2022.06.01

「NAMI☆1〜Jun.〜’22」

日時
6月1日 水曜日
観衆
111人
場所
新木場1StRING
1、スクランブルwave(30分1本勝負)
○宮崎有妃&旧姓・広田さくら&ハイビスカスみぃ(15分17秒、片エビ固め)狐伯●&世羅りさ&SAKI
※ムーンサルト・プレス


CATCH THE WAVE開催中のプロレスリングwaveが新木場1stRING大会を開催。第1試合は、公式戦の組まれていない選手たちによる6人タッグマッチが組まれ、WAVE認定タッグ王者組のブリーフシスターズ(宮崎有妃&ハイビスカスみぃ)と旧姓・広田さくらはブリブラダンスで入場。狐伯&世羅りさ&SAKI組と対戦した。
先発はみぃvs狐伯。サイドヘッドロックの取り合いからショルダータックル。どちらも倒れず。すぐに走る狐伯だったが、みぃがドロップダウンからのアームホイップ。カバーさせない狐伯に対して、みぃが「なかなかやるな」と握手を求めてガットショット。低速の串刺しバックエルボーをお見舞いする。続く2発目は狐伯がドロップキックで迎撃。ならばとコーナーに登るみぃ。食い下がる狐伯が、中途半端にジーンズを下ろしてしまう…。するとみぃは「下げるならもっとちゃんと下げろよ。逆に恥ずかしいわ!」と狐伯にお説教。
狐伯がミサイルキックを放って試合再開。タッチを受けたSAKIがビッグブーツで追撃にかかると、みぃはスタナーで止めて、宮崎とのダブルを決める。

今度は宮崎がSAKIを捕まえ、奇跡で連係。ここで広田とみぃがチェンジを巡ってひと悶着。ビンタでのチェンジを繰り返す。見かねたSAKIが背後から襲撃する。
強引に引き戻された広田は、世羅とSAKIの誤爆を誘うも、世羅が広田にセラリズムバスター。キックアウトされるとリバース・カンパーナ。すかさずSAKIもみぃにカンパーナでアシストする。
このピンチを切り抜けた広田が世羅にスイングDDT、シャイニング・ウィザードでカウント2。タッチを受けた宮崎が張り付けラリアットで場外へと送り込む。広田がトペ・スイシーダの体勢に入るも、失敗に。すると宮崎はラダー、SAKI&世羅はイスを手にしたが、広田やTommyレフェリーに止められ、踏みとどまる。
リングに戻り、宮崎vs世羅が繰り広げられる。そんな中、みぃがスマホで撮影しながら『チャンピオン』を熱唱。「うるさい!」と宮崎と世羅に排除され、戦況は宮崎vs狐伯に移行していく。
狐伯がアームホイップからヘッドシザースホイップ。串刺し低空ドロップキックにつなげる。世羅のリバース・ダブルニードロップ、SAKIのリバーススプラッシュのアシストから狐伯が仕留めにかかる。スワンダイブ・ミサイルキックはカウント2。ダブルアームTを狙うが、宮崎が堪えてえびす落とし。だが、これを狐伯が切り返してカバーする。返されるとすぐに走る狐伯だったが、宮崎がラリアット。
キックアウトされるとみぃのスタナー、広田のラ・ブファドーラ、宮崎のえびす落としと畳みかけるが、カウント2止まり。最後は、宮崎がムーンサルト・プレスで狐伯にトドメ!
試合後、ブリブラダンスを披露しようとする広田&みぃだったが、宮崎が「今日は試合がいっぱいあって、時間がないって言われてるから撤収!」と音楽と止めて、そそくさと退場した。
2、CATCH THE WAVE 2022〜Futureブロック(15分1本勝負)
○鈴季すず<1勝1分=3点>(9分14秒、グラン・マエストロ・デ・テキーラ)大空ちえ●<1勝3敗=2点>


初戦の狐伯戦で引き分け、現在1点の鈴季すず。今大会が公式戦の2戦目。一方、大空は、これが最終戦。すでにFutureブロックは狐伯が4点で終了しているため、大空は勝って狐伯に並びたいところだ。

ゴングと同時にすずが突進。かわした大空が小刻みエルボー。すずもサイドヘッドロックで捕獲する。大空がロープに飛ばして脱出すると読み合いの攻防からドロップキックを決める。さらにヘアーホイップを狙うが、すずが側転でかわして、ヘアーホイップのお返し。

すずの串刺しスピア、串刺しランニング・ニーが決まっていく。そして逆エビ固めでステップオーバー。かろうじて大空がロープ。
大空もスクールボーイで流れを変えると、ワキ固めで捕獲。すずがロープに逃れるとドロップキックを連発し、腕へのドロップキックをお見舞い。エルボーの打ち合いからすずが頭脳プレーで抜けだし、場外からのランニング・キック、ミサイル発射で主導権を握る。さらにジャーマンを狙うが、大空が踏ん張り丸め込む。これはニアロープ。

攻勢に出る大空。ジャンピング・ショルダーアタック3連発はカウント2。ダイビング・ショルダーアタックにつなげる。これも返されるとキャトルミューティレーションへ。なんとかすずがロープ。
走る大空だったが、すずが交通事故タックル。ジャーマンを狙うが、大空が回転エビ固め。返されると、丸め込みを連発していく。いずれもカウント2。オクラホマロールも返される。追い込まれたすずだったが、ロープの反動を利用したグラン・マエストロ・デ・テキーラで公式戦初勝利をゲットした。

かくして大空は公式戦を2点で終了。ブロック優勝の可能性は潰えた。一方、すずの次戦は、6・11川崎での梅咲遥戦となる。
◎バックステージ
すず「キャッチ、Futureブロック2戦目、大空ちえ! まぁ、自分の中の大空ちえのイメージは、昔シングルしたことあって、ただただガムシャラにやってるみたいな、勢いだけのイメージだったんですけど、ちょっと今日、腕? 腕を攻められましてメチャクチャ効きましたよ。正直、危なかったですね。やっぱり腕攻められると身体が自由に動かなくなっちゃうので、凄い効きましたけど、やっぱここで負けてたらキャッチに参戦する意味がないんで、このままブロック優勝! そして、最年少・波女になってやろうと思います!!」
3、CATCH THE WAVE 2022〜Futureブロック(15分1本勝負)
△川畑梨瑚<1勝2分=4点>(時間切れ引き分け)梅咲遥<1勝1敗1分=3点>

公式戦3戦目となる川畑梨瑚と梅咲遥が激突。川畑は現在1勝1分の3点、梅咲は1勝1敗の2点という状況だ。

先手をとったのは川畑。ドロップキックで抜けだしサッカーボールキック。ボディースラムでカウント2。すぐさま逆片エビ固めへ。梅咲がロープに逃れると、川畑はコーナーに追い詰めミドルキックを連発し、串刺し式のソバットをお見舞いする。
梅咲も「ナメんな!」とドロップキックで反撃。変型4の字固めへ。スライディング・ドロップキックで川畑の足を狙っていく。そしてボディースラム。カウント2。今度は足4の字固めでステップオーバー。耐えられると走る梅咲だったが、川畑がカウンターのハイキック。

エルボーの打ち合いとなり、梅咲が手数で上回る。ネックブリーカードロップ、低空ドロップキック、ブレーンバスターでカウント2。ミサイルキックもカウント2止まり。
川畑も低空ドロップキック、619、低空ドロップキックで形勢逆転。キックアウトされると、ローキック。かわした梅咲が再び低空ドロップキック。足4の字固めへ。なんとか川畑がロープに逃れる。足へのストンピングで追撃する梅咲。カウンターのトラースキックから走る川畑だったが、梅咲がカウンターのブレーンバスターを放ち、ダブルダウン。
先に仕掛けた川畑がトラースキック、ノーザンライト・スープレックス・ホールドでカウント2。ムーンサルト・プレスの体勢に入るが、梅咲が投げっぱなしジャーマン。キューティースペシャルにつなげる。キックアウトされるとアメジストクロスを狙うが、川畑も回避。
ならばと梅咲は気迫のエルボー。川畑も投げっぱなしジャーマンでやり返す。2発目を狙ったが、今度は梅咲が回避する。すぐさまラ・マヒストラルを狙うが、崩れて未遂。逆に川畑がハイキック、バックキック、側頭部へのローキックをお見舞い。ムーンサルト・プレスを投下するも、梅咲がかわして丸め込みの応酬となり、そのまま時間切れを迎えた。

川畑はこれで狐伯の4点に並び、6・18千葉での鈴季すずで最終戦を迎える。一方、梅咲は3点となり、最終戦は6・11川崎でのすず戦となる。
4、CATCH THE WAVE 2022〜剛腕ブロック(15分1本勝負)
○優宇<1勝1敗=2点>(6分31秒、エビ固め)笹村あやめ●<1敗=0点>
※ラストライド

初戦の青木いつ希に敗れた優宇の2戦目は、今大会が公式戦初戦となる笹村あやめ。
慎重に足を取りに行く笹村、カバーの体勢となるも、優宇が跳ね返す。笹村のフォアアーム、優宇の逆水平チョップがラリーとなる。そこから笹村がアンクルホールドで捕獲。低空ドロップキック、低空DDTでカウント2。大外刈りを狙うが、踏ん張った優宇がセントーン。
カウント2。

優宇が片羽締めで捕獲するも、これはニアロープ。ならばと逆水平チョップから串刺しバックエルボー、キャノンボールを投下する。カウント2。
早くもラストライドの体勢に入るも、笹村が切り返してカウント2。再び優宇は片羽締めへ。なんとか笹村がロープ。すぐさま優宇はキャノンボール、ラストライドにつなげて3カウント。
優宇の最終戦は6・11川崎の高瀬みゆき戦、笹村の次戦は6・18千葉での青木いつ希戦となる。
◎バックステージ
優宇「2点、勝ちとりましたよ! 見てよ、この剛腕!! 私のためのブロックって思ってたけど、1回目の青木、今回の笹村、あのエルボーは笹村あやめのエルボー、この女子プロレス界1、2位を争う、剛腕なエルボーだとよくわかりました。いやー、青木と闘って、笹村と闘って、なんであの2人がこの剛腕に入ってたのか、よくわかりましたよ。まだ私の持ち点2点ですからね、次の11日の高瀬みゆき戦しっかりとって、4点奪取して、私がなんとしてでもリーグ戦、勝ち上がって優勝して、水道橋駅の西口にエレベーターつけてやるから、みんな待ってろよ!」
5、CATCH THE WAVE 2022〜剛腕ブロック(15分1本勝負)
△米山香織<3分=3点>(7分49秒、両者リングアウト)松本都△<3分=3点>

大混戦のコミカルブロック。現在、全員が2試合を消化し、すべてがまさかの引き分け裁定。4選手が2点で並んでいる状況だ。

試合前、米山と対峙した都が「コミカルブロック、私、まだ1回も勝ってなくて事実上、これが決勝戦なの。今日、勝てないと私の『CATCH THE WAVE 2022』終わっちゃうんですよ! アンタと遊んでいる暇はこれっぽっちもない! けど、100万円は欲しいから大人になって、これがコミカル決勝戦。胸貸すんで正々堂々やりましょう」と握手を求める。
米山は戸惑いながらも「…じゃあ、胸をお借りします、ということでよろしくお願いします」とガットショット。互いに打ち合っていく。
なんとか都が場外に米山を送り込み、プランチャ・スイシーダの体勢。トップロープに登ったが、怖かったのか、1段ずつロープを降りて、結局エプロンまで降りてしまう。これで形勢逆転に成功した米山が「松本都さん、今日は胸をお貸しください!」とヘアーホイップ。コーナー下で踏みつけていく。さらにキャメルクラッチ、リバース・インディアンデスロックで捕獲する。
反撃に転じた都が米山にY字バランス。米山もモンゴリアン・チョップ、グルグルパンチ、クロスチョップをお見舞い。これをガードした都がスクールボーイ。カウント2。クロスボディーもカウント2止まり。
すぐさま米山もクロスボディーでお返し。セントーンでカウント2。ここから丸め込みの応酬となる。いずれもカウント2。
続く都のシャイニング・ウィザードもカウント2止まり。マンマミーヤZを狙うが、米山がかわして、別のコーナーでY字バランス。「私の方がキレイだぞ!」と競い合う。そしてロープ上で張り手。Y字バランスを決めたまま、そのまま場外へと転落する2人。場外でもY字バランスにこだわり続けた結果、両者リングアウトとなった。

これで両者の公式戦は3点で終了。6・22新宿でおこなわれるコミカルブロック最終戦◎旧姓・広田さくらvsハイビスカスみぃ戦の勝者がコミカルブロック優勝となることに…!?
6、CATCH THE WAVE 2022〜蹴撃ブロック(15分1本勝負)
○中森華子<1勝1分3点>(9分9秒、エビ固め)野崎渚●<2勝1敗=4点>
※鎮魂歌ドライバー


蹴撃ブロック負けナシで単独トップの野崎渚の最終戦は、同期の中森華子。中森は初戦の清水ひかりと引き分け、現在1点という状況だ。
開始早々、中森がハイキック、シャイニング・ウィザードを敢行。キックアウトされると場外へと連れ出す。場外で蹴り合う両者。カウント9で戻っても、蹴り合いが続く。突っ込む野崎を、中森がコンプリートショットでロープに打ち付け、キックで追撃。ミサイルキックをお見舞いする。返されると、ダブルアームロックへ。耐えられるとコーナーに登る中森。
だが、野崎が雪崩式ブレーンバスターで形勢逆転。ミサイルキック、ダブルニーアタックで反撃にかかる。ノアールランサーを狙うが、かわした中森がキックを放つ。

5分経過。スリーパーで捕獲する野崎。耐えられるとビールマンキック、ザキゴエからノアールランサーでカウント2。ダメ押しのノアールランサー・ハイは中森がかわしていく。
中森はシャイニング・ウィザード、投げっぱなしジャーマンを敢行。野崎もノアールランサーでやり返す。走る野崎に中森がジャンピング延髄。続くビッグブーツは相打ちとなりダブルダウン。

カウント7で試合再開。中森が走るが、野崎が追走してビッグブーツ。中森も追走してヒザ蹴り。さらに走るが、野崎がカウンターのビッグブーツ、ノアールランサーでカウント2。ノアールランサー・ハイもカウント2止まり。ならばとコブラクラッチスープレックスの体勢。だがこれは不発に。
走る野崎に、中森がハイキックで止める。すぐさまジャンピング・延髄。側頭部へのキックと畳みかけ、最後はダメ押しの鎮魂歌ドライバーで3カウント! これにて野崎は2勝1敗の4点で公式戦を終了。
中森は3点となり、最終戦となる沙恵戦(6・18千葉)に望みをつないだ。
中森「オッシャ、レジーナに勝ったぞーーー!! 全勝して駒を進めて、優勝することがレジーナの役目かもしれない。だけど、私だってPURE-Jのタッグチャンピオンなんだよ。今日、負けるわけにはいかないんだよ! 18日、沙恵選手から何がなんでもきっちり勝って私が決勝に進んで、今年こそ絶対、波女になってみせます! 今日はありがとうございました!」
これで大会終了かと思われたが、宮崎&広田が乱入。1試合目が終わったときにできなかったブリブラダンスで大会を締めた。
◎バックステージ
中森「野崎は同期だし、このブロック、野崎がいるってことで私はずっと野崎を見てました。今日勝ったってことは、もうブロック優勝も同然だとわかってるので、でも、いまのところ野崎、4点で。私はこの前、清水ひかり選手と引き分けで3点。次、ドローでもダメだし、勝つ以外ありえないんですけど、気を抜かずに沙恵選手、しっかり勝ちたいと思います」