2021.06.08

株式会社Forest Connectionプレゼンツ『CATCH THE WAVE 2021~バイキング〜』

◎CATCH THE WAVE2021概要
本戦は全4ブロック(各4選手)の15分1本勝負のリーグ戦形式で、通常のプロレスルールで争われる(ただし場外カウントは10まで)。勝ち2点、あらゆる引き分け1点、負け0点となり、各ブロックの優勝者には賞金50万円を贈呈。決勝戦は7・1新宿大会。総合優勝者には波女の称号、レジーナへの挑戦権、100万円の賞金が与えられる(決勝戦の方法は、後日発表される)。
◎前説
6・1新宿で開幕したCATCH THE WAVE 2021。公式戦2日目は、コンプライアンス・ブロックのハイビスカスみぃvs梅咲遥、ジェラシー・ブロックの渡辺智子vsYAKO、ポテンシャル・ブロックの旧姓・広田レジーナさくらvs桃野美桜、ガトリング・ブロックの野崎渚vs青木いつ希の4試合が組まれた。前説は、野中美智子リングアナウンサーと、本日公式戦のない宮崎有妃が担当。改めて、CATCH THE WAVE開幕中の試合順はテーマ曲が鳴った時点でわかることがナウンスされた。
1、ガトリング・ブロック公式戦(15分1本勝負)
△野崎渚<3点>(時間切れ引き分け)青木いつ希△<1点>

初戦のSAKI戦に快勝し、幸先いいスタートを切った野崎渚が第1試合に登場。対するのは青木いつ希。青木は初戦の優宇に敗れ、すでにあとがない状況。

ロックアップのあと、青木がヘッドロック。ロープに飛ばして脱出する野崎だったが、青木がショルダータックル。
すぐに野崎もガットショットでやり返し、コーナーホイップから串刺しビッグブーツ。ハーフハッチでカウント2。キャメルクラッチ、クロスフェースで捕獲する。青木がロープ。続く野崎のフロントキックはカウント2。リバース・インディアンデスロックから鎌固めへ。耐えられると顔面バーン!を2連発。返されると、スリーパーで捕獲する野崎。大外刈りでカウント2。ボディーシザースからダイヤル固め、そしてスリーパーへ。これはロープに助けられる青木。
野崎はフロントキック、おしゃれキックを放つが、青木がアンクルホールドで形勢逆転。そしてヒザへの低空ドロップキック。「宮崎さんが!」とTommyレフェリーの注意をそらしながら、野崎の足を痛めつけていく。そして串刺しバックエルボー、フェースクラッシャー、ボディープレスを放つ。カウント2。さらにニークラッシャー、リバース・インディアンデスロックで締め上げる。
これはなんとか野崎がロープ。その後も青木は容赦ないヒザ攻め。たまらず野崎が場外に逃げ込む。

残り5分から、青木が串刺しラリアット。ブレーンバスターホールドでカウント2。コーナーに登るも、野崎が追いかける。落とした青木がセカンドからのフロッグスプラッシュ。寸前でかわした野崎がダブルニーアタック。ノアールランサーへ。だがカバーに行けず。
フォアアームの打ち合いから、青木が串刺しラリアット。ガードした野崎が関節技を狙うが、これはニアロープ。すぐに野崎はザキゴエ、そしてノアールランサーにつなげる。これもニアロープ。再び走る野崎に青木がラリアット。ぶっこ抜きジャーマンでダブルダウン。

先に仕掛けたのは野崎。ビールマンキック、ノアールランサーでカウント2。もう一発狙うが、青木もかわして大外刈り。フロッグスプラッシュを投下したところで時間切れのゴングが鳴らされた。
◎野崎バックステージ
――引き分けは想定外だったと思うが。
野崎「そうですね。勝ちしか見えてなかったので、はあ…なんなんですかね。正直、初戦の青木の闘い見てて、あのままだったら私ぜんぜん余裕で勝てると思ってたから、別に余裕持ってたわけじゃないんですけど、私の知ってる青木は今日みたいな青木だったので、なんかやっと彼女のキャッチに向けての自分のコンディションの作り方、持っていき方ができあがったのかなっていうのを2戦目にしてなんですけど見れたのはよかったのかなとは思うんですが、やっぱり勝ちにこだわらなきゃいけないリーグ戦で勝てなかったのはすごい悔しいですね」

――残り1戦は優宇選手とだが。

野崎「ガトリングではなくラストが大砲という感じに…。優宇ちゃんが一番闘いにくい選手で、過去に私、シングルで負けてたりもするので、そうですね…日があくんですけど、22日か。22日までに大砲に打ち勝つガトリング砲になります」
◎青木バックステージ
――勝ち星にはならなかったが、引き分けで1点取りました。
青木「いや、でもそれでうれしいなんて絶対言いません。自分こないだゼロ点だし、ラストライド、ドンで負けて今日こそ勝って、こないだ2点を取った野崎さんを撃破して自分もブロックの中で同率1位になるって計画だったし、自分はそれでしか喜んじゃいけないと思って。だから悔しくて、悔しくてたまらないです。自分が決めきれなかったことが、すごく悔しくて、今度は野崎さんも残り1戦。次勝ったら、勝ったら?野崎さんの優勝が近づいちゃうじゃないですか。うー悔しい! 悔しいです!! 自分に一番腹が立っています」
2、コンプライアンス・ブロック公式戦(15分1本勝負)
○ハイビスカスみぃ<2点>(9分54秒、首固め)梅咲遥●<0点>

開幕戦ではともに黒星発進となったハイビスカスみぃと梅咲遥が対戦。いきなりみぃ劇場が開演となる。

みぃ「梅咲遙さんとやら、キミはいまいくつやて?」

梅咲「二十歳です」

みぃ「二十歳…若いねぇ。で、キャリアは?」

梅咲「キャリアは…2年ちょっとです」

みぃ「2年ちょっと! 20歳でプロレスのキャリアが2年ちょっと。そんな小娘に、この今年キャリア20年目の私が負けるわけないやろがい! おい、どっからでもかかってこい!」

梅咲「いややや。キャリア20年とか言ってて、キャッチの開幕戦でシューズ忘れるとか普通に考えてやばいでしょ!」

みぃ「わす、わす、忘れちゃったけど、でもそんなんさ、人は忘れるものじゃん。そんなのキャリアとか関係ないよ。だって私、持ってきたし、ちゃんと今日。コスチュームも完璧やし。何も忘れてない。今日の私にぬかりはない!」

梅咲「この人、今日キャッチのTシャツ忘れて、忘れたって騒いでたんです。でも『入場式ないから大丈夫だ、安心した』というのが聞こえたんですよ」

みぃ「きさまーーー!」

梅咲「キャリア20年で忘れ物ばっかり」

みぃ「言わなければバレなかったものを! チクショー!」

そう叫びながらフォアアームで襲いかかるみぃ。かわした梅咲がヘッドロック。続くショルダータックルはみぃが受け止める。諦めた梅咲がみぃの足をグリグリ踏みつけ、ドロップキックを連発する。
「もう起きない!」と抵抗するみいにフットスタンプを放つ梅咲。リバース・インディアンデスロックから弓矢固めへ。梅咲が張り付けドロップキックにつなげる。

劣勢のみぃは梅咲の胸をわしづかみ!? コーナーに登ってファンにアピールする。しかも恥ずかしがる梅咲には「こんな露出したコスチューム着ているくせに!」と捨て台詞。ペースを握ったみぃはサマーソルトドロップにつなげるも、当たっていない…。それでも何事もなかったかのようにカバーするみぃ。当然ながらカウント2。
続いて、みぃはブレーンバスターを予告。これは梅咲が逆にブレーンバスター。串刺し攻撃を狙う。回避したみぃがネックブリーカードロップ。コーナーに登ってそのまま降りるみぃ。梅咲が迎撃して逆エビ固め。

なんとかみぃが耐えて、ネックブリーカードロップ。再びコーナーに登って、そのまま降りるみぃ。今度は梅咲のドロップキックをかわして、みぃが逆に低空ドロップキック。ならばとフォアアームを叩き込む梅咲。強がるみぃだったが、ぶっ倒れる。
レフェリーがチェックに入り、試合を止めようとする。慌ててみぃは「そこまでじゃないです。でも相当これはやばいかもしれない。もしいまコーナーに登られて、ミサイルキックの一つでもやられたら私…」と言い訳しているところに梅咲がストンピング。コーナーに登るも、みぃが距離を取る。当然のとこながら梅咲のダイビング・ボディーアタックは飛距離が足らず。豪快に自滅。

ならばと梅咲がブレーンバスターでカウント2。ダブルリスト・アームサルトを狙うも、これをかわしたみぃが目突きからの首固めで2点を獲得した。
◎バックステージ
――リーグ戦初勝利です。
みぃ「そうですね。初日は負けちゃったんですけどやっぱり梅咲とは年も離れていますし、キャリアも結構ね差があるので順当かなと思ってますけど、どうですか?」

――相手はやりづらいだろうなと思って見ていました。
みぃ「そうですね。梅咲はやりづらかったでしょうけど、私は大好物で楽しく試合をさせていただきました」

−−残り1戦になったが。
みぃ「次勝ったらまだ行けるんですかね?」

――他の選手次第なところもでてきたが。

みぃ「そうなんですね。今日勝ったのに? なるほどやっと並んだ感じですね。じゃあ他の2人の負けを祈っております」
3、ジェラシー・ブロック公式戦(15分1本勝負)
○渡辺智子<2点>(11分6秒、エビ固め)YAKO●<0点>
※ラリアット


ジェラシー・ブロック公式戦は、渡辺智子とYAKOの主婦対決。開始早々ヒップアタックで飛び込んで行くYAKO。ロープに振ろうとするが、踏ん張った渡辺がショートレンジ・ラリアット。カウンターのラリアットをお見舞いする。今度は渡辺がロープに飛ばすが、YAKOがヒップアタック→DDTへ。そして、鎌固めで捕獲。
耐えた渡辺が変形腕固めで攻守逆転、ダブルリスト・アームサルトでカウント2。キャメルクラッチへ。耐えられると、バックエルボードロップ、ボディープレスでカウント2。サソリ固めでステップオーバー。

なんとかYAKOがブレイクすると、渡辺は張り付けラリアット。サーフボードストレッチ、ボディーシザースで捕獲する。

さらに渡辺はコーナーホイップするも、YAKOがヒップアタックで迎撃し、流れを変える。チンクラッシャーからヒップバットでカウント2。バックドロップの体勢。
これを踏ん張る渡辺。YAKOのヒップアタックをジャーマンに切り返し、串刺しラリアット、バックを取る。

これを回転エビ固めに切り返すYAKO。ブーメラン式ドロップキック、ダブルリスト・アームサルトでカウント2。さらにバックを取るが、渡辺がフェースクラッシャーに切り返す。ラリアットの体勢で突っ込むも、かいくぐったYAKOがバックドロップでカウント2。旋回式ダイビング・ボディープレスもカウント2止まり。

さらにはダブルアームの体勢。堪えられると回転足折り固めでカウント2。再びYAKOはダブルアームの体勢。踏ん張る渡辺。渡辺がラリアットを放って、スクリュードライバー。返されると、もう一発!を狙うが、これをボディープレスに切り返すYAKO。ならばと渡辺がショートレンジ・ラリアットを叩き込み、先輩主婦の意地を見せた。
試合後、この日は公式戦がない桜花由美がマイクを取る。

桜花「(YAKOに向かって)お前に一つ言いたいことがある。ブスのくせに結婚できてよかったな。私は結婚ができないんじゃないんだよ。結婚しないだけなの。わかった? おいブス! 起きろ、ブス!!」

YAKO「オメーな、そういうのはな、結婚できないヤツの言い訳っていうんだよ!」

乱闘となる両者を引き離すセコンド。試合を終えたばかりの渡辺も桜花を止めに入り、「結婚だけがすべてじゃないから」と諭すも、桜花は「結婚してる人に言われてもぜんぜん意味ない!」と逆ギレした。注目の桜花vsYAKOは6・29蕨でおこなわれる。
◎バックステージ
渡辺「とりあえず2点取れたのであと1回勝てばいいんだよね」

――他の選手の得点状況も関係あるが、残りの試合を勝つのはマストです。
渡辺「なんか桜花選手に負けたでしょ? 結婚してないでしょ? YAKO結婚してるでしょ。まだ新婚みたいだから勝ったでしょ? 次、米山選手でしょ? あの人結婚してないよね?」

―はい。
渡辺「ちょっと不安しかないですね。結婚してない人に弱い感じがします。でも大丈夫です。私狙っているので。やります。年齢関係ないと思うので、。チャンスいただいたからには同じような年齢の人にも勇気を与えられるような試合をしたいと思っています。勝ちますよ」
4、ポテンシャル・ブロック公式戦(15分1本勝負)
○旧姓・広田レジーナさくら<2点>(11分58秒、エビ固め)桃野美桜●<2点>
※桃野のJKボムを切り返して


現レジーナが若手を相手にまさかの黒星という波乱の幕開けとなった今年のCATCH THE WAVE。もう負けは許されない広田と対峙するのは、サクパラダイスの一員でもある桃野美桜。
「お願いします」とにらみ合った両者だったが、広田が「私たちぃ〜」と声を上げると、2人でサクパラダイスの合い言葉で気合を入れる。組み合うと広田がスピニングトーホールド。桃野もとりかえす。すぐに広田は弓矢固めへ。桃野が体勢を入れ替えカバーする。カウント2。

桃野はドロップダウンから広田をかわして、低空ドロップキック。広田もこれをかわす。すぐに桃野はコーナーホイップして串刺し攻撃。かわした広田がフェースクラッシャー。LOVEポーズを決めようとしたが、スタミナ切れでポーズを取ることすらできない。そこに桃野がドロップキック! 吹っ飛ばされた広田は道場の壁に激突してしまう。心配した桃野がリング下をのぞくと、広田が桃野を場外に引っ張り出す。場外カウントアウト勝ちを狙うというレジーナらしくない作戦だったが、なんとか桃野がカウント8でカムバック。
「本気で心配したのに…」と、嘆く桃野に、広田はワキ固め、ロープを使ったアームブリーカー、ショルダーアームブリーカーで追い打ちをかける。

だが、桃野もカニばさみ、低空ドロップキックで流れを変える。コーナーに登る桃野に広田がへな拳。桃野も広田を突き落とし、ダイビング・ボディーアタック4連発。キックアウトした広田がワキ固めへ。腕十字は桃野がロープ。
すぐに広田は夜叉スープレックスでカウント2。夜叉ロックの体勢。崩れるとグラウンドコブラで捕獲する。なんとか桃野がロープ。へなーらサンセットを狙うが、桃野が回転エビ固めに切り返す。桃野がカサドーラからのフットスタンプを連発。ブレーンバスターでカウント2。続くダイビング・ボディープレスは広田が剣山。
攻勢に転じた広田はランニング・エルボーへ。夜叉ロックを狙うが、切り返した桃野がカウント2。さらにネックブリーカードロップ、ジャックナイフエビ固めへ。キックアウトされると低空ドロップキックを放つ。
返す。ならばと桃野は掟破りのへなーらサンセット。キックアウトされるとドロップキックでカウント2。すぐにJKボムの体勢に入るも、切り返した広田が3カウント。
◎エンディング
広田「見た? 見たでしょ? たとえ18歳くらいのヤツに2分で負けたって、私が本気出せばこんなもんですよ! だからレジーナ出なくていいじゃんってずっと言ってる…。だけど、そこで出場して負けても勝ってもこのレジーナがこういう闘いをしてるっていうことをみなさんに見せることに意義があると私は思っています。今日、みんなキャッチは2戦目ですが、これでまたいろいろ見えなくなったり、全体的に誰がくるのか、他のブロックでも波乱があったと思います。
目を離すんじゃねーぞぉ! もっと面白くしてやるからな! 次回のCATCH THE WAVEも楽しみにしていてください!! ご来場、そしてご視聴ありがとうございました。気持ちよく締めたいと思います、これがー、waveだー!」
◎バックステージ
――ようやく初勝利。
広田「わかってますよ。追い込まれているのは私が一番わかっていて、でもそうなった私が踏ん張ってこそこのキャッチが面白くなるのわかっているので、絶対今日は相手が誰であろうが勝たなきゃいけないと思って、リングに上がりました」

――桃野美桜戦はどうだった?

広田「ギリギリですよ。ギリギリでしたよ。絶対に桃野とは勝率は私いいんですよ。結構勝っているんですよ。だから桃野がここに来たと言うことは行けるなってちょっと思っていました。でもギリギリのところでしたね」

――桃野選手がへなーらサンセットを使って思うんですけど。

広田「使ってましたよ。使ってましたよね、あれね? あげないからね! あのへなーらはね。私がどれだけつらい思いをして習得したか。仕掛けてきたってことはキャッチが終わっても、アイツとはサクバラダイスでありながら、アイツが仕掛けてきたから私も心してアイツと位置を保っていきたいと思います」

――残り1戦(高瀬戦)となりましたが。

広田「同じブロックで桃野と高瀬がこの前のFACEで勝敗は桃野の勝ちにしろ、キャッチの中でもものすごい好勝負だったと。私も見ていて思ったし、まわりの評価もそういう評価だったので、桃野を下して次はキャッチのトップクラブの名勝負をやった高瀬を下してそれでやっと初戦で秒殺だったの名誉挽回につながるんじゃないかと。まあやったりますよ」