2023.09.10
遠藤美月引退・アイガー昇華記念大会『打ち上げ花火』
日時
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9月10日 日曜日
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観衆
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950人
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場所
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オープニング
試合前、パンチ田原&中村裕之リングアナが挨拶。二人はLLPW時代、遠藤のコールを務めていた間柄。パンフレットはじめ、この日発売される遠藤美月&沖野小百合グッズを紹介した。そして、「#遠藤沖野引退」、または「#アイガー昇華」のハッシュタグで今日の大会をリポストしていただくように説明した。
試合前、パンチ田原&中村裕之リングアナが挨拶。二人はLLPW時代、遠藤のコールを務めていた間柄。パンフレットはじめ、この日発売される遠藤美月&沖野小百合グッズを紹介した。そして、「#遠藤沖野引退」、または「#アイガー昇華」のハッシュタグで今日の大会をリポストしていただくように説明した。

1,アイガー昇華試合『永遠に』(30分1本勝負)
◯ アイガー&尾崎魔弓with沖野小百合(14分25秒、体固め)志田光&旧姓・広田さくら ●
※FFD
2003年より自然発生したアイガーはデビュー20周年の節目となるこの2023年に昇華することとなった。
その対戦相手は、仁義なき戦いを繰り広げてきた広田&志田という、名物カードの二人。
◯ アイガー&尾崎魔弓with沖野小百合(14分25秒、体固め)志田光&旧姓・広田さくら ●
※FFD
2003年より自然発生したアイガーはデビュー20周年の節目となるこの2023年に昇華することとなった。
その対戦相手は、仁義なき戦いを繰り広げてきた広田&志田という、名物カードの二人。

まずは、広田のテーマが鳴り響くが、曲が終わるまでに姿を見せず。改めてまた最初から曲がかかるが、2曲目が終わっても入場せず、曲のエンディングに合わせてパンチ田原リングアナが広田ポージングをすると観客から大歓声。

この非常事態に二上会長が控室まで見に行く状況となる。そして3度目の曲がかかり、ようやく志田とともに姿を見せると、これまた大歓声に包まれた。

入場テーマに合わせて、広田がいつものポージングを見せると、志田も見様見真似でポーズを決める。アイガーにとって、広田、志田はなくてはならない存在。仙女のリングで、何年にも渡って対戦してきた関係性だ。

いっぽうの尾崎&アイガー組。過去、尾崎はアイガー&沖野の黎明期に抗争を繰り広げた間柄。また沖野は尾崎を憧れの存在としていた。恩讐を超えて、アイガー昇華試合でのタッグ結成にいたった。まずは尾崎の単独入場に続いて、アイガーの登場。先陣を切るのはもちろんチェーンを持った沖野。赤いコスチュームに身を包み、守護神の竹刀は赤に染めての登場となった。

レフェリーのTommyはLLPW時代を彷彿させる「トミー蘭」と紹介された。
エプロンに立ち、アイガーのチェーンを預かる沖野。尾崎はアイガーの背中をたたいて先陣を任せる。いっぽう、広田と志田は先発をめぐって話し合う。観客の広田コールに合わせて広田が先発。
エプロンに立ち、アイガーのチェーンを預かる沖野。尾崎はアイガーの背中をたたいて先陣を任せる。いっぽう、広田と志田は先発をめぐって話し合う。観客の広田コールに合わせて広田が先発。

アイガーと広田がロックアップ。しかし、すぐに離れるとまた組み合う。組んで離れての繰り返しに観客も「オイ!オイ!」と後押し。

この繰り返しのあと、広田が志田にタッチ。志田とアイガーによるタックル合戦からまたもロックアップ合戦。やはり、組んで離れての繰り返しとなる。観客も「オイ!オイ!」とコール。アイガーが尾崎にタッチ。尾崎と志田の顔合わせもまさかの組んで離れてのロックアップ合戦に。もちろん、観客も「オイ!オイ!」と声を飛ばす。

「いい加減にしろ」と尾崎は広田に張り手。志田とアイガー。志田がロープに振ると、沖野が赤の竹刀で志田の背後を殴打して介入。志田が怒って、沖野をリングに連れ込む。ここで竹刀合戦に持ち込むべく、広田が志田のマイ竹刀を投げ飛ばすが、アイガーがキャッチ。
しかしなぜかアイガーは志田にその竹刀を渡す。
しかしなぜかアイガーは志田にその竹刀を渡す。

ここで志田と沖野による壮絶な竹刀合戦が繰り広げられるが、これはともに互角。ここでアイガーがフォローに入って沖野の竹刀がクリーンヒット。その勢いで沖野は、志田、広田にとどまらず、尾崎にもなぜか竹刀で殴打する。

アイガーは志田にヘッドバットを連打。尾崎にタッチ。再び尾崎と志田に。両者がナックル合戦。志田がブレンバスター。尾崎も裏拳で返すが、志田もニーを当てる。
志田から広田へタッチ。広田と尾崎。裏拳対へな拳の打ち合いとなるも、どちらも当たらず空振り。ともにフラフラの状態となり、尾崎をロープにもたれさせた広田はランニング式のボ・ラギノール。これを連発で決める。さらに突進するが、その飛び込ざまを尾崎が裏拳。
続いてアイガーにタッチ。アイガーは手招きをする。広田は吸い寄せられるように、その方向へ。
志田から広田へタッチ。広田と尾崎。裏拳対へな拳の打ち合いとなるも、どちらも当たらず空振り。ともにフラフラの状態となり、尾崎をロープにもたれさせた広田はランニング式のボ・ラギノール。これを連発で決める。さらに突進するが、その飛び込ざまを尾崎が裏拳。
続いてアイガーにタッチ。アイガーは手招きをする。広田は吸い寄せられるように、その方向へ。

するとアイガーは背後から憑依。志田が「広田、後ろ後ろ!」と指示しながらリングヘ入るが、その志田も憑依される。「いるって言ってるだろ!」と言いながらリングへ入った尾崎も憑依されると、場外の沖野を手招き。すると、沖野も憑依される。さらにセコンドの鋼、谷もも、宮崎、狐伯、AKARI、炎華、LEONと次々に憑依トレイン。

そして広田が後ろを向くと、それぞれの選手に「うわー!」と驚きの表情を見せ、最後にアイガーを見て「うわー!」と驚いた後、ハグを交わした。何度も憑依され、何度も悲鳴を挙げてきた広田だったが、最後はハグという感動的なラスト憑依となった。

この流れでアイガーと広田は意思疎通となり、志田をコーナーホイップへ振り、ハイタッチを交わす。まさかの連携を狙ったが、志田が反転して二人にドロップキックを放つと、逆さ状態でロープへ宙づりとなる。そこから尾崎が飛び込むと志田は尾崎にもドロップキック。尾崎までもが逆さ状態に。「尾崎さんまで何やってるんですか」と沖野が割って入り、我に返る尾崎。尾崎はチェーンで広田と志田を殴るが間違えてアイガーまで殴打。

ここで尾崎&沖野は広田へ合体のダブルブレンバスター。広田も逆転を狙い、試合権利のあるアイガーへウラカンを決める。カウント2。

広田はここでシャイニングウイザード。尾崎もオザキックを決める。さらに志田もランニングニー。沖野も竹刀攻撃で介入する。アイガーが呪落。さらにアイガー&尾崎でエクトプラズム&ミストの同時噴射。これを食らった広田がFFD状態に。アイガーもFFDとなり、掛け合いとなるが、沖野の竹刀による介入からアイガーが上に乗り、広田から3カウント。

最後は尾崎&沖野がアイガーの手を挙げた。

ここからアイガーの昇華セレモニーへと移行。プロフィールを読み上げられる。悲しみがエネルギーであるアイガーはその悲しみを食い尽くしたため、この日を持って昇華されることとなった。

その後、10カウントゴング。パンチ田原リングアナのラストアイガーコールで紙テープが舞った。

・バックステージ
尾崎「今までの集大成じゃないかな。私の知らない広田や志田やアイガーの世界があったんだなって、一緒に組んでたけど、ファンの目線で見てました(笑)」
沖野「楽しかったですね。リングに立つのは12年ぶりで、なつかしさと、あー。こんな感じだったなというので。尾崎さんとは初めて組ませていただくのがすごく楽しみで。でもちょっと怖かったりとか。この数日間は情緒が不安定でした。でも楽しかったです」
アイガー「……」
沖野「もう悲しみはないでしょう。今は抜け殻ですね」
尾崎「ぬいぐるみだね」
沖野「どうですか。今日の夜、抱き枕で」
尾崎「怖い怖い…」
沖野「(久しぶりにコスチュームを着てどうでしたか?)久しぶりなんだけど、久しぶりだけじゃないというのと、なんか楽しいだけの感情が。選手とは違う感じで出させてもらったんですけど、なつかしさもあって。セコンドだったら、またやりたいなと思うけど、やりません。見るほうに回ります(笑)」
尾崎「今までの集大成じゃないかな。私の知らない広田や志田やアイガーの世界があったんだなって、一緒に組んでたけど、ファンの目線で見てました(笑)」
沖野「楽しかったですね。リングに立つのは12年ぶりで、なつかしさと、あー。こんな感じだったなというので。尾崎さんとは初めて組ませていただくのがすごく楽しみで。でもちょっと怖かったりとか。この数日間は情緒が不安定でした。でも楽しかったです」
アイガー「……」
沖野「もう悲しみはないでしょう。今は抜け殻ですね」
尾崎「ぬいぐるみだね」
沖野「どうですか。今日の夜、抱き枕で」
尾崎「怖い怖い…」
沖野「(久しぶりにコスチュームを着てどうでしたか?)久しぶりなんだけど、久しぶりだけじゃないというのと、なんか楽しいだけの感情が。選手とは違う感じで出させてもらったんですけど、なつかしさもあって。セコンドだったら、またやりたいなと思うけど、やりません。見るほうに回ります(笑)」

2,シングルマッチ(15分1本勝負)
星ハム子(5分33秒、片エビ固め)愛海
※ダイビングボディプレス
遠藤にとってはよく大会などで一緒になる機会が多かったというハム子と、アイガーが
仙女参戦時、いつも気に留めていた存在だった愛海とのシングルマッチ。
星ハム子(5分33秒、片エビ固め)愛海
※ダイビングボディプレス
遠藤にとってはよく大会などで一緒になる機会が多かったというハム子と、アイガーが
仙女参戦時、いつも気に留めていた存在だった愛海とのシングルマッチ。

ハム子がコーナーに愛海を追い詰めると、「お尻だー」が決まる。その後はエルボー合戦。愛海はフライングクロスチョップで反撃を見せる。

さらにDDTからダブルリストアームサルト。さらにはトップロープからのフォー!プレスを狙ったが、これは失敗。

ここでハム子は腹バットを連発する。カウント2。愛海は卍固め。ハム子がロ-プに逃れると、ジャンピングニー。さらに突進するが、これをラリアットでかわす。

ハム子はブロックバスターで畳みかけ、トップロープからのフライングボディプレスで3カウントを奪った。

3,タッグマッチ(15分1本勝負)
青木いつ希&◯中森華子(8分9秒、片エビ固め)高瀬みゆき&KAZUKI ●
※シャイニングフラワー
遠藤がとても世話になったというPURE-Jの中森とKAZUKI、さらにはフリー時代に対戦して、思い出に残る存在だった青木、高瀬によるタッグマッチ。
青木いつ希&◯中森華子(8分9秒、片エビ固め)高瀬みゆき&KAZUKI ●
※シャイニングフラワー
遠藤がとても世話になったというPURE-Jの中森とKAZUKI、さらにはフリー時代に対戦して、思い出に残る存在だった青木、高瀬によるタッグマッチ。

まずは、いつものように青木の大声シャウト。そして、「自分が行きます」と中森に先発を買って出る。いっぽう、KAZUKI、高瀬は手を取り合って意思統一。先発は青木と高瀬でスタート。まずはエルボーの打ち合い。高瀬がドロップキック。KAZUKIにタッチ。

KAZUKIはニーを連打。ボディプレスからフォール。カウント2。これに対して、青木&中森がダブルのブレンバスター。これに高瀬もダブルのフェースバスターでやり返す。
そして青木をコーナーへ水平に乗せた状態で、KAZUKIがニーを落とす。高瀬がコーナーラリアットからフライングエルボー。
そして青木をコーナーへ水平に乗せた状態で、KAZUKIがニーを落とす。高瀬がコーナーラリアットからフライングエルボー。

再び青木と高瀬が打撃戦。青木が大外刈りからのニードロップ。カニばさみでロープに倒して、背後からのニー。高速ブレンバスター。カウント2。中森にタッチ。
中森がスピンキックからブレンバスター。ソバットからミドルキック。高瀬も逆水平。中森がコーナーに振るも、高瀬はブーメラン式のミサイルキック。
中森がスピンキックからブレンバスター。ソバットからミドルキック。高瀬も逆水平。中森がコーナーに振るも、高瀬はブーメラン式のミサイルキック。

KAZUKIにタッチ。ニーの連打を決めるが、青木がラリアットでカット。中森のハイキックからシャイニングウイザード。カウント2。
中森&青木が合体技を狙うもKAZUKIが封じると、その間に高瀬が中森へカミカゼからのダイビングギロチン。さらにKAZUKIもダイビングニーで追い打ち。
ここで高瀬とKAZUKIがラリアットを同士討ちその間に中森がバズソーキック。
ここで高瀬もミサイルキックを放ったがこれも誤爆となったところに、中森がシャイニングフラワーでKAZUKIを決めてフォールした。
中森&青木が合体技を狙うもKAZUKIが封じると、その間に高瀬が中森へカミカゼからのダイビングギロチン。さらにKAZUKIもダイビングニーで追い打ち。
ここで高瀬とKAZUKIがラリアットを同士討ちその間に中森がバズソーキック。
ここで高瀬もミサイルキックを放ったがこれも誤爆となったところに、中森がシャイニングフラワーでKAZUKIを決めてフォールした。

4,タッグマッチ(15分1本勝負)
橋本千紘&優宇(時間切れ引き分け)宮崎有妃&永島千佳世
遠藤がお気に入りというチーム200キロと、対するは往年の関係にある宮崎&永島のタッグという組み合わせ。
橋本千紘&優宇(時間切れ引き分け)宮崎有妃&永島千佳世
遠藤がお気に入りというチーム200キロと、対するは往年の関係にある宮崎&永島のタッグという組み合わせ。

まずはチーム200キロが気合の雄たけび。ゴングと同時に宮崎と優宇のぶちかまし。リングが揺れるほどの迫力ある攻防に。宮崎はカニばさみから低空ドロップキック。永島にタッチ。ブレンバスターを果敢に優宇へ狙いに行くが、簡単にボディスラムで投げられる。

チーム200キロはダブルタックル。永島が場外へ吹っ飛ばされる。ここで優宇は、優宇ロールで永島めがけて場外へ転がっていく。リング内へ戻すと、起き上がりこぼし式の逆水平。永島も腕を引っ張って阻止しようとするが優宇はびくともせず、スパインバスター。永島はすかさずドロップキックを連打し反撃。宮崎へタッチ。宮崎がラリアットからスクールボーイ。優宇もラリアットで切り返す。

ならばと宮崎がBIGHIPP。優宇は一本背負いで切り返すと、橋本へタッチ。コーナーラリアットからブレンバスター狙い。これは阻止されるとコブラツイストへ。宮崎は強引に腰から投げ飛ばす。
そして禁断の恥ずかし固めを狙いに行く。しかし橋本の脚力が強くて足が開かない。永島もアシストして強引に開脚しようとするが、それでも開かない。ここでパートナーの優宇も謝りながらもう片足を持って永島と二人がかりで開けると完成形へ。そして四方に向けて、それぞれ向きを変えポーズを決める。
そして禁断の恥ずかし固めを狙いに行く。しかし橋本の脚力が強くて足が開かない。永島もアシストして強引に開脚しようとするが、それでも開かない。ここでパートナーの優宇も謝りながらもう片足を持って永島と二人がかりで開けると完成形へ。そして四方に向けて、それぞれ向きを変えポーズを決める。

怒りの橋本はブレンバスターでお返し。トップロープに上がるが、宮崎も迎撃で最上段へ上る。そして雪崩式ブレンバスターを決める。さらにムーンサルトに行くがこれは失敗。
ラリアットは同士打ち。ここで見合った宮崎とは橋本は、それぞれ手に力を込める。さらに今度はお互いコマネチポーズ。
宮崎がラリアット。永島にタッチ。永島はランニング式キックを連打。橋本がエルボー。永島が腕ひしぎで切り返す。
ラリアットは同士打ち。ここで見合った宮崎とは橋本は、それぞれ手に力を込める。さらに今度はお互いコマネチポーズ。
宮崎がラリアット。永島にタッチ。永島はランニング式キックを連打。橋本がエルボー。永島が腕ひしぎで切り返す。

10分経過。永島は腕固めへ移行。橋本がロープへ。
ここでピンチと見た優宇がラリアットでアシストに入る。息を吹き返した橋本がタックルを決めると、優宇のセントーンから橋本のサマーソルトドロップ。カウント2。続けてコーナーサマーソルトを狙ったがこれは失敗。宮崎がえびし落としから永島がトップロープ。宮崎が優宇を持ち上げる。永島は優宇を踏みつけて飛び越え、橋本へフットスタンプへ行くがカウント2。裏投げも2で返される。優宇がボディアタックでアシストに入り、橋本がダイビングボディプレス。
ここでピンチと見た優宇がラリアットでアシストに入る。息を吹き返した橋本がタックルを決めると、優宇のセントーンから橋本のサマーソルトドロップ。カウント2。続けてコーナーサマーソルトを狙ったがこれは失敗。宮崎がえびし落としから永島がトップロープ。宮崎が優宇を持ち上げる。永島は優宇を踏みつけて飛び越え、橋本へフットスタンプへ行くがカウント2。裏投げも2で返される。優宇がボディアタックでアシストに入り、橋本がダイビングボディプレス。

橋本と優宇がそれぞれ、宮崎と永島をダブルでパワーボム式に持ち上げようとする。宮崎はショルダースルーで回避。永島は2橋本へ回転式の回転エビで丸め込んだがカウント2。
残り時間が少なくなる中、橋本が永島にラリアット。2カウント。永島がエビで丸め込んだ後、裏拳も2。残り30秒。永島がウラカンを決め、ここからエビ固め合戦になったが時間切れとなった。
残り時間が少なくなる中、橋本が永島にラリアット。2カウント。永島がエビで丸め込んだ後、裏拳も2。残り30秒。永島がウラカンを決め、ここからエビ固め合戦になったが時間切れとなった。

1,遠藤美月引退試合『たくさんの思い出をありがとう』(30分1本勝負)
◯瑞希&SAKI (13分24秒、キューティースペシャル)遠藤美月●&大向美智子
いよいよ遠藤の引退試合。まずは先に瑞希&SAKIが入場。かつて、遠藤が二人にプロレスのイロハを教えたというつながりがある。
◯瑞希&SAKI (13分24秒、キューティースペシャル)遠藤美月●&大向美智子
いよいよ遠藤の引退試合。まずは先に瑞希&SAKIが入場。かつて、遠藤が二人にプロレスのイロハを教えたというつながりがある。

続いて、特別出場の大向美智子がかつてのテーマに乗って先に登場。最後を務めるのはもちろん、遠藤。アメリカ遠征以来のトレードマークとなった星条旗を背中に背負っての出陣となった。コーナーに両者がそろい踏みすると、遠藤と大向はともに肩をそろえる。

まだ試合が始まる前ではあるが、二人とも涙を浮かべている。遠藤と大向はタッグチームとして、「下剋上」をキーワードに上を目指したチームだった。

いっぽうの瑞希とSAKIも涙を見せ、4人とも泣いている状態で試合開始。先発は遠藤。SAKIは「いやだー、終わってしまうから試合したくない」とアピール。瑞希も同調し、二人ともエプロンに控える。結局、仕方なく瑞希とSAKI、二人ともにリングイン。

ここでいきなり、遠藤はセンチメンタルな気持ちを吹っ切るように二人へダブルラリアット。瑞希&SAKIもすぐに立ち上がり、遠藤の腕を取る。ここで大向を呼び込み、早くも4人で記念撮影のポージング。

遠藤は瑞希をコーナーに追い込んで、足を踏みつける。大向にタッチ。大向はヘア投げからフェースバスター。カウント2。

さらに背後からのキック。かかと落とし。そして「決めるぞー」アピール。B3ボム狙いに行くが、これは瑞希に回避される。SAKIへタッチ。SAKIが「来いおら―!」と手を広げて遠藤を挑発する。大向が遠藤にタッチ。

SAKIと遠藤がエルボー合戦。遠藤はキャメルクラッチへ。大向も正面からキックを入れる。しかしSAKIが脱出すると、遠藤を捕まえ、瑞希がSAKIを馬飛び式のブロンコバスター。5分経過。

SAKIが大向を呼び込む。大向がコーナーホイップ役となり、引退トレインの開始。SAKI、瑞希に次いで、セコンドが総出で遠藤に引退のはなむけ攻撃。この日の出場選手はもちろん、それ以外のセコンドたちも続いていく。

最後は大向が魂を込めたグーパンチ。瑞希、SAKIとともに3人でフォールするも2カウント。
遠藤と瑞希で試合再開。瑞希がエルボー。遠藤はラリアット。再び瑞希がエルボー。
SAKIのアシストから瑞希がブロンコバスター。遠藤は場外へ転落。瑞希がプランチャを敢行する。
遠藤と瑞希で試合再開。瑞希がエルボー。遠藤はラリアット。再び瑞希がエルボー。
SAKIのアシストから瑞希がブロンコバスター。遠藤は場外へ転落。瑞希がプランチャを敢行する。

再びリングに戻り、遠藤がケンカキック。瑞希も立ち上がるが遠藤はバックドロップ。
さらにハーフネルソンスープレックス。カウント2。BMクラッシュを狙うがこれは阻止される。SAKIがトップロープからの攻撃を見せようとするが、遠藤が持ち上げて回避。大向がSAKIへシャイニングウイザードでさらにフォロー。
さらにハーフネルソンスープレックス。カウント2。BMクラッシュを狙うがこれは阻止される。SAKIがトップロープからの攻撃を見せようとするが、遠藤が持ち上げて回避。大向がSAKIへシャイニングウイザードでさらにフォロー。

遠藤は瑞希を持ち上げBMクラッシュ。カウント2。瑞希もエルボーで反撃。大向がエプロンから「瑞希コール」を先導。遠藤はラリアット。2カウント。

再び遠藤はBMを狙うが、瑞希はエビ固めで切り返す。
瑞希は渦飴。カウント2。ダイビングフットスタンプ。キューティースペシャルと畳みかけたが、いずれも2。
瑞希は渦飴。カウント2。ダイビングフットスタンプ。キューティースペシャルと畳みかけたが、いずれも2。

SAKIが大向をカットする間に瑞希がトップロープからのダイビングフットスタンプ。これを遠藤は2で返す。
遠藤コールが鳴り響くなか、瑞希がキューティースペシャルで3を奪った。
遠藤コールが鳴り響くなか、瑞希がキューティースペシャルで3を奪った。

これにて引退試合が終了かと思われたが…。
SAKI「遠藤さん、お疲れさまでしたはまだ言いません。私はこのままで終わらせたくありません。今ここで私とシングルマッチをしてください。私も遠藤さんから3カウント取らないと終わることができません」
SAKI「遠藤さん、お疲れさまでしたはまだ言いません。私はこのままで終わらせたくありません。今ここで私とシングルマッチをしてください。私も遠藤さんから3カウント取らないと終わることができません」

大向の肩を借りていた遠藤は了承。ここで異例の5分延長戦となった。
ロックアップからからロープブレイク。遠藤が串刺しラリアット。DDT。遠藤バット。カウント2。
ロックアップからからロープブレイク。遠藤が串刺しラリアット。DDT。遠藤バット。カウント2。

SAKIもビッグブーツ。ランニング式のキック。これに対して遠藤も投げっぱなしハーフネルソン。カウント1。

ブレンバスター合戦では、SAKIが投げ勝つ。そして、ランニング式のニー。
さらにトップロープからのカワイルドニードロップ。しかし、あえてフォールに行かないSAKI。フォールに行くとついにすべての試合が終わってしまうことを懸念する。
さらにトップロープからのカワイルドニードロップ。しかし、あえてフォールに行かないSAKI。フォールに行くとついにすべての試合が終わってしまうことを懸念する。

ここで遠藤が拳を握り、マウントパンチ。まさかの行動にTommyレフェリーが止める。「L-1」などの格闘技戦経験のある遠藤が最後に見せた格闘技スタイルに館内もどよめく。ここからさらにマウント合戦へ移行。

SAKIも大向から放り投げられたオープンフィンガーグローブを手にして装着するとグーパンチ。これで時間切れ引き分け切れとなった。

試合後、SAKIが覆いかぶさると、Tommyレフェリーと、観客が3カウントを入れた。

そして4選手で抱擁をかわし全員で手を挙げた。

引退セレモニーへ。

まずは青木、優宇、高瀬、清水、チェリーらフリー勢、

星ハム子、咲蘭らアイスリボン勢&HOTシュシュ勢、

里村、橋本、愛海ら仙台勢、

ボリショイ、LEON、鋼、AKARI、谷らPURE-J勢

尾崎、

続いてジャパン女子OGから福岡、紅、キャロル、斎藤ら4期生、

そして外山ら遠藤の同期である5期生、

それから2期生と続く。

ここでサプライズゲストとして、ライオネス飛鳥がリングイン。サプライズの登場に遠藤の顔も硬直する。
飛鳥「33年間のプロレス生活お疲れさまでした。遠藤美月という名前は学生のころから知っていて、当時、団体の中に個人のFCがあって、ライオネス飛鳥FCの山梨の会員ナンバー1が遠藤でした。美月という名前が珍しくて、印象に残っていて、1番でうれしいなーと思っていたらデビューしたといういきさつがありました。33年間、いろんなことがあったと思いますが、これからの人生の糧にして、たくさんの人に囲まれて、第二の人生を活動してほしいと思います。第二の人生おめでとうございます」とコメントした。
飛鳥「33年間のプロレス生活お疲れさまでした。遠藤美月という名前は学生のころから知っていて、当時、団体の中に個人のFCがあって、ライオネス飛鳥FCの山梨の会員ナンバー1が遠藤でした。美月という名前が珍しくて、印象に残っていて、1番でうれしいなーと思っていたらデビューしたといういきさつがありました。33年間、いろんなことがあったと思いますが、これからの人生の糧にして、たくさんの人に囲まれて、第二の人生を活動してほしいと思います。第二の人生おめでとうございます」とコメントした。

沖野もリング上へ。沖野のセレモニーもともに行われる。
waveより桜花、宮崎、広田、狐伯、きずな、炎華らが花束贈呈。宮崎が遠藤へ引退記念の恥ずかし固めをかける。
waveより桜花、宮崎、広田、狐伯、きずな、炎華らが花束贈呈。宮崎が遠藤へ引退記念の恥ずかし固めをかける。

永島、カルロス天野らアイガー&沖野のライバル関係だった二人が両者とハグ。

続いて瑞希&SAKI、

LLPW勢より立野、穂積、イーグル、半田、北村、紅、キャロル、永島、大向、青野、和田部、神田、西、桑田、グラマーエンジェルス、おばっちらが続々リングへ上がる。

こうして贈呈セレモニーが終了。それぞれのプロフィールが読み上げられる。遠藤のプロフィールでは読み上げ中にパンチ田原リングアナが感極まる場面も。そして、最後に両者の挨拶へと移る。

沖野「お久しぶりです、沖野です。はじめましての方もありがとうございます。私は引退をできないと思っていました。でも今年の1月、遠藤さんから連絡が来て、それから本当に会いに来ました。2月4日です。その時に話をしたのですが、遠藤美月は引退をすると。遠藤、アイガーが引退するので、私が引退する時は、沖野と一緒でないとダメだと駄々をこねられました。一度は断ったのですが、愛媛まで来てくれて一緒に引退したいと。断れないなと、この場に立たせていただくことになりました。遠藤さんありがとうございました。デビュー前のエキジビジョンをしたのも遠藤さん、ケガをしたのも遠藤さん、最後に一緒に立っているのも遠藤さん、先輩後輩は変わらないけど、これから違った関係性を築いていけると思います。不器用な遠藤選手とアイガーとプロレスをしていけたのは一番いい思い出になっています。ありがとうございました。それと、(客席に向かって)唯一の同期がいるんですけど、私はいま47(歳)なので、かなりの付き合いですが、今でも付き合いがあります。素敵なメンバーと巡り合えて、感謝しかないです。これからもみなさんのおかげですし、選手、ファンの皆様のおかげです。ありがとうございました」

遠藤「お忙しい中、お集まりいただきまして、ありがとうございます。もう頭の中は真っ白です。考えても言葉が出ないです。本当に33年、プロレス一本やってきました。本当にプロレスラーになれるのか、という自分が「石の上の3年」という言葉があって、3年頑張ればなれるんじゃないかとしがみついてやってきて、気が付いたら33年という長い間、やってきました。プロレスに入って、こんなたくさんの方とやるようになって、それから先輩後輩、たくさんの方に支えていただきここまでやってきました。決して一人でできることではありませんでした。みなさんにたくさんの応援をありがとうと叫びたくて、waveさんの力を借りてこの大会を開催することができました。本当にありがとうございました。たくさんの思い出をありがとうございました」

挨拶が終わると、中村リングアナから沖野、続いて、遠藤のラストコールが行われ、紙テープがリングを舞う。

最後は騎馬で場内を一周してのフィナーレとなった。

遠藤「(まずは今引退試合を終えての実感は?)なんか自分のことには思えないなって。
きっと3日後くらいに思うんでしょうね。ジワッと。でも最後に後楽園でリングに立てて感謝です」
沖野「私はもともと12年ここ(リング)にいなくて実感はないんですけど、時間がたてば来るんだろうなって思います。遠藤さんの言葉がなかったらここにはいなかったので。GAMIさんの団体、waveの選手たち、みなさんのおかげです。昨日も夜遅くまで準備してくださって、特に関係のない私を含めてここまでやっていただいて、ありがとうございました」
遠藤「本当にみんなに支えられているなっていうのを感じました」
沖野「(今日、コスチュームで来たことについて)私はジャージでいいなと思ったんですけど、コスチュームを作ってくださるという方がいて、もっともらしい引退をさせていただきました。人の縁って素晴らしいなって思ったし、プロレスに出会えて人生で一番の宝物になるんだろうなって。プロレスがあったから今の私がこんなに素敵な人に巡りあえました」
遠藤「(最後に沖野が隣にいたことについて)赤い水着が似合ってた(笑)。横に立ってほしかったので、それが現実になって。今まで当たり前だった人が横にいて、改めて心強いなって思いました」
沖野「(アイガーとは何か話した?)もう消えるって言ってました(笑)」
遠藤「私は会わなかったです。いつもすれ違いで、最後まで…。(最後にメッセージを)
今まで応援していただいてありがとうございました。ちょっとした一声が本当に力になって、頑張ろうって思えてやってきました。なかなか人に伝えられないんですけど、力をもらえたっていうことを伝えたいです」
きっと3日後くらいに思うんでしょうね。ジワッと。でも最後に後楽園でリングに立てて感謝です」
沖野「私はもともと12年ここ(リング)にいなくて実感はないんですけど、時間がたてば来るんだろうなって思います。遠藤さんの言葉がなかったらここにはいなかったので。GAMIさんの団体、waveの選手たち、みなさんのおかげです。昨日も夜遅くまで準備してくださって、特に関係のない私を含めてここまでやっていただいて、ありがとうございました」
遠藤「本当にみんなに支えられているなっていうのを感じました」
沖野「(今日、コスチュームで来たことについて)私はジャージでいいなと思ったんですけど、コスチュームを作ってくださるという方がいて、もっともらしい引退をさせていただきました。人の縁って素晴らしいなって思ったし、プロレスに出会えて人生で一番の宝物になるんだろうなって。プロレスがあったから今の私がこんなに素敵な人に巡りあえました」
遠藤「(最後に沖野が隣にいたことについて)赤い水着が似合ってた(笑)。横に立ってほしかったので、それが現実になって。今まで当たり前だった人が横にいて、改めて心強いなって思いました」
沖野「(アイガーとは何か話した?)もう消えるって言ってました(笑)」
遠藤「私は会わなかったです。いつもすれ違いで、最後まで…。(最後にメッセージを)
今まで応援していただいてありがとうございました。ちょっとした一声が本当に力になって、頑張ろうって思えてやってきました。なかなか人に伝えられないんですけど、力をもらえたっていうことを伝えたいです」