2024.04.27

「Detras de Lazona vol.20」

今大会はリングアナが欠場中の網倉理奈が担当。また同じく欠場中の狐伯とともに前説を務めた。網倉は今大会を「すごい盛りだくさんで、ギュッと詰まってボーンッ!みたいな」と見どころを語る。一方、狐伯はケガの状況を報告。
「わたくし、4月21日、人生初めての骨折しました。手の甲の骨を2本折りまして欠場させていただくことになりました。前回のアミスタで、今日のカードを発表した後に、骨折しまして。ここ(コーナーポスト)に手を付いたら、バキッていう音がしたんですよ。
人生初の骨折、人生初の欠場ですけど、早く治るように頑張ります」と明かした。
1,FUTURE wave(15分1本勝負)
櫻井裕子(9分40秒、片エビ固め)ななみ
※変形フェイスバスター


 オープニングマッチは櫻井対ななみ戦から。ななみが「お願いします」と握手を求め、こ
れに櫻井も応える。バックの取り合いからルチャムーブに移行。タックル合戦は互角のぶつ
かり合いとなり、何度もぶつかり合う。今度はななみが突進してのタックルで打ち勝つ。さ
らにダイヤル固め。櫻井がコーナーに振るもキックでカットし、ななみはエプロンに乗り、
スリーパーで絞める。さらにタックルを放ち、コーナータックルからフォールも2。
ここからスタンディングでのエルボー合戦。櫻井がリストロックして連打を放つ。優位に立つとコブラツイストから、グラウンドコブラに移行するも2。
櫻井がコーナータックルからタックル。ボディプレス。さらに抱え上げるも、ななみが背後に回り、スタンディングのスリーパーに取る。ここからグラウンド式に移行するが、櫻井は足をロープにかける。
ななみがタックル。セカンドロープからのダイビングボディプレスも2カウント。ななみが突進
したところを櫻井はボディスラムで切り返すと、ドラゴンスリーパーへ。グラウンド式に持ち
込むも、ななみはロープに逃れる。
なみはカウンターキックを切り返しスクールボーイ。ジャパニーズレッグロールと丸め込む。
ここからエビ固め合戦となるが、どちらもカウント2で返す。ななみは櫻井のカウンターキックを
すかしてエルボーで返し、ノーザンライトスープレックスも2。ななみの突進を櫻井はカウンター
キックで返し、再度、ドラゴンスリーパーにとらえる。そして、ファイナルカットは2。粘るなな
みだったが、櫻井が変形のフェースバスターから片エビ固めで止めを刺した。
2,WWWD世界エリザベス選手権試合(30分1本勝負)
<王者>シン・広田エリザベスさくら(9分3秒、エビ固め)チェリー<挑戦者>
※春夜恋をつぶしてフォール。チェリーの要求で、急遽、タイトル戦へ変更。二上会長の判断により、セミ、メインもタイトル戦へ変更。もう一人の挑戦者はLeon。第16代王者・広田が初防衛に成功


 広田は王者らしく、自作のエリザベスガウンに身を包んで登場。後ろから見ると、タケちゃんマンに
見えなくもない。
チェリーがマイクで広田を挑発。「そんな立派なガウン着て、今日、タイトルマッチやってもいいんじゃ
ないですか? だって、チャンピオン。戦う前から負けること考えてるんですか。いつ何時誰の挑戦でも
受けてくださいよ」と闘魂イズムなセリフをぶつける。
広田は「もし私が負けたら、制作物すべてつくり直し、あれだけ(29日後楽園での防衛戦を)告知した
ディアナさんに迷惑がかかるんだよ!」と言い返し、受ける気はない様子。
チェリーは「29日空いてますよ」と王座交代しても大丈夫と言いたげ。「このメンバーだと、万が一、
移動するかもしれないんだよ」と広田は本音を吐く。

 ここでチェリーが二上会長に問う。二上会長、「待て待て、エリザベス、やりましょうよ。今日、川崎の
裏側で(スターダムの)横浜BUNTAIやってるのにこんなに(お客さんが)来てくれたんやで。しかも、1本
めから(お客さんのテンション)爆上がりやで。変なもん、飲んで来たんかというくらい(観客・笑)あれ?
このあと、宮崎さんですよね、カラミネンスですよね、ということは全部タイトルマッチでいいですよね?」と
残り試合すべてタイトルマッチにすることを二上会長が提案。これには控室から各選手も飛び出し、事の成り行
きを見守る。「尾崎妹加さん、(宮崎と)初対決でタイトルマッチでもいいですか?」と確認すると、妹加は
「やったー!」と喜びのバンザイポーズ。
さらに「(炎華へ)勝ったらちょちょたんとタッグのチャンピオンですよ」と言えば、炎華も喜びを隠せず。
「じゃあエリザベスとReginaとDUAL SHOCKやりましょう!」と二上会長が決断すると、場内は爆発的な盛り上がり。
「BUNTAIより盛り上がるぞー!」と意気込むと、さらに大歓声が起きた。
網倉リングアナが「第2試合はWWWDエリザベス選手権30分1本勝負に変更となります。それではチャンピオンベルトの返還
になります」とタイトル戦セレモニーへ移行しようとする。
「絶対やだー」と言う広田に「勝てばいいから」と二上会長は檄を飛ばす。
レフェリーの「シェイクハンド?」という問いかけに広田は「絶対にするかー!」と絶叫。試合開始。いきなりチェリーと
Leonが広田に突っかける。チェリー、Leonが連続でコーナータックルもカウント2。チェリーがLeonにダブルを要求し、
クロスライン。しかし、Leonの背中を押し広田へ覆いかぶせてから、ニードロップを浴びせてさっそくの裏切り。
チェリーはLeonのボディへパンチ。しかし、Leonは風車バックブリーカーで切り返し、コーナーで串刺しスピアー。
さらにダブルアームスープレックス狙いも背後から広田が忍び寄り、ボ・ラギノール2連発。ここから3人がロープワーク
で別々の方向へ走り出し、Leonが広田、チェリーの正面に立つと、ダブルのスピアーで吹っ飛ばす。
チェリーが「イスに座りたい…」と漏らす。広田が「オマエ、イスに座らせたらまた『追ったまげー』とかするんだろ、
今日はさせないぞ」と制す。
「それにしてもコイツ、40代と思えんな…」とLeonの体力に感心するする広田。今度は広田&チェリーが結託してLeonに
襲い掛かる。広田がボ・ラギノールを連発してLeonを場外へ落とす。チェリーが広田の腕を取る。広田は腕を取られたまま、
コーナーを自在に動き回る。そして、逆にチェリーの腕を取ってロープ渡り。ジャンプでのトップロープ着地も成功するが、
「もう1回」コールでやはり失敗する。それでも気を取り直し、「横浜まで悲鳴を聞かせてやるぜ」とチェリーをロープに
張り付け、ボ・ラギノール。Leonが広田をつかまえてコーナーに振るも、スイングDDTで返す。Leonが広田にスピアー。
チェリーが広田へボディパンチから逆片エビを決める。さらにLeonの足も捕らえ、二人まとめてダブルの逆片エビ固めに
決める。
チェリーはLeonにチョークからコルバタ。「熟女が熟女にドーン!」はすかされるも、広田がLeonの足を引っ張り対面する。
「Leon、お前とはさかのぼること7年くらい前にしか試合したことなかったぞ。だからこそ、今日は白黒はっきりつけなき
ゃいけないんだよ、だから、寝とけー」と言い、高田純次の体勢へ行くも、ロープワークの際にLeonがスピアーで壊すと
大ブーイング。フォールに行くも、チェリーがカットに入る。「さっきから邪魔してるんじゃねえ」とLeonはチェリーへエア
プレーンスピン。広田はウラカンラナでLeonを丸め込む。Leonが場外へ落ちると、広田とチェリーがエビ合戦に突入。どちらも
カウント2で返す。ここでチェリーが春夜恋に行くも、回転の途中で広田がエビ固めに丸め込み、そのまま3カウント。
見事、王座防衛に成功した。
改めて、エリザベス王座を守り抜いた広田は「まずは最初にGAMIさん、余計な作業が増えなくてよかったです。そして(セコンド
の)Himiko、見てたと思うけど、私が正真正銘のチャンピオンになったかからな。29日、オマエとちっさいおばさん(米山)と
戦うけど、最後にこのベルト持ってるのは私だから覚えとけー」と挑発した。
3,Regina di WAVE〜WAVE認定シングル選手権試合(30分1本勝負)
<王者>宮崎有妃(12分6秒、体固め)尾崎妹加<挑戦者>
※直伝デスバレーボム。第21代王者・宮崎が4度目の防衛に成功

 まさかのRegina戦となったシングルマッチ。宮崎と尾崎はこれが初対決。宮崎は当然のごとく、Reginaのベルトを持って入場。
尾崎は「お願いします」と手を差し伸べる。これに宮崎も応える。緊張感のある中、スタート。
まずはロックアップで力比べ、これはまったくの互角。今度は手四つ合戦のまま、ぶつかり合う。これもまったくともに
一歩も引かず。そして、タックル合戦へ突入。これも互角。宮崎から、また、妹加から、それぞれタックルでぶつかっていく。
妹加は走り込んだところ、宮崎が足への低空ドロップキックで妹加を倒す。そして、逆片エビにとらえる。
妹加がロープをつかむ。宮崎はキャメルクラッチ。DDTから、インディアンデスロック。宮崎が全体重を乗せて絞る。
妹加はパワー全開でロープに逃れると、「すごいねー」とその力強さを認める。宮崎が背後に回るが、妹加はエルボーで切り返す。
宮崎は正面から目つき。そしてはずかし固めを成功させる。レフェリーがギブアップの意思確認に「ノー!」
と言うと、宮崎は「ノー? 初めてなのに?」と驚く。
宮崎はコーナーラリアット、妹加もコーナータックルでやり返す。妹加はアルゼンチン狙いで抱え上げようとするが、宮崎が堪える。
妹加はエルボーを連打、宮崎も連打で返す。宮崎はブレンバスター狙いに行くが、妹加が投げ返す。セカンドロープからセントーン
を投下も2。
そして、宮崎をコーナーに乗せて、背中側からアルゼンチンバックブリーカーで持ち上げることに成功。そして放り投げる。妹加は
トップロープからの攻撃を狙うも、宮崎が迎撃体勢に入り、逆に雪崩式ブレンバスターで投げる。ダブルダウン。両者が立ち上がり、
ラリアットの相打ちとなるが、どちらも倒れない。再度、互いに走ってのラリアット相打ち。その後も、相打ちが4度続いたがどちら
も倒れない。5度目で両者フラフラになりながらも倒れない。さらに6度、7度と続く。8度目でついに妹加が片ヒザをつき、それでも
倒れない。9度目と続き、10度目でついに妹加が打ち勝った。今度は宮崎が自ら走っりこんでお返しとばかりにラリアット。
妹加はスクールボーイで丸めると、トップロープからダイビングセントーンを狙ったが失敗。宮崎は背後から後頭部へのラリアット。
さらに正面からもラリアットを決めて一人サンドイッチラリアット攻撃もカウント2。宮崎はトドメとばかりに直伝デスバレーを決めて
3カウントとなった。
王座を守った宮崎はマイクをつかむ。「GAMIさん、焦りますよ。どんな試合でも気合はもちろん、入ってるのですが、それがベルトかかる
とかかからない話はもう2、3段階上の…。もう、焦りました。でも、(妹加へ)今日はありがとう。今までベルト持ってたことあるけど、
初対戦で組んだことも戦ったこともない先取と名やるとは思いませんでした。あまりしゃべったこともない。でも、知ってはいるんだよ。
本間といつも一緒に一緒にいる、舞台も見に行ったことあったけど、まさかタイトルマッチになるとは。すごかった、アルデンチン、めちゃ
めちゃ痛かったよ。アイアンチャンピオン?(妹加『ウエイトリフティングです』)全然違うよね(笑)。すごいよね。こんなに当たり合い
ができて、テンション上がる選手はなかなかいないと思います。すごい楽しかった。もう一回やりましょう」と自ら再戦を望んだ。
4,DUALSHOCK WAVE~WAVE認定タッグ選手権試合(30分1本勝負)
<王者組>〇SAKI&世羅りさ(14分38秒、片エビ固め)炎華●&梅咲遥<挑戦者組>
※ひねり式リバーススプラッシュ。第36代王者組が初防衛に成功

メインは炎華と梅咲がまさかのタッグ王座挑戦と言う状況に。入場時、炎華は梅咲とともに、客席を回ってアピール。タッグチームらしさを見せる。
いっぽうのカラミネンス。「初防衛戦だろー。気を引き締めるよ、初防衛失敗するわけにはいかないから」と世羅が気合を込める。
試合前のタイトルマッチ記念撮影で横一列に並ぶ。「久しぶりじゃない?」(SAKI)「確かに」(世羅)と二人で言い合う。
「締まっていこー!」とSAKI。挑戦者組の握手を世羅が手でのけるとブーイングが起こる。SAKIはしっかりと握手で応え、「はあ?」と世羅の行動に
疑問符を投げかける。
世羅は「正々堂々やるよ」と宣言。カラミネンスはじゃんけんで先発を決めると見せかけ、奇襲をかける。梅咲をとらえ、ダブルのバック
ドロップに決めるもカウント2。
世羅が抱えるが、梅咲はスクールボーイからドロップキック。炎華がタッチして飛び出すと、世羅はストンピングから炎華の顔面を踏みつける。
これには大ブーイング。SAKIが首投げからサーフボード。世羅は「正々堂々とやらせていただきます」と炎華の髪をつかむと大ブーイング。
さらにヘア投げ。レフェリーが注意すると、「ヘア持ってねえよ」とアピール。
さらに炎華の顔面踏みつけに大ブーイング。コーナーエルボーからフォールもカウント2。SAKIにタッチ。炎華がメリーゴーランドに切り返し、
梅咲へタッチに行くも、世羅が背後からカットしタッチさせず。またも大ブーイング。
世羅は梅咲をコーナーから引きずり出す。SAKIは炎華をカンパーナにとらえると、世羅も梅咲へカンパーナ。SAKIが炎華にストンピング。
世羅にタッチ。世羅が「正々堂々やるぞ」と言いながら出てくるも、コーナーで再び炎華の顔面踏みつけ攻撃。
世羅は「正々堂々だろ、どう見ても」と悪びれず。そして逆エビへ。さらに炎華をコーナーに振るもブーメランアタックでやり返す、梅咲が出ると、
カラミネンスがダブル攻撃狙い。これに対して梅咲がダブルのネックブリーカーで切り返し、低空ドロップキック。世羅にコルバタからドロップキック。
ボディスラムを狙いに行くも、世羅がエルボー。梅咲もエルボー返し。さらに連発で打つ。世羅はニーを顔面に当て、セラリズムバスターも2。
SAKIがビッグブーツからアトミックドロップ。さらにチョキパンチと見せかけてのグーパンチを梅咲の顔面に当てる。「グーだ」とレフェリーに抗議する
梅咲。レフェリーは「パーでやりなさい」と注意を促す。ならばとパーパンチを当てるも梅咲はカウンターのエルボーからランニングエルボー。炎華がドロッ
プキック。側転エルボーはかわされる。SAKIもコーナースプラッシュは自爆。炎華がウルトラコルバタ、梅咲のコーナードロップキックによるフォローから
今度は炎華が側転エルボーに成功。さらにミサイルキックと畳みかけるも2カウント。
炎華がSTF。梅咲は世羅をアミスタの壁の間に挟んで身動きを取れなくする。SAKIは自力でロープブレイクに持っていく。
炎華はエルボーを連打。SAKIはブレンバスター。バックドロップ狙いもこらえられると、リバースジャイアントスイング。
世羅とSAKIは炎華と梅咲を別々のコーナーに振り、交差してのコーナーエルボー。そして新幹線アタックと水平ニーも交差して決める。さらにコーナーニーと
コーナースプラッシュの競演も見せた。
SAKIはこの勢いのまま、炎華へサソリ固め。そしてカウンターキックを見舞うと、炎華もエルボーで返す。SAKIはこれにキックで返すも、
炎華もエルボーで返す。「来い、オラ!」とあえて胸を突き出すSAKI。炎華も気迫のエルボーを打ち込む。梅咲がドロップキック、ブレンバスターで
フォローに入ってから、炎華はジャパニーズレッグロールで丸め込んだが2カウント。炎華の突進はSAKIのみちドラ2で返されるもカウント2でキックアウト。
炎華は背後に回りエビ固めでSAKIを丸め込むも2。すると、世羅も割って入りダブルによるランニングブレンバスターから最後はひねりを加えてのリバース
スプラッシュで炎華を押さえ込み、3カウントが入った。
試合後、カラミネンスがマイク。
SAKI「世羅ぽん、この間、世羅ぽんがこのベルトの最多防衛回数を一緒に狙いたいと思ってると言ってくれて、めちゃめちゃうれしかった。
もし、かなったら二人で一緒にハワイに行こうと思ったけど、かなえるためにはやっぱり、正々堂々がいいと思うの。どう思う?」
世羅「正々堂々頑張ります。今日、1回だけだけど、うーんって我慢できたからこれがもう、もうーんって我慢できると思うんだ。正々堂々
やることができると思うんだ、だから一緒にハワイに行きましょう。ハワイ行くぞー!」
世羅が「せっかくだから上がりましょう!」と号令をかける。
代表して宮崎がマイク。「本日はアミスタ大会ありがとうございました。さっきも言ったけど、タイトルマッチは普段の試合より気合が何倍もいるじゃん、
今チャンピオンの人たちが全員防衛できてよかったと思います。でも、これから始まるCATCHはもっともっと気合入れて波女になるために
頑張らなきゃいけない大会だと思います。狐伯もCATCH終わるまでに復活して参加できると信じています。あなたが暴れなければ骨はくっつくから。
わかった? 動きが速いんですよ。反射神経とかあるんだけど、余計なことしてぶつけちゃうとか、そういうタイプの人間なんで。参加できると思います。
行動はゆっくりでいいから、必ず治して、CATCHに参加してください。
GAMIさん、55歳、そして5・5のゴーゴーゴーゴーの後楽園ホール、始まります。こんな5が並ぶなんて。ゴーゴーゴーゴーのCATCH THE WAVE、みなさん気合
入れて頑張りましょう。がみさん55歳、5・5の後楽園ホール、ゴーゴーゴーゴー、これがwaveだー!!!!」