2023.04.02

PHASE2 Reboot 4th『NAMI☆1~Apr.~’23』

●入場式
試合に先立ち入場セレモニー。田中きずな、炎華もwaveジャージに身を包んで、最初にリングイン。欠場中の桜花、野崎も含め、総勢7名の所属となった。挨拶は桜花。
「今日はたくさんのご来場ありがとうございます! ただいま、妊活中の桜花由美です。waveは旗揚げ16年目なんですけど、今日で桜花体制になって4年…これから5年目です。約3年間はコロナに泣かされて大変な思いをしましたが、みなさんのおかげで5年目を迎えることができました。waveでは、引き続き、マスクの着用をお願いしていますけど、マスクをしたうえで、大きな声を出して、応援よろしくお願いします。そして、今日は、新しい芽が二つ咲きます。2年ぶりの新人が二人、デビューします。田中きずなと炎華、この二人がデビューします。今日からは本当は7人なんですけど、戦える選手が5人、戦える選手が増えるので、みなさん大きな声援、拍手、よろしくお願いします」
1,アオハルwave(20分1本勝負)
○狐伯&愛海(10分50秒、ヨーロピアンクラッチ)網倉理奈●&梅咲遥


狐伯と愛海がシングルでの対戦を経て、タッグを結成。二人のコンビネーションが気になるところだが…。
先発は手を挙げて名乗り出た狐伯。網倉に先制のドロップキック。2発目は交わされるも、すかさずスクールボーイ。しかし、網倉にタックルで倒される。
続いて愛海と梅咲。愛海が狐伯を呼び込んでのドロップキックからモンキーフリップと二人の連携も飛び出す。その後、狐伯がコーナーの梅咲に低空ドロップキック。しかし梅咲も髪をつかむとヘアホイップで反撃。コーナーに追い詰めると、顔面を踏みつける。
梅咲から網倉へタッチ。網倉はコーナーでのブロンコバスター。そしてワー!プレス。続けてコーナータックルを決める。その後、ボディスラムで投げようとして、狐伯が踏ん張るも、網倉が投げ勝つ。
続けて梅咲もコーナーでのストンピングを連打。さらには弓矢固め。ジャックナイフ固めは狐伯が切り返す。狐伯が愛海にタッチ。愛海が狐伯のアシストを経てモンキーフリップで網倉、梅咲とまとめて投げる。
そして丸め込みを返した梅咲はネックブリーカーでやり返す。さらにブレンバスター。梅咲から再び網倉へタッチ。網倉はタックルからワー!プレスを狙うも、愛海は「フォー!」のポーズで阻止。「アホかボケ、コラー!」と叫ぶ愛海だが、網倉は強引に寝かせると、今度はワー!プレス成功。愛海もDDTで流れを取り戻すと、ダブルリストアームサルトから狐伯がミサイルキック。
そして丸め込みを返した梅咲はネックブリーカーでやり返す。さらにブレンバスター。梅咲から再び網倉へタッチ。網倉はタックルからワー!プレスを狙うも、愛海は「フォー!」のポーズで阻止。「アホかボケ、コラー!」と叫ぶ愛海だが、網倉は強引に寝かせると、今度はワー!プレス成功。愛海もDDTで流れを取り戻すと、ダブルリストアームサルトから狐伯がミサイルキック。
2,シン・サクラタイセンwave(15分1本勝負)
旧姓・広田さくらvsチェリーvs 櫻井裕子
○櫻井(10分37秒、体固め)広田●
※逆FFDから。
「サクラ大戦」のテーマが鳴り響くなか、3選手が登場。
広田さくら、チェリー(=さくらんぼ)、櫻井と「サクラ」の名を持つ3選手による3WAY戦。「桜の木は一本でいんだよ!」と広田は二人と握手せず。
ゴングと同時に起きた「裕子」コールに広田がクレームを入れると、「広田」コールが鳴り響き、満足げの様子。
「やっぱり若い芽は咲くまいと。蕾のうちに積みましょう!」とチェリーと意気投合して、
ダブルで櫻井狙い。まずはヘアホイップを交互に連発し、二人がかりで踏みつけるブーイングが飛ぶ。二人で櫻井を踏みつけてフォールを取るとこれまたブーイング。
「しぶてえな」とチェリー。櫻井をコーナーホイップするも、広田の突進はカウンターキックでかわされる。「もう一回」コールのなか、チェリーが突進するもこれもカウンターキックでかわした櫻井はタックルで広田を吹っ飛ばす。それでも広田&チェリーはクロスラインを決める。
しかし、ここでチェリーが「私が間違ってました。どうみてもこっち側でしょう、私」
と櫻井の隣に立つ。櫻井も「チェリーさんはお若いですから」と意気投合。チェリー&櫻井が広田を踏みつけ、ダブルの攻撃を繰り広げると「ブーイングはどうしたんだ!」。全くブーイングは起きない。
チェリー&櫻井はダブルのフェースバスター。ダウンする広田にチェリーが腕ひしぎ、櫻井ももう一本の腕を取る。必死に広田は足をロープへ伸ばす。
今度はチェリー&櫻井がダブルのブレンバスター狙いも広田はDDTでお返し。そして高田純次で二人まとめて飛ぶも、剣山で返される。ならばと、「くそ、高田純次が敗れるということは、お前らがやるというのかー!」とのリクエストには即座に応じるチェリー&櫻井。しかし、最後のフィニッシュは腕ひしぎに取り、またもダブルで腕を取られる広田。もがきにもがいて、必死にロープへ足を伸ばす。
広田は手をぶらぶらさせて「どうしてくれるんだ」とクレーム。しかし、櫻井のはがい絞めをかわすと、ボ・ラギノールを連打。そしてチェリー&櫻井を捕らえて、ダブルのロープ渡りを成功させ、チェリー、櫻井にボ・ラギノールを連打。ここで場外へ落ちた二人に広田はトペを狙うもロープに腰が絡まり失敗。
では、チェリーが櫻井にアンクルホールド。さらに広田もまとめて、キャメルクラッチと逆エビの両攻め。技が解けると、櫻井はチェリーへボディスラム。そしてインディアンにとらえたまま、広田をブレンバスター。
その後、スクールボーイ合戦となる。3者が丸め込む中、いずれも決まらず。ここで広田はボ・ラギノールを再び打ち込む。
調子の出てきた広田は2人まとめてのウラカンもカウント2。再びボ・ラギノールを次々に打ちこむ。しかし、ここでボ・ラギノールでダメージのあった櫻井が逆FFDを決めて3カウント。櫻井は記憶がない中での勝利となった。そして、お尻を抑えながら引き上げた。
3,メモリアル wave~遠藤美月引退ロードin wave・喧騒と静寂(15分1本勝負)
○青木いつ希(8分46秒、塵輪・弐)遠藤美月○

いよいよ4月から遠藤の引退ロードがスタート。まずは同じタイプの突貫型といえる青木とのシングル。青木はwaveのタッグベルトを持っての登場、一方の遠藤は日本とアメリカの国旗を持ってのスタイルで入場した。
青木は大声で握手を求めると言葉を発さず応える遠藤。遠藤コールと青木コールが交差するなか、「遠藤、かかってこいやー」と手四つを求める青木。それをふりほどく遠藤。
ならばと、もう一度手四つを狙っていく青木。遠藤もこれに応える。するとあっけなく、遠藤が有利に。青木は腕を振りほどく。すかさず腕の取り合いに。青木はヘッドロック。そしてタックルは互角のぶつかり合いに。再び打ち合ったが、これも互角の流れ。今度は「お前が来い」と青木が挑発。すると遠藤は一発で青木を倒す。そしてストンピングを連打。エルボーを落とす。そしてキャメルを決める。これに手を噛んでカットする青木。「まずいぞ、これー」と感想(?)を漏らす。
青木はコーナーエルボーからのフェイスバスター。さらに首を掻っ切るポーズ。そしてエルボーを打ち込むが遠藤はヘッドバットで青木を倒す。さらに自らロープの反動を生かしたダイビング式ヘッドバットを狙うもこれは自爆。遠藤は続けざまにラリアット。
そしてワキ固めに持っていく。これに青木が遠藤の背後からニーを当てると、ランニング式のダブルニー。そしてセカンドからのボディプレスを慣行。
青木はバックに回るも、遠藤がワキ固めで逆転。青木はなんとかロープへ。
遠藤はラリアット。起き上がり式に決めるも二発目はカットされ、塵輪に決めたがカウント2。
最後は塵輪・弐に決めると、なんとか逆転の3カウントを奪った。
試合後は両者のハグ。そして青木は遠藤の姿が消えるまで礼の姿勢を崩さなかった。
4,Birth wave~田中きずな&炎華デビュー戦~(15分1本勝負)
○炎華(7分33秒、ジャパニーズレッグロールクラッチホールド)田中きずな●


ついにwave生え抜きの新人同士によるデビュー戦の時が訪れた。全5試合中の4試合目、セミファイナルにラインアップされた。
まずはサイリウムが降られる中、オレンジのコスチュームに包まれて、炎華が登場。憧れであるHIRO’eのコスチュームをモチーフとしたデザインだ。
続いて、こちらもサイリウムの光りが降り注ぐ中で田中きずなが登場。カーテンが空いた瞬間、一礼をして登場するとリングインの後は四方に向かって礼をする登場シーンとなった。テーマ曲は田中稔、府川唯未の曲から自身のオリジナル曲へとつながった。
桜花、二上会長もセコンドにつくなか、二人は握手して試合開始。
まずは、互いにロックアップ。ロープブレイクになると、エルボーを打ち込むきずな。炎華も負けじと、体を反転させると、エルボーを打ち込む。
コーナーに振らせまいと、エルボーからヘッドロックのきずな。グラウンドでのヘッドロックへ。
炎華も首を取る。その後ブレイクに。序盤から互角の攻防となり、観客からは大きな拍手。
横ステップを軽快に踏むきずな。今度は腕の取り合い。炎華が一回転からのヘッドロック。
きずなも取り返す。そしてグラウンド式のヘッドロックに持っていく。さらにヘッドシザースで首を取る。これをジャンプして抜け出した炎華。再びエルボーの打ち合いへ。
炎華は「行くぞー!」とアピールしてからスペースローリング式のエルボーへ。
そして、逆エビへ行く炎華。ロープに逃れようするきず。すると、セコンドの桜花が「向こう向こう!」と炎華に中央に持っていくよう指示、すかさず炎華はセンターへ持っていく。
今度はきずなへ「来い来い!」とロープへ来るように檄を飛ばす。きずなは懸命に少しづつ体をにじり寄せて、ロープへたどり着いた。
きずなは逆さ抑え込みからのドロップキックを連打。そしてワキ固め。今度は炎華が必死にロープへ。
今度はアームバーを決めるきずな。
炎華は足をすくってこれを抜け出すと、ドロップキック3連発。
再びエルボー合戦。きずなが丸め込みもカウント2。
再びエルボー合戦。きずなが丸め込みもカウント2。
今度は炎華がスクールボーイ。そしてジャパニーズレッグロールを決めるとカウント3。
これから始まる同期の戦いはまず、炎華の勝利で終えた。
炎華
「練習してきた技が出せるか心配でしたけど、勝ててすごい嬉しいです。悔しい部分もたくさんあって、試合を振り返ってこれからも練習したものを伸ばして行きたいと思います。(田中きずなは)気合が違って、自分も圧倒されそうになったんですけど、ガッと来てくれて、自分も頑張らなきゃという気持ちにすごくなりました」
その後、仕事の合間に駆けつけたHIROeもバックステージに姿を見せ、激励をかわした。
田中きずな
「悔しいです。一番負けたくない相手で、勝てなくて悔しいし、もう二度と負けたくないので、もっともっと頑張っていつか必ず追い越します」
――両親から試合前、どんな声をかけられましたか?
「お父さんは今日はここに来れていないんですけど、夜中も朝もLINEで励ましてもらったり、お母さんも普段はあんまり励ましてもらうというよりかは、マイナスの言葉ばっかり言うんですけど、今日は励ましてもらいました」
ーー今後どんなレスラーになりたいか。
「私は小さい頃、プロレスに夢をもらったんですけど、私が与えてもらったように、私も誰かの夢になれるようになりたいと思います」
ーー入門を発表してから1年、この1年は早かったか。
「早かったです。でも、プロレスをやりたいと思ったのがこの新宿FACEで、この新宿FACEで戦えたことが嬉しかったです。私の夢だったことが叶えたと思いました」
5,プレミアム・デンジャラスwave(30分1本勝負)○葛西純&SAKI(18分2秒、片エビ固め)宮崎有妃●&朱崇花
※ラダー上からのパールハーバー・スプラッシュ。ハードコアルール採用


ハードコアルール採用となったメインでは、まず場外乱闘からスタート。それぞれが各所で戦いを繰り広げると、リング上では葛西と宮崎が対峙。イスで両者打ち合いの後、4者場外へ。
「止まれ」の標識を持った朱崇花はSAKIを殴打。宮崎は半分に割った机を手にして葛西を殴打。
リングへ戻った葛西をコーナーへ宙づりにすると、イスを顔面に当てた上でラダーを投げつける。
朱崇花と葛西。コーナーでの攻防からスタンディングでのエルボー合戦。
そしてイスの上へのボディスラムからフォールもカウント2。
ここで、朱崇花から宮崎へタッチ。葛西はフォークを持ち出すと宮崎の額へ突き刺す。ざっくりと額へ突き刺したとたんに、宮崎は額から鮮血がほとばしる。自軍コーナーのSAKIにもフォークをわたそうとするが、それは拒まれる。
続いてSAKIが登場。セコンドの網倉が流血でダウンしている宮崎に「宮崎さん!」と
檄を飛ばすと、「うるせーあーみん、誰の応援してるんだ」とSAKIも応戦。
SAKIは宮崎をイスに座らせてからのハイキック。さらにイスで足を固定してからスプレーを浴びせる。咳にむせぶ宮崎。SAKIから葛西へ。「こんなにいっぱいリング汚しやがって!」と葛西はラダーへのボディスラム。
「逃げんじゃねえよ、まだまだ終わんねえぞ」、と宣言してから、ラダーをブレンバスターのようにして宮崎に投げつける。
それでも何とか宮崎はダブルのラリアットを葛西&SAKIに打ち込み、朱崇花にタッチ。
朱崇花はキックを連打。
さらに葛西とSAKIめがけて、二人へドロップキック。これに葛西は倒れず。SAKIはボディへのグーパンチでダメージを与えているスキにイスをリングに集める。しかし、朱崇花はブレンバスターでイスの上に投げ返す。ならばとSAKIもブレンバスターでお返し。
葛西が再び登場。「お前はきれいな顔しやがって」と朱崇花をコーナーへぶつけ、「朱崇花、愛してるぜ」と叫んでからのダブルアーム。そして、イスを持ち出すと、朱崇花は逆にイスで殴打。これに対してラリアットの連打で返す葛西。そしてブレンバスター合戦となり、ともに投げられまいと堪えるも、飛鳥は葛西を立てたイスへ打ち付けると、イスのほうはスライディングキックで蹴り飛ばし、さらにイスを使ってのフットスタンプへ。

さらにはイスを抱えた状態でのムーンサルトは失敗へ。
葛西はラリアットから肩車。前方に落とすも、朱崇花はニールキックでなんとか脱出。
朱崇花から宮崎へタッチ。葛西にラダーを首からかぶせてのイスで殴打してから、碁盤を持ち出し、その上にデスバレーボムを狙う。葛西はこれをこらえるとエルボー合戦に突入。
葛西はヘッドバットを叩き込むと、さらには碁盤の上でDDT。そしてリバースタイガードライバー。これも宮崎は2で返す。
トップロープに上る葛西を朱崇花がカットし、雪崩式のフランケンシュタイナーにとらえる。ここでさらに朱崇花はトップからイスでのムーンサルト。続けて宮崎が葛西の体の上にイスを置いてのムーンサルトを決めた。いずれもカウント2で返す葛西。
連発で食らった葛西は「洒落になんねえぞ!」と本音を漏らす。朱崇花はミサイルキックを狙ったが宮崎に誤爆。すると、葛西はロープを何往復もしてからのラリアット。
ここで葛西はパールハーバー・スプラッシュを決めたが、これも宮崎は執念でカウント2で返す。ならばとラダー最上段からのパールハーバースプラッシュ。ついに宮崎も力尽きた。
葛西コールが鳴り響く中、葛西がマイクを握る。
「ストップ・ザ・ミュージック。いやー、楽しかったよ、日曜日の新宿歌舞伎町のど真ん中で、真昼間からハードコア、めちゃめちゃ楽しいなあ。おい、宮崎、俺っちとデスマッチでシングルでやりてえんだろ。
いいか、よく聞け、この日本の人口、1憶2千万の人口の中で、お前と俺がここで命を着ずり合った。すげえ奇跡だと思わねえか。お互い数ある腐るほどある職業のなかで、おお互いがプロレスラーを志して、プロレスラーになって、この新宿歌舞伎町のリングの中で、命を削りあった。これも奇跡とは思わねえか? これだけ奇跡が続くと、お前のアプローチ、断る理由がない。場所とタイミングはお前に任せる。やろうじゃねえか。葛西純と1対1でやって満足とか、いい試合で満足とか、そんな言葉は俺っち期待してねえから。奇跡が続いてるんだ、葛西純に勝つという奇跡を起こしてみろ」
こう述べると葛西は退場。
宮崎
「本日はwave新宿大会、ご来場まことにありがとうございます。今日は、きずなと炎華のデビュー戦を見に、はじめてwaveへ来られた方もたくさんいると思います。ああいう試合があったりコミカルがあったり、こういう試合もガッチリやってるんです。葛西純に対するこわだりは個人的なものんですが、あの人がいるから私はここにいます。葛西純の話をすると感情が高まりすぎて涙がでるんです。プロミネンスもすごいハードコア、デスマッチやってます。私はwaveでもハードコア、デスマッチがガッチリ見られる選手になってみたいと思います。まだ日程決まってません。ですが、葛西純とデスマッチでシングルやってみたいと思います。waveのみなさん、リングにあがってきてください。(宮崎の流血を見て驚く選手たち)大丈夫です! 私はデスマッチファイターだから、こんなの全然平気です。大丈夫だ、私は生きてるー!」
二上会長
「すごいよ、あんなきずなちゃんと炎華ちゃんのフレッシュな戦いの後にハードコアって、waveは頭おかしいとツイッターに書かれてましたよ(笑)。本日はありがとうございました。waveでは誠に珍しく満員です! このまま満員続いていくように、二人にかかっているので。今日、試合よかったよ。(きずなに)お母さん、そわそわしながら見とったで。デビューしたということはこれから(2人の)試合は続きます。次の大会、4・8土曜日、新木場。狐伯、広田、桜花のバースデー興行となります」
ここで二上会長から4・8新木場のカード発表がされた。
注目のきずな、炎華の第2戦となる。
・宮崎有妃&田中きずなvs世羅りさ&青木いつ希
・炎華vs網倉理奈
・旧姓・広田さくらvs清水ひかり(モシャス)
・狐伯vs鈴季すず
・桜花由美vs遠藤美月(桜花は妊活中だが、このままだと当たれないため5分のエキジビジョンとして行う)

また、5月よりスタートするCatch the waveにもきずな、炎華が出場することも付け加えられた。

そして、締めは野崎。
「新人デビューしたり、コミカルあったり、ハードコアあったり、5年目も楽しいことがたくさんあると思うので、みなさん見に来てください。私も年内には必ず復帰します。そんなwaveをこれからも応援すること。これは正式決定だ! 今、野崎様が決めた。ケッテー! これがwaveだ!」
宮崎
――振り返ってみていかがでしたか。
「ふつう、こういうハードコアって男子1人で女子3人っていう形はないですよね? 葛西純の存在は大きくて、試合をするのは目標であってゴールではありません。あいつの脳とか、ハートの中に、宮崎有妃というハードコア、デスマッチファイターがあると刻み込んでやりたい。勝ちたいとか負けたいとかじゃなく、刻み込みたい。蛍光灯かもしれないし。やっと承諾してくれたので、いろいろと面白いことをやっていきましょう」
ーー葛西に興味を持ったきっかけは?
「(NEOの)引退前にやったデスマッチで葛西純&沼澤邪鬼対私&伊東竜二戦をやったことがきっかけで。沼澤君もそうだけど、葛西純という人間、デスマッチファイターがオーラというか、ものすごいものを感じて。私が引退を決めていたにもかかわらず、何で今まで私はデスマッチをやってこなかったのだろうって後悔して。あの1試合で終わって引退ということが悔しくて悔しくてしょうがなくて。それで復帰してからGAMIさんにハードコアもデスマッチももっとやっていきたいって言ったんですけど、その時は葛西さんの話は一切してなくて。でも根底には葛西純がいて。それを飲みの席で話したらやりましょうって。私はいつも(葛西の)曲がかかっただけで感情がたかぶって涙が出てくるんですよ。いろんなハードコア、デスマッチをする選手がみんな目標にするのがあの人で、カリスマですよね。
ーー試合は見られていないと思いますが今日、田中きずな、炎華の2選手がデビューしました。二人に期待することは?
「すごいありますよ、ずっと練習をwaveの選手が付けてきて、自分のデビュー戦は覚えていないけど、でも、モニターで見てました。もうその時は感情が馬鹿になってて、その時も泣きそうになりました。でも、一瞬目を離したすきにカンカンカンってなって、控え室にいた誰かに『どっちが勝った?どっちが勝った?』って(笑)。でも試合前きずながずっと泣いていたんですよ。それで今日、府川さんが来ていたので、お母さんを呼んで。『お母さんどうにかして』って言ったら、でもその時だけはきずなはしっかりしてて、『お母さん出て行って』って(笑)。お母さんには強いから(笑)。でも良かった、無事に怪我なく、デビューできて。これが第一歩。私も今日、葛西純との第一歩も始まったと思っているので、これからあの子たちを育てていこうと思います」
府川さんコメント
「今日はありがとうございました。今日までがもうすごく早くて。1年前に入団を決めてから。デビューって別ってて、今日は来ているんですけど、リングで戦っている姿を本当に信じられない気持ちで見ていました。18歳になって成人になったたわけですけど、親権と言ったら、変な話になってしまうんですけど、わたしはGAMIさんにきずなを預けて、プロレス入団ってことはそういうことなんでしょうけど、きずなをお願いしますっていう気持ちで、GAMIさんに託しています」
ーー試合前は何かアドバイスしたりは?
「何もできないんじゃないかってすごく心配だったんですけど、新人だから気持ちは見せてほしいって思っていて。負けたくない気持ち、表情だったりがすごく見えて、細かいことを言えばきりがないけど、一番大事な部分が体全部で伝わってきたので。気持ちが全部出せてよかったなって思っています。やられている場面のほうが多いかなって言う気はしたんですけど、全部心が折れていないというか、逆エビをやられていても何をされていても折れていなかったので。目つきとか、あの子のプロレスに対する気持ちが伝わってきました」
――入場曲に関しては?
「『きずながパパとママの曲を使いたいんだけど』と相談して来て。その王レッシャーでつぶれちゃうとかじゃなくて逆に新人なのにすごく期待していただいて。そのプレッシャーはものすごいものだと思うんですけど、それはもちろんあの子は感じてないわけじゃないんですけど、それを武器にしようとしててすごいねと。きずながそういうなら、それでもいいのかなと。それで頭の部分を編集していただいて、あとはあの子のイメージでオリジナルを作ってもらったので。デビュー戦からコスチュームも全部自分でこういうのがいって」
ーーどんなレスラーになってもらいたいか。
「お客さんを呼べるレスラーになってもらいたいです。また次見たいって思ってもらえるレスラー。これでお腹いっぱいじゃなくて、また見たい、次見たいって思ってもらえるレスラーになってほしいですね」