2020.12.01

「NAMI☆1~Dec.~’20」

1、ゴキゲンwave(20分1本勝負)
○高瀬みゆき&梅咲遥(10分0秒、横十字固め)米山香織&青木いつ希●

土壇場での大幅なカード変更となった今大会。第1試合は、高瀬みゆき&梅咲遥のLuminous(ルミナス)と米山香織&青木いつ希のタッグマッチでスタートとなった。

青木がいつものように元気な声で「よろしくお願いしまーーーぁす!」と握手を求めると、米山も続く。警戒しながらルミナスが応じるその瞬間、手を引く青木&米山。カチンと来たルミナスが奇襲を仕掛けて、試合がスタートとなる。

ルミナスは米山&青木にトレイン攻撃。青木にダブルのフェースクラッシャーを決める。ポーズをキメようとするが、背後から米山が妨害。逆に青木&米山がダブルのガットショット。高瀬を捕獲し、米山「ルミナス」青木「ルミナスとき」米山&青木「ルミなさない」と三段活用。
そのまま青木が「ルミなさない」と張り付けボディーアタック→ダブル・ニーアタックでカバーする。続いて米山がキャメルクラッチ。耐えられると「本日、欠場となってしまった桜花由美のビッグブーツ行くぞー!」と串刺しビッグブーツを敢行。高さは足りないが、会場を盛りあげる。

走り込んでの一撃は、梅咲が妨害。そのままルミナスがダブルのドロップキック、エルボードロップを決める。

かわった梅咲がドロップキックで追撃。そして弓矢固めへ。耐えられるとネックブリーカードロップでカウント2。一方、米山もモンゴリアンチョップ、グルグルパンチ、クロスチョップを放つと、「今度こそ桜花由美のビッグブーツ行くぞ!」と飛び込むが、梅咲がキャッチ。高瀬が助けに入る。
ルミナスはダブルのクローズラインを狙うが、米山がフロントキックでかわして、桜花ばりのフェースクラッシャー!

続いて青木vs梅咲となり、青木がショルダータックル、串刺しバックエルボーをお見舞い。フェースクラッシャーからフットスタンプ、ボディープレスと波状攻撃を仕掛けて行く。これをキックアウトされるとテキサスクローバーホールドへ。耐えた梅咲がクロスボディーを敢行。青木がキャッチすると、背後から高瀬がドロップキックで梅咲を援護する。キックアウトされると、梅咲のドロップキック、ネックブリーカードロップが決まる。続くブレーンバスターは米山がカット。

かわった高瀬は逆水平チョップを連発。串刺しラリアット、ジャンピング・エルボーアタックにつなげる。カウント2。高瀬は「決めるぞー!」と担ぐも、青木が着地。ならばと高瀬はエルボー弾からロープに走るも、青木がカウンターのコンプリートショット。ショートレンジラリアットでカウント2。

今度は青木がロープに走るが、梅咲がドロップキックで妨害。そのままルミナスがツープラトンのブレーンバスターの体勢。これを米山が妨害する。ならばとルミナスは青木&米山に同時にドロップキック。さらにセカンドからのドロップキックを連続発射させる。勢いに乗る高瀬がカミカゼ→セカンドからのギロチンドロップにつなげる。カウント2。
ルミナスはトレイン攻撃を狙うが、青木が米山をファイアーマンキャリーで担いで、ルミナスを迎撃。高瀬におんぶプレスを放って形勢逆転。コーナー攻撃を狙うが、米山と青木は同時にコーナーに上がってしまい、互いに譲らず。

チャンスとばかりに高瀬が2人をコーナーから落とす。そして青木をファイアーマンキャリーで担ぐも、青木が切り返しエビ固めの応酬に。いずれもカウント2。走る青木に高瀬がカウンターのラリアット。米山のセントーンの誤爆を呼び込み、最後は横十字固めで3カウントを奪った。

試合後、米山がマイク。

米山「いつ希ちゃーん、コスチュームお揃いみたいだし。あの今日はね、ちょっと残念だったけど、私たちこれからルミなさないとしてやっていくのがいいと思うんだけど、どうかな?」

青木「ルミ…なさないは楽しかったけどぉー、セントーン忘れたんですか? 自分で上に乗ったセントーン!」

米山「これからこれからルミなさない」

青木「ヤダー! 私には凛ちゃんっていう激戦をともに闘った友達がいるので、ルミなさないは、あのー、いつか×4、でいいです。だってセントーン痛かったから…。でも、今日はありがとうございました!」

米山「お前のことなんてぜんぜん好きじゃないから。好きじゃないのに振ったみたいにするなーーー!」
2、ヤングwave(15分1本勝負)
○笹村あやめ(9分0秒、エビ固め)金子夏穂●
※パンダカッター改

2AWの笹村あやめとセンダイガールズの金子夏穂がシングルマッチで激突。序盤はリストロックやヘッドロックを巡る攻防。

金子がショルダータックルで仕掛ける。ロープに走るが、笹村がドロップキックで迎撃し、重いフォアアームでご挨拶。さらに笹村は張り付けレッグドロップでカウント2。

ファアアームの攻防を制した笹村がボディースラム。スリーパーで捕獲する。なんとか金子がロープ。
笹村はもう一度、ボディースラム。金子もガットショットから首固めに切り返す。スクールボーイでカウント2。そしてバックエルボー2発をお見舞いする。返されると逆片エビ固めへ。これは笹村がロープ。

再びバックエルボーを放つ金子。そして、コーナーポストに自ら頭を叩き付けて気合を入れ直すと、ジャンピング・ヘッドバット2連発。ボディースラムでお返しする。そして押さえ込みへ。いずれもカウント2。ロープに走るも、笹村が追走式バックエルボー、ショルダータックルでカウント2。

フォアアームの打ち合いで、気迫を見せる金子だったが、笹村が大外刈り。垂直落下ブレーンバスターにつなげる。ミサイルキックもカウント2止まりに終わると、パンダカッター改でトドメを刺した。
3、カオスwave(15分1本勝負)
○フェアリー日本橋(10分0秒、横入り式エビ固め)マドレーヌ●

12月13日に引退するフェアリー日本橋の正真正銘のラストwave。そのフェアリーが引退までにどうしてもやっておきたい相手として挙げたのが、ワールド女子プロレス・ディアナのマドレーヌだった。

フェアリーはいつものスタイルではなく、ブラックバージョンで登場。ステッキのほかに釘バットを持参する。

マドレーヌが握手を求めるが、フェアリーが拒否してゴング。格闘技スタイルのフットワークを見せるマドレーヌだったが、フェアリーが遮るように自己紹介。

フェアリー「我が名は、ギャンブル狂いの漆黒の堕天使・フェアリー。そなたも自己紹介を」

マドレーヌ「やってみたかったんですぅー! 私はメルヘン王国出身の8歳、マドレーヌです!」
握手を求めるマドレーヌだったが、フェアリーは「うるさーい!」とガットショットから首投げ。そしてコスチュームのファーで首を絞める。Tommyフェレリーが注意すると、今度は釘バットを持ち出すフェアリー。これもTommyレフェリーが厳重注意。

素直に応じるフェアリーに、マドレーヌがカニばさみ。そしてお転婆ダッシュでカウント2。フェアリーも「お待ちになって、いまのコレ、面白そうじゃない。私にもさせてちょうだい」と、フェアリーがお転婆ダッシュ。やりきったフェアリーは「私、もう満足だわ。試合アナタがスリー取って終わらせなさい」と仰向けになる。

マドレーヌがカバーするも、カウント2で引き起こし「まだ魔法も使ってないじゃないですか!」と諭す。するとフェアリーが思い出したかのように「魔法? すっかり忘れてた。みなさん、私は魔法が使えるんです」と釘バットを持ち出す。間違えたことに気付いてステッキに持ち変える。「この魔法のステッキを振ったら人間が跳びます。8歳によく効く魔法」とステッキを振ると、魔法がかかりすぎて止まらないマドレーヌ。

フェアリーもその威力に戸惑いながらも、ステッキポンでカウント2。フェアリーは「まだ特別な魔法があります。8歳が老いぼれになる魔法!」と、ステッキを振るも寸前でかわしたマドレーヌがスクールボーイ。だが、Tommyレフェリーがかかってしまい、カウントにいけない。
慌ててフェアリーが魔法を解くと、もう一度マドレーヌがスクールボーイ。復活したTommyレフェリーがカウント2を叩く。ここでマドレーヌは側転からのバックエルボーを叩き込み、さよならトレインを呼び込む。だが、コロナ対策もあったのか、セコンドはほとんどナシ。一人でトレイン攻撃を繰り返すマドレーヌ。

しびれを切らしたフェアリーが「一人しか来ねーじゃねーかよ!」とガットショット。ブレーンバスターを放って「もう終わらせてやるよ」とコーナーに釘バットをセットし、マドレーヌをハンマースルーしようとしたが…寸前でマドレーヌが切り返し、フェアリーが自滅。倒れ込むフェアリー。
マドレーヌ「フェアリーさん、そんな…そんな嘘だろ? フェアリーさん、フェアリーさん!」

フェアリー「私はもうダメだ…。しかし魔法があれば助かるかもしれない」

慌ててマドレーヌがステッキを渡す。

フェアリー「しかし、いまの私の魔力では魔法が使えない。魔法を使うのはお前だ…(ステッキを手渡す)」

マドレーヌ「フェアリーさーーーぁん! オレが、オレがフェアリーさんを生き返させる!」

魔法に挑戦するマドレーヌだが、フェアリーは生き返らず。

マドレーヌ「魔力が足りない×2、会場のみんな! 両手を上にあげてオレに魔力をわけてくれ。みんなの魔力をオレにわけてくれ!(観客が手をあげると)魔力を感じる、魔力がたまってきた。蘇りの魔法、ドン!」

フェアリーを生き返らせることに成功したマドレーヌ。抱きつきにいったところをフェアリーがスクールボーイでクルリ! 3カウントが入ってしまった。試合後、フェアリーがマイクを握る。

フェアリー「マドレーヌ、今日は来てくれてありがとう。そして、どうやら私が蘇ったのはお前の魔法の力のようだ。私は12月13日に引退します。私が引退したらプロレス界で魔法を使うのはアナタよ。さこの魔法のステッキを……」

マドレーヌ「お待ちになって×2。今夜のおやつよ」

ステッキとお菓子の花束を交換すると、フェアリーが「以上、第3試合でした」と締めくくった。
4、GOTO NEXT wave(60分3本勝負)
野崎渚&DASH・チサコ(2−0)宮崎有妃&旧姓・広田さくら
①○チサコ(7分9秒、首固め)広田●
②○野崎(14分43秒、片エビ固め)広田●
※ノアールランサーハイ


今大会よりNEXTトーナメントが開幕する予定wave。ところが出場予定のマーベラス・門倉凛が新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者となり、またPURE-J・中森華子もコロナに感染。トーナメントは延期となり、12・18新宿でワンデートーナメントとして改めて開催されることとなった。

そんななか迎えたメインイベントは、野崎渚&DASH・チサコと、waveの名タッグチーム・奇跡(宮崎有妃&旧姓・広田さくら)との一戦。レジーナの野崎を除き、みなNEXTトーナメントにエントリーが決まっているだけに、どの対戦も注目が集まる。

先発はチサコvs宮崎。ロックアップで宮崎が押し込もうとすると、エプロンでは広田がボ・ラギノールで待ち構える。なんとか回避しようと耐えるチサコ。野崎がブレイジングチョップで助けに入るも、その弾みでチサコが飛ばされ、早速ボ・ラギノールの餌食となる。
続いて宮崎が野崎に恥ずかし固めの体勢。チサコがイスを持ってカットに入ろうとする。気付いた宮崎もイスを持ち出す。だがTommyレフェリーに注意された宮崎が素直にイスを手放す。チサコも自コーナーに置きに戻ったところを、背後から宮崎がガットショット。チサコも応戦しドロップキック、フォアアームでお返しする。ネックブリーカードロップはカウント2。

かわった野崎が串刺しビッグブーツで飛び込むが、これを寸前でかわす宮崎。野崎のおしゃれキックもかわすと、広田がすかさず野崎にボ・ラギノール。宮崎が張り付けラリアットにつなげる。そして、「動画の準備をしろーーー!」とアピールしてからの恥ずかし固めへ。なんとかチサコがカット。

劣勢の野崎だったが、ブレイジングチョップで攻守を入れ替えると、鎌固めへ。宮崎がこれを回避し、広田と交代。
広田は野崎にスイングDDT。そして宮崎が野崎を逆立ち開脚させると、広田がボ・ラギノールで野崎の誕生日をお祝い。

野崎は「カンチョーばかり! アナタの超本気、見せてくださいよ」と走るが、広田がボ・ラギノールで迎撃。広田は「これがワシの本気じゃけぇぇせ!」と、野崎の歳の数だけボ・ラギノール。すぐさま広田はシャイニング・ウィザードの体勢。だが、野崎がガードし顔面バン!
すかさずチサコがフロントハイキックで出ていくも、広田がかわしてボ・ラギノール。のけ反るチサコだったが、走る広田に電光石火の首固めで3カウント! 1本目を先取した。

すぐに2本目がはじまり、チサコが広田にフロントハイキック。今度は広田もフェースクラッシャーを放って、宮崎と交代。

宮崎はチサコをコーナーにハンマースルーしようとしたが、形勢を入れ替えたチサコが野崎とトレイン攻撃。串刺しフットスタンプでカウント2。
かわった野崎が鎌固めへ。耐えた宮崎がDDT、キャメルクラッチで捕獲すると、広田がロープワークからの「絞れ、絞れ!」で応援する。宮崎は逆片エビ固めに移行する。ロープが近づくと、腰へのレッグドロップ。再び逆片エビ固めへ。苦しんだ野崎がなんとかロープ。

野崎がフォアアームを打ちながら立ち上がる。しかし、宮崎がヒザ蹴りでカウント2。野崎も串刺しビッグブーツ、ハーフハッチで反撃。キックアウトされるとチサコがミサイルキック、低空ドロップキックで続く。

そしてチサコ&野崎でツープラトンのブレーンバスターを狙うが、宮崎が逆に敢行。ここで宮崎はイスをコーナーにセットすると、チサコを投下しラリアット。カウント2。バックを取るチサコ。フェイントを入れつつ活路を見いだそうとするも、すべて読んだ宮崎が投げっぱなしジャーマンでコーナーホイップ。

続く広田がシャイニング・ウィザード、ボ・ラギノールでチサコを場外へ。野崎が助けに入るも、その野崎も場外に落とすと、トペ・スイシーダの体勢。だが、これは失敗。
チサコがコーナーに登ると、広田は「えっ、チサコ? お前がやるっていうのかーーー!」とロープ渡りをムチャぶり。チサコが転落すると、「チョー、ダセーの!」と小馬鹿にする広田。怒るチサコに広田はボ・ラギノールで追撃。チサコも首固めであわやの場面。キックアウトされると低空ドロップキックにつなげる。

野崎がミサイルキックで続き、バックを取る。これを脱出した広田が走ると、野崎がビッグブーツ。広田も追走式ボ・ラギノールで応戦する。野崎はもう一度、ビックブーツを叩き込みロープに走るも、エプロンから宮崎が妨害。すかさず広田がボ・ラギノール! ここで広田は誤爆を誘うとサクラライトを狙う。未遂に終わると逆に野崎はスリーパーからフェースクラッシャー、ランニング・ダブルニーアタック、ノアールランサーハイで追い込む。返されると、もう一発叩き込むも、今度は宮崎がカット。
すぐさま野崎はドルミルを狙うが、これも宮崎がカットする。ならばとチサコがイス攻撃で宮崎を排除。改めて野崎が広田にドルミルへ。なんとか広田がロープ。手つなぎフロントキックもカウント2。野崎は「終わりだ!」と走るも、広田がふらふらドーンでカウント2。

ダブルを狙う野崎&チサコに宮崎がダブルハンドのラリアットで援護射撃。朦朧とするなか広田は野崎に裏拳、へなーらサンセット。カットに入るチサコに広田がボ・ラギノール。ここで広田は今度こそはのサクラライトを敢行。これもチサコがカットする。

野崎が息を吹き返し、カウンターのノアールランサーハイ、後頭部へのノアールランサーを叩き込む。返されると、最後はチサコのホルモンスプラッシュのアシストからダメ押しのノアールランサーハイで3カウント!
◎エンディング
野崎「60分3本勝負、3本勝負ってこんなもんでしたっけ、広田さん! 私、9月にタイトルマッチやってから、もう1回今度は大きい場所で広田さんともう一度、タイトルマッチやりたいってずっとずっと熱い思い、言ってきたけど、こんなんだったんですか? 広田さんの超本気、まだまだあったんじゃないんですか? 18日、NEXTワンデーですよ!? このメンバーから勝ち上がって今度こそ超本気の広田さん、期待しています。あと宮崎さん、別にwaveの選手だから出てもらうってわけじゃないですからね。7月できなかったこともあります。もちろん宮崎さんともやりたいし、チサコ! 同期として今日は組んだけど年末の後楽園、チサコともやりたい。みんな18日ワンデー勝ち上がって、27日最高の舞台でこの私の大事なベルトをかけてやりましょう。で、一人、PURE-Jの中森華子選手ですが、リリースがあったとおり、コロナウイルス陽性反応が出てしまったということで、本当に非常に残念ですが、今回のトーナメント、中森華子は欠場という形で、すごく同期として15周年イヤーということで本当に出てもらいたかったんですけど、かわりに10月DUAL SHOCK WAVEでタッグパートナーを務めてくれたSAKIちゃんにNEXT出ていただくことになりました。18日のトーナメントの抽選は当日なのと、それまでにみなさんに1回戦で通常ルール+好きなルールを選んで言いという特別枠が3つあるので、18日までに全員好きなルール、考えておいてください。よろしくお願いします。ということで、12月1日ナミイチいかがだったでしょうか!?(広田を見て)立て…ないですね、大丈夫です。えー、桜花さんは元気なんですが、今日は大事をとって欠場ということで、次回のwave12月18日新宿FACE大会ではまた元気な姿を見せてくれると思うので、みなさん楽しみにしてといてください。しめます。いいですか、いいですか? まあいいです、行きます、これがー、waveだーーーっ!」