2023.02.01

「PHASE2 Reboot 3rd~NAMI☆1~Feb.~’23」

日時
2月1日 水曜日
時間
開場18:30・開始19:00
場所
1、スクランブルwave(20分1本勝負)
柊くるみ&○網倉理奈(15分30秒、片エビ固め)高瀬みゆき&櫻井裕子●
※ダブル・アーミンバスター


今年2度目のナミイチ興行が新木場1stRINGにて開催され、宮崎有妃のバースデーwave、wave認定タッグ選手権試合など全5試合がラインアップ。まずは柊くるみ&網倉理奈vs高瀬みゆき&櫻井裕子のカードでスタートとなった。

くるみvs高瀬が先発。圧倒的なパワーで存在感を発揮するくるみ。豪快ショルダータックルでなぎ倒す。高瀬も低空ドロップキックでチャンスを作り、櫻井とのトレイン攻撃を狙う。これをくるみがショルダータックルで迎撃していき、高瀬にボディースラム。そして強烈すぎるフットスタンプ!
続く網倉がワー!プレスを敢行。なんとか高瀬がかわしてギロチンドロップを放って行く。そして櫻井にタッチ。

網倉と櫻井のCOLOR‘S対決となりエルボー合戦。櫻井がショルダータックルを放って走るが、くるみが合流しダブルのショルダータックル。すぐさま高瀬も救出に向かうが、くるみが迎撃。逆に網倉&くるみでワー!プレスの競演。さらに網倉がジャンピング・ワー!プレスを投下する。返されるとロープに走るも、櫻井がカウンターのボディースラムでカウント2。
高瀬がドロップキックで飛び出していき、まずは控えのくるみに突進。網倉を孤立させる。逆水平の打ち合いから高瀬がロープに走る。これを網倉がローリング逆水平チョップで迎撃。ロープに走ると、高瀬がカウンターのパワースラム。網倉もパワースラムでやり返す。
くるみが出て行き、高瀬にフットスタンプ3連発。コーナーにハンマースルーすると、高瀬がブーメラン・ドロップキック。串刺しドロップキックをお見舞い。くるみを担ごうとする高瀬だったが、逆にくるみがカナディアン・バックブリーカー。ならばと高瀬がセカンドからのエルボーアタックを放つが、くるみがキャッチ。高瀬がフェースクラッシャー、スタナーと必死に放つ。カウント2。
櫻井が出て行き、くるみにショルダータックル。これをくるみが受け止め反撃に出る。フットスタンプからカナディアン・バックブリーカーの体勢。着地した櫻井がスクールボーイ。くるみが踏ん張ると、高瀬がドロップキックのアシスト。カウント2。ならばとコブラツイストで捕獲する櫻井。

このピンチをしのいだくるみがブレーンバスター。セカンドからのドロップキックでカウント2。
網倉が出て行き、櫻井にセントーンを連発する。これはカウント2。櫻井もショルダースルーでやり返すと、網倉が逆水平チョップを連発→カナディアン・バックブリーカーへ。するとくるみも高瀬にカナディアン・バックブリーカー。さらに網倉&くるみは串刺しのボディーアタック、サンセットフリップの競演。見せ場をつくる。

続けて網倉がセカンドからのセントーンを放つが、かわした櫻井がショルダータックル。串刺しバックエルボーにつなげる。くるみがすぐに飛び込むが、かわした櫻井が誤爆を誘うと高瀬が追撃。
さらに高瀬&櫻井でファンタスティックフリップを敢行。返されると櫻井が変型ファイナルカット。だが、網倉も俵返しでやり返す。櫻井のブレーンバスターが決まるも、くるみがダブルハンドのラリアットで飛び込んで行く。この流れから網倉がセカンドからのセントーンを投下。キックアウトされるとダブル・アーミンバスターにつなげて3カウントを奪った。
◎試合後のマイク
櫻井「今日こそ私が……。みゆきさんに隣に立ってもらって、自分の力であーみんから勝ちたかった……。いままでシングルでもタッグでも、いつもいつもあーみんに負けるのは自分で、COLOR‘Sの中で頑張って頑張って人よりも時間がかかってもやっとここまで来て、今日こそ『あーみんに勝つ!』って思ったのに、勝てなかったのが凄く悔しいです。だから2月5日、waveで『ヤング・オー!オー!』があると思います。GAMIさんお願いします。どうしても自分の力であーみんに勝って、COLOR’Sに必要な存在だって思いたいんです。シングルをする機会がなかなかないので、そこでやらせてもらえませんか? お願いします!」

二上美紀子会長がスマホで撮りながらリングサイドへ。

二上会長「網倉、はしゃぎすぎ。はしゃぎすぎやろ。これCOLOR‘S、大丈夫なんですかね? (COLOR’S勢の反応を見ながら)いいですかね。はい、わかりました。じゃあ、のちほどSAKIちゃんに言っとくので、2月5日シングルマッチやりましょう(大きな拍手)。でも、あれよ? くるみ師匠のドカーンがなかったら下手したら勝てたかもよ? ちょっとくるみ師匠が反則でしたよ。じゃあみなさん2月5日、ヤング・オー!オー!で網倉vs櫻井やります!」
網倉「タッグとか、ユニットの絆は対戦で深まるってSAKIさんが言ってたから、私も信じてるし…裕子には負けないっ!」
2、方言彼女wave(15分1本勝負)
▲世羅りさ(14分10秒、両者リングアウト)青木いつ希▲


鈴季すずの体調不良によりカードが当日変更。プロミネンスの世羅りさが急きょ代打参戦することとなった。この試合はお互いの方言を全開にして試合をおこなう“方言彼女”ルールと銘打たれ、島根県出身の青木は石見弁、広島県出身の世羅は広島弁で試合をおこなうことに…。

方言を意識する青木に対し、世羅は普段通りの試合展開。すると青木が「この試合は方言マッ…」と試合を止めるが、無視した世羅がショルダータックル。ならばと青木もカニ挟みからの低空ドロップキックをお見舞いする。
改めて青木が「方言、忘れたんか!」と責めると、世羅は逆ギレ。「うるせーな! 代打で来とる! 方言って言われても、準備する時間が必要だーーー!」とコーナーホイップすると、青木も「方言、言われたのはこっちも一緒! そんなに広島弁言いたくないんだったら広島の悪口言っちゃおうかなー! カープの悪口言っちゃおうかなー!」とけしかけ、場外戦へと突入する。
ここからはお互いの県の悪口をラップバトルのように言い合う展開。そんな中、世羅が「島根は砂丘が…」と、島根と鳥取を取り違えたところで、青木が「そこだけは間違えんじゃねー!」とダブルニーでお仕置き。高速ブレーンバスター、ダブルニードロップからセカンドからのボディープレスでカウント2。

世羅もセラリズムバスターで反撃にかかる。コーナーに昇るも、青木がエプロンへと突き落としてラリアット。再び場外戦となり、世羅が「われ、よくもやりおったのぉ!」と言えば、青木も「おいテメー、島根って100回かかせてやろうか?」と小競り合いが止まらない……。
なんとかカウント19で両者生還し、世羅がコンバインへ。耐えられると串刺しダブルニーアタック、リバーススプラッシュ式ダブルニードロップでカウント2。エアーズロックⅡもカウント2止まり。ならばと世羅は羅紗鋏の体勢。

これを切り返した青木がカウント2。トラースキックから走るも、世羅がエアーズロック。青木も投げっぱなしジャーマン、ラリアットでカウント2。
残り3分となり、コーナーに登る青木。世羅が足止めしてエプロンへ。奈落式の羅紗鋏を狙うが、青木が回避しトラースキック。場外に落ちた世羅はリングマットの袖を外して、青木をグルグル巻きに!? その間にバックステージからスーツケースを持ち出すも、くるみも慌てて会場内へと現れる。
どうやらスーツケースはくるみの物だったよう。なんとか取り戻そうとするくるみは青木を羽交い締め。世羅がラリアットを放とうとするが、寸前で青木にかわされ同士討ちに。スーツケースを奪い合う世羅と青木。そこにくるみがトラースキック。これがスーツケースに誤爆したため怒ったくるみが青木&世羅に制裁のダブルハンド・ラリアット。結果、両者リングアウトが告げられた……。
3、PINK・ライバルwave(15分1本勝負)
▲旧姓・広田さくら(11分3秒、両者ノックアウト)梅咲遥▲

1・22千葉大会でwave認定タッグ王座に挑戦した旧姓・広田さくら&梅咲遥のピンクエルボー。今年に入り「最強」を名乗るほど調子がよかった広田は、負けたのは梅咲のせいだとシングルマッチでの対戦を要求。今回のシングル決着となった。

試合は広田がエルボーで仕掛けてゴング。開始早々ラリーとなる。シリアスな試合展開のなか、エルボーのアピールを巡り、両者がせめぎ合う。
広田がコーナーホイップするも、振り返した梅咲が串刺し攻撃の体勢。寸前でかわした広田がフェースクラッシャー。そしてロープ渡りへ。すると梅咲もトップロープに昇り、結果、2人とも転落してしまう。
広田は「こうなること、わかるだろ、アホか! 昇ってくるな!!」と試合を再開させるも、梅咲がカニ挟み、低空ドロップキック。今度は梅咲がロープに走るも、広田もカニ挟み→張り付けボ・ラギノールへ。そしてトペ・スイシーダを敢行する。かわした梅咲もプランチャ・スイシーダでやり返すが、広田も寸前でかわす。
リングに戦場を移してもエルボーのアピールを巡り、一進一退。梅咲のドロップキックに、広田はボ・ラギノールで応戦。へなーらサンセットはカウント2。走る広田に梅咲がカウンターのブロックバスターホールド。カウント2。
エルボーの打ち合いから、走る広田に梅咲がドロップキック。広田も追走式のボ・ラギノールをお見舞い。お互いに追走のボ・ラギノールでダブルダウンとなる。さらにお互いボ・ラギノールを放ちあい、両者KOとなった……。
4、DUALSHOCK WAVE~WAVE認定タッグ選手権試合(30分1本勝負)
<王者組>SAKI&○清水ひかり(13分32秒、体固め)関口翔●&川畑梨瑚<挑戦者組>
※ひまわり。第30代王者組が10度目の防衛に成功

前人未踏の30回防衛を目標に掲げている現・wave認定タッグ王者組のSAKI&清水(galaxyPunch!)。ひとつの節目となる10回目の防衛戦の相手は……同じ元アクトレスガールズの関口翔&川畑梨瑚のRedBlue〜翼を授ける。RedBlueは「DUAL SHOCK WAVE 2022」に初エントリー。1回戦で敗退したものの、タッグチームとしてのバランスはよく、今後が期待されるチームでもある。
4選手がクリーンな握手。SAKIvs川畑でゴングとなる。力比べから読み合いの攻防に。ロープに走るSAKIだったが、エプロンから関口がキックで足止め。川畑がスクールボーイにつなげて、まずはRedBlueがダブルのエルボードロップを成功させる。

続く関口がSAKIとエルボー合戦。SAKIがチョキブローを繰り出し、今度はぎゃらぱんの連係タイム。ダブルのエルボードロップでお返しする。
今度は清水が関口に張り付けミドルキック→張り付けドロップキックをお見舞い。カウント1。関口もドロップキックでやり返して、ミサイル発射。カウント2。
川畑がミドルキックで続き、清水をコーナーに逆さ吊り。ランニング・ミドルキックをお見舞いする。カウント2。走る川畑だったが、清水がソバットで止めてドロップキック。ここから読み合いとなるが、川畑が制してミドルキック。カウント1。エルボー弾で追い打ちをかける川畑。清水が応戦すると、川畑は顔面蹴り。走る川畑に清水もやり返す。
タッチを受けたSAKIがブレーンバスターから走る。川畑のミドルキック、SAKIのフロントキックが打ち合いとなる。そこからSAKIがカンパーナへ。
ピンチをしのいだ川畑はRedBlueの連係で形勢逆転。川畑がノーザンライトSHでカウント2。続く関口はまずは清水に一直線。SAKIを孤立させてからドロップキック。コーナーに昇る関口だったが、清水が足止めすると逆にSAKIが雪崩式ブレーンバスターにつなげる。さらにストレッチボムの体勢に入るが、川畑がキックで妨害。RedBlueでダブルのSTOを敢行する。カウント2。
SAKIも関口にブレーンバスターを放って清水にタッチ。清水がミドルキックで追撃する。キックアウトされるとスリーパーへ。これはニアロープ。

逆に関口がワキ固め。耐えられるとドロップキックを放ち、RedBlueで619の競演。すかさず関口がオクラホマロールへ。キックアウトされるとすぐに走るも、SAKIがボディースラム。清水がローキック、PKFにつなげる。カウント2。ならばと川畑を清水がハイキックで排除。SAKIがランニング・ブレーンバスターを狙うが、これは未遂に。
逆に川畑がドロップキックでSAKIを排除し、関口のミサイルキック。川畑のジャーマンから、関口がジャックナイフで飛び込む。これもカウント2となると、関口はランニング・エルボーバット、変型の大外刈りでカウント2。

しかし清水もカウンターのブロックバスターホールドからハイキックを命中させる。返されると、ダメ押しのひまわりで3カウント。
◎試合後のマイク
SAKI「(観客のおめでとうの声に)ありがとう! 私たちの大切なベルトの記念すべき10回目の防衛戦、大切な2人とタイトルマッチさせていただけてメチャクチャうれしく、そして防衛できてうれしいです! どうもありがとうございます!!」

清水「自分が×2、自分が…自分がチャンピオンの立場でずっと、ずっと×2、(言葉につまる)すみません。翔があのときはチャンピオンで、でもいまは私がチャンピオンで、逆の立場になったときにああやって翔が挑戦したいって、挑戦してくれて試合できたことがすごくうれしい。waveさんのリングで、私はたくさんの夢を叶えることができています。いまの目標は、SAKIさんと30回(防衛)。現実にしてやりましょう!」

SAKI「まだ1/3だからね。わかってる? まだ1/3だから。あと20。どんな敵が来ても絶対に勝ち抜きましょう。次の対戦相手は誰ですかーーー!? 誰でも来てくださーーーい。待ってまーーーす!」
二上美紀子会長が音響ブースからマイク。

二上会長「あのー、すごく感極まってるところ申し訳ないのですが、次の対戦相手、私、もう用意してあります。今日はどっちが勝っても、その人達に次の防衛戦の相手をしてもらおうと思って決めてきました。あっ、社長に内緒で勝手に決めてきました。ごめん」

桜花社長「聞いてません…」

二上会長「言ってないもん…(苦笑)。あのー、ねっ。元アクトレスガールズさんたちのキレイなエモい感じのあとに非常に申し訳ない! でも、あのいい験担ぎにはなると思うので、2月18日のアミスタとか空いてますよね?」

SAKI「もちろんです」

二上会長「空いてますよね。じゃあ、次の防衛戦の相手は菊タローとくいしんぼう仮面さん。DUAL SHOCK WAVEは男子もOKなので、男子も巻いてるので、一度そういうの経験しましょうか」

SAKI「私メチャクチャ楽しみ!」

清水「だってSAKIさんにチューしようとしてましたよね?」

二上会長「なんかね、菊ちゃんに乳も揉まれたら売れるらしいで?」

清水「いやです。乳とか…」

SAKI「でも売れるだよ?」

清水「乳だけNG…」

二上会長「いや、それは本人に言ってくださいよ。もう決まってるので、いいですか? 次、何回目になるの?」

SAKI「11回目です」

二上会長「11回目。はい、じゃあ菊タローとくいしんぼう仮面でよろしくお願いします」

SAKI「ありがとうございます。ぎゃらぱん、売れるぞーーー!」
5、YUKI MIYAZAKI HAPPY BIRTHDAY WAVE~4.4~(30分1本勝負)
宮崎有妃&○狐伯(17分49秒、ウラカン・ラナ)バナナ千賀●&ツトム・オースギ

2月2日に誕生日を迎え、44歳になる宮崎有妃のバースデー記念マッチ。宮崎が希望した相手は親友であるバナナ千賀と、ツトム・オースギのSOS(Speed of Sounds)。

試合はその宮崎vs千賀でゴング。早速、宮崎が「今日はお前らのために用意したものがある」と言うと、ハードコアアイテムの碁盤をリング内に滑り込ませる。千賀が「やめてくれ! 怖いからやめてくれ! そもそもオレは宮崎が怖いんだから。正々堂々とやろう!」とタックルを狙いにいく。踏ん張る宮崎。グラウンドの攻防となり、千賀がサイドヘッドロックで捕獲する。ショルダータックルで向かっていくが、受け止める宮崎。
諦めた千賀がオースギにタッチ。オースギもショルダータックルで向かっていくが、これも宮崎が受け止める。するとSOSは作戦変更の肩車!? 宮崎&狐伯も肩車で応戦するが、その間にSOSは碁盤を奪う。トペのフェイントのあと、碁盤を挟んで対局モード。宮崎&狐伯もSOSを場外に落とすと、同じようにフェイントからの対局モードでやり返す。
ならばと千賀が観客のコートを奪って自分のショーツの中にねじ込む暴挙。それを見た宮崎が「千賀死ね!」コールをファンに先導。そして、お仕置きとばかりにビッグヒップをお見舞いする。オースギにははずかし固めを仕掛けようとするも、千賀が「お前が呼んだのはオレだろ? オレの方がキレイだし」と名乗り出る。宮崎が「オースギの方がキレイだし…」と無視すると、千賀が「待て×3。そんなに見たいなら見せてやるから」とショーツを脱ぐ。アンダーウエア状態の千賀を突き飛ばした宮崎がオースギにはずかし固め。ならばと千賀が宮崎にビッグヒップでやり返す。
このまま試合する気満々の千賀だったが、Tommyレフェリーがショーツを履くようにと忠告。仕方なく千賀が履いて試合再開。

SOSは狐伯を担いで宮崎に突進しようとするが、碁盤を踏んで転倒してしまう。ならばと千賀は狐伯に「オレのケツ出しやがって!」とストンピングを連発。場外に狐伯を落とすとオースギが痛めつけてリングに戻す。
一方、狐伯もエルボー弾で反撃。千賀もナックル攻撃から走るが、狐伯がカニ挟みで倒して手の甲にフットスタンプ→低空DDT→低空ドロップキックでやり返し、宮崎にタッチ。

ラリアットでなぎ倒していく宮崎。SOSもトレイン攻撃を狙うが、宮崎が回避しまとめてマットに叩きつける。そしてムーンサルト・プレスの体勢。千賀が足止めすると、オースギが雪崩式フランケンシュタイナー。そして場外の宮崎&狐伯にステレオ式プランチャを敢行する。寸前でかわした狐伯が攻守を入れ替え、プランチャ・スイシーダをお見舞い。
狐伯がオースギを戻してコーナーホイップ狙い。振り替えしたオースギが串刺しバックエルボー。寸前でかわした狐伯がドロップキック。さらにボディースラムを狙うが、これはオースギが敢行。続くブレーンバスターは狐伯が着地。低空ドロップキック、ブレーンバスターにつなげる。カウント2。
千賀vs宮崎のマッチアップ。千賀が「宮崎、誕生日おめでとうありがとう。呼んでくれてうれしいぞ!」とエルボーを放つと、宮崎が「試合を受けてありがとう」とチョップで応戦。さらに千賀が「引退して帰ってくれてありがとう」とエルボー弾。宮崎はが「メチャクチャうれしいこと言ってくれるな」とチョップで返す。
さらに千賀が串刺し攻撃。セカンドからのミサイルキックを狙うが、宮崎がかわしてセカンドからのミサイルキック。宮崎のえびす落としはカウント2。ならばとムーンサルト・プレスを投下する。これはオースギがカット。
ならばと宮崎は狐伯をハンマー式で投下しようとするが、これは自滅。逆に千賀が宮崎にカニ挟みから、オースギがニーストライクという鮮やかな連係。
勢いに乗るSOSはランニング・ブレーンバスターを狐伯に敢行。これは宮崎がカットし、SOSにダブルのラリアット。狐伯も復活しスワンダイブ式の回転エビ固めを千賀に決める。カウント2。ヒヤリとした千賀だったが、垂直落下ブレーンバスターで仕留めにかかる。キックアウトされると、ジャンピング延髄を敢行。これも返す狐伯。ならばと千賀がカンクーントルネード。寸前でかわした狐伯がウラカン・ラナ…と思いきや、千賀が狐伯の股に食らいつき放さない。狐伯がジタバタしていたため、狐伯の3カウントorギブアップか判断がわかれるところとなったが、Tommyレフェリーは狐伯の3カウントと判定。宮崎&狐伯の勝利が告げられた。
試合の決着が付いたあとも狐伯にしがみついたままの千賀。宮崎、オースギが引っぺがす形でようやく離れた……。
◎エンディング
宮崎「みなさん、本日は2月のナミイチ、2月1日宮崎有妃バースデーwaveに来ていただき、誠にありがとうございます! みんなが知ってるとは思ってないです。でも、すごいタッグチームだって今日わかったでしょ? SOSは…もうね、本名公開してるからみちのくプロレスでヤッペーマンとか、なんかね。千賀もいまバナナだけど、昔はヘラクレス千賀とか、そういう名前でずっとやってて、もう本当に私は…うーん、そうですね。千賀のことを親友だと思っています。これからも、ずーっと仲良くしていきたい相手だと思ってるんだけど、なかなかね試合でかぶることって本当になくて…。えっとね、木村の、花の大会のバトルとかで絡んだことしかなくて、ちゃんとこうやって試合ができて、念願の千賀と試合ができて本当にうれしかったです。そんな私の個人的な願いを聞いてくれて、GAMIさん、桜花、ありがとうございます。本当は去年、引退の話をして、今年の3月の後楽園か、5月の後楽園かで引退しようと思ってたので、もうやめたんですけど、それを。やめたんですけど、やっぱりやれるときに試合したい人とやるべきだと思って、そうやって葛西にタテ突いたり、プロミネンスでも私の求めてるハードコア、デスマッチやってるのですごく…ねっ、試合できることはすごく嬉しいし、最近はみーちゃんと組んでないけど、心はつながってると思ってブリーフシスターズこれからもまだまだやっていこうと思っています。引退本当にやめてよかったなと心から本当に思っています。ありがとうございます!」
広田「宮崎さん! すばらしいメインでした。お誕生日おめでとうございます!! すっごい楽しそうにやってるんで、ちょっとジェラシーっていうか…。また私、拗ねちゃうんですけど、私あのー、今日は宮崎さんのお誕生日をお祝いするために、会場で闘ったんですけど、やっぱり勝利を宮崎さんに捧げることができなくてドローになっちゃったんですよ。でも私はまだやっぱり最強だと思うんですね。私、ちょっと順番間違えたと思うんです。自分で最強だと言ってるけど、waveで最強だっていうのを証明してなかったんですよ。だからwaveのいま試合できるのって3人だけになるんですけど、人数が少ないうちに自分がwaveの中で一番最強だって、waveで誰が一番強いか、この辺でちょっと……(狐伯に向かって)お前もだよ。お前もな、ウラカンは私の方が凄いからな!? ちょっとこのへんで人数が少ないうちにナンバーワン決定戦やりましょうよ! こういうのは誰も復帰とかしないうちにパコッとやったほうがいいので、2月18日アミスタで! 三つ巴!!」

宮崎「3WAYじゃなくて?」

広田「あっ…。いっぱいやるかもしれない?」

宮崎「だから私は広田と試合して勝ったとしたら、次、狐伯として試合して勝ったら勝ちのヤツでしょ? 三つ巴って。3WAYじゃなくて」

広田「……」

宮崎「でも、本当のナンバーワン決めるなら、3WAYで勝つんじゃなくて、それぐらいやらないと」

広田「そうですよね…わかりました! 言い間違いじゃないです! 三つ巴でいいです…。それで2月18日…waveのナンバーワンが決まる」

桜花「わかりました。じゃあその三つ巴をアミスタで組みましょう、決定で!」

広田「決定です! それで私が出て来たついでに大事なことを今からやりたいと思います。宮崎さん、お誕生日おめでとうございます!(誕生日ソングがかかると)待って、待って、待ってよ。あのー、実はもう1人、誕生日が近い人がおりまして、今日、私とチームピンクエルボー対決をした梅咲遥も、お誕生日おめでとう!」
するとSOSがケーキを持ってリングイン。桜花の音頭で「宮崎さん、遥ちゃんお誕生日おめでとう!」と顔面ケーキ。
抱負を聞かれた梅咲は、「22歳になるんですけど、キレイになれるように頑張ります。応援よろしくお願いします」とコメント。
宮崎は「私44歳になりまして、22も違うんだー、すごいね! 私も44歳はキレイになっていこうと思っています♪ 久々の『ヤング・オー!オー!』とか狐伯が引っ張っていってくれればなと思いますし、先ほど決まりました18日アミスタ、三つ巴戦は本当に過酷な試合形式だと思っているので、ああやって広田最強とか、狐伯が今日勝ったどーのこーの言ってますけど、たぶん私が最強なんじゃないかなとうっすら思っています。だから勝ち抜いて、いまのwaveで一番強いのは私だということを証明してみせます。ぜひみなさんご来場ください。今日はありがとうございました! 行くぞー、これがwaveだーーー!」
▼バックステージ
宮崎「試合のこと…狐伯が、勝ったじゃん! ちょっと見てなかったけど」

狐伯「楽しかったです。男の人なので一発一発が凄かったですけど、楽しかったんです。何か勝っちゃったんですけど、勝ったとは思えない何かダメージを負っている気がします」

宮崎「あははは。今日は本当に個人的な友達というか、親友。ずっと試合したかったので試合することになって、そんなに女子だけ見に来る人とかにはあまり浸透はないのかも、あまりよくわかってないんですけど、まあでも、ああいう…私はあの2人のことをザ・タッグチームだと思っているので、技巧派の、何でもできる、今日みたいな試合だって、ムチャクチャ激しい試合だってできる人たちだと思うのですごく尊敬しています。レスラーとしても、イチ人間としても、だから本当に今日は試合ができてよかったです。ありがとうございまあした。まあそれでね、やっぱり男の人だから狐伯が捕まってもうダメかと思ったけど勝てて本当によかったです。ねっ!」

狐伯「楽しかったです。なんかチクチクしました」

宮崎「ハハハハ。(三つ巴について)三つ巴、本当にやるんだね。なんかやっぱり三つ巴ってwaveの中の、激しい試合の5本指に入るんじゃないかと思ってる…前に彩羽、水波、野崎でやったのが凄く何往復くらいしたんだろうなっていう、あれを凄く覚えているので、2回勝たないといけないので」

狐伯「でも自分、waveのファンの方ならご存じかと思うんですけども、自分、広田さんに最強伝説を持っていまして…」

宮崎「広田だけでしょ?」

狐伯「広田さんに最強伝説を持っていたので、自分たちには宮崎さんに勝とうという気持ちで…三つ巴は行こうと思います」

宮崎「私はちゃっちゃとそんな長引くほど、やっぱり44歳で普通に狐伯と比べたらスタミナがね。そっか、そういうことか…。長くなったら私たちのほうが不利なんだね。だから、ちゃっちゃと終わらせて、何周もせず、試合を終わらせればいいですね。わかりました。そうします」

――引退を考えてから心変わりがあったとのことですが。
宮崎「そうなんです。Twitterとか、SNSとかでどこかでしゃべったと思いますが、本当はwaveの15周年が終わったらGAMIさんと桜花と話をして、引退に向けての話し合いをっていうのを、2年前くらいから言ってたんですよね。15周年前から。そこから日にちを考えようってなると、そんなすぐはアレなので3月の後楽園ホールでっていう風にもう話が進んでたんですけど、狐伯が入ったりとか、私がハードコアを本格的にはじめるというか、ブリーフシスターズを組んだりとか、いろんなことが重なって、なんか引退…。結構、決意は固かったんですけど、2回目なので。なんですけど、まあこの子を育てたいとか、あと網倉の存在とか、ブリーフシスターズ、ハードコアとかデカいんですけど、本当にプロレスが楽しいです。だから引退してる場合じゃないな、もうちょっとやろうと。もうひと花、ふた花、咲かせようと思っています。なので、まったくいまは辞める気ないです。野崎のケガももちろんあります。ケガのその最中に辞めるってことも視野には入らなくなって。だからこその、こないだの野崎復帰するときは私が目の前に立ちたかったんですけど、まぁまぁ、それも叶わなかったですけど、まぁでも、そうですね…。野崎がしっかりして、どちらかがベルトを持って闘ったりとかもしたいし、やりたいことはたくさんあります。もちろん葛西純との試合はしたいし。まだまだやりたいことがあるのに引退っていうね、ワードを心の中にチラつかせていたらいけないなと思い、完全に辞めました。完全に消えました。なのでこれからもよろしくお願いします!」