2024.07.20

『Detras de Lazona vol.23』

日時
7月20日 土曜日
観衆
46人
場所
@POST DI AMISTAD(ディアナ道場)
・入場式

試合前、リングアナより花園の欠場が発表される。会場入りしてすぐに体調が悪くなったとのこと。
 代わって、このピンチに「救世主」として、ラゾーナ川崎で買い物中だったななみが参戦することとなった。
 まずは全選手が入場。ななみは「救世主 ななみ」とコールされ、「ななみ、ありがとー!」と観客から声がかかる。
 まずは、桜花が挨拶。
「みなさんこんばんわ。本日はwaveアミスタ大会ご来場、誠にありがとうございます。本日参戦予定の花園桃花選手ですが、会場入りして、すぐ体調が悪くなってしまい、急遽、病院へ行くことになってしまいました。楽しみにされていたみなさま、申し訳ありません。ななみ選手が本当に救世主、ラゾーナ川崎にいたんで、来ていただきました。ありがとうございました。(客席からありがとうの声)。病院へうちのリングアナ見習いのりらが付き添って行ってしまったため、照明係がいなくなってしまい、急遽、デポラ(K)選手も来ていただきました。ディアナさんに助けていただいてます。ありがとうございます! それでは今日もwave楽しんでいってください」
 続いて、出場選手を代表して小波女の炎華が挨拶。
「みなさん、こんばんわー。今日はアミスタ大会にお越しいただき、ありがとうございます。7月14日、後楽園ホール大会、小波女になりましたー!(拍手)今日は、小波女になってから最初の試合、私が神姫楽さんをリクエストさせていただきました。ありがとうございます。明日はPOPが控えていて、8月1日にはReginaにも
挑戦させていただくので、小波女になった勢いで、今日も勝って、明日も勝って、8月1日も勝ってベルトも取ります! 選手一同頑張りますので、本日も応援よろしくお願いします!」

▼ 涙のリクエスト・チャレンジwave 15分1本勝負
◯桜花由美(14分42秒 体固め)Himiko●
※ビックブーツ

 桜花が7・14後楽園で本格復帰となってから第2戦目は初のシングルマッチ。
 Himikoが「桜花さん、アオハルよろしくお願いします!」と握手すると見せかけ、いきなりの首固め。桜花はカウント2で返したものの、「アブナイだろ、終わってしまうだろ」と焦りを見せる。続けて、Himikoが何度もマットを横たわり、桜花がロープワークを繰り返す。桜花が戻ってくるたびに、マットに横たわるHimikoも、反復し続ける桜花ともヘロヘロの状態に。「水…」とHimiko。
 少し休んだ後、試合再開。桜花は手四つを要求。Himikoは腕を挙げると、「いててて…」と肩を痛める。レフェリーが「無理しないで」と覗き込む。再び手四つ合戦。
互角の力比べから、桜花が有利となると、Himikoはブリッジ。桜花は体重をかけるも、Himikoはブリッジでこらえる。「もう無理」とHimikoがうめき声を挙げる中、桜花が再び全体重をかけていく。
 そして髪をつかむと、ヘアホイップ。寝そべるHimikoへ全体重をかけて乗っかっていく。さらにニードロップを降下して、ワキ固め。ロープを掴もうとする右腕も取って両腕を締め上げたが、Himikoは体ごとにじり寄って、なんとかロープに。
 桜花は「これは四十肩か、いや五十肩か?」と問いかけながらアームブリーカー。Himikoはコーナーに振るが突進すると、桜花はビッグブーツ。再度、コーナーに振るも、再びビッグブーツで返す。ならばとHimikoは足をロープにかけて固定し、その箇所へ低空ドロップキック。
 そして串刺しエルボー、正面からのドロップキック。さらに足をクロスに絞り上げると、インディアンデスロック。これを3連発。そこからトーホールドに取るも、桜花が残った足で蹴り飛ばし、逆にトーホールドに取り、ストンピング。そしてカニはさみにとらえるも、Himikoは肘を当てると、STF気味に足を極めて腕を取る。ロープに逃れると、Himikoは突進。桜花はこれをかわすと、串刺しビッグブーツからその右足で顔面グリグリ攻撃。
 さらに対角線に自ら走るとランニングブーツ。2カウント。続けて、トップロープに上るがHimikoが迎撃のパンチ。その腕を捕まえると、ぶら下がり式のブラディーEX。十分に絞り上げると、バックドロップ狙い。これをHimikoがこらえるとビッグブーツ狙い。Himikoがこれを阻止してエルボーで反撃。
 Himiko「なんだよこのくそばばあ」桜花「てめえのほうが8つくらい上じゃないか」「7つだよ」「クソばばあには変わりねえよ」「お前もくそばああだろ」「このくばああ」と言い合いながら、桜花のブーツをHimikoは何度も振り払う。
 桜花がブーツを決めようとしたところ、Himikoがしゃがむ。ここで放たず、立ち上がったところにビッグブーツ。
 「バーカバーカ、ブース」と言ったところで、「ブス」じゃねえと、スクールボーイ。2カウント。桜花が「終わりだ、くそばばあ」とロープに飛ばすも、Himikoは低空ドロップキック。そしてフェースクラッシャーからギロチンドロップ。
 Himikoは続けて、ダブルアームを狙うと、桜花がこらえる。すると、メキシカンストレッチに移行。そしてスクールボーイも2。桜花はエルボー。Himikoはかわず落とし、ここから三角締めで固めたが、桜花はロープにエスケープ。Himikoがセカンドロープからのダイビングギロチンも2。
 桜花がスタンガンからランニング式ビッグブーツを2連発も2カウント。Himikoのマヒストラルも2。桜花は突き上げ式の蹴りを2連発。これも2カウント。残り30秒となったところで、カウンタ―のビッグブーツを決めて3カウントで勝負あり。
 残り時間の少なるくなる中、最後は桜花が貫禄の勝利をつかんだ。

▼涙のリクエスト・東海wave 15分1本勝負
◯宮崎有妃(11分25秒 外道クラッチ)本間多恵●


 本間の入場時、二上会長がセコンドワーク。特攻服を片づけていると、「すいません、髪飾りポケットに入ってます」と恐縮する。
 宮崎「握手する?」と手を差し伸べると、本間は顔を近づけて握手。「近い近い」と宮崎。この光景に本間のファンから声援が飛ぶ。
 「ファンの圧がすごいね、いいと思う」と言う宮崎に、本間は「ありがとう」と客席に礼。
 まずは手四つからスタート。宮崎は手を地べたにおいてフットスタンプを狙ったが、これは手を引っ込めて回避。宮崎に顔を近づけて、「セーフ!」と、本間は目の前で絶叫。
 本間は逆エビから逆片エビ。これに対して、宮崎はストンピングをボディに浴びせると、DDT。さらにキャメルクラッチで顔面かきむしり。
「この圧の強い顔面に行くぞー!」と顔面かきむしり。正面だけでなく、各方面に見せて回る。
 「ブーイング、ブーイング、みんなー!」という本間に、熱心なファンからブーイングが飛ぶ。宮崎は「(ブーイングしたのは)あの人だけだぞ、ありがとうと言っとけ」と言えば、本間はファンに向かって「ありがとう」と礼を述べる。しかし、そう言っている間に宮崎ははずかし固めの体勢へ 。しかし、あっさりと決まってしまう。
 意外な展開に、宮崎は自ら技を解く。
「あのねえ、女の子はそんあ簡単に股を平げないで。だいたいみんな全然スカッと決まらないから」と言えば、本間は「38なんで」と返す。宮崎は少し考え、「たしかに本間のキャラだもんな…、(少し考えて)じゃあ、売店で本間がやっている邪気払いとはずかし固め、コラボしよう。邪気払いコラボ、はずかし固め!」とアイデアを出す。
 すると、はずかし固めが開脚するたびに、本間が「ウエーイ!」と叫ぶ。この「ウエーイ!」は本間の売店ではおなじみの光景。グッズを買ったファンの方へ、邪気払いとして、背中を押し込むポーズが定番となっている。
 宮崎はセコンドにいた桜花とHimikoを呼び込む。 二人は両サイドから協力しあって、開脚するたびに方向を変えて、各方面にコラボ技を披露。コラボが大成功となり、「最高でしょ?」という宮崎に本間は「オマエら全員売店来いよ」と釘を刺す。
本間は、「みんな邪気払いさせていただいたんで、宮崎さんに邪気払いさせていただかないと」と、「ウエーイ!」と背中へ邪気払いチョップ。
 そして串刺しエルボーから低空ドロップキック。
 さらに「この試合は、『東海wave』なんで私の必殺技、名古屋名物、金のしゃちほこを見せたいと思います!」と吊り天井の体勢に行こうとするも、持ち上がらず。ならばと、キャメルクラッチに捕らえる。ロープに逃れると、本間はコーナーに誘い込んで、ぶら下がり腕ひしぎ。さらにミサイルキックを投下したが自爆。しかしすぐさまワキ固めにとらえる。宮崎がロープに逃れると、顔面への低空ドロップキックからセカンドに上り、今度はミサイルキックに成功。2カウント。宮崎も反撃に入り、トップロープに本間の足をかけての垂直DDT、さらにラリアットを2連発。2カウント。
「これで終わりだー!」と抱え上げるも本間が切り返して、スクールボーイから横十字固めと丸め込みを連発する。これを宮崎はキックアウト。
 宮崎が目突きを決めると、これを食い込ませてからの首固め。本間も目突き返し。互いに目突き合戦。どちらも食い込ませるように決める。これにより、フラフラになってしまった本間が宮崎の体に躓き倒れこむと、宮崎はすかさず外道クラッチに決めて3カウントを奪って勝利した。
 試合後、本間は「これからもよろしくお願いします」と握手しながら、抱き合って、倒れ込み、最後までその圧の強さを見せた。


▼涙のリクエスト・猪突猛進wave 15分1本勝負
◯神姫楽ミサ (10分40秒 片エビ固め)炎華●
※はれときどきミサ


 炎華からのリクエストで実現した神姫楽ミサとの一戦。JTOからのwaveへの参戦は久々となる。
 炎華が「お願いします!」と握手を求めると、ミサは応えず。再度、握手の手を差し伸べるが、「JTOは試合前に握手しないんだよ」と拒否。
 「自分、小波女取ってから最初の試合でミサさんをリクエストさせていただいて、どうしても試合させていただきたかったんです」と嘆願。これにミサも折れて、握手に応じると、これは誘い水で、いきなりの丸めこみ3連発。
 続けてのドロップキックはミサが倒れず。ならばとさらに4連発。それも倒れない。ミサのエルボーに対して、炎華はエルボー3連発。炎華がドロップキック。2カウント。
 炎華が続けてヘアホイップ。二発目はミサが堪えて、逆にヘアホイップ。再度、炎華がヘアホイップ。コーナーに追い詰めると、ストンピング。そしてロープに張り付けると、背後からドロップキック。
 さらにコーナー振ったが、タックルで返される。ミサは続けてタックルを3連発。そして「wave行くぞー!」と叫んでから、猪突猛進からのドロップキック。そしてタックルからフォール。カウント2。
  続けてのセントーンは失敗。炎華がドロップキック。すかさずマウントパンチに行くが、反転される。それでも再反転からのマウントパンチ。側転エルボーはよけられる。ミサがコーナーへ振ると、ブーメランアタックで返す。トップロープにのぼると、ミサが突っ込む。これを側転でリング中央へ立つと、串刺しドロップキックから側転エルボー、ドロップキック。さらにSTFに固めたがロープブレイク。
 炎華の突進をミサはラリアットで返す。すかさず、ミサが逆エビを決めると、炎華はロープににじり寄る。ミサはセンターへ持っていくが、なんとかロープへ。「クソー!」とミサ。
 炎華は回転エビ、逆さ抑え込み。さらに後方回転エビ固めを狙ったがこれはロープを掴んで阻止される。ミサはラリアットから、高速ブレンバスター。さらに左でのラリアット。2カウント。10分経過。ミサがトップロープからダイビングセントーン。これで完璧に3カウントが入った。

▼涙のリクエスト・モノクロの涙wave 15分1本勝負
◯尾﨑妹加(13分17秒 アルゼンチン・バックブリーカー)シン・広田さくら●

 妹加の「お願いします!」の握手に広田は「いよいよいだね、よろしく」。
 ロックアップから妹加が力まかせに振りほどいて覆いかぶさるとカウント2。再び覆いかぶさるも2カウント。そして3度目も覆いかぶさったが、これも2で返す。
妹加は串刺しラリアット。2発目はかわすと広田はフェースバスターからプロレスLOVEポーズ。
 妹加が広田を担ぎ上げ、アルゼンチンの体勢に入ると広田はあわてて持ち上げられたまま足をバタつかせて技を解かせる。「ちょっと待って、終わらせる気? 軽々と担いで。涙のリクエスト、私も妹加とやりたいです、ってリクエストしたの。そのこと、なんでか聞いたり見たりした?」と問うと、「SNS拝見しました」と妹加。
「昔友達を介して飲んだことあったよね。その時、『頑張ろうね』とか言ったわけ。
その後、お互いバタバタしたり、(アクトレスガールズの)解散とかなんとかあったり会場でもすれ違ったりだけだったじゃん。それがwaveに妹加があがるようになって、すごくいい選手になったなと。妹加は舞台女優だからあなたが出演した『モノクロの涙』に私も志田光も出たじゃん。その時、芝居もすごくしっかりできるなと。人間的にも役者的にもすごく成長したなと思ったの。でも、なんで試合を終わろうすとする?」
 長々と広田が諭すと、「いや、戦いなので」と妹加が言い返す。「じゃあ寝なよ」と目的を告げる。「私もう寝たんでね、広田さん寝てください」と妹加が提案すると、「いいの? はしょって、私、寝てていいの?」と、嬉々としてマットに横たわる。
 ここで妹加が高田純次を始めるも、フィニッシュまで行かずに途中の動きで止め、再びアルゼンチンの体勢で担ぎ上げる。ブーイングの場内。「なんでなんで」と抱え上げられながら広田は抗議。なんとか降ろされると「あぶねー。すっげーガッチリ、ホールドされてた。なんでそんなことやるの?」と広田はなんとか回避。
 そして妹加のボディへストンピングから「挙げるぞー!」とアピール。しかし逆にブレンバスターを食らう。
 妹加がセカンドロープに上るも、広田が腕を差し出し、「これもやるっていうのかー!」とわざと腕を取らせる。そして「怖い怖い」とと言いながら、ロープ渡りに初チャレンジの妹加。「無理無理」と言いながら、ゆっくりと歩を進める。広田は「落ち着いて、ゆっくり」とアドバイス。なんとかコーナーにたどり着くと場内拍手。そしてゆっくりとマットへ降りていくと、広田は祝福とみせかけボ・ラギノール。妹加は追走ラリアットからスパインバスター。続けて攻撃しようとするが、広田はロープにしがみつき、「ロープだろ!」とアピール。
 ここでなぜかいきなりの場面転換。
 登場人物はさくら、そして妹加。
広田「妹加、どうしたの? なんか―最近ちょっとストレスたまってない?」
妹加「さくら、久しぶり」
広田「そうだよ、同じクラスだったよね。ちょっとごめん頭クラクラするんだけど」
妹加「気を付けて、熱中症には」
広田「そんなことより、妹加、好きな人いたじゃん。どうなってるの?」
妹加「まだ、な~んにも」
広田「やだもう、小学校、1、2、3、4、5、6…もう9年もー」
(石黒レフェリー「高校1年生ってことね」)
広田「そろそろ気持ち伝えなよー」
妹加「私には無理だよー」
 川に向かって石を投げる広田。
広田「そんなことないよー」
 妹加も川に向かって石を投げる。
妹加「そうかあなー」
広田「じゃあ、誰も聞いていないし、今の気持ち叫びなよー」
妹加「練習ってこと?」
広田「そう」
妹加「大好きだよー!」
石黒「大好きだよー!」
 突然、石黒レフェリーが告白!
石黒「妹加ちゃん、俺ずっと後つけてたんだよ、部活の後」
妹加「…あっくん(敦士)」
(広田「え? おっさんだよ」)
石黒「今の話聞いちゃってさ。ごめん。声、大きいじゃん。俺もずっと言えなかったんだけど、妹加ちゃんのこと…好きだよ」
妹加「え、ウソ? 私もずっとあっくんのこと好きだったの」
 ここで「10分経過」のアナウンス。
石黒「邪魔すんじゃないよー(怒)。誰も見てないから…妹加ちゃん、好きだよ」
 ここで妹加と石黒レフェリーが向き合って、見つめ合う。少しづつ距離が縮まっていく二人…。いよいよ…。
 その瞬間、広田が妹加の背後からボ・ラギノール! 気が付けば、妹加の立ち位置には広田が。目を閉じていて気が付かない石黒レフェリーはそのまま広田にキス!
 ここで目を空ける二人…。揃って、「オエ~~~ッ!」
 我に返った妹加がスクールボーイ。石黒レフェリー、怒りの高速カウントも2。再度、丸め込むが、これも高速カウント、広田が2で返す。
 妹加が持ち上げると、広田がエビ固めで返すが2。広田はシャイニングウイザードも2。へな拳。セカンドロープからロケット式カンチョーでホップしたが自爆。
 妹加はブレンバスター。これを広田は切り返し、背後に立つと目隠し。
広田「だーれだ」
妹加「………」
広田「さくらだよ」
妹加「さくら」
広田「彼氏と仲良くしなよ」
 妹加は広田の問いかけをかき消すようにラリアット。そして、アルゼンチンバックブリーカーに決めると、たまらず広田はギブアップ。
妹加は「さくら、ありがとう。また試合しようね」と投げかけ、カーテンコールとなった。

▼涙のリクエスト・救世主wave 15分1本勝負
◯狐伯 (12分16秒 変型エビ固め)ななみ●
※花園が体調不良により、ななみが代打出場。

 ラゾーナで買い物中だったななみが救世主として急遽参戦。メインとしてリング
に立った。試合タイトルは「救世主wave」と銘打たれた。
 ななみがコールされると大歓声を浴びる。「ありがとー!」の声が客席から飛ぶ。ゴングが鳴ると、「よっしゃ行くぞー」と気合を込める狐伯。ロックアップで力比べ。ななみが押し勝つ。
 再びロックアップ。腕を取る狐伯。そしてネックロックから一回転。ヘッドロックから、グラウンドへ持ち込む。ヘッドシザースで切り返すななみ。
 狐伯はコーナーにぶつけると、ヘアホイップ。コーナーで「ななみ、ありがとうー!」と言いながら顔面ウォッシュ。そして串刺しの低空ドロップキック。
 反対のコーナーに振るが、ななみも切り返し、串刺しタックル。さらにもう一発タックル。ボディスラムから逆エビ固めへ。
 5分経過。
 ななみはダイヤル固め。2カウント。狐伯は足をすくうと、低空DDTから低空ドロップキック。二発目はすかされると、勢いで狐伯はエプロンへ。
 ななみは強引にブレンバスターでリング内に投げ飛ばす。2カウント。狐伯は足をすくうと、クルスフィックス。ななみがロープに逃れると、「今度こそ!」と低空ドロップキック。
 ななみがエルボー。狐伯も返す。
 両者のエルボー合戦から、狐伯がエルボーを連発して振り下ろし、ななみを倒す。
狐伯はトップロープからのミサイルキック。ブレンバスター。2カウント。
 ななみは背後から狐伯を捕らえてヒップドロップ。そしてグラウンドスリーパー。
胴締めに切り替え、長時間締め上げたが、ロープブレイク。
 ななみは後頭部へラリアット。2カウント。
 そして、トップロープからダイビングボディプレスも2。ノーサンライトと畳みかけたが、これも2。
 狐伯はエビに丸め込もうとしたが、これを押しつぶしてフォールも2。
 狐伯がカサドーラでななみの動きを止めて丸め込んだが2。ここからエビ固め合戦となるも、どちらも決まらず。
 ななみはジャパニーズレッグロールの体勢からエビ固め。これを狐伯は2で返すと、狐伯が一瞬の切り返しで変形エビ固め。これで3カウントが入った。
 最後は狐伯が締めのマイク。
 「お尻が痛い。ななみ選手、ラゾーナでお買い物中のところ申し訳ありません。
急遽、出場していただいて、ありがとうございました。狐伯対花園の試合を楽しみにしていただいたみなさん申し訳ございませんでした。花園はすぐ元気になると思うんで、その時は、waveで花園対狐伯ができると思うのでまたぜひいらっしゃってください」
 こうして大会は無事に締めくくりとなった。