2025.02.24
「Detras de Lazona vol.32」

1、 Loud wave(15分1本勝負)
◯青木いつ希(13分13秒、体固め)香藤満月●
※ラリアット。
まずは青木が「よろしくおねがいしまーす!」握手からの「よっしゃ行くぞ、川崎~!」、さらには観客に向かって「起きてるかー!」と三段シャウト。ロックアップでは香藤も負けじと「わーっ!」と、大声を出す。大声という点では香藤も決して引けを取らない。
これに青木も「わーっ! わーっ!」と倍返し。今度は互いに「わーっ!」と叫び合ってのシャウト合戦。ものすごい響きとなり、その音量は互角に聞こえた。
いったん、小休止。青木が「水飲んでいいよ」とお互い喉を潤す。
再度、向き合うと、手四つの攻防に。ここでも、互いの声が交差する。香藤はヘッドロック。その後、タックル合戦となるが、ともに倒れず。香藤が「おまえが来いよー」
と挑発すると、青木は「わかったー」と自らロープに飛んでのタックル。香藤は倒れない。
青木「おまえが来い!」香藤「イヤだー」青木「わかったー」と青木はもう一度、自らロープに飛んでタックルを打ち込む。さらにこの攻防がもう一度続く。
青木は「今度こそ、おまえが来いー!」と言うが、香藤は両手を広げ、待ち構えるポーズ。
青木は「わかったー」と三度び、ロープに走ってタックルを打ち込む。
青木は「おまえ、なぜ私にだけ走らせる?」と問いかけるとロープ際だったので、レフェリーがブレイクを指示。青木はレフェリーに「こいつのほうがひどいことしてるからな」とアピールし、またもタックル。
香藤が打ち勝つが、続けてのボディプレスは自爆。青木は上に乗り、「おい、先輩を走らせてどんな気分だ」と香藤の体に体重をかけて座り込む。
乗っかられながら、「すいません~」と悶絶する香藤に全体重をかけて踏みつける。香藤がロープをつかむ。しかし、ロープブレイクのカウントには「うるさいー!」と一喝。
続けて、ヘア投げを狙うが、これは香藤がうめき声をあげながら踏ん張る。青木が「やかましい」と口をふさぎに出ると、香藤は手をかんで対抗。青木は「なめやがってー!」と、ロープブレイクを無視して攻撃するとレフェリーに注意され、「すいません」と頭を下げる。
「おまえのせいで怒られただろ、投げるぞコイツー」とボディスラム狙いも逆に投げられる。
香藤はボディプレスを2連発。全体重を投下された青木は「でかぶつー」と叫びながら悶絶。
香藤はパワーボム狙いにいくが、青木は腰を落とすと逆片エビ固めに移行。「ギブしろー」「しないー」「エスケープしろ」「できるかボケー」と大声でやり合う。
香藤は自ら技を解くと、全体重を乗せ、さらに踏みつけていく。そして「わーっ!」と顔の近くで叫ぶ。香藤が「起きろー!」と体を起こすも、青木はエルボーで返す。香藤もエルボ-。もう一発、青木が打ち込むと、香藤もエルボーを連打。5連発打ち込むと、青木もリストロックからのエルボー
を3連発。
香藤はタックルを決めると、さらに串刺しタックルからドロップキック。2カウント。
さらに「終わり—!」と叫んでセカンドロープからボディプレス。2カウント。再びパワーボム狙いの香藤だが、青木が踏ん張ると、ものすごく低空のショルダースルーでなんとか香藤を投げて未遂に終わらせる。
青木は「おもたい~!」と絶叫。ここから「わーっ!」と叫んでの大外刈り。続けて背後へのニー、正面からのPKと打ち込んでいく。青木はエルボー。これに対して、香藤はボディプレス。2カウント。
しかし香藤が突っ込んできたところを青木がラリアットを放ち、これで3カウントとなった。
敗れた香藤は絶叫。香藤の口をふさぎ、「うるさいのはこの私だー」と絶叫して締めくくった。
2、スクランブルwave(20分1本勝負)
〇救世主・ななみ&網倉理奈(15分58秒、体固め)宮崎有妃&シン・広田さくら●
※FFD。
出場予定だった櫻井が体調不良により欠場。冒頭のカードアナウンスで、ななみがこのカードへの出場が発表されると、観客からどよめきが起きる。まずはななみが「おねがいします」と握手を求めると、広田は「ありがとね。手が冷たいんけど、大丈夫?」とまずはお礼を述べる。
宮崎も「ありがとう。こっちのカードでよかった?」と尋ねる(もとはメインの6人タッグへ出場予定だった)。
ななみは「ちょっと心配ですけど、あーみんがパートナーでなんとか…」と答える。
ここで広田が「裕子にも元気になってもらいたいじゃん。だから、パワーを届けたいから、今日は櫻井裕子ってことでいいですよね」と提案。
宮崎も「裕子って呼ぶね」と呼応。広田は「(ななみに)裕子だと思って。お客さんもせっかくだから裕子だと思ってください」と客席に問いかける。すると、
観客から「ゆーこー!」の声が飛ぶ。
「力を届けないといけないから、パワーを届けてやろうよ。本当、感謝だから、ありがとう」(広田)
「裕子、ありがとう」(宮崎)「ゆうこりんありがとうね。ゆううこりん頑張って」(網倉)と、それぞれ
がななみを櫻井裕子と見立てて、裕子呼ばわりをする。
試合開始。ななみが先発に出ると、いきなり「裕子」コールが爆発。広田が、「裕子さあ、あんたいつも思うけど、宮崎さんとずっと組んでるから調子乗っているよね? 宮崎さんとのタッグで後楽園でタイトルやるよね? 気合入ってんのかよ」と問いかける。
櫻井裕子になりきるななみは「気合入ってます」と返答。「じゃあ、見せてみろよー」とロックアップで組み合うが、ななみが弾き飛ばす。
さらに「裕子行くぞー!」と網倉が飛び出し、ダブルでタックルを敢行。そしてイロトリドリを教え込む。見様見真似で付いていくななみ。最後はワー!プレスから2人でカラーズポーズまで決めた。
続けて、ななみがダイヤル固め。何回転もした後、網倉にタッチ。網倉がアルゼンチンの体勢に持ち上げると、広田は足をバタバタして回避。「ちょっと待て! なんなんだおまえら」と一呼吸置く。
そして、「網倉、お前復帰してやらなければならないと思ってた。それで今日だ。おまえヒザで欠場して辛かったよな。わたしも肩で休んでて欠場辛かったよ。でも、けっこうな大ケガだっただろ。お前の右ヒザ、いまなんぼのもんじゃい?」と問いかける。青木は「最高です!」と即答。広田は右肩を指さし、「見ろ、見るからに最高になってるだろ。おまえのケガした右足、私の右肩、今日はケガしたところで勝負だ!」と
挑発する。
広田が「右からから繰り出される最高のエルボースマッシュ!」とエルボーを決めると、網倉も「右ヒザから繰り出される最高のヒザー!」と、やり返し、ともにエルボースマッシュ、ヒザ打ちの打ち合いが続く。
最後はロープに飛ばしてのヒザを打った網倉が打ち勝って勝利。広田は思わず、「あーみん最高だぜ、復帰してくれてありがとうー!」とハグに持って行く…と見せかけての首固め。網倉はカウント2でなんとか返す。
宮崎が登場。いきなりはずかし固めの体勢も、ななみがカット。宮崎が網倉、ななみとコーナーに振る。
二人まとめての串刺しラリアット。ななみが場外へ。その間に、網倉にはずかし固めを決めたが、ななみがカットに入る。
宮崎はコーナーに網倉を振ったが、はねかえってのタックルを浴びる。今度は網倉が自ら走ってのタックル
を打ち込んだがこれは宮崎も倒れず互角に。宮崎は「待っとけよ!」と自ら走りこんでタックルを決める。網倉は水平チョップ。これに宮崎が「来いー!」と挑発。二発目の水平チョップを自爆させると、DDTからラリアットを決める。これに対して、網倉もローリングダブルチョップからタックルを炸裂させる。ななみへタッチ。ななみがキックを連打。宮崎がラリアットで返す。
宮崎はセカンドロープに上る。ここで広田が「宮崎さん、ずっと思ってました。私にも(裕子ロケット)やってください」と宮崎の前に立つ。手はカンチョーの形をしている。しかし、網倉がカットに入り、宮崎を場外へ落とす。
網倉が広田を場外へ投げようとするも、回転エビで丸め込むと、背後に回り、ボ・ラギノール。網倉がななみに交代。広田も宮崎にスイッチ。
ななみがスタナー。ランニングキック。宮崎が目つきからのラリアットで流れを止める。そして「布持って来いー!」と広田に指示。布を持ち込む。
今回は、なぜかななみの体の上に、広田が寝そべるといういつも違うやり方をする。「今日は皆様に新しいイリュージョンをお見せします」と宮崎は自信ありげ。布を二人の上にかぶせ、音楽が流れると、まず広田の上半身だけ引きずり出し、布から顔を覗かせる。「広田が伸びたー!」というイリュージョンが完成。
すぐさま布を取り、広田を引きずり出し、寝そべったままのななみをフォール。2カウント。
宮崎が広田にタッチすると、トップロープからドラゴンリングイン。「宮崎さんダブルー!」とシーソー式ボ・ラギノールを決める。
広田は「決めるぞ、裕子ー!」と叫んで巴投げからの夜叉ロック。網倉がカット。広田は619からシャイニングウイザードと畳みかけるが2カウント。ななみは背後からスタンディングのスリーパー。続いてロープに磔をしてのタックル、2カウント。
ななみの串刺しタックルをかわした広田はリング中央から、側転してのボ・ラギノール。ななみは場外転落。
広田はななみへトぺを狙うが腰が引っ掛かり失敗。広田もそのまま場外へ。先にリングへ入ったななみはエプロンからのブレーンバスター。網倉がセントーンでアシストしてから、ノーザンライトスープレックスで投げたが2カウント。
網倉&ななみがダブルを狙うと宮崎がダブルラリアットで反撃。宮崎はセカンドロープに上ると、立ち上がってきたななみに裕子ロケットを敢行。ななみの体はさらに立ち上がり始めていた網倉にぶつかる。ななみから網倉へとリレーとなり、串刺しタックルが広田へ命中。
ななみは裕子ロケットのダメージから立ち上がるも、広田がFFDの状態に。ななみもFFDの状態だったため、そのまま覆いかぶさり、3カウント。櫻井裕子に扮したななみが勝利した。勝利した瞬間、網倉は「最高だよー。本当にありがとう、ゆうこりん、いや、ななみ!」とななみの勝利をたたえた。
3、テクニカルwave(15分1本勝負)
◯小林香萌(14分59秒、120%スクールボーイ)狐伯●
狐伯と小林によるシングルという好カードが実現!
まず先に入場の小林はコーナーでTシャツを破り去るパフォーマンス。一央、狐伯はセカンドロープに飛び乗り
ポーズを決めようとするが、珍しく足をすべらせて失敗。
気を取り直して試合開始。狐伯は「よっしゃ行くぞー!」と小気味よく場内を一周。まず、小林が手四つで優位
に立つ。狐伯は腕を取る。小林がヘッドロックからグラウンドへ持ち込むと、狐伯はヘッドシザースで切り返す。
今度は互いにアームホイップ合戦。狐伯はさらにロープを使ってのアームホイップからドロップキック。続けて串刺し低空ドロップキック、ブレーンバスター。2カウント。狐伯がロープに走ろうとした際、小林が髪をつかんで倒すと、「バーカ!」と一喝。続けて、ボディスラムからボディプレス。2カウント。
小林はキャメルクラッチから、その体勢のまま鼻フック。ロープに狐伯が逃れると、ニーを落とす。さらに首投げから低空ドロップキック。そしてセントーンを4連発。さらにロープのリバウンドを使ってダメ押しのセントーンを投下。続けてグラウンドの羽折り固めで狐伯を身動き取れないようにする。
狐伯がロープをつかむと、チョップを背中へ打ち込む。今度は磔に決めてからの鼻フック。小林は「こっちもか?」と反対側コーナーにも磔して鼻フックを決める。
さらに背後からドロップキック。今度は腕固めで、しかも指をつかむと、ひねっていく。このまま腕ひしぎへと移行
したが、狐伯はロープに逃れる。
小林は自らロープへ走ろうとしたが、狐伯は足をさらって、グラウンドへ持ち込み、ネックシザースからドロップキック。スタナー、低空ドロップキックと畳みかける。
狐伯はトップロープにのぼると、小林も迎撃で上っていく。狐伯が上段で耐えると、自らはエプロン側に飛んでのスタナーに切り返す。ミサイルキック、2カウント。
続いて、ともに足の踏み合いは引っ込めあったが、なんとか小林が踏みつけると、狐伯も踏みつけの三倍返し。
狐伯はブレーンバスター。小林もブレーンバスターで投げ返す。
狐伯が再度、投げると、小林も投げ返す。
狐伯がエルボー連打から張り手。小林はフラフラになりながらこらえたが、こらえきれずに倒れこむ。狐伯が起こしに
かかったところを首固めで丸めこむ。2カウントで返すと、今度は目つきからの首固めも2カウント。残り3分。
小林がエビ固めも2カウント。今度はマヒストラル狙いも狐伯が回させず。今度は狐伯がマヒストラル狙いも、今度は
小林が回させず。ここからエビ固め合戦はともに2。狐伯はカサドーラ。ここから互いがフォールの体勢に持って行こうと、
数回、回転しあってのエビ固め合戦となるも決まらず。
狐伯が2段蹴りからのスクールボーイも2。ともに別々のロープに飛び合うも、そこから小林が120%スクールボーイに決めることに成功し、ついに丸め込んで熱戦に終止符を打った。残り1秒でドローという中での勝利となり、小林は「次は3分で決めてやるよ」と宣言し、狐伯は指を突き立てた。
4、チャレンジwave(30分1本勝負)
〇桜花由美&SAKI&世羅りさ(17分38秒、体固め)咲蘭&グリズリー藤滝●&新たなる救世主・松本千穂
※ビッグブーツ。桜花組は3カウント、咲蘭組は2カウントで勝利の特別ルール。
もともと、メインに出場予定だったななみは櫻井の代打で第2試合に回ったため、メインではディアナに修行中である北斗プロレスの松本千穂が急遽、出場となった。髪を紫に染めてイメチェンした咲蘭が先頭、藤滝、松本がバックダンスを務めた。
松本は「新たなる救世主・松本千穂」とコールされた。
一方は桜花、SAKI、世羅の実力派トリオ。カラミネンスポーズを決める二人の背後から桜花も強引にポーズを決めた。
ここでリングアナがルール説明。咲蘭チームは2カウントで勝利できる特別ルールの採用が発表された。「どういうこと?」
(桜花)「聞いてなかった」(SAKI)「無理無理無理」(世羅)とそれぞれが戸惑う。その動揺を見た咲蘭組が突進して奇襲をかける。松本がいきなり桜花にタックルを3連発。いずれも桜花は1で返す。続けてのセントーンも1カウント。
続けて咲蘭組がトレイン攻撃。3人の攻撃を代わる代わる浴びた桜花がリング中央に倒れ、松本がカバーするも1。むせる桜花。今度は、咲蘭が桜花の足を踏みつけ攻撃。さらにジャンプで全体重を乗せる。続けてヘアホイップ狙いも、桜花が「このくそガキー!」と逆にヘアホイップ。さらにコーナーで踏みつけ攻撃。場内はブーイング。「かわいそう」とSAKIが突っ込む。
咲蘭はヘアホイップをやり返すと、同じようにコーナーでヒザを乗せる。さらにドロップキック。藤滝がキャメルクラッチ。咲蘭が鼻フックし「鬼ババア」とアピール。さらに反対側でも同じように見せつける。藤滝がボディプレスも1。松本がタックル。1カウント。
桜花は松本に串刺しブーツを放つと、「誰がババアって言った?」と怒りのランニングキック。怒りの形相で世羅にタッチ。
世羅は咲蘭を捕らえて、逆エビに行くが、藤滝が「離せ、かわいそうだ」とカットに入る。世羅が藤滝を場外へ落とすと、SAKIが松本にカンパーナ。世羅も咲蘭にカンパーナを決める。世羅は松本をコーナーに飛ばし、串刺しタックルを狙うも自爆。松本が
スクールボーイも1。世羅はキックからコーナーニーも自爆。松本の逆さ押さえ込みは1。タックルでカバーも1。咲蘭がドロップキック。1カウント。フォールを返すたびに、あきらめずにフォールにいくが世羅はなんとか1でクリア。最後はSAKIがカットに入る。カラミネンスはトレイン連携狙うも咲蘭が身をかわしてSAKIを回転エビ。1カウント。SAKI、世羅が交互にコーナーニーを
決めるも2カウント。SAKIが咲蘭にブレーンバスター狙いもなんとか耐えて回避。咲蘭はSAKIの足を踏みつけると、今度はクリストに捕らえる。ロープに逃れたSAKIへ背後からドロップキック。フットスタンプを投下するも1。藤滝がSAKIへ串刺しタックル。
さらにコーナーに追い詰めての顔面かきむしり。10分経過。
アイアンクローから大外刈りも1カウント。SAKIは回転エビで切り返したが、2カウント。続けてブレーンバスターを狙ったが藤滝が腰を落として投げさせず。
エルボー合戦から、SAKIがビッグブーツ、藤滝はエルボー。SAKIが再度、ビッグブーツも藤滝はエルボーを打ち返す。
藤滝がエルボーを連打。さらにタックルを決める。1カウント。しかし、ボディプレスは失敗。
SAKIのランニングニーは2カウント。桜花と藤滝へ。桜花が背後からビッグブーツ。2カウント。藤滝がラリアットを放つも1。
さらにタックルからフォールに行くも1カウント。世羅が「桜花、もっとけよー」と羽交い絞めにする。藤滝はかわしたが、一瞬、世羅は躊躇しつつも、桜花にエルボーを放つ。今度は、SAKIが「持っててくださいよー」とアピールしてからのビッグブーツ。これも藤滝はかわすと、一瞬、躊躇したものの、桜花にビッグブーツをぶっ放す。
松本がエルボーをSAKIに連打し、場外へ落とすと、桜花に照準を絞り、松本のボディスラムから咲蘭がフットスタンプ。藤滝のコーナースプラッシュと畳みかけたが桜花はカウント1でクリア。
ここで世羅がヒザ打ちからSAKIがビッグブーツでアシストに入り藤滝へ攻撃する。息を吹き返した桜花が藤滝にかかと落としも2カウント。桜花組が咲蘭組を一人づつ捕らえて、それぞれが別々のコーナーからコーナー爆弾。攻撃権のある桜花はコーナーエルボーを藤滝に落としたが2で返す。桜花はヒザ打ちを連打も藤滝がラリアットで切り返す。1カウント。
桜花はビッグブーツ。ここでSAKI、世羅に「しっかり押さえとけよ」とアピールしてから、藤滝へ顔面を突き上げ式のキックを見舞い、さらに走りこんでのビッグブーツで止めを刺し、3カウントを奪った。
試合後、マイクを握った桜花だが、声がかすれて出ず。どこからか「何を言ってるのかわからない」という声が飛ぶ。
「今、何言ってるのかわからないって言っただろ、それって悪口って言うの。本当に、喉枯れちゃったよー」。セコンドが水を与えると、のどをうるおす。
桜花「2人がちゃんと押さえないから、声がこんななっちゃたよ」
SAKI「私たち最後はしっかり押さえていたんですけど、押さえてなかったのは桜花さんです」
世羅「たしかにー」
桜花「(むせながら)まあいい。今日はご来場誠にありがとうございます。次回アミスタ大会は3月16日、その日のカード決まりました。
カラーズの清水ひかり対wave5人の5人がけ。清水引退の日ですが、そのあとカラーズで引退だよね。引退の日なんですが、wave5人とシングルマッチしてもらおうと思います。もちろん、カラーズは大会あるけど、メンバー全員来ますよね。応援来ますよね」
SAKI「調整します」
桜花「コラコラ! 来てくれるかな」
SAKI&網倉「いいともー」
桜花「はい、3月16日は清水ひかりとwaveの5人掛けとなります。アミスタ大会は3月16日移行ちょっと変えてみようかなって。今日も櫻井は欠場になってカードは急に変更になりました。でも、発表しても変更になってもみなさん、楽しかったですよね。カード変更になってもみなさん楽しんでくれるということは、これ、カード発表しなくてもよいかなって(客席どよめく)。でも参戦選手は発表する。だれだれが今日、体調悪くなって欠場になりますってカード変更になったとき、リリースしてHPアップしてって面倒くさいじゃん。大会の日、
バタバタするのは面倒くさいので、4月移行はタイトル帰るんですよ。『イッツwave』というタイトルにして、参戦選手だけ発表します。
カードは当日発表。これで欠場者出ても当日、変更することはなーいー(ドヤ顔)」。
あわてて広田がマイクを持つ。
広田「きょうはたまたま欠場ということであって、それが面倒くさいからカードを明かさないということでは…それが大々的に出ちゃっているから今。ちゃんと訂正して、どういう趣旨でやっていきたいということを、ちゃんと伝えて。お客さんにわかりやすいように趣旨を伝えて。
面倒くさいというのが大々的に出ちゃっているので」
桜花は苦笑い。
二上会長「あのー、全然面倒くさいとかないからね。お前、本当に謝れ(笑)、ボケー。ちゃうわー。アミスタ、新宿フェイス、板橋がはいりまして、関東でたぶん、月3大会やるんですよ。1つくらいは遊び心を入れていいんじゃないかという趣旨でやるんで、面倒くさいからじゃないですよー。違いますよー。なんなら、朝からSAKIちゃんと私だけですよ、手間をかけていたの。あんた車運転してたやん。車運転してるからって」
桜花「はい、気を取り直して(観客・笑)、6日後、wave後楽園やってまいります。狐伯のパートナー、いつ発表するの? みんなもやもやしてるよ」
狐伯「狐伯のパートナー。宮崎さんと裕子のキャプテンアームストロングとのタイトルマッチ。自分のパートナーは!」
ここで宮崎&ななみがエプロンに立つ。観客から「ゆうこー」の声。
狐伯「は、え? 私のパートナーは、私のパートナーは! 後ほど発表(えーっという声)。本日中に発表します。ユーチューブ? 後で発表にしましょうか」
二上会長「どいつもこいつも~」
狐伯「まだ発表できません。たぶん、今日中に発表します。段取り通りにいけば今日のユーチューブで発表します。(ななみに)わかったか裕子。おまえ覚悟しとけよ」
桜花「狐伯のパートナーが決まれば全試合決まります。みなさんチケット持ってますか。うわっ! 持ってないし。今日、GAMIさん売ってるから、買って帰ってよ。(「もっとやさしく」の声)6日後、wave、みなさんぜひぜひ買って行っていただければ。よろしくお願いします。皆さんの力が必要です。1人3枚、買っていただければ増えるかなと思います。3月2日、11時半からぜひお越しください」
桜花が「最後にwaveの選手上がってください」と言うと、広田は「面倒くさいから」とさっそくこのフレーズを使い、リング下から「これがwaveだー!」をおこない締めとなった。
◯青木いつ希(13分13秒、体固め)香藤満月●
※ラリアット。
まずは青木が「よろしくおねがいしまーす!」握手からの「よっしゃ行くぞ、川崎~!」、さらには観客に向かって「起きてるかー!」と三段シャウト。ロックアップでは香藤も負けじと「わーっ!」と、大声を出す。大声という点では香藤も決して引けを取らない。
これに青木も「わーっ! わーっ!」と倍返し。今度は互いに「わーっ!」と叫び合ってのシャウト合戦。ものすごい響きとなり、その音量は互角に聞こえた。
いったん、小休止。青木が「水飲んでいいよ」とお互い喉を潤す。
再度、向き合うと、手四つの攻防に。ここでも、互いの声が交差する。香藤はヘッドロック。その後、タックル合戦となるが、ともに倒れず。香藤が「おまえが来いよー」
と挑発すると、青木は「わかったー」と自らロープに飛んでのタックル。香藤は倒れない。
青木「おまえが来い!」香藤「イヤだー」青木「わかったー」と青木はもう一度、自らロープに飛んでタックルを打ち込む。さらにこの攻防がもう一度続く。
青木は「今度こそ、おまえが来いー!」と言うが、香藤は両手を広げ、待ち構えるポーズ。
青木は「わかったー」と三度び、ロープに走ってタックルを打ち込む。
青木は「おまえ、なぜ私にだけ走らせる?」と問いかけるとロープ際だったので、レフェリーがブレイクを指示。青木はレフェリーに「こいつのほうがひどいことしてるからな」とアピールし、またもタックル。
香藤が打ち勝つが、続けてのボディプレスは自爆。青木は上に乗り、「おい、先輩を走らせてどんな気分だ」と香藤の体に体重をかけて座り込む。
乗っかられながら、「すいません~」と悶絶する香藤に全体重をかけて踏みつける。香藤がロープをつかむ。しかし、ロープブレイクのカウントには「うるさいー!」と一喝。
続けて、ヘア投げを狙うが、これは香藤がうめき声をあげながら踏ん張る。青木が「やかましい」と口をふさぎに出ると、香藤は手をかんで対抗。青木は「なめやがってー!」と、ロープブレイクを無視して攻撃するとレフェリーに注意され、「すいません」と頭を下げる。
「おまえのせいで怒られただろ、投げるぞコイツー」とボディスラム狙いも逆に投げられる。
香藤はボディプレスを2連発。全体重を投下された青木は「でかぶつー」と叫びながら悶絶。
香藤はパワーボム狙いにいくが、青木は腰を落とすと逆片エビ固めに移行。「ギブしろー」「しないー」「エスケープしろ」「できるかボケー」と大声でやり合う。
香藤は自ら技を解くと、全体重を乗せ、さらに踏みつけていく。そして「わーっ!」と顔の近くで叫ぶ。香藤が「起きろー!」と体を起こすも、青木はエルボーで返す。香藤もエルボ-。もう一発、青木が打ち込むと、香藤もエルボーを連打。5連発打ち込むと、青木もリストロックからのエルボー
を3連発。
香藤はタックルを決めると、さらに串刺しタックルからドロップキック。2カウント。
さらに「終わり—!」と叫んでセカンドロープからボディプレス。2カウント。再びパワーボム狙いの香藤だが、青木が踏ん張ると、ものすごく低空のショルダースルーでなんとか香藤を投げて未遂に終わらせる。
青木は「おもたい~!」と絶叫。ここから「わーっ!」と叫んでの大外刈り。続けて背後へのニー、正面からのPKと打ち込んでいく。青木はエルボー。これに対して、香藤はボディプレス。2カウント。
しかし香藤が突っ込んできたところを青木がラリアットを放ち、これで3カウントとなった。
敗れた香藤は絶叫。香藤の口をふさぎ、「うるさいのはこの私だー」と絶叫して締めくくった。
2、スクランブルwave(20分1本勝負)
〇救世主・ななみ&網倉理奈(15分58秒、体固め)宮崎有妃&シン・広田さくら●
※FFD。
出場予定だった櫻井が体調不良により欠場。冒頭のカードアナウンスで、ななみがこのカードへの出場が発表されると、観客からどよめきが起きる。まずはななみが「おねがいします」と握手を求めると、広田は「ありがとね。手が冷たいんけど、大丈夫?」とまずはお礼を述べる。
宮崎も「ありがとう。こっちのカードでよかった?」と尋ねる(もとはメインの6人タッグへ出場予定だった)。
ななみは「ちょっと心配ですけど、あーみんがパートナーでなんとか…」と答える。
ここで広田が「裕子にも元気になってもらいたいじゃん。だから、パワーを届けたいから、今日は櫻井裕子ってことでいいですよね」と提案。
宮崎も「裕子って呼ぶね」と呼応。広田は「(ななみに)裕子だと思って。お客さんもせっかくだから裕子だと思ってください」と客席に問いかける。すると、
観客から「ゆーこー!」の声が飛ぶ。
「力を届けないといけないから、パワーを届けてやろうよ。本当、感謝だから、ありがとう」(広田)
「裕子、ありがとう」(宮崎)「ゆうこりんありがとうね。ゆううこりん頑張って」(網倉)と、それぞれ
がななみを櫻井裕子と見立てて、裕子呼ばわりをする。
試合開始。ななみが先発に出ると、いきなり「裕子」コールが爆発。広田が、「裕子さあ、あんたいつも思うけど、宮崎さんとずっと組んでるから調子乗っているよね? 宮崎さんとのタッグで後楽園でタイトルやるよね? 気合入ってんのかよ」と問いかける。
櫻井裕子になりきるななみは「気合入ってます」と返答。「じゃあ、見せてみろよー」とロックアップで組み合うが、ななみが弾き飛ばす。
さらに「裕子行くぞー!」と網倉が飛び出し、ダブルでタックルを敢行。そしてイロトリドリを教え込む。見様見真似で付いていくななみ。最後はワー!プレスから2人でカラーズポーズまで決めた。
続けて、ななみがダイヤル固め。何回転もした後、網倉にタッチ。網倉がアルゼンチンの体勢に持ち上げると、広田は足をバタバタして回避。「ちょっと待て! なんなんだおまえら」と一呼吸置く。
そして、「網倉、お前復帰してやらなければならないと思ってた。それで今日だ。おまえヒザで欠場して辛かったよな。わたしも肩で休んでて欠場辛かったよ。でも、けっこうな大ケガだっただろ。お前の右ヒザ、いまなんぼのもんじゃい?」と問いかける。青木は「最高です!」と即答。広田は右肩を指さし、「見ろ、見るからに最高になってるだろ。おまえのケガした右足、私の右肩、今日はケガしたところで勝負だ!」と
挑発する。
広田が「右からから繰り出される最高のエルボースマッシュ!」とエルボーを決めると、網倉も「右ヒザから繰り出される最高のヒザー!」と、やり返し、ともにエルボースマッシュ、ヒザ打ちの打ち合いが続く。
最後はロープに飛ばしてのヒザを打った網倉が打ち勝って勝利。広田は思わず、「あーみん最高だぜ、復帰してくれてありがとうー!」とハグに持って行く…と見せかけての首固め。網倉はカウント2でなんとか返す。
宮崎が登場。いきなりはずかし固めの体勢も、ななみがカット。宮崎が網倉、ななみとコーナーに振る。
二人まとめての串刺しラリアット。ななみが場外へ。その間に、網倉にはずかし固めを決めたが、ななみがカットに入る。
宮崎はコーナーに網倉を振ったが、はねかえってのタックルを浴びる。今度は網倉が自ら走ってのタックル
を打ち込んだがこれは宮崎も倒れず互角に。宮崎は「待っとけよ!」と自ら走りこんでタックルを決める。網倉は水平チョップ。これに宮崎が「来いー!」と挑発。二発目の水平チョップを自爆させると、DDTからラリアットを決める。これに対して、網倉もローリングダブルチョップからタックルを炸裂させる。ななみへタッチ。ななみがキックを連打。宮崎がラリアットで返す。
宮崎はセカンドロープに上る。ここで広田が「宮崎さん、ずっと思ってました。私にも(裕子ロケット)やってください」と宮崎の前に立つ。手はカンチョーの形をしている。しかし、網倉がカットに入り、宮崎を場外へ落とす。
網倉が広田を場外へ投げようとするも、回転エビで丸め込むと、背後に回り、ボ・ラギノール。網倉がななみに交代。広田も宮崎にスイッチ。
ななみがスタナー。ランニングキック。宮崎が目つきからのラリアットで流れを止める。そして「布持って来いー!」と広田に指示。布を持ち込む。
今回は、なぜかななみの体の上に、広田が寝そべるといういつも違うやり方をする。「今日は皆様に新しいイリュージョンをお見せします」と宮崎は自信ありげ。布を二人の上にかぶせ、音楽が流れると、まず広田の上半身だけ引きずり出し、布から顔を覗かせる。「広田が伸びたー!」というイリュージョンが完成。
すぐさま布を取り、広田を引きずり出し、寝そべったままのななみをフォール。2カウント。
宮崎が広田にタッチすると、トップロープからドラゴンリングイン。「宮崎さんダブルー!」とシーソー式ボ・ラギノールを決める。
広田は「決めるぞ、裕子ー!」と叫んで巴投げからの夜叉ロック。網倉がカット。広田は619からシャイニングウイザードと畳みかけるが2カウント。ななみは背後からスタンディングのスリーパー。続いてロープに磔をしてのタックル、2カウント。
ななみの串刺しタックルをかわした広田はリング中央から、側転してのボ・ラギノール。ななみは場外転落。
広田はななみへトぺを狙うが腰が引っ掛かり失敗。広田もそのまま場外へ。先にリングへ入ったななみはエプロンからのブレーンバスター。網倉がセントーンでアシストしてから、ノーザンライトスープレックスで投げたが2カウント。
網倉&ななみがダブルを狙うと宮崎がダブルラリアットで反撃。宮崎はセカンドロープに上ると、立ち上がってきたななみに裕子ロケットを敢行。ななみの体はさらに立ち上がり始めていた網倉にぶつかる。ななみから網倉へとリレーとなり、串刺しタックルが広田へ命中。
ななみは裕子ロケットのダメージから立ち上がるも、広田がFFDの状態に。ななみもFFDの状態だったため、そのまま覆いかぶさり、3カウント。櫻井裕子に扮したななみが勝利した。勝利した瞬間、網倉は「最高だよー。本当にありがとう、ゆうこりん、いや、ななみ!」とななみの勝利をたたえた。
3、テクニカルwave(15分1本勝負)
◯小林香萌(14分59秒、120%スクールボーイ)狐伯●
狐伯と小林によるシングルという好カードが実現!
まず先に入場の小林はコーナーでTシャツを破り去るパフォーマンス。一央、狐伯はセカンドロープに飛び乗り
ポーズを決めようとするが、珍しく足をすべらせて失敗。
気を取り直して試合開始。狐伯は「よっしゃ行くぞー!」と小気味よく場内を一周。まず、小林が手四つで優位
に立つ。狐伯は腕を取る。小林がヘッドロックからグラウンドへ持ち込むと、狐伯はヘッドシザースで切り返す。
今度は互いにアームホイップ合戦。狐伯はさらにロープを使ってのアームホイップからドロップキック。続けて串刺し低空ドロップキック、ブレーンバスター。2カウント。狐伯がロープに走ろうとした際、小林が髪をつかんで倒すと、「バーカ!」と一喝。続けて、ボディスラムからボディプレス。2カウント。
小林はキャメルクラッチから、その体勢のまま鼻フック。ロープに狐伯が逃れると、ニーを落とす。さらに首投げから低空ドロップキック。そしてセントーンを4連発。さらにロープのリバウンドを使ってダメ押しのセントーンを投下。続けてグラウンドの羽折り固めで狐伯を身動き取れないようにする。
狐伯がロープをつかむと、チョップを背中へ打ち込む。今度は磔に決めてからの鼻フック。小林は「こっちもか?」と反対側コーナーにも磔して鼻フックを決める。
さらに背後からドロップキック。今度は腕固めで、しかも指をつかむと、ひねっていく。このまま腕ひしぎへと移行
したが、狐伯はロープに逃れる。
小林は自らロープへ走ろうとしたが、狐伯は足をさらって、グラウンドへ持ち込み、ネックシザースからドロップキック。スタナー、低空ドロップキックと畳みかける。
狐伯はトップロープにのぼると、小林も迎撃で上っていく。狐伯が上段で耐えると、自らはエプロン側に飛んでのスタナーに切り返す。ミサイルキック、2カウント。
続いて、ともに足の踏み合いは引っ込めあったが、なんとか小林が踏みつけると、狐伯も踏みつけの三倍返し。
狐伯はブレーンバスター。小林もブレーンバスターで投げ返す。
狐伯が再度、投げると、小林も投げ返す。
狐伯がエルボー連打から張り手。小林はフラフラになりながらこらえたが、こらえきれずに倒れこむ。狐伯が起こしに
かかったところを首固めで丸めこむ。2カウントで返すと、今度は目つきからの首固めも2カウント。残り3分。
小林がエビ固めも2カウント。今度はマヒストラル狙いも狐伯が回させず。今度は狐伯がマヒストラル狙いも、今度は
小林が回させず。ここからエビ固め合戦はともに2。狐伯はカサドーラ。ここから互いがフォールの体勢に持って行こうと、
数回、回転しあってのエビ固め合戦となるも決まらず。
狐伯が2段蹴りからのスクールボーイも2。ともに別々のロープに飛び合うも、そこから小林が120%スクールボーイに決めることに成功し、ついに丸め込んで熱戦に終止符を打った。残り1秒でドローという中での勝利となり、小林は「次は3分で決めてやるよ」と宣言し、狐伯は指を突き立てた。
4、チャレンジwave(30分1本勝負)
〇桜花由美&SAKI&世羅りさ(17分38秒、体固め)咲蘭&グリズリー藤滝●&新たなる救世主・松本千穂
※ビッグブーツ。桜花組は3カウント、咲蘭組は2カウントで勝利の特別ルール。
もともと、メインに出場予定だったななみは櫻井の代打で第2試合に回ったため、メインではディアナに修行中である北斗プロレスの松本千穂が急遽、出場となった。髪を紫に染めてイメチェンした咲蘭が先頭、藤滝、松本がバックダンスを務めた。
松本は「新たなる救世主・松本千穂」とコールされた。
一方は桜花、SAKI、世羅の実力派トリオ。カラミネンスポーズを決める二人の背後から桜花も強引にポーズを決めた。
ここでリングアナがルール説明。咲蘭チームは2カウントで勝利できる特別ルールの採用が発表された。「どういうこと?」
(桜花)「聞いてなかった」(SAKI)「無理無理無理」(世羅)とそれぞれが戸惑う。その動揺を見た咲蘭組が突進して奇襲をかける。松本がいきなり桜花にタックルを3連発。いずれも桜花は1で返す。続けてのセントーンも1カウント。
続けて咲蘭組がトレイン攻撃。3人の攻撃を代わる代わる浴びた桜花がリング中央に倒れ、松本がカバーするも1。むせる桜花。今度は、咲蘭が桜花の足を踏みつけ攻撃。さらにジャンプで全体重を乗せる。続けてヘアホイップ狙いも、桜花が「このくそガキー!」と逆にヘアホイップ。さらにコーナーで踏みつけ攻撃。場内はブーイング。「かわいそう」とSAKIが突っ込む。
咲蘭はヘアホイップをやり返すと、同じようにコーナーでヒザを乗せる。さらにドロップキック。藤滝がキャメルクラッチ。咲蘭が鼻フックし「鬼ババア」とアピール。さらに反対側でも同じように見せつける。藤滝がボディプレスも1。松本がタックル。1カウント。
桜花は松本に串刺しブーツを放つと、「誰がババアって言った?」と怒りのランニングキック。怒りの形相で世羅にタッチ。
世羅は咲蘭を捕らえて、逆エビに行くが、藤滝が「離せ、かわいそうだ」とカットに入る。世羅が藤滝を場外へ落とすと、SAKIが松本にカンパーナ。世羅も咲蘭にカンパーナを決める。世羅は松本をコーナーに飛ばし、串刺しタックルを狙うも自爆。松本が
スクールボーイも1。世羅はキックからコーナーニーも自爆。松本の逆さ押さえ込みは1。タックルでカバーも1。咲蘭がドロップキック。1カウント。フォールを返すたびに、あきらめずにフォールにいくが世羅はなんとか1でクリア。最後はSAKIがカットに入る。カラミネンスはトレイン連携狙うも咲蘭が身をかわしてSAKIを回転エビ。1カウント。SAKI、世羅が交互にコーナーニーを
決めるも2カウント。SAKIが咲蘭にブレーンバスター狙いもなんとか耐えて回避。咲蘭はSAKIの足を踏みつけると、今度はクリストに捕らえる。ロープに逃れたSAKIへ背後からドロップキック。フットスタンプを投下するも1。藤滝がSAKIへ串刺しタックル。
さらにコーナーに追い詰めての顔面かきむしり。10分経過。
アイアンクローから大外刈りも1カウント。SAKIは回転エビで切り返したが、2カウント。続けてブレーンバスターを狙ったが藤滝が腰を落として投げさせず。
エルボー合戦から、SAKIがビッグブーツ、藤滝はエルボー。SAKIが再度、ビッグブーツも藤滝はエルボーを打ち返す。
藤滝がエルボーを連打。さらにタックルを決める。1カウント。しかし、ボディプレスは失敗。
SAKIのランニングニーは2カウント。桜花と藤滝へ。桜花が背後からビッグブーツ。2カウント。藤滝がラリアットを放つも1。
さらにタックルからフォールに行くも1カウント。世羅が「桜花、もっとけよー」と羽交い絞めにする。藤滝はかわしたが、一瞬、世羅は躊躇しつつも、桜花にエルボーを放つ。今度は、SAKIが「持っててくださいよー」とアピールしてからのビッグブーツ。これも藤滝はかわすと、一瞬、躊躇したものの、桜花にビッグブーツをぶっ放す。
松本がエルボーをSAKIに連打し、場外へ落とすと、桜花に照準を絞り、松本のボディスラムから咲蘭がフットスタンプ。藤滝のコーナースプラッシュと畳みかけたが桜花はカウント1でクリア。
ここで世羅がヒザ打ちからSAKIがビッグブーツでアシストに入り藤滝へ攻撃する。息を吹き返した桜花が藤滝にかかと落としも2カウント。桜花組が咲蘭組を一人づつ捕らえて、それぞれが別々のコーナーからコーナー爆弾。攻撃権のある桜花はコーナーエルボーを藤滝に落としたが2で返す。桜花はヒザ打ちを連打も藤滝がラリアットで切り返す。1カウント。
桜花はビッグブーツ。ここでSAKI、世羅に「しっかり押さえとけよ」とアピールしてから、藤滝へ顔面を突き上げ式のキックを見舞い、さらに走りこんでのビッグブーツで止めを刺し、3カウントを奪った。
試合後、マイクを握った桜花だが、声がかすれて出ず。どこからか「何を言ってるのかわからない」という声が飛ぶ。
「今、何言ってるのかわからないって言っただろ、それって悪口って言うの。本当に、喉枯れちゃったよー」。セコンドが水を与えると、のどをうるおす。
桜花「2人がちゃんと押さえないから、声がこんななっちゃたよ」
SAKI「私たち最後はしっかり押さえていたんですけど、押さえてなかったのは桜花さんです」
世羅「たしかにー」
桜花「(むせながら)まあいい。今日はご来場誠にありがとうございます。次回アミスタ大会は3月16日、その日のカード決まりました。
カラーズの清水ひかり対wave5人の5人がけ。清水引退の日ですが、そのあとカラーズで引退だよね。引退の日なんですが、wave5人とシングルマッチしてもらおうと思います。もちろん、カラーズは大会あるけど、メンバー全員来ますよね。応援来ますよね」
SAKI「調整します」
桜花「コラコラ! 来てくれるかな」
SAKI&網倉「いいともー」
桜花「はい、3月16日は清水ひかりとwaveの5人掛けとなります。アミスタ大会は3月16日移行ちょっと変えてみようかなって。今日も櫻井は欠場になってカードは急に変更になりました。でも、発表しても変更になってもみなさん、楽しかったですよね。カード変更になってもみなさん楽しんでくれるということは、これ、カード発表しなくてもよいかなって(客席どよめく)。でも参戦選手は発表する。だれだれが今日、体調悪くなって欠場になりますってカード変更になったとき、リリースしてHPアップしてって面倒くさいじゃん。大会の日、
バタバタするのは面倒くさいので、4月移行はタイトル帰るんですよ。『イッツwave』というタイトルにして、参戦選手だけ発表します。
カードは当日発表。これで欠場者出ても当日、変更することはなーいー(ドヤ顔)」。
あわてて広田がマイクを持つ。
広田「きょうはたまたま欠場ということであって、それが面倒くさいからカードを明かさないということでは…それが大々的に出ちゃっているから今。ちゃんと訂正して、どういう趣旨でやっていきたいということを、ちゃんと伝えて。お客さんにわかりやすいように趣旨を伝えて。
面倒くさいというのが大々的に出ちゃっているので」
桜花は苦笑い。
二上会長「あのー、全然面倒くさいとかないからね。お前、本当に謝れ(笑)、ボケー。ちゃうわー。アミスタ、新宿フェイス、板橋がはいりまして、関東でたぶん、月3大会やるんですよ。1つくらいは遊び心を入れていいんじゃないかという趣旨でやるんで、面倒くさいからじゃないですよー。違いますよー。なんなら、朝からSAKIちゃんと私だけですよ、手間をかけていたの。あんた車運転してたやん。車運転してるからって」
桜花「はい、気を取り直して(観客・笑)、6日後、wave後楽園やってまいります。狐伯のパートナー、いつ発表するの? みんなもやもやしてるよ」
狐伯「狐伯のパートナー。宮崎さんと裕子のキャプテンアームストロングとのタイトルマッチ。自分のパートナーは!」
ここで宮崎&ななみがエプロンに立つ。観客から「ゆうこー」の声。
狐伯「は、え? 私のパートナーは、私のパートナーは! 後ほど発表(えーっという声)。本日中に発表します。ユーチューブ? 後で発表にしましょうか」
二上会長「どいつもこいつも~」
狐伯「まだ発表できません。たぶん、今日中に発表します。段取り通りにいけば今日のユーチューブで発表します。(ななみに)わかったか裕子。おまえ覚悟しとけよ」
桜花「狐伯のパートナーが決まれば全試合決まります。みなさんチケット持ってますか。うわっ! 持ってないし。今日、GAMIさん売ってるから、買って帰ってよ。(「もっとやさしく」の声)6日後、wave、みなさんぜひぜひ買って行っていただければ。よろしくお願いします。皆さんの力が必要です。1人3枚、買っていただければ増えるかなと思います。3月2日、11時半からぜひお越しください」
桜花が「最後にwaveの選手上がってください」と言うと、広田は「面倒くさいから」とさっそくこのフレーズを使い、リング下から「これがwaveだー!」をおこない締めとなった。