2024.05.19

『帰ってきたCHIBA WAVE MAY 』

日時
5月19日 日曜日
観衆
120人
場所
2AWスクエア
・入場式
 スターダムから2選手が参戦。さらには笹村あやめも本拠地・2AWで初公式戦という話題豊富な2AWスクエア大会。入場式の挨拶は、上谷と八神が務める。
「みなさんこんにちわ。スターダムのと上谷沙弥と八神蘭奈です。よろしくお願いします」とまずは二人で自己紹介。
上谷「私自身、他団体の女子のリングに上がらせていただくのは初めてなので、とっても新鮮な気持ちですし、ワクワクしております。CATCH THE WAVE、スターダムを代表して盛り上げて、必ず優勝目指して頑張りますので、応援よろしくお願いしまーす!」
 八神「私も他団体参戦が初めてですし、もうすぐデビューして5カ月なので、スターダム新人代表としてヤングブロック優勝できるように頑張りますので、応援よろしくお願いします!」
・青木欠場挨拶
 入場式に次いで、青木が欠場の挨拶。
「(地声で)みなさーん、こんばんわー。(マイクで)この度、5月19日本日千葉大会、25日岐阜大会、26日大阪大会に参戦予定でしたけど左肩を負傷しまして、欠場させていただきます。本日も申し訳ございませんでした。ただ、見ての通り、めちゃ元気なので、一日でも早く回復して、CATCHもケガが治り次第、カードを組んでいただけるとのことなので、CATCHもまだまだまだ、青木も可能性がありまくりますので、みなさん、復帰した際のぜひ、青木の応援を、そして、CATCHの全試合を最高潮の応援をよろしくお願いしまーす!」
1,CHIBA・スクランブルwave(20分1本勝負)
◯SAKI&大空ちえ(10分18秒、チョロイルド)夏実もち●&リアラ

 握手と見せかけ、SAKIとちえがチョキパンチ。もちとリアラはグーパンチで反撃。リアラ&もちがコーナートレインからダブルのフェースバスター。リアラはちえをダイヤル固めで回して行く。ボディスラムの体勢に入るも、ちえが投げ返す。SAKIがヘアホイップ。コーナーに追い詰め、足を乗せて全体重を浴びせていく。そしてカニばさみに捕らえて、ちえの低空ドロップキックからダイヤル固め。回されたリアラは悶絶し「やばい」。先ほどは自らダイヤル固めで回しているだけに、苦しそう。「吐きそうなんですけど」とSAKI。
SAKIのエルボー連打に対して、リアラはコーナーエルボーからのフェースバスター。これに対してSAKIはちえとのダブルタックルの連携に出る。ちえがロープ渡り。アームホイップからの低空ドロップキック。リアラはドロップキックで返す。もちがタックル。SAKIとちえがクロスラインに出るも、もちがかいくぐると同士討ちにさせる。
もちはSAKIとちえ、二人に対してのフライングネックブリーカー。さらにちえにランニングタックル。2カウント。ちえはローリングエルボーからフライングタックル2連発。さらにセカンドからのフライングタックルを決めるが2カウント。
 SAKIがビッグブーツ。ブレンバスター。もちがタックルで返す。もちとリアラがサンドイッチ式のモンゴリアンチョップ。もちがDDT。セカンドからのコーナースプラッシュもカウント2。
リアラのアシストからもちがエビに丸めるも2。ちえが延髄蹴りで勢いを止める。SAKIがビッグブーツ。さらにみちのくドライバーⅡも2カウント。アトミックドロップを放つも、もちはルーテーズプレスで切り返したが2。もちの裏拳をかわしたSAKIがチョロイルドに丸め込んで3カウント。一瞬のスキをついての勝利だった。
2,チャレンジwave(15分1本勝負)
〇本間多恵(10分36秒、メジャモ★タエ)炎華●

 まずはロックアップ。「押せー」と本間。腕を取ると、炎華も取り返す。本間が取るも、再び腕を取るが、炎華はロープを使って一回転して腕のねじりを回避。炎華が腕を取ると、本間もロープをつかんで一回転を狙うが「できるか-!」とストンピング。炎華はドロップキックを空振り。そして両者がルチャムーブを見せる。本間「いいね、ルチャ好き?」炎華「はい、よろしくお願いします」。ここから握手と見せかけ、本間がストンピング。本間は炎華をロープに絡めて、ラ・カチョーラ。これを各方向に見せびらかせる。本間は「カメラ、ズームアップ!」と客席へアピール。さらに背後からのドロップキック。今度は炎華をコーナーに押し込んでセカンドロープに上ってパンチを連打。炎華の足をロープにかけて、ドロップキック。
炎華はティヘラで反撃。側転エルボーは失敗するも、本間の背後から足をかけて後方回転式のSTFに入る。炎華はトップロープに上ると、本間が突進。ロープを伝って着地すると、ドロップキック。今度は側転エルボーを成功させ、ドロップキック4連発。本間はエルボーで動きを止めて低空ドロップキック。炎華がエルボー。「来いよ」と本間。連発すると「そんなもんか、来いよ」とさらに檄を飛ばすと、炎華が力強い一撃。そして炎華が「おまえが来いよ!」と挑発。本間はエルボーへ行かず、低空ドロップキックを足に見舞う。
本間はアンクルホールドから裏アキレス腱固めに移行。炎華が必死にロープをつかむ。
本間はトップロープからミサイルキック。2カウント。スクールボーイからストレッチマフラー。これは炎華がロープに逃れたが、足を取ると、メキシコ遠征で取得した技であるメジャモ☆タエに決める。これでギブアップとなった。
香藤は一本背負いからカニはさみ。そして吊り天井。再びストンピング。コーナーに振り、ベイダータックルは八神が身をかわす。八神はランニングエルボーからドロップキック。ミドルキックを3連打。コーナーに追い詰め、ミドルキックを連打。さらに腕ひしぎ。これを香藤が片腕で持ち上げて落とすと、フライングボディプレス。カウント2。コーナータックルから低空ドロップキック。2カウント。
香藤は逆エビ固めで絞るが、八神はロープへにじり寄る。香藤はヒップドロップ。背後からタックルを決め、フライングボディプレス。2カウント。残り3分。香藤はランニングタックル。2カウント。八神は首固めからスクールボーイ。いずれもカウント2で返され、2度目のスクールボーイを狙うも、回転の途中で、香藤はヒップドロップを落とす。2カウント。
八神はフライングニールキックからハイキック。そしてビート・ストライクを決めて3カウント。まずは勝ち点2を獲得した。
・バックステージ
八神 はじめて、すごい大きい選手と戦って、一発一発の技が強くって、フォールを返すのも大変だったんですけど、ギリギリ勝つことができました。
 ――wave初参戦となりましたが、その印象は?
八神 一致団結力がすごいというか、ファミリーみたいな感じですごいなと思いました。
 ――優勝すると、優勝賞金50万円獲得になりますが、使い道は?
八神 ずっと決めてて、私スターダムでGod's Eyeというユニットに入ってるんですけど、そのメンバーで合宿に行きたいです。
4,CATCH THE WAVE 2024・エリザベスブロック(15分1本勝負)
〇<1点>宮崎有妃(13分19秒、体固め)シン・広田さくら<-2点>●
※もう1人はHimiko〈−1点〉。直伝デスバレーボム。


 昨日の川崎大会で、勝ちを拾い、-2点から-1点となった広田。それでも、今日負ければ再び-2点となる。―3点だと出場権がはく奪になるだけに、広田の負けられない戦いは続く。
試合開始早々、広田は「最初にふたりに言っときたいけど、絶対、失格になりたくないんです。今日は負けないようにしないために、勝ちを狙いに行かないようにします。勝とうと思わないので、二人で直接やってください。二人だけでやってもらったら」と宮崎とHimikoに戦いを促す。
 宮崎が「あほかー!ダブルー」とHimikoとダブルでキック。宮崎は場外にHimikoを落とす。
リング内は宮崎と広田に。広田が背後からボ・ラギノールを狙うも、宮崎がすかす。そして両手を踏みつけて、全体重を乗せると、ボディスラム。ギロチンドロップを降下させるも失敗。広田は「昨日のダメージがまだ残っているようだな」と宮崎をロープにもたれさせ、背後からボ・ラギノールを打ち込もうとするが、Himikoがドロップキックでカット。宮崎とHimikoはタックルで互角にぶつかり合う。宮崎がラリアット。広田と呼び込むと、合体式のシーソープレス。
 宮崎は「キャメルー!」とアピールし、Himikoへキャメルクラッチ。広田はHimikoの足にインディアンデスロック。「オマエもだー」と体を反らして首を決めようとするが、逆にHimikoに捕らえられる。
Himikoがコーナーに振るも広田はすかしてフェースバスターからのプロレスLOVEポーズ。その間に宮崎はイスをセッティング。レフェリーが注意を促すも、広田は「これはそういうんじゃないんだ」と説明。宮崎は養生テープでHimikoをイスに括り付ける。
そして、目の前ではずかし固め。Himikoは「おったまげー」とそのまま背後に倒れる。
「おったまげただろー!」と広田。続けて、宮崎と広田によるコーナートレイン。先に宮崎が行き、広田が続くが、トレインのふりをして、宮崎を背後から丸め込んでフォール。「ねえ、広田」「あ、いや、ちょっと反射的な…」と言い訳。
広田は「もう一回ダブル―!」と、再びトレインのふりして、丸め込もうとするも、宮崎が後ろを振り返って見破る。「次は大丈夫だから…」と言う広田を無視して、宮崎はHimikoをキャメルクラッチにとらえる。広田はロープを何度も往復。その勢いで、ドロップキックを決めるのかと思えば、途中で止まり、「しぼれしぼれー」と宮崎を応援。宮崎は「おい、キック来いって」。広田は背後から宮崎にストンピング。宮崎は広田へラリアットを狙うがすかしたタイミングでHimikoがかわず落とし。グランド卍に決める。宮崎はロープに逃れると、目突きからえびす落としで逆転。トップロープに上り、ムーンサルトを狙ったが失敗。
Himikoはフェースバスターからセカンドロープへ上る。宮崎は「てめえ、よくもやったな」と迎撃に出ようとするが、Himikoは「宮崎さん、ちょっと待って。広田さんはどこですか?」と姿の見えなくなった広田に疑問を呈す。宮崎も「どこいった?」と探すスキにHimikoはコーナーを降りてスクールボーイ。2カウント。宮崎はラリアット。ここからデスバレーを狙うべく、抱えあげると「ちょっと待って、広田さんはどこ?」と再び疑問。「そうなんだよね」と宮崎はHimikoを降ろす。「広田さんは?」「本当にいない」と二人で探し合う。Himikoはレフェリーにも「探してください」と言うと、3人が場外に降りて捜索開始。しばらくして、レフェリーが「いたぞー」と、リングの下に隠れていた広田を発見。広田はそそくさとリングへ戻る。
宮崎が「コーナーのぼれー!」と指示。広田は「はい!」と即座に上ると、Himikoをボディスラムでセッティングして広田をシーソープレス。しかし、これは投げられず失敗。宮崎だけがHimikoの上体に乗ると、広田は二人へのボ・ラギノールを上下に決める。さらに二人へダブルフェースバスター。プロレスLOVEポーズ。そしてシャイニングウイザードをHimikoにヒット。宮崎はシャイニングウイザードをカットし、広田へフェイスバスター。逆プロレスLOVEポーズ。ポーズを決めている背後から広田はボ・ラギノール。
「かつぐぞー」と宮崎を持ち上げるも崩れる。宮崎はトップロープへ上ろうとするが広田は背後からボ・ラギノールを連発。その勢いで宮崎はトップロープまでたどり着くと、
広田がボ・ラギノールスープレックスを決めたがカウント2。
 残り3分。ロープを使ってのロケット式ボ・ラギノール狙いもHimikoがカットで未遂に。Himikoにボ・ラギノールを決め、場外へ落とす。
ここで昨日の川崎大会同様、ロープを使ってのロケット式ボ・ラギノールを2連発。そして今日は3発目も成功。ここでコーナーに上り、ホッピング。昨日同様、最後はコーナーからのロケット式を決めようとするが、ロケット発射した瞬間、間一髪、宮崎が回避。このままイッキに直伝デスバレーボムを決めて3カウントを奪った。これにより宮崎は勝ち点1点、いっぽうの広田は再びー2点の土俵際となった。
・バックステージ
宮崎 もう昨日からっすごくお尻がいたくて、なにをするにもいたくって、このお尻の、いや、肛門の恨みは、必ず広田から勝って収めたいと思っていたので。最初広田が勝ちも負けもせず、勝敗の関係ないところでいたいと言ったんですけど、私が狙っていたのは広田なんで、無事、広田を倒して1点、昨日取られた広田への1点を獲れてよかったです。そして、広田が今日、またマイナス2点になったので、アイツを失格させるつもりです。
5,CATCH THE WAVE 2024 ・Aブロック(15分1本勝負)
〇〈1勝=2点〉上谷沙弥(8分33秒、片エビ固め)ななみ〈1敗=0点〉●
 ※スタークラッシャー。


 上谷、ななみとも、これがリーグ戦初戦となる。
 ななみが握手を求めると、これに応える上谷。ロックアップ。まずはロープブレイク。クリーンに分かれるも、ななみがエルボーからタックル。上谷はアームホイップから低空ドロップキック。さらにヘアホイップ。ボディスラム。2カウント。逆片エビで絞ると、ななみはロープに逃れる。上谷は背後からドロップキックも2カウント。
コーナーに振って串刺し式ジャンピングニー。もう一度、コーナーへ振ろうとするが、ななみが振り返してタックル。さらにリング中央でもう一発。後からななみがスリーパーに決めて絞るも、上谷がロープをつかむ。
上谷はエルボー。ななみもエルボー。上谷はフライングニールキック。さらにスワンダイブ式のフライングボディアタック。ノーザンライトスープレックスを決めるもカウント2。ななみは首固めで流れを変えて、タックルからスクールボーイ。2カウント。ジャパニーズレッグロールクラッチも2カウント。裏投げを決め、トップロープからのフライングボディプレスもカウント2。ノーザンライトスープレックスも2。猛攻に耐えた上谷はバイシクルキックからスピンキック。旋風脚と畳みかける。
そして、スタークラッシャーでカウント3。まずは勝ち点2を獲得した。
・バックステージ
上谷 wave初戦、2点ゲットしましたー! 私自身、他団体のリングに上がるのはじめてだったので、全てが新鮮で新しい世界、刺激そのものでした。初戦はディアナのななみでしたけど、結果はいま見た通り圧勝だったんだけど、ディアナの希望の星だけあって、エネルギーバンバンにもらっちゃったんで、また次2戦目見ててください。大きなビッグウエーブ起こしますよ!
6,CATCH THE WAVE 2024 ・Cブロック(15分1本勝負)
〇<1勝1敗=2点>関口翔(12分19秒、カケラホマ)笹村あやめ〈1敗=0点〉●

 笹村もこれがリーグ初戦。本拠地である2AWからのスタートとなる。関口と2017年同期組による対決となった。
まずはグラウンドからスタート。笹村がマウントポジション。関口はカメの状態となって抜け出す。関口が腕を取る。笹村はヘッドロック。タックルからボディスラム。さらに低空ドロップキック。2カウント。
 コーナーに突進も関口はかわし、エプロンからコードブレーカー。トップロープへのぼると、笹村が裏拳でカット。エプロンでの攻防では関口がコードブレーカー。笹村が場外へ落ちると、エプロンから場外フットスタンプ。カウント9でリングへ戻った笹村へミサイルキック。さらにワキ固め。なんとかロープへ逃れる。笹村がボディスラム。
関口は腕ひしぎを下の状態から決める。笹村はそのままフォールも2。フォールを返すと同時に、関口が腕を絞りに行くがクラッチが切れた瞬間にロープブレイクへ。
 5分経過。関口が笹村の腕をロープに絡めて蹴る。さらに左腕のみロープに絡め、エプロンからドロップキック。今度は正面から右腕へドロップキック。さらに逆片エビに決めるもロープブレイク。笹村は低空ドロップキックを連発して回避。エルボーを連打。背後からキック、さらに正面から低空ドロップキック。トップロープに上ると、ミサイルキック。2カウント。
 関口がエルボー。笹村も打ち返す。ここから打ち合いが続く。関口が連打すると、笹村はアイルビーバック。笹村もエルボーを連打すると、関口もアイルビーバック。
笹村はフィッシャーマンズスープレックス。カウント2。関口は腕へコードブレーカー。笹村は「負けるかー!」と叫んでのラリアット。ダブルダウン。
 「行くぞー!」と笹村がタックル。関口は延髄蹴り。笹村はフットスタンプも自爆。それでもブロックバスターホールド。関口はワキ固めからカケラホマで逆転勝利を奪った。
関口がマイクを握る。
「CATCH THE WAVE Cブロック、2戦目、関口翔が勝利したぞー。丸め込みで3だけど、プロレスはリングで3カウント取れば勝ちだから今日は自分の勝ちです!(笹村「うるせー、わかってるよー!」)このCブロック、2017年の同期で戦えて自分はとてもうれしいです。今日、青木も観にきてるし、笹村とこの大会で闘えてうれしかったです。ありがとうー! みんなでリング上がるか。(青木もリングへ)我々のブロックにはまだ沙恵がいて、もう一人いるけど、自分は同期が好きだし(「知ってるー」と笹村が抱き着く)、同期で集まれるだけでも、うれしくて(感極まって泣き出す)、泣かないでおこうと思ったのに、今日、メインでめっちゃ緊張したし、でも、初戦で負けた青木もいるし、がんばらなきゃと思いながら、我々で絶対、もっともっとwaveも、女子プロ団体も、盛り上げていきましょうー! これがwaveだー! でサクッと締めたいと思います!」
最後は関口を真ん中に、笹村、青木の2017年同期組による「これがwaveだー!」でエンディングとなった。
・バックステージ
関口 去年も今年もCATCHに出て、今年は同期のブロックということで、自分は同期という3文字が大好きなくらい、同期に思い入れがあって。負けたくないけど、やっぱり負けるところもあるし、でも勝てるところもあるし、今日はその勝てるところを一瞬、笹村から勝てて、2点取れたのは本当に大きいと思うし、初戦は青木に負けたけど、負けたからこそ、自分は焚きつけられたものがあって、よりいっそうCATHを盛り上げたくなったし、出させてもらっているwaveにも愛が深まったので、あと一戦、沙恵に勝って、決勝に行きたいと思います!