2023.02.05

「Detras de Lazona vol.8〜YOUNG OH! OH! 〜」

■前説
 2・5アミスタはwaveの恒例大会であるYOUNG OH! OH!。2008年からスタートし、今年は15年という節目の年を迎える。二上会長のもとには「試合入りますか?」とレギュラー選手からの問い合わせもあったというが、「みんな立派に成長してるやん」と一笑に付したという。今回は鈴木ユラ、杏ちゃむらの新顔も事前から注目を集めた。
 前説はアフリカの民族衣装を着た広田。リングアナの時は必ず着用するといい、母・
節子さんの持ち物だという。開始10分前には札止めが発表され、満員の観客から拍手が沸き起こった。
■田中希沙プロテスト
昨年4月14日、田中稔と府川由美さんの両親出席のもと、wave入団を発表した田中希沙がいよいよプロテストを迎えた。開始前にはバックステージで号泣していたという。ちなみにwaveのメンバーは、過去、プロテストに二上会長は2回、宮崎、広田、桜花はそれぞれ1回落ちた経験があり。
 指導役は桜花由美。基礎体力テストでスクワット300回からスタート。希沙は自ら声を出して、回数を数えた。途中、80回目で70回と数え間違えるシーンもあったが、宮崎が回数を正した。100回を超えると観客からは拍手。その後も200回で拍手が起こり、300回到達の際は大きな拍手に包まれた。
その後も、蹲踞、腕立て伏せを30回、ライオン式腕立て伏せ30回、腹筋100回と続いていく。腹筋が50回を超えたあたりから疲れも見え始めたが、頑張って100回をやり切った。さらに背筋100回と積み重ねていく。
続けてはマット運動へ。前転、後転、開脚前転、開脚後転、倒立前転、後転倒立、側転
、ネックスプリング、ヘッドスプリング。ブリッジ返り10回へ。失敗したとしても「もう一回お願いします」と挑戦を続けた。
そして、左右に回転するブリッジ、続けてブリッジを1分間。4種類の受け身とテストは続いた。その後、1分半の連続の動きをテスト。受け身、ロープワークの組みあわせとなり、その間、つねに動き、声を出し続けた。
最後に3分間のスパーリングへ突入。桜花自らが相手を務め、宮崎がレフェリーを買って出た。希沙は桜花のバックを取ろうと、必死にもがいていく。後半、マウントを取られるも、闘争心は消えず。桜花がグラウンドのスリーパーを決め、宮崎がストップする場面もあったが、それでも最後まで桜花に対して向かっていった。
 以上でプロテストが終了。最後まであきらめない姿勢、そして闘争心に観客から大きな拍手が起きた。結果は全試合終了後とアナウンスされた。
■入場式
懐かしの「YOUNG MAN」(西城秀樹)の曲に乗って『YOUNG OH! OH!』が帰ってきた。出場する全8選手が登場し、対戦カードが発表される。代表挨拶は狐伯。「自分は『YOUNG OH! OH!』初出場なのですが、みんな(ほかの選手も)初出場ということで、自分はwave代表として確実に完ぺきに勝つので応援よろしくお願いします」と抱負を述べ、「YOUNG OH! OH!」のかけ声とともに大会がスタートした。
■ YOUNG OH! OH!wave(15分1本勝負)
狐伯(10分18秒、片エビ固め)鈴木ユラ
※直伝ダブルアームT

 『YOUNG OH! OH!』のオープニングを飾るのは狐伯。いっぽうの鈴木ユラは、wave自体が初参戦。「waveさんからオファーいただけるなんて光栄。必ず爪痕を残します」と宣言していたが果たして…。
まずはともに大声で「お願いします」と握手。ユラに対して一度は組み合わなかった狐伯だが二度目のコンタクトでロックアップ。ユラが足を取るとグラウンドへ。狐伯もマウントを取り返す。ユラがロープに振ろうとするも、狐伯はテキサスブルドーザー。ヘッドロックを外さない。さらには首四の字へと移行。ユラはロープに逃れると、狐伯はコーナーへぶつけていく。ヘアホイップ、低空ドロップキックとつないで、今度はロープに振ってのドロップキック。そして弓矢固めを完成させる。
その後、スタンディングでエルボーを打ち合うと、狐伯はボディスラム。コーナーへ打ち付け、もう一度、ボディスラムへ。カウントは2。しかし、ユラも豪快なボディスラムでやり返す。ここで流れをつかんだユラがコーナーに押し込んでヒザ爆弾、そしてワキ固めに捕らえる。狐伯は必死にロープブレイク。ユラは低空ドロップキックで攻撃の手を緩めず。「あげるぞ!」と宣言するもここは投げられず。狐伯もブーメラン式のミサイルキックでやり返す。再びスタンディングへ。ユラはヒザを何度も打ち付けキチンシンクを連発するも狐伯は低空DDT、低空コルバタ。コーナーでの戦いとなるも、狐伯はヘッドバッド。それでもユラはひるまずデッドリードライブ。カウントは2。
「お返しだ」と狐伯もキチンシンクを連打すると、続けてコーナーに追い込んで低空ドロップキック。そしてトップロープからのミサイルキックを決める。
 しかしユラも一瞬のスキを見逃さず、狐伯を腕ひしぎに取るがロープブレイク。すぐに狐伯は切り返してコーナー際にユラを追い詰めると、顔面ドロップキックから直伝ダブルアームTへ。これでカウント3が入り、入場式の宣言通り、狐伯が勝利を飾った。そして、リングから引き揚げるときは「勝ったぞー!」の一言を忘れなかった。
■ YOUNG OH! OH!wave(15分1本勝負)
梅咲遥(7分55秒、ラ・マヒストラル)杏ちゃむ

『YOUNG OH! OH!』のみならず、waveそのものが初参戦となる杏ちゃむ。前回のアミスタ大会で二上会長は「うちの映像班がハマっている杏ちゃむが参戦します」と説明していたが…。一方、アミスタが本拠地の梅咲。両者はデビュー前、同時期に一緒に練習していたこともあり、『YOUNG OH! OH!』ならではの好カードが実現した。
杏ちゃむは入場すると、いつものようにコーナーに寝そべってアピール。waveのファンには初お目見えのシーンだ。まずは「お願いします」と手を出す杏ちゃむに「大丈夫です」と拒む梅咲。
試合は杏ちゃむが客席から沸き起こった「ちゃむ」コールを先導。そして、即座に足を取るも、梅咲も即、ドロップキックで反撃し、投げキッスポーズ。これに杏ちゃむはすぐに腕を取り返すが梅咲はロープブレイクに逃れた。杏ちゃむはロープに梅咲を張り付けると「ハッピー・バレンタイン!」と叫んで鼻フック。そして背後からのドロップキックで畳みかけるも、バズソーキックは空振り。
「何がハッピーバレンタインだ」と梅咲もボディスラムで反撃に入る。杏ちゃむのツインテールをとらえたキャメルクラッチから、弓矢固めに持っていく。今度は梅咲が杏ちゃむをロープに張り付けて背後からのドロップキックでお返し。そして両者がスタンディングで壮絶なエルボー合戦。ものすごく鈍い音が交差する。
ともに重い攻撃が交差したが、最後は梅咲が杏ちゃむを倒した。さらにもう一発狙うと、杏ちゃむはワキ固めから三角締めと得意の関節技を駆使していく。さらに関節を狙うも梅咲はネックブリーカーからフットスタンプで流れを変え、低空ドロップキックと決めていく。しかし、フォールに入った瞬間、杏ちゃむはワキ固めで切り返す。さらに腕ひしぎへと移行。次から次へと披露する杏ちゃむの関節技が光る。
 案とかロープへ逃れた梅咲を逃すまいと、杏ちゃむは突進するが、その飛び込みざまを梅咲はキューティースペシャル。この勢いに乗り、トップロープからのミサイルキックで畳みかけたが、杏ちゃむはかろうじてキックアウト。
杏ちゃむも負けじと、側頭部へのハイキックからフィッシャーマン。梅咲が返すと、さらにトップロープからのクロスボディーを決める。そしてそうまとうを決めるも、梅咲もフォールを切り返し、エビ固め合戦へ。どちらもカウント2で返す。ここで両者が向かい合った瞬間、梅咲は体を入れ替え、マヒストラルに捕らえて、粘る杏ちゃむを下した。
■ YOUNG OH! OH!wave(15分1本勝負)
川畑梨瑚(「7分24秒、体固め)大空ちえ
※ブラジリアンキック

 2・1新木場ではRedBlue〜翼を授ける。でのwave認定タッグへ挑戦した川畑。
一方のちえは、久々のwave登場となる。
 まずは両者の握手からスタート。振り返りざま、ちえがドロップキックを先制ヒット。2連発からフォールを奪っていく。そして巧みにコーナーを操り、対角線から低空ドロップキックへ。川畑もソバットでちえの動きを止めるも、ちえはヘッドスプリングで起き上がる。
 互角の立ち上がりから、ちえはコーナーへおびき寄せ、川畑をぶら下がり式の腕ひしぎへ。さらに低空ドロップキックで続けて攻め込みフォールの体勢へ。川畑はカウント2で返す。
ならばと、ちえはブレンバスター狙いで行くも、川畑はこれを堪えて、延髄蹴りからローキック2連発。そして背中への強烈なサッカーボールキックを連発で重ねていく。
ちえもブーメラン式のドロップキックでやり返すと、トップロープからのミサイルキックでダメージを与える。再びスタンディングに移り変わって技の掛け合いとなるが、ちえがブレンバスター。川畑も投げっぱなしジャーマンからハイキック。ちえはエビ固めからスクールボーイ、横入り式エビ固めへ。連続フォールを川畑はなんとか2カウントで返すと、逆にエビ固めで切り返す。これもカウント2でちえが返す。
川畑はここで必殺のバズソーキックに取り、さらにジャーマン狙いで行くがちえは腰を落とし、逆転のフィッシャーマン。なんとか川畑もハネ返す。ここでちえが果敢に攻め込もうとするも川畑はハイキックで動きを止めて流れを変えるとバズソーキックでさらに蹴り込んでいく。一度はカウント2でキックアウトしたちえだが、ダメ押しのブラジリアンキックを決めると、ちえはもう返すことができず3カウントが入った。
■ YOUNG OH! OH!wave(15分1本勝負)
櫻井裕子(14分8秒、胴締め式ドラゴンスリーパー)網倉理奈

  2・1新木場で「どうしても自分の力であーみんに勝って、COLOR’Sに必要な存在だって思いたいんです。シングルをする機会がなかなかないので、そこでやらせてもらえませんか?」と二上会長に嘆願した櫻井。こうして今大会でCOLOR‘Sによる同門対決が行われることとなった。
SAKI、清水も観戦に訪れる中、COLOR‘Sによるシングルがメインを飾ることとなった。
二人のロープ上げをSAKIが務める。
  「よろしくお願いします」と櫻井から手を出し、二人はガッチリと握手からスタート。ゴングが鳴るとまずは二人とも動かない。そして、意を決して向かい合うとロックアップ。
まずは網倉が押し込んでいくも、櫻井が体を入れ替えてエルボー。続けてタックル合戦は互角。2度、3度と続くがどちらも倒れない。「来いよー」と叫ぶ網倉。そして4度、5度も互角となった後、自らロープにとんだ網倉がようやく櫻井を倒した。網倉はコーナーに追い込むと、ヒザで顔面を押し込む。そして、コーナーに押し込んでブロンコバスター
から低空ドロップキックへ。
序盤は網倉のペースが続く。そして逆エビの形に持って行った網倉がフォールを挟んでから逆エビを完成。そして逆水平方エビに移行するが、櫻井は意地のロープブレイク。
ここでいったん、スタンディングとなり、エルボー合戦へ。どちらもひるまず。ならばと網倉は逆水平チョップ。これはさすがにものすごい破壊音が鳴り響く。そして再びコーナーに追い込むと今度は逆水平の連打。しかし、距離を取ろうとした網倉の髪を掴んで、次の動きにいかせなかった櫻井がコーナーへ逆に押し込んでエルボーを連発。そしてリング中央でコブラツイストへ。技を解き、櫻井は顔面を蹴っていくと、網倉も吠えて耐えていく。
今度は桜井がビッグブーツで網倉を追い込むと、ショルダータックルを決め、自らの力で倒す。そして、リバースDDTの形となって、グイグイと締め上げていくが網倉はロープブレイク。今度は網倉がダブルチョップ。そしてカナディアンバックブリーカーに持ち上げていく。そのままコーナーに宙づりにすると、タックルでぶつかり、さらにはセントーン。強い攻撃を続ける網倉だが櫻井も必死に耐える。すかさずトップロープへ上る網倉だが、櫻井は下からチョップを打ち、動きを止めると、デッドリードライブへ。ここで寝技に持っていき、網倉をドラゴンスリーパーを胴締め式に決める。ロープブレイクとなっても、櫻井は技を解かず。そして、得意のブレンバスターを狙った櫻井だったが、これを網倉は投げ返す。ここでチャンスとばかり、網倉が走ってくるところを櫻井はボディスラムで投げ切る。
10分が経過。両者ダウン状態から、ともにヒザをついた状態でのエルボー合戦へ。そしてスタンディングになだれ込むと櫻井はファイナルカッター。しかし、網倉も即座にパワースラムを決める。このままフォールの持っていったが、櫻井が逆に上へ乗り、フォールを奪う。櫻井の気迫に網倉の呼応が充満する好勝負となっていく。
網倉はカナディアン式に持ち上げるとそのまま前方に倒し、すかさずサマーソルトドロップ。そしてトップロープからのダイビングセントーンを決める。さすがにこれで終わりかと思われたが、櫻井はこれもカウント2で返す。ならばともう一度トップロープへ登ろうとする網倉の足にしがみついた櫻井は次の一手に行かせない。ここで反撃へ移ると、スピアーからついに自らの手でブレンバスターを成功させる。そして、もう一度、この流れから胴締め式のドラゴンスリーパー。グイグイと締めあげ、網倉がロープへとにじり寄ろうとするも、身動きを取れなくする。網倉はついにギブアップの意思表示を見せ、櫻井が自らの手で勝利をもぎ取った。
レフェリーから手を挙げられた櫻井は涙を見せる。そしてマイクで思いのたけを語る。
「約束通り、私が勝ちました。あーみんとは同じ2018年にデビューして、欠場してる間もあったのに、どんどん私を置いて上にいっちゃったから、悔しくて寂しかったけど、今日、私の力のであーみんから勝てて嬉しいです。あーみんがコーナーから落ちてきたときは死んじゃうかと思いました。でも、今日、ずっと勝ちたいと思っていたあーみんから勝てて少しだけ自信が持てました」
こうして櫻井の勝利という感動の光景となったリング上。このままエンディングへ突入となり、参加8選手がリング上で。今回は、試合後の感想をそれぞれがリングで述べることとなった。
狐伯「自分は鈴木ユラ選手と初対戦で勝ったんですけど、もっと余裕を持って追い込めたという反省があるので、次はもっと余裕を持って勝つので覚悟しておいてください」
ユラ「waveさんに初めて上がらせていただいて、本当にうれしかったですけど、負けてしまいました。売店でなぐさめてもえるとうれしいです。ぜひ売店にもお越しください」
杏ちゃむ「初めまして、信州ガールズの杏ちゃむです。はじめましての方も多いと思います。遥ちゃんとは2回目のシングルで、一度目は自分のホームで試合をさせていただきました。今日は、勢いに乗ってるのをすごく感じました。同じ世代の若手として、もっともっと頑張っていかないとと、感じさせてくれました。あと、声援のある会場、とても楽しかったです」
梅咲「ちゃむさんとは2回目のシングルで。プロレスラーになる前から一緒に練習させていただいていたので、今日は戦えてすごく嬉しかったです。また戦ってください」
ちえ「今日はwaveさんへの参戦が久しぶりだったんですけど、川畑選手の蹴りが重くて最後のほう、朦朧として全く覚えていないけど、勝てるように頑張るので、リベンジさせてください」
川畑「『YOUNG OH! OH!』を盛り上げる、そして、プロレス界を盛り上げる、同世代という意味では仲間ですけど、そのなかで私が1番になりたい。ここにいる全員とシングルして勝ち上がって『YOUNG OH! OH!』、そして、プロレス界を盛り上げたい」
網倉「大口をたたいて負けたというのは罪なことですから、私はもっとここのリングで強くなって、いろんな強敵を自分のパワーで必ずぶっ倒して見せます。これからも応援してもらえるようなかっこいい網倉になるので、見捨てないでください」
●田中希沙の発表
全選手のコメントが終わったあと、田中希沙がリングに上がる。桜花もリングイン。そして合否発表へ。桜花がマイクを握る。
「希沙さん、プロテストお疲れさまでした。体力面、技術面はまだまだです。だけど、緊張してる中、お客さんの見ている中で、いつもの力を発揮できたと思います。結果は…合格です!」
 この発表に観客から「おめでとー!」の声が四方から飛ぶ。
 桜花は「今まではプロレスラーになるための練習をしてきました。これからはプロレスの練習をして、一プロレスラーになれるよう、頑張ってください」と続けた。桜花にマイクを差し出された希沙は、「これからもっともっと頑張ります。ありがとうございました」と感想を述べる。広田リングアナの「この喜びを誰に伝えたいですか」という問いには、「お父さんとお母さんです」と答えた。
そして最後に、大会を締める本日のMVPが桜花社長から発表された。
「MVPはすごい気迫だった網倉理奈! すごい気迫が選手にもお客さんにも届いたと思う。なのでMVPです。それでは今日の『YOUNG OH! OH!』締めてください」
 この発表により網倉がリング中央へ。
「MVPは賞金とかあるんですか(観客笑)。でもみんな寄ってください。みんなでやってください。行くぞー、『YOUNG OH! OH!』」で大会は終了となった。
●バックステージ
田中希沙
ーー今の気持ちは?
「ずっと合格の発表がされる前から怖かったです、でも、いまは合格いただけて一安心しています」
ーー体力テストを振り返ってみていかがでしたか?
「腹筋がいつもよりできなかったので悔しかったです」
ーースパーリングはどうでしたか?
「できることが何もなかったので家でお母さんに教えてもらったり、いろんな動画を見て自分なりに頑張ったつもりだったんですけど、何もできなかったのでこれからもっともっと頑張っていきたいなと思っています」
ーー今日はお母さんから何か言われたことは?
「いつもは両親どちらからも『頑張ってね』という感じではなくて、マイナスなことを言われて、『悔しかったら頑張ってみろ』という感じなんですけど、今日は、出発するときに二人とも『頑張ってね』と言ってくれれたんで、いい報告できるようになりたいなと思っていました」
ーー両親から日ごろ言われていることは?
「いつも言われているのはメンタルが弱すぎるから、そんなんじゃだめだと言われることが多いんですけど、でも、やるからには越してみろと言われています」
ーーお父さんの活躍をどう見ているか。
「小さい時から尊敬してますし、昨日も緊張と不安で全然寝れなかったんですけど、夜中に父や母の試合を見て、改めて二人のすごさを感じて、私は二人の子供なのに、なんでこんなにできないんだろうと自分でも思うし、周りの人からも思われていると思うんですけど、できないなりに絶対あきらめないで、いつか二人を超えられるようなプロレスラーに
なりたいと思っています」
ーープロテストは合計で40分間ありました。これをやり抜いたことは?
「腹筋ができなかったときに、この一年、ずっとできるまでやろうと思ってやってきたので、本番でできなくて本当に悔しかったんですけど、今日できなかったことはこれからにつなげていって、もっとまだまだ努力も足りないので、頑張ろうと思います」
――ファンの方の前でのプロテストはいかがでしたか。声援は聞こえましたか。
「すごく緊張しました。声援は聞こえました。ありがたかったです。昔からお父さんが『辛いときに一番力になるのはファンの声援だ』って言うことをずっと聞いてきたんですけど、今日は緊張もあったし、不安で一杯だったんですけど、『頑張って』とか聞こえてきて、嬉しかったし、お父さんの言っている意味がよくわかりました」
ーーデビューに向けて意気込みをお願いします。
「まだまだ努力が足りないと思うんですけど、デビューに向けてもっともっと頑張っていきます」