2021.09.01

「NAMI☆1〜Sep.〜‘21」

◎オープニング
15年目に入ったwaveが新木場大会を開催。まずは野中美智子リングアナが塚田しずくの欠場をアナウンス。そして、今大会を欠場する旧姓・広田さくらが挨拶をおこなった。

広田「皆様、楽しみに来ていただいたのに、私の試合を見せることができなくて、本当にすみませんでした。でもね、大丈夫ですから。2週間安静ということで、8月25日に手術をして、無事にリハビリ、回復に向かっておりまして、9月8日に抜糸なので、それ以降の試合、だから9月12日の大阪の自主興行が一応復帰戦ということになりますので、皆様、心配せずに待っていてください。で、私、あのーレスラー人生で欠場挨拶っていうのがはじめてで、そうなんですよ。欠場の挨拶ははじめて。だから逆にすっごい緊張して、欠場挨拶って何しゃべればいいんだろうって思ってるんですけど、なんでこうなったかっていう原因は、3年前のwaveの年末の後楽園大会で奇跡と組んで、桜花&桃野組とやったときに、ケガっていうのは別に誰のせいっていうわけでもないんですけど、私の場合は、桜花さんのせいでケガをしました。桜花さんが私にジャーマンをやろうとしたのを私がバック転で立とうとして失敗したので、そもそも私にジャーマンを仕掛けようとした桜花さんが悪いというふうに私は認識しております。でも、誰のせいにすることなく私はケガと立ち向かっていこうと思いますので、みなさん変わらず応援お願い致します。それでですね、今日来たがっていたんですけど、塚田から手紙を預かってきましたので、代読させていただきます。
『なんだこりゃ、みなさん、こんばんは。塚田しずくです。髪さわんじゃねー、コノヤロー!外傷性肺気胸のため欠場させていただいております。ご心配をおかけしてしまい、なんだオリャ! 本当に申し訳ございません。元気な姿で皆様の前に立てるようにしっかり安静して治したいと思います。なんだコリャ! なんだオリャ! などと、うやうやしく言っておりますが、元気にしておりますので、ご心配なさらないでください。なんだオリャ!』

塚田も元気にしておりますので、みなさん心配ならさらずに引き続き応援してください。それでは、本日、全5試合、メチャクチャ気合入っている選手がスッゲー面白い試合をしてくれると思いますので、みなさん最後まで楽しんでいってください。ありがとうございましたー!」
1、チャレンジwave(15分1本勝負)
○野崎渚(10分45秒、体固め)入江綾乃●
※ザキゴエ


8・22後楽園で旧姓・広田レジーナさくらから王座を奪回し、レジーナに返り咲いた野崎渚がオープニングマッチに登場。初参戦となる入江綾乃、櫻井裕子とシングル2連戦をおこなった。

先に入場する野崎。なぜか広田もリングに上がる。

広田「野崎、チャンピオン、改めておめでとう。レジーナになった次の試合で、勢いのある新人2人と続けて試合をするって、チャンピオンとして野崎はやっぱりすごいよ。その貪欲さ、新しいことにチャレンジしようとする気持ち、すごい受け取った。ただ私の大会は、告知ぜんぜんしてくれなかったんだけど、私の試合だけ意図的に、わざと。すごい、すごいやってくれない。それは水に流して、大阪大会、野崎がね参戦。まだカード発表してなかったから、だからいい機会だから発表しようと思って、新しい、もっと強い野崎になってもらおうと思って。小仲=ペールワンとシングルマッチ。この対戦を経て、真のチャンピオンになれると信じている! 頑張って! じゃ、2試合頑張って!」
激しく動揺する野崎。入江と対峙しても動揺が隠せない様子だったが、気を取り直してロックアップ。入江が押し込むが、野崎が一気に反対サイドまで押し返しクリーンブレイク。続いて野崎がヘッドロック。入江も取り返し、巻き投げ。これを野崎がヘッドシザースに取り返す。

だが、入江も逆エビ固めへ。野崎がロープに逃れると、低空ドロップキックをお見舞い。そしてカウント2。

野崎もフェースクラッシャーを放つと、セコンドの広田に見せつけるようにプロレスLOVEポーズ。
そして、高田純次へ。入江が迎撃すると、野崎は「高田純次が見破られるとはーーーっ! まさかオマエがやるってことかぁぁぁぁ!」と入江に振るが、入江は「すみません。やり方がわかりません!」と正座。
仕方なく野崎がお手本として広田を呼び入れ、高田純次をやらせるが、最後の最後で野崎がかわす。そして「このやりたがりが!」と広田を蹴り飛ばす。

いつものお返しに成功した野崎だったが、その背後から入江がドロップキック。さらにもう1発ドロップキックが決まる。
受けきった野崎がサイドヘッドロックへ。耐えられると串刺しビッグブーツ、ハーフハッチでカウント2。スリーパーで捕獲するも、ロープに逃れる入江。すぐに野崎はフロントキック。そして、おしゃれキックにつなげる。もう一発フロントキックを叩き込む野崎。キックアウトされるとスリーパーへ。これも耐えられると、ビッグブーツで追撃にかかる。
寸前でかわした入江がネックブリーカードロップ。そしてリバースの逆エビ固めへ。耐えられるとボディースラムで叩きつける。ロープに走る入江に野崎がビッグブーツ。スリーパーで絡みつき、大外刈りへ。キックアウトされるとドルミルへ。これはニアロープ。

劣勢の入江だったが丸め込みを連発させ野崎を追い込む。残り5分から入江がドロップキック。カウント2。野崎もビッグブーツで形勢を入れ替えると、速攻のザキゴエで3カウントを奪ってみせた。
2、チャレンジwave(15分1本勝負)
○野崎渚(8分47秒、ドルミルⅡ)櫻井裕子●

続いて櫻井裕子がリングイン。櫻井もwave初参戦となる。ゴングが鳴らされると同時にショルダータックルを連発する櫻井。カウント2。ボディースラムからボディープレスを投下する。
野崎も串刺しビッグブーツでコーナーに押し込むと、「櫻井裕子、はじめまして!」とブレイジングチョップでご挨拶。キックアウトされるとキャメルクラッチへ。耐えられると、顔面バーン! これはカウント2。変形のリバースインディアン・デスロックで捕獲する。コーナーホイップするも、櫻井が体勢を入れ替えバックエルボー、ショルダータックルでカウント2。
エルボーの打ち合いを挟んで、走る野崎。これをボディースラムで叩きつける櫻井。野崎もドラゴンスリーパーで形勢を入れ替え、ドルミルⅡを狙う。

櫻井が脱出し、逆に胴締め式ドラゴンスリーパーへ。耐えられるとブレーンバスターの体勢。野崎が踏ん張りショートレンジのビッグブーツでカウント2。
キゴエは櫻井がかわしてスクールボーイ。丸め込みを連発していく櫻井。得意のブレーンバスターはカウント2止まり。ならばと走る櫻井に、野崎がカウンターのビッグブーツ。
ザキゴエを放つが、これをキックアウトする櫻井。だが、野崎がドルミルⅡへ。逃げ場を失った櫻井はギブアップするしかなかった…。
3、ゴキゲンwave(20分1本勝負)
○門倉凛&青木いつ希(11分55秒、ダブルリストアームサルト)米山香織&久令愛●

wave認定タッグ王座から陥落した門倉凛&青木いつ希が米山香織&久令愛の越境タッグと対戦。waveでの再スタートマッチをおこなった。
試合は久令愛vs青木でスタート。いきなりショルダータックル合戦に。久令愛が制して、久令愛&米山でダブルのビッグブーツ。青木を孤立させたが、門倉が救出に入る。

すぐさま門倉&青木がトレイン攻撃につなげるも、青木の串刺し攻撃は門倉に誤爆。流れが再び久令愛に移り、鎌固め。耐えた青木がショルダータックルでやり返し、門倉と交代へ。
門倉は久令愛に首固め、片足ドロップキックでカウント2。ボディーシザースで捕獲する。耐えられるとストンピングを見舞って、交代。

青木がショルダータックルで続く。串刺しバックエルボー、フェースクラッシャー、ボディープレスでカバーする。カウント2。
久令愛も逆水平チョップで打ち合いを挑む。主導権を握ると、米山がセントーンで続き、ショーンキャプチャーを予告する。これには、ショーンキャプチャー所属の青木が激しく反応。だが、そのさらに上を行く米山がショーンキャプチャーと見せかけての首固めなどうまさを見せる。なんとか切り抜けた青木が大外刈り。

かわった門倉がドロップキックで続く。ミサイルキックでカウント2。米山もDDTでやり返し、久令愛と交代する。
久令愛が出て行きワキ固めへ。耐えられると久令愛のビッグブーツ、門倉のエルボーが交互に炸裂する。意地の張り合いのなか、久令愛が飛びつき腕十字で捕獲。耐えられるとミサイルキックを発射させる。カウント2。ならばと串刺し攻撃を狙うが、門倉がかわすと、間髪入れずに青木が久令愛に串刺し攻撃。門倉もキャノンボールにつなげる。カウント2。

セカンドロープからのフットスタンプを放つ門倉だったが、久令愛も読んでいた。米山のドロップキックを呼び込み、横十字固めへ。キックアウトされるとスーパーキックでカウント2。ここで青木は米山にラリアット、久令愛には門倉&青木でトラースキックをお見舞い。久令愛を孤立させると、門倉がセカンドロープからのフットスタンプを投下。返されると、ダブルリストアームサルトでトドメを刺した。
4、スクランブルwave〜女7人波物語〜(20分1本勝負)
○SAKI&清水ひかり(15分8秒、横入り式エビ固め)宮崎有妃●&彩羽匠


8・22後楽園でwave認定タッグ王者となったSAKI&清水ひかりのgalaxyPunch!が、新チャンピオンとして始動。初戦の相手となったのは、宮崎有妃&彩羽匠のユキタクだ。彩羽をハイビスカスみぃから取り戻した宮崎にとって、うれしい再始動であり、ノンタイトルながら現チャンピオンチームとの対戦はユキタクにとって大きなチャンスでもある。
先発はSAKIvs宮崎。力比べを制した宮崎が彩羽を呼び入れダブルの攻撃。そそくさと自コーナーに戻ろうとする彩羽を戻してダブルのエルボードロップ。余裕でSAKIがかわして清水とタッチ。
清水は宮崎にドロップキック。小刻みにエルボーを放っていく。コーナーホイップしようとしたが、宮崎が切り返し串刺しラリアット。
清水vs彩羽に移行。彩羽がボディースラム、逆エビ固めへ。清水は自力でエスケープ。そしてクロスボディーで攻守を入れ替え、SAKIと交代。

彩羽がSAKIをコーナーホイップし、ユキタクトレインにつなげる。
反撃に転じるSAKIもニーリフトから串刺しニー。コーナーにセットしてのニーリフトをお見舞いする。彩羽もキックのコンビネーションからサッカーボールキック。そして低空ドロップキックをお見舞い。高速ブレーンバスターでカウント2。SAKIもカンパーナに持ち込みアトミックドロップ。清水の低空ドロップキックを挟んで、SAKIがコーナーからのドロップキック→リバーススプラッシュにつなげる。
続く清水が彩羽にサッカーボールキック、PKでカウント2。宮崎が助けに入る。清水がPKFからのPKへ。これも宮崎がカットし「タクミィ! ガンバ!」と応援。

宮崎にペースを乱される彩羽に、キックで挑む清水。彩羽が強烈ミドルをお見舞い。清水も応戦する。そして清水がカウンターのミドルキックでカウント2。ロープに飛ばすも、彩羽がニールキックでやり返す。
宮崎が出て行き、はずかし固めの体勢。控えのSAKIが「絶対ダメ!」とストップをかける。宮崎が年齢を聞くと、清水が28歳であることが判明。問題なしと判断した宮崎がはずかし固めの体勢へ。すかさずSAKIがカットに入るも、宮崎がダブルハンドのラリアット。SAKIを排除し、改めてはずかし固めを狙うが…自力で回避する清水。ならばと宮崎はビッグヒップでお仕置き。

清水もカサドーラ+フットスタンプで流れを変えると、ダイビング・フットスタンプを投下。かわされるとロープに走るが、宮崎がラリアット。清水もティヘラを放ってSAKIと交代する。
SAKIがフロントキックを連発していく。宮崎はSAKIにはずかし固めへ。決まるとほぼ同時に清水が妨害する。反撃にかかるSAKIがブレーンバスター。

一方、宮崎もコーナーへのジャーマンホイップ。コーナーに登る宮崎に食い下がるSAKI。彩羽が助けに入ると、気づいたSAKIが彩羽の顔面を宮崎のお尻に何度も叩きつけていく。そして雪崩式ブレーンバスターにつなげる。カウント2。ここでSAKIが宮崎を肩車。ギャラパンが合体技を狙うが、これは彩羽がカット。

攻守が入れ替わり、宮崎がえびす落としでカウント2。愛のランニングスリーを狙うが、SAKIが回避すると、すかさず清水がダイビング・ボディーアタック。SAKIがフロントキックで飛び込んで行く。カウント2。
一方、宮崎もデスバレーの体勢。堪えられるバックを取る。彩羽が「持ってろ!」とハイキックを放つが、宮崎に誤爆。続く彩羽のキックはSAKIを捕らえるが、その次のハイキックはまたもや宮崎に誤爆。このチャンスを見逃さなかったSAKIがスクールボーイで丸めて逆転勝利を収めた。

宮崎「イタイ…。タクミ、ここ、イッターイ…。いま思い出したんだけど、こないだ組んだときも、こんなんだったけど…あのー、あのー、多くは言わないけど、あのー…アレだよね? あと、この試合前からアタシがすごく気になったことがあって、(9月)26日のカードを聞いたの。ね、聞いた? 聞いてない? 聞いてない!? あの、私と広田、奇跡が組んで、私の愛するタクミとアゴビスカス、アゴビスカスだよ! 組むって聞いたんだけど、1回の約束だからって私はわかってる。そうだよね! タクミはどういうつもりなのか、どういう気持ちなのかを…」
彩羽「9月26日、waveさんで一度流れてしまったカードですね、それは。宮崎さんと広田さんと、自分とハイビスカスみぃ選手…。1度きりのタッグなんですけど、その宮崎さん、ハイビスカスみぃさんは1回だけということで宮崎さんを選んだんですけど、やっぱ自分は本当はもちろん宮崎さんと組んでいくつもりなんですけど、あのやっぱ自分のタッグパートナーは凛だと思うんで、凛!(青木がガードに入る)もちろん凛と自分のNEW-TRA、また自分が復帰してからやってないんですよ。そこを大本命として、サブみたいな感じで、宮崎さんとやっていけたらなと思います。ねぇ、凛。青木もサブだよ」

門倉「自分はいま、青木と組んでいるので、こっちで頑張っているので、すみません!」

モテモテだった彩羽がフラれる形となり、観客からは笑いが漏れる。精神的なダメージを隠せないまま彩羽が退場すると、宮崎がうれしそうに「たくみぃぃぃ―!」と追いかけていった。
5、桜花由美Anniversary wave 20th〜BLACK〜(30分1本勝負)
○桜花由美&尾崎魔弓&雪妃魔矢(22分43秒、エビ固め)YAKO&梅咲遥&岡優里佳●
※ビッグブーツ


8月19日に20周年を迎え、8・22後楽園の記念マッチでは純白のNEWコスチュームを披露した桜花由美。その桜花のもう一つの顔といえば、OZアカデミー限定で活動している正危軍バージョンだ。予定では、8月6日におこなわれる正危軍マッチだったが、コロナの影響を受け、今大会に延期となった。対戦相手に選ばれたのは、桜花の天敵・YAKO、仙女7・11後楽園で桜花とのシングルに敗れリベンジを誓う岡優里佳、そしてディアナのホープ・梅咲遥が選ばれた。

正危軍が先に入場。雪妃、尾崎、桜花に続いて出てきたのは安納サオリになりきった広田だった。なかなかのクオリティーに観客からはまたもや笑いが漏れる。
先発を買って出たのは岡。「ババア、出てこいよ!」と桜花を指名する。早速、桜花が岡をバラ鞭で叩きまくる。ロープに飛ばしてバラ鞭攻撃。コーナーに登って、絞首刑とやりたい放題の桜花。さらに岡を孤立させ、ロープに張り付けると、ちゃっかり広田も正危軍に加わる。

雪妃は一本鞭で追撃。しっかりいたぶったあと尾崎が岡にフェースクラッシャー。さらにチェーン上へのフェースクラッシャー、チェーンパンチを見舞う。そして、岡の首をチェーンで絞めあげる。
気づいたTommyレフェリーが反則カウントを取ると、尾崎はイス攻撃に変更。正危軍が岡に集中攻撃を仕掛けて行く。続く桜花が岡の手を踏みつけ、フットスタンプ。バラ鞭を振りかざすも、かいくぐった岡が丸め込みを連発。いずれもカウント2。自コーナーに戻ろうとする岡だったが雪妃がタッチを妨害。すぐに桜花&雪妃でクローズライン。かわした岡が梅咲とダブルのドロップキックを放つ。

ようやく交代となり、YAKOがヒップアタックで逆襲。梅咲との合体ドロップキックを決める。そして桜花を捕獲すると、「ババア20周年おめでとう!」と3人でお祝い。
続いて桜花vsYAKOとなり、罵声を浴びせながらエルボー合戦。桜花が走るもYAKOがヒップアタックで迎撃。バックを取ったが、桜花も回避しフロントハイキック。

雪妃が飛び出していき、サイドキック。YAKOもコーナーホイップで流れを変えようとしたが、雪妃が反動を利用した低空ドロップキック。続くミサイルキックはカウント2。攻勢に出る雪妃にYAKOがスタナー。雪妃もキックでやり返すが、YAKOがサイドバスター→ヒップバット→ダブルリストアームサルトと波状攻撃。

続く梅咲がドロップキックで飛び出していき、フォアアームからのネックブリーカードロップ。カウント2。さらにドロップキック、低空ドロップキックを放つ。キックアウトされるロープに走る。これを雪妃がミドルキックで迎撃し、ブレーンバスター。カウント2。
尾崎が出て行き、梅咲にチェーンパンチ。チェーンアッパーを食らわす。尾崎がロープに飛ばすも、梅咲がドロップキック。チェーンを奪いにかかる。次々に両軍メンバーが加わり綱引き合戦。だが、正危軍が一斉に力を抜き、YAKO&梅咲&岡がひっくり返ると、すぐさま梅咲を孤立させ、雪崩式ブレーンバスター。カウント2。ここで尾崎は梅咲の首にチェーンを巻き付け絞首刑。反則を取られると、イス攻撃を放つ。

劣勢の梅咲だったがカウンターのキューティースペシャルを放って、岡と交代。ドロップキックを連発していく岡。フェースクラッシャー、ドロップキックでカウント2。尾崎は張り手を見舞って、桜花と交代。
桜花がフロントキックでカバーする。ショットガンからもう一度、フロントキック。雪妃がランニング・ニーでアシストし、桜花がビッグブーツで飛び込んで行く。カウント2。ならばと正危軍は桜花のバラ鞭、雪妃の一本鞭、尾崎のチェーンパンチで追い込んで行く。改めて桜花がビッグブーツを敢行。キックアウトされるとストンピングを連発する。

ロープに走った桜花だったが、梅咲がドロップキック、YAKOがスタナー、岡がクロスボディーで飛び込む。逆に岡がロープに走るも、雪妃が足止め。桜花がバラ鞭を放つが、岡にかわされ雪妃に誤爆してしまう。
このチャンスに岡がクロスボディー3連発で反撃にかかる。梅咲のミサイルキック、YAKOのバックドロップから岡がダイビング・ボディープレスにつなげる。返されるとワキ固めへ。だが、これは雪妃が鞭でカット。

ならばと岡はクロスボディー。キックアウトした桜花がカカト落とし。ブレーンバスターは岡が首固めに切り返す。すぐさまスクールボーイ、十字固めを繰り出すが、いずれもカウント2。

ヒヤリとした桜花だったが鞭攻撃であっさり攻守を入れ替え、鞭を使った垂直落下ブレーンバスター。これはTommyレフェリーがカウントを入れず。ならばと桜花がダメ押しのビッグブーツで勝利を収めた。
エンディング
桜花「みなさん、こんばんは。正危軍の桜花由美です」

尾崎「拍手だろ!」

桜花「拍手しろよ! これがOZアカデミーの、正危軍の私です。でも、(いつもは)これ以上、もっとひどいかな? 今日はちょっと手加減しました。9月5日、OZ名古屋大会があります。尾崎さんの35周年、プラズマ爆破。ちょっと尾崎さんにその宣伝をしてもらおうかな」

尾崎「急に振るね。今日は正危軍で楽しかったね。どこの団体いっても正危軍は楽しい試合だね。さっき桜花が言った通り、35周年記念で、名古屋国際会議場でプラズマ爆破やります。この3人で組んで、アジャ&松本&ラム会長、名古屋すぐなので、見に来てね! チケット今日売ってるので、帰りそこの売店で買っていってね」
桜花「じゃあ、いつもの正危軍の締めやってよ。安納だったらできるでしょ?」

広田「やるよ、やっちゃっていいの?」

桜花「やっちゃっていいよ。締めて、正危軍の締め」
広田「では、安納が締めます。みんな、やっぱりちょい悪お姉さんが好きだと思う。みんなが大好きぃぃぃ、オーズ!(変なポーズ)違うの? OZって言ったの(とポーズの説明)。違う? そうでしょ、いつもやってるでしょ。正危軍でやってるでしょ、いつもやってないの? じゃあこれから使えばいいよ、コレ。大丈夫、大丈夫。だからみんなが大好きぃぃ。オーズ(と正危軍メンバーの合流)っていうか、そうか、そうか。正危軍は何にしようかな。正危軍バージョンもやろうと思ったのよ、いいの? わかったわかった、わかりました。みんなが大好きぃぃ、正危軍!(とほぼ同じポーズ)でもね、正危軍でも、なんでもここはwaveのリングだから、ちょっとやりすき! 悪いことやりすきぃー! でも、こんなOZどうだった?(拍手が起こる)でしょ、そうでしょ? じゃあ安納しめまーす。いくわよ、尾崎さん。これがwaveだーーー!」
◎正危軍コメント
広田「みなさんお疲れさまでした。今日はwave初参戦、正危軍勢揃いということだったんですけど、初勝利おめでとうございます」

尾崎「初勝利? なんの初勝利。Waveで初勝利?」

広田「どうでした、waveのリングは?」

桜花「年齢だけしか勝てないっていうか」

雪妃「逆に悪く言えなかった、かわいそうだから」

尾崎「悪いけど、あれは桜花にだけ言ってることだからね。私とユキは関係ない」

広田「私もそう思った」

桜花「イヤイヤイヤ、イヤイヤイヤ!」

尾崎「だって桜花とやりあってるんでしょ?」

桜花「やりあってはないです。勝手に向こうが私に嫉妬しているだけで…」

尾崎「桜花のことしか見てないっていうか。ババアっていうか。まず名前がややこしい」

雪妃「ホントに、ホントー」

桜花「名前変えてほしい」

雪妃「優里佳? さっき入場コールのときに「オカユ…」まで聞いて桜花由美のコールか、岡なんとかさんのコールかわからなかった」

尾崎「アンタが悪いんじゃん?」

広田「私が悪い? 私は悪くないと思うんだ。だって安納だから今日。何もいいことしかしてない。桜花さんはさ、だっていつもwaveでさ、嫌われてる社長じゃん?」

桜花「バカヤロー!」

広田「今日はヒールで嫌われちゃったけど、どうなの?」

桜花「嫌われてません! みんなが大好き正危軍です」

広田「あ、いいじゃん」

桜花「それだよ、それ! それを言ってほしかった」

尾崎「そうだよぉ!」

広田「アア、そっか」

桜花「なんでちゃんとコピペして!」

尾崎「アンタ本当見かけだけしかできないよね。中身ぜんぜんないよね」

広田「そんなことないです。今日は芯まで安納サオリでやらせてもらいました」

雪妃「オェズって初めて聞いたわ!」

尾崎「何あれ。実は考えてたでしょ」

広田「あれはぜんぜん考えてなかったんですけど、すごい沸いて出た、OZ愛が、正危軍愛が沸いて出て」

尾崎「あそこでOZやられてもね。たぶんそればっかり考えて、どっちにしたって邪魔なんだよ、ハッキリ言って」

広田「だって私ね、一つね、あのー、雪妃さんと桜花さんにクレームがあるの。尾崎さんがね、『凶器!』って言ったときに2人ともシカトしたの。アタシ見た! アタシは見たの」

尾崎「私も! 凶器じゃない。私チェーン!って言ったのね」

広田「チェーンって言ったら、2人、はぁ?みたいな」

尾崎「2人ともね、そう! そう!」

広田「桜花さんは『イス?』みたいな、イス取ろうとして、結局チェーン!って言った尾崎さんが自分でチェーン取りに行くっていう。恥かいたよ! 尾崎さんはアンタたち2人のおかげで!」

雪妃「気づかなかった…」

尾崎「ホント? モロ無視だよ」

広田「モロ無視でしたよ」

雪妃「それ、(広田が)チェーン渡したらよかったじゃない!」

尾崎「私もそう思った!! 知ってるならなんで渡さないの?」

広田「だって怖かったから…」

雪妃「何しに来たんですか!」

尾崎「ただチクっただけで…ねぇ!」

広田「あはは! 今日はwaveにはじめて来てくれてうれしかったけれども、これからはちゃんと尾崎さんの言うことを聞いて、ちゃんとエプロンサイドにいても聞いているように、尾崎さんの声を!」

尾崎「いいこと言った。アンタもくれなかったけど」

広田「気をつけてチーム一丸となって、このあとビッグマッチあるから頑張って」

尾崎「何様?」

広田「安納でした」