2024.08.12
「夏祭り〜Detras de Lazona vol.25」
日時
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8月12日 月曜日・祝日
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観衆
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50人
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場所
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@POST DI AMISTAD(ディアナ道場)
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■アイアンマンwave(60分間勝負)
宮崎有妃(1-0)シン・広田さくら
※1本目:宮崎(48分44秒、首固め)広田
60分間の間により多くフォール、ギブアップを取った選手の勝利。
この結果、宮崎が1-0で勝利。
二分は宮崎対広田のワンマッチ大会。ルールはアイアンマンでの60分勝負となり、勝敗がついても1ポイントとなり、試合は続行。最終的に60分戦い抜いてのポイント数の高いほうの勝ちとなる。
入場式はもちろん、二人だけで行われた。まずは広田、続いて宮崎が登場。
二人が揃うと、まずはリングアナがルールを説明。最初は通常のプロレスルール。
15分経過後、1分間のスローモーションが発令。
その後、15分間は技の名前を言ってからしかフォールが取れない戦隊モノルールに突入。そして試合開始から30分後、再び1分間のスローモーションルールが発令。
その後の15分間はランバージャックお仕置きルールと人間凶器ルールが施される。
さらに45分経過後、1分間のスローモーションルールが発令され、ラスト15分は通常のプロレスルールとなる。
ほかに熱中症対策として、60分の間、2回ほど、水分と塩分タイムが取られる。
場外カウントはなし。さらに「建物からは出ないように」とリングアナが釘を刺す。
広田が「もし出たら?」と質問すると、「もうダメ、終わりになります。ここでルール追加になります。ギャラなしになります」とルールが追加された。
「試合に先立ち、この8月12日にデビュー28周年を迎えたシン・広田さくらからの挨拶がございます」とリングアナから紹介され、広田の挨拶へ。
「あれ?本当? ただいまご紹介あずかりました。そうなんですよ、29年前の今日、あれ? 28年前…? まあいいや、それくらい、28、29年前に日本武道館で、パートナーが長与千種選手、対戦相手にトップのアジャコング選手、後の田村様となる田村欣子選手とデビュー戦させていただきました。
(トーナメント)1回戦で負けました。私が。余談なんですが、ド新人で、ビッグマッチで、全女の最後のビッグマッチと呼ばれた、日本武道館大会で、トップのアジャコング選手とド新人の自分のデビュー戦ということで、長与選手が『ごめんな、デビュー戦で』と頭を下げたそうなんです。
それで、あんな素晴らしいデビュー戦をしていただいたのにお笑いレスラーになったと。それで、その後、『あんなレスラーになってごめんな』と再び頭を下げたそうです。でも、そのトータルで私というレスラーが成り立ってるのかなと。
今日は、ワンマッチ興行にこんなにたくさんの目撃者が来ていただいて、気合満々ですよ。たぶん、試合後、こんなに元気ないので、いまが一番元気満々ですよ、今日は何があるのか、わからないので、最後まで私たちのことを見守っていてください」
と、広田が気合満々をアピールして、アイアンマッチの開始となった。
通常と同じように広田、宮崎、それぞれが入場。試合前、両者がハグ、さらに二人は李日韓レフェリーと握手して試合スタートとなった。
最初の15分はプロレスルール。まずはグラウンドの展開。
広田がヘッドロックからグラウンドへ。宮崎もヘッドシザースで返すと、広田が脱出に成功。それぞれ跳ね起きをしてお互いにファイティングポーズ。
広田は「これからまだ59分くらいありますが、改めてお願いします」と握手を求めるが宮崎は握手に応じるふりをして、そのまま丸め込みを連発。それも、何発も何発も丸めこんでいき、広田はその都度、2カウントで返すもすでにフラフラの状態に。
広田が「ちょっと待ってくださいよ、さっき、あと59分くらいあるといいましたよね、そんな1分でそんなにやったら、あと59分、何するんですか。もうちょっとお互いの体力考えながらやさしくやりましょう」と宮崎を諭しにかかる。
しかし、宮崎は手を緩めることなく、串刺しラリアットからミサイルキック。さらに「もう1発ー」とアピール。まさかの大技ラッシュに、広田は「やめてー!」と叫び声になる。
宮崎は「起きろー!」とアピールしてトップロープに上るが、広田は「絶対起きないー!」
とまたも叫び声を上げる。
「宮崎さんさあ、昨日、ベルトなくなったからか知らないけど、そんなイキらないでくださいよ、いつも通りで大丈夫だから」「いや、勝たなきゃいけないから」「大丈夫だから、まだまだある、時間は。ゆっくり。もうちょっとコミュニケーション取ったほうがいいですね、親睦を深めて」と、トップロープ上の宮崎が座り始めると、広田はコーナーを挟んでその隣に座り、コミュニケーションが始まる。
広田「しばらくwaveの試合なかったんで、会うの久しぶりですよね」
宮崎「そうだね、久しぶりだね。子どもたち夏休みでしょ?」
広田「夏休みですよ、聞いてくださいよ。大事件があって。夏休み、いろんなところへ遊びに行かせてもらってるんですけど、きのがカブトムシを取りに行ったんですけど、元気なつがいが安く買えるってところがあって、一番元気なのを買ったんですよ、そしたら次の日、死んだ
んですよ、そんなことありますー!!」
宮崎「彼は、そんなつらいことがあったのても、今日も明るくふるまっているんだね」
広田「そうなんです-。川に魚を見にに行こうって、行った帰りに蜂に刺されたんですよ。
痛い痛いって言ったら、もう一発、刺されたんですよ、昔の人はいいこと言いますね。『泣きっ面に蜂』って」
宮崎「それを乗り越えて、いまそこにいるんだね」
広田「そういえば最近、米ちゃん(米山)もヒザをやって。我々同世代軒並みのダメになって。でも今日、応援に来たいってことで…」
宮崎「え? 来てるの?」
客席もざわつく。
広田「米ちゃん、出てきていいよー…、って来るかー!」
ここで宮崎をトップロープから落とす。場内は大ブーイング。「イクゾー!」とアピールするも、
宮崎に雪崩式ブレンバスターを食らう。それでも、反対のコーナーに座ると、スイングDDTを敢行。
広田は「ふざけんじゃねーぞ」と宮崎をロープに磔。「60分を記念して60発イクゾー! みなさんもご一緒にー」とボ・ラギノールを打ち始める。その数を観客も連呼。10…20…、とその数は増えていき、何度か疲れて挫折しそうになりながらも、59発までたどり着く。そして、タメを作ってラスト1発を決めようとすると、宮崎はお尻をかわす。
ここでようやく10分経過。
広田は「やめてよー、なんで一発くらい変わんねーだろー!」と言いながら、宮崎を場外へ落とす。トペ狙いに行く広田だが、宮崎は最前列の観客をタテにして飛ばせない作戦に出る。広田は客をまったく気にせず、そのままトペを敢行! とはいっても、腰をロープに当てて未遂に終わる。
ここから場外戦へ突入。机に打ち付ける宮崎。広田は客席をかき分け、壁側の鏡に二人の姿を映す。
「ブスがいるー!」と驚く広田。
さらに客席をかき分ける。広田はイスの上に載って、ロープ渡りを敢行。
宮崎もこれに対抗してイスに乗ると、ロープ渡り。「イス大丈夫か?」という観客の声に「ディアナさんのイスは頑丈なんだよ!」と答える。
二人はリングに戻り、宮崎が逆片エビ。さらにインディアンデスロックで全体重を広田に浴びせる。
「乗ってるだけだぞー!」と挑発する宮崎。広田は、それでも耐える。
なんとか耐え抜くと、宮崎がブレンバスター。2カウント。ここでダウンカウントが始まり、スローモーション
が発令。15分経過。スローモーションの曲が流れる中、宮崎のパンチ、広田のカンチョーはどちらも決まらず。
宮崎が持ち上げるも、広田がエビで丸め込みに行く。回転の途中でカンチョーを決めようとする広田だが宮崎が見破る。その両手を捕まえてロックしたところでスローモーション終了。広田が丸め込んでのエビ固め、
2カウント。
15分経過後は戦隊モノルールが発令。技の名前を言ってから出ないとフォールできないというルール。
「頭蓋骨をつぶす勢いのヘッドロック」と宮崎が締め上げれば、「ガイア時代、鏡の前で練習させられた基本技、
ナックルー!」と、ナックルで返す広田。
その瞬間、控え室で犬の鳴き声が響き渡る。広田が「うるせーぞ、犬ー!」と怒る。
宮崎「熱い魂のこもったナックルー!」
広田「『ボールを遠くに投げるように』と教えられたナックルー!」
宮崎「親泣かせのナックルー!」
広田「長与千種から直々に教えられたナックルー!」
これを広田は連打で決める。さらに攻撃は続く。
広田「若かりし頃、里村が使ったグルグルエルボーの後の顔までー!」
と、広田はグルグルエルボーからの鬼の形相。当時の里村を完コピ。
宮崎「試合前にトイレに行ったけど、手を洗うの忘れた目つきー!
そして、ラーメンマン直伝のキャメルクラッチ、折ってやるー!」
食らった広田は「折るな折るな!」と技の餌食となりながら叫ぶ。
宮崎「骨をも砕く串刺しラリアットー!」
広田「武藤敬司さん直伝の…控室に挨拶行って、『使っていいですか?』
と言ったら、『どうぞどうぞ』と結構、簡単に許可してくださったフェースクラッシャーからのイー・ヤー!」
広田「最近は女芸人・白木がやってるけど、私のほうが昔からやってて、ラジオ番組で本人から本当に許可をもあらった元祖・高田純次ー!」
と、ここで広田は得意の技が武藤、高田純次といった大物からのお墨付き技であったことを明かす。しかし、高田純次は剣山でふせがれる。
広田「くそー、見破られてしまった。だったら、おまえが代わりにやるっていうことかー」
宮崎「私はやらない。なぜなら高田純次に許可をもらってないからだ」
広田「そんなん言ったら、みんなそうじゃないですか」
とまだまだ戦隊もののラリーは続くものの、リングアナが口を挟む。
「それでは二人とも、すいません。水分と塩分の供給タイム、お願いします」
と、日韓レフェリーも含めて、もぐもぐタイムへと突入。セコンドから水やお菓子が受け渡される。観客も同じように給水タイムに。
広田「もうラスト20分くらいですよね?」
リングアナ「いままだ23分経過。あと37分頑張ってください」
まだ試合開始から半分も経っていないことに広田は困惑の表情。それでも、気を取り直し、試合再開。
広田「じゃあそろそろ…さっき高田純次しないっていうので、止まっているので…
じゃあ誰がやるっていうんだよー。おまえか、日韓がやるっていうのかー!」
日韓「おかしいよー、宮崎さんでしょ」
こう拒んだ日韓レフェリーだが、広田の圧にあらがえず、思わず高田純次を敢行。
自らカウントを取るも、広田は2カウントで返す。
広田「こういうときは地方興行で鉄板で受ける腕を取られた時の返し方ー!」
と宮崎の腕を取ると、レフェリーが「回れ回れ!」と指示。広田は宮崎の周りをぐるぐると回る。「違う違う!」とレフェリーが指摘すると、今度は前転をして、見事にねじれを解消。しかし、すぐに後転してしまい、元の状態に。
広田「なんてことだ、続いてはこれさえやっとけば絶対に沸くという、ロープの上での前転後転!」
これは見事に成功させ、確かに観客を沸かせることにも成功。
広田「新崎人生さんから直伝されてないけど、勝手に使っている拝み渡りー!」
とロープ渡りを見せると、
広田「オリジナルー! ぴょんぴょんー!」
と、ロープジャンプも成功。しかし、「もう一回!」コールで失敗に。「おまえたちのせいだー」と股間を打って悶絶する広田。
宮崎「ここでラーメンマン直伝のキャメルクラッチー!」
宮崎は広田の髪を取り、絞り上げると、さらに完全に顎をロック。今度は完璧に決まる。
宮崎「デビル雅美さんから教わった胴絞めー!」
広田「からの新人で教わった胴締め返し、ここ(ヒザ)をしっかり持つところがポイント!」
広田「もう新人しか使わない、トーホールド、膝の皿折るぞー!」
宮崎「そういう時はこう教わったー、こっちこそ膝の皿折るぞー!」
と宮崎が足を取り返す。
広田「こんな返し方教わった、ひっくり返しー!」
ここでスローモーションまで残り1分とコールされる。
広田「ラスト1分で奇跡を起こすぞ、上げるぞー! 弓矢固め―!」
スローモーションまで残り30秒。
広田「ヒザが割れる―!」と自ら技を解く。「腰が痛い」と宮崎。
ここでスローモーション発令。
宮崎がラリアット。広田がかわす。カンチョーは宮崎がかわす。
もう一発カンチョー狙いの広田をキックで阻止した宮崎は持ち上げる。
これを丸め込むと、広田は動作の途中でカンチョー狙い。宮崎は両手をキャッチ。
ここでスローモーションが終了。
広田が丸め込んでフォールも2カウント。
ここから新たにランバージャックルール。さらに人間凶器ルールも採用される。
まずはランバージャックとあり、場外にはバットを手にしたお仕置き隊が待機。
wave所属選手のほか、SAKI、櫻井、梅咲らがバットを構える。
まずはロックアップ。力を押し込んだ宮崎が場外へ落としにかかる。広田は落ちそうになるが、エプロンに逃げ込んで、転落を回避。その間に、一人目の人間凶器が入場。テーマ曲と同時に、炎華がリングへ入るも、簡単につかまる。
それでも、ドロップキックを連発するが、宮崎は倒れない。「何が人間凶器だー!」と炎華に対してトレイン攻撃。
そして、炎華を場外へ落とすと、お仕置き隊の餌食に。バットで代わる代わるお仕置きされるが、慌ててリングアナが「人間凶器にはやらないでください。かわいそうなんで」とアナウンス。
再び、炎華がリングへ戻ると、宮崎がはずかし固めを決める。
広田は「炎華だけ恥ずかしいわけにはいかないよ、私もやってあげるー」と隣でエアはずかし固めを行ない、ダブルはずかし固めという光景に。
ここで炎華の人間凶器は終了。
「二人目のの人間凶器はこの方です!」と続いては狐伯が登場。
狐伯が宮崎&広田へ、ダブルのアームホイップ。しかし、直後に狐伯が場外へ落とされて、お仕置き隊バットの餌食に。「だから、桜花さん、人間凶器なので、やらないでください。SAKIさんいいですか。あくまで宮崎さんと広田さんなので」
とリングアナが今度は名指しで注意。
続いて3人目の人間凶器が投入される。
今度は桜花がリングインすると、ビッグブーツを連打。
さらに広田に串刺しビッグブーツ、宮崎にも串刺しビッグブーツを決めた。
怒った宮崎は桜花を捕まえると、広田を呼び込み、倒立式ボ・ラギノールを決める。
さらには合体式シーソープレス。これは桜花がかわして自爆。もう一発
シーソープレスを狙うが、桜花が剣山を繰り出し、リバウンドで広田は
宮崎のヒザ攻撃を食らうことに。
それでもビッグブーツをすかすと、宮崎が桜花を場外へ落とす。お仕置き隊によって、
桜花がバットでボコボコに殴られる。リングアナも「人間凶器だから…いや、もういいです。やってください」とついにあきらめる。
「桜花さんも先ほど、率先していたんで」とあっさり、ルール変更。
そして、「最後の人間凶器はこの方です!」とテーマ曲が鳴り響く。
「だれ?」と顔を合わせる宮崎と広田。
ここで登場したのはまさかの渡辺智子。
渡辺はいきなり襲い掛かり、二人へダブルラリアット。転落した二人にお仕置き隊が襲い掛かる。
再びリングに戻り、宮崎&広田がロープに振ると、渡辺がブーメランアタック。
さらに広田にラリアットを決める。宮崎にも狙ったが、これは相打ち。宮崎が目つきからのラリアット。渡辺は場外へエスケープするが、誰もビビってお仕置きできず。
ここでリングアナが「一回落ち着いて、水分と塩分取りましょう」と二度目の給水タイムへ。この時点で「41分経過してます」。渡辺は「私まだ出てきたばかりなのにいいの?」とその輪に加わり、お菓子をほおばる。
終了後、宮崎が渡辺に串刺しラリアット、広田は背後から宮崎へ串刺しボ・ラギノール。
広田が渡辺を上、宮崎を下に乗せて、上下にボ・ラギノールの乱れ打ち。
さらに二人まとめての高田純次を狙ったが、さすがに厚みがあり、足が引っかかって失敗。
ここで渡辺がセカンドロープから飛ぼうとする。
しかし、広田が「せっかく来てくれたので」と二人が間を挟んで、ロープ渡りの実体験に。
渡辺は二人のアシストでロープ渡りをするも、ぴょんぴょんはさすがに失敗。
すると、ここでスローモーションが発令。広田のボ・ラギノールが渡辺に命中。
宮崎のラリアットもかいくぐり、ボ・ラギノール。さらに宮崎の眉間にもボ・ラギノールを乱発。怒った宮崎は持ち上げるが、広田は切り返し、エビの体勢。3回目にしてこの体勢からのボ・ラギノールを成功させる。
スローモーション終了。と同時に広田が丸め込むが2カウント。
45分経過。残り15分。残り時間は通常のプロレスルールに。
広田は「オマエいつまでいるんじゃー」コーナーにいた渡辺を場外へ蹴散らす。
宮崎は赤い布状のものをリングへ持ち込む。
「約45分間、しょうがないものを見ていただきありがとうございます。
ここでわたくし、みなさんに披露したいものがあります。ショータイムです」
ここでその布で広田を包み隠す。「やめろー」「広田が脱ぎます。ミュージック
スタート」とここでBGM「オリーブの首飾り」が鳴り響く。すると、布が全体的に浮いているように見える。ここで宮崎が布を取ると、ただ広田が四つん這いで足を挙げていただけ。
そのままひっくり返してフォールに行くと、ついに3カウント。
ここでようやく宮崎が1本を先取。試合は続行。
広田がウラカンを狙いに行くが、回転を阻止して、宮崎が逆エビに。
50分経過。
広田がロープへたどり着くと、「広田、テメー!」とラリアットに行くも空振り。ここで広田がイー・ヤー・ポーズを見せようとするが、疲れてしまい途中で止まる。
それでもボ・ラギノールから619。
さらにイー・ヤー・ポーズを今度はきちんと決めると、シャイニングウイザード、2カウント。
ここでサードロープに飛び乗ると、ロケット式ボ・ラギノール。この弾みで宮崎はロープに飛び、
その反動でラリアット。ダブルダウン。
宮崎がエルボー、広田も打ち返す。
宮崎は日韓レフェリーの手を掴みクロスライン。これを広田がかわすとダブルボ・ラギノール。
宮崎と日韓レフェリーがダウン。「オッケー、ダウン!」
なぜか広田がレフェリーとなり、ダウンカウントを数える。
宮崎が立ち上がると、スクールボーイ、首固めと丸めこみを連発していく。
広田はへな拳で宮崎をダウンさせると、先ほどの赤の布を持ち出す。
「時間も押し迫ってまいりましたが、残り時間の中でフォールを狙うのはこれしかありません。
私にもイリュージョン使えることを証明します。何ざわざわしてるんですか。ミュージックスタート」
再びBGM「オリーブの首飾り」が鳴り響く。
ここで宙に浮いているように見えたところで布を取ると、四つん這いで足を挙げている宮崎の姿があらわに。
ここですかさずフォールに行くが、逆に丸め込まれる。
宮崎は「終わりー!」とえびす落としを投下するが、カウント2。
宮崎がバックを取り、強引な投げっぱなしジャーマンへ。広田はFFDで覆いかぶさるもカウント2。
残り3分。
広田はトップロープからミサイルキック。2カウント。へな拳からボ・ラギノール。
そしてセカンドロープ上でホッピング。「イヤオー!」と叫んでのロケット式ボ・ラギノールを成功。
これも2カウント。
さらにヘナーらを狙うが押しつぶされる。2カウント、残り1分。
宮崎が目つきから首固め。2カウント。さらにラリアットを決める。これを合計3連発。
ダメ押しでラスト1発を決めたが、これを広田が2カウントで返したころで60分経過のアナウンスとなった。
60分戦い抜いた結果、1-0で宮崎の勝利となった。
マイクを持つも崩れる宮崎。それでもなんとか立ち上がる。
「ご来場の皆さん、ありがとうございます。
広田とは同級生の同じ年で、アイアンマンマッチ、まさかできるとは思ってもいませんでした。
調べによると、60分やった女子は私と広田と、14年前にチェリーちゃん、この3人だけです。
このなかでも、2回、チェリーともやって、広田ともやった私は最強でしょー!(場内拍手)
こんな闘い、広田でなきゃできなかった、ありがとう!
このあと18時から3部、私たちも出ます(客席から「エーッ!」の声)。
カード発表されてないけどメインでしょ、じゃないと休めないよ。では3部に控えたいと思います。
60分やると疲労がすごいよね、こんなババア二人の60分間勝負、見に来てくださって、ありがとう
ございましたー!」
こうして二人の戦いはエンディングとなった。
宮崎有妃(1-0)シン・広田さくら
※1本目:宮崎(48分44秒、首固め)広田
60分間の間により多くフォール、ギブアップを取った選手の勝利。
この結果、宮崎が1-0で勝利。
二分は宮崎対広田のワンマッチ大会。ルールはアイアンマンでの60分勝負となり、勝敗がついても1ポイントとなり、試合は続行。最終的に60分戦い抜いてのポイント数の高いほうの勝ちとなる。
入場式はもちろん、二人だけで行われた。まずは広田、続いて宮崎が登場。
二人が揃うと、まずはリングアナがルールを説明。最初は通常のプロレスルール。
15分経過後、1分間のスローモーションが発令。
その後、15分間は技の名前を言ってからしかフォールが取れない戦隊モノルールに突入。そして試合開始から30分後、再び1分間のスローモーションルールが発令。
その後の15分間はランバージャックお仕置きルールと人間凶器ルールが施される。
さらに45分経過後、1分間のスローモーションルールが発令され、ラスト15分は通常のプロレスルールとなる。
ほかに熱中症対策として、60分の間、2回ほど、水分と塩分タイムが取られる。
場外カウントはなし。さらに「建物からは出ないように」とリングアナが釘を刺す。
広田が「もし出たら?」と質問すると、「もうダメ、終わりになります。ここでルール追加になります。ギャラなしになります」とルールが追加された。
「試合に先立ち、この8月12日にデビュー28周年を迎えたシン・広田さくらからの挨拶がございます」とリングアナから紹介され、広田の挨拶へ。
「あれ?本当? ただいまご紹介あずかりました。そうなんですよ、29年前の今日、あれ? 28年前…? まあいいや、それくらい、28、29年前に日本武道館で、パートナーが長与千種選手、対戦相手にトップのアジャコング選手、後の田村様となる田村欣子選手とデビュー戦させていただきました。
(トーナメント)1回戦で負けました。私が。余談なんですが、ド新人で、ビッグマッチで、全女の最後のビッグマッチと呼ばれた、日本武道館大会で、トップのアジャコング選手とド新人の自分のデビュー戦ということで、長与選手が『ごめんな、デビュー戦で』と頭を下げたそうなんです。
それで、あんな素晴らしいデビュー戦をしていただいたのにお笑いレスラーになったと。それで、その後、『あんなレスラーになってごめんな』と再び頭を下げたそうです。でも、そのトータルで私というレスラーが成り立ってるのかなと。
今日は、ワンマッチ興行にこんなにたくさんの目撃者が来ていただいて、気合満々ですよ。たぶん、試合後、こんなに元気ないので、いまが一番元気満々ですよ、今日は何があるのか、わからないので、最後まで私たちのことを見守っていてください」
と、広田が気合満々をアピールして、アイアンマッチの開始となった。
通常と同じように広田、宮崎、それぞれが入場。試合前、両者がハグ、さらに二人は李日韓レフェリーと握手して試合スタートとなった。
最初の15分はプロレスルール。まずはグラウンドの展開。
広田がヘッドロックからグラウンドへ。宮崎もヘッドシザースで返すと、広田が脱出に成功。それぞれ跳ね起きをしてお互いにファイティングポーズ。
広田は「これからまだ59分くらいありますが、改めてお願いします」と握手を求めるが宮崎は握手に応じるふりをして、そのまま丸め込みを連発。それも、何発も何発も丸めこんでいき、広田はその都度、2カウントで返すもすでにフラフラの状態に。
広田が「ちょっと待ってくださいよ、さっき、あと59分くらいあるといいましたよね、そんな1分でそんなにやったら、あと59分、何するんですか。もうちょっとお互いの体力考えながらやさしくやりましょう」と宮崎を諭しにかかる。
しかし、宮崎は手を緩めることなく、串刺しラリアットからミサイルキック。さらに「もう1発ー」とアピール。まさかの大技ラッシュに、広田は「やめてー!」と叫び声になる。
宮崎は「起きろー!」とアピールしてトップロープに上るが、広田は「絶対起きないー!」
とまたも叫び声を上げる。
「宮崎さんさあ、昨日、ベルトなくなったからか知らないけど、そんなイキらないでくださいよ、いつも通りで大丈夫だから」「いや、勝たなきゃいけないから」「大丈夫だから、まだまだある、時間は。ゆっくり。もうちょっとコミュニケーション取ったほうがいいですね、親睦を深めて」と、トップロープ上の宮崎が座り始めると、広田はコーナーを挟んでその隣に座り、コミュニケーションが始まる。
広田「しばらくwaveの試合なかったんで、会うの久しぶりですよね」
宮崎「そうだね、久しぶりだね。子どもたち夏休みでしょ?」
広田「夏休みですよ、聞いてくださいよ。大事件があって。夏休み、いろんなところへ遊びに行かせてもらってるんですけど、きのがカブトムシを取りに行ったんですけど、元気なつがいが安く買えるってところがあって、一番元気なのを買ったんですよ、そしたら次の日、死んだ
んですよ、そんなことありますー!!」
宮崎「彼は、そんなつらいことがあったのても、今日も明るくふるまっているんだね」
広田「そうなんです-。川に魚を見にに行こうって、行った帰りに蜂に刺されたんですよ。
痛い痛いって言ったら、もう一発、刺されたんですよ、昔の人はいいこと言いますね。『泣きっ面に蜂』って」
宮崎「それを乗り越えて、いまそこにいるんだね」
広田「そういえば最近、米ちゃん(米山)もヒザをやって。我々同世代軒並みのダメになって。でも今日、応援に来たいってことで…」
宮崎「え? 来てるの?」
客席もざわつく。
広田「米ちゃん、出てきていいよー…、って来るかー!」
ここで宮崎をトップロープから落とす。場内は大ブーイング。「イクゾー!」とアピールするも、
宮崎に雪崩式ブレンバスターを食らう。それでも、反対のコーナーに座ると、スイングDDTを敢行。
広田は「ふざけんじゃねーぞ」と宮崎をロープに磔。「60分を記念して60発イクゾー! みなさんもご一緒にー」とボ・ラギノールを打ち始める。その数を観客も連呼。10…20…、とその数は増えていき、何度か疲れて挫折しそうになりながらも、59発までたどり着く。そして、タメを作ってラスト1発を決めようとすると、宮崎はお尻をかわす。
ここでようやく10分経過。
広田は「やめてよー、なんで一発くらい変わんねーだろー!」と言いながら、宮崎を場外へ落とす。トペ狙いに行く広田だが、宮崎は最前列の観客をタテにして飛ばせない作戦に出る。広田は客をまったく気にせず、そのままトペを敢行! とはいっても、腰をロープに当てて未遂に終わる。
ここから場外戦へ突入。机に打ち付ける宮崎。広田は客席をかき分け、壁側の鏡に二人の姿を映す。
「ブスがいるー!」と驚く広田。
さらに客席をかき分ける。広田はイスの上に載って、ロープ渡りを敢行。
宮崎もこれに対抗してイスに乗ると、ロープ渡り。「イス大丈夫か?」という観客の声に「ディアナさんのイスは頑丈なんだよ!」と答える。
二人はリングに戻り、宮崎が逆片エビ。さらにインディアンデスロックで全体重を広田に浴びせる。
「乗ってるだけだぞー!」と挑発する宮崎。広田は、それでも耐える。
なんとか耐え抜くと、宮崎がブレンバスター。2カウント。ここでダウンカウントが始まり、スローモーション
が発令。15分経過。スローモーションの曲が流れる中、宮崎のパンチ、広田のカンチョーはどちらも決まらず。
宮崎が持ち上げるも、広田がエビで丸め込みに行く。回転の途中でカンチョーを決めようとする広田だが宮崎が見破る。その両手を捕まえてロックしたところでスローモーション終了。広田が丸め込んでのエビ固め、
2カウント。
15分経過後は戦隊モノルールが発令。技の名前を言ってから出ないとフォールできないというルール。
「頭蓋骨をつぶす勢いのヘッドロック」と宮崎が締め上げれば、「ガイア時代、鏡の前で練習させられた基本技、
ナックルー!」と、ナックルで返す広田。
その瞬間、控え室で犬の鳴き声が響き渡る。広田が「うるせーぞ、犬ー!」と怒る。
宮崎「熱い魂のこもったナックルー!」
広田「『ボールを遠くに投げるように』と教えられたナックルー!」
宮崎「親泣かせのナックルー!」
広田「長与千種から直々に教えられたナックルー!」
これを広田は連打で決める。さらに攻撃は続く。
広田「若かりし頃、里村が使ったグルグルエルボーの後の顔までー!」
と、広田はグルグルエルボーからの鬼の形相。当時の里村を完コピ。
宮崎「試合前にトイレに行ったけど、手を洗うの忘れた目つきー!
そして、ラーメンマン直伝のキャメルクラッチ、折ってやるー!」
食らった広田は「折るな折るな!」と技の餌食となりながら叫ぶ。
宮崎「骨をも砕く串刺しラリアットー!」
広田「武藤敬司さん直伝の…控室に挨拶行って、『使っていいですか?』
と言ったら、『どうぞどうぞ』と結構、簡単に許可してくださったフェースクラッシャーからのイー・ヤー!」
広田「最近は女芸人・白木がやってるけど、私のほうが昔からやってて、ラジオ番組で本人から本当に許可をもあらった元祖・高田純次ー!」
と、ここで広田は得意の技が武藤、高田純次といった大物からのお墨付き技であったことを明かす。しかし、高田純次は剣山でふせがれる。
広田「くそー、見破られてしまった。だったら、おまえが代わりにやるっていうことかー」
宮崎「私はやらない。なぜなら高田純次に許可をもらってないからだ」
広田「そんなん言ったら、みんなそうじゃないですか」
とまだまだ戦隊もののラリーは続くものの、リングアナが口を挟む。
「それでは二人とも、すいません。水分と塩分の供給タイム、お願いします」
と、日韓レフェリーも含めて、もぐもぐタイムへと突入。セコンドから水やお菓子が受け渡される。観客も同じように給水タイムに。
広田「もうラスト20分くらいですよね?」
リングアナ「いままだ23分経過。あと37分頑張ってください」
まだ試合開始から半分も経っていないことに広田は困惑の表情。それでも、気を取り直し、試合再開。
広田「じゃあそろそろ…さっき高田純次しないっていうので、止まっているので…
じゃあ誰がやるっていうんだよー。おまえか、日韓がやるっていうのかー!」
日韓「おかしいよー、宮崎さんでしょ」
こう拒んだ日韓レフェリーだが、広田の圧にあらがえず、思わず高田純次を敢行。
自らカウントを取るも、広田は2カウントで返す。
広田「こういうときは地方興行で鉄板で受ける腕を取られた時の返し方ー!」
と宮崎の腕を取ると、レフェリーが「回れ回れ!」と指示。広田は宮崎の周りをぐるぐると回る。「違う違う!」とレフェリーが指摘すると、今度は前転をして、見事にねじれを解消。しかし、すぐに後転してしまい、元の状態に。
広田「なんてことだ、続いてはこれさえやっとけば絶対に沸くという、ロープの上での前転後転!」
これは見事に成功させ、確かに観客を沸かせることにも成功。
広田「新崎人生さんから直伝されてないけど、勝手に使っている拝み渡りー!」
とロープ渡りを見せると、
広田「オリジナルー! ぴょんぴょんー!」
と、ロープジャンプも成功。しかし、「もう一回!」コールで失敗に。「おまえたちのせいだー」と股間を打って悶絶する広田。
宮崎「ここでラーメンマン直伝のキャメルクラッチー!」
宮崎は広田の髪を取り、絞り上げると、さらに完全に顎をロック。今度は完璧に決まる。
宮崎「デビル雅美さんから教わった胴絞めー!」
広田「からの新人で教わった胴締め返し、ここ(ヒザ)をしっかり持つところがポイント!」
広田「もう新人しか使わない、トーホールド、膝の皿折るぞー!」
宮崎「そういう時はこう教わったー、こっちこそ膝の皿折るぞー!」
と宮崎が足を取り返す。
広田「こんな返し方教わった、ひっくり返しー!」
ここでスローモーションまで残り1分とコールされる。
広田「ラスト1分で奇跡を起こすぞ、上げるぞー! 弓矢固め―!」
スローモーションまで残り30秒。
広田「ヒザが割れる―!」と自ら技を解く。「腰が痛い」と宮崎。
ここでスローモーション発令。
宮崎がラリアット。広田がかわす。カンチョーは宮崎がかわす。
もう一発カンチョー狙いの広田をキックで阻止した宮崎は持ち上げる。
これを丸め込むと、広田は動作の途中でカンチョー狙い。宮崎は両手をキャッチ。
ここでスローモーションが終了。
広田が丸め込んでフォールも2カウント。
ここから新たにランバージャックルール。さらに人間凶器ルールも採用される。
まずはランバージャックとあり、場外にはバットを手にしたお仕置き隊が待機。
wave所属選手のほか、SAKI、櫻井、梅咲らがバットを構える。
まずはロックアップ。力を押し込んだ宮崎が場外へ落としにかかる。広田は落ちそうになるが、エプロンに逃げ込んで、転落を回避。その間に、一人目の人間凶器が入場。テーマ曲と同時に、炎華がリングへ入るも、簡単につかまる。
それでも、ドロップキックを連発するが、宮崎は倒れない。「何が人間凶器だー!」と炎華に対してトレイン攻撃。
そして、炎華を場外へ落とすと、お仕置き隊の餌食に。バットで代わる代わるお仕置きされるが、慌ててリングアナが「人間凶器にはやらないでください。かわいそうなんで」とアナウンス。
再び、炎華がリングへ戻ると、宮崎がはずかし固めを決める。
広田は「炎華だけ恥ずかしいわけにはいかないよ、私もやってあげるー」と隣でエアはずかし固めを行ない、ダブルはずかし固めという光景に。
ここで炎華の人間凶器は終了。
「二人目のの人間凶器はこの方です!」と続いては狐伯が登場。
狐伯が宮崎&広田へ、ダブルのアームホイップ。しかし、直後に狐伯が場外へ落とされて、お仕置き隊バットの餌食に。「だから、桜花さん、人間凶器なので、やらないでください。SAKIさんいいですか。あくまで宮崎さんと広田さんなので」
とリングアナが今度は名指しで注意。
続いて3人目の人間凶器が投入される。
今度は桜花がリングインすると、ビッグブーツを連打。
さらに広田に串刺しビッグブーツ、宮崎にも串刺しビッグブーツを決めた。
怒った宮崎は桜花を捕まえると、広田を呼び込み、倒立式ボ・ラギノールを決める。
さらには合体式シーソープレス。これは桜花がかわして自爆。もう一発
シーソープレスを狙うが、桜花が剣山を繰り出し、リバウンドで広田は
宮崎のヒザ攻撃を食らうことに。
それでもビッグブーツをすかすと、宮崎が桜花を場外へ落とす。お仕置き隊によって、
桜花がバットでボコボコに殴られる。リングアナも「人間凶器だから…いや、もういいです。やってください」とついにあきらめる。
「桜花さんも先ほど、率先していたんで」とあっさり、ルール変更。
そして、「最後の人間凶器はこの方です!」とテーマ曲が鳴り響く。
「だれ?」と顔を合わせる宮崎と広田。
ここで登場したのはまさかの渡辺智子。
渡辺はいきなり襲い掛かり、二人へダブルラリアット。転落した二人にお仕置き隊が襲い掛かる。
再びリングに戻り、宮崎&広田がロープに振ると、渡辺がブーメランアタック。
さらに広田にラリアットを決める。宮崎にも狙ったが、これは相打ち。宮崎が目つきからのラリアット。渡辺は場外へエスケープするが、誰もビビってお仕置きできず。
ここでリングアナが「一回落ち着いて、水分と塩分取りましょう」と二度目の給水タイムへ。この時点で「41分経過してます」。渡辺は「私まだ出てきたばかりなのにいいの?」とその輪に加わり、お菓子をほおばる。
終了後、宮崎が渡辺に串刺しラリアット、広田は背後から宮崎へ串刺しボ・ラギノール。
広田が渡辺を上、宮崎を下に乗せて、上下にボ・ラギノールの乱れ打ち。
さらに二人まとめての高田純次を狙ったが、さすがに厚みがあり、足が引っかかって失敗。
ここで渡辺がセカンドロープから飛ぼうとする。
しかし、広田が「せっかく来てくれたので」と二人が間を挟んで、ロープ渡りの実体験に。
渡辺は二人のアシストでロープ渡りをするも、ぴょんぴょんはさすがに失敗。
すると、ここでスローモーションが発令。広田のボ・ラギノールが渡辺に命中。
宮崎のラリアットもかいくぐり、ボ・ラギノール。さらに宮崎の眉間にもボ・ラギノールを乱発。怒った宮崎は持ち上げるが、広田は切り返し、エビの体勢。3回目にしてこの体勢からのボ・ラギノールを成功させる。
スローモーション終了。と同時に広田が丸め込むが2カウント。
45分経過。残り15分。残り時間は通常のプロレスルールに。
広田は「オマエいつまでいるんじゃー」コーナーにいた渡辺を場外へ蹴散らす。
宮崎は赤い布状のものをリングへ持ち込む。
「約45分間、しょうがないものを見ていただきありがとうございます。
ここでわたくし、みなさんに披露したいものがあります。ショータイムです」
ここでその布で広田を包み隠す。「やめろー」「広田が脱ぎます。ミュージック
スタート」とここでBGM「オリーブの首飾り」が鳴り響く。すると、布が全体的に浮いているように見える。ここで宮崎が布を取ると、ただ広田が四つん這いで足を挙げていただけ。
そのままひっくり返してフォールに行くと、ついに3カウント。
ここでようやく宮崎が1本を先取。試合は続行。
広田がウラカンを狙いに行くが、回転を阻止して、宮崎が逆エビに。
50分経過。
広田がロープへたどり着くと、「広田、テメー!」とラリアットに行くも空振り。ここで広田がイー・ヤー・ポーズを見せようとするが、疲れてしまい途中で止まる。
それでもボ・ラギノールから619。
さらにイー・ヤー・ポーズを今度はきちんと決めると、シャイニングウイザード、2カウント。
ここでサードロープに飛び乗ると、ロケット式ボ・ラギノール。この弾みで宮崎はロープに飛び、
その反動でラリアット。ダブルダウン。
宮崎がエルボー、広田も打ち返す。
宮崎は日韓レフェリーの手を掴みクロスライン。これを広田がかわすとダブルボ・ラギノール。
宮崎と日韓レフェリーがダウン。「オッケー、ダウン!」
なぜか広田がレフェリーとなり、ダウンカウントを数える。
宮崎が立ち上がると、スクールボーイ、首固めと丸めこみを連発していく。
広田はへな拳で宮崎をダウンさせると、先ほどの赤の布を持ち出す。
「時間も押し迫ってまいりましたが、残り時間の中でフォールを狙うのはこれしかありません。
私にもイリュージョン使えることを証明します。何ざわざわしてるんですか。ミュージックスタート」
再びBGM「オリーブの首飾り」が鳴り響く。
ここで宙に浮いているように見えたところで布を取ると、四つん這いで足を挙げている宮崎の姿があらわに。
ここですかさずフォールに行くが、逆に丸め込まれる。
宮崎は「終わりー!」とえびす落としを投下するが、カウント2。
宮崎がバックを取り、強引な投げっぱなしジャーマンへ。広田はFFDで覆いかぶさるもカウント2。
残り3分。
広田はトップロープからミサイルキック。2カウント。へな拳からボ・ラギノール。
そしてセカンドロープ上でホッピング。「イヤオー!」と叫んでのロケット式ボ・ラギノールを成功。
これも2カウント。
さらにヘナーらを狙うが押しつぶされる。2カウント、残り1分。
宮崎が目つきから首固め。2カウント。さらにラリアットを決める。これを合計3連発。
ダメ押しでラスト1発を決めたが、これを広田が2カウントで返したころで60分経過のアナウンスとなった。
60分戦い抜いた結果、1-0で宮崎の勝利となった。
マイクを持つも崩れる宮崎。それでもなんとか立ち上がる。
「ご来場の皆さん、ありがとうございます。
広田とは同級生の同じ年で、アイアンマンマッチ、まさかできるとは思ってもいませんでした。
調べによると、60分やった女子は私と広田と、14年前にチェリーちゃん、この3人だけです。
このなかでも、2回、チェリーともやって、広田ともやった私は最強でしょー!(場内拍手)
こんな闘い、広田でなきゃできなかった、ありがとう!
このあと18時から3部、私たちも出ます(客席から「エーッ!」の声)。
カード発表されてないけどメインでしょ、じゃないと休めないよ。では3部に控えたいと思います。
60分やると疲労がすごいよね、こんなババア二人の60分間勝負、見に来てくださって、ありがとう
ございましたー!」
こうして二人の戦いはエンディングとなった。