2019.06.30

WAVE Phase2「大阪ラプソディ―Vol.45」

Xを除く出場全選手による入場式。
11選手がリングに揃ったところで対戦カードが発表された。
そして、挨拶に指名されたのは水波。
「本日は雨で、お足下が悪い中、ご来場ありがとうございます! 前回の、4月の大阪大会の時は、自分はちょっと、急きょ、欠場になってしまいまして。なので今日は、WAVEのリニューアル後、初の大阪大会でございます。大阪の皆様、お元気でしたか!?
(大きな拍手に対し)よかったです。今日もですね、WAVEの大会を、胸いっぱい、体いっぱい、楽しんでいってください! 最後まで、応援よろしくお願いします!」と、いつも以上に元気に挨拶してのオープニングとなった。
▼CATCH THE WAVE 2019~ヤングブロック~(10分1本勝負)
○HIRO'e<3勝=6点>(9分5秒、片エビ固め)Maria<1勝2敗=2点>●
※バックドロップホールドが崩れるも押さえ込んで。HIRO'eがヤングブロック優勝


ヤングブロックへの出場権を獲得しながら、出場枠争奪戦で敗れた門倉凛がテクニカル部門での出場を許可されたことに納得がいかず、全勝優勝を宣言したHIRO'e。
ここまで2戦2勝で迎えた最終リーグ戦。
最高得点を獲得しても最終戦で引き分けた場合には「全勝」という約束は果たせないことになる。

Mariaが求めた握手を握り返して試合開始のゴング。
鳴らされる同時にコーナーを飛び出した両選手。
いきなりスピアを決めたHIRO'eだが、Mariaの丸め込みの連続にペースを乱される。
低空ドロップキックを浴びながらも串刺しドロップキック決めて反撃に転じるHIRO'e。
しかし、Mariaも串刺しドロップキックをお返し。
それでもHIRO'eはエルボー、ストンピング、スリーパー、ダブルレッグロックとスリーパーの複合技、逆エビで優位に試合を進める。
ロープブレイクに持ち込まれても、ブレーンバスターを放っていく。
2発目のブレーンバスターをこらえたMariaは、HIRO'eにぶら下がる形でフロントスリーパーを決め、そのままグラウンドに持ち込んでギブアップを迫る。
HIRO'eはサードロープに足を伸ばして、なんとかブレイクに持ち込んだ。
ブレイク後、腰を落とした状態のHIRO'eには低空ドロップキック5発からボディースラムを放っていくMaria。
カウント2で返されると、馬乗りになってエルボーを落としていく。
Mariaがロープに走ったところでスピアを決めたHIRO'eは、Mariaをコーナーに運ぶと串刺しでのスピアを決めてミサイルキック。
そしてムーンサルトプレスを狙ってコーナーに上がる。
2段目ロープに足をかけた状態で背を向けているHIRO'eにドロップキックを放って場外に落としたMariaは、リング下でボディースラムを放って一足先にリング内へ。
リングに戻ってからもボディースラム、エビ固め、首固めと丸め込んでいくMaria。
カウント2で返していったHIRO'eは、逆にMariaの背後に回って背中合わせになり逆さ押さえ込み。
これをカウント2で返されたHIRO'eは北斗原爆。続いて決めたスピアもカウント2で返される。
ここでバックドロップホールドを放つも、崩れてMariaの肩が上がる。
しかし、そのまま片エビで固めてカウント3を奪った。
これでHIRO'eは勝ち点6。
宣言通り全勝でヤングブロック優勝を飾るとともに、レジーナ王者への第1挑戦権を手にした。
▼CATCH THE WAVE 2019~スピンオフ~(15分1本勝負)
△彩羽匠(時間切れ引き分け)旧姓・広田さくら△

門倉凛、岩田美香の欠場で闘わずしてテクニカルブロックを1位通過した彩羽匠。
当初、この日は岩田とのリーグ戦が組まれていたがカード変更。対戦相手はXと発表されていた。
そして、Xとして入場してきたのは岩田美香のコスプレに身を包んだ旧姓・広田さくら。
リングインしてリングアナから選手紹介のコールを受ける際にキックのデモンストレーションまでマネするが、その“変身ぶり”に、彩羽は笑いをこらえられない。
試合開始のゴングが鳴ってにらみ合う両者。広田がフェイントで蹴りを繰り出すだけで、彩羽はこらえ切れず笑いが漏れてしまう。
短期勝負に出た彩羽が決めたグラウンドでのスリーパーは逃れたものの、スタンドに戻ってローキックを叩き込まれると1発で及び腰に。
逆にローキックを返しても彩羽は微動だにせず。
広田をコーナーに飛ばして串刺しエルボーバットを決めた彩羽。
ローキックを連発していくと広田はダウン。
ここでロープに走って蹴りを放ったものの、それをかわした広田は下からボ・ラギノールを見舞う。
ダウンした彩羽を見てタカダジュンジを狙ったが、足を出されてカットされた。
「さては、お前がやりたい……」とまで言ったところで彩羽が攻撃を仕掛けると、広田は彩羽のエルボーを受けたところでダウンしてタカダジュンジを誘う。
仕方なくタカダジュンジを仕掛ける彩羽。
ヘッドバットが決まって、タカダジュンジ成功!
ここで広田は「タカダジュンジも決まったことだし、今日、ダブルヘッダーだし、もう終わりにする」とリング上で大の字に。
カバーに来た彩羽を丸め込んだがカウント2。
だまし討ちに怒った彩羽がサッカーボールキック2発。
観客の「もう1回」の声にこたえて3発目を放ったが、その蹴り足をキャッチした広田はヒザにエルボーを落とし、リストをつかむ。
そしてコーナーに上がろうとしたが、彩羽はロープに足をかける前にスライディング・レッグシザースを決めてクロスフェースロックへ。
広田は必死にロープに逃げる。
彩羽はブレイクしてもすぐに起き上がれない広田に、正面からの蹴り2発。
さらにフロントネックチャンスリー気味のブレーンバスター。
そしてコンビネーションで蹴りを放っていくが、それを見切ってかわした広田。
逆に蹴りを放ってからカカト落としを狙ったが、足を上げた瞬間に股関節を痛めた様子。
ここで彩羽は股裂きから股割りの状態に持っていき、ヒザ十字へ。
ロープブレイクに持ち込まれると広田をロープに飛ばしたが、広田は走ることさえできない。
チャンスとばかりに近づいてきた彩羽を丸め込んだ広田。カウント2で返されると、股関節を痛めたのは「嘘だ」。
そしてロープ歩き、ロープに張りつけにしてのボ・ラギノールを決める。
さらにロープを挟んでのエルボーで彩羽をリング下に落とした広田。
トペを放つもセカンドロープに引っかかって失敗。
そのまま場外乱闘を繰り広げているところで「残り時間3分」のコール。
観客の傘を手にして、徹底して彩羽の尻を突いてリングに転がり込んだ広田。
彩羽は痛みにのたうち回りながらも、なんとかカウント20寸前にリングに滑り込んだ。
リング内に戻ると、カウンターのハイキックを決めた彩羽。
さらにトラースキックをヒットさせるが、広田はカンチョーを返していく。
ハイキックを決められた広田だが、そのままふらふらドーンで押さえ込む。
カウント2で返した彩羽は、「残り10秒」がコールされたところでパワーボム。
そのまま丸め込むが広田はカウント2で返す。
2発目のパワーボムを狙って広田を担ぎ上げたところでタイムアップのゴングが打ち鳴らされた。
試合後は互いに「もう1回」と、再戦をアピールしてからリングを下りた。
▼CATCH THE WAVE 2019~ビジュアルブロック~(15分1本勝負)
△桜花由美<1勝1敗1分=3点>(時間切れ引き分け)有田ひめか<1敗1分=1点>



有田ひめかが求めた握手に応じた桜花由美。
試合開始のゴングが鳴らされるや、いきなりラリアットを放った有田。
それをかわした桜花はビッグブーツを放つが、さらにそれをかわしたジャンピング・ニーを決めた有田。
カウント2で返した桜花は、有田のバックに回り、相手の両腕をクロスしてのバッククラッカーからビッグブーツ。
ベイダーアタック、串刺しジャンピング・ニーを返していたあ有田は、ショルダータックル5発。
さらに逆エビから逆片エビと攻め立てる。
エルボーを放ってきた有田を捕まえてフロントヘッドロックにとらえた桜花だが、有田はそのまま頭越しに投げ飛ばす。
すると桜花はトップロープ越しに場外に転落。
しかしリング上でダウンした状態の有田を見ると、桜花はリングに戻る際、コーナーからフライング・ボディーアタック。
カウント2で返されると、クロスフェースロックで有田の動きを止めにかかった。
ロープに逃れた有田だが、桜花はロープ際で有田のボディーを踏みつける。
桜花のビッグブーツをかわした有田は、セカンドロープに足を引っかけている桜花の背後からベイダーアタック。
しかしアルゼンチンバックブリーカーを狙ったところを押し潰され、クロスフェースロックに持ち込まれた。
それでも有田は、なんとか―ドロープに手を伸ばしてブレイクに持ち込んだ。
桜花のビッグブーツをかわして背中にジャンピング・ニーを決めた有田は、うつ伏せ状態の桜花にボディープレスから逆片エビ。
ギブアップを迫るも、ロープブレイクに持ち込まれた。
強引にアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げた有田は、前方に落としていく。
さらにバックフリップ、正面から走り込んでのジャンピング・ニー。
有田のジャンピング・ニーをかわしてキルスイッチからカカト落とし2発を決めた桜花は、3度目のクロスフェースロック。
そこから腕を取ってサーフボードに移行するも、有田は足を伸ばしてブレイクに持ち込んだ。
スタンドに戻ってエルボーの打ち合いから、互いにロープに走った相手を追いかけて有田がベイダーアタック、桜花がフォアアームを放て行く。
有田が反対側のロープに走るとするところ、髪をつかんでダウンさせた桜花は、有田が立ち上がってくるところにランニング・エルボー。
有田もラリアットを放っていく。
2発目のラリアットをかわした桜花は、有田の体を持ち上げるとトップロープにノド元を打ちつける。
さらにビッグブーツ2発。
カウント2で返されるとロープに走るが、有田はジャンピング・ニーで迎撃。
ラリアット2発を決め、桜花がビッグブーツを放ってカバーにいったところでタイムアップとなった。
これで互いに1点を追加。
桜花は得点3でリーグ戦を終了。
すでに志田光も3点で公式戦を終了しており、野崎は1試合を残して得点3。
有田もここで1点を追加したことで1位通過の可能性を残している。
大混戦のビジュアルブロックは公式戦最終戦(6・1新木場、野崎渚vs有田)の結果待ちとなった。
休憩明けのインフォメーションコーナーでは二上美紀子代表がリング上へ。
今後の大阪大会として、10月12日~14日、大阪・アゼリア大正で女子プロレス祭り的なイベントの開催を発表。
全団体とはいかないまでも、主要団体大阪に集結し、主催興行を持ち寄る形で企画。
幕開けとなる12日の午後は「ヤングOH!OH!」として開催。
そこでデビュー5年目となるHIRO'eがヤングを卒業することに。
初日は2大会、2日目と3日目はそれぞれ3大会を開催予定。
“女子プロレス見本市”の詳細は後日発表される。
▼スクランブルwave(60分3本勝負)
水波綾、野崎渚、高瀬みゆき(2-1)宮崎有妃、旧姓・広田さくら、神童ミコト
①○水波(10分12秒、片エビ固め)神童●
※ラリアット
②●高瀬(13分30秒、外道クラッチ)宮崎○
③○高瀬(3分0秒、体固め)宮崎●
※宮崎がパワーボムを決めてカバーしているところに、水波に突き飛ばされた広田がぶつかって、高瀬が宮崎に覆いかぶさる形になってカウント3が数えられて

この日、2試合目で疲れを隠せない旧姓・広田さくら。
水波綾と高瀬みゆきは、広田先発をアピール。
結局、1本目の先発は高瀬と神童ミコトとなる。
ゴングと同時に飛び出してきた神童を飛び越えて、コーナーに控える広田と宮崎有妃に攻撃を仕掛ける。
無視された格好の神童は躍動感のあるドロップキックを連発で浴びせていったが、高瀬は神童をボディースラムで叩きつけると、神童を敵コーナーに付き飛ばして広田に交代するよう要求する。
それに応じて出てきた広田に、カミカゼからセカンドロープに飛び乗ってギロチンドロップ。
さらにミサイルキックを放つと、野崎渚が広田の背後からミサイルキック。
さらにブレーンバスター。神童のドロップキック、水波のラリアットのアシストを受けて、えびす落としを決めた。
さらにブレーンバスター。神童のドロップキック、水波のラリアットのアシストを受けて、えびす落としを決めた。
タッチを受けた野崎はダブルニーアタック、ドロップキックを叩き込んでいくが、ブレーンバスターをDDTに切りあ消した広田は、高瀬と2人に二刀流のカンチョーを決める。
しかし、水波の強烈なエルボー、高瀬のドロップキック、野崎のビッグブーツを浴びるも、カウント3は許さない。野崎のドルミルは、神童と宮崎が必死のカット。
やっとのことで広田からタッチを受けた宮崎は、低空ドロップキックからビッグヒップ。
これは水波と高瀬がカット。
宮崎は両腕でのラリアットで水波と高瀬を決めると、2人まとめてビッグヒップの餌食にする。
さらに野崎にドロップキック。野崎は串刺しビッグブーツを決めて水波にタッチ。
水波はマシンガンチョップからパントマイムを交えての串刺しラリアット。
リング中央でラリアットの打ち合いとなるも、最後に同時に放った際は宮崎が打ち勝つ。
代わった神童のドロップキック連発を受け流した水波は強烈なエルボーを叩き込み、神童がブレーンバスターを狙ってきたところボディースラムに切り返す。
しかし神童は、ボディースラムをかけられたタイミングで水波の背中におぶさってスリーパーを決めていった。
それを前方に一本背負いの要領で投げ飛ばした水波は、ラリラットからギロチンドロップ。
カウント2で返されると、逆エビを決める。
ここは宮崎がカット。
しかし水波は、神童をアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げた。
それを滑り下りながら丸め込もうとする神童をつかんで阻止した水波は、そのままジャーマン気味に後方に投げ捨てようとしたが、うまく水波の首に腕を回して絡みついた神童は首固めに切り返す。
カウント2で返されると逆さ押さえ込みへ。
ギロチンドロップをかわして丸め込む。
さらに前方回転式のエビ固めを決め、水波のラリアットをかわして足をすくう形でジャックナイフホールド。
いずれもカウント2で返されたが、丸め込み技の連続に、水波はたじたじの表情。
しかし走り込んでくるところにカウンターでラリアットを叩き込み、カウント3を奪った。
2本目のゴングが鳴ると、水波はダメージが残ってふらふらの神童を一気に攻め立てる。
ラリアット、スピアから肩に担ぎ上げるが、ここで宮崎が飛び込んできてときめきメモリアル。
これで動きが止まった。代わった広田が水波とボ・ラギノールの打ち合い。
広田はロープ歩きを決め、飛びついてのウラカンラナへ。
さらに619を決めたものの、高瀬がミサイルキックで追撃を阻止。
タッチを受けた野崎がコーナーに詰めてブレイジング・チョップ連発。
ロープにもたれかかった状態へのビッグブーツを決めると、広田がトペを狙うもロープに引っかかって失敗、そのまま場外乱闘となり、バックステージに消えていった。
リングに残されていた神童は、水波に「(バックステージへ追いかけて)行くぞ!」と声をかける。
水波は「行かなくていい」というものの、神童を追いかける形でバックステージへ消えた。
しばらくリングは無人状態。
アリーナに戻って来ると、野崎の顔面は緑に染まっていた。
リング中央に寝かすと広田がタカダジュンジを狙おうとするも、「どうせ足を出されて失敗するんだから」と、自らリング中央に大の字になって、野崎にタカダジュンジをするよう求める。
仕方なくロープワークから広田の上を飛び越えてタカダジュンジを放つが、
それをかわした広田は、フェースクラッシャーからプロレスLOVEポーズ。
しかしプロレスLOVEポーズを取っているところに野崎がフェ―クラッシャーを決めてプロレスLOVEポーズのお返し。
広田のボ・ラギノールを浴びた野崎だが、宮崎にビッグブーツを放っていく。
それを受け止めた宮崎は恥ずかし固めへ。
これは高瀬がカット。
宮崎にカウンターのビッグブーツを決めた野崎はコーナーに上がる。
しかしここは、神童にデッドリードライブで叩き落とされてしまった。
宮崎にカウンターのビッグブーツを決めた野崎はコーナーに上がる。
しかしここは、神童にデッドリードライブで叩き落とされてしまった。
この間に対角線のコーナーに上がっていた広田だったが、コーナーでの攻防でロープを揺らされたため、足を滑らして宙吊り状態に。
ドルミルに捕らえられた宮崎は、そのまま後方に走り込んで野崎をコーナーにぶつけようとするが、広田が挟まる形になった。
何とか野崎を振りほどいた宮崎は、コーナーに宙吊りになっている広田を使ってのハンマープレス。野崎は再び宮崎をドルミルにとらえるが、今度は広田がカット。
6選手が入り乱れる中で、高瀬にえびす落としを決めた宮崎に対し、高瀬もコーナーからのフライング・フォアアームを返していく。
そして水波との合体ギロチンドロップ。
広田も対抗して神童を使っての合体ギロチンドロップを狙うが、バランスを崩してそのままバックドロップで投げてしまう形に。
しかし宮崎はカウンターのラリアット。
続いての外道クラッチは野崎のカットに遭ったが、投げ捨てジャーマンを決めると、広田がボ・ラギノールでアシスト。
ここで外道クラッチを決めてカウント3を奪い、1-1のイーブンに持ち込んだ。
3本目、ゴングと同時に6人がリング上で入り乱れる。そのまま戦場はリング下へ。
1人リングに残った広田がトペを決めると、観客から大きな拍手が。
広田も「やればできる!」とガッツポーズ。
リングに戻るとカミカゼ を決めた高瀬だったが、直後に広田のミサイルキックを浴びてしまう。
宮崎は高瀬をボディースラムで叩きつけると、コーナーに上がっていた水波を捕まえてファンタスティックフリップを放つ。
しかし高瀬がかわしたため、結果的には水波がデッドリードライブで叩きつけられる形になった。
野崎が宮崎に低空ドロップキックを突き刺すと、水波が裏投げ。
そしてコーナー最上段に上がっていた高瀬が急降下ギロチンドロップ。
宮崎を引き起こそうとした高瀬だったが、逆にパワーボムの態勢に担ぎ上げられた。
これをウラカンラナで切り返そうとしたが、踏ん張って阻止した宮崎は、反動をつけて高瀬を担ぎ上げてパワーボム。
そのまま押さえ込んだものの、コーナーでもみ合っていた水波が広田を突き飛ばしカバーを崩す。
もつれ合った状態で高瀬が宮崎に覆いかぶさる形に。
そのままカウントが数えられ、Tommyレフェリーの手が3回マットを叩いて勝負が決まった。
まさかの勝利に喜びを隠せない高瀬はマイクを通さずにタッグ王座への挑戦をぶち上げるが、広田から「この前(6・19新木場)の話でやるってことになっただろ!」と突っ込まれる。すると高瀬は「いつやるやんだよ?」。これに広田は「近々……」と答えた。
さらに広田は「お前ら、自分たちが持ってたベルト落としたからってな、ベルトを獲り返すことに躍起になってると、足元すくわれるからな。お前、次、野崎みたいにさせてやるからな」と宣戦布告。そして「野崎、お前も覚えとけよ」と挑発した。
ここでリング上にマイクが置かれているのに気づいて取り上げると、広田から「お前、マイクでしゃべれよ」と突っ込まれた。高瀬は「気づかなかったんだ!」と返し、そのまま「今日はWAVE(所属選手)じゃないけど、私が(最後)勝ったから、私が締める!」と強引にコール&レスポンスで観客のビッグウェーブを起こし、「これがWAVEだ!」で新体制2度目の大阪大会を締めた。