2022.01.16
『大阪ラプソディーvol.52』
日時
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1月16日 日曜日
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観衆
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158人
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場所
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▼前説
二上美紀子会長による前説に続いて入場式。
二上美紀子会長による前説に続いて入場式。

▼オープニング
新年初となる大阪大会とあって、恒例の書初め披露。最初に披露した旧姓・広田さくらが「元旦WAVEで発表したのと同じです。違う漢字を(書初めで)書いたら“ぶれてる”ということになりますから、同じもので」と注釈をつけ、それぞれ「笑」(広田)、「壊」(宮崎有妃)、「寿」(桜花由美)、「魅」(野崎渚)を披露し、その理由として以下のように述べた。
広田「コロナもそうですけど、いろんなことが、個人的にもいろんな問題が毎日毎日、怒ってくると思います。やっぱり笑うことが最強じゃないかなと思うし、一番大事なことなんじゃないかなと去年思ったので、今年こそは笑顔を絶やさず、われわれはリング上から(笑いを)届けて、私が思ってる以上に、私の笑いとかプロレスから笑顔をもらってる人がほんとにたくさんいるんだなっていうことを去年、ほんとに感じることがありました。なので、笑い続けるってことが、簡単なことではないのですが、もう1度あらためて私がリング上から皆様を笑顔にしたいなという強い決意でこれを書いたという所存でございます」
宮崎「この言葉を見ると松本浩代を思い出すんですが、そういうものを壊すとか人を壊すとかいうのではなくて、やっぱり歳を取ってくると考え方が固まってきて、なかなか一歩を踏み出せないとか、違うことに挑戦できないとか、そういうものを今年は柔軟にしていこう、壊していこうと、そういうことを思って、自分の“プロレス頭”といいますか、今までやってきたもの、それが絶対的な私の中のプロレスではなく、いろんなことに挑戦して、壊して進化しさせていこうという思いで書きました」
桜花「今年、WAVEは15周年を迎えます。なので私の漢字はこちら(寿)。結婚ではなく(苦笑)、15年、こんなにWAVEが続いているのは、こうやって応援してくださる皆様のおかげだと思ってます。なので今年は、15周年イヤーということで、大阪も3月、5月、7月、9月と来るので、皆さんぜひ応援してください」
野崎「去年は『進』という漢字で1年間、驀進し、進化をし、またレジーナ(王座)を手にして、今年はさらに魅力を増していけたらなという心を込めてつけた(書いた)んですが、早速、本日、galaxyPunch!と、われわれ彩羽匠と私が組んでタッグのタイトルに挑戦することが決まってます。やっぱり魅力的なものといえばベルトなので、タッグも獲って、他団体ですが今、ディアナのトーナメントに出てるのですが(ディアナの)シングルのベルトも獲って、ベルトを3本にし、より魅力的な選手になりたいと思います」
野崎はそのまま「本日、全4試合、選手一同、頑張っていきますので、皆さん熱い応援お願いします」と挨拶してオープニングとなった。
新年初となる大阪大会とあって、恒例の書初め披露。最初に披露した旧姓・広田さくらが「元旦WAVEで発表したのと同じです。違う漢字を(書初めで)書いたら“ぶれてる”ということになりますから、同じもので」と注釈をつけ、それぞれ「笑」(広田)、「壊」(宮崎有妃)、「寿」(桜花由美)、「魅」(野崎渚)を披露し、その理由として以下のように述べた。
広田「コロナもそうですけど、いろんなことが、個人的にもいろんな問題が毎日毎日、怒ってくると思います。やっぱり笑うことが最強じゃないかなと思うし、一番大事なことなんじゃないかなと去年思ったので、今年こそは笑顔を絶やさず、われわれはリング上から(笑いを)届けて、私が思ってる以上に、私の笑いとかプロレスから笑顔をもらってる人がほんとにたくさんいるんだなっていうことを去年、ほんとに感じることがありました。なので、笑い続けるってことが、簡単なことではないのですが、もう1度あらためて私がリング上から皆様を笑顔にしたいなという強い決意でこれを書いたという所存でございます」
宮崎「この言葉を見ると松本浩代を思い出すんですが、そういうものを壊すとか人を壊すとかいうのではなくて、やっぱり歳を取ってくると考え方が固まってきて、なかなか一歩を踏み出せないとか、違うことに挑戦できないとか、そういうものを今年は柔軟にしていこう、壊していこうと、そういうことを思って、自分の“プロレス頭”といいますか、今までやってきたもの、それが絶対的な私の中のプロレスではなく、いろんなことに挑戦して、壊して進化しさせていこうという思いで書きました」
桜花「今年、WAVEは15周年を迎えます。なので私の漢字はこちら(寿)。結婚ではなく(苦笑)、15年、こんなにWAVEが続いているのは、こうやって応援してくださる皆様のおかげだと思ってます。なので今年は、15周年イヤーということで、大阪も3月、5月、7月、9月と来るので、皆さんぜひ応援してください」
野崎「去年は『進』という漢字で1年間、驀進し、進化をし、またレジーナ(王座)を手にして、今年はさらに魅力を増していけたらなという心を込めてつけた(書いた)んですが、早速、本日、galaxyPunch!と、われわれ彩羽匠と私が組んでタッグのタイトルに挑戦することが決まってます。やっぱり魅力的なものといえばベルトなので、タッグも獲って、他団体ですが今、ディアナのトーナメントに出てるのですが(ディアナの)シングルのベルトも獲って、ベルトを3本にし、より魅力的な選手になりたいと思います」
野崎はそのまま「本日、全4試合、選手一同、頑張っていきますので、皆さん熱い応援お願いします」と挨拶してオープニングとなった。

▼OSAKA・ストレンジwave(20分1分勝負)
○宮崎有妃&ハイビスカスみぃ(13分16秒、外道クラッチ)網倉理奈●&櫻井裕子
ハイビスカスみぃはなぜか工事現場用の黄色のヘルメットをかぶって入場。リングに上がっても脱ごうとしないので、対戦相手からチェックが入る。Tommyレフェリーに注意されるも、「危ないから」と拒否。「かぶってる方が危ないでしょ」といわれても、「歳くってきたんで」とかわそうとしたところ、Tommyレフェリーは「それはそうだけど」と納得。だが、「それだったらデビューしてからかぶってるはず」と指摘されたみぃは、しぶしぶヘルメットを脱いだ。
○宮崎有妃&ハイビスカスみぃ(13分16秒、外道クラッチ)網倉理奈●&櫻井裕子
ハイビスカスみぃはなぜか工事現場用の黄色のヘルメットをかぶって入場。リングに上がっても脱ごうとしないので、対戦相手からチェックが入る。Tommyレフェリーに注意されるも、「危ないから」と拒否。「かぶってる方が危ないでしょ」といわれても、「歳くってきたんで」とかわそうとしたところ、Tommyレフェリーは「それはそうだけど」と納得。だが、「それだったらデビューしてからかぶってるはず」と指摘されたみぃは、しぶしぶヘルメットを脱いだ。

握手を交わし、宮崎有妃と櫻井裕子の先発で試合開始のゴング。
正面から組み合って押す櫻井だが、宮崎は微動だにしない。
宮崎はそのままロープに押し込んだ。
クリーンブレイクと見せかけて蹴りをぶち込んでいく宮崎。
ここでみぃを呼び込んで、2人がかりのフラップジャック、挟殺低空ドロップキックと攻め立て、逆エビを決める。
正面から組み合って押す櫻井だが、宮崎は微動だにしない。
宮崎はそのままロープに押し込んだ。
クリーンブレイクと見せかけて蹴りをぶち込んでいく宮崎。
ここでみぃを呼び込んで、2人がかりのフラップジャック、挟殺低空ドロップキックと攻め立て、逆エビを決める。

網倉理奈のカットで命拾いした櫻井は、コブラツイストを宮崎に決める。しかし宮崎はゆっくりとロープに歩を進めてブレイクに持ち込んだ。

技を解いた櫻井は、背後からドロップキックを打ち込んでいく。宮崎にボディースラムで叩きつけられながらも、続くレッグドロップをかわして腰を落とした状態の宮崎にドロップキックを連発で叩き込んでいく。

これに怒った宮崎は櫻井を捕まえると恥ずかし固め。
慌てて網倉が飛び込んできてカットした。ここで宮崎はみぃにタッチ。
慌てて網倉が飛び込んできてカットした。ここで宮崎はみぃにタッチ。

正面からチョップの打ち合いを繰り広げるみぃと櫻井。みぃはシャツを脱ぎ捨てて「来い!」と挑発するも、1発チョップを受けると脱ぎ捨てていたシャツを着直した。串刺しバックエルボーを決めて両手を突き上げてアピールするみぃ。前のめりに倒れ他櫻井だが、その際、みぃが履いていたバギーパンツに手がかかる。そのままずり落ちて下半身があらわに

ボディースラムを狙った櫻井だが、みぃは太ももで櫻井が差し込んできた腕を挟みつけて阻止。逆にブレーンバスターで投げつけサマーソルトドロップ。距離感を誤って、ほとんど櫻井の体にヒットしなかったのはご愛嬌。櫻井はショルダータックルでみぃをダウンさせたところで、ようやく網倉にタッチ。

網倉が女優でミュージカルの大ファンであることを明かしたみぃは、歌うよう要求。自身も得意である歌で勝負しようというわけだ。ミュージカル女優になった気分で振りをつけながら「アナと雪の女王」を歌う網倉。自分が歌う前に完敗を喫したみぃは、その場で突っ伏す。このダメージを利して攻め込む網倉。カナディアンバックブリーカーで担ぎ上げると、そのままコーナーにぶつけて引っ掛けると、櫻井が串刺しドロップキックを突き刺す。

さらに網倉がボディーアタックからサマーソルトドロップ。動きが止まったみぃを歌で励ます網倉。ゆっくり立ち上がったみぃは反撃に転じるが、網倉はショルダータックルで吹っ飛ばす。続くボディープレスはカウント2で返された。

タッチを受けた宮崎は恥ずかし固めを狙うが、阻止した網倉はショルダータックルの打ち合いに持ち込む。倒れない宮崎。逆にダウンした網倉だったが、サムソンクラッチでグラウンドに引き込み、ヒップドロップ。

立ち上がってロープを背にしたところにラリアットを浴びた網倉。ロープの反動でふらふらとリング中央に踏み出したところに、さらにラリアットを浴びる。ここで宮崎はえびす落とし。これをカウント2で返した網倉は、ムーンサルトプレスを狙って後ろ向きにコーナーに上がった宮崎を櫻井と2人がかりのパワーボム気味にマットに叩きつけると、コーナー2段目からセントーンを落下。さらにコーナー最上段に上がったが、ここで飛び込んできたみぃがセカンドロープに脚を掛けて雪崩式の攻撃を狙う。

しかし櫻井が背後から忍び寄り、脚をつかんだ。そのまま引き落とそうとしたが、またしてもバギーパンツがずり落ちて下半身があらわに。だが、この工房で息を吹き返した宮崎が、網倉をデッドリードライブで叩きつける。それでも網倉は、宮崎のラリアットをかわして振り向きざまにダブルチョップを叩き込む。

さらにロープに走った宮崎にパワースラムを決め、櫻井との2人がかりの攻撃を狙ってロープに飛ばす。ここで宮崎は両腕でのラリアットで2人を倒し、みぃにコーナーに上がるよう指示。ヘルメットをかぶってコーナー最上段に立ったみぃは、宮崎が押さえる網倉に向かってボディーアタックを放つが、距離が足らず墜落。

一瞬、時間が止まったように全員の動きが止まったが、宮崎はサミングからの首固めを決める。これはカウント2で返した網倉だったが、続く外道クラッチでカウント3を聞いた。

▼OSAKA・サクパラダイスプレゼンツ・スクランブルwave(20分1本勝負)
○旧姓・広田さくら&高瀬みゆき(12分51秒、ウラカンラナ)門倉凛●&青木いつ希
サクパラダイスのTシャツを着ずに入場してきた高瀬みゆき。旧姓・広田さくらはその点を指摘。試合前からコンビネーションは微妙だったが、そのあたりを突かれて、握手を求めてきた門倉凛、青木いつ希の先制攻撃を許してしまう。
○旧姓・広田さくら&高瀬みゆき(12分51秒、ウラカンラナ)門倉凛●&青木いつ希
サクパラダイスのTシャツを着ずに入場してきた高瀬みゆき。旧姓・広田さくらはその点を指摘。試合前からコンビネーションは微妙だったが、そのあたりを突かれて、握手を求めてきた門倉凛、青木いつ希の先制攻撃を許してしまう。

しかしそれも想定内。すぐに逆転に成功した広田は、青木の手をつかんでロープ渡り。転落したところを青木がサイドヘッドロックに捕らえる。
ボディーにエルボーを突き刺して脱出した広田。そしてエルボーをアピール。逆に広田がサイドヘッドロックを決めると、今度は青木が同じようにボディーにエルボーを叩き込んで逃れて、エルボーをアピール。互いにそれを2度繰り返した。
ボディーにエルボーを突き刺して脱出した広田。そしてエルボーをアピール。逆に広田がサイドヘッドロックを決めると、今度は青木が同じようにボディーにエルボーを叩き込んで逃れて、エルボーをアピール。互いにそれを2度繰り返した。

串刺しバックエルボーの打ち合いを経て、フェースクラッシャーを決めた青木。続いて広田を肩に担ぎ上げた。体を揺すって青木の後方に回転して下りた広田は、下から青木の臀部に両手を突き刺していく。

ここで広田は高瀬にタッチ。勢いよく飛び込んできた高瀬だったが、ノータッチのまま門倉が飛び込んできて、青木とのコンビネーションで高瀬を攻め込み、機先を制する。
パワースラムで反撃に転じた高瀬は、DDT、逆水平と攻め込むが、青木も背中へのランニング・ダブルニーを返し、ブレーンバスターホールド。
パワースラムで反撃に転じた高瀬は、DDT、逆水平と攻め込むが、青木も背中へのランニング・ダブルニーを返し、ブレーンバスターホールド。

ここでようやく正式にタッチを受けた門倉が、ロープを背に腰を落としている高瀬にミサイルキックを決めるも、高瀬もミサイルキックのお返しから串刺しラリアット。広田が飛び込んできてDDTを決め、2人がかりのフェースクラッシャーを決めてプロレスLOVEポーズを決める。

門倉にボ・ラギノールを決めた広田。リング下にエスケープしたところでトペを放つと、珍しく成功。さらにエプロンに押し上げた門倉と青木にボ・ラギノールを突き刺し、リングに戻ってからは高瀬のシーソーホイップの勢いを借りて、飛び込む形でのボ・ラギノールを門倉に見舞った。

その後、高瀬が青木を、門倉が広田を追いかける形でエルボーを決めたのち、リング中央でエルボーの打ち合うと、4選手ともダウン。広田と高瀬が立ち上がったところに、青木が両腕でのラリアットをぶち込んでいった。さらに広田に串刺しラリアットを叩き込み、門倉とのダブルブレーンバスターで追い込んでいく。

門倉が狙ってきたドラゴンスープレックスを飛びつき式の前方回転エビに切り返そうとした広田だが、門倉は押し潰して逆にフォール。カウント2で返されると、またしてもフルネルソンに捕らえる。今度は青木がラリアットでカットしようとしたが、かわされてしまい門倉にヒット。ここで高瀬が門倉にラリアットを叩き込んだが、そのまま門倉はふらふらと広田を押し潰す形でフォールする。しかしカウントは2。

広田と門倉は丸め込みの応酬を繰り広げるが、いずれもカウント2。広田の背後の飛びついた門倉は十字架固めを狙ったが、広田に踏ん張られてフォールに持ち込めない。ここで高瀬が背後からドロップキック。

広田はそのまま前のめりに倒れ込む。意識もうろうとする広田をロープに振った高瀬。ロープの反動で返ってきた広田は、正面から門倉に飛びついてウラカンラナで丸め込む。そのまま丸め込むと、カウント3が数えられた。

広田と高瀬は、両手を突き上げて勝利をアピール。広田はコーナーに駆け上がってまでアピールするほどの喜びようだった。

▼OSAKA・チャレンジwave(15分1本勝負)
○桜花由美(13分48秒、片エビ固め)梅咲遙
※ビッグブーツ
2019年7月15日、Mariaとのシングル2連戦で闘って以来のシングルマッチ(ほかに梅咲遙とはイリミネーション、バトルロイヤルで各1回、タッグマッチ、6人タッグでそれぞれ1回対戦している)。
○桜花由美(13分48秒、片エビ固め)梅咲遙
※ビッグブーツ
2019年7月15日、Mariaとのシングル2連戦で闘って以来のシングルマッチ(ほかに梅咲遙とはイリミネーション、バトルロイヤルで各1回、タッグマッチ、6人タッグでそれぞれ1回対戦している)。

バックの取り合いからスタートした一戦。まずは梅咲がフライング・ネックブリーカードロップを決めたあたりから試合が動く。桜花の両脚をダブルレッグロックに固めた梅咲は弓矢固めへ。

技を解くとストンピングを落とし、ロープに張り付けにして背中へドロップキック。カウンターの払い腰を決めて逆襲に転じた桜花は、ワキ固めで梅咲の動きを止めにかかり、串刺しビッグブーツを決めて自身のペースに引き込んでいく。

ロープ際で梅咲の背中を踏みつけた桜花はニードロップを腰に見舞っていくが、串刺しの攻撃を阻止した梅咲は、コーナー2段目からのティヘラで桜花を宙に舞わせた。

桜花が狙ったカウンターのネックハンギングボムをドロップキックで切り返した梅咲は、桜花の両脚を折りたたんでトライアングルスコーピオンへ。しかしステップオーバーせずに、そのままブリッジして締め上げていく。さらに桜花の右足をサードロープに絡めて痛めつけていった。

スタンドに戻るとエルボーの打ち合い。背を向けてロープに走ろうとした梅咲の髪をつかんで引き倒した桜花。その桜花がロープに走ったところで、素早く起き上がった梅咲はドロップキックをぶち込んでいくなど、やられっ放しではない。桜花もすぐに反撃に転じ、早い展開で攻守が変わるスピーディーな闘い模様に。

ロープ際、リング中央でのビッグブーツからクロスフェースロックを決めた桜花。ロープに逃れた梅咲は、至近距離から桜花のh時アにドロップキックを見舞い、前方回転式のネックブリーカー、ミサイルキックと攻め立てる。

桜花がDDTを決めれば、梅咲はパワーボムをお返し。そしてコーナー最上段から旋回してのボディープレスを決める。カウント2で返されてもノーザンライトスープレックスで追い込んでいく。

低空ながらもバックドロップを決めた桜花は、梅咲が仕掛けてきた丸め込みの連続をいずれもカウント2でしのぐと、勢い込んで走り込んできたところにビッグブーツを合わせる。

続くカカト落としをかわしてロープに走った梅咲だったが、またしても桜花がビッグブーツで迎撃。これが顔面にズバリ決まって、梅咲はマットに沈んだ。

勝負が決まったところで旧姓・広田さくらがマイクを手にリング上へ。敗れた梅咲に向かって「2回も負けてるよね? この間、ディアナの道場で、ジャガー横田、梅咲、広田の3WAYやったんですよ。わたくし梅咲に勝ちまして、今日も桜花さんが勝ちまして、お前2回も負けてんだよ! この前、その時に『ベルト挑戦させろ』って言ってさ、なんかキャンキャンキャンキャン言ってたけど、負けてんじゃん、2回も。“挑戦させろ、いやです”なんて、そんなこともう通りませんよ。断る権利なんてないよね?」と梅咲が高瀬みゆきと保持するWWWD世界タッグ王座への挑戦を迫る。
ここで高瀬が割って入り、「そんなん言いますけど、広田さん、誰と組むんですか? パートナーはいるんですか?」と問いただす。苦しまぎれに「桜花さん」と返した広田だが、高瀬からは「普段、組んでないですよね?」と突っ込まれた。
急に指名された桜花はまさかの表情。広田から「あんたもやる気出しなさいよ。疲れてるのはわかるけど」と言われるが、「WAVE4人いるけど、ベルト巻いてないの私たちだけだよ。おばさんたち内臓冷えるんです。だから、何か巻いとかなきゃけないんです。お前らが巻いてるベルトでお腹あっためるんですよ、私たちは」とベルトに挑戦する理由を口にした。
「そんなこと言いますけど、絶対に(チームとして息は)合わないですよ」と高瀬から言われても、広田は「合わないかどうか、やってみないとわかんないじゃん」と返し、「それと、なんで桜花さんを指名したかっていうと、今年WAVEは15周年なんですよ。で、この前に勃発しましたディアナのベルト総取り計画で、ベルトを巻かせてあげたいじゃないの、15周年で。15年間、WAVEで頑張ってきた、支えてきた……ンー、これはちょっとウソっぽいな。ウソがバレるな。とにかく15周年を前に私たち4人ともベルト巻くから」と挑戦理由をあらためるも、高瀬は「私たちはルミナスというタッグチームで、いろんな人と闘って、その中でベルトを巻いて、必死に守ってきてるんです。どんな理由をつけようが、そんな即席タッグで軽く『挑戦させろ』って言われても無理です!」と拒否。そして、「何か実績作ってきてください。お2人、何も(実績)ないでしょ」と条件を付きつけた。
これには広田も「わかったよ」と渋々折れ、「じゃあ、せっかく大阪で始まった物語だから、次の大阪(3月13日、176BOX)までに実績作ってきてやりますよ」と返した。これを聞いて「それなら待ってます」と高瀬も納得。なんとか挑戦への道を開いた広田は、「これっていうタッグチーム名も考えて」と桜花に伝えてリングを下りた。
ここで高瀬が割って入り、「そんなん言いますけど、広田さん、誰と組むんですか? パートナーはいるんですか?」と問いただす。苦しまぎれに「桜花さん」と返した広田だが、高瀬からは「普段、組んでないですよね?」と突っ込まれた。
急に指名された桜花はまさかの表情。広田から「あんたもやる気出しなさいよ。疲れてるのはわかるけど」と言われるが、「WAVE4人いるけど、ベルト巻いてないの私たちだけだよ。おばさんたち内臓冷えるんです。だから、何か巻いとかなきゃけないんです。お前らが巻いてるベルトでお腹あっためるんですよ、私たちは」とベルトに挑戦する理由を口にした。
「そんなこと言いますけど、絶対に(チームとして息は)合わないですよ」と高瀬から言われても、広田は「合わないかどうか、やってみないとわかんないじゃん」と返し、「それと、なんで桜花さんを指名したかっていうと、今年WAVEは15周年なんですよ。で、この前に勃発しましたディアナのベルト総取り計画で、ベルトを巻かせてあげたいじゃないの、15周年で。15年間、WAVEで頑張ってきた、支えてきた……ンー、これはちょっとウソっぽいな。ウソがバレるな。とにかく15周年を前に私たち4人ともベルト巻くから」と挑戦理由をあらためるも、高瀬は「私たちはルミナスというタッグチームで、いろんな人と闘って、その中でベルトを巻いて、必死に守ってきてるんです。どんな理由をつけようが、そんな即席タッグで軽く『挑戦させろ』って言われても無理です!」と拒否。そして、「何か実績作ってきてください。お2人、何も(実績)ないでしょ」と条件を付きつけた。
これには広田も「わかったよ」と渋々折れ、「じゃあ、せっかく大阪で始まった物語だから、次の大阪(3月13日、176BOX)までに実績作ってきてやりますよ」と返した。これを聞いて「それなら待ってます」と高瀬も納得。なんとか挑戦への道を開いた広田は、「これっていうタッグチーム名も考えて」と桜花に伝えてリングを下りた。

タイトルマッチセレモニーとしての写真撮影を終え、彩羽とSAKIが先発して試合スタート。静かな立ち上がりからショルダータックルの打ち合いへ。互いに1度ずつ相手をダウンさせると、エルボーの打ち合いとなる。そして彩羽がキックで優位に立ったところで野崎にタッチ。SAKIも清水ひかりに交替して4人が入り乱れる展開となるが、野崎が清水をキャメルクラッチにとらえた。

じわじわと追い込んでいく野崎だったが、清水はボディーアタックを決め、背中、正面からサッカーボールキックを叩き込んでいく。しかし野崎は、清水が狙ってきたスリーパーを後方に一回転して逃れると、早くもドルミルを繰り出していく。ここはSAKIが慌ててカットに飛び込んできた。そしてSAKIが側転式のボディープレス、清水がヒッププレスを交互に見舞っていく。

だがスタンドに戻ったところで、野崎がカウンターのビッグブーツを決めて形勢逆転。タッチを受けた彩羽が、ミドルキック、水面蹴り、PK、低空ドロップキックをリズミカルに決めていった。キックで追い込んでいった彩羽に対し、清水も蹴りで応戦。しかしキックでは彩羽の方がキレ味では一枚上手。

それでも清水はコルバタを返し、コーナー2段目からのボディーシザースドロップを決めて、簡単には屈しない。さらにスライディング式でレッグラリアットを叩き込んでいった。

替わったSAKIにフライング・ニールキックを決めた彩羽。エルボーの打ち合いから旋回式エルボー、トラースキックと追い込んでいくも、SAKIはコーナートップに上がった彩羽に蹴りを見舞い、雪崩式ブレーンバスター。

しかし野崎のミサイルキックを浴びてしまう。すかさず彩羽が投げ捨てジャーマンからスワントーンボム。これは清水がカット。ならばと野崎が蒼魔刀、ノアールランサーとつないで追い込んでいく。彩羽のトラースキックのアシストを受けてドルミルにつないだ野崎だったが、清水にカットされてタップを奪うには至らず。

ここでノアールランサーを連発していった野崎。しかしSAKIは3発目をパワーズラムに切り返していった。さらに野崎を肩車すると、清水がコーナー最上段からダイブしてのボディーシザースドロップを決める。それでも野崎はノアールランサーを連続して叩き込んでいくが、SAKIはカウント3を許さない。

粘るSAKIを見てリングに飛び込んできた彩羽がハイキックを放ったがかわされてしまい野崎に誤爆。すかさずSAKIがジャックナイフで固めたがカウント2。ならばとランニング・ブレーンバスターからコーナートップに駆け上がり急降下ニードロップ。しかし野崎が間一髪でかわして自爆。

ノアールランサー、ザキゴエ、ノアールランサーと畳み込んでいった野崎。そしてドルミルに捕えようとしたが、これを逃れたSAKIはビッグブーツを叩き込み、清水のジャンピング・ハイキックを呼び込む。そして走り込んでのビッブーツ2連発からストレッチボムを決めた。
ここで彩羽がハイキックを叩き込み、SAKIを背中合わせで担ぎ上げる。そしてランニングスリーを狙ったが、後方に滑り下りたSAKI。そして清水が彩羽をリング下の押し出す。SAKIが野崎のビッグブーツをかわしたところで清水が飛び込んできてレッグラリアット。SAKIがランニング・ブレーンバスターを決めると、清水はリング下の彩羽にコーナー最上段から場外プランチャを見舞っていった。分断に成功したこのワンチャンスに、SAKIはコーナー最上段に駆け上がってダイビング・ニードロップ。これがズバリ決まって、野崎はマットに沈んだ。
ここで彩羽がハイキックを叩き込み、SAKIを背中合わせで担ぎ上げる。そしてランニングスリーを狙ったが、後方に滑り下りたSAKI。そして清水が彩羽をリング下の押し出す。SAKIが野崎のビッグブーツをかわしたところで清水が飛び込んできてレッグラリアット。SAKIがランニング・ブレーンバスターを決めると、清水はリング下の彩羽にコーナー最上段から場外プランチャを見舞っていった。分断に成功したこのワンチャンスに、SAKIはコーナー最上段に駆け上がってダイビング・ニードロップ。これがズバリ決まって、野崎はマットに沈んだ。

▼エンディング
まさかのカウント3にガックリ肩を落とす野崎。そこに高瀬みゆきがマイクを手に飛び込んできた。
「なに負けてるんですか! 野崎さん、私は2月13日は2冠王になった野崎渚と対戦できると思ってました。私は復帰してからガンガン調子あげてます。このままだと2月13日、余裕で勝たしてもらいますんで、よろしくお願いします」と、2・13後楽園でのレジーナ戦での勝利を宣言。
まさかのカウント3にガックリ肩を落とす野崎。そこに高瀬みゆきがマイクを手に飛び込んできた。
「なに負けてるんですか! 野崎さん、私は2月13日は2冠王になった野崎渚と対戦できると思ってました。私は復帰してからガンガン調子あげてます。このままだと2月13日、余裕で勝たしてもらいますんで、よろしくお願いします」と、2・13後楽園でのレジーナ戦での勝利を宣言。

それを受けて野崎は、「高瀬、今日負けたけど私、あなたの言った『2冠の野崎さんと試合したい』って言っとくけどまだチャンスあるからな。今日負けたけど、私、もう1個、ベルト手に入れるチャンスあるんだわ。わかったよ、そこで(ベルト)獲って、あんたの望む通り、2冠の野崎渚として2月13日、(タイトルマッチ)やってやるよ。楽しみにしとけ」と、現在ディアナで開催されているWWWDシングル王座決定トーナメントを制してベルトを手土産に後楽園ホールのリングに上がることを約束した。

そのやり取りののち、あらためてベルトを腰に巻いたgalaxyPunch!。Tommyレフェリーに手を上げられ、ベルト姿を撮影しているところに現れたのが旧姓・広田さくら。まずは「防衛おめでとう」と祝福。そして桜花をリングに呼び込み、「私たちは諸事情がありまして、実績を作らなきゃいけないことが急務でございます。なので、実績(つくり)のために、そのベルトください。実績が必要なんで、挑戦させてください」と要求。しかしSAKIは「いやです」。清水が「そんな急に挑戦……」と続けようとしたが、広田は「なんだお前は!」と遮ろうとしたが、SAKIが「そんな軽々しく言うもんじゃないでしょ。こっちがどんな思いで(ベルト)守ったか」と返す。

広田が手にしていたマイクを奪ったSAKIは、「そんな軽々しく私たち、このベルトに挑戦したわけじゃないんですよ。今年に入ってプロレス頑張ろうって決意したから、2人で(ベルト)締めさせていただいて。そんな軽々しく実績が欲しいどうのこうので(挑戦って)言われちゃ困ります。このベルトは私たちの宝物なんです」と突っぱねてリングを下りようとした。
広田は「私たちキャリア何年あると思ってんだよ」と先輩風を吹かせ、「ちょっと調子に乗ってベルト巻いて、『COLOR'S、今年から頑張ります』って、なんだ、お前らよぅ。私たちは実績とか言ってるけど、WAVEで15年っていう実勢がちゃんとあるんだよ。タッグとかどうのこうのとかいう前に、お前ら『今年から始めたCOLOR'Sです』ってことで、お前ら自体の実績はなんだっていうんだよ。そうだろ?」と反論。すると清水が「これから作るもん!」と言い返した。そういうと、リングサイドにいた網倉理奈と櫻井裕子もリング上へ。それを見た広田は、リング下でまったく動こうとしない宮崎有妃と野崎渚に向かって「出て来いよ!」。そしてリング上で向かい合う。
広田は「私たちキャリア何年あると思ってんだよ」と先輩風を吹かせ、「ちょっと調子に乗ってベルト巻いて、『COLOR'S、今年から頑張ります』って、なんだ、お前らよぅ。私たちは実績とか言ってるけど、WAVEで15年っていう実勢がちゃんとあるんだよ。タッグとかどうのこうのとかいう前に、お前ら『今年から始めたCOLOR'Sです』ってことで、お前ら自体の実績はなんだっていうんだよ。そうだろ?」と反論。すると清水が「これから作るもん!」と言い返した。そういうと、リングサイドにいた網倉理奈と櫻井裕子もリング上へ。それを見た広田は、リング下でまったく動こうとしない宮崎有妃と野崎渚に向かって「出て来いよ!」。そしてリング上で向かい合う。

そこでSAKIがあらためて「私たちGirl's Prowrestling Unit! COLOR'S、今日このベルト防衛したことから実績が始まりました!」と宣言。そして引き揚げようとしたが、広田に呼び止められる。「これまでWAVEに上がっていろんなこと言ってて、ちょっと4人で結束したからって、すぐいい気になって。お前ら、潰してやっからな」と宣戦布告。
するとSAKIは「私たちWAVEさんに上がりたいために、こんなにみんなでユニット作って大会を開くことにしいたのに、そんな言い方されるのはちょっと心外です。そちらは団体かもしれませんけど、この通り同じ人数ですよね」と静かな口調で反撃。「プロレス界では、これを対抗戦っていうんだよ」と返した広田。「23日、空けとけ」と迫るも、SAKIは「23日、私たち昼間は提供試合とかあるんで」と断る。しかし広田は「昼はこっちだって忙しいんだよ! 夜、空いてんだろ? (スケジュール)空けとけ!」と激しい口調でやり返すと、SAKIも「おお、上等だ! いい歳してムキになりやがってよ! なんだ、バカにしやがって!」とケンカ腰に。高瀬と一触即発となる。その様子を見て高瀬と梅咲がリングに上がってきたが、「お前らのせいでこうなったんだろ!」と怒りが飛び火。結局、COLOR'Sはリングを下り、WAVE勢4選手がリングに残った。
するとSAKIは「私たちWAVEさんに上がりたいために、こんなにみんなでユニット作って大会を開くことにしいたのに、そんな言い方されるのはちょっと心外です。そちらは団体かもしれませんけど、この通り同じ人数ですよね」と静かな口調で反撃。「プロレス界では、これを対抗戦っていうんだよ」と返した広田。「23日、空けとけ」と迫るも、SAKIは「23日、私たち昼間は提供試合とかあるんで」と断る。しかし広田は「昼はこっちだって忙しいんだよ! 夜、空いてんだろ? (スケジュール)空けとけ!」と激しい口調でやり返すと、SAKIも「おお、上等だ! いい歳してムキになりやがってよ! なんだ、バカにしやがって!」とケンカ腰に。高瀬と一触即発となる。その様子を見て高瀬と梅咲がリングに上がってきたが、「お前らのせいでこうなったんだろ!」と怒りが飛び火。結局、COLOR'Sはリングを下り、WAVE勢4選手がリングに残った。

その姿を見送った広田は、「なんて終わり方になっちまったんだ。2022年初の大阪なのに」とボヤくも、「千葉のヤンキーは怖いね」と言って気を取り直し、「私たちが何でここまでガツガツ迫ったかっていうと、次の大阪大会で皆さんにものすごいカードを提供したがために、私たちは頑張ってるんですよ!」と、観客の支持を集めようとする。そして「皆さん今日の大会、楽しかったですか? 私たちも楽しかったですよ。私たちが楽しめば、もちろん皆さんも楽しいですよね? どうしましょう、(大阪での)一発目からこんな感じですよ。次はもっと面白くなっちゃうでしょう。この勢いで1年間、WAVEは突っ走りたいと思いますので、皆さん応援よろしくお願いします」と伝え、最後は「これがWAVEだ!」と叫んで、2022年大阪開幕戦は幕を閉じた。