2022.10.24
「Survival Dance~#レジーナチャレンジ~」
◎オープニング
現在AEWを主戦場にしている志田光がレジーナに返り咲き、レジーナが海外へと流出中のプロレスリングwave。11・6後楽園でおこなわれる志田、2度目の防衛戦の相手を決めるため、二上美紀子会長がTwitterを使って挑戦者を募集。その結果、33名の選手がエントリー。当日発表のシークレット選手2名を加えた総勢35名が挑戦権を懸けたバトルロイヤルで激突することとなった。
大会に先立ち二上美紀子会長がリングへ。まずは声を出していい大会であることを告げ、恒例の「まいど!」で観客とコール&レスポンス。早速、ルールが説明される。
はじめは2選手によるシングルマッチでスタートとなり、3分目からエントリー選手が1人ずつ登場。その後は1分ごとに選手が追加される。選手が残り7人になった段階で一度、休憩に入り、そのあと改めてファイナルに残った7人で試合を再開。そして、最後の1人に残った選手が、11・6後楽園で志田のベルトに挑戦することが告げられた。
レフェリーはパンチ田原とTommyが担当(20人目の登場で交代)。勝敗は3カウント、ギブアップ、TKO、KO、オーバー・ザ・トップロープが採用された。なおリングアウトに関しては、どこかに行ってしまう場合は失格。また入場の際に時間を取り過ぎて、次の選手が来るまでにリングに入らない場合も失格となることがアナウンスされた。
1、Regina挑戦者決定時間差バトルロイヤル(35人参加)
○宮崎有妃<9>(52分58秒、体固め)世羅りさ●<34>
※直伝デスバレーボム。
※退場順(< >内の数字は入場順)=アイガー<3>、rhythm<5>&柳川澄樺<7>、神姫楽ミサ<10>、谷もも<4>、松本都<17>、Aoi<1>、藤田あかね<18>、川畑梨瑚<2>、SAKI<13>、優宇<22>、櫻井裕子<11> 、AKARI<24>、大空ちえ<16>、関口翔<14>&米山香織<8>、倉垣翼<21>、沙恵<23>、梅咲遥<28>、桜花由美<26>、チェリー<27>、 YAKO<32>、ハイビスカスみぃ<30>&救世忍者・乱丸<33>&旧姓・広田さくら<12>、狐伯<20>、遠藤美月<35>、鈴季すず<19>、青木いつ希<31>&笹村あやめ<28>&高瀬みゆき<15>、網倉理奈<6>、朱崇花<25>、世羅
◎前半戦
レジーナへの挑戦権を35名の選手で争うバトルロイヤル。後楽園ホールでの1マッチ興行ということでも注目を集めるなか、まずはAoiと川畑梨瑚が入場でダンスバトル。試合前から競り合う。
川畑がサッカーボールキックを放ち最初のカバー。カウント2。ボディースラム2連発を放って行く。Aoiも反撃にかかり、リストロック。
あっという間にアイガーのテーマ曲。アイガーはリングに入ったものの仁王立ち。すぐに4人目の谷ももが登場となる。谷は川畑&Aoiの上にダブル・ニードロップを投下させ「ももざんまい!」を披露。だが、背後からアイガーがしのびよると、大きな悲鳴。
続いてrhythmがリングイン。アイガーが次々と背後にとりつきリング上を混沌とさせる。そこに登場したのは網倉。早速、アイガーが網倉にとりつくが、網倉が振り向くと……逆にアイガーが驚いて転倒。リング上にいた選手達に押さえ込まれて、最初の脱落者となった。
試合は続き、JTO勢が仲間割れ状態に!? 互いにカバーしあうも、カウント2。
そこに米山が登場。早速、JTO勢は米山にOTRを狙うが、これは未遂。逆に米山がダイビング・クロスボディーを投下する。続いて谷&川畑が柳川にキャメルクラッチをきめると、次々と選手が連なっていく。
10人目は神姫楽ミサ。リング上では宮崎が柳川&rhythmをまとめてカバーし3カウントをとっている。リングインした神姫楽が宮崎に対して串刺しラリアット、ショルダータックル、セントーンをお見舞いする。
櫻井がリングインする直前に、宮崎が神姫楽にやり返して3カウント。さらにその直後に広田が登場。宮崎が串刺し攻撃を狙うも、これは未遂となる。
13人目のSAKIがアトミックドロップを連発していく。広田がかわしてボ・ラギノールで応戦。ならばと櫻井&網倉がSAKIの助っ人にまわり、広田をリストロックで捕獲する。その上にSAKIが騎乗し、COLOR’Sの絆をアピールする。
続いての登場は関口。リングインするなり米山とのダブルを狙うが、網倉がぶっちぎっていく。大外刈りを狙う関口をことごとくなぎ倒す網倉。
15人目は高瀬。元・アクトレスガールズがwaveのリングで再会することとなり、「強く、やさしく、あなたに一生懸命、元アクトレスガールズ!」と、懐かしいフレーズを叫んだのだが…。背後から広田らが襲撃。元アクトレスガールズをあお向けにし、いつものように飛び越えようとしたが、人数が多すぎて失敗。広田の直撃をくらった谷がみんなに押さえ込まれて3カウント。
そこに大空が入場。早速、ロープ渡りへ。広田も対角のロープで敢行する。続いての入場となった松本都もコーナー上でY字バランス。いきなりミヤコワールドを作りあげたが、リング内では宮崎がムーンサルト・プレスを投下する。豪快に自滅すると、その衝撃で松本が場外へと転落し、早々に失格となった。
続いて藤田が入場。孤軍奮闘しているなか、すずがリングイン。コーナーに登るすずを宮崎が落としにかかる。出落ちを回避するすず。そこに藤田が突っ込んでいったが、かわしたすずがオーバー・ザ・トップロープで、藤田を失格においやった。
ここで狐伯が登場。一方、リング上では川畑がみんなに押さえ込まれて失格に。
21人目は倉垣。いつもの入場パフォーマンスを繰り広げ、選手達をビビらせる。続いて優宇がリングインするなか、狐伯がSAKIにジャックナイフ。みんなに押さえ込まれて退場へ。
沙恵、登場。宮崎vs倉垣の間に果敢にも割り込んでいく。フロントキックを放つが、倉垣が吹っ飛ばし、倉垣&宮崎が反撃のダブル。なんとかかいくぐる沙恵。
続いて優宇のキャノンボールが櫻井に決まる。すかさずコーナーに登る優宇だったが突きおとされて失格に。
ここでAKARIが登場。リングインするなり、関口に関節技をきめる。次に入場したのはシークレットゲストの一人である朱崇花。入場に時間がかかり、すぐさま桜花が入場。
桜花と対峙した朱崇花がビッグブーツ。桜花も応戦していく。そして桜花がカウンターのビッグブーツを決めるも、米山が横取りカバーする。朱崇花が返してカウント2。桜花&朱崇花で米山にビッグブーツの競演。
続いてチェリーが入場。櫻井にボディーブローを見舞うとスリーパーへ。切り抜けた櫻井がコブラツイストを決めると、米山がカット。逆にチェリーがコブラツイストで捕獲。元アクトレスガールズvsその他の選手の引っ張りあいとう構図となり、引きちぎられそうになった櫻井がついにギブアップ。
梅咲がリングイン。早速、宮崎がはずかし固めを仕掛けて行く。これは高瀬がカット。
続いてみぃが入場。リング上ではAKARIが失格となる。さらにみぃがリングインすると同時に大空&米山も失格に。
青木の入場直後に、狐伯が倉垣にスワンダイブ式の回転エビ固め。みんなで押さえ込み3カウント。
YAKO、登場。早速、広田にヒップアタックを決める。続いて沙恵vs狐伯となり、狐伯が沙恵をOTR葬。梅咲もプランチャで飛んでしまい、退場に追い込まれる。
乱丸が入場すると、久しぶりに凡女美ィーナスがwaveマットで復活。入場でもりあげたあと世羅がリングイン。朱崇花とエルボー合戦を繰り広げる。ロープに走る朱崇花にすずがニーリフトをお見舞いする。
最後の入場となったのはもう一人のシークレット・遠藤美月。桜花と対峙するも、遠藤がBTボムを放って3カウントを奪ってみせる。
ここで乱丸が忍法金縛り! 全員がフリーズしたが、「おばちゃんだけ解除!」すると、遠藤、高瀬、世羅、宮崎、広田、みぃが動き出す。動かない選手たちの中にチェリーを発見。金縛り状態のままOTR葬された…。続けざまにYAKOもOTRで失格。
ここで広田が「1つのリングに3人もコミカルはいらない」!と乱丸、みぃの対戦を挑む。広田が「カンチョーの広田!」とキメると、乱丸が「忍法の乱丸!」と続く。キメ台詞のないみぃは迷ったあげく、靴下をぬいで手に装着。「足が臭いハイビスカス!」と、広田に襲いかかる。ならばと広田はボ・ラギノールで応戦する。だが、乱丸の忍法はみぃ&広田が阻止。この攻防が繰り広げられ、3人がダウン状態。10カウントが数えられ、3人がKOで失格となった。
リング上が混沌となるなか、遠藤がパワーボムで狐伯を失格に追いやる。さらに遠藤、すずがOTRで失格となり、リング上では朱崇花が高瀬にチョークスラムの体勢。だが、ここで残り7人となったため、ここで試合中断された。
◎後半戦
若干の休憩時間がとられたあと宮崎有妃、世羅りさ、青木いつ希、笹村あやめ、高瀬みゆき、網倉理奈、朱崇花の7人が改めてリングへ。試合が再開される。
笹村→高瀬が宮崎&網倉&世羅&朱崇花にトレイン攻撃。青木も突っ込むが…全員にかわされ逆にトレイン攻撃の餌食となる。続いて、笹村&青木&高瀬vs宮崎&朱崇花&網倉&世羅でブレーンバスターの掛け合いに。これは笹村組に軍配。そして関節地獄へ。
そこから高瀬がコーナーに登るも、笹村が妨害。ならばと高瀬&青木が笹村に雪崩式ブレーンバスターを狙うが、そこに朱崇花&世羅も加わっていく。結果、高瀬&青木&笹村が同時に投げ捨てられ3カウント。
今度は朱崇花&世羅が共闘路線。宮崎にダブルのバックドロップを放って行く。カウント2。さらに世羅のダブル・ニードロップ、朱崇花のライオンサルトが宮崎に決まる。キックアウトされると、朱崇花はコーナーへ。
すると、網倉が「お前ら卑怯だぞ!」と宮崎を守りにかかるが、宮崎が裏切りのスクールボーイで網倉をクルリ。
すかさず朱崇花が宮崎にミサイル発射させる。ならばと宮崎は碁盤を持ち出す。デスバレーを狙うが、世羅が回避し、逆に碁盤上にバックドロップ。間髪容れずに朱崇花が世羅にスピンキックを放って行く。すぐさま朱崇花はムーンサルト・プレスを放つが、かわされると着地。その朱崇花に宮崎が投げっぱなしジャーマンを決める。世羅が串刺しダブルニー、リバーススプラッシュ式ダブルニーにつなげていく。返されるとエアーズロックを狙うが、宮崎が阻止。
その宮崎が朱崇花に外道クラッチを仕掛けるも、世羅が妨害。朱崇花がロープに飛ばされ、トップロープに飛び乗るが、勢いあまってそのまま転落してしまい、失格。
これでリング上は宮崎vs世羅となり、宮崎がえびす落としでカウント2。ムーンサルト・プレスを放つが、世羅がカウント1で返す。
逆襲に出る世羅が羅紗鋏。ダイビング・ダブルニードロップを投下する。かわした宮崎が外道クラッチの体勢。だが、世羅も切り返し掟破りの外道クラッチへ。カウント2。ヒヤリとした宮崎が直伝デスバレーボム。返されるとダメ押しの直伝デスバレーボムで50分越えのバトルを制した。
◎エンディング
宮崎「優勝したぞーっ! 11月6日、志田の持ってるレジーナに挑戦するのは…一度、断ったのは私だけど…。志田に挑戦するのがゴールではなく、そのベルトを持って、復帰したときの野崎渚! テメーの前にな、偉そうに立ってやるよ。海外になんか興味ないよ。私の持ってるベルト、そして、その先にいる野崎…のために、必ず志田からスリーとります。今日、本当にありがとうございました!」
二上会長「次は断らないでください」
宮崎「もちろんです」
二上会長「私からお知らせが…。11月6日、志田のベルトに宮崎の挑戦が決定しました。あとウチのリング上ではなく、アズーリのリング上でCOLOR‘Sの2人の持ってるベルトに、プロミネンスが挑戦するっていう…。なんか本当に雑誌にも何も載らないところでやっていただいたんですけど、それもやりましょう」
SAKIが、清水が海外遠征中であることを告げる。
二上会長「そもそもチャンピオンがおらんかったわ。じゃあ、後楽園ではないところでやりましょう。あともう1つ、これ重要なことなんですけど、いいですよね?(桜花)社長。今回、思い切った企画で、私のTwitterに名乗りをあげてくれた選手をwaveに出しました。フリー関係ないですと言って、フリーのみなさんに本当に出ていただきました。フリーの人、ちょっと立ってください。で、それ以外の人って、基本所属とか、ユニットとかされている方なんですけど、(フリーに向かって)今日出ていたので、これからも出てください。(大喜びする乱丸)で、すごく急なんですけど、師匠、10月30日とかあいてる?」
乱丸がリング下から大阪でプロミネンスのイベントに出ることを告げる。二上会長が「大丈夫、(興行は)昼間やから。世羅だって出るもん」と言うと、乱丸は「空いてます!」と即答。これで乱丸の10・30刈谷大会への参戦が決定した。
二上会長「あと、みぃちゃん、出てください。その日ね、広田がピアノの発表会でお休みなんです。すみません。なのでカオスなルールは松本都にお願いしてるので、コミカルなところは凡女美に任せていいですかね。そういう感じで。(今回)私のTwitterに名乗りをあげなかったフリーたちを見返してやりましょう。とりあえず、最後みんな上がってください」
出場選手が全員リングに上がり記念撮影。最後は改めて宮崎がマイクをとる。
宮崎「ありがとうございます。出ていただいたみなさん、本当にありがとうございました。(夏実)もち! もち、いない?(セコンドをしていたもちを探す)帰った!? ケガはゆっくり…野崎もしっかり治して帰ってきてください。それでは『これがwaveだ!』で締めたいと思います。行くぞー、これがwaveだーーーっ!」
◎バックステージ
――試合を振り返って。
宮崎「あのー、今日私も出る順番とか全部聞いたので、結構はじめのほうだったので、絶対ダメだと思うんですけど、うまいこと勝ち上がれたと思っています。運がついてたと思っています、はい。えー、ここのバトルロイヤルはただの通過点で、その先にある志田、それも通過点で…。野崎が復帰するときに私は必ずベルトを持っていようと思ってるので、11月6日、スーパースターだけど、ただの後輩です。ただの後輩です! 必ずアイツからベルトをとります」
――これまでレジーナ挑戦を避けてきたが。
宮崎「そうなんです。あんまりベルトというものに興味がなくて、タッグはいっぱいとってるんですけど、だいたいがパートナーがベルトがほしいって言われ、『ヨッシャ、とろう!』っていうので、とってたのがあって…。こんなこと言ったら怒られるかもしれないけど、waveの人に…。他団体に一人で出るときは持って行かなかったり、別にタッグで組んだときに持てばいいとか、思ってたりするから。たとえば高瀬とか、いろんな人が他団体出て、一人でもベルト持っていってるのにもかかわらず、所属の私は持って行ってなかったりっていう。ベルトで安易な強さがわかるとかがあんまり好きじゃなくて、見に来てくれた人が『アイツは強い』と思ってくれるほうのが大事だと思っているので、試合を見て強いと思ってくれる方が大事だと…私の中の変なこだわりというか、ポリシーがあるので。いつも組んだ相手がどうしてもほしいっていうので、便乗してとってたという感じですね。シングルはいままで2回挑戦したのかな。水波に。アレも…。アレですよね。断って、んで、なんか札幌で45分アイアンマッチとか、アビリバvsOVER SUNでやって負けて、シングルになったとか…。本当そういうのしかないんですけど。
まあポスターをつくったGAMIさんが私を乗せるのがうまいのか…今日の(大会の)ヤツと11月6日のポスターが志田ひとりのヤツで、なんかムカつくなと思ったり、忘れてないんですけど、ぜんぜん忘れてないんですけど、今日、野崎が松葉杖とれて歩いてる。もう次はとれますって言ってたこととかで、いろいろ考えて…。まぁ、高瀬もいろんな気持ちあるだろうけど、私がベルトを待って野崎の前に立ちたい、と思ったってことですね、結局は」
――バトルロイヤルはどうだった?
宮崎「いやーもう緊張しててというか…。いたるところでいろんなことが起こるから、いろいろ考えて何かやったわけじゃなくて、網倉とかもこないだ北海道で急きょ、ハードコアの試合をやったときとかも、すごい仲間意識を持ってくれて、『宮崎さんを攻撃しないでください』みたいに言ってたけど、弱肉強食の世界だと思うので、容赦なく…。そうですね、やらせてもらいましたけど。まぁ私はその先に野崎を見ているので、すぐに野崎は前のように試合出来るわけではないと思うんですけど、野崎の前に立ちたいと思っています」
2022.10.01
「PHASE2 Reboot 3rd〜NAMI☆1~Oct.~’22」
◎前説
11月、12月と1日の興行がないため、今大会が年内最後の「NAMI☆1」大会。前説では野中美智子アナウンサーがいつものように注意事項を説明。さらに今大会は1試合ごとに正面がかわる正面四方システムとなることがアナウンスされた。
◎アントニオ猪木さん追悼の10カウントゴング
大会に先立ち、出場選手たちがリングサイドに集結。10月1日に79歳で逝去されたアントニオ猪木さんへの10カウントゴング、1分間の黙祷を捧げた。
1、Future wave(20分1本勝負)
○大空ちえ&AKARI(17分30秒、リングアウト勝ち)高瀬みゆき●&青木いつ希
オープニングマッチは、声圧強めの高瀬みゆき&青木いつ希と、PURE-Jの大空ちえ&AKARIのタッグマッチ。10・24後楽園でおこなわれるレジーナ・チャレンジに高瀬、青木ともに参戦を表明している状況だ。
試合は青木vs大空でゴングとなる。青木がアームロック、サイドヘッドロックでギブアップを迫っていく。大空はこれをヘッドシザースで脱出。すぐさま青木は大空を孤立させ、高瀬とのダブルのショルダータックル。そして四方に大空を張り付け、高瀬&青木で「せーの!」からの「ヨイショ!」で交互にチョップを放って行く。これで勢いに乗った青木はダブル・ニードロップで追い打ちをかける。カウント2。
続く高瀬は大空にキャメルクラッチ。青木がロープワークからの低空ドロップキックをお見舞いする。カバーしたが、これはノーフォールに。高瀬がロープに飛ばすも、大空がドロップキック。ならばと高瀬はトレイン攻撃を狙うが、大空が回避し、青木にロープ渡り。だが、青木が手を放したため、大空は転落してしまう。
ここから場外戦となり、AKARI&大空が青木にヒザ十字で一矢報いることに成功する。
リングに戻った青木は串刺し攻撃、フェースクラッシャー、ボディープレスでお返し。カウント2。大空もスクールボーイで流れを変えて、ようやくAKARIとチェンジとなる。
AKARIはドロップキックで巻き返しにかかる。串刺し攻撃、ミサイルキック、腕十字へ。耐えられるとソバットから走るも、青木が大外刈りに切り返す。
タッチを受けた高瀬がギロチンドロップを投下。キックアウトされるとダイヤル固めへ。さらに張り付けラリアットからコーナーホイップ。これは振り替えされるも、旋回式ドロップキックに切り返す。AKARIも二段蹴りで止めて、ブレーンバスターを敢行する。
タッチを受けた大空がジャンピング・ショルダーアタックを連発していき、DDT。カウント2。高瀬もブレーンバスターで流れを変えて、ロープに走るが、AKARIが追走式の張り付けラリアットで妨害し、大空と連係。そこから大空がフィッシャーマンSHにつなげる。カウント2。なおも走る大空だったが、高瀬がカウンターのパワースラム。グラウンドで追い詰めていくも、AKARIにカットされると青木&高瀬で連係。
残り5分となり高瀬のスピアが決まる。キックアウトされるとカミカゼからのギロチンドロップを投下する。これはAKARIがカット。仕留めにかかる高瀬がラリアットで飛び込む。かわした大空がブラ下がり腕十字へ。青木が慌てて救出に入る。
ここで再び場外戦に。ヒートアップしていくなか、青木がボディーアタックを狙うがこれは高瀬に誤爆。その間に大空がリングに生還。戻ろうとする高瀬を、微妙なところで排除しきった大空がリングアウト勝ちを奪った。
興奮状態の大空が試合後、マイクを握る。
大空「勝ちましたー! リングアウトでも立派な勝利です。今日、勝ったということで、いまwaveさんのツイート、自分もチェックしてるんですが、10月24日のレジーナ・チャレンジ、自分も挑戦したいです。GAMIさーん!」
そこにセコンドで来ていた谷もももリングへ。
谷「ハイ、谷ももも挑戦したいでーーーす!」
AKARI「AKARIもやりたいです!」
谷「GAMIさんどこですか?」
本部席の二上美紀子会長が「私、ここや」と声をかける。PURE-J3人が挑戦を表明するも、大空の勝ち方が微妙だったため、「レジーナ・チャレンジは考えますかね…」としぶる会長。
大空「あ、えっ? めっちゃボロボロになってまで勝ったのに…。えー!?」
二上会長「ちえちゃん、そんなキャラやったか?」
大空「身も心もボロボロです…!」
二上会長「それはな太りすぎやねん。お前ちょっと太りすぎやねん」
大空「1回(体重を)落としてから…あの戻って…」
二上会長「(ヘロヘロ状態の大空に)その姿勢の悪さはなんやねん。誰に向かって言ってんねん。(レジーナ・チャレンジは)リング上で手をあげるんじゃなくて、私のツイートに書いてください。Twitterに『出たい』ということを書いていただいたら、私そのまま返信するので」
大空「わかりました。ぜひ!」
二上会長「チェックしてるわりには要領を得てなかったですね。あと、ちえちゃんは少し痩せること。今日の勝利はいったん預かります。いまYouTube生配信中なんですけど、欠場中の野崎さん来てるんですよ。そんな感じでした。Twitter待っています」
谷「ハイ、ツイートしまーす」
2、チャレンジwave(15分1本勝負)
○ステファニー・バッケル(11分40秒、バッケルノツノ)狐伯●
プロレスリングwaveの15周年記念興行の中で、CMLL勢との対戦を希望した狐伯。前回はダリスと組んで、ステファニー・バッケル組と対戦したが、今回はシングルでバッケルとの対戦となった。
開始早々、バッケルがリストをとっていきうまさを見せるが、狐伯も落ち着いて脱出してみせる。再び組み合うとバッケルがサーフボードストレッチ。切り抜けた狐伯が丸め込みでカウントを奪う。バッケルのヘッドシザースも脱出してみせる狐伯。ならばとバッケルはフロントネックロック。そこからアームホイップを放つ。狐伯もすぐに投げ返していく。
バッケルがショルダータックルから走ると、狐伯がリープフロッグ。サムソンクラッチを狙うが、バッケルが押さえ込む。カウント2。フェイスカット、レッグドロップにつなげるバッケル。キックアウトされるとフェースロック、ドラゴンスリーパーへ。5分経過。
走る狐伯だったが、バッケルがニーリフトで止めて、ヘッドシザースでマットに頭を叩きつける。
劣勢の狐伯だったが、ドロップキックで反撃。バッケルもチンクラッシャーを見舞う。すぐに狐伯がヘッドシザースからの低空ドロップキック。コーナーに登るも、バッケルが追いかける。これを狐伯がスタンガンに切り返し、ミサイルキックでカウント2。さらに狐伯はバッケルの指を踏みつけ、低空フランケン。ロープに走るも、バッケルがスクールボーイで切り返す。そして変型STFへ。
このピンチをしのいだ狐伯だったが、バッケルはさらにDDTで追撃。狐伯も後方回転エビ固め、オクラホマロール、十字固めでカウント2。ドロップキックからミサイルキックを狙うが、かわしたバッケルがレッグドロップ。スイッチの入ったバッケルが串刺しラリアット。狐伯の反撃をもろともせず、ヘッドバットを連発し、顔面ウォッシュ。串刺しダブルニー、ブレーンバスターを放つと、バッケルノツノにつなげてギブアップを奪った。
3、カオスwave(15分1本勝負)
○アイガー(5分25秒、エビ固め)米山香織●
10・24後楽園でおこなわれる、レジーナへの挑戦権をかけたバトルロイヤルに参戦の意向を示しているアイガーと米山香織がシングルで激突。
アイガーが入場するなり、米山はリングから降りて「こわいー、行かなきゃダメ?」とおびえている。
あまりの怖さに米山は握手を拒否。ビビりまくっている米山に対して「米山」コールが沸き起こる。「がんばれ自分!」と奮い立たせた米山がドロップキックを放つが、かわしたアイガーがカバーする。カウント1。
突っ込む米山だったが、これもかわしたアイガーが背後に取り憑く。振り向いた米山にアイガーがDDT。米山もキャメルクラッチでやり返す。場外戦となるとバックステージへと逃げ込む米山。しかしこれは作戦だったようで、アイガーを台車に乗せて再登場。
怒った様子のアイガーが米山を捕まえ、リングに戻す。手拍子とともにコーナーに登るアイガー。米山が突っ込むと、アイアンクロー。米山がアイガーの顔に驚くと、アイガーも米山の顔にビックリ仰天しコーナーから転落してしまう。
このチャンスに米山がモンゴリアン・チョップ、グルグルパンチを放つが。アイガーも読んでいた。ラリアットを放つアイガー。カウント2。続けてチョークスラムを狙うが、米山が回避し後方回転エビ固めを狙う。これを吹っ飛ばしたアイガーが背後に取り憑く。悲鳴をあげながらも米山がサムソンクラッチを狙うが、押しつぶしたアイガーが勝利。
試合後、アイガーが米山を追いかけると、米山は一目散。アイガーは観客を恐怖に陥れながら退場した。
4、蹴撃wave(15分1本勝負)
○桜花由美(14分9秒、エビ固め)清水ひかり●
※ビッグブーツ
SAKIとのgalaxyPunch!(以後、ぎゃらぱん)でwave認定タッグ王者組に返り咲いた清水ひかり。最多防衛記録を目指しているぎゃらぱんは、2人が組むときはすべてタイトルマッチにすることを宣言。10・9札幌で4度目の防衛戦が予定されているが、勝てば翌10・10旭川でおこなわれるSAKI&清水vs桜花由美&狐伯のカードもタイトルマッチとなることが決まっている。桜花としてはベルトを巻くまたとないチャンス。仮・前哨戦となるこの試合で、その実力をアピールしておきたいところだ。
開始早々、打撃戦が繰り広げられたが、清水のドロップキック、桜花のフロントキックは空を切る。お互いを研究し尽くしている様子。
桜花がガットショットからヘアーホイップ。ねちっこく痛めつけていく。サーフボードストレッチにとらえると、観客は「ひかり」コール。桜花は気にせず串刺しビッグブーツにつなげていく。余裕の試合運びの桜花はコーナーへ。清水がエルボーで向かっていくが、桜花がかわしてブラ下がりブラディーEXで捕獲する。さらにアームホイップからクルスフィクスへ。
ビッグブーツで追撃にかかる桜花だったが、かわした清水がようやく反撃。PKFを皮切りにダイビング・ヒップドロップを投下する。キックアウトされると足4の字固めへ。耐えられるとロープに足をセットしドロップキック。ブレーンバスターを狙うが、踏ん張る桜花。
スタンガンで攻守を入れ替えた桜花がビッグブーツ。清水がローキックでやり返すと、桜花がエルボーやビッグブーツで返していく。走る桜花に清水がヒザ蹴り、桜花もビッグブーツから走るも、清水がトラースキック、ハイキック。コーナーに登るが桜花が阻止。逆にフロントキックでカウント2。一方、清水も延髄斬りから、PKにつなげる。カウント2。
残り3分となり、桜花がクロスアームDDT、カカト落としでカバーする。カウント2。ビッグブーツもカウント2止まり。ダメ押しを狙うが、清水がパワースラムに切り返す。
スピンキックからのダイビング・フットスタンプにつなげる清水。すぐに走るも、桜花がカウンターのネックハンギング・ボム。これもカウント2。ならばとタイガー・スープレックスの体勢に入る桜花だったが、清水が回避すると、最後はビッグブーツで振り切った。
試合後の桜花は横たわる清水に対してベルトを腰に巻くポーズ。タイトル奪取に意欲をみせた。
5、スクランブルwave(20分1本勝負)
宮崎有妃&○旧姓・広田さくら(16分41秒、サクライト)柊くるみ●&梅咲遥
10・9札幌でgalaxyPunch!(以後、ぎゃらぱん)の持つwave認定タッグ王座に挑戦することが決まっている宮崎有妃&旧姓・広田さくらのタッグ・奇跡が柊くるみ&梅咲遥を相手に試運転。
いつになくシリアスモードの広田が先発し、梅咲と対峙する。にらみ合いながら、リング内を一周。そのまま両者タッチとなる。
飛び出していった宮崎とくるみがショルダータックルで衝突。試合を一気に動かし、宮崎が低空ドロップキックでくるみを倒して顔面に低空ドロップキック。
再び広田vs梅咲に。エルボーをアピールしあう両者。エルボー合戦へと発展する。串刺しエルボーを狙う梅咲だったが、かわした広田がLoveポーズ。梅咲もやり返す。Loveポーズの競り合い制したのは広田。ロープに走るもくるみがエプロンから足止め。梅咲がドロップキックを連発していく。
続けてダブルを狙うくるみ&梅咲だったが、広田をロープに飛ばすと宮崎が捕獲。リズムを変えた広田がくるみ&梅咲にDDTを放って、ボ・ラギノール。ロープ上を走ってのボ・ラギノールを狙うが、さすがに途中で転落してしまう。
攻守が入れ替わり、梅咲がブレーンバスター、フットスタンプで反撃にかかる。カウント2。
今度はバックの取り合いに。そこから広田がボ・ラギノール。そしてサイドヘッドロックへ。梅咲がバックエルボーで脱出して、四方にエルボーアピール。今度は梅咲がサイドヘッドロックで広田を捕獲。これを広田がバックエルボーで脱出し「お前には譲らないぞ!」と意地を張る。
タッチを受けた宮崎がはずかし固めの体勢。踏ん張る梅咲がネックブリーカードロップ。セカンドからのミサイルキックを発射させる。もう一度、コーナーに登るが、広田が足止め。宮崎が追いかけるも、これはくるみが妨害。梅咲がミサイルキックにつなげるが、宮崎もすぐにラリアット。そしてはずかし固めの体勢。2度切り抜ける梅咲。3度目はくるみがカットに入る。
ことごとく失敗した宮崎は「こんなにもお客さんが期待してるのに…」と嘆きながら試合再開。バックを取る梅咲。宮崎がロープブレイクしようとするが、その先には仁王立ちのくるみが待ち受けている。エプロンからくるみがエルボー弾を放つが、あろうことが梅咲に誤爆。このチャンスに宮崎がはずかし固めを成功させる。
辱めをうけた梅咲はポップアップ式ドロップキックを放って、ようやくくるみと交代。くるみは串刺しラリアットからラリアットを放つが、宮崎が受け止める。逆に宮崎のラリアットはくるみが受け止め、見応えのある打ち合いが展開される。そこから抜けだしたのはくるみ。カウンターのラリアットからボディープレスでカウント2。
10分経過。劣勢の宮崎を、広田がボ・ラギノールで救出する。反撃に転じた宮崎がDDTから広田を投下。くるみが起き上がると、「テメー、広田に何してくれてんだ!」と目突きからのラリアット。さらにはロケット式ボ・ラギノールでくるみをとらえて、広田がトペ・スイシーダを敢行する。残念なことにこれは同士討ちに…。
逆に梅咲がプランチャ・スイシーダをお見舞いする。リングに戻ったくるみ&梅咲は奇跡をコーナーにセットし、くるみがくるくるくるみ。カウント2。カナディアン・バックブリーカーにとらえるも、着地した広田が梅咲のドロップキックを誤爆させて丸め込む。くるみが切り返してぶっこ抜きジャーマン。だがこれは広田がふらふらドーン。カウント2。
流れが変わり、宮崎がくるみにラリアットからムーンサルト・プレスを投下。かわされると、すかさず走る広田。だが、くるみが人でなしドライバー。なんとか宮崎がカットしカウント2。奮起する広田がへな拳からのへなーらサンセット。だが、持ち上がらずにカウント2。
攻守が入れ替わると、くるみが宮崎をバックドロップで広田の上に投下。ダイビング・ボディープレスを投下する。これを寸前でかわした広田が電光石火のサクライトで逆転勝利を収めた。
◎エンディング
広田「見たか、お前ら! スゲーだろ、私、すごいよね? やっぱすごいよね。やっぱすごいよね。やったよね? 勝ったぞー! ありがとう×2。ちょっとな、キャリアあるからってな、調子のってんじゃねーぞ。◎×●んだぞ。それはそうとお前ら10月24日、もちろんツイートは書いてるんだよね? おお、いまのところでPURE-Jの3人も名乗り上げましたけど、何人ぐらいいます?(観客の声を聞いて)まじ? っていうか、もっと増えていいんですよ。ですよね? こういうことやると、やっぱ私、別にそんなにおよびじゃないだろうなって思うレスラーたちって絶対いるんですって。もう一歩踏み込めないレスラーたちいっぱいいると思うんですけど、これはマジでガツガツ来ていいヤツなんで、GAMIさんのツイートとか、誰か何かを発信したらそこでキャッチして、GAMIさんに連絡あったりとか拡散していただくことで、10月24日盛り上がると思います。それにずっとコロナでさ、声どこに行っても出しちゃいけないとか言ってるけど、ちょっとプロレス会場でだいたい声出しOKみたいになってきましたよね? 今日とかプロレスって声出してみんなで一体になって応援できるし、メチャクチャ楽しいじゃん。そう思いませんか? やっぱりプロレスって声出して、声援送って、勝ったときに喜んでってできないと思うんですけど、10月24日はなんの壁もなく、私たち募集をかけているのでレスラーのみなさん、そしてみなさんももうちょっと出てほしいなと思うレスラーにちょこちょこアピールして、みんなで10月24日一緒に盛り上げていきましょう。ありがとうございます。そして今日皆さんの前で私勝ちました。キッチリ3カウントとりました。ということは、10月8日北海道でタイトルマッチ決まってますもんね。ぎゃらぱん、SAKIと清水と…。そうなんですよ。私なんでも言うこと適当なんで10月8日って言いましたけど、10月9日です、正しくは! 私の言うことあんまり信じないように! 10月9日ですからね。そこでタイトルマッチ決まってますが、この勢いで勝ち、ベルトもらいましょう!」
王者の清水が「ちょっと待ったー!」と現れる。マイクを握るも、何も言わず。
広田「なんか言うのかと思って、待っとったけど。しゃべらんのかい、お前は。なんで出て来た!」
清水「10月9日!」
広田「お前、8日か9日かどっちかわからなくなったんだろ? 忘れるな、お前」
清水「10月9日、奇跡に勝つのはgalaxyPunch!だー!」
広田「ひとりで強がりやがって…」
清水「ひとりでも強い!」
広田「何を根拠に。ひとりだと負けてたじゃないか!」
清水「今日は! 負けてしまいましたが、私とSAKIさんは2人で最強なんです。だから10月9日必ず奇跡に勝ちます」
広田「わかりましたよ。勝つのは奇跡ですけど、北海道のみなさんにものすごい熱い闘いみせてあげましょうよ」
清水「よろしくお願いします」
広田「ではみなさん…」
清水「広田さん、あの、今日は帰っていただいて、今日は私、清水ひかりが締めます!(広田たちが抗議すると)チャンピオンだから! チャンピオンだからいんです! 10月9日、必ず奇跡から防衛して、10月10日に名乗りをあげてくださった桜花さんと、この試合を必ず防衛戦にして、お二人から勝ちます。必ず勝ちます!!」
広田「わかったよ! 言いたいことは!」
清水「締めます」
広田「自信がねーんだったら帰れよ、お前は。締めれるのか、じゃあ」
清水「いつまでも船場吉兆だと思うなよ! みなさん、『これがwaveだ!』のあとに『1・2・3、ダーで!』で一緒に声を出していただいて、心を込めていただけたらと思います。みなさん、いきますよ。これがwaveだ、1・2・3・ダー! ありがとうございました!」
◎バックステージ
――24日に向けてのアピールも出来たが。
広田「リング上で言ったことって、とくに今日すごく感じて、お客さんも声を出せて本当に生き生きとプロレス見てるなってすごく感じて。やっぱりもうそろそろ、もっとプロレスって楽しいっていうのを、コロナ前以上にみんな気づきはじめてるんじゃないかなと思って、それを代弁させてもらいました。10月24日は箱も大きいので、で、おそらく声援もOKな状況で開催できると思うのでみんなで楽しんでもらいたいと思っています」
宮崎「そもそもね、後楽園がバトルになったのって、私が志田のチャンピオンシップを断ったところからなの。そこなの。とは言うものの、チャンピオン次期挑戦者決定戦なんだけど、私はバトルロイヤルていう形式がすごく好きで、こういう誰がくるかわからない。本当にいろんな団体とか、なんならGAMIさん、海外も視野に入れてたもんね。もしそういうところまで届くんだったら、そうやっていろんなところの人が集まって、waveの後楽園にっていうんだったら、私はその形式でやるの楽しみなので、何なら勝ちたいと思ってるし。そもそも勝った先には挑戦者っていうのがあるのかもしれないけど、なんか24日から11月6日までって時間はすごい短いじゃん。みんなテンションが上がったままで6人もできるのかなと思ってて」
広田「よかったですね。ワンクッションおいて、本当に。誰が挑戦するかわからないですけど、こんなに盛り上がって、もっともっと盛り上がって、挑戦権とって、で志田って。みんな忘れがちですけど、志田ってもうすごいスター選手なんで」
宮崎「ふふふ。ちょっとwaveはないがしろにしすぎ」
広田「そうなんですよね。だから志田にふさわしい挑戦者決定戦になって、挑戦者が選ばれていけばいいなと思います」
――その前に9日、タイトルマッチありますが。
広田「はい」
宮崎「おお。9日ね」
広田「9日です。札幌大会」
宮崎「ガトーキングダム、いやーでも…」
広田「久しぶりですね。奇跡で組んで、タッグタイトル挑戦するの」
宮崎「そうそう×2、本当に」
広田「もうそろそろ私たちがまたチャンピオンに返り咲いてもいいのかなと思って」
宮崎「それでねwaveにベルトが戻ってきて」
広田「戻ってきて、翌日はただのタッグマッチになるというだけの話なので」
宮崎「まあ今日は清水だけだったけど、SAKIちゃんといると清水もすごくパワーアップするから」
広田「なんなんですかね、あの相乗効果みたいな」
宮崎「すごいよね。まあ、でも私たち2人あわせて」
広田「ぜんぜんかなわないですよね。まだまだ見せてない新技とかありますからね」
宮崎「ある!」
広田「あります、出しましょう」
宮崎「本当だよ」
広田「バンバン出してきましょう。お楽しみに」
◎バックステージ
――もうTwitterは?
大空&AKARI&谷「まだ」
大空「これから3人同時にツイートします」
――24日の意気込みは?
大空「チャレンジするからには勝つ勢いで行くので、まずは疑惑の判定と言われたものを覆すためのツイートをします」
AKARI「私も最後waveは2年前、試合。今日すごいうれしいです。(私もやりたい、すごい3人でできてすごい3人うれしい、絶対がんばる)
谷「私はwaveさんまだ一度も参戦したことないんですけど、ずっとwaveさんに出たいなっていう。練習生のときに出稽古させていただいていて、お世話にはなっていて、ずっとwaveさんに出たい、出たい思っていて、初参戦がレジーナチャレンジということで、爪痕を残して帰りたいと思っています」
――優勝すれば挑戦?
谷「そうですね、挑戦したいです!」
大空「マイクをとられ、とられたまんまだったので、堂々としゃべれるように頑張っていきたいと思って、挑戦して優勝します」
AKARI「3人、PURE-Jがんばろう」
谷「とりあえず、協力しましょう。3人で協力して、周りを倒していってから考えよう、数人になったら」
大空「まずは生き残る。そして一緒にツイートする」
2022.09.01
「PHASE2 Reboot 3rd『NAMI☆1~Sep.~’22』」
◎前説
大会前の前説に、欠場中の野崎渚が登壇。野中美智子リングアナウンサーとともに、大会の注意事項などをおこなった。
前説中にケガの状態を聞かれた野崎は「来週PCR検査を受けて、陰性だったらすぐ入院。手術するという流れなんですけど、この世のなか、PCRの壁があって、来週手術してなかったら野崎、陽性だったなと思ってください(苦笑)。手術したあとはしばらく歩けないので、会場にこられるのは今日が手術前、最後になります。10月は地方大会が多いので、11月くらいまではお休みさせていただきます」とファンに報告した。
◎オープニング
16年目に突入したプロレスリングwaveが新宿FACEにて恒例の1日興行「NAMI☆1」を開催。試合前には所属選手がリングに上がり、入場式をおこなった。
選手を代表してマイクを取ったのは、婚約を発表したばかりの桜花由美社長。
桜花社長「みなさん、こんばんは。本日はwave大会にご来場いただき誠にありがとうございます。皆様のおかげで8月に15周年を迎えることができました! ありがとうございます。そして、本日16年目の一発目の大会になるんですけども、15周年を迎えるまでにいろいろありました。私がケガして欠場し、宮崎さんがケガをし欠場し、そして野崎がヒザのケガで欠場し、本当にいろんなことがありました。そして、見てください。誰もいまベルトを持ってないんです、waveの選手が。いまレジーナのベルトは、志田光がアメリカのAEWに持って行き、レジーナ不在です。そしてタッグのベルトはぎゃらぱん(galaxyPunch!)にとられてしまいました。3月にディアナのベルトを総取りし、7本もベルトがあったのに、16年目を迎えて、ベルトがまったく…」
そこに流れたのはgalaxyPunch!(SAKI&清水ひかり)のテーマ曲。ぎゃらぱんがベルトを持ってリングに入る。
桜花社長「なに、どうした?」
SAKI「みなさん、こんにちはー! 第30代タッグチャンピオンのgalaxyPunch!でーす。桜花さん、waveにベルトがないんだったらば、今日もタイトルマッチにしたらいいんじゃないでしょうかーーー! だって私たちは第30代だから、30回防衛するのが目標なんですよ。ぎゃらぱんで組むとき、すなわちタイトルマッチ…はいかがでしょうか!?(観客の反応を聞いて)いい反応をいただけました、どうでしょうか?」
桜花社長「ということはぎゃらぱんがタッグで組んだときは、全部タイトルマッチにするってこと?」
SAKI「はい、そうしたいです。どうでしょうか?」
桜花社長「今日、私とYAKOが組んで、ぎゃらぱんとやるのも、タイトルマッチにしたいってこと? アタシ、YAKOとは今日はじめて組むのね。YAKOに聞いてみないとダメだと思うんだけど、YAKOはブスだからオッケーだと思うから。いいよ、タイトルマッチにしても。いいよ、私のところにベルトが戻ってくるってことでしょ?」
SAKI「えっ?(とわざと聞こえないフリをする)」
桜花社長「聞こえてるでしょ!」
SAKI「(声が)ガシャガシャで(笑)。すみません…、聞こえました。失礼しました(苦笑)。本日タイトルマッチでよろしいですか?」
桜花社長「えー、どうしようかな…。いまので、ちょっと気分が…。野中、タイトルマッチでもいい?」
野中リングアナ「私に聞くんですか?」
桜花社長「YAKOはブスだから大丈夫だと思うんだけど…私はオッケーよ。YAKOもきっとブスだから大丈夫」
野中リングアナ「その理由、ちょっとわからないですけど、まあ桜花さんがOKならいいんじゃないですか? じゃあ今日のメインはDUAL SHOCK WAVE〜wave認定タッグ選手権試合でおこなわれます!」
桜花社長「よろしく」
SAKI「既婚のお二人と、ブスには渡せません! よろしくお願いします」
桜花社長「取りにいきますから、よろしく。あとでYAKOには言っとくわ。タイトルマッチになったこと言っておくから…ということは、ぎゃらぱんvs美女と野獣(笑)の試合は、タイトルマッチに決定しました! waveにはベルトがないので、今日1本、取り返したいと思います。みなさん全4試合、熱い応援をよろしくお願い致します」
1、Future wave(30分1本勝負)
○狐伯&鈴季すず&水森由菜(12分39秒、片エビ固め)愛海&梅咲遥●&網倉理奈
※ダブルアームT
15周年記念の全5大会に出場し、完走した狐伯が第1試合に登場。同世代の鈴季すず、水森由菜とトリオを組み、愛海&梅咲遥&網倉理奈と対戦した。愛海とは、8・14新宿大会での周年マッチで激突しており、リベンジをかねた追撃戦となった。
序盤の主導権を握ったのは愛海&梅咲&網倉組。梅咲が水森を捕まえ弓矢固め。張り付けドロップキックをお見舞いする。水森もトロピカルヤッホーからのスクールボーイ。低空ボディーアタックでお返しする。梅咲もネックブリーカードロップからのフットスタンプで応戦。
タッチを受けた網倉がショルダータックル。だが、水森は一歩も引かず。ならばと網倉が逆水平チョップを連発していく。ならばと水森がショルダータックルから走るも、網倉がかわしてワープレス。水森が迎撃するも、すぐに網倉はボディープレス。すぐさま水森もドロップキックでお返しする。
すずが出て行くと、網倉がカナディアン・バックブリーカーで捕獲する。コーナーにセットしトレイン攻撃。サマーソルトドロップでカウント2。
続く愛海は低空ドロップキック。すずがエルボーで返してラリーとなる。愛海はクロスチョップから走るも、すずがニーリフト。ランニング・ニーにつなげる。カウント2。愛海はサムソンクラッチからのヒザ十字へ。耐えられると串刺しドロップキック。これをかわしたすずが串刺しニー。ドルフィンバスターでカウント2。
タッチを受けたのは狐伯。愛海のクロスボディーをかわしてDDT、低空フランケンから、ドロップキックをお見舞いする。さらに正調ドロップキックでカウント2。ドロップキックを連発してく狐伯。勢いに乗る狐伯だったが、網倉がショルダータックルで止めると、すかさず愛海がダブリストアームサルトにつなげる。キックアウトした狐伯がドロップキック。ミサイルキックを発射する。すぐに立ち上がった愛海がジャンピング・ニー!
続く梅咲が低空ドロップキック、ミサイルキックでカウント2。ブレーンバスターを決めると、網倉が愛海&梅咲を背負って3人でのワープレスを投下。続けざまに梅咲がネックブリーカードロップを放ち、なおも走る梅咲。
だが、これをエプロンからすずが足止め。狐伯の低空ドロップキックが決まる。さらにすずが場外からの片足キック、水森がボディープレスで追撃すると、狐伯が低空ドロップキックで追い打ちをかける。すぐさまロープに走るが、梅咲がカウンターのブロックバスターホールド。返した狐伯がカサドーラ、十字固めでカウント2。丸め込みの応酬はいずれもカウント2。
ここで水森が愛海&網倉をダブルハンドのラリアットで排除。梅咲を孤立させると、すずがトラースキック、間髪容れずに狐伯が梅咲にミサイルキックを発射させ、最後はダブルアームTでジ・エンド。
2、Encounter wave(15分1本勝負)
○柊くるみ(14分32秒、体固め)旧姓・広田さくら●
※ダイビング・ボディープレス
8・1新宿大会で予定されていた旧姓・広田さくらvs柊くるみのシングルマッチだが、くるみが直前にコロナ陽性となり流れていたカード。
前説の際、「場外戦はしない!」と明言していた広田だったが、リングに入るなり奇襲。早速、場外戦となるか!?と思われたが、Tommyレフェリーが「まだゴング鳴らしてない」と、2人をリングに戻す。広田も戻ると「私のハードコアの血がさわいでしまってスミマセン」と素直に謝罪。
改めて試合となる。ロックアップの攻防はくるみが圧倒的なパワーで優勢。諦めた広田は「ふざけんなよ。配信とかあって、恥かかされてよー。わかるだろ! 体格差があって…」と弱音を吐きつつ、「でも、無理だとわかっていても挑戦する。それがプロレスだ!」とバックをとってボ・ラギノールを連発。カバーするもカウント2。リストロックの取り合いから広田がロープをつかって絞り上げる。
反撃に転じたくるみが広田のお腹に乗って踏みまくる。滞空時間の長いボディースラムでカウント2。フットスタンプを放つが、かわしまくった広田が丸め込む。カウント2。
広田はロメロスペシャルの体勢。Tommyレフェリーに助けを求めるが、これは未遂。続いて広田は鎌固め、弓矢固めとあの手この手で攻めるも、くるみの体に悪戦苦闘。ならばとワキ固めで捕獲する。これはくるみがロープ。サーフボードストレッチをかけたところで残り5分のコール。
広田は「時間無制限にしろ!」と野中リングアナに求めるが、認められず。逆にくるみがコーナーホイップから突っ込んで行く。寸前でかわした広田がスイングDDT。
エルボー合戦となり、広田が足を踏みつけボ・ラギノール。これがガッツリ決まってダブルダウン。カウント9で試合再開。広田がフェースクラッシャーから高田純次。迎撃したくるみがかわりにやることに…!? 渋るくるみ。
さんざん苦戦している広田は「やんねーのかよ。やれよ! お前な、何を応えてくれるんだよ!」と挑発しながら走るも、くるみがカウンターのラリアット。ならばと広田はウラカンラナを狙うが、くるみが踏ん張りパワーボム。ラリアットをブチ込む。返されるとダイビング・ボディープレスで圧殺した。
3、スクランブルwave(20分1本勝負)
○宮崎有妃&高瀬みゆき(15分29秒、外道クラッチ)世羅りさ●&青木いつ希
8・14新宿でおこなわれた画鋲デスマッチで世羅りさに惜しくも敗れた宮崎有妃。今大会では高瀬みゆきと組み、世羅&青木いつ希組と対戦することに…。通常のプロレスルールではあるものの、宮崎にとってはリベンジのチャンスだ。
先発は高瀬vs青木。青木の大声に対戦相手、味方の世羅、観客までもが圧倒されるなか、両者のファーストコンタクトは互角に終わる。
宮崎vs世羅のマッチアップとなり、世羅がドロップキックから宮崎を場外へ。「いつ希、飛べ!」と指示を出すが、青木は「やったことない、ムリムリ!」と拒否。そうこうしているうちに、宮崎&高瀬が反撃にかかり、宮崎が世羅にはずかし固め。
タッチを受けた高瀬がドロップキック。一方、世羅はナックルで反撃にかかる。逆エビ固め→リバースカンパーナへ。耐えられると世羅&青木が連係。ダブルのニードロップで競演してみせる。
高瀬もセカンドからのエルボーアタックで反撃。世羅もセラリズムバスターでカウント2。交代した青木が串刺しバックエルボー、フェースクラッシャー、ボディープレスにつなげる。2カウント。エルボー合戦から高瀬がチョップとエルボーを連発。青木が大外刈りを狙うが、かわした高瀬がラリアット。
流れを引き継いだ宮崎が串刺しラリアットで続く。正調ラリアットを放つが、これは青木も回避。ならばと宮崎がビッグヒップをお見舞い。カウント2。青木はカニばさみからの低空ドロップキック。ビッグヒップでやり返す。
もちろん宮崎はご立腹。「たいしたケツもしてねーくせに。テメー何、使ってんだ!」とロープ走る。ラリアットを放つも、これは相打ち。なおも走る宮崎だったが、青木がカウンター。カウント2。
世羅が出て行き、宮崎に串刺しバックエルボー。串刺しダブルニーでカウント2。コーナースプラッシュを狙うが、高瀬が足止め。宮崎&高瀬は連係スイングDDTから、宮崎がムーンサルト・プレスを投下させる。
寸前でかわした世羅が青木のアシストからコーナースプラッシュ式ダブルニードロップにつなげる。カウント2。ダブルを狙うが、宮崎&高瀬が迎撃。ならばと世羅のバックドロップ。エアーズロックが決まる。さらに世羅がダイビング・ダブルニードロップを放つが、これは自滅。
流れが変わり宮崎がラリアットで飛び込む。カウント2。宮崎がムーンサルト・プレスを放つが、これもカウント2止まり。ならばと宮崎は目突きからの首固め。キックアウトされると外道クラッチを狙うが、これは青木が妨害する。
15分経過。宮崎が走るが世羅がエアーズロックⅡ。なんとかキックアウトした宮崎が隙をついた外道クラッチで勝利。ひとまず世羅からのピンフォールでリベンジに成功した。
4、DUAL SHOCK WAVE~WAVE認定タッグ選手権試合(20分1本勝負)
<王者組>○SAKI&清水ひかり(19分8秒、片エビ固め)桜花由美&YAKO●<挑戦者組>
※カワイルド・ニードロップ。第30代王者組が2度目の防衛に成功
8・13新宿で婚約を発表し、幸せいっぱいの桜花由美が、これまで因縁を繰り広げてきたYAKOと初タッグを結成。当初の予定では通常のタッグマッチだったが、入場式で現・wave認定タッグ王者組のSAKI&清水ひかり(galaxyPunch!、以後ぎゃらぱん)が「ぎゃらぱんで組むとき、タイトルマッチで」と提案したため、急きょ、タイトルマッチとしておこなわれることとなった。王者組はこれが2度目の防衛戦となる。
入場から幸せオーラ全開の桜花はベールをかぶって入場。幸せオーラを振りまいてく。するとSAKIは「(桜花が)ブスって言ってたよ」とYAKOに告げ口。桜花が「言ってないよぉ。YAKOはかわいい」と取り繕うなか、SAKIvs桜花でゴングとなる。
組みあう瞬間、清水が背後から奇襲。ぎゃらぱんでダブルを狙うが、桜花&YAKOが「幸せパンチ!」で迎撃する。SAKIは「なんだそれ!」と桜花にストンピング。清水の雷電ドロップ、SAKIの低空ボディーアタックが決まる。カウント2。SAKIがサーフボードストレッチにつなげて、ダイヤル固め。カウント2。
清水がストンピングで続き、サッカーボールキック。ランニング・キックでカウント2。
タッチを受けたSAKIが「ブスは落ちとけ!」とYAKOを突き落として、桜花にはヘアーホイップ。そしてキャメルクラッチで捕獲する。清水が桜花の顔面に低空ドロップキックをお見舞いする。これはカウント2。YAKOに助けを求める桜花…。しかし、届かず。
清水が出て行き、フライングメイヤーからのスリーパー。ぎゃらぱんでクローズラインを狙うが、桜花がビッグブーツでぶっちぎり、フェースクラッシャー。
ようやくYAKOとタッチするも、ぎゃらぱんがダブルのフロントキック。YAKOもぎゃらぱんにアームホイップ。ヒップアタックをお見舞い。ダブルリスト・アームサルトで清水を追い込む。カウント2。さらにジャーマンを狙うが、清水が回転エビ固めからのフットスタンプ。PKF、PKにつなげる。カウント2。清水はソバットからコーナーホイップ。これをYAKOがブーメラン式のドロップキックに切り返し、ランニング・ヒップバットでお返しする。
続いて桜花が「よっしゃ行くぞーーー!」と串刺しビッグブーツ。清水を踏みつけていく。さらにもう一発ビッグブーツ。カウント2。コーナーに登るも、清水が足止め。ならばとブラ下がりブラディーEXへ。アームホイップからクルスフィクスで捕獲する。これはSAKIがカットに入る。
ならばと桜花のビッグブーツに、YAKOがヒップバットで続く。改めて桜花がビッグブーツ。カウント2。
一方、清水はキックのコンビネーションで反撃。ランニングPKはカウント2。セカンドからのヒップドロップを放ってSAKIにタッチ。
SAKIは桜花にビッグブーツ。YAKOをリング下に落として桜花を孤立させる。エルボー合戦となり、SAKIが「調子のってんじゃねー!」と叫ぶと、桜花も「調子のってねーわ!」と言い返す。さらにSAKIが「裏切り者が!」と言えば、桜花は「裏切ってねーだろ!」と返していく。みにくい争いが続くなか、桜花が幸せパンチで圧倒すると、SAKIもグーパンチをみせかけてのチョキをアピール。ブレーンバスターにつなげてビッグブーツ。ニーリフト、リバーススプラッシュと畳みかける。カウント2。
攻め込まれる桜花だったが、DDTで流れを変えてカカト落とし。カウント2。続けてビッグブーツを放つが、これもカウント2。YAKOが出て行き、バックドロップの体勢。SAKIが踏ん張り走ると、YAKOがヒップアタックで迎撃。バックドロップにつなげる。そして逆片エビ固めへ。耐えられるとYAKOがコーナーに向かう。これを清水が足止め。SAKIが雪崩式ブレーンバスターを敢行する。
15分経過。SAKIのキリモミ式リバーススプラッシュはカウント2。すぐさまSAKIが走るも、YAKOはカウンターのブロックバスターホールド、タイガーSHでカウント2。ここで桜花がビッグブーツでアシストに入るが、YAKOに誤爆。このチャンスに清水が桜花&YAKOにダイビング・クロスボディーを投下する。
ならばとYAKOもSAKIに後方回転エビ固めを狙うが、これはカウント2。ヒヤリとしたSAKIだったがファルコンアローでカウント2。続いてランニング・ブレーンバスターを敢行。桜花がカットされるも、ここでぎゃらぱんはダブルインパクト式ヒップドロップを選択。これが功を奏し、SAKIがカワイルド・ニードロップにつなげて、2度目の防衛に成功した。
◎エンディング
ベルトがぎゃらぱんの元に戻り、SAKIが改めてマイク。
SAKI「galaxyPunch! 2度目の防衛に成功しました!」
清水「ヤッター!」
SAKI「急きょながらもタイトルマッチにしてくださり、実現することができました。ありがとうございます!」
清水「ありがとうございます」
SAKI「桜花さんは?(桜花はすでにバックステージ)どっか行っちゃった? 今日勝って、そして今日タイトルマッチで実現したことは、ぎゃらぱんが組んだらタイトルマッチということで、よろしいでしょうか!? すでに決まってるカードありますね。ぎゃらぱんvsルミナス。18日の大阪大会…ということは、チャンピオン権限でタイトルマッチです。防衛戦をさせていただきます!(桜花が戻ってくる)いいですよね?」
桜花「いいよ、何回でもやりなよ」
SAKI「ありがとうございます!」
清水「ありがとうございます!」
SAKI「18日の大阪大会、DUAL SHOCK WAVE、私たちとこのベルトをかけて防衛戦してください」
ルミナスもリングに上がり、握手をかわす。そこに広田が割って入る。
広田「ちょっと、ちょっと待ってよ」
SAKI「なんでしょうか?」
広田「あのさ、いいんだけどさ、人んちのベルトでさ、誰もwaveがいないなかでさ、アンタたち好き勝手やってるけどさ。ちょっと桜花さんさ、ちょっといいこと思いついたんだけどさ、ここで30回防衛できるかどうか、そんなのはわからんけど、今年のさ、秋の風物詩のDUAL SHOCK WAVEさ、wave誰もベルト持ってないから、やらなくていいと思うんだ。だから、みんな手を変え、品を変え、このベルトに挑戦していくっていうのはどう? 直接」
桜花「おっ、いいね」
広田「アンタたちは防衛終わったとしても、そのベルトに挑戦して、今年の秋をそれをDUAL SHOCK WAVEにしていこうよ。そのほうがwaveの景色も変わるし、アンタは意地でも30回やりなさいよ」
SAKI「やります」
広田「それでもいいのか? そういうことだぞ?」
清水「臨むところだっ!」
広田「というこで宮崎さん、満を持して北海道あたり、われわれ奇跡でひと暴れしませんか? やりましょう。時はきた! 言いたいことはそれだけだ。それじゃ、それだけだから締めるところはちゃんと締めて」
SAKI「今日はメインで防衛しました、私たちgalaxyPunch!が締めさせていただきます。『これがwaveだ!』改めまして、『これがぎゃらぱんだ!』でお願いします。(広田から『やりすぎだ!』のクレーム)じゃあ、『これがwaveだ、これがぎゃらぱんだ!』でお願いします。いくぞ、ひーちゃん、これがwaveだ! これがぎゃらぱんだーーー!」
◎バックステージ
――おめでとうございます。
ぎゃらぱん「ありがとうございまーす」
SAKI「2度目の防衛に成功しました」
清水「イェイ、イェイ、イェーイ!」
――突然のタイトルマッチになったが?
SAKI「桜花さんが許可をくださってやっぱり30回防衛したいと目標をかなえるためにはどんどんタイトルマッチが実現しないことにはかないませんし、快くオッケーくださって、そして快く勝たせていただいて、ありがとうございましー! 息合わないよね。知らんけど、ずっと仲悪かったのに、はじめてタッグ組んだんだもんね。これで負けたらどうしようって思ってた」
清水「私たちのほうが幸せってことだね」
SAKI「うん、私もそう思う。幸せだよね?」
清水「幸せです」
SAKI「すごい幸せです。このベルトとともに、どんどん×2、チャンピオンロード歩んでいきたいと思います。次は、ルミナスとのタッグマッチがタイトルマッチに今日、変更になりました。18日、大阪、楽しみにしてまーす!」
清水「絶対、絶対、防衛するぞ!」
―今年のDUAL SHOCK WAVEはひたすら防衛戦という形式になりそうだが?
SAKI「はい。うれしいですね。そんな快く、私たちの希望を飲み込んで、叶えようとしてくださって、でも、これもしルミナスにとられてしまったら、ルミナスが30回防衛するみたいな防衛ロードになってしまうので、なんとしてでも、意地でも、守り抜いて…。広田さんの後ろ、宮崎さんいらっしゃったよね?」
清水「はい」
SAKI「広田さんと宮崎さんってことなのか…。どんどん、いろんな相手で向こうもいろんな当て方をしてやると言ってくださったので、誰が相手でも必ずこのベルトを守って、私たちが幸せなチャンピオンロードを歩みます」
2022.08.14
「wave 15th Anniversary『CARNIVAL WAVE』~残った要素が中央に集まり『土』を生じた~」
1、スクランブルwave~エチャレガナス(20分1本勝負)
○ステファニー・バッケル&川畑梨瑚(13分24秒、クロスフェースロック)狐伯●&ダリス
CMLLから来日中のダリスと、ステファニー・バッケル。ルチャを学びたいという狐伯の希望により、急きょwaveに参戦することとなった。
ステファニーはダリスと同じチームでないことに納得がいかない様子。狐伯が2人の仲を引き裂くような形でゴングとなる。まずは狐伯が梨瑚にドロップキック。エルボーの打ち合いから梨瑚が延髄斬りを狙うが、かわす狐伯。
続いてダリスvsステファニーのマッチアップに。手拍子の中、2人はまずはハグ。ダリスが突き飛ばしてようやく試合へ。パワーで圧倒していくダリス。そこからフロントネックロックで捕獲し、ジャベに移行していく。これはステファニーがロープ。ならばとダリスはロメロスペシャルへ。再びジャベで主導権を握る。
ステファニーも回転エビ固めに切り返すと、エルボーから走るも、ダリスがドロップキックを放って、狐伯とタッチ。
ステファニーは狐伯にヘッドバット、ブレーンバスターでやり返す。カウント2。首4の字固めで捕獲する。続いてステファニー&梨瑚がダブルの攻撃。
圧倒されてしまった狐伯だったが、セカンドからのドロップキックでやり返していく。すかさずダリスがダブルハンドのラリアットを狙うが、これは不発。すぐさまダリスがステファニーにドロップキック、梨瑚にはジャンピング・ニーをお見舞い。勢いに乗るダリスだったが次のドロップキックは、狐伯に誤爆してしまう。このチャンスに梨瑚がトラースキックから串刺し攻撃の体勢。
かわしたダリスが張り付けドロップキックをお見舞い。さらにはステファニーのクロスボディーを受け止めたダリスがヒップトスで叩き付けていく。
一方、ステファニーもカサドーラからのフェースバスター、ティヘラでダリスを場外に送り出すと、トップロープからのプランチャを敢行する。ならばと狐伯がエプロンからの攻撃を狙うも、気づいたステファニーが足を刈っていく。
リングに戻って狐伯vsステファニー。めげない狐伯がティヘラ、串刺しドロップキックで反撃にかかる。ボディースラムでカウント2。狐伯の首固め、十字架固めはカウント2止まり。続くスワンダイブ・エルボーアタックはなんとかヒットするも、ステファニーがチンクラッシャーで流れを変えると、梨瑚が低空ドロップキックのアシスト。ステファニーもダブルニーアタックで続き、クロスフェースロックで狐伯からギブアップを奪った。
2、スクランブルwave(20分1本勝負)
○米山香織&高瀬みゆき(12分10秒、後方回転エビ固め)桜花由美●&青木いつ希
15周年記念大会の1発目で、電撃的な結婚発表をおこなった桜花由美。最終大会では、ビッグサプライズに翻弄された米山香織、高瀬みゆき、青木いつ希に囲まれての試合となった。
まずは米山が「桜花―、復帰おめでとー! でも、昨日のあの発表はなんだよぉぉぉ! 私は桜花が引退すると思ってぇぇぇ。私の涙返せ、この大嘘つき! 引退詐欺師が!!」と食ってかかる。そこまで言われると桜花も黙ってはいられない。「あのさ…アンタが引退詐欺したでしょうが!」とビッグブーツで飛び込み試合がスタート。かわした米山&高瀬がガットショット。「何、幸せになってんだよ!」と桜花の結婚を祝っていく。
桜花も2人にまとめてフェースクラッシャーを見舞うと、米山に串刺し式のビッグブーツ。カウント2。桜花は米山のグルグルパンチを受け止め、「幸せパンチ!(エルボー弾)」で返していく。青木も「おめでとパンチ」の連発で続く。カウント2。串刺しバックエルボー、フェースクラッシャーからボディープレスを投下する。
再び桜花が出て行き、ヒザ蹴りを連発。ローンバトルとなってしまった米山がジャンピング・タッチを試みる。桜花が阻止してフェースロックで捕獲する。劣勢が続く米山だったが、桜花&青木の誤爆をさそってようやく交代。
タッチを受けた高瀬が青木にドロップキック2連発。セカンドからのドロップキック、串刺しラリアット、ジャンピング・エルボーでカウント2。高瀬も「おめでとチョップ」で続く。スタナーからカバーするもカウント2。エルボーの打ち合いを挟んで、青木が大外刈り。これもカウント2。続く桜花がビッグブーツで飛び込んで行くが、カウント2。
一方、高瀬もチョップ&エルボーで応戦し、張り付けラリアット。正調ラリアットでカウント2。桜花はスタンガンでチェンジ・ザ・ペース。青木がダブルニーアタックで続き、桜花がバックドロップ。これは高瀬もキックアウトする。
攻勢に転じた高瀬もブレーンバスターでやり返して米山とタッチ。米山がセントーンを投下し、モンゴリアン・チョップ。ならばと桜花がリーチの差をいかしたビッグブーツ。カカト落としでカウント2。
10分経過。桜花のビッグブーツはカウント2。続く垂直落下ブレーンバスターは高瀬がカット。もう一度、桜花がビッグブーツで飛び込むも、あろうことか青木に誤爆してしまう…。
このチャンスに高瀬が桜花にドロップキック。カミカゼから米山がセントーン。高瀬がギロチンドロップを投下させる。カウント2。
今度は米山が後方回転エビ固めを狙うが、回避した桜花がビッグブーツ。カウント2。仕留めにかかる桜花だったが、青木のラリアット、ダブルニードロップが立て続けに桜花に誤爆。見逃さなかった米山が後方回転エビ固めでクルリと丸めてジ・エンド。
3、DUAL SHOCK WAVE~WAVE認定タッグ選手権試合(30分1本勝負)
<王者組>○SAKI&清水ひかり(16分19秒、体固め)旧姓・広田さくら●&アイガー<挑戦者組>
※カワイルド・ニードロップ。第30代王者組が初防衛に成功
前日の8・13新宿大会でブリーフ・シスターズからwave認定タッグ王座を奪取し、2度目の王座戴冠となったSAKI&清水ひかりのgalaxyPunch!(以後、ぎゃらぱん)。王者組となったことで、もともと組まれていた旧姓・広田さくら&アイガー戦は、急きょ初防衛戦となることに…。
試合前、広田が「私たち2人はやらなければいけない時があるんだ。即席タッグじゃありません! 私たちには歴史がある。タッグチーム名も決まりました。それは…」とまで話したところで、なぜかアイガーが広田を襲撃!? チーム名を発表できないまま、王者組が入場となる。
タイトルマッチの記念撮影のあと、クリーンな握手。広田が「オッケー、GO!」とコマンドを出すも、アイガーは無視。ぎゃらぱん相手に一人で立ち向かっていく広田。フェースクラッシャーを放ってアイガーとタッチ。しかし、このときガッツリ目を見てしまったため、目をやられてしまう広田。
そんな事はお構いなしのアイガーは場外で大暴れ。観客と清水を恐怖に陥れる。リングに戻り、アイガーvs清水へ。目を合わせないようにする清水だったが、アイガーが何としてでも視界に入ろうとする。
なんとかしのいだ清水がSAKIにつなぐ。SAKIはアイガーにフロントキック。救出に向かう広田にはガットショットをお見舞い。ならばとアイガーがラリアットを放って広田と交代へ。
広田がアームホイップを放てば、SAKIは串刺し攻撃で応戦。これをかわした広田&アイガーがハイタッチ。そこにぎゃらぱんがガットショットで飛び込んで行く。
清水の雷電ドロップ、SAKIのクロスボディーがリレー式で決まると、そのまま清水がPKF、PKとつなげていく。
一方、広田もフェースクラッシャーでやり返し、プロレスLOVEポーズ。清水もやり返していく。清水の助っ人に入るSAKIだったが、ぎゃらぱんが広田のボ・ラギノールにつかまってしまう。
続いてアイガーが出て行き、ボディープレス。寸前でかわすことに成功した清水だったが、アイガーがダブルアームにとらえると、広田がボ・ラギノール。
ならばとぎゃらぱんもSAKIのビッグブーツから、清水が延髄斬りを放って行く。
SAKIvsアイガーのマッチアップ。アイガーがコーナーへ。SAKIをロックオンするも、清水がハイキックで蹴り落とし救出。すかさずSAKIがリバーススプラッシュでカウント2。ヒップドロップからカバーするもカウント2止まり。
続く広田はSAKIにボ・ラギノール。スイングDDTをお見舞い。広田がトペ・スイシーダを狙うが、これは失敗。逆に清水がトペ・スイシーダを成功させる。SAKIのファルコンアローはカウント2。ロープに走るも、アイガーが足止め。広田が619を命中させ、広田のボ・ラギノールから毒霧を発射させるアイガー。
すかさず広田がシャイニング・ウィザードで飛び込むが、返されると夜叉ロックで捕獲する。これも清水がカット。
形勢逆転に成功したSAKIがブレーンバスターを敢行。ダブルのフットスタンプを成功させる。だが、アイガーが広田の盾に!? アイガーがダウンすると、今度は広田が奮起。
だが、ぎゃらぱんに蹴りまくられる広田。SAKIがリバース・スプラッシュを狙うが、これもアイガーが救出する。復活した広田が夜叉ロック。広田のへなーらサンセット、アイガーの呪橋が同時にサク裂する。
ならばとSAKIもアイガーのラリアットを誤爆させるも、広田がふらふらドーン。ヒヤリとしたSAKIだったが、ビッグブーツでやり返す。カウント2。ストレッチボムもカウント2止まり。ぎゃらぱんはダブルインパクト式ヒップドロップでアイガーを排除すると、改めてSAKIが広田にランニング・ブレーンバスター。カワイルド・ニードロップを投下させ初防衛に成功した。
◎バックステージ
SAKI「galaxyPunch! 初防衛、成功しました!」
清水「イエーイ!」
――初防衛戦はいかがでしたか?
SAKI「このタイトル挑戦に、どっちが挑戦するかってなったときに、ブリーフ・シスターズさんに選んでいただいて、ベルトをとることができて、早速って。結局、タッグチーム名がわからないですけど、広田さんとアイガーと、対戦させていただけて、昨日の今日でベルトを落とさなくてマジでよかった! 強敵すぎて、マジでよかった×2」
清水「こわかったー」
SAKI「心身ともに疲弊しました。アイガーとの再会が6年ぶりだったんですけど、またリングで会えたこともうれしいです」
4、デンジャラスwave(30分1本勝負)
○世羅りさ(17分6秒、体固め)宮崎有妃●
※ダイビング・ダブルニードロップwith 有刺鉄線イス&ラダー
5・18新木場でおこなわれた「CATCH THE WAVE 2022」ハードコアブロック公式戦で15分ドローとなった宮崎有妃vs世羅りさのカード。決着がついていないこともあり、追撃戦が組まれていたが、宮崎が画鋲を1000個買ってしまったことで、ハードコアマッチからデスマッチに急きょ変更された。
立ち上がりはプロレスの攻防となったが、世羅が有刺鉄線竹刀を持ち出すと、宮崎は画鋲が入ったバケツを持ち出す。さすがの世羅も「まだ早いだろ! それメインだろ!!」と諭すが、固定概念などない宮崎は画鋲をブチまけると、早速その上にボディースラムを3連発!
宮崎の振り切り度合いに、度肝を抜かれた世羅だったが、カウンターのファルコンアローで反撃。スイッチの入った世羅は宮崎のお腹に画鋲をぶちまけるとニードロップを投下する。そして場外戦へ。
宮崎はテーブルクラッシュを狙うが、自滅。逆に机の破片でぶっ叩いていく世羅。リングに戻ってキャメルクラッチで捕獲。有刺鉄線竹刀で額をえぐっていくだけでなく、画鋲を額に突き刺していく。
宮崎もDDTで形勢逆転。世羅をコーナーに逆さ吊りにすると顔面にイスをセット。ラダーを投下する。有刺鉄線チェア・バージョンも披露する宮崎。えびす落としはカウント2。ムーンサルト・プレスにつなげるも、これは自滅。ならばとここで碁盤を持ち出す宮崎。
危機を察した世羅が逆に碁盤へバックドロップでぶつけていく。さらに世羅は碁盤の上に画鋲を乗せると宮崎をうつ伏せにセットし、リバーススプラッシュ。
画鋲の上で丸め込みの応酬となり、悲鳴も応酬となる。ならばと走る宮崎に世羅が有刺鉄線竹刀でフルスイング。主導権を握った世羅が有刺鉄線チェアの上にエアーズロックⅡ。イスの上への羅紗鋏もカウント2止まり。
ならばと仰向けの宮崎に有刺鉄線チェア、ラダーを山積みにセットし、ダイビング・ダブルニードロップを投下! 見事に命中させた世羅が宮崎から3カウントを奪った。
◎バックステージ
世羅「勝ちましたね。いや、昨日『画鋲用意したんだ』って言われたときは、どうなることやらと思ったんですが、はじめてだったらしいですね。画鋲。宮崎さんの画鋲処女をいただいちゃいました。いやー、なかなかに、はじめてとは思えない画鋲の使い方でしたけれども、こっちだってデスマッチ、ダテにやってきてるわけじゃないので、画鋲は実は1、2回しかやったことないけど、負けるわけにはいかないので。思いまして。勝っちゃった。でも、囲碁盤デスバレー? あれだけは食らわないって、頭に入れておいてよかった。どんなに自分がいたくてもしんどくてもあれだけは食らわない。そう信じてやったんで。そこが勝利の道じゃないかな。あと個人的なことですけど、首、首ガードするヤツ忘れたから、首のここらへんメッチャ刺さって痛かったなっていうのが今日の感想です。ありがとうございました」
5、Regina di WAVE~WAVE認定シングル選手権試合(30分1本勝負)
<挑戦者>○志田光(16分25秒、エビ固め)鈴季すず●<王者>
※魂のスリーカウント。鈴季が初防衛に失敗。志田が第19代王者となる
2022年の波女であり、野崎渚が返上したレジーナを戴冠した鈴季すずの初防衛戦。AEWに拠点を移している志田光が挑戦者に名乗りをあげ、両者によるタイトル戦がwaveの15周年を締めくくることとなった。同じルーツを持つ両者だが、シングルは初。なお、志田が勝てば7年ぶり2度目のレジーナ戴冠となる。
握手はなし。ゴングが鳴ると、観客は手拍子。「すず」コールと「志田」コールに会場が二分されりなか、いきなりスピーディーな読み合いの攻防。志田がケブラード・コンヒーロで迎撃し、串刺しのランニング・ニー。続く攻撃はすずが回避し、「場外いくぞ!」と場外戦を挑んでいく。
Tommyレフェリーの注意を無視してイスで殴打していくすず。エプロンに志田をセットすると走り込んでの片足キック。リングに戻ると串刺しのランニング・ニーで追撃する。
奮起するすずが「私がレジーナだ!」と志田の顔面を蹴り抜くが、志田もぶっこ抜きのブレーンバスターで意地をみせる。そして、すずをコーナーにセットするとニーリフト2連発からダブルニーアタックでカウント2。さらにコーナーに押し込み脳天ナックルを連発した志田は、サーフボードストレッチ、ワキ固めで捕獲する。これはすずがかろうじてロープ。
すぐさま走る志田だったが、すずが交通事故タックルで形勢逆転。志田をロープにセットし、スライディング・ジャーマンで後頭部をマットに打ち付ける。
コーナーに登るも、志田が足止め。エプロンでインプラントをお見舞いする。場外戦となりカウンター席に戦場を移した志田がすずを担ごうとする…。これは未遂。カウンター上でエルボー合戦が繰り広げられたが、すずがヘッドバットで終わらせる。
リングに戻って志田がエルボー、すずがトラースキック、志田がジャンピングニーからジャーマンへ。すずもゾンビのように復活していきジャーマンでやり返す。
ならばとエルボーを連打した志田がヒザ蹴りを狙うが、すずがカウンターのエルボー。もう一発エルボーを放ったすずが「終わり!」とバックを取る。志田もふんばり延髄斬り。ビーナスシュートを狙うが、これはすずも読んでいた。逆にすずがスパイダージャーマンにつなげる。さらにはミサイルキックから「まだだー!」とドルフィンバスターでカウント2。バックを取るが、志田も踏ん張る。
逆に志田がカカト落とし、ブラジリアンキックをお見舞い。ファルコンアローは、すずが切り返してカウント2を奪う。
ならばと志田もカウンターのニー。すずもグラン・マエストロ・デ・テキーラでカウント2。走る志田に、すずがカウンターのジャンピング延髄。ジャーマンを狙うが、志田が切り抜けビーナスシュート! ファルコンアローでカウント2。KATANAの体勢に入るも、かわされると目突きからの首固め。カウント2。ならばとKATANAをヒットさせ、ダメ押しの魂のスリーカウントでトドメを刺した。
試合後、志田は「獲りました! 志田光、2度目のレジーナです。まあ、日本にはずっといられません。これは“海外流出”と言ってもいいかもしれません。でも、私はこの2回目で、私にしかできないこと、あのときよりももっとできることがある! 私だけができることがあります。レジーナの防衛戦、アメリカでやります! そして、次、GAMIさん、11月6日、後楽園ホールですよね? そのとき、このベルトひと回りも、二回りも世界基準になって私とともに戻ってきます。交通費、よろしくお願いします!!」
頭をかかえる二上会長…。
志田「アメリカでも世界でも、志田光、もっともっと活躍していきます。目を離すなー!」
◎エンディング
二上会長「すずさん、なんで負けるの…。なんで負けたのよ…。聞いてた? 交通費よろしくお願いします、ですよ。おい…頼むで……」
桜花社長「本当に会社的にはすずを応援してたんですけどね」
二上会長「Twitterには一応『頑張れ、すず』って書いたんですけどね…。本人には届かなかったみたいですね、残念です。みなさん、本当に15周年、5大会。ちょっと頭のおかしい5大会でしたね(苦笑)。えー、一応、全部違う感じの5大会を見られた勇者の方々にはわかると思うんですが、5大会、全部違うカラーになったと思います。えーっと、メインがwaveの選手ではない、と。こんな15周年の節目に…」
桜花が驚く。
二上会長「気づいてなかったの!? えーーっ! 気づいてなかったの?」
桜花社長「レジーナはwaveのベルトだから」
二上会長「waveのベルトですけど、アレよその選手ですよ」
桜花社長「ホントでした…(苦笑)。しかも一人はスッゲー交通費かかってますから」
二上会長「スッゲーかかった」
桜花社長「はい」
二上会長「もうお盆の時期にやるの、やめよう。ねっ、ケンちゃんが…。志田ちゃんなんですけど、志田さんが世界でいっぱい防衛をしてくれるというので、AEWでレジーナのベルトをメジャーにしていただきたいと思います。いいです、交通費かかっても。だからみなさんいっぱい見に来てくださいね。(志田に向かって)あの、元川とだけは防衛戦の回数を重ねるのやめて。できれば、海外の。外国人の方とやってきてくれる? 大きな場所でやるときは私が自腹でいいんで、認定証読みに行くんで。お願いしますね。15周年、15年経ちました。まぁ、いっか。さっきトークショーでしゃべったし、ヤングあり、ガチガチあり、コミカルあり、セクシーあり、コミカルあり(苦笑)、デスマッチあり、タイトルマッチあり。なかなか振り幅が広すぎる団体なんですが、100年企業、目指してまだまだ頑張りたいと思いますのでみなさんお付き合いよろしくお願いします」
桜花社長「15周年大会の5大会、みんな本当に楽しんでいただけたでしょうか?」
二上会長「ぜんぜんコレ24時間テレビ(のTシャツを)パクったわけでもぜんぜんないんですけど。いま完走したので、私は『サライ』を歌いたい気分です。(音楽が流れる)歌わへんけど、いやいや、みぃさんの出番やからここは。歌わないですけど、ちょっと節目の周年の大会なので。一応、観客動員数! ハッキリした数字は知らないんですけど、そんなに入りませんでした。目標2000人やったのが、えーっと、まったく届かずでしたけど、いいんです、面白かったから。面白かったからヨシとしましょう! あのー、動員数じゃなくて、満足度なんで。
桜花社長「満足していただけましたか?」
二上会長「ありがとうございます。いいんです、満足度でいいんです」
桜花社長「私たちも完走したので」
二上会長「選手のみなさんで、乾杯をしたいと思います」
桜花社長「誰もケガしなくてよかった」
二上会長「誰もケガしてない」
桜花社長「この5大会で誰もケガしなくてよかった」
二上会長「でも宮崎血だらけやったよ? ユキちゃん、画鋲外しなさいよ。アイガーおいで。志田、親友やろ?(広田と一緒にアイガーもリングイン)負けたけど、すずおいで。すずさんだけ未成年なんでお酒やめておきましょうね。はい、お茶でーす。アイガー、早く入って! 早くして、アンタの時間じゃないから、いま! えーっと、15周年みなさん完走ありがとうございます。ケガないよね? ないよね? ありがとうございます! では、桜花さんのね、結婚発表もありましたし…。では15周年みなさん、ありがとうございました。カンパイ!」
桜花社長「カンパーイ!」
二上会長「おいしい」
桜花社長「イッキしないのかい×2。してくださいよ。イッキ×2…(二上会長が飲み干す)お疲れさまです!」
二上会長「はい、じゃあこのあと締めですね。私が締めたいところなんですけど、ノザキ様。どうぞ」
桜花社長「そうですね。野崎欠場中で、試合はできなかったけれどもノザキ様がちゃんと締めていただければ」
二上会長「何かをケッテーしてください」
野崎「何かを!? 何かをケッテー? 5大会、欠場なのはすごく悔しかったのですが、裏方として、みなさんに楽しんでいただけるように、私頑張りました。みなさんが楽しかったと満足した、と拍手で応えてくれたのを見てたのでそれが凄く私はうれしかったです。そんなうれしい、やさしい皆様、これからも必ず、waveを見に来ること! これは正式ケッテーだ、いま、ノザキ様決めた。ケッテー! これがwaveだーーー!」
◎バックステージ
――レジーナの感想。
志田「2度目のレジーナなんですけど、前回フリーになったばっかのときに波女で優勝して、その勢いでとって、チャンピオンとして何ができたかなって思うと、ハッキリ言って何もできなかったと思うんです。レジーナとして。だから今回、タイトルマッチやって、とったら絶対に私にしかできないことをやろうと決めてました。やっぱりそれは何かっていうと、いま私が活動してるアメリカ、もっと大きい舞台でこのベルトの防衛戦をして、日本の女子プロレスの素晴らしさを伝えること、そして、日本女子プロレス出身の志田光の強さ、それは体だけじゃなく、心の強さだったり、日本の誇る強さっていうのをもっと世界に、このベルトとともにアピールしていきたいなと思っています。11月6日は戻ってくるって、さっき決まったのでその戻ってきたときにこのベルトがまたいまと違う輝きを放つように、全力でレジーナとして闘います」
――試合はどうだった?
志田「あのー、言いたくないんですよ、こういうこと。ただ…、やっぱり…若い選手、勢いあるなって感じさせられましたね。年齢のこととか、言いたくないんですよ。それって言い訳でしないないんですけど、いやーでも、すず…若いからってだけじゃないと思うんですよ。彼女自身の勢い、技術もありますけど、なんかそれを痛感させられたというか、本当に一発一発、効きました。いまもう自分の頭が重いです。こんな状態で明日飛行機に乗って、十何時間、帰れるのかと心配になるくらいのダメージです。やっぱりでもこの、若い子たちの勢いに負けない何かを私はもっともっと見つけなきゃいけないし、勢いだって負けてられないけど、やっぱり技術とか、そういうところもまだまだ鍛えていかなきゃいけないなって今日実感させられました。それくらいいい選手でした」
――離れた後輩にもなるが?
志田「そうですね。ただアイスリボン時代、かぶってないので、本当に初対戦。タイトルマッチとかって前哨戦があると思うんですけど、やっぱり私が着いたのが2日前とかなので、それもできないまま、本当に初対決でタイトルマッチだったんですけど、まあそれも面白かったんじゃないですか? なかなか最近ないし、そういうの」
――すずはアイスやめて、波女になってレジーナとって、8年前の志田さんみたい。
志田「ハハハ。あー、なるほど。正直8年前の自分より、メチャメチャいい選手だと思います。メッチャしんどかったけど、楽しかったですね。やっぱ日本のプロレス楽しいな。アハハハ」
2022.08.14
「wave 15th Anniversary『CARNIVAL WAVE』~陰気が西に移動し、「金」となり~」
日時
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8月14日 日曜日 15時の部
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観衆
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133人
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場所
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◎オープニング
15周年記念大会の4大会目は、今年21周年を迎え、今秋、結婚することを公表した桜花由美の記念大会。主役の桜花が選手を代表し、挨拶をおこなった。
桜花「みなさん、こんにちはー! 今日は声を出して大丈夫です。飛沫が飛ばない程度の声をよろしくお願いします。8月19日で、21周年を迎えます。私、21年もプロレス続けてます。もし子供だったらもう成人を迎えて、21歳です。それだけ長い間、プロレスを自分で続けてるんだなぁ…と思って、昨日結婚を発表しました!(大きな拍手が沸き起こる)ありがとうございます×3!! まだ婚約段階なので、入籍とかしてないので、私の悪いところ見つかってちょっと無理って言われたら(苦笑)、独身でずっといるかもしれませんが、一応、秋頃に入籍の予定です。ありがとうございます。やっとずっと言ってた1回はしてみたいと思っていた結婚ができることになりました。本当にうれしいです。ありがとうございます。えー、今日は私、独身最後のYシャツマッチ、かわいどころを集めてみました。みなさん、Yシャツマッチの出場選手の濡れるところ見てみたいですか!? っていうか、アレ買った? カッパ。カッパ買った? 買った? 最前列やばいからね。いま買ってください。いま買いに行ってください。みんな若いかわいい子達をびしょびしょにしてやろうかなと思います。なので、ぜひぜひ。カッパを買って来てくださいね。濡れても自己責任ですからね。いいですか? カウンターに座ってるからって、油断しないでくださいね。今日、1万円以上まとめて買ったら粗品のタオルがもらえるんで、濡れたらそれで拭いてください。そういうの全部、計算尽くなので、みなさんカッパをいまのうちに買ってください。15周年4回目の大会、私の記念試合、3試合ですが、みんな張り切って参りますので応援よろしくお願いします!」
◎トークショー
続いてトークショーがおこなわれ、15年前のwave旗揚げ戦にいた二上美紀子会長、桜花由美社長、宮崎有妃が登場。今大会のテーマがノスタルジーであることを発表した。途中から同じく旗揚げ戦に出ていた松本浩代も合流し、当時をふり返りつつ、旗揚げ当初は、実数発表にこだわっていたことなど、懐かしい話題も飛び出した。
トークショーの中で桜花社長は「15年も同じ団体にいるって凄くないですか? 団体を変わるとか、なくなったり、解散とかあるけど、15年間、団体を続けられてきた自分に拍手を送りたい。GAMIさんのおかげです。ありがとうございます」と改めて感謝。
二上会長も「100年企業目指しましょう。もうちょっと行けるよ。もうちょっと行ける、大丈夫です」とやる気をみせ、「15年間、いろいろ山あり、谷あり×4。谷ばかりで最後の方、フリーフォールみたいに落ちたときもあったもんね。そこから徐々に、徐々にこれて15周年迎えましたということです」と、トークショーを締めくくった。
1、ゴキゲンwave(20分1本勝負)
○柊くるみ&優宇(13分18秒、体固め)米山香織●&チェリー
※ダイビング・ボディープレス
waveの15周年を記念し、タッグ戦線を賑わせた米山香織&チェリーのゴキゲンBBAが復活。対するは、若い世代では圧倒的なパワーを誇る柊くるみ&優宇。
試合前、米山が「くるみちゃーん、前に対戦したとき小学生だったんですよ。そのときはこんなに小さかったのに、大きくなっちゃって。私が成長を確かめてあげるから出てこい!」と指名しゴング。
手四つを挑もうとするが、米山は届かない。見かねたチェリーがくるみの背後から奇襲する。早速BBAでダブルのクローズラインを狙うが、くるみが突破。だが、BBAもカニばさみでくるみを倒してお転婆ダッシュを披露する。
先手をとられたくるみだったが、攻守を入れかえ優宇とトレイン攻撃。続く優宇が米山に串刺しボディーアタックでカウント2。滞空時間の長いボディースラムもカウント2。くるみが出て行き、ボディースラムで叩き付ける。カウント2。
優宇、くるみにぺちゃんこにされる米山。反撃に転じようとクロスボディーで飛び込むも、くるみがキャッチ。ならばとチェリーがドロップキックでなぎ倒す。必死の米山はぐるぐるパンチ、アームホイップを放って、ようやくチェリーにタッチ。
チェリーが優宇にカニばさみでカウント2。レッグロックで捕獲する。チェリーは優宇をロープに振ろうとするが、優宇が踏ん張ると両耳を掴んでお仕置きする。優宇も怒って旋回式サイドバスター、セントーンをお見舞い。チェリーも低空ドロップキックから腕十字へ。
このピンチを優宇がしのぐと、くるみが低空ドロップキック、フットスタンプ3連発で追い打ちをかける。カウント2。チェリーもフルネルソンからアンクルホールドへ。
切り抜けたくるみが米山→チェリーにショルダータックル。カナディアン・バックブリーカー式フェースバスターでカウント2。一方、チェリーも熟女でドーンを放って米山と交代。
米山は旋回式ボディーアタックで反撃にかかる。だが、くるみがサンセットフリップを投下。キックアウトされるとコーナーに登るも、チェリーが雪崩式フランケンシュタイナーへ。米山がダイビング千豚♪につなげる。カウント2。続くBBAのゴキゲンバスターは、くるみも回避。逆に優宇のアシストからくるみがダブルハンドのラリアットを敢行する。
さらに優宇&くるみはキャノンボールとくるくるくるみの競演で湧かせたあと、優宇が米山にセカンドからのボディープレス。くるみがダイビング・ボディープレスにつなげて勝利を収めた。
2、チャレンジwave(15分1本勝負)
○松本浩代(11分21秒、テキサスクローバーホールド)狐伯●
強力すぎる“雨女”のため、最近ではwaveにめっきり呼ばれなくなってしまった松本浩代。今大会のテーマがノスタルジーということもあり、久々の参戦を果たしたが、参戦が発表されるやいなや台風襲来も発表されるというミラクルを引き起こす。改めて松本の威力を知らしめたのだが…試合当日は台風が過ぎ去りなんとか晴れ。狐伯との一戦を迎えた。
ゴングが鳴ると松本が「久しぶり!」と第一声。ロックアップで組み合うと、松本がパワーで主導権を握る。ロープに走ると、狐伯がドロップダウン。アームホイップを狙うが、松本が踏ん張る。
狐伯がドロップキックを放てば、松本もショルダータックルでお返し。松本は「waveの狐伯、ぶっ壊すぞ!」と串刺しボディーアタック。チョップ、ボディースラムで畳みかける。
気迫を見せる狐伯がヘッドシザースホイップから串刺しドロップキック。もう一発狙うが、松本が迎撃する。「だらしねーな、オラ!」とエルボーを放つ松本。狐伯も応戦していくが、松本が逆水平チョップで上回っていく。
狐伯もDDT、低空フランケンシュタイナー、低空ドロップキック、ミサイルキックと攻勢。キックアウトした松本がロックドロップの体勢に入る。狐伯が踏ん張るも、松本が強引にぶっこ抜く。続けてパワーボムを狙うが、これは狐伯も切り返す。だが、さらに松本が逆エビ固めに切り返していく。
「フィニッシュ!」と叫んだ松本がリバース・スプラッシュを狙うが、狐伯も回避。狐伯のミサイルキックはカウント2。カサドーラ、首固め、十字架固めもカウント2止まり。走る狐伯に、松本がバックエルボー。かわした狐伯がエルボー弾を放って行く。
しかし松本もカウンターのラリアットを決めると、リバース・スプラッシュ式ダブルニードロップと投下させる。返されるとテキサスクローバーホールドへ。決まった瞬間、狐伯はギブアップするしかなかった。
3、OHKA YUMI~Anniversary wave 21th~ドキッ!セクシーレスラーだらけの「元祖」Yシャツマッチ(30分1本勝負)
○桜花由美<1>(18分17秒、Yシャツ脱衣)雪妃真矢●<2>
※退場順(< >内の数字は入場順)=ラム会長<7>、安納サオリ<6>、高瀬みゆき<5>、SAKI<4>、藤田あかね<3>
Yシャツマッチといえば、wave夏の大定番! 独身最後のYシャツマッチとなる桜花由美、10周年のYシャツマッチでwave初参戦を果たした高瀬を筆頭に、セクシーどころを豪華にラインアップした。なおこの試合は桜花の21周年記念マッチでもある。
ルールは、1分間の時間差入場のバトルロイヤル形式となり、通常ルールに加えオーバー・ザ・トップロープルールを採用。Yシャツが脱げた時点で失格となり、リング下に両足が着いた時点でビチョビチョマシンガンズに水鉄砲で攻撃される。
まずは桜花、雪妃がリングイン。続いてビチョビチョマシンガンズとして旧姓・広田さくら、宮崎有妃、清水ひかり、櫻井裕子、柊くるみ、優宇、二上会長が登場。リング下にそれぞれが配置されたあと、ゴングが鳴らされた。
早速、雪妃が「桜花さん、復帰おめでとうございます。そしてご婚約。まさか本当に言ってくれないとは思わなかったです。まさかTwitterで知るとは思わなかったんですよ。だけどおめでとうございます!」と握手からの低空ドロップキック。「この足か!」と痛めたヒザにニードロップを投下する。「私をあざ笑ってたのか!」と恨みをぶつけていく雪妃。
桜花を場外へと送り込むとほぼ同時に藤田あかねが登場。最初のビチョビチョの餌食となったのは桜花だった。なんとかリングに戻るも、雪妃&藤田がダブルの攻撃。
状況が不利とみた桜花は「ユキちゃん、私たち、正危軍!」と説得にかかる。そこにSAKIがwave認定タッグのベルトを巻いて入場。ほどなくして高瀬みゆきも登場となる。
リングに上がった高瀬は桜花にヘアーホイップ。雪妃→SAKIも続く。高瀬が「私の涙を返せ!」と投げ捨て、桜花を捕獲。
そこに安納がリングイン。桜花「こっち向け!」と水鉄砲で祝福する安納。そして最後の入場となったのがラム会長だった。
リング上では高瀬が安納を担ぎ、みんなで脱がそうとしている最中。リングインするなり、ナカユビを立てていくラム会長。標的になりかけるも、「今回は桜花を狙うんでしょ? 私じゃなくて!」と、逃れて桜花が袋叩きに。
逆ギレした桜花が次々と選手たちを場外へ。ビチョ濡れにされた選手たちがリングに戻り、会長がコーナー上でラムちゃんカッターを高瀬に敢行。しかし、すぐさま桜花に落とされオーバー・ザ・トップロープで最初に脱落した。
続いて桜花が高瀬にブレーンバスターを狙うが、踏ん張ると次々と助っ人が加わっていく。ここでSAKIが安納のYシャツを剥ぎにかかる。結果、みんなに脱がされ、安納が失格。
試合は続き、高瀬がオーバー・ザ・トップロープのピンチに。雪妃、桜花もロープを飛び越えピンチとなるなか、高瀬のみが落とされ失格に。
続いて桜花&雪妃がSAKIに串刺し攻撃。雪妃がSAKIにミサイルキックを放っていくと、藤田がカバーするも、カウント2。雪妃のハイキックは桜花に誤爆。SAKIがファルコンアローから丸め込みを狙うが、桜花がSAKIのYシャツを剥ぎとり失格させた。
今度は桜花と藤田が「団地妻!」「結婚したいのに!」と罵り合いエルボー。藤田がバックフリップにつなげる。キックアウトされるとハーフクラッチの極楽固めへ。これは雪妃がカット。
ならばと雪妃と藤田が胸元をはだけさせてのチョップ合戦。雪妃がアンクルホールドを極めると、桜花が藤田のYシャツを剥いで藤田も失格。
最終的に桜花vs雪妃の正危軍対決となり、桜花が幸せパンチを連発。応戦する雪妃はカウンターのハイキックをお見舞いする。ロープに走ろうとした雪妃だったが、桜花がYシャツを剥ぎとり勝利を収めた…!?
◎エンディング
桜花「チョー幸せです。本当に女子プロレス界の若い子たちは、すぐ結婚しようと思えば結婚できるのに、プロレスバカだから、コイツらは結婚しないです。そんな未婚者はプロレスバカって呼ぶね。えー、みなさん15周年大会、4回目の大会いかがでしたでしょうか? 超みんなセクシー。よかったでしょ? Yシャツマッチの選手、上がっておいで。みんながこんなビショビショになって。だからぜひハッシュタグ、waveproをつけてセクシーな写真を載せてください。ウチの目標はTwitterで、wavepro がトレンド入りすること。2日間連続で入れたいから。アンタたちはセクシーな格好をして、ここに並んで写真撮るから。それをみなさんどんどん上げていただいたら、ハッシュタグがトレンド入りするから。みなさん、セクシーな格好して。4回目は終了しましたがこのあと18時からwave15周年の集大成があります。タッグのタイトルマッチ、そしてシングルのタイトルマッチ、ハードコアからデスマッチになった…」
広田「ババア、言葉出ないんだから、しゃべるな!」
桜花「頭がちょっとついて行かないですけど、本当に…(二上会長もチャチャをいれると)お前のせいだ! お前が水やってるからこうなったんだ。で、このあともぜひぜひチケットをお持ちでない方は買って、このあともお待ちしております。それでは…」
二上会長がラム会長を指名する。
桜花「じゃあラム会長お願いします」
会長「前回、出させていただいたときに、私が間違えて『俺たち』って言っちゃったヤツですね。説明しないとわからないですよね。ってことで本日はありがとうございました。ありがとうございます。巻きます。これが、俺たちのwaveだーーー!」
◎バックステージ
安納「なんで…」
桜花「ビッグ・サプライズだよ」
安納「マジで、マジで」
桜花「ああ、よかったよ」
安納「嬉しかったです。メチャクチャ」
桜花「ああ、よかったよ。ありがとうございます。みんながね、ビックリしてくれることをずっと黙ってたから」
雪妃「何度も会ってるのに」
桜花「その話は正規軍の飲み会で、よろしくお願いします」
――Yシャツマッチはどうだった?
桜花「チョーびしょびしょだよね」
安納「脱がされちゃったー。ボタンないよぉー。でも、楽しかったです」
桜花「楽しかったです」
――21周年だったが。
桜花「一応、結婚してもプロレスは続ける予定なので、25周年、30周年目指して頑張ります」
――お祝いの言葉はありますか?
雪妃「おめでとうございます。いやー、本当に喜ばしいことというか、身近な関係の方がこうやってね、お祝い事があるってことはすごくうれしいことです。正直。はい!」
安納「でも、待ってました。桜花さんが帰ってこられるのを、ずっと待ってました。だから、久々にお会いできて嬉しかったですし、そんなサプライズも待ってたなんて」
桜花「だから2人を出したかったの」
安納「あー、もう! またちょっとまあ正危軍の方でもお願いします」
2022.08.14
「wave 15th Anniversary『CARNIVAL WAVE』~陽気が東に移動し、「木」となり~」
日時
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8月14日 日曜日 12時の部
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観衆
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88人
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場所
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◎オープニング
大会に先立ち、今大会の主役でもある狐伯が登場。選手を代表し挨拶をおこなった。
狐伯「みなさん、こんにちは! 本日はご来場ありがとうございます。自分は8月8日に4周年を迎えることができました。いまプロレスをできていること、4周年を迎えられたこと、いま本当に幸せです。来年も、再来年も周年が迎えられるように頑張りたいと思います。いまwaveのエースの野崎さんが欠場中なので、今年は自分が引っ張っていけるように頑張りたいと思いますので、応援よろしくお願いします。今日、自分は3試合あります。全部勝つ気持ちだけなので、すべて自分がやりたいカードなので、自分が吸収して勝ちたいと思いますので応援よろしくお願いします」
◎トークショー
続いてトークショーがおこなわれ、今大会は試合のない桜花由美、宮崎有妃、旧姓・広田さくら、そして、ヤング終身名誉会長のチェリーが登壇。
広田が進行役を務め、娘さんの成長を感じさせる話を皮切りに、桜花の結婚、チェリーが年齢を聞かれたときの対処法で盛り上がるなか、宮崎&広田のヤング時代には「女子プロレス・オールスター戦」があったことなど、話題は多岐にわたった。
また若手と対峙するなかで、広田が「チェリーさんは出る杭を打っていく方でしょ?」と尋ねると、チェリーは「私が引いてとかじゃなくて、自ら壁をぶちやぶってほしいな…という思いでやっています。愛情ですから」とヤングへの思いを強調!? さらに「チェリーは結婚しないので、安心してください」と、桜花結婚のニュースに傷心しているファンに向けて、約束した。
そしてヤングといえば、サイレン。広田がお決まりのサイレンを轟かせ、大会をスタートさせた。
1、ヤングwave(15分1本勝負)
○清水ひかり(9分59秒、体固め)ななみ●
※ダイビング・フットスタンプ
第1試合に登場したのは昨日の8・13新宿で、wave認定タッグ王者に返り咲いた清水ひかり。ワールド女子プロレスディアナの新生・ななみと対戦した。両者のシングルはこれが初となる。
ロックアップからななみが押し込みクリーンブレイク。清水が側転でかわしてクロスボディー。カウント2。コーナーホイップから串刺しドロップキックにつなげる清水。ななみを張り付けるとミドルキック→ドロップキックでカウント2。
ななみも逆さ押さえ込みで形勢逆転。ダイヤル固めにつなげる。キックアウトされると逆片エビ固めへ。
このピンチをしのいだ清水がPKF、PKを敢行。カウント2。フォアアームの打ち合いから清水がローキック。カウンターのミドルキックを放つと、ななみの足を払ってPKへ。
これをかわしたななみがショルダータックル5連発。返されると逆片エビ固めへ。ロープを目指す清水だったが、ななみが中央に引きずり戻す。かろうじて清水がロープ。
清水もバイシクルキック、サッカーボールキックで反撃。続くPKはカウント2止まり。「終わり!」と仕留めにかかる清水だったが、逆にななみがボディースラム。セカンドからのダイビング・ボディープレスにつなげる。
これをキックアウトした清水がジャンピング・キックで反撃。これはアゴのあたりにクリーンヒット。続けてジャンピングPKFを放って行く清水だったが、これも返されるとダイビング・フットスタンプでトドメを刺した。
○高瀬みゆき&梅咲遥(17分43秒、体固め)櫻井裕子●&網倉理奈
※ローリングストーン
現・W.W.W.D世界女子タッグ王者組のルミナス(高瀬みゆき&梅咲遥)が第2試合に登場。COLOR‘Sの櫻井裕子&網倉理奈組との対戦となった。
クリーンな握手でスタート。試合は梅咲vs網倉でゴングとなる。ロックアップからハンマーロックの取り合いとなる。網倉がサイドヘッドロックにとらえると、梅咲がバックエルボーで脱出。ロープに飛ばすも、網倉がショルダータックル。COLOR‘Sトレインからダブルのワープレスで「We Are COLOR’S」を叫ぶ。
高瀬が救出に向かい、今度はルミナスが攻勢。トレイン攻撃につなげる。ダブルのボディースラムから「We Areルミナス!」を叫んでバックエルボーでファンにアピール。続いて梅咲が弓矢固めへ。耐えた網倉がローリング・ダブルチョップを放ち、櫻井と交代。
櫻井は首4の字固めで捕獲。串刺し攻撃を狙うが、梅咲がドロップキックで迎撃する。タッチを受けた高瀬が逆エビ固めへ。これは櫻井がロープ。ならばと高瀬はヘアーホイップで追撃し、櫻井をコーナー下で踏みつけていく。櫻井も高瀬を振り返してバックエルボーをお見舞いする。
網倉が出て行き、高瀬にフォアアームを連発。続くショルダータックルは互角の内容。高瀬が「もっと来いよ!」と言えば、網倉も「お前が行けよ!」と言い返す。だが結局は、網倉が走るハメに…。なんとか網倉が豪快にショルダータックルを決めるとワープレスを連発していく。そしてセントーンでカウント2。
高瀬もセカンドからのドロップキックで反撃。DDT、スタナーでカバーする。カウント2。続く梅咲がドロップキック。控えの櫻井を突きおとして分断に成功する。そしてヘッドシザースホイップからのドロップキック。フォアアームから走る梅咲だったが、網倉がサムソンクラッチへ。そこからヒップドロップを落としていく。さらにはカナディアン・バックブリーカーの体勢に入るも、梅咲が切り返す。カウント2。
ならばと網倉は梅咲をロープに飛ばすも、ルミナスでドロップキック、ツープラトンのブレーンバスターにつなげる。カウント2。コーナーに登る梅咲だったが、網倉が担ぎ下ろしてサイドスープレックス、サンセットフリップでカウント2。
続く櫻井がショルダータックルを連発していく。カウント2。そしてコブラツイストで捕獲。カットに入る高瀬だったが、網倉がカナディアン・バックブリーカーで足止めする。続く櫻井のショルダータックルはカウント2。フォアアームのラリーとなり、走る櫻井。梅咲がカウンターのブレーンバスターで形勢逆転。
高瀬が出て行き串刺しラリアット、ジャンピング・エルボーバットでカウント2。梅咲のネックブリーカーを挟んで、ルミナスが合体フェースバスター。ギロチン&フットスタンプの競演でみせる。高瀬のカミカゼからコーナーに登るも、櫻井が投げ落としてショルダータックル。キックアウトされるとドラゴンスリーパーへ。これは梅咲が救出。
反撃に転じた高瀬が走るも、網倉がカナディアン・バックブリーカーで止めてコーナーへ。トレイン攻撃につなげていく。鏡餅式のワープレスはカウント2。続けて櫻井がブレーンバスターを狙うが、高瀬も踏ん張る。ならばと櫻井がカウンターのボディースラム、ブレーンバスター・ホールドでカウント2。ロープに走るも、今度は高瀬がパワースラムに切り返す。これは網倉がセントーンでカット。だが、櫻井にもダメージが…。
続いて梅咲のドロップキックからルミナスがバッドボーイ。高瀬がラリアットで突っ込むも、カウント2。梅咲の旋回式ダイビング・ボディープレス、高瀬のギロチンドロップもカウント2止まり。
残り3分から、ルミナスが合体のアラバマスラムで網倉を排除。高瀬が櫻井にラリアットで仕留めにかかる。キックアウトされるとローリングストーンでジ・エンド。
3、COHAKU~Anniversary wave 4th~(30分1本勝負)
○愛海(9分23秒、ソラリーナ)狐伯●
2018年8月8日にデビューした狐伯。今年で4周年を迎え、waveの超新星としてますますの飛躍が期待されている。自ら望んだカードは、センダイガールズプロレスリングの愛海との一戦だった。キャリアは愛海の方が1年上だが、かつてセンダイガールズワールドジュニア王座を巡り争ったライバルでもある。
愛海が握手からの「フォーーー!」でご挨拶。狐伯が反撃にかかりドロップキック。カウント2。リバース・インディアン・デスロックで捕獲する。なんとか愛海がロープ。
今度は愛海が腕十字へ。腕攻めで主導権を握る。モンキーフリップからのドロップキック。コーナーに登るも、狐伯も駆け上がり、エルボー合戦となる。愛海がエルボーで落として、リバース・フランケン。場外戦となり愛海がボディースラムで叩き付ける。
リングに戻して愛海がドロップキック、ダブルリスト・アームサルトでカウント2。さらには「フォー!」からのダイビング・ボディープレスを投下する。返されるとボディースラムからの押さえ込みへ。これもキックアウトされると腕固めで捕獲する。
なんとか狐伯がロープ。走る愛海に、狐伯がカサドーラ。今度は狐伯がロープに走るも、愛海がカウンターのニーアタックで迎撃する。
追撃にかかる愛海だったが、狐伯が足を払いのけ、低空DDT。低空フランケン、低空ドロップキックと猛攻。さらにはミサイルキックでカウント2。
ヒザ立ちのエルボーの打ち合いとなり、愛海がロープに飛ばす。狐伯が切り返しのスワンダイブ式のエルボーアタック。形は崩れるもなんとか成功させる。すぐさま走る狐伯だったが、愛海がサムソンクラッチへ。狐伯も切り返していくが、愛海がソラリーナで3カウント。
試合後、狐伯がマイク。
狐伯「まだ元気です。負けてないです。まだ1回も負けてないです。負けてない…。4周年で愛海さんと試合できたことが自分は本当にいまうれしくて。愛海さんとまだまだ試合をさせていただきたいです。紆余曲折ありましたが、いまココに立てていることが本当に幸せです。あの…、もう急にいなくなったりしないので、ずっと見ててください。本日はありがとうございました。15周年3つめの大会は自分が締めさせていただきます。それでは、これがー、ヤング・オー!オー!」
◎バックステージ
狐伯「愛海選手は、自分は後輩なんですけど、ライバルだと思ってて、2年以上ぶりに試合ができて、メッチャうれしくて、負けたけどまだ試合をしたいと思います」
――4周年だったが。
狐伯「4周年って言っても半年やってなかったので、3.5周年なんですけど、プロレスラーとして周年を迎えられて本当にその気持ちがいっぱいです」
――メインを任されたが。
狐伯「メインで自分の周年で負けちゃって悔しいけど、それ以上にこれからって思えたので」
――5年目の目標は?
狐伯「waveでは野崎さんが欠場されているので、自分がもっともっと頑張っていきたい、waveを引っ張っていけるような頑張ります」