2025.06.15
『ITABASHI SURPRISE Jun.25』
・入場式
まずは試合に先立ち、入場式。この日、リーグ戦初戦となるユラが挨拶を務める。
「こんにちわー。Alma Libre所属の鈴木ユラです!初戦頑張りまーす。まず初戦勝って、100万持って帰るぞー! よろしくお願いしますー!」
こうしてインイタ大会の幕が開けた。
1、アオハルチャレンジwave(20分1本勝負)
夏すみれ&青木いつ希&〇梅咲遥(14分58秒、前方回転エビ固め)炎華&咲蘭&郷田明日香●
まずはwaveの新世代トリオが出陣。オープニングにふさわしい新世代たちのそろい踏みだ。
それぞれ入場を果たし、夏がポージングを披露している際、いきなり狐伯がドロップキックで奇襲。夏は場外転落。waveトリオは梅咲を磔にして、炎華、咲蘭、それぞれドロップキック
。最後に郷田がベイダータックル。咲蘭が「挙げるぞー」とアピールするも逆にボディスラムで投げられる。
梅咲は続けて弓矢固め。さらにストンピングを落としていく。青木にスイッチ。夏がコーナーに控える二人を蹴散らす。青木がコーナーで咲蘭の顔面を踏みつける。「板橋よろしくお願いしまーす!」と絶叫して、ヘアホイップ。
青木は満を持して、夏にタッチすると、それだけで観客が沸く。夏はまず、コーナーの二人を蹴散らす。そして別コーナーの咲蘭を顔面で踏みつけていく。ボディスラムからキャメルクラッチで固める。梅咲が飛び出し、ロープワークを何往復もしてから低空ドロップキックでアシストする。
カバーに行くも、咲蘭はブリッジで返す。夏は「咲蘭ちゃん、どうしましたか~」と挑発ストンピング。咲蘭は「なめんじゃねえ!」とエルボーで返すが、今度は顔面へストンピング。コーナーでダウンしている姿を見届けてから、反対側コーナーに回り、ブロンコバスター狙い。
しかし、背後から郷田が「未成年だからやめてください」とカット。客席からブーイングが飛ぶ。青木が郷田に「てめえは空気読めー」と串刺しラリアット。ここで、梅咲が咲蘭をカニ挟みで固めて、コーナーに居座る。「夏さん、私ごと刈れ~」と指示。ここで夏がブロンコバスターに行くも、咲蘭が寸前で脱出して、梅咲に誤爆。咲蘭が梅咲にフットスタンプをかまして炎華へタッチ。
炎華が夏にドロップキック。コーナーを使ってのアームホイップから側転エルボー、ドロップキック。2カウント。
夏がヒザ打ちからドラゴンスリーパーも、炎華は回転エビで切り返す。ロープに飛ばすも、夏が軌道を変えて、コーナーから走り込んでの稲妻レッグラリアット。
続けて、青木が串刺しタックルからフェースバスター、ボディプレス。炎華がエルボーで反撃するが、青木がそれ以上の鈍い音で打ち返す。炎華が立ち上がり、なおもエルボーを打ち込む。青木がエルボーで返そうとするが、先に打ち込み、さらに連打する。炎華は突進するも、これを青木が捕らえるとブロックバスター。続けてチキンウイングの体勢へ行くも、郷田、咲蘭がカット。
青木はラリアットを狙ったが、これをかいくぐってコルバタで切り返す。
梅咲と郷田。梅咲がアームホイップから背後へ低空ドロップキック。さらに正面からも決める。
続けてミサイルキックを放つ。カバーに行くが、炎華がカット。
10分経過。
梅咲の突進を咲蘭がドロップキックでカット。息を吹き返した郷田がボディプレス。2カウント。
さらに逆エビに取る。しばし締め上げたものの、梅咲がロープをつかむ。郷田がラリアットからタックル。2カウント。梅咲がエルボー。郷田が打ち返す。「来いよ、オラー」と梅咲が気合を込めると、郷田が連打で決める。夏が背後からカット。夏がムチを取り出すも、梅咲に誤爆。郷田がタックル。続けての突進を梅咲がカニ挟みでロープにもたれさせる。青木が背後からニー。梅咲がブロックバスターホールドも2。
6人が入り乱れる中、夏が郷田を背後から掴む。「絶対持っとけよ」エルボーは、間一髪、郷田がかわしたが、一瞬、夏の目の前で止まった梅咲がそのままエルボーを打ち込む。郷田が梅咲にタックル。
抱え上げようとしたろころ、梅咲が前方回転エビ固めで丸め込んで、そのまま3カウント。
最後は同士討ちについて、梅咲と夏が言い合い、青木が仲裁に入る。「勝ったじゃん、仲良くしないと~」と青木がぼやきながら、退場となった。
2、スクランブル3wave(20分1本勝負)
△宮崎有妃&櫻井裕子(時間切れ引き分け)桜花由美&チェリー△
※もう一組は世羅りさ&SAKI。
タッグによる3WAYマッチ。桜花&チェリー組の入場は松坂慶子による「愛の水中花」。昭和の香りをぷんぷんにたぎらせる。
それぞれが握手を交わすが、世羅はコーナーに控える。「ン?」とSAKI。先発はSAKI、チェリー、櫻井。SAKIと櫻井がロックアップ。チェリーは加われず。再度、二人がロックアップ。そこからバックの取り合いへ。チェリーはエアファイト。丸め込み合戦からともにカウント2で返してにらみ合い。
ここだけはチェリーも強引に二人の間に入って参加。
続けて、世羅と桜花と宮崎へ。宮崎&世羅がクロスラインを狙ったが、桜花はかわしてダブルフェースバスター。
世羅が桜花、宮崎をそれぞれコーナーに飛ばして串刺し攻撃を狙ったが、二人ともかわして失敗。すかさず、宮崎が世羅の髪をつかむ。桜花がトップロープに上り、サンマドロップを投下したが宮崎に誤爆。
桜花が宮崎をキャメルクラッチに捕らえて、顔面かきむしり。櫻井も背後から、チェリーもその後ろ、SAKIもその後ろからかきむしり。最後に残った世羅がなぜかSAKIの顔面をかきむしる。SAKIが「なんで?」、世羅は「ごめんなさい」と謝る。
今度は、SAKI、櫻井、桜花によるビッグブーツ合戦。蹴りのラリーが続く。そのうちに、SAKIと櫻井の蹴り合いが熱くなってくる。桜花が入れなくなり、二人の間に突っ込むがSAKIと櫻井がダブルキックを浴びる。またも、二人による蹴りのラリーとなり、桜花が「私も入れろー」とツッコむがまたもダブルキックを食らう。
SAKIは櫻井にチョキパンチ。ブレーンバスターで投げようとするが、持ち上がらず、桜花がSAKIの援軍に入ってダブルで投げようとするが、これも持ち上がらず。SAKIが「邪魔だー」とエルボーで桜花に一撃。今度は櫻井側の助太刀に入るも、これも投げられず。
櫻井から「邪魔するなー」とエルボーを浴びる。またも、SAKIと櫻井のブーツ合戦が再開。中に入れない桜花が突進するが、みたび、ダブルキックを浴びる。
怒ったSAKIと櫻井がブレーンバスターで桜花を投げようとするが、ダブルのブレーンバスター返し。
そして、櫻井、SAKIに連続ランニングキック。チェリーにスイッチ。
SAKIがチェリーのボディにチョキパンチ。チェリーはどてっ腹パンチで対抗。しかし、観客が「グー!」とアピール。桜花が背後からSAKIへ蹴りでチェリーをアシスト。チェリー&桜花がクロスライン。
チェリーは桜花を押し込んでボディプレスで上乗せさせ、どけてから自らフォールに行くも2カウントで世羅がカットに入る。そのまま、世羅がチェリーをカンパーナに捕らえると、すかさずSAKIも櫻井へカンパーナ。ダブルの競演が成功する。宮崎がカットに入り、SAKIにボディスラム。櫻井に布を指示する。
「させるかー」と世羅がその布を引っ張る。「離せよ」「お前が離せ」と引っ張り合い。下で寝そべってSAKIが「やる?やらない?」と確認。宮崎が「やりますやります。みんな見たいし」と寝るように指示。
それでも引っ張り合いが続く。SAKIが「やらないのね」とシビレを切らして、宮崎にストンピング。SAKI&世羅が宮崎&櫻井へ対角線攻撃から、別々のコーナーでそれぞれ水平ニーを放つ。さらにダブル・コーナースプラッシュも2。
桜花とチェリーが宮崎へ連携を狙うが、すかされてダブルラリアットを食う。櫻井を呼び込み、「裕子ロケット」の姿勢に入る。点火を待つ櫻井に向かって、桜花がビッグブーツ、チェリーも裏拳を放つ。コーナーで座ったままの宮崎へは、チェリーがフランケンシュタイナーを敢行。桜花&チェリーによる「熟女と熟女でドーン!」。さらにコーナーで、「熟女で~、☆DXー!」ポーズも、世羅、SAKIにカットされる。
場外戦へ。6人が場外で入り乱れる。
そのうちつかみ合いとなり、宮崎が「こういうときは誰か上(トップロープ)から飛ぶんだよ、飛べる?」と問いかける。「こういう場外でもめてるとき、飛んでくるやん。…わかった私が飛ぶわ」と、言い出しっぺの宮崎がコーナーへ上がろうとする。しかし他の選手たちにカットされる。
すると、桜花が「私が20年ぶりに飛ぶぞー!」とアピール。まさかの状況に大・桜花コール。これもコーナーでカットされる。「私が飛びます」とチェリーが手を挙げると、残ったほかのメンバーも全員が手を挙げる。これを見ていた石黒レフェリーまでもが、思わず手を挙げると、「どーぞどーぞ!」譲られてしまう。結局石黒レフェリーが飛ぶ羽目に。
しかし、トップロープに上がったものの、その場には誰もいなくなり、飛ぶことができず。「集まってきてよー」とコーナー上から嘆願する。チェリーが場外からロープをゆらし、バランスを崩した石黒レフェリーが転落してロープに股間を痛打。
その間に、宮崎がイスに世羅、SAKIをセッティング。「こわいぞー」と前振りしてから桜花に恥ずかし固めを決める。開脚のたびに、チェリーと櫻井が二人を押し込んで至近距離から鑑賞させると、ダブルのおったまげー。
15分経過。
チェリーと櫻井がエルボー合戦。櫻井がファイナルカット。2カウント。再び宮崎が指示して「裕子ロケット」の体勢となる。今度こそロケットは発射されたものの、チェリーがかわして櫻井がコーナーに激突。チェリーが即座にジャベに捕らえるも、SAKIがカット。チェリーが春夜恋でフォールに行くも2カウント。
宮崎&櫻井がSAKIへダブルブレーンバスター。櫻井が世羅をブレーンバスターの状態から、体を前に投げてSAKIへ浴びせてフォールするも、チェリーがカット。チェリー、櫻井、SAKIと丸め込み合戦となるが、いずれも2カウントで決まらない。
世羅とSAKIの合体ランニングバスターもチェリーがこらえて未遂に。桜花&チェリーが「熟女と熟女でドーン!」をSAKIに3連発。フォールに行くが、宮崎がカット。宮崎が櫻井とともにシーソープレスも2。
桜花が櫻井にブレーンバスター。チェリーがフットスタンプからフォールも2。「出とけ裕子、私がやる」と宮崎が攻め立てられた櫻井を場外へエスケープさせ、チェリーにボディスラム。
ここで宮崎がムーンサルトプレスを投下したが自爆。このスキにチェリーが丸め込むも全員でカット。世羅とSAKIによる「絶対持っとけよ」はまさかの成功。
SAKIが桜花をブレーンバスターで投げたところでタイムアップのドローとなった。
3,CATCH THE WAVE 2025・Uranusブロック(15分1本勝負)
○〈1勝1分=5点〉マリ卍(9分46秒、体固め)鉄アキラ〈1敗1分=2点〉●
今大会は3試合目よりCATCH THE WAVEへ突入。
マリ卍、アキラともに1試合を消化して1分けの2点。ともに得点を伸ばしたいところだが、果たしてどうなるか。まずは両者、握手をかわす。ロックアップで押し込み合いからアキラがエルボーを連打。さらにチョップとグーパンチのコンビネーションからドロップキック。
マリもエルボーで打ち返す。アキラがエルボーを連打するもマリはタックル。ストンピングからコーナーにぶつけるとお返しの串刺し水平チョップを連打。さらに反対側コーナーに持って行き、水平チョップ。2カウント。そしてネックロック。締め上げた後はカバーを繰り返すも、いずれも2。
マリがボディスラム。2カウント。アキラがエルボー。マリが「来いよ!」と挑発すれば、アキラがエルボーを打ち込む。マリも打ち返す。アキラは倒れるも、立ち上がりざまにエルボーを連打。マリはチョップで対抗。2カウント。
再び、マリがコーナーに追い込む。「どうしたー」とストンピングを放つ。コーナーに振り、突進しての串刺し攻撃を狙ったが、アキラがドロップキックで返す。続けてかわず落としを狙うが、マリがこらえていかせない。
エルボー合戦から、マリの突進をアキラがカニ挟みで倒すと、低空ドロップキックを放つ。
5分経過。
今度はかわず落としに成功。さらにSTFで絞る。ギブアップを狙ったものの、マリは巨体を移動させてロープへ。今度はマリがかわず落とし。さらにグラウンド卍へ。絞りこんだあと、そのままカバーも2。
アキラが追走エルボー。マリも追走エルボー返し。アキラが延髄蹴り。さらにハーフハッチ。マリも即座に立ち上がり、ラリアット。ダブルダウン。先にマリが立ち上がるも、アキラが丸め込み連発。これをマリはなんとか2でキックアウト。猛攻をこらえたマリがブレーンバスター。
串刺しラリアットからバックドロップ、さらにはセントーンと畳みかけるも2。ここで対角線から助走を付けてのラリアットで粘るアキラから3カウントを取った。
・バックステージ
マリ「CATCH THE WAVE2戦目、前回、ドローだったので、今日が初勝利。自分やっぱり、岐阜の柳ヶ瀬プロレスというより、スターダムさんよりちっちゃい団体でコツコツ試合数積み重ねてきました。女子だけじゃなくて、男子と当たる機会もあったし、経験値はダントツ、勝つぞと言う気持ちはもちろんあったんですけど、スターダムさんの選手と当たる機会がなかったので、楽しかったし、ザ・女子プロレスとかのムーブもあって、やばい場面もありましたけど、自分でかいんで、投げられたときはビックリしましたね。
(残り1戦の意気込みは)自分は拠点が東京じゃないんですけど、後楽園ホールとか、大きい会場に出れるチャンスしかないので、もちろん賞金とかレジーナに挑戦とかありますけど、とにかくいまの自分を見てもらうために、必要なステップだと思っているので青木いつ希選手、ぶっ倒して、今の自分をみんなに見てもらいたいと思います。(100万円の使い道は?)自主興行やります。以上です!」
4,CATCH THE WAVE 2025・Saturnブロック(15分1本勝負)
△〈1勝1敗1分=4点〉高瀬みゆき(10分52秒、両者リングアウト)鈴木ユラ〈1分=2点〉△
※引き分けにより、2017年デビューの高瀬が1点、2020年デビューのユラが2点を
獲得。高瀬は4点でリーグ戦終了。
高瀬はこれが早くも最終戦。一方のユラはこれが初戦となる。
ユラはいきなり、高瀬の握手を引っ張ると、さらにヒザからのミドルキックを連打。続いてのタックルは高瀬が倒れず、ならばとエルボーを打ち込んでからのタックルを決める。高瀬もチョップを連発。
そして「来いやー!」と手を広げると、ユラはミドルキックを連打し、座った状態の高瀬へ背中へのサッカーボールキック。高瀬がダブルチョップ。再び、「来いやー!」と自ら座り込んで、背中を向ける。
ユラは背後へのサッカーボールキックを連打し、さらに正面からもぶちかます。2カウント。ユラがエルボーを連打すると、高瀬は「蹴りすぎだろうがー!」と叫んでのチョップを連打。その勢いでロープに押し込む。
レフェリーの反則カウントにも「うるさーい!」と聞く耳持たずに打ち込みまくる。
首投げから「回すぞー」とアピールしてのダイヤル固め。さらに足4の字に決める。何度かユラも体を反転したが、その都度、高瀬が体勢を戻す。ロープとなると、高瀬がギロチンを落とすも2。
今度はヒザ攻めへ移行。グラウンドでのヒザ攻撃に苦しむユラがロープに逃れる。高瀬はヒザをマットに打ち付けて、ねちっこく攻撃をしていくが、ユラがミドルキックで突破口を開く。
高瀬が「どーした!」と手を開けると、ユラがエルボーを連打。高瀬がチョップとエルボーのコンビネーションでコーナーに追い込む。
ユラがコーナーに飛ばすも、高瀬はブーメラン式ミサイルキック。串刺しラリアットを決めて、再び突進するが、ユラは素早い動きで腕ひしぎに取る。
ユラはミドルキック連打。高瀬は追走ラリアットを打ち込む。続いて突進するが、ユラが足への低空ドロップキックで切り返す。そして、回転して再び腕を取りにいく。
三角絞めの体勢に入るも高瀬は上体を起こして脱出をはかる。再びグラウンドに持ち込んだが高瀬はロープへ。
ユラが低空ドロップキック。勢いあまって片瀬は場外転落。ここから場外戦。ユラがミドルキック。高瀬はユラの足をつかむと足4の字に捕らえる。場外カウントが進んでいく。カウント8で技を解いた高瀬がリングイン。
続けてユラもなんとかリングへ生還する。ユラがハイキックから裏投げも2。トラースキックと続けたが、高瀬はヒザ打ちからスタナーでやり返す。さらにスライディング式ラリアット。もう一発、ラリアット。
ダメ押しにラリアットを決めようとするが、ユラがショルダースルーで場外へ落とす。再び場外戦へ。ユラが壁まで追い込み、キックを打ち込めば、高瀬も壁際でのラリアットでやり返す。その後、客席になだれ込むもカウントが進み、両者リングアウトのドローとなった。
この結果、高瀬は2017年デビューで1点、ユラは2020年デビューで2点を獲得した。高瀬は「ありがとうございました」と言いながらも握手の手をはり、闘争心はぬぐえていなかった。
5,CATCH THE WAVE 2025・Mercuryブロック(15分1本勝負)
○〈2勝=6点〉葉月(8分42秒、葉・月ストラル)網倉理奈〈2敗1分=1点●〉
※網倉は1点でリーグ戦終了。
葉月は幸先よく3点をゲットしてこれが2戦目。網倉はこれが最終戦となるが、得点を重ねるのはどちらか。
「お願いします」か細い声で静かに握手を求める網倉。違和感を持つ場内だが、その謎はすぐ解ける。
握った手をサイドスープレックスで投げてから絶叫して、タックルをぶちかます。先制攻撃からコーナーに押し込み、セントーンを投下したが、これは自爆。葉月はセントーンで返すと、顔面ウォッシュ。
サーフボード式に絞ってからマットにたたきつける。もう一発、セントーンを投下したが不発。網倉が逆にセントーンを投下。2カウント。
網倉がカナディアンバックブリーカーの体勢に入るも、葉月は回転エビで切り返し2。網倉が串刺しラリアットを打ち込んだがカウント2。
さらに逆片エビに絞るも、ロープエスケープ。葉月はエプロンで息を整える。網倉が休ませないとばかりに突進すると、そのまま首を捕らえて、エプロンでのDDT。網倉が場外へ転落すると、トぺを敢行する。
リングへ戻った網倉へすかさず、ミサイルキックをぶち込むが2カウント。カバーを返すと同時にフェースロック。さらに羽折り固めへ移行。
5分経過。
続けて、葉月のダイビング・セントーンは自爆。網倉がカナディアンバックブリーカーでゆさぶる。抱えた状態から、コーナーへ宙づりにすると、串刺しタックル。サマーソルトドロップも2カウント。
網倉はコーナーに上がるが、葉月が迎撃で上ってくる。これを網倉が投げ捨てると、セカンドロープからのミサイルキック。
さらにはセカンドロープからのダイビングセントーンも2。葉月はチョップで反撃。突進をローリングチョップで返される。
再度、突進したが、今度はパワースラムで投げられる。
網倉はラリアット。葉月はカバーをひっくり返して上に乗ったがカウント2。
このチャンスに一気に、葉・月ストラルに固めて3カウントを取った。
最後は網倉が握手と見せかけてラリアットからマウントパンチを叩き込む。
ここで飛び出したのが網倉のセコンドに付いていた宮崎。葉月はリーグ最終戦、宮崎とのシングルを控える。宮崎が握手を求めるも。葉月が握り返そうとすると、クマポーズで挑発。この日、手伝いに来ていたコグマもリングへ上がり、ダブルのクマポーズを決め、まさかのクマの競演に。なぜか宮崎とコグマが意気投合してともに退場となった。
・バックステージ
葉月「網倉理奈と対戦し、無事、葉・月ストラルで勝利し、6点目をゲットしました。100万円まであと少し…網倉理奈のなかでの理想のタッグにFWCが入っているのをツイッターで書いててすごくうれしかったんですが、今回は個人の戦いなので、葉月の強さを見せられたのかなって思います。あとは網倉理奈パワーもすごいし、勢いもすごいし、試合後も突っかかってきたけど、目もウチは忘れないなって思いました。それくらいまたやりたい相手です。次…次は一番の強敵かなと思っています。宮崎有妃、めっちゃ絡んでくるから、ほっといてって思うくらいすごい来てるけど、リングに上がったら関係ないと思うので、向こうがどんな戦いをしてくるのかすごく不安ではあるのですが、自分が9点目をゲットし、100万円までどんどん上り詰めたいと思います。ただ、コグがちょっと…今日は宮崎有妃のほうに行っちゃったから、クマの魔力って怖いなって思いました」
6,CATCH THE WAVE 2025・Earthブロック(15分1本勝負)
○〈1勝1敗=3点〉狐伯(10分8秒、クロコダイル)紫雷美央〈1勝2敗=3点〉●
※美央は3点でリーグ戦終了。
狐伯は0点スタートでこれが2戦目。ブロック通過を果たすには、何がなんでも勝ち点3をゲットしたいところ。美央はこれが最終戦となるがクセ者として知られるだけにタダで終わりそうにないところ。果たして勝敗の行方は…。
美央はいきなりのローキック。ミドルキックは空振り。狐伯がドロップキックから丸め込みを3連発。
美央はなんとか、2でクリア。マヒストラルを回させずに防ぐとローキックを叩き込む。さらにロープへ磔にすると、背後からジャンピングキック。
狐伯はドロップキックからスタナー。串刺しエルボーから低空ドロップキック。高速ブレーンバスターも2。美央はミドルキック。
体落とし。狐伯は変形グラウンド卍に捕らえるもロープ。低空ドロップキックを叩き込んで場外へ落とすと、フットスタンプをエプロンから投下。
しかし、美央も場外ブレーンバスターで返す。カウントが進む中、9カウントで両者が生還。美央が女郎蜘蛛で絞め上げる。さらにミサイルキック。2カウント。サイドバスターも2。
5分経過。
延髄蹴りは空を切る。狐伯は低空ヘッドシザースを決めに行くが、美央はその足を捕らえてのアンクルホールドに取ると、さらにクリスト。
絞め上げた後、回転エビで丸め込んだが、狐伯もエビ固めで切り返す。狐伯はエルボーから走り込んで、そのままヒザを打ち込む。
そうまとうから、正面の蹴りをぶち込む。
しかし、トップロープからのミサイルキックは自爆。美央が延髄蹴りも2。
狐伯がエルボー、美央も打ち返す。
狐伯はエルボー、美央はブーツに切り返す。
エルボーとブーツの打ち合いは、狐伯が打ち勝つ。そして、追走ドロップキックを交互に放つ。
狐伯のノーザンライトスープレックスは2カウント。美央もブレーンバスター。
ここから美央は俵返しで投げようとしたところ、狐伯が体を密着させて、クロコダイルをガッチリ決める
これでついに美央からギブアップを取った。
狐伯「痛い…。マイナスのことを言ったらGAMIさんに怒られるんですけど、勝ってマイナスのことを言うと、弱気なことを言うとよくないって言われるんですけど、この試合、勝たなきゃいけないとわかっていましたけど、めちゃめちゃ不安で、この試合勝たないとwaveがレジーナを取り返すチャンスが減っちゃうと思って。宮崎さんいつも大事なところで遊んじゃうし、炎華も終わっちゃって、咲蘭と郷田の結果はまだわかってないけど、自分しかいないと思っているから…。桜花さんに頼ってばかりじゃだめだし。ここで勝たなきゃって思っていたから、美央さんのこといっぱい調べて。申し訳ないんですけど、首で引退されているから、首を狙うのはよくないと思ったけど、狐伯が優勝したら、子供たちと100万円で遊びに行かせてください。あとニワトリの卵、一個ください。ありがとうございました」
美央「本当に…めっちゃ悔しい。お前は所属だから、ぶっちゃけここで負けても、いずれまたチャンスが回ってくるんだよ。私はフリーだから、ここで結果、出さないと思ってて、全力をぶつけたつもりだったけど、まだ私の首はガラスだったようだ。お前に教えてもらったわ。もっと筋トレするわ。またよろしく」
狐伯「みなさんに私の気持ちはめっちゃ伝わっている思うので…。waveの人一緒に締めてください。(wave選手がリング上へ)。じぶんはまだCATCH1戦残ってるし、炎華は終わってて、咲蘭はあと1戦、桜花さんが2戦あって、郷田はあと1戦、宮崎さん、遊ばないで…ふざけないでください。絶対waveがレジーナ取り返すんですけど、狐伯が取り返すんで、みなさん見ててください」
こうして「これがwaveだー!」でシメとなり、インイタ大会の幕を閉じた。
バックステージ
狐伯「(今日の勝利は?)あー、良かったー。ホッとする。マジで。ありがとうございました。(美央との戦いはどうでしたか?)いやーどうでしたか?めっちゃ不安でした。試合したことがなくて。対戦したことのない人の試合はマジで、映像では見るけど、不安で、勝たなきゃ、CATCH自分は点数的に終わっちゃうところでしたけど、勝てたので、ホッとしてます。めっちゃ痛かったー。(残り1試合について)次は香藤満月なんですけど、自分が美央さんに勝てたのも、奇跡ではないと思っています。自分が勝たなきゃいけないところだったので。だけど満月が美央さんに勝ったのが、すごくびっくりしているんで、これはマジで気が抜けないなと思っているので、ラスト一戦、気を張っていきたいと思います」
2025.06.07
「itswave 〜Jun.」
日時
|
6月7日 土曜日
|
観衆
|
65人
|
場所
|
アミスタ
|
1,スクランブルwave(20分1本勝負)
△狐伯&世羅りさ&夏すみれ (時間切れ引き分け) 宮崎有妃△&桜花由美&チェリー
アミスタ大会は通常、出場選手の名前は事前に発表されているが、組み合わせは曲が鳴ってわかるシステム。今回はCATCHのリーグ戦が4試合組まれており、それらはあらかじめ発表されているため、この試合のみが、アミスタ仕様となる。
まずはチェリーのテーマ曲が鳴り響くと、「オーッ!」という歓声が沸き起こる。この後、世羅、桜花、狐伯、宮崎、夏と赤青交互に入場が続く。いずれの選手もテーマ曲ごとに「オーッ!」という歓声に包まれ、アミスタのシステムは完全にファンの間に浸透している。
最後に入場を務めた夏が、場内を1周し、得意げにリングインを果たすと、早くも宮崎が奇襲。夏は場外転落。今日もまた、試合になかなか参加できない様子だ。
そのなかで、狐伯が宮崎にドロップキックを連打、続けてエルボーも連発していく。宮崎が串刺しラリアットから、スリーパーへ。
夏がカットでリングに入ると、宮崎が「お前出てくるなー」と場外へ落とす。それでもめげずに、再びカットに入ろうとリングインするも、「落ち着け、オマエ」とやはり場外へ落とされる。
宮崎は「オマエが出て来い」と世羅をリング内へ入れると、コーナーに振る。狐伯をもコーナーに振って、夏を除いてのトレイン攻撃。そして、狐伯を逆エビ固めへ。
夏がカットに入ろうとするが、今度は「試合させてください、リングにいさせてください」と嘆願する。宮崎は「しつこい、オマエなー」と夏にボディスラムから、早くも布を要求。うるさく吠
える夏に、布を覆いかぶせる。夏は「怖い怖いよー」と言いながらも、素直に布をかぶる。「ミュージックスタート!」から、宮崎は手を布に充てるが、中は弾んでいる。弾んだ状態は止まることなく、より激しさが増していく。宮崎は「嫌な予感しかしないから、めくらない」と、マジックを途中で停止。ミュージックは流れたままに。
狐伯が飛び出してくると、宮崎がネックロック。そこから腕の取り合いに移行。布は弾んだまま。
宮崎は再び狐伯にネックロック。仕方なく、レフェリーが布を取ると中の夏はダンスで盛り上がっている模様。レフェリーが強引に夏をコーナーへ下げに行く。夏はそれでもリングにいたい姿勢を見せるが、レフェリーが強引に足蹴にして場外へ落とす。
宮崎から代わったチェリーが狐伯にアンクルホールド。カットに来た世羅の足も捕らえる。ここで待ってましたとばかりに、夏がダンスをしながら悠然とカットに入るも、チェリーは腕を取り、3人をまとめて固める。
5分経過。
技を解いたチェリーが狐伯の足を踏みつけると、さらにはチョーク攻撃でコーナーに追い詰める。
コーナーに振ると、狐伯はブーメランミサイルキックで返す。続いて、世羅が串刺しエルボー。続けてニースプラッシュを狙ったが、背後から宮崎がカットし、そのままニーを投下させて自爆させる。
チェリーが世羅にアームホイップ。桜花を呼びこんで、ダブルのクロスライン。桜花ごとプレスさせて、さらにのけて自らフォールもカウント2。
チェリーは「桜花、休むなー」とタッチ。桜花が世羅に串刺しビッグブーツ。そしてコーナーに追い込んで顔を踏みつける。さらにランニングブーツへとつなげる。2カウント。
続いて、サンマドロップ狙いも、世羅が迎撃に入ろうとする。それをうまく切りかわしてのぶら下がり式ブラディーEXに捕らえる。桜花が至近距離からのブーツを狙いに行く。世羅が足をキャッチする
と、足首へグーパンチ打ち込もうとするが、これを外してビッグブーツを一発。しかし、背後からエプ
ロンの狐伯につかまれる。狐伯は「夏も手出して!」と指示。夏は「嫌なんですけど」と次の行動を予想しつつも、エプロンから桜花を羽交い絞め。世羅が「絶対持っとけよ!」からのエルボーは誤爆。夏も「はい、わかってました」とサバサバした様子。それでも、エプロンに上がるが、世羅がロープに振られると、夏がぶつかってしまい、再度、場外転落。それでも、世羅が桜花をロープに振ると、場外から夏が足を引っ張って倒す。「さすがでしょ」と得意げに客席へアピールすると、世羅が「持っとけよ」と指示。夏は場外にいたまま、桜花を抑えにかかり、世羅が蹴りで突っ込むが、やはり誤爆となる。
世羅がセラリズムバスターも2。今度こそ桜花の足首へグーパンチ。さらに狐伯を呼び込むと、ダブルの足首グーパンチを決める。
世羅は狐伯に「絶対持っとけよ!」の指示。エルボーに行くが、桜花は回避。ここで世羅も動きを止め、同士打ちを防いだが、なぜか、狐伯が逆エルボーを見舞う。それでも、気を取り直し、世羅&狐伯によるクロスライン。世羅の上に狐伯が飛び乗り、おんぶ式ニーを決める。
ここで満を持して、世羅が「行ってこい!」と夏にタッチ。夏はまず、エルボーを桜花、さらにコーナーの宮崎、チェリーに打ち込む。「ついについにー!」と喜びの表情でリングを回るも、すかさず桜花のブーツが命中。それでも立ち上がり、「私もプロレスやるー」と言いつつもブーツを食らう。それでも立ち上がるが、やはり、ブーツを浴びる。さらにもう一発食らい、計4発を浴びる。桜花がボディスラムからのフォールもカウント2。今度はストンピング。体を入れ替えた夏が「イナヅマー」と叫んでの稲妻レッグラリアットがヒット。ついに技らしい技が決まる。ここでコーナーのリバウンドを効かせて、やる気
満々にブロンコバスターを決めにかかるが、コーナーへ突進すると、桜花のブーツが命中。夏はたまらず世羅にスイッチ。
世羅と宮崎。エルボー合戦から宮崎を場外へ落とす。宮崎は場外でイスをつかみ取り、リングへ戻すと、
世羅を座らせて、チェリーが背後から身動き取れないようにする。そして、味方である桜花を捕らえると、世羅に見せつけはずかし固め。数開脚後、世羅が「おったまげー」で後方にダウン。
場外で見ていた夏は「なんてひどい技なんだ」と感想を漏らす。怒った世羅が宮崎にワンツー・エルボーを連打。さらにニースプラッシュを投下。続いて狐伯が回転してのネックロック。低空ドロップキック。エ
プロンからトップロープ超えのサマーソルトドロップと立て続けに放つ。
狐伯が「ダブルー」と呼び込む。世羅と夏が飛び出す。あわてて狐伯は夏に「もう一回呼ぶから」とコーナーに戻す。狐伯と世羅がダブルブレーンバスターを狙うが、宮崎がこらえる。桜花、チェリーも飛び出し、
ブレーンバスター合戦となるが、どちらも持ち上がらず。すかさず夏がリングイン。「私が来たぞー、投げるぞ-」と客席へアピールしている間に、狐伯、世羅が投げられる。
宮崎が狐伯を抱え、桜花の肩口に乗せてののDDTも2カウント。宮崎と狐伯のエルボー合戦。残り3分。
狐伯が一度よけぞるが、ロープのリバウンドを利してのエルボーで打ち勝つ。
狐伯が串刺しドロップキック。世羅も新幹線アタックで続く。トリは夏がブロンコバスターを成功させる。
気をよくした夏が「チェンジ持ってこい!」と要求する。狐伯が宮崎のバックを取り投げっぱなしジャーマンの体勢へ。桜花がビッグブーツでカットに入ると、狐伯がコーナーに吹っ飛ぶ。
夏が出てくるが宮崎がすぐさま場外へ出す。息を吹き返した狐伯がミサイルキック、エルボー、ヒザ打ち。
2カウント。コーナーに狐伯が上がるも、宮崎は迎撃に入る。夏も、背後からカットに飛び出す。狐伯が夏に「肩車!」と要求。夏は頑張って、宮崎を肩車しようとするが、簡単に崩れ落ちる。「無理だろー」とぼやく。
狐伯のミサイルキックが夏に誤爆。ここでチェリーが飛び出し、熟女でドーン!から宮崎のえびす落とし。2カウント。宮崎が桜花のアシストを経て、合体式投げ捨てパワーボムも2カウント。宮崎が突進したところを
狐伯が丸め込みに切り返したところで、20分ドローのゴングが鳴った。
夏はなぜかベルトのポーズ。「なんでだよ」と宮崎、桜花、チェリーにそれぞれ突っ込まれながら退場していった。
2,CATCH THE WAVE 2025・Jupiterブロック(15分1本勝負)
〈0勝2敗1分=2点〉△炎華 (時間切れ引き分け) 真白優希△〈0勝2敗1分=1点〉
※CATCH THE WAVE公式ルールにより2023年デビュー炎華が2点、2020年デビュー真白が1点を獲得。炎華は2点、真白は1点でリーグ戦終了。
2敗同士の両者。ともにこれが最後のリーグ戦となるだけになんとか1勝を得たいところ。最後に得点を得るのはどちらか。
真白はメキシコ観光杯ベルトを肩に巻いての登場。一方の炎華はPOPベルトを巻いて登場した。
両者、握手から試合開始。真白が「来いよー」と手を挙げて手四つ勝負を要求。しかし、炎華が応えようとすると、手を引っ込める。炎華は「なにこれ?」と戸惑いながらも、「おまえが来いよ」と逆に手を挙げる。今度は真白も戸惑いながら、手四つ勝負。炎華が力を込めてねじると、そのまま腕を取る。真白も回転して腕を取る。その後、両者の取り合いが続く。
真白がヘッドロックに切り替える。炎華もヘッドロックに取り直す。お互いの取り合いから、炎華がアームホイップ。低空ドロップキック。コーナーへ振ろうとするが、真白に逆転される。座り込んだ炎華の体を踏みつけ、両肩から全体重を乗せる。さら顔面を踏みつけに出る。続けて、ヘア投げを2連発。レフェリーが反則カウントを取ると、「カウントに厳しいよ」と言いながらも、首投げからフォール、2カウント。今度はグラウンドから腕を取りに行くが、炎華もヘッドシザースで返す。真白もネックロックで取り直す。ロープエスケープ。
真白がストンピング。炎華がヒザ立ちの状態でエルボー。「来いよー、効いてないよー」とアピール。再びエルボーを叩き込むと「効いてないよー」とストンピング。炎華はその場立ちをすると、側転エルボー。これを真白がかわしてドロップキック。キャメルクラッチへ捕らえるも、炎華はロープエスケープ。
真白がコーナーに振るが、炎華がブーメランアタック。トップロープからの攻撃を真白が防御に出るも、炎華はロープを伝って、側転から着地。串刺しドロップキック。そして今度は側転エルボーを決め、ドロップキック。2カウント。
続けて、STFで固める。長時間締め上げたが、真白はロープへ逃れる。真白は背後からヒザかっくん。ドロップキック。フェイスロックで締め上げたが、ロープへ。
真白が低空ドロップキック。2カウント。炎華がコルバタの要領で首を巻き付け、人工衛星シザース。場外へ落ちた真白へプランチャを敢行。先にリングへ戻り、カウント6でスライディングキック。8で再度、スライディングキックに行くも真白がギリギリ生還。
炎華がストンピング。真白は目つきに行くが、これをガードしてのエルボー。ここからエルボー合戦へ。両者一歩も引かず。「効いてない!」と真白が打ち返すと、炎華が4連打。真白が追走ニー。炎華も追走ドロップキックからなんと追走STF。残り3分。
真白がロープへ逃れる。炎華が「終わりー!」と叫ぶも、真白がアームホイップからキーロックで返す。さらに胴締め式へ移行。残り2分、炎華がロープエスケープ。真白がトップロープからのダイビング目つきはすかされて失敗。それでもコーナーに振るが、炎華がブーメラン式ミサイルキックで返す。
真白が首固め、カウント2。トップロープに上がるも、炎華が迎撃のデッドリードライブ。トップロープからミサイルキックを放つも、即座に真白がバックドロップで投げ返す。ダブルダウン。
両者、ヒザ立ち状態でのエルボー。スタンドでも打ち合いは続いたが、真白がソバット。ブレーンバスターホールドも2。炎華がカサド-ラで逆転を狙ったが、ここで時間切れとなった。この結果、2023年デビューの炎華が2点、
真白が2020年デビューで1点が加算された。これにて両者の公式戦が終了となった。
・バックステージ
炎華
今日、自分はCATCHの最終戦と言うことで、絶対にwaveの若手の勢いを見せつけてやろうと…絶対に勝つ気持ちで挑んだんですけど、簡単に勝てる相手じゃなかったし、不思議な動きに惑わされてしまって。最後もう全然攻められなかったのが悔しいです。(CATCHを振り返って)今年、初めてヤング以外のブロックに出て、ブロックのみなさん先輩ばかりで、先輩の壁は高くて分厚かったし、自分はまだまだだなって思ったので、来年こそ、決勝に進められるようにこれからの1年で頑張りたいなって思いました。
真白
炎華ちゃんは自分が初めて見たときすごい選手だなって思ってて負けたくないっていう気持ちがすごかったですけど、
今日、決めきれなくてすごく悔しいです。(CATCHを振り返って)waveさんが初参戦で、初のCATCH THE WAVEということで
すごく緊張したんですけど、この大会に出られたことを次につなげたいと思います。
3,CATCH THE WAVE 2025・Neptuneブロック(15分1本勝負)
〈1勝0敗1分=4点〉 △YuuRI (時間切れ引き分け) 咲蘭△〈0勝1敗1分=2点〉
※2021年デビューの咲蘭が2点、2020年デビューのYuuRIが1点を獲得。
YuuRIは初戦にて、幸先よい1勝をゲット。咲蘭はまず勝ち星をモノにしたいところ。両者の対戦は咲蘭のフリー時代以来。
その時はYuuRIが勝利しているが、果たして今回はどうなるか。
いきなり握手を求めてきた咲蘭の腕を引っ張ると、先制のブレーンバスター狙い。これを咲蘭が首固めで切り返す。スクールボーイと続けたが、いずれもカウント2。「やめて」と言うYuuRIを無視して、もう一回スクールボーイ。3連続の丸め込みとなったが、YuuRIがカウント2でかろうじて返す。「ごめんなさい」と謝るYuuRIの手を踏みつけ攻撃に出る。
YuuRIも逆に咲蘭の手を取って踏み潰す。そして、コーナーに追い詰めて全体重を浴びせかかる。さらにランニング串刺しキック。続けてスリーパーで締め上げる。
咲蘭はロープに逃れると、エルボ-で打ち返す。YuuRIが「もっと打って来い」と顔を挙げると、再度エルボーを放つ。
咲蘭のドロップキックは空を切ると、YuuRIが低空ドロップキック。そして逆エビに捕らえる。咲蘭がロープに近づくも、リング中央に引き戻し、再び、逆片エビ固め。ここからキャメルクラッチへ切り替える。咲蘭はなんとかロープまでたどり着いた。
5分経過。
咲蘭がYuuRIをコーナーに追い込んで、エルボーを連打、YuuRIが体を入れ替えようとするも、再び入れ替えてエルボーを打たせず。YuuRIは「いたい…」と思わずつぶやく。それでも、「あ!」と明後日の方向を指さしてから足を踏みつけに行く。
YuuRIがコーナーに振ると、咲蘭はブーメランアタックで切り返す。さらにドロップキック3連発。ボディスラムで投げに行こうとするが、これは逆にYuuRIが持ち上げる。咲蘭が体を入れ替えて背後からスリーパーに取る。YuuRIがおんぶの要領で持ち上げると、背中をコーナーへぶつけて脱出。今度はYuuRIがスリーパーに取る。同じように咲蘭がおんぶすると、コーナーにぶつける。咲蘭が串刺しドロップキックから、今度はクリストに捕らえる。YuuRIはかなり絞られたもののロープへ逃れる。
咲蘭の619は失敗。YuuRIがソバットから、619を狙ったが、こちらも失敗。咲蘭がカサドーラ。2カウント。
10分経過。
再度、咲蘭は619にトライ。これは成功させると、セカンドロープからのフットスタンプ。2カウント。今度はトップロープからのフットスタンプを投下したが自爆。YuuRIが投げっぱなしジャーマン。咲蘭が「あー!」と吠えて立ち上がると、体を入れ替えて、空中ギロチン。これに対して、YuuRIがブレーンバスター。ダブルダウン。
残り3分。両者、ヒザ立ち状態でのエルボー合戦。YuuRIが胸を突き上げ「もっと!もっと!」と要求する。咲蘭がエルボーを連打する。泣き顔の咲蘭に、「泣いてるんじゃんじゃねえぞ!」とエルボーをお返しする。咲蘭はスタンディングとなり、「なめんなー」とエルボーを打ち込む。YuuRIがエルボー返し。咲蘭は「なめんじゃねえぞ!」と気合を込めて打ち込むこと4連打。YuuRIもエルボーを打ち返し、その場飛びのフットスタンプ。
ここでダイビングスワントーンボムを狙ったものの、これは自爆。残り2分。咲蘭が横入り式エビ固め。スクールボーイと丸め込み連発も2。逆さ押さえ込みはYuuRIがこらえる。逆にYuuRIがジャパニーズレッグロールクラッチは2。咲蘭はもう一度、スクールボーイ。さらにヨーロピアンクラッチと丸め込みでラッシュをかけたがいずれも2。丸め込みはあきらめ、カサドーラ式フットスタンプからフォールに行ったが、2カウント目で時間切れのゴングが鳴った。
この結果、2021年デビューの咲蘭が2点、2020年デビューのYuuRIが1点となった。
4,CATCH THE WAVE 2025・Mercuryブロック(15分1本勝負)
〈0勝2敗1分=2点〉△羽多乃ナナミ (時間切れ引き分け) 網倉理奈△〈0勝1敗1分=1点〉
※2019年デビューのナナミが2点、2018年デビュー網倉が1点を獲得。 ナナミは2点でリーグ戦終了。
ナナミはこれが早くも最終戦。現在、2敗と得点を得ていないだけに、なんとか最後に勝ち星を得て終わりたいところ。いっぽうの網倉も初戦で敗退しているだけに得点を得て、ブロック優勝に残りたいところだが、タッグパートナー同士でお互いの手の内がわかる者同士だけに、勝負の
行方はどうなるか。
いきなりナナミがタックルで勝負に出る。何度もぶつかるが網倉は倒れない。ならばとエルボーを連打していくも網倉があえて前に出る。連発を耐えきった網倉がタックルでお返しすると、一発で倒す。今度は、ナナミがエルボー連打で自らの体ごと強引に倒していき、マウントエルボーを打ちこんでいく。これに網倉もマウントエルボー返し。「ナナミー」と叫んでマウントの状態でブレーンチョップ。そのままフォールに行くが2カウント。網倉が逆エビから、逆片エビに捕らえる。ロープブ
レイク。そのまま、ロープにもたれさせると、背後からタックル。さらには串刺しタックル。ななみが串刺しラリアットでお返し。網倉も串刺しラリアットでやり返すが、ななみはタックル。今度は倒すことに成功。ナナミがマウントエルボー。ストンピングからヒールホールド。ガッチリ決められたが、ロープエスケープ。
ナナミはさらに足をロープに絡めてのストンピング。たまらず網倉が場外へ。セコンドからのスプレーを浴びる。
ナナミはリング内から「どうした網倉!」と挑発。しびれを切らしたナナミが網倉の髪をつかんでリングへ戻す。
5分経過。
網倉のチョップを両腕でガードすると、背後からスリーパーに取る。さらにグラウンド式に決める。
ナナミがセカンドロープからボディプレスで飛んだが、これはよけられて自爆。それでも背後からエルボーを打ち込むが、網倉が回転エビで切り返す。2カウント。網倉がタックルからセントーン。
「もう一発ー!」と叫んでセントーンを再び投下。
「よっしゃ行くぞー!」と気合を入れて、パイルドライバーで持ち上げようとするが、ナナミはこらえる。ナナミがエルボーを放ち、突進するが、網倉がローリングチョップをカウンターで打ち込む。
2カウント。ナナミがジャーマン投げ。網倉も投げ返す。ダブルのエルボー、両者ダウン。
10分経過。
両者片ヒザを付いた状態でのエルボー合戦。網倉がラリアット。「よっしゃいくぞー」と叫んでカナディアンバックブリーカーへ。コーナーへ逆さにして乗せると、串刺しタックル。残り3分。
網倉はコーナーへ上るが、ナナミが迎撃に入り、デッドリードライブ。今度はナナミがセカンドロープに上るが、網倉もデッドリードライブで投げ返す。網倉が「今度こそー!」と叫ぶも、ナナミが足にしがみついて、コーナーに行かせない。それでも振りほどき、コーナーに上るも、ナナミが突進。
キックで防御すると、セカンドロープからのミサイルキック。さらに串刺し式サマーソルトドロップ。
2カウント。さらにセカンドロープからのセントーンからカバーするが、逆にフォールされてしまう。2カウント。ナナミがタックル。セカンドロープからボディプレスで飛来する。
「まだまだー!」と叫ぶと、もう一発、ボディプレスをお見舞いする。カウント2。ナナミの突進を網倉がパワースラムで切り返すが1カウント。残り時間が少なくなる中、ラリアットはカウント2。
ダブルアームスープレックスで投げたところでタイムアップ。15分が経過してドローとなった。
これにより、2019年デビューのナナミが2点、2018年デビューの網倉が1点獲得。ナナミは合計2点でリーグ戦終了となった。
・バックステージ
ナナミ
今年のCATCHは2点で終わってしまいました。1戦目は宮崎さんと、2戦目は葉月さん、ラストはタッグパートナーのあーみん。1戦目の宮崎さんから熱い内容のプロレスができたのかなと思うんですけど、数字だけ見ると2点って引き分けだけで得られた点数であって、1勝もできなかったのはめちゃくちゃ悔しいし、決勝に上がって、どんどん戦いたかったなって気持ちがこみあげてくるんですけど、今年は終わったのでまた来年出させてもらえるように…2025年、まだ半分残っているので、どんどん活躍して来年こそは100万円をゲットしたいです。
5,CATCH THE WAVE 2025・Plutoブロック(15分1本勝負)
〈1勝0敗1分=5点〉◯笹村あやめ (11分09秒 片エビ固め) 郷田明日香● 〈2敗=0点〉
※ダイビング・フットスタンプ。
笹村は初戦で痛いドロースタートとなり、郷田はまだ得点なし。ともに2戦目で得点を伸ばしたいところだが…。
リング上のボディチェック。笹村は、サニーレフェリーに対して「レフェリー大変だね、あせすご」と全試合を裁くサニーレフェリーを気遣う。
試合開始。郷田がタックル。串刺しラリアット。ボディスラムからフォールも、笹村がカバーをひっくり返す。カウント2。
郷田がストンピングから逆エビ固め。笹村がロープに行きかけるが、リング中央へ戻す。そして逆片エビへ。
ロープに逃れると、続けてエルボーを連打。郷田が場外へエスケープすると、笹村も追いかける。そして、控室に連行して閉じ込める。カウント8で先に笹村がリングへ上がり、続いて、郷田も控え室から出てきてギリギリ、リングへ生還。笹村が串刺しエルボーを連打。強引に首投げからのグラウンド・ネックロック。そのままの体勢でフォールも2。笹村はスリーパーからフットスタンプ。再びスリーパーへ。再度、フットスタンプからスリーパーという流れを続ける。
5分経過。
笹村が執拗にフットスタンプを投下。この流れを断ち切るべく、郷田がボディスラム。もう一発と投げようとするが、笹村は首固めで丸め込む。2カウント。笹村がスリーパーからフットスタンプ。これに今度は郷田がタ
ックルで流れを断ち切る。合計5連発を放ってから、フライング・ボディプレス。2カウント。
郷田がエルボー。笹村がカニ挟みでバランスを崩してロープにもたれさせてから背中へのブロンコバスター。
低空ドロップキック。
笹村が対角線を走ってのラリアット狙いも郷田がタックル。さらにバックフリップ。2カウント。郷田がセカンドロープに上るも、笹村はなんとコーナーに立っている両足を蹴り飛ばす。そのまま崩れ落ちると、笹村がトップロープから串刺しフットスタンプを投下する。「終わりー」と叫んで、ダイビング・フットスタンプを投下したが、これは自爆。笹村は回転エビ固めで丸め込みにかかるが、郷田はそのまま腰を落とす、2カウント。
郷田がエルボーを打ち込む。エルボーの打ち合いから、笹村がヒザを付いた状態でエルボーを連打。2カウント。
さらにノーザンライトスープレックスを決めたが、2カウント。
最後はダイビング・フットスタンプ。3カウント。笹村は3点獲得で合計5点となった。
勝った笹村がマイクを握る。
「メインで勝ったということはしゃべっていいんでしょうー! CATCH2戦目、勝ちましたー。郷田明日香、前回、試合した時よりもちょっとだけプロレスラーでだいぶ苦しめられました。でも私、全然負けられないので、無事、勝つことができました。ありがとうございます。100万円取ったら、私毎年、自主興行やってるんですけど、今年は名古屋よりも、もっと西に行きたいなと思っているんで、その資金のために、そしてビッグゲストを呼ぶために、そして決勝に行って、そしてレジーナに挑戦したいと思います。今日は、本当に待ちくたびれちゃって。みんな引き分けばっかりで。一回、千葉帰ろうかなと思った。私は、絶対引き分けたくないと思いました」
と、今後の抱負を語り、最後は恒例の「これがwaveだー!」で終了となった。
・バックステージ
笹村
CATCH2戦目、無事勝利することができましたー! 残りは米山香織、何をしてくるかわかりませんけど
しっかり勝って決勝、進みたいと思います。(郷田の印象は)壊れないおもちゃみたいだなと。何しても大丈夫
という安心感があって、たくさん踏んじゃいました。前よりもちょびっとだけプロレスラーらしくなっていたと
思います!
2025.06.01
[PHASE2 Reboot 6th/NAMI☆1〜Jun.~25]
日時
|
6月1日 日曜日
|
観衆
|
210人
|
場所
|
新宿FACE
|
・入場式
試合に先立ち、入場式が行われ、今大会出場の総勢26選手が入場。まずは大会の全カードが
発表される。挨拶は今日、メインを務める広田がマイクを持つ。
「私が本日メインを務める広田さくらです(拍手)。ありがとうございます。なんと私は今日、キャッチ最後の…最終戦なんだよ。(ほかの選手に)まだでしょ、みんな。私の生きざま、見るがいいよ。そして、(広田の着ている)Tシャツが…そうだよ、メインだと思って、なんでこれ(CATCT THE WAVEではないTシャツ)着ているかわかるか。忘れたんだよ!
この前の大会も忘れたよ。…ごめんね。いいかおまえたち、私がメイン張ってやるんだから一本目から盛り上がれよ!おまえたちも一本目からメインまで盛り上がってやれよー。それでは今日もめいっぱい楽しいんで行ってくださいー!」
こうして新宿大会の幕が開けた。
1,The wave〜あの頃と、この頃と、これからと〜(30分1本勝負)
宮崎有妃&狐伯&〇咲蘭&郷田明日香(2秒、首固め)桜花由美&炎華&夏すみれ●&小林香萌
▽延長戦(30分1本勝負)
宮崎有妃&狐伯&〇咲蘭&郷田明日香(2秒、首固め)桜花由美&炎華&夏すみれ●&小林香萌
▽再延長戦(30分1本勝負)
桜花由美&炎華&〇夏すみれ&小林香萌(13分24秒、エビ固め)宮崎有妃&狐伯&咲蘭●&郷田明日香
※咲蘭のフォールを切り返してフォール。
「The wave」と題したこの8人タッグは全選手が現在、または過去、wave所属だった歴史がある。
「〜あの頃と、この頃と、これからと〜」というサブタイトルが付けられた。
まずは咲蘭が「自分いきまーす」と先発を名乗り出る。そして、相手側に「くそばばあ、出て来いよー!」と挑発。小林と炎華が自分には関係ないとばかりに場外へ降りる。リングに残るのは桜花と夏。夏がすかさず「桜花さんどうぞ」と先発を譲る。もちろん、桜花も夏に先発を促し、譲り合いとなる。場外から小林が「どっちのババア?」と疑問を投げかける。
咲蘭は「金髪クソババア出て来いよ!」と言い直す。これに対して夏も「お前の周りクソババアしかいねえじゃないかよ」と失言。この発言に桜花と宮崎が切れ、桜花がブーツ、背後から宮崎もキックを決めると、そのまま咲蘭が首固め。カウントが進み、なんと2秒で決着がついた。
あわてて夏が「待って待って、すいません。まだ2秒で帰りたくないので…。すいません、お二人のことはクソババアと思っていません。いつまでも変わらない、あの頃の桜花さんだと思ってます。
それにしても、waveの若手はクソガキしかいねえな…」
またしても、失言を吐いてしまい、この一言で狐伯と炎華が怒り、サンドイッチのドロップキック。
そのまま咲蘭が丸め込んで、またも3カウント。その間、2秒。夏は合計4秒で2連敗となった。
またもあわてる夏。「クソガキなんて、いるわけないじゃないですか。waveは素敵な団体です。本当、いつもありがとうございます。(帰ろうとする咲蘭に)お戻りいただいて、今日くらい試合したいんで。咲蘭さんよろしいでしょうか」
しぶしぶ、咲蘭が戻ってきて、再々試合へ突入。
またも、咲蘭が首固め。カウント2が入ったところでかろうじて炎華がカット。小林が夏を抱えて自軍に連れて戻り、桜花にタッチ。
桜花と咲蘭、ここからようやく試合が進みだす。桜花がコーナーホイップ。咲蘭がブーメランアタックも2カウント。
続いて、郷田が桜花へタックル5連発。さらに突進したが、桜花は払い腰で切り返してカウント2。続けて串刺しブーツから、さらにランニングブーツ。2カウント。郷田はボディスラムでやり返し、ボディプレス。
宮崎にタッチ。エプロンの夏が背後から桜花を捕まえる。宮崎が突進するも桜花がかわして同士討ち。夏は場外転落。宮崎は郷田を呼び込み、クロスラインを狙ったが、桜花は引きちぎり、ダブルのフェースバスター。
場外から、夏が宮崎の足を引っ張り、桜花へ攻撃をうながすも、ランニングブーツは誤爆。
これを機に場外乱闘へ発展。炎華がすかさずコーナーへ上がるとプランチャ。咲蘭も続けて、プランチャを敢行する。
宮崎と夏はバックステージに姿を消す。しばらくすると、台車を押した二上会長が登場し、通路でお披露目。
台車の上では宮崎が夏にはずかし固めを決めている。夏は「やだ、見ないでー!」と嫌がるも、通路の中央では、小林が筋肉ポージング。
郷田が「めっちゃ切れてるー!」とヤンヤの歓声を送る。夏は「筋肉じゃなくてこっちを見て、止めなさい」と自分が注目されるように促す。桜花がようやくカットに入る。
桜花がリングに宮崎を引き戻す。桜花は宮崎をコーナーに誘い込むと、ぶら下がり式ブラディーEXを決める。
続けてサンマドロップを急降下もカウント2。
小林がリングイン。「プロレスやるぞー!」と宣言してセントーンを5連発。2カウント。宮崎は目つきでピンチを脱すると、狐伯が低空DDTから低空ドロップキック3連発。小林も足を踏みつけようとするが、狐伯も
やり返す。互いに足の踏み合いとなるも、足を引き合い、なかなか決まらない。なんとかして狐伯が踏み勝つ。
これに対して、小林はスネキックを連打。さらにコザックダンスキックで足の甲を踏み潰す。
この流れから桜花組がトレイン攻撃。最後に夏がリング中央でセクシーダンス。コーナーで弾みをつけてのブロンコバスターを狙ったが、あまりにも時間をかけすぎたため、狐伯が余裕で透かして自爆。夏はコーナーに宙づりの状態に。
背後から郷田がタックル。続いて、狐伯がコーナーからの垂直落下式フットスタンプ。
小林
がフィッシャーマンズスープレックス、2カウント。
夏は何とか、自軍に逃げる。炎華が飛び出し、狐伯へ側転エルボー、ドロップキック。さらにコーナーからのティヘラ。
宮崎が追走ラリアットでカットに入る。夏が飛び込むも、すかさず場外へ落とす。宮崎は狐伯との合体式シーソープレスを決める。
宮崎が炎華にラリアット。狐伯も続けてニーを当てると、郷田がボディプレス。最後に狐伯の肩車で咲蘭が合体フットスタンプを投下する。4連続攻撃を炎華はなんとか炎華はカウント2でクリア。
咲蘭がダイビングフットスタンプを狙ったが、これは自爆。炎華はようやく桜花にタッチ。桜花がランニングブーツ。エプロンに逃れた咲蘭に対して、夏が水を含んでの噴射を狙ったが、郷田が最後からエルボーをぶちかまし、観客席に飛び散る。
炎華がタイムマシンに乗っては2。咲蘭が切り返しを狙う。桜花がカットで飛び出すも、ビッグブーツは炎華に誤爆。ここで夏が正式なタッチで登場。いきなり咲蘭が首固め。夏は2カウントで返すと観客が大歓声。
咲蘭がフットスタンプからのカサドーラ。カウント2で桜花がキックでカットすると、夏が反動で上に乗った状態となりフォール。これを宮崎が回転させると、咲蘭がまたもフットスタンプからフォール。これをまた宮崎が回転させる。フットスタンプからのフォールとエビ固め合戦と言う状況が続く。最後に夏がフォールを返すと大歓声。
咲蘭がダインダイビングフットスタンプからカバーに行ったが、これを夏が切り返してのエビ固めに入ると、そのまま3カウントが入る。なんと夏の自力による勝利となった。
このところ、リング上で出番のなかった夏だが、自らの力で3カウントをもぎ取ったものの、試合後はダメージが深く、小林が肩にかついで引き上げた。
2,スクランブルwave(30分1本勝負)
〇チェリー&青木いつ希&網倉理奈&YuuRI(14分10秒、さくらんぼ狩り)米山香織&世羅りさ&SAKI&櫻井裕子●
キャッチ参戦メンバーでこの日、試合のなかった8人によるタッグマッチ。まずは青木と網倉が喉をうるおして発声練習。握手の瞬間、「よろしくお願いしますー!」と、ダブルでの大声シャウトを披露する。
まずは「行きまーす!」と網倉が手を挙げる。一方は世羅が登場。場内は「網倉」コールに包まれる。まずは世羅の目の前で大声を挙げると、青木も飛び出しサンドイッチによるシャウト攻撃。世羅が網倉に顔面かきむしりで危機を回避。世羅が米山を呼び込むと、ダブルのカウンターキック。続いて米山がSAKIを呼び込んでのダブルカウンターキック。
「もう一回」コールが起き、米山は櫻井とのダブルキックを狙ったが、網倉にキャッチされる。あわてて米山が背後からチョップ。網倉との合体式ドロップキック。さらに網倉もタックルを決めると、ワー!プレス。
続いて、チェリーが「米ちゃん、ごめんね」と言いながらマウントパンチ。さらに後頭部をマットに打ち付ける。
青木がコーナーから「これは戦いだから何でもやれー!」と檄を飛ばす。今度はYuuRIが米山にコーナーへの打ち付けを連発。さらに磔攻撃に出る。
青木にタッチ。青木がコーナーに倒れ込む米山にリバウンドを見せつけてから低空ドロップキック。米山はモンゴリアンチョップを連発して反撃。しかし、ぐるぐるパンチはキャッチされ、逆ぐるぐるパンチを決められる。青木は串刺しラリアット。さらに網倉とダブルのおんぶ式プレス。そして、チーム・ホカクドウポーズ。
青木が「まだまだー!」とアピール。青木&網倉がロープに振るも、米山がボディアタック。青木&網倉がキャッチ。櫻井が背後からキックでアシストして倒すとSAKIにタッチ。世羅も飛び出し、交互のコーナーに走り込んで攻撃。それぞれ別々のコーナーに走り込んで再度、コーナー攻撃。
ここからダブルのコーナープレス狙い。これはチェリーとYuuRIがカットに入る。世羅とSAKIが二人を同士討ちにさせると、ダブルのカンパーナに成功。青木が背後から世羅とSAKIにチョップを連打してカット。世羅が「絶対持っとけよ」連携もSAKIに誤爆。
YuuRIがSAKIにドロップキック。SAKIがチョキパンチから「セーフ!」のポーズ。YuuRIが達磨落としからドロップキック。ブレーンバスター狙いも、櫻井がカット。SAKIがYuuRIを羽交い絞め。「絶対持っとけよ」から櫻井がビッグブーツを成功させる。まさかの成功に思わず、SAKIと櫻井がハイタッチ。
SAKIがYuuRIにアトミックドロップ。続けて、櫻井が串刺しタックルからリング中央でタックル。
櫻井とYuuRIによるエルボー合戦。YuuRIがエルボー連打。櫻井はこれに対してブーツで返すと、YuuRIが延髄蹴り。
さらにブレーンバスター。2カウント。
チェリーにタッチ。チェリーが回転して櫻井の足をつかんでのヒールホールド。カットに入った米山、SAKIの足を取り、トリプルでかかとを固める。最後にカットに来た世羅にはワキ固め。4人全員に固め技を決める。
チェリーが全員をコーナーホイップして、トレイン攻撃。10分経過。
チェリーは勢いに乗じて、櫻井にダブルリストアームサルトもカウント2。ヤングパンチ、ヤングキック、ヤングクラッシャー3連発と畳みかけるもレフェリーは「ノーフォール」をアピール。ヤングが引っ掛かる。
レフェリーに抗議しているスキに、櫻井がスクールボーイ、ビッグブーツ。リバースDDTから、ファイナルカット。
ここから怒涛
の攻撃が続き、世羅がセラリズムバスター。米山がダイビング千豚♪。SAKIもリバーススプラッシュ。櫻井が櫻雷。全員の得意技を畳みかけたが、なんとか2カウントで青木がカット。青木が櫻井に背後からニー。YuuRIの619から網倉がサマーソルトドロップ。フォールに行くと、全員が飛び出して入り乱れる。
その間にチェリーが青木に「絶対持っとけよ」と櫻井を捕らえて、裏拳狙い。これが青木に誤爆。「よくも青木をー!」と櫻井に突進するも、とブレーンバスターで投げられる。
櫻井がビッグブーツに来たところをチェリーがすかすと、熟女でどーんからさくらんぼ狩りで逆転の3カウントを奪った。
・休憩時間
リング上にて6月13日、新宿FACEにてプロデュース興行を行う渡辺智子が大会をPR。waveからは宮崎、狐伯、炎華が参戦する。
「エンタメを中心とした興行をやろうと思っていて、統括プロデューサーが石倉三郎さんです。ダンプ松本さんのトークショー、元フィンガー5の晃さん、大林素子さんもなにかやります。女子プロレスはシングルマッチ2試合、一番最初はアクトレスのダンスと試合もありますので、13日金曜日、チケットはどしどしあるのでぜひいらしてください」(渡辺)
3,CATCH THE WAVE 2025・Earthブロック(15分1本勝負)
〇〈1勝=3点〉香藤満月(5分19秒、体固め)紫雷美央〈1勝1敗=3点〉●
※回転エビ固めを押しつぶしてフォール。
初戦で世羅を下して1勝で3点の美央に対して満月はこれが初戦。得点をゲットするのは果たしてどちらか。
満月が「お願いします!」を気合を入れた握手を求める。美央はローキックを連打。満月が「効かねえよ」と言えばハイキックをぶち込む。これに対して、満月はボディスラム。
これを4連発。さらに逆エビを決める。宮崎は腕立てをして回避しようとするが、あまりの重さに「ダメだー」とあきらめる。ボディプレス、2カウント。
美央はエルボー。満月も打ち返す。美央は満月の足をすくうと後頭部へのバズソーキック。満月は追走ラリアット。美央も追走ドロップキックからかかと落とし、2カウント。
そして首4の字へ。満月は回転してロープへ。
満月は串刺しベイダータックルからドロップキック。さらにヒップドロップ。美央は飛びつくと、卍固めに捕らえる。これはロープへ。
美央は回転エビ固めも2。再度、回転エビで丸め込むがこれも2。
5分経過。バズソーキックはカットされると、満月にカナディアンバックブリーカーの形で持ち上げられるが、回転エビでまたも丸め込む作戦に出る。
これを満月がそのまま押しつぶして3カウント。
幸先の良い1勝を挙げた。
・バックステージ
満月「あっちは1戦出られていたんですけど、勝ちは勝ちです。まだ私、1戦目なので、残り先輩ですけど、勝つ気であと2試合頑張っていきたいと思います。(優勝賞金100万円の使い道は)私、2023年組、他団体にたくさんいるんですけど、同期と一緒に同期興行をやりたいです。夢実現に向けて頑張りたいと思います」
4,CATCH THE WAVE 2025・Saturnブロック(15分1本勝負)
〇〈1勝1敗=3点〉八神蘭奈(9分13秒、リングアウト勝ち)高瀬みゆき〈1勝1敗=3点〉●
かつての波女・高瀬は初戦で本間から手堅く3点をゲット。八神とは全く未知数の相手となるだけに、勝敗はもちろん、内容的にも全く読めない戦いとなりそうだ。
八神がいきなり奇襲のドロップキックを連打する。高瀬はまだTシャツを脱いでいない状態。
高瀬も逆水平チョップを一発返したが、再びドロップキック。さらにミドルキックを連発する。
コーナーに押しこんでのミドルキックを連発すると、背後からのローキック。続けて、腕ひしぎを狙う。
高瀬が右腕一本でこれを持ち上げると、前に落とす。高瀬がラリアット。ここから逆水平チョップを連打していく。
八神が追走エルボー。ここから突進するも、高瀬はパワースラムで切り返す。「回すぞー」のアピールからダイヤル固め。2カウント。
そして逆片エビ固めへ。ロープに逃れると、高瀬はギロチンを降下する。
八神もエルボーで返すと、高瀬は逆水平で打ち返し、打撃戦となる。
高瀬はスリーパーに捕らえるもロープとなり、八神はドロップキック。ミドルキック。腕を取りに行くも高瀬がカット。
ならばと、ゼロ戦キック。高瀬はラリアット。さらに振り返りざまのブーメランミサイルキック。
続いて、串刺しラリアットからダイビングエルボー、カミカゼベイベー。しかし、ダイビングのギロチンドロップはすかされる。ここで八神はハイキック。
。コーナーへ上ったが、これを迎撃されると、エプロンへ降りる。
高瀬がエプロン越しのブレーンバスターを狙うが、八神がこらえるとスタナーで返す。場外へ落ちた高瀬にエプロンからランニングキック。両者場外へ。
高瀬は距離を取ってのラリアット狙いも鉄柱に誤爆。ならばと場外パワースラム。さらにエプロンからフットスタンプを投下したが、間一髪、八神がかわす。八神が至近距離でのミドルキックを放つと、先にリン
グへ上がる。
カウント9で高瀬もリングインを目指したが、八神が低空ドロップキックを決めると場外へ転落してカウント10。高瀬はリングへ入ることができず、八神が1勝を挙げた。
・バックステージ
八神「高瀬さんは生半可な気持ちじゃ絶対勝てないし、今回は頭も使って全身全霊で戦いました。(優勝賞金の使い
道は)God's Eyeで練習合宿をして、スターダム、そして女子プロ界の中心になるユニットになっていきたいです」
5,CATCH THE WAVE 2025・Jupiterブロック(15分1本勝負)
〇〈2勝=6点〉尾﨑妹加(6分36秒、エビ固め)真白優希〈2敗=0点〉●
※アルゼンチン・バスター。
妹加はまず3点スタート。真白は黒星スタートと好対照な両者であるが、ともにこれが2戦目となる。
妹加は真白のデビュー戦を務めた相手でもあるが、あれから月日経ち、真白はどういった戦いを見せるのか。
まずは真白が手四つを挑む。妹加はこれに反応せず。ならばと猪木アリ状態からアリキックで突破口を狙うも簡単にストンピングを浴びる。
妹加はセントーンから逆エビを決める。そして深く腰を下ろしての逆片エビに入れ替えるも真白が体を引きずってロープに。
真白はヒザかっくんからドロップキック。目つきは手で防がれる。両手での目つきも、両方とも防御される。ならばと、コルバタ風に回転してのクリスト。妹加は体ごとロープへ持って行く。真白はドロップキック。さらに「あっ!」と明後日の方向を指さして、足を踏むが、タックルを浴びる。
妹加のセントーンは自爆。今度は抱え上げるも真白がエビ固めで丸め込む。ここからエビ合戦もともに2カウント。
真白の目つきが決まり、ドロップキック。そしてコーナー最上段からのダイビング目つきという荒技が決まったが2カウント。
フィッシャーマンズスープレックスは2。続いて、さかさましろを決めに行ったが、妹加に体ごと体重を乗せられる。
妹加がダイビングセントーン。2カウント。
真白は特盛クラッチを決めに行ったが、妹加が切り返しカウント2。妹加はラリアット。2カウント。
ここでアルゼンチンバスターでラッシュをかけ3カウントを奪った。
・バックステージ
「先にSAKIさんが私以外のメンバーとやってて全勝していたので、私も全勝してSAKIさんと一騎打ちしたいと思っていたので、今日はマジで勝ちに行きました。真白がしつこく目つきしてくるので、ちょっと視界が
ぼやけているんですけど、私、実は真白のデビュー戦の相手なんですよ。でもあの頃は何もできなくて、あんな高いところから目つきをやるようになるなんてビックリしました。でも私が波女になるのは変わらないので
踏み台にしてやりました。SAKI、私も同点でここまで来たぞ。一騎打ちしよう。去年はドローだったけど、私が3取るから待っとけよ」
CATCH THE WAVE 2025・Mercuryブロック(15分1本勝負)
〇〈1勝=3点〉葉月(9分26秒、片エビ固め)羽多乃ナナミ〈2敗=0点〉●
※ダイビング・セントーン。
スターダムから参戦の葉月はこれがリーグ初戦。参加36選手の中でもとくに注目の存在と言える。いっぽうのナナミは初戦で黒星スタートなだけにまずは得点を取りたい。
両者、クリーンに握手からスタート。ナナミがヘッドロック。葉月がアームホイップからドロップキック。顔面ウォッシュとペースを握る。さらにニードロップを落とすと、セントーンを投下する。2カウント。そしてクロスフェイスで締め上げる。
さらにコーナーにぶつけるも、ナナミがエルボー連打で返していく。葉月も重い一発のエルボーを打ち返す。
ナナミが串刺しタックル。さらにタックルを決める。3カウント。スリーパーに捕らえるが、葉月はロープへ。
葉月がエルボーを打つと、「打ってこい!」アピール。ナナミも打ち返す。葉月も打つと互いに激しい打ち合いに。
ナナミが追走タックル。これに対して、葉月はブレーンバスター。
葉月がランニングキックから低空DDT。5分経過。さらにトップロープからミサイルキック。
そして、串刺しエルボーを打ち込む。葉月がトップロープに上るが、ナナミが迎撃し、デッドリードライブから、えびす落としで投げ捨てる。さらにセカンドロープからボディプレス。2カウント。
立て続けにナナミがノーザンライトスープレックスも2。続けてバックを取るが、葉月が回転エビで切り返す。2カウント。
葉月は投げっぱなしジャーマン。ナナミが吠えて立ち上がる。ビッグブーツを打ち込むも2カウント。そしてグラウンドでの羽折り固め。これはナナミがこらえて最後はロープエスケープ。
ナナミが丸め込みを連発。あわや3カウントと言う場面も起きるが葉月がキックアウト。
ナナミが突進したが、葉月はキックでかわすとバッククラッカー。ここで一気にトップロープにかけ上がり、ダイビングセントーンで2勝目を収めた。
最後は互いに礼を尽くし、ナナミがリングを降りるのを葉月は拍手してからリングを降りた。
・バックステージ
葉月「初対戦のナナミ、そして他団体のリーグ戦に出るのは初めてかな。他団体いろんな人とやり合えると思うし、色んなスターダムでは吸収出来ない事が出来ると思ってます。まずはこのリーグ戦勝って100万円ゲット!金の亡者葉月が優勝したいと思います」
7,CATCH THE WAVE 2025・Venusブロック(15分1本勝負)
〇〈1勝=3点〉梅咲遥(8分12秒、ラ・マヒストラル)シン・広田さくら〈1勝2敗=3点〉●
※広田は3点でリーグ戦終了。
広田はこれが早くもリーグ最終戦。現状は1勝1敗で3点。一方の梅咲はこれが初戦となるが果たして…。
広田はいつものように歌いながら登場。梅咲の前でも歌声を披露する。
今回は、いつもの肩パットが左右両方に装着されている。広田いわく、この肩パット、「とっきんとっきん肩パッド」という名称だそうだ。
広田がマイク。「梅咲、おまえも(肩パットを)やってるだろ。つらかったよなあ、今でも(リハビリ)がんばってるよな。一度、脱臼した者はこれを付けることによって最強の肩になるんだ。お前もつけろ。いいだろ。いいじゃんか」
広田は、「とっきんとっきん肩パッド」を渡そうとする。
梅咲は「や、大丈夫です。自分は大丈夫です。今付けてます。大丈夫です」と必死に遠慮する。
「せっかく作ってきたんだから、つけろよ。しかも今日の朝だぞ。昨日の大田区終わった後に、作ったの、ちゃんと」
しぶしぶ、梅咲は受け取るもすぐ場外へ捨てる。
広田「じゃあおまえ、これだけは約束しろ。おまえが、勝ったら(「とっきんとっきん肩パッド」をつけろよ」
梅咲「なんでそっちが勝ったらつけるの?」
広田「そっちのほうが確率高いからだよ。実際問題。じゃあ、私が勝ったら願いをかなえてあげる。頑張って勝てばいいんだよ」
こうしてようやくゴングが鳴るも、両者なかなか距離を縮めない。緊張感がなぜか走るリング内。ロックアップからグラウンドの展開となり、一進一退の攻防を見せる。ともに見合うと、ヒジを突き出し合う。
ロックアップ。再び一進一退の攻防を見せる。またも、ともに見合うと、ヒジを突き出し合うここまでは互角の両者。今度は、広田がコーナーに振り、フェースバスターからプロレスLOVEポーズを決める。
広田は梅咲をセカンドロープへに宙づりにすると、側転式グラウンドカンチョー。
そして、場外戦に持ち込むと、テーブル席になだれ込み、ダブルのエアエルボー・ポーズを決める。悦にひたる二人だが、場外カウントが8まで進み、慌ててリングへ戻る。
梅咲がブレーンバスターから低空ドロップキック。ここからまたも場外へ。広田は梅咲を通路側にある鉄柵にまで持って行き、ここでロープ渡りを試みようとするが、カウントが進み、慌てて両者リング内へ。
リングに戻り、なぜか数を数える広田。そして、すぐさま梅咲を場外へ連れ出し、一目散に通路側の鉄柵へ。
今度こそロープ渡りで上ろうとするが、バランスがうまくいかず。その間に場外カウントが進み、またも未遂のまま、リング内へ。広田は「やろーと思ったのに…」と悔しがる。梅咲の突進にへな拳からフォールも2。続けて、へなーラサンセットを狙うが、回転エビ固めに切り返され、さらにフットスタンプを投下される。梅咲がミサイルキック。広田がいったん、ゾンビ式に立ち上がるも、そのまま前に倒れ込む
梅咲は旋回式プレスを狙ったが、これは自爆。すかさず広田が一回転して背後から四つん這い状態の梅咲へカンチョー。梅咲が場外転落。ここで広田がプランチャを成功させる。そして、またも通路側の鉄柵へと持っていく。ロープ渡りに3度目の挑戦も、梅咲が手を放して広田が股間を痛打。なんとか、9ギリギリでリング内へ。
梅咲が丸め込み連発も2カウント。広田も丸め込んでお返しするが2。
梅咲がエルボーを打ち込んだが、広田はFFDで切り返す。2カウント。
梅咲が逆さ押さえ込み。これは広田が2でキックアウトしたものの、今度はマヒストラルできっちり3カウントを決めた。
広田は1勝2敗3点で試合終了。敗れた広田は勝った梅咲に公約通り(?)「とっきんとっきん肩パッド」を梅咲に手渡す。梅咲が困惑しながらも、右肩に装着すると、ダブルのエルボーポーズを決めた。
梅咲「キャッチ2025、私にとっての開幕戦、3点取れましたー。どうですか、このとげとげ。(「似合うー」「かわいいー」の声が飛ぶ)ありがとうございます。勝ったので、締めてみようかな…と言う感じですけど、次の大会は6・7アミスタです。みなさん来てくれますか。キャッチもっともっと盛り上げてくれますか。(観客が「オー!」と歓声)これがー、waveだー!」
・バックステージ
梅咲「このブロック、広田さん、夏さん、小林さんと『ザ・wave』みたいなメンバーの中に自分も参加させていただいたんですけど、みんなと遅れての初戦になったんですけど、SNSで流れてくる試合結果が怖すぎて、今日はちょっとドキドキしてました。いやー、広田ワールド、全開でしたね。あと、小林さんと夏さん、6月末に対戦が控えているので、そこをしっかり勝ってブロック優勝を当たり前に狙っていけたらいいと思います。毎回、キャッチいいところまで行くんですけど、3位とかで終わってしまうので、今回は決勝までしっかり残って上谷の持つレジーナに私が挑戦したいと思っているので引き続き応援よろしくお願いします。(優勝賞金の使い道は)まず50万は韓国旅行、もう50万はタイの旅行に! 旅行じゃ
ねえかと言われそうな感じですけど、行きたいなーと思っております。でも、25の4分割でもいいなとも思ってて、25は税金…確定申告でも良いと思いました!」
2025.05.14
『ITABASHI SURPRISE May.25』
1,Future wave(30分1本勝負)
〇狐伯&青木いつ希&羽多乃ナナミ(13分44秒、前方回転エビ固め)咲蘭&炎華●&郷田明日香
CATCH本線を前に咲蘭&炎華&郷田明日香のwaveトリオがオープニングに登場。未来のwaveを感じさせる、新世代トリオの誕生だ。対戦相手には、先輩格である狐伯が控える。
まずは郷田から青木に大声で握手を求めに行くが、いつものように倍返しを浴びる。
先発は炎華とナナミ。ナナミが手四つを要求し、手を上に挙げるが、炎華はリーチの差で届かない。
ナナミがヘッドロック、炎華がロープに飛ばそうとするも、踏ん張られて締め上げられる。2度目のトライでなんとか飛ばすも、タックルを浴びる。
咲蘭がカットに入る。咲蘭のフットスタンプから炎華が鎌固め。ここに咲蘭が低空ドロップキックを打ち込む。炎華&咲蘭による連携が決まる。続けて、郷田が串刺しラリアット、ボディスラム、ボディプレスと3連続攻撃。さらに逆エビで締め上げる。
ロープエスケープ後、郷田とナナミによるタックル合戦。両者倒れず。これがなんと7度に渡り続くも決着つかず。そして、ロープの反動を利して、ようやくナナミが一本を取った。
狐伯が郷田へ低空ドロップキック。ボディスラム。2カウント。キャメルクラッチ。青木が低空ドロップキックでアシスト。
青木が郷田に「どうした⁉」と檄。その檄に呼応するように、郷田がエルボーを連打するも、青木がタックルで倒す。さらにロープに振ってもう一発。
これに対して、郷田もエルボーを連打してお返し。青木がヒザ蹴りからボディプレス。2カウント。
青木が今度は郷田のリストをつかんでエルボーを連打。郷田も打ち返し、タックルで倒す。
このチャンスに、炎華がコルバタ。咲蘭が低空ドロップキック。さらに炎華&咲蘭が串刺しドロップキックを連打する。最後にダブルによるドロップキック。炎華&咲蘭の連携がまたも見事に決まった。
続いて咲蘭が青木へエルボーを打ち込もうするとするが、抱え上げられると、背後に回り、おんぶ式スリーパーに切り返す。青木はこれをパワーで強引に前方へ振り投げる。
青木がDDTから低空ドロップキック。狐伯もそれに続いて低空ドロップキック。ランニングしての低空ドロップキック。ブレーンバスター。2カウント。
咲蘭がエルボー連打からのドロップキックを3連発。そしてワキ固め。狐伯はエルボーを打ち返すも、咲蘭がカニ挟みから619。さらに高角度回転エビ、フットスタンプと畳みかける。
炎華が狐伯へ側転エルボー。ドロップキック。コーナーに立つと、狐伯が阻止すべく突っ込むが、ロープを側転して回避すると、串刺しドロップキックを放つ。
咲蘭&炎華&郷田によるトレイン攻撃を浴びた狐伯だが、炎華をコーナーホイップで切り返し、ナナミがタックルでアシスト。
青木がニー、狐伯がロケットニー、マヒストラルはカウント2。ここから狐伯、炎華によるエビ固め合戦となるが、いずれも2。炎華のジャックナイフ固めは2.5カウントまで入る。あわや炎華が狐伯からフォールかという場面に館内が沸く。
カットに入った青木が炎華と咲蘭にDDTと大外刈りで一人で二人をたたきつける。郷田にも大外刈り。しかし、炎華がうまく青木と狐伯の同士打ちを誘い込む。炎華が再びジャックナイフ固めを決めたが、間一髪、ナナミがカット。炎華がこのチャンスに飛び込んだが、狐伯は冷静に前方回転エビ固めに取り、逆転勝利を得た。
敗れはしたものの、咲蘭&炎華&郷田組からwaveの未来を感じさせる明るい材料が随所に見られた。
2,スクランブルwave(30分1本勝負)
桜花由美&〇チェリー&夏すみれ(16分14秒、地獄へようこそ)宮崎有妃&SAKI&櫻井裕子●
後楽園はたった2秒で決着、アミスタではタッグで全くリングインできずと、ほぼ試合に参加できなかった夏は入場と同時にロープワーク、受け身と「この日こそは!」と、気合の入ったところを見せる。宮崎組には「おーしゃーす!」と積極的に握手を求める。
夏はさらにシャドーボクシング。そして、桜花とチェリーに対して「お二人はもう、ここ最近のwaveさんでギャラ泥棒もいいところだったんで、私が3人分の働きをします」と制して、先発を買って出ようとする。
その瞬間、宮崎が夏を奇襲して場外に蹴り出し、桜花を標的にイロトリドリwith宮崎を決める。またもリングに入り損ねた夏は「私がやられるはずのもの!」と場外から抗議。チェリーがカットに入る。
宮崎はチェリーを場外へ落とすと、自らも場外へ。
続けて、SAKI&櫻井がクロスラインを狙うが、桜花はダブルのフェースバスターで切り返す。
場外で宮崎は客席に座ってチェリーを踏んづけて動けないように固定する。リングではSAKIが桜花へグーパンチも、チョキポーズで「セーフ!」。
この後、SAKIはカンパーナに取ると、コーナーへ持っていき、釣り鐘攻撃。櫻井がコーナーで踏みつける。場外から夏が「ここは私なんだって、代わってくれよー!」と試合に参加したくてエプロン上でアピール。すかさずSAKIがストンピングで夏が場外転落。
櫻井は桜花へ首4の字。宮崎がヘアホイップ。桜花が切り返し、体落とし。チェリー&桜花でクロスライン。ここでチェリーが桜花を押し込んでフォールさせて、さらに押しのけて自らフォールも2。
チェリーがバックに回るも宮崎がそのままコーナーに押し込んでコーナーに串刺しにする。宮崎&SAKIによるトレイン攻撃も2カウント。
宮崎がチェリーへ鼻フック。チェリーが振り払うと、背後からエプロンに立った夏が宮崎を捕まえて羽交い絞めにする。この機にチェリーが突っ込んだが、同士討ちでまたも夏が場外へ落ちる。
チェリーが「よくも夏を~」と宮崎をコルバタで吹っ飛ばす。続けて、桜花がビッグブーツでアシストする。さらに場外から、夏が宮崎の足を捕まえて固定する。この機を見て、桜花がビッグブーツを決めにかかったが、夏に誤爆。夏はまたも場外でのたうち回る。
宮崎が桜花へビッグヒップ。そして「布持ってこい!」と指示。「ミュージックスタート!」の瞬間、チェリーが宮崎&櫻井を捕らえ、コーナーに閉じ込める。これでは布を浮かすことができない。
すかさず、石黒レフェリーがマジックを披露。手を布に置くと、宙に浮き、手をかざすと、布が沈む。そして、布を取ると、寝そべっていたままの桜花の姿が。マジックの完成で「敦士」コールに包まれる。
布の持ち主である宮崎は、「私は1回も成功してないんだよ。おまえらおかしいよ、なんなの」と二人にクレームを言いながら飛び込むと、桜花はスタンガンに捕らえ、さらにビッグブーツ、バックドロップと続ける。
宮崎はラリアットでお返し。ここでSAKIがビッグブーツ。櫻井もビッグブーツを打つ。さらにはSAKIと櫻井がダブルのビッグブーツ。2カウント。
桜花とSAKIがエルボー合戦。手から足へ、ブーツ合戦に切り替わる。桜花が突き上げ式の蹴りを決めると、SAKIもブレーンバスターで返す。桜花も負けじとネックハンギングボム。
ダブルダウン。夏がこの機会にリングインしようと、タッチの手を伸ばす。すかさず宮崎が夏をカット。夏はまたも場外転落。その間に、桜花、宮崎がそれぞれチェリー、櫻井にタッチ。チェリーが櫻井に「ヤングパンチ」「ヤングキック」「ヤングネックブリーカー」と連発する。カバーに行くものの、レフェリーは「ヤング?」と引っ掛かり、一瞬、躊躇してからカウントを取る。これにチェリーがクレーム。そしてレフェリーの手を取り、櫻井へクロスラインからレフェリーを押し込んで乗っけて、さらに押しのけて自らフォールも2カウント。
ここで宮崎がコーナーへ上がり「裕子!」とスタンバイさせると、裕子ロケットの体勢へ。しかしコーナーの宮崎に夏がカットに入り、不発にさせるとブーイングが沸き起こる。すぐさまチェリーが夏をストンピングでエプロンから場外へ落とす。
コーナーの宮崎へチェリーが雪崩式フランケン。ネックブリーカー。ダブルリストアームサルトと攻め立てる。
櫻井がドラゴンスリーパーからファイナルカット。ここで櫻井のほうから宮崎を呼び込むと、今度こそ裕子ロケットが大爆発。このチャンスに櫻雷はカウント2、さらにブレーンバスターも2。
夏がリングへカットに入ろうとするが、櫻井が阻止。この間にチェリーが回転してのワキ固めに取る。
桜花がカット。桜花が宮崎、SAKI、櫻井をコーナーに振り、3重に押し込むと、チェリー、桜花が串刺しタックル。この絶好の機会に夏がトップロープに上る。ついに試合に参加できると、夏も客席へアピール。しかしその瞬間、SAKIがカットし、またもコーナーから場外へ転落。
宮崎はチェリーへえびす落としからコーナースプラッシュ。さらには宮崎&櫻井のシーソープレス。2カウント。
宮崎のラリアットはチェリーがかわす。夏がエプロンでロープを下げていたため、場外へ転落。櫻井がチェリーにビッグブーツ。続けて突進するも、これをチェリーがかわす。ここでエプロンの夏が水吹きで攪乱させると、チェリーの地獄へようこそが久々に決まり、ギブアップを奪った。
またしても夏はリングインすることなく試合が終了。試合後、腕を組んでリング中央へ座り、納得のいかない様子。ここでも、宮崎と櫻井が強引に夏を場外へ落として、ようやく引き上げた。
3,CATCH THE WAVE 2025・Marsブロック(15分1本勝負)
〈1勝=3点〉花園桃花(8分58秒、目つきからの首固め)マコトユマ〈1敗=0点〉
両者ともにこれが初のリーグ戦。どちらも、順当にまずは点が欲しいところだ。
試合開始、両者のコール合戦が鳴り響く。花園が「この試合マジメにやるぞー」と宣言すると、いきなりマコトがスピアー3連発。花園は危なく3カウントのところをクリア。
仕切り直しとばかりに、花園が握手を求めると、マコトもこれに応えようとする。しかし、花園は目つぶしから首投げ。低空ドロップキック。
髪をつかんでのキャメルクラッチに捕らえる。しかし、髪が数本まとめて抜けてしまい、ブーイングが飛び交う。「それはマジごめん」と言いながらフォールも2カウント。
「やっちゃった」と言いながら、髪をもとの場所へ戻していく。マコトがエルボー。花園が目つぶし。コーナーへ押し込むと、今度はダイレクトに髪を抜きに行く。串刺しエルボーを打ち込むと、「はい!」と拍手を先導して、対角線へ再度、走ろうとするが、観客への扇動を続けていて、なかなか動かず。
ようやく突進するとマコトが花園を持ち上げて、コーナーへぶつける。さらにタックルもカウント2。
マコトがミサイルキックを狙ったがこれは自爆。ならばと、花園がミサイルキックを狙うも自爆。こうなると、マコト、花園がその後もそれぞれミサイルキックを放つが、自爆が何度となく続く。
ついには自爆のダメージでダブルダウン。ここで「桃花」「ユマ」コールが交差。ダウンカウント7で両者、ヒザ付きのエルボー合戦。
が爆発。
花園がエルボー。マコトも打ち返す。心が折れそうになる花園に「気持ち」コール
そのコールに乗って、エルボーを10連打すると、マコトもダウン。またも「気持ち」コールが今度はマコトに対して爆発。
花園が「おまえも気持ち見せろ!」と指示すると、マコトはセカンドロープからまたもミサイルキックを敢行するも自爆。
花園はすかさずカバーに行くもカウント2。花園はトラースキックから、ようやくミサイルキックを成功させる。さらに、フォールに行かずに、もう一度トップロープからフットスタンプ、2カウント。
花園がステッキを持ちだすも、マコトが阻止。両者が力ずくで奪い合いをしていると、その反動でレフェリーに誤爆。レフェリーがコーナーでダウン。花園がコーナーにマコトを投げるとレフェリーが下敷きとなる。
その間に、マコトが飛行機投げからフォールもレフェリーが不在でカウントが入らず。ようやく戻ってきたときには、花園がスクールボーイを決めていた。2カウント。マコトがローリングしてのスパインバスターも2。
マコトが
攻めようとすると、いきなり花園が泣き出す。ここで「謝れ」コールが響き渡る。マコトが「ごめんなさい」と言った瞬間、花園が目つきからのスクールボーイを決めて3カウントを奪った。したたかな作戦で花園がまずは3点を獲得した。
・バックステージ
花園「余裕でした。今年はまじめにやって、いい感じの強い花園を見せようかと思っていたけど、無理でした(笑)。やっぱね、楽しいことをしようと言う気持ちには勝てませんでした。でもそれで勝てたからこれで優勝できちゃうんじゃないかなって変な自信がつきました。(残りの相手で桜花選手、ウナギ選手と言った強豪が残っていますが?)そうかなあ? 強敵かなあ? 自分ではあまり思わないですねえ。でもタッパが私よりあるので、全然違う戦い方で、こっちの世界に持って行けば絶対勝てると思うので。桜花由美は全勝して優勝すると言ってましたけど、すぐに止めてあのオバハン、泣かしてやろうかと思います。ウナギは別に何もないかなあ。でも同じ大阪出身で大阪で当たるので、どっちが大阪で強い女か? って感じで、どっちが面白いかを決めてやろうかと思います。けど、負ける自信はないですけどね!(100万円の使い道は?)去年は犬を飼う
だったんですよ。でも負けちゃったので、今年は猫を飼います! でも100万で猫を飼ってもちょっとあまっちゃうかな。もしあまっちゃったら、アップタウンっていう、イケメンさんがやっている団体があって4月に旗揚げしたばかりなので、そこにいい感じに活動資金にして、団体を大きくできるようにしたらいいなあって思います」
4,CATCH THE WAVE 2025・Earthブロック(15分1本勝負)
〈1勝=3点〉紫雷美央(7分29秒、土蜘蛛)世羅りさ〈1勝1敗=3点〉
美央はこれが復帰後、初のCATCH参戦かつ公式戦。世羅は引退を表明しており、これが最後の参戦となる。すでに1勝を獲得しているがどこまで数字を伸ばせるか。
美央が握手を求めるが世羅は応えず。美央がいきなりの張り手からスクールボーイ、低空の蹴り、エビ固めと短期決戦に出たが、いずれも2カウント。これに呼応して世羅もラッシュをかけ、セラリズムバスターは2カウント。
続けてコーナーに押し込んでの踏みつけから、逆エビ、そしてカンパーナへ移行。技を解くと、今度は頭部を踏みつける。
ロープエスケープ。美央は619からトラースキック。世羅はヒザ打ちで流れを変えると、エアーズロックからコーナーニースプラッシュを降下させる。
5分経過。世羅は新幹線アタック。美央はエルボーで打ち返すと、ここからエルボー合戦となり、世羅も打ったあと、「打ってこい」とばかりに両手を広げる。美央が打ち返すと、世羅が左右のエルボーで打ち返す。
ロープエスケープ。美央は619からトラースキック。世羅はヒザ打ちで流れを変えると、エアーズロックからコーナーニースプラッシュを降下させる。
5分経過。世羅は新幹線アタック。美央はエルボーで打ち返すと、ここからエルボー合戦となり、世羅も打ったあと、「打ってこい」とばかりに両手を広げる。美央が打ち返すと、世羅が左右のエルボーで打ち返す。
さらにエアーズロックⅡに捕らえるも2カウント。続けて、美央の体を引きずり起こそうとしたところ、美央はすかさず土蜘蛛に持って行き、そのまま3カウント。美央が初戦で3点をゲットした。
・バックステージ
「(3点ゲットしましたが)やったー! 超プレッシャーでした。胃が痛いです。けど、復帰したやつがどんなもんやねんって周りの人も見てらっしゃると思いますけど、こんなもんやねん! やればできるねん! っていうところを今回の世羅戦で見せられたかなと思うんですけど、これを見たことによって、あとの二人がちょっと厳しくなるかなとも予想されるので、その手堅く来た若い子たちをうまくいなせるようにしたいと思います。(次の相手は香藤満月戦ですが)ぶっちゃけでけー
の苦手なんですよ。ただ、でかい選手にも対応できるように、選手時代の時には首の負傷でできなかった(首を鍛える)重り系のトレーニングをバシバシやっているので、体のほうは作れて来てると思うし、日に日に、挙げる量も増えてきていると思うので…と思ったら今日、世羅ちゃん何も持ち挙げていないですね。世羅ちゃんのこと持ち上げなくてもいけてるから、無理して持ち上げなくてもいいんで。丸いやつには丸いやつなりの対処法にすることに今、切り替えました。(100万円の使い道は?)いえーい、大好きですよ、お金。私、復帰しましたーっていうのを大々的に何もできてなくて、え?復帰したの?っていまだに言われるんですよ。そりゃそうだよな。限定復帰とか、中途半端なことしていたから、ちゃんと復帰たというのを認知されていないので、復帰してます興行をやります。ぜひ海外に行ってしまった選手を呼んで興行できたらいいなって思うんですけど。あとね、上谷ちゃんあこがれるわー。上谷ちゃんとぜひ試合させてほしいんで。100万円はうれしいんですけど、100万円だけじゃない。上谷ちゃんと試合できるっていう権利がマジでほしい。頑張ります」
5,CATCH THE WAVE 2025・Uranusブロック(15分1本勝負)
<1勝1分=4点>関口翔(8分36秒、両者リングアウト)鉄アキラ〈1分=2点〉
※引き分けにより、キャリアの長い関口が1点、短い鉄アキラが2点を獲得。
スターダムから参戦の鉄アキラはこれが初参戦。いっぽうの関口は難敵・青木を下しての3点スタート。点をゲットするのは果たしてどちらか。
もちろんこれが初対決。まずは、両者ともに握手せず。開始と同時に鉄がドロップキックで先制。
コーナーに押し込んでのエルボー連打からドロップキック、低空ドロップキックとドロップキックを打ち込み続けるも2カウント。
「上げるぞ」アピールからボディスラムを狙ったが、関口が投げ返す。セントーン。そしてロープに絡めての腕攻撃。自らもエプロンに出てからのドロップキック。2カウント。
そして関口自ら「来いよ!」と胸を突き出すと、鉄がヒザ付きエルボー。関口も打ち返す。さらにボディスラム、ワキ固め。さらに腕固め。鉄がロープへ。
リングサイドで鉄のタオルを振るファンに関口がアピールしてから、ストンピングを打ち込むと腕を何重にもねじってロープに絡める。鉄は「なめんなー」とかわず落としで反撃開始。関口がエルボー。鉄も打ち返す。ここから打ち合いとなり、鉄がラッシュをかける。
関口が今度はお返しの連続エルボー。鉄のドロップキックには関口が耐えて倒れず。3発目のでようやく倒すと2カウント。
すぐさまフェースロック。さらに絞りあげるもロープブレイク。
低空ドロップキックからフォールも2。関口もブレンバスターでお返し。ダブルダウン。
両者立ち上がり、鉄が突進するところを関口がエプロンに回避。すぐさま、ここからスタナー。続けて2発目を狙ったが、鉄が背中を押し出して場外へ落とす。ここで鉄がコーナーに上り、場外プランチャ。
この勢いのまま、関口を客席へなだれ込ませる。関口もやり返すが、リングへ戻ろうとしたところを足を引っ張られて、生還できず。レフェリーのカウントが進み、ついに10秒を経過。両者リングアウトの裁定が下った。その後も両者がやり合うなど、闘争心が潰えず。CATCHルールとして、キャリアの短い鉄アキラが2点、短い関口が1点獲得となった。
6,CATCH THE WAVE 2025・Saturnブロック(15分1本勝負)
〈1勝=3点〉高瀬みゆき(12分15秒、片エビ固め)本間多恵<1勝1敗=3点>
※ローリング・ストーンから。
メインは元・同門対決。アクトレスガールズの初期メンである本間に対して、高瀬はその次に入ってきた2期生先輩後輩の間柄ながらも二人はともに切磋琢磨してきた。本間はすでに1試合消化で3点獲得し、高瀬はこれが初戦となる。かつて波女にも輝いた高瀬は手堅く点を取ることができるか。
まずは両者にらみ合いから、距離を詰めていく。ここで高瀬が口を開き、「引退前、最後かもしれなシングルマッチ、よろしくおねがいします」と手を差し出すと、本間は「最後かもしれないね、正々堂々と…」と、手を出すと、いきなり高瀬が首固め、スクールボーイ、マヒストラルと丸め込みを3連発。
いずれもカウント2で返した本間はマヒストラル返しも2。本間は「おまえーうるせー!」とエルボーを打ち、ここから打ち合いに突入
。高瀬も「最後とか関係ねえんだよ」とチョップとエルボーのコンビネーションで打ち返していく。
間がコーナーへ振ると、高瀬はブーメラン式ミサイルキックでお返し。本間は串刺しラリアットをエプロンに出て回避すると、そのまま高瀬を呼び込んで、ぶら下がり式腕十字に捕らえる。
しかし、高瀬は腕を取られたまま持ち上げると、リング中央まで持ってきて、前方に落とす。「大丈夫だ」と腕のダメージを確認して、串刺しラリアット。
セカンドロープからのジャンピングエルボーは2カウント。ここで突進すると、本間は飛びつきの腕十字で切り返す。高瀬はロープエスケープ。
本間はそれでも腕への攻めを止めない。レフェリーが再三にわたり制止する。スタンディングの体勢となった高瀬がエルボー。本間は「みゆき!」と胸を突き出すと、今度は水平チョップ。鈍い音が響き渡る。
これに対して、本間は「この腕が…」とアームブリーカーで腕殺しに転じる。さらにヒザでヒジへの打撃からエルボーを腕に2発続けて落とす。
本間はコーナーに押し込み、「最後かもしれんぞ」とアピールし、水平チョップ。高瀬が飛び込んできたところを待ってましたとばかりにワキ固めに取る。高瀬は、足をロープに出そうとするも、本間がその足を取る。足と腕を固めたが、こうなると高瀬は体ごとロープの方向へ持って行った。高瀬は場外転落。
カウントが進んでいき、リングへ上がりざまに本間がヒザで打ち込むと、再度、場外転落。それでも9でリングインすると、本間は低空ドロップキック。コーナーにのぼるが高瀬もよじ登っていき、頂点でエルボーと頭突き合戦。
高瀬が雪崩式ブレーンバスターで投げ飛ばす。さらにはラリアット。ダブルダウンとなり、ダウンカウントが数えられる。それでも両者、なんとか体を起こしヒザ立ちのエルボー合戦。
さらにスタンディングでも続き、高瀬が強烈なエルボーを放てば、本間も「みゆきー!」と叫んでのエルボーを連打。
高瀬はスタナーから追走ラリアット。さらにスピアーからカミカゼ・ベイビー、ダイビングギロチンと大技でつなぐ。
残り5分。本間はDDTで切り返すと、腕を取るも腕ひしぎはロックが外れずに決まらず。ならばと三角締めに移行。高瀬が上体を起こしてそのままエビ固めに固めたが、カウント2。
高瀬はラリアット。フォールに行くが、本間がそのまま横入り式エビ固めで切り返す。2カウント。
本間はアクトレスガールズ時代を思い起こすかのようにど・どん。さらには変形DDT。高瀬がラリアットに来ると、ヒザで封じるも、えびす落としに捕らえられる。2カウント。
残り3分。高瀬がここでローリング・ストーン。アクトレスガールズで初めてベルトを獲得した思い出の技を繰り出して、かつての先輩である本間から3カウント。3点を獲得した。
高瀬「2年ぶりのCATCH THE WAVE初戦、本間多恵に勝ったぞー! 多恵さん、去年9月の自主興行でのタイトル戦以来ですね。15分で決まってるからすぐ終わらしたろうと思って、私らしく行かせてやろうと思いました。世間に対する私の評価はまっすぐですけど、多恵さんにとってはクソ生意気な後輩でしょう。今日は、なんとか勝つことできましたけど、あなたの関節にはいつもつも苦しめられています。本当に引退されるのですか? 最後にしたくないです。まだ日はありますので、時間無制限でどこかでやりましょう。そして、平日の夜にみなさん、板橋まで来てくれてありがとうございます。今日もたくさんいい試合があったと思います。今日は楽しんでいただけましたか?」
こう高瀬がマイクで話した後、誕生ケーキが運ばれ、チェリーの誕生日祝い。それを祝って参戦選手がリングへ上がる。「イチゴおいしそう」と夏も上がろうとするが、宮崎に蹴られてエプロンから場外へ転落。最後までリングには入れず。
チェリーは「宮崎さんのおかげで最高の誕生日興行ができました。ありがとうございます。まだまだ51ちゃいなんですが、これからもいい年して『やべーっ』て言われることを積極的にやっていきたいと思います」と顔面ケーキまみれになりながら大会をシメた。
・バックステージ
高瀬「いやあ、ギリギリでしたね。2年ぶりのCATCH THE WAVEで初戦がまさか多恵さんとは思いませんでしたから。聞いた時、すごく気合が入りました。多恵さんとはいつも一進一退で、勝ったり負けたり、本当にわからないんですよ。なんとか今日は勝てていいスタートダッシュが切れたと思います。多恵さんに勝てたらあとの二人には負ける気はまったくしませんので、このまま優勝まで駆け上がりたいと思います。(次の八神杏奈戦については?)私、八神さんとはまったく初見の選手で全然知らないんですね。去年のCATCHでちょっと動画か写真で見たかなーくらいの選手でして。しかも1年前よりは絶対成長していると思うので。新しい出会い、どんな面白いことをしてくるのか、それを楽しみに、でもこれはリーグ戦なので、そこの厳しさも彼女に見せてやりたいと思います。(100万円の使い道は?)私、大阪が実家なんですけど、実家が市内から3時間くらいかかるんですよ。しばし両親に会えてませんので、両親をこっちに呼んで、ディズニーシーとランドに連れてって上げたいと思います」
2025.05.05
『Its wave〜川崎プロレスゴールデンウィーク〜may.25』
日時
|
5月5日 月曜日・祝日
|
観衆
|
80人
|
場所
|
アミスタ
|
1、3wave(10分1本勝負)
△郷田明日香 vs 香藤満月△ vs マコトユマ△
(10分00秒 時間切れ引き分け)
昨日、開幕となったCATCH THE WAVE。アミスタ大会はテーマ曲が鳴ってから誰が登場し、どんなカードかがわかる仕組みであるが、後半2試合はリーグ戦とあり、この日は前半3
試合がその形式をとった。
二上会長が前説で練習していたこともあり、マコトユマの曲がかかると一斉に「オーッ!」と言う歓声があがる。
マコトユマ、満月、郷田と入場し、3WAYマッチのカードが明かされた。郷田が手四つを要求すると、ユマと満月が共闘し、ダブルタックル。さらにエルボーを叩き込み、2対1の展開に。ディアナ対waveという図式となる。
郷田が吠えて立ち上がり、それぞれにエルボーを打ち込んでいく。満月と郷田がタックル合戦。
マコトがスキをついて郷田をフォールも2。今度はマコトと郷田が共闘して満月と対峙。二人がかりでコーナーに振りトレイン攻撃。満月がダウン。
マコトが郷田にドロップキックを連打。郷田が追走ラリアット。マコトも負けじとスピアー。さらに逆エビに入る。
満月がカットに入るが、正面から押し込んだため、郷田にダメージが蓄積する。郷田は自力でロープへ。満月が郷田の上から飛び乗り、全体重をかけて、足をばたつかせる。
さらにマコト&満月がダブル攻撃を狙うと、それをかいくぐった郷田がダブルラリアット。マコトに突進するも持ち上げられ、コーナーに押し込まれドロップキックを浴びる。
満月はマコトへ突進するも、それをかわしてスクールボーイ。ここから3者のスクールボーイ合戦が続く。いずれもカウント2。
郷田、満月がクロスラインからダブルのおんぶ式プレス。カウント2。続いて、郷田と満月のエルボー合戦。激しくくり広げられたが、満月が打ち勝つ。
郷田がタックル。満月も打ち返す。両者の打ち合いが続く。どちらも意地で倒れないが、最後は満月が打ち勝った。
郷田が満月にボディスラム。2カウント。残り3分。
満月がボディアタックからセントーン、2カウント。
マコトがミサイルキックも満月に誤爆。その間にマコトが満月をフォールも2。郷田がマコトにラリアット。マコトはローリング式のタックル。満月がセカンドからのボディプレスはマコトがカット。
味方と思い込んでいた満月は「なんでー」とクレーム。
満月はマコトにタックル。郷田が満月にショートレンジのラリアットを連発して今度はロープを利してのラリアット。このチャンスにマコトが丸め込みを連発。さらに満月がボディプレスを連発するが、マコトがカット。マコトが低空ドロップキック。ここでドローとなった。
2mスクランブルwave(30分1本勝負)
SAKI&◯世羅りさ&夏すみれ(10分32秒 横入り式回転エビ固め)狐伯&咲蘭●&小林香萌
ここでもテーマ曲が鳴ると、「オーッ」という歓声に包まれる。その中を小林香萌が登場。続いて世羅、咲蘭、SAKI、狐伯とそれぞれ、「オーッ」という歓声の中、登場する。
最後の入場となった夏はセクシーダンスを披露し、客席へ座るサービスぶり。ポールダンス風にロープを使ってダンスを披露していると、いきなり奇襲を浴びる。
夏は場外転落。SAKI&世羅がトレイン攻撃を浴びる。
狐伯&咲蘭はSAKIへのダブルドロップキックから、咲蘭は狐伯のアシストでフットスタンプ。
咲蘭は手を踏みに行くがSAKIが引っ込める。そして、咲蘭の足をグーで殴る。SAKIが咲蘭にサーフボード。さらに吊り天井で持ち上げる。
続いて、世羅が逆エビに捕らえる。SAKIが待ち構えたところに小林が飛び出すと、ダブルのカンパーナが完成。
SAKIが咲蘭にボディスラムも2。咲蘭がエルボーを連打。SAKIがチョキパンチ。チョキでセーフのポーズ。小林が「セーフじゃねえだろ」とイチャモン。咲蘭はスクールボーイからドロップキック。続いて、小林がドロップキック。世羅とSAKIをコーナーに押し込んで串刺しドロップキック。ここからSAKIと小林による、足の踏み合いとなるが、両者ともに引っ込めて、なかなか踏めず。それでも最後は小林が踏みつける。SAKIはたまらずダウン。
SAKIはアトミックドロップで反撃。弾みがついて、小林はエプロンの夏と体当たり。
世羅と狐伯。狐伯が世羅の手を踏みつけて、低空DDTから低空ドロップキックを3連発。しかし夏が場外から足を引っ張るが、世羅のキックがエプロンの夏に誤爆。気を取り直して、セラリズムバスターも2。コーナーニースプラッシュも2。
狐伯がブレーンバスターを切り返して、ダブルDDT。咲蘭が世羅にドロップキック3連発。さらに背後へ回ると、おんぶ式スリーパー。世羅がロープをつかんでクリア。
咲蘭が619。トップロープに上がるも、夏がカット。世羅がデッドリードライブ。夏もコーナーへ上がろうとするも、小林がカットし、またも場外へ。夏は、まだ一度もリングインできず。咲蘭が世羅へ空中ギロチンを落とす。
ここで狐伯と咲蘭の連携にいくが、これは分断され、SAKIと世羅がトレイン攻撃へ。世羅が串刺しタックルを狙ったが自爆となり、逆に狐伯組の低空ドロップキックを浴びる。
咲蘭は飛びつき式フットスタンプも2。世羅が丸め込みの途中で押しつぶし、そのまま押さえ込むも2で咲蘭が返す。それでも世羅は丸め込んでそのまま3カウントが入った。
試合後、夏がようやくリングイン。観客が「夏、良かったぞー!」と声援を飛ばすと、夏が一人で受け身を取る。
すると、小林からドロップキックを浴び、またも場外転落となった。
3,チェリーブロッサムwave(30分1本勝負)
◯桜花由美&チェリー&櫻井裕子(21分14秒 片エビ固め)宮崎有妃&シン・広田さくら●&梅咲遥
※ビックブーツ
お客さんの乗りもよく、第3試合もテーマ曲ごとに「オーッ」の歓声が起こる。順々にリングへ入り、最後に入場となった奇跡はパートナーの梅咲に合わせ、二人ともリボンを巻いて登場。広田が「一番かわいいのは?」と問いかけ、自ら先発を買って出る。チェリーも対抗して、「こっちも一番ピチピチしているのは?」とチェリーが先陣を切る。
「チェリー」コール、「広田」コールが二分する場内。
広田「わかったよ、いいよ。狐伯、郷田ありがとうね、二人が(「広田」コールを)頑張ってくれて。おまえ、ピチピチッて、どう見ても、塩っ塩じゃねえか」
チェリー「ちょっと待って、誰か塩塩だ? もぎたてフレッシュだろうが」
広田「おまえがフレッシュだったら、その辺のブルーツ屋は『あー全部くさってるくさってる』って倒産してます」
チェリー「おまえみたいなもんを『人の心、ここにあらず』って言うんだよ。さくらっていう名前、お母さんの節子さんに付けてもらってるのに、最悪じゃねえか。孫も泣いてるぞ」
広田「おまえこそ、チェリーブロッサムって、ただの枯れ木じゃねえか」
ともに、相手の悪口を言い合っているうちに、お互い心にダメージを負い、ひざまついていく。それでも、ヒザをついたままふにゃふにゃのエルボー合戦を繰り広げる。
ここで広田が悟りを開く。
広田「チェリー、私は気づいた。枯れ木でも、なんでもいい。私たち、自信をもって育っている。そんな私たちが一番
美しいってことに!」
チェリー「そう、そんな広田さんはいつも立ち上がって美しいです」
「チェリー」「広田さん」
「がんばろー!」
二人は握手をかわすと、それぞれタッチして選手交代。
桜花と宮崎。手四つ合戦から宮崎が投げを打つ。桜花がカニ挟みからフォール。宮崎がダイヤル固めで回しにかかると回転途中でお尻が上向いたところで広田が飛び出し、何度もカンチョーにトライ。ダイヤル固め式カンチョーという新たな連携を見せる
怒った桜花は、宮崎にビッグブーツからランニングブーツ。トップロープに上るも、宮崎が迎撃。これを櫻井とチェリー
が阻止して、桜花がサンマドロップ。2カウント。
宮崎は目つきからのビッグヒップ。そして、「布もってこいー」と指示。さらに「今から桜花を浮かせます」と宣言する。
「ミュージック、スタート」と、言った瞬間、チェリーがチョーク攻撃で宮崎のイリュージョンを阻止。それでも苦しみながら「ミュージック、スタート」と要請し、音楽が鳴る。しかし、チェリーがカットに入っているため、布はそのままの状態に。そこで、代わりに石黒レフェリーが手をかざすと、布が浮き始める。そして、静かに手を下ろす。布をはぐとそこには寝たままの桜花の姿が。桜花&石黒振レフェリーでポージング。「大成功じゃねーかー!」と宮崎が切れる。桜花はビッグブーツからランニングブーツ。
チェリーが桜花へダブルを指示。クロスラインから桜花を上に乗せて、さらにチェリーがフォール。宮崎が体を入れ替えると、はずかし固めの体勢に。桜花が飛び出し、「待って待って。チェリーさんじゃなくて、年下の私にお願いします」と身代わりを名乗り出る。
チェリーも「いやいや、人妻の桜花さんにやらせるわけにはいかない。独身の私にお願いします」とチェリーも引かない。
「いやいや、年下の私の私に…」「独身の私に…」とそれぞれが身をささげようとする、美しい光景に、広田も飛び出し、「いやいや、2人とも美しい心を見せてもらったよ。わたしがやられましょー」と身をささげようとする。
3人がはずかし固めをかけられようとしている状況に、宮崎が「誰のも見たくねーよ!」とすべてを崩す。
宮崎はイスをセットすると、チェリーを座らせ、「広田持っとけ!」と指示。そして、チェリーの目の前で桜花を捕らえてはずかし固めを披露。
しかも、開脚と同時に広田が背後からチェリーの背中を押してより至近距離から鑑賞させる。チェリーは思わず、「おったまげー」と背後へ倒れる。
宮崎がコーナーに振る。チェリーはティヘラで切り返すも、宮崎がラリアット。
宮崎がコーナーに上がるが、チェリーが雪崩式フランケンで切り返す。
宮崎は負けじと、チェリーと桜花をコーナーに振ると、相手であるはずの櫻井を呼び込み、なぜか裕子ロケットを発射させる。しかし、コーナーへ行く前に櫻井がマットに沈んで不発。
梅咲が低空ドロップキックからブレーンバスターでチェリーをフォールも2。
チェリーがボディへのパンチから熟女でドーン!は空振り。桜花が背後から梅咲を摑まえるも、チェリーが突進すると、同士討ち。チェリーが「よくも桜花さんを」とダブルリストアームサルトも2カウント。
櫻井が梅咲へ串刺しタックルからタックルも2カウント。
続けて、コブラツイストに取るが、広田が出てきて、背後からカンチョーでカット。広田&梅咲がダブルフェースバスターからダブルのプロレスLOVEポーズ。
櫻井に対して、梅咲がエルボー、広田がカンチョーとツープラトン攻撃。そしてエアエルボーでともにアピール。
15分経過。梅咲がエルボー、櫻井がブーツで打ち合う。梅咲がエルボーを連打すると、櫻井もブーツを2連発。梅咲
がローリングエルボー、対角線から走ってのランニングエルボーもカウント2。
奇跡が飛び出し、宮崎がタックル、梅咲がドロップキック、広田がカンチョーと串刺し3連打。
奇跡による合体式シーソープレスは櫻井が足を出して、広田が跳ね返るも、梅咲が背後から押し出す。それもまたキックされ、結局、宮崎のニーが突き刺さる。
櫻井はファイナルカット。桜花がビッグブーツ。
すると、広田が桜花、櫻井、チェリーの腕を持ち、なんと3人まとめてのロープ渡り。しかしアームホイップで投げることができず、ストンピングの嵐を食らう。
桜花とチェリーが広田へダブルの熟女でドーン!から桜花と櫻井のダブルブレーンバスター。さらに桜花のビッグブーツは2。
桜花がコーナーへ上がるも、梅咲がカットし宙づりに。広田がローリングしてのカンチョー。もう一度、リング中央から側転カンチョーを見舞う。宮崎と梅咲がそれぞれ、別のコーナーからミサイルキック。広田がシャイニングウイザードも2。
桜花はクロスアーム式DDTからかかと落とし。垂直落下ブレーンバスター。宮崎がカット。20分経過。
宮崎が櫻井とチェリーにダブルラリアット。桜花がローンバトルとなる。しかし、対角線に走ってのラリアットは桜花がかわして背後にいた広田に誤爆。桜花が広田へチョークスラム。カットに来た梅咲のフットスタンプに気づいた桜花がかわすと広田へ命中。
桜花が突進すると、広田はFFD。危なくカウント2で返す。
桜花はネックハンギングボムを狙ったが、広田はウラカンラナで返す。カウント2でキックアウトした桜花が、正面衝突式のビッグブーツで粘る広田にようやく止めを刺した。
4,CATCH THE WAVE 2025・Plutoブロック(15分1本勝負)
〈1分け=2点〉△笹村あやめ(時間切れ引き分け)小橋マリカ△〈1分け=1点〉
※CATCH THE WAVE公式ルールによりキャリアの下の選手が2点、上の選手が1点。2017年デビュー笹村が2点、2016年デビュー小橋が1点を獲得。
ここからいよいよCATCH公式戦へ突入。笹村、小橋ともに、これが初戦となる。笹村の握手には、小橋が「よろしく~」と愛想よく返す。まずは意外にもレスリングの攻防となり、観客は食い入るように見つめる。
小橋はネックロックに捕らえると、しばらく締め上げる。笹村が上に乗り、これを回避すると、マウントを取る。
ようやく両者が離れると拍手が沸き起こる。
ロックアップ。「こうじゃねー!」と小橋はいきなり背後に回ってスクールボーイ。2カウント。さらにアームホイ
ップからのドロップキック。
小橋が串刺しタックルから水平チョップを連打。串刺しドロップキック。ギロチンを決めるも2カウント。
笹村もボディスラム返しから、もう一発、ボディスラム、2カウント。コーナーに押し込んで、重いエルボーを「お返しじゃー!」と言いながら放つ。
再度、立たせると、エルボーを連打。5分経過。
小橋がロープから戻ると笹村は場外へ。「来い来い、こっちがリングだよ」「おまえが来いよ」とのやり取りがあり、笹村が「しょっぱいねー」と呼び込む。この挑発に乗った小橋が場外へ。笹村は客席へ雪崩れこませる。カウント9で小橋が戻る。
ドロップキック、2カウント。首投げを連発から、フェイスロックへ。さらにキャメルクラッチで締め上げる。
なんとか小橋がロープをつかむ。
笹村がエルボー。小橋がクロスチョップ。低空ドロップキックからのドロップキックは空振り。笹村はタックル。
二発めのタックルをかわすと小橋はエプロン上からのスタナーを敢行。フォールに行くと、笹村はブリッジで返す。
小橋が正面からロケットニー。
10分経過。ネックロックも笹村がこらえる。笹村がタックルをぶちかますと、両者ダウン。笹村が背後からブロンコバスター。低空ドロップキック。2カウント。
それでも小橋がネックロックで絞ると、笹村は動きが取れなくなる。なんとかロープまでたどり着くと、笹村は
逆転のラリアット。
再びダブルダウン。カウント9で両者立ち上がると、小橋がエルボーを連打。笹村も気合で打ち返す。エルボーの打ち合いから笹村がブレーンバスター。2カウント。
笹村のフットスタンプは自爆。小橋がまたもネックロック。これでなんとかギブアップを奪いに行く作戦を崩さず。
残り1分。笹村はネックロックをかけられた状態で、強引にブレーンバスターで投げ飛ばす。
バックの取り合いから、小橋が投げようとするが、丸め込みとなり、笹村が回転途中で腰を落とすも2。
残り10秒。最後に小橋がレッグラリアットを放ったところでドローとなった。
今回は引き分けの場合、キャリアの浅いほうが得点を多く加算される仕組みとなっており、2016年デビューの笹村が2点、
2017年デビューの小橋が1点獲得となった。
・バックステージ
笹村 CATCH初戦、クソギャルにやられましたね。勝ちきれなかったことがむっちゃ悔しいので、残り2戦、落とさずに決勝
へ進んで、そして、波女の称号を手に入れたいと思います。
(100万円の使い道は?)毎年、自分自主興行やっているんですけど、今年は千葉を飛びだしていきたいと思っているので
その資金にしたいと思っています!
小橋 CATCH THE WAVE初戦、笹村とシングルマッチ…笹村とは初めて試合をしたんですけどォ、やっぱりパワーファイターで
笹村すげーってなってるじゃないですか。ギャルだって、ふざけているだけじゃなくて、実は、できるんだぞって言う爪痕を
残して、この波女の称号を手に入れる最初の一歩、超大事だと思って、私もバイブス満点で挑んだんですけどォ、このドロー
という煮え切らない終わり方をしまして、終わった後は超悔しかったんですけどォ、火が付きました。次の試合は郷田明日香
か米山さん? どっちにしろ、必ずギャルが勝ってギャルの時代をwave、女子プロレス界に流したいと思いますので、応援よ
ろしくお願いします、ギャル!
(100万円の使い道は?)100万円かあ、どうしよう? waveの選手を、私が仲いいギャルモデルを紹介してギャルメイクさせて、
ギャル興行をwaveでやりたいなって思います。全員ギャル、レフェリーもギャル、終了後は全員でパラパラをやりたいと思うの
で応援してください。あげぇ~。
5,CATCH THE WAVE 2025・Jupiterブロック(15分1本勝負)
〈1勝=3点〉◯尾﨑妹加(8分45秒、エビ固め)炎華●〈1敗=0点〉
※アンゼンチン・スイングバスター。
いきなり炎華が握手と見せかけて、首固めに捕らえる。しかし、妹加にそのままボディスラムで投げられ、続いてエルボー
ドロップを投下されると、さらにはセントーン。
そして、逆エビに捕らえる。炎華が気合でロープににじりよる。ロープまで
行かせまいと、腰を落とす妹加。それでも炎華が粘ってロープに逃れた。
勝負に出た妹加は早くもアルゼンチンの体勢へ。炎華が足をばたつかせる。抱え上げられたまま、体を入れ替えて着地すると、串刺しドロップキック。
妹加が突進すると、側転してコーナーからリングに戻り、側転エルボーからドロップキック。セカンドロープからボディアタックで飛ぶと、妹加がダイレクトキャッチし、そのまま前方に落とす。
再び、アルゼンチンの体勢で持ち上げると、炎華が丸め込んで、エビ固めに持って行こうとする。
妹加は回らせまいと、そのまま押しつぶす。炎華はスクールボーイ、ジャックナイフ、ジャパニーズと畳みかけるも2カウント。
エルボー合戦から、炎華がリストロックしてのエルボーを連打。妹加は抱え上げると、ついにアルゼンチンで持ち上げる。
そして、何度も絞り上げるだけでなく、炎華の腕と足をくっつけてより密着させる。絞り上げたのちに、東海道落とし。さらに逆エビで思い切り絞り上げる。
炎華は気合でロープに行くが、妹加はリング中央に戻し、腰を落とす。
5分経過。妹加はまたもアルゼンチンで抱え上げると、これを炎華はエビ固めに切り返す。ここからエビ合戦となるも、どちらもカウント2。炎華はドロップキックからミサイルキック。さらにもう一発ミサイルキックを決め、片エビ固めも2。
続けて、炎華がSTFに捕らえる。先ほどのお返しとばかり、長時間絞め続けたが妹加もパワーを生かして上半身をロープへ持っていく。
炎華は「投げるぞー」と宣言して、ノーザンライトスープレックスに持って行こうとするが、妹加がこらえてラリアットを打ち込む。フォールへ行ったものの、炎華は横入りエビ固め式で切り返す。
カウント2。妹加はサイドスープレ
ックス、ラリアットと大技を連発。最後はアルゼンチン式スイングバスターでフォールを奪った。
妹加「私の開幕戦、勝って3ポイント取ったぞー。でも、もうヘトヘト。マジで炎華速すぎる。最初、捕らえれるかヒヤッとしたけど、まだ初戦なので、あと2試合勝って、決勝にコマ進めていくんで、みなさんもCATCH盛り上がってくださいねー」
最後は妹加の「これがwaveだー!」でシメとなった。
・バックステージ
妹加 CATCH初戦、3点獲得しましたー! この調子で全勝して、決勝へコマを進めていきたいと思います!
(100万円の使い道は?)今年、自分10周年なんで、自分のためにも、自分でパーッと使って、まあ、みなさまにも還元できたらいいなと思っているので、絶対勝ちます!
5月5日(月祝)@アミスタ
2025.05.04
『CATCH THE WAVE 2025~開幕戦~』
日時
|
5月4日 日曜日
|
観衆
|
561人
|
場所
|
後楽園ホール
|
・入場式
CATCH THE WAVE 2025の季節がやってきた。今年は、wave5・4後楽園大会からwave7・21後楽園大会まで4人9ブロック36選手によって争われる。以前、32人参加はあったものの、36人は史上最多の参加人数となる。
ブロック1位の選手9人は7月13日の176BOX大会(夜)で三つ巴を行い、それぞれ勝ち上がった3人が7月21日の後楽園大会で決勝三つ巴を行い波女が決定する。
ブロック分けは次の通り。
■Mercuryブロック=宮崎有妃、網倉理奈、葉月、羽多乃ナナミ
■Venusブロック=シン・広田さくら、夏すみれ、小林香萌、梅咲遥
■Earthブロック=狐伯、世羅りさ、紫雷美央、香藤満月
■Marsブロック=桜花由美、ウナギ・サヤカ、花園桃花、マコトユマ
■Jupiterブロック=炎華、SAKI、尾﨑妹加、真白優希
■Saturnブロック=本間多恵、高瀬みゆき、鈴木ユラ、八神蘭奈
■Uranusブロック=青木いつ希、関口翔、マリ卍、鉄アキラ
■Neptuneブロック=チェリー、櫻井裕子、YuuRI、咲蘭
■Plutoブロック=郷田明日香、米山香織、笹村あやめ、小橋マリカ
まずは出場選手36選手が入場。例年のごとく、選手宣誓は初出場となる郷田、ウナギ、YuuRI、真白、咲蘭にて行なう。
それぞれ、「プロレスリングwave・郷田明日香、フリー・真白優希…」それぞれ所属団体と名前を名乗る。最後に咲蘭が「プロレスリングwave・咲蘭」と、突然のwave所属を宣言。
まさかの展開に館内はどよめきから歓声に変わる。
二上会長が状況説明。「いま発表があったように、5月1日付けでwave所属になりました。
(泣き顔を見せる咲蘭に)そんな泣くことじゃないからね。前の団体とは平和的に解決していますので、安心してください。waveは7人になりました」と明るいニュースで開幕となった。
1,CATCH THE WAVE 2025・オープニングサバイバルwave(20分勝負)
志田光(14分58秒、オーバー・ザ・トップロープ)紫雷美央
※バトルロイヤル形式によるオーバー・ザ・トップロープルール。退場順は鈴木ユラ、花園桃花&小橋マリカ、櫻井裕子、炎華、尾崎妹加、YuuRI。
CATCH THE WAVE 2025出場メンバーでこの日、公式戦が組まれなかった選手によるオープニングマッチ。バトルロイヤル形式によるオーバー・ザ・トップロープルールが採用された。大物「X」の参戦も発表されていたが、最後に出てきたのは志田光。4・27ルチャフェス両国国技館で帰国していた志田が大物Xとして登場。「第6代波女・志田光」とコールされた。
まずは、志田に対してほかの全選手が共闘の姿勢を見せて奇襲をかけ、8人がかりで太鼓の乱れ打ち。志田は竹刀で滅多打ちにフルスイングして対抗する。炎華が志田にドロップキック。続けて妹加にもドロップキックを連発していく。
妹加がタックルでお返し。その妹加に対して、櫻井とYuuRIが連携によるダブルのカウンターキックから、櫻井がタックル、YuuRIも低空ドロップキックと畳みかける。そのYuuRIへ花園がフラワー攻撃。「全員集合ー!」と号令をかけて、YuuRIをキャメルクラッチに捕らえると、ほかの選手が周りに集ってのポージングを決める。
さらに花園は「今からまじめにプロレスするぞ、力比べやろー!」と各選手に呼びかける。9人が輪になって、それぞれ横の選手の手を取って、手四つ勝負。観客からは「力比べ」コールが起きる。
続いて、花園から順に、伝染するかのように、腕をひねっていく。最後の志田までひねりが終わると、逆に志田がひねり返して、花園に返ってくる。思わぬダメージに、花園は早くも泣き出す。
「謝れ」コールが起きるも、その気のない志田が竹刀で各選手を乱打するとブーイング。ユラが「謝れ、泣いてるだろうが」と志田の背後へのキック。ユラが花園へ連携の指示。花園がトップロープに上ったが、ユラに落とされて失格。続いて、小橋とユラが連携を見せようとするが、場外の花園から足を引っ張られる。二人はサードロープから場外へ転落。これを見た炎華が、プランチャで飛ぶが、セコンドにいた狐伯と桜花がキャッチして、床に体が落とさせず。そのまま炎華をリングへ戻す。
美央が「ずるいずるい」と抗議。今度は炎華がリング上から集団めがけてボディアタック。小橋&花園が、美央&炎華へコーナーホイップを狙ったものの、これを切り返されて二人がリング中央で腕を組んで勢いあまって、グルグル回る羽目に。十分に目が回ったところで背後から、美央、炎華がそれぞれ丸め込んで、二人が失格。
今度はそれぞれが首4の字による数珠繋ぎ。最後に残った妹加が逆エビで全員をひっくり返して絞り上げる。
妹加が美央を捕らえてトレイン攻撃を狙う。しかし、美央はそれぞれが突っ込んできたところを一人づつ蹴っていき阻止。さらに櫻井をとらえて女郎蜘蛛を決める。その勢いで、美央自身が場外へ落ちそうになったがなんとか耐え抜く。さらに救出に入った炎華にまで、二人まとめて締め上げる。
志田が櫻井をブレーンバスターで持ち上げると、YuuRIが合体式ネックブリーカーに捕らえ、そのままフォール。これで櫻井が失格。
志田が炎華をコーナーホイップ。続けてコーナーパンチに決めるが、背後から美央がカットに入る。
志田はエプロンに出るが、なんとか炎華や妹加の攻撃を耐え抜いて、場外転落は阻止。
炎華が妹加にジャパニーズレッグロールクラッチ。志田がカット。
志田が「(エプロンの志田へ攻撃してきたのは)どっちだ?」と問いかけ、炎華と判断してエルボーを放つ。妹加がパワーリフトの要領で炎華を抱え上げ、志田も協力して一緒に持ち上げ、そのまま場外に落として炎華が失格。
残りは美央、YuuRI、志田、妹加。美央が「妹、ダブルー!」とその容姿がどことなく、紫雷イオ(イヨ・スカイ)に似ているYuuRIに「妹」呼ばわりで指示。
える。しかし、志田が無防備の妹加へ目つきからの首固め。妹加失格。
「妹になんてことするんだー!」と背後から美央が志田をストンピング。YuuRIがカニはさみで志田をロープにもたれさせると、美央が619。
美央とYuuRIがダブルのブレンバスター狙い。志田がこらえる。すると、美央が志田の隣に移動し、YuuRIへダブルのブレンバスター。クロスラインを狙ったが、YuuRIがダブルフライングネックブリーカーでやり返す。
しかし、突進したところを美央の619が待っていた。続けて、志田がヒザ打ちからジャックナイフ固め。
これに美央も協力し、ダブルのジャックナイフ固めの形となりでYuuRI失格。
残るは美央と志田の二人に。両者がエルボー合戦へ。志田が打ち勝つも、美央もドロップキックで返す。志田がニーを当て、さらにファルコンアローを狙ったが、首固めで返す。
美央は紫閃光。続いて、飛びついての卍固めに取ると、志田はエプロンまで持って行く。志田はリング内、美央はエプロンに立ってのエルボー合戦。志田はグーパンチ。コーナーへ上がり、美央を捕らえて、雪崩式ブレーンバスターに取ろうとするが、美央がこらえて「逆に投げるぞー」と場外へ投げようとする。美央もコーナーへ上がってきたところを、志田がブロックバスター気味に抱え上げそのままコーナーに腹部をぶつける。美央はその勢いあまって場外転落。大物Xこと、志田が勝利を挙げた。
2,CATCH THE WAVE 2025・Uranusブロック(15分1本勝負)
<1試合=3点>関口翔(1分49秒、カケラホマ)青木いつ希<1試合=0点>
Uranusブロックは青木いつ希、関口翔、マリ卍、鉄アキラの4名による争いに。まずは同期であり、ライバルである関口と青木が開幕戦から激突。
関口の握手に対して青木はいつものように、「よろしくおねがいしますー!」と返答。両者、ゴングと同時に突進から青木がエルボー、ラリアット。カウント2。
関口が正面からビッグブーツを2連発。さらに丸め込みを連発する。これをすべてキックアウトした青木が投げっぱなしジャーマンからラリアット。2カウント。
関口が延髄蹴りからブレーンバスター。2カウント。青木が即座に立ち上がり、トラースキック。
これを食らいながらも関口はカケラホマで丸め込んで、一気に3カウント。
わずか1分49秒の短時間決着で関口がまずは幸先良いスタートを切った。
・バックステージ
関口 CATCH開幕戦と言ったら自分は去年のことを思い出すので、初の試合が青木と再戦となると思ってなくてビックリですけど、今日こうやって勝つことができてうれしく思っています。(100万円の使い道は?)関口翔ことSGKという名前があるのでSGK興行を打ちたいと思っています。優勝します!
3,CATCH THE WAVE 2025・Jupiterブロック(15分1本勝負)
<1試合=3点>SAKI(2分45秒、エビ固め)真白優希<1試合=0点>
※パワーズラム。
Jupiterブロックは、炎華、SAKI、尾﨑妹加、真白優希という、混戦模様が予想されるブロックに。
真白から握手を求め、SAKIも握り返す。真白は目つき、SAKIはチョキパンチ、どちらも狙ったがともに動きを読んで打たせない。真白が丸め込んでの回転エビはカウント2
続いて、飛びつきの丸め込みを狙ったが、SAKIが防ぐ。いっぽうの真白もファルコンアローを防ぐ。
エルボー合戦から真白がドロップキック、アームホイップ、低空ドロップキックと畳みかける。続けてトップロープから旋回式プレスを投下したがこれは自爆。SAKIは持ち上げると、ロープのリバウンドを利してのブレーンバスター。
カウント2。真白は蹴りで動きを止めてからのエビ固めも2。SAKIは目つきで真白の動きを止めると、パワーズラムに捕らえて3カウント。JupiterブロックでまずSAKIが白星を挙げた。
・バックステージ
SAKI まず3点、ヤングがないので、ヤングはもちろん、いろんなブロックに混ざっているし、でも気を抜かずにブロック優勝を狙いたいんですけど、ちょっとまだ自分に甘いところがあったのかなとは今日、試合をして思いました。これからまだ気を抜かずに頑張ります。(100万円の使い道は?)ディズニークルーズに行くのが今年の目標で行こうかなあと…(微笑)。
4,CATCH THE WAVE 2025・Neptuneブロック(15分1本勝負)
<1試合=3点>チェリー(2分14秒、春夜恋)咲蘭<1試合=0点>
Neptuneブロックはチェリー、櫻井裕子、YuuRI、咲蘭。曲者が多く集うブロックとなった。
入場式で明かされたように、新たにwave所属となった咲蘭の第1戦はチェリー戦からスタート。年の差は実に34歳。
トリプルスコア対決でもある。
咲蘭がいきなりのドロップキックを8連発。フォールに行くが、チェリーに何度、返されてもカバーをくり返す。
続いて、カサドーラ式フットスタンプを投下させたが自爆。 チェリーがグーパンチ。「wave入団おめでとー!」と言いながらのどっこいしょ。
ここからエビ固め合戦となるも、どちらも2で決まらず。咲蘭がドロップキックを放ったが、一瞬のスキを突いたチェリーが春夜恋を決めて3カウント。まずは3点を獲得した。
・バックステージ
チェリー 今日は咲蘭選手がwave入団と聞いて、めちゃくちゃびっくりして、お客さんたちも咲蘭ガンバレガンバレっていう、完全アウェイのなかで、チェリー頑張りました。咲蘭ちゃんねえ、お母さんと同じか、お母さんより上かもしれないんですけど、チェリーまだまだ頑張って波女なりたいと思います。応援してください!(100万円の使い道は?)waveのみんなとレギュラー選手のみんなでキャンプに行ったりとか、旅に出たりしたりして、みんなでサバイバルな体験をしたいと思っています。
咲蘭 (wave入団の理由は?)waveさんは小さいころから見ていたので、この団体に入りたいと思いました。(当時の印象は?)面白くて、本当に素敵な団体だなって思っていました。これからwaveのベルトを狙っていきたいです。(チェリー戦を振り返って)チェリーさんとは、デビュー2戦目以来で自分の成長した姿を見せたかったですけど、秒殺で負けて悔しかったです。(100万円の使い道は?)たくさんお世話になっている両親に親孝行することです!
5,CATCH THE WAVE 2025・Plutoブロック(15分1本勝負)
<1試合=3点>米山香織(2分5秒、ぐるんちょ)郷田明日香<1試合=0点>
Plutoブロックは郷田明日香、米山香織、笹村あやめ、小橋マリカというメンバーに。
「郷田」コール、「米山」コールが交差するなか、「郷田」コールがやや上回る。レフェリーが郷田の手を挙げる。
「だったら力で勝負だ!」と郷田は手を高く挙げる。米山はリーチの差で全く届かず。ならばと足を踏んで、鼻フックに取る。
郷田がタックル5連発。ボディスラムからフォールも2。これに対して、米山は背後からスクールボーイ。
2カウント、さらにバックを取るも、これを振り払った郷田がラリアット。バックフリップに構えたところを、米山がぐるんちょで3カウント。3点をゲットした。
・バックステージ
CATCH初戦、郷田さん初対戦、勝ちましたー! 所属になってね、張り切っていると思うので、その張り切っているところをグリンと丸め込みました。(100万円の使い道は?)私、ゴキゲンプロレスという大会をやっているんですけど、これで全国を旅したいです。特に行きたいのは沖縄。優勝して沖縄に行くぞー!
6、CATCH THE WAVE 2025・Venusブロック(15分1本勝負)
<1試合=3点>シン・広田さくら(2秒、首固め)夏すみれ<1試合=0点>
広田はいつものように歌いながらの登場。
いっぽう、夏のセクシーダンス入場には広田も腰を振ってのクネクネダンスで対抗する。
夏が音楽に合わせてポーズを取ると、いきなり背後からカンチョーを叩き込む。ビックリした夏をそのまま首固めでフォールすると、3カウント。
なんとわずか2秒で広田が超・秒殺勝利。プロレス史上、最短決着かもしれないという記録で、広田が勝ち点3を挙げた。
・バックステージ
広田 CATCHというのは、全選手が特別な思い、それを胸にリングへ上がるから、対戦相手、夏すみれ、私のCATCHは、夏から始まるっていうんで、それをお客さんに存分に味わってもらおうと思って、リングに上がりました。(今日は息が上がるだけの試合でしたか?)そうですね、お互いの張りつめた感覚が手に取るようにわかったし、前半戦もすごい試合ばかりで、続く後半戦もきっと素晴らしい試合ばかりになると思うし、かつ私たちの試合が一番インパクトのある激しい試合だったと思うし、勝ててよかったです。(100万円の使い道は)今年から子供たちと巡業バスに乗らずに自分たちの車で行こうということにしましたので。いま私の乗っている車が少し小さいので、新しい大きい車にしようと思って、そのための頭金に全部消えます。waveのみなさん、私を巡業に心置きなく連れていきたいんだったら、私を優勝に導くような対戦カードの組み合わせでお願いしたいと思っています。
7,CATCH THE WAVE 2025・Saturnブロック(15分1本勝負)
<1試合=3点>本間多恵(2分42秒、腕ひしぎ十字固め)八神蘭奈<1試合=0点>
Saturnブロックは本間多恵、高瀬みゆき、鈴木ユラ、八神蘭奈という布陣に。初戦はニューブラッドで対戦のある本間と八神の一戦からスタート。
まずは、「本間」コールと「八神」コールが二分する。本間がアームホイップから腕を取り、続けて丸め込んでのエビ固めも2カウント。
これに対して、八神がコーナーに振って、ハイキックから背中へのローキック。さらにヒザ打ちをダイレクトに決めると、本間もエルボーで返す。
両者のエルボー合戦から、さらに本間がエルボーを連打。これに対抗して、八神はミドルキックを連打する。
八神はハイキックを放つが、これに耐えた本間はが飛びつきの腕ひしぎ。これがガッチリと決まり、フィニッシュとなった。
・バックステージ
本間 3点獲得、うれしいですね。蘭奈、私の名前を前からちょこちょこ出してくれて、今日は再会ということだったんですけど、CATCHの開幕で蘭奈と試合できることはすごく楽しみだったけど、私にとってこのCATCH、最後なので、どうしても優勝したい。シングルできるのは楽しみだったけど、それよりも確実に勝って優勝する。それを考えて、第一に、けど…全然この間と違う。覚悟とか、向こうも勝ちたい気持ちがすごく伝わってきたし、足がぐらついちゃって、最後自分が大事にしているサブミッションで、カウンターで取れたことが、私の中では価値のあることだし、うれしいことだけど、こんな結果になるとは思わなかったので正直、びっくりしています。でも、蘭奈に勝ったので、リーグ戦というのは勝った人の気持ちもつなぎつつ、
まだまだこれから試合は続いていくので、改めて対戦するのも楽しみにしつつ、私は必ず優勝します。みなさん見ていてください。
(100万円の使い道は?)私、野球のオリックスバファローズの大ファンなんですけど、オリックスの始球式で、それの資金に私のもう一つの夢である、オリックスの公式戦の始球式をかなえたいです。それをみなさんも見たいと思うので、ぜひ実現したいと思います。絶対勝ちます。
8,CATCH THE WAVE 2025・Mercuryブロック(15分1本勝負)
<1試合=3点>宮崎有妃(2分46秒、外道クラッチ)網倉理奈<1試合=0点>
Mercuryブロックは宮崎有妃、網倉理奈、葉月、羽多乃ナナミというメンバー構成。特につながりのある宮崎と網倉が初戦から顔を合わせた。
網倉はハードコア用のコスチューム姿で登場。この試合にかける特別な思いが感じ取れる。
ロックアップから、いきなりのぶちかまし合いとなる、タックル合戦は互角。2度目、3度目、4度目と続くがとともに倒れず。
網倉が水平チョップに切り替え、再びタックルからダブルチョップでついに宮崎を倒した。続くセントーンは自爆。
この間に宮崎がトップロープからムーンサルトプレスを投下するも自爆となる。
網倉が丸め込んだが2。そして宮崎のお株を奪う外道クラッチを狙ったが、これは未遂に終わる。横入り式のエビ固めも2カウント。
この勢いで突進したが、宮崎はレフェリーを盾にして動きを止めると、そのまま首固め。2カウント。続けて外道クラッチで3カウントを決めた。宮崎にとって最後となるCATCHでまずは手堅く3点を手に入れた。
・バックステージ
待ってたよ。網倉のこと! 同じブロックで、ハードコアのブリシスのブリシスじゃないけど、私が唯一、コスチュームを預けている、網倉がここぞという時にと思ってくれたのか、(涙声で)着てきてくれたのはマジでうれしかった。勝ち負けよりも、CATCHは勝ち負けは大事だけど、いろんな思いがこもった、終わってみれば2分ちょっとで3分かかってなかったけど、勝ってよかったけど、網倉と試合できてよかったです。このまま勝ち続けて波女、行きます。(100万円の使い道は?)考えてなくて、100万円じゃなくて、あの上谷戦をやりたいと思っています。だからこそ、波女にならなきゃいけない。お客さんも多分見たいと思っていると思います。
だから待ってろよ、上谷!
9,CATCH THE WAVE 2025・Earthブロック(15分1本勝負)
<1試合=3点>世羅りさ(1分52秒、エビ固め)狐伯<1試合=0点>
※マヒストラルをつぶしてフォール。
Earthブロックは狐伯、世羅りさ、紫雷美央、香藤満月がエントリー。
狐伯がいきなり奇襲のドロップキック。串刺しドロップキックからコーナーに上るが、世羅が迎撃。
コーナー上でエルボー合戦。打ち勝った狐伯がミサイルキック。世羅は即座に場外へ。これを逃さず、狐伯がトップロープからプランチャ。世羅が戻ってきたところを、狐伯がスライディングキックから低空ドロップキック。一気に勝負を決めたい狐伯は直伝ダブルアームTを決めに行くが、世羅が腰を落として耐える。
狐伯はスピーディーに丸め込んでいくが、世羅はなんとかカウント2で返す。狐伯はマヒストラルでスピンをかけたが、世羅が回転途中で動きを止め、そのまま固めると、狐伯は身動きが取れず3カウント。まさかのフォールを奪われた。
狐伯は納得いかず、その後も世羅に殴りかかるも、時すでに遅し。狐伯は0点スタートとなった。
・バックステージ
世羅 3点獲得、勝ったよー。実はアースブロックの中で、狐伯が一番脅威ではあって。なんかねー苦手なのよ、丸め込みとか早い動きの人たち。でも、そんな狐伯を利用してやろうと思ったので、ここで勝ち点3取ったのはでかいと思います。波女となったら、私最後のCATCH THE WAVEですから、引退興行にこの100万円を使わせていただきます。引退興行、少し豪華にさせてくださいよー。
10,CATCH THE WAVE 2025・Marsブロック(15分1本勝負)
<1試合=3点>桜花由美(10分23秒、体固め)ウナギ・サヤカ<1試合=0点>
※ビッグブーツ。
Marsブロックは桜花由美、ウナギ・サヤカ、花園桃花、マコトユマが名を連ねる。36人中、もっとも注目と言ってもいい存在のウナギ・サヤカが初戦でいきなり桜花と激突。これが開幕戦のメインとなった。
まずは両者のコールが交差する。やはりホームリングである「桜花」コールが上回る。桜花がウナギの握手を張り手、するとウナギは桜花の頬に張り手からいきなりのバッククラッカー。
これに桜花もビッグブーツで対抗し、2カウント。桜花はもう一発、ビッグブーツから顔面にストンピングで踏みつけると、ランニング式ブーツを決める。
トップロープから春のサンマ祭りを敢行しようとしたが、ウナギが迎撃に来たため、ぶら下がり式のブラディーEXへ切り替える。
十分絞り上げると、コーナーからの小鉄ドロップ。桜花はエルボーを打ち込むが、ウナギが、だがそれがいいから拙者、蒲焼き者で候で返していく。カウント2。
続けて、人としての意地でござるからそのまま腕をロックしていく。腕のフックを取ろうとするが、桜花がロックを外さず。
技を解いたウナギがストンピング。そのまま突進したが、桜花がスタンガンでロープに打ち付ける。
さらにランニングブーツ。エプロンに躍り出たウナギに対して、桜花は自ら場外へ降り、距離を取って、ランニングしてのビッグブーツ。
リングへ戻ると、「桜花」コールを背に受けて、ランニング式ブーツ。2カウント。
続けてワキ固めに捕らえる。5分経過。ウナギがロープに逃れると、桜花はスタンディングの突き上げ式キック。コーナーに上るもウナギが迎撃。
雪崩式ブレーンバスターで投げる。さらにもう一度、ブレーンバスター。桜花も立ち上がると、垂直落下ブレーンバスター。ダブルダウン。8カウントで両者ヒザ立ちとなってのエルボー合戦を展開する。
両者立ち上がって、エルボー合戦から桜花はビッグブーツ。ウナギも蹴り返す。ウナギがワンツー式のエルボーから城門突破。
2カウント。スライディングTANAKAを狙ったが、ビッグブーツで蹴り返すと、ウナギもスタンディングで正面からのビッグブーツ返し。桜花もビッグブーツで返す。
ウナギはエルボーから突進するが、桜花がネックハンギングボム。
ウナギが丸め込んでエビ固め。2カウント。桜花がクロスアーム式のDDTからかかと落とし。2カウント。さらにチョークスラムも2。ならばと走り込んでダメ押しのビッグブーツで3カウントを決めた。桜花が鬼門となる開幕戦で白星スタートを切ることに成功した。
桜花「ウナギ・サヤカ、あんたのことあんまり知らなかったけど今日対戦して思った。やっぱりぶっ飛んでるわ、あんた。
ありがとうございました」
これに対して、ウナギがマウントパンチを決める。
桜花「そういうことは試合中にやれよ。そういうのは負け犬の遠吠えって言うの。どうぞお帰りください。
みなさん今日、勝ちました。ありがとうございました。CATCH、全10試合、(終了が午後)1時、みんな(試合時間が)早すぎる~。
早すぎるんだよ。今回はCATCHは準決勝と決勝は三つ巴戦、ストレートに勝たないと体力が持ちません。私なんか特に年を取っているので、持ちません。
だけど、今回、私は自分のブロックで優勝して、準決勝でストレート勝ちして、決勝でもストレート勝ちしたいと思ってます。
36人のなかで全勝優勝するのは、この私だ。それを見越してのみなさん、秒殺だったのだと思います」
桜花の全勝宣言が飛び出したところで、「これがwaveだー!」によるシメとなった。
・バックステージ
桜花 勝ちましたー。ウナギ・サヤカって本当に初めてで、あんまり素なのか、キャラなのか、わからない選手。で、対戦してみたらわかるだろうっておもっていたら、やっぱりぶっ飛んでるなって思いました。面白かったですよ。ちょっとプロレス界にはなかなかいないキャラクターなので、また試合してみたいって思いました。(優勝すれば上谷への挑戦が?)前回の後楽園で負けてるので、今回取ると3回目の波女になるので。そうなると史上初の3度目の波女となれるので、そのうえで上谷と対戦して3度目のレジーナ取りたいと思います。これも史上初なので。(100万円の使い道は?)家族が、旦那さんと、浜子とさくらと言う愛犬が2匹がいるので、犬がいけるところにいっぱい、全国に行きたいな。100万円使って、犬と幸せになります!