2025.07.21

『CATCH THE WAVE 2025~決勝戦~』

日時
7月21日 月曜日祝日
観衆
548人
場所
後楽園ホール
・抽選会
 試合に先立ち、メインの波女決勝戦に出場する狐伯、梅咲、八神の3選手が登場。
先にシングルで2連勝した選手が勝利となる。チェーンによる抽選の結果、八神対梅咲戦が第1試合のカードとして組まれた。
1,ヤング・ライバル wave(15分1本勝負)
香藤満月(4分44秒、体固め)郷田明日香
※セカンドロープからのダイビングボディプレス。


 後楽園大会のオープニングは郷田と香藤によるシングルマッチ。まずは郷田が自ら突進してのタックル。
2度め、3度目とぶちかまし合いとなるが互角。
耐えた香藤がタックルを打ち込んで倒すと、ボディプレスを投下したが2カウント。
これに対して、郷田はショルダースルーから追走ラリアット。
タックルで今度は倒すことに成功すると、ボディプレスでお返しするが2。
 香藤がエルボー。郷田も打ち返す。エルボー合戦から、香藤が追走タックル、ヒップドロップを降下させたが2。
郷田はラリアットで流れを変えると、ブロックバスター。ロープに追い込んでエルボーを連打。串刺しラリアットはすかされると、香藤が串刺しタックルからドロップキック。2カウント。
さらにフライングボディアタックからセントーン。これも郷田は2カウントで返すが、香藤がセカンドロープからのフライングボディプレスで一気に勝負を決めた。
同期のサクラwave(30分1本勝負)
青木いつ希&関口翔&〇笹村あやめ(12分4秒、片エビ固め)網倉理奈●&櫻井裕子&マリ卍
※トップロープからのダイビングボディプレス。
 

 2017年デビュー組と2018年デビュー組によるタッグ対決。
 網倉は青木に意識しまくりで、「よろしくお願いしまーす!」と絶叫ボイスを効かせる。これに対して、青木は倍返しでお返しする。
その両者が先発となった。ゴングと同時に両者が「よっしゃ行くぞー!」と気合を込める。
ロックアップから、これを外すと、向き合って、絶叫で騒ぎ合う。しかしそれだけで、早くもタッチ交代。
青木組は網倉をとらえて代わる代わるトレイン攻撃。
そして「2017年組ー!」とポーズを取る。櫻井、マリ卍がカットで割って入り、3方向のコーナーに振って、串刺しラリアット。さらにそれぞれがワー!プレスを決める。
関口は網倉の腕を捕らえると、アームブリーカー。エプロンからアームブリーカーと続け、さらにセカンドロープからのミサイルキック。2カウント。
これに対して、網倉は、「ワー!」と叫んで関口の動きを委縮させてから回転してヒップドロップ。
マリ卍が串刺しラリアットから串刺しスタンディングのヒップアタックを3連発。ボディスラム。
しかし、エルボーは自爆。関口が腕を取りに行く。関節技を狙いに行くと、青木と笹村がリングインして、攻撃はせず、単に応援の檄を飛ばす。関口が低空ドロップキック。
続いて、青木がフェースバスター、ボディプレス。さらに「このデカブツ投げるぞー!」と宣言するも、マリ卍がこらえる。
青木がエルボーをぶちかますと、マリ卍も打ち返す。互いのエルボー合戦は続き、マリ卍がエルボーから逆水平チョップ。今度はタックル合戦へ移行して、青木が打ち勝つ。マリ卍もタックルで打ち勝ち、お返し。
セントーンを投下したが2カウント。
交代した櫻井がマリ卍にビッグブーツ。串刺しブーツからカウンターのビッグブーツと3連発。さらにコブラツイストで締め上げるもロープに。今度は網倉がカナディアンバックブリーカー気味に持ちあげて、櫻井がビッグブーツの連携を見せるも2カウント。
 
 青木がエルボー。櫻井がビッグブーツで返す。ここで笹村が入り、青木とダブルのタックル&体落としの
連携を見せる。
笹村がブレーンバスター狙いも櫻井が逆に投げる。続けて、網倉がセントーンからボディプレス。2カウント。
 網倉がチョップからサイドスープレックス。マリ卍もセントーンでアシストしてから、網倉&櫻井のおんぶプレスはカウント2。
笹村がエルボーを打ち込むが、網倉がパワースラム、2カウント。網倉がトップロープに上ると、笹村がデッドリードライブから背中への低空ドロップキック。さらに青木&関口も入り、3人でのドロップキック、2カウント。
 笹村がキャメルクラッチ。青木、関口も飛び出して、3人それぞれが固め技に捕らえるも、マリ卍、櫻井がそれぞれが振りはらってカット。
笹村が網倉にバックブロー。関口、青木も次々に飛び出す。関口がフライングラリアット、青木が「網倉、つぶれろー!」と叫んで、ボディプレス。さらに笹村がトップロープからのフライングボディプレスで3カウント。
同期対決は2017年組が勝利した。
3,サバイバル・タッグwave(60分勝負)
桜花由美&紫雷美央vs炎華&咲蘭vs米山香織&チェリーvs世羅りさ&SAKIvs小林香萌&羽多乃ナナミ
vs夏すみれ&YuuRIvs小橋マリカ&花園桃花
※オーバーザトップロープルール採用。タッグチームのどちらかが負けた時点でチーム失格。最後まで
残ったチームの勝利となる。
①ナナミ(6分28秒、体固め)世羅&SAKI
※ナナミの上に各選手が覆いかぶさり、世羅&SAKIをダブルフォール。世羅&SAKI組が失格。
②夏(9分43秒、ブロンコバスターからのギブアップ)小林
※小林&ナナミ組が失格
③夏(10分32秒、体固め)花園
※夏が花園の顔面に股間を当ててフォール。小橋&花園組が失格。
④桜花&チェリー(10分36秒、エビ固め)夏すみれ
※夏&YuuRI組が失格。
⑤咲蘭&炎華(12分24秒、オーバー・ザ・トップロープ)桜花由美&紫雷美央
※桜花&美央組が失格。
⑥咲蘭&〇炎華(13分56秒、ジャパニーズ・レッグロール・クラッチ)米山香織●&チェリー
※ぐるんちょを切り返す。炎華&咲蘭組が優勝。

この試合は、オーバーザトップロープルール採用。タッグチームのどちらかが負けた時点でチーム失格。
最後まで残ったチームの勝利となるというルールに加え、各チームわかりやすくするため、同じカラーのサポーターを腕に巻く。また、次のチームは1分ごとの入場となる。
まずは、咲蘭&炎華、小橋&花園組からスタート。
まずは炎華と小橋が先発。小橋はロックアップを拒み、「アゲ~」アピール。意表をついて丸め込んだがカウント2。
こで咲蘭が割って入り、炎華&咲蘭がクロスラインで小橋を倒すと、それぞれお転婆ダッシュを繰り広げる。こうしているうちに1分が経過。
3チーム目の登場は小林&ナナミ。しかし、小林が客席を割っていく入場パフォーマンス中に、1分が経過。
続い
て、4チーム目として、夏&YuuRIが登場。夏はリングインすると、即、全選手から押さえ込まれるもかろうじてカウント2。しかし、夏の入場時に時間がかかったため、5チーム目の入場となり、世羅&SAKIのカラミネンスが登場。
SAKIがいきなり咲蘭にチョキパンチでセーフのアピール。これにとどまらず、SAKI&世羅がYuuRIを捕まえて集中攻撃。
この間に1分が経ち、6チーム目は美央&桜花の登場。
リング上にいた各選手を蹴散らすと、世羅を捕らえて、ダブルのカウンターキック。続いて、サンドイッチキックで挟み撃ちしたが、カウント2。
ここで1分が経過。7チーム目は米山&チェリーが登場。米山がタオルで美央を襲撃。ゴキゲンBBAポーズを決めたが、背後から世羅&SAKIが攻撃。
世羅&SAKIは、各選手を捕らえてコーナーに振る。幾重にも重なったところで、SAKIが世羅をおんぶして突撃したが、重さのためか、スローすぎて先頭のナナミに蹴られ、そのままカバーに入られる。ほかの選手もナナミの上に覆いかぶさり、SAKI&世羅が押さえ込まれる。まずはカラミネンスが脱落。
小林が桜花にラリアット。桜花はビッグブーツでやり返す。さらに美央とのダブルビッグブーツ。さらに小林をコーナーに振ると、トレイン攻撃。続いて、美央のペディグリーから桜花のかかと落としとつないだがカウン
ト2。これに対して、小林が蘇生してTシャツ破り、桜花、美央にラリアット。そして、ロープを揺らす。
まるで、往年のアルティメット・ウォリアーばり。悦に入るものの、夏が背後からムチ攻撃。YuuRIも追走エルボー。
続いて、夏のビッグブーツからYuuRIの619と連携を見せる。さらにダブルの低空ドロップキックからフォールに行くが、花園がムチでカット。
YuuRIが花園、ナナミをコーナーに追い込むと、夏がリング中央でダンシングと、ブロンコバスターを打ち込む儀式。続いて、Tシャツを客席に投げ込み、串刺しブロンコバスターで突進する。先頭の小林の顔面に股間を押し込み、腰を振り続けると小林はたまらず悶絶。戦意喪失でギブアップし、小林&ナナミ組が失格。
さらに花園に股間を押し付ける形の体固め。これにはたまらず、花園も3カウントで押さえ込まれる。花園&小橋組が失格。その夏を桜花&美央が二人がかりで丸め込んで固める。これで3カウント。夏&YuuRIが失格。
 桜花組と咲蘭組が対峙。桜花組は、咲蘭組を捕らえると、コーナーに追い込んで、それぞれがランニングブーツから、ロープに絡めての磔攻撃。雑巾を持ち出し、咲蘭、さらには炎華のマスクの隙間からメイク落とし。咲蘭の悲鳴がこだまする。
米山&チェリーが「ババアやめろ!」と阻止する。桜花を捕らえると、サンドイッチ式にダブルの熟女にドーン!
これに、桜花、美央はコーナーに座って米山、チェリーをそれぞれ呼び込むと、桜花はぶら下がりブラディーEX、美央は土蜘蛛に捕らえる。
しかし、炎華と咲蘭が桜花と美央の顔に雑巾を押しつけ、そのまま場外へ落ちてしまい失格。残るは、咲蘭&炎華と米山&チェリーの戦いに。
 チェリーに対して、咲蘭がフライングボディアタック、炎華がミサイルキック。チェリーは咲蘭を利用して、炎華へのクロスラインに捕らえると、米山がセントーンを投下するも2。
米山&チェリーがダブルのどっこいしょ。さらにコーナーからチェリーのフットスタンプ、米山のセントーンを連続投下。
 米山が炎華を羽交い絞め。チェリーが「持ってろよー。しっかり持ってろよ-」とアピールして、熟女でドーン! がまさかの成功。このタイミングで、米山がぐるんちょで炎華を丸めるも、これをさらに回転させ、ジャパニーズレッグロールクラッチで切り返す。これで3カウントが入り、炎華組が優勝となった。
4,DUALSHOCK WAVE~WAVE認定タッグ選手権試合(30分1本勝負)
<王者組>〇尾﨑妹加&本間多恵(20分2秒、エビ固め)宮崎有妃●&ウナギ・サヤカ <挑戦者組>
※宮崎のフォールを切り返してフォール。第39代王者が初防衛に成功。

 X上でのやり取りから、チーム結成、さらにはWAVEタッグへの挑戦にまで発展した宮崎&ウナギ組。
チーム名は「アホ」と「バカ」。これはそのままの意味で捕らえるのではなく、スペイン語で言う「ニンニク」と「牛」。ウナギがアホ、宮崎がバカという位置づけである。
まずは挑戦者・宮崎&ウナギがなんと、ブリーフシスターズのテーマ曲&コスチュームで登場。ウナギは宮崎を見ながら、見様見真似でダンスの振り付け。
王者組はいつものように妹加が本間を肩口に乗せるポーズで登場。王者組はこれが初防衛戦。試合に先立ち記念撮影に入る。この瞬間、ベルトを奪った宮崎&ウナギが奇襲をかける。
ベルトで殴打した後、本間&妹加を場外へ落とすと、そのまま南側通路に連れていく。このエリアと言えば、もちろんゴムパッチン。ウナギが妹加に対して、ゴムパッチンを打ち込む。宮崎も本間に至近距離からの一発決めると、ウナギも妹加にさらにもう一発。
リングへ戻った宮崎は「おい、アホ、来い」と、妹加を持ち上げると、合体式ギロチン。しかしなれない合体技で、ウナギはお尻を売った模様。2カウント。
妹加がウナギを持ち上げ、アルゼンチンバックブリーカー。この体勢から後ろに放り投げる。続けて、セントーン、2カウント。
本間が低空ドロップキック。ここからエルボー合戦に突入。ウナギが蹴りで流れを変えると、宮崎がコーナーから「おい、チェンジ、言うこと聞け、任せ」とチェンジを要求。ウナギは「チェンジするかよ、バーカ」と言い返す。「代われ、言うこと聞いてろ」と手を差し伸べるが、本間が背後から攻撃。ウナギをコーナーに投げると、トレイン攻撃から合体式フェースバスター。
さらに本間がDDT。トップロープからミサイルキックを浴びせるが、宮崎が自らの身を犠牲にしてカット。いわゆるNEOマシンガンズの「友情パワー」状態に。この瞬間、ウナギと宮崎が見つめ合う。ウナギがなにかアクションしようとするときに本間が腕を捕らえて、グラウンドに持ち込み、腕ひしぎを決める。さらにもう片腕もロックする。ウナギはなんとかもがいてロープブレイクに。
本間が低空ドロップキック。妹加も飛び出し、合体技を狙うが、ウナギがダブルのコードブレーカーで切り返す。宮崎も飛び出し、ダブルラリアットを打ち込む。
ウナギがコードブレーカーからの拙者、蒲焼き者で候。は2。さらにスタナーも2。これに対して、妹加は持ちあげると、ライガーボムから本間のジャックナイフはカウント2。
ここで特攻バスター(マイカバスター&ミサイルキック)の連携が飛び出す。カウント2で宮崎がカット。
 10分経過。
ウナギがダウン状態に。本間が強引に起こそうとする。ウナギは蘇生すると、城門突破からスライディングTANAKAで反撃。本間も投げっぱなしジャーマンでやり返す。ウナギは正面からのビッグブーツを打ち込むと、ダブルダウン。なんとか、それぞれ宮崎、妹加にタッチ。
宮崎と妹加がここに来てようやく対峙。まずはというか、やはり、ラリアット合戦。5度に渡る打ち合いとなるが、ともにこらえて倒れず。ならばともう一度、打ち合いを開始。今度は、合計18度に渡る打ち合いが繰り広げられる。ここで二人は一度、間合いを置く。
15分経過。意地のラリアット合戦が繰り広げられ、5度目の打ち合いで館内から両者への拍手が起こる。
 さらにそこから2度打ち合ったところで、宮崎がエルボーの連打からラリアット。それでも妹加はこらえて倒れない。今度はともにロープの反動を利したラリアット合戦。5度目のキャッチボールでついに宮崎が打ち勝つと館内は拍手に包まれる。
ここで、トップロープからの重爆ムーンサルトプレスを決めたが、2で妹加がキックアウト。妹加は起き上がるとラリアット一発で宮崎を倒す。ダブルダウン。
本間がアシストでトップロープへ上る。宮崎は「やるならやれー。来い!」とウナギを盾にする。本間はそのままミサイルキック。これがウナギにヒット。妹加は宮崎へラリアット。2カウント。
 妹加&本間は合体式619。続けて妹加がダイビングセントーンを投下。本間がこの間にウナギを場外へ落とす。
宮崎が目つきから直伝デスバレーボムを決めたが、カウント2で本間がリングへ生還してカット。
 宮崎は「押さえろって言ったよな、オマエ絶対押さえろよ」と指示。ウナギが本間を場外へ落として、そのまま客席へなだれ込む。
 その間に、宮崎が直伝デスバレーボム。このままフォールで押さえ込むが、これをエビ固めに切り返した妹加が3カウントで勝負あり。スパイスアップが初防衛に成功した。二上社長からベルトの授与される。
妹加がマイク。
妹加「やっと勝ったああ。宮崎さん、全然倒れないし、引退するまでに、ラリアットで勝てないと終われないでしょー!
まだ引退するまでじゃんじゃん対戦お願いします。でも、最後に勝ったのは尾崎妹加だー!」
本間「妹加の粘りと、二人の絆で、スパイスアップ、勝ちましたー! 言ったでしょ、引退するその日までスパイスアップは第39代のまま、ベルトを巻くんですよ。CATCHも、メインありますけど、もう終わりましたよね。といううことは、このタッグの歴史が刻まれていく、そんな時間が戻ってきたと思ってもいいんでしょうか?」
二上「本間は、顔の圧が強い(館内・笑)。ね。CATCHが終わったんで、次はタッグです。タッグが始まりますが、もう一回防衛戦やりますか」
本間「私はめちゃくちゃやりたいです」
二上「8月10日は尾崎さんがスケジュールNGのため、弊社の設立記念日の8月1日、新宿フェイス大会で。今日ねえ、タッグのバトルロイヤルだったんですよ。そこでねえ、一番年の若い人たちが優勝したんですよ。あそこにひょっこりしている人と、変な髪の毛の色している人。いいですか、ちっちゃい二人。炎華は一度、巻いたことがあります。やりましょう、8月1日新宿FACEです」
本間「(エプロンで黙って立っている咲蘭&炎華に)おい、そんなんじゃ取れねえぞ、マジで。ちびっこ二人。まあ、記念すべき日と言うことでwaveの人、いいんじゃないですか。でも、防衛するのは、スパイスアップです。よろしくお願いします」
妹加「マイクで一言も言えないなんで、この人(宮崎&ウナギ)より…弱いんじゃない? 言っていいよ、どうぞ」
炎華「自分たちめっちゃいま、勢いあるんで。自分、若手の…、ベルトも2個持っているし、自分たちあの…クソババアたちには負けないです!」
 リングを降り、咲蘭が「ババア!」と絶叫して控室へ。
妹加「(宮崎に)おーーーい、どういう教育の仕方してるんだよ。あんなかっこわりいクソガキどもには負けないからな。みんな8月1日、新宿FACE来るよなー」
 ここで静観していた宮崎がマイクを持つ。
宮崎「スパイスアップ、今日はありがとうございました。勝ったかと思ってた。お前、Xで私と組めば、ベルト取れるとか、大口叩いて、自ら負けている。わははは、ごめん。あのねーちょっと待ってね。ブリーフシスターズ、増やそうと思っています。網倉、櫻井…(2人とも姿を見せず)。そういうところだ(館内・笑)。良かったらアホ、ブリーフシスターズに入らないか。(ウナギ「断る」)先輩にマイクを持たせながら、断る。いいでしょう、おもしろいでしょう。でもね、おまえが、断ろうが、もう私は、Xでも言ったけど、オマエが何枚チケット売るとか、拡散力あるとか、すごいことだよ。でも、私はそんな目でアンタのこと見てないから。昨日遅刻したの…最高! お願いします(と頭を下げて手を出すとウナギも手を握り返す)。だと思ったよ、ありがとう! でも私、オマエはアホだと思っているから、そのあだ名で呼ぶけど、返事してくれよ、ありがとうございました!」
・バックステージ
本間「いや、私ね、最後、ウナギにガーン!ドーン!されて、ウワー!って感じになってて全くリング見えてなくて、最後、尾崎妹加ってマイクで言われたときに、めっちゃびっくりしたの。え? 何が起きたの?って」
妹加「あきらめないでよ、最後まで~。いや、私もね、1回技食らって、動けなくて、もう終わりだなって思ったけど、もう一回食らったときに、負けたら終わりだと思って、ガッて頑張って逆にフォールして押さえ込んだ」
本間「素晴らしい! ありがとう、ちょっと生で私は見えていないので、映像とかでもう一回感極まると思うけど、見たいと思います。でも、これ、負けたらスパイスアップの目標としている私が引退するまで王者でいるってことが…また取り返すことができるかもしれないけど、39代のまんまってところで途絶えてしまうところを、すごい妹加が心の奥でずっと感じてくれているからこの逆フォールにつながったんだなって。今言ってて泣きそうになったけど、同じ気持ち、もしくは私以上の気持ちで巻いてくれているのが今日、改めてわかって、クソババアって言われたけど、クソババアなりに人生積んでいるんで、8月1日、ガキンチョ二人をけちょんけちょんにして、また防衛を刻んで39代のまんま、王者のまんま引退していきます」
妹加「私はその多恵を横からサポートするだけです。返上目指そう!」
本間「なのでこれからも私たちを見逃さないでください」
妹加「最後まで見届けてください!」
5,CATCH THE WAVE 2025 〜決勝三つ巴戦〜(時間無制限勝負)
狐伯vs梅咲遥vs八神蘭奈
①八神(6分12秒、パラディドル)梅咲

 今年のCATCHは三つ巴による決勝戦という争いに。三つ巴の決勝は2019年以来二度目。抽選会で決まった通り、まずは、梅咲対八神から開始。
ロックアップから梅咲がヘッドロック。八神がアームホイップ、ドロップキック。
梅咲もドロップキックでお返し。
梅咲はコーナーで、八神の右足をロープに固定してのドロップキック。さらにエルボーを連発、八神も打ち返す。
エルボー合戦から、八神がドロップキック。続けてミドルキックを連打。梅咲はこらえたが4発目で倒す。八神は串刺しエルボーから背中へのキック。ここから腕ひしぎ狙いに行くが、梅咲はクラッチを外さず。
なんとか外したところで梅咲はロープエスケープ。八神は再び腕ひしぎ狙いも、またもロックを外したところでロープに。八神の突進を梅咲は後ろへ放り投げ、低空ドロップキック。トップロープからミサイルキック。「オッケー、終わりー!」とトップロープから梅プレスを狙ったが、これは自爆。八神はローキックからヒザ打ちを連打。ドロップキック。これに対して、梅咲がリストロックエルボーの連発から首固め。
八神はエルボーからハイキック。そしてパラディドルで丸めて1勝。
②狐伯(4分52秒、体固め)八神
※フロッグスプラッシュ。

狐伯がドロップキックで奇襲。八神を休ませない作戦に出る。しかし、続く低空ドロップキックは自爆。それでもエプロンで体勢を取り戻すと、トップロープ越えのサマーソルトドロップ。
そのまま突進するもドロップキックを浴びる。八神はすかさず、ミドルキックを狙うがこれを二度に渡りかわしてのジャンピングニー。
八神は倒れた状態から腕ひしぎを狙いに行くも狐伯はクラッチを外さず。なんとか決めたところでロープへ。八神は腕へのキックからカバーに入る。2カウント。
さらに腕への蹴りを連打。狐伯はエルボー。八神も打ち返す。八神はミドルキック。
狐伯が足を引っかけてこかすと、クロコダイルからランニングニー。さらに低空ドロップキック。
狐伯がコーナーへ。八神が迎撃に出るも狐伯がコーナー上でヘッドバット。ここからミサイルキックを敢行したが2カウント。ブレーンバスターも2カウント。ならばと、フロッグスプラッシュを決めて大技を畳みかけて、3カウント。1勝をもぎ取った。
③梅咲(24秒、ラ・マヒストラル)狐伯

 狐伯はいきなりカサドーラで飛びつく。梅咲も切り返してエビ合戦となるもいずれも2カウント。梅咲がマヒストラルでスピンを効かせると、これがガッチリと決まって3カウント。梅咲が1勝を挙げた。
④八神(22秒、腕ひしぎ十字固め)梅咲

 八神はいきなりのハイキックで勝負に出る。2カウント。
すかさず腕ひしぎにとらえると、梅咲がギブアップ。短期勝負が功を奏し、八神が1勝。
⑤狐伯(5分35秒、パケーテ)八神

 狐伯がドロップキック。八神は場外転落。ここで場外プランチャで勝負をかけたが自爆となる。先にリングで待ち構えた八神が戻ってきた狐伯にローキック。
コーナーに追い込
んでローキックを連打。さらにヒザ打ち、ミドルキック。串刺しハイキックから腕ひしぎに取るが狐伯はロープへ逃げる。
八神はコーナーに振られると、振り返りざまにブーメランアタックも自爆。狐伯がスクールボーイ、横十字固め、首固めと丸め込みを続けたがいずれも2カウント。
 八神がヒザ打ちから、一回転しての羽織り固め。狐伯は苦しめられながらもロープへ。
 八神はハイキックからゼロ戦キックもカウント2。
狐伯はカサドーラ。これを八神が一回転して逆転フォールも2。バズソーキックを打ち込んだが、狐伯がパケーテで切り返し、3カウント。再び1勝を挙げた。
⑥狐伯(8分54秒、体固め)梅咲遥
※直伝ダブルアームT。狐伯がシングル2連勝で第16代波女となる。


 梅咲は狐伯が勝った瞬間、トップロープで待ち構えており、いきなりのミサイルキック。
ブレーンバスターと続けたが、2カウント。
狐伯がスタナー。梅咲がエルボー8連打。狐伯も重いエルボー一発でお返し。梅咲も打ち返すと、狐伯が足をすくい、ジャンピングニー。2カウント。
狐伯がクロコダイル。さらにマヒストラルは2。続けての突進は梅咲が後方へ投げる。狐
伯は追走ドロップキック。梅咲も追走ドロップキックで返す。
狐伯はジャンピングニー。トップロープに上ると、梅咲も迎撃。コーナー上で梅咲がエルボーを連打すると、雪崩式ブレーンバスター。
梅咲がトップロープに上ると、狐伯が立ち上がり、今度は逆に迎撃に出る。そしてエルボーを打ち込むと雪崩式アームホイップで梅咲を投げる。
ダブルダウン。「狐伯」コールと「梅咲」コールが交差する。
 梅咲のマヒストラルは回避される。狐伯が逆にマヒストラルも2。梅咲のエルボーからキューティースペシャルは2カウント。
梅プレスは2。梅咲はバックを取り、エルボーを打ち込んでからジャーマンで投げたが2カウント。狐伯はエルボーからヒザ打ちも2カウント。ロケットニーを叩き込む。梅咲は一瞬のスキを突いてのマヒストラルは2
狐伯は初披露となる変形のDDTを決めるも、2カウント。ここで直伝ダブルアームTを繰り出すと3カウント。ついに2連勝を飾り、狐伯が波女に輝いた。
表彰式へ移る前に二上会長がリングイン。インフォメーションコーナーとして、18周年記念大会となる、8・10後楽園大会の決定カードを発表。
「18年ということは、咲蘭が生まれる前からやっております」(「」内は以下、
二上会長)
 ・咲蘭デビュー4周年記念試合=咲蘭、しのせ愛梨紗対柳川澄樺&神楽姫ミサ。
また咲蘭のテーマ曲を歌う、れんてつのライブも行われ、生シュッポッポとなる。
・桜花由美&炎華対加藤園子&永島千佳世
 カードの理由は、「炎華ちゃんの夢の入り口がそんちかなのですーっと引退発表されてから、プレッシャーかけられてまして」。
 さらに、「みなさん、次はおーっという準備しておいてください」という前振りがあり次のカードを発表。
・宮崎有妃対葛西純
 「もちろんこのカード、普通のシングルマッチなわけありません。蛍光灯やりましょう!」
 リングに上がった宮崎に「コミカルはつかなくていいからね、ふざける相手ではないからね」と一言。
 ・上谷沙弥 対 CATCH THE WAVE2025優勝選手
「ラビットに出演中の上谷沙弥様がお忙しい中、駆け付けてくれます。(狐伯に)ちょっとだけほっとしたよ。これで上谷対梅咲だったら、スターダムかディアナでやればいいって話やん。よかったよかった。ぜひReginaを取り返してください」
ここで恒例の表彰式へ移り、プレゼンターは引き続き、二上会長が務める。

・殊勲賞 香藤満月
 「若手さんの中で、一番インパクトを残し、1勝1敗1分という成績でしたが、最後に狐伯をあわやまで追い詰めました。(賞金を渡して)お米、いっぱい食べてください」
・技能賞 葉月
 「今年はダブルギブアップが2回出たり、ダブルフォールが出たり、珍しい技がいっぱい出ました。が、今回私が選んだのは、派手さはなくとも、技の正確さとキレが抜群に飛び出てました」
 葉月は不在のため、八神が代理として受け取る。
・敢闘賞 紫雷美央
 「CATCHに参戦し、勝つのも負けるのも一瞬。とにかく試合のインパクトがすごかったです。お母さん復帰おめでとうございます。紫雷美央! あんたマジで勝つのも負けるのも一瞬やから面白かった。(客席を見て)ニラむなよ、こどもー(館内・笑)」
・ベストバウト賞 5・14世羅りさ対紫雷美央
 「今年何十試合あったかわからないけど、ベストバウトが少なかった珍しい年でした。
候補に選んだのが4試合あります。これが一番、エモーショナルでもあり、若手にはない
重厚な試合運び、フィニッシュのインパクト、5月14日の世羅りさ対紫雷美央」
 「もう一回や~!」と喜びまくりの美央に「焼肉食えるぞ、これで」。

・ベストバウト賞 7・5小林香萌対梅咲遥
 「どうしてももう一組に上げたくて、もう一試合あります。本当はドローには渡さないんですけど今回は特別です。あんたらの試合めっちゃおもろかった。それ以外の次点です。
本当、僅差です。次点、5月4日青木いつ希対関口翔。7月4日の青木いつ希対マリ卍。
(青木に)オマエ、二つも選ばれているのに、次点やねん、惜しかった」
 ・特別賞 世羅りさ、夏すみれ、チェリー
 「2カ月半に渡り、CATCHやりましたが、3月あたりからオファーするんですが、『全部空いてます』という人が3人いました。皆勤賞です、世羅りさ、夏すみれ、チェリーさん!(夏が封筒の中身を見て、「すくな」と言うと)ギャラ返せ! せっかくwaveめっちゃ出れるようになったのにまたパタッて出れなくなるで(笑)。皆勤賞でした!」
・第2位 梅咲遥、八神蘭奈

・第16代波女 狐伯
こうして、波女の狐伯に100万円が贈呈される。狐伯が封を開けると、100万円の札束が。ここで、リングアナから「トータル30分19秒での決着となりました。第16代波女、狐伯ー!」とコールを受けた。
波女となった狐伯がマイクを握る。
「このCATCH、100万円のためじゃなくて、Reginaのためにってずっとインタビューで言ってきたけど、やっぱり100万円はめちゃくちゃうれしいです。
でも、ここで勝って波女になって終わりでなくて、8月10日、今まで戦ってくれた選手、ずっと応援してくれたお客さんのため…でなくて、自分のためにReginaチャンピオンになります!!
waveに入って3度目のCATCH THE WAVE、今まで波女になってきた人の締めを見てきたんですけど、どうやって締めたらいいのかわかりません。(記念撮影がある、との指摘に)あああ! ちゃんとミーティング聞いてなかったです。すいません、戦うことでいっぱいいっぱいになってましたけど、みなさん上がってください」
こうしてCATCH THE WAVE2025出場選手がリングイン。最後は狐伯の音頭による「これがwaveだーー!!」で16回目のCATCHが閉幕となった。
・バックステージ
ーー波女、おめでとうございます。
狐伯 ありがとうございました! めっちゃ強かった、疲れた…。
ーー改めて波女になった感想をお願いします。
狐伯 なんか波女になるのってこんなにしんどかったんですね。毎年見てたけど、毎年自分に必死だったんで、波女の人たちがどういう戦いをやっているかって覚えていなかったんですけどやっぱり波女になるにはCATCHの映像をめちゃくちゃ見て、やってたんですけど、これを乗り越えてきたんだなって。まだ実感ないけど…でもめちゃくちゃうれしいです。
ーー三つ巴戦を振り返って。
狐伯 あー! しんどかった。八神が上がってくるとは思ってなかったか、あまり視野に入ってなかったんですけど、関節技が自分苦手で入られるのとか苦手で、二年目なのにあんなに強いって恐ろしいなって感じました。梅咲は何回も戦ってきたんですけど、梅咲に負けることめちゃくちゃ
ありましたけど、ここで勝てたのはめちゃくちゃうれしいけど、めちゃくちゃ強かったです。
ーー8月の後楽園での上谷戦への意気込みをお願いします。
狐伯 今まで応援してくれたファンの人、戦ってくれた人のためじゃなく、自分だけのために、Reginaになって、上谷がReginaの価値を挙げてくれていると思うけど、挙げているからと言って4月の
谷から防衛戦をやっていないので、自分がチャンピオンになって、防衛戦を何回もやることで価値を
挙げていきたいと思います。なので、必ずRegina取りたいと思います。
ーーそして100万円の使い道は?
狐伯 これはめちゃくちゃうれしいんですけど、8月の防衛戦終わってから、慰安旅行と言うんですか? 自分のために旅行に行って、一人で100万円使ってやろうと思います。なので、会社とかGAMIさんとか桜花さんとかにお礼とかじゃなくて一人で使い切るのでよろしくお願いします。