2019.07.01

「NAMI☆1~Jul~」

1、ヤングwave(15分1本勝負)
○HIRO'e&まるこ(13分43秒、バックドロップ・ホールド)高瀬みゆき&梅咲遥●

公言通りヤングブロック全勝優勝を果たしたHIRO’e。
今大会では同世代のまること改名後、はじめて同じコーナーに立つ。
対峙するのは、かつてのパートナー高瀬みゆきと、ディアナの新人・梅咲遥だ。
なお、まること梅咲は初対決となる。
先発はまるこVS高瀬。まずは、まるこがヘッドロック、アームホイップ、ヘッドシザース・ホイップで流れを掴むと、続くHIRO’eが高瀬にショルダータックル。

高瀬もエルボー弾でやり返し、串刺しドロップキック、ギロチンドロップでカウント2。続く梅咲がHIRO’eにドロップキックを連発していく。

HIRO’eがやり返すと、まるこも続く。
劣勢の梅咲だったが、高瀬とのダブルのドロップキックで形勢逆転。
高瀬が逆水平チョップにつなげ、串刺しラリアットから担ぐ。
これを着地したまるこが低空ドロップキック。
ボディースラムでカウント2。

タッチを受けたHIRO’eが低空ドロップキックで続き、セカンドからのドロップキック。
カウント2。
高瀬も同じくセカンドからのドロップキックで応戦。
ドロップキックの打ち合いから高瀬がパワースラムを放つ。
カウンターラリアットもカウント2止まり。
ならばとカミカゼからのギロチンドロップを投下。
キックアウトされるとセカンドからのエルボーアタック。
続く梅咲のダイビング・クロスボディーはカウント2。
ドロップキック4連発からミサイルキックにつなげる。
残り5分となり、HIRO’e&まるこがダブルのドロップキックで攻守を入れ替える。梅咲を孤立させると、HIRO’eが串刺しスピアを敢行。
ブレーンバスターでカウント2。
ミサイルキックも返されるとバックドロップを狙うが、切り返す梅咲。
スクールボーイ、首固め、逆さ押さえ込み、ラ・マヒストラルで攻め込む。

ピンチをしのいだHIRO’eが反撃に転じる。
スピアからのサクラ落としを放ったが、これは高瀬がギリギリ滑り込みカウント2。
ならばともう一度スピアを放つHIRO’e。
最後はバックドロップ・ホールドをマットに突き刺し、ジ・エンド。
2、チャレンジwave(15分1本勝負)
○水波綾(10分44秒、逆エビ固め)Maria●

CATCH THE WAVEパワーブロック1位通過を決めた水波綾は、6・30大阪でHIRO’eに敗れ惜しくもヤングブロック優勝を逃したMariaと対戦。

試合はMariaが水波のリングインを奇襲しスタート。
ドロップキックを連発したあと、小刻みエルボーで向かっていく。

受け止めた水波がギロチンドロップ。
キャメルクラッチで捕獲する。
耐えたMariaに、水波が逆水平チョップで追撃。
串刺しラリアットでカウント2。
コーナーに登るも、Mariaが張り手で妨害。
デッドリードライブで阻止する。
そして正面ドロップキックを連発していき、ワキ固め→三角締めで捕獲する。
これを叩き付けて脱出した水波がギロチンドロップ。
逆エビ固めへ。
慌ててMariaがロープに逃げ込む。

Mariaもカウンターのドロップキックから逆さ押さえ込み、スクールボーイ、首固めでカウント2。
すぐに走るも、水波が追走式ラリアット。
キックアウトされるとスピアでカウント2。
そして再び逆エビ固めへ。
粘るMariaだったが、水波が絞り上げ貫録勝ち。

試合後、Mariaは水波に張り手。悔しさを露わにしてリングを降りた。
3、チャレンジwave(15分1本勝負)
○桜花由美(13分30秒、体固め)清水ひかり●
※ビッグブーツ


桜花由美の誕生日記念マッチとして、4・14新木場でおこなわれる予定だった桜花VS清水ひかりの一戦。
清水が直前にケガをしてしまい流れてしまったカードがようやく実現する。

試合はヘッドロック、アームロックの取りあいでスタート。
桜花がロープに走ると、清水がリープフロッグ。
すぐに腹ばいになるも、桜花が冷静にストンピング。
ならばと清水はドロップキック。
桜花はビッグブーツ、串刺しビッグブーツで応戦する。
そして、張り付けエルボーからショルダータックルで追い打ち。
桜花の2度目の串刺しビッグブーツをかわした清水がクロスボディーで反撃。
サッカーボールキック、PKでカウント2。
さらに張り付けミドルキック、背中への張り付けドロップキックでカウント2。

桜花もブラ下がりブラディーEXで攻守を入れ替えると、ダイビング・サンマドロップを投下。クロスフェース→腕固めで捕獲する。なんとか清水がロープ。
今度はエルボー合戦。清水がヘッドシザース・ホイップ→PKF(串刺し式のジャンピングミドルキック)→PKへ。返されると横十字固め、スクールボーイ、首固めで丸め込む。いずれもカウント2に終わるとダイビング・ボディーアタックにつなげる。
ダイビング・フットスタンプもカウント2止まり。

残り5分となり、桜花がビッグブーツでようやく攻勢。かいくぐった清水がカサドーラ。
キックアウトされるとすぐに走るも、桜花が追走式ビッグブーツ。
すぐさまビッグブーツで追撃。
そして、タイガーSHの体勢に入るも、なんとか回避する清水。
ならばと桜花はカカト落とし。キックアウトされるとビッグブーツで追い打ち。これも返されると垂直落下ブレーンバスターを敢行する。これをカウント2で引き起こした桜花はもう一度ビッグブーツ。さらにダメ押しの一撃を叩き込み、3カウント!
試合後、泣きじゃくる清水に、桜花は「清水、自分で起きろ。1回、アンタの肩の欠場でこのカード流れました。今日もなにそのテーピング。プロならちゃんと肩を治してからリングに上がりなさい。それができないなら、もっと肩を鍛えて、立派なプロレスラーに成長してください。私は応援してます」とマイク。
4、CATCH THE WAVE2019~ビジュアルブロック~(15分1本勝負)
○野崎渚<2勝1分=5点>(レフェリーストップ)有田ひめか●<2敗1分=1点>
※ドルミル

水波綾、彩羽匠が各ブロックの1位通過を決めるなか、ビジュアルブロックは公式戦1試合を残して、桜花由美、野崎渚、志田光が3点で並ぶ状況。
すでに桜花、志田は全日程を終了しているため、この日、最終戦を迎える野崎は引き分け以上で1位抜けが決定する。
ただし、有田ひめかも現在1点を獲得しており、有田が勝てば、4選手が3点で並ぶ大混戦となる。

野崎の入場を有田がヒザ蹴りの連発で奇襲。
すぐに走るも、野崎がビッグブーツで迎撃。ようやくガウンを脱ぐ。

野崎は小刻みエルボーから走るも、今度は有田がショルダータックル。
ボディースラムでカウント2。バックブリーカーを決める。
さらに串刺し攻撃を狙う有田。

これをビッグブーツで迎撃した野崎がおしゃれキックで反撃開始。
ビッグブーツでカウント2。コーナーに向かうも、有田が阻止。
串刺しボディーアタックにつなげる。そして、バックフリップでカウント2。
さらに走る有田。

野崎がカウンターのビッグブーツ、ダブルニーアタックでカウント2。
そしてザキゴエへ。
返されると、ドルミルで捕獲。ロープに逃れた有田に、野崎はリバースおしゃれキック。すかさず走る野崎だったが、有田が追走してボディーアタック。
これで有田が攻勢に。ラリアットで追い打ちをかけると、逆エビ固めでステップオーバー。耐えられると、アルゼンチン・バックブリーカーで絞り上げたあと、ジャンピングニー! 
カウント2。

今度は野崎がカウンターのビッグブーツ。
引き込み式ビッグブーツ、片足ドロップキックと波状攻撃。
返されると野崎はドルミルへ! 
有田の意識が遠のいたのを認めたTommyレフェリーが試合を止めた。

これにより野崎のビジュアルブロック1位通過が決定。7・15新宿では、野崎渚、水波綾、彩羽匠の三つ巴戦となり、勝者が波女となる。
5、アブノーマルwave(20分1本勝負)
彩羽匠&○橋本千紘(19分57秒、オブライト)宮崎有妃&旧姓・広田さくら●


テクニカルブロック1位通過を決めた彩羽匠が、センダイガールズの橋本千紘と新世代タッグを結成。
現・wave認定タッグ王者組の宮崎有妃&旧姓・広田さくら<奇跡>とメインイベントで激突した。

広田はCATCH THE WAVEを途中欠場した岩田美香のコスプレで登場。
観客の大歓声を浴びるなか、“旧姓・岩田美香”とコールされる。
彩羽は6・30大阪大会に続いて、“旧姓・岩田”との対戦だ。

その広田が先発すると、ファンは大「岩田」コール。
ふだん岩田とコンビを組んでいる橋本は納得いかない様子だが、広田は「橋本、どうしたの?」と何食わぬ顔。
橋本は「さすがにそんな(コスチュームが)ボロボロじゃない」と返すも、広田は「これは連戦が続いたからボロボロになったけど、岩田よ。そんなに疑うなら試したらいいわ」と自信満々。

すると橋本は以前、カエルのドッキリで岩田を驚かせたシーンを再現。
広田が驚きまくると「本物の岩田さんだ!」と納得し、ようやく試合へ。

広田が岩田ばりのミドルキックを連発。
橋本が受け止めエルボー弾。
走る広田を橋本が担いでビューティ・ベアーポーズ。
しかし、橋本はそのままマットに叩き付ける。
広田は「もっと美香を大事にしてよ。橋本、今日、誕生日なんでしょ?」と手紙を渡す。橋本が読み上げるも、単なる広田自主興行10・1新木場の告知だった。
ハメられた橋本だったが、さらに広田は「オファーじゃないからな。勘違いするなよ」とフェースクラッシャー!

続く宮崎は「カメラの準備をしろ!」と橋本を恥ずかし固めへ。
これを自慢の脚力で防いだ橋本。
ラリアット合戦となり、宮崎がコマネチでテンションあげると、橋本もラリアットでやり返し、コマネチポーズ。
そして卍固め→俵返しを放って彩羽と交代。
宮崎も卍固めを狙うが、回避されるとリップロック狙い。
なんとか凌いだ彩羽が右ストレート。
彩羽はニールキックで飛び込むも、かわした宮崎が低空ドロップキック。
広田とタッチ。

彩羽のキックをかわす広田。
ボ・ラギノールを狙うが、彩羽も警戒。
さらに広田の高田純次を阻止すると、キックをお見舞い。
サッカーボールキックでカウント2。

コーナーに登る彩羽を広田が足止め。
広田はロープ渡りを彩羽に強要する。
ふらつきながらもロープ渡りにチャレンジする彩羽。しかし、ロープを揺らされ転落すると、広田がすかさずボ・ラギノール。619、シャイニング・ウィザードと波状攻撃。そしてへなーらサンセットの体勢に。
踏ん張る彩羽に宮崎がラリアットで突っ込むも、寸前でかわされ広田に誤爆。
すかさず彩羽がツイスターでカウント2。
橋本にタッチ。橋本は広田にカミカゼ。
コーナーからのサマーソルトドロップを投下する。

一方、奇跡はコーナーtoコーナーのときめきメモリアルで流れを変えると場外戦へ。
ファンにあおられ、広田がトペ・スイシーダで飛び込むが、失敗。
すると宮崎が橋本に「飛ぶの?」と無茶ぶり。
しかし、橋本もフェイントで返す。
すると広田と橋本はもみあいながらバックステージへ。
彩羽はバックステージ行きを阻止して、リング内で宮崎にミドルキック。
正面ドロップキックをお見舞い。
コーナーに登るも、宮崎がリップロックで阻止して雪崩式ブレーンバスターに切り返す。改めてリップロックを敢行すると、彩羽もハイキックで応戦しダブルダウンとなる。

そこに広田と、グリーンミストを食らった橋本が戻ってくる。
ダブルダウン状態のリング上を見た広田は反撃にかかるも、彩羽が阻止。
ならばと宮崎が広田をハンマー式ボディープレスで彩羽&橋本に投下する。

彩羽&橋本もダブルの攻撃で流れを変えると、橋本が広田にパワーボム。
これは宮崎がカット。すぐさま彩羽もパワーボム→ライガーボムで追撃。カウント2。

広田もウラカンラナで攻守逆転。
裏拳から走るも、逆に橋本がふらふらドーンでカウント2。

残り1分となり、橋本がオブライトの体勢。
着地した広田がボ・ラギノール。
しかし、へなーらサンセットは押し潰されてカウント2。もう一度、広田はへなーらの体勢。堪える橋本。
宮崎がリップロックでアシストに入るも、寸前でかわされ広田に誤爆。
チャンスとばかりにバックにまわった橋本は、吐血する広田にダメ押しのオブライトで葬った。
◎試合後のマイク。
宮崎は「岩田…。お前、よくも岩田を!」と駆け寄るも、桜花社長がエプロンへ。
桜花「もういいですか? 終わりました? 説明したいことがあるんで」
宮崎「いま?」

桜花「メイン終わったところすみません。7月15日の大会の説明をさせていただきたいと思います。7月15日、新宿FACE大会で、今年の波女決定戦があります。今日リーグ戦が終了しました。テクニカルブロック1位通過・彩羽匠、パワーブロック1位通過・水波綾、そしてビジュアルブロック1位通過・野崎渚。この3人で、7月15日、新宿FACE大会で三つ巴戦で今年の11代・波女と第14代レジーナと100万円をかけて闘っていただきます。そして宮崎さん、広田さん。タイトルマッチ早くやりたいですよね? 今日、有田が負けたので、有田&高瀬、タイトルマッチ早くやりたいよね? ちょっと上がってください。7月15日、タッグのタイトルマッチ◎宮崎有妃&旧姓・広田さくらVS高瀬みゆき&有田ひめか、どうですか。このタイトルマッチ決定で、よろしくお願いします」
高瀬は宮崎と、有田は広田と「お願いします」と握手をかわす。
すると広田が「お前、何持ってるんだよ」と高瀬にツッこむ。
高瀬が握っていたのは、10・1新木場でおこなわれる広田自主興行のチラシ。
どうやら橋本が投げ捨てたチラシを拾ってしまったようだ。
さらに桜花社長が続ける。

桜花「そして、HIRO’e。HIRO’eは昨日、ヤングブロック優勝しました。レジーナにまっさきに挑戦する権利があるんだけれども、7月15日はできないので、アナタにはとっておきのカードを用意しました。志田光とシングルでお願いします」
HIRO’e「アメリカにいく志田に、胸かしてやりたいと思います」

桜花「ということで、7月15日は彩羽、水波、野崎の波女の三つ巴戦と、広田さん&宮崎さんVS高瀬&有田のタイトルマッチと、HIRO’eと志田のシングルマッチが決定しております。ぜひ見に来てください。今日は野崎が勝ったし、野崎に締めてもらいたいと思います」
野崎「やっと私、コール&レスポンスとビッグウエーブができるんですけど、その前に、ムカつくことに、今日リアル・バースデーのヤツがいるんですよ! 橋本千紘、上がってこーい!」

橋本がリングに上がると、ケーキが運ばれてくる。

野崎「橋本千紘、7月1日で何歳になりました?」

橋本「27歳です」

野崎「27歳の誕生日、おめでとー!」

橋本がロウソクの火を吹き消すと、恒例の顔面ケーキ。
橋本「まさか、他団体に出てこんなお祝いをしていただけると思ってなかったので、ありがとうございます。27歳で初の毒霧を受けて、こんな姿ですが、自分はホントに真の強さを求めて女子プロレスというものをもっともっと世間に広めて、女子プロレスのトップ、そして自分の信じた道を突き進んで、最後はみんなで一緒に『ぎゅん!』したいと思います。ありがとうございました!」
最後は、野崎が初のコール&レスポンスを担当。

野崎「今日もいい波乗れたか! 絶対にレジーナ取るぞ! 7月15日見に来いよ!  ビッグウエーーーーーブ! これが、waveだ、ぎゅーん!」
◎バックステージ
——リーグ戦を振り返って。
彩羽「不本意ではありますよね。急に2人欠場になって、岩田選手とは、一番当たりたかった選手だったので不戦勝になったこと自体は、よく言えば運がよかったと言いますけども、ケガは、レスラーは仕方ない部分もあるので、しっかり岩田選手には治してもらって、またこの続きがいつかできたらと思います。今回、テクニカルブロックは門倉、岩田選手が欠場になったんですけども、その人たちのぶんまで背負って、自分は決勝をしっかり勝ち抜いていきたいと思うので。そして、今回は波女になったらレジーナに、チャンピオンになれるということで、負ける気はないです。ただ野崎選手が上がったことですね。いままでずっと負けているんですよ、そこだけが引っかかるんですけども、しっかり三つ巴、厳しい闘いになるとは思うんですけども、いま自分もシードリングさんのチャンピオンなのでしっかりそこも背負って優勝していきたいと思います」

——三つ巴はどんな闘いになると思う?
彩羽「やっぱりタイトルマッチ級なのが2連続ってことですもんね。なので普通の、いまこのまま普通に万全ですと言って闘っても、ダメだと思うので、頭も使いつつ、いままでにないくらいの闘いは覚悟しています。でもそれを乗り越えた先には素晴らしいものが待っているので、あとは覚悟ですね。覚悟と気合。大丈夫です」

——ファンの皆様に意気込みを。
彩羽「いま自分は脂が乗ってる時期だと思うし、いま女子プロレスを変えていかなきゃいけないと思うので、マーベラスのエースとして、waveさんのベルトを取って、いまシードリングのチャンピオンでもあるので、しっかり女子プロレスをまとめて、これから盛りあげたいと思います。みなさん応援よろしくお願いします」
◎バックステージ
——タイトルマッチが決まったが。
宮崎「アイツらナメてますね」

広田「アイツらは、令和に変わり、新生waveになり、そして初の防衛戦。覚悟がね、足りないんですよ」

宮崎「そうだよ」

広田「私はいま何を言っても説得力がないかもしれない。だけど、7月15日、こうなるのはお前らだからな!」

宮崎「おう覚悟しておけ。これで終わると思うなよ」

広田「ベルト巻けると思うなよ!」
◎バックステージ
野崎「ビジュアルブロック1位通過しましたー。イエーイ! 振り返ってみて…、やっぱり全勝優勝を目標にしてたので、いまでも志田戦が引き分けだったのは悔しいなと、いまでも思うんですけど、結果1位通過という形になったので、悔しいですけど満足はしています」

——7月15日は三つ巴戦だが。
野崎「三つ巴戦の相手が彩羽匠、水波綾。この2人、シングルで私すごく(分がいい)、私にとっては好都合な選手だなと。水波を何回も落としたことあるし、彩羽は彩羽で、水波と同じように締め落としてるので、なんか余裕ではないですけど、勝ったという自信が過去にあるので、そこを自分のモチベーションとして、15日を迎えられるかなと思っています」

——彩羽選手に負けたことない?

野崎「そうなんですよね! タッグでよくクソ女とニュートラやってたときは、直接、私、彩羽に取られたことなく、シングルで当たったときも私が勝ち、新生waveになってからも私は直接負けたことがない。過去に本当に彩羽に取られたことないので、そこも自信になってます」

——波女になる自信は?

野崎「あります、100%です。レジーナ絶対取ります。みんなとの約束を守ります!」
◎バックステージ
——次回新宿でタッグ挑戦決まりました。
高瀬「いつも余裕ぶって、試合して、負けるといっさい思ってないみたいですけど、私は宮崎有妃に2回勝ってますから、2回。これは紛れもない事実。油断してれば足下をすくわれることをわからせてやろうと思います。何色にでもなってやるって言ったけども、お前らもまともな色ですむとは思うなよ!」

有田「みゆきさんは2回、勝っていて、前回の新木場大会で、奇跡VSザ・ビギニング、両者リングアウトの悔しい結果だったんですけど、それでも負けてはないので、15日までに惑わされず、精神面も強くなって、こっちが上回るってところをたくさん考えて、お客さんも奇跡の2人もビックリさせて7月15日は自分たちがベルトを巻きたいと思います」

高瀬「そやな。ふざけたような試合ばかりして。でもね、言っておきたいです。実際に奇跡をおこしまくってるのも、波にノってるのもウチらなんで。よろしくお願いします!」
2019.06.30

WAVE Phase2「大阪ラプソディ―Vol.45」

Xを除く出場全選手による入場式。
11選手がリングに揃ったところで対戦カードが発表された。
そして、挨拶に指名されたのは水波。
「本日は雨で、お足下が悪い中、ご来場ありがとうございます! 前回の、4月の大阪大会の時は、自分はちょっと、急きょ、欠場になってしまいまして。なので今日は、WAVEのリニューアル後、初の大阪大会でございます。大阪の皆様、お元気でしたか!?
(大きな拍手に対し)よかったです。今日もですね、WAVEの大会を、胸いっぱい、体いっぱい、楽しんでいってください! 最後まで、応援よろしくお願いします!」と、いつも以上に元気に挨拶してのオープニングとなった。
▼CATCH THE WAVE 2019~ヤングブロック~(10分1本勝負)
○HIRO'e<3勝=6点>(9分5秒、片エビ固め)Maria<1勝2敗=2点>●
※バックドロップホールドが崩れるも押さえ込んで。HIRO'eがヤングブロック優勝


ヤングブロックへの出場権を獲得しながら、出場枠争奪戦で敗れた門倉凛がテクニカル部門での出場を許可されたことに納得がいかず、全勝優勝を宣言したHIRO'e。
ここまで2戦2勝で迎えた最終リーグ戦。
最高得点を獲得しても最終戦で引き分けた場合には「全勝」という約束は果たせないことになる。

Mariaが求めた握手を握り返して試合開始のゴング。
鳴らされる同時にコーナーを飛び出した両選手。
いきなりスピアを決めたHIRO'eだが、Mariaの丸め込みの連続にペースを乱される。
低空ドロップキックを浴びながらも串刺しドロップキック決めて反撃に転じるHIRO'e。
しかし、Mariaも串刺しドロップキックをお返し。
それでもHIRO'eはエルボー、ストンピング、スリーパー、ダブルレッグロックとスリーパーの複合技、逆エビで優位に試合を進める。
ロープブレイクに持ち込まれても、ブレーンバスターを放っていく。
2発目のブレーンバスターをこらえたMariaは、HIRO'eにぶら下がる形でフロントスリーパーを決め、そのままグラウンドに持ち込んでギブアップを迫る。
HIRO'eはサードロープに足を伸ばして、なんとかブレイクに持ち込んだ。
ブレイク後、腰を落とした状態のHIRO'eには低空ドロップキック5発からボディースラムを放っていくMaria。
カウント2で返されると、馬乗りになってエルボーを落としていく。
Mariaがロープに走ったところでスピアを決めたHIRO'eは、Mariaをコーナーに運ぶと串刺しでのスピアを決めてミサイルキック。
そしてムーンサルトプレスを狙ってコーナーに上がる。
2段目ロープに足をかけた状態で背を向けているHIRO'eにドロップキックを放って場外に落としたMariaは、リング下でボディースラムを放って一足先にリング内へ。
リングに戻ってからもボディースラム、エビ固め、首固めと丸め込んでいくMaria。
カウント2で返していったHIRO'eは、逆にMariaの背後に回って背中合わせになり逆さ押さえ込み。
これをカウント2で返されたHIRO'eは北斗原爆。続いて決めたスピアもカウント2で返される。
ここでバックドロップホールドを放つも、崩れてMariaの肩が上がる。
しかし、そのまま片エビで固めてカウント3を奪った。
これでHIRO'eは勝ち点6。
宣言通り全勝でヤングブロック優勝を飾るとともに、レジーナ王者への第1挑戦権を手にした。
▼CATCH THE WAVE 2019~スピンオフ~(15分1本勝負)
△彩羽匠(時間切れ引き分け)旧姓・広田さくら△

門倉凛、岩田美香の欠場で闘わずしてテクニカルブロックを1位通過した彩羽匠。
当初、この日は岩田とのリーグ戦が組まれていたがカード変更。対戦相手はXと発表されていた。
そして、Xとして入場してきたのは岩田美香のコスプレに身を包んだ旧姓・広田さくら。
リングインしてリングアナから選手紹介のコールを受ける際にキックのデモンストレーションまでマネするが、その“変身ぶり”に、彩羽は笑いをこらえられない。
試合開始のゴングが鳴ってにらみ合う両者。広田がフェイントで蹴りを繰り出すだけで、彩羽はこらえ切れず笑いが漏れてしまう。
短期勝負に出た彩羽が決めたグラウンドでのスリーパーは逃れたものの、スタンドに戻ってローキックを叩き込まれると1発で及び腰に。
逆にローキックを返しても彩羽は微動だにせず。
広田をコーナーに飛ばして串刺しエルボーバットを決めた彩羽。
ローキックを連発していくと広田はダウン。
ここでロープに走って蹴りを放ったものの、それをかわした広田は下からボ・ラギノールを見舞う。
ダウンした彩羽を見てタカダジュンジを狙ったが、足を出されてカットされた。
「さては、お前がやりたい……」とまで言ったところで彩羽が攻撃を仕掛けると、広田は彩羽のエルボーを受けたところでダウンしてタカダジュンジを誘う。
仕方なくタカダジュンジを仕掛ける彩羽。
ヘッドバットが決まって、タカダジュンジ成功!
ここで広田は「タカダジュンジも決まったことだし、今日、ダブルヘッダーだし、もう終わりにする」とリング上で大の字に。
カバーに来た彩羽を丸め込んだがカウント2。
だまし討ちに怒った彩羽がサッカーボールキック2発。
観客の「もう1回」の声にこたえて3発目を放ったが、その蹴り足をキャッチした広田はヒザにエルボーを落とし、リストをつかむ。
そしてコーナーに上がろうとしたが、彩羽はロープに足をかける前にスライディング・レッグシザースを決めてクロスフェースロックへ。
広田は必死にロープに逃げる。
彩羽はブレイクしてもすぐに起き上がれない広田に、正面からの蹴り2発。
さらにフロントネックチャンスリー気味のブレーンバスター。
そしてコンビネーションで蹴りを放っていくが、それを見切ってかわした広田。
逆に蹴りを放ってからカカト落としを狙ったが、足を上げた瞬間に股関節を痛めた様子。
ここで彩羽は股裂きから股割りの状態に持っていき、ヒザ十字へ。
ロープブレイクに持ち込まれると広田をロープに飛ばしたが、広田は走ることさえできない。
チャンスとばかりに近づいてきた彩羽を丸め込んだ広田。カウント2で返されると、股関節を痛めたのは「嘘だ」。
そしてロープ歩き、ロープに張りつけにしてのボ・ラギノールを決める。
さらにロープを挟んでのエルボーで彩羽をリング下に落とした広田。
トペを放つもセカンドロープに引っかかって失敗。
そのまま場外乱闘を繰り広げているところで「残り時間3分」のコール。
観客の傘を手にして、徹底して彩羽の尻を突いてリングに転がり込んだ広田。
彩羽は痛みにのたうち回りながらも、なんとかカウント20寸前にリングに滑り込んだ。
リング内に戻ると、カウンターのハイキックを決めた彩羽。
さらにトラースキックをヒットさせるが、広田はカンチョーを返していく。
ハイキックを決められた広田だが、そのままふらふらドーンで押さえ込む。
カウント2で返した彩羽は、「残り10秒」がコールされたところでパワーボム。
そのまま丸め込むが広田はカウント2で返す。
2発目のパワーボムを狙って広田を担ぎ上げたところでタイムアップのゴングが打ち鳴らされた。
試合後は互いに「もう1回」と、再戦をアピールしてからリングを下りた。
▼CATCH THE WAVE 2019~ビジュアルブロック~(15分1本勝負)
△桜花由美<1勝1敗1分=3点>(時間切れ引き分け)有田ひめか<1敗1分=1点>



有田ひめかが求めた握手に応じた桜花由美。
試合開始のゴングが鳴らされるや、いきなりラリアットを放った有田。
それをかわした桜花はビッグブーツを放つが、さらにそれをかわしたジャンピング・ニーを決めた有田。
カウント2で返した桜花は、有田のバックに回り、相手の両腕をクロスしてのバッククラッカーからビッグブーツ。
ベイダーアタック、串刺しジャンピング・ニーを返していたあ有田は、ショルダータックル5発。
さらに逆エビから逆片エビと攻め立てる。
エルボーを放ってきた有田を捕まえてフロントヘッドロックにとらえた桜花だが、有田はそのまま頭越しに投げ飛ばす。
すると桜花はトップロープ越しに場外に転落。
しかしリング上でダウンした状態の有田を見ると、桜花はリングに戻る際、コーナーからフライング・ボディーアタック。
カウント2で返されると、クロスフェースロックで有田の動きを止めにかかった。
ロープに逃れた有田だが、桜花はロープ際で有田のボディーを踏みつける。
桜花のビッグブーツをかわした有田は、セカンドロープに足を引っかけている桜花の背後からベイダーアタック。
しかしアルゼンチンバックブリーカーを狙ったところを押し潰され、クロスフェースロックに持ち込まれた。
それでも有田は、なんとか―ドロープに手を伸ばしてブレイクに持ち込んだ。
桜花のビッグブーツをかわして背中にジャンピング・ニーを決めた有田は、うつ伏せ状態の桜花にボディープレスから逆片エビ。
ギブアップを迫るも、ロープブレイクに持ち込まれた。
強引にアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げた有田は、前方に落としていく。
さらにバックフリップ、正面から走り込んでのジャンピング・ニー。
有田のジャンピング・ニーをかわしてキルスイッチからカカト落とし2発を決めた桜花は、3度目のクロスフェースロック。
そこから腕を取ってサーフボードに移行するも、有田は足を伸ばしてブレイクに持ち込んだ。
スタンドに戻ってエルボーの打ち合いから、互いにロープに走った相手を追いかけて有田がベイダーアタック、桜花がフォアアームを放て行く。
有田が反対側のロープに走るとするところ、髪をつかんでダウンさせた桜花は、有田が立ち上がってくるところにランニング・エルボー。
有田もラリアットを放っていく。
2発目のラリアットをかわした桜花は、有田の体を持ち上げるとトップロープにノド元を打ちつける。
さらにビッグブーツ2発。
カウント2で返されるとロープに走るが、有田はジャンピング・ニーで迎撃。
ラリアット2発を決め、桜花がビッグブーツを放ってカバーにいったところでタイムアップとなった。
これで互いに1点を追加。
桜花は得点3でリーグ戦を終了。
すでに志田光も3点で公式戦を終了しており、野崎は1試合を残して得点3。
有田もここで1点を追加したことで1位通過の可能性を残している。
大混戦のビジュアルブロックは公式戦最終戦(6・1新木場、野崎渚vs有田)の結果待ちとなった。
休憩明けのインフォメーションコーナーでは二上美紀子代表がリング上へ。
今後の大阪大会として、10月12日~14日、大阪・アゼリア大正で女子プロレス祭り的なイベントの開催を発表。
全団体とはいかないまでも、主要団体大阪に集結し、主催興行を持ち寄る形で企画。
幕開けとなる12日の午後は「ヤングOH!OH!」として開催。
そこでデビュー5年目となるHIRO'eがヤングを卒業することに。
初日は2大会、2日目と3日目はそれぞれ3大会を開催予定。
“女子プロレス見本市”の詳細は後日発表される。
▼スクランブルwave(60分3本勝負)
水波綾、野崎渚、高瀬みゆき(2-1)宮崎有妃、旧姓・広田さくら、神童ミコト
①○水波(10分12秒、片エビ固め)神童●
※ラリアット
②●高瀬(13分30秒、外道クラッチ)宮崎○
③○高瀬(3分0秒、体固め)宮崎●
※宮崎がパワーボムを決めてカバーしているところに、水波に突き飛ばされた広田がぶつかって、高瀬が宮崎に覆いかぶさる形になってカウント3が数えられて

この日、2試合目で疲れを隠せない旧姓・広田さくら。
水波綾と高瀬みゆきは、広田先発をアピール。
結局、1本目の先発は高瀬と神童ミコトとなる。
ゴングと同時に飛び出してきた神童を飛び越えて、コーナーに控える広田と宮崎有妃に攻撃を仕掛ける。
無視された格好の神童は躍動感のあるドロップキックを連発で浴びせていったが、高瀬は神童をボディースラムで叩きつけると、神童を敵コーナーに付き飛ばして広田に交代するよう要求する。
それに応じて出てきた広田に、カミカゼからセカンドロープに飛び乗ってギロチンドロップ。
さらにミサイルキックを放つと、野崎渚が広田の背後からミサイルキック。
さらにブレーンバスター。神童のドロップキック、水波のラリアットのアシストを受けて、えびす落としを決めた。
さらにブレーンバスター。神童のドロップキック、水波のラリアットのアシストを受けて、えびす落としを決めた。
タッチを受けた野崎はダブルニーアタック、ドロップキックを叩き込んでいくが、ブレーンバスターをDDTに切りあ消した広田は、高瀬と2人に二刀流のカンチョーを決める。
しかし、水波の強烈なエルボー、高瀬のドロップキック、野崎のビッグブーツを浴びるも、カウント3は許さない。野崎のドルミルは、神童と宮崎が必死のカット。
やっとのことで広田からタッチを受けた宮崎は、低空ドロップキックからビッグヒップ。
これは水波と高瀬がカット。
宮崎は両腕でのラリアットで水波と高瀬を決めると、2人まとめてビッグヒップの餌食にする。
さらに野崎にドロップキック。野崎は串刺しビッグブーツを決めて水波にタッチ。
水波はマシンガンチョップからパントマイムを交えての串刺しラリアット。
リング中央でラリアットの打ち合いとなるも、最後に同時に放った際は宮崎が打ち勝つ。
代わった神童のドロップキック連発を受け流した水波は強烈なエルボーを叩き込み、神童がブレーンバスターを狙ってきたところボディースラムに切り返す。
しかし神童は、ボディースラムをかけられたタイミングで水波の背中におぶさってスリーパーを決めていった。
それを前方に一本背負いの要領で投げ飛ばした水波は、ラリラットからギロチンドロップ。
カウント2で返されると、逆エビを決める。
ここは宮崎がカット。
しかし水波は、神童をアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げた。
それを滑り下りながら丸め込もうとする神童をつかんで阻止した水波は、そのままジャーマン気味に後方に投げ捨てようとしたが、うまく水波の首に腕を回して絡みついた神童は首固めに切り返す。
カウント2で返されると逆さ押さえ込みへ。
ギロチンドロップをかわして丸め込む。
さらに前方回転式のエビ固めを決め、水波のラリアットをかわして足をすくう形でジャックナイフホールド。
いずれもカウント2で返されたが、丸め込み技の連続に、水波はたじたじの表情。
しかし走り込んでくるところにカウンターでラリアットを叩き込み、カウント3を奪った。
2本目のゴングが鳴ると、水波はダメージが残ってふらふらの神童を一気に攻め立てる。
ラリアット、スピアから肩に担ぎ上げるが、ここで宮崎が飛び込んできてときめきメモリアル。
これで動きが止まった。代わった広田が水波とボ・ラギノールの打ち合い。
広田はロープ歩きを決め、飛びついてのウラカンラナへ。
さらに619を決めたものの、高瀬がミサイルキックで追撃を阻止。
タッチを受けた野崎がコーナーに詰めてブレイジング・チョップ連発。
ロープにもたれかかった状態へのビッグブーツを決めると、広田がトペを狙うもロープに引っかかって失敗、そのまま場外乱闘となり、バックステージに消えていった。
リングに残されていた神童は、水波に「(バックステージへ追いかけて)行くぞ!」と声をかける。
水波は「行かなくていい」というものの、神童を追いかける形でバックステージへ消えた。
しばらくリングは無人状態。
アリーナに戻って来ると、野崎の顔面は緑に染まっていた。
リング中央に寝かすと広田がタカダジュンジを狙おうとするも、「どうせ足を出されて失敗するんだから」と、自らリング中央に大の字になって、野崎にタカダジュンジをするよう求める。
仕方なくロープワークから広田の上を飛び越えてタカダジュンジを放つが、
それをかわした広田は、フェースクラッシャーからプロレスLOVEポーズ。
しかしプロレスLOVEポーズを取っているところに野崎がフェ―クラッシャーを決めてプロレスLOVEポーズのお返し。
広田のボ・ラギノールを浴びた野崎だが、宮崎にビッグブーツを放っていく。
それを受け止めた宮崎は恥ずかし固めへ。
これは高瀬がカット。
宮崎にカウンターのビッグブーツを決めた野崎はコーナーに上がる。
しかしここは、神童にデッドリードライブで叩き落とされてしまった。
宮崎にカウンターのビッグブーツを決めた野崎はコーナーに上がる。
しかしここは、神童にデッドリードライブで叩き落とされてしまった。
この間に対角線のコーナーに上がっていた広田だったが、コーナーでの攻防でロープを揺らされたため、足を滑らして宙吊り状態に。
ドルミルに捕らえられた宮崎は、そのまま後方に走り込んで野崎をコーナーにぶつけようとするが、広田が挟まる形になった。
何とか野崎を振りほどいた宮崎は、コーナーに宙吊りになっている広田を使ってのハンマープレス。野崎は再び宮崎をドルミルにとらえるが、今度は広田がカット。
6選手が入り乱れる中で、高瀬にえびす落としを決めた宮崎に対し、高瀬もコーナーからのフライング・フォアアームを返していく。
そして水波との合体ギロチンドロップ。
広田も対抗して神童を使っての合体ギロチンドロップを狙うが、バランスを崩してそのままバックドロップで投げてしまう形に。
しかし宮崎はカウンターのラリアット。
続いての外道クラッチは野崎のカットに遭ったが、投げ捨てジャーマンを決めると、広田がボ・ラギノールでアシスト。
ここで外道クラッチを決めてカウント3を奪い、1-1のイーブンに持ち込んだ。
3本目、ゴングと同時に6人がリング上で入り乱れる。そのまま戦場はリング下へ。
1人リングに残った広田がトペを決めると、観客から大きな拍手が。
広田も「やればできる!」とガッツポーズ。
リングに戻るとカミカゼ を決めた高瀬だったが、直後に広田のミサイルキックを浴びてしまう。
宮崎は高瀬をボディースラムで叩きつけると、コーナーに上がっていた水波を捕まえてファンタスティックフリップを放つ。
しかし高瀬がかわしたため、結果的には水波がデッドリードライブで叩きつけられる形になった。
野崎が宮崎に低空ドロップキックを突き刺すと、水波が裏投げ。
そしてコーナー最上段に上がっていた高瀬が急降下ギロチンドロップ。
宮崎を引き起こそうとした高瀬だったが、逆にパワーボムの態勢に担ぎ上げられた。
これをウラカンラナで切り返そうとしたが、踏ん張って阻止した宮崎は、反動をつけて高瀬を担ぎ上げてパワーボム。
そのまま押さえ込んだものの、コーナーでもみ合っていた水波が広田を突き飛ばしカバーを崩す。
もつれ合った状態で高瀬が宮崎に覆いかぶさる形に。
そのままカウントが数えられ、Tommyレフェリーの手が3回マットを叩いて勝負が決まった。
まさかの勝利に喜びを隠せない高瀬はマイクを通さずにタッグ王座への挑戦をぶち上げるが、広田から「この前(6・19新木場)の話でやるってことになっただろ!」と突っ込まれる。すると高瀬は「いつやるやんだよ?」。これに広田は「近々……」と答えた。
さらに広田は「お前ら、自分たちが持ってたベルト落としたからってな、ベルトを獲り返すことに躍起になってると、足元すくわれるからな。お前、次、野崎みたいにさせてやるからな」と宣戦布告。そして「野崎、お前も覚えとけよ」と挑発した。
ここでリング上にマイクが置かれているのに気づいて取り上げると、広田から「お前、マイクでしゃべれよ」と突っ込まれた。高瀬は「気づかなかったんだ!」と返し、そのまま「今日はWAVE(所属選手)じゃないけど、私が(最後)勝ったから、私が締める!」と強引にコール&レスポンスで観客のビッグウェーブを起こし、「これがWAVEだ!」で新体制2度目の大阪大会を締めた。
2019.06.19

「weekday WAVE vol.122」

◎門倉凛が欠場挨拶
大会前に今大会を欠場する門倉凛が挨拶をおこなった。

門倉「みなさんこんばんは! 今回6月16日の試合中に右ヒザのほうをケガしてしまいまして、今回のwaveさんの大会を欠場させていただくこととなりました。本当に申し訳ございません。waveさん、そして各団体の皆様、今日の試合を楽しみにしてくださってた皆様にご迷惑ご心配をおかけしまして、本当に申し訳ございませんでした。今回、自分、CATCH THE WAVEのリーグ戦に出場させていただいてたんですけども、自分の欠場によりリーグ戦終了となってしまいました。本当にメチャクチャ悔しいです。本当に悔しいんですけど、自分はCATCH THE WAVE諦めていないので、波女取るまでリーグ戦出たいと思っています。1日も早い復帰を目指して、waveさんのリングに戻ってきて暴れ回りたいと思います。待っててください。よろしくお願いします」
1、チャレンジwave(15分1本勝負)
○桜花由美(10分49秒、体固め)進垣リナ●
※ビッグブーツ



ビジュアルブロックにエントリーしている桜花由美がオープニングマッチに登場。
2AWの進垣リナと初シングルマッチをおこなった。
試合はクリーンな握手でスタート。
バックの取りあいからグラウンドへ。
進垣がレッグロック→フットスリーパーでリードする。

脱出した桜花は串刺しビッグブーツで主導権を握ると、逆エビ固め。
ブレイクされると腰へのダブルニードロップを投下する。
するとセコンドの広田が「ガッキー、ババアに負けるなよ!」と声を飛ばす。
その声に応えるように、進垣がドロップキックで反撃。
ブラ下がりチキンウイング・アームロック→アームブリーカー→ワキ固めの体勢。

桜花がかわしてエルボー合戦となる。桜花のネックブリーカードロップはカウント2。

進垣もワキ固めで切り返すが、惜しくもニアロープ。
ならばとロープを絡めたチキンウイング・アームロック。
そして、ダイビング・ボディーアタックにつなげる。キックアウトされると、もう一度、ワキ固めへ。
だが、これも桜花の足がロープに伸びる。
桜花はストレッチマフラーホールドで攻守を入れ替えると、ロープに逃げる進垣にビッグブーツで追い打ち。追い込まれた進垣だったが、ビッグブーツをかいくぐりスクールボーイ、首固め、逆さ押さえ込みでカウント2。

ヒヤリとした桜花だったが、ダブルアーム式DDT、カカト落としで再び攻勢。
キックアウトされると、垂直落下ブレーンバスターへ。
カウント2で自ら引き起こした桜花。
進垣を立ちあがらせてビッグブーツ。ダメ押しのビッグブーツで貫録勝ち!
試合後は桜花から握手を求めて、健闘を称えた。
2、スクランブルwave(20分1本勝負)
水波綾&○まるこ(14分41秒、ハヤティーナ)彩羽匠&Maria●



岩田美香の負傷欠場により、テクニカルブロック1位通過が決まった彩羽匠が後輩のMariaを連れて第2試合に登場。
対する水波綾も6・16川崎で優宇を下し、パワーブロック1位通過を決めたばかり。
waveに久々登場となった、まることタッグを組んだ。

波女を見据えた水波と彩羽が先発。
注目対決でスタートとなった。
慎重な立ち上がりから彩羽がキック。
かわした水波が串刺し攻撃を狙うが、彩羽がガットショットで迎撃。
これを受け止める水波。
静かにリリースするも、彩羽が離れ際にキック。
水波がスウェーでかわしていく。
緊張感が漂うファーストコンタクトとなった。
続いてMariaVSまるこへ。
徐々にMariaが捕まる展開となるも、自力で耐えたMariaが小刻みエルボー→ドロップキックを放ってようやく彩羽とタッチ。
彩羽はショルダータックルでまるこを吹っ飛ばす。
水波にも放ったが、水波が受け止めダブルの攻撃につなげる。
かいくぐった彩羽が水波にソバット。
まるこを孤立させると、トラースキック。
まるこもヘッドシザース・ホイップでやり返して水波と交代する。

彩羽のニールキックをガードした水波。
水波がギロチンドロップで飛び込むも、彩羽がかわす。
ここで水波は「来いよ!」とキックを呼び込む。
彩羽がキックを放ったあと、今度は彩羽も「来いよ!」と挑発する。
水波がエルボー弾をお見舞い。彩羽のキック、水波のラリアットは相打ちに。

走る彩羽に水波がフロントスープレックス。
そしてスピアで追撃。裏投げは彩羽が堪えてローリングエルボー、スピンキックにつなげる。これに対して、水波はラリアットで応戦する。両者チェンジ。
まるこVSMariaはエルボー合戦で激突。
Mariaがドロップキックを放って行く。
カウント2。ワキ固めで捕獲する。耐えられると、彩羽のキックを挟んでMariaが逆さ押さえ込み。
カウント2。水波のエルボー弾を誤爆させて丸め込むが、これもカウント2止まり。
走るMariaにまるこがドロップキック。
すかさずハヤティーナでギブアップを奪った。
3、エボリューションwave(15分1本勝負)
○橋本千紘(12分7秒、片エビ固め)HIRO'e●
※パワーボム


現二冠王者のSareee戦に続き(6・16川崎)、今大会では前センダイガールズワールドシングルチャンピオンの橋本千紘との対戦となったHIRO’e。
ヤングブロックの全勝優勝を掲げているだけに、この試合で弾みを付けたいところだ。
試合はショルダータックル合戦でスタート。
一歩も譲らないHIRO’e。エルボー合戦となると、
ボディーブローを連発して圧倒。

橋本もお返しの馬乗りパンチを狙うが、HIRO’eは反則をアピール。
ならばと橋本はスリーパー→フロントネックロックで捕獲する。
そして極楽固めへ。
堪えられると逆片エビ固めに移行する。
凌いだHIRO’eはチンクラッシャーで攻守を入れ替え、低空ドロップキック。
セカンドからのドロップキックでカウント2。
低空ウラカンからのロングビーチへ。
走るHIRO’eに橋本がパワースラム。
サマーソルトドロップでカウント2。

橋本はカミカゼからセカンドからのサマーソルトドロップを投下。
寸前でかわされるも、すぐに卍固めへ。
堪えられるとバックドロップ。
続いてエルボーのラリー。
HIRO’eがブレーンバスターにつなげて、ミサイル発射。
さらにスピアでカウント2。
バックドロップ・ホールドもカウント2止まり。

走るHIRO’eに橋本がカウンターのラリアット。
オブライトを狙うがHIRO’eが切り返し、カウント2。
カサドーラも橋本が堪えていく。
ヒロ・ギョプサルもカウント2。
HIRO’eの丸め込みに追い込まれる橋本だったが、ラリアットで迎撃すると、パワーボムにつなげて3カウント! 
試合後、マイクを握ろうとするHIRO’eだったが、バタンと倒れ込む。
桜花と水波がHIRO’eを退場させた。
◎インフォメーション/広田が自主興行を開催

第3試合終了後、インフォメーションコーナーとして、野中美智子リングアナウンサーと旧姓・広田さくらが登場。waveのNAMI☆1興行を買いとり、10・1新木場にて自主興行の開催を発表した。詳細は後日発表される。
4、アブノーマルwave(15分1本勝負)
▲宮崎有妃&旧姓・広田さくら(14分34秒、両軍場外リングアウト)高瀬みゆき&有田ひめか▲


ノンタイトルながらwave認定タッグ王者組の宮崎有妃&旧姓・広田さくら<奇跡>と、シードリング・ビヨンド・ザ・シータッグ王者組の高瀬みゆき&有田ひめか< The Beginning>の対戦が実現。
宮崎はキャッチ公式戦で高瀬に敗れており、タッグ戦とはいえリベンジのチャンスでもある。

ゴングと同時に奇跡が場外へ。
広田が「やるぞ!」と挑発すると、高瀬が早くもヒートアップ。
これを有田が必死に食い止める。
さらに有田は宮崎を場外ボディースラムで大人しくさせ、場外乱闘を繰り広げる広田、高瀬をリングに放り投げ、「中でやれ!」とお説教。
広田は「お前のせいだ! 中でやってやる!!」と高瀬にフェースクラッシャー。
高瀬もやり返していく。
さらに串刺しドロップキック、逆水平チョップを放つ。

一方、広田はロープ渡りを狙うが、高瀬は拒否。
すると広田は「えっ、まさか?」とロープ渡りを高瀬に譲る。
慎重にロープ渡りにトライする高瀬。
だが、転倒させた広田がボ・ラギノールへ。
続いて宮崎VS有田に移行。
ショルダータックルで衝突を繰り返したあと、宮崎が片足ドロップキック。
有田もショルダータックルでお返し。
ならばと宮崎は恥ずかし固めへ。
これは高瀬がカットに入る。
そして、ダブルの攻撃から有田がランニング・ニーでカウント2。

宮崎は高瀬にビッグヒップ。
そして、広田をハンマー式ボディープレスで投下する。

有田&高瀬もダブルの攻撃を狙うが、宮崎が両腕ラリアット。
ロープにもたれる高瀬に広田がボ・ラギノール。
宮崎が場外から助走して顔面キックを狙うが、高瀬もかわす。

ならばと奇跡は、高瀬、有田を対角コーナーに据えて串刺しラリアット。
ときめきメモリアルをコーナーtoコーナーでお見舞い。
独自路線でペースを握る。
劣勢の高瀬だったが、有田のショルダータックルで流れを変えると、ファンタスティックフリップの体勢。
だが、これは自滅に。

すかさず高瀬にボ・ラギノールを放った広田がバックステージへ。
グリーンミストで高瀬&有田の顔を緑色に染める。
高瀬&有田も反撃に転じると、お返しのバックステージへ。
グリーンミストでやり返したようだが、小競り合いは続き場外カウントアウトに…。
上半身は入っていたと主張する広田と、下半身が入っていたと主張する高瀬だったが、どちらも全身ではないため、Tommyレフェリーは両チームのカウントアウト負けを告げた。
◎試合後のマイク
広田「選手のみんな聞いたか。こういう目に遭うから場外には気をつけろ。こんな不透明なままじゃ終われないんだよ。もう1回やらせろ。できるだろ? お前らがやる気があるならな」

高瀬「やる気どころか、ちょうど2本目のベルト欲しいと思ってたんですよ。お前らのベルトよこせ!」

広田「ははは。私たちのベルト、欲しい? あげると思うの? ばかじゃねーの、そんな緑の顔して」

高瀬「何を言うてますの? この宮崎にCATCH THE WAVEで勝ちました。今日も負けてません。挑戦する権利はあるでしょ?」

広田「ちょっと前に勝ったからって過去の話。未来しかみてないから。このベルトかけてやってやるよ。緑だけじゃすまないからな」

高瀬「緑でも赤でも黒でも何でもなってやる! お前も顔洗ってこい!」
5、CATCH THE WAVE2019~ビジュアルブロック~(15分1本勝負)
△野崎渚<1勝1分=3点>(時間切れ引き分け)志田光△<1勝1敗1分=3点>


混戦となったビジュアルブロックは、4選手が2点で並び、全選手が優勝の可能性を残している状況。
志田光はこれが最終戦となるため、勝って他の選手の結果を待ちたいところ。
一方の野崎は初戦の桜花に勝ち、今回が2戦目。
全勝優勝を掲げているだけに、落とせない一戦となった。

最初に仕掛けたのは志田だった。
ショートレンジのヒザ蹴りを連発。
インプラントでカウント2。
野崎も後方回転エビ固めで流れを変えると、早速ドルミルの体勢。
かわされると大外刈りを挟んで、ドルミルへ。なんとか耐えた志田がロープ。
場外で呼吸を整えたあと、戻ろうとする。
野崎が襲うとカウンター攻撃。
志田が場外でのジャンピングニーでお返しする。

これで主導権を握った志田がキャメルクラッチへ。
風車式バックブリーカーでカウント2。
志田は野崎をコーナーに逆さ吊りにすると、串刺しニー。
逆片エビ固めで捕獲する。
串刺しビッグブーツで反撃にに転じた野崎。
しゃれキック→ビッグブーツでカウント2。
さらに蒼魔刀からザキゴエを放つ。
コーナーに向かうが、志田が雪崩式ブレーンバスターに切り返す。

エルボーのラリーから志田がカウンターのフランケンシュタイナー。
そしてヒザ蹴りで追撃。
野崎もビッグブーツでやり返す。
志田のヒザ蹴り、野崎のビッグブーツが交互に炸裂する。

さらに野崎はドルミルⅡを狙うが、志田がリバースブレーンバスターに切り返す。
ここで志田はファルコンアロー。
残り時間が少なくなるなか、志田がスリーカウント。
カバーの瞬間、体勢を入れ替えた野崎がカウント2。そのままドルミルⅡへ。
なんとか志田がロープ。
すぐさま野崎がリバースおしゃれキック。
走るも、志田がジャンピングニーで迎撃。
ダブルダウン! 
さらに野崎のビッグブーツ、志田のヒザ蹴りがクリーンヒットする。

残り1分から野崎がカウンターのビッグブーツ。
今度は志田がジャンピングニー。
しかし、野崎もドルミルと見せかけて丸め込む。
カウント2。
片足ドロップキックで追撃する。
ならばと志田も目突きからの首固め。
これもカウント2止まり。
志田が至近距離からのヒザ蹴りを放ったところで時間切れに……。

この結果により、志田は1勝1敗1分3点でリーグ戦を終了。他の選手の結果を待つこととなり、野崎は7・1新木場での有田戦が最終戦となる。
◎エンディング
試合後、桜花社長がリングへ。

桜花「締める前に最後の詳細を発表したいと思っております。えー、今日テクニカルブロックが1位通過、彩羽匠に決定しました。早く決まってしまったので、今日発表しておこうかなと思います。パワーブロック1位通過、水波綾。テクニカルブロック1位通過、彩羽匠。ビジュアルブロックはまだ4人とも1位になれる可能性を残しております。この3ブロックの1位が7月15日新宿FACE大会で三つ巴戦をしてもらい、そこで波女を決定したいと思います。三つ巴で波女決定戦をやります。よろしくお願いします」
野崎「試合直後に決勝は三つ巴ってメチャクチャヘビーな情報ありがとうございます。試合、5月5日の後楽園ホールで初戦、桜花さんに勝って、みなさんと約束したこと覚えてますか? 今年こそ全勝優勝して、レジーナ巻く姿をみなさんにお見せするって言ったんですけど、今日志田とまさかの引き分けてしまいました。約束は絶対と自分で言いながら、一つ破ってしまってすみませんでした。でも、リーグ戦優勝して決勝、三つ巴を制してレジーナ巻く姿をみなさんにお見せすることは絶対に約束します。みなさん、今後も応援よろしくお願いします! 締めなんですけど、勝ったら私1回もやったことない、コール&レスポンスとビッグウエーブやろうと思ったんですけど、引き分けたので次回、7月1日の有田に勝ったら決勝に向けてみんなでコール&レスポンスやりたいと思います。今日はこれがwaveだ!で締めさせてください。いいですか? オッケー? やりたい人いました? ああ…オッケーね、じゃあ次回で。いきまーす、これがwaveだー! ありがとうございました」

◎バックステージ

野崎「全勝優勝というのが一つの目標であったので、正直悔しいなと思いますね。ビジュアルブロックの中でイチバンの山場ってたぶん今日だなと思ったので、そこに照準を合わせてきたのでどうしても勝ちたかったんですけど、志田とのシングルは15分じゃ短すぎました。私、今回のリーグ戦、初戦が5月5日で今回まで1カ月ちょい期間があいてたんですけど、またここでちょっと期間があいて7月1日。来月なんですけど、まあ今日以上にコンディションと気持ち整えて、いくら若手であろうと、あなどっちゃいけないと思ってるので、足下すくわれないようにガッチリ勝ちにいきたいと思います」
2019.06.16

CATCH THE WAVE2019~Central~

日時
6月16日  日曜日
観衆
65人
場所
25”D"スタジオ・ディアナ道場
◎CATCH THE WAVE得点状況
前説を担当している野中美智子リングアナが大会前の時点でのCATCH THE WAVE得点状況を説明。まずテクニカルブロックは4選手が全員2点で並んでおり、ビジュアルブロックは公式戦3試合を残し、桜花由美、野崎渚、志田光が2点で並ぶ状況。パワーブロックは今大会で公式戦最終カード(水波綾VS優宇)が組まれており、水波が勝てば1位通過。優宇は引き分け以上で1位通過が決まる。
また単独開催のヤングブロックは、本日、Maria vs 梅咲遥戦がおこなわれ、Mariaが勝てば、4点のHIRO’eと並ぶこととなる。
◎選手入場式
大会に先立ち、選手入場式がおこなわれ、全カードを発表。選手を代表し、梅咲遥が挨拶をおこなった。

梅咲「みなさん、こんばんは! waveさん25“D”(ニコディー)マッチご来場いただき誠にありがとうございます。自分は今日、キャッチの最終戦になります。ここディアナ道場は自分のホームなので、負けることは許されないと思っています。みなさん、自分の初勝利に期待していてください! 最後まで応援よろしくお願いします」
1、shuffle scramble wave(10分1本勝負)
○宮崎有妃&野崎渚(6分16秒、外道クラッチ)旧姓・広田さくら●&桜花由美


wave初の25“D”スタジオ大会は、桜花由美、旧姓・広田さくら、宮崎有妃、野崎渚の4選手がコンビを変えながらタッグマッチで3試合をおこなう“shuffle scramble wave”でスタート! 初戦は宮崎&野崎のKUSO ONNA NIGHTが久々タッグを復活させ、桜花&広田と激突した。

試合前、野崎が現パートナーの桜花に握手を求めると、桜花は張り手で返す。「なんで?」といった表情の野崎。一方の広田と宮崎は睨み合い。複雑な四角関係が露呈する。

ゴングが鳴らされてもまったく動かない広田と宮崎。シビレを切らした野崎がリング内に入ると、桜花も出ていきエルボー合戦を展開する。それでも広田と宮崎はにらみ合いを続け、広田が「時は来たー!」と場外戦を挑んでいく。
暴れ回る広田と宮崎だったが、リングに戻されようやく試合へ。広田が宮崎の足を踏みまくり、フェースクラッシャー。宮崎も同じ技でやり返して、野崎とタッチする。

野崎はブレイジングチョップからビッグブーツ、おしゃれキックで攻勢。広田も野崎のビッグブーツをかわしてボ・ラギノール。高田純次を狙うも、「あっ、時間ないんだ。早くお前やれ」と野崎に譲る。
暴れ回る広田と宮崎だったが、リングに戻されようやく試合へ。広田が宮崎の足を踏みまくり、フェースクラッシャー。宮崎も同じ技でやり返して、野崎とタッチする。

野崎はブレイジングチョップからビッグブーツ、おしゃれキックで攻勢。広田も野崎のビッグブーツをかわしてボ・ラギノール。高田純次を狙うも、「あっ、時間ないんだ。早くお前やれ」と野崎に譲る。

しぶしぶ野崎が高田純次のムーブに入るも、広田が「このやりたがりがっ!」とかわして合体ドロップキックにつなげる。続いて宮崎がコーナーへ。広田がボ・ラギノールで阻止すると、場外に落ちた宮崎らにトペ・スイシーダを敢行。しかし、お腹がひっかかり未遂に。
宮崎&野崎は合体の雪崩式ブレーンバスターを敢行。宮崎がパワーボムで仕留めにかかるが、広田がウラカンラナに切り返す。ここからエビ固めの応酬。いずれもカウント2。桜花がビッグブーツで飛び込むと、これが広田に誤爆し、すかさず宮崎が外道クラッチでクルリ!
2、CATCH THE WAVE2019~ヤングブロック~(10分1本勝負)
○梅咲遥<1勝2敗=2点>(5分54秒、エビ固め)Maria●<1勝1敗=2点>


ヤングブロック優勝は、4点で単独首位を走るHIRO’eと、2点で追うMariaの2人に絞られた。Mariaがこの試合に勝てば、HIRO’eに4点で並ぶ。たとえ敗れても、6・30大阪での直接対決が残っており、優勝の可能性は残している。一方の梅咲遥は、リーグ戦は全敗しているものの、ホームリングでシングル初勝利を目指す。

ゴングと同時に梅咲がドロップキック。Mariaが丸め込みで返してエビ固めの応酬に。

梅咲はボディーシザース、弓矢固めで捕獲。リリースとなるとエルボー合戦となる。走る梅咲にMariaがワキ固め。なんとか堪えた梅咲がドロップキックで反撃開始。押さえ込みはカウント2。
再びロープに走る梅咲に、Mariaがドロップキック。さらに連発していく。梅咲も首固めでカウント2。Mariaはその場ドロップキックから再びドロップキック。ロープに走るも、梅咲がカニばさみからのラ・マヒストラルで3カウント! ホームでシングル初勝利を収めた。
3、shuffle scramble wave(10分1本勝負)
○宮崎有妃&桜花由美(8分8秒、奇跡)旧姓・広田さくら&野崎渚●

shuffle scramble wave第2戦は宮崎&桜花のOVER SUNが復活。またもや対角に立つことになった宮崎と広田はにらみ合う。

試合は桜花VS野崎でスタート。だが、ゴングと同時に宮崎と広田は場外に降りてにらみ合いを展開する。

真面目に試合を続ける桜花と野崎。チェンジしようとそれぞれ自コーナーに戻るも、パートナー不在で試合を中断。場外の広田、宮崎にお説教。
しぶしぶリング上で対峙した広田と宮崎は、広田「いつもお前のせいで!」宮崎「いつも後輩に怒られる」と互いに不満を爆発させながら対峙。バンプを取り合ったあと広田がロープ渡りへ。トペ・スイシーダは、この日2度目の失敗。

リングに戻った宮崎はビッグヒップで追撃する。パワーボムを狙うが、広田がウラカンラナに切り返す。フェースクラッシャーにつなげて野崎とチェンジ。
宮崎のエルボー弾と、野崎のビッグブーツが交互に炸裂する。ここから野崎がドルミルを狙うが、宮崎はチンクラッシャーで脱出。すぐさま野崎はビッグブーツ。これをかわした宮崎が恥ずかし固めへ。耐えられると、ハンマー式ボディープレスで追撃する。カウント2。

野崎もヘッドシザースで宮崎をコーナーに叩き付けると串刺しビッグブーツで追い打ち。野崎のブレイジングチョップと広田がボ・ラギノールが、宮崎に決まる。さらに野崎がビッグブーツで飛び込むが、これは桜花がカット。残り3分となり、広田が宮崎を羽交い締め。桜花がビッグブーツで飛び込むが、広田に誤爆してしまう。
このチャンスに宮崎がえびす落としからムーンサルトを狙うが、かわすと広田がボ・ラギノール。野崎が片足ドロップキック。ビッグブーツで反撃に転じるも、いずれもカウント2。もう一発、叩き込もうとしたが、かわした宮崎が奇跡(丸め込み技)で逆転勝利を収めた。
4エボリューションwave(15分1本勝負)
○Sareee(8分32秒、体固め)HIRO'e●
※裏投げ


現在、WWWD世界シングルと、センダイガールズワールドシングルチャンピオンシップの二冠王者のSareeeにHIRO’eが挑む。

試合はロックアップからSareeeが押し込みブレイク。HIRO’eがドロップキックを放てばSareeeはヘアホイップ。鎌固めで捕獲する。

しのいだHIRO’eも低空ドロップキック、セカンドからのドロップキック、ブレーンバスターで反撃。
Sareeeはカサドーラからのフットスタンプで流れを変える。「どうした、来いよ!」と挑発する。HIRO’eがエルボー弾で向かっていくとエルボー合戦となり、逆にHIRO’eが「来いよ」と挑発。そしてボディーブローを叩き込んだが、Sareeeが低空ドロップキック、フィッシャーマンSHでお仕置き。ミサイルキックはカウント2。

HIRO’eもジャーマンSHを放つとムーンサルトプレスを投下。かわしたSareeeがダイビング・フットスタンプ。2発目のフットスタンプはHIRO’eもかわすが、SareeeがジャーマンSHへ。カウント2。「終わりー!」と叫んだSareeeだったが、HIRO’eがカサドーラ。丸め込みの応酬から、HIRO’eがヒロ・ギョプサルでカウント2。
Sareeeはローリングソバットで流れを変えると、Sareeeスープレックスへ。そこから裏投げを狙うが、堪えたHIRO’eがカサドーラ。そこから走るもSareeeがカウンターの裏投げで勝利を収めた。
◎HIRO’eがレジーナ奪取後の再戦を予告!?
試合後、HIRO’eがマイクを握る。

HIRO’e「Sareeeさん、2冠王なんですよね? 私、CATCH THE WAVEヤングブロック全勝優勝して、レジーナ取るんです。これ私のなかで確定してるんです。その時またアナタの前に現れると思うので…ここまで言ったらわかりますよね? えっ、わかりますよね? 待っててください。じゃ!」
5、shuffle scramble wave(10分1本勝負)
○宮崎有妃&旧姓・広田さくら(7分38秒、片エビ固め)桜花由美●&野崎渚
※直伝デスバレーボム


shuffle scramble wave第3戦は現waveタッグ王者組の奇跡(宮崎&広田)とブラック・ヴィドウ(桜花&野崎)の対戦。

桜花がまずは入場。パートナーの野崎は不在だ。続いて、広田&宮崎が野崎を引き連れ入場。すでに野崎の顔はグリーンミストで染められている。

そのままゴングを迎えて広田がヘ・なストラル。カウント2。犬神家は野崎がビッグブーツで阻止する。
桜花が出ていき、野崎とトレイン攻撃。串刺しビッグブーツにつなげる。野崎もエプロンから放っていき、間髪入れずに桜花がバックドロップへ。カウント2。走る桜花に宮崎がキックで妨害。

これで流れが変わり王者組が波状攻撃。合体シーソー攻撃は迎撃され広田が自滅。ならばと宮崎はブラック・ヴィドウに両腕ラリアットを放って場外へ。広田のトペ・スイシーダを呼び込むと、3試合目にしてようやく成功。広田は「ビックリしてんじゃねーぞ!」と叫んでリングへ。ミサイル弾で追撃し、宮崎と交代する。
宮崎は桜花にえびす落とし。ムーンサルトを狙うが、野崎が妨害。野崎は変形串刺しビッグブーツを叩き込むと、桜花のカカト落とし&野崎のおしゃれキックで競演。すかさず桜花がビッグブーツで飛び込むがカウント2。

一方、奇跡はコーナーtoコーナーのときめきメモリアル。改めて宮崎が桜花の唇を奪うと、外道クラッチへ。これは野崎がカット。すぐにロープに向かった宮崎に桜花がネックハンギングボム。キックアウトした宮崎が奇跡を繰り出すも、野崎がカット。
ブラック・ヴィドウはツープラトンのブレーンバスターを決めると、桜花がコーナーへ。すると広田がときめきメモリアルで阻止。すかさず宮崎がアストロシザースで桜花を投げ捨てると、広田のシャイニング・ウィザードを挟んで、直伝デスバレーボムでジ・エンド。
試合後、宮崎は「桜花、野崎、広田! 私はね、みんなとタッグ組んでるけど、どれも大事に思っています。何番目とかつけないけど、私、浮気女じゃない。浮気してるわけじゃない。浮気してない。みんな大事だから仲良くしよう。怒らないで! ねっ! ありがとう、全部勝ったから。どのタッグも勝った。それぞれ勝ったじゃん!」と微妙な四角関係をフォロー。

広田が「一人で全部、勝ってるじゃん」と呟くも、宮崎は「みんな大事だからさ、勝とうと思って頑張ったんだ、私。ねっ! みんな仲良くしよう、そんなに怒らないで。私、浮気者じゃないから。みんな大事だよ。浮気者が言ってるようなこと言ってるけど、みんな大事なの、本当に。怒らないで。仲良くしよう。ほら握手」と、3選手を言いくるめて退場した。
6、CATCH THE WAVE2019~パワーブロック~(15分1本勝負)
○水波綾<2勝1敗=4点>(12分33秒、片エビ固め)優宇●<1勝1敗1分=3点>
※ダイビング・ギロチンドロップ。パワーブロックは水波が1位通過

この試合に勝った選手がパワーブロックの1位通過となる大事な一戦。引き分けの場合は、優宇の1位が決定する。

リングコールを受けた水波が奇襲を仕掛けてゴング。ショルダータックルでぶつかりあう。

エルボー合戦から水波がマシンガンチョップ。優宇もやり返していく。水波のギロチンドロップはカウント2。すぐさまヘッドロックで捕獲する。
耐えた優宇はカウンターのサイドバスターで攻守を入れ替えセントーン。手つなぎ逆水平チョップで追い打ち。水波もやり返すと、逆水平チョップ合戦となる。

5分経過。水波のラリアット、ギロチンドロップが決まる。カウント2。肩固めからイチジクへ。優宇がロープに逃れるも、水波はエルボー弾からの串刺しラリアットで追撃。裏投げを狙うが、優宇が堪えて攻守逆転。
優宇は「イテーな、コノヤロー! 水波、終わり!」とキャノンボール。キックアウトされると片羽絞めへ。すぐに脱出した水波がショートレンジラリアット。ロープに走るも優宇が払い腰で切り返す。

ハーフダウン状態の2人にファンは手拍子。ラリアットの相打ちから水波がすぐにもう一発! 跪く優宇にダウンカウントが数えられる。

これを途中で引き起こした水波。ラリアットの相打ちを繰り返したあと、優宇が逆水平チョップ、水波もショートレンジラリアットで応戦する。今度は優宇がカウンターのラリアット、払い腰でカウント2。ラストライドを狙うが、堪える水波。水車落としで脱出するとラリアット!
優宇もラリアットを狙うが、かいくぐった水波がラリアット。カウント2。もう一発ラリアットで飛び込むがこれもカウント2止まり。ならばと水波がダイビング・ギロチンドロップを投下させ、3カウント! 熱戦に終止符を打った。試合後、水波がマイクを握る。
水波「優宇! 優宇、はじめまして私がプロレスリングwaveの水波綾です。今日の闘いはきっと終わりじゃなくて、何かのはじまりだと自分は思います。またリング上でお会いしましょう。ということで、パワーブロック、水波が1位通過したぜー! さああとはテクニカル? ビジュアル? 誰が来るんだ? 誰が来てもいいぜ、いま超ノってるからな。今年の波女はな、水波綾で間違いねーんだ! うーえー、超個人的に今日は5連戦最終日。乗り切ったぜー! ということで、さっき野中さんが前説でさんざんやらないと言っていたコール&レスポンス。そしてビッグwaveは水波が起こすぜ! waveのみなさんの全みなさんのパワーが必要なのでリングに上がってください、お願いします。(wave勢がリングへ)じゃあコール&レスポンスのあとに、アイ・ラブ・アニキで締めたいと思います。それじゃ行くぜ、今日の水波は最高だったか! 今日の水波はカッコよかったか! 今日の水波はメチャクチャかわいかったか! いくぜ、ビッグ・ウエーーーーーブ、よーし、アイ・ラブ・アニキ! ありがとうございましたー!」
◎バックステージ
——パワーブロック1位通過決定しました。
水波「ありがとうございます! 今回のキャッチは、2009年から間、欠場とかレジーナで出なかったとかいろいろありましたが、結構、出ているほうで。今回はパワーブロックという名のいろんなパワーブロックで、全員違うスタイルのパワー系の選手だったので、逆に苦戦しました。一直線じゃないし、全員が同じ種類ではなかったので。今日の優宇選手とかははじめましてだったので、まああんなガッチリとアタリもメチャクチャ強くし、チョップもメチャクチャ強いし、気持ちも強いし、ああいう選手は今日のパワーブロックの優勝を決める試合で当たれたというのはね、やっぱ凄い自分、超刺激になりましたし、それを越えての優勝ですから。テクニカル、ビジュアル決まってないですけど、いま自分、メッチャ本当にマジで本当に乗ってるので、自分を信じてるんで、今日の試合でまた確信したんで、私が波女になるんだろうなって思いました」

——こないだのアメリカ行きが刺激になった?
水波「見ててどうですか」

——そうですね。

水波「メッチャ刺激になりました。あの興行に出れたことが、一気に私の考え変わったので。そしてあんな何万人の前で試合して、そのプラスのモノが帰ってきてからずっと自分はあるので、もう、あのタイミングでAEWに参戦したのは私の運命だと思ってるので、メッチャ刺激になりました」

——他のブロックで気になる選手は?
水波「彩羽でしょ。上がってくるかはわからないけど、だって、現シングルチャンピオンですもんね。SEAdLINNNGの。そりゃ、気になりますよ。他団体のベルト巻いているし、私だって巻いたことないから。他団体のベルトなんて。だからこそ気になるし、意識しちゃうし、まあ誰が上がってきても自分のファイトスタイルは気持ちで闘うファイトスタイルなので、誰が相手でもそこだけはブレずに勝てると思って、リングに毎回、毎回上がって、気持ち込めて試合してるんで、トンと来いって感じです」

——リーグ戦終わりまで我慢してるものとかは?
水波「してない。もう逆に思ったものをそのまま表現するようになりました。カラダの指先から、足先から目の開け具合から、声の出し方から、表情から一ミリたりもみなさんに伝わってほしいと思って、逆にこのキャッチってめっちゃシングル続くし、明るく、楽しく、激しくよりは、本当にストイックに勝ちを狙うってところなので、逆にそういうものを自分が伝えたいものを、伝えきったうえでのCATCH THE WAVEにしたいとずっと思っていたので、今年は。だから、そういったものをするには、とくにないかな。逆に自由奔放に行こうと思って、やってました」
2019.06.01

「NAMI☆1〜Jun〜」

◎選手入場式
試合に先立ち、出場選手の入場式がおこなわれ、選手を代表しアメリカから無事帰国した水波綾が挨拶をおこなった。

水波「新木場大会、ご来場ありがとうございまーす! Ryo Mizunami,Comeback to JAPAN! さあ今宵は土曜日の夜、そう“サタデーナイト”です! 広田さんは今日はいませんが、広田さんがいないぶんだけサタデーナイトでフィーバーしちゃいましょ−! それでははじめます。Here we Go——!」
1、ヤング3WAVE(10分1本勝負)
有田ひめかVSマリ卍VS進垣リナ
※時間切れ引き分け


ヤング世代の有田ひめか<アクトレスガールズ>、マリ卍<PURE−J>、進垣リナ<2AW>が3WAYマッチで激突。

スタートは3人とも様子を見合う。ひとまずマリ卍&有田が共闘路線を敷くも、進垣がクロスボディーで迎撃。これをマリ卍&有田がキャッチしていく。続いてショルダータックル合戦となり、有田が串刺し攻撃につなげる。

寸前でかわしたマリ&進垣。マリが串刺しバックエルボーを放つと、進垣も続く。有田を孤立させたマリ&進垣は張り付け逆水平チョップをお見舞いする。

さらにはトライアングルのエルボー合戦、スリーパーのトーテムポールと続き、進垣が頭脳プレーで主導権を握る。一人抜け出した進垣がマリ卍に首4の字固めを極めると、有田もマリに逆エビ固め。ダブルで苦しめられたマリだったが、進垣がロープに逃げ込み命拾い。

続いて有田がマリ&進垣に串刺しボディーアタックを狙うが、進垣がかわしてマリにサク裂。すかさず進垣は有田の背後からスクールボーイでカウント2。走る有田に進垣がワキ固め。堪えられると腕十字に移行する。これを担いで脱出した有田がアルゼンチン・バックブリーカーで捕獲。

そこにマリがガットショットでカットに入る。残り時間が少なくなるなか、マリは進垣をグランド卍固めで捕獲。有田が助けに入り、「登れ!」と進垣に指示を出す。しかし有田が裏切り、マリにスクールボーイ。これはカウント2。そこから丸め込みの応酬となったが、3選手とも決め手をかき、ドローとなった。
2、スクランブルwave(20分1本勝負)
△水波綾&野崎渚(時間切れ引き分け)彩羽匠&門倉凛△


アメリカのAEWに参戦し、無事帰国した水波綾が野崎渚とタッグを組んで彩羽匠&門倉凛<NEW TRADITIONAL>と対戦。

スタートは野崎VS彩羽。力比べからリストロック、ヘッドロックの取りあいとなる。まずは彩羽のショルダータックルが決まる。キックで追い打ちをかけようとする彩羽だったが、かわした野崎がビッグブーツ。これは彩羽も読んでいた。

水波VS門倉となり、門倉がドロップキック。かわした水波がギロチンドロップを狙うが、門倉も読んで低空ドロップキック。だが、水波もすぐにショルダータックル→ギロチンドロップでカウント2。続けざまにキャメルクラッチの体勢に入るも、門倉が噛みつきで脱出。水波は「噛むから気をつけて」と野崎にタッチ。

野崎は門倉の顔面にストンピング。胸元にはブレイジングチョップをお見舞いする。再び水波が出ていきマシンガンチョップで序盤のお仕置き。逃げようとする門倉にしつこく放っていき、「サタデーナイトフィーバー」らしきダンスを披露したあと、串刺しラリアット! 続く野崎は卍固めで捕獲する。

ローンバトルを強いられる門倉。水波に小刻みエルボーで反撃。そしてネックブリーカードロップを放って、ようやく彩羽とタッチ。彩羽はローキックを連発。ランニング・ローキックでカウント2。さらに水波&野崎を手玉に取ると、水波にニールキック。そしてニュートラの連係ドロップキック、連係ギロチンドロップを敢行する。

続く門倉が振り子式DDTでカウント2。さらにウラカンラナを狙うが、これは水波がパワーボムでコーナーに叩き付けていく。追い打ちをかける水波はパワースラム。カウント2。

タッチを受けた野崎はミサイル弾からのダブルニーアタックで追撃にかかる。門倉も串刺しドロップキックでやり返し、キャノンボールを投下。野崎もビッグブーツで応戦し、おしゃれキックで追い打ち。

門倉もグランド卍固めで攻守逆転。野崎がエスケープすると、低空ドロップキックなどにつなげる。さらに逆打ちを狙うが、野崎が切り返すと、門倉もドラゴンスリーパーへ。走る門倉に野崎がカウンターのビッグブーツ。カウント2。

今度は彩羽が出ていき低空ドロップキック。ブレーンバスターを放ってハイキックを狙う。かいくぐった野崎がドルミルへ。残り5分。切り返されると野崎はローキックで追撃。ザキゴエも彩羽がかわしてキックのコンビにつなげる。さらに高速ブレーンバスターからコーナーに向かうも、水波が足止め。野崎が復活し追いかけるも、門倉がパワーボムで野崎を引き離す。間髪入れずに彩羽がスワントーンボムを投下。だが、これは自滅。逆に野崎がドルミルで捕獲すると、慌てて門倉がカットに入る。

混戦模様のなか、水波がラリアット→裏投げでアシストに入る。そのまま続投した水波はラリアット、ドラゴンSHで攻勢に。もう一度ラリアットを狙うが、彩羽もかわす。そしてカウンターのエルボーからライガーボムでカウント2。残り1分。ランニングスリーを狙う彩羽だったが、野崎にカットされると、そのままドローを迎えた。試合後、彩羽と水波が一触即発。しばらく睨み合ってリングを降りた。
3、CATCH THE WAVE2019~ヤングブロック~(10分1本勝負)
○HIRO'e<2勝=4点>(9分58秒、サクラ落とし)梅咲遥●<2敗=0点>


ヤングブロックは6月1日現在で、HIRO’e2点、星いぶきが2点(全日程終了)、Maria2点、梅咲遥0点という状況。この日が2戦目となるHIRO’eはディアナの新人・梅咲遥と対戦した。

ゴングと同時に梅咲がスクールボーイ、首固め、逆さ押さえ込みでカウント2を連発する。HIRO’eのドロップキックをかわして弓矢固めへ。耐えられると小刻みエルボー。ドロップキックでカウント2。

HIRO’eもボディースラムで攻守を入れ替え逆片エビ固めで捕獲。梅咲がロープ。串刺しドロップキックで追撃するHIRO’e。カウント2。

劣勢の梅咲だったが、クロスボディーで反撃。すぐにHIRO’eもやり返し、串刺しドロップキック。梅咲もやり返すが、HIRO’eがブレーンバスターを敢行。さらにロングビーチで捕獲する。ブレイクされると低空ドロップキック2連発で追撃。ミサイルキックをかわした梅咲が場外にHIRO’eを落としてエプロンからのプランチャ・スイシーダ。そして、リングに戻ろうとするHIRO’eを阻止する。

カウント8でリングに生還したHIRO’e。梅咲がドロップキックを連発させていく。カウント2。ならばと梅咲はセカンドからのドロップキックを2発。そして丸め込みを連発。残り1分となり、HIRO’eがヒロギョプサルを狙う。梅咲が切り返すと丸め込みの応酬に。さらにドロップキックの応酬から、HIRO’eがスピア。ブレーンバスターでカウント2。ミサイルキックを返されると、サクラ落としでトドメを刺した。

HIRO’eは得点を4に伸ばし、ヤング首位に。ブロック優勝の可能性はHIRO’eとMariaに絞られた。
4、CATCH THE WAVE2019~パワーブロック~(15分1本勝負)
○高瀬みゆき<1勝1敗1分=3点>(5分33秒、場外カウントアウト勝ち)宮崎有妃●<1勝2敗=2点>


パワーブロックの得点状況は、6月1日現在で優宇が3点で首位。宮崎有妃、水波綾が2点で追い、高瀬が1点という状況。ブロック優勝の可能性を残す宮崎にとっては絶対に負けられない最終戦となった。

高瀬恒例の入場パフォーマンスを宮崎が襲撃しゴング。ラリアットを放っていく。高瀬もラリアットで応戦するが、歯が立たない。

宮崎は早速ムーンサルトプレスを投下したが、寸前でかわした高瀬がようやく流れを変える。花道に出て張り付けラリアット。リング内ではカミカゼからギロチンドロップを放つ。かわした宮崎が投げっぱなしジャーマン。

高瀬も負けてはいない。ブーメランアタックからジャンピング・エルボーアタックでカウント2。「勝つ!×3」と叫びながらコーナーに登る高瀬。

だが、宮崎がリップロップで捕獲し、雪崩式ブレーンバスター。さらにエプロンでギロチンドロップ、場外助走からのキックを狙うが、高瀬もかわす。そして場外へのジャーマン! これで大ダメージを負った宮崎。なんとかリングを目指すが、高瀬がヘッドバットからのドロップキックで突き落とし、場外カウントアウト勝ちを収めた。

高瀬は1勝1敗1分の3点、宮崎は1勝2敗の2点で全日程を終了。パワーブロックは6・16川崎でおこなわれる優宇VS水波の勝者が1位抜け決定することとなった(優宇は引き分け以上で1位通過)。
5、CATCH THE WAVE2019~ビジュアルブロック~(15分1本勝負)
○桜花由美<1勝1敗=2点>(12分5秒、片エビ固め)志田光●<1勝1敗=2点>
※ビッグブーツ


ビジュアルブロックの6月1日時点の得点状況は、野崎渚、志田光が2点。桜花由美、有田ひめかが0点。この日は桜花VS志田の元シダレザクラ対決がおこなわれ、すでに1敗を喫している桜花は絶対に負けられない一戦となった。

試合はロックアップからリストロックの取りあいでスタート。桜花がビッグブーツで抜け出し、ダイビング・サンマドロップを投下する。キックアウトされるとクロスフェースへ。ブレイクされると、腰へのダブルニードロップを投下させる。さらにブラディーEX、キャメルクラッチ、クロスフェース、クルスフィクスという関節地獄へ。耐えられるとカカト落としでカウント2。もう一度クロスフェースで捕獲する。

なんとか志田がロープに逃れると、今度はロープ越えの変形ブラディーEXへ。カカト落としを狙うが、かわした志田が雪崩式ブレーンバスター狙い。堪えられると延髄斬りを敢行。2人とも場外に落ちると、志田が場外でジャンピングニー!

リング上でも、志田がブレーンバスターからのスリーカウントで攻勢。これを寸前でかわした桜花がバックドロップを放つ。だが、すぐに志田も至近距離からのヒザ蹴り、ジャンピングニーで応戦しダブルダウン。

エルボー合戦から志田がフランケンシュタイナー。そしてランニングニーへ。雪崩式ブレーンバスターでカウント2。目突きからのブレーンバスターを狙うが、桜花が逆に敢行。カウント2。桜花のビッグブーツもカウント2止まり。

ここで残り5分のコール。桜花がタイガーSHを放つ。キックアウトされると走る桜花。志田がカウンターのジャンピングニー。そしてスリーカウントでカウント2。ファルコンアローはカバーの瞬間、桜花が切り返しカウント2。そしてネックハンギングボムでカウント2。

ならばと志田は目突きからの首固め。キックアウトされると走る志田だったが、桜花がカウンターのビッグブーツで3カウント! リーグ戦初勝利を収めた。
◎試合後のマイク
桜花「志田! 久しぶりのシングル楽しかった! そして、勝てて嬉しい。アンタがAEWに行っても、また時々日本に帰ってくるでしょ? そのときはまたシダレザクラで組みたいなと思っています! よろしくお願いします。ありがとうございました!! キャッチ中はビッグウエーブやらないつもりだったんですけど、今日はこんなにたくさんのお客さんがいるし、私、勝ったし、気持ちがいいんでやりたいと思います! waveの選手が上がって来てください。その前に今日の観衆発表とかやっちゃおうかな。それでは本日の入場者数は……203。ありがとうございますっ! 今日、いろんな団体がやってるなか、こんなにたくさんの方が、こんなにたくさんの波ヲタがwaveを選んでくれて、すごく×2、うれしいです。ありがとうございます! それではコール&レスポンスいきますよ。私が言ったら答えてくださいね。いいですか、みなさん! 今日の波は最高だったか! この波に乗り遅れるなよ! また波に乗りに来いよーーー! それでは行くぞー、ビッグウエーーーーーブ。ありがと×6。これがー、waveだーっ!」
◎桜花コメント
——今日で初勝利。
桜花「やっと、1勝。残り1試合なので、もう1試合勝たないと波女には近づけないと思います。でも、やっと1勝取れたのですごく嬉しいです」

——AEW所属になって、久しぶりに当たる志田戦はどうだった?
桜花「楽しかったです。成長してるし、たぶんシングルは3、4年ぶりくらいだと思うんですけど。まあタッグでは当たってるんですけど、楽しいなと思いました。またシダレザクラでも組みたいなって。AEWに行っても、また日本に帰ってくるって言ってるので、たまに帰ってくるのでそのときはまた組みたいなとは思います」

——最後は有田戦になるが。

桜花「4月の私の誕生日に当たったときにすごく成長してて、ビックリして。自分のカラダの使い方をやっとわかってきたのかなと思ってて、ちょっと油断はできないとは思います」

——他の選手の状況も気になる? いま2点で並んでいる選手が3選手だが。
桜花「はい。あと野崎がまだ2試合残ってるので、負けてしまえばいいのに!って。やっぱり自分が勝つためには他の人が勝ったら困るので。みんな負けてしまえばいいのにって思うときが(笑)。これは素直な気持ちです。みんな負けてしまえばいい。で、私が次、勝って、ウチのブロックトップで波女に近づきたいと思います」
◎高瀬コメント
高瀬「いやー、めっちゃ嬉しいです。なんか最近、大型の選手と闘うことが多くて、こないだベルトもすごい大きな選手から防衛したんですけど、宮崎さんっていうとカラダの大きさだけじゃなくてテクニックとか、パワーとかもすごくある選手なので、どうしようと思ってたので、なんかまだちょっと信じられないような。夢見心地な感じですごい嬉しいです」

——今日で最終戦だったが。
高瀬「宮崎さんから勝利を奪い取ったことで宮崎さんは本戦に進めなくなったのでしてやったりっていう。ハハハハ!っていう感じです」

−−結果的に宮崎選手よりも点数は上で終了を迎えたが。
高瀬「あっ、そうですね! すごいですね。宮崎さんより上の点数で! これが2019年の高瀬みゆき、令和の高瀬みゆきということなんじゃないでしょうか!」
2019.05.26

『プロレス感謝祭NAGOYA WAVE~キン☆シャチ~vol.19』

none
1.NAGOYA・スクランブルwave(20分1本勝負)
◯宮崎有妃&星ハム子(12分32秒 片エビ固め)門倉凛●&Hyan
※直伝デスバレーボム
none
2.CATCH THE WAVE2019~ヤングブロック~(10分1本勝負)
◯Maria(8分53秒 エビ固め)星いぶき ●
※セカンドプレスを切り返して
none
3.NAGOYA・チャレンジwave(20分1本勝負)
◯桜花由美&野崎渚(16分55秒 エビ固め)結奈&沙恵●
※ビッグブーツ
none
4.NAGOYA・レボリューションwave(15分1本勝負)
◯ZAP(8分53秒 エビ固め)HIRO'e●
※ライガーボム
none
5.CATCH THE WAVE2019~テクニカルブロック~(15分1本勝負)
◯旧姓・広田さくら(14分16秒 ウラカン・ラナ)彩羽匠●
【各種当日割引のご案内】
■障害者割引
障害者手帳をお持ちのお客様、
身体障がい者(第1種)の方の介護者(1名)の方
各席種2000円引き※自由席のみ2000円
■学生割引
大・高・中・専門学生
自由席=2000円
■小学生以下は保護者1名につき1名自由席無料。
※障害者割引以外はその他席種の場合は通常料金。
各種割引に対する証明証をご提示願います。
2019.05.19

『SENDAI WAVE KEEP SMILE:)10』

none
1、SENDAI・グローバルwave(15分1本勝負)
◯桜花由美(9分45秒 体固め)Hyan●
※ビックブーツ
none
2.CATCH THE WAVE2019~ヤングブロック~(10分1本勝負)
<1勝1敗=2点>◯星いぶき(8分52秒 片エビ固め)梅咲遥●<1敗=0点>※ダイビング・ボディプレス
none
3.SENDAI・スクランブルwave(20分1本勝負)
◯彩羽匠&Maria(17分14秒 エビ固め)水波綾&HIRO'e ●
※ライガーボム
none
4.CATCH THE WAVE2019~テクニカルブロック~(15分1本勝負)
<1勝1敗=2点>◯門倉凛(13分28秒 クル・凛・パ)旧姓・広田さくら●<2敗=0点>
none
5.SENDAI・スクランブルwave(20分1本勝負)
◯宮崎有妃&星ハム子(17分14秒 体固め)野崎渚●&中森華子
※直伝デスバレーボム

2019.05.14

「weekday WAVE vol.121」

1、スクランブルwave(20分1本勝負)
○Leon&Maria(13分38秒、片エビ固め)HIRO'e●&米山香織
※百獣のスピア



ヤングブロック全勝優勝を宣言しているHIRO’eがMariaとタッグマッチで前哨戦をおこなった。
当然、6・30大阪での公式戦を意識した闘いになるかと思いきや、HIRO’eはスピアを得意とするLeonに照準。
大胆にもLeonを指名するが、Mariaが遮り試合をスタートさせた。

ドロップキックで飛び込んで行くMariaだったが、HIRO’eがかわしてエルボーの打ち合い。
Mariaが串刺しドロップキックを決めれば、HIRO’eもお返し。
グラウンドの攻防を挟んで、ドロップキックは相打ちに。

続いて米山VSLeonのマッチアップ。
技のかわしあいから米山が長浜とのダブルのクローズラインを狙う。
これをLeon&Mariaがドロップキックで迎撃。

そのままMariaが出ていき、米山にドロップキック。
すると米山はMariaの足を踏みつけていく。
続くHIRO’eがサーフボードストレッチ、キャメルクラッチで捕獲。
さらに張り付けドロップキックでカウント2。
米山もセントーンで追い打ち。
キックアウトされると逆片エビ固めへ。

これを耐えたMariaがエルボーの打ち合いを挑んでいく。
ならばと米山はモンゴリアンチョップからグルグルパンチ、クロスチョップをお見舞い。
すかさず走るも、Mariaがドロップキックで迎撃しLeonとタッチ。

Leonはドロップキックで逆襲に出ると、風車式バックブリーカーを米山→HIRO’eに放つ。
そして、noki-Anバックブリーカーへ。
耐えられるとダブルアームの体勢。
これを水車落としでかわす米山。
すかさずLeonはバックスピンキック。
米山もジャンピング・ニーで応戦する。
両者同時にチェンジ。

MariaがHIRO’eにドロップキック3連発。
倒れないHIRO’e。ショルダータックルもHIRO’eは倒れない。
しかしMariaも諦めずにドロップキックを放ってカウント2。

HIRO’eは串刺しバックエルボーを放つと、セカンドからのドロップキックで反撃。
ブレーンバスターでカウント2。
サクラ落としを狙うが、堪えられると小刻みエルボー。

Mariaも逆さ押さえ込みでカウント2。
低空ドロップキックを放ってLeonと交代する。

Leonは串刺しスピアで追撃していき、マッドスプラッシュを投下。
寸前でHIRO’eがかわすと、米山がジャンピング・ニーでアシスト。
チャンスをもらったHIRO’eがスピアで突っ込む。

キックアウトしたLeonが追走式スピアからダブルのクローズライン。
これをかいくぐるHIRO'e。
ここで米山がLeon&Mariaにミサイル発射。
ダブルのスープレックスを挟んで、HIRO’eはバックドロップホールドにつなげるも、カウント2止まり。
ならばとムーンサルトプレスを投下。
寸前でLeonが回避し、流れが変わる。
MariaがHIRO'eにドロップキック。
Leonもミサイルキックにつなげる。

一方、HIRO’eもカサドーラ、ヒロ・ギョプサルで粘りを見せる。
Leonのバックにまわると、米山がソバットでアシストに入るが、かわされてしまいHIRO'eに誤爆。
間髪入れずにLeonの百獣のスピアが決まり3カウントが入ってしまった。
◎試合後のマイク
HIRO’e「コメヤマさん、何なんですか! 私、今日、勝ててたと思うんですよ。お前のせいで負けたんだからな! (Leonに向かって)アンタよりも私のスピアが凄いってこと、証明してやるから! それとな、お前にな、一言しっかり言っておかないといけない。『必ずお前に勝つ!』。それとなぁ、まだまだあるぞ。しっかりとお前をぶっ潰してから、もっともっと行ってやるから楽しみにしとけ。それとな……(Mariaが自分には?といったジェスチャー)お前なんかすぐ倒してやるんだよ」
セコンドの水波がリングに上がり、裏投げでHIRO'eを黙らせる。

水波「すみません、なんかウチのが…。この場をお借りしてすみません。さっきも野中リングアナが言ってくれたんですが、私、水波綾、AEWの参戦が決まりました! ありがとうございます。それに伴いまして5月26日のwave名古屋大会は欠場させていただくことなりました。waveの興行をお休みさせていただいて、それでラスベガスで世界のアニキとなって帰って参りますので、皆様、日本から熱いご声援よろしくお願いします。そんな第1試合でした」
2、スクランブルwave(60分3本勝負)
旧姓・広田さくら&彩羽匠&門倉凛(2-1)桜花由美&野崎渚&有田ひめか
①○門倉(9分43秒、ウラカンラナ)有田●
②○有田(1分29秒、エビ固め)門倉●
※ジャンピング・ニーアタック
③○広田(17分54秒、ブラディーEX)桜花●


CATCH THE WAVE参戦中の6選手が6人タッグマッチで激突。
テクニカルブロックの旧姓・広田さくら&彩羽匠&門倉凛と、ビジュアルブロックの桜花由美&野崎渚&有田ひめかにわかれてのブロック対抗となった。

試合は広田と桜花でスタート。
いきなり広田が観客に向かって「アナタたちもしかしたら1時間くらい試合するかもしれないんですよ。テンション大丈夫ですか! でも私は1時間も試合は絶対イヤだ。だから最初の1本は私が取られます」と仰向けに。

ブーイングが沸き起こるなか、桜花がエルボードロップからカバーする。
慌てて彩羽&門倉がカットに入りカウント2。桜花の垂直ブレーンバスターもカットに遭いカウント2止まり。自コーナーに戻ろうとする桜花に、広田がスクールボーイでカウント2。

桜花は野崎と串刺しビッグブーツの競演で広田をお仕置き。
ダイビング・サンマドロップはカウント2。
続く野崎が串刺しビッグブーツ。
広田も高田純次で応戦する。
いつものように野崎が阻むと、ファンにあおられた野崎が高田純次を敢行。
しかし広田がかわして、有田を指名する。
すると有田の高田純次が豪快に決まり、カウント2。
ここで広田は彩羽とタッチ。

彩羽の低空ドロップキックはカウント2。
高速ブレーンバスターもカウント2。彩羽のハイキックが決まる。
有田もアルゼンチン・バックブリーカーで反撃。
耐えられるとエルボー合戦となり、彩羽がサッカーボールキックを放って門倉と交代。
門倉は低空ドロップキック、ミサイルキックで追い打ち。
ウラカンラナを狙うが、有田が逆エビ固めに切り返す。

続く有田のラリアットはカウント2。
劣勢の門倉だったが、一瞬を突いたウラカンラナで1本目を先取。
2本目。
ゴングと同時に有田がショルダータックル3連発。
門倉もネックブリーカードロップでやり返し、低空ドロップキック、ダブルリスト・アームサルトでカウント2。
ウラカンラナを再び狙うが、切り返した有田が攻勢。
カウンターのジャンピング・ニーを放って1本を取り返した。
2本目。
ゴングと同時に有田がショルダータックル3連発。
門倉もネックブリーカードロップでやり返し、低空ドロップキック、ダブルリスト・アームサルトでカウント2。
ウラカンラナを再び狙うが、切り返した有田が攻勢。
カウンターのジャンピング・ニーを放って1本を取り返した。

3本目はすぐにお互いチェンジ。
彩羽VS野崎でスタートとなる。
彩羽のキックをかわした野崎がいきなりドルミルの体勢。
これを回避した彩羽が野崎の腕にキックをお見舞い。
ならばと野崎はおしゃれキック狙い。
これもかわした彩羽が腕へのキック。
さらにアームブリーカーにつなげる。
もう一度、アームブリーカーを狙うが、野崎がドルミルへ。
彩羽は首投げで脱出。
野崎対策はバッチリだ。
さらに彩羽は野崎の串刺しビッグブーツかわすと、すかさず門倉が串刺しドロップキックでアシスト。
NEW TRADITIONAL(彩羽&門倉)のダブルのドロップキックが決まる。

ならばと雪崩式攻撃を狙う野崎。
しかし、背後から広田がボ・ラギノール。
転落した野崎に彩羽のスワントーンボムが決まる。
仕留めにかかる彩羽だったが、野崎も執念のドルミルへ。
味方がカットに入り、これはセーフ。

すかさず彩羽はパワーボム。キックアウトされるとローリングエルボー、スピンキックで追撃。ロープに走るも、野崎が追走式ビッグブーツを放って行く。

続いて門倉が出ていき、野崎にストンピングを連発。
ダブルリスト・アームサルトでカウント2。
野崎は後方回転からのドルミルⅡへ。
これを切り返す門倉。
なんとか脱出した野崎がザキゴエからの低空ロケットキック。

有田VS広田の場面へ。
早速、広田は彩羽を呼び込み、彩羽のローキック、広田のボ・ラギノールが交互に炸裂。
キックとボ・ラギノールの挟み撃ちはカウント2。

一方、有田はアルゼンチン・バックブリーカーで反撃にかかる。
回転エビ固めに切り返した広田がバックブロー。
カウント2。有田もバックフリップでやり返して、桜花と交代。

桜花はビッグブーツで逆襲に出る。
だが、広田もミサイルキックで応戦。
門倉のミサイルキックを挟んで、ラ・ヘなストラルでカウント2。
彩羽のキックからは619。
さらに桜花を弓矢固めで捕獲する広田。
そこにNEW TRAが連係ヒップドロップを投下。
続くへなーらサンセットもカウント2止まり。
10分経過。
ウラカン狙いの広田に桜花がネックハンギングボム。
これで流れが変わる。
桜花の垂直落下は広田も切り返す。
カウント2。
有田のボディーアタック、野崎のビッグブーツ、桜花の垂直落下ブレーンバスターに絶体絶命の広田。
寸前でNEW-TRAがカット。
助けに入った彩羽のキック→門倉のドロップキックは広田に誤爆。
仕留めに走る桜花だったが、広田がふらふらドーンでカウント2。
ならばと桜花はブラディーEXを狙うが、切り返した広田が掟破りのブラディーEXで勝利を収めた。
3、CATCH THE WAVE2019~パワーブロック~(15分1本勝負)
<1勝1分=3点>△優宇(時間切れ引き分け)高瀬みゆき△<1分1敗=1点>


5・5後楽園で開幕したCATCH THE WAVE2019。
今大会ではパワーブロックの優宇VS高瀬みゆき、宮崎有妃VS水波綾の2試合がおこなわれた。
まずは優宇と高瀬が激突。
キャリア21年差の宮崎から勝利した優宇と、水波相手に善戦した高瀬。
注目の若手パワー対決となった。

ゴングと同時にショルダータックルで衝突。
そこから高瀬がダブルチョップを放つが、振り払った優宇がショルダータックル。
串刺しバックエルボーでカウント2。
走る高瀬に優宇は旋回式バスター、セントーンでカウント2。
さらに優宇はぶっこ抜きボディースラムでカウント2。
逆水平チョップを連発していく。
ブーメラン式のドロップキックで反撃に転じた高瀬が串刺しラリアット、ジャンピング・エルボーアタックをお見舞い。
優宇も手つなぎ式逆水平でお返しする。

ならばと高瀬も逆水平チョップでやり返す。
チョップ合戦となり、手数で上回った高瀬が張り付けラリアット。
5分経過。
さらに高瀬はラリアットで飛び込むが、優宇は倒れない。
ならばと高瀬はスリングブレイドからフェニックスロック(変形首4の字固め)で捕獲。
ブレイクされるとキャメルクラッチに移行する。

再び優宇を担ごうとする高瀬だったが、これも未遂。
ならばと走り込んでのラリアット。
なんとかカミカゼにつなげてセカンドからのギロチンドロップでカウント2。
優宇もスリーパーで攻守逆転。
払い腰を放つが、切り返した高瀬がカウント2。
残り5分となり、高瀬が首固め。
これを踏ん張った優宇が高瀬をコーナーに叩き付ける。
そしてキャノンボールでカウント2。
もう一度、優宇はスリーパー。

足をバタつかせる高瀬。
なんとか優宇をコーナーに叩き付けて脱出に成功する。

ならばと優宇はイッポンからラストライドを狙うが、堪えた高瀬がスクールボーイを連発していく。
いずれもカウント2。
走る高瀬に優宇が払い腰。
胴締め式の片羽締めに移行する。
なんとか耐える高瀬。
最後まで高瀬が粘りきり、時間切れドローに終わった。

これで2人とも残り1試合。
高瀬は6・1新木場の宮崎戦、優宇は6・16川崎での水波戦を残すのみとなった。
4、CATCH THE WAVE2019~パワーブロック~(15分1本勝負)
<1勝1敗=2点>○宮崎有妃(11分8秒、片エビ固め)水波綾●<1勝1敗=2点>
※伝承デスバレーボム


キャリア3年の優宇に敗戦し、まさかの黒星発進となった宮崎有妃。
残り2戦は絶対に落とせない状況となった。
一方の水波綾は初戦を白星で飾り、3年ぶり2度目の波女に向けて好発進だ。

早速、ロックアップで組み合う両者。
シリアスな状況だったが、宮崎が早速リップロック狙い。
なんとか回避した水波がショルダータックルを2連発。
宮崎もやり返すが、水波が強烈な一発でなぎ倒し、マシンガンチョップをお見舞い。
串刺し攻撃を狙うが、宮崎がショルダータックルで迎撃する。
今度はエルボー合戦に。
宮崎が目突きからの片足ドロップキックで場外へ。
カウント9ギリギリで戻る両者。
ロープ際の宮崎に突っ込む水波。

宮崎がかわして水波が再び場外へと転落。
宮崎が追っていき、パワーボムでエプロンに叩きつける。
さらにイス攻撃。
ラフファイトで主導権を握った宮崎はリング内にもイスを持ち込み殴打。
だが、水波も宮崎のイス攻撃をラリアットで迎撃し、張り付けラリアット。
さらに裏投げの体勢。
堪えられるとワン・ツー・エルボーでなぎ倒し、ロープに走る。

これは宮崎が追走して阻止。
逆に走る宮崎だったが、今度は水波がカウンターのラリアット。
正調ラリアットでカウント2。
ダイビング・ギロチンドロップにつなげる水波。
なんとかキックアウトした宮崎がタイガー・スープレックス・ホールドで応戦する。
ほぼ同時に立ち上がり、今度はラリアット合戦となる。
走る宮崎に水波がカウンターの裏投げ。
ラリアットを狙うがかいくぐった宮崎がリップロック。
速攻の外道クラッチはカウント2。
すぐに走る宮崎に水波がラリアット。
ほぼ同時に立ち上がり、今度はラリアット合戦となる。
走る宮崎に水波がカウンターの裏投げ。
ラリアットを狙うがかいくぐった宮崎がリップロック。
速攻の外道クラッチはカウント2。
すぐに走る宮崎に水波がラリアット。
担ごうとする水波だったが、耐えた宮崎がリバースDDTからムーンサルトプレスを投下。
これもカウント2に終わると、宮崎はもう一度タイガーSHの体勢。
耐えられるとショートレンジラリアット。
最後は初披露のデスバレーボムでトドメを刺した。
◎試合後のマイク
宮崎「CATCH THE WAVE、やっとやっと1勝です。私が最後に選んだ技は、三田英津子直伝デスバレーボムです。使ってほしいと言われて結構、時間が経ってしまいましたが、なかなかもの凄い技だと思ってるので、出す勇気がなかったけど、水波が元気美佐恵からGドライバーをもらったと聞いて、さらに闘争心が沸き上がり、絶対、水波との試合にはこれで勝ってやろうと思ってました。後楽園で優宇に負けて、今日水波に勝って、あとは高瀬。アイツを潰すのみです。次、6月1日か、高瀬とは。しっかり勝ちたいと思います。ありがとうございました。水波ほら、海外での試合もあることだし、私が勝ったけど、どうぞ(と締めのマイクを渡す)」
水波「宮崎さん! やっぱアンタわかんねーよ。いろんな引き出しがあって、ぜんぜん自分のスタイル貫けなかった! クソ……。アナタみたいな存在がいるから、自分もまだまだ強くなれるって、負けて悔しいけど、改めて思いましたよ。ありきたりな言葉かもしれないけど、次のシングル絶対勝ってやるからな! そして最後、マイクを渡してくれたアナタの懐の深さも好きです。まあ負けたけど自分が締めます。本当はキャッチの間、ビッグウエーブやらないみたいですが、私、ラスベガス行くんで、ここをラスベガスだと思って、ビッグウエーブ今日はやりたいと思います。(ビッグウエーブの説明のあと)よし、じゃあwaveのみなさん上がって来てください。じゃあいつもヤツ、行きますよ。今日の波は最高だったかー! いい波乗れたか、また次も波に乗りに来いよ。いくぜー、ビッグウエーブ! OK,いくぜ、これがwaveだー!」
◎宮崎バックステージ
宮崎「やっぱり水波は無茶苦茶テンション上げてくると思ったので、最初は本当にチューして丸め込んでやろうかと思っていましたが、さすがに試合を短く終わらせようと思っていたのが読まれていたということで…。さっきも言ったデスバレーボムなんですけど、三田さんは元祖で使っていたんですが、私が出すデスバレーボムは、いまデスバレーボム、何人かの選手がやってますが、私のだけ伝承デスバレーボムにしたいと思います」

——手応えは?
宮崎「手応え、いやなんか水波はやっぱり無茶苦茶、強いので。手応えか…。あの技があったから勝てたんだと思っています。あの技がなかったら、もう本当に危ないと思ったことがいっぱいあったので、試合中負けると思った瞬間はいっぱいあったので」

——リーグ戦は残り1試合だが。
宮崎「はい、1試合。高瀬と。最近ちょっとキャッチに入ってから試合見ることないんで、アイツの気合も凄いと思うので。いや、でも大丈夫でしょ。高瀬なんで。パワーブロックの中でも体重も軽いし、次はもうちょっと余裕でいけるんじゃないかなと思います」

——新生waveでメインで勝利は?
宮崎「いやー、うれしいんですけど、もっとね、しっかり立って勝ちを名乗りたかったです。こんなにフラフラになるとは思わなかった」
◎水波バックステージ
水波「やられましたね。ぜんぜん自分の、あーぜんぜん自分の攻撃ができなかったのが本当に率直で。警戒しててもさらにそこの、なんですかね…変化球を行くっちゅうか。せっかく自分の流れで行くところをチューとか、そういったものでまた流れを変えられてっていう駆け引きに私が完全に負けました、今日は。深いっすね。もうこれは素直に飲み込めます、この負けは」

——1勝1敗、残り1戦が優宇選手。
水波「本当にまったく情報がないので、本当にはじめましてなので。まあ実際、肌をあわせるのは本当はじめてなんですけど、私は私なりに資料とういか動画を、いつもそうですけど、誰かと対戦するときはそういった情報を元に試合を組み立てるので、つっても作戦があるわけではなく、スタイルは変わらず、まっすぐ。一直線に気持ち、ぶつかるのは変わらないので、あとはどこまでそれを。今日みたいに突き通せないときもあるし、そういった場合どうするかっていうところは考えないといけないし、本当に気持ちを強くもって目一杯のプロレスをあと1戦もするのみなので。それに尽きます」

——AEW参戦が決まったが。
水波「まさか自分に声がかかるとはっていう部分と、ホントに率直にマジでうれしいです。こんなビッグチャンスがね、くると思ってなかったし、やっててよかったなって凄い思ってるので。興奮してますし、ただこれを選ばれただけ、嬉しいで終わらせようとは思ってませんし、waveの名古屋大会を欠場させていただいて、そっちに行かさせていただくので、名古屋のみなさんには本当に申し訳ないのですが、そのぶんwaveの行っていいよと言ってくれた会社の、選手のみなさんの気持ちを本当に、あとファンのみなさんの気持ちを本当に背負ってと言いますか、気持ちを強く持って、ラスベガスのリングに立ちたいと思うし。本当世界のアニキになって帰ってきたいと思っております」
◎優宇バックステージ
——引き分けという結果に終わったが。
優宇「うーん、悔しいですね。別に簡単に勝てるとは思ってなかったんですよ。相手をナメてかかるってことは今までしたことないんで、ただやっぱり高瀬さんはパワーブロック、4人いる中で横に並んだ時に少し小柄じゃないですか。なので、はじまった時に高瀬選手もパワーブロックなんだと思った時に、なんで高瀬さんがパワーブロックに入ってるかっていうのはたぶん何か理由があると思ったんですよ。それをこないだの後楽園ホールで、水波選手との公式戦見た時に、あっ、高瀬さんだからパワーブロックなんだとすぐわかったんですよ。うーん、パワーもあるんですけど、メンタルがメチャクチャ強いですよね。試合しながら学ばせてもらったところもあったんですけど、でも最後、技という技全部出して、自分の中のラストライドという一番大切にしてる技も決まらなくて、最後もう体力が削りに削られたので、片羽締めで最後落としてやろうと思ったんですけど、気持ちが強くて。私だったらちょっと落ちてたんじゃないかな、と。いやー、悔しい」

——現在、2試合終わってトップに立ったが。
優宇「メインの試合も見せていただいたんですけど、宮崎さんが勝って、宮崎さんが2点、水波さんが2点、高瀬さんが1点、で自分が3点でリードしてるんですけど。次の水波選手にもし引き分けだったとしたら、たぶんもう片方の対戦の勝ち点で変わってくると思うんですけど、もちろん自分が狙っているのはガッツリ水波選手にスリーを取って、今朝でしたっけ? AEWに出るって発表されたのが。いま一番、注目されている選手だと思うので、そこは私がしっかり勝って、しかも今日宮崎さんから負けているので、たぶん私のほうが有利だと思うんですけど。でも気は抜いてないです。しっかり水波選手からスリー取って、パワーブロックは1位通過したいと思います」
◎高瀬バックステージ
——引き分けという結果は?
高瀬「いやー、強くないですか、優宇選手。何でしたっけ? 3年? 3年ですよね。私と1年、違うんですけど、水波さんとか宮崎さんに比べると歴では近いほうなので、と思いつつ、こないだは宮崎さんからビックリする勝ち方をして、今日も一発一発がもの凄く重くて水波さんももちろん凄く重いんですけど、また種類が違うというか。水波さんが己のパワーでなぎ倒していくタイプだとすると、私が突っ込んでいったパワーもすべて利用して、なぎ倒されるというか。弄ばれるというか。それが凄い悔しいですね。でも、自分がもしここで負けてしまったら、もうあとがないし、私はタッグとはいえベルトを背負ってきている中で、それはSEAdLINNNGさんもそうでしし、アクトレスガールズもそうですし、高瀬みゆきというものも背負ってきているつもりなので、去年のようにドローで満足しているわけにはいかないですよね。だからゾンビだねって言われるくらい何回でも起き上がって、起き上がって×2、絶対に勝ちをもぎ取りたいと思っています。ただ15分…という中でそれをどうやってあの大きな選手たちにぶつかるのか、2点をもぎ取るのが凄く重要なキーポイント。自分のこれから、キャッチもそうですし、キャッチのあとの自分のプロレス生活において凄く大事な時期にきてるんじゃないかなと思いました」

——残りは宮崎戦だが。
高瀬「宮崎さん、一番大きな壁かな、と。もしチャンスがあるなら、諦める気は一切ないので、チャンスがあるとしたらまず間違いなく油断してると思うんですよ、宮崎さん。なので、その油断、もう1年くらい…少なくとも半年以上、宮崎さんと対戦してないので、その半年の前の、昔の私だと思って油断してるところに、現在の私の200%を叩き込み、油断に付け込んで勝利をもぎ取りたいなと思っていますが、まだ秘策は考え中です」

——凄い傷ですが、CATCH THE WAVEは楽しめてますか?
高瀬「あはは、楽しめてます。こんなにシングルでバチバチ試合できること、ないですよね!? しかも、ただ試合を楽しむんじゃなくて、どうやったら勝てるかっていうのを自分で練って練って研究して研究してそれを実際、試す場があって、それが何回も来るっていうのは、試合が終わったあとは毎回楽しいですね。試合中はコノヤロー、クソヤローって凄く思ってますけど、終わったあとはいつも楽しいです」
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2019.05.05

CATCH THE WAVE 2019~開幕戦~

◎CATCH THE WAVE入場式
新生wave初となる「CATCH THE WAVE 2019」が5・5後楽園で開幕。

今年はビジュアルブロック(桜花由美、野崎渚、志田光、有田ひめか)、パワーブロック(宮崎有妃、水波綾、高瀬みゆき、優宇)、テクニカルブロック(旧姓・広田さくら、彩羽匠、岩田美花、門倉凛)の3ブロックのリーグ戦となり、公式戦はすべて15分1本勝負。場外は10カウント、そのほかは通常ルールで、勝ち2点、負け0点、引き分け1点で争われる。優勝者は恒例の100万円と第11代波女の称号、そして大畠美咲の返上で空位となっているRegina di WAVE(第14代)を戴冠することとなる。

また独立リーグとしてヤングブロック(長浜浩江、星いぶき、Maria、梅咲遥)を同時開催。公式戦は10分1本勝負でおこなわれ、場外10カウント、その他は通常ルールでおこなわれる。得点は通常リーグと同じで、ヤング優勝者にはまっさきにレジーナへの挑戦権が与えられることがアナウンスされた。

まずは大会に先立ち入場式がおこなわれ、梅咲を除く出場全選手がリングへ。
選手を代表して彩羽、岩田、有田、優宇が選手宣誓。2019年のCATCH THE WAVEをスタートさせた。
今年のCATCH THE WAVEはヤングブロックで開幕。
5・1新木場で全勝優勝宣言したHIRO’e(2014年10月デビュー)がアイスリボンの星いぶき(2017年6月デビュー)と公式戦をおこなった。

開始早々、HIRO’eがドロップキック。
ロープに振ろうとしたが、いぶきが踏ん張りエルボー弾。
HIRO’eも応戦していき串刺しドロップキックをお見舞い。
すぐさま逆エビ固めに捕らえたが、いぶきがロープへ。
ならばとHIRO’eはバックブリーカーで追撃する。
いぶきもクロスボディーで反撃。
顔面蹴りを放ってランニング・エルボーを決める。

HIRO’eは低空ドロップキックで再び攻勢に出ると、ミサイル発射。
もう一度、コーナーに登るが、今度はいぶきが妨害する。
逆にダイビング・クロスボディーを3発放ついぶき。
レッグクラッチ式バックドロップでカウント2。

さらに丸め込みを連発したが、しのいだHIRO’eがスピアで攻守逆転。
サクラ落としを返されると、バックドロップ・ホールドにつなげて3カウント。
手堅く1勝を手にした。
◎HIRO’eバックステージ
HIRO'e「すごくいろんな人から、『なんでヤングで出場するの?』と言われたんですけど、確かに上と闘って結果を残すことも大切でなしとげたいことではあるんですけど、昔に出たヤングで優勝できなかったという忘れ物を取りに行きたくて。そして、自分から出場を直訴したからには、当然負けることは許されない。1回でも負けたら残り全部不戦敗でいいという気持ちで、必ず全勝優勝します。星選手は初対決だったのかな? エルボーも重かったし、丸め込みも体重が乗ってたけど、勝ててよかったです。HIRO'eになって弱い自分はもう置いてきました」
2、CATCH THE WAVE2019~ビジュアルブロック~(15分1本勝負)
○志田光〈1勝=2点〉(7分25秒、片エビ固め)有田ひめか●〈1敗=0点〉
※ファルコンアロー


2年連続6回目の出場となる第6代波女(2014年)の志田光と、初参戦となる有田ひめかの対戦。

ロックアップから有田が押し込みボディーアタック。
ショルダータックルでカウント2。
有田のケンカキックをかわした志田がスクールボーイ。
有田も志田のニーをかわして丸め込む。

続いて有田は串刺し攻撃狙い。
寸前でかわした志田がジャンピング・ニー。
すぐさま雪崩式ブレーンバスターの体勢に入るも、有田がファイアーマンキャリーで回避する。

戦場がエプロンに移ると、志田が延髄斬りを放って有田を場外へ。
有田を追った志田はイスを使ったジャンピング・ニーで追撃する。
リングに戻って志田がバックブリーカー。
ブレーンバスターでカウント2。
有田がガットショットから走ると、志田が追走式のヒザ蹴り。
有田もお返しのボディーアタックからランニング・ニーをお見舞いする。
さらにバックフリップ、ラリアットで追い打ちをかける。

劣勢の志田だったが延髄斬りから走る。
だが有田がカウンターのラリアット。
今度は有田が走るも、志田がジャンピング・ニーで阻止。
スリーカウントを放つが、カウント2。
ここで志田は目突きからの首固め。
キックアウトされると魂のスリーカウントを狙うが、有田がジャンピング・ニーで迎撃。
志田も手つなぎ式の二段階ニーからスリーカウントへ。
これも返されると、最後はファルコンアローでトドメを刺した。

◎志田バックステージ
志田「今まで開幕戦では負けることが多かったけど、今日は星取りの上でも負けるわけにはいかなくて。残る相手を見ても、ここからがスタートだなと思います。有田ひめかは初出場ということですけど、キャッチがいかに甘くないかは私は身に沁みて理解しているので。今のままの気合じゃ闘いきれないんじゃないかと思いますよ」
◎志田バックステージ
志田「今まで開幕戦では負けることが多かったけど、今日は星取りの上でも負けるわけにはいかなくて。残る相手を見ても、ここからがスタートだなと思います。有田ひめかは初出場ということですけど、キャッチがいかに甘くないかは私は身に沁みて理解しているので。今のままの気合じゃ闘いきれないんじゃないかと思いますよ」
3、CATCH THE WAVE2019~テクニカルブロック~(15分1本勝負)
○岩田美香〈1勝=2点〉(4分49秒、首固め)旧姓・広田さくら●〈1敗=0点〉


2014年のCATCH THE WAVEで技能賞と敢闘賞をダブル受賞した旧姓・広田さくらはテクニカルブロックにエントリー。
初戦の相手はキャッチ初参戦となるセンダイガールズプロレスリングの岩田美香。
4・14新木場でもシングルで対戦している両者。
そのときは広田が岩田の三角蹴りの前に沈んでいる。
広田はwave所属として、母として迎えるはじめてのキャッチで、どんなテクニックを見せてくれるのか!?

まずは握手。
岩田が背を向けると、早速、広田がボ・ラギノールの体勢。
岩田が気配に気付いて睨み付ける。
ゴングを迎えると、いきなり広田はときめきメモリアル狙い。
失敗に終わると、ボ・ラギノールからへなーらサンセットを敢行する。
スクールボーイもカウント2。
岩田も首固めで流れを変えると、ダイビング・ボディープレスを投下。
そして腕十字へ。

しのいだ広田は619で流れを変えると、高田純次を狙う。
阻止する岩田。
すると広田は「キャッチなのに、お前もやるってことかーーー!」と叫ぶも、岩田がガットショットを叩き込み、ダブルリスト・アームサルトでカウント2。
キックで追撃すると、広田は大の字に。

するとファンが高田純次をあおる手拍子。
仕方なく岩田がロープに走るも、広田がアンクルホールドで捕獲。ブレイクされるとシャイニング・ウィザードでカウント2。
さらに広田は岩田のキックをかいくぐり、ボ・ラギノールを連発。
そしてマヒストラルでカウント2。
ボ・ラギノールの連発が効いている岩田だったが、カウンターのハイキックでなんとか攻勢に。
ふらふらドーンで倒れ込む広田を、岩田が首固めで丸め込んで白星発進!
◎岩田バックステージ
岩田「自分にとって初のリーグ戦、初のキャッチ出場ですけど、その最初の相手が広田さんだと決まって、自分はここが勝負どころだと思っていたので。前回も勝ちはしたものの心に深いキズを負わされたので、その借りを返すべく闘ったんですが、やっぱり広田ワールドに飲み込まれましたね(苦笑)。ここからは駆け上がって、今の岩田美香を見せつけていければと思います」
4、CATCH THE WAVE2019~パワーブロック~(15分1本勝負)
○優宇〈1勝=2点〉(5分14秒、雪崩式前方回転エビ固め)宮崎有妃●〈1敗=0点〉

3年ぶりのCATCH THE WAVEとなる宮崎有妃の初戦は、今年4月にイギリスのプロレス団体・EVE所属となり、キャッチ初参戦の優宇。
5・1新木場での前哨戦ではバチバチとした攻防をみせた末、優宇が宮崎を相手に引き分けに持ち込んでいる(ハンディ戦だったため引き分けた優宇の勝利)。
キャリアの24年の宮崎と、キャリア3年の優宇。
パワーでまさるのはいったい!?

序盤から熱のこもった攻防。
手四つの力比べから宮崎がエルボー、優宇は逆水平チョップを打ち合う。
宮崎の「ナメんな!」に、優宇は「ナメてねー!」と言い返す。
ショルダータックルの打ち合いは互角。
だが、ラリアット合戦は宮崎が制していく。
宮崎はコーナーポストを外して優宇に叩き付けると、金具ムキ出しのコーナーに優宇を投下。
これは反則をとられてノーフォールに。
ならばと目突きから走る宮崎だったが、優宇が払い腰で形勢逆転。
すかさずスリーパーで絡みつくが、バックエルボーで脱出した宮崎がえびす落とし。
ムーンサルトを狙うが、追いついた優宇が投げっぱなしパワーボム。
カウント2。
ダメ押しのパワーボムを狙うが、宮崎が水車落としに切り返す。

攻勢に出た宮崎は優宇をコーナーにジャーマンで叩き付けると、今度こそはのムーンサルト! 
これを足を立てて回避した優宇が形勢逆転。
宮崎をドロップキックでコーナーに吹っ飛ばすと、雪崩式前方回転エビ固めを豪快に決めて3カウント!
◎優宇バックステージ
優宇「初参戦のリーグ初戦で相手が『わー、宮崎さんか!』って。私は小学校のころからプロレスを見てて、見ていた宮崎さんと闘うことが出来て、まずはこのカードにありがとうございますと言いたいですね。本当に宮崎さんは何をしても倒れなくて、厚み、パワー、重さがあって、なにもかなわないんじゃないかって一瞬思いましたけど、海外でひとりでやって来た中で培った強い心で闘い抜くことができました。自分はイギリスのEVE所属になって、今日はイギリスからプロモーターの夫婦も会場に来てくれて。自分はこのリーグを通じてEVEをもっと知ってもらいたいし、自分の強さも見せていきたいですね」
5、CATCH THE WAVE2019~パワーブロック~(15分1本勝負)
○水波綾〈1勝=2点〉(12分5秒、片エビ固め)高瀬みゆき●〈1敗=0点〉
※Gドライバー


今回で9回目のエントリーとなる水波綾はアクトレスガールズの高瀬みゆきと対戦。
蜂窩織炎(ほうかしきえん)のため4月末に緊急入院した水波だったが、順調に回復。
CATCH THE WAVE開幕戦に間に合わせる形での復帰となった。

水波がリングインするやいなや、高瀬がマシンガン式のエルボーとチョップで奇襲。
ドロップキックを放つと、水波はショルダータックルでお返し。
ギロチンドロップは高瀬もかわしていき、今度はエルボーのラリーとなる。

水波がパワーで制して、なんとかギロチンドロップを投下。
すぐさま逆エビ固め、フェースロックで絞り上げる。
耐えきった高瀬は小刻みエルボーを放って行くが、前に出て圧をかけていく水波。
高瀬のビンタに水波もやり返すと、再びエルボー合戦に。

徐々に水波が主導権を握り、マシンガンチョップをお見舞い。
パワースラムはカウント2。
さらに投げっぱなしジャーマン、ラリアット、レッグドロップと畳みかける水波。
イチジクを仕掛けたところで5分経過。
逆水平チョップの打ち合いから水波がショートレンジラリアット。
高瀬もラリアットで反撃。
けれども水波は倒れない。
逆に水波がショートレンジのラリアットを放つが、高瀬がヘッドバットで迎撃。
間髪入れずにショートレンジラリアットを叩き込み、カミカゼ→セカンドからのギロチンドロップを投下。

水波もラリアットで応戦。
すぐに走るも高瀬がジャンピングエルボーで迎撃。
鈍い音を響かせたヘッドバット合戦からラリアットにつなげる。
キックアウトされると、もう一発、お見舞いする。
水波もラリアットでお返し。しかし高瀬が切り返してカウント2。
ホットリミットを狙う水波だったが、堪えられると背後からラリアットをブチ込んでいき、ショートレンジラリアットで追い打ち。
最後はダメ押しのGドライバーで熱戦に終止符を打った。
◎水波バックステージ
水波「まだまだ負けないっすね。突然の蜂窩織炎になって入院して、1週間前は絶望しかなかったけど、1週間後にこうやってリングに立って闘えて。やっぱりプロレスラーはこうでなきゃって闘って思ったし。逆境に立たされれば立たされるほど、水波というレスラーはこういう状況が得意なんだなって思いました。もちろん、高瀬もタッグのベルトを巻いて、勢いだけでやっていくといういい時期だと思います。でも、上には上がいますから。その上となるべく、その壁となるために私がいると思うので。病み上がりの自分に負けたということが伝わればいいと思いますけど」

——コンディションの方は?
水波「ギリギリです。体調はバッチリでなんの不安もないですけど、寝っぱなしだったから体力面ってものはギリギリな部分があったけど、私の考えですがレスラーは気持ちです。気持ちを強く持たないと、勝てる相手であっても負けてしまう。今日はまさに、気持ちを強く持って挑むべき試合だと思ってリングに上がりました」
6、CATCH THE WAVE2019~テクニカルブロック~(15分1本勝負)
○彩羽匠〈1勝=2点〉(13分50秒、エビ固め)門倉凛●〈1敗=0点〉
※ランニングスリー


もう1つのテクニカルブロックは、彩羽匠VS門倉凛のNEW TRADITIONAL対決に。
CATCH THE WAVEは初参戦の彩羽だが、2018年6月にすでにレジーナを戴冠しており、実力は十分。初の波女とレジーナ返り咲きを狙っている。
一方の門倉は2017年のキャッチ以来、2度目の参戦。
はじめてのキャッチでいきなり3位の実績を残すというミラクルをおこしている。

注目のニュートラ対決は、彩羽から握手を求めてゴング。
序盤は門倉がドロップキックで主導権を握る。
彩羽のキックをアンクルホールドに切り返す門倉。レッグロックで捕獲する。
彩羽もカウンターのローリングエルボーで攻守を入れ替える。
サッカーボールキックやボディープレスでカウント2。
さらにソバットからニールキックの体勢。
これをかいくぐった門倉がDDT、キャノンボール、サイルキックにつなげてカウント2。
彩羽も高速ブレーンバスターで応戦。
すぐに門倉もトラースキック3連発でやり返す。
続くダブルリスト・アームサルトもカウント2止まり。

攻勢に転じた彩羽はトラースキック、投げっぱなしジャーマン、バズソーキックでカウント2。
コーナーに向かうも、追いかけた門倉が雪崩式フランケンシュタイナー。
ミサイルキックでカウント2。
ウラカンラナを狙う門倉。
ト2。

彩羽がローキック、バズソーキックでカウント2。
ツームストーン・パイルドライバーからスワントーンボムでカウント2。
ボッチボムを狙うが、ウラカンラナで返す門倉。

すぐに走る門倉に彩羽がハイキック。
すぐさまランニングスリーを狙うが、着地した門倉が首固め。
カウント2。
ヒヤリとさせられた彩羽が、キックからスーパーフリークの体勢。
これも回避する門倉だったが、粘りもここまで。ランニングスリーが決まりジ・エンド。
◎彩羽バックステージ
彩羽「(門倉凛とは)久々の試合だったんですけど、どうだろね。丸め込み? 自分の苦手なところをよくわかってるようで、それは研究してきたのは認めますよ。だけど、凛はもうちょっと…キャリアも積んだことだし、もう少し何かがあってもいいのかなと自分は思います。でも、勝負ごとの世界ですから、スリー入れば勝ちは勝ち。負けは負けなので危なかったことは認めます。けど、まだ負ける気がしない。自分はシングルでは彩羽匠そのものを見せてますけど、ニュートラでは実際は凛のカラを破るためのものだと思ってるんですね、自分は。凛がどんだけニュートラで飛び抜けるかっていうのが自分はその、なんだろな……引き立て役ではないですけど、そういう位置であればいいなと自分でといつも思ってます。だから凛はもっと厳しい闘いに自分から挑んでいって、経験をいっぱい積んで、もっと一皮も二皮もむけるようにならないと。桃野、いま欠場してるからいまチャンスなんですよ。そのチャンスをどう活かすかは自分次第だから」

——今日の試合はリーグ戦もあるがそういった気持ちも伝えたかった?
彩羽「そうですね。まあもちろん勝ちは、リーグ戦だから譲らないですよ。絶対に。その意地はあります、けど、やっぱりwaveさんのリングでニュートラ対決というなかで自分はどう見せるんだろうって。アウェイの団体でどう見せるんだろうって、自分はすごく期待してましたから」

——そういう意味で物足りなさを改めて感じた?
彩羽「そうですね。感情は出て来たと思うんですけど、ちょっとずつは。それをどう技にいかすか、どう気持ちを相手にダメージとして与えるかっていう、アタリの強さだったりが物足りなかったりしましたね、正直。でも、自分あえてバチバチに蹴り込んだので、これで火が点いたと思いたいです。次からのリーグ戦は自分の次に来て欲しいですね。そこを期待します」

——初のキャッチは?

彩羽「未知の世界ですよね。waveさんといえばというのがいままで強かったんですけど、なんかピリピリとした雰囲気で、ちょっといつもとなんか違うなっていうのは凄くあります! けどやっぱりこんな大事なね、試合に呼んでもらえるってことは、しかも自分はじめてなんですよ。いままでは若手しか呼ばれなかったんですよ。なんで呼んだのかっていうことは、たぶんGAMIさんの頭の中は……どうなんだろうな。自分を呼んだって自分、優勝するしかないですよね。優勝要員でしかないので、アレ? 自分に取ってほしいのかなって。そう思う気はありますけどね」

——注意したい選手はいる?
彩羽「岩田選手! 広田選手はある意味怖いですよね。いつもはああいう感じですけど、リーグ戦だからどう来るのかなっていうのが……。いつもと違うものをあえて見せてくるっていうのも怖いですし。まあでもやっぱりこういうシリアスな場面で闘ってきた数は、キャリアはぜんぜん違いますけど、自分のほうが多いのかなっていう気はするので。そこは大丈夫だと思ってますけど、岩田選手は仙女背負ってますからね。橋本選手、橋本選手と言われるかもしれないけど、彼女もそこは面白くないと思っているはずなので。それをどうやって、自分も仙女VSマーベラスとして闘いたいと思います、このリーグ戦で。もちろん勝たないと意味ないので、こんな名乗っといて負けるのもアレなのでね。ちょっと本気で気を引き締めて優勝してレジーナ巻きたいと思います」



◎門倉バックステージ
門倉「やっぱり、本来であればウチでやりたいカードで、それが今回キャッチのリーグ戦として匠さんと当たることになって。正直メチャクチャ緊張しましたし、自分もマーベラスを背負ってリーグに出場しているつもりですけど、匠さんはそれ以上の思いを持っていて、気持ちの面で負けていたのかなと。今回キャッチに出れるということが嬉しくて、100万円、波女、レジーナ、全部狙っていきたいと思っていたんですが、初戦を落とすとこれからどうしようってことばかり考えてしまいますね。でも、他団体とはいえ、めったに当たらない匠さんとの闘いが3周年を前にいい刺激になったので、感謝しかないですね。喜びと悔しさがあります」
7、CATCH THE WAVE2019~ビジュアルブロック~(15分1本勝負)
○野崎渚<2点>(12分40秒、TKO勝ち)桜花由美●<0点>
※ドルミルⅢ→レフェリーストップ

メインイベントは、ビジュアルブロックの桜花由美VS野崎渚のwave対決。
現在、Black Widow(ブラックウィドウ)としてタッグを組んでいることもあり、接戦は必至だ。

立ち上がりからビッグブーツで衝突する桜花と野崎。
桜花がダイビング・サンマドロップで抜け出すと、クロスフェースで捕獲する。

しのいだ野崎がスリーパーで攻守を入れ替えビッグブーツでお返し。
おしゃれキックからコーナーに登る。
桜花が追いつき、阻止すると野崎が場外へと転落。
戻った野崎は串刺しキックからビッグブーツ。
桜花もやり返して再びラリーとなる。野崎のビッグブーツはカウント1。
さらにビッグブーツの相打ちを繰り返し両者ダウン。

先に仕掛けた野崎がビッグブーツからドルミルの体勢。
崩れるとザキゴエを狙うが、かわした桜花が丸め込む。
続く桜花のカカト落としもカウント2止まり。
残り5分となり、桜花がタイガースープレックスの体勢。
これを回避した野崎がフロントネックロックへ。
しかし桜花もブレーンバスターで脱出し、ビッグブーツで追撃する。

再びロープに向かう桜花を捕らえた野崎がドルミルの体勢。
はずれると瞬時にロケットキック!
すぐさまドルミルⅢ(チキンウイングフェースロック式のドルミル)につなげて絞り上げると、桜花が動かなくなってしまったため、Tommyレフェリーが試合を止めた。
◎エンディング
試合後、野崎がマイクを握る。

野崎「大事なキャッチ初戦、無事勝つことが出来ました! 正直、ここ最近下の選手に負けたり、自分のふがいなさに悔しかったり、落ち込んだりしたんですけど、こうして大事なリーグ戦の初戦を勝つことができて、本当にうれしいです。私がいるビジュアルブロック、残り志田と有田。この2人も締め落として今年こそ全勝優勝でレジーナを取りたいと思います。みなさんにベルト姿をお見せすることを約束します。約束は絶対です。今日はありがとうございました。キャッチ中なのでビッグウエーブとかないんですけど、私が締めさせていただきたいと思います」

そう話した野崎は、恒例の「これがwaveだーーー!」で大会を締めくくった。
◎野崎バックステージ
野崎「先月に門倉にシングルで負けたりしてすごく悔しい思いもして、今年のキャッチ大丈夫なのかなって自分で思うところもあったんですけどね。桜花さんは同じ技を使う相手で、今日はプロレス人生でも一番ビッグブーツで蹴りあったんじゃないかな。勝ててよかったですね。残る相手は志田と有田。有田はまだまだ背がでかいだけの宝の持ち腐れって感じで、キャッチで叩き潰してやろうかなと。志田は一番警戒してる相手ですね。去年はドルミルⅡ(ドラゴンスリーパー式ドルミル)で挑んで決勝に残ることはできませんでしたけど、私の絞め技はさらにパワーアップしているので。去年できなかった全勝優勝を今年は果たしたいと思います」
◎桜花バックステージ
——最後落とされて記憶がないかもしれないが、初戦を落としてしまいました。
桜花「いつも初戦を落としてしまう気がします。わからないですけど、たぶんいつも落としてるから、気を抜かないでおこうと思って…。今日はビッグブーツ対決だと思ってたら、チキンウイングをすっかり忘れていました。ビッグブーツとスリーパーさえ気をつければと…。そんな固定観念ができあがっていたので、ちょっと油断したかなというのがあります」

——最近は野崎さんとは組んでいるのでわかる部分もあった?
桜花「それもあったんですけど、今日の最後、変な技食らったぞ。チキンもそうですし、ビッグブーツじゃなかった気がする。なんだろ、あれ…」

——そんなところも不意打ちを食らった?
桜花「そうですね。一緒に練習してるんですけど、そういうところを見せないところがアイツの汚いところだなと思って」

——今年は波女=レジーナになるが。
桜花「あのね、本当に一戦も落とせなかったはずなのに、初戦から落としてしまったので、本当にもっと気を引き締めていかないと。ぜんぜん波女に遠のいてしまうのかな。HIRO‘eみたいに全勝で、1勝でも落としたら、不戦敗でいいです、ぐらいの勢いじゃないとやっぱりこのCatch the WAVEというのは勝ち上がっていけないのかなと思いました。気持ちのメンタル面で」

——残り2試合の志田、有田について。
桜花「志田とのシングルは久しぶりだし、有田は久しぶりに当たってすごい成長してるなと思えた選手なので、本当に気をつけないと。全敗で終わる可能性もあるので、もう本当それだけは避けたいので、あと2戦は全勝で! で、波女になりたいと思います」

——100万円の使い道は?
桜花「自社ビルの積み立てにします。自社ビル建てたいので。ちょっと100万円じゃ足りないですけど」

——(カメラがまわりはじめて改めてコメント)初戦を終えて。
桜花「なんか、負けた気がしないです。気がついたら負けてたみたいな感じなので、自分の中ではタップしてないしというのがあったんですけど、レフェリーが止めてしまったので負けなのかなとは思います」

——残り2戦。
桜花「これは有田と志田からどっちも勝利しないと波女には遠のいてしまうので。あと落とさないように気を引き締めてやろうかなと思います」

——2人の試合は見た?
桜花「見てました。有田は勢い付いて来たなというのがありますし、志田とは当たるとしたら久しぶりのシングルなので、気を引き締めないと本当に負けてしまう気がする。今年のキャッチは厳しいかな、と。初戦を落としてしまった部分では、4人しかいないので、ブロックに。本当に1戦でも落としてしまうと波女が遠のいてしまう」
2019.05.01

「NAMI☆1〜May〜」

◎オープニング
毎月1日を“waveの日”として開催するナミイチ興行。
ナミイチでは10秒のみの動画撮影が可能となっており、リングサイドにカメラマンを入れないという新しい取り組みを取り入れている。
試合に先立ち選手入場式がおこなわれ、Xを除く出場全選手が登場。
選手を代表してHIRO‘eが挨拶をおこなった。
HIRO‘e「みなさん今日はご来場ありがとうございまーす。私事ですが、今日からHIRO’eに改名しましたー! あと今日から5月1日、毎月1日はNAMIの日。NAMIの日だけ10秒動画撮影がOKだそうです。なのでみなさん、どんどん撮ってどんどんいろんなところにアップしていってください。そして、私の対戦相手、Xは謎のままですが、とりあえずブッ潰してやりたいと思います。それではみなさん全4試合、応援よろしくお願いします!」
1、レボリューションwave(15分1本勝負)
○X=DASH・チサコ(11分34秒、片エビ固め)HIRO'e●
※ホルモンスプラッシュ



新生waveになったとたんに、「これが素の自分」と生意気キャラに変身し、周囲を戸惑わせている長浜浩江。
今大会からリングネームをHIRO‘e(ひろえ)に改名し、さらなるステップアップを目指す。
今回の対戦相手はセンダイガールズのDASH・チサコ。
様子を見るチサコにHIRO‘eは「ビビッてるのか?」と早速、生意気な発言。
そのHIRO’eがショルダータックルで仕掛けて行く。
するとチサコはイスを手にする。
HIRO’eは「イスってもんはな、こうやって座るもんなんだよ!」と説教するが、チサコはフロントハイキックで返答。
フェースクラッシャーでカウント2。

それでもHIRO‘eは「来いよ!」と挑発。
チサコがラッシュをかけると、HIRO’eもボディーブロー→スピア→セカンドからのセントーンで応戦。
サクラ落としを狙う。
これをしのいだチサコがビッグブーツ。
ダイビング・フットスタンプを投下。
寸前でHIRO‘eがかわして、チサコが場外へ。
「来いよ!」と再び挑発するHIRO’e。その変わり様に「なんなの?」と戸惑いを隠せないチサコ。
リング内でやるか、場外でやるかでもめたあと、リング内に導いたHIRO’eがブレーンバスターでカウント2。
コーナーに向かう。
追いついたチサコがバックドロップで落として、ミサイル発射。
串刺し低空ドロップキックでカウント2。
残り5分からチサコが丸め込みを連発。
HIRO‘eもカウンターのスピアで流れを変えるとサクラ落としを敢行。
キックアウトされるとムーンサルトプレスを投下する。
これをかわしたチサコがダイビング・フットスタンプでお返し。
キックアウトされると、ホルモンスプラッシュでトドメを刺した。
◎試合後のマイク
HIRO‘e「おい、チサコー! テメー、この前、とある団体で試合したとき、私のこと3分で倒せるとか、ボコボコにしてやるとか言ってたけど、大したことねーじゃん。(チサコが襲いかかると、桜花が止めに入る)だいたいな、そんなに元気なら試合で出せよ。勝ったんだから居座ってないで、さっさと帰れ! 帰れ!! 帰りやがれ!!!

(チサコはHIRO’eにストンピングを食らわせて、退場)あと社長!(桜花がエプロンに上がる)アンタにも言いたいことがあるんだよ。今日からはじまったナミイチ、毎月の一日の興行、この客入りやばくね? だからさ、Xやっぱり辞めない? いや辞めろ。ぜってぇーその方がいいと思うから。今後、禁止な。(エプロンから)降りろ!

あともう1つ。私、キャッチ、ヤングブロック出場決定になったので。私、全勝優勝しますから! 万が一負けたら、そのあと不戦敗でいいです。その気持ちでやってるんでお願いします。

あともう1つ。今日からHIRO‘eになったんですけど、もっとこれから進化していくんでヨロシク。ヒロエボリューション!」
①宮崎(4分52秒、片エビ固め)梅咲●
※えびす落とし
②広田(7分15秒、体固め)Maria●
※シャイニング・ウィザード
③△宮崎(時間切れ引き分け)優宇△
※宮崎&広田は10分間に若手3人からフォールを取らなければ負けとなる特別ルールのため、優宇が引き分けに持ち込こみ優宇&Maria&梅咲の勝利

CATCH THE WAVEのヤングブロックに参戦が決まった優宇(EVE)、Maria(マーベラス)、梅咲遥(ワールド女子プロレスディアナ)がWAVEに参戦。WAVE認定タッグ王者の宮崎有妃&旧姓・広田さくら(奇跡)に挑む。

試合前、広田が「2対3? こっちはチャンピオンなんですけど、わかる? 2人合わせてキャリア40年くらい。年齢は2人合わせて81歳なんじゃ! 足下にも及ばねーんだよ。20分もいらねーよ。10分で十分だ!」と、見栄を張る。
そこに宮崎が「お前ら3人とも倒してやる!」と付け加えてしまったため、奇跡は10分間で3選手からフォールを取らないと負けとなる、超ハンディキャップマッチとなってしまう。
ゴングと同時にヤング勢がトレイン攻撃。
優宇のキャノンボールからMariaが広田をカバーしていく。
広田は「今からすっげー危険な技やってやるからな!」と高田純次。
Mariaが寸前でかわしてしまい、逆にやるハメに。
高速の高田純次を披露したMariaに、広田は「いい高田純次だったぜ…」とグッタリ。

Mariaはドロップキックで追撃。
かわした広田がボ・ラギノールを狙うが「10代かー」とさすがに躊躇。
すかさず梅咲がMariaの助っ人に入り、ダブルのドロップキックを広田に決める。
宮崎は「合格!」と恥ずかし固めを狙うが、かわした梅咲がドロップキックを連発していく。
受けきった宮崎はラリアットで攻守を入れ替えると、えびす落としで3カウント。
まずは梅咲から1本をゲットした。
試合が再開され、広田&宮崎はヤング勢を連れてバックステージへ。
入場ゲートから選手たちが戻ってくる。
グリーンミストの餌食となったのは梅咲だった。
リングに戻った広田はMariaにシャイニング・ウィザードを放って行く。
これが完璧に決まり、3カウント。

ヤング勢は優宇のみに。
優宇は「宮崎、出て来い!」と広田にドロップキック。
宮崎が出ていくと、優宇はラリアットでぶっ倒す。
一方、宮崎も目突きからのラリアットでお返し。
コーナーに向かう宮崎を追う優宇。
しかし、その背後から広田がボ・ラギノール。
1対2の不利な状況となってしまった優宇に、宮崎がリップロックを狙う。
堪える優宇に広田がときめきメモリアル。
すかさず宮崎がスクールボーイ。
キックアウトされると、えびす落としを放ったが、ここで時間切れ。
引き分けに持ち込んだヤング勢が勝利となった。
3、スクランブルwave(20分1本勝負)
岩田美香&○門倉凛(12分13秒、逆打ち)野崎渚●&中森華子


DUAL SHOCK WAVE2018トーナメントに“残酷ビーチ”として出場した野崎渚&中森華子(PURE−J)が久しぶりにタッグを結成。
令和時代を担う岩田美香(センダイガールズプロレスリング)と門倉凛(マーベラス)の新世代コンビと対峙した。

試合は中森VS門倉でスタート。
門倉のネックブリーカードロップ、中森のネックブリーカードロップが交互に決まる。
野崎が出ていき、門倉にドロップキックで追撃。
串刺しビッグブーツは門倉がかわしてドロップキック。
岩田とタッチ。

岩田はミドルキックからのサッカーボールキックをお見舞い。
ランニングキックは野崎も読んでいた。
ブレイジングチョップでやり返した野崎は、串刺しビッグブーツで飛び込んで行く。
ドルミル狙いは岩田も回避し、ダブルリストアームサルトでカウント2。

野崎も追走式ビッグブーツで攻守を入れ替えると、中森のレッグドロップを挟んでおしゃれキックをお見舞い。

続く中森は岩田に串刺し式の回し蹴り。
ギロチンドロップでカウント2。
ミドルキックのラリーから中森がカウンターのミドルキック。
キックの読み合いから今度は岩田が延髄斬り→ダイビング・ボディープレスにつなげる。キックアウトされると変形クロスフェースで捕獲したが、これは野崎がカット。

岩田&門倉はトレイン攻撃を中森にお見舞い。
続けざまに門倉はトラースキックを放つと、DDTからの低空ドロップキック。
コーナーに向かうも、中森がデッドリードライブで落として、ミドルキックでお返し。すぐさまワキ固め→グラウンド卍固めに移行する。
さらにハイキック、シャイニング・ウィザードで追撃する中森。
キックアウトされると野崎と交代。

野崎は門倉にミサイル発射。
カウント2。
ドルミルを狙うが、エルボーで脱出する門倉。
ダブルのトラースキックをお見舞いした岩田&門倉。
すぐさま門倉がミサイルキックで追い打ちをかける。そして、逆打ちの体勢に入るも、堪えた野崎がドルミル狙い。
堪えられるとザキゴエを敢行。
続けざまにビッグブーツを放つ。

一気に畳みかけたい残酷ビーチだったが、中森のハイキックが野崎に誤爆してしまう。
このチャンスを見逃さなかった岩田が野崎に三角蹴りをお見舞い。
すかさず門倉が逆打ちにつなげて3カウントが入った。
◎水波綾トークショー
蜂窩織炎(ほうかしきえん)のため4・28大阪より欠場している水波綾がトークショーに登場。
ファンの前に元気な姿をみせた。野中美智子リングアナが進行を務めるなか、まずは水波が欠場の理由を報告。

水波「このたびは欠場になってしまいまして、我闘雲舞さんとOZアカデミーさんと、シードリングさんに出場が決まっていたのですが、そこも欠場させていただくことになりまして、ご迷惑をおかけしました。申し訳ありません。私、蜂窩織炎という感染症になってしまいまして、朝起きたらいきなりヒザが腫れてて、そこから高熱も出るようになって、病院に行ったらそのまま即入院になってっていう。木の枝かなんかからバイ菌が入ったみたいで。みなさん傷口は必ず消毒してくださいね。

(コンディションは?)もう大丈夫です。5月5日の(CATCH THE WAVE)開幕が復帰なので。

(CATCH THE WAVEは何回目?)11回目。私は2回出てないんですよ。1回は欠場してて、1回はシングルのチャンピオンだったので。9回は出ています。

(意気込みは優勝?)優勝したら、そのままレジーナのチャンピオンになるわけですし、みんなそれを狙ってくるので、だから毎年メッチャ熱い闘いが連発するんですよね、キャッチは。

(波女といえば賞金100万円だが、使い道は?)去年叶わなかった100万円の使い道があって、今年こそお母さんとお父さんの煎餅布団を卒業して、凄い低反発な布団をあげたいと思ってて、100万円で。本当にそれは切なる願いで(笑)」

(新生WAVEについて)一体感というテーマは新生になってから凄く意識するのもあるんですけど、お客さんも楽しもうとしてくださる空気があるので、自分たちレスラーももっとと思いますね」

そうトークショーを締めくくった水波は「じゃあ、今日はゴールデンウイークの中日、ご来場ありがとうございます! このあと、もう1本ありますので、みなさん声を出して盛り上がっていってくださーい。ありがとうございます。では後半戦スタート!」と、高々と宣言。
4、ミラクルwave(15分1本勝負)
△桜花由美(時間切れ引き分け)彩羽匠△
※5分までが戦隊ものルール、5分〜10分が通常ルール、10分〜15分が2カウントフォールでおこなわれた


メインイベントは桜花由美VS彩羽匠のシングル対決。
ブロックは違うものの、ともにCATCH THE WAVEへの参戦が決定しており、調整という意味では重要な試合となった。

当日発表とされた特別ルールは、5分ごとにルールが変わるというもの。
通常のプロレスルール、2カウントフォール、スローモーション、オンリーギブアップ、PRIDEルール、戦隊ものルールの中から抽選で3つのルールが選ばれることに
Tommyレフェリーが抽選した結果、最初の5分は戦隊もの、続いてのルールは通常のプロレス、最後の5分は2カウントルールとなることが決まった。
開始早々、桜花が「ビッグブーツ!」で飛び込むが、かいくぐった彩羽がミドルキック。
技名をコールしなかったため、ノーカウント。
エルボー合戦となるも、彩羽はこの試合形式に躊躇。無言でエルボーを放って行き、ローキック。やはり技名が出ずに苦戦する。

気を取り直した彩羽が「ブレーンバスター!」を狙うが、桜花が逆に敢行。
だが、技名を言っておらずノーフォール。「ハイキック!」をコールした彩羽だったが、これはフェイント。桜花のミゾオチにソバットを叩き込む。

「ニールキック!」も彩羽のフェイント。
「グーパンチ」からの「ドロップキック」でカウント2。

一方の桜花も「エルボー!と見せかけての足踏み」とフェイント返しで応戦するが、ビッグブーツは言い忘れてノーフォール。
チャンスを逃す。
しかしすぐに「串刺しビッグブーツ!」で飛び込み、クロスフェースで捕獲。
5分が経過し、通常のプロレスルールに移行。
彩羽のローリングエルボー、ミドルキック、サソリ固めが決まる。
彩羽のニールキック、投げっぱなしジャーマンはカウント2。
コーナーに向かう彩羽に桜花がビッグブーツ。

桜花の雪崩式ブレーンバスターはカウント2。
今度は桜花がコーナーへ。
彩羽も雪崩式ブレーンバスターに切り返し、スリーパーで捕獲する。桜花が堪えきると、彩羽がボッチボム。
10分が経過。
ここから2カウントフォールマッチへ。
彩羽のスワントーンボムをかわした桜花が丸め込みでカウント1。
桜花のビッグブーツ、彩羽のキックが炸裂する。
残り3分となり、桜花がビッグブーツ。カウント1。
彩羽は胴締めスリーパーで捕獲する。
彩羽の押さえ込みはいずれもカウント1止まり。
桜花もネックハンギングボムで反撃。
ダブルダウンとなる。
彩羽の押さえ込みはいずれもカウント1止まり。
桜花もネックハンギングボムで反撃。
ダブルダウンとなる。

残り1分のコール。彩羽が回し蹴りを放ってパワーボムの体勢。
これは桜花が回避。彩羽のスクリューキックもカウント1。
ランニングスリーを狙うも、桜花が着地。
すぐさま彩羽が顔面蹴りでカウント1。
桜花のビッグブーツもカウント1止まり。
彩羽のハイキックもカウント1となり、時間切れ引き分けとなった。
◎エンディング
桜花「匠、アンタの素の部分が見れてメチャクチャ面白かったよ。彩羽との対戦はいつも刺激的で楽しい。今日はドローだったけど、CATCH THE WAVE、ブロックは違う。だから決勝で当たって決着つけましょう」

彩羽「ちょっと待って、考えさせてください…。やっぱ強いわ。最初の言葉が見つからないな。今日はちょっと、ルールがさ、WAVEに偏りすぎてる。CATCH THE WAVE、決勝でまた会いましょう。次は通常ルールで」
桜花「はい、次の5月5日からCATCH THE WAVEがはじまります! 皆さん見に来ますか? そこで欠場中の水波のアニキが完全復活して帰ってくるぞー。アニキ、よろしく」

水波「よし×4、今日は皆様、ご来場ありがとうございました。今日は日曜日(祝日)のゆるーいWAVEでしたが、次の5月5日、WAVE後楽園ホールはキャッチ開幕します。今日の大会とはバチッと切り替えて、激しい試合が続くのでみなさん熱いご声援よろしくお願いします! それじゃ×2、いつものコール&レスポンスいきますか。波ヲタのみんな準備はできてるか! 今日の波は最高だったか!? この波に乗り遅れるなよー! またに乗りに来いよ! いくぜ、ビッグウェーーーーーーーーーーーブ! よし、これがWAVEだー!」