2025.07.13

「大阪ラプソディーVol.66~KOU~」

日時
7月13日 日曜日
観衆
235人
場所
大阪・176BOX
◎オープニング

 各ブロックを1位で通過した9選手がリング上へ。BOXには9本のチェーンが入っており、各3本ずつがつながっている。チェーンの中央に試合順が書かれてあり、短いチェーンを手にした2人から試合はスタートするといった趣向。
 結果、第1試合が八神vsYuuRIvs花園で八神vs花園からスタート。第2試合がSAKIvs青木vs梅咲でSAKIvs梅咲でスタート。第3試合が狐伯vs葉月vs笹村で狐伯vs葉月からスタートと決定した。
1.OSAKA・ごきげんwave(20分1本勝負)
○チェリー、米山香織(9分39秒、春夜恋)関口翔、郷田明日香●

 後藤明日香と米山香織の先発で試合開始のゴング。同時にわき起こった「郷田」コールにご機嫌ななめになる米山香織。次第に大きくなるコールにイラ立ちを隠せず。エプロンに控えるチェリーが「米山」コールを煽ったところで少し落ち着いた。
 手四つでの力比べに誘う米山だったが郷田が圧倒。しかし米山は、郷田の足の甲を踏みつけて脱出。ロープに走ってショルダータックルを打ち込むも郷田は倒れず。郷田のタックルをかわして丸め込むもカウント2で跳ね返され、ショルダータックルで大きくふっ飛ばされる。さらに関口&郷田の串刺し攻撃を浴びるが、チェリーがカットに飛び込んできて、郷田にカウンターのダブルチョップを叩き込んで、ごきげんBBAをアピールする。
 チェリーが熟女でドーンを郷田に見舞い、ヤングパンチ、ヤングキックを叩き込んでいく。郷田からタッチを受けた関口翔は、ショットガンドロップキックを米山に叩き込むと、飛び込んできたチェリーと2人同時にドロップキックで吹っ飛ばし、米山に低空ドロップキック。続いてブレーンバスターを狙うが、それを阻止した米山は、モンゴリアンチョップを叩き込む。関口が狙てきたワキ固めを前方に回転して回避すると、ボディーにパンチを叩き込み、クロスチョップを決めてチェリーにタッチする。チェリーは関口に足4の字を決めるが、郷田にカットされた。
 関口を攻め込むチェリーだが、フライング・クロスアタックを叩き込んだ関口はダブルレッグロックからコーナー2段目からのドロップキック。郷田も串刺しボディーアタック、ボディープレスから逆エビを決めると、関口はカットに飛び込んできた米山を捕らえて腕固めで制する。アルゼンチンバックブリーカーを狙った郷田だが、それを回避したチェリーは、石黒敦士レフェリーの腕を取ってクロスラインを見舞っていく。そのまま石黒レフェリーの腕を引くと、石黒レフェリーはその場でジャンプ。郷田にボディープレスを見舞う形となった。2人重なった上に正座する形で飛び乗ったチェリーだが、これはカウントされず。
 米山と2人で熟女でドーンを決めたチェリー。ダウンした郷田に米山がコーナー2段目からのセントーンを落とすと、チェリーもダブルフットスタンプで続く。
 関口にはダブルブレーンバスターを狙ったが、これを回避した関口は、そのまま2人同時にコードブレイカーを決め、反動で起き上がったところに郷田がショルダータックルをぶちかまして2人まとめてなぎ倒した。そしてチェリーをベアハッグで締め上げ、左右に大きく揺さぶってから正面に叩きつけ、ボディープレスの追撃。
 ここで米山が、チェリーをカバーしている郷田の背中にセントーンを落としてカット。
 乱戦の中、関口にバックに回られたチェリーだが、郷田放ってきたラリアットをかわして関口にヒットさせると、一瞬、動きが止まった郷田を春夜恋で固めてカウント3を奪った。
2.OSAKA・スクランブルwave(20分1本勝負)
○小林香萌、夏すみれ(12分51秒、片エビ固め)咲蘭●、炎華
※ラリアット


 ゴング前から「サイレントばばあ」呼ばわりされて起った小林香萌は咲蘭に襲い掛かる。笑ってみてた夏すみれだったが、一足遅れて間に入って落ち着かせようとしたものの、小林は夏にエルボーを打ち込んで険悪な雰囲気に。夏をコーナーに押しやった小林は、きびすを返して咲蘭に襲い掛かっていった。
 制止に入った炎華を突き飛ばして、咲蘭に襲い掛かる小林。咲蘭と炎華は串刺しドロップキック2発ずつとダブルドロップキックをきめたが、小林は咲蘭をロープに張りつけにして、背中にドロップキックを突き刺した。
 タッチを受けた夏は、咲蘭にボディープレスからキャメルクラッチ。さらにチンロックで締め上げる。小林は咲蘭を自分コーナーに追い込んで蹴りを連射で叩きこみ、リング中央では低空ドロップキック。さらにスリーパー式のキャメルクラッチで締め上げていった。
 余裕しゃくしゃくで咲蘭を攻める夏だが、咲蘭は「舐めんじゃねえ!」と叫んでエルボーを叩き込む。夏のビッグブーツに何度も倒されながらも、ブロンコバスターをかわしてドロップキックを叩き込み、炎華にタッチ。
 炎華は飛び込みざま夏にドロップキック。しかし側転してからの串刺しエルボーはかわされてしまった。ここで小林がとっび込んできて、夏とのクロスラインを決める。しかし炎華は夏と小林のリストをつかむと、トップロープの反動を利用して2人同時に投げ飛ばし、2人同時に低空ドロップキックをぶち込んでいった。
 そして夏にスペースローリングエルボーからカウンターのドロップキック。夏は対角線を走ってのスタンド式シャイニング・ウィザード気味に蹴りを叩き込んで小林にタッチした。
 小林は炎華にセントーンの連続攻撃。しかし5発目はかわされてしまう。それでもスタンドで炎華の足の甲を何度も踏みつけ、スネに軽く蹴りを入れていく。しかし炎華も小林の手の甲を踏みつけてグリグリ。
 炎華がコーナーを背にしたところで、夏を抱えて開脚させ押しつけていく。そのまま2人がかりで攻撃を仕掛けていくが、咲蘭がカットに飛び込んできて救出。ここで炎華がコーナー2段目からのドロップキックを小林に叩き込んでいった。さらに咲蘭がコーナートップからのフライング・ボディーアタック。
 小林の背中に飛び乗ってスリーパーを決めた咲蘭だったが、小林はそのまま前方に投げ落とす。さらに攻撃を狙って突進したが、咲蘭はうまくかわして小林をセカンドロープにもたれかかるように倒すと、619をヒットさせ、コーナー2段目からの急降下フットスタンプと攻め立てる。
 首固めをカウント2で返されると、サランラップで丸めんだ。ここで夏が鞭を手に飛び込んできてカットしたものの、炎華のドロップキックを浴びて排除される。
 咲蘭との一騎打ちになったところで小林は、ドロップキック、延髄斬り、レインメーカー式フォアアーム、走り込んでのラリアットと畳み込んでカウント3を奪った。
3.OSAKA・プレミアムwave(20分1本勝負)
○宮崎有妃、櫻井裕子、網倉理奈(20分36秒、外道クラッチ)桜花由美、ウナギ・サヤカ●、世羅りさ


 宮崎有妃は櫻井裕子、網倉理奈とともに昼同様、裾の部分に炎があしらわれ、袖を切り落としたシャツを身にまとい、金村キンタローばりのハードコアモードのコスチュームで登場すると、リング上で3人並んでブリブラダンスを披露。一方、昼の試合で右ヒザを負傷した世羅りさは竹刀を手に、台車に乗せられたパイプイスに座って入場してきた。桜花由美とウナギ・サヤカがリングインし、世羅はリング下で座ったままリングコールを受ける。ここで桜花とウナギが襲いかかる。そのまま戦場をリング下に移したところで試合開始のゴングが鳴らされた。
 乱戦からリングに戻り、櫻井にダブルブレーンバスターを決めた桜花とウナギ。世羅は踏ん張りがきかないのか、手にしている角材を振り回すも力が感じられない。櫻井に対し、ウナギがレッグロック、桜花が足4の字で攻め込んでいく。ここでタッチを受けた世羅。櫻井をアンクルホールドで捕らえると、ウナギは宮崎にスリーパー、桜花は網倉にコブラツイストを決めて見せ場を作る。しかしギブアップは奪えず。
 3人がかりで櫻井を痛めつけ、ロープ際で櫻井にゴムパッチン攻撃を決めたウナギと世羅。桜花は串刺しビッグブーツ、コーナー2段目からのボディーアタックで追撃してクロスフェースロックでギブアップを迫る。
 櫻井に正面からと左右からサンドイッチ式のダブルビッグブーツを決めた桜花とウナギ。櫻井はウナギとのエルボーの打ち合いを挑み、ブレーンバスターを決めて網倉にタッチを成功させた。
 網倉は桜花をショルダータックルで吹っ飛ばし、ダウンした上にウナギをボディースラムで叩きつけ、2人重なっているところにセントーンを投下。正面から飛びついてフロントネックロックを決めたウナギだったが、網倉はそこからブレーンバスターで叩きつけた。ウナギのすれ違いざまの旋回式Xファクターからのレッグドロップに対し、網倉はパワースラムで対抗する。
 タッチを受けた桜花は、走り込んでのビッグブーツからチョークスラム。網倉は宮崎の串刺しラリアットのアシストを受けて桜花をカナディアンバックブリーカーの体勢に担ぎ上げると、そこに櫻井がビッグブーツを合わせた。そして倒れ込んだ桜花を櫻井を背負って圧殺する。
 網倉にDDTを決めた桜花は、後頭部へカカト落とし。網倉がサイドスープレックを決めれば、桜花はビッグブーツ。さらに互いにバックドロップを1発ずつ放ち合う。
 ウナギのビッグブーツに宮崎はエルボーを返していき、ウナギがロープに走ったところでカウンターのラリアットを叩き込んだ。宮崎がえびす落としを狙ったところは桜花がカット。それでも飛び込んできた櫻井&網倉に2人まとめてのフェースクラッシャーを決めた。
 宮崎にコードブレイカーを決めたウナギはコーナーに上がるが、宮崎に雪崩式ブレーンバスターで叩きつけられた。そしてコーナーを背にするウナギに裕子ロケットを成功させ、網倉がキャノンボールで続く。そして宮崎がムーンサルトプレスを放ったが、それを自爆させたウナギはRKO。さらに桜花がネックハンギングボム。ウナギがスライディングTANAKAを叩き込むもカウント3は奪えない。
 宮崎のサミングは防御したものの、櫻井のビッグブーツを浴びたウナギ。櫻井と網倉は、続いて桜花にダブルショルダータックル。櫻井がウナギ、網倉が桜花を羽交い絞めにしたところへ宮崎が両腕でのラリアットを放っていくが、かわされて同士打ち。
 ウナギが宮崎のビッグブーツを叩き込むも、宮崎はラリアットをお返し。ここで丸め込みの応酬となり、サミングからの首固めはカウント2で返したウナギだったが、続く外道クラッチでカウント3を聞いた。
敗れたウナギだが、マイクをつかむと、「桜花、言いたいことがあるんだけど。マジでさ、CATCH(の決勝戦に)進む予定でさ、次の後楽園(21日)のスケジュール空けてんだけどさ。ウナギ・サヤカ集客あるし、たぶん呼んだ方がいいと思うのね。でもまあさ、上谷のベルトはCATCHで優勝した人がさ、挑戦しなきゃいけないとして、タッグのタイトルって誰が持ってるんだっけ?」とタッグ王座への挑戦をやんわりと表明。桜花が「SPiCEAPってわかる?」と答えると、「OK。じゃあ、SPiCEAPと闘わせてよ」と申し入れた。
 桜花が「試合したいの?」と尋ねたところ、ウナギは「試合したいじゃないの。試合するの」とやる気満々。桜花に「でもパートナーはいるの?」と言われると頭をかき、「パートナーは、今日の試合で決めたよ」と返した。そしてしばしの沈黙ののち出てきた名前は「宮崎有妃」。てっきり自分だと思い込んでいた桜花はウナギに詰め寄るも、ウナギは無視してコーナーに座り込んでいる宮崎に歩み寄って、「宮崎有妃、お前と組んで闘いたい。異論はあるか?」と開頭を求めた。
 宮崎は座ったままで「私とこのアホが、タッグ組みたいと? まあ私もね、もちろん波女の決定戦とか、そのために引退前に出て、ブロック優勝はできなかったけど、じゃあカードは空いてるよ。お前かあ……」と不満顔。それでも「面白くない?」と観客に問いかける。拍手が沸き起こった中で、「だけど、一つだけ条件がある。お前、これ着ろよ」と自身が来ている“金村キンタロー仕様”のシャツを指した。
 ウナギは「いいに決まってんだろ」と条件をのみ、「宮崎有妃、まずは横で、お前を査定してやるよ」と返し、握手を求めるべく右手を差し出した。宮崎が握り返そうとしたところでかわしたウナギは、「お前、他人(ひと)のことバカとか言ってるけど、お前の方がぶっちぎってバカだからな、バーカ!」と捨て台詞を吐いて引き揚げていった。
4.決勝三つ巴1回戦(時間無制限)
○花園桃花(2分55秒、横入り式エビ固め)八神蘭奈●
○YuuRI(0分19秒、首固め)花園桃花●
○八神蘭奈(5分0秒、片エビ固め)YuuRI●
※右ハイキック
○八神蘭奈(7分33秒、体固め)花園桃花●
※右ハイキック。八神が決勝に進出


 2連勝した時点で勝者が決定する巴戦。誰かが2連勝するまで闘いは続く。
 YuuRIがリング下で控える中、八神蘭奈vs花園桃花。握手を求める花園だが、八神が応じようとすると手を引いて、結局、握手はせず。
 ゴングと同時にドロップキックを放っていった八神。花園は八神に飛び乗る形でお姫さま抱っこされる流れに持ち込む。八神は一瞬、動きが止まったものの花園を叩き落として「上げるぞ!」とアピール。そしてボディースラムを狙ったが、逆に花園がボディースラムで叩きつけた。そしてキャメルクラッチに捕らえて、泡を顔面に噴きつけるシャボン玉攻撃を仕掛けていった。八神は足をすくう形でキャメルクラッチから逃れ、逆にキャメルクラッチを決めると花園のシャボン玉マシンを取り上げて、泡を顔面に噴きつけていった。
 花園が狙ったスイングDDTを阻止してブーレンバスターで叩きつけた八神は、ようやく自分のペースを取り戻したか、背中へのサッカーボールキックを3発。もう1発叩き込もうとしたところで花園が泣きだし、攻撃の手が止まる。観客からの「謝れ」コールに困惑しながらも頭を下げる。顔を挙げたところに目潰しを決めた花園が、そのまま丸め込んでカウント3。だまし討ちに遭った八神は驚きの表情。しかし、裁定は変わらない。
そしてYuuRIがリングイン。いきなりのトラースキックを浴びて倒れ込んだ花園。すぐさまカバーしたYuuRIだったが、花園はカウント2でクリア。しかしすぐさま首固めで丸め込んでカウント3を奪い、秒殺勝利を飾った。
 勝ち誇るYuuRIだが、試合はこれでは終わらない。逆に生き返ったのが八神。そして試合は3戦目、YuuRIvs八神へ。
 いきなりドロップキックを仕掛けた八神だったが、YuuRIに払い落とされる。YuuRIが狙ってきたブレーンバスターを阻止した八神はエルボーを叩き込み、串刺しのジャンピング・ハイキック、ドロップキックを決めた。カウント2で返されると腕十字でギブアップを迫る。
 パワーを生かして腕十字から脱出したYuuRI。カウント2で返されると、後ろ、前、横から蹴りを叩き込む。八神がカウンターでミドルキックを決めたのを機に、互いにミドルキックを蹴り合う展開に。八神の5連発にトラースキックを返したYuuRIだが、逆にジャンプしての片足蹴りを浴びた。
 八神の蹴りをかわしてバックドロップを決めたYuuRIは、滞空時間の長いブレーンバスターで叩きつけるもカウント2。ならばとコーナー最上段からスワントーンボムを放ったがかわされてしまう。バズソーキックを叩き込んで押さえ込む八神だが、YuuRIはカウント2で跳ねのけていった。
 YuuRIは足折り固めで押さえ込むもカウント2。2度目の足折り固め狙いを下から蹴り放した八神は、ロープに反動で帰ってくるところにカウンターで右ハイキックを叩き込む。そして強引に押さえ込んでカウント3を奪った。
そして花園を迎え撃つ。花園は「さっき勝った」と注文をつけるもルール上、受け入れられず。いきなり襲い掛かり、スイングDDT狙った花園だが、ブレーンバスターで切り返した八神はサッカーボールキック2発。泣きだした花園だが、二の舞いはゴメンとばかり、お構いなしに3発目のサッカーボールキックを叩き込んで腕十字へ。しかしロープブレイクに持ち込まれた。
 なにやら石黒敦士レフェリーに抗議する八神。レフェリーの背後ん回った花園は、レフェリーを突き飛ばして八神に激突させる。2人重なってサードロープにもたれかかるように腰を落としたところへ低空ドロップキックを放っていった花園。石黒がかわしたために八神の胸板を突き刺した。
 石黒レフェリーを利用して、コーナーを背にしたの八神への攻撃を狙った花園。石黒レフェリーをコーナーに飛ばしたが、八神はそれをかわす。コーナーに突進していった花園が踏みとどまったところへドロップキックを放っていった八神だが、花園がかわしたために石黒レフェリーに串刺しドロップキックを決める形となった。
 石黒レフェリーを気遣う八神。そこに攻撃を仕掛けた花園だが、それをかわして右ハイキックを叩き込んだ八神。すぐさまカバーするも、レフェリーがダウンしたままのためカウントは数えられず。
 レフェリーに抗議する八神。花園が下から丸め込むと、シーソーのような状態になり、互いにカウント2の応酬となる、ただ、3つ目は数えられず。延々と続き、2人の体が離れると、レフェリーを含めた3者ノックダウン状態に。
 腰を着いた状態からスタンドに移ってエルボーの打ち合い。カウンターでグーパンチを叩き込んだ花園に対し、八神はカウンターのジャンピング・ヒールキックを叩き込むも、花園は投げ捨てジャーマンから側頭部へのキック。そしてコーナーに上がったところで、今度は八神が泣き出した。観客からの「謝れ」コールにも、花園は「謝ったところを丸め込もうとしてるんだろ」と策を見抜いていた。
 泣き止まない八神。会場の「謝れ」コールが大きくなったところで渋々頭を下げた。目潰しから丸め込んだ八神だったが、花園はカウント2で返す。だまされなかったことでコーナー2段目に上って「今日は勝てるぞ!」とアピール。飛び降りたところに右ハイキックを叩き込まれてゆっくりと倒れ込む。八神がカバーすると、カウント3が数えられる。前のYuuRIに続いて連続勝利となり、決勝戦一番乗りを決めた。
5.決勝三つ巴1回戦(時間無制限)
○SAKI(2分31秒、体固め)梅咲遥●
※カワイルドバスター
○青木いつ希(4分0秒、片エビ固め)SAKI●
※ラリアット
○梅咲遥(7分33秒、ラ・マヒストラル)青木いつ希●
○梅咲遥(7分52秒、首固め)SAKI●
※カワイルドバスターを切り返して。梅咲が決勝に進出


 青木いつ希が控えに回る。梅咲遥とSAKIが握手を交わして試合開始のゴング。序盤は互いに相手の攻撃をかわす展開。SAKIのボディーへのパンチをキャッチした梅咲。レフェリーがグー(パンチ)ではないかと確認するも、SAKIは人差し指と中指を立ててチョキとアピール。すると梅咲はその指をつかんで指折りへ。さらに指を踏みつけ、トップロープに絡みつけて痛めつけていく。
 アトミックドロップを決めたSAKIはロープに走る。帰ってくるところにフライング・ネックブリーカードロップを決めた梅咲は、フットスタンプ。さらにボディーにパンチを見舞おうとするが、SAKIはそれらをかわしながら最後にキャッチ。レフェリーがパンチかどうか確認しようとしたところで、逆に梅咲のボディーにパンチを叩き込む。ロープに走ったSAKIのボディーにパンチを叩き込んだ梅咲。レフェリーのチェックに両手をチョキの形にして「カニさん」とアピール。そこに低空ドロップキックを叩き込んだSAKIは、カワイルドバスターでマットに叩きつけカウント3を奪うと、“してやったり”の表情を見せた。

 握手を求める青木に対し、SAKIは大声を出しながら渋々応じる。しかし青木は、それを上回る大声で返し、改めて試合開始のゴングが鳴らされた。
 青木の突進をかわしてカウンターのビッグブーツを叩き込んだSAKIに対して、青木はブレーンバスターを返していく。互いにボディーへのパンチを決め、チョキを示した指でで目潰しからラリアットを決めた青木は、SAKIのバックに回る。投げを放とうとするが阻止されるが、大外刈りで叩きつけていった。
 スライディング・レッグシザースを決めたSAKIは、前のめりにセカンドロープにもたれかかった青木を下から丸め込む。そのままカバーにはいかず、うつ伏せにして両足をロックして両腕をサーフボードに捕らえる、そのまま立ち上がってカンパーナへ。そしてコーナーに追い込み、串刺しのヒザ蹴りからトップロープに青木をうつ伏せに横たえ、走り込んでのニーリフトをボディーに突き刺した。
 リバーススプラッシュの体勢から反転してのエルボードロップを放ったSAKIだが、それをかわした青木はトラースキック。それに耐え抜いたSAKIは、パワーズラムからヒザを叩き込んでいく。そしてランニング・ブレーンバスターを狙ったが、それを押し潰した青木がロープに走ってのラリアットを叩き込んでSAKIをマットに沈めた。
そして梅咲がリングに上がり、素直に握手に応じた。試合開始のゴングが鳴るといきなりエルボーの打ち合い。互いに相手の右リストをつかんで逃げられないようにして正面から叩き込んでいく。打ち勝った青木が梅咲を肩に担いだが、梅咲は後方に滑り下りながら丸め込んでいった。
 梅咲が仕掛けてきたカサドーラをカウント2で返した青木は、続くラ・マヒストラル狙いを腕を引いて回避。梅咲が立ち上がってきたところにショルダータックルでぶち当たっていった。カウント2で返されると、スリーパーで絞め上げる。1度は切り返されたが、2度目のスリーパーではグラウンドに持ち込んでいった。それでも梅咲は、辛うじてロープブレイクに持ち込んだ。
 バックに回った青木は梅咲を後方に投げようとするが、足をフックして回避した梅咲はそこから前方回転エビで丸め込む。そのままフォールを狙わず、ボディーを踏みつけていった。そして腰を落としてサードロープを背にする青木に、低空ドロップキックを突き刺していった。
 DDTを決めた青木は、背後から後頭部にトラースキック。さらにセカンドロープに正面からもたれかかる梅咲の背中へ走り込んでのダブルニーアタックを決めたが、カウント2で返された。ここでコーナー最上段へ。しかし起き上がった梅咲のエルボーをコーナーで浴び、アメジストクロスで叩きつけられた。しかし投げた梅咲もダメージが大きく、すぐにカバーにいけない。
 上半身を起こした梅咲は両ヒザを着きながらもエルボーを連発で叩き込んでいく。ロープに走った梅咲にラリアットを狙った青木だがかわされる。それでも振り向きざまに左のラリアットを叩き込んでいった。そしてロープに走ったが、今度は梅咲がエルボーで迎撃。そしてロープに走った。
 帰ってきた梅咲をロープに押しやった青木は、反動で返ってくるところでバックを取って投げ捨てジャーマン。続いてトラースキック。しかしカウント2で返された。
 ロープに走った青木の足をすくってラ・マヒストラルを狙う梅咲だが、青木は前転して回避。そして立ち上がりざまにラリアットをつ。それをかわして背中合わせになった梅咲は、逆さ押さえ込みの要領で青木に体勢を崩してラ・マヒストラルを決め、カウント3を奪った。
執念で勝利をもぎ取った梅咲だが、ダメージが大きく残る。そこにSAKIが、ゴングが鳴る前から襲い掛かった。しかし秒殺は失敗。
 梅咲のエルボーに、ビッグブーツを返していく。そしてブレーンバスターからサソリ固め。リング中央でガッチリ腰を落とすが、梅咲はじりじりとロープににじり寄ってブレイクに持ち込もうとする。あと少しの所でリング中央に引き戻したSAKIは、ブルズアンヘリート。しかし梅咲はギブアップせず、SAKIも根負けして技を解いてしまう。
 ダメージが大きい梅咲はリング下にエスケープ。追いかけたSAKIはリング下でブレーンバスターを狙う。なんとか阻止した梅咲は、逆にブレーンバスターを狙うも持ち上がらず。ならばとボディースラムで叩きつけ、リングに滑り込む。そしてコーナートップに上がって捨て身の場外プランチャを放っていった。
 SAKIをリングに押し戻した梅咲。再びコーナーに上がって旋回プレスを放ったがかわされてしまう。SAKIは4点ポジション状態の梅咲の首筋にヒザを叩き込んでいく。カウント2で返した梅咲は、旋回してのエルボーを叩き込んでロープに走る。しかし待っていたのはパワーズラム。だが、梅咲はカウント3を許さない。
 梅咲が狙ってきた逆さ押さえ込みを阻止したSAKIは、強引に担ぎ上げてデスバレーボム。しかし少し体が流れてしまった。カウント2で返されたところででカワイルドバスターを狙ったSAKIだが、梅咲はうまく相手の体に絡みつき、首固めに丸め込む。ガッチリ固めるとカウント3が数えられた。
 6.決勝三つ巴1回戦(時間無制限)
○葉月(6分28秒、片エビ固め)狐伯●
※ダイビング・セントーン
○笹村(5分47秒、モダンゴタイムス)葉月●
○狐伯(2分23秒、パケーテ)笹村●
○葉月(0分13秒、葉・月ストラル)狐伯●
○笹村(1分19秒、片エビ固め)葉月●
※ラリアット
○狐伯(2分27秒、パケーテ)笹村●
○狐伯(8分57秒、パケーテ)葉月○
※狐伯が決勝進出


 WAVE所属で唯一、ブロック通過を果たした狐伯。CATCH THE WAVEを主催する団体所属として、決勝の舞台を外敵に占拠されないためにも負けられないところ。まずは笹村あやめがリング下に控え、狐伯vs葉月で試合開始のゴング。
 序盤からスピードあふれる展開。いきなり放ったドロップキックはかわされるも、狐伯はコーナーを利用した動きで先制。エプロンからトップロープ越しのトペ・アトミコを決めると、逆片エビに捕らえる。ロープに逃れた葉月は、走り込んでくる狐伯に飛びついてのコードブレイカーから顔面ウォッシュ。しかし狐伯はカウンターのドロップキックを決め、コーナーを背に腰を落とす葉月に低空ドロップキックを突き刺し、「もらった」とアピールしてからのブレーンバスターを決めた。
 エルボーの打ち合いからロープに走った葉月。狐伯は追いかける形でドロップキックを叩き込む。一方の葉月は、狐伯がロープに走ったところ、サードロープの下をくぐりながら足をすくってダウンさせると、エプロンを利用したDDTで狐伯の頭部を場外マットに叩きつけた。
 リングに戻った葉月は、狐伯をカナディアンバックブリーカーの体勢に担ぎ上げ、サイドに叩き落とす。そしてチキンウイングホールドでギブアップを迫るも狐伯は耐える。葉月は腕でダブルレッグロックに捕らえ、両脚でチキンウイングホールドに捕らえる複合技に移行したが、それでも狐伯はギブアップせず。体勢が崩れてしまい、葉月は技を解いた。
 コードブレイカーを決められながらも倒れない狐伯にフロントキックを叩き込み、コーナーに座らせた狐伯の両脚をセカンドロープに引っかける。貼りつけ状態の狐伯にコードプレイカーを決めた葉月は、ダイビング・セントーンを投下してカウント3を奪った。
ゴングと同時にショルダータックルを放っていった笹村。カウント2で返されるとブレーンバスターを狙ったが、阻止した葉月はカウンターのドロップキックを返し、顔面ウォッシュで自分のペースに引き込む。さらにセントーンを決めるが、笹村は蹴り足をキャッチしてドラゴンスクリューを決めると、自身の脚を葉月の右ヒザ裏に押し当てて支点にしてのニーロック(キウイロール)でダメージを与えていく。
 スタンドでのエルボーの打ち合いを経てDDTを決めた葉月に対し、笹村は走り込んでくる葉月を跳ね上げてのショルダータックルでなぎ倒し、さらに葉月の足に攻撃を集中させていく。
 バックスープレックスをこらえて前方回転エビの要領で笹村を丸め込んだ葉月は、そのまま押さえ込まずにダブルフットスタンプをボディーに突き刺し、串刺しバックエルボーからスイングDDTを決めたものの、少し脚を引きずっている。それでもコーナー最上段へ。しかしデッドリードライブで叩きつけられた。
 笹村が狙ってきたブレーンバスターを逆にブレーンバスターに切り返した葉月だが、フロントキックをかわされてラリアットを浴びてしまう。
 立ち上がった葉月と背中合わせになった笹村は逆さ押さえ込みへ。カウント2で返されるも、そのまま回転して連続しての逆さ押さえ込み(モダンゴタイムズ)でカウント3を奪った。
勝負が決まった瞬間にリングに飛び込んできた狐伯。正面からのスライディングキックで足を払って外道クラッチを決める。しかしカウント2で返された。その後もロープワークを駆使したスピーディーな攻撃で攻め立てるも、笹村はロープ際での低空ドロップキックをかわして後頭部にストンピングを見舞い、フロントネックロックに捕らえる。
 間にフットスタンプを挟みながら、執ようにフロントネックロックで締め上げていく笹村。しかし狐伯はサードロープに足を伸ばしてブレイクに持ち込んだ。
 スタナー、正面からのヒザ蹴りと攻め込む狐伯。続いて狙ったブレーンバスターを笹村は、ネックブリーカードロップで切り返していく。フットスタンプからのカバーはカウント2。そしてロープに走る。返ってくるところをサイドに回り込んで丸め込んだ狐伯は、そのまま仰向けに全体重を乗せて押さえ込むと、カウント3が数えられた。
葉月がリングに上がろうとするところにスライディングキックを合わせた狐伯。そのままリング下に転落した葉月。狐伯がコーナートップから場外プランチャを放ったところで、試合開始のゴングが鳴らされた。リングに戻ったところで葉月が、葉・月ストラルで丸め込んで電光石火のカウント3。
闘いは再び葉月vs笹村に。ほとんど休み間もなくリングに戻った笹村。なかなか起き上がれない葉月を強引に担ぎ上げてファルコンアロー。ノーザンライトスープレックス、ブロックバスターホールド、垂直落下式ブレーンバスターと大技を連発。しかし葉月はカウント3を許さない。起死回生の葉・月ストラルを押し潰した笹村は、走り込んでくる葉月を迎え撃つ形でラリアットを叩き込んでカウント3を奪った。
果てしなく続く巴戦。6試合目は2度目となる笹村vs狐伯。
 いきなりミサイルキックを叩き込んだ狐伯に対し、笹村はブロックバスターホールド。笹村のエルボーに倒されながらも立ち上がり、エルボーを叩き込んでくるタイミングにエルボーを合わせた狐伯は力強いブレーンバスター。カウント2で返されるとコーナートップへ。セカンドロープに足をかけた笹村をエルボーで撃ち落とし、両手をつかんで肩口に飛び乗る形でそのまま押して潰していった。
 狐伯に引き起こされた笹村は、サイドに回ってバックドロップ。ダウンした狐伯の上半身を引き起こしてヘッドバットを叩き込み、コーナー最上段へ。しかし、続いて放った急降下フットスタンプはかわされてしまった。
 着地した笹村が振り向いたところ、サイドに滑り込んで丸め込んでいった狐伯。またもや仰向けで全体を浴びせかけるパケーテでカウント3を奪った。
休み間を与えずリングに飛び込んでフロントキックを浴びせかける葉月。エプロンからセカンドロープにもたれかかる狐伯を首とつかむと、そのままリング下に飛び降りる形でDDTを決める。そしてすぐさまリングに上がり、反対側のロープに走るとトペを放っていった。
 狐伯をリングに押し上げた葉月はミサイルキック。カウント2で返されると、チキンウイングホールドでギブアップを迫るもロープに逃げられてしまった。
 コーナーに上がった葉月を追いかけた狐伯だが、ヘッドバットで堕ち落とされてしまう。ここで葉月はダイビング・セントーン。それをかわした狐伯は連続しての丸め込み。だがカウント3は数えられない。
 対角線を走ってのドロップキックを決めた孤伯は、コーナートップへ。追ってセカンドロープに足をかけた葉月の向きを反転させて雪崩式アストロシザースを決めると、片ヒザを着いた状態の葉月にヒザを叩き込んでいった。しかしカウント2。
 スタンドでエルボーの打ち合いとなるも、それまでのダメージから両ヒザを着いての打ち合いに。相手をロープに押し込んで返ってくるところへの投げ捨てジャーマンを決めた葉月は、狐伯をコーナー最上段に押し上げてトップロープに足をかけての雪崩式ブレーンバスター。カウント2で返されるとダイビング・セントーンを倒壊したが、これもまたカウント2で返された。
 ロープに走った葉月を追いかける形でヒザを叩き込んだ狐伯。その後も片ヒザを着いた状態の葉月に2発目、3発目とヒザを叩き込んでいった。そしてリバースフルネルソンからジャンプして開脚シットダウン式のフェースクラッシャー。だが葉月もカウント2で返す。
 互いに丸め込みを狙っていくがカウント3には至らない。ロープ間を走りまくる展開の中、すれ違いざまパケーテを決めた狐伯。片脚だけに体重が乗る形で不完全だったもののカウント3が数えられ、決勝戦の残る一つのイスをせしめた。
 この結果、7月21日、東京・後楽園ホールで行われる第16代波女を決める決勝戦のカードは、狐伯vs梅咲遥vs八神蘭奈に決定した。
マイクを渡された狐伯は、「勝った、勝った、勝った……」とうわごとのように繰り返すと、「この勝ちだけを求めて、今日(大阪に)来たけど、ちょっと信じられないぐらい、うれしい。でも、ここが終わりじゃないから。次、また、この永遠みたいなこと(巴戦)やって、勝って、上谷持つレジーナ、それだけを見ていきたいと思います」と続け、「勝った後のこと、何も考えてなかった……。頑張りました。葉月さんと笹村さんに勝てるなんて思ってなかったけど、これが自分の実力だと思って、次のメインイベント、上谷戦、闘うんで、自信をくれてありがとう」と波女、そしてWAVEのトップとしての意気込みを語った。
 「もうガミさん、なに言ったらいいのかわからない。細かいことはいいです……狐伯が(メインで)勝ったので、締めさせていただきます。狐伯の分まで皆さん、大きな声出してください」と前振りしてから、「いいか、これがWAVEだ!」の大合唱。狐伯はそのままチング中央に倒れ込み、大の字となった。
 引き揚げる際、締めの大合唱までリングサイドに残っていた葉月と握手を交わし、入場ゲート前に控えいていた笹村からはエールを送られた狐伯。さすがに約20分をほぼノンストップで闘い抜いたことで体力の消耗も大きく、後方に転がる形でゲートの向こうに姿を消した。その瞬間、激闘が続いた2025年のCATCH THE WAVE 準決勝の夜は幕を閉じた。
2025.07.13

『大阪ラプソディーvol.66~ZEN~』

◎エンディング

 リーグ戦突破を決めた花園はマイクを手にすると、「負け犬は早くと帰れ」と言ってリングサイドに残っていた桜花とウナギを追い払おうとするが、2人は赤コーナー下に居座る。
 花園は気を取り直して、「いやあ、ちょっとガラにもなく、真剣に試合してしまいました。こんな大事な試合の時は、真剣な花園も見れるんで。まあ、そんな私に負けて悔しいでしょうけど、これが……」とまで言ったところで、リングサイドに居座っていた桜花とウナギが引き揚げていく。
 その姿を見て花園は「オイ、聞けよ!」と注文をつけるが見送ると、気を取り直して、「まあ、勝てました。余裕でした。夜は三つ巴になって誰と当たるかわかんないけど、個人的に狐伯とやりたいよ! まあ、人生はそううまくいかないと思うんで、できるだけ勝てそうな相手に当たることを祈っときます。長々しゃべったら、もう止まらなくなりそうなんで、宴もたけなわですございますが、今回も、WAVEの興行を花園が締めさせていただいてもよろしいですうか? 皆さん、夜興行も来てくれますか? ここにいる人全員、顔を覚えてるんで、来ない人はどうなるか、楽しみにしといてください」と波女決勝第1ラウンドへ向けての意気込みを伝え、「これがWAVEだ!」の大合唱で昼の部は幕を閉じた。
日時
7月13日 日曜日
観衆
198人
場所
大阪・176BOX
◎オープニング

 出場全20選手がリング上に勢ぞろいしての入場式。対戦カード発表の後、挨拶に指名されたのは、すでにEarthブロック1位通過を決めている狐伯。
「皆さん、こんにちは! 今日はこの会場で、WAVE昼夜興行です。夜も皆さん(チケット)買ってますか? 前半、昼の大会で、CATCH全リーグの1位が決まります。そして夜には、決勝にいける選手が……決勝1回戦……あんまりよくわかってないけど、決勝1回戦にいける選手が決まります。だから皆さんぜひぜひ、ちゃんと昼も夜もしっかり声出して、推しの応援、よろしくお願いします」
1.OSAKA・Future wave(20分1本勝負)
咲蘭&○炎華(10分51秒、ぐるんちょ)郷田明日香●&八神蘭奈


 咲蘭&炎華は入場時、2人並んで咲蘭ダンスを披露。そして試合開始前、握手をかわして八神蘭案と郷田明日香が背を向けた際に先制攻撃を仕掛けて八神蘭奈を攻め込んだものの、すぐに反撃されて2人まとめて郷田明日香の串刺しラリアットを浴びてしまう。
 体格差のある郷田の攻撃に防戦を強いられた咲蘭だったが、郷田の手を踏みつけてペースを奪い返し、炎華とのコンビネーションで郷田を踏みつけていく。しかし郷田は、体格差を生かして一発で攻守を入れ替える。
 タッチを受けた八神は、ドロップキックからコーナーに押し込んでのミドルキック。さらに背中へのサッカーボールキックで優位に攻め立てていく。しかし咲蘭もすぐに反撃に転じ、タッチを受けた炎華は側転エルボーからドロップキック。だが八神は腕十字に捕らえるが、炎華は体を入れ替えて押し潰す形でフォールを狙っていった。
 コーナーを駆け上がってのリストロックホイップからドロップキックを決めた炎華に対し、八神はカウンターのミドルキックを叩き込み、PKにつなぐ。タッチを受けた郷田は、ショルダータックルからボディースラム。さらに逆エビでギブアップを迫ったが、炎華はなんとかロープブレイクに持ち込んだ。
 スタンドで正面からエルボー打ち合う炎華と郷田。郷田は逆水平で炎華をダウンさせるが、炎華はスライディング・レッグシザースからSTFを決めた。しかし八神にカットされてしまう。
 ご殴打のボディースラムを不発に終わらせた炎華。すかさず咲蘭がコーナーからボディーアタック。炎華もミサイルキックで続く。八神のサッカーボールキックのアシストからボディープレスを決めた郷田だがカウント2。続くバックフリップは、咲蘭のカットが間に合ってカウント3は数えられず。
 郷田に馬乗りになって上からエルボーを叩き込んだ炎華は、正面からの低空ドロップキック。郷田のカウンターのラリアットをカウント2で返しすと、郷田のバックに回ってロープに押し込む。そのまま後方回転エビ固め。さらにブリッジしてレッグロールクラッチで押さえ込んでカウント3を奪った。
2.OSAKA・スクランブル4wave(20分勝負)
○チェリー(11分34秒、失格)狐伯●、青木いつ希、関口翔
※狐伯の足4の字裏返し。退場順=関口、青木、狐伯


 4選手がリングに揃ったところでルール説明。4WAYイリミネーションルールに加え、青木いつ希には「大声禁止」、関口翔には「関節技禁止」、狐伯には「足での攻撃禁止」、チェリーには「若ぶること禁止」が、それぞれ言い渡される。1度目はイエローカード、2度目はレッドーカードで失格となる。
 試合前に握手を求める際、「よろしくお願いしま~す!」と大声を出した青木は、試合開始前にもかかわらずイエローカードとなった。試合開始のゴングが鳴ってからも、関口は青木に大声を出すよう仕向けるが、青木は口を固く結んで声を発せず。
 関口は腕を取っての攻撃を狙うも、関節技とみなされてしまう恐れがあるため技を解く。そこから関口がチェリーに、チェリーが青木に、青木が狐伯に順にリストロックをかけられる数珠繋ぎ状態となる。これを機に、まずは関口が集中攻撃を浴びる流れに。
 続いてチェリーがコーナーに押し込まれ、3人から連続攻撃を浴びる。3人から順にマシンがチョップを浴びる中、それをブロック反撃しようとするが、「ヤング……」と叫びかけてほかの3人に指摘される。仕方なく反撃をあきらめて、「どうぞ」と胸を出していった。
 ここで狐伯が串刺しドロップキックを出したためイエローカード。これでペースを乱され、青木&関口コンビネーションに追い込まれる。逆さ押さえ込みを仕掛ける攻防から、青木が自らハンマーロックに捕らえられる罠を仕掛けて、関口がイエローカードを提示された。
 チェリーが3人まとめで関節技で捕らえるが、狐伯がロープに逃げたためブレイクに。コーナーに飛ばされた狐伯がコーナー2段目に飛び乗ってのドロップキックを狙ったが、寸でのところで踏みとどまってセーフ。4人が入れ替わりで丸め込みの連続。とめどなくカウント2を叩き続けた石黒レフェリーも含めて5人がダウンするといった展開になるも、気力を振り絞って立ち上がって観客の拍手を集めた。
 青木がチェリーにラリアットを決めて叫びかけるが、我に返って無言のままジャーマン狙いをアピール。そしてチェリーのバックに回るが、そこに関口がラリアットを放っていく。しかしチェリーにかわされて青木にヒット。
 エルボーで関口が腰を落としたところにヒザ蹴りを叩き込もうとした狐伯だったが、寸前で気がついて回避。技をヒッププレスに変えて見舞っていった。
 関口が狐伯にラ・マヒストラルを狙う。ここで青木が関口を押し倒すと、狐伯の左腕を両脚で挟む形に。これが腕十字を決めていると判断され、レッドカードを提示されて失格となった。ただその際、青木も大声を出したため、こちらもレッドカードとなった。
 これで狐伯とチェリーの一騎打ちとなり、チェリーが足4の字を決める。狐伯が反転したところ、足での攻撃とみなされレッドカードが提示された。これで1人残りでチェリーの勝利が宣せされた。
3.OSAKA・プレミアムwave(20分1本勝負)
○宮崎有妃&櫻井裕子&網倉理奈(15分37秒、レフェリーストップ勝ち)SAKI&世羅りさ●&葉月

 宮崎有妃組はハードコアモード。袖を切り落として裾に炎が描かれた揃いのシャツを着て入場。リング上でブリブラダンスを披露。ゴング前には握手を求めていった。葉月は宮崎に迫られて恐る恐る握手を交わした。
 網倉理奈と世羅りさの先発で試合開始のゴング。連続してタックルを仕掛けていく網倉。ロープに走った網倉をSAKIがエプロンから羽交い絞め。突っ込んでいった世羅だったが、網倉がかわそうとしたため踏みとどまる。しかし背後からSAKIが突き飛ばしたため鉢合わせさせに。そして世羅にタックル。ようやくダウンを奪った。だが、続いて放ったボディープレスはかわされ、コーナーに追い込まれて踏みつけられた。
 タッチを受けたSAKIだが、コーナーに追い詰められて逆水平を浴び、交互にボディーを踏みつけられていく。SAKIのバックに回られた網倉はバックを取り返されるも、サムソンクラッチの要領でSAKIを丸め込み、そのままフォールにはいかずヒップドロップを落としていった。ここで宮崎、櫻井裕子もリングに入ってきて、順にSAKIを踏みつけていく。最後は苦しむSAKIの上に3人並んで座ってポーズを決めた。
 葉月、世羅がカットに飛び込んできて、SAKIが網倉に、世羅が櫻井にそれぞれカンパーナを決める間で、葉月が宮崎にスリーパーを決めて見せ場を作った。
 網倉がSAKIにカウンターのダブルチョップを見舞い、サマーソルトドロップ。続いて櫻井がコブラツイストに捕らえるも、ロープに逃げられた。ここで宮崎は裕子ロケットを狙ったが、世羅にカットさされて不発。
 タッチを受けた葉月は、串刺しジャンピング・エルボーアタックからコーナー2段目からのドロップキックを櫻井に決め、クロスフェースロックで締め上げる。ここは宮崎と網倉にカットされた。
 宮崎&網倉のクロスラインをかわして鉢合わせさせた葉月。ここでSAKIが飛び込んできて網倉にビッグブーツを見舞う。世羅も飛び込んできて宮崎を捕まえる。そしてロープ際に3人並べての顔面ウォッシュを放っていった。
 タッチを受けた宮崎は、カメラに合図を出してから葉月に恥ずかし固めを狙ったものの、葉月は体を入れ替えて脱出してエルボーを連発。しかし葉月をリバースフルネルソンに捕らえた宮崎は、後方に回転して恥ずかし固めの体勢へ。だが葉月は必死で足を開かせないように自身の足首をクロスして防御する。開脚させようと攻防が続くが、結局、恥ずかし固めは成功せず。葉月が逃げ切った。と同時に観客席から飛んだブーイングに、葉月は不満げな表情をあらわにした。
 コルバタで宮崎をリング下に吹っ飛ばした葉月は、コーナーに駆け上がって場外プランチャを放つ。そしてリングに戻ろうとエプロンに上がった宮崎をセカンドロープの上から引き寄せてDDTを見舞った。さらにダイビング・セントーン。カウント2で返されるとジャーマンを狙ってバックに回る。しかし宮崎は踏ん張る。そして腰に回されて腕のクラッチを切って自身の胸に葉月の両手を押し付け、乳を揉まれる体勢に持っていって「やめろ!」と叫ぶトリッププレーを繰り出した。
 葉月のペースを乱した宮崎はバックに回ってジャーマンを狙う。それをこらえた葉月は、強引に投げようとした反動を利用して、逆にフェースクラッシャーで切り返していった。そして世羅にタッチ。
 顔面にビッグブーツを叩き込まれて宮崎は場外へ。そしてリング下からパイプイスを取り出してリングに放り投げ、それを手に殴り合う。打ち勝った世羅は、宮崎の背中にイスを振り下ろしていった。
 網倉と櫻井が飛び込んできたものの返り討ちにした世羅組は、SAKIが網倉にリバーススプラッシュ、葉月が櫻井にセントーン、世羅が宮崎にリバーススプラッシュ式ダブルニードロップの競演。
 勝負どころと判断した世羅は、エルボーの打ち合いから宮崎を肩に担いだ。そしてデスバレーボムを放ったものの体勢が崩れ、宮崎の体が世羅の右ヒザに乗る形に。動きが止まった世羅の様子を見て秀美レフェリーが試合をストップ。宮崎の勝利を宣した。
 世羅は苦痛の表情でしばらく動けず。テーブルを担架代わりにして運ばれていった。
◎ルール抽選

 第3試合が終了したところでCATCH THE WAVE 2025の経過と1位決定セインのルールを説明。
 秀美(セミファイナル)が「時間無制限1本勝負」、石黒(メインが「3WAYイリミネーション」の封筒をそれぞれ引いたことで、ルールが決定された。
4.CATCH THE WAVE 2025~Venusブロック1位決定戦~3WAYマッチ(時間無制限1本勝負)
○梅咲遥(11分19秒、2人まとめてのラ・マヒストラル)小林香萌●、夏すみれ●
※梅咲がVenusブロック1位に

 5点で並んだ3選手による1位決定戦。3人のうち誰かが勝利した時点で終わるルールで争われた。
 まずは輪になってのフィンガーロックによる3人での力比べで試合はスタート。まずは梅咲遥が狙われた。小林香萌のドロップキック、夏すみれのビッグブーツを浴び、ダブルブレーンバスターで叩きつけられた。コーナーに追い込まれ、2人がかりの攻撃で攻め込まれた梅咲だったが、夏のランニング・ネックブリーカードロップに続いて小林がセントーンの連発からカバーにいったところで、夏すみれがカットして、逆にカバーする。これを小林がカットして、早くも共闘に亀裂。小林は夏を抱え上げてコーナーに運んだ。
 そして梅咲を攻撃するが、小林の攻撃をかわした梅咲は、コーナーを背にする夏にドロップキック。さらにロープ際で腰を落としているところに低空ドロップキックを叩き込み、ミサイルキックで夏を攻め立てた。
 さらにフルスイングのエルボーからブロックバスターホールド。カウント2で返されると、コーナー最上段へ、しかし小林の雪崩式フランケンシュタイナーでマットに叩きつけられた。
 小林が夏にスパインバスターを決めたが、梅咲がカバー。そこに小林はセントーンを放っていったが、梅咲がかわして夏にヒット。そのまま夏はリング下にエスケープ。リングに残った小林と梅咲はエルボーを打ち合う展開に。小林は、その流れの中で梅咲が狙ったランニング・フォアアームをワキ固めに切り返していった。
 しかしここで、夏が秀美レフェリーを押しのける。鞭を手にリングに生還し、それで2人をメッタ打ち。そして2人まとめてブロンコバスター。続いて放ったコーナー2段目からのボディーアタックは2人に受け止められてしまった。
 ここから3人めまぐるしく攻守が入れ替わる展開となる中で、小林、夏にフォアアームを叩き込んだ梅咲は、夏のバックに回る。ここで小林がラリアットを放っていったが、夏がかわしたため梅咲にヒットした。そこで夏が小林を丸め込んでいく。慌てて梅咲がカット。今度は梅咲が小林を丸め込んでいく。
 小林に決めたラ・マヒストラルは夏がカット。夏に仕掛けたラ・マヒストラルは押し潰されてしまったが、小林がカットしたことで命拾い。小林が夏に逆さ押さえ込みを決めたもののカウント2。
 梅咲が両腕で2人まとめてランニング・ネックブリーカードロップを決めると、1人ずつ丸め込んでいてはラチがあかないと、2人まとめてのラ・マヒストラルを決めると、秀美レフェリーがマットを3回叩いた。
 カウント3が入って技が解かれた瞬間、梅咲はしてやったりの表情。小林と夏が何やらののしり合う間を割って入って、Venusブロック1位通過をアピールした。
5.CATCH THE WAVE 2025~Marsブロック1位決定戦~3WAYイリミネーションマッチ(時間無制限)
○花園桃花(15分27秒、十字架固め)ウナギ・サヤカ●、桜花由美
※城門突破を切り返して。花園がMarsブロック1位に

 リーグ戦最後の最後で花園桃花に敗れて足踏みとなった桜花由美。ウナギ・サヤカを含めて6点で並んだことで、この日のMarsブロック1位決定戦に回ることになった。抽選の結果、最後まで勝ち残った選手が勝利となる3WAYイリミネーションルールで争われた。
 ウナギは花園に共闘を呼び掛けるも、自身は攻撃を仕掛けず。寝返って桜花に共闘を求めるも、今度は裏切って桜花を丸め込んでいく。
 ウナギと花園をフェースクラッシャーで叩きつけた桜花は、ウナギ、花園の順に串刺しビッグブーツを叩き込み、抱え上げた花園を利用してウナギに蹴りを見舞うと、そのまま花園をバックドロップ。そしてダウンしたウナギの上に、花園をブレーンバスターで叩きつけていった。そしてコーナー2段目からのボディーアタックを決める。カウント2で返されるとクロスフェースロックで締め上げたもののロープに逃げられてしまった。それでもビッグブーツを連続で叩き込み、エルボーを見舞っていく。
 ここでロープに走った桜花だったが、リング下から花園に足を引っ張られてダウン。エプロンに立った花園はロープ越しに桜花を羽交い絞め。そこにウナギがビッグブーツを放っていくも、桜花にかわされて花園にヒットした。
 ウナギとビッグブーツの打ち合いに持ち込んだ桜花だが、打ち勝ったのはウナギ。ここでウナギはロープに走った。しかし、リング下から花園に足を引っ張られてダウン。エプロンに上がった花園はウナギを羽交い絞めに捕らえる。そこに桜花がビッグブーツを放っていった。しかしウナギにかわされて花園にヒットした。
 桜花にコードブレイカーからRKOを決めたウナギは、桜花を対角線の振る。ここで花園がリング下からクラッカー攻撃。ここでウナギはゴムパッチン攻撃を狙ったが、花園が先にゴムを放したため、ウナギが自爆する形に。怒ったウナギは、桜花と2人がかりでのブレーンバスターを狙ったが、花園うまく切り返して2人を同時にDDTでマットに突き刺していった。
 2人重なってサードロープを背にして腰を落としたところに低空ドロップキックを放っていった花園。ウナギにはかわされたが、桜花にはヒットした。ここで桜花に向かって突進していったウナギ。しかし花園がスライディング・レッグシザースを合わせたため、頭から桜花の股間に突き刺さる形で突っ込んでいった。
 花園をゴリースペシャルに捕らえたウナギだがギブアップは奪えない。息を吹き返した桜花は、ウナギにネックハンギングボムを決めるも、花園に丸め込まれてしまう。
 桜花は花園にカウンターのビッグブーツから垂直落下式ブレーンバスターを決める。しかし、カバーしようと近づいてきた桜花をサムソンクラッチで丸め込んだ花園。さらにウナギものしかかって体重を浴びせると桜花は返せず、カウント3が数えられた。だが、これでは試合は終わらない。桜花が失格となり、リング上はウナギvs花園の展開に。
 ロープに走った花園を迎え撃つ形で旋回式Xファクターを決めたウナギだが、続いて狙ったレッグドロップはかわされて自爆。2度、3度と同じ展開が続き、4度目、5度目もレッグドロップをかわされたウナギ。ここでダブルノックダウンとなり、カウント8まで数えられる、
 上半身を起こし、両ヒザを着いてのエルボーの打ち合い。そして互いに相手に馬乗りになってエルボーを激しく振り下ろしていく。ダウンした花園に6度目のレッグドロップを放ったウナギだが、花園はまたもかわすと、顔面に蹴りを叩き込んでコーナー最上段へ。するとウナギは反対側のコーナーに転がって距離を取る。間を開けてから立ち上がったウナギは、コーナーに駆け上がって雪崩式ブレーンバスターからブレーンバスター。しかし花園は粘って、カウント3を数えさせない。
 「15分経過」がアナウンスされたところで城門突破を決めたウナギ。しかし花園は、カバーに来たウナギを丸め込む。ここでカウント3が入り、花園の1位通過が決定した。
2025.07.05

「Its wave Jul.」

日時
7月5日 土曜日
観衆
80人(満員札止め)
場所
アミスタ
1,8wave(30分勝負)
咲蘭(13分48秒、レッドカードにより失格)夏すみれ
退場順=①郷田②世羅③チェリー④櫻井⑤炎華⑥宮崎
※負け抜け勝ち残りルール。各選手に禁止ごとが設けられ、1度破るとイエローカード、2度破るとレッドカードで失格となる。禁止ごとは宮崎が「ふざけ
る」、炎華が「くるくる回る」、咲蘭が「泣く」、郷田が「タックル」、世羅が「ダブルニー」、櫻井が「裕子ロケット」、チェリーが「若ぶる」、夏が「腰ふる」。


 アミスタ大会は「Its wave」と題して、テーマ曲が鳴って初めて誰が出てきて、どんなカードになるかと言う仕組み。この日はリーグ戦があるため、この試合のみ「Its wave」形式となった。
8waveと題して、第1試合は郷田、炎華、咲蘭、夏、世羅、チェリー、宮崎の順で登場。残るは櫻井なのだが、ここでリングアナが「レフェリー・石黒敦士」と言ってしまったため、大ブーイング。気を取り直して、「最後はこの選手の入場です」と、仕切り直し。館内は大「裕子」コールが沸き起こる。
リングアナ、「改めて大変失礼いたしました」と謝罪。
試合は通常ルールに加え、各選手に禁止ごとを採用。一度破ると、イエローカード、2度破るとレッドカードで失格となる。8人同時に戦い、勝ち抜け負け残りルールとなる。
 各選手の禁止事項=宮崎は「ふざける」の禁止、炎華は「くるくる回る」のが禁止、咲蘭は「泣く」のが禁止、郷田は「タックル」禁止、世羅は「ダブルニー」禁止、櫻井は「裕ロケット」禁止、チェリーは「若ぶる」ことの禁止、夏は先に「ムーンサルトですか?」と聞くが、「腰振り」が禁止となった。
まずは8人がボディチェック。咲蘭が「クソババア出て来いよ」と挑発する。夏と宮崎がセコンドの桜花を指刺す。そこで咲蘭は「金髪クソババア」と言ったところで、夏が奇襲。咲蘭を捕まえ、郷田、炎華、櫻井をコーナーに振って、ベテラン選手たちによるトレイン攻撃。
宮崎は「ババアの意地見せたろわ」と突っ込めば、「誰がババアじゃー」と夏、世羅も続く。残ったチェリーも、「はいはい、わかりました。クソババアです」と突っ込むも、足を出されて防御される。逆に宮崎から順にコーナーへ投げられ、新世代側が突っ込んでいき、最後に郷田がタックルを決めてしまい、最初のイエローカード。
炎華がブレーンバスターで持ち上げようとしたのをきっかけに、新世代側と、ベテラン側に分かれてブレンバスター合戦へ。
 チェリーが若手側に入ろうとしたため、イエローカードが出かけるも、「クソババアチームです」とベテラン側に入り、ブレーンバスターで投げる。
世羅は「オマエそもそも同い年やろがー」と櫻井にストンピング。続いて、「やったことないけど、プレスやります」とチェリーをおんぶしてのプレスをしようとするが、ついつい、プレスではなく、ニーが出てしまう。ここで世羅にイエローカードが1枚。
咲蘭と炎華がルチャムーブ。これを見ていた櫻井に、宮崎が背後からミサイルキックをぶちかまし、裕子ロケットとなってしまう。櫻井にイエローカード。
 レフェリーが「油断しちゃだめだよ」と注意。続けて、宮崎が郷田を世羅に押し込み、結果的にタックルとなる。これで郷田にレッドカードが宣誓されて失格。
宮崎は「裕子、布持って来い!」と指示。すかさずレフェリーが「イエローですか?」とイエローカードをチラつかせる。我に返った宮崎は「戻せ、置いとけ」と布を使わず。
 世羅がチェリーに串刺しタックル。いつもなら、ここで新幹線アタックに行くものの、「ダブルニー」を禁止されているため、コーナーへ突っ込んだものの、ヒザを出すわけにはいかず、コーナーに駆け上る。宮崎がチェリーに低空ドロップキック。
そして、コーナーに上っていた世羅をマットへ落とすと、ニーでチェリーの上に落ちる形となり、レッドガードが発令されて失格。ここで宮崎が「私がみんなをアウトにするぞー!」と宣言。
 すると、炎華が「私にはずかし固めしてください」と腕を差し出す。咲蘭も「はずかし固めしてください」と同じように腕を出すも、「私はしないぞ」とそれぞれをどかす。
懲りずに咲蘭が「宮崎さん、お願いします」と自ら布をかぶって寝そべる。これも布をどかせて挑発には乗らず。
 炎華は「クマー」も「クマしない」と拒否。咲蘭も「クマー」と畳みかけるが、これも迷いながらもクマしない。すると、ダブルのクマには館内も「クマ」コールで後押し。我慢できなくなった宮崎はついつい、クマポーズをしてしまい、イエローカード。
続いて、チェリーも「宮崎さん、私にしてください」と、腕を差し出しはずかし固めをうながすも、「やらないー!」と首投げ。「これは遊んでないからな」と断ってからビッグヒップ。レフェリーも「これは技だ」と認める。
 チェリーが「ヤングパンチ」と宣言して、宮崎のボディに当てそうになるも、我に返り、寸止め。かわりに「熟女でドーン!」を繰り出して、ロープを震わせて「クソババアだー!」アピール。
そのスキに炎華がチェリーにジャパニーズレッグロールクラッチホールドを決めると、全員が上に乗り、3カウントでチェリー失格。炎華は櫻井にティヘラで両足で首を挟むが、回転する直前に止まる。宮崎が「裕子、その足を貸しなさい」と炎華の両足をつかむと、自ら回転し、技を完成させる。これで炎華にイエローカード。
宮崎は「裕子、行くぞ!」裕子ロケットの体勢も、櫻井が身をかわしてミサイルキックの自爆となる。すかさずフォールも2。櫻井が炎華をボディスラム。咲蘭をその上にボディスラムで乗せると、宮崎をカニ挟みで転がせてフォールするが2。宮崎は再び、櫻井の背後から裕子ロケットの体勢もすかされる。
このスキに炎華、咲蘭が櫻井を丸め込んで3カウントが入り、失格となった。
 炎華、咲蘭がダブルで宮崎へドロップキック。咲蘭はコルバタ。続けて、炎華のウルトラコルバタは宮崎がキャッチ。このまま、ライガーボムを決めて3カウント。炎華が失格。ここでずっと戦況を見守っていた夏がリングに入り、ブロンコバスターの要領で飛び乗ると、顔面騎乗固めを繰り出してフォール。窒息状態となり、3カウントで宮崎が失格。しかし、フォール後も、夏はその体勢のまま、ダンスを繰り出す。レフェリーが「夏、落ち着け」と注意を促すが、それでもダンスは辞めず。腰を振り続けたため、イエローカードが発令。それでも夏は踊り続ける。
この光景を見ていた咲蘭があまりの恐怖に泣きだしたため、イエローカード一枚。咲蘭はなんとか気を取り直し、夏にドロップキックを連打。
 夏は619をかわすと、「クソガキー!」と叫んでのランニングキック。「オラ、泣けよ!」とストンピングからツバ攻撃。
 さらに両ヒザをついた状態の咲蘭にエルボーを打つ。さらに「誰か控室から風持ってこい」と、磔にした状態で、顔面に風攻撃。レフェリーが「無理やり泣かさない」と注意する。
夏は「泣けよ、オラー」と挑発するも、咲蘭も「泣いてない!」と抵抗。
 咲蘭はエルボー連打。ドロップキックを放つも、夏がレフェリーを盾にしてヒット。レフェリーが不在となる間に、夏がムチを持ち出して殴打する。レフェリーが起き上がりそうなタイミングで咲蘭にムチを渡して「痛い痛い」とアピール。
「咲蘭、どうしてやるんだ!と反則を注意。夏は背後からレフェリーを咲蘭にぶつける。レフェリーはコーナーにダウン。さらに咲蘭もコーナーにホイップして重ねた状態にすると、二人まとめてブロンコバスターを決める。抜け出した咲蘭が背後から夏を押し込む。さらに、腰を押し込んで振る状態にする。これで夏もレッドカードで失格となり、咲蘭が優勝。
 レフェリーは後半のダメージで試合後、半失神状態となったが、なんとか立ち上がり、咲蘭が勝ち名乗りを挙げた。
2,CATCH THE WAVE 2025・Uranusブロック(15分1本勝負)
〈2勝1敗=6点〉青木いつ希(8分13秒、体固め)マリ卍〈1勝1敗1分=5点〉
※ダイビングボディプレス。青木がリーグ戦6点で終了&Uranusブロック1位
通過。マリ卍は5点でリーグ戦終了。


 マリ卍は現在のところ無敗の5点をキープ。青木は開幕戦の黒星スタートが尾を引いているが、なんとかこの試合で3点をゲットして逆転首位に立ちたい。果たして両者の最終戦の結果は?
青木の握手にマリ卍は張り手。改めて「よろしくお願いしますー!」と絶叫シャウトから握手を求めるもマリ卍が張り手。開始早々、ダブルのラリアット合戦が何度も続く。続いてはエルボー合戦。青木がフルスイングでぶちかまし、「ウラー!」と気合を込める。マリ卍はエルボーを連打で決めてお返し。
「てめえ、いてえな」と青木も連打でやり返す。続けてタックルで突進したが、マリ卍がタックルで返して弾き飛ばす。さらにタックル4連打。ボディスラムからエルボードロップを落としたが2カウント。今度は逆水平チョップを連打して胸板に打ち込んでいく。
青木はDDTで反撃すると、座り込んだマリ卍の背後から蹴りを見舞う。そして磔にすると背中へのダブルニーをヒットさせる。
 今度はスリーパーに固めると、マリ卍は立ち上がり、コーナーに背中からぶつけるも、青木は離さず。そのまま後ろにひっくり返るように倒れて脱出に成功。
青木はヒザ付きのエルボーも、マリ卍がストンピングで返す。バックドロップを狙うも、青木がヒジを頭に落として防御。マリ卍はキチンシンクで動きを止めて今度はバックドロップに成功。そしてセントーンを投下。
 両者立ち上がると、ラリアット合戦。続いて、マリ卍がラリアット。
5分経過。マリ卍はセカンドロープに上ってのダイビングセントーンを投下したが2カウント。館内は「青木」コールに包まれる。ラリアット合戦は青木が崩れ落ちる
も、すかさず投げっぱなしジャーマンでやり返す。さらにラリアットもカウント2。
青木はトラースキックから大外刈りで追い込むも2カウント。ここで一気にダイビングボディプレスで3カウントを決めた。
 この結果、青木が6点となり、黒星スタートからの大逆転でUranusブロック1位通過を決めた。
・バックステージ
青木「初戦で翔に2分ちょいで丸め込まれたときにはどうしようかと思いましたけどね。
無事、6点で決勝リーグに進出いたしましたので、このままポンポンポンって上がっていって、今年こそ波女、波女になるのは青木しかいません! おととしから3位、去年が3位と続きまして、今年こそつかむべき存在は私だと思いますので、今年は青木が波女になって夏を制したいと思います。そしてRegina、上谷、去年の準決勝、あのリベンジをしたいと思います。待っとけ、オマエ!」
3,CATCH THE WAVE 2025・Venusブロック(15分1本勝負)
〈1勝2分=5点〉小林香萌(時間切れ引き分け)梅咲遥〈1勝1敗1分=5点〉
※2013年デビューの小林が1点、2019年デビューの梅咲が2点を獲得。小林、梅咲ともに5点でリーグ戦を終了。夏も5点のため、7・13大阪で3者によるVenusブロック1位決定戦が行われる。

 小林、梅咲ともにこれが最終戦。実力者同士の戦いの行方は?
ロックアップからスタート。小林が押し込み、クリーンに分かれる。腕の取り合いから、ヘッドロックの取り合い。梅咲は腕への噛みつきで脱出し、ヘッドロックに取る。
小林も梅咲の腕を持つと嚙みつきでお返し。低空ドロップキック。カウント2。小林はセントーンを5連発。梅咲は低空ドロップキックで返す。
梅咲はヘアホイップ。さらに「ちぎれろー」と叫んで何度も髪の毛をねじってヘアホイップ。続いて、リバースインディアン式キャメルクラッチで髪を引っ張る。ここから弓矢固めに移行。ロープとなると、磔にしての背後からのドロップキック、カウント2。
梅咲がエルボーを放とうとすると、小林がつま先キックを連打。さらにコザックダンスキック。すべてスネに命中。スネを押さえる梅咲。
梅咲は再度、エルボーを打ちに行くが、もう一度、つま先キックを浴びる。今度は梅咲が足踏み。これを連続にて踏み込む。そして、エルボーで倒して突進するが、腕を取られる。
腕ひしぎを狙われるが、クラッチが外れないとわかると、小林はアームバーに移行。梅咲はロープまで逃れる。小林はすかさずワキ固めを狙ったが、梅咲はうまくローリングして、ドロップキックで脱出。
小林はラリアットを打ち込みに行ったが、梅咲は空振りさせると、フライングネックブリーカーで切り返してフットスタンプ。低空ドロップキック。立ち上がらせると、小林がエルボー、梅咲も打ち返す。
 小林は「どうした?」と問いかけると、梅咲は鈍い音のエルボーで返す。さらにエルボー合戦が続き、小林が連打。さらに突進するも、梅咲はキューティスペシャルで返すと、ドロップキック。2カウント。
梅咲はトップロープに上るが、小林が蹴りで落とすと、逆にトップロープへ。梅咲も迎撃にコーナーへ上ると、雪崩式ブレンバスター。
 ダブルダウン。残り時間は3分を切る。小林が丸め込みも2。今度はわき固めをガッチリと決める。ロープブレイク。
小林は低空ドロップキックからミサイルキックを狙ったがこれは自爆。梅咲がバックを取るが、小林は延髄蹴りで返す。マヒストラル合戦に突入したが、どちらも回転途中で阻止。エビ固め合戦と続いたが、ともに2カウントでクリア。
小林はエルボー連打。突進を梅咲がエルボーで阻止すると、ノーザンライトスープレックスも2。残り時間は1分。梅咲は梅プレスで勝負をかけたが、小林がひっくり返してフォールも2。梅咲はマヒストラルでスピンを開始したが、これを小林が途中で止めてフォールも2。
小林は首固め。梅咲も首固め。小林が再度、首固めに行ったところでドローとなった。
 この結果、2013年、2019年の梅咲が2点獲得。小林、梅咲は合計5点。夏も5点で、7・13大阪で3者による1位決定戦を行うこととなった。
・バックステージ
梅咲「このアミスタは自分のホームでもあるんで、ここで取れなかったのは悔しいのと、まさか3人が5点、想定外すぎて、ちょっと震えてきます。正直、あと13日の大阪の決定戦はディアナのアミスタにかぶっているという…(苦笑)。それを京子さんに言うのは怖いなあと(笑)。
(大阪では小林、夏との1位決定戦だが)今日、勝てなかった相手と、負けてしまった相手と3wayっていうのが自分の中ではどういう感じなんだろうって感じなんですけど、その悔しさをこの1位決定戦で出して、しっかりディアナの絶対センターとして勝てればいいなと思っています!」

小林「梅咲とのシングルって初めてで、私、ここで勝たないと後がなかったんで、結構気合入れて行ったつもりだったんですけど、勝ちきれないって一番悔しいですよね。負けるよりも何よりも勝ち切れないのが一番。でも、大阪で決定戦やるっていうのも、とりあえず決まったので、優勝はしたいですよね。7年ぶり? 8年ぶり? 久しぶりに出たCATCH。せっかく出たら勝つでしょう! 優勝しかないでしょう、という気持ちです。(かつては小波女も取りましたね)取りましたね。ただ、あの後は何も結果を所属の間は残せなかったので、あの時とは違うぞってことをGAMIさんにも見せつけなければいけないですから、ここは私が優勝して上谷のベルトに挑戦します」
4,CATCH THE WAVE 2025・Earthブロック(15分1本勝負)
〈2勝1敗=6点〉狐伯(14分25秒、片エビ固め)香藤満月〈1勝1敗1分=5点〉
※直伝ダブルアームT。狐伯が6点でリーグ戦終了&Earthブロック1位通過。
香藤は5点でリーグ戦終了。

 waveの所属選手が決勝リーグに残ることを命題にしている狐伯にとって、自ら勝ち残ることが必須。最終戦で香藤から3点をモノにできるか。
まずは入場での狐伯のコール時、コーナーに上ると、香藤が場外へ落とす。すかさず香藤がエプロンからプランチャを敢行。
 カウント8でリングインも、香藤がドロップキックで場外へ再び落とす。リングアウト狙いの作戦に出たが、狐伯はなんとかリングへ生還。
狐伯は重いエルボーを打つも、香藤も打ち返す。狐伯はアームホイップから片足での低空ドロップキック。さらに達磨落としからストンピングを連打。DDT。
もう一度、片足での低空キックから片エビ固めも2カウント。
低空ドロップキックをかわした香藤はエプロンの狐伯に攻撃を加えようとする。狐伯は香藤の足をこかすと、ロープ越えのサマーソルトドロップもカウント2。
 「よっしゃ挙げるぞー!」から巨漢の香藤をボディスラムで狙う。さすがに持ち上がらず。
串刺しエルボーから、顔面ウォッシュ。そして、串刺し低空ドロップキック。
「挙げるぞー!」と今度はブレンバスター狙いも持ち上がらず。胸板へチョップをかませると、ボディスラム気味に横へ持ち上げ、コーナーに水平に固定する。香藤を身動き取れなくすると、最上段から踏みつけに出る。
さらに香藤を磔にすると、背後からドロップキック。2カウント。
 5分経過。香藤もエルボー、狐伯も打ち返す。香藤はエルボー。狐伯はスリーパーに取る。
香藤が振りほどき、ベイダータックルから、カナディアンバックブリーカ-で持ち上げると、さんざん締め上げてから前に落とす。
さらに逆エビ固め。全体重を乗せて締め上げたが、狐伯がロープへなんとか逃れる。再度、持ち上げると、コーナーへ宙づり。そして、串刺し背面タックルを連発。セカンドロープからダイビングボディプレスは2。
 そして、エルボー合戦。残り時間5分。香藤が正面からエルボー。これに対して狐伯もロケットニー。2カウント。香藤がボディスラムからボディプレス3連発。2カウント。
続けて、セカンドロープからのダイビングボディプレスは狐伯が剣山でカット。しかし、香藤の全体重がのしかかり、狐伯も足を痛める。
 残り3分。狐伯はロケットニーを2連発も2カウント。さらにもう一発決め、ダメ押しでエルボーをぶちかます。2カウント。
香藤のショルダースルーを着地すると、ジャパニースレッグロールクラッチ。2カウント。続けて回転エビ固めに行くが、回転途中で香藤がこらえて逆にヒップドロップを食らう。香藤がフライングボディアタックも2。
 狐伯はブレーンバスターで投げるが、2カウント。
 残り1分。再度、ロケットニーを決めると、直伝ダブルアームTでついに3カウント。時間切れまで後のない中、何とか決着をつけ、3点を獲得。この結果、狐伯が1位通過となった。
・バックステージ
狐伯「勝ったぞー! 1位通過です。死ぬかと思ったー。いや本当に最初はどうなることかと思いました。でも、美央さんとの試合の時、ここで負けたらやばいって感じでハラハラドキドキしていたんですけど、満月だからと、ナメていたわけじゃないですけど、ちょっと安心していただけにめちゃくちゃ時間ギリギリでヒヤヒヤしていました。いやー、やばかったです。あそこまで粘られるとは思っていなかったです。大阪に向けて、3つ巴に向けて、あと1週間しかないですが、体力付けて臨みたいと思います!」
5,CATCH THE WAVE 2025・Marsブロック(15分1本勝負)
〈2勝1敗=6点〉花園桃花(13分58秒、エビ固め)桜花由美〈2勝1敗=6点〉
花園、桜花とも6点でリーグ戦終了。ウナギ・サヤカも6点のため、7・13大阪で3者によるMarsブロック1位決定戦が行われる。

 桜花は2戦6点を獲得と、数字の上では圧倒的に有利。しかし、花園という曲者が最後の相手として立ちはだかる。果たして、桜花は無事、1位通過をすることができるのか。
「桜花」「桃花」の声援が交差して、桜花は「まぎらわしいなー」と素直な感想をもらす。
 試合開始。桜花がいきなりビッグブーツは2カウント。
チョークスラムもかろうじて2。花園は首固め、スクールボーイ。いずれも2カウント。
 桜花はネックハンギングボムで持ち上げたが丸め込まれ2カウント。観客から「惜しいなー」の声が上がる。
桜花はストンピング。ロープに振ると、花園は逃げまどい、さらに自ら桜花に飛び乗ってお嬢様抱っこ状態に。これを振りほどくとブーイングが飛ぶ。
 桜花はコーナーに飛ばして、串刺しランニングブーツ。そして足で顔面を押し込む。さらに自らロープに走ってのランニングブーツ。ここで「もう一回」コールが起きる。桜花はアンコールに応え、ランニング式ブーツを決める。2カウント。
ここで「桃花」コールが爆発。桜花は気にせず、スリーパーを決める。さらにセカンドロープに上り、花園を誘い込むと、ぶら下がり式ブラディーEX。そしてトップロープからサンマドロップを降下させる。さらにフェースロックで絞り上げる。
 もう一度、ランニング式ブーツ。バックドロップ、2カウント。「桃花」コールが発生すると、桜花は手拍子で「桜花」コールを促し、声援は五分に。そしてランニング式ブーツも2。
エルボー合戦となると、「気持ち」コールが沸き起こる。これを聞いた花園に力がみなぎり、気合のエルボーを決める。
 今度は、桜花にも「気持ち」コールが発生。桜花にも力がみなぎり、強烈な一打に。「気持ちー!」という声援が飛ぶ中、花園は連打でエルボー。
その何発目かを桜花がキャッチ。そして桜花がビッグブーツに行くが、これを花園がキャッチ。花園がグラウンド状態で噛みつき。なんとブリッジしながらも噛みつく。
花園は「垂直ブレンバスター!」宣言をするが、全く持ち上がらず。合計8度に渡ってトライも「できるかー」と、あきらめる。
花園はセカンドからよっしゃいきますよー‼で回そうとするも、桜花がブレーンバスターで切り返す。串刺しブーツを狙いに行くが、花園が足をキャッチ。そして今度こそ、よっしゃ行きますよー‼で回しにいかかるが、これもブレーンバスターで未遂に。
花園は泣き始める。これに「あやまれコールが起きる、桜花は「なんでだよ」と観客に問いかける。続いて、顔面ストンピングにはブーイング。桜花は意に介さず、ランニング式ブーツへ行くが、花園はこれをかわし、ロープに足が絡まると、その右足へのドロップキック。
「さまあみろ、死ね」とスリーパーに捕らえる。
 桜花はおんぶした状態で前に振り落とす。
ここで突進するが、花園はレフェリーの腕をもってクロスラインで返す。花園は「ダブルー」と叫ぶも、レフェリーは「ダブルってなに?」と何していいかわからず。花園はレフェリーを抱え上げたが、何をしていないかわからず、攻撃できず。花園は重さに耐えきれずレフェリーだけをバックドロップ。
桜花はクロスアーム式DDTからカカト落とし。2カウント。さらにフェースロックに固める。10分経過。髪をつかんでの締め上げにレフェリーが注意を与える。
 桜花は技を解いて「甘やかしてんじゃねよ」と抗議したところ、背後から花園が桜花を押し込み、レフェリーと鉢合わせさせる。
二人並んで座り込んだところで、花園が低空ドロップキックも直前でレフェリーが身をひるがえし、桜花だけに命中。
花園はレフェリーの腕をつかんでグルグルと回転して桜花へホイップ。桜花もレフェリーの腕をつかむと交差させてグルグル回して、花園にホイップ。花園も再度、レフェリーの腕をグルグル回す。桜花にホイップしたが、ここでかわすとコーナーに激突。
桜花はネックハンギングボムで花園を投げ固めたが、レフェリー不在でカウントは入らず。桜花がレフェリーを起こそうとしているスキに背後から花園がスクールボーイで丸め込む。
今度は花園が桜花をロープに振り、戻ってきたらさらに違う方角へのロープに振る。技を仕掛けず、ロープワークだけをさせて、次第にフラフラになってきたところに首固めも2。
連発で決めるも惜しくも2。桜花はビッグブーツも花園がエルボーで返す。今度は桜花が泣きだすと花園に「あやまれ」コール。桜花が躊躇している花園をまるめこむも2カウント。ここで垂直落下ブレーンバスターを叩き込んだが、これも2カウント。
ならばと突進したが、花園はくるんと回ってのエビ固め、通称・死にかけサムソンを決めると3カウントで大逆転フォール。まさかの大金星を挙げた。
 この結果により花園、桜花、ウナギ・サヤカの3者が6点で並んだ大混戦状態に。7・13大阪にて1位決定戦が行われることとなった。
シメのマイクを握ったのは花園。
「勝ったぞー! まあまあまあ余裕だと思ってたんですけどねえ…ウソウソウソです。死ぬかと思った。でも、すごく楽しかったです。ありがとうございます。でも次シングルするときは7、8年後くらいにお願いします。だって勝ったけど、勝ったけど、勝ったけど、勝ててない!
私は3人同点、まあまあまあ、私が絶対勝つので見ていてください。(桜花に)何かしゃべりたいの? しゃべりたいの? しゃべらせへんけどなー! だって、今日勝ったのは私やからー。負け犬は早く降りろ!…ありがとうございました。お疲れさまでした。ということで、今日勝った余韻で浸りたいので、締めます。前回は葉月、今回はこのアップタウンの花園がwaveの興行を締めます。みなさん、今後のwaveはスターダムでも、上谷でも、所属でもなく、花園にご注目くださーい!」
 と、最後は「これがwaveだー!」で終了となった。
・バックステージ
桜花「(残念ながら敗れましたが…)本当に! 私が勝つかドローで1位通過が決まっていたのに、あいつにやられてしまってマジで最悪です。(改めて花園から敗れたことについては)絶対付き合わないと決めていたのに、自分の中で今日は最悪です。(7・13の1位決定戦は)それに勝たないと準決勝に行けないので、それで勝って、1位通過して、準決勝行って、決勝行って、Regina取ります! 波女とReginaはセットなので、今年こそ両方取ります!」

花園「1位ですか?私は?(今は桜花、ウナギ選手と3者が並んでいますが…)それ試合してきた意味ないじゃないですか。みんな一緒で、えーっ! でも今日、私、桜花さんに勝ったんですよ。でも、うれしかったと思ったら、勝ってないじゃないですか? また試合するってことですよね。大阪も私が勝つしかないですよね。前回、大阪でウナギの家族にやられているんで、ウナギの家族をやろうと思います。桜花は…しんどいので無視してなんやかんや私が勝てるような悪いことを考えておきます。でも、今日桜花さんに勝てて、waveの興行自分が締めることになって強くなったなって思いました!」
2025.07.03

『ReAL NAMI NO HI 25』

日時
7月3日 木曜日
観衆
198人
場所
新宿FACE
1,Future wave(20分1本勝負)
梅咲遥&〇香藤満月(14分6秒、体固め)咲蘭&炎華●
※ダイビングボディプレス。

 オープニングはFuture waveからスタート。咲蘭&炎華の新世代コンビが大会の先陣を切る。まずは咲蘭ダンスを炎華も完コピ。相手はディアナコンビ
という団体対抗戦の図式となった。
先発は咲蘭と香藤。ロックアップにびくともしない香藤に、背後から炎華も助太刀に入るが、二人とも押し込まれる。
 香藤は梅咲を呼び込み、ダブルのコーナー攻撃。咲蘭を捕らえると、磔に決める。
梅咲が背中へドロップキック。香藤がボディスラム。梅咲が咲蘭の髪を何重にも絞ってヘアホイップを連発。咲蘭がスクールボーイで切り返し、低空ドロップキック。
 炎華がエルボーを連発。コルバタとつないだが、側転エルボーはかわされ、香藤の串刺しベイダータックルから梅咲が串刺しドロップキック。2カウント。
梅咲が逆エビに捕らえると、咲蘭がカット。香藤を呼び込み、ダブルでの攻撃を狙ったが、うまく咲蘭と炎華が鉢合わせにして同士討ちにする。
 梅咲が倒れたところに、香藤の背後へダブルのドロップキックを浴びせる。これで香藤が梅咲にボディプレスを打った形にする。
炎華は自らコーナーに上ってのボディアタックも2カウント。咲蘭がドロップキック。これを3連発決める。さらに梅咲の背後に回ってスリーパー。梅咲がコーナーにぶつけて回避。コーナーに振ると、咲蘭がブーメラン式ボディアタックで切り返す。
咲蘭は正面からエルボー。これを連打で決める。梅咲がエルボーと見せかけての足ふみ攻撃。互いにロープを駆使するも、香藤が咲蘭の背中を叩いてカット。梅咲が低空ドロップキック。ブレーンバスター。2カウント。
香藤がドロップキック。ヒップドロップは2。続けてのボディプレスは自爆。咲蘭がカサドーラ式フットスタンプ。炎華が側転エルボー、ドロップキック。STFに固める。
梅咲がおでこにぺんぺんでカット。香藤がエルボー。炎華も返す。ここからエルボー合戦となり、炎華は連発、香藤は一発で倒す。
 起き上がった炎華がエルボーを連打。これを10連発。梅咲がドロップキックでカットに入る。香藤に飛び乗ってのおんぶ式ボディプレスは2。
炎華が香藤をコーナーに押し込む。咲蘭、炎華と串刺しドロップキック。さらに咲蘭がフライングボディアタック、炎華がミサイルキックと、トップロープ攻撃を連発したが2
カウント。
 咲蘭&炎華がクロスラインを狙うも梅咲がかいくぐり、ダブルドロップキックで二人を吹っ飛ばす。
 香藤がカナディアン式に持ち上げる。炎華が回転エビで丸めようとするも、香藤が尻餅をついてそのままフォール。2カウント。
香藤が逆エビに絞ると、観客から激励の拍手が鳴り響く。咲蘭がカット。梅咲が「落ちとけ、クソガキャ」と咲蘭を場外へ落とす。香藤がロープに磔してのタックル、セカンドロープからのボディプレスは自爆。
炎華がミサイルキック。2カウント。香藤が炎華を羽交い絞め。しかし梅咲のエルボーが同士討ち。このスキに炎華は丸め込むが2。ジャパニーズレッグロールも2。香藤がベイダータックル。2カウント。梅咲がミサイルキックでアシストしてから香藤はボディプレスを投下も2。最後はセカンドロープからのフライングボディプレスで止めを刺した。
2,スクランブル4wave(30分勝負)
郷田明日香(13分31秒、ダブルフォール)夏すみれ、花園桃花
退場順=①世羅②桜花③YuuRI④狐伯⑤チェリー
(チーム編成=桜花由美&チェリー、狐伯&花園桃花、郷田明日香&世羅りさ、夏すみれ&YuuRI)
※郷田が夏、花園を丸め込んでダブルフォール。郷田&世羅の「グリとせら」が優勝。負け抜け、
オーバー・ザ・トップロープルールを採用。最後の1人になったチームの勝利となる。
 

 タッグによる4WAYマッチと言うことで、各チームごとに入場。
 夏&YuuRIは「チーム・ナツバー」として最前列の観客にチラシを配り、お店をPR。
郷田&世羅は「グリとせら」とコールされる。続いて、狐伯&花園は「キッズクラブ」とネーミング。桜花&チェリーはおなじみ松坂慶子の「愛の水中花」に乗って登場。
チーム名はもちろん「熟女☆DX」だ。
夏がマイクを持つ。「良かったら今のうちボディチェックお願いします。ちょっとだけ時間を頂戴します」と「ナツバー」をPR。本日のwave新宿大会のチケット半券を今月中にお店に持参すると、1ドリンクサービスするという特典を話す。
アピールが終わると同意に夏が、YuuRIを除く全員からストンピング攻撃を浴びる。
「ごはんを食べていかなきゃいけないんですよ~」ともがく夏だが、今度は全員のトレイン攻撃を浴びる。さらに胴上げされて、オーバー・ザ・トップロープで落とされそうになるが、YuuRIが必死にカット。
夏はなんとかYuuRIにタッチ。YuuRIが「夏をいじめるなー」と桜花にマシンガンキック。チェリーが背後からカット。チェリー&桜花のクロスライン。
桜花を強引にフォールさせてさらにニーを投下。桜花をどかせてフォールも2。そして桜花との「熟女と熟女でドーン!」攻撃。カウント2で花園がカット。
今度は狐伯が登場。桜花をロープに振ると、狐伯、花園がマットに寝そべり、その都度、桜花は2人を超えなきゃいけない羽目に。何往復もしていると、だんだん足がふらつき、ついには花園の体でつまづく。ここで世羅が飛び出す。世羅が花園に串刺しエルボー、郷田が串刺しタックル。YuuRIがカット。YuuRIが郷田を、桜花が世羅を場外まで落とそうとするが、両者ともエプロンで何とか阻止。桜花はランニングブーツを叩き込んで、世羅が場外転落。まずは1人目の失格。
郷田と桜花がタックルとブーツ打ち合う。二発目は桜花がかわし、郷田はエプロンへ。桜花がブーツでYuuRIを打ち込みにいくが、身をひるがえされ、勢い余って場外へ転落して失格。
 ここで全選手場外へ。場外戦で入り乱れる。
YuuRIと狐伯がいち早くリング内へ。エルボー合戦も「新宿と言えばちゃんすだろー」「新宿はナツバーだー」と言い合いながら打ち合う。「ちゃんすでも働いてください-」と狐伯が打ち込めば、エプロンの夏は「引き抜きはやめろー」と罵声を浴びせる。YuuRIは「一生、夏さんについていくぞー」とさらに連打。狐伯は重い1発で返す。夏がカットし、「引き抜くなー!」とランニングキック。YuuRIも619と畳みかける。さらに夏&YuuRIによるダブルの低空ドロップキックからフォール。2カウント。「ナツバー、挙げるぞー!」とYuuRIはブレーンバスター狙いも、逆に狐伯が持ちあげ、エプロンで下ろす。
YuuRIはエプロンからスタナー、エプロンからの619と抵抗する。しかし、チェリーが場外から足を引っ張りそのまま転落。YuuRIが失格。チェリーがアングへ戻り、狐伯にアンクルホールド。カットに来た花園にはアームロックもロープに。チェリーは場外の夏に足を引っ張られる。夏がリングに入り、狐伯に「新宿はナツバーなんだよ!」とコーナーに追い込むと、自ら着ていたナツバーのTシャツを脱ぎ捨てる。コーナーに座り込む狐伯へブロンコバスターを狙いに走るが、場外から花園のクラッカーを浴びる。狐伯が串刺しフットスタンプを敢行。
そのまま回転エビで丸め込んだが、夏が腰を下ろして股間を顔面に覆った状態のままフォールして3カウント。狐伯は失神状態に。「狐伯おい!」とレフェリーが必死に止める。「息大丈夫?」とセコンドの網倉も見守る。
チェリーと花園が「こいつだな」と対夏に共闘の構え。夏は「堪忍してください」と懇願。
「絶対持ってろよ」はもちろん同士討ちとなるが、チェリーは夏に「大成功~」と二人で踊りだす。どうやら結託していた模様。
チェリー「夏、トドメだ!」夏「OK、チェリーさん!」と花園を羽交い絞め。「しっかり持ってますから」と言いつつも同士討ち。このスキに花園が突進すると、チェリーが春夜恋
に切り返す。その回転途中で夏が覆いかぶさってフォールに行き、3カウント。チェリーが失格。ここで夏がムチを持ち出す。これを花園が引っ張る。そして奪い取ると、ムチの殴打。
レフェリーは場外でセコンド陣のクレームを受けており、リング内での出来事は見ておらず。さらに何度も打ち付ける。そして「おい、持て!」とそのムチを夏に手渡す。そして、いきなりウソ泣き。ここでレフェリーがようやくリング内を見る。「夏、オマエ!ダメだ!」と、注意。
「使ってねえよ」と夏が抗議しているスキに花園が回転エビに丸め込む。これを夏が切り返し、ここからエビ合戦となる。何度もラリーが続き、その都度、石黒レフェリーがカウントを取り続ける。この状況に「あつし」コールが起きる。何度も何度もラリーが続いたのち、レフェリーを含めた3人がダウン。
起き上がった夏がカウンターキック。花園がエルボー。続いて両者がエルボーで腕を出し合うと、ともにキャッチし、なんとそのまま腕相撲に。しかし、決着がつかず、スタンディングとなった瞬間、ここでずっと場外で待機していた郷田が飛び込み、二人を押し込んでまとめて丸め込んでフォール。これで3カウントが入り、まさかの郷田の勝ちとなった。
3,CATCH THE WAVE 2025・Saturnブロック(15分1本勝負)
〈2勝1敗=6点〉八神蘭奈(11分32秒、片エビ固め)鈴木ユラ〈1敗2分=4点〉
※バズソーキック。八神が6点でリーグ戦終了&Saturnブロック1位通過決定。
ユラが4点でリーグ戦終了。


 ともに最終戦となった両者の対決。ユラは未勝利ながらもキャリアの若さから引き分け二つで4点をキープ。すでに1敗している八神が1位通過するにはぜひとも勝利したいところだ。
両者、握手からスタート。まずは八神がローキック。ユラもローで返す。ロックアップ。ユラが押し込むも、八神がひっくり返し、エルボーを連打。ユラはタックルで返す。八神が低空ドロップキック。首投げから背中へキック。ユラも首投げから背中へのキックで返す。
ユラは自らリング中央に座り込むと、八神が背中へキックを連打。さらに正面からもPKを決める。2カウント。今度は腕を取りに行くが、ユラはクラッチを離さずロープに逃げ切る。ユラはボディスラム。正面からキックを連打していく。串刺しエルボーから座った状態の八神へ、背中、そして正面からのキック。そしてアキレス腱固めに捕らえる。
八神はロープに逃れるも、ユラは足をロープに絡めての攻撃から蹴りを見舞う。八神は追走エルボーからドロップキック。再び腕ひしぎ狙いも、ユラはクラッチを放さず。腕へのローキックから、「挙げるぞー」と宣言。ユラが腰を落とす。
ユラがエルボー。八神もお返し。ここからエルボー合戦となる。ミドルキック合戦からユラがハイキックも2カウント。ユラはブレーンバスターから二段式蹴り。2カウント。今度は羽折り固めでさらに腕を締め上げる。ロープに逃れると、腕へのキックを連打。
ユラは裏投げ。バズソーキック。2カウント。さらに回転してフォール狙いも反転して八神がフォール、2カウント。
 ユラが側頭部への蹴りから二段式蹴り。八神がハイキックで切り返すと、ゼロ戦キック。バズソーキックで止めを刺した。
・バックステージ
八神「去年ヤングブロックだっんで決勝に行けたって思われるのが嫌で。今年はキャリアが低い中で
も絶対グループ突破したいと思った。今度後楽園で自分の師でもある朱里さんとシングルするんで大阪
までに一皮も二皮も剥ける。絶対に決勝に行きたいと思います!」
4,CATCH THE WAVE 2025・Uranusブロック(15分1本勝負)
〈1勝1敗=3点〉青木いつ希(11分32秒、片エビ固め)鉄アキラ〈2敗1分=2点〉
※ダイビングボディプレス。鉄アキラが2点でリーグ戦終了。


 スターダムでのユニット「Mi Vida Loca」の同門対決がリーグ戦で実現。
先にアキラが握手を求めると青木は「よろしくお願いしますー!」とシャウトの洗礼。セコンドに「水!」と指示。ひと口飲んで喉を潤すと、「よっしゃ行くぞ新宿ー!」と吠える。
ロックアップ。押し込んでロープとなると、青木がクリーンに離す。青木が腕を取る。アキラも取り返すと、青木はヘッドロックからタックル。しかし、ボディプレスは自爆。アキラがドロップキック。
アキラがボディスラムを狙うも、青木が逆に投げ勝つ。髪をつかむと、ヘアホイップ。さらに全体重を乗せていく。
アキラも必死に両ヒザをついたまま打ち返す。青木はボディスラムからニーを投下。2カウント。コーナーに押し込み、全体重を乗せる。串刺しエルボーから「行くぞ、新宿ー!」と叫んで串刺しエルボー。タックル、2カウント。アキラはドロップキック4連発。フェイスロックから青木がロープ。
アキラがボディスラムで投げ勝つ。2カウント。アキラがエルボーを連打。青木は一発でお返し。
アキラがエルボーを連打。青木はリストロック式エルボーを打ち返す。アキラはかわず落としからフェイスロック。ロープとなると、低空ドロップキック。「投げるぞー」と叫ぶも、ボディスラムは持ち上がらず。逆にDDTを浴びる。アキラはスクールボーイも2。さらに延髄蹴り。今度こそボディスラムで投げるも2カウント。
マウントパンチを叩き込む。
 10分経過。突進したところを、青木が剛腕ラリアット。ロープに持たれるアキラの背中へニーアタック。アキラも必死に両ヒザをついたままエルボーを打ち込む。
青木が何度も蹴りに行くも、その勢いにも負けず、立ち上がってのエルボーを連打。青木は大外刈りで切り返す。2カウント。続けてトップロープからのダイビングボディプレスで止めを刺した。同門対決らしさあふれる対決を制した青木が1位通過となった。
・バックステージ
青木「正直、CATCH THE WAVEでスターダムの同門対決、まあ、知ったこっちゃねえって方もいらっしゃるかもれないけど、私にとっては特別な後輩、だけど、勝つ気しかないし、カッコいいお姉さまとして、そんなつもりさらさらなかったけど、アキラ…ハハ、お前は最高だ! お前が「Mi Vida Loca」を選んでよかったって心から思う。私も「Mi Vida Loca」に入れてよかった。みんなもだ。これからもっと絶対、上を目指そう。そして私はCATCH THE WAVEこのまま頂点までぶっ飛ばしていくから見とけ。今年の波女は青木いつ希だ!」
5,CATCH THE WAVE 2025・Plutoブロック(15分1本勝負)
〈1勝2分=7点〉笹村あやめ(5分1秒、ダブルフォール)米山香織〈1勝2分=5点〉
※1999年デビューの米山が1点、2017年デビューの笹村が2点を獲得&Plutoブロック
1位通過が決定。

 「正々堂々とよろしくお願いしますー!」と米山から握手を求める。握手に来た笹村をスクールボーイで丸めるも2。
ここから連発で丸め込むもいずれも2。笹村も丸め込み返すが2。米山が鼻つまみチョップ。
笹村がタックルからボディスラム。キャメルクラッチ。ものすごい反り方となるも、米山が耐える。なんとかロープににじり寄ると、背中を蹴り飛ばす。米山はモンゴリアンチョップで反撃。ぐるぐるパンチを決めに行くも、エルボーで阻止。思わず観客がブーイング。何度も、ぐるぐるパンチを狙ったが、その都度、エルボーで返される。
米山はロープをつかみ、「あー!」と吠える。笹村があえて手を広げると、米山がエルボー連打。ここでぐるぐるパンチを成功させると、セントーン。続けて突進すると、笹村はキューティースペシャルで切り返す。トップロープからフットスタンプは自爆。それでもラリアットを叩き込んだが2カウント。
米山が丸め込むも2。笹村はえびす落としも2。ならばと、ブレーンバスターを3連発。ここでフォールに行くが、投げ終わった体勢で米山がフォールで丸め込む。両者の肩がマットについた状態で、そのままカウントが入り、まさかのダブルフォールとなる。2人ともなにがあったかわからない様子。
この結果、1999年デビューの米山が1点、2027年デビューの笹村が2点となり、笹村の1位通過が決まった。
・バックステージ
笹村「1位通過ってことはめちゃくちゃうれしいんですけど、今日の今の試合、誰の何が何かわからないからちょっともやもやするし、米山香織、ずるくてちっちゃくて腹立つやつだなって思いました。ま、1位通過は1位通過なんでね、決勝しっかり戦っていきたいと思います。誰と当たるか、わからないし、でもやるにはあまり戦ったことのないような団体、上がったことのないような人と戦って無事、笹村の名前を広めて千葉に大豪邸を建てたいと思います!」
6,CATCH THE WAVE 2025・Jupiterブロック(15分1本勝負)
〈3勝=9点〉 SAKI(14分23秒、体固め)尾﨑妹加〈2勝1敗=6点〉
※ランニングブレーンバスター。SAKIが9点でリーグ戦終了&Jupiterブロック
1位通過決定。妹加が6点でリーグ戦終了。


 

 SAKI、妹加ともに2戦を消化して2勝と言う状況。事実上、勝ったほうが1位通過となるが果たして…。
まずは、手四つ合戦から力比べ。両者、互角で離れる。至近距離でのタックルのぶつかり合いは互角。3度に渡りぶつかり合ったが、ともに倒れず。
 続いて、ロープを使ってのタックルとなり、妹加が打ち勝つ。すぐさまエルボードロップを投下。セントーンはかわされる。妹加は場外へ。ここで妹加がSAKIの足を引っ張り、場外戦へ。
エルボーの打ち合い。場外カウントが進むなか、両者9カウントギリギリでリング内へ。エルボー合戦から妹加が追走ラリアットを決めれば、SAKIも追走ビッグブーツ。またも追走ラリアット&ブーツ合戦が続く。ここから妹加がタックルでなぎ倒す。ここでカナディアンで持ち上げようとするも、SAKIが丸め込む。2カウント。
ニースプラッシュは自爆。妹加が串刺しラリアットから連打。セカンドロープへ上るも、SAKIがキックからコーナーへ水平に乗せて、ランニングニーをぶち込む。
 さらにリバーススプラッシュは2。5分経過。
カンパーナを決めると、続いて、エルボーを連打。続いて、チョキパンチからセーフのポーズ。妹加がブレーンバスターで返す。エルボー合戦から妹加が連打を決める。SAKIがビッグブーツでお返し。ここからまたも、妹加が追走ラリアット、SAKIも追走ビッグブーツ。妹加の追走ラリアットに対して、SAKIがブレーンバスター。ダブルダウ
ンとなる。先に立ち上がった妹加が起き上がりこぼしラリアットを連打。カナディアンバックブリーカー狙いはSAKIが腰を落とす。SAKIがロープに振ってのビッグブーツは2カウント。
SAKIがスクールボーイも2。エルボ-合戦から、SAKIがブーツ。妹加がエルボー。「負けるかー!」と互いに叫びながら打ち込む。またしても追走ラリアット&ブーツ合戦。ブーツを振りほどいた妹加がラリアット。
 10分経過。
 妹加はカナディアンバックブリーカーで持ち上げる。さんざん、絞った後、コーナー前に落とすと、ダイビングセントーン。2カウント。再度、持ち上げてハリケーンドライバーも2。
トップロープに上った妹加に対して、SAKIが迎撃に出る。妹加が滑り込み、SAKIの股の間をつかんで持ち上げると、そのまま前進して、雪崩式ライガーボム。2カウント。
 片ヒザを付き合いながらのエルボー合戦。SAKIがみちドラⅡからストンピングを連打。背後からランニングキックを打ち込むと、2カウント。シャイニングウイザードも2。残り時間1分。一気にラッシュをかけたSAKIがランニング式ブレーンバスターを決めると、なんとかタイムアップ寸前に勝利を決めた。この結果、SAKIが3戦3勝で文句なく1位通過となった。
・バックステージ
SAKI「しんどかったー!! なんかね、タイトルマッチだろうが普通の試合だろうが、私は準備ができてて。このチョキ、ビクトリーのVでしょ? Vを重ねたらwaveのWでしょ? とにかくJupiterブロックを駆け抜けて、準決勝を勝たなきゃ決勝にいけない。大切なパートナーが引退する前に私もタッグにまた挑戦したいと思ってるし、今日の勝ちはいろんなものにつながってると思ってる。まだ過程なので、気を引き締めて頑張ります」
7、CATCH THE WAVE 2025・Mercuryブロック(15分1本勝負)
〈2勝1分=8点〉葉月(時間切れ引き分け)宮崎有妃〈2勝1分=7点〉
※1995年デビューの宮崎が1点、2014年デビューの葉月が2点を獲得。
宮崎は7点、葉月は8点でリーグ戦終了。葉月がMercuryブロック1位通過決定。


 こちらもSAKI対妹加戦同様、2戦2勝同士の対決。もちろん、勝ったほうが1位通過の権利を得る。
宮崎は入場とともに、通路のセンターでクマポーズ。葉月のセコンドに付くコグマももちろん、クマポーズで呼応。
宮崎がリングインすると、コグマがロープ挙げ。
まずは握手を交わす。ロックアップから宮崎がクマポーズ。ここで大・クマコールに包まれる。「今日はまじめにやるんだった、ダメダメ、私」と自らに言い聞かせる。
 再び、ロックアップから、手四つ合戦に。ここで手の握りこぶしを葉月の頭に当て、「クマー!」としてしまう。またも、大・クマコール。
もう一回、手四つとなり、またもクマポーズに取る。「まじめにやるって言ってるんだろ」と自らに言い聞かせる。セコンドの狐伯も「遊ばないでください」と檄を飛ばす。
気を取り直して、バックの取り合い。宮崎がタックル。葉月のアームホイップを封じると、宮崎が逆にアームホイップで投げる。葉月はコルバタを狙うも、その回転途中で封じると、足にまさかのかみつき。そしてキャメルクラッチ。
「強制クマー」とセコンドのコグマが先導するも、宮崎はやらず。しかし、我慢できなくなり、「みんなでせーの、強制クマー!」とノリノリでやってしまう。葉月がかみつきで脱出すると、低空ドロップキック。顔面ウォッシュからフィニッシュのランニングキックに行くがこれは空振り。宮崎がランニングしての左でのラリアット。
セカンドロープからミサイルキックを狙ったが自爆。葉月はセントーン。コーナーに上った葉月を宮崎が捕らえると、まさかのはずかし固め的に股を開脚させる。さらにリング中央で「カメラの準備をしろー!」と、はずかし固め狙い。
しかし、葉月が即座に脱出すると、執拗にエルボーを打ち込む。「挙げるぞー」から投げようとするも、宮崎が逆にボディスラムで投げる。宮崎は「カメラの準備をしろー!」アピール。「これが終わったら…(まじめに)行くぞ」とはずかし固めに行くも、葉月は足をクロスする。宮崎は必死に足のクロスを放そうとするが、葉月が脱出するとブーイング一色に。
「お前だけだぞ、喜んでるのは」と、宮崎はまたもはずかし固めを狙ったが、これも脱出。背後からドロップキック。顔面ウォッシュに。宮崎は目つきを決めると、「まだあきらめてないんだよー!」と場外へ持って行く。そしてバックステージへ葉月を連れ込む。しばらくして、宮崎の股を開いた葉月が上に乗った状態のまま、台車で出てくる。
リングに戻った葉月はミサイルキック。串刺しエルボーから回転DDT。2カウント。
続けて、フェースロックを決める。ロープに逃れた宮崎が、「そんなもんか、私の何を知っている?」とラリアット。続いて、えびす落とし。宮崎はカバーに行くが、葉月は横入り式エビ固めで切り返してフェースロック。ここで「宮崎」コールに包まれる。ロープブレイク。
宮崎は思わず場外へ。即座に葉月はトップロープへ上って、プランチャ狙い。宮崎はコグマを盾にする。葉月はさすがに飛べず。リングに戻った宮崎は「持ちあげたるわー」とコーナーに上っていた葉月に突進もミサイルキックを放つ。さらにダイヤル固めからフォールも2カウント。
宮崎は場外転落。ここから場外戦へもつれ込む。テーブル席へ突入。宮崎はこの上でパイルドライバーを狙ったが、葉月がこらえる。この間にカウントが進み、葉月は先にリング内、カウント9ギリギリで宮崎も入る。
残り1分。宮崎はトップロープからのムーンサルトを狙ったが自爆。葉月がバックに取る。すると、宮崎は自らの胸に手を当てさせ、まさかの乳もみ状態に。
 葉月が動揺したスキにバックを取る。投げっぱなしジャーマンか? と思われたが、まさかの強制クマを決めたところでゴングが鳴る。時間切れ後に、投げっぱなしジャーマンを決めた。
狐伯が「何やってんだー」と頭を抱えると、宮崎は「これで終わりだー」と悔しがる。ルールにより、1995年デビューの宮崎が1点、2014年デビューの葉月が2点を獲得。
 この結果、葉月が1位通過となった。最後は両者が握手からの抱擁をかわす。
葉月「宮崎に勝ったぞー、勝ってはない…? 点数は勝ったぞー! 初シングルもしかしたら最後のシングルになるかもだけど、こんな終わり方私は嫌です。シングルもそうだけど、コグもいるし、FWC対宮崎さんと誰か、タッグマッチもやりたいと思っています」
宮崎「ダメだよ、試合中におっぱいもんだら」
葉月「やってない!やってない!」
宮崎「ダメだダメだ、怒っちゃうよー」
葉月「怒るならコブです」
宮崎「ずっとやりたかった選手、CATCHだけど、昨日寝る前から、『明日、遊んではいけない』と思ったけど、おもしろすぎて。葉月ちゃんがリアクションがいいからなんか乗せられちゃったよ-。それと、FWCのお客さんもノリが良くて、ちょっと両手をグーにして、ここに乗せただけでこれだけ盛り上がる、お客さん最高じゃないですか、またやろう」
 両者は握手をかわし、宮崎が退場。
葉月「今日は、ドローだったけど、私がキャリアの低い者として2点ゲットでのメインでしょう? 私がwaveの大会締めてもよいですかー? もう一回聞く。スターダムの葉月がwaveの大会をしめてもいいですかー?(観客大歓声)このCATCH、私は初めて出ましたけど、すごく楽しくて、ワクワクする選手がいっぱいです。そのなかで、私が誰よりも輝いて、100万円をゲットします。そして、上谷のレジーナのベルトはこの私の腰に巻かれることでしょう。その日が来るのはすぐなので、お楽しみにしておいてください。みんな立つの?立たないの、声出すの、出さないの? 一回練習していい?」
 と、一度練習したのち、完璧な「これがwaveだー!」を決めてのエンディングとなった。
・バックステージ
葉月「うちの中でのラスボス宮崎有妃選手と戦ってドローであるけど2ポイントゲット合計8点でリーグ抜けました! まだ準決勝決勝とあるんで気を引き締めてやりたいなと思うんですけど、今日は点数では勝ったんだけど負けた気分というか。次FWC対宮崎有妃&誰かやりたい。まだ引退までに時間あるでしょ?タッグもシングルも。次は決着を。コグは後で怒ります」
2025.06.29

『GIFU WAVE~おんさい~Vol.2』

日時
6月29日 日曜日
観衆
251人
場所
岐阜・じゅうろくプラザ
taisenn
1、GIFU・Future wave(30分1本勝負)
郷田明日香&◯マリ卍&香藤満月(17分59秒 片エビ固め)狐伯&炎華&咲蘭●
※スライディングラリアット
taisenn
2、CATCH THE WAVE 2025・Neptuneブロック(15分1本勝負)
△<1勝1敗1分=4点>櫻井裕子(時間切れドロー)YuuRI〈1勝2分=6点〉△
※ YuuRIが6点でNeptuneブロック1位通過。櫻井は4点でリーグ戦終了
taisenn
3、CATCH THE WAVE 2025・Saturnブロック(15分1本勝負)
〈1勝1敗1分=4点〉本間多恵(6分40秒 両者ギブアップ)鈴木ユラ〈2分=4点〉
※2人共にクロスヒールホールド。本間は4点でリーグ戦終了。
taisenn
4.、CATCH THE WAVE 2025・Venusブロック(15分1本勝負)
◯〈1勝1敗1分=4点〉夏すみれ(7分20秒 サヨナラ逆転スモールパッケージホールド)梅咲遥〈1勝=3点〉●
※夏は4点でリーグ戦終了
taisenn
5、GIFU・蒼き革命wave(15分1本勝負)
△世羅りさ(14分31秒 両者KO)小仲=ペールワン△
taisenn
GIFU・プレミアムwave(30分1本勝負)
◯桜花由美&沙恵&羽多乃ナナミ(21分36秒 片エビ固め)宮崎有妃&尾﨑妹加&チェリー●
※ビッグブーツ
2025.06.28

『NAGANO WAVE 〜ASAMA~』

日時
6月28日 土曜日
観衆
150人
場所
長野アークスホール
taisenn
1、NAGANO・Future wave(20分1本勝負)
◯咲蘭&YuuRI(12分17秒 鈴蘭)郷田明日香●&鈴木ユラ
taisenn
2、NAGANO・スクランブルwave(20分1本勝負)
◯桜花由美&夏すみれ(17分12秒 体固め)炎華&梅咲遥
※ビッグブーツ
taisenn
CATCH THE WAVE 2025・Neptuneブロック(15分1本勝負)
◯<1勝1敗=3点> 櫻井裕子(10分9秒 クレジェンテ)チェリー〈1勝2敗=3点〉●
※チェリーは3点でリーグ戦終了
taisenn
4、CATCH THE WAVE 2025・Earthブロック(15分1本勝負)
△〈1勝1敗1分=4点〉世羅りさ(10分43秒 両者リングアウト)香藤満月〈1勝1分=5点〉△
※世羅は4点でリーグ戦終了
taisenn
5、NAGANO・プレミアムwave(30分1本勝負)
◯狐伯&マリ卍&ウナギ・サヤカ(19分15秒 パケーテ)宮崎有妃&尾﨑妹加&羽多乃ナナミ●
2025.06.22

『OKAYAMA WAVE 〜うったて〜参』

日時
6月22日 日曜日
観衆
255人
場所
岡山・おかやま未来ホール
taisenn
1、OKAYAMA・ジャンヌダルクwave(30分1本勝負)
◯桜花由美&KAZUKI&救世忍者乱丸(07秒 片エビ固め)チェリー&柊くるみ&Chi Chi●

■再試合
桜花由美&◯KAZUKI&救世忍者乱丸( 107秒 片エビ固め)チェリー●&柊くるみ&Chi Chi
※春夜恋を切り返して

■再々試合
チェリー&◯柊くるみ&Chi Chi (14分36秒 エビ固め)桜花由美&KAZUKI&救世忍者乱丸●
※ミサイルキック
taisenn
2、CATCH THE WAVE 2025・Plutoブロック(15分1本勝負)
◯〈1勝2分=6点〉小橋マリカ(8分37秒 片エビ固め)郷田明日香〈3敗=0点〉●
※小橋は6点。郷田は0点でリーグ戦終了。
taisenn
3、CATCH THE WAVE 2025・Neptuneブロック(15分1本勝負)
◯〈1勝1敗1分=5点〉咲蘭(12分1秒 リングアウト勝ち)櫻井裕子〈1敗=0点〉●
※咲蘭は5点でリーグ戦終了
taisenn
4、CATCH THE WAVE 2025・Venusブロック(15分1本勝負)
△〈1勝1分=4点〉小林香萌vs夏すみれ〈1敗1分=2点〉△
taisenn
5、OKAYAMA・スクランブルwave〜うらじゃ〜(30分1本勝負)
◯狐伯&本間多恵&尾崎妹加(22分57秒 片エビ固め)宮崎有妃&炎華●&世羅りさ
※フロッグスプラッシュ
taisenn
2025.06.15

『ITABASHI SURPRISE Jun.25』

・入場式
 まずは試合に先立ち、入場式。この日、リーグ戦初戦となるユラが挨拶を務める。
「こんにちわー。Alma Libre所属の鈴木ユラです!初戦頑張りまーす。まず初戦勝って、100万持って帰るぞー! よろしくお願いしますー!」
 こうしてインイタ大会の幕が開けた。
1、アオハルチャレンジwave(20分1本勝負)
夏すみれ&青木いつ希&〇梅咲遥(14分58秒、前方回転エビ固め)炎華&咲蘭&郷田明日香●



 まずはwaveの新世代トリオが出陣。オープニングにふさわしい新世代たちのそろい踏みだ。
それぞれ入場を果たし、夏がポージングを披露している際、いきなり狐伯がドロップキックで奇襲。夏は場外転落。waveトリオは梅咲を磔にして、炎華、咲蘭、それぞれドロップキック
。最後に郷田がベイダータックル。咲蘭が「挙げるぞー」とアピールするも逆にボディスラムで投げられる。
梅咲は続けて弓矢固め。さらにストンピングを落としていく。青木にスイッチ。夏がコーナーに控える二人を蹴散らす。青木がコーナーで咲蘭の顔面を踏みつける。「板橋よろしくお願いしまーす!」と絶叫して、ヘアホイップ。
青木は満を持して、夏にタッチすると、それだけで観客が沸く。夏はまず、コーナーの二人を蹴散らす。そして別コーナーの咲蘭を顔面で踏みつけていく。ボディスラムからキャメルクラッチで固める。梅咲が飛び出し、ロープワークを何往復もしてから低空ドロップキックでアシストする。
カバーに行くも、咲蘭はブリッジで返す。夏は「咲蘭ちゃん、どうしましたか~」と挑発ストンピング。咲蘭は「なめんじゃねえ!」とエルボーで返すが、今度は顔面へストンピング。コーナーでダウンしている姿を見届けてから、反対側コーナーに回り、ブロンコバスター狙い。
しかし、背後から郷田が「未成年だからやめてください」とカット。客席からブーイングが飛ぶ。青木が郷田に「てめえは空気読めー」と串刺しラリアット。ここで、梅咲が咲蘭をカニ挟みで固めて、コーナーに居座る。「夏さん、私ごと刈れ~」と指示。ここで夏がブロンコバスターに行くも、咲蘭が寸前で脱出して、梅咲に誤爆。咲蘭が梅咲にフットスタンプをかまして炎華へタッチ。
炎華が夏にドロップキック。コーナーを使ってのアームホイップから側転エルボー、ドロップキック。2カウント。
 夏がヒザ打ちからドラゴンスリーパーも、炎華は回転エビで切り返す。ロープに飛ばすも、夏が軌道を変えて、コーナーから走り込んでの稲妻レッグラリアット。
続けて、青木が串刺しタックルからフェースバスター、ボディプレス。炎華がエルボーで反撃するが、青木がそれ以上の鈍い音で打ち返す。炎華が立ち上がり、なおもエルボーを打ち込む。青木がエルボーで返そうとするが、先に打ち込み、さらに連打する。炎華は突進するも、これを青木が捕らえるとブロックバスター。続けてチキンウイングの体勢へ行くも、郷田、咲蘭がカット。
青木はラリアットを狙ったが、これをかいくぐってコルバタで切り返す。
 梅咲と郷田。梅咲がアームホイップから背後へ低空ドロップキック。さらに正面からも決める。
続けてミサイルキックを放つ。カバーに行くが、炎華がカット。
10分経過。
 梅咲の突進を咲蘭がドロップキックでカット。息を吹き返した郷田がボディプレス。2カウント。
さらに逆エビに取る。しばし締め上げたものの、梅咲がロープをつかむ。郷田がラリアットからタックル。2カウント。梅咲がエルボー。郷田が打ち返す。「来いよ、オラー」と梅咲が気合を込めると、郷田が連打で決める。夏が背後からカット。夏がムチを取り出すも、梅咲に誤爆。郷田がタックル。続けての突進を梅咲がカニ挟みでロープにもたれさせる。青木が背後からニー。梅咲がブロックバスターホールドも2。
6人が入り乱れる中、夏が郷田を背後から掴む。「絶対持っとけよ」エルボーは、間一髪、郷田がかわしたが、一瞬、夏の目の前で止まった梅咲がそのままエルボーを打ち込む。郷田が梅咲にタックル。
抱え上げようとしたろころ、梅咲が前方回転エビ固めで丸め込んで、そのまま3カウント。
最後は同士討ちについて、梅咲と夏が言い合い、青木が仲裁に入る。「勝ったじゃん、仲良くしないと~」と青木がぼやきながら、退場となった。
2、スクランブル3wave(20分1本勝負)
△宮崎有妃&櫻井裕子(時間切れ引き分け)桜花由美&チェリー△
※もう一組は世羅りさ&SAKI。


 タッグによる3WAYマッチ。桜花&チェリー組の入場は松坂慶子による「愛の水中花」。昭和の香りをぷんぷんにたぎらせる。
それぞれが握手を交わすが、世羅はコーナーに控える。「ン?」とSAKI。先発はSAKI、チェリー、櫻井。SAKIと櫻井がロックアップ。チェリーは加われず。再度、二人がロックアップ。そこからバックの取り合いへ。チェリーはエアファイト。丸め込み合戦からともにカウント2で返してにらみ合い。
ここだけはチェリーも強引に二人の間に入って参加。
 続けて、世羅と桜花と宮崎へ。宮崎&世羅がクロスラインを狙ったが、桜花はかわしてダブルフェースバスター。
世羅が桜花、宮崎をそれぞれコーナーに飛ばして串刺し攻撃を狙ったが、二人ともかわして失敗。すかさず、宮崎が世羅の髪をつかむ。桜花がトップロープに上り、サンマドロップを投下したが宮崎に誤爆。
桜花が宮崎をキャメルクラッチに捕らえて、顔面かきむしり。櫻井も背後から、チェリーもその後ろ、SAKIもその後ろからかきむしり。最後に残った世羅がなぜかSAKIの顔面をかきむしる。SAKIが「なんで?」、世羅は「ごめんなさい」と謝る。
今度は、SAKI、櫻井、桜花によるビッグブーツ合戦。蹴りのラリーが続く。そのうちに、SAKIと櫻井の蹴り合いが熱くなってくる。桜花が入れなくなり、二人の間に突っ込むがSAKIと櫻井がダブルキックを浴びる。またも、二人による蹴りのラリーとなり、桜花が「私も入れろー」とツッコむがまたもダブルキックを食らう。
SAKIは櫻井にチョキパンチ。ブレーンバスターで投げようとするが、持ち上がらず、桜花がSAKIの援軍に入ってダブルで投げようとするが、これも持ち上がらず。SAKIが「邪魔だー」とエルボーで桜花に一撃。今度は櫻井側の助太刀に入るも、これも投げられず。
櫻井から「邪魔するなー」とエルボーを浴びる。またも、SAKIと櫻井のブーツ合戦が再開。中に入れない桜花が突進するが、みたび、ダブルキックを浴びる。
怒ったSAKIと櫻井がブレーンバスターで桜花を投げようとするが、ダブルのブレーンバスター返し。
そして、櫻井、SAKIに連続ランニングキック。チェリーにスイッチ。
SAKIがチェリーのボディにチョキパンチ。チェリーはどてっ腹パンチで対抗。しかし、観客が「グー!」とアピール。桜花が背後からSAKIへ蹴りでチェリーをアシスト。チェリー&桜花がクロスライン。
チェリーは桜花を押し込んでボディプレスで上乗せさせ、どけてから自らフォールに行くも2カウントで世羅がカットに入る。そのまま、世羅がチェリーをカンパーナに捕らえると、すかさずSAKIも櫻井へカンパーナ。ダブルの競演が成功する。宮崎がカットに入り、SAKIにボディスラム。櫻井に布を指示する。
「させるかー」と世羅がその布を引っ張る。「離せよ」「お前が離せ」と引っ張り合い。下で寝そべってSAKIが「やる?やらない?」と確認。宮崎が「やりますやります。みんな見たいし」と寝るように指示。
それでも引っ張り合いが続く。SAKIが「やらないのね」とシビレを切らして、宮崎にストンピング。SAKI&世羅が宮崎&櫻井へ対角線攻撃から、別々のコーナーでそれぞれ水平ニーを放つ。さらにダブル・コーナースプラッシュも2。
桜花とチェリーが宮崎へ連携を狙うが、すかされてダブルラリアットを食う。櫻井を呼び込み、「裕子ロケット」の姿勢に入る。点火を待つ櫻井に向かって、桜花がビッグブーツ、チェリーも裏拳を放つ。コーナーで座ったままの宮崎へは、チェリーがフランケンシュタイナーを敢行。桜花&チェリーによる「熟女と熟女でドーン!」。さらにコーナーで、「熟女で~、☆DXー!」ポーズも、世羅、SAKIにカットされる。
場外戦へ。6人が場外で入り乱れる。
そのうちつかみ合いとなり、宮崎が「こういうときは誰か上(トップロープ)から飛ぶんだよ、飛べる?」と問いかける。「こういう場外でもめてるとき、飛んでくるやん。…わかった私が飛ぶわ」と、言い出しっぺの宮崎がコーナーへ上がろうとする。しかし他の選手たちにカットされる。
 すると、桜花が「私が20年ぶりに飛ぶぞー!」とアピール。まさかの状況に大・桜花コール。これもコーナーでカットされる。「私が飛びます」とチェリーが手を挙げると、残ったほかのメンバーも全員が手を挙げる。これを見ていた石黒レフェリーまでもが、思わず手を挙げると、「どーぞどーぞ!」譲られてしまう。結局石黒レフェリーが飛ぶ羽目に。
しかし、トップロープに上がったものの、その場には誰もいなくなり、飛ぶことができず。「集まってきてよー」とコーナー上から嘆願する。チェリーが場外からロープをゆらし、バランスを崩した石黒レフェリーが転落してロープに股間を痛打。
 その間に、宮崎がイスに世羅、SAKIをセッティング。「こわいぞー」と前振りしてから桜花に恥ずかし固めを決める。開脚のたびに、チェリーと櫻井が二人を押し込んで至近距離から鑑賞させると、ダブルのおったまげー。
15分経過。
 チェリーと櫻井がエルボー合戦。櫻井がファイナルカット。2カウント。再び宮崎が指示して「裕子ロケット」の体勢となる。今度こそロケットは発射されたものの、チェリーがかわして櫻井がコーナーに激突。チェリーが即座にジャベに捕らえるも、SAKIがカット。チェリーが春夜恋でフォールに行くも2カウント。
宮崎&櫻井がSAKIへダブルブレーンバスター。櫻井が世羅をブレーンバスターの状態から、体を前に投げてSAKIへ浴びせてフォールするも、チェリーがカット。チェリー、櫻井、SAKIと丸め込み合戦となるが、いずれも2カウントで決まらない。
世羅とSAKIの合体ランニングバスターもチェリーがこらえて未遂に。桜花&チェリーが「熟女と熟女でドーン!」をSAKIに3連発。フォールに行くが、宮崎がカット。宮崎が櫻井とともにシーソープレスも2。
桜花が櫻井にブレーンバスター。チェリーがフットスタンプからフォールも2。「出とけ裕子、私がやる」と宮崎が攻め立てられた櫻井を場外へエスケープさせ、チェリーにボディスラム。
ここで宮崎がムーンサルトプレスを投下したが自爆。このスキにチェリーが丸め込むも全員でカット。世羅とSAKIによる「絶対持っとけよ」はまさかの成功。
SAKIが桜花をブレーンバスターで投げたところでタイムアップのドローとなった。
3,CATCH THE WAVE 2025・Uranusブロック(15分1本勝負)
○〈1勝1分=5点〉マリ卍(9分46秒、体固め)鉄アキラ〈1敗1分=2点〉●


 今大会は3試合目よりCATCH THE WAVEへ突入。
 マリ卍、アキラともに1試合を消化して1分けの2点。ともに得点を伸ばしたいところだが、果たしてどうなるか。まずは両者、握手をかわす。ロックアップで押し込み合いからアキラがエルボーを連打。さらにチョップとグーパンチのコンビネーションからドロップキック。
マリもエルボーで打ち返す。アキラがエルボーを連打するもマリはタックル。ストンピングからコーナーにぶつけるとお返しの串刺し水平チョップを連打。さらに反対側コーナーに持って行き、水平チョップ。2カウント。そしてネックロック。締め上げた後はカバーを繰り返すも、いずれも2。
マリがボディスラム。2カウント。アキラがエルボー。マリが「来いよ!」と挑発すれば、アキラがエルボーを打ち込む。マリも打ち返す。アキラは倒れるも、立ち上がりざまにエルボーを連打。マリはチョップで対抗。2カウント。
再び、マリがコーナーに追い込む。「どうしたー」とストンピングを放つ。コーナーに振り、突進しての串刺し攻撃を狙ったが、アキラがドロップキックで返す。続けてかわず落としを狙うが、マリがこらえていかせない。
エルボー合戦から、マリの突進をアキラがカニ挟みで倒すと、低空ドロップキックを放つ。
 5分経過。
今度はかわず落としに成功。さらにSTFで絞る。ギブアップを狙ったものの、マリは巨体を移動させてロープへ。今度はマリがかわず落とし。さらにグラウンド卍へ。絞りこんだあと、そのままカバーも2。
アキラが追走エルボー。マリも追走エルボー返し。アキラが延髄蹴り。さらにハーフハッチ。マリも即座に立ち上がり、ラリアット。ダブルダウン。先にマリが立ち上がるも、アキラが丸め込み連発。これをマリはなんとか2でキックアウト。猛攻をこらえたマリがブレーンバスター。
串刺しラリアットからバックドロップ、さらにはセントーンと畳みかけるも2。ここで対角線から助走を付けてのラリアットで粘るアキラから3カウントを取った。
・バックステージ
マリ「CATCH THE WAVE2戦目、前回、ドローだったので、今日が初勝利。自分やっぱり、岐阜の柳ヶ瀬プロレスというより、スターダムさんよりちっちゃい団体でコツコツ試合数積み重ねてきました。女子だけじゃなくて、男子と当たる機会もあったし、経験値はダントツ、勝つぞと言う気持ちはもちろんあったんですけど、スターダムさんの選手と当たる機会がなかったので、楽しかったし、ザ・女子プロレスとかのムーブもあって、やばい場面もありましたけど、自分でかいんで、投げられたときはビックリしましたね。
(残り1戦の意気込みは)自分は拠点が東京じゃないんですけど、後楽園ホールとか、大きい会場に出れるチャンスしかないので、もちろん賞金とかレジーナに挑戦とかありますけど、とにかくいまの自分を見てもらうために、必要なステップだと思っているので青木いつ希選手、ぶっ倒して、今の自分をみんなに見てもらいたいと思います。(100万円の使い道は?)自主興行やります。以上です!」
4,CATCH THE WAVE 2025・Saturnブロック(15分1本勝負)
△〈1勝1敗1分=4点〉高瀬みゆき(10分52秒、両者リングアウト)鈴木ユラ〈1分=2点〉△
※引き分けにより、2017年デビューの高瀬が1点、2020年デビューのユラが2点を
獲得。高瀬は4点でリーグ戦終了。


 高瀬はこれが早くも最終戦。一方のユラはこれが初戦となる。
ユラはいきなり、高瀬の握手を引っ張ると、さらにヒザからのミドルキックを連打。続いてのタックルは高瀬が倒れず、ならばとエルボーを打ち込んでからのタックルを決める。高瀬もチョップを連発。
そして「来いやー!」と手を広げると、ユラはミドルキックを連打し、座った状態の高瀬へ背中へのサッカーボールキック。高瀬がダブルチョップ。再び、「来いやー!」と自ら座り込んで、背中を向ける。
ユラは背後へのサッカーボールキックを連打し、さらに正面からもぶちかます。2カウント。ユラがエルボーを連打すると、高瀬は「蹴りすぎだろうがー!」と叫んでのチョップを連打。その勢いでロープに押し込む。
レフェリーの反則カウントにも「うるさーい!」と聞く耳持たずに打ち込みまくる。
首投げから「回すぞー」とアピールしてのダイヤル固め。さらに足4の字に決める。何度かユラも体を反転したが、その都度、高瀬が体勢を戻す。ロープとなると、高瀬がギロチンを落とすも2。
今度はヒザ攻めへ移行。グラウンドでのヒザ攻撃に苦しむユラがロープに逃れる。高瀬はヒザをマットに打ち付けて、ねちっこく攻撃をしていくが、ユラがミドルキックで突破口を開く。
高瀬が「どーした!」と手を開けると、ユラがエルボーを連打。高瀬がチョップとエルボーのコンビネーションでコーナーに追い込む。
 ユラがコーナーに飛ばすも、高瀬はブーメラン式ミサイルキック。串刺しラリアットを決めて、再び突進するが、ユラは素早い動きで腕ひしぎに取る。
ユラはミドルキック連打。高瀬は追走ラリアットを打ち込む。続いて突進するが、ユラが足への低空ドロップキックで切り返す。そして、回転して再び腕を取りにいく。
三角絞めの体勢に入るも高瀬は上体を起こして脱出をはかる。再びグラウンドに持ち込んだが高瀬はロープへ。
ユラが低空ドロップキック。勢いあまって片瀬は場外転落。ここから場外戦。ユラがミドルキック。高瀬はユラの足をつかむと足4の字に捕らえる。場外カウントが進んでいく。カウント8で技を解いた高瀬がリングイン。
続けてユラもなんとかリングへ生還する。ユラがハイキックから裏投げも2。トラースキックと続けたが、高瀬はヒザ打ちからスタナーでやり返す。さらにスライディング式ラリアット。もう一発、ラリアット。
ダメ押しにラリアットを決めようとするが、ユラがショルダースルーで場外へ落とす。再び場外戦へ。ユラが壁まで追い込み、キックを打ち込めば、高瀬も壁際でのラリアットでやり返す。その後、客席になだれ込むもカウントが進み、両者リングアウトのドローとなった。
この結果、高瀬は2017年デビューで1点、ユラは2020年デビューで2点を獲得した。高瀬は「ありがとうございました」と言いながらも握手の手をはり、闘争心はぬぐえていなかった。
5,CATCH THE WAVE 2025・Mercuryブロック(15分1本勝負)
○〈2勝=6点〉葉月(8分42秒、葉・月ストラル)網倉理奈〈2敗1分=1点●〉
※網倉は1点でリーグ戦終了。

 葉月は幸先よく3点をゲットしてこ
れが2戦目。網倉はこれが最終戦となるが、得点を重ねるのはどちらか。
「お願いします」か細い声で静かに握手を求める網倉。違和感を持つ場内だが、その謎はすぐ解ける。
握った手をサイドスープレックスで投げてから絶叫して、タックルをぶちかます。先制攻撃からコーナーに押し込み、セントーンを投下したが、これは自爆。葉月はセントーンで返すと、顔面ウォッシュ。
サーフボード式に絞ってからマットにたたきつける。もう一発、セントーンを投下したが不発。網倉が逆にセントーンを投下。2カウント。
網倉がカナディアンバックブリーカーの体勢に入るも、葉月は回転エビで切り返し2。網倉が串刺しラリアットを打ち込んだがカウント2。
さらに逆片エビに絞るも、ロープエスケープ。葉月はエプロンで息を整える。網倉が休ませないとばかりに突進すると、そのまま首を捕らえて、エプロンでのDDT。網倉が場外へ転落すると、トぺを敢行する。
リングへ戻った網倉へすかさず、ミサイルキックをぶち込むが2カウント。カバーを返すと同時にフェースロック。さらに羽折り固めへ移行。
 5分経過。
続けて、葉月のダイビング・セントーンは自爆。網倉がカナディアンバックブリーカーでゆさぶる。抱えた状態から、コーナーへ宙づりにすると、串刺しタックル。サマーソルトドロップも2カウント。
網倉はコーナーに上がるが、葉月が迎撃で上ってくる。これを網倉が投げ捨てると、セカンドロープからのミサイルキック。
さらにはセカンドロープからのダイビングセントーンも2。葉月はチョップで反撃。突進をローリングチョップで返される。
再度、突進したが、今度はパワースラムで投げられる。
網倉はラリアット。葉月はカバーをひっくり返して上に乗ったがカウント2。
このチャンスに一気に、葉・月ストラルに固めて3カウントを取った。
最後は網倉が握手と見せかけてラリアットからマウントパンチを叩き込む。
ここで飛び出したのが網倉のセコンドに付いていた宮崎。葉月はリーグ最終戦、宮崎とのシングルを控える。宮崎が握手を求めるも。葉月が握り返そうとすると、クマポーズで挑発。この日、手伝いに来ていたコグマもリングへ上がり、ダブルのクマポーズを決め、まさかのクマの競演に。なぜか宮崎とコグマが意気投合してともに退場となった。
・バックステージ
葉月「網倉理奈と対戦し、無事、葉・月ストラルで勝利し、6点目をゲットしました。100万円まであと少し…網倉理奈のなかでの理想のタッグにFWCが入っているのをツイッターで書いててすごくうれしかったんですが、今回は個人の戦いなので、葉月の強さを見せられたのかなって思います。あとは網倉理奈パワーもすごいし、勢いもすごいし、試合後も突っかかってきたけど、目もウチは忘れないなって思いました。それくらいまたやりたい相手です。次…次は一番の強敵かなと思っています。宮崎有妃、めっちゃ絡んでくるから、ほっといてって思うくらいすごい来てるけど、リングに上がったら関係ないと思うので、向こうがどんな戦いをしてくるのかすごく不安ではあるのですが、自分が9点目をゲットし、100万円までどんどん上り詰めたいと思います。ただ、コグがちょっと…今日は宮崎有妃のほうに行っちゃったから、クマの魔力って怖いなって思いました」
6,CATCH THE WAVE 2025・Earthブロック(15分1本勝負)
○〈1勝1敗=3点〉狐伯(10分8秒、クロコダイル)紫雷美央〈1勝2敗=3点〉●
※美央は3点でリーグ戦終了。


狐伯は0点スタートでこれが2戦目。ブロック通過を果たすには、何がなんでも勝ち点3をゲットしたいところ。美央はこれが最終戦となるがクセ者として知られるだけにタダで終わりそうにないところ。果たして勝敗の行方は…。
美央はいきなりのローキック。ミドルキックは空振り。狐伯がドロップキックから丸め込みを3連発。
美央はなんとか、2でクリア。マヒストラルを回させずに防ぐとローキックを叩き込む。さらにロープへ磔にすると、背後からジャンピングキック。
狐伯はドロップキックからスタナー。串刺しエルボーから低空ドロップキック。高速ブレーンバスターも2。美央はミドルキック。
体落とし。狐伯は変形グラウンド卍に捕らえるもロープ。低空ドロップキックを叩き込んで場外へ落とすと、フットスタンプをエプロンから投下。
しかし、美央も場外ブレーンバスターで返す。カウントが進む中、9カウントで両者が生還。美央が女郎蜘蛛で絞め上げる。さらにミサイルキック。2カウント。サイドバスターも2。
5分経過。
 延髄蹴りは空を切る。狐伯は低空ヘッドシザースを決めに行くが、美央はその足を捕らえてのアンクルホールドに取ると、さらにクリスト。
絞め上げた後、回転エビで丸め込んだが、狐伯もエビ固めで切り返す。狐伯はエルボーから走り込んで、そのままヒザを打ち込む。
そうまとうから、正面の蹴りをぶち込む。
しかし、トップロープからのミサイルキックは自爆。美央が延髄蹴りも2。
狐伯がエルボー、美央も打ち返す。
狐伯はエルボー、美央はブーツに切り返す。
エルボーとブーツの打ち合いは、狐伯が打ち勝つ。そして、追走ドロップキックを交互に放つ。
狐伯のノーザンライトスープレックスは2カウント。美央もブレーンバスター。
ここから美央は俵返しで投げようとしたところ、狐伯が体を密着させて、クロコダイルをガッチリ決める
これでついに美央からギブアップを取った。
狐伯「痛い…。マイナスのことを言ったらGAMIさんに怒られるんですけど、勝ってマイナスのことを言うと、弱気なことを言うとよくないって言われるんですけど、この試合、勝たなきゃいけないとわかっていましたけど、めちゃめちゃ不安で、この試合勝たないとwaveがレジーナを取り返すチャンスが減っちゃうと思って。宮崎さんいつも大事なところで遊んじゃうし、炎華も終わっちゃって、咲蘭と郷田の結果はまだわかってないけど、自分しかいないと思っているから…。桜花さんに頼ってばかりじゃだめだし。ここで勝たなきゃって思っていたから、美央さんのこといっぱい調べて。申し訳ないんですけど、首で引退されているから、首を狙うのはよくないと思ったけど、狐伯が優勝したら、子供たちと100万円で遊びに行かせてください。あとニワトリの卵、一個ください。ありがとうございました」
美央「本当に…めっちゃ悔しい。お前は所属だから、ぶっちゃけここで負けても、いずれまたチャンスが回ってくるんだよ。私はフリーだから、ここで結果、出さないと思ってて、全力をぶつけたつもりだったけど、まだ私の首はガラスだったようだ。お前に教えてもらったわ。もっと筋トレするわ。またよろしく」
狐伯「みなさんに私の気持ちはめっちゃ伝わっている思うので…。waveの人一緒に締めてください。(wave選手がリング上へ)。じぶんはまだCATCH1戦残ってるし、炎華は終わってて、咲蘭はあと1戦、桜花さんが2戦あって、郷田はあと1戦、宮崎さん、遊ばないで…ふざけないでください。絶対waveがレジーナ取り返すんですけど、狐伯が取り返すんで、みなさん見ててください」
 こうして「これがwaveだー!」でシメとなり、インイタ大会の幕を閉じた。
バックステージ
狐伯「(今日の勝利は?)あー、良かったー。ホッとする。マジで。ありがとうございました。(美央との戦いはどうでしたか?)いやーどうでしたか?めっちゃ不安でした。試合したことがなくて。対戦したことのない人の試合はマジで、映像では見るけど、不安で、勝たなきゃ、CATCH自分は点数的に終わっちゃうところでしたけど、勝てたので、ホッとしてます。めっちゃ痛かったー。(残り1試合について)次は香藤満月なんですけど、自分が美央さんに勝てたのも、奇跡ではないと思っています。自分が勝たなきゃいけないところだったので。だけど満月が美央さんに勝ったのが、すごくびっくりしているんで、これはマジで気が抜けないなと思っているので、ラスト一戦、気を張っていきたいと思います」
2025.06.07

「itswave 〜Jun.」

日時
6月7日 土曜日
観衆
65人
場所
アミスタ
1,スクランブルwave(20分1本勝負)
△狐伯&世羅りさ&夏すみれ (時間切れ引き分け) 宮崎有妃△&桜花由美&チェリー


 アミスタ大会は通常、出場選手の名前は事前に発表されているが、組み合わせは曲が鳴ってわかるシステム。今回はCATCHのリーグ戦が4試合組まれており、それらはあらかじめ発表されているため、この試合のみが、アミスタ仕様となる。

 まずはチェリーのテーマ曲が鳴り響くと、「オーッ!」という歓声が沸き起こる。この後、世羅、桜花、狐伯、宮崎、夏と赤青交互に入場が続く。いずれの選手もテーマ曲ごとに「オーッ!」という歓声に包まれ、アミスタのシステムは完全にファンの間に浸透している。
 最後に入場を務めた夏が、場内を1周し、得意げにリングインを果たすと、早くも宮崎が奇襲。夏は場外転落。今日もまた、試合になかなか参加できない様子だ。
 そのなかで、狐伯が宮崎にドロップキックを連打、続けてエルボーも連発していく。宮崎が串刺しラリアットから、スリーパーへ。
 夏がカットでリングに入ると、宮崎が「お前出てくるなー」と場外へ落とす。それでもめげずに、再びカットに入ろうとリングインするも、「落ち着け、オマエ」とやはり場外へ落とされる。
宮崎は「オマエが出て来い」と世羅をリング内へ入れると、コーナーに振る。狐伯をもコーナーに振って、夏を除いてのトレイン攻撃。そして、狐伯を逆エビ固めへ。
 夏がカットに入ろうとするが、今度は「試合させてください、リングにいさせてください」と嘆願する。宮崎は「しつこい、オマエなー」と夏にボディスラムから、早くも布を要求。うるさく吠
える夏に、布を覆いかぶせる。夏は「怖い怖いよー」と言いながらも、素直に布をかぶる。「ミュージックスタート!」から、宮崎は手を布に充てるが、中は弾んでいる。弾んだ状態は止まることなく、より激しさが増していく。宮崎は「嫌な予感しかしないから、めくらない」と、マジックを途中で停止。ミュージックは流れたままに。

 狐伯が飛び出してくると、宮崎がネックロック。そこから腕の取り合いに移行。布は弾んだまま。
宮崎は再び狐伯にネックロック。仕方なく、レフェリーが布を取ると中の夏はダンスで盛り上がっている模様。レフェリーが強引に夏をコーナーへ下げに行く。夏はそれでもリングにいたい姿勢を見せるが、レフェリーが強引に足蹴にして場外へ落とす。
 宮崎から代わったチェリーが狐伯にアンクルホールド。カットに来た世羅の足も捕らえる。ここで待ってましたとばかりに、夏がダンスをしながら悠然とカットに入るも、チェリーは腕を取り、3人をまとめて固める。
 5分経過。
 技を解いたチェリーが狐伯の足を踏みつけると、さらにはチョーク攻撃でコーナーに追い詰める。
コーナーに振ると、狐伯はブーメランミサイルキックで返す。続いて、世羅が串刺しエルボー。続けてニースプラッシュを狙ったが、背後から宮崎がカットし、そのままニーを投下させて自爆させる。
 チェリーが世羅にアームホイップ。桜花を呼びこんで、ダブルのクロスライン。桜花ごとプレスさせて、さらにのけて自らフォールもカウント2。
 チェリーは「桜花、休むなー」とタッチ。桜花が世羅に串刺しビッグブーツ。そしてコーナーに追い込んで顔を踏みつける。さらにランニングブーツへとつなげる。2カウント。
 続いて、サンマドロップ狙いも、世羅が迎撃に入ろうとする。それをうまく切りかわしてのぶら下がり式ブラディーEXに捕らえる。桜花が至近距離からのブーツを狙いに行く。世羅が足をキャッチする
と、足首へグーパンチ打ち込もうとするが、これを外してビッグブーツを一発。しかし、背後からエプ
ロンの狐伯につかまれる。狐伯は「夏も手出して!」と指示。夏は「嫌なんですけど」と次の行動を予想しつつも、エプロンから桜花を羽交い絞め。世羅が「絶対持っとけよ!」からのエルボーは誤爆。夏も「はい、わかってました」とサバサバした様子。それでも、エプロンに上がるが、世羅がロープに振られると、夏がぶつかってしまい、再度、場外転落。それでも、世羅が桜花をロープに振ると、場外から夏が足を引っ張って倒す。「さすがでしょ」と得意げに客席へアピールすると、世羅が「持っとけよ」と指示。夏は場外にいたまま、桜花を抑えにかかり、世羅が蹴りで突っ込むが、やはり誤爆となる。
 世羅がセラリズムバスターも2。今度こそ桜花の足首へグーパンチ。さらに狐伯を呼び込むと、ダブルの足首グーパンチを決める。
 世羅は狐伯に「絶対持っとけよ!」の指示。エルボーに行くが、桜花は回避。ここで世羅も動きを止め、同士打ちを防いだが、なぜか、狐伯が逆エルボーを見舞う。それでも、気を取り直し、世羅&狐伯によるクロスライン。世羅の上に狐伯が飛び乗り、おんぶ式ニーを決める。
 ここで満を持して、世羅が「行ってこい!」と夏にタッチ。夏はまず、エルボーを桜花、さらにコーナーの宮崎、チェリーに打ち込む。「ついについにー!」と喜びの表情でリングを回るも、すかさず桜花のブーツが命中。それでも立ち上がり、「私もプロレスやるー」と言いつつもブーツを食らう。それでも立ち上がるが、やはり、ブーツを浴びる。さらにもう一発食らい、計4発を浴びる。桜花がボディスラムからのフォールもカウント2。今度はストンピング。体を入れ替えた夏が「イナヅマー」と叫んでの稲妻レッグラリアットがヒット。ついに技らしい技が決まる。ここでコーナーのリバウンドを効かせて、やる気
満々にブロンコバスターを決めにかかるが、コーナーへ突進すると、桜花のブーツが命中。夏はたまらず世羅にスイッチ。
 世羅と宮崎。エルボー合戦から宮崎を場外へ落とす。宮崎は場外でイスをつかみ取り、リングへ戻すと、
世羅を座らせて、チェリーが背後から身動き取れないようにする。そして、味方である桜花を捕らえると、世羅に見せつけはずかし固め。数開脚後、世羅が「おったまげー」で後方にダウン。
 場外で見ていた夏は「なんてひどい技なんだ」と感想を漏らす。怒った世羅が宮崎にワンツー・エルボーを連打。さらにニースプラッシュを投下。続いて狐伯が回転してのネックロック。低空ドロップキック。エ
プロンからトップロープ超えのサマーソルトドロップと立て続けに放つ。
 狐伯が「ダブルー」と呼び込む。世羅と夏が飛び出す。あわてて狐伯は夏に「もう一回呼ぶから」とコーナーに戻す。狐伯と世羅がダブルブレーンバスターを狙うが、宮崎がこらえる。桜花、チェリーも飛び出し、
ブレーンバスター合戦となるが、どちらも持ち上がらず。すかさず夏がリングイン。「私が来たぞー、投げるぞ-」と客席へアピールしている間に、狐伯、世羅が投げられる。
 宮崎が狐伯を抱え、桜花の肩口に乗せてののDDTも2カウント。宮崎と狐伯のエルボー合戦。残り3分。
狐伯が一度よけぞるが、ロープのリバウンドを利してのエルボーで打ち勝つ。
 狐伯が串刺しドロップキック。世羅も新幹線アタックで続く。トリは夏がブロンコバスターを成功させる。
気をよくした夏が「チェンジ持ってこい!」と要求する。狐伯が宮崎のバックを取り投げっぱなしジャーマンの体勢へ。桜花がビッグブーツでカットに入ると、狐伯がコーナーに吹っ飛ぶ。
 夏が出てくるが宮崎がすぐさま場外へ出す。息を吹き返した狐伯がミサイルキック、エルボー、ヒザ打ち。
2カウント。コーナーに狐伯が上がるも、宮崎は迎撃に入る。夏も、背後からカットに飛び出す。狐伯が夏に「肩車!」と要求。夏は頑張って、宮崎を肩車しようとするが、簡単に崩れ落ちる。「無理だろー」とぼやく。
狐伯のミサイルキックが夏に誤爆。ここでチェリーが飛び出し、熟女でドーン!から宮崎のえびす落とし。2カウント。宮崎が桜花のアシストを経て、合体式投げ捨てパワーボムも2カウント。宮崎が突進したところを
狐伯が丸め込みに切り返したところで、20分ドローのゴングが鳴った。
 夏はなぜかベルトのポーズ。「なんでだよ」と宮崎、桜花、チェリーにそれぞれ突っ込まれながら退場していった。
2,CATCH THE WAVE 2025・Jupiterブロック(15分1本勝負)
〈0勝2敗1分=2点〉△炎華 (時間切れ引き分け) 真白優希△〈0勝2敗1分=1点〉
※CATCH THE WAVE公式ルールにより2023年デビュー炎華が2点、2020年デビュー真白が1点を獲得。炎華は2点、真白は1点でリーグ戦終了。


 2敗同士の両者。ともにこれが最後のリーグ戦となるだけになんとか1勝を得たいところ。最後に得点を得るのはどちらか。
 真白はメキシコ観光杯ベルトを肩に巻いての登場。一方の炎華はPOPベルトを巻いて登場した。
 両者、握手から試合開始。真白が「来いよー」と手を挙げて手四つ勝負を要求。しかし、炎華が応えようとすると、手を引っ込める。炎華は「なにこれ?」と戸惑いながらも、「おまえが来いよ」と逆に手を挙げる。今度は真白も戸惑いながら、手四つ勝負。炎華が力を込めてねじると、そのまま腕を取る。真白も回転して腕を取る。その後、両者の取り合いが続く。
 真白がヘッドロックに切り替える。炎華もヘッドロックに取り直す。お互いの取り合いから、炎華がアームホイップ。低空ドロップキック。コーナーへ振ろうとするが、真白に逆転される。座り込んだ炎華の体を踏みつけ、両肩から全体重を乗せる。さら顔面を踏みつけに出る。続けて、ヘア投げを2連発。レフェリーが反則カウントを取ると、「カウントに厳しいよ」と言いながらも、首投げからフォール、2カウント。今度はグラウンドから腕を取りに行くが、炎華もヘッドシザースで返す。真白もネックロックで取り直す。ロープエスケープ。
 真白がストンピング。炎華がヒザ立ちの状態でエルボー。「来いよー、効いてないよー」とアピール。再びエルボーを叩き込むと「効いてないよー」とストンピング。炎華はその場立ちをすると、側転エルボー。これを真白がかわしてドロップキック。キャメルクラッチへ捕らえるも、炎華はロープエスケープ。
 真白がコーナーに振るが、炎華がブーメランアタック。トップロープからの攻撃を真白が防御に出るも、炎華はロープを伝って、側転から着地。串刺しドロップキック。そして今度は側転エルボーを決め、ドロップキック。2カウント。
 続けて、STFで固める。長時間締め上げたが、真白はロープへ逃れる。真白は背後からヒザかっくん。ドロップキック。フェイスロックで締め上げたが、ロープへ。
 真白が低空ドロップキック。2カウント。炎華がコルバタの要領で首を巻き付け、人工衛星シザース。場外へ落ちた真白へプランチャを敢行。先にリングへ戻り、カウント6でスライディングキック。8で再度、スライディングキックに行くも真白がギリギリ生還。
 炎華がストンピング。真白は目つきに行くが、これをガードしてのエルボー。ここからエルボー合戦へ。両者一歩も引かず。「効いてない!」と真白が打ち返すと、炎華が4連打。真白が追走ニー。炎華も追走ドロップキックからなんと追走STF。残り3分。
 真白がロープへ逃れる。炎華が「終わりー!」と叫ぶも、真白がアームホイップからキーロックで返す。さらに胴締め式へ移行。残り2分、炎華がロープエスケープ。真白がトップロープからのダイビング目つきはすかされて失敗。それでもコーナーに振るが、炎華がブーメラン式ミサイルキックで返す。
 真白が首固め、カウント2。トップロープに上がるも、炎華が迎撃のデッドリードライブ。トップロープからミサイルキックを放つも、即座に真白がバックドロップで投げ返す。ダブルダウン。
 両者、ヒザ立ち状態でのエルボー。スタンドでも打ち合いは続いたが、真白がソバット。ブレーンバスターホールドも2。炎華がカサド-ラで逆転を狙ったが、ここで時間切れとなった。この結果、2023年デビューの炎華が2点、
真白が2020年デビューで1点が加算された。これにて両者の公式戦が終了となった。
・バックステージ

炎華 
今日、自分はCATCHの最終戦と言うことで、絶対にwaveの若手の勢いを見せつけてやろうと…絶対に勝つ気持ちで挑んだんですけど、簡単に勝てる相手じゃなかったし、不思議な動きに惑わされてしまって。最後もう全然攻められなかったのが悔しいです。(CATCHを振り返って)今年、初めてヤング以外のブロックに出て、ブロックのみなさん先輩ばかりで、先輩の壁は高くて分厚かったし、自分はまだまだだなって思ったので、来年こそ、決勝に進められるようにこれからの1年で頑張りたいなって思いました。


真白 
炎華ちゃんは自分が初めて見たときすごい選手だなって思ってて負けたくないっていう気持ちがすごかったですけど、
今日、決めきれなくてすごく悔しいです。(CATCHを振り返って)waveさんが初参戦で、初のCATCH THE WAVEということで
すごく緊張したんですけど、この大会に出られたことを次につなげたいと思います。
3,CATCH THE WAVE 2025・Neptuneブロック(15分1本勝負)
〈1勝0敗1分=4点〉 △YuuRI (時間切れ引き分け) 咲蘭△〈0勝1敗1分=2点〉
※2021年デビューの咲蘭が2点、2020年デビューのYuuRIが1点を獲得。

YuuRIは初戦にて、幸先よい1勝をゲット。咲蘭はまず勝ち星をモノにしたいところ。両者の対戦は咲蘭のフリー時代以来。
その時はYuuRIが勝利しているが、果たして今回はどうなるか。
 いきなり握手を求めてきた咲蘭の腕を引っ張ると、先制のブレーンバスター狙い。これを咲蘭が首固めで切り返す。スクールボーイと続けたが、いずれもカウント2。「やめて」と言うYuuRIを無視して、もう一回スクールボーイ。3連続の丸め込みとなったが、YuuRIがカウント2でかろうじて返す。「ごめんなさい」と謝るYuuRIの手を踏みつけ攻撃に出る。
YuuRIも逆に咲蘭の手を取って踏み潰す。そして、コーナーに追い詰めて全体重を浴びせかかる。さらにランニング串刺しキック。続けてスリーパーで締め上げる。
 咲蘭はロープに逃れると、エルボ-で打ち返す。YuuRIが「もっと打って来い」と顔を挙げると、再度エルボーを放つ。
咲蘭のドロップキックは空を切ると、YuuRIが低空ドロップキック。そして逆エビに捕らえる。咲蘭がロープに近づくも、リング中央に引き戻し、再び、逆片エビ固め。ここからキャメルクラッチへ切り替える。咲蘭はなんとかロープまでたどり着いた。
 5分経過。
 咲蘭がYuuRIをコーナーに追い込んで、エルボーを連打、YuuRIが体を入れ替えようとするも、再び入れ替えてエルボーを打たせず。YuuRIは「いたい…」と思わずつぶやく。それでも、「あ!」と明後日の方向を指さしてから足を踏みつけに行く。
 YuuRIがコーナーに振ると、咲蘭はブーメランアタックで切り返す。さらにドロップキック3連発。ボディスラムで投げに行こうとするが、これは逆にYuuRIが持ち上げる。咲蘭が体を入れ替えて背後からスリーパーに取る。YuuRIがおんぶの要領で持ち上げると、背中をコーナーへぶつけて脱出。今度はYuuRIがスリーパーに取る。同じように咲蘭がおんぶすると、コーナーにぶつける。咲蘭が串刺しドロップキックから、今度はクリストに捕らえる。YuuRIはかなり絞られたもののロープへ逃れる。
 咲蘭の619は失敗。YuuRIがソバットから、619を狙ったが、こちらも失敗。咲蘭がカサドーラ。2カウント。
10分経過。
 再度、咲蘭は619にトライ。これは成功させると、セカンドロープからのフットスタンプ。2カウント。今度はトップロープからのフットスタンプを投下したが自爆。YuuRIが投げっぱなしジャーマン。咲蘭が「あー!」と吠えて立ち上がると、体を入れ替えて、空中ギロチン。これに対して、YuuRIがブレーンバスター。ダブルダウン。
 残り3分。両者、ヒザ立ち状態でのエルボー合戦。YuuRIが胸を突き上げ「もっと!もっと!」と要求する。咲蘭がエルボーを連打する。泣き顔の咲蘭に、「泣いてるんじゃんじゃねえぞ!」とエルボーをお返しする。咲蘭はスタンディングとなり、「なめんなー」とエルボーを打ち込む。YuuRIがエルボー返し。咲蘭は「なめんじゃねえぞ!」と気合を込めて打ち込むこと4連打。YuuRIもエルボーを打ち返し、その場飛びのフットスタンプ。
 ここでダイビングスワントーンボムを狙ったものの、これは自爆。残り2分。咲蘭が横入り式エビ固め。スクールボーイと丸め込み連発も2。逆さ押さえ込みはYuuRIがこらえる。逆にYuuRIがジャパニーズレッグロールクラッチは2。咲蘭はもう一度、スクールボーイ。さらにヨーロピアンクラッチと丸め込みでラッシュをかけたがいずれも2。丸め込みはあきらめ、カサドーラ式フットスタンプからフォールに行ったが、2カウント目で時間切れのゴングが鳴った。
 この結果、2021年デビューの咲蘭が2点、2020年デビューのYuuRIが1点となった。
4,CATCH THE WAVE 2025・Mercuryブロック(15分1本勝負)
〈0勝2敗1分=2点〉△羽多乃ナナミ (時間切れ引き分け) 網倉理奈△〈0勝1敗1分=1点〉
※2019年デビューのナナミが2点、2018年デビュー網倉が1点を獲得。 ナナミは2点でリーグ戦終了。

 ナナミはこれが早くも最終戦。現在、2敗と得点を得ていないだけに、なんとか最後に勝ち星を得て終わりたいところ。いっぽうの網倉も初戦で敗退しているだけに得点を得て、ブロック優勝に残りたいところだが、タッグパートナー同士でお互いの手の内がわかる者同士だけに、勝負の
行方はどうなるか。

  いきなりナナミがタックルで勝負に出る。何度もぶつかるが網倉は倒れない。ならばとエルボーを連打していくも網倉があえて前に出る。連発を耐えきった網倉がタックルでお返しすると、一発で倒す。今度は、ナナミがエルボー連打で自らの体ごと強引に倒していき、マウントエルボーを打ちこんでいく。これに網倉もマウントエルボー返し。「ナナミー」と叫んでマウントの状態でブレーンチョップ。そのままフォールに行くが2カウント。網倉が逆エビから、逆片エビに捕らえる。ロープブ
レイク。そのまま、ロープにもたれさせると、背後からタックル。さらには串刺しタックル。ななみが串刺しラリアットでお返し。網倉も串刺しラリアットでやり返すが、ななみはタックル。今度は倒すことに成功。ナナミがマウントエルボー。ストンピングからヒールホールド。ガッチリ決められたが、ロープエスケープ。
 ナナミはさらに足をロープに絡めてのストンピング。たまらず網倉が場外へ。セコンドからのスプレーを浴びる。
 ナナミはリング内から「どうした網倉!」と挑発。しびれを切らしたナナミが網倉の髪をつかんでリングへ戻す。
 5分経過。
 網倉のチョップを両腕でガードすると、背後からスリーパーに取る。さらにグラウンド式に決める。
 ナナミがセカンドロープからボディプレスで飛んだが、これはよけられて自爆。それでも背後からエルボーを打ち込むが、網倉が回転エビで切り返す。2カウント。網倉がタックルからセントーン。
「もう一発ー!」と叫んでセントーンを再び投下。
 「よっしゃ行くぞー!」と気合を入れて、パイルドライバーで持ち上げようとするが、ナナミはこらえる。ナナミがエルボーを放ち、突進するが、網倉がローリングチョップをカウンターで打ち込む。
2カウント。ナナミがジャーマン投げ。網倉も投げ返す。ダブルのエルボー、両者ダウン。
 10分経過。
 両者片ヒザを付いた状態でのエルボー合戦。網倉がラリアット。「よっしゃいくぞー」と叫んでカナディアンバックブリーカーへ。コーナーへ逆さにして乗せると、串刺しタックル。残り3分。
 網倉はコーナーへ上るが、ナナミが迎撃に入り、デッドリードライブ。今度はナナミがセカンドロープに上るが、網倉もデッドリードライブで投げ返す。網倉が「今度こそー!」と叫ぶも、ナナミが足にしがみついて、コーナーに行かせない。それでも振りほどき、コーナーに上るも、ナナミが突進。
キックで防御すると、セカンドロープからのミサイルキック。さらに串刺し式サマーソルトドロップ。
2カウント。さらにセカンドロープからのセントーンからカバーするが、逆にフォールされてしまう。2カウント。ナナミがタックル。セカンドロープからボディプレスで飛来する。
「まだまだー!」と叫ぶと、もう一発、ボディプレスをお見舞いする。カウント2。ナナミの突進を網倉がパワースラムで切り返すが1カウント。残り時間が少なくなる中、ラリアットはカウント2。
ダブルアームスープレックスで投げたところでタイムアップ。15分が経過してドローとなった。
 これにより、2019年デビューのナナミが2点、2018年デビューの網倉が1点獲得。ナナミは合計2点でリーグ戦終了となった。
・バックステージ
ナナミ 
今年のCATCHは2点で終わってしまいました。1戦目は宮崎さんと、2戦目は葉月さん、ラストはタッグパートナーのあーみん。1戦目の宮崎さんから熱い内容のプロレスができたのかなと思うんですけど、数字だけ見ると2点って引き分けだけで得られた点数であって、1勝もできなかったのはめちゃくちゃ悔しいし、決勝に上がって、どんどん戦いたかったなって気持ちがこみあげてくるんですけど、今年は終わったのでまた来年出させてもらえるように…2025年、まだ半分残っているので、どんどん活躍して来年こそは100万円をゲットしたいです。
5,CATCH THE WAVE 2025・Plutoブロック(15分1本勝負)
〈1勝0敗1分=5点〉◯笹村あやめ (11分09秒 片エビ固め) 郷田明日香● 〈2敗=0点〉
※ダイビング・フットスタンプ。


 笹村は初戦で痛いドロースタートとなり、郷田はまだ得点なし。ともに2戦目で得点を伸ばしたいところだが…。
 リング上のボディチェック。笹村は、サニーレフェリーに対して「レフェリー大変だね、あせすご」と全試合を裁くサニーレフェリーを気遣う。
 試合開始。郷田がタックル。串刺しラリアット。ボディスラムからフォールも、笹村がカバーをひっくり返す。カウント2。
 郷田がストンピングから逆エビ固め。笹村がロープに行きかけるが、リング中央へ戻す。そして逆片エビへ。
 ロープに逃れると、続けてエルボーを連打。郷田が場外へエスケープすると、笹村も追いかける。そして、控室に連行して閉じ込める。カウント8で先に笹村がリングへ上がり、続いて、郷田も控え室から出てきてギリギリ、リングへ生還。笹村が串刺しエルボーを連打。強引に首投げからのグラウンド・ネックロック。そのままの体勢でフォールも2。笹村はスリーパーからフットスタンプ。再びスリーパーへ。再度、フットスタンプからスリーパーという流れを続ける。
5分経過。
 笹村が執拗にフットスタンプを投下。この流れを断ち切るべく、郷田がボディスラム。もう一発と投げようとするが、笹村は首固めで丸め込む。2カウント。笹村がスリーパーからフットスタンプ。これに今度は郷田がタ
ックルで流れを断ち切る。合計5連発を放ってから、フライング・ボディプレス。2カウント。
 郷田がエルボー。笹村がカニ挟みでバランスを崩してロープにもたれさせてから背中へのブロンコバスター。
低空ドロップキック。
 笹村が対角線を走ってのラリアット狙いも郷田がタックル。さらにバックフリップ。2カウント。郷田がセカンドロープに上るも、笹村はなんとコーナーに立っている両足を蹴り飛ばす。そのまま崩れ落ちると、笹村がトップロープから串刺しフットスタンプを投下する。「終わりー」と叫んで、ダイビング・フットスタンプを投下したが、これは自爆。笹村は回転エビ固めで丸め込みにかかるが、郷田はそのまま腰を落とす、2カウント。
 郷田がエルボーを打ち込む。エルボーの打ち合いから、笹村がヒザを付いた状態でエルボーを連打。2カウント。
さらにノーザンライトスープレックスを決めたが、2カウント。
 最後はダイビング・フットスタンプ。3カウント。笹村は3点獲得で合計5点となった。
勝った笹村がマイクを握る。
「メインで勝ったということはしゃべっていいんでしょうー! CATCH2戦目、勝ちましたー。郷田明日香、前回、試合した時よりもちょっとだけプロレスラーでだいぶ苦しめられました。でも私、全然負けられないので、無事、勝つことができました。ありがとうございます。100万円取ったら、私毎年、自主興行やってるんですけど、今年は名古屋よりも、もっと西に行きたいなと思っているんで、その資金のために、そしてビッグゲストを呼ぶために、そして決勝に行って、そしてレジーナに挑戦したいと思います。今日は、本当に待ちくたびれちゃって。みんな引き分けばっかりで。一回、千葉帰ろうかなと思った。私は、絶対引き分けたくないと思いました」
 と、今後の抱負を語り、最後は恒例の「これがwaveだー!」で終了となった。

・バックステージ

笹村
CATCH2戦目、無事勝利することができましたー! 残りは米山香織、何をしてくるかわかりませんけど
しっかり勝って決勝、進みたいと思います。(郷田の印象は)壊れないおもちゃみたいだなと。何しても大丈夫
という安心感があって、たくさん踏んじゃいました。前よりもちょびっとだけプロレスラーらしくなっていたと
思います!
2025.06.01

[PHASE2 Reboot 6th/NAMI☆1〜Jun.~25]

日時
6月1日 日曜日
観衆
210人
場所
新宿FACE
・入場式
 試合に先立ち、入場式が行われ、今大会出場の総勢26選手が入場。まずは大会の全カードが
発表される。挨拶は今日、メインを務める広田がマイクを持つ。
「私が本日メインを務める広田さくらです(拍手)。ありがとうございます。なんと私は今日、キャッチ最後の…最終戦なんだよ。(ほかの選手に)まだでしょ、みんな。私の生きざま、見るがいいよ。そして、(広田の着ている)Tシャツが…そうだよ、メインだと思って、なんでこれ(CATCT THE WAVEではないTシャツ)着ているかわかるか。忘れたんだよ!
 この前の大会も忘れたよ。…ごめんね。いいかおまえたち、私がメイン張ってやるんだから一本目から盛り上がれよ!おまえたちも一本目からメインまで盛り上がってやれよー。それでは今日もめいっぱい楽しいんで行ってくださいー!」
 こうして新宿大会の幕が開けた。
1,The wave〜あの頃と、この頃と、これからと〜(30分1本勝負)
宮崎有妃&狐伯&〇咲蘭&郷田明日香(2秒、首固め)桜花由美&炎華&夏すみれ●&小林香萌
▽延長戦(30分1本勝負)
宮崎有妃&狐伯&〇咲蘭&郷田明日香(2秒、首固め)桜花由美&炎華&夏すみれ●&小林香萌
▽再延長戦(30分1本勝負)
桜花由美&炎華&〇夏すみれ&小林香萌(13分24秒、エビ固め)宮崎有妃&狐伯&咲蘭●&郷田明日香
※咲蘭のフォールを切り返してフォール。


 「The wave」と題したこの8人タッグは全選手が現在、または過去、wave所属だった歴史がある。
「〜あの頃と、この頃と、これからと〜」というサブタイトルが付けられた。
 まずは咲蘭が「自分いきまーす」と先発を名乗り出る。そして、相手側に「くそばばあ、出て来いよー!」と挑発。小林と炎華が自分には関係ないとばかりに場外へ降りる。リングに残るのは桜花と夏。夏がすかさず「桜花さんどうぞ」と先発を譲る。もちろん、桜花も夏に先発を促し、譲り合いとなる。場外から小林が「どっちのババア?」と疑問を投げかける。
 咲蘭は「金髪クソババア出て来いよ!」と言い直す。これに対して夏も「お前の周りクソババアしかいねえじゃないかよ」と失言。この発言に桜花と宮崎が切れ、桜花がブーツ、背後から宮崎もキックを決めると、そのまま咲蘭が首固め。カウントが進み、なんと2秒で決着がついた。
あわてて夏が「待って待って、すいません。まだ2秒で帰りたくないので…。すいません、お二人のことはクソババアと思っていません。いつまでも変わらない、あの頃の桜花さんだと思ってます。
それにしても、waveの若手はクソガキしかいねえな…」
 またしても、失言を吐いてしまい、この一言で狐伯と炎華が怒り、サンドイッチのドロップキック。
そのまま咲蘭が丸め込んで、またも3カウント。その間、2秒。夏は合計4秒で2連敗となった。
またもあわてる夏。「クソガキなんて、いるわけないじゃないですか。waveは素敵な団体です。本当、いつもありがとうございます。(帰ろうとする咲蘭に)お戻りいただいて、今日くらい試合したいんで。咲蘭さんよろしいでしょうか」
 しぶしぶ、咲蘭が戻ってきて、再々試合へ突入。
またも、咲蘭が首固め。カウント2が入ったところでかろうじて炎華がカット。小林が夏を抱えて自軍に連れて戻り、桜花にタッチ。
 桜花と咲蘭、ここからようやく試合が進みだす。桜花がコーナーホイップ。咲蘭がブーメランアタックも2カウント。
続いて、郷田が桜花へタックル5連発。さらに突進したが、桜花は払い腰で切り返してカウント2。続けて串刺しブーツから、さらにランニングブーツ。2カウント。郷田はボディスラムでやり返し、ボディプレス。
宮崎にタッチ。エプロンの夏が背後から桜花を捕まえる。宮崎が突進するも桜花がかわして同士討ち。夏は場外転落。宮崎は郷田を呼び込み、クロスラインを狙ったが、桜花は引きちぎり、ダブルのフェースバスター。
場外から、夏が宮崎の足を引っ張り、桜花へ攻撃をうながすも、ランニングブーツは誤爆。
 これを機に場外乱闘へ発展。炎華がすかさずコーナーへ上がるとプランチャ。咲蘭も続けて、プランチャを敢行する。
宮崎と夏はバックステージに姿を消す。しばらくすると、台車を押した二上会長が登場し、通路でお披露目。
台車の上では宮崎が夏にはずかし固めを決めている。夏は「やだ、見ないでー!」と嫌がるも、通路の中央では、小林が筋肉ポージング。
郷田が「めっちゃ切れてるー!」とヤンヤの歓声を送る。夏は「筋肉じゃなくてこっちを見て、止めなさい」と自分が注目されるように促す。桜花がようやくカットに入る。
 桜花がリングに宮崎を引き戻す。桜花は宮崎をコーナーに誘い込むと、ぶら下がり式ブラディーEXを決める。
続けてサンマドロップを急降下もカウント2。
小林がリングイン。「プロレスやるぞー!」と宣言してセントーンを5連発。2カウント。宮崎は目つきでピンチを脱すると、狐伯が低空DDTから低空ドロップキック3連発。小林も足を踏みつけようとするが、狐伯も
やり返す。互いに足の踏み合いとなるも、足を引き合い、なかなか決まらない。なんとかして狐伯が踏み勝つ。
これに対して、小林はスネキックを連打。さらにコザックダンスキックで足の甲を踏み潰す。
 この流れから桜花組がトレイン攻撃。最後に夏がリング中央でセクシーダンス。コーナーで弾みをつけてのブロンコバスターを狙ったが、あまりにも時間をかけすぎたため、狐伯が余裕で透かして自爆。夏はコーナーに宙づりの状態に。
背後から郷田がタックル。続いて、狐伯がコーナーからの垂直落下式フットスタンプ。
小林
がフィッシャーマンズスープレックス、2カウント。
 夏は何とか、自軍に逃げる。炎華が飛び出し、狐伯へ側転エルボー、ドロップキック。さらにコーナーからのティヘラ。
宮崎が追走ラリアットでカットに入る。夏が飛び込むも、すかさず場外へ落とす。宮崎は狐伯との合体式シーソープレスを決める。
 宮崎が炎華にラリアット。狐伯も続けてニーを当てると、郷田がボディプレス。最後に狐伯の肩車で咲蘭が合体フットスタンプを投下する。4連続攻撃を炎華はなんとか炎華はカウント2でクリア。
咲蘭がダイビングフットスタンプを狙ったが、これは自爆。炎華はようやく桜花にタッチ。桜花がランニングブーツ。エプロンに逃れた咲蘭に対して、夏が水を含んでの噴射を狙ったが、郷田が最後からエルボーをぶちかまし、観客席に飛び散る。
炎華がタイムマシンに乗っては2。咲蘭が切り返しを狙う。桜花がカットで飛び出すも、ビッグブーツは炎華に誤爆。ここで夏が正式なタッチで登場。いきなり咲蘭が首固め。夏は2カウントで返すと観客が大歓声。
咲蘭がフットスタンプからのカサドーラ。カウント2で桜花がキックでカットすると、夏が反動で上に乗った状態となりフォール。これを宮崎が回転させると、咲蘭がまたもフットスタンプからフォール。これをまた宮崎が回転させる。フットスタンプからのフォールとエビ固め合戦と言う状況が続く。最後に夏がフォールを返すと大歓声。
咲蘭がダインダイビングフットスタンプからカバーに行ったが、これを夏が切り返してのエビ固めに入ると、そのまま3カウントが入る。なんと夏の自力による勝利となった。
 このところ、リング上で出番のなかった夏だが、自らの力で3カウントをもぎ取ったものの、試合後はダメージが深く、小林が肩にかついで引き上げた。
2,スクランブルwave(30分1本勝負)
〇チェリー&青木いつ希&網倉理奈&YuuRI(14分10秒、さくらんぼ狩り)米山香織&世羅りさ&SAKI&櫻井裕子●

 キャッチ参戦メンバーでこの日、試合のなかった8人によるタッグマッチ。まずは青木と網倉が喉をうるおして発声練習。握手の瞬間、「よろしくお願いしますー!」と、ダブルでの大声シャウトを披露する。
まずは「行きまーす!」と網倉が手を挙げる。一方は世羅が登場。場内は「網倉」コールに包まれる。まずは世羅の目の前で大声を挙げると、青木も飛び出しサンドイッチによるシャウト攻撃。世羅が網倉に顔面かきむしりで危機を回避。世羅が米山を呼び込むと、ダブルのカウンターキック。続いて米山がSAKIを呼び込んでのダブルカウンターキック。
「もう一回」コールが起き、米山は櫻井とのダブルキックを狙ったが、網倉にキャッチされる。あわてて米山が背後からチョップ。網倉との合体式ドロップキック。さらに網倉もタックルを決めると、ワー!プレス。
続いて、チェリーが「米ちゃん、ごめんね」と言いながらマウントパンチ。さらに後頭部をマットに打ち付ける。
青木がコーナーから「これは戦いだから何でもやれー!」と檄を飛ばす。今度はYuuRIが米山にコーナーへの打ち付けを連発。さらに磔攻撃に出る。
青木にタッチ。青木がコーナーに倒れ込む米山にリバウンドを見せつけてから低空ドロップキック。米山はモンゴリアンチョップを連発して反撃。しかし、ぐるぐるパンチはキャッチされ、逆ぐるぐるパンチを決められる。青木は串刺しラリアット。さらに網倉とダブルのおんぶ式プレス。そして、チーム・ホカクドウポーズ。
青木が「まだまだー!」とアピール。青木&網倉がロープに振るも、米山がボディアタック。青木&網倉がキャッチ。櫻井が背後からキックでアシストして倒すとSAKIにタッチ。世羅も飛び出し、交互のコーナーに走り込んで攻撃。それぞれ別々のコーナーに走り込んで再度、コーナー攻撃。
ここからダブルのコーナープレス狙い。これはチェリーとYuuRIがカットに入る。世羅とSAKIが二人を同士討ちにさせると、ダブルのカンパーナに成功。青木が背後から世羅とSAKIにチョップを連打してカット。世羅が「絶対持っとけよ」連携もSAKIに誤爆。
YuuRIがSAKIにドロップキック。SAKIがチョキパンチから「セーフ!」のポーズ。YuuRIが達磨落としからドロップキック。ブレーンバスター狙いも、櫻井がカット。SAKIがYuuRIを羽交い絞め。「絶対持っとけよ」から櫻井がビッグブーツを成功させる。まさかの成功に思わず、SAKIと櫻井がハイタッチ。
SAKIがYuuRIにアトミックドロップ。続けて、櫻井が串刺しタックルからリング中央でタックル。
 櫻井とYuuRIによるエルボー合戦。YuuRIがエルボー連打。櫻井はこれに対してブーツで返すと、YuuRIが延髄蹴り。
さらにブレーンバスター。2カウント。
チェリーにタッチ。チェリーが回転して櫻井の足をつかんでのヒールホールド。カットに入った米山、SAKIの足を取り、トリプルでかかとを固める。最後にカットに来た世羅にはワキ固め。4人全員に固め技を決める。
チェリーが全員をコーナーホイップして、トレイン攻撃。10分経過。
 チェリーは勢いに乗じて、櫻井にダブルリストアームサルトもカウント2。ヤングパンチ、ヤングキック、ヤングクラッシャー3連発と畳みかけるもレフェリーは「ノーフォール」をアピール。ヤングが引っ掛かる。
レフェリーに抗議しているスキに、櫻井がスクールボーイ、ビッグブーツ。リバースDDTから、ファイナルカット。
ここから怒涛
の攻撃が続き、世羅がセラリズムバスター。米山がダイビング千豚♪。SAKIもリバーススプラッシュ。櫻井が櫻雷。全員の得意技を畳みかけたが、なんとか2カウントで青木がカット。青木が櫻井に背後からニー。YuuRIの619から網倉がサマーソルトドロップ。フォールに行くと、全員が飛び出して入り乱れる。
その間にチェリーが青木に「絶対持っとけよ」と櫻井を捕らえて、裏拳狙い。これが青木に誤爆。「よくも青木をー!」と櫻井に突進するも、とブレーンバスターで投げられる。
 櫻井がビッグブーツに来たところをチェリーがすかすと、熟女でどーんからさくらんぼ狩りで逆転の3カウントを奪った。
・休憩時間
 リング上にて6月13日、新宿FACEにてプロデュース興行を行う渡辺智子が大会をPR。waveからは宮崎、狐伯、炎華が参戦する。
「エンタメを中心とした興行をやろうと思っていて、統括プロデューサーが石倉三郎さんです。ダンプ松本さんのトークショー、元フィンガー5の晃さん、大林素子さんもなにかやります。女子プロレスはシングルマッチ2試合、一番最初はアクトレスのダンスと試合もありますので、13日金曜日、チケットはどしどしあるのでぜひいらしてください」(渡辺)
3,CATCH THE WAVE 2025・Earthブロック(15分1本勝負)
〇〈1勝=3点〉香藤満月(5分19秒、体固め)紫雷美央〈1勝1敗=3点〉●
※回転エビ固めを押しつぶしてフォール。


 初戦で世羅を下して1勝で3点の美央に対して満月はこれが初戦。得点をゲットするのは果たしてどちらか。
満月が「お願いします!」を気合を入れた握手を求める。美央はローキックを連打。満月が「効かねえよ」と言えばハイキックをぶち込む。これに対して、満月はボディスラム。
これを4連発。さらに逆エビを決める。宮崎は腕立てをして回避しようとするが、あまりの重さに「ダメだー」とあきらめる。ボディプレス、2カウント。
美央はエルボー。満月も打ち返す。美央は満月の足をすくうと後頭部へのバズソーキック。満月は追走ラリアット。美央も追走ドロップキックからかかと落とし、2カウント。
そして首4の字へ。満月は回転してロープへ。
 満月は串刺しベイダータックルからドロップキック。さらにヒップドロップ。美央は飛びつくと、卍固めに捕らえる。これはロープへ。
美央は回転エビ固めも2。再度、回転エビで丸め込むがこれも2。
5分経過。バズソーキックはカットされると、満月にカナディアンバックブリーカーの形で持ち上げられるが、回転エビでまたも丸め込む作戦に出る。
これを満月がそのまま押しつぶして3カウント。
幸先の良い1勝を挙げた。
・バックステージ
満月「あっちは1戦出られていたんですけど、勝ちは勝ちです。まだ私、1戦目なので、残り先輩ですけど、勝つ気であと2試合頑張っていきたいと思います。(優勝賞金100万円の使い道は)私、2023年組、他団体にたくさんいるんですけど、同期と一緒に同期興行をやりたいです。夢実現に向けて頑張りたいと思います」
4,CATCH THE WAVE 2025・Saturnブロック(15分1本勝負)
〇〈1勝1敗=3点〉八神蘭奈(9分13秒、リングアウト勝ち)高瀬みゆき〈1勝1敗=3点〉●


 かつての波女・高瀬は初戦で本間から手堅く3点をゲット。八神とは全く未知数の相手となるだけに、勝敗はもちろん、内容的にも全く読めない戦いとなりそうだ。
八神がいきなり奇襲のドロップキックを連打する。高瀬はまだTシャツを脱いでいない状態。
高瀬も逆水平チョップを一発返したが、再びドロップキック。さらにミドルキックを連発する。
コーナーに押しこんでのミドルキックを連発すると、背後からのローキック。続けて、腕ひしぎを狙う。
高瀬が右腕一本でこれを持ち上げると、前に落とす。高瀬がラリアット。ここから逆水平チョップを連打していく。
八神が追走エルボー。ここから突進するも、高瀬はパワースラムで切り返す。「回すぞー」のアピールからダイヤル固め。2カウント。
そして逆片エビ固めへ。ロープに逃れると、高瀬はギロチンを降下する。
八神もエルボーで返すと、高瀬は逆水平で打ち返し、打撃戦となる。
高瀬はスリーパーに捕らえるもロープとなり、八神はドロップキック。ミドルキック。腕を取りに行くも高瀬がカット。
ならばと、ゼロ戦キック。高瀬はラリアット。さらに振り返りざまのブーメランミサイルキック。
続いて、串刺しラリアットからダイビングエルボー、カミカゼベイベー。しかし、ダイビングのギロチンドロップはすかされる。ここで八神はハイキック。
。コーナーへ上ったが、これを迎撃されると、エプロンへ降りる。
高瀬がエプロン越しのブレーンバスターを狙うが、八神がこらえるとスタナーで返す。場外へ落ちた高瀬にエプロンからランニングキック。両者場外へ。
高瀬は距離を取ってのラリアット狙いも鉄柱に誤爆。ならばと場外パワースラム。さらにエプロンからフットスタンプを投下したが、間一髪、八神がかわす。八神が至近距離でのミドルキックを放つと、先にリン
グへ上がる。
カウント9で高瀬もリングインを目指したが、八神が低空ドロップキックを決めると場外へ転落してカウント10。高瀬はリングへ入ることができず、八神が1勝を挙げた。
・バックステージ
八神「高瀬さんは生半可な気持ちじゃ絶対勝てないし、今回は頭も使って全身全霊で戦いました。(優勝賞金の使い
道は)God's Eyeで練習合宿をして、スターダム、そして女子プロ界の中心になるユニットになっていきたいです」
5,CATCH THE WAVE 2025・Jupiterブロック(15分1本勝負)
〇〈2勝=6点〉尾﨑妹加(6分36秒、エビ固め)真白優希〈2敗=0点〉●
※アルゼンチン・バスター。


 妹加はまず3点スタート。真白は黒星スタートと好対照な両者であるが、ともにこれが2戦目となる。
妹加は真白のデビュー戦を務めた相手でもあるが、あれから月日経ち、真白はどういった戦いを見せるのか。
まずは真白が手四つを挑む。妹加はこれに反応せず。ならばと猪木アリ状態からアリキックで突破口を狙うも簡単にストンピングを浴びる。
妹加はセントーンから逆エビを決める。そして深く腰を下ろしての逆片エビに入れ替えるも真白が体を引きずってロープに。
真白はヒザかっくんからドロップキック。目つきは手で防がれる。両手での目つきも、両方とも防御される。ならばと、コルバタ風に回転してのクリスト。妹加は体ごとロープへ持って行く。真白はドロップキック。さらに「あっ!」と明後日の方向を指さして、足を踏むが、タックルを浴びる。
妹加のセントーンは自爆。今度は抱え上げるも真白がエビ固めで丸め込む。ここからエビ合戦もともに2カウント。
真白の目つきが決まり、ドロップキック。そしてコーナー最上段からのダイビング目つきという荒技が決まったが2カウント。
フィッシャーマンズスープレックスは2。続いて、さかさましろを決めに行ったが、妹加に体ごと体重を乗せられる。
妹加がダイビングセントーン。2カウント。
真白は特盛クラッチを決めに行ったが、妹加が切り返しカウント2。妹加はラリアット。2カウント。
ここでアルゼンチンバスターでラッシュをかけ3カウントを奪った。
・バックステージ
「先にSAKIさんが私以外のメンバーとやってて全勝していたので、私も全勝してSAKIさんと一騎打ちしたいと思っていたので、今日はマジで勝ちに行きました。真白がしつこく目つきしてくるので、ちょっと視界が
ぼやけているんですけど、私、実は真白のデビュー戦の相手なんですよ。でもあの頃は何もできなくて、あんな高いところから目つきをやるようになるなんてビックリしました。でも私が波女になるのは変わらないので
踏み台にしてやりました。SAKI、私も同点でここまで来たぞ。一騎打ちしよう。去年はドローだったけど、私が3取るから待っとけよ」
CATCH THE WAVE 2025・Mercuryブロック(15分1本勝負)
〇〈1勝=3点〉葉月(9分26秒、片エビ固め)羽多乃ナナミ〈2敗=0点〉●
※ダイビング・セントーン。

 スターダムから参戦の葉月はこれがリーグ初戦。参加36選手の中でもとくに注目の存在と言える。いっぽうのナナミは初戦で黒星スタートなだけにまずは得点を取りたい。
両者、クリーンに握手からスタート。ナナミがヘッドロック。葉月がアームホイップからドロップキック。顔面ウォッシュとペースを握る。さらにニードロップを落とすと、セントーンを投下する。2カウント。そしてクロスフェイスで締め上げる。
さらにコーナーにぶつけるも、ナナミがエルボー連打で返していく。葉月も重い一発のエルボーを打ち返す。
ナナミが串刺しタックル。さらにタックルを決める。3カウント。スリーパーに捕らえるが、葉月はロープへ。
葉月がエルボーを打つと、「打ってこい!」アピール。ナナミも打ち返す。葉月も打つと互いに激しい打ち合いに。
ナナミが追走タックル。これに対して、葉月はブレーンバスター。
 葉月がランニングキックから低空DDT。5分経過。さらにトップロープからミサイルキック。
そして、串刺しエルボーを打ち込む。葉月がトップロープに上るが、ナナミが迎撃し、デッドリードライブから、えびす落としで投げ捨てる。さらにセカンドロープからボディプレス。2カウント。
立て続けにナナミがノーザンライトスープレックスも2。続けてバックを取るが、葉月が回転エビで切り返す。2カウント。
葉月は投げっぱなしジャーマン。ナナミが吠えて立ち上がる。ビッグブーツを打ち込むも2カウント。そしてグラウンドでの羽折り固め。これはナナミがこらえて最後はロープエスケープ。
 ナナミが丸め込みを連発。あわや3カウントと言う場面も起きるが葉月がキックアウト。
ナナミが突進したが、葉月はキックでかわすとバッククラッカー。ここで一気にトップロープにかけ上がり、ダイビングセントーンで2勝目を収めた。
 最後は互いに礼を尽くし、ナナミがリングを降りるのを葉月は拍手してからリングを降りた。
・バックステージ
葉月「初対戦のナナミ、そして他団体のリーグ戦に出るのは初めてかな。他団体いろんな人とやり合えると思うし、色んなスターダムでは吸収出来ない事が出来ると思ってます。まずはこのリーグ戦勝って100万円ゲット!金の亡者葉月が優勝したいと思います」
7,CATCH THE WAVE 2025・Venusブロック(15分1本勝負)
〇〈1勝=3点〉梅咲遥(8分12秒、ラ・マヒストラル)シン・広田さくら〈1勝2敗=3点〉●
※広田は3点でリーグ戦終了。


 広田はこれが早くもリーグ最終戦。現状は1勝1敗で3点。一方の梅咲はこれが初戦となるが果たして…。
 広田はいつものように歌いながら登場。梅咲の前でも歌声を披露する。
今回は、いつもの肩パットが左右両方に装着されている。広田いわく、この肩パット、「とっきんとっきん肩パッド」という名称だそうだ。
 広田がマイク。「梅咲、おまえも(肩パットを)やってるだろ。つらかったよなあ、今でも(リハビリ)がんばってるよな。一度、脱臼した者はこれを付けることによって最強の肩になるんだ。お前もつけろ。いいだろ。いいじゃんか」
広田は、「とっきんとっきん肩パッド」を渡そうとする。
 梅咲は「や、大丈夫です。自分は大丈夫です。今付けてます。大丈夫です」と必死に遠慮する。
「せっかく作ってきたんだから、つけろよ。しかも今日の朝だぞ。昨日の大田区終わった後に、作ったの、ちゃんと」
 しぶしぶ、梅咲は受け取るもすぐ場外へ捨てる。
 広田「じゃあおまえ、これだけは約束しろ。おまえが、勝ったら(「とっきんとっきん肩パッド」をつけろよ」
 梅咲「なんでそっちが勝ったらつけるの?」
 広田「そっちのほうが確率高いからだよ。実際問題。じゃあ、私が勝ったら願いをかなえてあげる。頑張って勝てばいいんだよ」
こうしてようやくゴングが鳴るも、両者なかなか距離を縮めない。緊張感がなぜか走るリング内。ロックアップからグラウンドの展開となり、一進一退の攻防を見せる。ともに見合うと、ヒジを突き出し合う。
ロックアップ。再び一進一退の攻防を見せる。またも、ともに見合うと、ヒジを突き出し合うここまでは互角の両者。今度は、広田がコーナーに振り、フェースバスターからプロレスLOVEポーズを決める。
広田は梅咲をセカンドロープへに宙づりにすると、側転式グラウンドカンチョー。
 そして、場外戦に持ち込むと、テーブル席になだれ込み、ダブルのエアエルボー・ポーズを決める。悦にひたる二人だが、場外カウントが8まで進み、慌ててリングへ戻る。
梅咲がブレーンバスターから低空ドロップキック。ここからまたも場外へ。広田は梅咲を通路側にある鉄柵にまで持って行き、ここでロープ渡りを試みようとするが、カウントが進み、慌てて両者リング内へ。
 リングに戻り、なぜか数を数える広田。そして、すぐさま梅咲を場外へ連れ出し、一目散に通路側の鉄柵へ。
今度こそロープ渡りで上ろうとするが、バランスがうまくいかず。その間に場外カウントが進み、またも未遂のまま、リング内へ。広田は「やろーと思ったのに…」と悔しがる。梅咲の突進にへな拳からフォールも2。続けて、へなーラサンセットを狙うが、回転エビ固めに切り返され、さらにフットスタンプを投下される。梅咲がミサイルキック。広田がいったん、ゾンビ式に立ち上がるも、そのまま前に倒れ込む
梅咲は旋回式プレスを狙ったが、これは自爆。すかさず広田が一回転して背後から四つん這い状態の梅咲へカンチョー。梅咲が場外転落。ここで広田がプランチャを成功させる。そして、またも通路側の鉄柵へと持っていく。ロープ渡りに3度目の挑戦も、梅咲が手を放して広田が股間を痛打。なんとか、9ギリギリでリング内へ。
梅咲が丸め込み連発も2カウント。広田も丸め込んでお返しするが2。
 梅咲がエルボーを打ち込んだが、広田はFFDで切り返す。2カウント。
 梅咲が逆さ押さえ込み。これは広田が2でキックアウトしたものの、今度はマヒストラルできっちり3カウントを決めた。
広田は1勝2敗3点で試合終了。敗れた広田は勝った梅咲に公約通り(?)「とっきんとっきん肩パッド」を梅咲に手渡す。梅咲が困惑しながらも、右肩に装着すると、ダブルのエルボーポーズを決めた。

梅咲「キャッチ2025、私にとっての開幕戦、3点取れましたー。どうですか、このとげとげ。(「似合うー」「かわいいー」の声が飛ぶ)ありがとうございます。勝ったので、締めてみようかな…と言う感じですけど、次の大会は6・7アミスタです。みなさん来てくれますか。キャッチもっともっと盛り上げてくれますか。(観客が「オー!」と歓声)これがー、waveだー!」
・バックステージ
梅咲「このブロック、広田さん、夏さん、小林さんと『ザ・wave』みたいなメンバーの中に自分も参加させていただいたんですけど、みんなと遅れての初戦になったんですけど、SNSで流れてくる試合結果が怖すぎて、今日はちょっとドキドキしてました。いやー、広田ワールド、全開でしたね。あと、小林さんと夏さん、6月末に対戦が控えているので、そこをしっかり勝ってブロック優勝を当たり前に狙っていけたらいいと思います。毎回、キャッチいいところまで行くんですけど、3位とかで終わってしまうので、今回は決勝までしっかり残って上谷の持つレジーナに私が挑戦したいと思っているので引き続き応援よろしくお願いします。(優勝賞金の使い道は)まず50万は韓国旅行、もう50万はタイの旅行に! 旅行じゃ
ねえかと言われそうな感じですけど、行きたいなーと思っております。でも、25の4分割でもいいなとも思ってて、25は税金…確定申告でも良いと思いました!」