです!」
青木「決まった、決まった」
門倉「いや、勝手になんか持って行っちゃってそうやって。ジャンケンで」
青木「勝ったー!」
門倉「どんだけ運もってるの?」
青木「やっぱりこういうところで、運も実力のうち。でも凛ちゃんも出たかったでしょ?」
門倉「いや×3、それは違う、違う! 宮崎さんのタッグパートナーが不在だから、私がかわりに責任を持って出ますっていうアピールをしたわけ。もうおかしい、おかしい」
青木「たぶん凛ちゃんもうれしいヤツですよ。いやよ、いやよも」
門倉「うるさいの。耳元でもう」
青木「仲良しなんでね、これがねー」
門倉「仲良しって勝手に…。やめて、やめて。ビックリ×2。まず出るって言ってないですし、勝手にジャンケンで勝って、出るって決まっちゃって…」
青木「決まったんでね、だから一緒に頑張りましょう。出るなら優勝しましょ!」
門倉「えー!? いや×4」
青木「凛ちゃん!」
門倉「いや×4」
青木「行こうぜ、凛ちゃん」
門倉「ちょっと待ってください。まだ気持ちの整理ついてないんですよ。急にそういう流れで勝手に勝っちゃって、決まっちゃって、大阪でやりますみたいな。気持ちの整理まったくついてないんですけど…まあ、ねぇ。どうなんですか? やるって決めたら優勝狙いますけど、いまのままだったら不安! 私、すごく不安…」
青木「私は今日、シングルをして思いました! 凛ちゃんとなら絶対大丈夫!!」
門倉「言うても2人にフラれてるよね? 高瀬と優宇さんに」
青木「そういうこともある」
門倉「不安、不安! 不安だらけ。でももう、ね! 11月何日だっけ?」
青木「7日。いいなの日」
門倉「(苦笑)そういうのいらない…」
青木「ハハハハ」
門倉「11月7日、タッグで3WAYでしたっけ? 出るって決まったのでカードを聞いた限りではね、ウチら負けてないと思ってるので、やるって決めたらやりますよ。組むからには、優勝を目指しましょう」
青木「その言葉待ってたよ、凛ちゃん! よろしく」
門倉「まだまだ。気持ちの整理ついてない、ついてない」
青木「7日までに整えよう」
門倉「怖い×5」
◎バックステージ(ボスマミ)
——おめでとうございます。
ボスマミ「ありがとうございます!」
桜花「いやー、よかったです。イチ抜けして決勝決定して」
桃野「よかった…。でもなんか、試合前にも思ってたんですけど、2抜けでたくさん試合ができるっていうのも魅力的だなって」
桜花「いや×2、いややややや」
桃野「幸せじゃん、自分の好きなことをそんな長い時間できるのは、幸せだなとは思ってたんですけど、そんな試合がはじまったら『よし、2抜け狙っていこう』なんて余裕はないから、しかも2回連続敗者復活戦というのはダサイし」
桜花「そうですよ、チャンピオンですからね。私たち」
桃野「だから頑張ったら、勝てました」
桜花「よかったですー」
桃野「よかった…。次は」
桜花「決勝!」
桃野「でも、なんかズルいなって思ったんですよ。ジャンケンで敗者復活戦に出れるって決めたのはマミーだよ」
桜花「だって今回は3WAYのタッグトーナメントで、(ユキタクが辞退で)いなくなってタッグで決めるよりは、もう1組入れて決めたほうがいいと思ったし、今日中に決めておいたほうが、来週だから。時間もないし、一番手っ取り早いのがジャンケンじゃん。運も実力のうちなんでね。あの人たちが…」
桃野「敗者復活戦に出るのにも、あんな苦しい思いをしたのに、ジャンケン一つで敗者復活戦に出る凛と、まあ凛はちょっと微妙な感じだったからアレなんですけど」
桜花「でも大阪で決まるから、次。これ以上はないので」
桃野「まあ決勝で」
桜花「どこが来てもウチが優勝です。ボスマミが最強で最高なタッグチームとして今回のトーナメント優勝して、こっちから指名してやりましょうよ」
桃野「透明人間(笑)。もう決めました」
桜花「マジか!」
桃野「透明人間と防衛戦(笑)」
桜花「防衛戦はボスがやりたいこと、やりたいなと思ってます」
◎バックステージ(3A)
——敗者復活という形になったが。
進垣「1本目取られたときに正直どうしようと自分の中でありまして、次は絶対、負けられないという気持ちが最後まで続いて、シングルチャンピオンである野崎渚から1本取れたんだと思います。正直、負けたくないという気持ちがすごい出たので、ギブアップ取れてよかったなと思います」
笹村「同期の進垣と一緒にこうやって他団体さんに出ることがあまりないので、ふだんというか、練習生のときからずっと一緒にやってきた絆っていうのは、きっとどこのタッグチームにも負けない絆があると思うので、それを敗者復活という形ではあるんですけど、こうやってみなさんに見せることができて自分はうれしいですし、野崎さんからギブアップを取った進垣と一緒にもっともっと上を目指していきたいなと思います!」
——大阪大会のメンバーを聞いて。
進垣「そうですね、大阪大会のメンバー聞いたんですけど」
笹村「みんな、若い。フレッシュ!」
進垣「ねえ、ジャンケン…」
笹村「そうだよ! あんなしんどかったのにジャンケンでいいの? 運も実力のうちとか言ってたけど(苦笑)」
進垣「そうっちゃそうだけど、負けたくはないよね」
笹村「負けたくはないね」
進垣「まあ一筋縄ではいかなさそうですけど」
笹村「うん、うん」
進垣「しっかりキッチリ、ギブ取りたいと思います」