2025.08.25

『夏祭り〜Dead or Smile〜DAY ONE

日時
8月25日 月曜日
観衆
102人
場所
東京・TOKYO SQUARE In Itabashl
■チャレンジwave(15分1本勝負)
梅咲遥(11分7秒、アメジストクロス)咲蘭



 wave旗揚げ18周年が8月26日。それを記念しての2days大会が“夏祭り”をコンセプトに組まれることとなった。そのオープニングは咲蘭が“ディアナの絶対的センター”梅咲へのチャレンジマッチ。
まずは、咲蘭の握手に対して梅咲は張り返す。いきなり咲蘭が丸め込みを3連発。3発目はあわやカウント3が入るほどのタイミングで、梅咲も驚きの表情。その後は冷静に戻り、突進を捕らえてバックブリーカーからボディスラム。
2カウント。
調子を取り戻した梅咲は、弓矢固めへ。咲蘭がロープに逃れると、背後からストンピングをたたきこむ。続けて逆エビ固め。場内は「咲蘭」コールに包まれる。
咲蘭がロープに逃れると、ボディスラムから立て続けにフォールも2カウント。
 梅咲はコーナーに振ると、咲蘭はブーメランアタックで返す。今度はエルボーを打ちこむと、梅咲もお返し。咲蘭はロープにもたれながらも倒れずに耐えると、連打で打ち返す。
ボディスラムの体勢へ。梅咲は踏ん張って投げられず。梅咲が投げ返そうとすると、体を入れ替え、背後からのスリーパーに捕らえる。さらにドロップキックを3連発決める。ここからワキ固めに決めたが、ロープブレイク。
咲蘭はカサドーラ式フットから619。今度はボディスラムで投げることに成功すると、コーナー上へ。梅咲がデッドリードライブで投げ飛ばすと、その場飛びフットスタンプ。
さらに逆エビで絞る。ロープへ。
今度は低空顔面ドロップキックからのブレーンバスター。そしてミサイルキック。2カウント。 
 咲蘭がエルボーを連打も、梅咲の一発に返される。咲蘭はヨーロピアンクラッチ。2カウント。
回転エビ合戦はいずれも2。咲蘭が突進するも、カウンターのエルボーを食らうと、さらにもう一発浴びる。
梅咲のキューティースペシャルは2。梅プレスも咲蘭は意地の2カウントで返す。「咲蘭」コールのなか、梅咲がアメジストクロスで止めを刺した。
■Summer wave 2025(20分1本勝負)
(Yシャツ軍)桜花由美&SAKI&ラム会長vs青木いつ希&関口翔&シャンシャン(浴衣軍)
①関口(9分45秒、Yシャツ脱衣)ラム会長
②桜花(12分2秒、浴衣脱衣)関口
③桜花、SAKI(15分45秒、浴衣脱衣)青木
④シャンシャン(16分58秒、Yシャツ脱衣)SAKI
⑤シャンシャン(18分11秒、Yシャツ脱衣)桜花
※シャンシャンの一人残りで浴衣軍の勝利。通常ルールに加え、Yシャツ軍、浴衣軍
ともに脱げた時点で失格となる。同じチームの全員が失格になると試合終了となる。

 浴衣軍とYシャツ軍に分かれて対決するという、“夏祭り”ならではの企画が実現。
まずは浴衣軍。柄の入った浴衣が似合うシャンシャンと、カッコよく着こなす青木&関口が登場。
続いてのYシャツ軍は桜花、SAKI、ラム会長が白のYシャツ姿で登場。桜花は挨拶代わりの「オーッ!」。Yシャツ軍は脱げた時点で、浴衣軍は両肩が見えた時点で失格。
相手チームが全滅した次点で試合終了となる。
まず、青木がラム会長に対して、絶叫ボイスはせず普通のボリュームで握手を求める。「会長大好きだから」と理由を明かす。
いきなり試合開始とともに、ラム会長が関口の浴衣をぬがしにかかると、両軍が入り乱れる。関口がラム会長を羽交い絞め。
 青木に対して、「来いー」と呼びかけると、「すいません、会長、一番最初に終わらせてもらいます」とボタンを外しにかかる。
コーナーに顔面を足で押し付けると、場内からは大ブーイングが飛ぶ。
気にせず押し込む ここで桜花が背後からシャンシャンを羽交い絞めにする。
ラム会長、SAKIが忍び寄ると、青木、関口がカット。「シャンシャンを脱がすなら私たちを脱がせー!」とのアピールには2人ともコーナーへ一目散と戻る。
青木、関口が「お前のせいだぞ」と桜花に八つ当たりのストンピング。青木&関口がシャンシャンを抱え上げると、3人で合体ドロップキック。シャンシャンをセンターにポーズを取る。
 再び「シャンシャン」コールから桜花へエルボーを打つが、すぐさま打ち返される。
桜花はボディスラムから踏みつけ、全体重を浴びせるが大ブーイング。
 5分経過。SAKIにタッチ。SAKIはシャンシャンをコーナーに追い込み、足で顔面を踏みつけると、またもブーイング。
続けてSAKIがサーフボード。さらに吊り天井に持って行く。そしてカンパーナを決め、振り子に揺られたシャンシャンの頭をコーナーにぶつけると大ブーイング。「うるせー」とSAKI。
今度はラム会長がシャンシャンに首投げからマウントパンチ。さらにマットに後頭部をうち付けると、大ブーイング。
 シャンシャンが体を入れ替え、スタナーからフライングネックブリーカー。代わった関口がラム会長に串刺しエルボーから「青木もいけー!」と指示。青木は「ごめんね」のポーズ。あたふたしているところ、関口が強引にコーナーへ振るも、「いつ希大好き」とラム会長は迎え入れる。
青木もラム会長の直前で止まり、「ラム会長かわいいすよね」と攻撃をせず。
見るに見かねた関口が背後からドロップキックを放ち、強引にタックル状態へ。青木が正面のキックから「ごめんなさい」とフェイスバスターを決め、ようやくラム会長に攻撃をする。
続けて関口が低空ドロップキックからワキ固め。アームバーへ移行する。
ラム会長はYシャツの伸びを利用して抜け出すと、マヒストラルから回転エビ。カウント2。これを切り返してエビ固めに行った関口がその反動を生かしてYシャツを脱がすことに成功。まずはラム会長失格。
関口は脱がしたYシャツで桜花、SAKIを殴打。桜花が踏んづけて、攻撃を阻止すると、ビッグブーツを放つ。
続いて、「オーッ!」からのビッグブーツ。関口はフライングラリアットで返す。腕ひしぎに狙いを定めるが、桜花は上体を起こしてエビ固めの形へ。2カウント。
桜花は体落とし。関口の浴衣がじょじょに乱れ始める。両者エルボー合戦になると、ついに関口の浴衣を締めるひもが解ける。
関口は正面から強引にYシャツを脱がしにかかる。ボタンが外れていくと、桜花はフェイントから関口の足を踏む。
ここで、バックの取り合いとなるが、その最中に浴衣が脱げてしまい、関口が失格。
青木が飛び出し、桜花へフェースバスターからボディプレス。桜花が突き上げ式蹴りからDDT、かかと落とし。
 シャンシャンがカット。青木がタックル。2カウント。
 青木がエルボーを連打するも、桜花のYシャツははだけそうになり、しがみつく。青木は「何やってんだー」とエルボー。桜花がブーツで返してSAKIにタッチ。
 SAKIがバックを取る。青木が足を踏んで阻止。今度はSAKIが踏み返す。
青木がSAKIをコーナーに振り、シャンシャンがドロップキック。青木とシャンシャンがSAKIのYシャツを脱がしにかかるも桜花がカット。
 15分経過。
 桜花&SAKIが青木へダブルブーツ。ここからダブルブレーンバスター狙い。しかし、持ち上げることなく、そのまま着地させる。そのタイミングで青木の浴衣を脱がすことに成功。青木が失格。
シャンシャンがコーナーからダイビングボディアタックで桜花&SAKIへ攻撃。SAKIへフィッシャーマンも2。シャンシャンがバックにまわり、SAKIのYシャツを脱がしにかかるも失敗。丸め込むもカウント2で桜花がカット。桜花とSAKIがサンドイッチ式のブーツを打ち込む。ここからダブルの連携を狙おうとロープへ走ったが、青木と関口が場外からそれぞれ足を引っ張る。こかされたSAKIにそのままシャンシャンがYシャツを引っ張って脱がし、SAKIが失格。
残るは桜花とシャンシャン。シャンシャンがドロップキック連発。桜花はボディスラムで投げる。2カウント。シャンシャンが丸め込みを連発。これをなんとか返し続けた桜花だが、逆さ押さえ込みから強引にYシャツを脱がしにかかるとついに着脱に成功。シャンシャンが一人残りとなり、勝利を手にした。
 場内は「シャンシャン」コール。浴衣軍の青木と関口がシャンシャンを称えた。
■ メモリアルwave(時間無制限1本勝負)
本間多恵(試合続行中)尾﨑妹加
※両者の意向により、場外カウントなし、時間無制限に。20時18分試合開始。
現在、試合続行中。


 本間の引退ロードとして、パートナーである妹加とのシングル対決が実現。
 試合前、本間がマイク。「時間無制限でいいんですよね? Xで『いいよ』ってGAMIさんがおっしゃっていたので」とまずは時間を確認。
二上会長「いいですよ、存分に」
妹加「じゃあじゃあ、場外カウントなしでいいですか」
二上会長「それはちょっと問題が多発するんですよね…。ちなみに今日、車で来てます? 来ていない? じゃあいいです」
本間「場外カウントなしでオッケー!」
と念を押し、時間無制限の場外カウントなしルールが採用された。
まずは互いに見合うと、ロックアップ。妹加が押し込む。ロープブレイク。再度、ロックアップ。
妹加が押し込むと、互いに押し込み合いとなる。妹加のラリアットは空振り。本間がドロップキック。
本間がコーナーへ追い込むと、「同期、10周年お祝いとして10回殴るぞー!」と数えながらパンチを振り下ろすも、10回以上、殴り続ける。「オマエ、30年やれ」とフォールも1カウント。
 本間がヘッドロック。ナックルを打ち込む。妹加がタックル。「お返しに10周年のセントーン、10回やるぞー!」と宣言するも1回目で本間がかわして自爆。ブーイングが飛ぶ。本間が「セントーンと
パンチじゃあ…殺す気か」とぼやきながら妹加を起こすと、エルボー合戦。互いにメッセージを言いながら打ち合う。
本間「オマエのセントーンは怖いんだよ」
妹加「ナックルもだ」
本間「これからもよろしくだよ」
妹加「最後まで応援するぞ」
本間「妹加じゃなきゃ私はこれまでこれてないー!」
妹加「それは妹加もおんなじだー」
本間「プロレスの楽しさを一緒にはぐくんでくれてありがとー!」
妹加「先に団体をやめたのにまた一緒に戦ってくれてありがとー!」
本間「妹加がいなくなっていなくなってめちゃくちゃ悲しかった」
妹加「それはごめん。でもまた会えたから」
本間「でも絶対に最後に付き合ってくれて、よろしくー」からコーナーに振るもタックルを浴びる。
妹加は「タエちゃんの気持ち、ありがとー」とセントーンから「今度こそー!」とセントーンを投下。
観客も一緒に数を数えてのコールで後押し。妹加はセントーンを落下し続け、ヘロヘロになりながらも10連発を成功させる。
本間がコードブレーカー。妹加はアルゼンチンバックブリーカーに絞り上げる。妹加はさんざん、絞り上げて前方に落とす。ダイビングセントーンは自爆。妹加はラリアットを狙ったが、本間はワキ固めで返す。ロープへ。
本間は顔面ドロップキック。妹加が場外転落。本間がコーナーからプランチャ狙いも妹加は館内の後方へ下がって、「来いよー」とアピール。
 「飛べ」コールに本間は「行けるかー」とあきらめて追いかける。場外でエルボー打ち合い。妹加がボディスラム。そしてバックステージのほうに連れていく。
すると、館内の2階スペースで乱闘が続く。セコンドが飛んできた際に備えて、下から受け取ろうと構える。
しばらくすると、二人が2階から乱闘しながら戻ってくる。場外戦は続き、妹加がタックルを狙うと、誤ってレフェリーに命中。本間と妹加が再び、売店のほうに消えていく。
 しばらくして、セコンドの青木が「外行っちまったー」と報告。ほかのセコンド陣は「オマエのせいだ」とレフェリーのせいにする。
二上会長が「次の試合にしましょう。もういい、慣れてるから。次の人。4試合目始まります」と宣言して次の試合に突入した。
■ NEW ERA wave〜DAY ONE〜(30分1本勝負)
狐伯&花園桃花&網倉理奈&櫻井裕子vs YuuRI&真白優希&柳川澄樺&神姫楽ミサ
※キャプテンフォールマッチルール。キャプテンは非公表。キャプテンが敗れるまで試合は続行される。
①櫻井(4分17秒、スクールボーイ)柳川
②花園(6分32秒、ジャックナイフ固め)神姫楽
③真白(13分7秒、ジャックナイフ固め)狐伯
※YuuRIがジャパニーズレッグロールクラッチに決めたところを真白がさらに固める。
④網倉(17分26秒、片エビ固め)真白
※ダブルアームスープレックス。キャプテンの真白が敗れて試合終了。狐伯軍は花園がキャプテン。


 2018年デビュー組と2020年デビュー組による対抗戦。2020年デビュー組は2020(トウェンティートウェンティー)(仮)と命名。4人で2020のポーズを取る。続いて、2018年デビュー組が登場。キャプテンフォールマッチということで、キャプテン以外がフォールされても試合は続行。ノータッチルールとなる。試合に先立ち、キャプテンの書かれた封筒が本部席へ届けられる。相手チームのキャプテンはわからない仕組みとなっている。
「絶対狐伯さんがキャプテンだから」(柳川)「一人だけ下がったのが怪しい」(神姫楽)と1111がアピール。
2020(仮)が「キャプテン出て来い-!」と狐伯を挑発。狐伯は「わかったから、いいけど。こっちがキャプテン出すなら、そっちも出してください」と提案する。2020(仮)が作戦会議。その結果、真白が先発に出る。狐伯と真白で試合開始。本当にそれぞれがキャプテンなのか…。
真白が筋肉ポーズ。力こぶは全く出ていないが気合は入っている模様。
 真白が低空ドロップキック。狐伯はアームホイップ。真白がアームホイップから2回転半ティヘラ。続けてドロップキック。
真白&YuuRIがダブルのソバット。続いて、1111がダブルのフェースバスター。さらに1111がコーナーに振ると狐伯はブーメラン式ミサイルキックを浴びせる。
続いて櫻井と柳川へ。櫻井はビッグブーツからのボディスラム。2カウント。柳川はコードブレーカー。倒立式ニー。2カウント。エルボー合戦から櫻井がファイナルカット。2カウント。
 櫻井がビッグブーツを放つと、柳川は回し蹴り。コーナーで指示を出す神姫楽めがけて、花園がクラッカー爆弾。このスキに櫻井が柳川を丸め込む。
3カウントが入るも、リングアナ「キャプテン…ではありません!」ということで試合続行へ。
神姫楽と網倉。タックル合戦3連発。神姫楽と網倉がコーナーへの振り合いをしようとする。神姫楽がタックルからセントーン。カウント2で櫻井がカット。網倉がカナディアンバックブリーカーの体勢からコーナーへ逆さ吊りにする。
網倉がコーナーめがけて突進したが、途中でYuuRIがカット。YuuRIが網倉へ619。さらに神姫楽がダイビングセントーンを狙ったが自爆。ここですかさず花園が神姫楽をジャックナイフに固める。これで3カウント。
リングアナ「キャプテン…ではありません!」となり、試合続行。2020(仮)は早くも二人が脱落。
真白が飛び出す。花園へ「あかんべー」のポーズ。「花園」コールとと「真白」コールが交差。
 花園「今から心理戦をしよう。こっちのチームのキャプテンは狐伯だよ」とカミングアウト。狐伯があわてて止めに入る。
狐伯がロケットニーで、真白を蹴散らす。花園はコーナーから「花園ロケット行くぞー!」とアピールし、狐伯がその目前に立つ。「それは私だよ」とさすがに櫻井は黙っていられず狐伯の前に立つ。「私をひとりにしないで~」と、さらにその前に網倉も立つ。
「2018ロケットー」と花園が3人めがけてミサイルキックを放ったが、全くびくともしない。この状況で、8人が入り乱れとなる。騒乱のなか、真白が花園をセットしてダイビング目つき。2カウント。
 花園がコーナーに控えると、真白が突進。花園が真白を捕らえると、「よっしゃ行きますよー」コール。
ここで館外から妹加が本間をバックブリーカーで抱え上げて戻ってくる。まだ第3試合は続行中。しばらく場外戦が続いたのち、二人はリングイン。本間と妹加がエルボー合戦。
妹加がブレーンバスター。2カウント。再び場外へ。このまま二人はまた館外へ。
 乱闘の間、フリーズ状態だった花園と真白。改めて、花園が「準備はよろしいでしょうか」と確認し、「よっしゃ行きますよー」のアピール。振り回そうとした瞬間、真白がブレーンバスターで投げる。狐伯がカットし、あえて花園を場外へ落とす。狐伯が真白にドロップキックから低空コルバタ。続く低空ドロップキックは自爆。
真白とYuuRIがダブルのドロップキックでの連携を見せたが、もう一度、ロープに振ると、狐伯はブーメランアタックで返す。さらに狐伯は一人で二人への低空ドロップキック。
ブレーンバスターを狙うがこれを切り返した真白がソバット。低空大外刈りからドロップキック。ブレーンバスターホールドも2カウント。
 狐伯はエルボーからマヒストラル。YuuRIがカット。
YuuRIがジャパニーズレッグロールクラッチを決めると、その上から真白がジャックナイフ固めで決める。二人にフォールされた状態ではさすがに狐伯も跳ね返せず。これで3カウントとなったが、狐伯はキャプテンではなく、試合続行。
網倉が「残念でした~」ローリングチョップ。しかし、ロープの反動の際、セコンドに足を引っ張られる。YuuRIが低空ドロップキック。真白がダイビングボディアタック。2カウント。花園が「全員上がってこいー!」とアピール。失格となった選手もリングへ呼び込む。「あーみんをいじめて。やるなら私をやれ、私がキャプテンだから」とカミングアウト。
 柳川が「一番弱い奴がキャプテンはないだろ」と信じず、4人で焼きを入れると、とうとう花園が泣き出す。すかさず場内に沸き起こる「謝れ」コール。
柳川が「泣くなー!」とキレて、4人でのトレインに持って行く。
 最後に真白が止めを刺しに行くが自爆。今度は2018年組が真白を捕らえてトレイン攻撃。真白がマットに横たわる。網倉が「終わらせるぞー!」とコーナーへのぼるも、神姫楽が救出し、代わりにYuuRIがマットへ寝そべる。
「私がキャプテンだ、来い!」と身代わりセントーンを浴びる。1111が連携を狙うが、切り返した網倉と櫻井がタックル。
続けて、花園と狐伯がダブルのドロップキック。場外へ落ちた1111めがけて狐伯がプランチャ。
リング上では真白が網倉へ特盛クラッチも2カウント。網倉はサイドスープレックス。2カウント。続けざまにダブルアームスープレックスで3カウントを奪ったが、キャプテンなのかどうか…。リングアナ「真白は…キャプテンです!」と、明かされ、これにて試合終了。ちなみに2018年組ののキャプテンは花園と最後に種明かし。作戦が功を奏した2018年組の勝利となった。
■デンジャラスwave(30分1本勝負)
世羅りさ&〇宮本裕向(13分52秒、体固め)宮崎有妃●&佐々木貴
※イスの上へのムーンサルトプレス。ハードコアルール採用。

 

 先立っての後楽園大会では、葛西純とのハードコア戦で互角以上の試合を見せた宮崎。続いては佐々木貴との夢タッグが実現。しかも相手は世羅りさ&宮本裕向。ハードコアの名手が集う中、さらなる高みをめざす宮崎の前にどんな景色が広がるか。
まずは宮崎、佐々木組がブリブラダンスで息の合ったところを見せる。続けて、世羅&宮本が登場し、いきなり奇襲をかける。宮崎と世羅がイスで叩き合う。世羅が背中へのイスを打ち込むと、宮崎もイスを打ち込んで返す。
宮崎は「来いー!」と背中を出す。世羅が振り下ろすと、今度は世羅自身も背中を出す。互いに背中を打ち合う。
今度は「もう一度、来いー」と再び宮崎が背中を出すもこれは空振りさせ、ラリアットを放つ。それでも「いたいー」と背中のダメージに耐える。ここで場外乱闘へ突入。世羅を捕らえて、記者席の机をコーナーの前へセッティング。
この瞬間、館外から本間、妹加が帰ってくる。
 机の上には、佐々木が世羅を乗せており、宮崎がダイブを狙っていたが、二人が邪魔となり、飛ぶに飛べない。
宮崎が躊躇していると、宮本がその間にイスをリング上にセット。宮崎をコーナーから捕まえると、デッドリードライブをイスの上に決める。「誰だお前は」と宮本は本間、清水に投げかける。本間と妹加は戦いながら再び館外へ。
リング上では世羅が宮崎に竹刀スリーパー。その間に宮本がロープにラダーを立てかける。世羅がスリーパーを外すと、宮本は宮崎へ背中からのボディスラム。倒れた宮崎の手をラダーに挟み込む。ガシャーンという鈍い音とともに、宮崎の手がラダーに挟まれる。そして、世羅がその手を踏み込み、市内でも手をぐりぐり攻撃。手への竹刀攻撃から背中にも一打。
再び竹刀を振りかざした世羅に、宮崎はラリアットで打ち返す。竹刀は客席へ吹っ飛ぶ。
 佐々木が宮本にイスを投げつけ、命中させる。
さらにコーナーに世羅を追い詰めると、距離を測り、「第1球、ふりかぶって投げたー!」とイスを投げつける。
続いて、「第2球、振りかぶって投げたー!」と二投目。さらには、「第3球、振りかぶって、投げたー!」と三投目も命中させる。
続いて串刺しラリアットからボディスラム。チキンウイングフェースロックに取る。
 宮本が竹刀を世羅の手元へ投げる。世羅が竹刀でカット。佐々木が突っ込むが、世羅が面で一本を取ると、さらに面の連打。宮本へタッチ。
佐々木は宮本をロープに振るも、リバウンドエルボーで返ってくる。
 宮本はローキックを連発してからのフライングニールキック。
「投げるぞ」とアピールしてパワーボム狙い。佐々木がリバースで返すも、さらにエビ固めで返す。カウント2。
 佐々木がハイキックからDDT。
宮崎が宮本へ串刺しラリアット。佐々木が宮本をコーナーへ宙づりにし、その顔面へイスを横位置に立てかける。
ここで宮崎がラダーを投げ込んで直撃させる。さらにラダーで股間にも痛打。今度は、碁盤を持ち出し、宮崎と佐々木がダブルのブレンバスターを碁盤めがけて投げつける。
10分経過。世羅が竹刀でカット。
 宮崎と佐々木がイスを山積みにする。佐々木がその上にえびす落としから、イスを宮本の体の上にセット。
。宮崎がムーンサルトプレスも宮本が身をひるがえし、イスの上にヒット。「おまえ逃げんなよー」と佐々木がパワーボム狙いも世羅が竹刀でカット。宮本がハイアングルパワーボムをイスの山に投げる。
さらにイスを二つセットし、その間にラダーを横たわらせる。宮本&世羅がダブルのブレーンバスターでラダーにたたきつける。
宮本がイスの上に横たわる宮崎へバルキリースプラッシュ、さらにムーンサルとプレスと連続投下。ついに宮崎が返すことはできず、3カウントが入った。
まずは最後に勝ち名乗りを挙げた宮本がマイク。それに世羅、佐々木も続ける。
宮本「いやあ、イスの上へのムーンサルトってあんなに痛いんですねえ。さそかし痛かったことだろう。宮崎さん、いや、有妃ねえ。もうすぐ引退ですけど、それまで、最後まで…前の引退試合も見に行ってますから2回目も見に行かせていただきます」
世羅「なかなかこんな戸惑うことはないですけど、宮崎有妃! オマエとのハードコア大好きだよ。お互いケツが決まってるけど最後のその日までハードコアのライバルとして行かせていただきますので、まだまだ宜しくお願いします」
佐々木「宮崎。寝たままでいいから聞いてくれ。俺はもちろん、同じ団体になったこともないし、育った環境も違う。だけど、どっか、ずーっと、ずーっと、ずーっと、一緒に戦っている戦友と思ってオマエのこと見守っていたよ。年も違うし、なんならデビューはオマエのほうが早いけど、、ハードコアのパートナーに選んでくれてありがとうございます。今日集まってくれたみなさんにしっかり、御礼を差し伸べてあげてください」
締めは宮崎がマイクを持つ。
宮崎「本日はwave夏祭り、1日目、本当にご来場、誠にありがとうございます。あのー…引退とか、ケツが決まっているとか、そういうことまだ言わないでくれるかなあ(館内・笑)。5か月、5か月もあるじゃん。まだまだやるぞ。お互い、もう、ボロボロだけど、もっとボロボロになって、5か月、ボロボロになってやめよう。
(佐々木へ)今日、本当にタッグ組んでくれてありがとうございます。戦友と言っていただけてめちゃくちゃうれしいです。横に立ってるということですか。戦友と言うことは。(涙ぐみながら)本当にありがとうございます。
宮本君…そんなないんだけど(館内・笑)、宮本君のプロレスは大好きで、こうやって、戦えるようになるのも、ここ最近でしょう。めっちゃうれしいです。本当に今日も対戦OKしてくれてありがとうございます。
宮本君とはプライベートのほうがよく会ってるから。もうあと5か月、まだ5か月あると思っています。ダメだよ。逆算したらダメだから。人って。落ちていく一方だから、あと5か月もある。本当にまだまだやりたい。
よろしくお願いします」

 こうして、ミュージックスタートで4人揃って、ブリブラダンスを披露。最後は大「宮崎」コールに包まれる中、「これがwaveだー!」で夏祭り1日目のエンディングとなった。