2025.06.07

「itswave 〜Jun.」

日時
6月7日 土曜日
観衆
65人
場所
アミスタ
1,スクランブルwave(20分1本勝負)
△狐伯&世羅りさ&夏すみれ (時間切れ引き分け) 宮崎有妃△&桜花由美&チェリー


 アミスタ大会は通常、出場選手の名前は事前に発表されているが、組み合わせは曲が鳴ってわかるシステム。今回はCATCHのリーグ戦が4試合組まれており、それらはあらかじめ発表されているため、この試合のみが、アミスタ仕様となる。

 まずはチェリーのテーマ曲が鳴り響くと、「オーッ!」という歓声が沸き起こる。この後、世羅、桜花、狐伯、宮崎、夏と赤青交互に入場が続く。いずれの選手もテーマ曲ごとに「オーッ!」という歓声に包まれ、アミスタのシステムは完全にファンの間に浸透している。
 最後に入場を務めた夏が、場内を1周し、得意げにリングインを果たすと、早くも宮崎が奇襲。夏は場外転落。今日もまた、試合になかなか参加できない様子だ。
 そのなかで、狐伯が宮崎にドロップキックを連打、続けてエルボーも連発していく。宮崎が串刺しラリアットから、スリーパーへ。
 夏がカットでリングに入ると、宮崎が「お前出てくるなー」と場外へ落とす。それでもめげずに、再びカットに入ろうとリングインするも、「落ち着け、オマエ」とやはり場外へ落とされる。
宮崎は「オマエが出て来い」と世羅をリング内へ入れると、コーナーに振る。狐伯をもコーナーに振って、夏を除いてのトレイン攻撃。そして、狐伯を逆エビ固めへ。
 夏がカットに入ろうとするが、今度は「試合させてください、リングにいさせてください」と嘆願する。宮崎は「しつこい、オマエなー」と夏にボディスラムから、早くも布を要求。うるさく吠
える夏に、布を覆いかぶせる。夏は「怖い怖いよー」と言いながらも、素直に布をかぶる。「ミュージックスタート!」から、宮崎は手を布に充てるが、中は弾んでいる。弾んだ状態は止まることなく、より激しさが増していく。宮崎は「嫌な予感しかしないから、めくらない」と、マジックを途中で停止。ミュージックは流れたままに。

 狐伯が飛び出してくると、宮崎がネックロック。そこから腕の取り合いに移行。布は弾んだまま。
宮崎は再び狐伯にネックロック。仕方なく、レフェリーが布を取ると中の夏はダンスで盛り上がっている模様。レフェリーが強引に夏をコーナーへ下げに行く。夏はそれでもリングにいたい姿勢を見せるが、レフェリーが強引に足蹴にして場外へ落とす。
 宮崎から代わったチェリーが狐伯にアンクルホールド。カットに来た世羅の足も捕らえる。ここで待ってましたとばかりに、夏がダンスをしながら悠然とカットに入るも、チェリーは腕を取り、3人をまとめて固める。
 5分経過。
 技を解いたチェリーが狐伯の足を踏みつけると、さらにはチョーク攻撃でコーナーに追い詰める。
コーナーに振ると、狐伯はブーメランミサイルキックで返す。続いて、世羅が串刺しエルボー。続けてニースプラッシュを狙ったが、背後から宮崎がカットし、そのままニーを投下させて自爆させる。
 チェリーが世羅にアームホイップ。桜花を呼びこんで、ダブルのクロスライン。桜花ごとプレスさせて、さらにのけて自らフォールもカウント2。
 チェリーは「桜花、休むなー」とタッチ。桜花が世羅に串刺しビッグブーツ。そしてコーナーに追い込んで顔を踏みつける。さらにランニングブーツへとつなげる。2カウント。
 続いて、サンマドロップ狙いも、世羅が迎撃に入ろうとする。それをうまく切りかわしてのぶら下がり式ブラディーEXに捕らえる。桜花が至近距離からのブーツを狙いに行く。世羅が足をキャッチする
と、足首へグーパンチ打ち込もうとするが、これを外してビッグブーツを一発。しかし、背後からエプ
ロンの狐伯につかまれる。狐伯は「夏も手出して!」と指示。夏は「嫌なんですけど」と次の行動を予想しつつも、エプロンから桜花を羽交い絞め。世羅が「絶対持っとけよ!」からのエルボーは誤爆。夏も「はい、わかってました」とサバサバした様子。それでも、エプロンに上がるが、世羅がロープに振られると、夏がぶつかってしまい、再度、場外転落。それでも、世羅が桜花をロープに振ると、場外から夏が足を引っ張って倒す。「さすがでしょ」と得意げに客席へアピールすると、世羅が「持っとけよ」と指示。夏は場外にいたまま、桜花を抑えにかかり、世羅が蹴りで突っ込むが、やはり誤爆となる。
 世羅がセラリズムバスターも2。今度こそ桜花の足首へグーパンチ。さらに狐伯を呼び込むと、ダブルの足首グーパンチを決める。
 世羅は狐伯に「絶対持っとけよ!」の指示。エルボーに行くが、桜花は回避。ここで世羅も動きを止め、同士打ちを防いだが、なぜか、狐伯が逆エルボーを見舞う。それでも、気を取り直し、世羅&狐伯によるクロスライン。世羅の上に狐伯が飛び乗り、おんぶ式ニーを決める。
 ここで満を持して、世羅が「行ってこい!」と夏にタッチ。夏はまず、エルボーを桜花、さらにコーナーの宮崎、チェリーに打ち込む。「ついについにー!」と喜びの表情でリングを回るも、すかさず桜花のブーツが命中。それでも立ち上がり、「私もプロレスやるー」と言いつつもブーツを食らう。それでも立ち上がるが、やはり、ブーツを浴びる。さらにもう一発食らい、計4発を浴びる。桜花がボディスラムからのフォールもカウント2。今度はストンピング。体を入れ替えた夏が「イナヅマー」と叫んでの稲妻レッグラリアットがヒット。ついに技らしい技が決まる。ここでコーナーのリバウンドを効かせて、やる気
満々にブロンコバスターを決めにかかるが、コーナーへ突進すると、桜花のブーツが命中。夏はたまらず世羅にスイッチ。
 世羅と宮崎。エルボー合戦から宮崎を場外へ落とす。宮崎は場外でイスをつかみ取り、リングへ戻すと、
世羅を座らせて、チェリーが背後から身動き取れないようにする。そして、味方である桜花を捕らえると、世羅に見せつけはずかし固め。数開脚後、世羅が「おったまげー」で後方にダウン。
 場外で見ていた夏は「なんてひどい技なんだ」と感想を漏らす。怒った世羅が宮崎にワンツー・エルボーを連打。さらにニースプラッシュを投下。続いて狐伯が回転してのネックロック。低空ドロップキック。エ
プロンからトップロープ超えのサマーソルトドロップと立て続けに放つ。
 狐伯が「ダブルー」と呼び込む。世羅と夏が飛び出す。あわてて狐伯は夏に「もう一回呼ぶから」とコーナーに戻す。狐伯と世羅がダブルブレーンバスターを狙うが、宮崎がこらえる。桜花、チェリーも飛び出し、
ブレーンバスター合戦となるが、どちらも持ち上がらず。すかさず夏がリングイン。「私が来たぞー、投げるぞ-」と客席へアピールしている間に、狐伯、世羅が投げられる。
 宮崎が狐伯を抱え、桜花の肩口に乗せてののDDTも2カウント。宮崎と狐伯のエルボー合戦。残り3分。
狐伯が一度よけぞるが、ロープのリバウンドを利してのエルボーで打ち勝つ。
 狐伯が串刺しドロップキック。世羅も新幹線アタックで続く。トリは夏がブロンコバスターを成功させる。
気をよくした夏が「チェンジ持ってこい!」と要求する。狐伯が宮崎のバックを取り投げっぱなしジャーマンの体勢へ。桜花がビッグブーツでカットに入ると、狐伯がコーナーに吹っ飛ぶ。
 夏が出てくるが宮崎がすぐさま場外へ出す。息を吹き返した狐伯がミサイルキック、エルボー、ヒザ打ち。
2カウント。コーナーに狐伯が上がるも、宮崎は迎撃に入る。夏も、背後からカットに飛び出す。狐伯が夏に「肩車!」と要求。夏は頑張って、宮崎を肩車しようとするが、簡単に崩れ落ちる。「無理だろー」とぼやく。
狐伯のミサイルキックが夏に誤爆。ここでチェリーが飛び出し、熟女でドーン!から宮崎のえびす落とし。2カウント。宮崎が桜花のアシストを経て、合体式投げ捨てパワーボムも2カウント。宮崎が突進したところを
狐伯が丸め込みに切り返したところで、20分ドローのゴングが鳴った。
 夏はなぜかベルトのポーズ。「なんでだよ」と宮崎、桜花、チェリーにそれぞれ突っ込まれながら退場していった。
2,CATCH THE WAVE 2025・Jupiterブロック(15分1本勝負)
〈0勝2敗1分=2点〉△炎華 (時間切れ引き分け) 真白優希△〈0勝2敗1分=1点〉
※CATCH THE WAVE公式ルールにより2023年デビュー炎華が2点、2020年デビュー真白が1点を獲得。炎華は2点、真白は1点でリーグ戦終了。


 2敗同士の両者。ともにこれが最後のリーグ戦となるだけになんとか1勝を得たいところ。最後に得点を得るのはどちらか。
 真白はメキシコ観光杯ベルトを肩に巻いての登場。一方の炎華はPOPベルトを巻いて登場した。
 両者、握手から試合開始。真白が「来いよー」と手を挙げて手四つ勝負を要求。しかし、炎華が応えようとすると、手を引っ込める。炎華は「なにこれ?」と戸惑いながらも、「おまえが来いよ」と逆に手を挙げる。今度は真白も戸惑いながら、手四つ勝負。炎華が力を込めてねじると、そのまま腕を取る。真白も回転して腕を取る。その後、両者の取り合いが続く。
 真白がヘッドロックに切り替える。炎華もヘッドロックに取り直す。お互いの取り合いから、炎華がアームホイップ。低空ドロップキック。コーナーへ振ろうとするが、真白に逆転される。座り込んだ炎華の体を踏みつけ、両肩から全体重を乗せる。さら顔面を踏みつけに出る。続けて、ヘア投げを2連発。レフェリーが反則カウントを取ると、「カウントに厳しいよ」と言いながらも、首投げからフォール、2カウント。今度はグラウンドから腕を取りに行くが、炎華もヘッドシザースで返す。真白もネックロックで取り直す。ロープエスケープ。
 真白がストンピング。炎華がヒザ立ちの状態でエルボー。「来いよー、効いてないよー」とアピール。再びエルボーを叩き込むと「効いてないよー」とストンピング。炎華はその場立ちをすると、側転エルボー。これを真白がかわしてドロップキック。キャメルクラッチへ捕らえるも、炎華はロープエスケープ。
 真白がコーナーに振るが、炎華がブーメランアタック。トップロープからの攻撃を真白が防御に出るも、炎華はロープを伝って、側転から着地。串刺しドロップキック。そして今度は側転エルボーを決め、ドロップキック。2カウント。
 続けて、STFで固める。長時間締め上げたが、真白はロープへ逃れる。真白は背後からヒザかっくん。ドロップキック。フェイスロックで締め上げたが、ロープへ。
 真白が低空ドロップキック。2カウント。炎華がコルバタの要領で首を巻き付け、人工衛星シザース。場外へ落ちた真白へプランチャを敢行。先にリングへ戻り、カウント6でスライディングキック。8で再度、スライディングキックに行くも真白がギリギリ生還。
 炎華がストンピング。真白は目つきに行くが、これをガードしてのエルボー。ここからエルボー合戦へ。両者一歩も引かず。「効いてない!」と真白が打ち返すと、炎華が4連打。真白が追走ニー。炎華も追走ドロップキックからなんと追走STF。残り3分。
 真白がロープへ逃れる。炎華が「終わりー!」と叫ぶも、真白がアームホイップからキーロックで返す。さらに胴締め式へ移行。残り2分、炎華がロープエスケープ。真白がトップロープからのダイビング目つきはすかされて失敗。それでもコーナーに振るが、炎華がブーメラン式ミサイルキックで返す。
 真白が首固め、カウント2。トップロープに上がるも、炎華が迎撃のデッドリードライブ。トップロープからミサイルキックを放つも、即座に真白がバックドロップで投げ返す。ダブルダウン。
 両者、ヒザ立ち状態でのエルボー。スタンドでも打ち合いは続いたが、真白がソバット。ブレーンバスターホールドも2。炎華がカサド-ラで逆転を狙ったが、ここで時間切れとなった。この結果、2023年デビューの炎華が2点、
真白が2020年デビューで1点が加算された。これにて両者の公式戦が終了となった。
・バックステージ

炎華 
今日、自分はCATCHの最終戦と言うことで、絶対にwaveの若手の勢いを見せつけてやろうと…絶対に勝つ気持ちで挑んだんですけど、簡単に勝てる相手じゃなかったし、不思議な動きに惑わされてしまって。最後もう全然攻められなかったのが悔しいです。(CATCHを振り返って)今年、初めてヤング以外のブロックに出て、ブロックのみなさん先輩ばかりで、先輩の壁は高くて分厚かったし、自分はまだまだだなって思ったので、来年こそ、決勝に進められるようにこれからの1年で頑張りたいなって思いました。


真白 
炎華ちゃんは自分が初めて見たときすごい選手だなって思ってて負けたくないっていう気持ちがすごかったですけど、
今日、決めきれなくてすごく悔しいです。(CATCHを振り返って)waveさんが初参戦で、初のCATCH THE WAVEということで
すごく緊張したんですけど、この大会に出られたことを次につなげたいと思います。
3,CATCH THE WAVE 2025・Neptuneブロック(15分1本勝負)
〈1勝0敗1分=4点〉 △YuuRI (時間切れ引き分け) 咲蘭△〈0勝1敗1分=2点〉
※2021年デビューの咲蘭が2点、2020年デビューのYuuRIが1点を獲得。

YuuRIは初戦にて、幸先よい1勝をゲット。咲蘭はまず勝ち星をモノにしたいところ。両者の対戦は咲蘭のフリー時代以来。
その時はYuuRIが勝利しているが、果たして今回はどうなるか。
 いきなり握手を求めてきた咲蘭の腕を引っ張ると、先制のブレーンバスター狙い。これを咲蘭が首固めで切り返す。スクールボーイと続けたが、いずれもカウント2。「やめて」と言うYuuRIを無視して、もう一回スクールボーイ。3連続の丸め込みとなったが、YuuRIがカウント2でかろうじて返す。「ごめんなさい」と謝るYuuRIの手を踏みつけ攻撃に出る。
YuuRIも逆に咲蘭の手を取って踏み潰す。そして、コーナーに追い詰めて全体重を浴びせかかる。さらにランニング串刺しキック。続けてスリーパーで締め上げる。
 咲蘭はロープに逃れると、エルボ-で打ち返す。YuuRIが「もっと打って来い」と顔を挙げると、再度エルボーを放つ。
咲蘭のドロップキックは空を切ると、YuuRIが低空ドロップキック。そして逆エビに捕らえる。咲蘭がロープに近づくも、リング中央に引き戻し、再び、逆片エビ固め。ここからキャメルクラッチへ切り替える。咲蘭はなんとかロープまでたどり着いた。
 5分経過。
 咲蘭がYuuRIをコーナーに追い込んで、エルボーを連打、YuuRIが体を入れ替えようとするも、再び入れ替えてエルボーを打たせず。YuuRIは「いたい…」と思わずつぶやく。それでも、「あ!」と明後日の方向を指さしてから足を踏みつけに行く。
 YuuRIがコーナーに振ると、咲蘭はブーメランアタックで切り返す。さらにドロップキック3連発。ボディスラムで投げに行こうとするが、これは逆にYuuRIが持ち上げる。咲蘭が体を入れ替えて背後からスリーパーに取る。YuuRIがおんぶの要領で持ち上げると、背中をコーナーへぶつけて脱出。今度はYuuRIがスリーパーに取る。同じように咲蘭がおんぶすると、コーナーにぶつける。咲蘭が串刺しドロップキックから、今度はクリストに捕らえる。YuuRIはかなり絞られたもののロープへ逃れる。
 咲蘭の619は失敗。YuuRIがソバットから、619を狙ったが、こちらも失敗。咲蘭がカサドーラ。2カウント。
10分経過。
 再度、咲蘭は619にトライ。これは成功させると、セカンドロープからのフットスタンプ。2カウント。今度はトップロープからのフットスタンプを投下したが自爆。YuuRIが投げっぱなしジャーマン。咲蘭が「あー!」と吠えて立ち上がると、体を入れ替えて、空中ギロチン。これに対して、YuuRIがブレーンバスター。ダブルダウン。
 残り3分。両者、ヒザ立ち状態でのエルボー合戦。YuuRIが胸を突き上げ「もっと!もっと!」と要求する。咲蘭がエルボーを連打する。泣き顔の咲蘭に、「泣いてるんじゃんじゃねえぞ!」とエルボーをお返しする。咲蘭はスタンディングとなり、「なめんなー」とエルボーを打ち込む。YuuRIがエルボー返し。咲蘭は「なめんじゃねえぞ!」と気合を込めて打ち込むこと4連打。YuuRIもエルボーを打ち返し、その場飛びのフットスタンプ。
 ここでダイビングスワントーンボムを狙ったものの、これは自爆。残り2分。咲蘭が横入り式エビ固め。スクールボーイと丸め込み連発も2。逆さ押さえ込みはYuuRIがこらえる。逆にYuuRIがジャパニーズレッグロールクラッチは2。咲蘭はもう一度、スクールボーイ。さらにヨーロピアンクラッチと丸め込みでラッシュをかけたがいずれも2。丸め込みはあきらめ、カサドーラ式フットスタンプからフォールに行ったが、2カウント目で時間切れのゴングが鳴った。
 この結果、2021年デビューの咲蘭が2点、2020年デビューのYuuRIが1点となった。
4,CATCH THE WAVE 2025・Mercuryブロック(15分1本勝負)
〈0勝2敗1分=2点〉△羽多乃ナナミ (時間切れ引き分け) 網倉理奈△〈0勝1敗1分=1点〉
※2019年デビューのナナミが2点、2018年デビュー網倉が1点を獲得。 ナナミは2点でリーグ戦終了。

 ナナミはこれが早くも最終戦。現在、2敗と得点を得ていないだけに、なんとか最後に勝ち星を得て終わりたいところ。いっぽうの網倉も初戦で敗退しているだけに得点を得て、ブロック優勝に残りたいところだが、タッグパートナー同士でお互いの手の内がわかる者同士だけに、勝負の
行方はどうなるか。

  いきなりナナミがタックルで勝負に出る。何度もぶつかるが網倉は倒れない。ならばとエルボーを連打していくも網倉があえて前に出る。連発を耐えきった網倉がタックルでお返しすると、一発で倒す。今度は、ナナミがエルボー連打で自らの体ごと強引に倒していき、マウントエルボーを打ちこんでいく。これに網倉もマウントエルボー返し。「ナナミー」と叫んでマウントの状態でブレーンチョップ。そのままフォールに行くが2カウント。網倉が逆エビから、逆片エビに捕らえる。ロープブ
レイク。そのまま、ロープにもたれさせると、背後からタックル。さらには串刺しタックル。ななみが串刺しラリアットでお返し。網倉も串刺しラリアットでやり返すが、ななみはタックル。今度は倒すことに成功。ナナミがマウントエルボー。ストンピングからヒールホールド。ガッチリ決められたが、ロープエスケープ。
 ナナミはさらに足をロープに絡めてのストンピング。たまらず網倉が場外へ。セコンドからのスプレーを浴びる。
 ナナミはリング内から「どうした網倉!」と挑発。しびれを切らしたナナミが網倉の髪をつかんでリングへ戻す。
 5分経過。
 網倉のチョップを両腕でガードすると、背後からスリーパーに取る。さらにグラウンド式に決める。
 ナナミがセカンドロープからボディプレスで飛んだが、これはよけられて自爆。それでも背後からエルボーを打ち込むが、網倉が回転エビで切り返す。2カウント。網倉がタックルからセントーン。
「もう一発ー!」と叫んでセントーンを再び投下。
 「よっしゃ行くぞー!」と気合を入れて、パイルドライバーで持ち上げようとするが、ナナミはこらえる。ナナミがエルボーを放ち、突進するが、網倉がローリングチョップをカウンターで打ち込む。
2カウント。ナナミがジャーマン投げ。網倉も投げ返す。ダブルのエルボー、両者ダウン。
 10分経過。
 両者片ヒザを付いた状態でのエルボー合戦。網倉がラリアット。「よっしゃいくぞー」と叫んでカナディアンバックブリーカーへ。コーナーへ逆さにして乗せると、串刺しタックル。残り3分。
 網倉はコーナーへ上るが、ナナミが迎撃に入り、デッドリードライブ。今度はナナミがセカンドロープに上るが、網倉もデッドリードライブで投げ返す。網倉が「今度こそー!」と叫ぶも、ナナミが足にしがみついて、コーナーに行かせない。それでも振りほどき、コーナーに上るも、ナナミが突進。
キックで防御すると、セカンドロープからのミサイルキック。さらに串刺し式サマーソルトドロップ。
2カウント。さらにセカンドロープからのセントーンからカバーするが、逆にフォールされてしまう。2カウント。ナナミがタックル。セカンドロープからボディプレスで飛来する。
「まだまだー!」と叫ぶと、もう一発、ボディプレスをお見舞いする。カウント2。ナナミの突進を網倉がパワースラムで切り返すが1カウント。残り時間が少なくなる中、ラリアットはカウント2。
ダブルアームスープレックスで投げたところでタイムアップ。15分が経過してドローとなった。
 これにより、2019年デビューのナナミが2点、2018年デビューの網倉が1点獲得。ナナミは合計2点でリーグ戦終了となった。
・バックステージ
ナナミ 
今年のCATCHは2点で終わってしまいました。1戦目は宮崎さんと、2戦目は葉月さん、ラストはタッグパートナーのあーみん。1戦目の宮崎さんから熱い内容のプロレスができたのかなと思うんですけど、数字だけ見ると2点って引き分けだけで得られた点数であって、1勝もできなかったのはめちゃくちゃ悔しいし、決勝に上がって、どんどん戦いたかったなって気持ちがこみあげてくるんですけど、今年は終わったのでまた来年出させてもらえるように…2025年、まだ半分残っているので、どんどん活躍して来年こそは100万円をゲットしたいです。
5,CATCH THE WAVE 2025・Plutoブロック(15分1本勝負)
〈1勝0敗1分=5点〉◯笹村あやめ (11分09秒 片エビ固め) 郷田明日香● 〈2敗=0点〉
※ダイビング・フットスタンプ。


 笹村は初戦で痛いドロースタートとなり、郷田はまだ得点なし。ともに2戦目で得点を伸ばしたいところだが…。
 リング上のボディチェック。笹村は、サニーレフェリーに対して「レフェリー大変だね、あせすご」と全試合を裁くサニーレフェリーを気遣う。
 試合開始。郷田がタックル。串刺しラリアット。ボディスラムからフォールも、笹村がカバーをひっくり返す。カウント2。
 郷田がストンピングから逆エビ固め。笹村がロープに行きかけるが、リング中央へ戻す。そして逆片エビへ。
 ロープに逃れると、続けてエルボーを連打。郷田が場外へエスケープすると、笹村も追いかける。そして、控室に連行して閉じ込める。カウント8で先に笹村がリングへ上がり、続いて、郷田も控え室から出てきてギリギリ、リングへ生還。笹村が串刺しエルボーを連打。強引に首投げからのグラウンド・ネックロック。そのままの体勢でフォールも2。笹村はスリーパーからフットスタンプ。再びスリーパーへ。再度、フットスタンプからスリーパーという流れを続ける。
5分経過。
 笹村が執拗にフットスタンプを投下。この流れを断ち切るべく、郷田がボディスラム。もう一発と投げようとするが、笹村は首固めで丸め込む。2カウント。笹村がスリーパーからフットスタンプ。これに今度は郷田がタ
ックルで流れを断ち切る。合計5連発を放ってから、フライング・ボディプレス。2カウント。
 郷田がエルボー。笹村がカニ挟みでバランスを崩してロープにもたれさせてから背中へのブロンコバスター。
低空ドロップキック。
 笹村が対角線を走ってのラリアット狙いも郷田がタックル。さらにバックフリップ。2カウント。郷田がセカンドロープに上るも、笹村はなんとコーナーに立っている両足を蹴り飛ばす。そのまま崩れ落ちると、笹村がトップロープから串刺しフットスタンプを投下する。「終わりー」と叫んで、ダイビング・フットスタンプを投下したが、これは自爆。笹村は回転エビ固めで丸め込みにかかるが、郷田はそのまま腰を落とす、2カウント。
 郷田がエルボーを打ち込む。エルボーの打ち合いから、笹村がヒザを付いた状態でエルボーを連打。2カウント。
さらにノーザンライトスープレックスを決めたが、2カウント。
 最後はダイビング・フットスタンプ。3カウント。笹村は3点獲得で合計5点となった。
勝った笹村がマイクを握る。
「メインで勝ったということはしゃべっていいんでしょうー! CATCH2戦目、勝ちましたー。郷田明日香、前回、試合した時よりもちょっとだけプロレスラーでだいぶ苦しめられました。でも私、全然負けられないので、無事、勝つことができました。ありがとうございます。100万円取ったら、私毎年、自主興行やってるんですけど、今年は名古屋よりも、もっと西に行きたいなと思っているんで、その資金のために、そしてビッグゲストを呼ぶために、そして決勝に行って、そしてレジーナに挑戦したいと思います。今日は、本当に待ちくたびれちゃって。みんな引き分けばっかりで。一回、千葉帰ろうかなと思った。私は、絶対引き分けたくないと思いました」
 と、今後の抱負を語り、最後は恒例の「これがwaveだー!」で終了となった。

・バックステージ

笹村
CATCH2戦目、無事勝利することができましたー! 残りは米山香織、何をしてくるかわかりませんけど
しっかり勝って決勝、進みたいと思います。(郷田の印象は)壊れないおもちゃみたいだなと。何しても大丈夫
という安心感があって、たくさん踏んじゃいました。前よりもちょびっとだけプロレスラーらしくなっていたと
思います!