2025.04.20

『ITABASHI SURPRISE Apr.25』

■チャレンジwave(15分1本勝負)
青木いつ希(12分58秒、体固め)郷田明日香
※ダイビング・ボディプレス。


 4月1日付けでwave所属となった郷田明日香が青木とのシングル対決。まずは
郷田が「よろしくお願いしまーす!」と先に絶叫して握手を求めるも、青木が「本当にそれで良いと思っているのか」と前置きしたうえで、「よろしくお願いしまーす!」と倍返し。ゴングとともに青木は「よっしゃー行くぞ、いたばしー!」と絶叫。場内はwave入りを歓迎するかのように「アスカ」コールが後押し。ロックアップでスタート。
 郷田が押し込む。青木がヘッドロック。郷田がタックルをぶちかまし。青木は倒れず「もう一回!」と促すと、自ら走ってタックルをぶちかますも互角。青木は「お前が来い!」と指示を送ると、郷田はもう一度、タックルへ。青木は倒れず。「もう一回来い!」と挑発すると、郷田はタックル3連発。青木は何とか踏ん張るも、ロープにもたれかかる。「わかった、倒してみろ。もう一回来いー!」と何度も檄を飛ばすと、郷
田がそれに呼応するように、自らロープへ走る。しかし戻ってきたところ、青木がカニ挟みで倒して、低空ドロップキックを打つ。これには場内がブーイング。それでも意に介さず、「痛いだろー!」と顔面に体重を乗せて踏みつける。
 青木は首投げからキャメルクラッチへ。さんざん締め上げてから、「声で負けないんじゃなかったのかー」と背中をストンピング。郷田がエルボーを打ち返すも、「まだだ、おい!」とストンピングを放つ。コーナーで踏みつけ「声でも勢いでも負けないんじゃないのか!」と挑発する。
 郷田は立ち上がると、エルボーを5連打。これに対して、青木は振りかぶってのエルボーで郷田を圧倒。「どうした、来い!」と前に出ると郷田はエルボーを連発。青木はストンピングから串刺しエルボーに持ち込もうとするが、郷田がこれをすかすと串刺しラリアット。さらにタックルでついに青木を倒す。
 ここから逆エビ固めに取る。青木は必死にロープへ。
 今度は、磔に固めると、背中への背面タックルを2連発。続けて正面からタックル。
ボディプレスを投下するが、2カウント。青木はエルボーをのけると、トラースキック。
フェースバスターからボディプレス。2カウント。青木はエルボーを打ち込むと、郷田も打ち返す。ここからエルボーの打ち合いとなり、青木は「胸を張れ!」と気合を込める。
青木のエルボーに再三、倒れながらも立ち上がり、エルボーを何発も打ち込んでいく。
青木が片ヒザをつく。お返しとばかりに、リストロック式にエルボー3連発。2カウント。
 青木が「終わりだー!」とバックを取るも、郷田が耐える。体勢を入れ替えて、スピア
ーを放つも2カウント。
 郷田はアイアンクローで締め上げ、大外刈りの要領で足をかけて落とす。これに対し
て青木もエルボー。走り込むが、郷田がバックフリップに捕らえる。2カウント。
 今度はダブルアームスープレックスの体勢。青木がこらえると、エルボーを打ち込む。
郷田が突進すると、青木がDDT。
 さらに背後へのランニングニー。2カウント。串刺しラリアットを打ち込んでから、
「つぶれろー」と叫んでセカンドロープからのボディプレス。これが決め手となった。
 
■スクランブルwave(15分3本勝負)
チェリー(1-1)櫻井裕子
①〈戦隊モノルール〉櫻井(3分31秒、スクールボーイ)チェリー
②〈通常ルール〉チェリー(9分9秒、春夜恋)櫻井裕子
③〈2カウントフォールルール〉(時間切れ引き分け) 
※タイムはマラソンタイム。各勝負ごとに別々のルールを採用。戦隊モノルール=技の名前を言ってからでしかフォールできない特殊ルール。


 この試合は、15分3本勝負で、3本それぞれに特別ルールが採用される。まずは封筒に入った5種類ルールが用意され、レフェリーがこれを引いてそれぞれのルールが決められる。
 そのルールは通常のプロレスルールに始まり、ギブアップかKOのみの「RIZIN」ルール、2カウントフォールルール、技を言ってからでないと、フォールが認められない「戦隊モノ」ルール、「オンリーギブアップ」ルールから決定する。
 1本目、くじ引きで「戦隊モノ」ルールと決定。櫻井の握手をチェリーが振り払う。試合開始、「裕子」コールに包まれると、チェリーは自ら手拍子で音頭を取り、「チェリー」コールが交差。
チェリーは「レベル50歳、魂の力比べ」と手四つを申し入れる。櫻井も「レベル33歳、その力比べ受けて立つ」と真っ向勝負。チェリーは足を踏んづけると、「これが年の功だー」と居直る。
続いて「腕を折っちゃうぞー!」と腕を取る。櫻井が外したものの、もう一度、「月に代わって腕を折っちゃうぞー!」とまたも腕を取る。櫻井は腕を取り返すも、「むずい…」と技のネーミングが思い浮かばず。「年の功を見せたるわー」と得意げなチェリーが「頭勝ち割ったるチェリ
レンジャー」とヘッドロック。
 ここからそれぞれ足を取りに行くも、ともに決まらず。チェリーが「サクレンジャー、なかなかやるな」と言えば、櫻井も「チェリレンジャーもやるな」と返す。
 チェリーが「ここは正々堂々よろしく」と握手に行くが、またも足を踏みに行く。これに対して櫻井が「渾身のタックル」とタックルを打ち込んでから、「食らえ、63キロ!」とボディプレス。
カウント2で返されると、「行くぞ、天まで駆け抜けるブレンバスター!」とブレンバスターで投げようとしたが、チェリーがこらえると、「ヤングパンチ」「ヤングキック」「ヤングネックブリーカー」をそれぞれ決める。そのままカバーに行くが、レフェリーが「ヤングじゃない!」とカウントを入れず。チェリーがレフェリーに「なんでだよ」と抗議。この間に後ろから「スクールボーイ」で丸め込むと、3カウント! まずは櫻井が1本を先取した。
  2本目は、くじ引きの結果、普通のプロレスルール。この結果に観客からはブーイングも飛び出す。まずチェリーが腕で足をすくうと、変形の足4の字に捕らえる。「おい、裕子、足がいてえか」と言いながら締め上げる。技を解くと、低空ドロップキックから逆片エビへ。なんとか櫻井はにじり寄ってロープへ。
 「おい、裕子、足がいてえか」とロープに振ろうとするが、櫻井が体を入れ替え、コブラツイストに取る。チェリーは耐え抜いてロープへ逃れる。
 櫻井は「今度こそ行くぞ、ブレンバスター!」と宣言。しかしまたも持ち上がらず。チェリーがまたしても「ヤングパンチ」「ヤングキック」「ヤングネックブリーカー」と宣言しながら放つも、カウント2。レフェリーに抗議している間に、またも櫻井がスクールボーイで丸め込んだが2。
 櫻井は串刺しエルボーからタックルを5連発。ボディプレスからフォールも2。リバースドラゴンスリーパーからファイナルカットも2。
 続けて、エルボーの連打からブレンバスター。櫻井が突進するも、チェリーがすかす。ロープの反動で返ってきたところを四つん這いの体勢で櫻井をよろめかせると、そのまま春夜恋に捕らえる。これで3カウントが入り、1対1のイーブンとなる。
 3本目。くじ引きにより、2カウントフォールルール。ゴングと同時に、チェリーが丸め込みを連発するが、いずれも1。櫻井もスクールボーイ。これも1。櫻井はコーナーに押し込んで踏みつけていく。レフェリーが反則カウントを取ると、チェリーは「反則カウントも1じゃないの?」ともがきながらクレームを入れる。
 櫻井は串刺しエルボーからタックルも1。リバースドラゴンスリーパーに捕らえたがロープ。ランニング式のビッグブーツ。ボディスラムで投げてからコーナーへ上る。
 チェリーがロープ最上段を揺らし、櫻井がバランスを崩すとデッドリードライブで投げる。ここから「どっこいしょ」を決めたが1。続けて丸め込んだが、櫻井も丸め込み返す。このままエビ固め合戦の攻防となったが、いずれも1。
 さらにこの後も、エビ固め合戦が続いたが、1でどちらも返す。エルボーの打ち合いから櫻井がパワースラム。またも丸め込み合いに突入したが、どちらも1で返し合う。両者立ち上がると、チェリーがレフェリーの手を取り、クロスライン。ここからエビ固め合戦もいずれも1。残り30秒。ようやく1カウントのラリーが終わる。
 2カウントフォールをあきらめたチェリーは足4の字。櫻井が反転する。チェリーがもう一度反転したところでついにマラソンタイムによる15分経過となり、時間切れのドローとなった。
チェリーが「次はRIZINルールだ」と要求すると、櫻井も「望むところだ」と返した。

■ 方言彼女wave〜愛知vs北関東〜(20分1本勝負)
⚪︎桜花由美&咲蘭(18分45秒、体固め)本間多恵&シン・広田さくら⚫︎
※ビッグブーツ。


 「方言彼女wave〜愛知vs北関東〜」というタイトル通り、方言が飛び交う試合となるのか? 愛知側は広田&本間、北関東は茨木出身の桜花と埼玉出身の咲蘭となる。
 いつものように咲蘭の入場ダンス。桜花は少し遅れて登場し、併せてダンスを披露。「ジンセイサンブンノイチ」が久々のタッグ結成となった。いっぽう、広田はいつものように生歌で登場。しかし、マイクから
声が出ないというハプニング。リングアナがあわてて、もう一本のマイクを手渡し、ようやく歌声が館内に響き始める。本間もそのあとに続く。しかし、リングインして、歌の最後に合わせて広田がポーズを決めるが、本間はロープに乗って観客へピールしており、バラバラの状態で息が合わず。
 「方言彼女wave」のタイトルとあって、広田が方言丸出しでまくしたてる。
広田「最初から謝らなあかんで。マイクも入らんし。今日は歌わんで、本間の曲にしようって言っとったのに、(広田の曲で)びっくりしたわ、もう。裏ですごかったでー。でらビビったで。なんでそれ、マイク
ならんかったの?」
野中リングアナ「原因不明で…」
広田「(本間に向かって)一番締めるときに、あんたなんで客席にポーズ取っとるの?」
本間「チャンピオンがセンター取らんと。ごめんて、ごめんて」
広田「あんたらなにさっきから黙っとるの? ウチらばからしゃべっとるわ」
桜花「方言はないの」
広田「(試合前の)売店のときからもう(方言)出しとったの、私ら。(レフェリーに)どこ? 大阪?方言は?」
秀美「言わんでもいいやんかー」
広田「おもろい(笑)。ずるい、かわいくて。はい、試合やろやろ」
 と、試合前から方言が飛び交うも、ようやく試合がスタート。
 桜花は「やりづらいなー」とつぶやく。いっぽう、広田と本間は「あんたが出やー」「あんたやろ」と先発をどうするか揉める。結局、広田が先発。
広田「(咲蘭に)しゃべらんで、やる気ないんかー。普段からしゃべらないけど、こんなん、いい迷惑と思っとるんか。ウチらめちゃめちゃしゃべるで。あんた、どこ?」
咲蘭「埼玉…」と言いながら、手四つ合戦へ。背後から本間がカット。ダブルの状況に広田が「なにするん?」と問いかけながらロープに振り、ひとまず、ダブルでのキック。
広田「よっしゃ、(コーナーに)のぼりゃー」
本間「あたし持っとるから、あんたのぼりゃー」
広田「いつも上っとるで、あんたがのぼりゃー」
と内輪もめしている間に、桜花がカットに入る。本間と広田をコーナーへ押し込んで桜花&咲蘭がトレイン攻撃に出る。
 先頭で技を受け続けていた広田が、「私だけが痛りゃー…」と悶絶。
 続けて、桜花のホイップによる咲蘭のフットスタンプはカウント2。咲蘭は広田の手を踏みつけ、両足でジャンプして全体重を乗せる。「まだまだ行くぞー」と咲蘭がエプロンに出て、尻餅をつく。続けて低空ドロップキックを打ち込むも2。
 これに対して、広田はフェースバスターからプロレスLOVEポーズ。「そのままねときゃー」と高田純次攻撃。しかしフィニッシュで剣山を食らう。ここで「まさかー。見破りゃれたわー。お前が代わりにやる
っていうのかー」と問いかける。
 咲蘭は「なんですか、これ?」と桜花に尋ねる。
広田「なにがわからんの? なにしとるん。いま高田純次のやるで。しっとーで?」
咲蘭「まだ生きてますか?」
広田「生きとーわ。しつれいーやわ。いま『じゅん散歩』とかやっとるわ」
桜花「あの怖いやつの人?」
広田「それは稲川淳二やろーが(怒)。『じゅん散歩』しっとるやろ? 『元気が出るTV』とか。知っとるやろ?(咲蘭「さあ…」)なんで知らんの?」
咲蘭「おばさんだからじゃないですか?」
広田&本間&桜花「なにー!」
 この一言で桜花も含めて3人で咲蘭をストンピング。さらには3人でトレイン攻撃。桜花の串刺しブーツはかろうじて、咲蘭がかわして空振りに。
咲蘭「なんで?」
桜花「ごめんなさい」
 気を取り直して、桜花&咲蘭がダブルのブレンバスター狙い。これを広田がダブルDDTで返す。四つん這い姿となった桜花&咲蘭の背後から、ダブルカンチョー狙いも、直前で思いとどまり、「あんた何歳?」と咲蘭に尋ねる。
咲蘭「16です」
広田「こりゃーできんわ」
 躊躇している間に、咲蘭が低空ドロップキックから「このババア!」と叫んでのボディスラム。
 広田は咲蘭の腕を取ると、ロープ渡り。「今日すごいの見せるよ」と予告すると、ロープジャンプからのアームホイップ。
本間が「どえりゃー、すごいわ」と感心しながら飛び出し、低空ドロップキックからジャベに捕らえる。咲蘭の上半身を固めて下半身はガラ空き。本間は「チャンスチャンス!」と広田へカンチョーの指示。
広田「できんわ、未成年だから。できねーわたし」
本間「試合だからやりぃー」
広田「あんたがやりゃーいいわ」
 とまたも内輪揉め。
 咲蘭が「てめえら、しっかりしろクソババア!」とまたも禁句を発すると、広田&本間が怒り、ダブルのフェースバスターからダブルプロレスLOVEポーズ。
 本間が広田へ「あんた何しに出てきたん?」とツッコむ。
 咲蘭が本間にエルボーを連打。背後から「このババア」と言いながらスリーパー。これを振り切った本間が「今日から39やー」と言いながら鼻フックで反撃する。
 咲蘭はカサドーラ式フットスタンプも2。続いて、桜花が串刺し式ビッグブーツ。「ロープだて」と本間がアピールするも、桜花は気にせずランニング式ブーツと畳みかける。2カウント。
 本間はコードブレーカーでやり返すと、桜花も抱え上げてのスタンガン。さらに本間の背後からビッグブーツ。咲蘭も619でアシスト。正面からのビッグブーツはカウント2。
 本間は桜花の背後に回ると、裏アキレス腱固めに取る。ロープに逃れると、広田が小さく側転してのボ・ラギノール。さらに本間を呼びこむと、シーソー式ボ・ラギノール。今度は入れ替えて、広田がジャンプしてのシーソー式を狙うが桜花がかわして失敗。
広田「なんでー」本間「あんたが飛べばいいだけやろ」と何度目かとなる内輪もめ。広田がシーソーもへったくれもなく、強引に桜花へそのままボ・ラギノール。桜花が場外エスケープ。ここで広田はプランチャを成功させる。これには本間も「でらすげーマジで」と感動。
 リング内は桜花と広田。場外から本間が「決めれ決めれ!」と檄を飛ばす。広田はセカンドロープを駆使してのロケットカンチョー。
これを連発させる。
 さらに回転エビで丸め込もうとするが、桜花がこらえる。ここに下からのカンチョーで突き上げてフォールも2カウント。今度はヘナーら狙いに行くが、桜花も背後に回ってバックの取り合いに。この状態がしばらく続き、本間も「はよ決めれい」とシビレを切らす。
 広田は桜花の正面に立つ。
広田「あんたさっきから何にもしゃべっとらんがー」
桜花「方言ないんだって」
広田「なんかさがしゃー。あるでしょ」
桜花「(しばらく考えて)このちくらっぽが!」 
広田「ちくらっぽって何? 知ってる?」
咲蘭「初めて聞きました」
桜花「うそつきのこと!」
広田「そんなん、言わんよね? あんたんとこは?」
咲蘭「自分とこは『うそつき』です」
広田「ほれみー」
 ここで、広田&本間がクロスラインを狙ったが、桜花はかいくぐり、「このこじゃっぺーがー!」とダブルフェースバスターを決める。
広田と本間は「こじゃっぺって何?」と顔を合わせる。桜花はチョークスラムから、咲蘭を肩口に立たせて合体式フットスタンプ。ネッ
クハンギングボムはウラカンに返されるも、カウンターのビッグブーツ。咲蘭がダイビングフットスタンプを降下させて、桜花がダメ押しのビッグブーツで3カウントを決めた。
 本間が「ごじゃっぺって何?」と謎解きがされないまま、方言waveの幕を閉じた。

■Future wave(20分1本勝負)
⚪︎愛海&YUNA(14分38秒、片エビ固め)狐伯&炎華⚫︎
※ダイビングフォー!プレス!。

 セミはwave対仙女による対抗戦。先発は炎華とYUNA。グラウンドの攻防から、炎華が低空ドロップキック。YUNAがアームホイップ。
炎華もアームホイップでお返し。ドロップキックは両者相打ちと全く互角の攻防を見せる。
 続いて、狐伯と愛海。愛海がドロップキックを打つと、狐伯もドロップキックで返す。
 狐伯のドロップキックをすかして愛海がマウントパンチ。狐伯は足を取り、低空DDTからロケットキック。さらに足をすくってキャメルクラッチ。炎華がロープを往復してのドロップキック。炎華がロープに振るも愛海のフライングクロスチョップを浴びる。
 続いて、YUNAが炎華にエルボーからドロップキック。低空ドロップキック。ワキ固めに捕らえるもロープ。炎華もドロップキックで返す。狐伯が低空ドロップキックからスタナー。カットに来た愛海にもアームホイップ。
 狐伯の突進をYUNAは低空ドロップキックで返すと、ドロップキック3連発。狐伯は倒れず吠えまくる。YUNAがエルボーを連打し、さらに低空ドロップキックを連発。続けてのミサイルキックは自爆。
 狐伯が逆エビに捕らえる。すぐさま、愛海がカットに入ろうとするが、炎華がドロップキックでカット。YUNAがロープに手を伸ばす。
YUNAと炎華。YUNAがエルボー。炎華もエルボーでお返し。ここからエルボー合戦となる。反対側では狐伯と愛海もエルボー合戦。炎華がYUNAにエルボーを連打。ドロップキック合戦から炎華がSTFに決める。愛海がカット。その愛海に対して、狐伯がスワンダイブのドロップキックでカットに入る。
 炎華がYUNAにスペースローリングエルボーからドロップキック。炎華のエルボーをYUNAがワキ固めに捕らえる。ロープブレイク。YUNAがボディスラム。セカンドロープからのミサイルキック。
 愛海もミサイルキックで続く。さらに低空ドロップキックから炎華の背後へランニングニーを打ち込む。
 自らロープへ走ろうとするが、炎華が足にしがみつく。愛海がストンピング。エルボーを打ち込み、突進したが、炎華がセカンドロープからティヘラ。2カウント。愛海がエルボーからシャイニングウイザード。狐伯がカット。炎華がカサドーラ、ここからエビ合戦へ。いずれも2カウント。
 炎華&狐伯が愛海にクロスラインを狙ったが、かわされる。YUNAも飛び出し、愛海とダブルのドロップキック。炎華が愛海をジャパニーズレッグロールで固めたが2カウント。
 愛海はジャンピングニー。さらにダブルリストアームサルトも2。ここで一気にトップロープへ上がり、ダイビングフォー!プレス!を決めて3カウント。ハイスピーディーな攻防にピリオドを打った。

■プレミアム・デンジャラスwave(30分1本勝負) 
田中将斗(17分28秒、片エビ固め)宮崎有妃
※スライディングD。ハードコアルールを採用。


 宮崎はハードコア仕様のコスチュームで登場。ハードコアOKとなっているこの会場では宮崎のハードコアはもはや恒例となっている。
 田中の入場と同時に、いきなり宮崎が突っかかる。場外へもつれ合い、宮崎がテーブルを投げつける。イスで殴打し合うが、田中が打ち勝つ。
さらに、背中へ強烈なイス攻撃。田中が「オラ、入れよ」とリングに入れる。リング上でも背中へイスを叩きつける。
 宮崎はエルボーを連打すると、タックルで吹っ飛ばす。続いて、ラダーを持ち出し、田中をその間に組み入れ、コーナーに固定。そのラダーをイスで殴打。ガシャーンと言う金属音がこだまする。今度はトップロープへ。田中が迎撃すると、スタナーでエプロンへ落とす。さらにエプロンの宮崎へラリアット。ここからエプロンの攻防へ移行する。急所打ちで難を逃れた宮崎が直伝デスバレーボム。場外に出た田中を追いかけ、イス攻撃。
 場外乱闘から、田中がイスを奪い取り、3度目の背中への痛打。そして机を横に並べると、宮崎を寝かせる。トップロープに上ると、最上段からの場外ボディプレス。机が真っ二つに割れる。その机の破片で額へ突き刺す。もう一片も机からはがすと、またもその破片で額へ押し込み、突きまくる。宮崎は額からついに出血。
 リングへ押し込むと、イスを中央に置く。その上に足で顔面を押し込み、さらにイスの上へボディスラム。背中へのストンピングから、ボディスラム狙い。宮崎が踏ん張ると、田中を逆にボディスラムで投げた。
 それでも、田中がダイレクトにイスを投げつけ、動きを止める。額へのパンチから、「立て!」とアピール。もう一発パンチを打ち込む。足で顔面を踏みつけると、「オラ、立ってこい、やりか返してみろ!」と檄を飛ばして、踏みつける。宮崎が立ち上がり、チョップを連打。田中もチョップで打ち返す。
 田中が机の破片で殴りかかろうとするも、宮崎が取り上げ、田中へ叩き込む。その数、5連発。さらにブレンバスターで投げる。
 続いて、串刺しラリアット。コーナーへ田中を宙づりにすると、顔面の前にイスを立てかける。そのイスめがけてラダーを投げつける。再びガシャーンという金属音が鳴り響いた。
 10分経過。
 続けて宮崎はラリアット。2カウント。さらにバックに回る。田中もバックを取ろうとすると、宮崎が腰を落とす。すると、田中はなんと胸を
もむ。まさかのセクハラ攻撃だったが、DDTからの串刺しラリアット。コーナーに、宮崎を座らせると、トップロープから雪崩式ブレンバスタ
ー。ここで「スーパーフライ!」と宣言すると、スーパーフライを急降下させるが、間一髪、宮崎がヒザを立てる。
 今度は宮崎がトップロープへ。ムーンサルトを狙ったが、剣山で阻止される。今度はラリアットの相打ち。ここから宮崎がラリアット。立て
続けに直伝デスバレーボムを決めたが、2カウント。ラダーをリングへ立てかけ、固定すると、その上に上っていく。田中が迎撃で股の下に両腕
をもぐらせると、投げ捨てパワーボム。再び「スーパーフライ」宣言。ラダーの上に上っていくが、宮崎がイスを投げつけて阻止する。
 動きの止まった田中に、宮崎はラダー上からのブレンバスターを決める。さらにイスを田中の体に置くとムーンサルトを投下する。今度は見事
決まったものの、2カウント。囲碁版を取り出すも、田中が反撃に移り、エルボー合戦。そんな中、田中がラリアットを放つと、宮崎は碁盤の上
に倒れ込む。正面からのエルボー。ヘッドバットからもう一度、エルボーを打ち込む。2カウント。ここでスライディングDを決めてついに宮崎
が力尽きて、決着となった。
 
 田中がマイクを握り、宮崎へメッセージ。
「初対決でやってみて、すごい楽しかったよ。女じゃねえよな。まだまだできるのにもうすぐ引退するんやてな。一回、その前にシングルやれて
よかったよ。引退までケガしないで突っ走ってください。今日はありがとうございました」

 田中がリングを降りると、今度はバースデーソングが鳴り響く。
 試合の日である、4月20日が誕生日の本間と、19日が誕生日のYUNAのケーキが用意され、顔面ケーキの祝福となった。
本間「今日で39歳になりました。waveさんのベルト第39代として巻いております。39歳、39代のまま引退する気満々なので最後までよろしくお願いします!」
YUNA「昨日、誕生日だったんですけど、ありがとうございます。初めて顔にケーキ食らいました。waveさん、久々の参戦でしたけど、新たな思い出ができてうれしかったです。またこれからもよろしくお願いします!」

 最後は誕生日を迎えた二人による「これがwaveだ!」で締めくくりとなった。