2023.01.01

「NAMI☆1~Jan~2023年新春・波始め~GO WAVE~」

◎前説
2023年1月1日、今年初の大会を新宿FACEにて開催。大会に先立ち休業中の桜花由美社長、野中美智子リングアナウンサーが前説をおこなった。
◎オープニング
新年恒例の書き初め披露がおこなわれ、wave全選手がリングへ。

桜花由美「皆様、新年あけましておめでとうございます。2022年皆様の応援があったからこそwaveは2023年を迎えられたと思っています。本当にありがとうございます! 本年のプロレスリングwaveも、何卒×4、よろしくお願い致します。元日ということで、すごく今日はたくさんのお客様、ご来場誠にありがとうございます。私、さっき受付やってたんですが、バタバタで申し訳ございませんでした。それでは今年の私の一言、発表したいと思います。じゃん! 「増」えるです。昨年から練習生が2人入りました。しかもJKです。2人入りまして、今年この2人をデビューさせたいなと思っております。そうすると私といま野崎が欠場中、いま試合をしてないんですが、2人がデビューしてくれたら、選手としては7人に増えるということで、waveもどんどん反映していくかなと思っております。そして、個人的に子供を授かって、家族が増えるといいなと思っております。高齢ということでなかなか授かれる確率が低いんですけれども、今年こそはママになって復帰できたらなと思っておりますので、皆様よろしくお願い致します」
宮崎有妃「明けましておめでとうございます。今年も去年に引き続き、一発目からハードコアではじまる私としてみれば、とても嬉しいカードで、テンションが上がっております。そして、とくにね…まぁすずと試合できるのは、もちろんいつでも嬉しいんだけど、朱崇花と試合できるのがとってもテンション上がっています。私の今年の漢字はこちら!(「狂」の文字)そうですね、今年も狂った感じにいきたいと思う気持ちと、別にそれが目標じゃないんですが、やっぱり葛西純。葛西純との蛍光灯デスマッチ、必ずやりたいと思って、この漢字にしました。今年はハードコア、そしてデスマッチにもどんどん挑戦していきたいと思います。みなさん、引かずにどんどん付いて来てください。よろしくお願いします」
野崎「皆様、明けましておめでとうございます。私の2023年の漢字、一文字はこちらです。「昇」るという字ですね。ショウ。こちらの漢字が私の一文字となっております。このままなんですが、2022年は地獄の先があるのかと思うほど、墜ちるに墜ちたので、その時点から2023年大復活に向けて昇り続けている途中の今日やっと2023年になれたということで。気持ちを新たにして、また昇り続け、昇って×3、大復活をし、まぶしすぎるの光を皆さんにお見せしたいと思います。本年もどうぞよろしくお願い致します」
広田「明けましておめでとうございまーす。皆様、今年もよろしくお願い致します。えっとね、書き初めもそうなんですけどね、私このあとね、10人とやって、それにね勝たなきゃいけないってなるとね、なんだろすごく不思議なテンションなんです。なんか、すごいテンションなので皆様ちょっと付いて来てくださいね、本当に。皆様の声援だけで私は今日なりたつ思いますので、よろしくお願い致します。私の今年の漢字は「新(シン)」。新しい、ですね。こちらの漢字になります。個人的なことだと今年の4月から子ども達が小学生新1年生になりますので、それにかけてと、あと私が入団して新しい景色を見せるぞー!なんて言ってて、どれくらい新しい景色見せられているのかなって、いまこの年になってもう一度、自問しまして、改めてみなさんに新しいwave、つねにいろんなことやってるんですけども、さらに新しいwaveの景色を見せられたらなと思いまして、戒めの気持ちも入れて、「新」ということになりますので、今年もよろしくお願いします」
狐伯「みなさん、明けましておめでとうございます。自分はwaveに入団して、はじめてお正月に書き初めをやりました。自分の今年の漢字は、大成長、大爆発できるように、とにかく『強』くなります。今年1年もっともっと強くなっていけるように頑張っていきますので、みなさん今年も応援よろしくお願いします。今日はタイトルマッチ頑張ります!」

続いてSHOPZABUNでおこなわれた年末ジャンボwaveくじプレゼント付きポートレート抽選会がおこなわれ、1等は2023年度のwaveすべて大会が無料となるプラチナカード、2等は東京以外の2023年度のwave大会が無料となるゴールドカード、3等は2023年度ナミイチ大会が無料となるシルバーカードの当選者が発表された。
1、新春・チャレンジwave 広田が全員に勝つまで帰れま10(各1分1本勝負)
旧姓・広田さくらvsアイガー、倉垣翼、高瀬みゆき、関口翔、櫻井裕子、青木いつ希、網倉理奈、笹村あやめ、川畑梨瑚、梅咲遥 
※広田が10人全員に勝つまで試合が終わらないルール。
①△広田(時間切れ引き分け)アイガー△
②●広田(0分56秒、体固め)青木いつ希○
※ボディープレス
③○広田(0分48秒、回転エビ固め)網倉理奈●
④○広田(0分30秒、体固め)梅咲遥●
※ラ・マヒストラルを切り返して
⑤○広田(0分53秒、へなーらサンセット)川畑梨瑚●
⑥●広田(0分59秒、体固め)倉垣翼○
※バックドロップ
⑦○広田(0分58秒、エビ固め)櫻井裕子●
※櫻井のカバーを切り返して
⑧○広田(0分55秒、逆さ押さえ込み)笹村あやめ●
⑨○広田(0分4秒、横入り式エビ固め)関口翔●
⑩○広田(0分59秒、ふらふらドーン)高瀬みゆき●
⑪△広田(時間切れ引き分け)アイガー△
⑫)○広田(0分40秒、エビ固め)青木いつ希●
※ジャックナイフ・エビ固めを潰して
⑬)○広田(0分31秒、エビ固め)倉垣翼●
※メタルウイングからのカバーを切り返して
⑭○広田(0分27秒、ウラカン・ラナ)アイガー●
※広田が10人から勝利したため終了。


12・22新宿で、旧姓・広田さくらの「私とやりたいヤツは上がって来いよ!」との発言を受け、高瀬みゆき、川畑梨瑚、網倉理奈、櫻井裕子、関口翔、梅咲遥、倉垣翼、アイガーが名乗り。そこに青木いつ希、笹村あやめを加えた10人との「全員に勝つまで帰れま10」マッチが決定した。

広田は各1分1本勝負で対戦し、10人全員に勝つまで「帰れない」という過酷なルールとなっており、広田が負け、ドローだった選手は、10人目が終わったあと順次その選手と対戦していくというもの。とにかく広田が全員に勝つまでおこなわれるため、観客にとってもリスキーな試合となった。

1人目はアイガー。手拍子の中じっくりニラみあう2人。「時間ないぞ」の声にアイガーが仕掛けて広田の上に倒れ込む。カウント2。そのまま2人はローリングして場外へ。場外戦となりあっという間に時間切れを迎えた。初戦からドローとなってしまった広田は「みんな、覚悟しろよ、帰れると思うなよ!」と観客にアピール。
2人目は青木いつ希。青木の入場時を襲った広田がフェースバスター。青木も「人の見せ場、潰しやがって!」と後頭部へのランニング・ニーでお仕置き。ブレーンバスター・ホールドでカウント2。ダブル・ニードロップ、ボディープレスを連発していき3カウントを奪った。
3人目は網倉理奈。入場するなり「『歌っていいですか?』って言ったら、いいって言われたので歌います!」と美声を披露。試合でも仕掛けていき、ボディースラムからワープレスを連発。カナディアン・バックブリーカーの体勢に入るが、切り返した広田が勝利。
4人目は梅咲遥。広田はリングインした梅咲の背後からいきなりボ・ラギノール。梅咲もドロップキックでやり返し、四方にエルボーアピール。その背後から広田がスクールボーイでカウント2。梅咲もラ・マヒストラルを狙うが、広田が切り返して逆転。
5人目は川畑梨瑚。開始早々、川畑がキックのコンビネーションで仕掛けて行く。そしてムーンサルト・プレスを投下するも、広田が切り返す。カウント2。ならばと川畑は延髄。これをかわした広田がへなーらサンセットで3カウント。
6人目は倉垣翼。広田が小刻みエルボーで向かっていく。倉垣が強烈エルボーでやり返し、ラリアット。「新年、明けましおめでとうございます」と串刺しラリアットを放って「ファイヤー!」を観客と唱和。続くラリアットもカウント2止まりとなると、バックドロップで3カウント。
7人目は櫻井裕子。握手から櫻井がショルダータックルをなんと23連発! 満を持してカバーするも、切り返した広田が頭脳勝利。
8人目は笹崎あやめ。笹村がコーナーホイップしようとするが、広田はスタミナ切れで対角コーナーまで走れず。調子が狂った様子の笹村だが、作戦を変更し低空ドロップキック、低空DDT、手つなぎ式の顔面キックからカバーを連発。いずれもカウント2。広田もフェイントを入れた逆さ押さえ込みに持ち込み、3カウント。
9人目は関口翔。お正月ということもあり、獅子舞を披露。「謹賀新年」の習字を披露するも、広田がスクールボーイでクルリ。
10人目は高瀬みゆき。ゴングと同時に高瀬が串刺しラリアット2連発。広田もコーナーホイップを振り返すが、高瀬がセカンドからのミサイル発射。続くセカンドからのエルボーアタックはカウント2。ならばと広田はボ・ラギノールを狙うが、読んだ高瀬が張り付けラリアット。ところが広田がふらふらドーンで逆転勝利。
2巡目に入り、11人目はアイガー。走るアイガーに広田がボ・ラギノール。ロープに走る広田。アイガーがドロップダウンでかわすも、広田がつまずきそのまま両者が場外へ。再び場外戦となり、カウント16まで数えられたところで1分が終了。
12人目は青木。青木はカニばさみから後頭部へのランニング・ダブルニーアタック。ブレーンバスター・ホールドでカウント2。再びダブルニードロップを狙うが、かわした広田がオクラホマロール。キックアウトされるとジャックナイフを狙う広田。これを青木が切り返す。青木もジャックナイフを狙うが、今度は広田が切り返して3カウント。
13人目は倉垣翼。倉垣がラリアットから早速メタルウイング。カバーするも、切り返した広田が逆転勝利。
3巡目。14人目となるアイガー。すぐさま場外に行こうとするアイガーだったが、ランバージャックのようにセコンドの選手に戻される。広田がへなーらサンセットを狙うが、持ち上がらずにアイガーに押しつぶされる。キックアウトした広田が走る。そしてウラカンラナで3カウント。
トータルタイム10分40秒での決着に、広田のみならず観客も胸をなで下ろした。
2、新春・デンジャラスwave(20分1本勝負)
宮崎有妃vs朱崇花vs鈴季すず
※時間切れ引き分け

2022年は米山香織、ミス・モンゴルとのハードコアマッチ(WWWD世界エリザベス戦)でスタートさせた宮崎有妃。2023年の闘い始めは、朱崇花、鈴季すずとのハードコアでスタートとなった。

それぞれ机を持って入場。ところが、すずと朱崇花の机はどうやら新宿FACEの所有物の模様。気づいた宮崎が「新宿FACEのは使うなって。ダメなんだってば!」と制止する。だが、聞く耳もたないすずと朱崇花。宮崎は「使うなって言ってるだろ!」と2人を机で場外へ。ひと暴れしたあと、リングに戻る。
朱崇花がすずにイス攻撃。ブリッジでかわしたすずがドロップキック。串刺し攻撃を狙うが、朱崇花が寸前でかわして張り手。
続いて宮崎が朱崇花にショルダータックル。朱崇花はアームホイップを狙うが、踏ん張る宮崎。逆に宮崎がフライングメイヤー。これを朱崇花が着地して、ブファドーラ。ロープに走るが、場外からすずが足をすくって排除する。
リングに戻ったすずは宮崎の腕にポスターをホッチキスで留めていく。朱崇花にもポスターを貼り付けようとするが、朱崇花は宮崎の逆の腕を差し出す。するとすずは宮崎の反対の腕にもポスターを貼り付け「1月9日プロミネンス、新木場大会来てね!」とちゃっかり宣伝。そして場外戦へ。
宮崎がコーナーに登るも、朱崇花がイスを投げつけ妨害。逆に朱崇花がコーナーからのラ・ケブラーダを成功させる。リングに戻った朱崇花はムーンサルト・プレスを投下。かわされると着地してみせる。すかさず朱崇花のバックをとるすず。そこに宮崎がラリアットで飛び込むも、朱崇花にかわされすずに誤爆。
ならばと宮崎は朱崇花にはずかし固めを狙う。朱崇花が回避すると宮崎はビッグヒップ。さらに朱崇花をリバース・インディアンデスロックで捕獲し、同時にすずも担ぐが…崩れてしまう。
改めて宮崎は朱崇花にはずかし固めの体勢。すると、すずは「コイツより私のほうが(観客は)見たい」と主張。それでも諦めきれない宮崎は、朱崇花にはずかし固め、その横ですずが一人はずかし固めをやればお客さんはもっと喜ぶ…と提案する。ひとまず手を結ぶことにした宮崎とすずだったが、朱崇花がバックステージへと逃げ込む。追う宮崎とすず。

しばらくして会場に戻ってきた3選手だったが、宮崎が台車上ですずにはずかし固めをかけ、それを朱崇花が運ぶというカオスな状況。
続いて宮崎は場外のすずにテーブルクラッシュを狙うが、朱崇花がイスを投げつけ妨害。今度はすずが朱崇花をテーブルにセット。宮崎がコーナーに登るも、すずがイスを投げつけ宮崎を妨害する。すずは「バーカ、ザマミロ!」と高笑い。

結局そのすずがテーブルにセットされ、宮崎がコーナーへ。朱崇花がまたもや妨害を試みるが、これを振り切った宮崎がテーブルクラッシュに成功する。

ところがこれは新宿FACEの机…。ヤケクソになった宮崎がすずの脳天を天板の破片でブチ抜いていく。すずも「机の角でいってやる!」とテーブルを振りかぶるも、宮崎が返り討ち。そしてコーナーに登る。すずが追いかけ雪崩式フランケンシュタイナーの体勢。宮崎が踏ん張ると、朱崇花が2人まとめて雪崩式フランケンシュタイナー。すずのカバーはカウント2。朱崇花が宮崎にイスを投げつけていき、ムーンサルト・プレスを投下。これは寸前で宮崎がかわす。
残り3分。ラダーを持ち出す宮崎。反対側からすずが登り雪崩式ブレーンバスター。さらにすずは朱崇花にイスの上へのテキーラショット。これはカウント2。

残り1分となり、宮崎が碁盤の上へのデスバレーを狙うが、踏ん張るすず。逆にジャーマンを狙うが、宮崎も回避し碁盤の上へのデスバレーを敢行。今度は朱崇花がキックを放つが、碁盤でガードする宮崎。そのまま担ごうとするが、逆に朱崇花が碁盤の上へのハリケーンドライバーを放ったところで時間切れとなった。
3、EVEインターナショナル選手権試合(30分1本勝負)
<王者>○優宇(9分6秒、体固め)狐伯●<挑戦者>
※ラストライド。第7代王者が4度目の防衛に成功


12・22新宿でEVEインターナショナル王座に照準を定めた狐伯。YMZ1・1新宿でおこなわれたEVEインターナショナル選手権試合で、優宇が水森由菜を相手に3度目の防衛に成功したため、狐伯との試合は正式にタイトルマッチとなることが決定した。
開始早々、仕掛けたのは狐伯。ドロップキック4連発を放って行く。優宇もセントーンを狙うが、狐伯がかわしてクロスボディー。これを跳ね返した優宇がセントーンでカウント2。串刺しバックエルボーもカウント2。
狐伯が場外に逃れると、優宇がみたらし団子。リングに戻って優宇が逆水平チョップを連発していく。

狐伯もドロップキックからアームホイップを狙うが、優宇が踏ん張る。走る優宇に、狐伯がカニばさみ。そして低空DDT、低空ドロップキックをお見舞いする。
今度は優宇の逆水平チョップ、狐伯のエルボーが打ち合いとなる。狐伯がアームホイップから低空ドロップキックを敢行。場外の優宇にプランチャ・スイシーダを投下する。
リングに戻って狐伯がミサイル発射。カウント2。優宇はジョン・ユーからのキャノンボール。かわした狐伯が串刺しドロップキック。低空の串刺しドロップキックからブレーンバスターにつなげる。キックアウトされるとダイビング・フットスタンプを投下。カウント2。串刺しドロップキックで追撃した狐伯がもう一度串刺し攻撃。これを優宇がクロスボディーで迎撃し、キャノンボール。
だが、狐伯もカバーを切り返していく。カウント2。すぐさま優宇がセントーンで反撃。ラストライドを狙うが、狐伯が回転エビ固めへ。
キックアウトされるとすぐさまロープに走るが、優宇がカウンターのイッポンでカウント2。ベアベアーズを投下させ、最後はラストライドで3カウント。
◎バックステージ
優宇「勝ったよ! 昼間・水森由菜、夜に狐伯。ギリギリだったけど、1日2回タイトルマッチという緊張感と、責任感、そして元旦に頭おかしいと思うんですよ。世界で一番はやいタイトルマッチしてやるって言って。でも、今日の対戦相手のお陰で、自分は何か小さな壁を超えられた気がします。対戦相手に感謝しつつ、このEVEのインターナショナルのベルトを懸けて闘いという挑戦者、バンバン募集してますので。熱い気持ちを持ってる人、私に直接言って来てください。バンバン飛躍して、'23年は女子プロレス大賞取ってやる!」

狐伯「世羅とのシングルマッチの後直訴して優宇さんのベルトに挑戦させてもらいましたけど、ここままじゃ勝てないなって。優宇さんがベルトを持ってる間にもう1回チャレンジしていきたいし、'23年はもっといろんな挑戦をしていきたいと思います」
4、DUALSHOCK WAVE~WAVE認定タッグ選手権試合(30分1本勝負)
<王者組>○SAKI&清水ひかり(13分1秒、チョロイルド)米山香織&チェリー●<挑戦者組>
※第30代王者組が8度目の防衛に成功


第30代王者組ということで、30回の防衛を目標としているgalaxyPunch!(SAKI&清水ひかり)。8度目の防衛戦は、第18代王者組のゴキゲンBBA(米山香織&チェリー)。BBAがタイトルをとれば5年5カ月ぶり2度目の戴冠となる。
先発は清水vs米山。「米山」「ひかり」コールが交差するなか、読み合いの攻防からスタートとなる。清水の背後からチェリーが襲撃。ダブルのクローズラインから「ゴキゲンBBA」ポーズ。清水もBBAの攻撃をかわすと、ぎゃらぱんでドロップキック。さらに米山を孤立させ、波状攻撃。ダブルのエルボードロップを投下する。

SAKIが出て行き、米山にサーフボードストレッチ。ダイヤル固めでカウント2。串刺しラリアットを狙うが、チェリーが救出する。
そのチェリーが出て行きSAKIに串刺しボディーアタック。SAKIの足を踏みつけ、河津掛け。カウント2。SAKIがアトミックドロップを放って、清水にタッチすると、ぎゃらぱんの波状攻撃タイムに突入する。

ならばとチェリーは変型4の字固めで清水に反撃。SAKIが助けに入ると、チェリーはSAKIを使ってダブルのクローズライン。カウント2。ネックブリーカードロップでカウント2。
清水もソバット、ドロップキックで応戦。キックアウトしたチェリーが清水の首を絞めていく。続くチェリーのダブルリストアームサルトはカウント2。

タッチを受けた米山がモンゴリアン・チョップ。ガードした清水がローキック。ミドルキックでカウント2。ならばと米山がクロスボディーでカウント2。清水もランニング・ローキックでやり返す。カウント2。
清水のPKF、ダイビング・フットスタンプが決まる。これもカウント2止まり。続くSAKIはカンパーナ狙い。これを米山が切り返してカウント2。ヒヤリとしたSAKIがフロントハイキックで反撃。リバーススプラッシュ2発でカバーする。これはチェリーがカット。

ならばとSAKIはストレッチボムを敢行。チェリーがカットすると、ぎゃらぱんはチェリーを排除。

逆に米山が首固め。返されると後方回転エビ固めを狙う。これはSAKIも読んでいた。ならばと米山は後頭部にランニング・ニーをブチこんでいく。
続いてチェリーが出て行き、読み合いの攻防からSAKIにヘッドシザースホイップ。一方、SAKIもチェリーにブレーンバスターの体勢。そのままロープに吊すと清水がミドルキック、SAKIもフロントキックで続く。そして合体フットスタンプを投下。

BBAも攻守を入れ替えると、米山のダイビング・千豚♪→チェリーのチェリトーンボムが決まる。チェリーがカバーするも、これは清水がフットスタンプで妨害。さらに清水は稲妻レッグラリアットで米山を排除。改めてSAKIはチェリーを肩車。清水がコーナーに登るも、しつこく米山が足止め。

その間にチェリーがSAKIをスリーパーで捕獲する。耐えられると春夜恋へ。これはSAKIが切り返す。SAKIのファルコンアローからのカバーはチェリーも切り返していく。
SAKIは清水のクロスボディーのアシストを受け、チェリーにデスバレーボム。キックアウトされるとストレッチボムの体勢。だがこれはチェリーが読んでカウント2。ならばとSAKIはチョロイルドで丸めて、8度目の防衛に成功した。

試合後、SAKIがマイクを取る。

SAKI「galaxyPunch!、2023年1発目、そして8度目の防衛に成功しました!ありがとうございます!! 今年もどんなにしんどくても、どんなにしんどい思いをしても、この大切なベルトを守り通してwaveのリングに上がり続けます。なので、誰が相手でも立ち向かう覚悟はできています! お待ちしています。今日はありがとうございました」
◎バックステージ
SAKI「ゴキゲンBBAの2人が歴代チャンピオンということも、いつもの防衛戦に増して大切な試合と思って向かわせていただきましたけど、どんなしんどい闘いでもあと20回」

清水「今年中にできるかしら(苦笑)」

SAKI「みんなが立ち向かいたいと思えるチャンピオンになりたいと思います」
5、Regina di WAVE~WAVE認定シングル選手権試合(30分1本勝負)
<王者>○志田光(18分24秒、片エビ固め)世羅りさ●<挑戦者>
※魂のスリーカウント。第19代王者が4度目の防衛に成功

2023年最初のメインイベントは、AEWで活躍し世界のスーパースターとして名を連ねる志田光の4度目のRegina防衛戦。挑戦するのは、2022年のNEXT優勝者であり、志田のアイスリボン時代の後輩である世羅りさ。志田の交通費がかさむwaveとしてはなんとしてでも世羅にRegina奪回してもらいたいところ。
いつものようにタイトルマッチ記念撮影がおこなわれるなか、世羅がベルトを強奪して志田を襲撃。いきなりゴングとなる。そしてエアーズロックⅡを敢行。「獲るぞ、レジーナ!」と叫んで羅紗鋏の体勢。これは志田も踏ん張り、ベルトでやり返そうとする。だが、踏みとどまる志田。ならばと世羅はレフェリーの死角をついて竹刀攻撃。コンバインへ。志田がロープ。
打撃戦を挟んで志田がショルダータックルで流れを変える。コーナーでナックルを連打したあと世羅をコーナートップにセットし、ニーリフトを敢行。さらにエプロン上にうつ伏せにしてヒザ蹴りをお見舞いする。
リングに戻して、志田がセカンドロープに登るも、世羅が襲撃。場外戦に持ち込み鉄柱に投下する。そしてバックステージへと消えていく世羅。スーツケースを持って現れると、志田の表情が変わる。どうやら志田の私物のようで、すでにタイヤが壊れている!?
お構いなしの世羅はスーツケースを志田に投下。志田は「14万…」と嘆きつつも、自分もバックステージへ。世羅の物と思われるスーツケースで応戦する。ヒートアップした両者は再びバックステージへと消えていき、他の選手のスーツケースをどんどんリングに入れていく。これにはセコンドにいた選手たちも大慌て!
世羅はリング上にスーツケースを山積みにすると、志田を投下。さらに志田のスーツケースの上に志田をセットし、リバーススプラッシュ式のダブルニードロップを狙うが、志田が寸前でかわして自滅。大きくへこむスーツケース……。
攻守が入れ替わり、志田がセカンドからの蒼魔刀。ニークラッシャーでカウント2。ストレッチ・マフラーホールドで捕獲する。さらにコーナー・ブレーンバスターからアキレス腱固めへ。
10分経過。志田がエルボーを放つと、世羅も応戦。ならばと志田はブレーンバスターの体勢。これを世羅がファルコンアローに切り返す。志田も同じ技でやり返し両者、ダウン状態。
仕掛けたのは志田。顔面へのヒザ蹴りを連発し、ロープに走る。これを世羅がエアーズロック。そして串刺しダブルニー、リバーススプラッシュ式ダブルニードロップでカウント2。コーナーに登るも、志田が雪崩式ブレーンバスターに切り返し、コーナーへ。今度は世羅が雪崩式の羅紗鋏、ダイビング・ダブルニードロップでカウント2。
志田も投げっぱなしジャーマンを放って15分経過。ビーナスシュートは世羅がキャッチ。これを志田がヘッドシザース・ホイップ、ジャンピング・ニーにつなげる。カウント2。さらにランニング・エルボーを放つ志田。キックアウトされるとヒザ蹴りから魂のスリーカウント。これを返されると、KATANAへ。
寸前でかわした世羅が掟破りの魂のスリーカウント。返した志田がカカト落とし、ブラジリアンキック。世羅も張り手で返す。ならばと志田は目突きからの首固め。キックアウトされるとビーナスシュート、ファルコンアローでカウント2。KATANAを決めるとカバーには行かず。ダメ押しの魂のスリーカウントでトドメを刺した。
◎エンディング
志田「4年前、アメリカに行く前、アイスリボンで世羅りさとシングルマッチをして、私は負けました。それがもう最後だと思ってた。もう絶対に、次はないと思ってた。でも、プロレスって絶対なんてないね。こうしてお互い立場が変わって、こうやってまたぜんぜん今度は関係ないwaveのリングで再会した。世羅はみんなを引っ張ってプロミネンスで頑張って、強くなったと思う。でも私の方が世界を見て、もっと強くなった。今日はそれだけのこと。でも絶対はないから、またどこかで熱いシングルしましょう。さて×3、GAMIさん! すみません、防衛しちゃいました! ただ年末年始が一番高いので、この先、値段は下がる一方だと思うんですが、すみません、また(交通費)お願いします。で、次の相手なんですけど、私いままで挑戦者決めておいてください、またいついつ帰ってきますって言ってたんですけど、ちょっと今回は私のやりたい人を、私から提案したい。本当に一番やりたい人は欠場しちゃってるからさー。どこにいるかな?(野崎渚を探す)いつ戻ってくるんでしょうね。まだまだかかりそうですね。次の防衛戦には彼女は間に合いそうもないので、またちょっと検討して、日本にもやりたい選手、いっぱいいるのでまたお知らせします。あの今回拒否権とかないんで、あの宮崎さんみたいに断るとかないんで。次の防衛戦は、私がやりたい相手と、このRegina di waveを懸けてやらせてもらいたいと思います。それまでみなさん楽しみに待っててください。今日は私が、この…えっ?」

狐伯がマイクをとる。

狐伯「すみません、今日は負けてしまったんですけど、自分は2023年、もっと強くなっていきたいと思ってるので、自分でチャンスをつかみにいきたいと思っています。なので年末にOZさんで発表された、AKINO選手の持つ無差別級の次期挑戦者のトーナメントがOZさんのヤツが20代限定のトーナメントがあるということで、自分もそれにエントリーしたいと思ってるんですが…桜花さん! OZさん、OZさんじゃない。尾﨑さんにお伝えいただけますか?」

桜花「いま、OZさんも妊活中で休業中だから、じゃあ狐伯がそのべルトを獲って、OZのレギュラーを勝ち取ってきてください。伝えておきます」

狐伯「はい、ありがとうございます。2023年、もっと自分でチャンスをつかみにいきたいと思います」

志田「今度こそしめさせてもらっていいですか?」

今度は宮崎がリングへ。

宮崎「あのー、2月2日は私、誕生日で。2月1日にwaveの新木場大会あるんですが、そこで私どーしても試合したい人がいて、それは私の大・大親友のバナナ千賀。みなさんにはあまり、わからないですかね。バナナ千賀、ヘラクレス千賀とも言うんですけど、ツトム・オースギと組んでてSOSという、Speed Of Soundsっていうタッグチームがあって、そのチームと試合したいです、どうしても! いいですか? 新木場大会、声出せると思うので、私はwaveのこのリングで『千賀死ね』っていう大コールを。いいんです。アイツに関しては言っていいんです。言っていい悪口になってるんです、この世の中で。みなさん大声で『千賀死ね』を言いましょう。よろしくお願いします。2月1日、ナミイチ。私と誰か組んで、SOSで闘います。よろしくお願いします」

さらに広田もリングへ。

広田「みなさん今日、私が最強だってことが証明されましたよね? ありがとうございます。今日みなさんが結構、予定通りの時間に帰れるのは私のおかげだと思ってください。今日私の最強が証明されたということで、いろんなことをこれから証明していきたいと思います。まずは1月9日、アミスタ大会ありますが、そこで私いま最強で、絶対負ける気しないので大きい人たち、デカ盛りの人たちと闘いたいと思います。だから我こそはデカいぞっていう人、さっきくるみちゃんもいて、もう復帰もして絶好調だと思うので、アイツデカいの代表だと思うので、そういったデカイwaveの面々、待ってます。そしてこっちはペラペラとか小粒とか、集めておきますので、大は小を兼ねる? 違う! 小は大を兼ねる? あっ、なんかちょっと間違えている感じがするんですけど…ちょっと間違えてますよね。小さくても勝てるんだっていうことを私が証明したいと思います! 1月9日アミスタ大会、またみなさんの声援がないと私は絶対勝てませんので応援しにきてください! ねっ!」

志田「もういいですか!?  もういいですね? もう誰もいないですね。大丈夫ですね。ちょっと私、ここに長らく座ってて、言いたいことできちゃいました。目の前に私のぺしゃんこのスーツケースがあるんですよ。これ14万円するんです。すみません。交通費で大変なところ申し訳ないですが、スーツケース代もよろしくお願いします。それはもうしょうがないんで」

二上美紀子会長「それはプロミネンスに言いなさいよ。ゴミ袋とかで持って帰ればええやん。乗るよ、飛行機の中に。スター、ゴミ袋で帰ろうよ」

志田「……(苦笑)。ゴミ袋では帰れません! スーパースターなんで!! 14万円お願いします、スーツケース代。締めます、じゃあ! いいですね! ということで2023年もwaveに翻弄される年になりそうです。でも、この1発目防衛して、最高のスタートを切ることができました。みなさんも2023年もプロレスいっぱい楽しんでください。これがwaveだ!で締めたいと思います」

二上会長「志田さん、上がろうよ。新年1発目なんだから」

志田「上がってください、みなさん」

二上会長「ここwaveのリングやぞ」

志田「ぜんぜん思う通りいかないじゃん…。(選手達は自分のスーツケースを持ってリング内へ)なんでみんなスーツケース持ってるの?(『壊されるんで持って行きます」という声が)あっ、そうなんだ。じゃあ、みなさん2023年も楽しんでいくぞ、これがwaveだーーー!」
◎バックステージ
――防衛おめでとうございます。
志田「ありがとうございます。いやー、2023年はじまりましたけど、まさか一発目から世羅りさとシングル…。なんかちょっと今年は、昔との遭遇みたいなものも多くなっていくのかもしれないなと思う年になりそうですね、2023年は。ただやっぱり私、ぜんぜん違うな、昔とはと自分でも思います。成長してます、いまだに。昨年12月、クリス・ジェリコ、ケニー・オメガがいるなか、私全米のテレビ放送のメインイベントを務めてきました。2022年全米の女子ベストバウトと言われる試合をしてきました。向こうでベルト獲れなかったですけど、まだまだチャンピオンになる実力があると、全世界に証明してますので、いまはwaveのベルト、そしてアイスリボンのベルト、それだけじゃなくて同時にアメリカのベルトも獲って、日米三冠で。今年はそれをまず目標にやっていきたいと思います。次の防衛戦なんですけど、いままでwaveさんの、団体のほうに次の相手をお任せしてきたんですけど、やっぱ日本でプロレスやってきて、やりたい選手メチャクチャいるんですよね。ここではあえて名前を出しません。名前を出しませんけど、私が心からやりたいと思ってる選手、その選手をwaveに、waveに出たことあるかないか、関係ないです。私はそういうの気にしないので、waveの方にも拒否権はないと言ってあるので、いままで上がったことがない選手だろうが、誰だろうが私は関係なく。私のやりたい選手とこの次の防衛戦やりたいと思っています。ということで、2023年も忙しくなりそうです。私は2日後にアメリカで試合があるので、また23年も世界中を飛び回りたいと思います。今年もよろしくお願いします!(スーツケースが目に入り)14万円…アタシどうやってアメリカ帰ればいいの…!? タイヤがもう1個しかないんです、どういうこと? まあ、でも防衛できたので、良しとしましょう。ありがとうございました」