2021.08.06

『夏フェスタ’21~ZEN~

◎wave選手入場式
大会に先立ち、wave選手による入場式がおこなわれ、桜花由美、旧姓・広田レジーナさくら、宮崎有妃、野崎渚、塚田しずくがリングへ。選手を代表し、桜花社長が挨拶をおこなった。

桜花「みなさん、こんばんは! 本日はこのコロナ禍のなかご来場いただき誠にありがとうございます! そしてカンフェティをご覧のみなさんもありがとうございます。いまコロナウイルスがプロレス界にも蔓延しておりまして、私も濃厚接触者かもとの疑いが晴れるまで試合に出られませんでしたが、晴れて該当せずになりましたので、本日より復活いたします! コロナが蔓延してしまっているため、本日おこなう予定だった、正危軍の試合や明日の彩羽がらみのカードもなくなってしまって、楽しみにされていた皆様、申し訳ありません。正危軍の試合は後日、別の大会でやりたいと思っていますし、また彩羽がらみの試合もいつかやりたいと思いますので、皆様、楽しみにしていてください。本日、本当に足を運んでいただいた皆様、ありがとうございます。みなさんのために選手は一生懸命、試合をするだけなので、みなさんも熱い拍手の応援よろしくお願いいたします」
1、チャレンジwave〜驚波大四強殺(15分1本勝負)
○野崎渚(3分45秒、体固め)塚田しずく●<3戦0勝3敗>
※ザキゴエ

8・1大阪で米山香織との激闘を制し、レジーナへの挑戦権を得た野崎渚。今大会では塚田しずくの四番勝負の相手を務めることに。なお、これまで塚田は広田、宮崎と対戦。2連敗中で、ここから後半戦に突入する。
ロックアップで組みあう塚田。野崎が押し込みクリーンブレイク。すぐに塚田はドロップキック5連発。小刻みにフォアアームを放って行く。

野崎も強烈なフォアアームでやり返し、串刺しビッグブーツ。かわした塚田がドロップキックを連発していく。カバーするもカウント1。セカンドからのボディーアタックもカウント2。ボディースラムの体勢。

野崎が踏ん張り、ヒザ蹴り。そしてトラースキック。串刺しビッグブーツからハーフハッチでカバーする。カウント2。フェースバスターを狙うも、塚田が回転エビ固めに切り返す。キックアウトされるとスクールボーイ。これもカウント2。すぐさまぐるぐるフォアアームで飛び込んで行く塚田。これも返されてしまう。
一方、野崎もフロントキックでやり返すと、「終わりだ!」とフェースバスターを敢行。キックアウトされるとザキゴエで3カウント。塚田はこれで3敗。明日(8・7新木場で)、宮崎有妃との最終戦に挑む。

2、しあわせなパンケーキwave(15分1本勝負)
○渡辺智子(8分23秒、片エビ固め)Yappy●
※しあわせのパンケーキプレス。もう1人は宮崎有妃


第2試合は、宮崎有妃vs渡辺智子vsYappyによる3WAYマッチ。

ゴングが鳴らされると、Yappyが「最年少だ。はじめて最年少!」と喜ぶ。年齢を問われると「41歳です。若いですね」とニコニコ顔。なんとなく年齢を公表する流れとなり、宮崎が「42です」と答えると、渡辺がしゃがみこみ、「49です…」と落ち込む。
スタートから渡辺の怒りを買ってしまうYappy。渡辺&宮崎がダブルのガットショット。すぐに宮崎が裏切り、渡辺にガットショット。ならばと渡辺も「よくも年齢、言わせたな!」と宮崎&Yappyにまとめて串刺し攻撃を狙うが、寸前でかわした宮崎&Yappyが渡辺を場外へと投げ落とす。

リング上は宮崎vsYappyとなり、Yappyが串刺しヒップ。宮崎もビッグヒップでやり返す。2人のケツ合戦がラリーとなる。続いて宮崎がYappyをロープに飛ばしていくが、Yappyがロープに捕まり回避。逆に宮崎を場外へと送り込む。

復活した渡辺が突進するも、Yappyがかわしてフォアアーム。渡辺もやり返す。Yappyは串刺しヒップアタックからボディースラムへ。これは宮崎のカットが間に合う。
そして宮崎は「しょうがない。カメラの準備をしろ!」と渡辺にはずかし固めの体勢。しかし、この言い方に渡辺が反応。「しょうがないはずかし固めはイヤ。絶対ヤダ!」と抵抗する。

その渡辺がトペ・レベルサ。カウント2.ラリアットで飛び込むが、かわした宮崎がはずかし固め。これはYappyがカット。

渡辺はダブルハンドのラリアットで反撃に出ると、しあわせのパンケーキプレス(セカンドからのボディープレス)を投下。これは自滅。今度はYappy&宮崎が合体のパワーボム。宮崎がコーナーに登るも、Yappyが突き落として渡辺に横取りのタラ・サ・インピエルノ(セカンドロープからの回転式ボディープレス)を投下。カウント2。
宮崎がリングに戻り、改めてYappyと共闘。渡辺にレッグズプリットを決める。宮崎がラリアットを狙うも、渡辺がかいくぐりYappyに命中。

今度は渡辺が宮崎、Yappyにラリアット。そして、Yappyにしあわせのパンケーキプレスを投下。これは宮崎がカット。すると渡辺は宮崎をコーナーに登らせ、アシストにまわる。あたかもYappyをボディースラムでコーナー下にセットしたかのように振る舞うも、実は反対側のコーナーにYappyをセット。渡辺自身がパンケーキプレスでトドメを刺した。一方、まんまと宮崎も豪快にムーンサルト・プレスを投下し、自滅した…。
3、ドコミカルwave(時間無制限1本勝負)
旧姓・広田レジーナさくら(試合中)ハイビスカスみぃ

8・22後楽園で野崎渚の挑戦を受けることが決まった旧姓・広田レジーナさくら。決戦を約2週間後に控えた今大会では、ハイビスカスみぃとのドコミカルwaveで対戦することに。みぃはCatch the WAVE2021技能賞のトロフィーを持って入場。広田はYシャツ姿、しかも大量のYシャツを持って登場する。

広田「今日からwaveの夏フェスでしょ? 明日はYシャツマッチあるわけ。今日も見たいよね?」

みぃ「お客さんが見たいのは若くてかわいい子のなんですよ。この2人が着てどんな需要があるんですか!」

それでも広田に迫られ、しぶしぶYシャツを着たみぃ。だが、会場は微妙な雰囲気に。すると、広田はYシャツをリングサイドの人たちに配り、「明日来ない人のために今日着ないとダメですよね?」と、野中リングアナ、塚田、宮崎、野崎、パンチ田原レフェリーに着させる。

さらに広田は「今日は、みんなコレを着たってことはYシャツルールも採用です。コミカル・デスマッチ・ルールを採用してください!」とルール変更を提案。

その結果、時間無制限。場外カウントなしのノールールとなり、勝敗は、3カウント、ギブアップに加え、Yシャツが脱げたら負けとなる特別ルールが採用された。

ようやく試合となるも、まだ始まらない…。
広田「みぃちゃん、今日シングルマッチ、ありがとう。このシングルマッチ、それを乗り越えて8月22日防衛したいと思うから今日はよろしく」

みぃ「広田さん指名してくださってありがとうございます。前回やったのは覚えてないんですけど、たしか10年くらい前。たしかアゼリア…」

そう過去を振り返りはじめるみぃ。当時、広田がビートたけしのモノマネをしてダダ滑りしたことを明かして、無茶ブリ。「やらないよ!?」と抵抗する広田だったが、みぃに乗せられビートたけしのモノマネ。しつこくやり続ける広田に、観客からは失笑がもれる。

みぃが「成長してねーな!」とガットショットで試合再開。ロープに振ろうとしたが、広田がフェースクラッシャー。高田純次を狙うが、途中でみぃが「下はいてます?」と起き上がる。広田が「肌色のパンツはいてるよ。それがリアリティってもんでしょうよ」と開き直る。
高田純次を敢行する広田だが、みぃがガード。広田はみぃに高田純次をやらせようとする。Yシャツの下が見えないようにと仰向けになる広田。

みぃは「私がいまさらやっても面白くないでしょ。若い子とか可愛い子がやるからいいんでしょうが!」と抵抗。広田も「そう考えたらそうだね。ゴメン間違った。でも大丈夫。こういうときに、率先してやってくれる子がいるから。野崎渚がやるぞ!」とセコンドの野崎をリング内へ。

野崎が仕方なく高田純次を敢行すると、「目立ちたがり屋!」「でしゃばり女!」と蹴り落とされる。
再び試合へ。みぃの串刺し攻撃をかわした広田がボ・ラギノール。泣き出すみぃ。するとパンチレフェリーが反則カウントを数える。広田が「お前はもうババアだからだよ!」と拝み渡りへ。

続いてみぃはサマーソルトドロップ。ぜんぜん当たっていないが、カバーする。カウント2。
今度は広田がトペ・レベルサ、スワンダイブなどに挑戦するが、ことごとく失敗し、場外へ。みぃが「場外、行くぞ!」と追いかけるが、先に戻った広田がトペ・スイシーダ。これも失敗に終わると、みぃ宮崎を呼び入れ、ダブルのガットショット、低空ドロップキックで挟み撃ちに。

広田もショルダーネックブリーカードロップでやり返すと、宮崎を呼び込み、ダブルを狙う。これはみぃが迎撃。広田も宮崎&みぃにDDT、ボ・ラギノールを見舞う。
今度は広田&みぃが共闘。ダブルのクローズラインを狙うが宮崎がぶっちぎる。3人での場外戦となり、そのまま会場外へ。もみあいながら、車で消えていった。

野中リングアナが「本当に行っちゃった?」と確認すると、パンチレフェリーが「行っちゃった」と戻ってくる。この事態に、二上美紀子会長が「メイン行こ、メイン!」と大会を進めるジャッジを下した!?
4、スクランブルwave(20分1本勝負)
○桜花由美&SAKI(18分12秒、片エビ固め)米山香織&YAKO●
※ビッグブーツ

セミファイナルがどこかで続行されているなか、5分間の休憩。そのあと何事もなかったかのようにメインイベントへ。

Catch the WAVE2021ジェラシー・ブロックで激闘を繰り広げた桜花由美とYAKO。結婚だけが幸せではないと強がる桜花だったが、公式戦では新婚YAKOにまさかの黒星。リベンジを誓った7・1新宿でのタッグマッチにおいてもYAKOにフォール負けを喫している。三度目の正直とばかりにリベンジに燃える桜花と、もう桜花との対戦を終わりにしたいYAKOの絡みに注目が集まる。

試合前、SAKIと米山は握手をかわすが、桜花とYAKOはにらみ合い。開始直後に桜花がビッグブーツで飛び込むが、これは米山に誤爆。すぐに桜花&SAKIがダブルでビッグブーツをYAKOに見舞う。
しかし、YAKOも2人まとめてアームホイップで投げ飛ばし、攻守を入れ替えヒップバット。そして桜花を捕まえリバース・インディアンデスロックからの弓矢固めへ。続くエルボードロップはカウント2。

米山が出て行き、桜花をロープに張り付けると、YAKOが逆水平チョップを連発する。さらに米山は桜花に鼻フック。桜花も払い腰からのワキ固めで形勢を入れ替える。

耐えた米山がYAKOにタッチ。YAKOがヒップアタック、串刺しバックエルボー。「おい、どうしたババア」と挑発すると、桜花にもスイッチが入る。桜花の「結婚がそんなに勝ち組か!?」を皮切りに、罵声を浴びせながらのエルボー合戦。YAKOもヒートアップし、「行き遅れ!」と禁断の一言。
桜花は「行けねーんじゃねーんだよ。行かねーんだよ!」とやり返すと、YAKO「結婚してから言ってみろ! お前も、お前も、お前も売れ残りのババア! 自分がなんで結婚できないのか考えてみろ」と味方を含めた3選手を敵にまわしてしまう。

リング内に入ってくるSAKI、米山。桜花も加わり3人でYAKOにガットショット。そしてトレイン攻撃が決まる。さらに桜花&SAKIがダブルのビッグブーツでYAKOにお仕置き。
続いてSAKIが出て行き、YAKOにサーフボードストレッチ。そこからダイヤル固めへ。YAKOは「米山さん…」と助けを求めるが、米山は無視。桜花がストンピング、ヒザ蹴りを連発していく。キックアウトされるとポキ(クロスフェースロック)で捕獲する。耐えられるとダブルニードロップを投下する。
くSAKIはカンパーナ。耐えたYAKOが首固め。攻勢に転じたYAKOが「クソババア!」と串刺しバックエルボー。かわしたSAKIがブチ切れてヒザ蹴りを連発する。コーナーホイップするも、YAKOが旋回式ボディーアタック。

ようやく米山が出て行く。セントーンを放つが、かわすSAKI。桜花も出て行くが、米山がドロップキック&セントーンで孤軍奮闘。SAKIもビッグブーツ、アトミックドロップ、ビッグブーツ。もう一発狙うが、米山が払いのける。SAKIもブレーンバスターに切り返して桜花と交代。
桜花がビッグブーツでカウント2。もう一度、ポキ→ヘッドシザースへ。脱出した米山がモンゴリアンチョップ。桜花もビッグブーツを連発して返す。キックアウトした米山がジャンピングタッチしようとするも、桜花が阻止。なんとかYAKOと交代へ。

YAKOがミサイルキック、ヒップアタック、バックドロップで逆襲に出る。リバースゴリーを狙うYAKOだったが、SAKIが妨害。ならばとYAKOは旋回式ダイビング・ボディープレス。
かわした桜花がパントキック、DDT、カカト落としと猛攻。キックアウトされると、桜花&SAKIで連係を狙うが、YAKOがケツ・レベルサ、ブロックバスターホールドにつなげる。

さらに米山のセントーンを挟んで、YAKOがダイビング・ボディープレスを投下する。これはSAKIが寸前でカット。YAKOのジャーマンSHもカウント2止まり。続くヒップバットもSAKIがカットすると、YAKOはタイガースープレックスの体勢。これもSAKIが妨害し、ようやく流れが変わる。

桜花はネックハンギングボムを決めると垂直落下ブレーンバスターつなげる。キックアウトされるとビッグブーツ2連発でトドメを刺した。
◎エンディング
桜花「YAKO、お前、独身者をバカにするけどな、見てみろよ。今日の私のパートナーと、お前のパートナー、結構な年をいって(SAKIが抵抗する)YAKOが言うには25以上はもうババアだよな? 行き遅れって言うけどな、コイツらいまプロレス界でトップ張ってるんだよ。結婚してないけど、プロレスと結婚したんですよね?」

米山「そう、そうなの」

桜花「ですよね。男ウケするもんね?」

SAKI「はい、してます。それなりに」

桜花「お前みたいななぁ、はじめての男と結婚するような恋愛童貞とは違うんだよ! 人生経験たくさん積んでるんだよ。肝に命じておけ! 本日はご来場誠にありがとうございます。セミ? なんかあったみたいだけど、どうした?」
野中リングアナ「場外乱闘いきました」

桜花「試合は?」

野中リングアナ「続いています」

桜花「マジか。えっと、私、ちょっと自分の試合前なんで本当はあまり詳しいことはわかってないんですけど、とりあえず、このあと大会が終わって、落ち着いたら3人の状況を確認したいと思います。報告しますね。ちゃんと報告します。そして、今日はこんなコロナ禍のなか、会場に来ていただいた皆様はプロレスラーにとって神です。ありがとうございます。そして、会場にはどうしても行けないけど、生配信で見たいというカンフェティのお客様は仏様です。ありがとうございます。感染拡大中で、こんなに来ていただいたんですけれども、本日の入場者数は旗揚げから初の数字をたたき出しました。本日の入場者数は…46人です! 旗揚げしてから一番、最低人数です。ですが、本当にいま東京では感染者が5000人以上増えているなか、危険ななか来ていただいている皆様、本当にありがとうございました。明日もここ新木場1stRINGでwaveの大会が6時半からあります。こんなコロナ禍で、会場に運んでくれる勇者の方々、明日こちらでお待ちしております。ぜひご来場ください。よろしくお願いいたします! 本当に今日はありがとうございました。

SAKIちゃん、2人で『これがwaveだー!』でしめよう。SAKIちゃんやったことある? ない? 私ね、声汚いから。大丈夫、かわいい声で締めて。(2人で)これがwaveだーーー! ありがとうございました!!」