2019.10.12

「JOSHIPRO OSAKA ASSEMBLE~Happy Halloween wave 2019」

1、OSAKA・ヤングスクランブルwave(15分1本勝負)
○優宇、久令愛、星月芽依(9分40秒、片羽絞め)響●、AKARI、神童ミコト

 
 優宇と響が先発。試合開始のゴングが鳴ると同時にコーナーを飛び出してタックルの打ち合い。ヘッドバット3連発からタックルを決めたところでAKARIにタッチ。逆水平を打っていく優宇に対し、AKARIはエルボーで応戦。逆水平を放ってくる腕をキャッチしてワキ固めに持ち込んだAKARIに対し、優宇は一本背負いからセントーン。
 タッチを受けた久令愛はショルダータックルから腕十字へ。さらにヒザ十字を狙うが、AKARIも同じ技で切り返していき、セカンドロープを利用した背骨折りを決めていく。そしてノーザンライトスープレックス。
 久令愛からタッチを受けた星月は、飛び込んでくるやドロップキックを放つ。AKARIに代わって神童ミコトが飛び込んでくると、ロープワークを駆使したスピーディーな攻防に。張り手の打ち合いからドロップキックが相打ちになったところで、それぞれ響と久令愛にタッチ。
 ショルダータックルの連発から串刺しスピアを決めた響。久令愛も響の動きを読んで丸め込んでいく。ボディースラムを決めたところで優宇にタッチ。優宇は響をコーナーに飛ばすと、星月、久令愛にリングに入ってくるよう指示。2人はそれぞれ串刺しドロップキックを響にぶち込む。エルボーの打ち合いを繰り広げた優宇と響。響のスピアを受け止め、逆水平連発でコーナーに追い込んだ優宇に対し、ショットガンドロップキックをかわした響はコーナー最上段からダイビング・セントーン。カウント2で返されると、スピアを決める。しかし優宇がコーナーを背にしたところにスピアーを放ったがかわされてしまう。コーナーで腰を落とした響に対し、優宇はキャノンボールアタック。カウント2で返されると、カウンターの一本背負いからスリーパー。そこから片羽絞めに移行してギブアップを奪った。
2、OSAKA・チャレンジwave(15分1本勝負)
○桜花由美(9分55秒、片エビ固め)笹村あやめ●
※ランニング・ビッグブーツ

 
 Halloween waveということで、各選手はコスプレで試合に臨む。それぞれ「笹村“マンティス”あやめ」、「桜花“ワンダ”由美」とコールされた。
 ロックアップから笹村をロープに押し込んだ桜花はクリーンブレイク。ドロップキックを決めた笹村はボディースラムを狙うが、逆にボディースラムで叩きつけられ、逆片エビ、ダブルレッグロックにとらえられる。ロープに逃れられるとストンピングを叩きこんだ桜花。コーナーに押し込むと、串刺しビッグブーツを叩き込んでいった。さらにフライング・ボディーアタックからクロスフェースロックへ。ロープに逃げると背中を踏みつけていったが、ニードロップをかわした笹村は背中へのニーアタックで反撃開始。
 ショットガンドロップキック、串刺しエルボーバット、低空ドロップキックと攻め立てた笹村は、ビッグブーツをかわしてボディースラムを決める。ブレーンバスターでも投げ勝った笹村は、ミサイルキック。しかしスタンガンで笹村の喉元をトップロープに打ちつけると、走り込んでのビッグブーツ。
 強引にパンダカッターを決めた笹村は120%スクールボーイ。カウント2で返した桜花は、至近距離でのビッグブーツからDDT、カカト落とし、走り込んでのビッグブーツと畳み込んで、カウント3を奪った。
 試合後、笹村は握手を求めてきた桜花を無視して先にリングを下りた。
3、△有田ひめか(時間切れ引き分け)進垣リナ△
 
 それぞれ「進垣“変なおじさん”リナ」「有田“ベイマックス”ひめか」とコールされる。
 ショルダータックルを放つも、逆に吹っ飛ばされる進垣。有田がロープワークをかわそうとマットに倒れ込んだところ、進垣もマットに寝ころび有田の顔の前に自分の顔を持っていく。びっくりした有田は場外に逃避。リング下に追った進垣だが、有田は逃げ回る。リングに戻った進垣は、開き直って「そうだ、私は変なおっさんだ!」と、観客のコールに合わせてダンス。背後から蹴りを叩き込んだ有田は、串刺しボディースクワッシュを決め、逆片エビで締め上げていく。
 コーナーへの突進をかわした進垣は、串刺しドロップキック。ボディースラムを踏ん張って有田に絡みつき、スタンディングでのアームロックを決めるも、そのままコーナーに運ばれてブレイク。腕へのキック、ワキ固め、羽根折り固めと攻めるも、ロープブレイクに持ち込まれる。
 スタンドに戻ってエルボーの打ち合い。ここで有田が「平和に終わろ」と両手を広げる。「そうよね」と進垣が懐に飛び込もうとしたところ、肩に担いだ有田はバックフリップ。カウント2で返した進垣は、ワキ固めで攻め立てるも、ブレイクに持ち込んだ有田はアルゼンチンバックブリーカー。さらにショルダータックル、逆片エビ、背中へのニーアタック、ラリアットと畳みかけていく。「残り10秒」のアナウンスを聞くとジャンピング・ニーアタックを決めたものの、カバーに入ろうとしたところでタイムアップのゴングが打ち鳴らされた。
4、OSAKA・アブノーマルwave(20分1本勝負)
宮崎有妃、○旧姓・広田さくら(14分26秒、体固め)HIRO'e&Maria●
※ふらふらドーン

 
 「“ロケット”HIRO'e」「Maria“グルート”」「旧姓・“ソー”広田」「宮崎“ムジョルニア”有妃」とコールされた4選手。広田が「なんだ、そのやらされてる感いっぱいのコスプレは」と批判すると、HIRO'eが「いい歳して、そんな格好して恥ずかしくないのか!」と返す。これを合図に乱闘となり、いきなりの戦場はリング下へ。
 怒りの収まらない宮崎は、リングに戻るとHIRO'e、Mariaにビッグヒップを見舞っていく。さらにMariaに恥ずかし固めを狙うも直前で回避されてドロップキックを浴びるが、ショルダータックルで吹っ飛ばす。ここで広田を呼び込んでファンタスティックフリップを放ったが、かわされて自爆。
 タッチを受けた浩江はドロップキックの連発からダブルレッグロック。しかしカットに入ってきた広田の攻撃を浴びてダウン。ここで2度目のファンタスティックフリップを狙ったが、これもかわされて自爆。HIRO'eは宮崎にノーザンライトスープレックスを決めたがカウント2。続けてバックドロップホールドを狙ったが、ひるぼーを叩き込まれて不発に終わる。
 タッチを受けた広田は、宮崎との合体攻撃を狙うがうまくいかず。それでも宮崎が2人をラリアットでなぎ倒して場外に落とすと、広田がトペ。しかしロープに引っかかって失敗。場外乱闘となり、そのままバックステージにまでなだれ込む。
 顔面を緑に染めてリングに戻ってきた広田に対し、HIRO'eはミサイルキックからスピア。タッチを受けたMariaはドロップキックを放つも、広田はフェースクラッシャーで反撃。そして、ボディースラムでHIRO'eとMariaを並べてダウンさせると、そこに広田を使ってのシーソープレスを決めた。次は広田が宮崎を投げる形でシーソープレスを狙ったものの、重すぎてうまくいかず。しかし、そのまま後方に倒れると2人を圧殺する形に。
 HIRO'eとMariaが対角線のコーナーを背にしたところで、すれ違いざまに走り込んでときめきメモリアルを狙った宮崎と広田。しかし、Mariaは顔を背けて拒否。
 619からシャイニング・ケンカキックを決めた広田に対し、Mariaは前転してからのドロップキックを決め、HIRO'eのスピアのアシストを受けてドロップキック。裏拳を決めた広田は首固め、ラ・マヒストラル。乱戦の中、宮崎のラリアットを誤爆された広田は、Mariaにふらふらドーンを決める形に。そのままカバーするとカウント3が数えられた。
5、OSAKA・ASSEMBLE wave〜END GAME〜(30分1本勝負)
○彩羽匠、伊藤薫、高瀬みゆき(16分28秒、体固め)水波綾●、野崎渚、志田光
※スワントーンボム

 
 選手コールは「志田“ストレンジ”光」「“キャプテン”野崎」「水波“アイアンマン”綾」「高瀬“ネビュラ”みゆき」「伊藤“ガモーラ”薫」「彩羽“サノス”匠」。
 彩羽と水波が先発。いきなり蹴りを放っていく彩羽だが、水波は正面から受け止め跳ね返していく。代わった高瀬はエルボーを打ち込んでいくも、敵コーナーにつかまってしまう。タッチを受けた志田はバックブリーカーからキャメルクラッチ。水波はコーナーに追い込んで逆水平の連発。高瀬も体を入れ替えて逆水平を放っていく。ミサイルキックを決めたところで伊藤にタッチ。
 伊藤は水波に対して串刺しラリアットから逆片エビ。ダブルレッグロックに移行してギブアップを迫る。ロープに逃げられると背中に乗り、タッチを受けた彩羽は、サッカーボールキックをぶち込んでいく。高瀬もダイヤル固めで続くが、パワースラムを決められて野崎とのタッチを許した。
ビッグブーツを決めた野崎に対し、高瀬はエルボー、チョップを連発で叩き込むが、ロープに走ったところに待っていたのはビッグブーツ。ロープ際での集中攻撃を浴びたが、スリングブレイドを決めて伊藤にタッチ。伊藤はダブルフットスタンプからセントーン気味のエルボードロップ。野崎のビッグブーツを踏んばって、逆にラリアットを叩き込む。
 代わった志田は伊藤相手にブレーンバスターを狙うが持ち上がらず。伊藤のコーナーへの突進をかわすと、コーナーで腰を落とした伊藤めがけて野崎をブレーンバスターで投げて叩きつける。ラリアットで志田をトップロープ越しに場外に落とした伊藤は、セカンドロープとトップロープの間からドロップキックを放つ。タッチを受けた彩羽は多彩な蹴りを志田に叩き込んでいくが、志田も至近距離からのフランケンシュタイナーで反撃。背後からのランニング・ニーアタックを決め、ストレッチマフラー式のバックブリーカーでギブアップを迫る。
 タッチを受けた水波はラリアット。カウント2で返されると、至近距離からラリアットを叩き込んでコーナー最上段へ。ここは高瀬が飛び込んできて雪崩式ブレーンバスター。伊藤のエルボードロップの後、彩羽はグローブをはめた左拳でのストレート。
 野崎が彩羽にビッグブーツを見舞うと、水波が裏投げで続く。エルボーの打ち合いからラリアットをカウンターで決めた水波。しかし彩羽もスピンしてのハイキック。志田がジャンピング・ニーアタックで追い打ち。伊藤がラリアットで志田と野崎をダウンさせるも、野崎のビッグブーツが水波に同士打ち。ここで彩羽がバズソーキック。伊藤のコーナー2段目からのダブルフットスタンプを挟んで彩羽がスワントーンボムを決めてカウント3を奪った。
▼エンディング

全試合終了後、全選手がリング上に。そして桜花がマイクを取る。
 「大阪初Halloween wave、いかがでしたでしょうか? 台風の中、足元の悪い中、たくさんのご来場、誠にありがとうございます。そして、今日でWAVE最後となる志田さん、最後に締めていただいてもよろしいでしょうか?」
 桜花からマイクを受け取った志田は、「ほんとに、フリーになってからの志田光を育ててくれた団体なんですよ、WAVEって。私としては本当に、もちろん所属ではないですけど、ゲストというような気持ちもなく、本当に一員として試合をさせていただきました。最後のWAVEが、こんなHalloween waveっていうのも、すごいWAVEらしいじゃないですか。ほんっとに。これで私はコミカルエースを卒業してしましますが、大丈夫です。朱里ちゃんが後を継いでくれます。ほんとに、WAVEの皆さん、心からお世話になりました。ありがとうございました。では、英語では(該当する表現が)ないと思うんで、『行ってきます』とだけ言わせてください。行ってきます!」と叫びに、そのまま音頭を取って、「これがWAVEだ!」の大合唱で大阪初のHalloween wave、志田にとって最後のWAVEを締めくくった。