2020.01.01

「NAMI☆1~Jan.~2020年BIG WAVE到来宣言!『新春・波始め』」

◎オープニング
昨年4月から桜花由美社長のもと新体制に生まれ変わったwave。はじめて迎える年明け一発目の興行は、初の元旦開催となった。大会に先立ち入場式がおこなわれ、wave選手による恒例の書き初めが披露された。

HIRO’e「みなさん、あけましておめでとうございまーす! えっと、いきなりですが私が書いた文字はコチラです。ジャン! 合ってます? 合ってますか? 駆(かける)。8月16日に引退決まってますので、最後の日まで駆け抜けたいという意味を込めてこの漢字にしました。みなさんともに最後の日まで、駆け抜けて×2、駆け抜けきりたいと思います! お願いします」
宮崎「皆様あけましておめでとうございます。私の今年の漢字は、コチラ。学(まなぶ)です。キャリアが長くなってくるとね、いろいろ学ばなくなってくるものだったりしますが、いろいろ考え学んで過ごしていきたいと思っております。よろしくお願いします」
広田「あけましておめでとうございます! 朝から背中、寝違えのお母さんなんですけど、頑張っております。私の一文字は、食(しょく)でございます。(観客から職人の声)そうね、職人に掛けたつもりじゃないんだけど、えっとあのね、やっぱりね日本というか世界が病んでいる、と。それは突き詰めたらみんなの食事? というものを健康的に摂る。野菜とかバランスよく摂る。そういうところから見直していかなければ世界は平和にならないという観念に母親は行き着きました。プロレス界もケガが多いのはやっぱり食事をちゃんと摂って、骨から丈夫にするということで、本当、食事は大事だから。子供も今年3歳になりますので、ちゃんと食事が摂れるようになるので、ここは一つプロレスラーとしても母親としても人間としても食事から見直して、強い人間になりたいなと思う所存でございます。それで食という文字になりました。端っこに描いてるのは子供が落書きをして『何?』って聞いたら『飛行機』って言ってました。あとついでにこっちが娘が描いたので、寝起きに描かせたのでなんだかわからない(苦笑)。こちもねガチャに。3枚とも入れますのでぜひぜひ当ててください」
桜花「皆様あけましておめでとうございます! 元日からwaveを見に来てくださる皆様本当にありがとうございます。2020年になりました。2020年はwaveの飛躍の年にしたいと思っております。そしえ、私の今年の言葉はジャン。長(観客から『長介!』の声)バカヤロゥ(笑)。おいーっす、おいーっす(笑)。長(おさ)ということです。私は一応、去年の4月に株式会社ZABUNの代表取締役の社長としてやってきていますが、去年は試行錯誤、社長というものがよくわかってなくて、試行錯誤しながらやってきたんですが、今年こそは長になれるように、団体のトップに立てるように、団体というか会社の長になって、みんなを引っ張っていけるような人材になっていきたいと思っておりますのでみなさん、ご指導のほどよろしくお願い致します」
野崎「皆様あけましておめでとうございます。私の今年の漢字は、コチラです。増(ぞう)。体重とかでなくレジーナになったときに後楽園ホール、オレンジ色が多かったということをリング上でも言ったんですけども、それをなくすためには増やしていかないといけないと言うことで、今年の漢字に選ばさせていただきました。今年、後楽園ホール、8月と12月なので、その2大会、私がレジーナであることを願い、さらにオレンジ色がなくなることを、すごく頑張ってなくしたいと思っておりますので、みなさん今年もよろしくお願い致します。ということで、元日、波始め、スタートです!」

1、新春・チャレンジwave(15分1本勝負)
○宮崎有妃(9分7秒、テキサスクローバーホールド)梅咲遥●
※ベテランはギブアップでしか勝てない「オンリーギブアップルール」を採用


2020年のwaveは、wave所属選手と他団体の若手が対決するチャレンジwave3連発でスタート。ルールは、試合ごとに封筒に入った5つのルール(普通のプロレスルール、戦隊物ルール、2カウントルール、オンリーギブアップルール、RIZIN・MMAルール、若手に有利になるゴクアクカウントルール)の中から、若手選手が選んで決定する。

宮崎有妃の相手はディアナの有望株・梅咲遥。梅咲はオンリーギブアップルールを引き当てる。若手に有利なルールとなるため、梅咲は3カウント、ギブアップのいずれでも勝てるが、宮崎はギブアップのみでしか勝てない特別ルールとなる。
宮崎は早々に恥ずかし固めを狙うが、18歳と年齢を聞き自粛。仕方なくセコンドの野崎を捕まえ恥ずかし固め。梅咲がカットに入り試合再開。フルネルソンをめぐる攻防で主導権を握る宮崎が、首4の字固めへ。堪え忍んだ梅咲はクロスボディー。キャッチした宮崎がギロチンドロップを投下する。これを梅咲がかわしてドロップキックを連発していく。受けきった宮崎が足4の字固めで捕獲。5分経過。
劣勢の梅咲だったが、逆片エビ固めで攻守を入れ替える。セカンドロープからのドロップキック4連発からミサイル発射。さらにコーナーに登るも、宮崎がときめきメモリアル狙い。だが、これも18歳ということで踏みとどまった宮崎は雪崩式ブレーンバスターに変更。思わずカバーしてしまうが、ノーフォール。
ならばと足4の字固めを狙う宮崎だったが、切り返した梅咲がカウント2。宮崎はビッグヒップを連発。最後はテキサスクローバーホールドでギブアップを奪った。
2、新春・チャレンジwave(15分1本勝負)
○神童ミコト(10分57秒、エビ固め)旧姓・広田さくら●
※丸め込み。若手は2カウント奪えば勝利できる「2カウントフォールルール」を採用


旧姓・広田さくらはマーベラスの神童ミコトと対戦。まずはルール決めから。広田が「RIZINルールだ、RIZIN!」とやる気を見せるなか、神童は「2カウントルール」を引き当てる。神童は2カウント奪えば勝利。広田は通常の3カウントを奪わなければならない特別ルールが採用された。
開始早々、神童が丸め込もうとしたが、気付いた広田がかわして「2カウントとか言うと、すぐこういうことする!」と牽制。その後も隙あらば丸め込みを狙う神童に、広田は「すぐそうやって(丸め込み)やるけど、お前の勢いはわかったから。じっくり、じっくりだよ」とロックアップ。広田が押し込み、ガットショット。神童もロープの反動を使って広田を吹っ飛ばすとドロップキックを叩き込む。カウント1。
今度は手四つの力比べ。神童が制するも、広田がリストロックへ。神童が取り返してフロントネックロックで捕獲する。広田も取り返し、グラウンドの攻防となる。肩が付くたびにカウント1でしのぐ広田。神童がクロスフェースで捕獲する。
なんとか広田がロープ。すぐに神童はボディースラムから押さえ込もうとするが、広田が逃げる。ならばと神童は串刺しドロップキック。すぐに広田もフェースクラッシャーでやり返すが、神童も低空ドロップキックで応戦する。カウント1。
押され気味の広田がボディースラムからの高田純次へ。ガードする神童に観客は高田純次を要求するが、神童が無視して試合再開。ブーイングのなかの串刺しドロップキックはカウント1。ドロップキックの連発もカウント1止まり。押さえ込みを連発していくがいずれもカウント1。

神童は作戦変更。広田をロープに飛ばしまくってスタミナを奪う作戦に出る。疲れたところに神童が足を引っ掛けて、丸め込む。だがこれもカウント1止まり。すると神童は「お正月です。しっかり試合をしてください。ロープのアレ見たいです。ロープのアレ」とおねだり。広田がロープ渡りに行こうとすると、逆さ押さえ込みへ。カウント1。神童のスワンダイブ式回転エビ固めもカウント1で返されてしまう。
防戦一方の広田だったがカニばさみ、619で流れを変えると、シャイニング・ウィザードの体勢。読みかわした神童がカウント1。広田も裏拳からへなーらサンセットを狙うが、かわす神童。混戦のなか広田はボ・ラギノールを狙うが、読んでいた神童が寸前でかわして丸め込みで2カウントを奪った。
3、新春・チャレンジwave(15分1本勝負)
○桜花由美(11分40秒、体固め)林亜佑美●
※ビッグブーツ。Tommyレフェリーが阿部四郎レフェリーをオマージュしたレフェリングで若手を有利にするゴクアクルールを採用


今年の漢字を「長」にした桜花由美は、アクトレスガールズの元気印・林亜佑美と対戦。林がゴクアクプロレスルールを引き当てると、味方リングアナが説明。Tommyレフェリーは往年の悪徳レフェリー・阿部四郎レフェリーをオマージュしたレフェリングをすることがアナウンスされた。


林は「あけましておめでとうございます」と握手を求めてゴング。そして、いつものように「わっしょい!」を観客と連呼。桜花を巻き込むも、これはフェイント。背後から林が逆さ押さえ込み、首固めへ。Tommyレフェリーが阿部四郎レフェリーばりの高速カウントを入れると、慌ててキックアウトする桜花。
林のクロスボディーは桜花がキャッチ。叩き付けてエルボードロップを放つが、林がかわしてクロスボディー。高速カウント2。桜花も反撃に転じ、カバーするもスローカウントを入れるTommyレフェリー。桜花の反則にも高速カウントが数えられる。

ならばと串刺しビッグブーツで飛び込む桜花。ダブルニードロップからカバーするがスローカウントはツー止まり。ロープを使った攻撃で反則を取られる桜花。Tommyレフェリーが必死に高速カウントを数えると、面白がった桜花が反則を連発。おかげでTommyレフェリーは疲労困憊だ。
ここで桜花はキャメルクラッチへ。すると林は噛みつきで脱出。ところがTommyレフェリーは反則カウントを取らず「そういうことはしないよ」と優しく注意。対応の違いに不満を露わにする桜花。すぐさま串刺しビッグブーツを狙うが、かわした林が串刺しドロップキックを連発。首投げで高速カウント2。5分経過。
反撃に転じた桜花のネックブリーカードロップはスローカウント2。一方、林はドロップキックを連発。高速カウント2。水車落としも高速カウント2止まり。桜花のブレーンバスターを首固めに切り返す林。丸め込みを連発すると、エビ固めの応酬に。桜花には高速、林にはスローカウントが入る。スピードの差はあるものの、いずれもカウント2。
Tommyレフェリーへのイライラを林に爆発させる桜花。張り付けケンカキック、走り込んでのケンカキックはカウント2。カウンターのビッグブーツで流れを変えると、DDT、カカト落としを放つがスローカウント2。ここで桜花は自ら「わっしょい!」を連呼。垂直落下ブレーンバスターでトドメを刺そうとするが、「シューズが壊れた」とTommyレフェリーはカウントすら入れない。桜花がクレームを言うと、「阿部四郎になれって言ったじゃん…」とTommyレフェリー。

これには桜花も黙るしかなかった。ならばと桜花はダメ押しのビッグブーツ2連発を叩き込み、スローカウントでも3カウントを奪ってみせた。
4、新春・Yシャツwave~COUNTDOWN LONG BEACH・228日~(20分1本勝負)
△野崎渚&朱里(時間切れ引き分け)HIRO'e&高瀬みゆき△

2020年に入り、引退のカウントダウンがはじまったHIRO’e。新年一発目は、新体制となったwaveが昨年やらなかったYシャツマッチとなった。HIRO’eはかつてタッグを組んでいた高瀬みゆきとのタッグ・エスペランサを復活させ、挑む。対峙するのは2019年の年末にレジーナとなった野崎渚と、志田光からコミカルエースの座を譲り受けた朱里だ。

最初の5分間はランバージャック形式でおこなわれ、場外に落ちた際はお仕置き隊にバットでフルボッコにされ、その後、試合経過8分で1分間のスローモーションルールを採用。13分経過で人間凶器が投入されることがアナウンスされる。また選手が着用しているYシャツは脱がされる、あるいは脱げた場合、その場で試合終了となる。
野崎と高瀬で試合開始。ロックアップから野崎が押し込み高瀬を落とそうとする。サードロープを掴んで堪える高瀬。今度は野崎が「脱がすぞ!」とYシャツに手をかけるも、これも未遂に終わり串刺しビッグブーツ。そしておしゃれキックへ。エプロン上の野崎は「落とすぞ!」とブレーンバスターの体勢。これも高瀬が回避する。リング内に戻った野崎はカーブストンプを放って朱里とタッチ。
朱里はサッカーボールキックで追撃。劣勢の高瀬だったが、朱里をロープ際で捕獲。HIRO’eがエルボー弾で飛び込むが、かわされ高瀬に誤爆し場外へ。バットで叩かれるもすぐに戻る高瀬。そしてHIRO’e&高瀬でダブルのドロップキックを決める。
ならばと朱里はブラ下がり腕十字へ。だが、そのまま場外に落とされお仕置き隊に叩かれまくる。野崎も引きずり込まれ劣勢に。
5分間のランバージャックルールが終了し、お仕置き隊は退散。試合が再開され、HIRO’eが朱里に串刺しスピア。正調スピア、ブレーンバスターでカウント2。朱里もブレーンバスターでやり返し、野崎と交代。野崎のビッグブーツ、朱里のバッククラッカー、野崎のケンカキックと波状攻撃。
野崎&朱里は高瀬&HIRO’eをロープ際にセットすると、同時にケンカキック。さらに野崎はHIRO’eにビールマンキック。ドルミルⅡへ。

ここでちょうど8分となりスローモーションローションルールが発動される。スローな攻防が繰り広げられるなか、朱里のハイキックは野崎に誤爆。そこからチャンスを得たHIRO’eのヒロギョプサルがかかったところでスローモーションが終了。カウント2。
朱里VS高瀬となり、朱里のハイキックを高瀬がかいくぐりエルボー合戦。10分経過。朱里がキックのコンビネーションでカウント2。走る朱里に高瀬が追走式ラリアット。正調ラリアットで反撃。カウント2。朱里が腕固めへ。HIRO’eがカットに入る。朱里が高瀬にサッカーボールキック→ランニングキックで追撃。返されると腕十字へ。なんとか耐える高瀬。
13分を迎え、人間凶器が投入される。現れたのは奇跡(宮崎有妃&旧姓・広田さくら)の2人。広田はボ・ラギノール、宮崎はビッグヒップをお見舞い。宮崎は朱里→高瀬に恥ずかし固め。その間、広田は野崎&HIRO’eをバックステージに連れ込みグリーンミスト!?
15分経過。宮崎は野崎→HIRO’eにも恥ずかし固め。さらに野崎にはビッグヒップをお見舞い。再び広田はバックステージで高瀬にグリーンミスト。しかし朱里には背中に「バカ」の文字。グリーンミストを浴びていないにもかかわらず観客に笑われる朱里はキョトンとした表情を浮かべる。
これで終わりかと思いきや、さらに人間凶器が投入され、桜花由美が登場。リングに入った桜花はビッグブーツで4選手を次々となぎ倒し、「満足!」と退散。残り時間が少なくなるなか、ここで野崎は高瀬にドルミル。耐えた高瀬がラリアット。カウント2。ローリングストーンもカウント2止まり。両チームとも焦って技を仕掛けるが、決め手をかきドローとなった。
◎試合後のマイク
野崎「朱里ちゃん、バカって書いてある。バカだって。しんどかった。元日wave、波始め、みなさなりありがとうございました。レジーナ一発目でYシャツ着て、毒霧くらうと思わなかったし、恥ずかし固めも2回もやられると思わなかったですが、まあこれがwaveらしくていいんじゃないかなと思っています。そしてコミカルエースの朱里ちゃん、今日も素晴らしかったよ。これからもコミカルエースとしてwaveをともに盛りあげていってください。よろしくお願いします!」
朱里「もうコミカルエースなんてやりたくなーい!(ブーイングが飛ぶ)なんで×2、ブーなの。ぜんぜんわからない。似合ってる? そんなの関係ない。あとちょっと一つ言わせてほしい。野崎ちゃん、レジーナのベルト、ウチ狙っていくからよろしく、どうぞ。ありがとうございました!」
野崎「いいじゃん、朱里ちゃん。コミカルエースとしてでもいいし、レジーナ、誰の挑戦でも受けるって言ったからいつでも待ってるよ。ということで、今日、毎年恒例のアレを、新春といえば…バースデーです。味方さん、GAMIさん、そして、いつもスタッフでwaveを支えてくれている根本さん、今日がリアルバースデーということで、ぜひリングに上がってください。3人が揃うと、(ケーキが登場)それではみなさんお誕生日おめでとう!(ローソクの火を消したあと、改めて)お誕生日おめでとう!(と顔面ケーキ)」

味方リングアナ「抱負? ありがとうございます。いまプロレスリング・ノアに所属しておりますが、こうして呼んでいただいてありがとうございます。告知になりますが、プロレスリング・ノア、1月4日、後楽園ホール大会、お陰様でチケット完売となりました。お隣の東京ドームに負けないように頑張りますので、waveともども応援よろしくお願いします」

スタッフの根本さん「いや、まさかスタッフでこれを受けると思わなかったです」

二上会長「13年やって、はじめてです」

スタッフの根本さん「これからもwaveの撮影頑張りますんでよろしくお願いします」
二上会長「あけましておめでとうございます。実は昨日のちゃんすでケーキがあることを聞き、なんのサプライズもありません。そして、この曲の編集も私がいま上で私が鳴らすという、なんともありがたみのない誕生日でした。辛いなー。もうちょっと社長、スタッフを雇ってください。もうすぐ51歳になります。1・4、1・5はすみません。ライガーさんの引退に見てきます。ちなみにちゃんすでは1月5日、GAMIバースデーをやるのでみなさんビールを飲みに来てください。(締めは二上会長が担当)いきますよ、あけまして(おめでとう!)おぉぉぉぉ、なるほどね。今日のwaveは面白かったですか(オー!)。今年のwaveもまた見に来てね(オー!)いきますよ、ビッグウエーブ! Thank you、これがwaveだ!」