2021.12.11

「YOKOHAMA WAVE~JAN21~」

◎オープニング
プロレスリングwaveが2021年最終戦を横浜ラジアントホールにて開催。大会に先立ち選手入場式がおこなわれ、今年のNEXT優勝者で、今大会で野崎渚が持つレジーナに初挑戦する青木いつ希が挨拶をおこなった。

青木「(地声で)みなさーん、こんばんはー! マイクを使わせてもらいます。えー、NEXTトーナメント2021覇者の青木いつ希です!! 本日waveさん、年内最終戦、メインでこのレジーナに青木が挑戦します。緊張してるけど、私は野崎さんにCatch the WAVEで負けていないので、今日勝つ自信はメチャクチャあります! 私の勢いのある当たって砕ける時代は今日で終わりです。今日、最後、締めるのは青木いつ希です。よろしくお願いしまーす!」
1、YOKOHAMA・Future wave(15分1本勝負)
△清水ひかり&梅咲遥(時間切れ引き分け)笹村あやめ&大空ちえ△

2021年内最終戦は、清水ひかり&梅咲遥vs笹村あやめ&大空ちえのタッグマッチでスタート。4選手がクリーンな握手をかわし、ゴングとなる。

まずは梅咲と大空が対峙。大空が小刻みエルボーからヘアーホイップ。梅咲も「ナメんじゃねーぞ!」と同じ技で返していく。ドロップキックはカウント2。大空もドロップキックで応戦し、笹村と交代。
笹村はふりかぶってのフォアアームを連発。梅咲もやり返すと、笹村はさらにバックエルボーでやり返す。

タッチを受けた大空がロープを使ったパロスペシャル。張り付けドロップキックから拝み渡りへ。そしてアームホイップ。これはカウント2。

梅咲もネックブリーカードロップを放って形勢逆転。弓矢固めへ。耐えられると、ボディースラムで叩きつける梅咲。これはカウント2。
清水が出て行き大空にストンピング。フライングメイヤーからのサッカーボールキックをお見舞いする。カウント2。ボディースラムで叩きつける。これもカウント2。タッチを受けた梅咲もボディースラムで叩きつけ、逆エビ固めへ。

耐えられると再び清水が出て行く。ロープに飛ばそうとしたが、大空がスクールボーイで切り返し、ようやく笹村と交代。

笹村はショルダータックル、ブロンコバスター、低空ドロップキックと猛攻。続くボディースラムは清水が着地。逆に清水がティヘラ、PKF、PKにつなげる。笹村もブレーンバスターでやり返し、カウント2。バックを取るも、清水がカサドーラからのフットスタンプを放って、梅咲にタッチ。
梅咲は笹村にドロップキックを連発していく。キックアウトされると今度はエルボー合戦となる。走る梅咲だったが、笹村がカウンターのボディースラム。大空も加わりダブルのドロップキックを梅咲にサク裂させる。

再び笹村と梅咲がフォアアーム合戦。そこから笹村がロープに走るも、梅咲がドロップキック。笹村も追走式でショルダータックルを放てば、梅咲もドロップキックで応戦。すぐさま笹村が投げっぱなしジャーマンを放ったところで残り5分のコール。

交代した大空が梅咲にジャンピング・ショルダー3連発。ブラ下がり腕十字へ。耐えられるとセカンドロープからのドロップキック。そしてワキ固めへ。
耐えた梅咲が清水との連係で流れを変える。ミサイルキックでカウント2。清水と交代。

清水がサッカーボールキックの連発で追い打ちをかける。カウント2。読み合いの攻防から大空がジャンピング・ショルダー。カウント2。フィッシャーマンSHを狙うが、清水も耐える。ならばと大空がヒザ十字へ。なんとか清水が自力でロープ。

追撃に走る大空に、清水がカウンターのトラースキック。すぐさま清水&梅咲でダブルのクローズラインを狙うが、大空がかわして逆に笹村とダブルのドロップキックを決める。そこから笹村が大外刈り。大空がフィッシャーマンSHにつなげる。これは梅咲のカットが間に合いカウント2。

今度は梅咲が大空にキューティースペシャル、すぐさま清水が仕留めにかかるが、大空が首固め、回転エビ固め、オクラホマロールに切り返す。このピンチをしのいだ清水がPKFで反撃にかかったところで時間切れを迎えた。
2、YOKOHAMA・パワーwave(15分1本勝負)
○優宇(7分42秒、体固め)櫻井裕子●
※ダイビング・ボディープレス


当初、アクトレスガールズの三浦亜美がラインアップされていたが、昼におこなわれたアクトレス新木場大会後に目眩の症状が見られたため、急きょ櫻井裕子が代打出場。優宇とは初シングル戦となる。

開始と同時に櫻井がショルダータックルで飛び込むが、優宇は倒れない。何度もトライする櫻井だったが、受け止めた優宇が逆にお見舞い。そして「はじめまして!」と逆水平チョップを叩き込む。
優宇は巴投げからの腕十字の体勢。クラッチが切れたと同時に櫻井がロープに逃れる。すぐさま優宇は腕へのセントーンをお見舞い。カウント2。ロープに飛ばして、旋回式サイドバスター。続くセントーンは櫻井が寸前でかわし、ドロップキック。

さらに櫻井はドロップキック3連発を放つが倒れない優宇。ならばと櫻井は4発目をヒザに命中させる。優宇が倒れ込むとボディープレスを投下。さらにフォアアームを放って行く櫻井。

受け止めた優宇は逆水平チョップでやり返す。櫻井も逆水平チョップでやり返すが、優宇がさらに強烈な逆水平チョップ。再び櫻井はフォアアームを連発していく。
ならばと優宇が逆水平チョップを放って串刺しラリアット、キャノンボール。これを寸前でかわした櫻井が串刺しバックエルボー2連発。ショルダータックルをお見舞いする。キックアウトされるとコブラツイストを狙うが、払い落とす優宇。すぐさま櫻井はドロップキックで追い打ちをかける。

一方、優宇もラリアットで飛び込んで行く。かわした櫻井がコブラツイストへ。耐えられるとスリーパーに移行。このピンチをしのいだ優宇がジョン・ウー、そしてキャノンボールを敢行。キックアウトされると、セカンドロープからのボディープレスで貫録勝ちを収めた。
3、YOKOHAMA・サクパラダイスプレゼンツ スクランブルwave(20分1本勝負)
○旧姓・広田さくら&SAKI(15分48秒、ウラカンラナ)桜花由美●&Maria

旧姓・広田さくらがレジーナ時代に打ち立てた「サクパラダイス」。王座陥落後は、主立った活動はなかったが、今回、久しぶりに復活することに。一方、桜花由美はMariaとのタッグ。いつもMariaに「ババア」呼ばわりされている桜花。2人のタッグが機能するかも見どころの一つだ。
握手を求める広田&SAKI。友好的な雰囲気だったが、桜花&Mariaはつれない態度。広田は「パラダイスの心がないとああなる」と諦め、試合へ。早速、広田&SAKIで奇襲を仕掛けるも、あっさり迎撃される。

広田がつかまり、桜花&Mariaがダブルのフロントキック。ケンカキックで挟み撃ち。さらにMariaがランニング・ローキックで飛び込んでいく。カウント2。
そして広田をロープに張り付ける。広田が「いまどきそういうのでブーイングとかないからさ」と抵抗すると、Mariaが「需要がねーんだよ!」と返す。広田も「私のせいにすんなよ」と言い返し、負けてはいない。

続いてMariaは串刺し攻撃を狙うが、かわした広田がフェースクラッシャー。高田純次は桜花がカット。Mariaと桜花に挟まれエルボーを打ち込まれる広田。ぶっ倒れると、観客は高田純次を期待する手拍子を送る。
桜花&Mariaが高田純次の体勢に入ると、広田がスクッと立ち上がり「何度も言わせんな、桜花よ。お前はやる資格がない」と阻止。そして、桜花&Mariaをロープに張り付け「みなさま本当に1年間ありがとうございました。煩悩の数だけやらせていただきたいと思います」と高速ボ・ラギノール。途中で桜花&Mariaが脱出し、トレイン攻撃で反撃にかかる。

続くMariaのスネイクボムはSAKIがカット。SAKIのビッグブーツのアシストを受けた広田がMariaにボ・ラギノール。そして、スイングDDT、619、ボ・ラギノールと波状攻撃。さらにSAKIがビッグブーツで続く。SAKIがカンパーナで捕らえると、広田が走る。ボ・ラギノールを狙うが、桜花がこれをビッグブーツで阻止。だが、改めてSAKIがカンパーナ。広田がボ・ラギノールをお見舞いする。
劣勢のMariaだったが、ドロップキックで形勢逆転。スリングショット式フットスタンプ、パントキックを放って桜花と交代。

反撃にかかる桜花はSAKIにダイビング・サンマドロップを投下。ポキで捕獲する。耐えられるとビッグブーツで追撃する。カウント2。バックドロップはSAKIも踏ん張りビッグブーツのラリーに。桜花がバックドロップにつなげる。カウント2。
AKIもブレーンバスターで流れを変えると、アトミックドロップ。すかさず広田がボ・ラギノールを放つ。助けに向かうMariaがエルボーで突っ込むと、これをかいくぐったSAKIがやはりアトミックドロップ。そして広田がボ・ラギノール。この攻防が何度も繰り返され、改めてSAKIがアトミックドロップ。カウント2。広田もやはりボ・ラギノールを放つと、桜花が場外に転げ落ちる。

広田はトペ・スイシーダの体勢。失敗を繰り返し、三度目の正直で成功させる。桜花をリングに戻した広田がシャイニング・ウィザード。キックアウトされるとコーナーへ。これはMariaが足止め。桜花がビッグブーツで飛び込んで阻止する。
続く桜花のDDT、カカト落としはカウント2。タイガースープレックスの体勢。広田も切り返しへなーらサンセットに持ち込もうとする。バックの取り合いとなり、最終的には広田がへなーらサンセットを敢行。

ここから4選手が入り乱れての攻防となり、全員にダウンカウントが数えられる。再び桜花vs広田となり、桜花のビッグブーツ、広田のへな拳がラリーとなる。そこから桜花がビッグブーツを繰り出すも、カウント2。垂直落下ブレーンバスターもカウント2止まり。

残り5分となり、走る桜花。広田はふらふらドーンでカウント2。もう一度ブレーンバスターを狙う桜花だったが、広田が丸め込みで切り返す。走る広田に桜花がビッグブーツ。キックアウトした広田が起死回生のウラカンラナで逆転勝利を収めた。
4、YOKOHAMA・スクランブルwave~波物語・2021完~(20分1本勝負)
彩羽匠&○門倉凛(15分48秒、オクラホマロール)宮崎有妃●&ハイビスカスみぃ


パートナー問題に揺れる彩羽匠。現在、宮崎有妃、ハイビスカスみぃ、野崎渚と組んでいる状況だが、元を正せば、彩羽のパートナーといえばNEW-TRADITIONAL(通称・ニュートラ)として組んでいる門倉凛。彩羽はつねづね「自分には凛がいるんで」と言っているものの、いま門倉は青木いつ希とのタッグで奮闘中だ。一方通行の思いが交差するなか、今回彩羽は門倉と組んで登場。宮崎&みぃ組と対戦するというなんとも危険なカードとなった。
試合前、みぃは彩羽と握手をかわすものの、門倉には張り手。試合前から敵意ムキ出しだ。
先発は宮崎vs彩羽。ニラみ合うもすぐにみぃが合流し、宮崎とダブルのフラップジャック。ハイタッチからの低空ドロップキックで彩羽を挟み撃ちにする。

ニュートラもダブルのバックエルボー、低空ドロップキックで宮崎に反撃。ならばと宮崎も「タクミィ、大好きー!」と叫んでからのDDTで返す。
タッチを受けたみぃが照れながら彩羽に近づくと、彩羽はカウンターのソバット。フライングメイヤーからのサッカーボールキックをお見舞いする。カウント2。ロープに飛ばそうとする彩羽だったが、みぃが彩羽にダンスのように抱きつく。

そして、みぃは「ねぇ、私とタクちゃんはこんなことできるよ。アンタとはできないでしょ!」と門倉を挑発。負けん気の強い門倉がダンスにトライしようとすると、匠が「凛はそういうの、いいの!」とかばう。
その彩羽の姿に腹を立てるみぃ。門倉に対して「前から思ってたけど、アンタ、匠のなんなの?」と詰め寄ると、門倉は「ビジネスパートナーです」とキッパリ。

その言葉に動揺する彩羽。ちょっとした口論となると、みぃが「イチャイチャしてんじゃねー!」と飛び込む。これをニュートラがガットショットで迎撃していく。ならばとみぃは忍法金縛り。一瞬止まったニュートラだったが、みぃが襲いかかるとダブルのトラースキックで迎え撃つ。
すぐさま門倉がコーナーに登るも、みぃは自然と距離を取る。門倉のミサイルキックは当然、届かず…。みぃもダイビング・ボディーアタックを放つが、これも飛距離が足らず、自滅…。戸惑いながら門倉が横十字固め。カウント2。

交代した彩羽がエルボー弾。劣勢になりかけたみぃは彩羽の足を踏みつけコーナーへ。登って降りて突進するが、彩羽がミドルキックで迎撃する。コーナー下で彩羽がみぃを踏みつけると、大泣きするみぃ。
彩羽が謝る流れとなり、「ゴメンナサイ…」と謝った瞬間、みぃが目潰し。だが、これは彩羽も読んでいた。その指をみぃの目に突き刺していく。みぃは再びコーナーに登って降りてから突進。これを彩羽がローリングエルボーで迎撃する。

倒れ込むみぃ。微動だにしないみぃを心配し、彩羽が近寄ると…みぃはボディーシザースで捕獲。「これでワシのもんや! 外せるものなら外してみー!」と叫ぶも、彩羽はこれをジャイアント・スイングで脱出する。コーナーホイップするも、みぃはそのまま宮崎と交代へ。

彩羽は宮崎に串刺しバックエルボーで飛び込むも、宮崎がガッチリとバックハグで受け止める。「たくみぃ、クリスマスの予定あいてる、私」と迫り、串刺しボディアタックを放つが、彩羽がかわすとニュートラのドロップキックで挟み撃ち。ならばと宮崎はビッグヒップで彩羽にやり返す。カウント2.
反撃にかかる彩羽がコーナーへ。「起きろ!」と叫ぶと、宮崎が「起きろって言ったよね?」とコーナーに登ってキスを迫る。戸惑う彩羽。それを見たみぃも「離れてくださいよ。抜け駆けはダメでしょ?」とコーナーへ。彩羽を真ん中に座らせ、まるでベンチでの話し合い状態に…!?

結果、門倉も痴話ゲンカに巻き込まれる形となり、「寮ではお二人の話してるんで、(お二人のことを)好きなんじゃないですか?」と宮崎&みぃを喜ばせるも、彩羽は全否定。
彩羽は宮崎&みぃに雪崩式フェースクラッシャーを決めると、宮崎にはキックを放つ。だが、これを宮崎が受け止める。ならばと彩羽はニールキックからのサッカーボールキックでカウント2。

タッチを受けた門倉は宮崎に回転エビ固め。ダブルリストアームサルトでカウント2。門倉のミサイルキックに、宮崎はラリアットで応戦する。ここで宮崎がはずかし固めへ。すると彩羽がガード。
するとみぃが「なんでそんなことするの? オイ、私を好きと言え!」と詰め寄る。その背後から宮崎がみぃのバギーパンツを下ろすと、彩羽がすぐに履かせる。何度かその攻防が繰り広げられたが、脱がされることにノリノリのみぃに彩羽が三行半。自コーナーに戻ってしまう。

今度は「タクちゃんアンタ、変わったよ…。私とのあの熱い夜はなんだったのよ」と失恋ソングを歌い出すみぃ。するとなぜかセコンドにいた清水ひかりが踊り出す!? リング上がカオスな状態となるなか、試合は続行。
門倉が宮崎にスリーパーからのサムソンクラッチ。これはカウント2。ここでアシストに入る彩羽。トラースキックを繰り出すも、門倉に誤爆してしまう。

一気に仕留めようとする宮崎だったが、ここでみぃがカットという名のハグで彩羽を足止め。2人が気になってしかたない宮崎。仕方なく門倉を仕留めにいくが、オクラホマロールで切り返した門倉が逆転勝利を収めた。
試合後、門倉は彩羽にビンタを見舞って退場。残された彩羽は呆然と立ち尽くした…。
5、Regina di WAVE~WAVE認定シングル選手権試合(30分1本勝負)
<王者> ○野崎渚(21分51秒、片エビ固め)青木いつ希●<挑戦者=NEXT2021トーナメント優勝者>
※ノアールランサー・ハイ。第17代王者が初防衛に成功

8・22後楽園でレジーナに返り咲いた野崎渚の初防衛戦。これまで野崎は、今年波女となった高瀬みゆきとの初防衛戦を希望していたが、高瀬の復帰が12月13日に決定。年内中にwave大会での防衛戦がおこなえないことから、急きょNEXT2021トーナメントの開催が決定。変則トーナメントを勝ち上がった青木いつ希が挑戦することとなった。青木は今年のCATCH THE WAVEで野崎が唯一引き分けた相手でもある。
青木の元気すぎる「よろしくお願いしまーす!」の声が響くなか、握手。ロックアップで組み合い、青木が押し込む。まずはクリーンブレイク。

再び組み合うと野崎がヘッドロック、青木も取り返す。野崎がロープに飛ばして脱出すると、青木がショルダータックル。串刺しバックエルボー、フェースクラッシャー、ボディープレスにつなげる。カウント2。野崎の足をサードロープに固定しドロップキック。ヒザへのストンピング、さらに低空ドロップキックで野崎の腕をピンポイントで攻めていく青木。そこから逆エビ固めへ。なんとか野崎がロープ。
先手を許した野崎だったがブレイジングチョップで形勢逆転。コーナーに青木をセットしブレイジングチョップを連発し、顔面バーン!を放つ。返されるとキャメルクラッチで捕獲する。続いてリバース・インディアン・デスロックからの鎌固めへ。これも耐えられると、卍固めで捕獲。

コーナーホイップした野崎が串刺しビッグブーツ。ハーフハッチでカウント2。10分経過。ヒザ蹴りからおしゃれキックにつなげる。続くミサイルキックもカウント2止まり。ならばとスリーパーで捕獲する野崎。これは青木がロープ。
青木も反撃のランニング・ニー。ブレーンバスターホールドでカウント2。セカンドからのボディープレスを投下する。カウント2。コーナーに登る青木を追いかける野崎。雪崩式ブレーンバスター、ランニング・ダブルニーアタックでカウント2。ノアールランサーもカウント2。すぐさまスリーパーで絡みつく野崎だったが、青木がバックフリップで切り抜ける。

すぐに走る青木に野崎がカウンターのビッグブーツ。キックアウトされると、ドルミルへ。なんとか青木がロープ。15分経過。
野崎のノアールランサー、青木のラリアットが交互にさく裂。ダブルダウンとなる。エルボーを打ち合いながら立ち上がり、野崎がザキゴエでカウント2。ノアールランサーを狙うが、かわした青木が低空ドロップキック。そして、大外刈りでカウント2。
青木のフロッグスプラッシュは野崎も寸前で回避する。しかし青木はすぐさまラリアット。なおも走る青木に野崎がビッグブーツ。青木もラリアットでやり返す。そして、もう一発ラリアット。これもカウント2止まり。

野崎も青木のラリアットをビッグブーツで払い落とし、スリーパーチへ。脱出した青木がトラースキック。ジャーマンSHにつなげる。カウント2。そこからフロッグスプラッシュを投下させるも、これはカウント2。
20分経過。ショートレンジラリアット3連発の青木。カウント2。しかし野崎もカウンターのノアールランサー・ハイ。もう一発叩き込む。キックアウトされるとさらにもう一発。そこからスリーパースープレックス、ノアールランサー、ノアールランサー・ハイと畳みかけ3カウントを奪った。
◎エンディング
ベルト&認定証の授与のため桜花由美社長がリングに向かう。ほぼ同時に、SAKI&清水ひかりもエプロンへ。

SAKI「野崎さん、アタシたちのこのベルトに野崎&彩羽組で挑戦してください。今年はもう終わり?」

桜花社長「今年は終わり。最終戦だから」
SAKI「大丈夫です。私たちこのベルト守るために私たちなりに来年以降も準備を進めています。来年ぜひ、私たちgalaxyPunch!と野崎&彩羽組で防衛戦をさせてください」

彩羽「お願いします」

SAKI「ありがとうございます!」

桜花社長「日程は追って連絡します」
ギャラパンがリングを降りると、改めて野崎に認定証&レジーナのベルトが授与された。
野崎「wave年内最終戦でベルト初防衛、成功しました。みなさんありがとうございます。青木! 青木、どこにいるんだろう? もう帰っちゃったかな? 今年のキャッチで青木と15分間ドローという結果になったり、そもそもキャッチのブロック名を付けたのは、同じブロックに青木がいたから、青木らしさを取り入れてガトリングブロックって付けました。その青木と今日タイトルマッチができて、今年イチのガトリングっぽさを見せれたんじゃないかなと思っています。おかげでメチャクチャしんどいです。来年も、青木とガトリングらしい試合をしていきたいと思います。みなさん、楽しみにしていてください。そして、防衛したということで、当初言ってた初防衛戦をする予定だった高瀬が、あさって、13日に本格復帰していよいよ来年、高瀬とタイトルマッチ、まだ日にち決まってないんですけど、必ずやります。で、その前に12月21日のwaveのクリスマスイベント、そこで高瀬がゲストで来るということは、試合してもいいですか? 高瀬とやっていいですか? タイトルマッチはダメですよね? ハイ、わかりました。じゃあ今年初防衛戦、高瀬とできなかったぶん、エキシビションとして5分間、高瀬と21日、クリスマスイベントでやりたいと思います。これもキメちゃっていいですもんね? ということで、みなさん21日、ぜひ高瀬と5分間ですが、試合するので、クリスマス最高の夜にするのでぜひ見に来てください! ということで、締めに入らさせていただきます。今日参戦してくれた全選手、上がっていただけたらと思います。
ということで、2021年wave年内最終戦、改めましてありがとうございました。来年wave最初の試合は1月1日、新宿FACEです。みなさん1月1日から最高の試合を見に来ていただけたらと思います。来年、wave15周年イヤーでございます。そうでした! ということで15周年イヤーが1月1日からはじまります。最高の1年間にみなさんしましょう。必ずwave見に来てください。これは正式決定だ。いま野崎様が決めた、ケッテーーー! これが、waveだーーー!」
◎バックステージ
野崎「なんか青木とまさかタイトルマッチ、防衛戦ができるとはちょっと前までは思ってなかった。ただNEXT優勝を経て、強さをどんどん付けていった青木と、最高のタイミングで今日はできたんじゃないかと凄く思いました。凄かったです、青木の勢い。キャッチのときよりもガトリンさが増してました」

――年内最後の試合になりましたが。
野崎「そうですね、今年ちょっと早くて年内最終だったんですけど、いやー、横浜、熱いですね。いろんな意味で。Waveでラジアントホールで、しかも年内最終戦ってなんか不思議な気分ではあるんですが、特別感があってよかったんじゃないかなと思ってます」

――チャンピオンとして終わったが。
野崎「確かにそうですね。去年最終戦でこのレジーナ落としてたので、そのリベンジができたというか、無事ベルトを持って年をこせることが凄くうれしいです」

――今年1年を総括して。

野崎「おっ、自分自身…。そうですね…、今年キャッチで優勝するっていうことが一番で、優勝できなくてガクって落ちた…。コロナにかかってしまってさらに落ちて、そこから一気に駆け上がってきたというか、15周年もあって、ベルトも手にして、本当に一気に落ちてからの這い上がりが、後半めまぐるしかったな、と。凄いこの1年間で、この駆け上がり方でさらに自分に自信が持てました。強くなったと思います。はい」

――来年の野望は?

野崎「そうね。ベルト増やしたい! さっきSAKIちゃんがタッグのベルト挑戦してきてくださいって言った。ならば、来年は2本、3本どんどん増やしていきたいと思います」

――ファンに一言。
野崎「改めまして、2021年waveの応援ありがとうございました。野崎渚としては16年目に入り、2022年はベルトをどんどん増やしていくということを決めたので、みなさん応援に絶対に来ること。これは正式決定だ! いま、野崎様が決めた! ケッテー!!」