2022.02.20

『Detras de Lazona Vol.2』

◎入場式
今年2度目となるポスト・ディ・アミスタッド大会が開催され、出場選手たちが入場式に登場。選手を代表し、宮崎有妃が挨拶をおこなった。

宮崎「本日はwave川崎大会、ご来場誠にありがとうございます! えー、私の今日の試合のこと…えっと、今日は川畑梨瑚選手と闘います。この子とは今度、マーベラスのタッグリーグ戦にゴーカイレッドとして組みます。狙うは優勝、そしてベルト。だから今回シングルマッチ組んでいただいたことは、とてもお互いのことをよく知れると思い、私はとても嬉しく思っております。頑張ろう!」

川畑「はい!」
宮崎「そして、メインのおてんばランブル。エリザベスの次期挑戦者決定戦。あのー、ねっ!出る選手はわかっているとは思うんですけど、ジャガーさん以外…の人たちが嬉しいな。お願いします。あのー、ジャガーさん…いないなと思って(リングに上がる選手を見渡す)。そこだけは一番怖いから、お願いします。なんとしてでも、倒してください。打倒・ジャガー横田でお願いします。もうそれだけで私は十分なんで、ちょっとビクビクしています。3月1日、ジャガーさん以外の方とエリザベスのベルトを懸けて闘いたいと思います。本日、全4試合、精一杯頑張ります。応援よろしくお願い致します」
1、チャレンジwave(15分1本勝負)
○桜花由美(12分28秒、片エビ固め)大空ちえ●
※ビッグブーツ


2・13後楽園でWAVE認定タッグ王者に返り咲き、W.W.W.D世界タッグ王座次期挑戦権も獲得した桜花由美。3・13大阪での昼夜連続タイトルマッチを控える中、この日はPURE-Jの若手・大空ちえを相手にオープニングマッチに登場した。

ゴングと同時に大空がドロップキック3連発で奇襲。倒れない桜花に大空が小刻みエルボー。ロープに飛ばすも、切り返した桜花が払い腰。そしてワキ固めへ。主導権を握った桜花はグラウンドを展開。逆片エビ固めで絞り上げる。大空がロープに逃れると、桜花はダブルニードロップを投下していく。カウント2。
さらにコーナーホイップするも、大空がセカンドロープへ。突っ込む桜花をかわして回転エビ固め。カウント2。すぐさま拝み渡りへ。そしてアームホイップ、低空ドロップキックにつなげる。さらにはロープ際でパロスペシャル。張り付けドロップキックでカバーする。カウント2。

ボディースラムの体勢に入る大空だったが、桜花が踏ん張り逆に敢行。エルボー合戦から桜花がフライング・フォアアーム。カウント2。
5分経過。桜花が串刺しビッグブーツにつなげる。もう一発ビッグブーツを放っていく。カウント2。バックを取る桜花だったが、大空が回転エビ固めに切り返す。カウント2。ロープに飛ばす桜花だったが、大空はエプロンに出て桜花を挑発。ブラ下がり腕十字につなげる。
このピンチをしのいだ桜花はフロントキックで反撃開始。場外戦を挑んだ桜花は会場の柱、壁、あらゆるところに大空をぶつけていく。怒った大空は桜花を会場外に閉め出すことに成功。しかし鍵をかけきれず、桜花もなんとかリングに生還。
大空はレッグブリーカーからミサイル発射。フィッシャーマSHを敢行。これをキックアウトした桜花はスタンガンで流れをかえ、ビッグブーツ。もう一度ビッグブーツを放つ。カウント2。ブレーンバスターの体勢に入るも、首固めに切り返す大空。そこから回転エビ固め、オクラホマロールを桜花を追い込む。いずれもカウント2止まり。
ならばと走る大空だったが、桜花がカウンターのビッグブーツ。キックアウトされるとDDT、カカト落としと攻め込みダメ押しのビッグブーツで勝利。
2、チャレンジwave(15分1本勝負)
○宮崎有妃(10分48秒、外道クラッチ)川畑梨瑚●


第2試合はW.W.W.D世界エリザベス王者の宮崎有妃に川畑梨瑚が挑む、チャレンジwave。宮崎と川畑は2月24日から開幕するマーベラスのAAAWタッグ王座決定リーグ戦にゴーカイレッドとしてエントリーしている。リーグ戦を間近に控え、直接対決で絆を深める一戦となりそうだ。

ロックアップでの押し合いは宮崎が制してクリーンブレイク。今度は手四つかと思いきや、川畑が組む瞬間にローキック。ドロップキックを成功させる。
しかし宮崎は倒れない。逆に宮崎がレッグドロップからリバース・インディアンデスロック。川畑の顔面をマットに叩きつけていく。ヘアーホイップからフロントネックロックに移行する。
劣勢をはね除けた川畑もマットに顔面を叩きつけ返して、リバース・インディアンデスロック。ボディースラムを狙うが、持ち上がらない。宮崎は「梨瑚ちゃんガンバレ!」と逆にボディースラム。コーナーホイップするも、川畑が切り返しのドロップキック。宮崎も串刺しラリアットを狙うが、かわした川畑がラリアットで飛び込む。宮崎もかわしてはずかし固めの体勢。なんとか回避した川畑が619。ノーザンライトSHの体勢。
これも踏ん張った宮崎がビッグヒップ。そしてはずかし固めへ。技をほどいた宮崎は「気合、入ってるか!」と尋ねる。川畑が「入っています!」と答えると、宮崎は「やれんのか!」と張り手。ところが川畑はビックリした模様…。ジェネレーションギャップに、宮崎もビックリ。「先輩が後輩をいじめているみたいになるから」とプロレス流の気合の入れ方をレクチャー。もう1回トライすることになるが、川畑は宮崎の張り手をかわして自分だけ張り手。
度は「梨瑚ちゃんからおいで」ともう一度トライする。川畑が張り手を見舞うと、宮崎も張り手。これをかいくぐった川畑がもう一発張り手。そして延髄斬り。

走る川畑だったが、宮崎がカウンターのラリアット。「わかってねーなー!」とムーンサルト・プレスを狙うが、お前も無理じゃねーか。ウラカンラナで切り返す。ノーザンライトSHもカウント2止まり。ハイキックもカウント2。バックを取る川畑だったが、踏ん張ったえびす落としスクールボーイ、外道クラッチで3カウント。
3、スクランブルwave(20分1本勝負)
SAKI&○梅咲遥(14分41秒、片エビ固め)野崎渚&網倉理奈●
※旋回式ダイビング・ボディープレス


レジーナ&W.W.W.D世界シングル王座の二冠王となった野崎渚は網倉理奈と組んで、SAKI&梅咲遥組と対戦。2・13後楽園でレジーナ2度目の防衛に成功した野崎が指名したのが、1・26大阪でピンフォールを取られたSAKIだった。

網倉vs梅咲で対峙するも、SAKIが背後から忍び寄り、梅咲&SAKIで連係。ワープレスを投下する。野崎もすぐに救出に向かい、梅咲&SAKIに低空ドロップキック。反撃に転じた網倉が梅咲にワープレスを2連発。
梅咲もネックブリーカードロップで形勢逆転。弓矢固めへ。耐えられると、SAKIとタッチ。

SAKIは網倉にサーフボードストレッチ。カウント2。フォアアームを連発していく。網倉もショルダータックルでやり返し、ワープレスを狙うが、SAKIがサムソンクラッチ。カエされるとショルダタックルのお返し。すぐに網倉も丸め込みからのヒップドロップ。キックアウトされると、ロープに飛ばそうとしたが、SAKIがブレーンバスター。ならばと、網倉は逆水平チョップ、パワースラムからワープレスでカウント2.
野崎が出てきSAKIに串刺しビッグブーツ。ハーフハッチでカウント2。ビッグブーツ、おしゃれキックからビッグブーツを狙うがSAKIがかわしてビッグブーツのラリーとなる。野崎が数で上回り、串刺しビッグブーツ。かわしたSAKIが野崎をトップロープにセットし、ニーリフト、ビッグブーツで飛び込んで行くキックアウトされるとカンパーナ。ブレーンバスターを狙うが、踏ん張った野崎が、網倉との低空ドロップキックを決める。野崎のビッグブーツが決まり、もう一度走るが、SAKIのカウンターのファルコンアローはカウント2。
梅咲が出て行き、ドロップキックを連発。野崎がスリーパーを狙うが、切り抜けた梅咲がドロップキック、ミサイルキックを放つ。かわした野崎がダブルニーアタック、ドルミル、ザキゴエをかわした梅咲が丸め込みへ。走る梅咲に野崎がカウンターのビッグブーツ。ザキゴェを放って交代。

網倉がショルダータックルで飛び出していき、ジャンピング・ワープレス。そしてセントーン。寸前でかわした梅咲が低空ドロップキックにつなげる。ボディースラムの体勢。踏ん張る網倉にフォアアームを叩き込む梅咲。網倉は逆水平チョップで応戦していき、ローリングダブルチョップ。カナディアン・バックブリーカーへ。

SAKIが救出し、ドロップキックと、サイドキックの競演。梅咲のミサイルキックはカウント2。走る梅咲だったが、野崎がビッグブーツで妨害。野崎&網倉でツープラトンのブレーンバスター、網倉がセントーンにつなげる。セカンドからのセントーンもカウント2止まり。SAKIがカット。野崎のビッグブーツは網倉に誤爆。すかさず梅咲がカバーする。カウント2。SAKIがストレッチボムで野崎を排除。梅咲がフィッシャーマンバスターにつなげる。SAKIがリバーススプラッシュ。梅咲が旋回式ダイビング・ボディープレスと畳みかけて3カウント。
4、次期エリザベス挑戦者決定~おてんばランブル~(5人参加)
ジャガー横田vs旧姓・広田さくらvsKAZUKIvs米山香織vsYappy
①○KAZUKI(2分50秒、体固め)Yappy●
※Yappy失格
②○米山香織(4分2秒、封筒獲得)
※米山が挑戦権を獲得
③○ジャガー横田(6分28秒、体固め)KAZUKI●
※KAZUKI失格
④○ジャガー横田(6分42秒、体固め)旧姓・広田さくら●
※フィッシャーマンバスター。ジャガーが勝ち残り、挑戦権を獲得

メインイベントは宮崎有妃が保持するW.W.W.D世界エリザベス王座への挑戦権をかけたおてんばランブル。エントリーしたのは、旧姓・広田さくら(43)、ジャガー横田(60)、KAZUKI(46)、米山香織(40)、Yappy(41)の5名(カッコ内の数字は年齢)。選手権試合は3WAYでおこなわれる、この試合で2名が選出されることとなる。

当日発表となっていたルールは、通常のプロレスルールに加えて、天井から吊された挑戦権の入った封筒を獲得するか、最後の一人になるまで闘うかの勝利方法があり、吊された封筒を獲得して、レフェリーに渡した選手が権利を獲得することができる。吊された封筒を撮る手段は、人や物を使ってOKとなるが、ラダーの使用は禁止。通常のプロレスルールでは負け抜け、勝ち残りとなり、最後に一人となった選手が勝ちとなる。封筒を獲得者が出てからこちらのルールが採用され、もし封筒獲得者が出ていない時点で最後の1人となった場合は、無効となる。次期挑戦権を獲得した2名は、3・1新宿でタイトルマッチに挑むこととなる。
お前チャンピオンじゃなかったのかよ。すみませんでした。いずれ私が撒くことになりますから。広田勝てないから。
ゴングと同時にジャガー以外は封筒を狙いにいく。ジャガーが椅子で襲い掛かると、Yappyが広田Yappyを丸める。カウント2。Yappyもレッグドロップを投下する。ジャガー&カズキダブルのクローズライン。ハイタッチしようとしたが、カズキ裏切る。ジャガーを踏み台にしようとしがた、しっかりお仕置きされる。ジャガーがカズキに、広田がヤッピにリバースインデアンデスロック、米山がグルグルパンチ、クロスチョップをお見舞い。
ジャガーがヒロ谷カカト落とし。カズキ&米山にはルーチャをお見舞い。挑戦権をとりにいくが、これは広田がボ・ラギノールで阻止広田はロープ渡りd絵狙うが、これは転落。広田が取ったが、転落したときに米山が取って、封筒をレフェリーに手渡し挑戦権獲得。
試合は続行されジャガー、広田、カズキとなる。広田が2人にDDT、フェースクラッシャーをお見舞い。広田がジャガーに619、シャイニング・ウィザードでカウント2。
カズキがニーリフト、ダブルアームニー。広田がウラカンラナ。カウント2。カズキが切り返してカウント2.
ジャガーvsカズキとなるとカズキがジャガー式バックドロップホールド。広田がローリングカカト落とし。オクラホマロールで丸める。カウント2。
広田もふらふらどーんで押さえ込む。喜ぶフィッシャーマンバスターでジャガーが勝利した。
◎エンディング
米山「なんで負けちゃったんですかぁー!」

宮崎「なんで負けたんだよー!」

ジャガー「何、怒ってんだよ」

宮崎「よろしくお願いします」

ジャガー「お前?」

宮崎「ハイ、自分です!」

ジャガー「防衛してる?」

宮崎「まだしてないです」

ジャガー「ふざけんなよ」

宮崎「えーと、3月1日エリザベス選手権、チャンピオン宮崎有妃、ジャガーさんと米山香織! よろしくお願いします」

ジャガー「なんでマユ下がってるんだよ!」

米山「コワいぃぃぃ」

宮崎「いや、怖くないです。すみません。よろしくお願いします!」

ジャガー「(ダウンしている広田に)いつまで寝てるんだよ! お前に負けたんだけど、私」

広田「次は大丈夫です、次は勝てますから」

ジャガー「次はないですから。コイツ(宮崎)で終わるから。コイツ(米山)はないに等しいから」

米山「えーーーーっ」

広田「できれば、ヨネちゃんに頑張ってもらいたい」

米山「頑張るぞーーーー!」

ジャガー「アイツが40過ぎとは思えない。お前も40過ぎなの?」

広田「43になりました、ジャガーさん」

ジャガー「まあまあじゃん」

広田「ジャガーさんも来年70になるんですよね?」

ジャガー「まだ60だっつーの! どうもありがとうございました。首、洗って待っとけ」

ここでジャガーは退場。
桜花「宮崎さん、3月1日、防衛してくれないと私たち、(ベルトを)取る意味がないじゃないですか。そうですよね? 私たち、3月13日に梅咲遥! お前と高瀬みゆきの持つディアナのタッグベルトに挑戦して、私たちが巻く! そして、宮崎さんがエリザベス。野崎がシングル。これでwaveでディアナのベルトを総ナメにするっていう計画があるじゃないですか! だから3月1日、絶対防衛してください。私たちは3月13日の大阪大会、ディアナの大阪大会でベルトを取ります。そして、3月13日の夜のwave大会で防衛戦をして、広田さん、頑張りましょう。もしディアナで取れなくても、waveで取れば」

広田「そうだよ。だから全部を全力で頑張らなくてもいいんだよね」

桜花「チャンスは2回ある! 私たちが取ったら、私たちに計画が」

広田「私たちは2回負けたらこのベルト剥奪だからね(WAVE認定タッグ王座)」

桜花「こっち取られちゃうんですって。会長が、会長が」

広田「何もコレ関係ないのに、関係ないのに、2回チャンス逃したからってこれも持って行かれちゃうなんて、そんなのおかしくない!? お前たちもなんかそれなりのペナルティ考えろよ。それぐらいのペナルティ、プレッシャーと責任と、そういうの懸けろよ。もうベルトだけの価値じゃなくなってんだよ。わかったか! 自分なりに考えておけ。これを懸けるっていうのを」
梅咲「高瀬さんと相談します」

広田「早めに言わないとコッチ、ハラスが決めるからな。ペナルティー決めるからな」

桜花「2回負けたら、じゃあちょっと2人セクシーなコスチュームで…」

広田「超セクシー水着にして、その2ショットとかポートレートとか出して、その売り上げをwaveに」

桜花「お客さんどう、どう?」

広田「それにしようよ」

桜花「早く決めろよ。じゃないと私たちが」

広田「スタジオ押さえておくからな」

悲鳴を上げて嫌がる梅咲。

桜花「写真、私が撮るわ」
広田「今日の決定ごとを野崎様、決まったんでお願いします」

桜花「まとめていただいてよろしいですか?」

野崎「またやりづらいフリで…。3月13日の大阪ディアナとwave、昼夜やるんですけど、そこでタッグのタイトルマッチ」

広田「2回、2回だから。2回負けたら…」

野崎「2回とも負けたら、こっちは(桜花&広田のWAVE認定)タッグのベルトを剥奪。(ルミナスが)2回負けたら…」

広田「セクシー水着で」

野崎「セクシー水着での2ショット撮影会。売り上げはwave。みなさん、わかりました?わかりました?」

桜花「ってことは、2回負けてほしいと思ってるよ」

野崎「じゃあ、みなさんぜひこっちが、wave側が2回勝つこと、必ず応援すること。これは正式決定だ! いま野崎様が決めた。ケッテー!! これが、waveだーーー!」