2020.01.26

「大阪・波始め・ZEN」

2020年初の大阪大会。WAVE所属選手による入場式では東京に続き、新春恒例の書初めを披露。各選手が挨拶とともに今年の抱負として記した書とその理由は以下の通り。
・HIRO'e=「完」
「私事ではありますが、今年の8月16日に、東京・後楽園ホールの大会で引退させていただくことが決まってますので、その時までにプロレスラーとして完走するというので『完』にしました。その日まで皆様、よろしくお願いします」
・桜花由美=「社」
「新年一発目の大阪大会、ご来場、誠にありがとうございます。東京でも書初めをしたんですけども、東京とは違う方がいいということで、私の今年に豊富、『やしろ』『しゃ』……。意味は、神社とかの社、神をまつるところ。だけど私、東京では『長』と書きました。2つ合わせて『社長』。今年、社長として目いっぱい頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします」
・宮崎有妃=「考」
「私の漢字は、『考(かんがえる)』。東京でやった時は『学(まなぶ)』という字を書いたんですが、どっち書こうか迷ったんです、東京で。考え、学びたいと今年は思って、あっち(東京)では『学』を書いたんで、こっちでは『考』。考え、学んでいきたいなと。キャリアも、引退した時期はあるけど、今の永島(千佳世)、加藤(園子)、里村(明衣子)と同期でやっているんですが、そのキャリアが上がっても、考え、学ぶことをやめないで今年は突き進んでいきたいなと思います。よろしくお願いします」
・旧姓・広田さくら=「幸」
「あたらためまして、今年もよろしくお願いします。私の今年の大阪バージョンの漢字は『幸(さち)』。なんでかというと単純で、今、私は幸せでたまらないからです。私が幸せを感じて、それをものすごくリング上から皆さんにあふれ出すことで、それを皆さん1人ひとりが感じて帰ってもらったら、“WAVEに来たら幸せな気持ちで帰れるな”“楽しい気持ちで帰れるな”と思って、“また来よう”“また行ってみよう”ということで、次回も来てくれて、1人ひとり増えて、お客さんがたくさん増えればなという思いを込めて『幸』という字を書きました。これで今年はいきたいと思います」
広田は2人の子供が書いた書初め(?)も披露。「東京(での書初め)から1カ月もたってないですけど、東京はね、グチャグチャって書いただけなんですよ。でも1カ月たたないうちに、なんか、なんとなく意味を持つものを(書けるようになって)、成長したなと。これは皆さんに(2枚セットで)差し上げます(5選手の書は、この日の売店で販売されていたガチャガチャの景品にされる)ので、持って帰ってもらえたらなと思います。今年もよろしくお願いします」
・野崎渚=「頂」
「2020年、一発目の大阪大会、皆さん、ご来場ありがとうございます。レジーナ(のベルト)、大阪に持ってくることができました。そんな私の今年1年の抱負の漢字はこちら。『頂(いただき)』です。東京の方では『増(ふやす)』という字を書かせていただきました。この増やすには、お客さんを増やすこと、そして団体としても人を増やしたいという思いを込めて『増やす』だったんですけども、その増やした先の抱負をさらに、今日、書かせていただきました。レジーナとして、プロレス界のトップに立つこと。そして、プロレスリングWAVEが、プロレス界のトップに立つこと。それを実現できるように、今年1年、頑張っていきたいと思ってますので、皆さん、変わらぬ応援、よろしくお願いします」
そして野崎が音頭を取って、「2020年一発目の大阪大会、スタート!」の掛け声で幕を開けた。
▼OSAKA・ヤングwave~ZEN~(20分1本勝負)
○高瀬みゆき、梅咲遥(14分17秒、片エビ固め)青木いつ希、林亜佑美●
※旋回式ブレーンバスター


オープニングマッチはヤングwave。入場時から「わっしょい! わっしょい!」と何度も叫び、若さを爆発させる青木いつ希と林亜佑美。握手を交わし、「わっしょい!わっしょい!」と叫んで気合を入れているところへ高瀬みゆきと梅咲遥が襲い掛かって試合開始のゴング。
交互に串刺しドロップキックを放ち、林を攻め立てる高瀬と梅咲。
そのまま2人がかりで両腕をつかんでポーズを決めたところで青木が林の背中に乗ろうとするが、重さに耐えきれずピラミッドは崩れてしまう。
その後も梅咲のボディーシザース、ダブルレッグロック、弓矢固めなどで防戦を強いられる林。

さらにボディースラムを浴びたが、ドロップキックを返したところで青木にタッチ。
青木と梅咲は互いに髪をつかんでの投げを放つと、体力で勝る青木が正面からのエルボー、ロープに貼り付けにして背後からベイダーアタックを見舞う。

タッチを受けた林は、串刺しドロップキックからドロップキック。
「わっしょい!」と声をあげながらのフライング・メイヤー3連発。
そしてエルボーの打ち合いに。ドロップキックを決めた梅咲は、逆エビで締めあげる。
ロープに逃れた林は、ロープに飛ばされたのを利用してボディーアタックを決め、梅咲をいったん抱え上げてから「わっしょい!」の掛け声とともに後方に叩き落す。
代わった青木はショルダータックルから串刺しエルボーバット2連発、ボディープレスと攻め込み、倒れ込むようにしてのボディープレス。
カウント2で返した梅咲はドロップックで反撃。
ここで高瀬が飛び込んできて、ダブルドロップキックを決める。
さらに梅咲のミサイルキック2連発を呼び込み、タッチを受けた高瀬は逆水平、フォアアームの連発からコーナー2段目からのドロップキック、串刺しラリアット、セカンドロープからダイブしてのフォアアームを決める。
そして高瀬が逆水平、青木がエルボーの打ち合いに。
逆水平をかわして大外刈りの要領で高瀬をダウンさせた青木はダブルニードロップ。
カウント2で返されたところで林にタッチする。
勢いよく飛び込んでドロップキック3連発を決めた林だが、高瀬はボディースラムで反撃。
それでも林は串刺しドロップキック3連発、ドロップキック、ボディースラムと攻め込み、青木のショルダータックルのアシストを受けてジャックナイフ、前方回転エビで丸め込むもカウント2。
林のドロップキックを浴びながらもラリアットを決めた高瀬は、カミカゼからコーナー2段目からのレッグドロップ。
カウント2で返されるとブレーンバスターを狙う。
それを首固めに返した林は丸め込みの連発でフォールを狙うがカウント2で返しされる。
林がロープに走ったところでパワースラムを決めた高瀬は、旋回式でブレーンバスターを放つ。そのまま片エビに固めると、カウント3が数えられた。
▼OSAKA・チャレンジwave(15分1本勝負)
○宮崎有妃(12分11秒、体固め)松井珠紗●
※ムーンサルトプレス


チャレンジマッチ3番勝負。
まずは松井珠紗がWAVEタッグ王者である宮崎有妃に挑むシングルマッチ。
若手に有利になる特別ルールとして、「通常のプロレスルール」「戦隊ものルール」「2カウントフォールルール」「1カウントフォールルール」「オンリーギブアップルール」「RIZINルール」「MMAルール」「アクトクレフェリールール」「修行ルール」と10種類のルールが書かれた紙が入った封筒が用意された。
松井が引き当てたのは「アクトクレフェリールール」これは。阿部四郎レフェリーをオマージュしたルールで、ボディーチェックしないまま試合開始のゴングが鳴らされた。
ロックアップから松井をロープに押し込んだ宮崎。
すぐにブレイクしないとみるや、Tommyレフェリーは高速で反則カウントを数える。
一方の松井がロープに押し込んだ際には、ブレイクを促すもののカウントは数えない。
松井をリバースフルネルソンに捕らえた宮崎は、「松井、歳いくつ?」の問いかける。
それに「19歳」と答えた松井。
次の瞬間、Tommyレフェリーが反則カウントを数え始め、宮崎は恥ずかし固めに移行できないまま技を解く。
ならばと宮崎は、ビッグヒップから髪をつかんでの投げ。
しかし厳しいチェックの前に、「なにもできない」と漏らす宮崎。
松井のかみつきには「ギブアップか?」と聞くTommyレフェリーだが、宮崎のかみつきは高速カウントで厳しくチェック。
スリーパーもチョークに入っているとブレイクを命じる。
ボディーアタックを受け止めて正面に叩き落した宮崎は、ギロチンドロップ。
松井が丸め込むと高速カウントを数えるTommyレフェリー。
ラリアットをかわして卍固めを決めた松井。
体勢が崩れるとアームロックで締めあげる。
コーナー2段目からのドロップキックを受け止めた宮崎だが、レッグドロップをかわされ、ドロップキックの連発からボディーアタックを浴びる。
バックに回られるも投げられるのは阻止。そのままロープブレイクに持ち込んだ宮崎はラリアットを決める。
リング中央で卍固めを決められた宮崎だったが、そのままゆっくりとロープまで歩み寄ってブレイクに持ち込んだ。
ミサイルキックを決めた松井だったが、2発目を狙ったところで雪崩式ブレーンバスターを浴びる。
続くえびす落としもカウント2で返した松井だったが、ムーンサルトプレスにカウント3を聞いた。
▼OSAKA・チャレンジwave(15分1本勝負)
○桜花由美(11分43秒、体固め)久令愛●
※ビッグブーツ


残る9種類の特別ルールから久令愛が引き当てたのは「修行ルール」。これは桜花由美にのみ、技をかけたあとにスクワット、腕立て、腹筋のいずれか10回をした後でしかカバーにいけない(カウントが数えられない)というもの。

試合開始のゴングと同時にコーナーを飛び出してドロップキックを決めた久令愛。
しかしコーナーに追いつめられながらも体を入れ替えて反撃に転じた桜花は、ビッグブーツからカバーにいったものの条件を満たしていないため、Tommyレフェリーはマットを叩かない。串刺しビッグブーツを決めた桜花は、フライング・ボディーアタックを決めてそのままカバーするが、ここでもカウントは数えられず。
ならばとうつ伏せ状態の久令愛の髪をつかんでの腹筋10回からクロスフェースロックでギブアップを迫る。
しかし、ロープに逃げられてしまった。

ロープ際で久令愛を踏みつけ、背中にダブルニーを落とした桜花。それでも久令愛はドロップキックを放ち、ショルダータックルの打ち合いからドロップキック3連発。
カウント2で返されると、ワキ固めでギブアップを迫る。
エルボーの打ち合いからランニング・フォアアームで久令愛を段させた桜花は、スクワット10回からカバー。カウント2で返されると、バックドロップを狙った。
踏ん張って阻止した久令愛は桜花の腕を取り、トップロープに絡めて締め上げてから腕十字を決める。
ロープに逃れた桜花は、ビッグブーツを決めてスクワットを始めるが、リング下にいた高瀬が「しっかり腰を落として」とクレーム。
改めてスクワット10回からカバーするがカウント3は数えられず。
飛びつき腕十字を決められた桜花。
ロープブレイクに持ち込んだものの、ミサイルキック2発を浴びる。下から顔面を蹴り上げ、ビッグブーツを狙った桜花だが、それをかわした久令愛は逆さ押さえ込み。さらに回転足折り固め、ジャックナイフと丸め込むが、いずれもカウント2。
カウンターのビッグブーツを決めた桜花は腹筋10回からカバーするが、久令愛はカウント1で返す。
DDTからカカト落としを決めたところでスクワットを始めた桜花。
しかし8回まで行ったところで起き上がった久令愛。
これに怒った桜花は垂直落下式ブレーンバスター。
さらに正面からビッグブーツを叩き込み、スクワット10回からカバー。ここでカウント3が数えられた。
ところが、リング下にいた選手から物言いがついて審議に。Tommyレフェリーは二上美紀子会長に裁定を求めたが、試合を見ていないことを理由に「やり直し」を命じた。
そのため先のカウント3は無効となり試合続行。
しかし桜花は、垂直落下式ブレーンバスター、ビッグブーツのフィニッシュコースを再現。そしてスクワット10回。カバーにいくと、改めてカウント3が数えられた。
▼OSAKA・チャレンジwave(15分1本勝負)
○旧姓・広田さくら(9分54秒、リバースキャメルクラッチ)マドレーヌ●

残る8種類のルールの中からマドレーヌが引いたのは、「RIZINルール」。
これはオープンフィンガーグローブを着用して試合を行い、パンチ、キック、ヒザ蹴り、エルボーに加えチョークも認められるというもの。
総合格闘技の経験(1勝6敗)があるマドレーヌは俄然やる気になり、舌なめずりをしてからオープンフィンガーグローブを着けると、コーナーマットにパンチを叩き込むデモンストレーションを披露した。
拳を合わせて試合開始。
ゴングと同時にステップを踏んで、パンチを繰り出すマドレーヌ。マウントパンチからチョークスリーパーへ。さらにヒザ十字を決めると旧姓・広田さくらはロープに逃げたが、ブレイクは認められず。Tommyレフェリーから「ドント・ムーブ」がコールされ、そのままの体勢でリング中央に引き戻されて試合続行。
なんとかグラウンドの展開から逃れた広田は「プロレス代表としてお前を倒す」と宣言した。
試合再開となったところでグラウンドに引き込む広田だが、マドレーヌが肩固めからチョークスリーパー。
そのまま試合が終わってしまうのではないかというムードに包まれたものの、広田はアキレス腱固めに切り返していった。
いったんブレイクに持ち込むと、がむしゃらにパンチを打ち込んでいった広田。
コーナーに飛ばしてフェースクラッシャーからプロレスLOVEポーズを決めた広田。
そしてマドレーヌのリストを決めてロープ渡りを披露。自分の得意の展開に持ち込んだかに思われたが、足を滑らせて転落。
何もそこまで自分の得意の展開に持ち込まなくても……。相手のミスに付け込んだマドレーヌがパンチのラッシュから背後に回ってチョークスリーパー。
しかし広田が強引なボディースラムで叩きつけ、タカダジュンジを狙ってマドレーヌを飛び越えようとした。
しかしここで広田の足をつかんで倒したマドレーヌはレッグロックへ。
スタンドに戻り、ボディーアタックを決めたマドレーヌはカウント2で返されると腕十字へ。
起き上がってマドレーヌの両足をキャッチした広田は、逆エビに切り返していく。
体勢が崩れると、マドレーヌをロープに貼り付けにしてボ・ラギノール。
マドレーヌは悲鳴を上げて崩れ落ちる。
ローキックを浴びながらも、背中を向けたところへボ・ラギノールを決めた広田。ここで両者ダウンとなりカウントが数えられる。
何とか2人ともカウント9で立ち上がった。
パンチを叩き込んだ広田だが、3発目をかわしたマドレーヌはワキ固め。
いつしかマドレーヌの鼻から鮮血が流れ落ちていた。
丸め込みの連続をいずれもカウント2で返していった広田は、4点ポジション状態のマドレーヌにボ・ラギノールを放っていったが、腰を浮かせてかわしたマドレーヌはチョークスリーパーへ。それをかいくぐった広田は、片羽絞めの状態から相手を仰向けにして締めあげる。
ここでマドレーヌがタップアウトした。
マイクをつかんだ広田は「いかに総合格闘技ルールが、素人が手を出すと危険だとわかりました。その素人相手にしてくれてありがとう。マドレーヌ。お前は本物のプロレスラーだ」と健闘をたたえ、拳を合わせてリングを下りた。
▼OSAKA・メモリアルwave~COUNTDOWN LONG BEACH・203日(15分1本勝負)
○Leon(10分32秒、体固め)HIRO'e●
※キャプチュードバスター



ガッチリ握手を交わして試合開始のゴング。
手四つの力比べから、ショルダータックル、サーフボード、ボディーシザースと優位に立ったHIRO'e。Leonは串刺しドロップキックでペースを引き戻すと、ボディースラム、サマーソルトドロップ、キャメルクラッチで反撃。
互いに串刺しスピアを決め、エルボーの打ち合いから、コードブレイカーを決めたHIRO'e。さ
らにロープを背にしたLeonにスピア、ドロップキック、ブレーンバスターと攻め立てる。
Leonも風車式背骨折りから逆片エビを返し、ロープを持って立ち上がったHIRO'eの背中にスピア。
カウント2で返されるとコーナー最上段へ。
立ち上がったHIRO'eは雪崩式の攻撃を狙うが、エルボーで叩き落とされる。
それでもミサイルキック、ノーザンライトスープレックスを決めるが、Leonは走り込んでくるHIRO'eを肩に担ぎ上げてスピンすると、そのまま叩き落としてフラッグスプラッシュ。
カウント2で返したHIRO'eは、カサドーラ、カウンターのスピアを決めるが、Leonもカウンターのスピアを返し、キャプチュードバスターでカウント3を奪った。
▼OSAKA・Yシャツwave(20分1本勝負)
△野崎渚、中森華子(時間切れ引き分け)Sareee△、有田ひめか
通常のプロレスルールに加え、Yシャツを脱がされると負けに。さらに、試合開始から5分間はランバージャックお仕置きルール、8分からは1分間のスローモーション、13分から人間凶器が投入される特別ルール。



野崎渚と有田ひめかの先発で試合開始。
タッチを受けた中森華子はサッカーボールキックを決めるも、蹴り足を捕まえて抱え上げた有田は、そのまま中森をエプロンまで運ぶ。
そして落とそうとづるも、踏ん張られて不発に終わる。
野崎と中森はダブルのフロントキックから有田をリング下へ落とすと、お仕置き隊が一斉に襲い掛かる。有田はすぐにリングに戻って難を逃れた。
代わったSareeeはドロップキックからダブルフットスタンプ、鎌固めと攻め込む。そしてコーナーに上がると、中森が雪崩式ブレーンバスターを狙ってセカンドロープに足をかける。
ここは有田が後方に引き落として阻止。
有田に2人がかりの攻撃を狙った野崎と中森だったが、クロスラインをかわされたところにSareeeのボディーアタックが飛んできた。
それを受け止めてエプロンへ。Sareeeを落とそうとする2人向かって有田が突進。しかしかわされて誤爆。
そのままリング下に落ちたSareeeと有田はお仕置きを受ける羽目に。2人がリングに戻ったところで5分が経過し、お仕置きルールは終了。
リング中央でエルボーを打ち合うSareeeと中森。
カウンターのミドルキックからワキ固め、アームロックと攻め立てる中森に対し、野崎にドロップキックを放つSareee。
しかし、2発目をかわしてドルミルに持ち込んだ野崎は、ビッグブーツからグラウンドに引き込んでのドルミル。
野崎がサリーにビッグブーツを決めッところでスローモーションルール発動。中森のハイキックが野崎に同士打ち。
通常スピードに戻ったところでSareeeが野崎にドロップキックを決め、ダブルリストアームサルト。
有田がショルダータックルで続黄、逆片エビへ。さらに背中にヒザを叩き込み、アルゼンチンバックブリーカーへ。
背後に滑り落ちてスリーパーを決めた野崎だったが、そのまま強引にアルゼンチンに担ぎ上げた有田。ここは中森がカット。
有田にビッグブーツを叩き込んだところで中森にタッチ。
ミサイルキックを決めた中森は、左右のキックからDDT、シャイニング・ウィザード。有田もサモアンドロップを返し、ランニング・ニーアタックから逆エビへ。
ここで13分経過。
そして人間凶器として宮崎と広田がリングイン。そのまま相手を問わず襲い掛かって乱闘となり、4選手ともバックステージへ連れ込まれる。
誰もいなくなったリングに林が上がって、観客も一緒になって「わっしょい、わっしょい!」の大合唱。そこへ、Sareeeと有田、中森が顔面を緑に染めて戻ってくる。
野崎のYシャツの背中には「ブス」と書かれている。
野崎にときめきメモリアルを決めた宮崎は、Sareeeを恥ずかし固めに捕らえる。
技を解いたところで、人間凶器第2弾として桜花が登場。
手あたり次第にビッグブーツを叩き込み、有田&中森にフェースクラッシャー。さらに中森に垂直落下式ブレーンバスターを決めたところで「残り3分」のアナウンス。
Sareeeにビッグブーツを決めた野崎はフロントネックチャンスリー、ミサイルキックと攻め立てる。
「残り1分」でスライディング式ビッグブーツを決めた野崎だが、Sareeeもジャーマンをお返し。カウント2で返されると裏投げを決める。
カバーにいったところで中森がカット。
2発目の裏投げを決めたところでタイムアップのゴングが打ち鳴らされた。
試合後、野崎がマイクを手に。
「改めまして、2020年一発目の大阪大会、ありがとうございました。Sareeeちゃん、今日が当たるの最後かもしれないんだけど、もっと試合したかったな。正直、もっともっとSareeeちゃんと。なんなら、ベルト懸けてやりたかったよ。でも、今日やれてよかったです。ありがとう。Sareeeちゃん、今日、関西ラストらしいから、最後にご挨拶をお願いします」とマイクを渡す。
Sareeeは「皆さん、本日はご来場、ありがとうございます。私は2月いっぱいでいったん日本での試合を終えまして、3月から海外で、また1からやることにチャレンジしていきたいと思ってます。そんななか、関西で試合することはないだろうなと思ってたんですけど、今日こうやって、WAVEさんに呼んでいただいて、本当にありがとうございました。そして野崎さん、野崎さんには練習生のころからとてもお世話になって、かわいがっていただいて、ほんとに大好きな先輩でした。こうやって今日、同じリングに立てて、ほんとにうれしく思います。もっともっと頑張って、大きくなって帰って来るんで、そしたらまた、ぜひ、次はじっくりシングルマッチ、やて下さい。待っててください」とメッセージを述べた。
改めてマイクを受け取った野崎。
「Sareeeちゃん、ほんとにありがとうございました。ということで、お昼の大阪大会の締めをしたいと思います」と出場全選手をリングに呼び込み、「これがWAVEだ!」の大合唱。
そして記念撮影で昼の部は終了した。