2023.07.03

『ReAL NAMI NO HI』

■CATCH THE WAVE 2023~敗者復活サバイバルwave~(時間無制限勝負)
田中きずな(24分56秒、オーバー・ザ・トップロープ)高瀬みゆき
※最後に残った狐伯、田中きずな、青木いつ希が決勝トーナメント進出。
※参加選手=旧姓・広田さくら、狐伯、田中きずな、炎華、遠藤美月、米山香織、チ
ェリー、柊くるみ、青木いつ希、関口翔、高瀬みゆき、清水ひかり、愛
海、笹村あやめ、網倉理奈、櫻井裕子、川畑梨瑚、鈴木ユラ、Himiko
※退場順=①炎華②③櫻井&網倉④川畑⑤Himiko⑥ユラ⑦⑧チェリー&米山
⑨広田⑩遠藤⑪くるみ⑫愛美⑬清水⑭関口⑮笹村⑯高瀬
※点数&時間差バトルロイヤル。通常ルールに加え、オーバーザトップ
ロープルールを採用。負け抜け勝ち残り、3人が勝ち残った時点で終了。
ブロック敗退した全選手(諸事情で世羅りさは辞退)は敗者復活バトルロイヤルに出場。この中から3選手が決勝トーナメントへ進出することとなった。ルールはリーグ戦の得点の少ない選手が先に入場という公式戦の成績を反映させたもの。3分経過ごとに選手が入場、オーバー・ザ・トップロープルールが採用され、負け抜け勝ち残りで残った3選手が決勝トーナメント進出となる。
まずは得点1のきずな、櫻井、網倉が入場。3WAYから試合はスタート。まずはCOLOR’Sがタックルでの連携。「COLOR’Sが這い上がるんだー!」と網倉。櫻井がヘアホイップ、網倉がコーナーでニーをきずなの顔面に押し付ける。観客はブーイング。櫻井は抱え上げながら拍手を要請してのボディスラム。さらに網倉がワー!プレス2発。きずなはカウント2で返す。完全に1対2の展開に。
さらに網倉がコーナーラリアットから櫻井のコーナータックル。しかしきずなもドロップキックで返すも、COLOR’Sはオーバー・ザ・トップロープ狙いできずなを抱え上げ、外に出そうとする。暴れて阻止したきずながエルボーで必死に反撃。
3分経過。ここで2点の川畑、関口、チェリー、広田が登場し、一気に大所帯に。「この1点どもがー」と毒づく広田。7人が入り乱れてのコーナーホイップ攻撃が続く。広田&チェリーは連携で網倉をフォールにいくが2カウント。
これに川畑も加勢する。その背後から櫻井も入り、櫻井対川畑の図式へ。川畑がかかと落とし。これに櫻井はボディスラム。川畑がミドルキック。ここで関口も二人に割って入り、低空ドロップキックで二人への攻撃。しかし、広田がボ・ラギノールで背後から関口の動きを止めると、吊り天井狙い。
しかし、持ち上げられず。ほかの選手に助っ人を頼み、6人がかりで持ち上げてようやく吊り天井に成功。その間にさらに3分が経過し、3点の狐伯、愛海、炎華、笹村がリングイン。
各方面での戦いが繰り広げられる中、広田は笹村を捕らえて、ロープ渡り。しかしバランスを崩すもロープを持ち、場外へ落ちず、無事にリングへ生還。
その後も各選手の落とし合いが続く。笹村は再度、広田を強引に落としにかかるがエプロンまでは行くものの、またも生還を果たす。ならばと全員で広田を落としに行くも、それでも広田はエプロンにとどまり、奇跡の生還。
ここでさらに3分が経過。今度は4点のHimiko、高瀬、米山、遠藤が登場する。高瀬がコーナーで入場ポーズをする背後から広田がボ・ラギノール。高瀬は落ちそうになるも何とか回避。その間に炎華が背後から広田を丸めに行く。これを広田が丸め返し、炎華が失格。
広田は網倉&櫻井へウラカンで丸め込みに行くと、二人まとめてフォール。他の選手も一緒に乗っかり、これで網倉と櫻井が失格。さらに川畑も広田への攻撃を見せたものの、そのままほかの選手に乗っかられて押しつぶされ失格。続いて、広田とHimikoが笹村狙いでダブルのフェースバスターの連携を見せる。
続けて、ダブルでプロレスLOVEポーズ。しかし、そのポーズ中に広田が丸め込み、Himikoも失格。狐伯は笹村にドロップキック、背後から広田が狐伯へボ・ラギノール。しかし、へなーら狙いは不発。狐伯は広田へ横回転エビに行くも2。なかなかしぶとさを見せる広田。
ここでさらに3分が経過し、得点5のくるみ、青木、清水、ユラが登場。これで全選手が登場したこととなる。くるみはいきなり広田へボディプレス。大人数でフォールに持っていく。しかし、広田はこれをハネ返す。ユラは狐伯にキックのコンビネーション。しかし、そのスキを狙って、チェリーがユラへ春夜恋。これをさらに米山がジャックナイフで丸め込んでいき、ユラが失格。
ここで米山、チェリー、清水が笹村、青木、愛海へドロップキック狙いでロープに振る。しかし、笹村らはロープを持って防御。ならばと突進したが、これはエプロン際でショルダースルーにかわされると、米山とチェリーがオーバー・ザ・トップロープで失格。しかし、同じようにかわされた清水は落ちた場所が花道だったため、セーフの判定に。

 その後も落とし合いが続く。エプロン上で遠藤のラリアットを食らった広田は腕でロープをつかんでなんとか残る。遠藤が落とそうとするが広田は必死に腕をつかんで阻止。すると、青木が二人の腕を外しにかかり、広田がついに場外転落。この騒動の間に遠藤もくるみに丸め込まれて失格。
この後、タックルの乱れ打ちで、何人もの選手を吹っ飛ばしたくるみだが、清水、愛海、関口のトリプルドロップキックを食らう。しかし、3人がかりのカバーを一人でハネ返す。ならばと狐伯も加勢し、4人でフォールに行くもこれも自力で返す。そして逆に、高瀬、青木、愛美、狐伯、笹村、清水とボディスラムで連続投げを見せる。愛海が動きを止めるべく、飛びつき腕ひしぎでくるみの腕を捕らえると、高瀬がアキレス腱に決める。身動きが取れなくなったところで、清水、狐伯、笹村らがフォールで乗っかり、さすがにくるみも返すことができず失格。
ここで残ったメンバーが青木、清水、高瀬、関口、愛海、笹村ら2017年組ということに気づき、6人で喜ぶ中、残っていた狐伯のみがデビュー年が違うため、標的にされる。6人がかりで持ち上げ、落としにかかるが、狐伯はエプロンで何とかとどまる。2017年組が横一列となって、突進を見せるが狐伯はドロップキックで阻止。

 ここで再びそれぞれの戦いに戻り、愛海が笹村と高瀬をダブルフライングメーヤーで投げ、ドロップキックからモンキーフリップで二人をフォールに行くが、ここで狐伯がジャックナイフで愛海を丸め込んで失格に追い込んだ。
 
 関口はブーメランアタックで高瀬、清水二人をフォールも2。今度は清水&関口が高瀬を捕らえて連携を見せようとする。しかし、高瀬がブーメラン式のミサイルキック。今度は清水が高瀬、関口にミドルキック。
関口と高瀬も反撃に出る。清水を捕らえ、ダブルのトップロープからのミサイルキック攻撃を狙ったが、トップロープはオーバー・ザ・トップロープになりやすいため、のぼるのをやめて、二人はエプロンに出て、挟み撃ちでドロップキック。しかし、青木と笹村に場外へ引きずられる。清水は自らトップロープに上って場外の二人めがけてプランチャ。これは自らの意思で場外へ飛び込んだため、オーバー・ザ・トップロープにならず、セーフの判定に。リングに戻った清水は逆打ちを狙ったが、関口がこらえて逆にSTO。清水はハイキックをヒットさせたが、関口はカケラホマに切り返し、全員が乗っかり失格。しかし、関口も反転させられ、丸められて失格。残るは高瀬、狐伯、笹村、青木。「オッケー笹村、続きやろうぜ」と青木。これに笹村も呼応し、公式戦でも見せたエルボー合戦。互いに重いエルボーを打ち合う。そこから、さらにラリアットも打ち合う。そして青木が再度、ラリアットを決めると、高瀬と狐伯もフォールに加勢し、これにより笹村が失格。この結果、青木、高瀬、狐伯の3人が勝ち残り、決勝戦進出と思われたが、リングアナの指摘により、まだきずなが残っており、試合は続行。きずなは序盤からずっとリング下で隠れ、戦況をずっと見つめていた。
 狐伯は低空ドロップキック、青木はボディプレスと高瀬に連続攻撃。高瀬はカウント2で返す。高瀬も反撃に出ると、青木にラリアットから狐伯にパワースラム。青木、狐伯が立ち上がったところをダブルラリアット狙いで突進したが、これはかわされエプロンへ。高瀬はエプロン上でダブルのスタナー。さらに入場の花道を自ら歩き(花道はセーフ)、助走をつけてのランニングラリアットを狙ったが、なんとここで、ずっとリング下にいたきずなが高瀬を突き飛ばす。これで高瀬は場外転落となったため、オーバー・ザ・トップロープにより失格。これでまさかの青木、狐伯に加えてきずなが決勝進出となった。ちなみに4番目に残った高瀬はリザーバー扱いとなった。
勝ち残った3人はそのままリングへ残り、決勝進出が決まっている5人も上がり、8人による抽選会へ。ここでチェーンが用意され、決勝トーナメントのカードを決めることとなる。抽選の結果、決勝トーナメント1回戦は青木対ちえ、宮崎対狐伯、SAKI対きずな、梅咲対朱崇花が決定した。
■CATCH THE WAVE 2023決勝トーナメント〜1回戦〜(時間無制限1本勝負)
〇<敗者復活枠>青木いつ希(7分31秒、胴締めチキンウイングフェイスロック)大空ちえ<ヤングブロック優勝>●
※青木が準決勝進出。

 1回戦はすべて無制限1本勝負、場外は10カウントルールで行われる。
 まずは敗者復活枠で勝ち上がった青木とヤングブロックを制覇したちえによる1回戦から開始。
ちえが先制の「よろしくお願いしまーす!」。これに青木が倍の声でお返し。まずはスクールボーイの連発で抑え込むちえ。そしてドロップキックを3連発。カウント2。エルボーの連打から突進も青木はブロックバスター。青木はコーナーエルボー、フェースバスター、ボディプレスの波状攻撃も2。
ちえもエルボーで返すと青木も打ち返す。その後も打ち合いが続く。青木はリストロックのエルボー。これにちえも立ち上がり、連発してお返し。ちえは延髄蹴りからのフィッシャーマンも2。トップロープからのショルダータックルも2で青木はクリア。ちえはワキ固めからアームロック。
そして再びワキ固めに体勢を入れ替え、腕を攻め続けたが、ロープブレイク。ちえはジャーマン狙い。青木が堪える。青木は大外刈りにとらえ、さらにスリーパー。ちえは必死に足をロープへ伸ばす。
青木は背後からのニー。そしてブレンバスターホールド。さらにセカンドロープからのボディプレスは失敗となるも、ラリアットで流れを引き戻す。
しかし、二度目のラリアットは空振り。ここでちえがジャパニーズレッグロールを決めたが、間一髪で青木がカウント2で返す。ちえはエルボー連打も青木は一発のラリアットで返す。ちえはこれを2でクリア。青木は再度、スリーパー。
ちえも必死に立ち上がる。青木はスタンディングでチキンウイングフェースロック式のスリーパーへ移行。ここからグラウンドへ持ち込み、胴絞め式に持っていくと、ちえがついにギブアップ。青木が準決勝1番乗りとなった。
・バックステージ
青木「1回戦突破しました! 相手、POP王者なんで油断はできないと思ってましたけど、やっぱりちゃんと仕留めに来ましたね。でも青木もいろんな戦いを潜り抜けてきて、
waveのタッグチャンピオンでもあるので、負けていられないですよ。青木史上初のシングル戴冠絶対取りますよ。(M-1で)敗者復活戦からスーパースターまで上り詰めたサンドイッチマンのように、青木がスーパースターになってやりますよ!」
■CATCH THE WAVE 2023決勝トーナメント〜1回戦〜(時間無制限1本勝負)
<エリザベスブロック優勝>宮崎有妃(6分49秒、片エビ固め)狐伯<敗者復活枠>
※直伝デスバレーボム。宮崎が準決勝進出。

 狐伯が宮崎の入場時にドロップキックで奇襲攻撃。場外戦となり、テーブル席に乗るとその場からのプランチャ。
リングへ戻った宮崎に低空ドロップキックからミサイルキックへ。しかしコーナーの攻防で宮崎が逆転すると、狐伯を場外へ落とす。お返しとばかりにイスをいくつも放り投げ、何重にも積み上がっていく。
場外戦から戻ると、宮崎がコの字固め。狐伯は必死にロープへ。しかし、狐伯も水面蹴りから低空DDT、低空ドロップキック。
さらにノーザンライトを狙ったが、投げることはできず、宮崎が逆にデスバレー狙いで抱え上げる。狐伯は必死に足をばたつかせ、エプロンへ逃避。トップロープからの攻撃を狙うも、宮崎が迎撃
。それでも狐伯が雪崩式の回転エビで切り返す。そして、今度こそノーザンライトで投げることに成功。カウント2。
狐伯はトップロープにのぼるも宮崎がロープを揺らすと、バランスを崩し、動くことができず。宮明はこの間に迎撃でトップロープへ上ると、雪崩式ブレンバスターへ。2カウント。
5分経過。宮崎はトップロープへ。ムーンサルトは自爆。狐伯はヨーロピアンも2。宮崎はラリアット。そしてナイヤガラドライバーのような体勢で持ち上げるとそのままパイルドライバー気味に落とす。
初公開の大技を見せたが、これも狐伯はカウント2でかろうじて返す。トドメは直伝デスバレーを決めて3カウント。宮崎が準決勝までたどり着いた。
・バックステージ
宮崎「敗者復活のバトル、見てたんですが、運とかすごく大きいと思うんですよ。敗者復活で勝って、そのまま波女になるってめっちゃかっこいいじゃないですか。私は決勝出てなかったら、すっげと思うんですけど、その運を力でねじ伏せた気がしますね。すごく勝ち上がってやろうという気持ちが狐伯から感じられましたね。でもキャリと技の重さは私のほうがあるので。あの子の1発が私の5発だったり、あの子の10発が私の1発だったりするので。きついところもありましたけど、私勝って当然だと思っていたので。これで次後楽園誰と当たっても、次勝つ自信しかないです」
■CATCH THE WAVE 2023決勝トーナメント〜1回戦〜(時間無制限1本勝負)
<Bブロック優勝>SAKI(11分46秒、エビ固め)田中きずな<敗者復活枠>
※ランニングブレンバスター。SAKIが準決勝進出。

 きずなはロックアップからロープに振るがSAKIにタックルで返される。それでもすぐに立ち上がり、エルボーを打ち込んだ。SAKIはロープに振るがきずなはドロップキックで返す。SAKIも即座に立ち上がると、ビッグブーツで倍返し。
またもエルボーで返すSAKI。SAKIは逆エビ。ロープサイドにきずなが体を持っていくと、リング中央へ引きずり戻す。再度、きずなはロープサイドへにじり寄り、なんとかロープをつかんだ。5分経過。SAKIはボディスラムからリバーススプララッシュ。これは自爆。
きずなはドロップキック。連続で決めるが、あえてSAKIは「来い!」と受け続ける。きずなは計5発にわたって繰り出した。SAKIがフォールを2で返すと、きずなは即座に腕ひしぎに持っていく。
SAKIも必死にロープへ。SAKIは追走式キチンシンクからビッグブーツ。そしてリバースカンパーナ。さらに顔面へのビッグブーツを連発すると、バックドロップ狙いに。これは持ち上げられず。きずなはネックブリーカーを3連発。
カウント2。しかしセカンドロープを上るとSAKIが迎撃。コーナーでの攻防となるが、きずなは回転式の腕ひしぎ。
SAKIも危ないと感じ、すぎにロープへ逃げる。きずなはエルボーを連打。あえて胸を突き出すSAKI。そして受けきるとビッグブーツ。カウント2。きずなは再びエルボーから強引にワキ固め。
背後からのドロップキックを決めたが、SAKIも強引にブレンバスター。しかし連続してのブレンバスターは首固めできずなが丸め込んでカウント2。それでもSAKIはアトミックドロップキックからカニばさみ。グラウンドのきずなへ低空のニーを打ち込むと、ランニング式のブレンバスターで止めを刺した。
・バックステージ
SAKI「敗者復活トーナメントって強い人ももちろん、残っている中で真っ向勝負で勝てないこともあるい、作戦立てても勝てないこともあるし、その中で勝ち上がって、1回戦田中きずなと当たることができて。全力で立ち向かってきてくれたのでそれがすごく嬉しくて。彼女とトーナメント1回戦で当たれてうれしく思えました。次はまだ誰と準決勝と当たるかわからないですけど、(準決勝、決勝と)2試合勝たなければ波女になれないので、それまでに、体つくりとか、気持ちを向けていかなければいけないので、後11日、自分なりに最高の状態で臨みたいと思います」
■CATCH THE WAVE 2023決勝トーナメント〜1回戦〜(時間無制限1本勝負)
<Aブロック優勝>朱崇花(8分55秒、片エビ固め)梅咲遥<Cブロック優勝>
※紅花衣。朱崇花が準決勝進出。


 まずはロックアップ。ここから梅咲はエルボー、低空ドロップキック。朱崇花は場外へ。
すかさず、プランチャ狙いもこれは朱崇花が逃避。
そのままリングへ戻るが、トップロープからのボディアタックは自爆。朱崇花は梅咲を蹴り上げ、場外へ落とすと、ケブラーダを狙ったが、今度は逃げられて自爆。その間に梅咲がトップロープにのぼり、プランチャを決めるとこれは見事に成功。
場外カウントが9まで進んだがなんとか朱崇花は生還。梅咲はミサイルキックを決めるも、朱崇花はすぐ立ち上がりビッグブーツ。
梅咲はコルバタから低空ドロップキック。カウント2。バックの取り合いとなるが、どちらも取れず。今度は梅咲のエルボーと朱崇花のチョップの打ち合いに。
そして朱崇花が投げっぱなしジャーマンからのバックキック。カウント2。朱崇花がトップからのムーンサルトは不発。両者ダウン状態となる。
ここで両者がヒザをついた状態でのエルボー合戦。梅咲がエルボーを何度も打ち込む。そして朱崇花は目つきでやり返すが、梅咲はキューティースペシャル。
カウント2。続けてトップロープからの旋回式プレスはヒザを突き出される。朱崇花のスピンキックは空振り。ここで梅咲が投げっぱなしジャーマンからジャーマンスープレックスを決める。
それでもカウント2。ここで、朱崇花はみちのくドライバー2でやり返すと、トップロープからのムーンサルトを見せたがカウント2。ならばと紅花衣を繰り出してようやく3カウント。激戦の末、朱崇花が勝利となった。
これにより準決勝の4人が決定。カードの抽選会に移る前に、大空ちえからヤングブロック優勝者として、POPの挑戦者指名が発表される。
「1回戦で敗れましたが、ここで切り替えて、自分のPOPをかけて戦いたい相手はヤングブロックでドローとなってしまった田中きずな選手を指名したいと思います」。指名されたきずながリングイン。「よろしくお願いします」とちえが手を差し出し、両者が握手をかわした。日程は後日発表される。
続いて、4選手がリングへ上がり、準決勝の組み合わせ抽選会が行われる。同じくチェーン抽選となり、その結果、7・17後楽園における準決勝は、宮崎対朱崇花、SAKI対青木と決定した。
そして同じ、7・17後楽園のカードとして、二上会長社長からカードが発表される。
「志田光と赤井沙希をブッキングしているのですが、その二人に組んでいただきます。その対戦相手は、田中きずなと炎華です。(観客から「オーッ!」という驚きの声)。がんばってね、以上です」。CATCH決勝の日にふさわしい注目カードとなりそうだ。
そして、最後にCATCH出場選手による記念撮影。最後に宮崎がマイクを握る。
「無事、決勝進出となりました。まさか朱崇花と当たるとは思ってませんでしたが、2023年の波女になるのはただ一人、必ず波女になります。よろしくお願いします」
 こうしてエンディングとなり、大会の幕を閉じた。
・バックステージ
朱崇花「まさか梅咲にこんなに追い込まれると思わなかった。いつの間に実力をつけたんですか、あの女は? まあ、チャンピオンというのは知識にあったけど、ムーンサルトを返されると思わなかったし、紅花衣も1回戦で出すことになるとは思わなかったけど、まあ、準決勝、ちょっと今は考えたくもない相手(宮崎)ですけど、当日はイスだろうが机だろうが何だろうが、私も負けてないと思うので、そこはね。総合点で満点取れるように、志田光戦に向けてコンディション整えたいなって思います」