2025.04.20

『ITABASHI SURPRISE Apr.25』

■チャレンジwave(15分1本勝負)
青木いつ希(12分58秒、体固め)郷田明日香
※ダイビング・ボディプレス。


 4月1日付けでwave所属となった郷田明日香が青木とのシングル対決。まずは
郷田が「よろしくお願いしまーす!」と先に絶叫して握手を求めるも、青木が「本当にそれで良いと思っているのか」と前置きしたうえで、「よろしくお願いしまーす!」と倍返し。ゴングとともに青木は「よっしゃー行くぞ、いたばしー!」と絶叫。場内はwave入りを歓迎するかのように「アスカ」コールが後押し。ロックアップでスタート。
 郷田が押し込む。青木がヘッドロック。郷田がタックルをぶちかまし。青木は倒れず「もう一回!」と促すと、自ら走ってタックルをぶちかますも互角。青木は「お前が来い!」と指示を送ると、郷田はもう一度、タックルへ。青木は倒れず。「もう一回来い!」と挑発すると、郷田はタックル3連発。青木は何とか踏ん張るも、ロープにもたれかかる。「わかった、倒してみろ。もう一回来いー!」と何度も檄を飛ばすと、郷
田がそれに呼応するように、自らロープへ走る。しかし戻ってきたところ、青木がカニ挟みで倒して、低空ドロップキックを打つ。これには場内がブーイング。それでも意に介さず、「痛いだろー!」と顔面に体重を乗せて踏みつける。
 青木は首投げからキャメルクラッチへ。さんざん締め上げてから、「声で負けないんじゃなかったのかー」と背中をストンピング。郷田がエルボーを打ち返すも、「まだだ、おい!」とストンピングを放つ。コーナーで踏みつけ「声でも勢いでも負けないんじゃないのか!」と挑発する。
 郷田は立ち上がると、エルボーを5連打。これに対して、青木は振りかぶってのエルボーで郷田を圧倒。「どうした、来い!」と前に出ると郷田はエルボーを連発。青木はストンピングから串刺しエルボーに持ち込もうとするが、郷田がこれをすかすと串刺しラリアット。さらにタックルでついに青木を倒す。
 ここから逆エビ固めに取る。青木は必死にロープへ。
 今度は、磔に固めると、背中への背面タックルを2連発。続けて正面からタックル。
ボディプレスを投下するが、2カウント。青木はエルボーをのけると、トラースキック。
フェースバスターからボディプレス。2カウント。青木はエルボーを打ち込むと、郷田も打ち返す。ここからエルボーの打ち合いとなり、青木は「胸を張れ!」と気合を込める。
青木のエルボーに再三、倒れながらも立ち上がり、エルボーを何発も打ち込んでいく。
青木が片ヒザをつく。お返しとばかりに、リストロック式にエルボー3連発。2カウント。
 青木が「終わりだー!」とバックを取るも、郷田が耐える。体勢を入れ替えて、スピア
ーを放つも2カウント。
 郷田はアイアンクローで締め上げ、大外刈りの要領で足をかけて落とす。これに対し
て青木もエルボー。走り込むが、郷田がバックフリップに捕らえる。2カウント。
 今度はダブルアームスープレックスの体勢。青木がこらえると、エルボーを打ち込む。
郷田が突進すると、青木がDDT。
 さらに背後へのランニングニー。2カウント。串刺しラリアットを打ち込んでから、
「つぶれろー」と叫んでセカンドロープからのボディプレス。これが決め手となった。
 
■スクランブルwave(15分3本勝負)
チェリー(1-1)櫻井裕子
①〈戦隊モノルール〉櫻井(3分31秒、スクールボーイ)チェリー
②〈通常ルール〉チェリー(9分9秒、春夜恋)櫻井裕子
③〈2カウントフォールルール〉(時間切れ引き分け) 
※タイムはマラソンタイム。各勝負ごとに別々のルールを採用。戦隊モノルール=技の名前を言ってからでしかフォールできない特殊ルール。


 この試合は、15分3本勝負で、3本それぞれに特別ルールが採用される。まずは封筒に入った5種類ルールが用意され、レフェリーがこれを引いてそれぞれのルールが決められる。
 そのルールは通常のプロレスルールに始まり、ギブアップかKOのみの「RIZIN」ルール、2カウントフォールルール、技を言ってからでないと、フォールが認められない「戦隊モノ」ルール、「オンリーギブアップ」ルールから決定する。
 1本目、くじ引きで「戦隊モノ」ルールと決定。櫻井の握手をチェリーが振り払う。試合開始、「裕子」コールに包まれると、チェリーは自ら手拍子で音頭を取り、「チェリー」コールが交差。
チェリーは「レベル50歳、魂の力比べ」と手四つを申し入れる。櫻井も「レベル33歳、その力比べ受けて立つ」と真っ向勝負。チェリーは足を踏んづけると、「これが年の功だー」と居直る。
続いて「腕を折っちゃうぞー!」と腕を取る。櫻井が外したものの、もう一度、「月に代わって腕を折っちゃうぞー!」とまたも腕を取る。櫻井は腕を取り返すも、「むずい…」と技のネーミングが思い浮かばず。「年の功を見せたるわー」と得意げなチェリーが「頭勝ち割ったるチェリ
レンジャー」とヘッドロック。
 ここからそれぞれ足を取りに行くも、ともに決まらず。チェリーが「サクレンジャー、なかなかやるな」と言えば、櫻井も「チェリレンジャーもやるな」と返す。
 チェリーが「ここは正々堂々よろしく」と握手に行くが、またも足を踏みに行く。これに対して櫻井が「渾身のタックル」とタックルを打ち込んでから、「食らえ、63キロ!」とボディプレス。
カウント2で返されると、「行くぞ、天まで駆け抜けるブレンバスター!」とブレンバスターで投げようとしたが、チェリーがこらえると、「ヤングパンチ」「ヤングキック」「ヤングネックブリーカー」をそれぞれ決める。そのままカバーに行くが、レフェリーが「ヤングじゃない!」とカウントを入れず。チェリーがレフェリーに「なんでだよ」と抗議。この間に後ろから「スクールボーイ」で丸め込むと、3カウント! まずは櫻井が1本を先取した。
  2本目は、くじ引きの結果、普通のプロレスルール。この結果に観客からはブーイングも飛び出す。まずチェリーが腕で足をすくうと、変形の足4の字に捕らえる。「おい、裕子、足がいてえか」と言いながら締め上げる。技を解くと、低空ドロップキックから逆片エビへ。なんとか櫻井はにじり寄ってロープへ。
 「おい、裕子、足がいてえか」とロープに振ろうとするが、櫻井が体を入れ替え、コブラツイストに取る。チェリーは耐え抜いてロープへ逃れる。
 櫻井は「今度こそ行くぞ、ブレンバスター!」と宣言。しかしまたも持ち上がらず。チェリーがまたしても「ヤングパンチ」「ヤングキック」「ヤングネックブリーカー」と宣言しながら放つも、カウント2。レフェリーに抗議している間に、またも櫻井がスクールボーイで丸め込んだが2。
 櫻井は串刺しエルボーからタックルを5連発。ボディプレスからフォールも2。リバースドラゴンスリーパーからファイナルカットも2。
 続けて、エルボーの連打からブレンバスター。櫻井が突進するも、チェリーがすかす。ロープの反動で返ってきたところを四つん這いの体勢で櫻井をよろめかせると、そのまま春夜恋に捕らえる。これで3カウントが入り、1対1のイーブンとなる。
 3本目。くじ引きにより、2カウントフォールルール。ゴングと同時に、チェリーが丸め込みを連発するが、いずれも1。櫻井もスクールボーイ。これも1。櫻井はコーナーに押し込んで踏みつけていく。レフェリーが反則カウントを取ると、チェリーは「反則カウントも1じゃないの?」ともがきながらクレームを入れる。
 櫻井は串刺しエルボーからタックルも1。リバースドラゴンスリーパーに捕らえたがロープ。ランニング式のビッグブーツ。ボディスラムで投げてからコーナーへ上る。
 チェリーがロープ最上段を揺らし、櫻井がバランスを崩すとデッドリードライブで投げる。ここから「どっこいしょ」を決めたが1。続けて丸め込んだが、櫻井も丸め込み返す。このままエビ固め合戦の攻防となったが、いずれも1。
 さらにこの後も、エビ固め合戦が続いたが、1でどちらも返す。エルボーの打ち合いから櫻井がパワースラム。またも丸め込み合いに突入したが、どちらも1で返し合う。両者立ち上がると、チェリーがレフェリーの手を取り、クロスライン。ここからエビ固め合戦もいずれも1。残り30秒。ようやく1カウントのラリーが終わる。
 2カウントフォールをあきらめたチェリーは足4の字。櫻井が反転する。チェリーがもう一度反転したところでついにマラソンタイムによる15分経過となり、時間切れのドローとなった。
チェリーが「次はRIZINルールだ」と要求すると、櫻井も「望むところだ」と返した。

■ 方言彼女wave〜愛知vs北関東〜(20分1本勝負)
⚪︎桜花由美&咲蘭(18分45秒、体固め)本間多恵&シン・広田さくら⚫︎
※ビッグブーツ。


 「方言彼女wave〜愛知vs北関東〜」というタイトル通り、方言が飛び交う試合となるのか? 愛知側は広田&本間、北関東は茨木出身の桜花と埼玉出身の咲蘭となる。
 いつものように咲蘭の入場ダンス。桜花は少し遅れて登場し、併せてダンスを披露。「ジンセイサンブンノイチ」が久々のタッグ結成となった。いっぽう、広田はいつものように生歌で登場。しかし、マイクから
声が出ないというハプニング。リングアナがあわてて、もう一本のマイクを手渡し、ようやく歌声が館内に響き始める。本間もそのあとに続く。しかし、リングインして、歌の最後に合わせて広田がポーズを決めるが、本間はロープに乗って観客へピールしており、バラバラの状態で息が合わず。
 「方言彼女wave」のタイトルとあって、広田が方言丸出しでまくしたてる。
広田「最初から謝らなあかんで。マイクも入らんし。今日は歌わんで、本間の曲にしようって言っとったのに、(広田の曲で)びっくりしたわ、もう。裏ですごかったでー。でらビビったで。なんでそれ、マイク
ならんかったの?」
野中リングアナ「原因不明で…」
広田「(本間に向かって)一番締めるときに、あんたなんで客席にポーズ取っとるの?」
本間「チャンピオンがセンター取らんと。ごめんて、ごめんて」
広田「あんたらなにさっきから黙っとるの? ウチらばからしゃべっとるわ」
桜花「方言はないの」
広田「(試合前の)売店のときからもう(方言)出しとったの、私ら。(レフェリーに)どこ? 大阪?方言は?」
秀美「言わんでもいいやんかー」
広田「おもろい(笑)。ずるい、かわいくて。はい、試合やろやろ」
 と、試合前から方言が飛び交うも、ようやく試合がスタート。
 桜花は「やりづらいなー」とつぶやく。いっぽう、広田と本間は「あんたが出やー」「あんたやろ」と先発をどうするか揉める。結局、広田が先発。
広田「(咲蘭に)しゃべらんで、やる気ないんかー。普段からしゃべらないけど、こんなん、いい迷惑と思っとるんか。ウチらめちゃめちゃしゃべるで。あんた、どこ?」
咲蘭「埼玉…」と言いながら、手四つ合戦へ。背後から本間がカット。ダブルの状況に広田が「なにするん?」と問いかけながらロープに振り、ひとまず、ダブルでのキック。
広田「よっしゃ、(コーナーに)のぼりゃー」
本間「あたし持っとるから、あんたのぼりゃー」
広田「いつも上っとるで、あんたがのぼりゃー」
と内輪もめしている間に、桜花がカットに入る。本間と広田をコーナーへ押し込んで桜花&咲蘭がトレイン攻撃に出る。
 先頭で技を受け続けていた広田が、「私だけが痛りゃー…」と悶絶。
 続けて、桜花のホイップによる咲蘭のフットスタンプはカウント2。咲蘭は広田の手を踏みつけ、両足でジャンプして全体重を乗せる。「まだまだ行くぞー」と咲蘭がエプロンに出て、尻餅をつく。続けて低空ドロップキックを打ち込むも2。
 これに対して、広田はフェースバスターからプロレスLOVEポーズ。「そのままねときゃー」と高田純次攻撃。しかしフィニッシュで剣山を食らう。ここで「まさかー。見破りゃれたわー。お前が代わりにやる
っていうのかー」と問いかける。
 咲蘭は「なんですか、これ?」と桜花に尋ねる。
広田「なにがわからんの? なにしとるん。いま高田純次のやるで。しっとーで?」
咲蘭「まだ生きてますか?」
広田「生きとーわ。しつれいーやわ。いま『じゅん散歩』とかやっとるわ」
桜花「あの怖いやつの人?」
広田「それは稲川淳二やろーが(怒)。『じゅん散歩』しっとるやろ? 『元気が出るTV』とか。知っとるやろ?(咲蘭「さあ…」)なんで知らんの?」
咲蘭「おばさんだからじゃないですか?」
広田&本間&桜花「なにー!」
 この一言で桜花も含めて3人で咲蘭をストンピング。さらには3人でトレイン攻撃。桜花の串刺しブーツはかろうじて、咲蘭がかわして空振りに。
咲蘭「なんで?」
桜花「ごめんなさい」
 気を取り直して、桜花&咲蘭がダブルのブレンバスター狙い。これを広田がダブルDDTで返す。四つん這い姿となった桜花&咲蘭の背後から、ダブルカンチョー狙いも、直前で思いとどまり、「あんた何歳?」と咲蘭に尋ねる。
咲蘭「16です」
広田「こりゃーできんわ」
 躊躇している間に、咲蘭が低空ドロップキックから「このババア!」と叫んでのボディスラム。
 広田は咲蘭の腕を取ると、ロープ渡り。「今日すごいの見せるよ」と予告すると、ロープジャンプからのアームホイップ。
本間が「どえりゃー、すごいわ」と感心しながら飛び出し、低空ドロップキックからジャベに捕らえる。咲蘭の上半身を固めて下半身はガラ空き。本間は「チャンスチャンス!」と広田へカンチョーの指示。
広田「できんわ、未成年だから。できねーわたし」
本間「試合だからやりぃー」
広田「あんたがやりゃーいいわ」
 とまたも内輪揉め。
 咲蘭が「てめえら、しっかりしろクソババア!」とまたも禁句を発すると、広田&本間が怒り、ダブルのフェースバスターからダブルプロレスLOVEポーズ。
 本間が広田へ「あんた何しに出てきたん?」とツッコむ。
 咲蘭が本間にエルボーを連打。背後から「このババア」と言いながらスリーパー。これを振り切った本間が「今日から39やー」と言いながら鼻フックで反撃する。
 咲蘭はカサドーラ式フットスタンプも2。続いて、桜花が串刺し式ビッグブーツ。「ロープだて」と本間がアピールするも、桜花は気にせずランニング式ブーツと畳みかける。2カウント。
 本間はコードブレーカーでやり返すと、桜花も抱え上げてのスタンガン。さらに本間の背後からビッグブーツ。咲蘭も619でアシスト。正面からのビッグブーツはカウント2。
 本間は桜花の背後に回ると、裏アキレス腱固めに取る。ロープに逃れると、広田が小さく側転してのボ・ラギノール。さらに本間を呼びこむと、シーソー式ボ・ラギノール。今度は入れ替えて、広田がジャンプしてのシーソー式を狙うが桜花がかわして失敗。
広田「なんでー」本間「あんたが飛べばいいだけやろ」と何度目かとなる内輪もめ。広田がシーソーもへったくれもなく、強引に桜花へそのままボ・ラギノール。桜花が場外エスケープ。ここで広田はプランチャを成功させる。これには本間も「でらすげーマジで」と感動。
 リング内は桜花と広田。場外から本間が「決めれ決めれ!」と檄を飛ばす。広田はセカンドロープを駆使してのロケットカンチョー。
これを連発させる。
 さらに回転エビで丸め込もうとするが、桜花がこらえる。ここに下からのカンチョーで突き上げてフォールも2カウント。今度はヘナーら狙いに行くが、桜花も背後に回ってバックの取り合いに。この状態がしばらく続き、本間も「はよ決めれい」とシビレを切らす。
 広田は桜花の正面に立つ。
広田「あんたさっきから何にもしゃべっとらんがー」
桜花「方言ないんだって」
広田「なんかさがしゃー。あるでしょ」
桜花「(しばらく考えて)このちくらっぽが!」 
広田「ちくらっぽって何? 知ってる?」
咲蘭「初めて聞きました」
桜花「うそつきのこと!」
広田「そんなん、言わんよね? あんたんとこは?」
咲蘭「自分とこは『うそつき』です」
広田「ほれみー」
 ここで、広田&本間がクロスラインを狙ったが、桜花はかいくぐり、「このこじゃっぺーがー!」とダブルフェースバスターを決める。
広田と本間は「こじゃっぺって何?」と顔を合わせる。桜花はチョークスラムから、咲蘭を肩口に立たせて合体式フットスタンプ。ネッ
クハンギングボムはウラカンに返されるも、カウンターのビッグブーツ。咲蘭がダイビングフットスタンプを降下させて、桜花がダメ押しのビッグブーツで3カウントを決めた。
 本間が「ごじゃっぺって何?」と謎解きがされないまま、方言waveの幕を閉じた。

■Future wave(20分1本勝負)
⚪︎愛海&YUNA(14分38秒、片エビ固め)狐伯&炎華⚫︎
※ダイビングフォー!プレス!。

 セミはwave対仙女による対抗戦。先発は炎華とYUNA。グラウンドの攻防から、炎華が低空ドロップキック。YUNAがアームホイップ。
炎華もアームホイップでお返し。ドロップキックは両者相打ちと全く互角の攻防を見せる。
 続いて、狐伯と愛海。愛海がドロップキックを打つと、狐伯もドロップキックで返す。
 狐伯のドロップキックをすかして愛海がマウントパンチ。狐伯は足を取り、低空DDTからロケットキック。さらに足をすくってキャメルクラッチ。炎華がロープを往復してのドロップキック。炎華がロープに振るも愛海のフライングクロスチョップを浴びる。
 続いて、YUNAが炎華にエルボーからドロップキック。低空ドロップキック。ワキ固めに捕らえるもロープ。炎華もドロップキックで返す。狐伯が低空ドロップキックからスタナー。カットに来た愛海にもアームホイップ。
 狐伯の突進をYUNAは低空ドロップキックで返すと、ドロップキック3連発。狐伯は倒れず吠えまくる。YUNAがエルボーを連打し、さらに低空ドロップキックを連発。続けてのミサイルキックは自爆。
 狐伯が逆エビに捕らえる。すぐさま、愛海がカットに入ろうとするが、炎華がドロップキックでカット。YUNAがロープに手を伸ばす。
YUNAと炎華。YUNAがエルボー。炎華もエルボーでお返し。ここからエルボー合戦となる。反対側では狐伯と愛海もエルボー合戦。炎華がYUNAにエルボーを連打。ドロップキック合戦から炎華がSTFに決める。愛海がカット。その愛海に対して、狐伯がスワンダイブのドロップキックでカットに入る。
 炎華がYUNAにスペースローリングエルボーからドロップキック。炎華のエルボーをYUNAがワキ固めに捕らえる。ロープブレイク。YUNAがボディスラム。セカンドロープからのミサイルキック。
 愛海もミサイルキックで続く。さらに低空ドロップキックから炎華の背後へランニングニーを打ち込む。
 自らロープへ走ろうとするが、炎華が足にしがみつく。愛海がストンピング。エルボーを打ち込み、突進したが、炎華がセカンドロープからティヘラ。2カウント。愛海がエルボーからシャイニングウイザード。狐伯がカット。炎華がカサドーラ、ここからエビ合戦へ。いずれも2カウント。
 炎華&狐伯が愛海にクロスラインを狙ったが、かわされる。YUNAも飛び出し、愛海とダブルのドロップキック。炎華が愛海をジャパニーズレッグロールで固めたが2カウント。
 愛海はジャンピングニー。さらにダブルリストアームサルトも2。ここで一気にトップロープへ上がり、ダイビングフォー!プレス!を決めて3カウント。ハイスピーディーな攻防にピリオドを打った。

■プレミアム・デンジャラスwave(30分1本勝負) 
田中将斗(17分28秒、片エビ固め)宮崎有妃
※スライディングD。ハードコアルールを採用。


 宮崎はハードコア仕様のコスチュームで登場。ハードコアOKとなっているこの会場では宮崎のハードコアはもはや恒例となっている。
 田中の入場と同時に、いきなり宮崎が突っかかる。場外へもつれ合い、宮崎がテーブルを投げつける。イスで殴打し合うが、田中が打ち勝つ。
さらに、背中へ強烈なイス攻撃。田中が「オラ、入れよ」とリングに入れる。リング上でも背中へイスを叩きつける。
 宮崎はエルボーを連打すると、タックルで吹っ飛ばす。続いて、ラダーを持ち出し、田中をその間に組み入れ、コーナーに固定。そのラダーをイスで殴打。ガシャーンと言う金属音がこだまする。今度はトップロープへ。田中が迎撃すると、スタナーでエプロンへ落とす。さらにエプロンの宮崎へラリアット。ここからエプロンの攻防へ移行する。急所打ちで難を逃れた宮崎が直伝デスバレーボム。場外に出た田中を追いかけ、イス攻撃。
 場外乱闘から、田中がイスを奪い取り、3度目の背中への痛打。そして机を横に並べると、宮崎を寝かせる。トップロープに上ると、最上段からの場外ボディプレス。机が真っ二つに割れる。その机の破片で額へ突き刺す。もう一片も机からはがすと、またもその破片で額へ押し込み、突きまくる。宮崎は額からついに出血。
 リングへ押し込むと、イスを中央に置く。その上に足で顔面を押し込み、さらにイスの上へボディスラム。背中へのストンピングから、ボディスラム狙い。宮崎が踏ん張ると、田中を逆にボディスラムで投げた。
 それでも、田中がダイレクトにイスを投げつけ、動きを止める。額へのパンチから、「立て!」とアピール。もう一発パンチを打ち込む。足で顔面を踏みつけると、「オラ、立ってこい、やりか返してみろ!」と檄を飛ばして、踏みつける。宮崎が立ち上がり、チョップを連打。田中もチョップで打ち返す。
 田中が机の破片で殴りかかろうとするも、宮崎が取り上げ、田中へ叩き込む。その数、5連発。さらにブレンバスターで投げる。
 続いて、串刺しラリアット。コーナーへ田中を宙づりにすると、顔面の前にイスを立てかける。そのイスめがけてラダーを投げつける。再びガシャーンという金属音が鳴り響いた。
 10分経過。
 続けて宮崎はラリアット。2カウント。さらにバックに回る。田中もバックを取ろうとすると、宮崎が腰を落とす。すると、田中はなんと胸を
もむ。まさかのセクハラ攻撃だったが、DDTからの串刺しラリアット。コーナーに、宮崎を座らせると、トップロープから雪崩式ブレンバスタ
ー。ここで「スーパーフライ!」と宣言すると、スーパーフライを急降下させるが、間一髪、宮崎がヒザを立てる。
 今度は宮崎がトップロープへ。ムーンサルトを狙ったが、剣山で阻止される。今度はラリアットの相打ち。ここから宮崎がラリアット。立て
続けに直伝デスバレーボムを決めたが、2カウント。ラダーをリングへ立てかけ、固定すると、その上に上っていく。田中が迎撃で股の下に両腕
をもぐらせると、投げ捨てパワーボム。再び「スーパーフライ」宣言。ラダーの上に上っていくが、宮崎がイスを投げつけて阻止する。
 動きの止まった田中に、宮崎はラダー上からのブレンバスターを決める。さらにイスを田中の体に置くとムーンサルトを投下する。今度は見事
決まったものの、2カウント。囲碁版を取り出すも、田中が反撃に移り、エルボー合戦。そんな中、田中がラリアットを放つと、宮崎は碁盤の上
に倒れ込む。正面からのエルボー。ヘッドバットからもう一度、エルボーを打ち込む。2カウント。ここでスライディングDを決めてついに宮崎
が力尽きて、決着となった。
 
 田中がマイクを握り、宮崎へメッセージ。
「初対決でやってみて、すごい楽しかったよ。女じゃねえよな。まだまだできるのにもうすぐ引退するんやてな。一回、その前にシングルやれて
よかったよ。引退までケガしないで突っ走ってください。今日はありがとうございました」

 田中がリングを降りると、今度はバースデーソングが鳴り響く。
 試合の日である、4月20日が誕生日の本間と、19日が誕生日のYUNAのケーキが用意され、顔面ケーキの祝福となった。
本間「今日で39歳になりました。waveさんのベルト第39代として巻いております。39歳、39代のまま引退する気満々なので最後までよろしくお願いします!」
YUNA「昨日、誕生日だったんですけど、ありがとうございます。初めて顔にケーキ食らいました。waveさん、久々の参戦でしたけど、新たな思い出ができてうれしかったです。またこれからもよろしくお願いします!」

 最後は誕生日を迎えた二人による「これがwaveだ!」で締めくくりとなった。
2025.04.05

『KARIYA WAVE Vol.5』

日時
4月5日 土曜日
観衆
355人※満員御礼札止め
場所
愛知県・刈谷市産業振興センターあいおいホール
taisenn
1、KARIYA・安城★超嬢決戦~MIKAWAおてんばwave(時間無制限1本勝負)
○中野たむ(1時間36分43秒 アンドロメダ)宮崎有妃●
※場外カウントなしルールを採用
taisenn
2、KARIYA・Future wave(15分1本勝負)
○沙恵(9分33秒 片エビ固め)郷田明日香●
※レインメーカー式ラリアット
taisenn
3、KARIYA・スクランブルwave(20分1本勝負)
○桜花由美&小橋マリカ(16分50秒 片エビ固め)青木いつ希&関口翔●
※ビッグブーツ
taisenn
4、KARIYA・ファンタジーwave(30分1本勝負)
○狐伯&櫻井裕子&マリ卍(12分33秒 cocodrilo)炎華&フェアリー日本橋&花園桃花●
taisenn
5、Regina di WAVE〜WAVE認定シングル選手権試合(30分1本勝負)
○<王者>上谷沙弥(21分57秒 スタークラッシャー)シン・広田さくら<挑戦者>●
※第22代王者4度目の防衛に成功
taisenn
2025.04.01

[PHASE2 Reboot 6th/NAMI☆1~Apr.~25]

日時
4月1日 火曜日
観衆
290人
場所
新宿FACE
・オープニング

 この4月1日というのは、waveが新体制となった記念すべき節目の日。試合に先立ち、二上会長と阿部社長があいさつ。

桜花「みなさんこんばんわ! 本日の大会でリブート6周年、私が社長になったのは7期目を迎えます。ここまで続けて来れたのも応援してくださる皆様のおかげです。ありがとうございます。東京の桜は満開ですが、waveの桜も満開になるように、近々うれしい近々嬉しいお知らせもできるように頑張ってまいります」

二上会長「waveの桜って、あんたと広田しかおらんやん。もっと若い子にしてよ(笑)。同じマイクを使ってるとは思えないくらいの声量です」

桜花「みなさんこんばんわ。ほら、こっちのほうが音量いいんですよ」
二上会長「ホンマや。そんなことどうでもいいわ。私が社長やめてから7年経ちました。辞めてからも順調…ではないけど、平日にこれだけのお客さんが集まってくれました。そして、20年使ったコーナーを新調しました。私がフリーのときから使ってきたコーナーポストをやっと変えて、スピーカーセットも買ったし、おじさん風のジャージも作りました。
5月4日からCATCH THE WAVE始まります。ちょこちょこ出している参戦選手も、もうすぐまとめてどかんと発表できると思います。今年のキャ
ッチのTシャツのデザインが出来上がりまして、マジでメッチャかわいいです。こんなんです。(スマホの画面を見せる。桜花「見えませんよ」)発注したときに16周年って言ったら『イチローですね』って言われたので、イチロー書かれたらどうしようと思いましたが、大丈夫でした。
今日は炎華が獲ってくれる信じて、炎華ちゃんの応援お願いします。あと、実はこのリングマットのロゴ、ずーっと旗揚げから使ってたんですけど、ちょっとこのロゴではなく去年辰年だったので、ドラゴンのロゴに変えたんですね。そしたら業績が結構上がったんですよ。右上に上がってるじゃないですか。ちょっと調子が良くなってみたので、この際なんであっちにロゴ変えます。いいほうがいいやんな、こだわりとかないんで。
18周年の手前なんですが、ロゴ変えます。桜花さんが『嬉しいニュースを近々…』と言いましたけど、それは、今日です。みなさん『おーっ!』という準備しておいてください」

桜花「それはいつになりますかね」

二上会長「いつのタイミングかわからないんですけど、いい話題です」

桜花「それでは6周年大会、楽しんでいってください!」
1,ゴキゲンwaveDX(30分1本勝負)
〇桜花由美&米山香織&チェリー(15分11秒、体固め)ZONES&香藤満月&グリズリー藤滝●
※ビッグブーツ。


 ゴキゲンBBA☆DXはいつものように入場すると、リング中央でポージング。ZONES組は、ZONESが香藤のお腹に突っ張り。香藤のお腹の弾力を確かめる。
 握手の際には、米山が「圧が強い~」とビビりまくる。
試合前から吠えまくるZONES組。ZONESが「ここは私が」と先発を買って出る。いっぽう、4月1日は節目と言うことで、桜花が先発。桜花はZONESと向かい合った瞬間、思わず「こわっ」と漏らす。
 いきなり背後から米山とチェリーが割って入り、桜花を投げつける。「ゴキゲンBBA」ポーズに桜花が「デラ…!」と加わわろうとするも、途中でむせしてまい、トレイン攻撃で反撃される。
後に香藤が全員まとめてのベイダータックル。そして関西で言う『千枚漬け』の要領で3人がかりで桜花に乗っかる。
 香藤とZONESが桜花を磔にすると、香藤が「みんなエサだー!」と号令をかけ、全員でかみつき攻撃。
 香藤がボディスラム。藤滝もボディスラムからボディプレス。ZONESもボディスラムからエルボー。
2カウント。ZONESがタックルを決めると、ポージングを取る。
ZONESの突進をかわした桜花が串刺しブーツ。さらにランニング式ブーツ。2カウント。
 米山がダブルを指示。「ブーツブーツ!」と言って、ダブルでのカウンターキックを見舞うも、米山の足はZONESに届いておらず。もう一度、ロープに振るも、桜花の足のみがヒットする。
 ZONESが米山にバックフリップでピンチを脱出し、「まんじゅー!」と香藤にタッチ。米山がグルグルパンチを決めるが、香藤は自慢のお腹ではじき返す。
米山はバックに回るが、手が届かず。これを桜花がブーツでアシストする。チェリーが回転式のアームホイップ。足で腕をロックしてからの逆片エビ。カットに来た藤滝を香藤の上に乗せると、2人まとめてのキャメルクラッチ。さらに米山が背後から押し込む。ZONESがカット。
 ZONESが「まんじゅうダブルー!」と指示も、チェリーは香藤と体を入れ替えてZONESとクロスライン。ZONESを香藤の上に乗せてから押しのけてフォールも2。続く熟女でドーン!は不発。香藤がベイダータックルからボディプレスも2カウント。「決めるぞー!」と叫んでコーナーからのボディプレスは自爆。
チェリーはコーナーに振るが、香藤がタックルで返す。続いて、藤滝もタックルで追撃。チェリーが「いい加減にしろ~」とチョーク攻撃。注意に来た石黒レフェリーをクロスラインから乗っけてさらに押しのけてダブルニードロップからフォール。
 チェリーがロープに飛ぶも、背後から香藤がキャッチ。藤滝がチェリーを捕らえてベアハッグ。さらに振り子式のサイドバスター。
10分経過。桜花が割って入り、「挙げるぞ、スーパーパワーボムやるぞ」と藤滝を捕らえて、3人で持ち上げる準備をしたが、ZONES、香藤がカットに入る。
 チェリーが「恥かかせやがって」と熟女でドーン!を決めるも2。「桜花さん、一緒に!」と声をかけ、「熟女と熟女でドーン」を狙うが、藤滝がかわして3人連続プレス攻撃。
 香藤が逆エビ。ここから逆片エビへ。ロープをつかまれると、突進するが桜花はスタンガンでかわす。
ロープにもたれる藤滝へ、背後からブーツを浴びせる。そしてかかと落としもカウント2。
香藤がタックルから、ZONESがダイビングエルボー。さらに藤滝がコーナースプラッシュ。2カウント。
 6人が入り乱れる中、藤滝が桜花にラリアット、2カウント。桜花は突き上げ式蹴りからネックハンギングボムも2。最後はダメ押しのビッグブーツを決めて3カウントを奪った。
桜花がマイクを持つ。「オープニングでで嬉しいお知らせと言いましたが、ここで発表したいと思います」

藤滝「こんなヘロヘロの姿でかっこ悪いところですけど、本日、4月1日付けでプロレスリングwaveに入団させていただきます。これからはwaveの一員としてもっともっと強くなって、団体を引っ張っていける存在になりたいと思いますので、応援よろしくお願いします。入団にともなって、心機一転名前を新しく『郷田明日香』にします。ジャイアンと同じ響きです。心の中にはジャイアニズムを持って、『オマエのものはオマエのもの、オレのものはオレのもの』精神でいきたいと思います。よろしくお願いします!」
2,同期のサクラ3wave(20分1本勝負)
〇狐伯&網倉理奈(15分1秒、スクールボーイ)SAKI&世羅りさ●
※もう一組は青木いつ希&関口翔。


 「同期のサクラ」ということで、同年デビュー3組による3WAYタッグ戦。狐伯&網倉は'18年デビュー、SAKI&世羅は'12年デビュー、青木&関口は'17年デビュー。ノータッチルールが採用された。
青木の握手に、網倉が「よろしくお願いしまーす!」と先に絶叫ボイスを響かせる。これに対して、青木は倍返し。先発は青木、網倉、SAKIでスタート。
 青木が手四つを要求。3人で手四つ合戦。ここから、青木とSAKIがタックル。青木をどかせて網倉とSAKI。
今度は青木と網倉、SAKIと青木…というように、3人でショルダータックルを打ち続ける。最後は3人がタックルでぶつかり合うも誰も倒れず。
 続いて、狐伯と関口。狐伯は高速ロープワーク、関口も高速で返す。関口がアームホイップ。狐伯はロープを使ってのアームホイップ返し。狐伯&関口が共闘し、ダブルのドロップキックで世羅を場外へ。狐伯が関口にドロップキック。
狐伯と網倉は「18年組いくぞ!」とドロップキックからおんぶしての合体ワー!プレス。今度はSAKIが狐伯にチョキパンチ。世羅は狐伯の足首を捕まえてのグーパンチ。SAKIが「グーはダメ。先輩がそういうことすると示しつかないじゃん」と注意する。二人の言い合いの間に、青木が2人にグーパンチ。関口とコンビネーションからダブルの低空ドロップキック、「いくぞ、チームホカクドウ!」とサンドイッチ攻撃を狙うが、足を引っ張られて未遂に。
場外戦。関口は観客の傘を刺して、「こもるぞ」とその中に入るが、世羅は蹴りで傘をどかす。SAKIが観客に「すいません」と謝って閉じる。
 リングへ戻ると、世羅が関口に逆片エビ。狐伯がカット。狐伯が関口にドロップキックからキャメルクラッチ。網倉がその関口へめがけての低空ドロップキック。2カウント。
 SAKIが関口を変形ジャイアントスイング。青木がカット。
SAKIがボディスラム。「カラーズ、いろとりどり!」となぜか関口が味方の青木も含めた5人から踏みつけられ続け、5人で「ウィー・アー・カラーズ!」とたどたどしくポーズ。「なんだこれはー」と世羅。
 SAKIと網倉がキックとチョップのコンビネーションでやり合う。青木が二人を鉢合わせにさせてダブルドロップキック。
さらにSAKIと網倉にDDT&体落とし。
 青木と網倉が向かい合う。網倉がダブルチョップ。青木もエルボーを返す。網倉がチョップ。青木もエルボーでお返し。
網倉は連打でチョップを打ちまくり最後にダブルチョップ。青木が立ち上がるとリストロック式エルボーを連打。
 網倉は青木をカナディアンバックブリーカーに決めると、SAKIがカンパーナ、世羅がブルズへリートを同時に決めて、せーので離そうとするが世羅だけ離さず。
SAKI&世羅が、同時の対角線攻撃からダイビング攻撃二重奏。青木は「わたしごとやれ!」と狐伯を羽交い締めにし、関口は「青木ごと狩るぞ!」と俺ごと刈れを狙うが、かわされて青木だけ刈ってしまう。青木と関口がアイルビーバックで同時にリングに戻って、同時に大外刈り。
関口がミサイルキックから青木のダイビングボディプレスも2。またも6人が入り乱れ、世羅がセラリズムバスターも2。
SAKIのビッグブーツが世羅に誤爆。そこで狐伯が丸め込むも2。世羅は青木を丸め込みに行ったが、背後から狐伯が世羅を丸め込んで3カウントを奪った。
3,DUALSHOCK WAVE~WAVE認定タッグ選手権試合(30分1本勝負)
<挑戦者組>〇尾﨑妹加&本間多恵(18分3秒、片エビ固め)宮崎有妃&櫻井裕子● <王者組>
※合体ミサイルキック&マイカバスター。妹加&本間組が第39代王者となる。

 “キャプテンアームストロング”2度目の防衛戦。年末に宮崎&櫻井にベルトを奪われた、前王者組の“スパイスアップ”本間&妹加が何度ものアピールを経て、ようやくリターンマッチにこぎつける。来年1月に引退を表明した宮崎は、櫻井と最後までベルトを守り抜くことができるのか。
まずは帽子&スーツ姿の本間を妹加が抱え上げて四方に挨拶。両チーム握手でスタート。櫻井が「どっちでもいいから早く出て来いよ!」と挑発。本間が先発に出る。櫻井が手を挙げると、本間はバックに回る。ここからアームホイップ。
櫻井は顔面へのビッグブーツでお返し。宮崎が飛び出すと、櫻井をシーソープレス。これに対して、妹加が宮崎、櫻井をコーナーに追い込むと、串刺しラリアットから、反対側のコーナーに控えていた本間が二人へ対してぶら下がり腕ひしぎ。
本間は2人相手のミサイルキック。妹加にタッチ。宮崎が妹加にエルボー。妹加は「待ってたぞ」と打ち返す。その後もエルボー合戦が続く。続いて、タックル合戦は互角。宮崎も「待っとけよ」と自らロープに走るが妹加は倒れない。
宮崎は動きを変えて低空ドロップキック。妹加が串刺しラリアット。宮崎も串刺しラリアットでお返し。さらにロープサイドでも串刺しラリアット合戦。妹加がタックルで宮崎を倒す。
本間のドロップキックは自爆。宮崎は本間をコーナーに押しこんで「おもしれえ顔してるな」と挑発。本間は宮崎をコルバタで場外へ落とすと、プランチャを敢行。
 場外乱闘へ突入。本間は宮崎を通路まで持って行く。宮崎は攻守を入れ替え、本間を客席へなだれ込ませる。さらに中央の通路に本間を寝かせると、布を持ち出し、「今日は、ここでお送りしましょう」とイリュージョンの準備。「ミュージック…」と言いかけたところで、妹加がカット。ブーイングに包まれる場内。
宮崎は「やらせてくれ」と嘆願するが、本間は布を持ってリング内へ。布をかぶせたまま、入場時にかぶっていた帽子を取り出し、「ミュージックスタート!」。
 本間が手を挙げると布が宙に浮く。本間はその上に腰掛ける。しかし、ここで妹加がツッコミ。館内はブーイング。「タイトルマッチ以外でやりなよー」と妹加。ここで3人での場外乱闘へなだれ込むが、その間も宮崎は宙に浮いた状態を続ける。とうとう、「ワシわい!」と耐えられなくなってようやく布から飛び出す。
スパイスアップがロープに振ると、宮崎はダブルラリアットで返す。宮崎がムーンサルトも自爆。本間が突進すると、えびす落としで切り返すも2カウント。
 櫻井がタックル2連発。さらに3発目を狙ったが本間はワキ固めで切り返す。
10分経過。本間がロープに走るも、場外から宮崎が足を引く。宮崎は裕子ロケットの体勢へ。裕子ロケットが発射されるも、本間が身をかわして失敗。
 本間は飛びつき腕ひしぎ。櫻井がロープにエスケープすると低空ドロップキック。トップロープを上るが、宮崎は「本間、またあったな」と迎撃に上り、雪崩式ブレーンバスター。続けて櫻井がブレーンバスター、2カウント。
妹加がサイドバスターから本間がジャックナイフ固め。2カウント。
 妹加は起きあがりこぼしラリアット。櫻井はドラゴンスリーパーに切り返す。さらに突進してのビッグブーツ。2カウント。
妹加も抱えると、アルゼンチンバックブリーカー。ここから東海道落とし。続くダイビングセントーンは失敗。櫻井がランニング式ブーツを放つ。
 このチャンスに宮崎が再度、裕子ロケット。今度は成功すると、この機に櫻井が櫻雷を決めたが、2カウント。
 15分経過。本間がコードブレーカー。妹加と合体式619。妹加がダイビングセントーン。2カウント。
櫻井はクレジェンテを狙うが妹加はこらえる。宮崎が目つきでアシストして丸め込んだが2カウント。本間が宮崎をコルバタでカットに入る。エプロンへ逃避した宮崎へ、本間は飛び込み式の回転エビ固めで場外へ落とす。
櫻井はビッグブーツ。妹加がラリアットから、トーチャーラックボム。本間がトップロープに上ると、マイカバスターとミサイルキックの合体技・特攻バスターを決めて3カウント! これにて第39代王者となった。
本間がマイクを手にする。
「今年で10周年だね、いつも支えてくれてありがとう。宮崎さん、裕子、お二人から勝って私たちはいまこのベルトを巻いています。私はそれに意味があると思っています。あのときの自分も、そして今のお二人も、今のスパイスアップは超えられたと思っています。ありがとうございます。
 第39代王者になった本間からご報告がごさいます。私、本間多恵は今年の10月13日、ここ新宿フェイスにおいて、引退します(場内『えー!』の声)。でも、今日から39代、そして私今月39歳になります。なのでここから引退ロード、そして妹加との防衛ロードになるとそう思ってます。引退するけど、GAMIさん、私このベルト巻いたまま引退しますよ。

39代のまま、39歳で引退します。でも1本じゃ足りない。2本、3本、狙ってますよ。だから今年のキャッチでますよ」
二上会長「圧が強い! DUALSHOCKを巻いた人がみんな引退するとか辞めてもらっていいですか?呪われたベルトみたいに(苦笑)。ハイ、キャッチ出て下さい」

本間「最後の最後までベルト巻くんで、妹加よろしくね。泣かないで!」

尾崎「今日何の日か知ってるの…? ウソって言ってよお!(号泣する)先に聞いてたから、最後になるかもしれないからベルトをどうしても巻きたかった。裕子もそうだと思うけど、置いていかれる人は寂しいんだよお…。でも、多恵が引退する日までこのベルトを持って、返上するつもりでいるんで。最後までスパイスアップをよろしくお願いします!」
▼バックステージ

本間「第39代、タッグ王者にスパイスアップがなりました! もう今日巻いて私は王者としてこの報告をしたいって妹加にずっと言ってたし、年明けからずっとずっと妹加と作戦を練ってトレーニングしてきて、その結果がつながって本当に良かったなと思います」

尾崎「前から聞いてて、ひとつもチャンスを逃したくないと思っていたので、無事に取れてよかったです」

本間「(引退の理由は?)もともと10年やると決めてて、10周年を迎えるのでいいタイミングかと思ってて。最後の最後まで最高潮のプロレスラーでいたいという気持ちで、これからベルトを増やして、巻いた状態で最後の紙テープを浴びたいという気持ちが本当に強くて。いっぱい巻いたら歴史にも残ると思うので、誰もやったことがない引退をしたいと思ってて。そのタイミングは今がベストだなと思って決めました」

尾崎「私は初めて聞いたのがタッグのときで、私たちの入場曲って2人で歌ってるので、それを聞いて危なくなったんですけど…笑顔で送り出したいと思ったけどやっぱり泣くちゃいましたね…。でも最後はベルトを巻いた状態で迎えたいと思います」

本間「たぶんビックリされた方がたくさんいたと思いますけど、ビックリしたことが私の今までの積み重ねで、誇りだなと思ってます。妹加とベルトを巻いて、39歳になるので。この39という記念すべき数字とともに、心に刻んで防衛していきたいと思います。よろしくお願いします!」
4,メモリアルwave(30分1本勝負)
シン・広田さくら(4秒、首固め)里村明衣子
シン・広田さくら(7秒、首固め)里村明衣子
里村明衣子(15分2秒、片エビ固め)シン・広田さくら
※デスバレーボム。


 GAEA時代からの先輩後輩と言う間柄である里村と広田がラストシングル対決。
いきなり里村のハイキックをかわした広田がボ・ラギノールから丸め込んで3カウント。わずか、4秒という出来事だった。
まさかの結末に、館内はどよめき。広田は手を振って引き上げようとする。納得いかない里村。
広田は、「勝負付いたじゃないですか。最後は後輩の私が先輩をがっつり取って、ダメですか? もう一回?わかりました。里村さんがそこまで言うならやってあげましょう」と、再戦を受け入れる。
里村が握手を求める。再びハイキックをかわした広田が、ボ・ラギノールを一度はかわされるも、追撃のボ・ラギノールから丸め込んでまたも3カウント! 今度は7秒での決着となった。
 「ありがとー」と、得意げに客席へ手を振る広田。納得いかない里村。「わがままな先輩だなー。2回ですよ。しょうがないなー。わかりましたよ。もう一回やりたいんですね。今日はエイプリルフールなので、2回勝ったということは里村さんの名誉のためにも、記憶から消していいです。恥かかして引退させられませんよ。いまからってことでいいですよ」
再々戦が開始。里村のハイキックが今度はヒット。エルボースマッシュからフォールを見舞うも2カウント。里村はローキック3連発。広田は「痛い」と思わずもらす。里村がヘッドロックも、広田がエルボーで逃れて久々のエア・エルボーアピール。広田がやらせようとするも、里村が乗らず。
場内ブーイングも、再び広田がヘッドロックを仕掛け、里村のエア・エルボーアピールで場内歓声。広田がフェースクラッシャーからLOVEポーズ。高田純次で追撃を狙うが、里村がアンクルホールドで切り返して場内大ブーイング。
広田が「今の見たー? ちょっと待ってよ、そうじゃないですよ。もう一回、もう一回、寝てくださいよ。絶対にいまみたいなのやめてくださいよ」と注意を促す。しかし、2度目の高田純次もやはりアンクルに捕らえられる。
大ブーイングの場内。広田も「いまのはお笑い的には正解かもしれない。3日に鈴木みのるとやるじゃないですか。そういうのはそういうときにやってください。いまは引退までの激戦に備えて緩くでいいです。まわるところからやるんでお願いします」と再度に渡って注意を促す。
再び高田純次。回るところから再開するが、里村は剣山に行かず。
広田「えー、うそでしょ。なんで(足を)出さないんだよー!なんで余計なことやっていま出さないんだよ。何年やってんだよ。わかった? ちゃんとやってよ」
今度は、剣山こそしたものの、「オマエが代わりにやるって言うのかー」アピールには、×印をつくって、コーナーにそびえる。大ブーイングの場内。「あ、わかった。里村さん、寂しがり屋なところがあるんで、一人じゃ嫌なんだ」と広田はあたりを見回し、この試合のレフェリーを務めた伊東幸子(元GAEAレフェリー)の姿を見て「GAEA」コール。
 そして、里村&伊藤レフェリーの2人で高田純次を決めると場内大歓声。
今度は、里村が腕を絞る。広田はコーナーを回り、ロープ上で一回転。さらにロープジャンプも成功。「もう一回」コールで調子に乗って2度目は失敗。それでも里村を磔にすると、背後に回り、カウンターのボ・ラギノール。里村も思わず場外へ落ちるが、トぺは失敗。里村がリングへ戻るとエルボー。逆エビからSTF。10分経過。
ロープへ逃れると、里村はコーナーへ上る。広田が背後からボ・ラギノール。においをかいだ広田は「くっせー」とアピール。
里村が怒りの表情。広田は「怒らせたな」と察知して、「にーげーろー、やーめーろー」となぜかスローモーションで逃げ出す。
すると、里村も同じようにスローモーションで追いかけていく。
里村のスローなエルボーをかいくぐり、広田は低速スクールーボーイ。しかし、なぜか伊東レフェリーは高速カウント。あわてて返す里村。今度はエルボー合戦。里村がオーバーヘッドキックも、広田がふらふらドーン。カウント2。里村が丸め込もうとしたところに、広田が下からボ・ラギノール。カウント2。へなーらサンセットを狙うが、逃れた里村がDDTから側転ダブルニードロップ。
カウント2。ダメ押しで里村がデスバレーボムを決めて、3カウント。
 試合後、二人は抱擁し、ラストシングルは幕を閉じた。
▼バックステージ

里村「ラストのシングルとラストのwaveってことで、やりたいことを詰め込みすぎて、しつこいくらい広田と里村の世界を堪能させてもらいましたけど、最高ですよ。29年? いろんなことを乗り越えてきたよね。若い時からさ」

広田「里村さんがなんでもやってくれちゃうから(苦笑)。29年ですね」

里村「自分にないものを全部彼女は持ってるので。それが評価された時代はグンと追い越されて悔しい思いもしたけど、広田さくらがいないとプロレス界って全部トゲトゲになってしまう。広田がいったん角を取ってくれるから、絶対必要なんですよ。センダイガールズも広田なくしては成り立たないくらい大事な存在なので。やってくれて感謝です」

広田「私は引退をしないと決めてるので、こうやって先輩とか後輩とか、リングを降りる人を見送る寂しさで押しつぶされそうだなって。誰もがやっぱり引退をするんですけど、そろそろかなって思ってたときにやっぱりかと。それで最後の4月になって、そんな4月が私からスタートといことで、いいスタートが切れたんじゃないかなと」

里村「次はタッグ組むからさ。次は同志として」

広田「生き写しってことで、23日はもっと存分やりましょう。あれもこれも!」

里村「やりましょう!」
5,Human Resoureeプレゼンツ~Regina di WAVE〜WAVE認定シングル選手権試合(30分1本勝負)
<王者>上谷沙弥(22分、エビ固め)炎華<挑戦者>
※スタークラッシャー。第22代王者・上谷が3度目の防衛に成功。

 桜花を下して2度目の防衛を果たした上谷が、「waveの全員とやりたい」と発言したことから、炎華を挑戦者に指名。炎華は翌日にデビュー2周年を控え、この大一番で上谷へ黒星を付けReginaを取り戻すことができるのか。
炎華はゴングと同時に、エルボーを連打してラッシュをかける。続けてアームホイップ。これに上谷もアームホイップで返す。
 炎華はコルバタからドロップキック。互いにトップスピード全開の攻防から、プランチャ狙いもH.A.T.E.のセコンド陣が介入。
上谷はチェーンで絞首刑。そして、客席へなだれ込ませる。さらには別方向にもなだれ込ませる。
次に客席にあった傘での攻撃。先にリングへ戻ると、リング中央でイスに座ってのポーズ。
ドロップトーホールドでイスに顔からぶつけて、低空ドロップキック。ストンピングを連打。さらに髪をねじって、ヘアホイップ。
炎華もエルボーでお返し。「もっと来いよ」と上谷が胸を突き出すと、炎華はエルボーを連発でヒットさせる。それでも、上谷は「来いよ!」と両腕を広げる。炎華はドロップキックを打ち込み、ハリケーンラナからスペースローリング・エルボーを狙うが、これは蹴って上谷が阻止。
炎華がコルバタから、人工衛星シザース。低空ドロップキックを挟んで、今度はスペースローリング・エルボーを決める。上谷がボディスラムも、炎華は「ナメんな!」と追走ドロップキック。
続けてトップロープに上り、ボディアタック。2カウント。さらにSTFで絞り上げる。ロープへ。 ブレンバスターは持ち上げられず。上谷は「上げてみろよ」と挑発。炎華はドロップキック。
上谷はスワンダイブのボディアタック。2カウント。上谷がロープに振ると、炎華がブーメランアタック。2カウント。
かなり厳しい角度で締め上げたが、上谷はなんとかロープへ。炎華はボディスラム。セカンドからミサイルキック。2カウント。
続いて突進したが、トラースキックで返される。上谷がトップロープに上ったところを炎華は下からのドロップキックで迎撃。場外へ落ちると、今度こそプランチャを敢行させる。リングへ戻すと、ミサイルキック。
コーナーを変えて2発、そして3発と放っていく。「まだだー!」と4発目を狙うとあえて、上谷も両手を広げて受け止める。カウント2で返しても2度に渡って、押さえ込む。
 上谷はエルボー。炎華は両腕を広げる上谷にエルボー。上谷もエルボーで打ち返す。
互いのエルボー合戦が繰り広げられる。炎華はさらに追撃エルボーを狙うも、上谷がカウンターで強烈なエルボーを打ち込み、ノーザンライト・スープレックス・ホールド。カウント2。
上谷もドロップキックからスタークラッシャーを狙うが、炎華が首固めに切り返す。
続いてヒロギョプサルもカウント2。上谷が強烈なスピンキック2連発もカウント2。場内「炎華」コールに。
続いてヒロギョプサルもカウント2。上谷が強烈なスピンキック2連発もカウント2。場内「炎華」コールに。
20分を超える激闘となったが、上谷が堂々、Regina3度目の防衛に成功した。
上谷「オイ、炎華。悔しかったら出直して、また挑戦してこいよ。次4・5刈谷、広田さくらとやるけど…その前にGAMI。刈谷大会に中野たむ? どういうこと? なんでアイツいるの?」
GAMI「だってフリーやから」

上谷「中野たむvs宮崎? 上谷vs広田? なんかおかしくない!?」

GAMI「おかしくない。wave、wave。だってフリーにしたの、アンタでしょうよ。そんなこと言われても」
広田「なんなの? 弱気なわけ? 私は里村さんと試合終わって思い出話してたわけ。そうしたら炎華が負けちゃったんだけど、やるわけ? 順番的に私になった? やりたいならもうちょっとないの? 私は里村から2回フォールとった女だよ!(場内大歓声)」

上谷「ち…チャンピオンはこっちだぞ! 頭下げるとかしろ!」

広田「たまたまそこにベルトがありましたってことだろ? じゃあ刈谷お願いしますでいいだろ! ヒールの前に人間だから!」

上谷「(「沙弥様お願いして!」の声)…おねがい…します…」

広田「ホラ撮って! 拡散して! まあいいよ」

上谷「なんかムカつくんだけど! ひどくない!? 下僕たちよ跪け、永遠にさようなら…なんか違くない!?」

不服タラタラの上谷は広田をぽかぽか殴りながらリングを後に。
広田「ねえやっぱり、悪ぶってたって最後は人間性問われるから。最後頭下げたってことは、アイツは伸びるよ(ニヤリ)。名前何になったんだっけ?」

郷田「郷田明日香です」

広田「Regina取っちゃうから、私は入ってそうそう雲の上の存在になっちゃうかもしれないけど。このメンバーでやっていきましょう。あ、私23日に自主興行やるんですけど、waveのメンバーにも出てもらうんですよ。郷田さんも含めたwaveの6人タッグにしたいんですけど、シン・広田さくらはその大会にでないで、シン・里村明衣子しかでないんですよ。私の代わり、誰にしようかな。あ、世羅がいるんじゃない?」

世羅「エッ!?」

広田「私のコスチュームかすから、あのピンクのバスマットのコスチュームと入場曲の音源渡すから、練習して歌って入場して。空いてるでしょ? 私の代わりに世羅りさが参戦することになったんで、当日はよろしく!」

世羅は困惑しながらも一礼。

広田「このメンバー、この風景でwaveを楽しんでもらえればと思います」

GAMI「締めてもらえます?」

広田「マイク持ってもらえる? アンタのマネージャーじゃないんだよ(苦笑)」

郷田「みなさん、準備はできてますか? いくぞ、これがwaveだー!」
▼バックステージ

上谷「なんかおかしくない!? 私チャンピオンで、今日防衛したの私なんだけど! あと、刈谷に中野たむ参戦するでしょ? 上谷vs広田? なにこのスターダムとwaveの最高峰の闘いみたいな? 今日炎華、当たって砕けて悔しかったと思うけど、自分が信じる正義をぶつけてきてくれたから。アイツが立ち上がってくる姿は見れたから、悔しかったらまた私に挑戦してこいよ、以上」

炎華「2年目で、明日2周年で。2年間でやってきたこを全部ぶつけたつもりだったんですけど…やっぱり全然敵わなくて。何をやっても、何をやっても効かなくて。こんなチャンス2年めでなかなかいただけることないと思ったんで、全力で絶対ベルトを取ってやるという気持ちで挑んだんですけど、(涙声になりながら)やっぱり取れなくて悔しいです。でも、自分はプロレスを始めたばかりで、伸び代しかないと思ってるので。これからいっぱい、いっぱい、いっぱい練習して経験を積んで、いつか絶対上谷沙弥を倒します。ありがとうございました!」
2025.03.23

『ITABASHI SURPRISE Mar.25』

1,Future wave(15分1本勝負)
狐伯(11分51秒、片エビ固め)咲蘭
※フロッグスプラッシュ。

 

 「狐伯」コールの中、試合開始。まずは狐伯が手四つで絞り上げ、さらに腕を取る。ロープに振ろうとすると、咲蘭がこらえる。咲蘭はエルボーの連打から狐伯の手をマットに置いて、フットスタンプで踏みつけ攻撃。続けてエルボーを打つと、狐伯も打ち返す。
咲蘭がダルマ落としで、こかせると手を踏みつけストンピング。さらにエプロンまで持って行き、手を置かせると、その上に尻餅をつく。リングに戻し、低空ドロップキックはカウント2。突進すると、狐伯もダルマ落としで咲蘭を転がすと、両手をマットに置いて、全体重を乗せたストンピングでお返し。さらに低空ドロップキック。
続けて狐伯はグラウンドへ移り、インディアンデスロックに取ると、そこから弓矢固めに移行。さらに逆片エビ固めへ。
咲蘭がロープに逃れると、立ち上がらせてエルボー。咲蘭も打ち返す。互いにエルボーの打ち合いから、狐伯が打ち勝つとボディスラム。フォールに行こうとする瞬間、咲蘭がエビ固めで丸め込み、低空ドロップキック。
続けてアームホイップから再度、低空ドロップキックを打ち込む。1カウント。
 咲蘭はドロップキック3連発。そしてグラウンドの羽折り固めで絞り上げる。狐伯がロープに逃れる。狐伯がエルボー。咲蘭も重いエルボーで返す。再びエルボー合戦へ突入。
咲蘭がエルボーの連打からカサドーラ式フットスタンプ。2カウント。
もう一度、手へのフットスタンプからお腹へのフットスタンプ。このコンビネーションを交互に繰り広げる。
狐伯はドロップキックを放つと、咲蘭も追走式ドロップキックでやり返す。そこから619に捕らえる。続けて、スクールボーイ、横十字固め。いずれもカウント2。
回転エビ固めに決めると、狐伯もエビ固めに切り返す。エビ固め合戦となるが、いずれもカウント2。
狐伯がドロップキック。コーナーに追い込んでのニーアタックから、ランニングしてのヒザ打ちと、ニーの攻撃を連発。続けて、変形のシスター・アビゲイル。最後はトップロープからのフロッグスプラッシュで3カウントを奪った。
2,スクランブルwave(20分1本勝負)
〇櫻井裕子& YuuRI(16分4秒、飛び込み式変形エビ固め)桜花由美&グリズリー藤滝●


 藤滝が「櫻井、出て来いよ」と手を挙げて挑発する。これに櫻井も呼応し、先発は両者の顔合わせに。
 ロックアップから藤滝が押し込むと、タックル合戦は互角でどちらも倒れず。二度目も互角となり、3度目のぶつかり合いの際に、櫻井が背後に回って丸め込み。カウント2で藤滝が返すと、櫻井自ら走り込んでタックルで倒す。藤滝も自ら走り込んでのタックルでお返し。
続いて、桜花とYuuRI。桜花は手四つと見せかけ、いきなりYuuRIの足を踏みつけ、昭和に流行ったゴーゴーダンスのような踊りを見せる。今度は、互いに蹴りを打ち込もうとするが、防御し合う。そして、互いに同士討ちとなる。
YuuRIがロープにもたれると、桜花は、突進して、ビッグブーツを打ち放つ。そのまま倒れ込んだYuuRIに全体重をかけて乗っかり、さらにニーを落とす。これを2連発。2カウント。
藤滝にタッチ。桜花&藤滝によるトレイン攻撃から、藤滝がコーナーでYuuRIの顔面をかきむしり。さらにボディプレスを投下。2カウント。藤滝が突進すると、YuuRIは背後に回って延髄蹴り。続けてフライングネックブリーカー。2カウント。
YuuRIがミドルキックを放つも、藤滝はキャッチすると、背後に抱え上げ、スパインバスター気味にスイングして前方に落とす。
 桜花にタッチ。串刺し式ビッグブーツからランニング式ブーツ。2カウント。続けてスタンディングスリーパーに取るも、YuuRIはコーナーにぶつけて脱出。YuuRIが突進すると、ビッグブーツを浴びる。その間に桜花はコーナーに座り、もう一度、YuuRIが突進すると、ぶら下がり式のブラディーEX。続いてビッグブーツも2カウント。
桜花はバックドロップ狙いも、YuuRIが丸め込んでエビ固め。座り位置の桜花へ、背後からPK。
正面からもPKを狙ったが、桜花が防御に出たため、フェイントからバックキック。さらにリストロック式のPKを連発する。桜花がスタンディングの体勢になるとソバット。続けての延髄蹴りは空を切ると、桜花はストンピングを連打。桜花は突進すると、YuuRIはダルマ落としで崩れ落とさせてから低空ドロップキック。さらにミサイルキック。2カウント。
櫻井にタッチ。YuuRI&櫻井によるトレイン攻撃からロープに振って、ダブルのカウンターキック。桜花は櫻井へ正面からキック。コーナーへの振り合いから、櫻井が串刺しタックル。さらにコブラツイストに捕らえる。しばらく絞り上げたが、桜花がロープをつかむ。櫻井は突進すると桜花がスタンガンでロープに打ち付ける。バックドロップからかかと落とし。2カウント。櫻井がビッグブーツ。桜花も蹴り返す。ここから両者のビッグブーツ合戦。ともに「負けるかー」と気合を込める。
櫻井が打ち勝ったが、桜花は突き上げ式の蹴りから正面に回りビッグブーツ。2カウント。
10分経過。櫻井がブレーンバスターで投げると、桜花もブレーンバスターでお返し。ダブルダウン。桜花はなんとか、藤滝にタッチ。
 藤滝は櫻井へタックルを5連発。ボディプレスを投下したがカウント2。さらにグラウンドの羽折り固めで締め上げる。YuuRIがカット。櫻井&YuuRIはダブルでカウンターキック。ここからクロスライン狙ったが、これは藤滝がかいくぐり、ダブルのタックルで二人まとめて吹っ飛ばす。
2カウント。
櫻井はファイナルカット。カバーに行くも、桜花がカット。藤滝がバックフリップ。2カウント。
桜花が櫻井にネックハンギングボムでアシストすると、藤滝がセカンドからのコーナースプラッシュ。
2カウントでYuuRIがカット。15分経過。
櫻井が藤滝を背後から羽交い絞め。YuuRIがキックを打ち込んだが、藤滝が身をかわして同士討ち。
藤滝が櫻井にラリアット。2カウント。藤滝がロープに振ろうとしたが、櫻井は切り返してカウンターのビッグブーツ。2カウント。ここから飛び込み式の変形エビ固めで藤滝を丸め込んで3カウントを奪った。
3,コミカルwave(15分1本勝負)
シン・広田さくら(10分32秒、体固め)紫雷美央
※FFD。

 
 広田はテーマ曲に合わせて、マイクを持ち、生声で歌いながら入場。美央は「早く入れよ」と巻きのポーズ。広田は気にせず、間奏に合わせてダンスを入れる。美央は「もういいよ」と連呼。広田はフルコーラスを歌い切り、曲の最後に合わせてポーズを決める。美央の「毎回、これなの?」という問いかけに広田は「そうだよー」と答えながら水を飲んで喉を潤す。ここから二人の会話が続く。
美央「水飲むなー」
広田「リサイタル用に大事にしなきゃいけないんで」
美央「いつあるんだよー」
広田「毎大会、気持ちいいよー。(美央に)はじめましてくらいの感じだよね。お互い自己紹介しないと…」
美央「まあまあ、私のことを知らない人もいると思うので。8年間、紫雷美央として頑張っていましたが、首が痛くて引退してから、9年間、レフェリーをしていたのですが、この度、選手もしちゃうことになりまして、改めてやろうとしたら、2週間くらい前に踏ん切りがつきまして、完全に選手として復帰しました!
(観客拍手)過去、waveさんの所属でした。今後ともよろしくお願いいたします!」
広田「私もデビューからさかのぼっていい?」
美央「しなくていいです!」
広田「なんやかんやあって現在、wave所属の広田です」と言いながら、セリフの最中に丸め込もうとするも、美央は危険を察知して防御。
美央「いまなんかやろうとしましたよね?」
広田「いえいえいえ。じゃあ、ゴングを鳴らしてもらおうか…。(ゴングが鳴るも、本部席の野中リングアナを見て)おい! 薄暗がりの中で、ヒジ付きながらゴング鳴らしてるんじゃねー!! (野中リングアナは必死に否定するも)そっか、そういう態度でうちらの試合見るんだよなー」
 とやり取りがありながらもとりあえず試合開始。
美央「そしたら、自己紹介やってやるよ。 引退してからすぐ結婚して10年目、子供が3人います。37ちゃいになりました。それなのに現役復帰相しました、紫雷美央です!」
広田「結婚10年目で離婚を決めまして。シングルマザーで来月47歳になります! …なんか(美央と)似てるよなー」
美央「ちょっと違う感じもあるけど…でも、シンパシーを感じます」
 ここで広田が目つきを狙うも美央が気づいて防ぐ。ここで急にエルボー合戦となるが、「何か落ちてる!」(広田)とマットを指さしてのスクールボーイも美央は騙されず。
美央「ドキドキするー! この人との試合ー!」
 美央のしゃべりを気にも留めず、広田はフェースバスターからプロレスLOVEポーズ。
広田「おまえとは似てる。確かにシンパシーを感じる。母親になったり、プロレス戻ってきたり。前もしゃべって
いたけど、いまも、よくしゃべるよね」
美央「はい、その試合ごとに、どうやってお客さんを楽しませようかって思って。それででしゃべるようになったり…」
 セコンドの狐伯が「長い」とクレーム。
広田「うるせーなー! いい話してるんだから、よく聞け! でもさあ、これから高みを目指すなら、何もしゃべらないとかしなきゃいけなかったり、克服しきゃいけないと思うから、ちょっと黙ってやってみよう。これから変えてみよう」
広田は美央にしゃべりを捨てることを提案。ここからサイレント試合となる。しばらく、リング上でなにもしゃべらずたたずむ二人。リング上には数秒間、静寂に包まれる。しかしともにしびれを切らす。
広田「無理だな」
美央「むりー! 怖かった!」
広田「でもなにも起こらなかったよね」
 広田は目つきを狙うが、美央が防御。
広田「おまえのせいだー」美央「なんでわたしのせい?」というやり取りの中、美央の腕を取り、ロープ渡りを開始。さらにロープジャンプにも成功する。「もう一回」コールに再度、チャレンジするも二度目は失敗。広田は「おまえらのせいだー!」と逆切れ。
 しかし、気を取り直し、「なつかしいだろう、やってやるぜー」と美央をロープに磔にし、背後から走り込んでのラ・ボラギノールを打ち込もうとしたが、直前に美央がお尻の位置をずらして未遂に。
美央は「めちゃっくちゃ怖かったー!」と言いながらランニングキック。2カウント。
 今度は「座ってろー!」と広田へ指示して、背中へのPKを2発。「顔面崩壊ー!」と言いながら正面へ回ってのPK狙い。広田があわてて顔面をガードすると、蹴りに行くと見せかけて、動きを止める。これを見て、広田がガードを外すと、「うそぴょーん」と軽い蹴りを見舞う。
 続いて、「みなさん、本日はプロレスリングwave、板橋大会へお越しいただき、誠にありがとうございます。宴もたけなわですが広田さくらさんをそろそろ仕留めさせてもらいます。紫雷美央よりブレーンスター!」と予告付きブレーンバスターを見舞おうとするが、首固めで丸め込まれる。
 広田が「よくもやりやがったなー」と首投げから「おまえはここで寝とけー」と高田純次の動きを見せる。しかし、フィニッシュシーンである、ボディプレスの状況になっても、美央は剣山に行かず。来るものと思って広田は待ち構えたがあきらめて、高田純次を完了させる。
すかさず広田は「思い出さなかった? これあのヤツだな、とか。普通に寝てたらダメとは思わなかった? 最後の詰めが思い出せなかった?」と問い詰める。
 広田は「もう一回! 時間かかるから回るところから!」と、序盤は端折って、後半から再度、高田純次を開始。しかし、美央は剣山に行かず、丸め込んでの首固め。カウント2で広田ははねのけるも、ブーイングが飛び交う。
 美央は戦闘態勢に入り、カウンターキックから首四の字へ。広田は必死に足をばたつかせてロープへ。美央は続いてトップロープに上り、「ベストポジション、紫雷美央、3回目のムーンサルト・チャレンジです。私に勇気をください!」と観客に問いかける。
しかし、広田が背後からカンチョー。「いてー、ノーガードだぞ!」という美央に、広田は、「あれか? ロープのあれ? やる?」
と高田純次に次いで、ロープ渡りを提案。腕を簡単に取らせてロープを上らせる。美央は頑張って、ロープを歩き始める。
「こわいー、SKY、めっちゃ揺れる。I can fly.」となんとか数歩歩いたものの、途中で転げ落ちる。広田が「お前の妹は世界に認められて。でも、忘れないで。お姉ちゃんもすごく頑張ってるぞー!」とエールを送ると、美央は「痛いー。心が痛い」と心の叫び。
と言いつつも、「いい加減にしろ!」と、回し蹴りから、延髄蹴り。連続で蹴りを決めたが、さらに追い打ちの蹴りを狙ったところに広田のFFDが振ってきて、3カウントが入った。
美央「すいません、負けました? あーあ。負けましたね。ちょっと自分、こんなに休んでいる間にコミカルな人間になってるとは思わなかった。しゃべり、止まらないっす。しゃべらないようなヒリヒリする相手と組んでくれません? 紫雷美央を思い出したいんですよ」
広田「わかったよ、低姿勢で頼んんでるけど、まじめにやりたいとか、それは私(との試合)でやればいいんだよー! 言わんとしてることはわかるよ。waveでヒリヒリする相手とやりたい。それなら、もうすぐ始まるCATCH THE WAVE、あんたも出なよー」
美央「そんな長期的スパンで見てなかった。宮崎さんとか桜花さんとかと、シングルをやるのかと…」
 ここで前回に続き、勝手に何でも決める広田に二上会長、阿部社長がだまってはいられなかった。
二上会長「何、役員を差し置いて勝手に決めてんの?」
桜花「最近でしゃばりすぎです」
広田「え? 大事なこと私に言って来るから答えてるだけです」
二上会長「(CATCHに)出るのはいいけどなんで広田が決めるねん」
広田「そう言って結局、そうなるんでしょ。私がOK出してもいいじゃないですかね(館内爆笑)」
二上会長「明後日、契約が楽しみですねー」
広田「明後日、契約知らんかったわー(館内・笑)。わかりました。では聞いてみます。(客席に)このなかで反対って勇気がある人、手をあげてみろー。(即座に)ホラ、いない」
二上会長「めっちゃいま、レスポンス早かったで。あそこの外国人、いまの、なに言ってるかわからんで」
広田「ウエルカム・ジャパン? エンジョイ。エンジョイ」
美央「(CATCH出場は)いいですか?」
二上会長「いいよー、。ヒリヒリでもなんでもやってください」
広田「私の入場曲、勝ったバージョンとして、2番があるんだ。(美央に)歌を聞いてもらうために帰りください」
美央「帰ります。みなさん、曲を楽しんでください。(退場口で桜花に)2番あるの?」
桜花「知らん」
広田「春もやってきたし、CATCHに向けての動きが出てきたんじゃないの? 大事なことは私が決めさせてもらうんで。みんな私にアピールして来いよ!!!」
 ということで、2番まで曲が流れる。ずっとステージ上で踊っていた広田だが、歌が終わり…。
広田「ざわざわすんなよー、帰るわー!」
4、チャレンジwave(15分1本勝負)
VENY(7分40秒、片エビ固め)炎華
※ムーンサルトプレス。


 4・1上谷戦まで、炎華に強敵を当てていくというwaveの方針に乗っ取り、今日の相手はVENY。強すぎる実力者を相手に炎華はどういった戦いを見せるのか?
まずは炎華が「お願いします!」と握手を求めるが、VENYは蹴りで返す。ゴングが鳴ると、炎華はドロップキック。さらに低空ドロップキックを3連発。これを受け止めたVENYが、一発のドロップキックで返す。炎華はいきなり場外転落。VENYは「上がれー!」とリングで待ち構える。
炎華はアームホイップで投げに行ったが、VENYは側転で回避。今度はアームホイップからコルバタで一回転させる。このまま勢いづけようと攻め込もうとしたが、張り手を一発見舞われる
。VENYは炎華を摑まえると、ロープでこすっての目つぶし。ボディスラムからフォールも2カウント。
キャメルクラッチからVENYは「マスク外しまーす」とマスクに手をかける。炎華が「GAMIさん助けて」と本部席の二上会長に語り掛けると、「がんばれ」と激励のみ。逆にVENYが「(マスク外して)いい?」と尋ねると、二上会長は「いいよ」と承諾。VENYはキャメルクラッチを解くと、ヒップドロップ。マスクを持ってのヘアホイップ。炎華は「マスクダメって言ってよ」と切実な訴え。
VENYは「(Regina)挑戦するんだろ、コラ!」とストンピング。炎華は立ち上がると、「舐めんじゃねえ!」とエルボーを連打。
VENYは顔面かきむしり。コーナーに振っての側転エルボーは失敗。炎華が逆に側転エルボーからドロップキック。続いて、ボディアタックで飛んだがキャッチされる。それでもDDTで切り返す。

炎華は対角線に走ってのドロップキックからセカンドロープに上りミサイルキック。それでもVENYは跳ね起きからキックで倒す。
炎華はVENYの突進を蹴りでかわすとコルバタ。これで場外へ落とすと、プランチャを敢行。
リングに入れると、トップロープからミサイルキック。2カウント。5分経過。さらにトップロープからミサイルキックを放つもドロップキックで迎撃される。VENYがバズソーキック。続けて、ブレーンバスターを狙うが、炎華は切り返して、ジャックナイフ固め、2カウント。
 VENYが張り手から突っ込むも炎華はショルダースルー気味に水車落とし。しかし、VENYはトラースキックを打ち込むと、投げっぱなしジャーマン。ダメ押しでムーンサルトプレスを決めて、3カウントとなった。
5,デンジャラスwave(30分1本勝負)
夏実もち&〇伊東竜二(20分43秒、体固め) 宮崎有妃●&神谷英慶
※ハードコアルール採用。ドラゴンスプラッシュ。

 この東京スクエアの特徴としてデスマッチ、ハードコアOKという点が挙げられる。ということで、ハードコア戦が同地にて定期的に組まれることとなった。この日は宮崎、もちという女子ハードコアファイターに加え、大日本から伊東、神谷が参戦した。宮崎にとって、伊東は前回の引退試合でデスマッチをしてもらった間柄。実際に試合で当たるのは初めてとなる。
まずは宮崎、神谷組が奇襲をかけて試合開始。場外戦では宮崎がもちにイス攻撃。伊東は竹刀を手に神谷に襲いかかる。リングへ戻ると、宮崎がもちへタックル。もちはアームホイップでやり返す。神谷と伊東へ。神谷がヘッドロック。タックルで打ち勝つ。
早速、イスを手にするも、伊東が取り上げると、まずはイスで突きを入れてから、思い切り振りかぶって背中へ殴打。さらにもう一発ぶちかます。そして、フェイントを入れて3発目を決めた。
伊東は3発打ち込んでひん曲がったイスの上にボディスラム。そのイスを宮崎に投げつける。もちへタッチ。もちは、ムチを神谷に振り下ろす。ヒップドロップから、スリーパーに取るが、神谷がコーナーにぶつけて回避。宮崎へタッチ。
宮崎はもちを捕らえると、「カメラの準備をしろー!」とはずかし固めを決める。長時間決められ、もちは「もういい!」ってレフェリーと必死に抗議。
いまいち観客の反応が薄かったためか、宮崎は思わず「いらなかったみたいだな」と漏らす。今度はラダーをロープに立てかけて、もちを投げつける。そして背中へイスを投げ付ける。
今度は、倒れたもちの上にイスを乗せると、そこからラダーを持ち、「ブレーンバスター!」と叫び、もちに投げつける。2カウント。
神谷にタッチ。ダブルのタックル。神谷がもちのムチを手にして、何度もたたきつける。エルボーを投下したが、2カウント。
続けて、宮崎がブレーンバスター、2カウント。宮崎はイスをもちの足に固定する。動けなくしてからフットスタンプを投下。「100キロあるんだぞ」と豪語して、さらにもう一回、踏みつける。
神谷が「行かせてください」とタッチ。ボディスラムからトップロープに上ったが、もちが蘇生してデッドリードライブで投げる。しかしもちから伊東へはタッチにはいかせず。このスキに神谷が突進するともっちりバディシザースで飛ぶ。ここでもちから伊東にタッチ。
伊東が串刺しタックルから、セカンドロープへ上ると、神谷が雪崩式フランケンで投げ捨てる。
神谷が宮崎にタッチ。
 今度は机を持ち出して、伊東へダイレクトに投げつける。机をコーナーに水平に横たわらせるとと、その机に乗ってミサイルキック。
さらにイスをリング中央に並べてDDT。続けてセカンドロープに上るともちがカット。今度は伊東がイスを集める。コーナーに上ったままの宮崎の股の間に滑りこむと、投げっぱなしの投げ捨てパワーボムをイスの上に落とす。神谷が「止まれ」の標識でカット。
神谷はコーナーに伊東を宙づりにすると、顔面の前にイスを横たわらせる。神谷は「ねえさん、頼みます!」と言うと、宮崎がラダーを投げ付ける。
宮崎は「終わりだー!」と碁盤を持ちだし、囲碁バレー狙い。伊東が宮崎のバックに回り回避しようとすると、神谷がカットに入って伊東へラリアット。宮崎と神谷による碁盤の上にダブルのブレーンバスたー。伊東が場外転落。神谷が机を場外に設置して、伊東をに乗せると、宮崎はトップロープから場外へのダイビングボディプレス。机が真っ二つに折れる。
宮崎は伊東をリングへ戻すと、その体の上にイスを乗せて、ムーンサルトを投下。しかし、ダイレクトにイスに当たり、自らにもダメージが残る。カウント2でもちがカット。神谷が宮崎を呼び込み、トップロープ上からファンタスティックフリップを狙いに行くが、もちがバズーカ砲でカット。
今度は伊東がイスを組み立てて、その上に宮崎を雪崩式ブレーンバスターで投げ落とす。宮崎はもろに背中を痛打。カウント2で神谷がカット。神谷が突進すると、もちがもっちりバディシザース。宮崎が伊東にラリアット。伊東が倒れずこらえると、さらに2連目を打ち込んで倒す。
宮崎は持ち上げると、直伝デスバレーボム。2カウント。ここで囲碁をセット。ボディスラム狙いも伊東がこらえる。逆に伊東が碁盤の上にイスをセットし、ボディスラムで投げつける。囲碁ごとフォールも2カウント。
伊東はボディスラムからトップロープに上り、フロッグスプラッシュでフィニッシュとなった。
試合を決めた伊東がマイクを持つ。
「私、伊東竜二、48歳。プロレスを26年やっています。数多くのプロレスラーの先輩がいて、後輩がいます。数少ない、年下の先輩、そのなかの1人が宮崎有妃。来年、1月1日、引退。先輩というのは順番から引退すると思うけど、まだまだ年下の先輩が心置きなく引退できるようにみなさんで応援しませんか。先輩の宮崎さん、きょうはありがとうございました」
続けて宮崎もマイク。
「wave、板橋大会、ご来場、誠にありがとうございます。ドラゴン(伊東)は、前の2010年大みそか、その時の(一度目の)引退試合も蛍光灯にリボンまでつけてくれて、そこまでしてくれたのにまた復帰して。あんなデスマッチもやってくれたのに本当に申し訳ないと思いながら…、ドラゴンはいつもやさしくて無口なんだよ。無口なんだけど、めっちゃハートは熱くて、本当に大好きです。神谷(かみたに)くん、いい名前じゃん。た
またまだけどね、もう一人、上谷ってすごい好きな子がいて、苗字は違うけど。(神谷とは)一回組んだことあって、すごいいい子だなって、脳裏に残りました。ドラゴンと戦うことが夢だったんだけど、隣に神谷君でよかったよ。インイタではハードコアどんどんやっていくみたいだから、また何回もオファーしちゃうかな(神谷「ぜひ!」)。大日本プロレス、30周年。まさか大日本と同期だと思わなかった。小鹿さんをグレこじと呼んでもいいかな? 今日はありがとうございました!」

 こうして最後は宮崎の音頭による「これがwaveだ!」でシメとなった。
2025.03.20

『大阪ラプソディーvol.64』

日時
3月20日 木曜日祝日
観衆
123人
場所
大阪・176BOX
S-SRS席
正面
10,000円
SRS席
7,700円
RS席
6,600円
指定席
4,400円
当日
550円アップ
メールフォーム
大会チケット購入フォーム(各項目を記入後に送信を押して下さい。)

※メールフォームにて送信後3日以上経過しても返信なき場合は、
直通メール info@pro-w-wave.com に送信下さるようお願い致します。
チケット販売
taisenn
第1試合 OSAKA・スクランブルwave
20分1本勝負
◯櫻井裕子&網倉理奈 vs YuuRI&グリズリー藤滝●
(11分19秒 胴絞めドラゴンスリーパーホールド)
taisenn
第2試合 OSAKA・コミカルwave
20分1本勝負
◯狐伯&花園桃花 vs シン・広田さくら●&救世忍者乱丸
(12分33秒 体固め)
※3人纏めてセカンドコーナーからのダイビング・ボディプレス
taisenn
第3試合 OSAKA・PUREHEARTwave
15分1本勝負
◯宮崎有妃 vs 米山香織●
(8分32秒 外道クラッチ)
taisenn
第4試合 OSAKA・ブラックwave
20分1本勝負
◯本間多恵&尾﨑妹加 vs 桜花由美&紫雷美央●
(16分35秒 片エビ固め)
※特攻バスター
taisenn
第5試合 OSAKA・チャレンジwave
15分1本勝負
◯SAKI vs 炎華●
(13分25秒 体固め)
※ビックブーツ
taisenn
第6試合 OSAKA・チャレンジwave
15分1本勝負
◯世羅りさ vs 炎華●
(11分00秒 片エビ固め)
※羅紗鋏
2025.03.16

「Detras de Lazona vol.33」

日時
3月16日 日曜日
観衆
80人※満員札止め
場所
アミスタ
清水ひかり引退前最後の参戦と言うことで、チケットは完売、立ち見も若干出るという盛況ぶりのアミスタ大会。

まずは試合に先立ち、入場式。この日、試合するメンバーということで、先陣を切って清水ひかり、次いでwave各選手が登場。今日は清水の5人掛け5試合のみが行われる。

選手を代表して、清水よりあいさつ。「みなさん、こんにちわ。引退前、最後の他団体参戦となります。5人掛け、ちょっと大変なカードではありますが、いま、できる全力でwaveさんと戦っていきたいと思います。(ここで感極まるが、しばらくして)頑張るぞー!」
1,メモリアルwave〜清水ひかりwave的引退ロードFinal〜シングル5人掛け(10分1本勝負)
○宮崎有妃(7分24秒、目つきからのスモールパッケージホールド)清水ひかり●



というわけでwave恒例による引退前選手による5人掛けの洗礼を清水ひかりが体験することとなった。COLOR'S3人がセコンドへ就くなか、COLOR'STシャツ姿の清水が登場。入場後、「Tシャツ着てきちゃった」とこの先の長い戦いを考え、ちょっと後悔する。
まず、1人目のテーマ曲が鳴り、宮崎が登場。清水は「一番最初がきつくないか?」と疑問を呈する。
それでも、「よろしくお願いしまーす!」といつものようなカン高い声で手を差し出すと、宮崎はハグでお返し。

ゴングが鳴ると、清水コール一色。コールが終わった後も、そのまま手拍子が鳴り響く。宮崎も「始まった始まった」と気合を入れる。
宮崎は腕を取ると、清水が一回転して腕を取り返す。宮崎は再度、腕を取り直すと、清水は着地せずに宙を舞って一回転。
宮崎は俵返し。清水はフォールをブリッジで返す。宮崎は正面からのキック、そしてドロップキック。清水がフォールを返すも、宮崎は強引に倒してフォール。それでも2で返す。

今度は宮崎が背中を叩いてからのキャメルクラッチ。セコンドの位置からはかなり遠い位置となるが、網倉へ「来い来い」と手招き。
さすがに遠くて、網倉、櫻井が声を出して、声援を送る。ここで一斉に「ひーちゃん」コール。宮崎は背中にチョップを連打して自ら技を解く。

宮崎は串刺しラリアットからセカンドロープに上る。清水は立ち上がると、「ちょっとよけてもらっていいですか?」とコーナーの隣に並んですわり、「ちょっとこっちに…」と移動させる。「あーみん、(ハイビスカス)みぃさんに『技借りますって連絡入れといて」、と許可を取るように頼んで、横に座る。
宮崎「やりたかったの、これ?」
清水「お話したかったんです」
宮崎「もう始まっちゃったよ、清水の一日が」
清水「話したいなーと思っていたんですけど、話す機会がなくて」
宮崎「バタバタしてたもんね、(話せるのは)いまかな。
清水「きょう、うれしいことに昼も夜もお客さんがいっぱいで」
宮崎「清水のおかげでいっぱいになったよ」
清水「お世話になったwaveさんの試合でうれしいと思いながらも
5人掛けなのかなーって思うと、もっと(ほかに)あったのかなあって。この後移動もあるし…」
宮崎「でも大変なことを乗り越えたほうが…(感極まる)、ね、引退ってのは、大変なことを乗り越えたほうが、より心に残るんじゃな
い?(涙)」
清水「ない…じゃねーよ!」 
 ここで突然、清水が感極まった宮崎をリングへ突き落す。

宮崎「なんだよ、おまえー!」
清水は「泣くんじゃねえーよ!」と言いながらコルバタ。PFK。宮崎をキックは回避すると、スクールボーイは2。さらに宮崎の体を飛び越えてからのウラカンラナ、2カウント。

宮崎はラリアット。「終わりだー!」とラリアットを打ちに行くも…ここで結局、打たずに目の前で止まってハグ。「ありがとう~」とこれまでの思いを伝えようとする。と思いきゃ目つきからのスモールパッケージに。そのまま丸め込んで3カウント。セコンドの櫻井が「え、泣いてますよね?」と問いかける。宮崎は「もちろんだよ」と最後はハグを交わした。
「頑張って」と一声かけて、宮崎はリングを後にした。
2,同10分1本勝負
○炎華(8分3秒、タイムマシーンに乗って)清水ひかり●


コーナーに戻った清水は、「まだ一人目か」とつぶやく。
5人掛けの2人目として、炎華のテーマが鳴り響く。
炎華から「お願いします!」と手を差し出す。清水はしっかりと握り返す。
まずは2人とも、グルグルとリングを回る。ロックアップから、清水が押し込む。
ロープブレイクになると、クリーンに分かれる。

今度は清水が足を取る。炎華は一回転して逃れるとアームホイップ。ともにルチャのムーブを見せる。

清水は天井を指さし、その間に炎華の足を蹴る。「何が起きたか教えてくれ」という炎華に首投げから背中へのPK。さらにストンピングを連打。ヘアホイップから、清水はコーナーに炎華を追い込むと、体重をかけていく。ブーイングが起こると、「今日、引退する人にブー? ひどい…」と言いつつも髪を摑まえると、ヘアホイップ。
投げられた炎華も思わず、ブーイング。清水はお構いなしに、コーナー・ストンピング。レフェリーが注意のために近づくと、炎華に髪を持たせ、「髪の毛持ってるー!」とレフェリーに注意を促す。ロープに振るも炎華からドロップキックを浴びるがキックでお返し。

さらにPFKからヒップドロップ。2カウント。炎華は低空ドロップキック2連発。ここからSTF。5分経過。清水はロープブレイク。
炎華がトップロープへ上る。ミサイルキックを狙う炎華に、清水は突っ込んで阻止。これを炎華は反転して着地すると、側転エルボー。さらにドロップキックを決める。2カウント。

炎華は「決めるぞー!」とアピールしてから、持ち上げようとするが、清水はヒザ打ちで回避。さらに延髄蹴りを狙うも空振り。
互いにロープに走って次の一手を狙いに行くが、清水の稲妻レッグラリアットが決まる。

清水はトップロープに上る。天井に頭をぶつけるハプニングにもめげず、ダイビングフットスタンプ。2カウント。
残り3分。炎華が首固めからスクールボーイ、清水もヒップドロップからフォール。ともにフォールに行くも2カウント。
ここからエビ固め合戦となるが、ともに2カウント。
清水はトラースキック。2カウント。ここで逆打ちを狙いに行ったが、これを切り返して着地した炎華がタイムマシーンに乗ってを決めて、3カウントが入った。

炎華はこれまでのお礼を伝えるかのようにリングにおでこをつけてお辞儀。これに対して清水も何かをささやきかけた。最後は清水が炎華の頭をなでるようにやさしくほほえんだ。

清水はこれで2試合を消化。「やるなー」とコーナーに座る。
3,同10分1本勝負
△清水ひかり(9分58秒、両者リングアウト)シン・広田さくら△
※清水、広田ともに車に乗り、どこかに移動したため、5人掛けは終了。急遽、wave対COLOR'Sによる対抗戦を追加。


続いて、3人目として、広田のテーマが鳴り響く。いつもはテーマ曲の歌は、歌入りの曲が鳴り響くが、なんと今回は本人の生歌で登場。しかし、涙声のため、少し音程が外れている。それでも歌い続け、フルコーラスを完遂。
「一番好きなのは~」の部分で、「ひーちゃん」という声が飛ぶと、「広田だろ、そこはー」と客席に向かって抗議する。
曲の最後は2人で広田ポーズを決めた。

広田が涙で化粧が落ちているのを見た清水は、「何も化粧残ってないです」とツッコミ。広田は「おまえもだー」と返す。

広田はボディチェックに来たレフェリーとなぜか握手。続けて握手をかわし、試合開始。
「広田」コールが起きるも、今日ばかりは広田は控えめな反応。まだ涙目の状態が続く。
そして「GAMIさん、やっぱり10分は短いと思うんです。ここはひとつ、時間無制限! 場外カウントもなし、やりましょー」とアピール。
二上会長「あかん、絶対あかん」
広田「泣いてるんです」
二上会長「泣いてもあかん」
広田「車も(アミスタの)前に停めてあるから」
二上会長「あかん」
広田「ダメですか」
二上会長「車、前に停めてるって行く気満々やん」
広田「絶対いいって言うかと思って」
二上会長「今までもいいって言ってないやん。あかん、ちゃんと試合して。10分しかないのに、これでもう9分しかないで」

あきらめた広田は、「大好きなの、本当に」と、握手しようと、手を差し伸べる。清水は不審に思いながらも、手を握り返しに行く。
もちろん、広田が握手するはずもなく、首固めで丸め込む。なんとか清水は2カウントで返す。
大ブーイングに包まれる館内。観客の方向へ向かって、ロープに蹴りを見舞う広田。
「あー言えばこー言って、ンナロー!」と怒りの広田。

今度は清水が「いろいろありましたけど、正々堂々やりましょう」と手を伸ばす。
広田は「絶対やるじゃん。やろうとしてる」と警戒して、なかなか手を握り返さない。
「今日は大丈夫」という観客の声に、「今日は? 今日で終わりなんだけど」と不審がる広田。
それでも広田はなんとか、そーっと、握手を握り返す。清水は握手すると、そのまま離れる。観客も「オーッ」という驚きの反応。
広田は「オマエ、好感度上げようとしてるな、もっと来いやー!」とクレーム。
清水は「だってねえ…」と言い返そうとするも、広田が攻撃に入り、フェースバスターからプロレスLOVEポーズ。
広田は「今日最後だから、何でもやってあげるし、何がやりたい?」と尋ねると、「ロープ渡り!」とリクエストする。
広田「やるほう?」
清水「やるほうです」
広田「やれるもんならやってみろー」と手を伸ばす。

清水は、その腕を取って、ロープ渡りを狙うも、背後から広田が丸め込んでフォールに行くと、またも大ブーイング。
広田は居直って、あれは私の技だー! やらせるかー!」とキレまくり、高田純次へ。清水が剣山で返すと、「まさかお前が代わりにやるっていうのかー!」アピール。
清水は手を振って拒むも、ここで「ひかり」コール。
「私やりたいのこれじゃない。ロープ渡りやりたい」と必死に否定。
広田は「え? これやりたくないんだ。高田純次をやれー」と、殴りにかかると、その手を取り、ロープ渡りを開始。
無事にロープを渡り始め、さらには2段目から上段へのロープジャンプにも成功。すると、「もう一回」コールが鳴り響く。
しかし、清水はロープジャンプこそ成功したものの、そこから座った状態で、立つまでには至らず。それでもがんばって中腰まで姿勢を取り直すと、そこからアームホイップ。さらにヒップドロップ。

なぜか小刻みに「6分経過」のアナウンス。
広田は巴投げ。しかし、疲れが来たため、うまく持ち上げられず。それでも強引に投げると夜叉ロックに行くが、清水はこれを外して横十字固めでフォール。2カウント。広田はエビ固めで丸め込みに行くが、回転途中で清水がフォールに行く。2カウント。残り3分。
広田はボ・ラギノールからときめきメモリアルのコンビネーションに行くと、これを3連打。そこから「清水、大好きだよー」とハグしようと飛び込むと、清水はFFD状態に。2カウント。清水は場外へ転がる。

広田は、場外トぺを狙うが失敗。場外で清水が客席へ投げようとする。
「お席へ戻ってください」のアナウンスに、「おい、まだ投げようとしているんだよ」と広田がツッコミ。広田は、「照明つけてもらって最後の記念撮影に行くぞー」と客席の明かりをリクエストすると、二人による記念撮影を開始。それもひと方向だけでなく、各方向で記念撮影。

レフェリーの場外カウントが始まる。ここであわてて広田が「GAMIさん、時間足りないので、無制限で。変更お願いします!10分じゃ足りない」とアピール。もちろん、これに二上会長がOKするわけなく、「あかん!」と拒む。
広田は「うるせーなー。まだ清水とやりたいんだよ。出てってやるからなー」とついに我慢しきれなくなり、会場から館外へ。
2人ともに扉を出てそのままいなくなり、リング上はレフェリーのみという事態に。

2人がいなくなったのを聞きつけ、次の試合を準備していた桜花、そして、赤鬼姿の宮崎も控え室から出てくる。
赤鬼姿の宮崎は追いかけて外に出ようとする。二上会長が「つかまるよ、それ」と制するも構わず外へ。
桜花はリング上で清水の帰りを待ち構える。その間に場外カウントが17まで続く。
2人の後を追っていたセコンドの網倉が戻ってくると、「宮崎さん、車を追いかけて行きました。こうやって(と走るゼスチャー)。いないいない、誰もいないの」と状況を説明。レフェリーのカウントはそのまま進み、ついに20カウント。まさかの広田、清水とも行方をくらますという結果となった。

リング上にとどまるのは桜花、エプロンに狐伯、入り口には二上会長という状況に。3人での会話が始まる。
桜花「いつでも準備万端(で試合できます)!」
狐伯「これでギャラはいただけるんでしょうか?」
二上会長「試合をしないとギャラは出ません。だって車でブーンってどっか行ったもん。あいつ多分、そのため、車を(アミスタの)前に置いとったで。(桜花に)次の契約、ちょっと考えようね」
狐伯「免許証取り上げるとか」
桜花「あと、鍵も」
二上会長「このあと、どうする?」
(客席から「シングル!」の声)
桜花「シングルは嫌、wave対waveは嫌」
二上会長「(セコンドのCOLOR'S勢に)じゃあ、だって清水どっか行ったから。あんたたちケツ吹きなさいよ。(「ギャラは?」という観客の声に)ギャラは出すよー。3対3でいいですか?」
桜花「炎華ー!(控え室にいる炎華を呼び出す)」
炎華「ハイキックを(食らってダメージが)…」
二上会長「私が出てもいいけど、コスチューム持ってないから。じゃあ3対3で。(セコンド姿のCOLOR'S勢に)いいやん、そのまま行けばいいやん」
SAKI「汗かいちゃうから…」
二上会長「知らんがなー。じゃあ、着替えてきてよ。ギャラ出るよ、大入り出してもいいよ。おまえら、現金すぎるねん。お客さんいいですかね。あとで#waveproでクレーム出ないですよね。暴動出ないですね。『見たかった清水の2試合が見れなかった』、『金返せ』とかないですよね。何ならこっちのほうが得ですからね。着替えるだけの時間ください」
野中リングアナ「ちなみに時間無制限ですか?」
二上会長 何言うとんねん。じゃあ30分で。今から休憩時間です。トイレとか行っといてください」
というハプニングから急遽、メインのカードが組まれることに。着替え時間を取るため、休憩が入ることとなった。
休憩明けインフォメーション。二上会長がリングに上がる。

「何かが起こるのがwaveです。みなさん慣れてますよね。暴動が起きなくてよかったです。(控室に)まだー?(「全然まだですー」の返答)「全然まだ」って何それ。(網倉「まだ半裸です」)
半裸? じゃあいますぐ始めよう(場内歓声)。盛り上がってるよ。この後、清水の引退興行が18:30から新木場であるので、ぜひお越しください。パンフレット50部限定で売るそうなんで。
さっき清水にパンフレットを見せたときに、選手からのメッセージというページがあるんですけど、57人も集まったん
ですよ。これは今見たら泣くと思ったから、「終わってから見てください」って言いました。ぜひそのパンフレットをお
買い求めたいただけたらと思います。次の大会は大阪、そのあとが板橋、何の情報も出てないですが、参戦選手、wave以外にYuuRI、咲蘭、グリズリー、櫻井裕子、あとだれや? 紫雷美央、VENY、ですかね。VENYのカードだけ決まっててVENY対炎華。
上谷の前に強いやつとバスバス当てて、試合をやるという。大阪はSAKIさんと世羅さんと3WAYなので、ボコボコにやられる姿を見ていただけたらと思います。あと、インイタなので、ハードコアやりたいので、伊藤竜二と大日本の神谷英慶選手に出ていただくことになっています。まとまったら、すぐにでもお伝え
しますので。(控室に)まだ? ついに返事すらされへん。網倉が全体的に遅いねん。幅がありますからね」

 この後、大会情報を伝えていると、waveのXでアップされている情報について野中リングアナから報告。そこにはマクドナルドで腹ごしらえしている広田と清水の姿が。二上会長も「何なのこの自由さ。みんなで仲良くマック食べてる。。これたぶん調子に乗って、また(情報が)上がりますね」と感想を述べた。こうして、控室からようやく準備ができたという報告が入り、「みなさん、大変お待たせしました。ただいまから、本日のなぜかメインイベントです」と伝えてインフォメーションが終了した。
4,6人タッグマッチ30分1本勝負
桜花由美&⚪︎狐伯&炎華(20分2秒、片エビ固め)SAKI&網倉理奈⚫︎&櫻井裕子
※直伝ダブルアームT。


ということで、気を取り直して、SAKI&網倉&櫻井の3人が登場。続いて準備万端の桜花、狐伯、炎華が登場。wave組はCOLOR′Sダンスに対抗して、波ダンスを披露した。

SAKIが網倉に「頑張ろう」と背中を叩く。網倉は「よろしくお願いしますー!」と桜花、狐伯に対して、絶叫ボイスでの握手。
炎華には「よろしくね、炎ちゃん」と声も小声で、優しく握手。

先発を決めるwave陣営。先ほどのダメージが残る炎華が「ちょっとだけすいません」、狐伯もエプロンに下がる。桜花は「おまえもかー」と突っ込みながら、自らもエプロンへ下がる。
いっぽうのCOLOR′S陣営は、「一番(着替えが)遅かったんで行きます」と先発を名乗り出た。

まずは網倉と狐伯でスタート。ロックアップから網倉がタックル。狐伯もアームホイップ。網倉が捕らえるも狐伯が回転エビで切り返す。続いて、桜花と櫻井。足の奪い合いをするも、ともに決まらず。炎華とSAKI。炎華のドロップキックに対して、SAKIはグーパンチ。これを炎華が何度もすかすが、ついに命中。よく見ると、形はチョキパンチに。SAKIは首投げからCOLOR′Sがイロ
トリドリに持って行く。ラストにCOLOR′Sポーズを決めると、なぜか桜花も場外で、手をクロスしてともにポーズを取る。
狐伯が「これ何?」とツッコミ。SAKIが炎華に変形ジャイアントスイング。網倉にタッチ。網倉がボディスラム。桜花と狐伯を場外に落としてから、ワー!プレス。再びエプロンの狐伯を場外へ落として、ワー!プレス。それも各方向に見せつけるように、3か所に渡って決める。続いて、櫻井が磔にすると、背後からタックル。2カウント。SAKIが髪をつかんでヘア投げ。炎華が攻め続けられる。
さらにコーナーに押し付ける。エプロンからの狐伯の檄を聞きつけると、SAKIがエルボーを放つ。狐伯は勢いあまって、頭を壁にぶつける。
網倉が炎華に首投げ連発。コーナーにぶつけると、串刺しタックル。櫻井へタッチ。ボディスラム。2カウント。
一方的に攻撃を食らい続ける炎華に網倉は「ちょっとかわいそうになってきちゃったね」と漏らす。といいつつも、網倉がコーナーへ振ると、炎華はブーメランアタックでやり返し、やっと反撃を見せる。

ようやく炎華がタッチに行こうとすると、櫻井がカットに入る。網倉&櫻井でタックル。もう一回、ダブルを狙ったが、炎華がそのまま2人の腕を取ると、ダブルのアームホイップで投げる。さらに二人まとめてドロップキックを打ち込んだ。続けて、桜花が網倉へビッグブーツ。SAKIが入ってきて、ダブルの攻撃を狙ったが、これを桜花がかいくぐると、ダブルフェースバスター。さらに串刺しブーツを決めて、顔面で踏みつける。そしてランニングブーツ、2カウント。

桜花は、トップロープに上る。網倉が迎撃に出るも、これを捕らえると、ぶら下がり式ブラディーEX。そしてビッグブーツ。2カウント。
今度はwave陣営がイロトリドリから「ウイ・アー・wave」とかけ声を決めての波ダンス。

これに対して、網倉が桜花をボディスラムからワー!プレス。櫻井にタッチ。櫻井が桜花に串刺しエルボーからタックル。櫻井がコブラツイストに取ると、網倉も炎華にカナディアンバックブリーカー、SAKIはカンパーナを狐伯に決める。COLOR'S勢による攻撃が決まる。

続いて、櫻井と桜花へ。櫻井のブレンバスターは抱え上げられず。ここでビッグブーツ合戦が繰り広げられたが、櫻井が打ち勝つ。
桜花は突き上げ式蹴りからカポイエラキック。炎華にタッチ。炎華がドロップキック。側転エルボー。トップロープに上ってミサイルキック。2カウント。炎華がエルボーを連打も、櫻井が切り返してファイナルカット。2カウント。SAKIにタッチ。
SAKIがエルボーでエプロンにいる桜花を壁に当て、さらには狐伯を場外へ落とす。リング上の炎華に対して、串刺しのニーからコーナーへ水平に乗せてのニーリフト。続けて、アトミックドロップを狙うも、炎華が丸め込み2カウント。SAKIから網倉へタッチ。
炎華が飛びついてコルバタからドロップキック。狐伯もドロップキック。2カウント。これに対して、網倉もサイドスープレックス。網倉がトップロープに上ったところを桜花が突進してビッグブーツでカット。網倉の動きがコーナー中央で止まったところで、炎華がデッドリード
ライブ。狐伯がヒザ打ち。6人が入り乱れる中、狐伯がトップロープに上ったが、SAKIがカット。網倉が迎撃に上ろうとしたが、これを狐伯が上から頭突きでカットすると、そのまま雪崩式串刺しフットスタンプ。網倉もローリングのダブルチョップからパワースラム。2カウント。
狐伯がジャンピングニーからヒザ打ちも2。直伝ダブルアームTとつないで熱戦にピリオドを打った。

勝利した狐伯がマイクを持つ。
「COLOR'Sさんどうするんですか。最新情報あるんですか。本当に新木場へ向かってるの?」
「最新情報はない」とSAKI。
「清水さんの引退興行、完売、来てもチケット持ってない人は入れない。会場付近にいるのは持ってない人はあきらめてもらって。持ってる人いるよね。ちゃんと6時開場の時間に会場で会いましょう」と引退興行の告知をおこなったうえで、網倉の前に立つ。
「あーみん、…何もおもいつかねえ」と挑発には至らず。網倉も倒れながら、中指を突き立てて、応戦した。
最後に狐伯が「ではみなさん、また後程。私が最後締めたいと思います。それでは行きます。
これがwaveだー!」で最後を締めくくった。
2025.03.02

『WAVE Spring Revolution』

日時
3月2日 日曜日
観衆
738人
場所
後楽園ホール
1、スクランブルwave(30分1本勝負)
〇関口翔&網倉理奈&YuuRI(11分38秒、飛びつき腕ひしぎ十字固め)世羅りさ&紫雷美央&グリズリー藤滝●


 かつて4団体所属と言う形で、wave所属だった美央が久々の古巣へ登場。
 握手の前に美央が世羅に向かって話し始める。「ちょっと待って。引退試合の相手をしてくれたのにしれっと復帰してすいませんでした!」とお詫び。これに対して、世羅は「これから頑張れよ」と激励。
美央は「ありがとうございます!」と深々頭を下げたところで試合開始。
「俺行く! 先行く」と美央が手を挙げる。いっぽうはYuuRIが先発。まずはYuuRIが蹴りを連打。美央が同じく蹴りで反撃する。続いて、網倉と藤滝。力比べからタックル合戦。2度、3度と続き、4発目で網倉が吹っ飛ばすもセントーンは失敗。今度は世羅と関口。世羅が関口をとらえて美央、藤滝とともにトレイン攻撃。
世羅が関口へカンパーナ。網倉がコーナーからちょっかいをかける。世羅とのやり取りが続く。世羅が「出てくんなよー!」と注意しながらロープに振ると、関口がフライングネックブリーカーで返す。続いて網倉がボディプレス。世羅が網倉をコーナーに振り、足首へパンチを連打で決める。串刺しタックル。
美央が飛び出すと、「本家本元・ジョロウグモー!」と叫んで女郎蜘蛛。さらにトップロープに上るも網倉が迎撃し、バックブリーカーの体勢で持ち上げると、YuuRIが連携で前に落とす。美央が丸め込みを狙うが、網倉はヒップドロップで腰を落として丸め込みを阻止。
YuuRIがロープ際に美央を追い込んで蹴りを連打。さらに背中、正面の両側からサッカーボールキック。2カウント。さらに三段跳びのミサイルキック。美央は藤滝にタッチ。YuuRIがドロップキックからソバット。
さらにスリーパーで締め上げる。藤滝がおんぶのように持ち上げてコーナーに背中をぶつけて回避。藤滝がタックルを見舞い、ボディプレス。これに対して、YuuRIがダルマ落としでこかすと、低空ドロップキック。
YuuRIから関口へ。関口はドロップキック。さらに正面からドロップキックも2。立ち上がってのエルボー合戦。ここから関口がワキ固め。藤滝がロープに逃れると、YuuRI&関口で619網の連携。ここに網倉が二人をおんぶして3人でのおんぶ式ワー!プレス。関口が変形逆エビ固めに決めたが、藤滝はロープへ。
YuuRIがロープ際に美央を追い込んで蹴りを連打。さらに背中、正面の両側からサッカーボールキック。2カウント。さらに三段跳びのミサイルキック。美央は藤滝にタッチ。YuuRIがドロップキックからソバット。
さらにスリーパーで締め上げる。藤滝がおんぶのように持ち上げてコーナーに背中をぶつけて回避。藤滝がタックルを見舞い、ボディプレス。これに対して、YuuRIがダルマ落としでこかすと、低空ドロップキック。
YuuRIから関口へ。関口はドロップキック。さらに正面からドロップキックも2。立ち上がってのエルボー合戦。ここから関口がワキ固め。藤滝がロープに逃れると、YuuRI&関口で619網の連携。ここに網倉が二人をおんぶして3人でのおんぶ式ワー!プレス。関口が変形逆エビ固めに決めたが、藤滝はロープへ。
2、メモリアルwave[wave的清水ひかり引退ロード〜Adiós amiga~] (20分1本勝負)
〇日高郁人&青木いつ希(18分45秒、片エビ固め)SAKI&清水ひかり●
※石見銀山。もう1組は尾﨑妹加&本間多恵 。


 タッグチーム3組による3WAYマッチ。おそらくこれが最後の後楽園ホール登場となるギャラパンは、おなじみの
ギャラパンダンスで最前列席の周りを一周する。
まずは因縁の残る日高と清水が少し時間をかけて握手。青木はいつもの絶叫シャウトをしようとするも、誰も握手しようとしない。ならばと、エア握手で「よろしくお願いしまーす!」と絶叫。
 さらに「日高さん、よろしくおねがいします!!」と日高とも握手。日高が先発を買って出ると、「わかりました、下がるぞー!」と、いずれも元気いっぱい、コーナーに下がる。
先発の3人に、「多恵」コール、「ひかり」コール、「日高」コールが交差。本間、清水が日高に対して、ロープワークを駆使してのダブルドロップキックを狙うも不発。ならばと、本間がコルバタ、清水はPKF。そして本間、清水でダブルドロップキック。日高は思わず場外エスケープ。
続いて、青木、SAKI、妹加へ。「青木」コールに乗って、青木は猪木流の手四つポーズ。SAKI、妹加は付き合わずストンピング。
SAKIが妹加にヘッドロック、青木が横取りのヘッドロック。その上からSAKIもヘッドロックで絞る。妹加が青木だけロープに振りタックル。SAKIが清水とギャラパン連携から、最後はダブルエルボー。そしてギャラパンポーズ。本間、妹加が背後からカットに入るとブーイング。
本間、妹加がSAKI、清水を捕らえてトレイン攻撃。さらに本間がSAKI、清水をコーナーに誘い込み、二人の腕を捕らえてぶら下がり腕ひしぎ。本間がSAKIにミサイルキックから妹加とともにスパイスアップポーズ。日高がカット。今度は青木、日高が本間、妹加にそれぞれドロップキック。そしてショーンキャプチャーのポーズを決める。後ろから清水が「何考えてんだー、謝れー」とツッコミながらカットに入る。青木は「もう大丈夫です」と日高をコーナーに戻す。
青木がボディスラム。「頭下げてくださいよ」と言いながら、日高にタッチ。日高は清水をコーナーに追い詰め、ストンピング。
妹加、本間も一緒になって攻め込む。場外から青木は「みんなで張り付けて写真みたいなやつとかやってくださいよー」と要望。
日高は指示通り、清水を張り付け、本間、妹加も一緒になって写真に入る。青木は「引退ロードだから、楽しいほうがいい」と喜ぶ。
妹加が清水にボディスラム。日高が横取りフォールに行くも1カウント。
妹加が清水にエルボー。2カウント。青木は「3WAYの戦い方が違うぞー。2人でダブルでボコボコにするとかあるだろ」と敵である妹加と協力してのダブルタックル。妹加がフォールに行くと、「邪魔するな、3WAYだぞ!」とやり合う青木と妹加。
ここから青木と妹加のエルボー合戦。清水が割って入り、「もうやめようよ、仲良くしよう」と仲直りさせようとする。すると青木は「お前が一番悪いんだ、どうなんだ?!」と清水にツッコミを入れる。
ついに清水が泣き出すと、場内からブーイングの嵐。気にせず青木は妹加とともに清水をコーナーに振ると、振り向きざまにボディアタックで反撃。ここでSAKIが青木にキックを見舞う。青木は四つん這いでロープにもたれると、続いて妹加にカンパーナ。揺らしている頭を四つん這いの青木にぶつける。本間、日高がカットに入る。
本間は日高とSAKIをロープに飛ばして連携を狙うも、ダブルのフェースバスターを食らう。「それはないだろ」と青木が抗議のエルボーをSAKIに打ち込む。SAKIは青木を串刺しニーからコーナーへ水平に乗せると、ランニング式のコーナーニー。ここからのリバーススプラッシュは自爆となる。青木が妹加へドロップキック。妹加が追走ラリアットで返す。
 青木は妹加とSAKIにDDT&フェースバスター。青木と妹加がエルボー合戦。日高が加わり、妹加にブレーンバスター。青木がニーを落とすと、日高がフォール。2カウント。日高、SAKI、妹加でもつれあう。日高、SAKIが妹加をロープに飛ばしてタックルに行くも、妹加に跳ね返される。
本間が妹加と合体式の619。本間がSAKIと日高、二人まとめてジャックナイフ固めでフォールに行ったがカウント2。
日高は本間にエルボー。SAKIは日高にブレンバスター。さらにSAKI&清水で合体フットスタンプ。清水が日高にストンピング。ほかのメンバーも日高にストンピング。この流れで、青木もそそくさと輪に入り、軽くストンピングを打つ。さらに日高へのトレイン攻撃。
最後に青木が開き直って思い切りラリアットを打ち込みに行くも自爆。「今のは空気を読んで…」としどろもどろな言い訳をする青木に「そんな会社ないぞー!」と日高がチョップのお仕置き。
日高を捕らえた本間が清水へ投げつける。清水がキック、本間が背後からキック、清水が正面からキックのサンドイッチ式キックで挟み撃ち。
 今度は本間がドロップキックで清水を場外へ落とす。その勢いでトップロープにのぼると、青木も迎撃の体勢へ。「さっきはすいませんでした。合体ブレンバスター、日高さん、わたしごと投げるー!」とアピール。この言葉がを受けて、日高は本間、青木を一緒に投げようとするも妹加が本間を捕まえて投げられないようにする。その結果、青木だけ投げられる。本間は日高へミサイルキック。さらに清水が本間へフットスタンプ。清水の延髄蹴りで妹加が場外へ。本間、妹加がリングを落ちたのを見計らって、清水がプランチャで飛ぶ。


リングへ戻ったSAKIが日高を乗せて肩車。清水がトップロープから合体式ヒップドロップ。2カウント。本間が青木にDDT。SAKIが本間にビッグブーツ。妹加がSAKIにラリアット。妹加に清水がイナヅマ。こうなると、リングは清水と日高のみとなる。日高が清水に延髄蹴りからDDT。キックからフォールもカウント2で青木も含めて全員でカットに入る。青木が「やりすぎー!」とツッコむ。日高は青木も含めて全員場外へ落とす。日高はもう一発、キックを放つも2カウント。「私の首を切れー!」という清水に、場内「ひかり」コールが起きる中、岩見銀山を決めて、3カウントとなった。
場内ブーイング。そして「ひかり」コールが起きる。
 青木が「日高さん、ちょっと待って。やりすぎ」とクレーム。再び、ブーイングが飛ぶ。
 日高は「うるせえなあー。大丈夫だよ、プロレスラーなんだから、清水ひかりはプロレスラーだよ。立て、立って一言、お客さんに言え!」
とアピールすると、「ひかり」コールを先導する。
 清水は立ち上がると、「日高、首を洗って待ってろよ!」と最後まで闘争心は潰えず。両者の抗争は引退まで持ち越しとなるのか?
3、POP選手権(30分1本勝負)
○<王者>炎華(11分44秒、ヒロ・ギョプサル)咲蘭<挑戦者>⚫︎
※第33代王者・炎華が2度目の防衛に成功。

 二度に渡りベルト強奪するなど、POPベルトに執念を見せる咲蘭。2度目の強奪となった2・11板橋の試合後、ついに炎華とのPOP戦が組まれることに決定した。
炎華」コールに包まれる中、ロックアップ。咲蘭が腕を絞ると、ロープを持って鉄棒の前転の要領で回転。続けて、炎華も腕を取り返すと、咲蘭も跳ね起きをうまく使ってひねりを回避。さらに切り返し合いから両者が見合う。
咲蘭が足で炎華の手を踏みつけて体重を乗せる。踏んだ後、ジャンプでさらに体重を浴びせる。そしてエプロンに、両手をはみ出させて、尻餅をつく。
今度は顔面をマットにたたきつけ、キャメルクラッチ。技を決めながら、炎華の髪を引っ張る。さらにヘアホイップからコーナーに押し込む。再度、コーナーに振ったが、これは炎華が回転して回避。側転エルボーからドロップキック。2カウント。咲蘭がエルボー。炎華も返す。
エルボーが戦が続き、炎華はリストロック式エルボー。咲蘭も連打で返す。炎華はドロップキック。咲蘭もドロップキック。
咲蘭はフェイスロックで絞めるも炎華はロープに逃れる。咲蘭は619。これを空振りさせた炎華がSTF。ロープに。
 炎華がセカンドロープからミサイルキック。これを2連発。続けてトップロープに上るが、咲蘭はエルボーで動きを止めて、ドロップキックを打ち込んでからからデッドリードライブ。つついて、咲蘭がフットスタンプ。2カウント。
ここからグラウンド式スリーパーで締め上げたが、炎華がロープをつかむ。咲蘭は619。そして足をかけてのギロチンドロップは2カウント。咲蘭のダイビングフットスタンプは辛うじてすかすと、炎華が丸め込む。カウント2。咲蘭の突進を炎華は水車落としで投げ飛ばす。さらにミサイルキック。2カウント。
咲蘭は逆さ押さえ込みから回転エビも2カウント。カサドーラ式フットスタンプも2。続いてダイビングフットスタンプも決めたがこれも2で炎華が返す。このカバーを返した瞬間、炎華はヒロ・ギョプサルを決めると3カウントが入り、逆転勝利。2・15雪妃真矢興行で使い手だったHIROeと試合で組んだことで、さらにこの技への思いが深まった炎華。見事に防衛に成功した。
・バックステージ
炎華 「今回、防衛、二回目、成功しました。咲蘭さんは体格も似ていて、すばしっこさと言う面では先輩だけど、負けたくないと思っていた相手だったので、今回、最後すごく攻められて悔しかったんですけど、自分の大切な丸め込みで勝つことができてうれしかったなって思っています。
咲蘭さんは、このベルトを挑戦していただく前に、2回ベルトを奪われて、「なんだこの人は?」とか思っていましたけど、今日ベルトを狙いに来るときの目とか、技の威力で圧倒されたので、今回、咲蘭さんに勝ったからにはこのベルトをもっともっと守り抜けるように、強くなりたいなって思いました。」
4、DUALSHOCK WAVE~WAVE認定タッグ選手権試合(30分1本勝負)
<王者組>〇宮崎有妃&櫻井裕子(18分19秒、体固め)狐伯●&星来芽依<挑戦者組>
※直伝デスバレーボム。第38代王者・宮崎&櫻井組が初防衛に成功。


 キャプテンアームストロングが初防衛戦。
まず、櫻井と星来からスタート。しかし全くかまらず、すぐさま狐伯と宮崎にタッチ。こちらもからまず、またも櫻井と星来、狐伯と宮崎にそれぞれ交代。これに業を煮やした星来が宮崎にドロップキック。ここから星来と櫻井に。
星来のアームホイップを耐えた櫻井が切り返して投げる。宮崎にタッチ。宮崎はさっそく、はずかし固め狙いに行くが、これを星来はすぐさま脱出し、狐伯にタッチ。
狐伯はロケットキックからドロップキック。宮崎も串刺しラリアット。続いて、櫻井がビッグブーツから串刺しタックル。狐伯もスクールボーイ。櫻井がコブラツイスト。
ランニングのビッグブーツ。2カウント。エルボーの打ち合いから狐伯がDDT。正面からの低空ドロップキック。星来が串刺しラリアットからセカンドロープでバウンドさせてからのドロップキック。
さらにインディアンデスロック&フェースロック。宮崎がカット。星来は「上げるぞー!」とアピール。ジャーマン狙いに行くが、これは回避される。櫻井はファイナルカットで切り返す。
星来が再びインディアンデスロック&フェースロックに取る。櫻井がビッグブーツ。宮崎にタッチ。宮崎が「カメラの準備をしろー」とアピール。今度も星来は背後に回って回避。星来は、ロープワークを駆使して、カサドーラからジャックナイフ固めに丸め込むも宮崎がエビ固めに切り返す。それでも何とかジャックナイフに持って行くも2カウント。
宮崎がまたもはずかし固めを狙う。星来は宮崎の股の下から脱出を図ったが、ヒップドロップを落とされる。宮崎は「裕子、布持ってこい」と指示。星来に「タイトルマッチ、わかってるよー。寝てれば大丈夫、寝てれば大丈夫だから」と説明して、「今から皆様にイリュージョンをお見せします。ミュージックスタート!」と、音楽が鳴る。宮崎が布に手を当てて、上に挙げていくと、布も上に浮いていく。狐伯がそこを踏み台にしてドロップキック。
布をはがし、星来にツッコミ。気を取り直した星来が串刺しラリアットからドロップキック。狐伯がミサイルキックを打つと、宮崎もラリアットで反撃。
宮崎は櫻井を呼び込み、裕子ロケットの体勢に入る。ここで星来がドロップキックで櫻井を攻撃し、裕子ロケットは不発に。ブーイングが飛ぶ。
場外の宮崎、櫻井。まずは星来がエプロンから櫻井にドロップキック。続けて、狐伯が宮崎にプランチャ。
狐伯がトップロープ。宮崎が上ってきたが、ヘッドバットで叩き落すと、雪崩式の変形フットスタンプ。そして、ブレーンバスター。
狐伯がジャーマンを狙うも、宮崎が腰を落とす。ここで星来がドロップキックでアシストし、見事に人間橋を描く。2カウント。続くカミゴエはヒザをキャッチされると、そのまま宮崎が持ち上げる。星来がカットに入る。
二人がかりでロープに振ったが、ダブルのラリアットを食らう。宮崎は「まずはお前だー!」と星来を摑まえると、裕子ロケット狙い。これを星来がドロップキックで櫻井を攻撃し、二人を分断する。
トップロープに上ったままの宮崎に、狐伯がアストロシザースからそうまとう。さらにヒザ打ちを決めると、2カウント。宮崎がラリアット。狐伯がエルボー。宮崎がラリアット。星来がカットに入ったが、タックルで飛ばす。再び宮崎がラリアット。2カウント。
 宮崎がゴンゾボム。2カウント。さらにトップロープからムーンサルトを成功させる。星来がカット。
 
 宮崎がデスバレーボムも星来がカット。宮崎が星来にもデスバレー。狐伯がヒザ打ちからランニング式のニーを決めたが、これも2。ここで直伝ダブルアームT。これはクリーンに決まったが、2カウント。ならばともう一度、ダブルアームTを狙うが、上空でデスバレーボムに切り返される。
2カウント。宮崎はダメ押しで、デスバレーボムを打ち込み3カウントとなった。
防衛後、宮崎がマイク。
宮崎 「SNSで強く発言していたけど、私たち負けるかと思った。まあでも負けたらどうしようかとつぶやいていないから、勝つしかないって言ってたけど、よかったなあ。ベルト防衛したいま、次の対戦相手はもう決まってる。スパイスアップー! 今日のタッグで負けてたんじゃないかー。」 
本間 「負けていない。負けてない。」 
宮崎 「4月1日、まだ予定空いてるか。嘘じゃないだろうな。ベルトをかけてもう一度、やりましょう。よろしくお願いします。(本間、妹加も礼)。それともう一つ、元旦に書いた「伝」えると言う文字、これ何のことかと言いますと、私、宮崎有妃、2026年元旦、1月1日で引退します(「エーッ」という声)。もう決めてしまったので、このまま突き進みたいと思います。一回、引退して一回復帰したので、もう復帰はしません。私のやるべきことというのは、次の後楽園キャッチ、最後の年なので、出場します。私の後は引退までやるべきことはwaveで言う、狐伯、炎華、いまでも一人前なのかもしれないけど、もっとパワーアップさせて、すっごくすっごくすっごくかっこよくて強いレスラーに育てていきたいと思います。詳しいことはHPとかSNSで発表するので、それを見てください。よろしくお願いします。裕子、頑張るぞ!」
櫻井 (涙ながらに)「はい…。」
・バックステージ
宮崎 「引退はね、2年前くらいからいろいろ決めていたんですよ。2026年のことを決めていたんじゃなくて、もっと早くやめようかと思っていたんですけど、その時、私のかわいがっていた後輩がケガしたりしていて、引退の日は、そいつになるためだなって思って伸ばしちゃったんですよ。と思ったら、どっか行っちゃったりしてね(笑)。ていうこともあって、それがあの子がどこか行って、そのときに、最後の狂い咲きじゃないけど、レジーナ(のチャンピオンに)なって、後輩を引き上げようと。すごい、いっぱい試合して。上谷と試合して、ベルトは奪われたので、もうそろそろかなって思った矢先に、パズルみたいなもんだなって思うんですけど、裕子がタッグチャンピオンになりたいって言ってくれたので、言い方もあれだけど、最後の仕事にしようと。なんならこのベルトを持って引退しようと。それまでは裕子と組んでキャプテンアームストロングで勝ち続けたいと思います。」
 --引退に関して櫻井選手は何か聞いていましたか。
櫻井 (泣きながら)「聞いてませんでした。」
宮崎 「こうなっちゃうわけでしょ。だから、志を高く続けてほしかったので、本当に言わず、言ったほうがいいのかなって思ったけど、あえて言わずに今日まで来ました。」
 --来年、1月1日までこのベルトはキャプテンアームストロングのベルトと思っていい?
宮崎「いいです! なあ、裕子!」
櫻井 「宮崎さんが引退するのは嫌だけど、引退するなら、絶対に二人でタッグチャンピオンのままで、引退してもらえるように防衛し続けます。」
5、プレミアムwave〜伏線回収大作戦〜(30分1本勝負)
○ウナギ・サヤカ(8秒、片エビ固め)シン・里村明衣子●
※スコーピオライジング自爆から
▽再試合30分1本勝負
○ウナギ・サヤカ(14秒、片エビ固め)シン・里村明衣子●
※スコーピオライジングの自爆から
▽再々試合30分1本勝負
△ウナギ・サヤカ(8分25秒、ダブルフォール)シン・里村明衣子△
※ウナギのボ・ラギノールで広田がFFD状態となり、ダブルフォール。 

大・「里村」コールに包まれるなか、シン・里村明衣子が客席から登場。2・16後楽園ホールで行われたウナギ対里村によるワンマッチ興行の再現となった。
試合開始早々、ウナギが蹴りを見舞うと、シン・里村明衣子がスコーピオライジングで反撃を試みる。しかし、まったく足が上がらず、股間をウナギのヒザに直撃し、そのまま3カウント。
わずか8秒で、ウナギの勝利に終わるも、大ブーイングに包まれる。「もう一回」コールが起きる。
シン・里村明衣子が「ウナギ、私たちがセミに選ばれた理由、考えろよー! 行けよ」とイチャモンを付け再試合に。再び握手を求めるシン・里村明衣子。ウナギはまたも顔面蹴りから張り手。この張り手を回避したシン・里村明衣子がボ・ラギノール。
しかし、またもスコーピオライジングは失敗し、股間を痛打。このまま3カウントが入り、これまた14秒という短期決着となった。
「もう一回」コールがこだまするなか、ウナギが手を挙げる結末に。しつこく再戦をアピールするシン・里村明衣子。再々戦となった。ウナギはまたも蹴りを連打。張り手を回避したウナギがボ・ラギノール。今度は張り手を回避したシン・里村明衣子がボ・ラギノールを決める。
そしてまたもスコーピオライジング狙いに行ったが、これまた失敗して股間を痛打。ウナギはフォールに行ったが、カウント2で返す。
 フォールを返したことで大歓声に包まれる場内。ウナギはシン・里村明衣子を場外へ落とす。
そして「この間のワンマッチの時はあっちとこっち(東側と西側客席の上段)へ行ったけど、今回はこっちに行きます!」と南の上段へ引き連れていく。
南の中央通路までたどり着くと、「ゴムパッチン行くぞー!」とアピール。しかし、カウントダウン中に、シン・里村明衣子が手を放し、ウナギが食らう羽目に。
ウナギは「みんなシン・里村芽衣子のゴムパッチンが見たくて来てるんだよー!」と「メイメイ」コールを先導。ワンマッチ興行の名場面を再現させる。
そして、二度目はゴムパッチンに成功。南の客席から戻っていく時、「永島は?」「シードリングいたよね?」「カイリもいない」「(鈴木)みのるどこだー」とワンマッチ興行で客席にいた選手たちの名前を挙げるが、当然、誰もいるはずもない。
すると、「誰も有名な人いないぞー 。…て言うか、ガラガラじゃねえかー!」と、札止めとなったワンマッチ興行と対比する。
思わず、シン・里村明衣子が「たまたまこことこことここのシートは雨漏りするから…」と見え見えの嘘をつく。
恥かかせやがってー!」と逆切れすると、「里村明衣子がいつもやるやつやるから」と、いきなり鼻くそを両方の指でほじりだし、ウナギに襲いかかる。
必死に逃れようとするウナギだが、結局は指を押し切られて食らってしまう。
ウナギがFFD状態となるも、シン・里村明衣子は2カウントで返す。ウナギは「終わりだー!」と宣言して、突進するも嗚咽が出て苦しみだす。ここでシン・里村明衣子がサトムラ・スペシャルを狙うべく、低空回転したところで、着地に失敗しヒザを打つ。
ウナギが今度は、シン・里村明衣子ばりに鼻くそをほじる。シン・里村はなんとか逃れようとしたものの、最後はねじ込められ、両者がダウン状態に。
 ダブルダウンの状態から、9カウントでともに立ち上がる。ここでエルボー合戦から、シン・里村明衣子がデスバレーボムの体勢に行くが、重さに耐えきれずつぶれてしまう。ウナギはスライディング・D。これをシン・里村明衣子がエビ固めで切り返す。2カウント。シン・里村明衣子が蹴りを見舞うがこれが空振りとなりウナギがボ・ラギノール。これがFFDとなってしまい、そのままダブルフォールでともに3カウント。なんとドローとなった。
広田「ウナギ、悔しいけど、ドローだった、いま。もう帰れよ」
ウナギ「マジで納得いってない。そもそもなんでお前、里村なわけ? ぶっちゃけウナだって里村明衣子できるし」
広田「それ里村さんに言っていいのかよ」
ウナギ「いや、お前も言ってねえだろ。やったもん勝ちだよ。ぎゃん・里村明衣子だよ」
広田「私は歴史が違うんだよ」
ウナギ「歴史なんて塗り替えるもんだろ」
広田「何度でも塗り替えらせてやるよ」
ウナギ「じゃあやる?」
広田「里村さんにバレなければなあ」
ウナギ「ああ、絶対バレないぞ」
広田「じゃあワンマッチノーピーポー、ノーマスコミだぞ」
ウナギ「お客さんたち入れたほうがよくない?」
広田「絶対言うだろ」
ウナギ「言わないでしょ、内緒にできるよね!」
広田「じゃあ会場押さえるのかよ」
ウナギ「ウナが会場押さえるの?」
 しびれを切らした二上会長が言葉を挟む。
二上会長「あのー。いいですか。そろそろ」
ウナギ「全然よくない」
二上会長「君ら、入場で7分かけて最初8秒、次14秒? 何それ」
広田「そんなクレームは里村さんに言ってくださいよ、私たち関係ないですよ」
二上会長「なんで里村が出てくるねん、ここで。私でさえも怖いわ。怒られても
勝手にやったって言うからね」
ウナギ「(二上会長に)あいつが悪いよ」
広田「今日のことはなかったことに…」
二上会長「私が悪くないよ。お前ら、責任なすりつけるな! それで、里村対広田決めて
きました。ドン!」
(4月1日、新宿FACEでシン・広田さくら対里村明衣子のスクリーンが映し出される)
二上会長「決めてきたんで、さすがにこの日はウナギサヤカの里村明衣子は勘弁してください。
これはシン・里村明衣子でなくて、シン・広田さくら対里村明衣子で」
広田「じゃあ、私の持ち味を生かしたあんなことことんなことができる最後の里村さんとの
シングルマッチですね」
二上会長「そうですね、なかなかやってこなかったでしょう。広田対里村明衣子」
広田「…GAEA以来ですね。(ウナギに)悔しいだろ」
二上会長「ところで、ウナギ・サヤカは初waveどうだったんですか」
ウナギ「え? 逆に物足りてると思う?」
二上会長「全然物足りてないんちゃう?」
広田「じゃあ、今からやろうやろう!」
二上会長「もうええ言うねん。おまえ、まだレジーナ戦あるんやぞ。今、下で桜花さんオエオエ言うてるわ。
(ウナギに)もう少しwave味わいましょう」
ウナギ「違うよ、おまえらにウナギを味わせてやるんだよ。何かあるでしょう? wave」
二上会長「キャッチ・ザ・wave?」
ウナギ「いいよ、出ましょう」
二上会長「一応、言っとくね。1年の中で、1番waveがwaveらしくない大会です」
ウナギ「え? どういうこと?」
二上会長「結構、みんなピリピリしてるの。笑いとかないの。ごめんね」
ウナギ「大丈夫大丈夫。どんな試合でもやってきましたから」
二上会長「おー。おー。じゃあ、5月4日(後楽園)、出てくださいよ、埋めてくださいよ、オレンジ(の客席)」
ウナギ「オレンジ埋めるの、おまえの仕事だろ」
二上会長「うちは人に頼ってる団体やねん(場内・笑)。それで18年も生き延びてきたんだぞ」
ウナギ「これで成果だしたら、シン・里村明衣子対ぎゃん・里村明衣子もありですよね?
(二上会長「どうぞどうぞ」)そして(宮崎引退の来年)1月1日パンパンにしましょう!知らんけど」
シン・里村明衣子「(里村の真似で)みなさん今日は、たくさんの声援ありがとうございました。
みなさん、感じていると思いますが、里村明衣子は4月2日で幕を閉じますが、まだまだ熱い女子プロ
レスは続いていきますよねー。これからも里村明衣子、そして女子プロレスをよろしくお願いします!」
・バックステージ
シン・里村明衣子 「ウナギとは、死ぬまで、いや、死んでからもどこかでシングルマッチしていくんじゃないかって今日、確信しました。そして今日、何度も何度もマットにたたきつけられましたが、そのたびにウナギの強さ、そして愛、そういうものを感じました。」
ウナギ 「なんか勘違いしているかもしれないですけど、たたきつけられるんじゃなくて、あんたが買ってに足を滑らせているだけだったんですけど。」
シン・里村明衣子 「そこはプロレスの違いがあったのかもしれないけど。」
ウナギ 「まあでも、私は唯一、広田さくらのライバルなので、一人で里村明衣子とかやらせるつもりもないし、あなたの目の上のたんこぶで、一生、居続けるつもりで今日来ました。そして5月4日、wave決まりましたけど、私はプロレスラーとして、1月1日、満パンのwaveにしてほしいと思っているし、しなきゃいけないと思っています。なので、その頂点がシン・里村明衣子対ぎゃん・里村明衣子でもいいんじゃないのかなって思います。」
シン・里村明衣子 「でも私は4月29日までの命だ。時間がないぞ。私には時間が限られている。でも、そこを超越できるのがプロレスだと思う。不可能を可能にしよう。二人にならできると思う。」
6、Regina di WAVE〜WAVE認定シングル選手権試合(30分1本勝負)
○<王者>上谷沙弥(22分42秒、片エビ固め)桜花由美<挑戦者>●
※スタークラッシャー。第22代王者・上谷が2度目の防衛に成功。


 1・1元日の狐伯戦で防衛を果たした上谷の前に立ちはだかったのが桜花だった。桜花は初代レジーナ王者であり、そのプライドにかけて減量に着手。ついにこの日を迎えた。
「桜花」コールの中、試合開始。「来い!」と手を挙げる桜花に、上谷は「オマエが来いよ!」と言い返す。「オマエが来い、クソガキが!」「うるさいそくそばああ!」という舌戦が繰り広げられ、互いに繰り出したキックやパンチはすべて空を切る。
桜花が「あっ!」と場外の方向へ指を差して、反対の方向へ向いた瞬間、かきむしり。さらに足を踏みつけると「バーカ!」呼ばわり。

「何このクソババア!」と言い返す上谷をなぎ倒す。上谷はスピンキックを繰り出すが、3回とも空を切る。
桜花のキックも空を切ると、上谷は「あかんべー」ポーズ。

桜花はすかさず「なめてんのか、この指はー」と噛みつき。そして両手を足で踏みつけ、「使えなくしてやるよー」とさらに腕をロープに巻き付けるも、上谷はエルボーを連打。桜花が突進するもショルダースルーで場外へ落とされる。
上谷は、エプロンからのボディアタック。そして、ペットボトルの水を吹きかけると、客席へ投げつける。
さらに別方向の客席へも投げつけ、また水を吹きかける。
一通りの攻撃を終えると、上谷はイスをリング中央に設置してそこに座って待ち受ける。桜花がキックし、イスごと倒すと、逆に桜花が座って待ち受ける。
上谷がヒザ打ち。両者がマウントの取り合いから桜花が上に乗る。そして立ち上がると、全体重を乗せて踏みつける。さらにニードロップを投下して、串刺しのビッグブーツ。
上谷もグーパンチ。これに対して桜花はビッグブーツ。桜花はぶら下がり式ブラディーEXからエルボー。
さらに突進して攻め立てようとしたが、レフェリーを使って桜花の動きを止めると、ドロップキックでやり返す。
上谷はセカンドロープからのミサイルキック。桜花はクロスアーム式DDT。再びブラディーEXを決める。
続けてトップロープに上るも、上谷がドロップキックで迎撃。
 桜花はぶら下がり式ブラディーEXを決めたものの、勢いづいてしまい、上谷は場外で回転して抜け出し、エプロンからキック。そしてスワンダイブ式のプランチャ。
上谷はトップロープからミサイルキック。フィッシャーマンで投げるも2。
 さらにカミゴエ。桜花は手を取ると、ブラディーEXへ。そのまま体勢を上にして変形のキャメルクラッチとなる。
 上谷は辛うじてロープへ。桜花は場外からランニング式ビッグブーツ。桜花が鉄柱から客席へなだれ込ませる。
桜花は口を水に含むと噴射し、先ほどのお返し。先にリングへ入る。15分経過。桜花は串刺しブーツ、正面からのビッグブーツ。2カウント。上谷は「このクソババア!」と叫んでのバイシクルキックでやり返す。桜花もビッグブーツ
で返すと、「かわいい顔が台無しじゃねえかー」と蹴り返す。桜花も何かを叫びながらビッグブーツで打つと、上谷は
「かすれた声しやがって!」と打ち返す。桜花も何かを言いながらキックを放つが、「じゃあもっと喉つぶしてやるよ」と蹴り返す。桜花も「顔つぶしてやるよ」と蹴り放つと、「てめえの顔つぶしてやるよ」と打ち返される。
上谷は「さっきからうるせえなもう」とあきれ気味に蹴り合うも、最後は上谷がカウンターで蹴り勝った。ここで上谷が突進すると桜花もビッグブーツを決め、上谷が吹っ飛ぶ。両者とも突進して蹴り合うと今度は同士討ち。
両者ダウン。「桜花」コールの中、両者が立ちあがる。ここで上谷がフライングニールキック、桜花もネックハンギングボムと大技の攻防。カウント2で上谷が返すと、桜花は二度目のネックハンギングボムを狙う。これを上谷は飛びつき式のエビ固めで返す。桜花はバックドロップから、かかと落とし。2カウント。桜花がトップロープに上るも、上谷が蘇生。上段の桜花にエルボーを放つとトップロープから雪崩式フランケンシュタイナー。2カウント。
上谷はバイシクルキック。桜花が首固め。2カウント。20分経過。桜花がビッグブーツ。2カウント。桜花はヒザ
を打ち付け、さらに突き上げ式の蹴り。そして変形裏投げ。2カウント。
 これに対して、上谷がスピンキック。旋風脚も2。
これに対して、上谷がスピンキック。旋風脚も2。

桜花は垂直落下ブレンバスターで返す。これも2。
桜花コールの中、上谷はライガーボムからスタークラッシャー。これで3カウントとなった。
「おいクソババア、おまえやるじゃん。今日だけは言わせていただくよ、楽しかった。ありがとう。
沙弥様の勢いはまだまだ終わらないからなー。これからもスターダムだけじゃなくこうやってプロレス界全部をこのReginaのベルトとともに盛り上げていってやるよ。次のレジーナ防衛戦やりたいところは決まっていて、4・1新宿フェイス。Reginaのベルト巻いてるんで、wave所属の選手を味わいたいなーなんて思っているんだけど…」
ここで「ぬおーーー」とシン・里村明衣子が姿を現す。
上谷「もしかして、オマエは? 里村明衣子…?」
シン・里村「防衛、おめでとう! 4月1日、相手探しているんだってな。私しかいないだろー!」
二上会長「違う、4月1日、(広田対里村戦が)決まった」
炎華「waveにはまだ一番フレッシュな炎華がいます! 確かに先輩たちは強いけど、今一番勢いがあるのは炎華じゃないでしょうか。そのベルトに挑戦させてください。どうなんだ? クソババア!」
上谷「育ちが悪いねー。この子たちは本当に。オイオイオイ、てことはやる? かわいい子猫ちゃん。本当にやれるの?怖くない?」
炎華「1ミリも怖くありません!」
上谷「私が高い壁になってやるよ、手加減しないからな」
シン・里村「4月1日、炎華とやって、ベルト取られたら、寂しいだろ。お前もし、4月1日、ベルトがなかったとしても、やってやるよ!」
上谷「やってやるよってこっちのセリフだよ。いつやんの?」
シン・里村「里村明衣子は4月29日で幕を閉じる。4月5日の刈谷はどうだ?おまえ、レジーナじゃなかったら交通費出さねえよ。甘ったれるなよ!」
上谷「(あきれて)わかったよ、行く行く行く!」
 上谷は締めとして「しもべたちよ、ひざまつけ。永遠にさようなら」と捨て台詞を残してリングを後にする。
最後に残った桜花がマイク。
 
 「レジーナのベルト、取り返せなかった、くやしいー。だけど、上谷との試合めちゃくちゃ楽しかった。またベルトがあってもなくても、上谷と試合したいと思います。本日はご来場ありがとうございました。炎華、4月1日、私の代わりにベルトを取り返してくれ! じゃあ炎華締めてくれ!」

炎華「クソババアなんて一ミリも怖くありません! POPとレジーナの二冠チャンピオンになってやるぞ!」
 最後は炎華の音頭により「これがwaveだー!」で終了となった。
・バックステージ
上谷 「Regina防衛しました! あの桜花のクソババア! やるじゃん? 今日だけは言わせてもらうよ、ありがとな。
4・1新宿FACEで炎華、あの可愛い子猫ちゃん。あの子大丈夫かな? 聞いたところだと、2周年らしいけど、私手加減しないからね? 
4・5刈谷、広田さくらが来るのか里村明衣子が来るのかわかんないけど、しっかり味合わせてもらうよ…。」
2025.02.24

「Detras de Lazona vol.32」

1、 Loud wave(15分1本勝負)
◯青木いつ希(13分13秒、体固め)香藤満月●
※ラリアット。



 まずは青木が「よろしくおねがいしまーす!」握手からの「よっしゃ行くぞ、川崎~!」、さらには観客に向かって「起きてるかー!」と三段シャウト。ロックアップでは香藤も負けじと「わーっ!」と、大声を出す。大声という点では香藤も決して引けを取らない。
 これに青木も「わーっ! わーっ!」と倍返し。今度は互いに「わーっ!」と叫び合ってのシャウト合戦。ものすごい響きとなり、その音量は互角に聞こえた。
 いったん、小休止。青木が「水飲んでいいよ」とお互い喉を潤す。
 再度、向き合うと、手四つの攻防に。ここでも、互いの声が交差する。香藤はヘッドロック。その後、タックル合戦となるが、ともに倒れず。香藤が「おまえが来いよー」
と挑発すると、青木は「わかったー」と自らロープに飛んでのタックル。香藤は倒れない。
 青木「おまえが来い!」香藤「イヤだー」青木「わかったー」と青木はもう一度、自らロープに飛んでタックルを打ち込む。さらにこの攻防がもう一度続く。
 青木は「今度こそ、おまえが来いー!」と言うが、香藤は両手を広げ、待ち構えるポーズ。
青木は「わかったー」と三度び、ロープに走ってタックルを打ち込む。
 青木は「おまえ、なぜ私にだけ走らせる?」と問いかけるとロープ際だったので、レフェリーがブレイクを指示。青木はレフェリーに「こいつのほうがひどいことしてるからな」とアピールし、またもタックル。
香藤が打ち勝つが、続けてのボディプレスは自爆。青木は上に乗り、「おい、先輩を走らせてどんな気分だ」と香藤の体に体重をかけて座り込む。
乗っかられながら、「すいません~」と悶絶する香藤に全体重をかけて踏みつける。香藤がロープをつかむ。しかし、ロープブレイクのカウントには「うるさいー!」と一喝。
続けて、ヘア投げを狙うが、これは香藤がうめき声をあげながら踏ん張る。青木が「やかましい」と口をふさぎに出ると、香藤は手をかんで対抗。青木は「なめやがってー!」と、ロープブレイクを無視して攻撃するとレフェリーに注意され、「すいません」と頭を下げる。
 「おまえのせいで怒られただろ、投げるぞコイツー」とボディスラム狙いも逆に投げられる。
香藤はボディプレスを2連発。全体重を投下された青木は「でかぶつー」と叫びながら悶絶。
香藤はパワーボム狙いにいくが、青木は腰を落とすと逆片エビ固めに移行。「ギブしろー」「しないー」「エスケープしろ」「できるかボケー」と大声でやり合う。
 香藤は自ら技を解くと、全体重を乗せ、さらに踏みつけていく。そして「わーっ!」と顔の近くで叫ぶ。香藤が「起きろー!」と体を起こすも、青木はエルボーで返す。香藤もエルボ-。もう一発、青木が打ち込むと、香藤もエルボーを連打。5連発打ち込むと、青木もリストロックからのエルボー
を3連発。
 香藤はタックルを決めると、さらに串刺しタックルからドロップキック。2カウント。
 さらに「終わり—!」と叫んでセカンドロープからボディプレス。2カウント。再びパワーボム狙いの香藤だが、青木が踏ん張ると、ものすごく低空のショルダースルーでなんとか香藤を投げて未遂に終わらせる。
 青木は「おもたい~!」と絶叫。ここから「わーっ!」と叫んでの大外刈り。続けて背後へのニー、正面からのPKと打ち込んでいく。青木はエルボー。これに対して、香藤はボディプレス。2カウント。
しかし香藤が突っ込んできたところを青木がラリアットを放ち、これで3カウントとなった。 
 敗れた香藤は絶叫。香藤の口をふさぎ、「うるさいのはこの私だー」と絶叫して締めくくった。


2、スクランブルwave(20分1本勝負)
〇救世主・ななみ&網倉理奈(15分58秒、体固め)宮崎有妃&シン・広田さくら●
※FFD。

 出場予定だった櫻井が体調不良により欠場。冒頭のカードアナウンスで、ななみがこのカードへの出場が発表されると、観客からどよめきが起きる。まずはななみが「おねがいします」と握手を求めると、広田は「ありがとね。手が冷たいんけど、大丈夫?」とまずはお礼を述べる。
 宮崎も「ありがとう。こっちのカードでよかった?」と尋ねる(もとはメインの6人タッグへ出場予定だった)。
ななみは「ちょっと心配ですけど、あーみんがパートナーでなんとか…」と答える。
 ここで広田が「裕子にも元気になってもらいたいじゃん。だから、パワーを届けたいから、今日は櫻井裕子ってことでいいですよね」と提案。
宮崎も「裕子って呼ぶね」と呼応。広田は「(ななみに)裕子だと思って。お客さんもせっかくだから裕子だと思ってください」と客席に問いかける。すると、
観客から「ゆーこー!」の声が飛ぶ。
「力を届けないといけないから、パワーを届けてやろうよ。本当、感謝だから、ありがとう」(広田)
「裕子、ありがとう」(宮崎)「ゆうこりんありがとうね。ゆううこりん頑張って」(網倉)と、それぞれ
がななみを櫻井裕子と見立てて、裕子呼ばわりをする。
 試合開始。ななみが先発に出ると、いきなり「裕子」コールが爆発。広田が、「裕子さあ、あんたいつも思うけど、宮崎さんとずっと組んでるから調子乗っているよね? 宮崎さんとのタッグで後楽園でタイトルやるよね? 気合入ってんのかよ」と問いかける。
 櫻井裕子になりきるななみは「気合入ってます」と返答。「じゃあ、見せてみろよー」とロックアップで組み合うが、ななみが弾き飛ばす。
さらに「裕子行くぞー!」と網倉が飛び出し、ダブルでタックルを敢行。そしてイロトリドリを教え込む。見様見真似で付いていくななみ。最後はワー!プレスから2人でカラーズポーズまで決めた。
 続けて、ななみがダイヤル固め。何回転もした後、網倉にタッチ。網倉がアルゼンチンの体勢に持ち上げると、広田は足をバタバタして回避。「ちょっと待て! なんなんだおまえら」と一呼吸置く。
 そして、「網倉、お前復帰してやらなければならないと思ってた。それで今日だ。おまえヒザで欠場して辛かったよな。わたしも肩で休んでて欠場辛かったよ。でも、けっこうな大ケガだっただろ。お前の右ヒザ、いまなんぼのもんじゃい?」と問いかける。青木は「最高です!」と即答。広田は右肩を指さし、「見ろ、見るからに最高になってるだろ。おまえのケガした右足、私の右肩、今日はケガしたところで勝負だ!」と
挑発する。
 広田が「右からから繰り出される最高のエルボースマッシュ!」とエルボーを決めると、網倉も「右ヒザから繰り出される最高のヒザー!」と、やり返し、ともにエルボースマッシュ、ヒザ打ちの打ち合いが続く。
 最後はロープに飛ばしてのヒザを打った網倉が打ち勝って勝利。広田は思わず、「あーみん最高だぜ、復帰してくれてありがとうー!」とハグに持って行く…と見せかけての首固め。網倉はカウント2でなんとか返す。
 宮崎が登場。いきなりはずかし固めの体勢も、ななみがカット。宮崎が網倉、ななみとコーナーに振る。
二人まとめての串刺しラリアット。ななみが場外へ。その間に、網倉にはずかし固めを決めたが、ななみがカットに入る。
 宮崎はコーナーに網倉を振ったが、はねかえってのタックルを浴びる。今度は網倉が自ら走ってのタックル
を打ち込んだがこれは宮崎も倒れず互角に。宮崎は「待っとけよ!」と自ら走りこんでタックルを決める。網倉は水平チョップ。これに宮崎が「来いー!」と挑発。二発目の水平チョップを自爆させると、DDTからラリアットを決める。これに対して、網倉もローリングダブルチョップからタックルを炸裂させる。ななみへタッチ。ななみがキックを連打。宮崎がラリアットで返す。
 宮崎はセカンドロープに上る。ここで広田が「宮崎さん、ずっと思ってました。私にも(裕子ロケット)やってください」と宮崎の前に立つ。手はカンチョーの形をしている。しかし、網倉がカットに入り、宮崎を場外へ落とす。
 網倉が広田を場外へ投げようとするも、回転エビで丸め込むと、背後に回り、ボ・ラギノール。網倉がななみに交代。広田も宮崎にスイッチ。
 ななみがスタナー。ランニングキック。宮崎が目つきからのラリアットで流れを止める。そして「布持って来いー!」と広田に指示。布を持ち込む。
 今回は、なぜかななみの体の上に、広田が寝そべるといういつも違うやり方をする。「今日は皆様に新しいイリュージョンをお見せします」と宮崎は自信ありげ。布を二人の上にかぶせ、音楽が流れると、まず広田の上半身だけ引きずり出し、布から顔を覗かせる。「広田が伸びたー!」というイリュージョンが完成。
すぐさま布を取り、広田を引きずり出し、寝そべったままのななみをフォール。2カウント。
 宮崎が広田にタッチすると、トップロープからドラゴンリングイン。「宮崎さんダブルー!」とシーソー式ボ・ラギノールを決める。
 広田は「決めるぞ、裕子ー!」と叫んで巴投げからの夜叉ロック。網倉がカット。広田は619からシャイニングウイザードと畳みかけるが2カウント。ななみは背後からスタンディングのスリーパー。続いてロープに磔をしてのタックル、2カウント。
 ななみの串刺しタックルをかわした広田はリング中央から、側転してのボ・ラギノール。ななみは場外転落。
広田はななみへトぺを狙うが腰が引っ掛かり失敗。広田もそのまま場外へ。先にリングへ入ったななみはエプロンからのブレーンバスター。網倉がセントーンでアシストしてから、ノーザンライトスープレックスで投げたが2カウント。
 網倉&ななみがダブルを狙うと宮崎がダブルラリアットで反撃。宮崎はセカンドロープに上ると、立ち上がってきたななみに裕子ロケットを敢行。ななみの体はさらに立ち上がり始めていた網倉にぶつかる。ななみから網倉へとリレーとなり、串刺しタックルが広田へ命中。
 ななみは裕子ロケットのダメージから立ち上がるも、広田がFFDの状態に。ななみもFFDの状態だったため、そのまま覆いかぶさり、3カウント。櫻井裕子に扮したななみが勝利した。勝利した瞬間、網倉は「最高だよー。本当にありがとう、ゆうこりん、いや、ななみ!」とななみの勝利をたたえた。


3、テクニカルwave(15分1本勝負)
◯小林香萌(14分59秒、120%スクールボーイ)狐伯●

 狐伯と小林によるシングルという好カードが実現! 
 まず先に入場の小林はコーナーでTシャツを破り去るパフォーマンス。一央、狐伯はセカンドロープに飛び乗り
ポーズを決めようとするが、珍しく足をすべらせて失敗。
 気を取り直して試合開始。狐伯は「よっしゃ行くぞー!」と小気味よく場内を一周。まず、小林が手四つで優位
に立つ。狐伯は腕を取る。小林がヘッドロックからグラウンドへ持ち込むと、狐伯はヘッドシザースで切り返す。
 今度は互いにアームホイップ合戦。狐伯はさらにロープを使ってのアームホイップからドロップキック。続けて串刺し低空ドロップキック、ブレーンバスター。2カウント。狐伯がロープに走ろうとした際、小林が髪をつかんで倒すと、「バーカ!」と一喝。続けて、ボディスラムからボディプレス。2カウント。
 小林はキャメルクラッチから、その体勢のまま鼻フック。ロープに狐伯が逃れると、ニーを落とす。さらに首投げから低空ドロップキック。そしてセントーンを4連発。さらにロープのリバウンドを使ってダメ押しのセントーンを投下。続けてグラウンドの羽折り固めで狐伯を身動き取れないようにする。
 狐伯がロープをつかむと、チョップを背中へ打ち込む。今度は磔に決めてからの鼻フック。小林は「こっちもか?」と反対側コーナーにも磔して鼻フックを決める。
 さらに背後からドロップキック。今度は腕固めで、しかも指をつかむと、ひねっていく。このまま腕ひしぎへと移行
したが、狐伯はロープに逃れる。
 小林は自らロープへ走ろうとしたが、狐伯は足をさらって、グラウンドへ持ち込み、ネックシザースからドロップキック。スタナー、低空ドロップキックと畳みかける。
 狐伯はトップロープにのぼると、小林も迎撃で上っていく。狐伯が上段で耐えると、自らはエプロン側に飛んでのスタナーに切り返す。ミサイルキック、2カウント。
 続いて、ともに足の踏み合いは引っ込めあったが、なんとか小林が踏みつけると、狐伯も踏みつけの三倍返し。
 狐伯はブレーンバスター。小林もブレーンバスターで投げ返す。
 狐伯が再度、投げると、小林も投げ返す。
 狐伯がエルボー連打から張り手。小林はフラフラになりながらこらえたが、こらえきれずに倒れこむ。狐伯が起こしに
かかったところを首固めで丸めこむ。2カウントで返すと、今度は目つきからの首固めも2カウント。残り3分。
 小林がエビ固めも2カウント。今度はマヒストラル狙いも狐伯が回させず。今度は狐伯がマヒストラル狙いも、今度は
小林が回させず。ここからエビ固め合戦はともに2。狐伯はカサドーラ。ここから互いがフォールの体勢に持って行こうと、
数回、回転しあってのエビ固め合戦となるも決まらず。
 狐伯が2段蹴りからのスクールボーイも2。ともに別々のロープに飛び合うも、そこから小林が120%スクールボーイに決めることに成功し、ついに丸め込んで熱戦に終止符を打った。残り1秒でドローという中での勝利となり、小林は「次は3分で決めてやるよ」と宣言し、狐伯は指を突き立てた。

4、チャレンジwave(30分1本勝負)
〇桜花由美&SAKI&世羅りさ(17分38秒、体固め)咲蘭&グリズリー藤滝●&新たなる救世主・松本千穂
※ビッグブーツ。桜花組は3カウント、咲蘭組は2カウントで勝利の特別ルール。


 もともと、メインに出場予定だったななみは櫻井の代打で第2試合に回ったため、メインではディアナに修行中である北斗プロレスの松本千穂が急遽、出場となった。髪を紫に染めてイメチェンした咲蘭が先頭、藤滝、松本がバックダンスを務めた。
松本は「新たなる救世主・松本千穂」とコールされた。
 一方は桜花、SAKI、世羅の実力派トリオ。カラミネンスポーズを決める二人の背後から桜花も強引にポーズを決めた。
 ここでリングアナがルール説明。咲蘭チームは2カウントで勝利できる特別ルールの採用が発表された。「どういうこと?」
(桜花)「聞いてなかった」(SAKI)「無理無理無理」(世羅)とそれぞれが戸惑う。その動揺を見た咲蘭組が突進して奇襲をかける。松本がいきなり桜花にタックルを3連発。いずれも桜花は1で返す。続けてのセントーンも1カウント。
 続けて咲蘭組がトレイン攻撃。3人の攻撃を代わる代わる浴びた桜花がリング中央に倒れ、松本がカバーするも1。むせる桜花。今度は、咲蘭が桜花の足を踏みつけ攻撃。さらにジャンプで全体重を乗せる。続けてヘアホイップ狙いも、桜花が「このくそガキー!」と逆にヘアホイップ。さらにコーナーで踏みつけ攻撃。場内はブーイング。「かわいそう」とSAKIが突っ込む。
咲蘭はヘアホイップをやり返すと、同じようにコーナーでヒザを乗せる。さらにドロップキック。藤滝がキャメルクラッチ。咲蘭が鼻フックし「鬼ババア」とアピール。さらに反対側でも同じように見せつける。藤滝がボディプレスも1。松本がタックル。1カウント。
 桜花は松本に串刺しブーツを放つと、「誰がババアって言った?」と怒りのランニングキック。怒りの形相で世羅にタッチ。
 世羅は咲蘭を捕らえて、逆エビに行くが、藤滝が「離せ、かわいそうだ」とカットに入る。世羅が藤滝を場外へ落とすと、SAKIが松本にカンパーナ。世羅も咲蘭にカンパーナを決める。世羅は松本をコーナーに飛ばし、串刺しタックルを狙うも自爆。松本が
スクールボーイも1。世羅はキックからコーナーニーも自爆。松本の逆さ押さえ込みは1。タックルでカバーも1。咲蘭がドロップキック。1カウント。フォールを返すたびに、あきらめずにフォールにいくが世羅はなんとか1でクリア。最後はSAKIがカットに入る。カラミネンスはトレイン連携狙うも咲蘭が身をかわしてSAKIを回転エビ。1カウント。SAKI、世羅が交互にコーナーニーを
決めるも2カウント。SAKIが咲蘭にブレーンバスター狙いもなんとか耐えて回避。咲蘭はSAKIの足を踏みつけると、今度はクリストに捕らえる。ロープに逃れたSAKIへ背後からドロップキック。フットスタンプを投下するも1。藤滝がSAKIへ串刺しタックル。
さらにコーナーに追い詰めての顔面かきむしり。10分経過。
 アイアンクローから大外刈りも1カウント。SAKIは回転エビで切り返したが、2カウント。続けてブレーンバスターを狙ったが藤滝が腰を落として投げさせず。
 エルボー合戦から、SAKIがビッグブーツ、藤滝はエルボー。SAKIが再度、ビッグブーツも藤滝はエルボーを打ち返す。
 藤滝がエルボーを連打。さらにタックルを決める。1カウント。しかし、ボディプレスは失敗。
SAKIのランニングニーは2カウント。桜花と藤滝へ。桜花が背後からビッグブーツ。2カウント。藤滝がラリアットを放つも1。
さらにタックルからフォールに行くも1カウント。世羅が「桜花、もっとけよー」と羽交い絞めにする。藤滝はかわしたが、一瞬、世羅は躊躇しつつも、桜花にエルボーを放つ。今度は、SAKIが「持っててくださいよー」とアピールしてからのビッグブーツ。これも藤滝はかわすと、一瞬、躊躇したものの、桜花にビッグブーツをぶっ放す。
 松本がエルボーをSAKIに連打し、場外へ落とすと、桜花に照準を絞り、松本のボディスラムから咲蘭がフットスタンプ。藤滝のコーナースプラッシュと畳みかけたが桜花はカウント1でクリア。
 ここで世羅がヒザ打ちからSAKIがビッグブーツでアシストに入り藤滝へ攻撃する。息を吹き返した桜花が藤滝にかかと落としも2カウント。桜花組が咲蘭組を一人づつ捕らえて、それぞれが別々のコーナーからコーナー爆弾。攻撃権のある桜花はコーナーエルボーを藤滝に落としたが2で返す。桜花はヒザ打ちを連打も藤滝がラリアットで切り返す。1カウント。
 桜花はビッグブーツ。ここでSAKI、世羅に「しっかり押さえとけよ」とアピールしてから、藤滝へ顔面を突き上げ式のキックを見舞い、さらに走りこんでのビッグブーツで止めを刺し、3カウントを奪った。
 
 
 試合後、マイクを握った桜花だが、声がかすれて出ず。どこからか「何を言ってるのかわからない」という声が飛ぶ。
「今、何言ってるのかわからないって言っただろ、それって悪口って言うの。本当に、喉枯れちゃったよー」。セコンドが水を与えると、のどをうるおす。
桜花「2人がちゃんと押さえないから、声がこんななっちゃたよ」
SAKI「私たち最後はしっかり押さえていたんですけど、押さえてなかったのは桜花さんです」
世羅「たしかにー」
桜花「(むせながら)まあいい。今日はご来場誠にありがとうございます。次回アミスタ大会は3月16日、その日のカード決まりました。
カラーズの清水ひかり対wave5人の5人がけ。清水引退の日ですが、そのあとカラーズで引退だよね。引退の日なんですが、wave5人とシングルマッチしてもらおうと思います。もちろん、カラーズは大会あるけど、メンバー全員来ますよね。応援来ますよね」
SAKI「調整します」
桜花「コラコラ! 来てくれるかな」
SAKI&網倉「いいともー」
桜花「はい、3月16日は清水ひかりとwaveの5人掛けとなります。アミスタ大会は3月16日移行ちょっと変えてみようかなって。今日も櫻井は欠場になってカードは急に変更になりました。でも、発表しても変更になってもみなさん、楽しかったですよね。カード変更になってもみなさん楽しんでくれるということは、これ、カード発表しなくてもよいかなって(客席どよめく)。でも参戦選手は発表する。だれだれが今日、体調悪くなって欠場になりますってカード変更になったとき、リリースしてHPアップしてって面倒くさいじゃん。大会の日、
バタバタするのは面倒くさいので、4月移行はタイトル帰るんですよ。『イッツwave』というタイトルにして、参戦選手だけ発表します。
カードは当日発表。これで欠場者出ても当日、変更することはなーいー(ドヤ顔)」。
 あわてて広田がマイクを持つ。
広田「きょうはたまたま欠場ということであって、それが面倒くさいからカードを明かさないということでは…それが大々的に出ちゃっているから今。ちゃんと訂正して、どういう趣旨でやっていきたいということを、ちゃんと伝えて。お客さんにわかりやすいように趣旨を伝えて。
面倒くさいというのが大々的に出ちゃっているので」
 桜花は苦笑い。
二上会長「あのー、全然面倒くさいとかないからね。お前、本当に謝れ(笑)、ボケー。ちゃうわー。アミスタ、新宿フェイス、板橋がはいりまして、関東でたぶん、月3大会やるんですよ。1つくらいは遊び心を入れていいんじゃないかという趣旨でやるんで、面倒くさいからじゃないですよー。違いますよー。なんなら、朝からSAKIちゃんと私だけですよ、手間をかけていたの。あんた車運転してたやん。車運転してるからって」
桜花「はい、気を取り直して(観客・笑)、6日後、wave後楽園やってまいります。狐伯のパートナー、いつ発表するの? みんなもやもやしてるよ」
狐伯「狐伯のパートナー。宮崎さんと裕子のキャプテンアームストロングとのタイトルマッチ。自分のパートナーは!」
 ここで宮崎&ななみがエプロンに立つ。観客から「ゆうこー」の声。
狐伯「は、え? 私のパートナーは、私のパートナーは! 後ほど発表(えーっという声)。本日中に発表します。ユーチューブ? 後で発表にしましょうか」
二上会長「どいつもこいつも~」
狐伯「まだ発表できません。たぶん、今日中に発表します。段取り通りにいけば今日のユーチューブで発表します。(ななみに)わかったか裕子。おまえ覚悟しとけよ」
桜花「狐伯のパートナーが決まれば全試合決まります。みなさんチケット持ってますか。うわっ! 持ってないし。今日、GAMIさん売ってるから、買って帰ってよ。(「もっとやさしく」の声)6日後、wave、みなさんぜひぜひ買って行っていただければ。よろしくお願いします。皆さんの力が必要です。1人3枚、買っていただければ増えるかなと思います。3月2日、11時半からぜひお越しください」
 桜花が「最後にwaveの選手上がってください」と言うと、広田は「面倒くさいから」とさっそくこのフレーズを使い、リング下から「これがwaveだー!」をおこない締めとなった。
2025.02.11

『ITABASHI SURPRISE Feb.25』

1、Future wave(15分1本勝負)
○YuuRI(8分57秒、ジャーマンスープレックスホールド)咲蘭●


 今月より東京都板橋区に新たなるプロレス会場が誕生。記念すべき「インイタ」でのオープニングはYuuRIと咲蘭のシングルよりスタートとなった。
咲蘭がいきなりの首固め2連発。さらにスクールボーイをエビ固めで切り返す。カウント3ギリギリで返したYuuRIは場外へエスケープ。
咲蘭はYuuRIを中に入れないように、足蹴にする。なかなかリングに戻れないYuuRIだったが、「あ!」と明後日の方向を指さして咲蘭が振り向いた瞬間、リング内へ。
YuuRIは低空ドロップキック2発からコーナーに押し付けてのストンピング。2カウント。
咲蘭はドロップキックを空振り。ロープにもたれた咲蘭に、再び足で踏みつけるYuuRI。
さらに全体重を乗せて踏みつける。
YuuRIは「終わらせるぞー!」とコーナーにぶつけるが、咲蘭が体を入れ替えてエルボーを連打。さらに串刺しドロップキックからドロップキックを打ち込む。2カウント。
 咲蘭が「あげるぞー」と叫んで、ボディスラム狙い。こらえられると、背後からおんぶ式のスリーパーに取る。いったんはコーナーに背中を押し付けられて外されるも、再度、背後から飛び乗りスリーパーに取る。
咲蘭はクリストを決めるが、YuuRIは体を引きずってロープへ。咲蘭がカサドーラ式に飛びついて回転させてからのフットスタンプ。619、続けてダイビングフットスタンプを敢行するも2。
YuuRIは咲蘭のダイビングフットスタンプを自爆させるとトラースキック。咲蘭はドロップキックからジャックナイフ固めでフォールに行くも、2カウント。ここでヨーロピアンクラッチを狙うが、YuuRIが回転して逆にフォールに持っていく。咲蘭が2で返すと、YuuRIはトラースキックからブレーンバスター。2カウント。最後にジャーマンスープレックスを繰り出し、3カウントを奪った。
2,wave vs COLOR'Sの4対4の遺恨なき対抗戦
シングルマッチ(10分1本勝負)
○櫻井裕子(7分40秒、体固め)炎華●
※櫻雷。
3,シングルマッチ(10分1本勝負)
○狐伯(5分51秒、パッケーデ)網倉理奈●
4,タッグマッチ(15分1本勝負)
△桜花由美&シン・広田さくら(時間切れ引き分け)SAKI&清水ひかり△
※wave vs COLOR'S1勝1敗1分けで引き分けに。両軍の希望により延長戦へ。
5,8人タッグマッチ(撤収時間まで1本勝負)
SAKI&〇清水ひかり&櫻井裕子&網倉理奈(12分32秒、体固め)桜花由美&シン・広田さくら●&狐伯&炎華
※逆FFD。2カウントフォールマッチルール。



 網倉が2・9新木場で復帰したことにより、COLOR'Sが4人そろい踏みとなった。そこで、waveとの4対4による遺恨なき対抗戦が行われることに。シングル2試合、タッグ1試合の計3試合によって争われる。
まずはシングルよりスタート。曲が鳴って組み合わせがわかるという仕組みで、櫻井、炎華のテーマがそれぞれ流れる。炎華対櫻井戦で対抗戦は火ぶたが切られた。
ロックアップから腕の取り合いへ。櫻井がタックルからフォールも炎華はブリッジで抜け出すとドロップキック。
そしてコーナーにぶつけ、ヘアホイップ狙い。櫻井が踏ん張り、逆にヘアホイップ。さらにもう
ひと投げ。コーナーに押し込み、顔面を踏みつけるとブーイングが飛ぶ。炎華は立ち上がると、エルボーを連打。ロープに振ろうとするも、これは櫻井が踏ん張る。櫻井が体を入れ替えてコブラツイスト。さらに串刺しエルボー。
炎華は二度目の串刺しエルボーを脱すると、スペースローンウルフエルボーからドロップキック。さらにSTFで締め上げる。ロープブレイクとなると、ミサイルキック。
 5分経過。櫻井はスタンディングのドラゴンスリーパーで締め上げる。そしてファイナルカット。
続いてブレーンバスターを狙うも、炎華が首固めで切り返すと、さらにスクールボーイ、ジャパニーズレッグロールクラッチと丸め込んでいったが、いずれも2。
 残り3分。櫻井はビッグブーツで炎華の動きを止めると、さらにもう一発、ビッグブーツ。そして、櫻雷(変形フェイスバスター)で止めを刺した。
続く対抗戦第二試合も、シングルマッチ。引き続き、テーマ曲で誰の登場かわかる仕組みに。
COLOR'S側は網倉、wave側は狐伯が登場した。
ゴングと同時に狐伯がドロップキックで先制。コーナーに振ろうとするも網倉が拒否。ならばとロープに飛ばすと、網倉がタックルで吹っ飛ばす。
突進してきた網倉に、狐伯がカニ挟みから磔に持っていく。そして「網倉、おかえりー!」と叫んでの背中へのチョップから、同じく背中へのドロップキック。さらにフェースロックで締め上げる。
そして低空ドロップキック、トップロープからのミサイルキックと畳みかけるも2カウント。狐伯が走りこむと、網倉はローリングしてのダブルチョップからボディプレス。さらにセントーンへ。2カウント。
狐伯がエルボーを打つと網倉も打ち返し、エルボー合戦へ突入。「痛くなーい」と言いながらエルボーを打ち付ける網倉と「いてー」と本音をもらす狐伯。網倉が打ち勝つも、狐伯が再び立ち上がる。
狐伯は強烈なエルボーを一発を打つが、網倉は追走式タックルを決める。これに対して、狐伯も追走式ドロップキックへ。網倉はサイドスープレックス。2カウント。狐伯は飛びつくと、カサドーラで丸め込む。2カウント。
さらに強烈なヒザ打ち。網倉はラリアット。網倉が突進すると、狐伯は体を切り返して、パッケーデで3カウントを奪った。これで対抗戦は1勝1敗のイーブンへ。
対抗戦の第3試合は、タッグマッチ。まずは、「炎のファイター」に乗り、ぎゃらぱんの登場。引退直前の清水にとってぎゃらぱんを組む機会はあとわずか。ぎゃらぱんダンスをたっぷりと披露してリングイン。いっぽう、wave側は桜花&広田組が登場。対抗戦はここまで1勝1敗。広田は「負けたやつ誰だ、このやろー」とセコンドに就く狐伯、炎華に問いかける。いっぽうのSAKIはセコンドの網倉、櫻井に「大丈夫だよ、私たちが勝つから」と対照的な光景。
広田は「おい、清水、この間の新木場の決着つけようぜ」と挑発する。試合開始。観客の「ひーちゃん」コールには広田も自らのコールを要求するが、誰もコールせず。観客席に「なんでだよー」とクレームを入れ、ここでようやく「広田」コールが起きる。
広田は腕を取るが、逆に取り返される。となると、広田は清水の周りをグルグル回るも、まったくダメージは変わらず。
今度は後転するが、その後、前転してしまい元通りに。次は広田が腕を取ると、清水が周りを同じようにグルグルまわる。
ダメージはまったく変わらず。桜花にタッチ。桜花は清水の体を踏みつけ、さらにニードロップ。そしてリング中央に持ってくると、キャメルクラッチ。広田が飛び出し、ロープワーク。何往復もしてからから「しぼれしぼれ」と指示するのみ。
桜花が清水の手を踏みつける。左手を噛むと、ロープサイドで四つん這いの清水に全体重をかける。これを回避した清水がドロップキック。SAKIにタッチ。SAKIがビッグブーツを桜花、広田にそれぞれ2発づつ打ち込む。
桜花&広田はダブルでのキックからトレイン狙いも、SAKIがそれぞれをボディスラムでトレインに行かせない。
今度はSAKIが桜花にキャメルクラッチ。清水が飛び出してロープワークを何往復もしてから「しぼれしぼれー」と檄を飛ばす。
清水にタッチ。清水がフライングボディアタック。続けて桜花をコーナーに振るも、ビッグブーツを浴びる。さらにぶら下がり式ブラディーEXを食らう。
それでも、清水はコルバタからドロップキック。PKFを狙ったが、これは桜花が持ち上げて回避する。すると、清水は卍固めに切り返す。広田がカットに飛び出すと、これをSAKIが捕らえてコブラツイストへ。桜花がなんとかロープへ。
清水が突進すると、桜花はスタンガンからランニング式のビッグブーツで切り返す。SAKIにもビッグブーツを一撃。そして清水にもう一発。
 広田へタッチ。広田がロープ渡り。「行くぞ、いたばしー!」とつぶやきながら歩きだし、ロープジャンプを一度目は成功。
しかし、「もう一回」コールに乗り、二度目を挑戦すると、失敗に。
広田は清水を磔にすると「調子に乗るんじゃねえ。誰もがちやほやしてくれると思うなよ」とボ・ラギノール。そして、高田純次を敢行するが、これを剣山で破られると、清水への高田純次を要求。「ひーちゃん」コールが起きるも、「やんないよ」と拒否のポーズ。広田は「この前もそうだったんだよ、あれもこれもやらない。いったい、誰ががやってくれるんだよー」と言いながら、コーナーに控えるSAKIをにらむ。SAKIは「よっしゃ行くぞー!」と、気合を入れると、高田純次を繰り出す。しかし、最後は剣山を食らって失敗となり、広田から「冗談は髪だけにしろー」とツッコまれ、蹴りを見舞われる。
ここで清水を桜花、広田をSAKIがそれぞれエプロンから捕まえる。「せーので離せよ」とそれぞれが離すことで意見が一致するも、「せーの」でどちらも離さず。ここで広田が「このなかで一番自分がかわいいと思ってる人が離す」と提案すると、桜花とSAKI、二人ともすぐに離す。
ここで広田はシャイニングウイザードからプロレスLOVEポーズ。これに対してすぐさま清水もシャイニングウイザードからプロレスLOVEポーズで返す。続けて、ぎゃらぱん連携に。SAKIロール、清水のヒップドロップを繰り返す。
。SAKIがバックドロップ
も広田が一回転して着地。背後からチャンスとばかりにボ・ラギノールを打ち込もうとするが、SAKIはダンスのように腰を左右に振って決まらず。その後もボ・ラギノールを狙い続けたが、SAKIは腰を左右に振り続ける。
次第に動きを理解し始めた広田が
最後はボ・ラギノールに成功し、ついに餌食に。さらに桜花が飛び出し、シーソープレス式ボ・ラギノール。2発続けてカンチョーを浴びたSAKIは場外転落。
広田がトぺ狙いも腰をロープに打ち付けて決まらず。それでもリングへ戻ると、SAKIへ619からシャイニングウイザード。ここから、丸め込み合戦となるがともにカウント2でキックアウト。ここでSAKIがランニングブレーンバスターを狙う。なんとか広田がこれを回避したが、今度はアトミックドロップに捕らえたところでドローとなった。
これにて対抗戦は1勝1敗1分で引き分けとなった。SAKIと清水が互いにドローとなった要因を言い合う。
広田がマイク。「仲間割れしてる場合じゃないでしょ。1勝1敗だけどさ、これでいいわけねーじゃん。waveはなあ、完全決着を売りにしてる団体なんだよ。はっきり白黒つけるストロングスタイルの団体で有名なんだよ!(セコンドの狐伯や炎華に)先にお前たち、
二人とも勝っていたらこうにはならなかったんだよ。こうなったのは、その前にやってたシングルマッチのヤツも悪いんだよ。こうなったら4対4の8人タッグで完全決着やってやろうじゃねえか!」
ここで二上会長も「この間からなんでそんな広田に権限があるねん。いつからそんな偉くなったんや。いや、いいけど、清水対網倉やるんちゃうの? いいの?」とCOLOR'S側に問いかける。
「(清水に)引退前は死ぬほど、しんどくなるから気を付けて。では、撤収時間までにしよう。早く決着つける意味で、2カウントつ
けるルールで」と問いかければ、SAKIが「COLOR'Sやりまーす」と即答。これに対抗して広田も「waveやりまーす」と呼応し、「撤収
時間まで1本勝負、場外カウントなし、2カウントルール」というルールによる延長戦となった。
先発は炎華と網倉。あーみんコールと、炎華コールが交差。ロックアップでスタート。wave軍が飛び出し、炎華を助太刀して背中から押し込むと、網倉が4人に向けてボディアタック。ここからCOLOR'Sによるイロトリドリ。最後に「ウイ・アー・カラーズ」でポージングを決めた。
網倉は炎華へ、「炎華ちゃんひさしぶり」とワー!プレスを狙うもかわされる。炎華がドロップキック4連発。フォールに行くと、網倉が慌てて、カウント1で返す。続けて炎華がスクールボーイもカウント1。網倉がボディスラム。SAKIへタッチ。
炎華とSAKIによるエルボー合戦。SAKIはチョキパンチから変形のジャイアントスイングで振り回す。ここで何度もカバーに行くが、炎華はその都度、カウント1で返す。炎華はコルバタからドロップキック。狐伯にタッチ。
狐伯が低空DDTからロケットキック。今度は、waveの4選手が、横並び。「wave
イロトリドリー!」と宣言して、それぞれがSAKIを踏みつけ、最後に4人でのワー!プレスから「ウイ・アー・wave」とポーズを決める。
網倉から「かわいくやってよー」とツッコミを入れられる。
続いて、狐伯と櫻井に。櫻井が狐伯にタックル。エルボー合戦から櫻井がブレンバスター。カウント1。狐伯はブーメラン式ミサイルキック。桜花にタッチ。
。桜花が櫻井をコーナーに振って、串刺しビッグブーツ。さらにランニングブーツ。ここから桜花と櫻井によるビッグブーツ合戦。最後は桜花が打ち勝ったが、櫻井はカウント1で返す。再びビッグブーツ合戦に突入。
今度は櫻井が打ち勝つも1カウント。
網倉が飛び出し、櫻井との連携によるダブルのサイドスープレックスは1カウント。
櫻井は突進したが、桜花はネックハンギングボムで切り返す。これもカウント1。
続いて清水と広田。広田はドラゴンリングイン。清水はトラースキックからフィッシャーマンズスープレックス。
炎華のカットから広田がシャイニングウイザード、1カウント。ここで各選手がリングに入り乱れる中、広田が清水にボ・ラギノール。
気が付くと、広田以外の全員が倒れ、なぜか広田もつられてダウン。カウントが進む中、広田と清水がぎりぎりで立ち上がる。
10分経過。広田と清水のエルボー合戦。COLOR'Sが飛び出し、網倉が広田へダブルチョップ。清水がSAKI、櫻井の肩口に乗ってのフットスタンプ。カウント1でwave勢がカット。狐伯と清水。狐伯がスタナー。
ここで助太刀に入った炎華がドロップキック、桜花がブレンバスター。しかし、広田がまだダウン状態。
桜花がシーソープレスで強引に広田を起き上がらせると、その勢いで広田は清水へボ・ラギノールをヒットさせる。
これにより清水がフラフラの状態となる。これが、そのまま逆FFDの形となり、広田が突っ込んだところで覆いかぶさる形となり、2カウントが入った。
これにより、対抗戦はCOLOR'S勝利で終了。試合後はCOLOR'Sによるダンスとポーズを決めた。
ここで、炎華がPOPベルトを持つと、咲蘭がなんとベルトを強奪して逃げるハプニングが起きる。
広田「いま何が起こった? (ベルトを持って行ったのが)二回目? 常習犯なの? あれだ、依存症だ。なかなか治らないの、そうい
うのって。でも取られたよね。でもそういうことでいいの? 取ったもん勝ちじゃん」
炎華「2回も取られたし、もう取られたくないので、タイトルマッチやらせてください!」
広田「よし、頑張って!」
二上「なんでお前、広田権限で決めんねん、最近。タイトルマッチはまあ、いいけど、(尋ねるのは)桜花にしてよ、うちで一番偉いの、
桜花だから」
炎華「(二上会長と桜花に)POPやりたいです、お願いします」
二上「じゃあ、やりましょう、いつにしますか。3・2後楽園でいいんじゃない? でも咲蘭さんに言ってないよ、でも大丈夫ですよね」
 こうして、炎華対咲蘭によるPOPタイトル戦が決定した。
・炎華、咲蘭のバックステージ
炎華 (咲蘭がベルトを持って行ったことについて)この前のNEW BLOODここでやらせていただいたときも、ベルトを持って行かれて
しまって、しかも、誤爆した後に持って行かれてしまって、なんだこいつはと思って、今日も同じ場所で持って行かれて、きっとベルト、
挑戦したいってXにもピンクのベルト、咲蘭のほうが似合うんじゃない?と思ってて、私はそんなことないと思ってるんですけど、ベルトが欲
しいみたいなので、防衛戦をして、もう二度と奪われないようにしたいと思います。
ーー咲蘭の印象については?
炎華 動きも早くて、フットの使い手というか、ちょっとずるがしこいことをしているイメージで、身長も同じくらいですばっしこくて…
自分とちょっと似ているところもあるのかなって思うので、似ているところは自分が上に行けるようにいきたいと思います。(咲蘭に一言?)
何度もベルトを奪いやがって。タイトルマッチをやった時は二度と、奪わせないと思わせるようにします!


咲蘭 前回、(炎華と)シングルマッチをさせていただいたときに、炎華とは10分ドローで終わってしまって、本当に悔しい思いの
ままだったので、あのベルトが本当に欲しくなっちゃって、ほしい気持ちでしかないです、今は。
ーー二上会長は咲蘭選手が引き上げた後、3・2後楽園でのPOP線決定と発表されていましたが。
咲蘭 あ、本当? 決定ですか。3月2日? おー! 絶対自分のほうがピンク似合ってて、自分のほうがいいんじゃないかと
思っているので、絶対にかわいいベルトを自分の腰に巻けるよう、頑張っていきたいと思います!
6,COLOR'Sチャンピオンシップ〜ダンボール?剥ぎ取りマッチ〜(30分1本勝負)
○〈挑戦者〉清水ひかり(4分14秒、剥ぎ取り成功)網倉理奈〈王者〉●
※通常のルールに加え、体中に巻きつけられたダンボールをすべて剥ぎ取ると勝利というルール。清水が第8代COLOR'Sチャンピオンシップ王者となる。

続けて、ダンボールを巻き付けて待機していた網倉と清水がリングイン。COLOR'Sチャンピオンシップへ突入することになった。
経緯としては、COLOR'S興行で行われた次期挑戦者決定戦で清水が勝ち、この日の挑戦が決まった。COLOR'Sチャンピオンシップは、毎回、特殊ルールで争われることになっており、Xでのやり取りで、体に着いた段ボールをはぎ取るルールが通常ルールに追加された。
網倉、清水とも体の3か所にダンボールを張り付けている。網倉は巨大なダンボールを体に巻き付けており、腰のあたりにCOLOR'Sベルトを誇示。
清水の握手に網倉も「お願いします」と握り返す。まずは網倉が突進して、蹴りを見舞っていく。しかし、ダンボールが動きを制限してとてもスピーディーとは言えない。
「ふざけやがって」と清水はミドルキックを連打。ダンボールにヒットして、いい音が鳴り響く。網倉は「割れねえよ、こんなんじゃ」と言えば、清水は突進。網倉はタックルで倒すと、まずは右足のダンボールを取る。網倉は動きをよくするために、自ら体に巻き付けていた巨大ダンボールを取り外すが、その間に清水はスクールボーイを連発。
なんとかカウント2で返す。清水は網倉を磔にすると、胸板へ蹴りを連発。背後からドロップキック。
清水が剥ぎ取ったダンボールを倒れている網倉の体に乗せると、トップロープからダイビングフットスタンプを敢行。
しかし、これは自爆となり、ダンボールのみ破壊される。
網倉は清水がお手製で作ったダンボール・ベルトを剥ぎにかかる。しかしなかなか取れず。
網倉は「ベルトもろともー!」と叫びながらセントーン。2カウント。
首をかっ切るポーズからトップロープへ。清水は立ち上がると、コーナーの網倉が両胸に付けていた一つ目のダンボールを取る。さらにもう一つも引っこ抜き、すべてのダンボールを取り去った。これにより、ダンボール剥ぎに成功。清水が第8代カラーズ王者となった。清水はお手製のダンボール・ベルトの上からカラーズベルトを巻いた。
7,デンジャラスwave(30分1本勝負)
○宮崎有妃(21分54秒、体固め)青木いつ希●
※囲碁バレーボム。4wayマッチによるハードコアルールを採用。残る二人は世羅りさ、DASH・チサコ。


 記念すべき「インイタ」メインはハードコア戦。この会場はハードコア戦がOKなのも特徴の一つだ。
まずは、宮崎がハードコア用のテーマ曲コスチュームで登場。続く青木もハードコア仕様で、サングラスに「止まれ」の標識を持って入場する。続いて、世羅が竹刀を2本持って入場。最後にDASH・チサコがイスを手に登場した。
それぞれがコーナーに分かれる。握手は青木だけが求め、誰もが拒否すると、一人中央で「よろしくお願いしまーす!」と絶叫する。
 青木はめげずに「よっしゃ行くぞ、板橋ー」と絶叫。四人による手四つから宮崎とチサコ、世羅と青木がエルボー合戦。
宮崎と世羅がイス合戦に突入。そして、世羅が早くも竹刀を持ち出し宮崎を攻撃する。宮崎は場外へ。続けて、チサコと青木。青木は「経験値低いから一回、クリーンファイトで行こう」と嘆願する。チサコは聞く耳持たず。
開き直った青木は、「こわくねえぞー」とチサコをロープに飛ばそうとするが、これは拒まれる。チサコはコーナーにラダーを立てかけ、青木の額を打ちつける。イスをセットし、「ハードコアはこうやるんだよ」と打ちつける。さらにインディアンデスロックに捕らえながら、その足にイスを固定する。宮崎がカット。
宮崎は「おまえは本当に乱暴なことばかりして」と言いながら、イスを4つセッティング。「座れよ」とそれぞれ座らせる。意外な展開に戸惑いながらも、4人はそれぞれ座り始める。「もっと近づけ」と輪になる4人。
すると、宮崎は隣の世羅にチョップ。青木は世羅に、世羅はチサコに、それぞれ右となりの選手にチョップを打ち込む。しかし、チサコは右となりの宮崎に強烈な張り手。チサコの強烈な一撃に備え、宮崎は青木と席替えをする。同じようにもう一度、右となりの選手にチョップを打っていくと、チサコは青木を飛ばして、正面の宮崎にチョップをかます。
宮崎は「やってられっかー」と立ち上がり、「もっとリングを広く使え」と、チサコにボディスラム。そして、「布もってこいー!」とセコンドに指示を出す。
「板橋で、ハードコアで、イリュージョンをお見せします!」とチサコに布を覆いかぶせる。チサコがすぐにめくると大ブーイング。宮崎はチサコを落ち着かせ、再び布をかぶせて、音楽が鳴り始める。
チサコが途中まで浮き上がったところで、布を取る。そこには必死に右足を挙げるチサコの姿が。「はずかしいことさせるなよー」と青木がツッコミエルボー。宮崎は「チサコがやってくれたー」と感無量の様子。
ここで、青木が世羅にダブルを指示。宮崎をコーナーに振り、ダブルのトレイン連携に持って行く。ところが青木がラリアットを打ち、続けて世羅もラリアットを打ったところで、青木が背後から世羅にスクールボーイ。カウント2で世羅は返したものの、「間違えました」と謝罪。
が、またも世羅を丸め込む。「おいー!」と世羅が抗議するが、「これが戦いだろうがー」と開き直り、低空ドロップキック。そして、宮崎に「おんぶプレス行くぞー」と指示。中腰体勢の宮崎に「止まれ」の標識で殴打。
チサコが「ふざけんじゃねえぞ」と注意すると、青木は「もうふざけません。ハードコアクイーン、私はハードコア・ドッグになるんで」とチサコに忠実になるようなそぶりを見せる。「こいつを持っとけ」と世羅を羽交い絞めにすることを指示。言われた通り、チサコは世羅を羽交い絞め。すると、パンチが成功。続いて、「ダブル—」と指示して、ロープに振ってのダブルキックも成功する。
ハイタッチ
するチサコと青木。「クイーン、フォールいっちゃってくださいー!」とチサコにフォールに行かせつつ、「止まれ」の標識を持つ。
 チサコは青木の不穏な動きを察知し、カウントの途中で後ろを振り向く。思い切り、バレてしまった青木は固まる。チサコは「止まれ」の標識で青木を殴打。「何が犬だ、コラー」と、青木にフェースバスター。
さらにイスで青木を痛打。続けて、イスを背中に担いで、青木とともにボディスラム。ここで宮崎は碁盤を持ち出し、青木へ碁盤DDT。
さらに碁盤スラムと続ける。フォールに行くと、世羅が竹刀でカット。
 世羅が青木へ竹刀スリーパーを決める。技を解くと、背中へ竹刀で一撃。さらにイスを何脚も持ちだし、リング中央に置いてボディスラム狙い。青木がこれを踏ん張って防ぐと、逆にDDTオン・ザ・チェアを決める。カットに来たチサコをつかまえ、チサコにはフェースバスター、世羅にはDDTの一人ダブル攻撃を決める。宮崎がカットに入る。宮崎はセカンドロープに上ると、チサコめがけてミサイルキックを狙ったがこれは不発。チサコは宮崎にイスを持たせてのミサイルキック。チサコはブレーンバスターでリング中央のイスにたたきつけようとするが、宮崎は腰をかがめる。逆に高速ブレーンバスターで切り返す。チサコはイスの山に打ちつけられる。
宮崎はボディスラムから、イスをチサコの体の上に乗せる。そして、ラダーにブレーンバスターを仕掛けて、チサコの体の上に痛打。さらにコーナーへ宙づりにすると、イスをチサコの顔面に横向きに立てかけ、ラダーを投げつける。フォールに行くも、世羅がトップロープからのダイビングニーでカット。今度は世羅がラダーをコーナーに立てかけると、チサコをラダーにぶつける。そしてイスでラダーとサンドイッチ状態にして殴打。
 続けて、コーナーに座り込ませ、イスを目の前に立てかけた形で、新幹線アタックを決める。さらにチサコの体の上にイスを積み上げ、コーナーからのニーを狙うが、上っている間に、青木がそのままフォールで乗っかる。2カウント。青木がボディスラム。さらにチサコの体にイスを乗せると、コーナーに上がるが、チサコが起き上がり、チョップを打ち込むと、青木は場外転落。世羅はチサコへセラリズムバスター。
 コーナーに上るが、チサコはその間に、横たわった状態で、開脚したラダーの間にイスを挟む。そしてデッドリードライブ気味に世羅をラダーに投げつける。2カウントで宮崎がカット。チサコのピンチに、青木が「ハードコアクイーン! 助けに来ました、行くぞ、ダブルー」と青木&チサコが合体プレーを見せようとするが、ロープに振ると、宮崎はダブルラリアットで返す。ここで4人が入り乱れ、それぞれがやり合う。
 青木と宮崎がラリアット同士討ちとなり、ついに4人がダウン状態に。ダウンカウントギリギリでそれぞれが立ち上がると、宮崎が青木にラダーを放り投げる。青木は場外転落。世羅が場外に机をセットし、青木を寝そべらす。
チサコがイスでトップロープに上っていた世羅をカット。チサコはこの間に2階席へ移動。2階から机の上への青木に飛ぼうというのか?
しかし、世羅がチサコを追いかけ、2階席で乱闘となる。両者がもみ合っている間に、宮崎がコーナーに上り、場外ダイブ。机は真っ二つに破壊される。
 宮崎は青木の体にイスを乗せると、その上にムーンサルトを投下する。青木が2で肩を挙げる。ならばとダメ押しで碁盤の上への囲碁バレーボム。チサコと世羅が2階からリングへ戻ろうするとが間に合わず。3カウントが入り、記念すべき「インイタ」最初のハードコアを宮崎が制した。
宮崎「wave板橋大会、ご来場ありがとうございます。本当、ハードコアができる会場は最高です。板橋スクエア、この会場できてくれて本当に感謝しています。ありがとうございます。キャプテンアームストロング今日は組んでないですが、スパイスアップとの対戦をいったん断っ
て誰にしようかなと…」
狐伯「そのことなんですけど、キャプテンアームストロング、スパイスアップの前に自分、挑戦させてもらえませんか?」
宮崎「誰と組むの?花園? か、倉垣?」 
狐伯「それはみんなに一回聞いてみないとわからないから、そういうのはワンツーで決まるわけじゃないから。いったん、パートナーに相談して…」
 この狐伯の思いが通じたか、二上会長が断を下す。
二上「後楽園でやりましょう」
狐伯「パートナー、いっぱいいるから、数打ちゃ当たるじゃないけど、勝てそうな相手と組むんで。後楽園、タイトルマッチ、
決定でいいですよね? チャンピオン。(宮崎「いいよ」)よし、スパイスアップまでたどり着けるかなあ」
宮崎「こんな勢いでまだ、あいつだけじゃん。意気込んでいるの」
櫻井「だれかわからないよ、だれか言ってから言えよ」
宮崎「そうだ、オッケーもらってから言えよ。まあ、3・2どうしようかなって思っていたんで、狐伯の勢い、しっかり、受け止めさせてい
ただきます。誰が来たって、私たちの
裕子ロケットで沈めてやるよ、そうだろう?」
櫻井「はい!」
宮崎「今日のCOLOR'S対waveはどっち勝ったの?」
櫻井「COLOR'S勢が勝ちました」
宮崎「でもwave勢、誰も控室落ち込んでなかったよ(観客・笑)。今日もwave板橋大会、みなさん楽しんでおいただけますでしょうか? 
このハードコアのできるこの会場でまたやりましょう」
 最後は宮崎の締めによる「これがwaveだー」で初の板橋大会は終了となった。
2025.02.01

PHASE2 Reboot 5th『NAMI☆1~Feb.~’25』

日時
2月1日 土曜日
観衆
226人
場所
新木場1stRING
1,スクランブルwave(20分1本勝負)
○尾﨑妹加&青木いつ希(13分8秒、体固め)狐伯&櫻井裕子●
※マイカバスター。


waveタッグを巡る挑戦権で、因縁の残る櫻井と妹加。試合前、櫻井の握手に妹加は握り返した。
先発は狐伯と青木。
握手時に、青木の大声シャウトで耳をやられた狐伯だが、続く「よっしゃ行くぞ、新木場―」の大声にもヒザをついて悶絶。
しかし、その後に起きた「狐伯」コールにはノリノリ。まずは腕の取り合いから、青木がヘッドロック。狐伯がヘッドシザースで脱出。青木がタックルを決めると、狐伯はアームホイップを2連発。さらに低空ドロップキック。
櫻井にタッチ。櫻井と青木のタックル合戦が2度続いたが、こちらも互角。3度目でようやく青木が打ち勝つ。
青木が妹加にタッチ。妹加がコーナーに押し込んでのストンピング。抱え上げてのボディスラム。
セントーン2連発。さらに「チャンピオン、次の挑戦者決まったのか。誰も挑戦させてくれないんじゃないですか」とストンピング。櫻井がエルボーの連打で返すも、妹加が一発のエルボーで打ち勝つ。
続けて逆エビ固め。櫻井がロープに逃れると、妹加は「早く挑戦させろ」と言いながらストンピングを落としていく。
 青木にタッチ。青木が「チャンピオンどうした、やり返してこないのか」と檄を飛ばすと櫻井は「うるさいー!」と叫びながらエルボー。青木はフェースバスターからのボディプレス。2カウント。
 櫻井がリストロックのエルボーを連打するも、青木が重い1発のエルボーで打ち倒す。ならばと櫻井がコブラスイストからグランドコブラ。カウント2。低空ドロップキックから狐伯にタッチ。
狐伯が低空ドロップキック。カットに飛び出した妹加にもアームホイップ。妹加、青木が並んだ状態で座り込むと、二人めがけて低空ドロップキック。さらに青木へミサイルキック。2カウント。
青木もDDTからトラースキックでやり返す。さらに狐伯がロープにもたれると、背中へのランニングニーからブレンバスターホールド。カウント2。
青木はニードロップを自爆。ロープをつかんだ青木の背中に向けて狐伯がニーを打ち込む。ブレーンバスター。青木が吠えながら立つと、エルボーから大外刈りで反撃に出る。
 妹加と櫻井。ついに二人が対峙する。櫻井がビッグブーツ、これに対して妹加がエルボーで打ち合う。
櫻井がビッグブーツで打ち勝ってフォールも2カウント。続けて串刺し背面エルボーからスタンディングのドラゴンスリーパー。さらにファイナルカットも2。妹加もラリアットでお返し。
妹加はカナディアンバックブリーカーで持ち上げる。櫻井がクレジェンテを繰り出したが2カウント。
 櫻井がエルボー連打すると、青木がラリアットでアシストして櫻井の動きを止める。息を吹き返した妹加がサイドスープレックス。さらに青木がボディプレス。妹加がダイビングセントーンと交互に攻め立てるも2カウント。ここで妹加がマイカバスターを繰り出すと、ついに櫻井は返すことができず3カウント。
妹加が現役チャンピオンである櫻井からからフォールを奪った。妹加&青木はガッツポーズで勝ち名乗り。
妹加は櫻井の前に立ち、ベルトを腰に巻くアピールを見せる。櫻井は無言で引き揚げたが、果たして防衛戦の行方は…?
2,ゴキゲンDXwave(30分1本勝負)
〇桜花由美&米山香織&チェリー(15分31秒、片エビ固め)咲蘭&香藤満月&グリズリー藤滝●
※ビッグブーツ。



 桜花&ゴキゲンBBAのゴキゲンBBA☆DXがついに正式タッグを結成。3人のテーマと思われる「昭和かれすすき」で登場。そろって、昭和生まれをアピール。
 「昭和かれすすき軍」とコールされると、「昭和―!」の声が飛ぶ。
藤滝、香藤は「やばい、アウェイだ」と会場の雰囲気を察する。米山が「昭和」コールを扇動すると、観客もこれに呼応。
先発は咲蘭と桜花でスタート。背後からチェリー、米山が襲い掛かり、二人が桜花の背中を押して合体式タックル。
ここで倒れた咲蘭を踏みつけ、ゴキゲンBBA☆DXポーズを示そうとするが、平成軍がカットすると大ブーイング。「もう一回」コールに同じ咲蘭が倒れた場面から再開しようとするが、やはりポーズの途中で平成軍がカット。ブーイングを無視して、平成軍はトレイン攻撃。
さらに桜花を磔にすると、3人そろってポーズを取る。咲蘭は桜花の手を踏みつけてストンピングを落とす。
さらに桜花の手をエプロンにまで持っていき、今度は両手にしりもちをつく。
続けてドロップキック。「起きろこのクソババア」と叫ぶと、大ブーイング。桜花は仁王立ち。
「いまなんつった?」と問い詰めるが、咲蘭は負けじと「クソババア」と言い返す。桜花は怒りのエルボーから「このクソガキー!」と叫んでの串刺しブーツ。
さらにこれを連発で決める。「誰に育てられたらこんな口の利き方になるんだー!」と叫んで、ランニングブーツ。足で踏みつけてのフォールも2カウント。
米山にタッチ。米山は「怒らせた!怒された!」と言いながら鼻フック。
キャメルクラッチの体勢から、チェリー、桜花が背後に立つ。「ゴキゲン」「BBA」まで行ったところで、桜花が「デ…」でむせてしまい、またもポーズは不発に。
「やるならちゃんとやれ」と香藤。「せっかくチャンスだったのに…」とぼやく米山に咲蘭はスクールボーイからドロップキック。
平成軍は合体式でのドロップキック。さらにお転婆ダッシュを代わる代わる決めていくと、今度はそれぞれが踏みつけていく。
米山は香藤にモンゴリアンチョップでやり返す。しかし、ぐるぐるパンチは香藤のぶ厚いおなかで跳ね返される。
米山はカニ挟みから桜花が蹴りのアシスト。今度はぐるぐるグーパンチを額のあたりに決める。
これはさすがに効いた様子。続けてチェリーがアームホイップからのアンクルホールド。カットに来た咲蘭にはワキ固め。
一人で二人への攻撃を見せる。藤滝がカット。藤滝&香藤の連携を切り替えしてチェリー&藤滝がクロスライン。
 チェリーが香藤のお腹ににグーパンチも、まったく通用せず、逆に手を痛める。熟女でドーンを空振りさせると、香藤がチェリーをコーナーに宙づりに乗せて串刺しタックル。さらにドロップキックを決める。
そしてボディプレスと畳みかけたが2。桜花は背後から香藤を羽交い絞め。チェリーは「絶対もっとけよ」からの熟女でドーンは同士討ちの誤爆。香藤&藤滝はサンドイッチタックル。
さらに香藤が藤滝、咲蘭を乗せての合体式おんぶプレス。チェリーはたまらず悶絶。藤滝がコーナーに振って、さらに突進するも、チェリーの目の前で立ち止まると、悲鳴を挙げて精神的揺さぶりをかける。
 続いてクロー攻撃を決めるが、米山がカットに入る。チェリーは米山とともにクロスライン。米山ごとプレスさせて「どいてろ」からのフォールも2。藤滝はエルボーからベアハッグで反撃に出る。そして振り子式にサイドバスター。ボディプレスは自爆。
チェリーは「調子乗るのもいい加減にしろ」とチョーク攻撃。さらに石黒レフェリーの手を握り、レフェリーとのクロスライン。石黒レフェリーをプレスさせて、「どいてろ」からのフォール。桜花にタッチ。
 背後からビッグブーツ、カカト落としも2。桜花は「おとせ、そしてのぼれー!」と指示をすると、米山&チェリーがほかの二人を場外へ落とし、ここでようやくゴキゲンBBA☆DXポーズに成功。しかし、藤滝がカットに入ると、米山&チェリーが場外へ転落。咲蘭が桜花にダイビングフットスタンプから藤滝がボディプレスで飛んだがカウント2。
藤滝&香藤が桜花にダブルタックル。藤滝がラリアット。ここで「昭和」コール。15分経過。藤滝が持ち上げようとするが、桜花が突き上げ式キックで回避。さらにビッグブーツを決め、逆転勝利を得た。
 再び「昭和」コールに包まれると、「昭和かれすすき」が場内に鳴り響くなか、桜花&米山&チェリーがゴキゲンBBA☆DXポーズを決めた。
3,Resurrection wave〜シン・広田さくら復帰戦〜(15分1本勝負)
○シン・広田さくら(10分2秒、エビ固め)小仲=ペールワン●
※小仲がジャイアントスイングに行こうとしたところを丸め込む。

 いよいよ広田が正式復帰。その相手は以前、シングルが流れてしまった小仲=ペールワン。そして復帰となった広田は、マイクを手に、「さくパラダイス」の曲を歌いながら登場。間奏に合わせて観客は「広田ー!」のコール。
「一番好きなのは」と問いかけると観客は「広田―!」と絶叫。
 大「広田」コールに両手を振り、「ありがとうー! じゃあまたねー」と帰ろうとする。レフェリーが慌てて止める。「まだ本調子かもしれない」という広田に観客から「ちゃんと働け」の声が飛ぶと、「お前が働け!」と逆切れ。ニューコスチュームには負傷した右肩に、甲冑のような飾りが付いている。レフェリーがその肩をチェックすると、広田は「これはやわらかいから大丈夫」とアピール。
そして、小仲に対して「去年の後楽園のメインイベント、出来なかった悔しさを今日…」とまで言うと唾を吹きかけられる。これには大ブーイング。
ゴングがなると、「広田」コール。まずは小仲がタックル。アームホイップ合戦から広田が跳ね起きに失敗。「もう一回」コールに応えようとするが、これもうまくいかず。「これは肩を脱臼したからできないじゃなくて、前からできないの」と必死に弁明。今度は「行くぞー!」と、手を取ろうとするが、小仲が早くもジャイアントスイングで切り返す。約10回転にも渡る高速スイングとなり、小仲もフラフラ。両者ダウン。
小仲が腕を取ると、観客から「回れ!」の声。広田は小仲の周りをぐるぐる回る。「ゴロンで!」というレフェリーの声に前転するも、続いて後転して元通りに。それでも、広田はロープを伝って前転して回避すると、そのままロープ渡り。「5か月のブランクあるんだよ」と言いながらもロープジャンプに成功。
しかし、2回目は失敗し股間を痛打。場外に落ちるも、小仲のプランチャは自爆させる。ここで、広田はトペを狙うも、腰が引っ掛かり不成功。
リング内へ戻り、広田がコーナーに振る。小仲はそのままコーナーに倒立。これに対して広田も反対側のコーナーで倒立して犬神家の体勢へ。
 互いに倒立しながら開脚を見せるというカオスな空間に。しかし、レフェリーの反則カウントにそれぞれが仕方なく着地。広田は一回転してのボ・ラギノール。さらにもう一発決める。
ここで前説。「思い起こせば5か月前、この欠場の中、リハビリに次ぐリハビリで右肩は最強になった。最強で最高のボ・ラギノール、受けて見ろー!」と説明の後、ダッシュするも、キックを食らって不発に。再び前説。「私は5か月間、欠場し、激しいリハビリに耐え、右肩は最強になった。最強で最高の、真のボ・ラギノール受けて見ろー!」とダッシュも前説が長すぎて、回し蹴りで回避される。
小仲がエアプレーンスピンを狙うが抱え上げの途中で、広田が背後に立つと3度目のボ・ラギノール。さらに武藤敬司公認シャイニング・ウイザード、2カウント。
続けてへなーラサンセットの体勢に入るが、小仲が足を取り、再度、ジャイアントスイング。今度は15回転にわたって振り回す。両者フラフラの状態に。続けて、もう一度、3度目のジャイアントスイングを狙いに行くが、広田がこのままエビ固めに丸め込み、3カウントが入った。
二上会長がマイク。「広田、パンツめっちゃ出てるけど大丈夫?」とツッコむと、広田は「パンツなんか出てるわけないじゃないですか。…ホンマや」と認める。セコンドの網倉に「もっと早く教えろよ、新コスなんだからな」と責任転嫁。「新コスの割には貧乏くさかったぞ」(二上会長)「グンゼだったもので…」(広田)「グンゼのパンツ? 知らんのちゃう、みんな。復帰おめでとうございます。広田の欠場中にたくさんのオファーをいただいてまして、今日の復帰まで全部断ってました。ちゃんと今日の復帰までストップかけてたけど、もう大丈夫ですので、各団体に言っておくね。で、ということは来月の後楽園ホール、出れますよね。もうカード決めてきました。今回、こなぺの伏線回収したので、もう一つの伏線回収しましょう。ウナギ・サヤカ。これでまた二人とも欠場とかやめてや((笑))。大変やったであれ。ことごとくみんなに断られたんで。ジャイアントパンダまでいったんやけど…」(二上会長)「それも伏線回収に行きましょう」(広田)「そやね、伏線回収シリーズで(笑)。里村明衣子にまでいったんやけど、スケジュールが…って。志田光も。それでは伏線回収シリーズに体調整えて、お願いします」(二上会長)
「わかりました。ありがとうございます。みなさん、肩も元気に復帰完了いたしました。ありがとうございます。(大「広田」コールに)もう今日
これ、メインでいいんじゃないですかね。私が欠場の間も元気に入れたのは、みなさんの絶え間ない応援があってこそだと思います。本当にありが
とうございました。これで、万全で復帰できるとなったときに、もう一つGAMIさんにお願いしたことがありまして。waveにいながらも、それを許可して
くださったことに、GAMIさんに感謝しております。waveのみなさんのご理解にも感謝しております。発表いたします。里村さんの引退にまで復帰が間
に合ったので、里村さん参戦決定の自主興行、開催したいと思います。4月23日の水曜日、ど平日です。そこしか里村さんと会場が開いてませんでした。
6:45開始の新宿FACEになります。これはシン・里村明衣子に特化した大会になります。なので、シン・里村明衣子は参戦しますが、今のところ、シン・
広田さくらの参戦はありません。そして、さらに参戦メンバーは決定しております。加藤園子、そして永島千佳世。大会タイトルは『最後に遊びまし
ょう』ということで、シン・広田さくら緊急自主興行、明日(2月2日)からイープラスでチケット発売になります。これができたのも、今日まで選手
のみなさんが協力、理解してくれたおかげです。ありがとうございます。その皮切りに今日来てくれたこなぺ、ありがとー。これからもシン・広田さ
くら、見逃すんじゃないぞ!」(広田)
・バックステージ
広田 もうねえ、復帰前はあんまり緊張しなかったんですけど、復帰後のほうがめちゃめちゃ緊張して恥ずかしい。どうしよう、うちの子供たちに、
ママは緊張して「あー、どうしようどうしよう」って言ったら、そういうときは深呼吸をして、きのと、めぐのために頑張るって思ったら頑張れるよって
言ってたので、それを頭に入れて頑張れました。本当にみなさん、ありがとうございました。
――会場中、全体が大「広田」コールでしたね。
広田 もういやん。どこに隠れてたん、いままで。もっと出てきてよ、本当に~。もっと自信を持って広田のファンって言っていいからさあ、恥ずかしく
ないから。お願いしますよ。これから。
――今日、新コスでしたが、肩の飾りはなんだったんでしょうか。
広田 これはね(今着ているデビュー当時のコスチューム)、ちょっとその後、着替えたのでアレなんですけど、ここの右肩は脱臼して、リハビリでさらに、
パワーアップしたぞっていうので、ここにロードウォリアーズが乗り移ってるという、最強の右肩という感じです。
――宮崎選手のバースデーマッチでは、今着られているピンクのコスチュームでの登場でした。
広田 今日でも、本当に一周回って、いろいろ知らない方もいっぱいいらっしゃるので、リング上で説明したんですけど、GAEAの先輩のピンチに、後輩の
3期生の広田がデビュー当時の水着を着て助けに来たぞっていう水着です。これすごくないですか。もう30年前なんですけど、まだ着れる…まだこの形状
でコスチュームが着れるっていう。これさあ、別に掘り出してきたわけじゃなくて、実は全身タイツのコスプレとかするときに下に着ているんですよ。でも
久しぶりにこれで、潔く出ていったという…。そこの覚悟も先輩たちは見てくれたかな。
――4月23日には自主興行をやるわけですが、これについては?
広田 これはねえ、本当にもう、1時間くらい(インタビュー時間が)欲しいくらい(笑)。無理か(笑)。復帰をまず絶対に行けるってなってからじゃない
と動けないということで、だけど、間に合えば間に合えばという気持ちでずっとやってて、ちょうど復帰が確実に大丈夫だっていうド年末に自主興行もねじ
込もうっていうので、そこから動き出したんですよ。それでもうすぐにGAMIさんとかに「行かせていただきたいんですけど…」って相談して同時に里村さんの
スケジュールを聞いて、同時に会場の空きスケジュールを聞いてっていうので、里村さんの忙しい合間を縫って、たまたま開いていたのがこの日だーっていう
日をがっつり押さえました。
――3月2日、後楽園ではウナギ・サヤカとの伏線回収マッチも組まれましたが、こちらの意気込みを。
広田 なぜかいつからかアイツと因縁ができてですね、ちょこちょこ会場で遭遇したり、他団体でやらせていただいたり、いよいよwaveでもっていうときに二
人してケガをするっていう。伏線回収するっていうために3月2日の後楽園大会で…でもねえ、それがウナギとは伏線回収の完全決着というよりかは、「オマエ、
これから始まるからな」って言う感じになるんじゃないかって思っています。アイツの勢い、私が止めるしかないでしょう!
――無事、今日で復帰を終えられたので、今後の意気込みをお願いします。
広田 今まで本当に私は感謝という気持ちを忘れていました。欠場にしてみて、人の気持ちのありがたさ、本当に私は再確認したのは、私ってなんて愛
されているんだろうってそれに尽きますね。これからは受けた合う意は存分に返していきたいと思いますので、みなさん引き続き、よろしくお願いいたします。
4,HONOKA BIRTHDAY WAVE~ver.2.0~Yシャツマッチ(30分勝負)
炎華(21分2秒、Yシャツ脱衣)清水ひかり
退場順=①ラム会長②花園桃花③Chi Chi④SAKI⑤夏すみれ
※炎華が優勝。通常ルールに加え、Yシャツが全て脱げた時点で負けとなる。負け抜け勝ち残り。ランバージャックお仕置きルールを採用。落ちたら水鉄砲で攻撃される。


 炎華の希望により実現したバースデー・Yシャツマッチ。入場時、それぞれの選手がYシャツに身を包んで登場。一番最後に登場するのは、この日、主役の炎華。Yシャツ姿でも、いつもと同じように場内を1周しながら入場する。
続けて鉄砲を手にした「びしょびしょマシンガンズ」が登場。水鉄砲を手に、セコンド陣として待ち構える。
ここで夏がマイクを握る。「まだだから。GAMIさんだけが異常にやりたがってるんだから。若手張りのやる気で来るの、やめてください、本当に。というわけで、みなさん、私が初代、Yシャツマッチの女王・夏すみれです。お久しぶりでございます。このYシャツマッチ、なかなか歴史も長くて、かつて、私がYシャツマッチプロデューサーとして活動していたあの時期から、続々と若い息吹がこのリングで目を覚ましてきました。そして今日、炎華ちゃん、成人おめでとうございます。そんな炎華ちゃんの記念すべきYシャツマッチを、本当にいいのか、なんでやりたいのかわからないけど、選んでくれたということで、私もそれを聞いてうれしかったんで、今日は炎華ちゃんにとっておきのプレゼントを用意させていただきました。こちらですね。こちらはですね、私のYシャツ人生をともに歩んでまいりました、ツタンカーメンです。これからのYシャツマッチはあなたに託します。本日はこちらを贈呈させていただきます! これをぜひ着てください」と夏が贈呈。「うれしいー」と炎華も喜びの表情。
せっかくだからと、そのままリング上で生着替えの状況となるが、脚から着始めた瞬間、夏が丸め込み、いきなり首固めで3カウント。なんとこれで試合
が決着してしまった。これには場内大ブーイング。炎華が「待って待って!! 私いま、お祝いされましたよね。今日は、私が大人になったらずっとやりたかったYシャツマッチなのに、つまんないですよね。GAMIさん、あんな楽しそうにしていたのに。今、ありもしない小石蹴っています。これ(ツタンカーメンの水着)はうれしいけど、こんな結果はいやなんです」と抗議。夏が「1回決まったもの覆そうとしてるんやから、誠意というもん、見せてもらわんと」と関西弁丸出しで応対するも、即座に二上会長が「オマエら、ギャラやらへんぞ」という言葉を浴びせる。これにはさすがの夏も「すいませんでした、ちゃんとやります」とひれ伏す。
こうしてノーカウントとなり、改めて試合開始のゴング。ここで、夏がまたも、炎華を首固めに取るが、これは2で回避。なんとか試合は成立することに。まずは、炎華がそれぞれにエルボーを決めるが、花園に打ち返されると、逆に全員からトレイン攻撃を浴びる。続けて磔にされると、全員から「新成人おめでとー!」と祝福される。
。Chi Chiが突進するも、これを炎華がよけると場外へ落としにかかる。炎華とChiChiはエプロンでの攻防となるが、花園、ラム会長がそれぞれを場外へ落とす。ここでびしょびしょマシンガンズによる水鉄砲攻撃を浴びる。
 リング上はラム会長と花園。花園をラム会長が羽交い絞め。夏がYシャツを脱がしにかかる。すると、花園はリング上で泣き出す。
「あやまれ」コールに、夏は枕でそれぞれの選手を殴打し逆切れ。ここで、なんと夏を除く全員が泣き出す状況に大「あやまれ」コール。こうなると、夏まで泣き出す。なぜか、つられて石黒レフェリーまで泣き出すと、全員がストンピング。なぜか、そのまま場外へ落とされ、水鉄砲の餌食に。
なぜか、つられて石黒レフェリーまで泣き出すと、全員がストンピング。なぜか、そのまま場外へ落とされ、水鉄砲の餌食に。石黒レフェリーは「おかしいだろ」と拒絶するも、びしょ濡れ状態に。
リング上はブレーンバスター合戦。3対3の状況となり、最後にラム会長も片方に加わり、4対3となるが、3人のほうが投げ勝つ。場外へ落ちた4人には水鉄砲が容赦なく発射される。3人側である花園が、SAKIと清水も場外へ落とす。花園はいつものルールと勘違いして、自ら場外へ。
これで全員が水鉄砲の餌食となる。花園はセコンドの狐伯に抱き着き、狐伯もどさくさに紛れて水を浴びるハメに。カオスとなる場外。泡立ち式の水鉄砲では二上会長が泡立ちまみれに。
再びリング上。「ちーかわ、集まって」とラム会長が「ちーかわ」と称する炎華、花園を集める。「私を振れ」という指示で、ラム会長を振るも、夏のビッグブーツを浴びる。何度もトライするが、その都度夏のビッグブーツの餌食に。そして、ちーかわ軍を除く、4人がストンピング。花園、炎華がカットに入り、ラム会長がトップロープへ。そのままフライングボディアタックで飛ぶも、SAKI、夏がキャッチ。そのまま「倒して―!」とちーかわ軍にアピールするが、逆に炎華、花園はラム会長を押し倒して、夏、SAKIが抑え込んで3カウント。まずはラム会長が退場となった。
続いて、Chi Chiが花園を「投げるぞ、オイ」とアピールするも、その都度、脱出される。今度は清水が一人を首4の字にとらえると、それぞれが首4の字を決めていき、数珠つなぎ状態に。これを最後に残ったSAKIが逆方向から逆エビにとらえる。それぞれが反転して逆エビの洗礼を食らう。
Chi Chiと花園がエルボー合戦。「やさしくね」という花園に対して、思い切り打ち付けるChiChi。泣き出す花園には容赦せずビッグブーツ。「お前の手口は知ってるぞ、バーカ」と、花園の作戦を読んでいる様子。花園は開き直り、「ならば騎馬戦で勝負だ」と要求。これにChiChiも応じるが、騎馬の状態となると、Chi Chiが花園のYシャツを脱がしにかかる。騎馬の上に乗った状態で、花園が着脱され、二人目の失格。騎馬としてChi Chiを支えていた
SAKI、夏がバックドロップ。そのまま押さえ込んで、Chi Chiが失格。
 炎華が夏にドロップキック。夏が炎華をコーナーに振ってのブロンコバスター、しかしこれは自爆。今度は夏に対して、SAKIがアトミックドロップか
ら清水が稲妻レッグラリアット。場外へ落ちた夏はそのまま、びしょびしょマシンガンズに連行され会場の外へ。15分経過。
館外では夏が思い切り水がかけられる。その間に、リング上ではSAKI、清水が炎華にクロスラインを狙う。炎華はダブルのアームホイップで回避。SAKI
が抱えあげて清水がボディプレス。炎華は場外へ。ここからSAKI対清水の展開となる。清水がコルバタからヒップドロップ。SAKIがブレーンバスターに抱え上げ、ロープに宙づりにするも、突進は清水が回避。エプロン上で両者の落とし合いとあんるが、SAKIが必死にこらえる。清水がトラースキック。
SAKIは両足をロープに引っ掛けて、宙づりとなったところで、場外から清水&炎華がSAKIのYシャツ着脱に成功。これでSAKIが失格。
 残るは炎華と清水と夏。清水が炎華を場外へ落としにかかる。ここで館外にいた夏が花道から戻ってくるが相当びしょ濡れの状態にに。ここで夏が清水に「稲妻ボンバーズ連携、今日で最後かも知れない、行くぞー!」と夏がアピール。しかし、連携前に夏が炎華をサッカーボールキックからフォールも2。
清水は「ちがうんですよ、夏さん。稲妻は走ってから『いなづまー』です」、夏は「私が走らないからダメか」と確認。「せーの『いなづまー』」と、夏が走ったところを炎華がすかし、そのまま清水と二人がかりで押さえ込んで3カウント。夏が脱落。
最後は炎華と清水。清水はトラースキック、延髄蹴り、稲妻レッグラリアットと決めるも2カウント。ここでトップロープに上ると、炎華がYシャツを脱がしにかかる。するときれいにYシャツの着脱に成功。最後は提案者の炎華が自らの力で勝利を収めた。着脱された清水はしばらく固まって動けず。炎華は戦利品のYシャツをみせびらかす。
その後、記念撮影となり、Yシャツを脱いだ選手たちもYシャツを着直して記念撮影となった。
 二上会長からマイク。「もうすぐ清水が引退ということなので、2月11日東京スクエア板橋で、waveと対抗戦やりましょう。4対4で、COLOR’S対waveで。
Yシャツはなし。なしなし。もう意外とおなかいっぱいなので(笑)。それと、2月9日、網倉も復帰するでしょう? 今日のガチャガチャでエイドラストです。
ルールはまた後日に。(「Yシャツは?」の声に)だって桜花とか、広田とか、狐伯のYシャツいる? いらんやろそんなん、いらんいらん。あと宮崎もやで。
入るサイズもないわ。3月16日、引退なんですよね。うち、アミスタ昼に借りててもし可能であれば、引退前恒例の5人掛けどうですか? 引退直前に、ケガをしない程度に、大丈夫、イリュージョンとかだから。(清水「お願いします!」)wave的に清水を送り出したいと思います。あと、炎華さん、みなさんに一言だけ、Yシャツマッチの感想どうぞ」
炎華「みなさん、今日は来てくださってありがとうございます。今日自分は勝ったので、素敵な大人の女になれたと思います」
 そしてシメは二上会長のご指名により、ラム会長。「この流れおかしいですよね。GAMIさんおかしいです。寂しいので、みなさん集まってもらっていいですか。
私がいつもwaveさんに上がらせているときに言う言葉があります。行きます、『これが俺たちのwaveだー』」というラム会長のセリフでシメとなった。
・バックステージ
炎華 自分ずっとwave大好きで、大人になったらやりたいなって思ってて、今回、いろんな大人の先輩方とYシャツマッチすることができて、
まずはうれしかったのと、夏さんからこれをいただけて、清水さんから勝ったということは、まだ19ですけど、大人の女になれたんじゃないかなって
思います。
――そのいただいたツタンカーメンの水着はこれからどうされますか。
炎華 まず、おうちで大切に保管して、機会があれば着る…んですかね?
――最後、Yシャツを脱がすことに成功してて、実際に体験していかがでした?
炎華 試合見てて、みなさんするする脱がすので、いろいろ勉強したんですけど、脱がすのは難しいなって思いました。
――今まで見ていたのと、実際にやるのとは違いました?
炎華 違いました。冬にやっていただけたというのもあるんですけど、寒くて、水も冷たくて、リングもめちゃめちゃすべるので大変でした。
――水鉄砲を浴びて見ていかがでした?
炎華 人生でこんなに…お風呂とプール以外で、こんなに水を浴びた経験がないので、新鮮だなって思ったのと同時に、試合中、
本当に試合中?って思った時がありました。
――もし次Yシャツマッチやるとしたらどんなことをしたいですか。
炎華 どんなこと? (ツタンカーメンを持って)これです!
5,YUKI MIYAZAKI BIRTHDAY WAVE~ver.4.6~同期のサクラ我等平成6年組(5分1本勝負)
宮崎有妃&植松寿絵(時間切れ引き分け)永島千佳世&倉垣翼
※宮崎の要望により、ほかの3選手すべてとタッグ結成を要望。各5分1本勝負にて
行なわれる。
▼延長戦5分1本勝負
宮崎有妃&倉垣翼(時間切れ引き分け)永島千佳世&植松寿絵
▼再延長戦5分1本勝負
宮崎有妃&永島千佳世(時間切れ引き分け)倉垣翼&植松寿絵


 メインは宮崎の同期が一堂に会しての同窓会マッチ。
 まずは先陣を切って植松が登場。久々の水吹きパフォーマンスに観客がドッと湧いた。その後、倉垣、永島、最後に宮崎が登場した。
試合の組み合わせ抽選となり、それぞれがチェーンを引き合おうとするが、ここで宮崎が提案。「あのー、いろいろ考えたんだけど、私みんなと組みたい。みんなと組みたい。だから、どうしようかな。全部やらない? 3試合になっちゃうけど。全部30分1本勝負」
 ここで植松が「無理無理…」と拒絶すると、「植松が明日の仕事に差し支えちゃうから、1試合5分づつ、とか。それを3回。最大で15分」という案に、それぞれ首を縦に振る。植松は「そこで決めれば別にねえ。私はとやかく言えないもん」と了承し、「GAMIさん、いいですか」と問うと、「倉ちゃん、さわやかやったからいいよ」と倉垣の反応がツボにはまったようで、GOサイン。
 「(抽選用のチェーンを)持ってきてもらったんですけど、ノータッチルールで5分づつ。じゃあ、最初、植松と組もうかな」ということで、まずは宮崎&植松対永島&倉垣組から開始となった。
先発は宮崎と倉垣。両者の手四つによる押し合いからスタート。宮崎が「ちょっと待って、ずっと見てる。こういう時に入らないと」
と植松に説明をすると、「あー、やってたやってた」と思い出す。
 宮崎と倉垣によるラリアット合戦は3度にわたり、互角。今度は串刺しラリアット合戦。さらにラリアット合戦はリング中央で相打ちとなり両者ダウン。
宮崎は植松にタッチするが、「ここに入るの無理だよー」と怖がる様子。それでも、宮崎が腕を取り、植松がコーナーに上ろうとするも、さすがに難しく何もせずに降りる。倉垣は永島にタッチ。ついに植松がリングイン。永島がヘッドロック。「離してよー」と、植松が拒むと今度は永島が突進して突っ込んできたところ、「待ってよー」と動きを止める。そして、植松が鼻フック、さらに低空ドロップキック。
もう一発狙うと、永島が両腕でガードの姿勢。「だから気を使って」とガードを取ってから、低空ドロップキック。永島もニーを当ててから植松の両手を踏みつけ、ジャンプしてのストンピングで全体重を乗せる。植松は永島をコーナーに振ると顔面ウォッシュ。残り30秒。
植松がボディスラム。宮崎の前に倒立すると、合体式のシーソープレスを決め、二人の連携も披露。ここで5分が経ってドローとなる。
 「植松、あと2試合!」と観客の声が飛ぶ。
続いて宮崎は倉垣とのタッグを指名。いきなり相手の永島&植松が奇襲。時間差による永島のフェースバスターから植松の低空ドロップキックという連携を決める。ここで宮崎が植松をとらえ、恥ずかし固めを決める。永島がカット。永島&植松がトレイン攻撃を狙うが、それを回避した倉垣がラリアットを乱れ打ち。
今度は倉垣が植松を持ち上げてカナディアンバックブリーカー。ここで客席から連れてこられた輝優優がカットに入る。植松&輝のそろい踏みに、「決めるぞー!場外」が飛び出す。「あと2分半です」というリングアナのアナウンスも気にせず場外へ。
しばらくして、場外からリングへ戻ると、今度はカルロス天野をリング挙げる。そして永島&植松を磔状態で、「私たちJWP平成6年組です」と宮崎、輝、天野でアピール。ここでピンク水着の広田が入りボ・ラギノールでGAEA時代の先輩を救出。「GAEA3期生の広田がデビュー当時の水着を着てきたぞー」と、ここでGAEA勢が揃い、さらには客席のKAORUを強引に上げると、広田は「ウイ・アー・ガイアジャパン」とかつての中島リングアナ調に決めて記念撮影。
一通り終わると、広田が「危ないので、帰ってください」とKAORU、輝をやさしくリングから降ろす。この後、倉垣が植松&永島にラリアットを決めたところでドロー。
3試合目に突入。宮崎は永島とのタッグを組み、植松&倉垣と対戦。永島が倉垣とのロックアップ。まったくびくともしない倉垣に、宮崎が肩車。
これを見て、倉垣も植松に肩車を要求。植松が肩車をトライするが、まったく上がらず。「腰が…とぎゃくじゃね」とアピール。
倉垣が植松を肩車し、その状態で、手四つ合戦。この体勢から永島がブレーンバスターで植松を投げ飛ばす。
 倉垣は宮崎にチンクラッシャー。
そして宮崎、永島にラリアットを乱れ打ち。ファイヤーポーズを決める。
倉垣が持ち上げるも永島が切り替えし、回転エビでフォール、2カウント。
倉垣は永島に再度、ラリアット。コーナーに上ろうとする倉垣に永島は背後からバックドロップ。永島がコーナーに上るも、倉垣がデッドリードライブ。
倉垣がもう一度、トップロープに上がるも、コーナーから永島がフランケンシュタイナーで切り返す。倉垣が宮崎にラリアット。2カウント。
宮崎は植松を持ち挙げ、まさかのえびす落とし。植松はブリッジでフォールを返し、ソラリーナ。2カウント。そして、コーナーに上るも、「ダメだ。
無理するな」と永島が制したところで、ドローのゴングがなった。
試合後、周りから担ぎ上げられて、植松がコーナーに上がってのムーンサルトを成功させる。続いて倉垣もムーンサルト、最後は宮崎も決めて3連発。
宮崎、倉垣、植松が永島をフォールの体勢に入り、ここでレフェリーが3カウントを叩いた。
宮崎がマイク。「本日は宮崎、炎華バースデーwave、ご来場ありがとうございます。同期ってものはすごく30年たっても大事だなと感じました。
輝と天野、二人も大事な同期です。来れなかった同期も。今日はJWPとGAEAの同期だったんですけど、まさかのKAORUさんも来ていただいて。呼んでい
ないのに広田もやってきて、抜け目ないな、。復帰のことで頭がいっぱいと思ったら、考える余白があったんだなって。同期、輝ちゃんと天野も入って
、みんなで写真撮りましょう」と宮崎の周りを同期が囲んだ。
さらにここでバースデーソングがなり、ケーキが4つ運ばれる。
2月生まれである2日宮崎、21日炎華、咲蘭、12日がSAKIということで、4人へのお祝い。ろうそくの火を消した後は、恒例の顔面ケーキとなった。最後にそれぞれがコメント。
咲蘭「16歳になりまーす。今年はベルトを巻きたいですー」
炎華「二十歳になったので、いい大人の女になれるように頑張ります」
SAKI「私は年齢関係なく、人生楽しんでます。(「髪の毛は誰のマネ?」という声に)モアナです」
宮崎「46歳に明日なります。46歳の抱負はみんなどうでもいいですよね。今年1年というか、2025年はケガしているところを悪化させずに
終わって2026年につなげたいと。みなさんこの年になったら健康第一、虫歯ゼロでこのまま健康体でいたいと思います」
最後は今大会完売ということを報告して、宮崎による「これがwaveだー!」でシメとなった。
・バックステージ
宮崎 本当はね、くじ引きで1試合っていう約束だったんですけど…。
永島 あの順番はなに? 好き嫌い?
宮崎 あーいや全然、全然違うよ(笑)。わがままをかなえてくれて、特に植松なんてね、4年ぶり…。
植松 本当、ごめん、動けなくて。
宮崎 そんなそんな全然大丈夫。お客さんもすごく満足してくれたと思います。若いころからいっぱい叱られ、殴られ、育ってきた私たちが
まだプロレスできることに感謝したいと思います。
植松 本当に私、50になって、まもなく51なんですけど、もう自分の老いで…4年前のGAEA ISMのときはデカい愚痴叩けたんですよ。自信
あったんで。体作ってる。もう(今は)何にも言えないです。ここに挙げてくれて、逆に申し訳ないなあと思って。でも、こうやって同期
が頑張ってくれるから呼んでくれたことがありがたいし、本当に感謝です。
永島 ふだん、私は同期と当たる機会というのが本当に少なくなってて、今もうほとんど下の子と当たってるから、この人たちだったら私の
すべてを受け止めてくれるっていう安心感がすごいありました。久々にこうやって当たっても、痛いんだけど、楽しかった。(宮崎に)痛か
ったけど、苦しかったけど、楽しかったです。
倉垣 宮崎さんの誕生日にこんな奇跡のようなメンバーで試合ができて本当にうれしかったです。いま自分とか植松さん以外は現役でまだまだ
頑張っていこうと思うんで、植松さんのパワーを受けつつ、頑張っていこうと思います。
――植松の動きはどうでしたか。
宮崎 みんな足腰来ているんでね(笑)、その中をよく無理して出てくれたなって。
永島 無理しすぎだよ、なんで倉ちゃんを肩車しようとしたの(笑)。
宮崎 あのアルゼンチンもよくやるよね。
植松 よくやるよね、ってやったのはそっちでしょー(笑)。
倉垣 でもなんかタイムスリップしちゃう。
永島 でもやるからにはね、がっつりやらないとダメだから。
宮崎 そうだ、GAMIさんにもっとお祭り的なものだと聞いてたんだよね。
植松 そう、明日の仕事に差し支え出るね(笑)。
宮崎 そうね、ゆっくり休んでください。ありがとうございます。
――今日、KAORUさん、輝さん、天野さんも来られていましたね。
宮崎 本当、急遽だったんで、来れない子ももちろんいたんですけど、
いやうれしい。久しぶりに輝と会えてうれしかったな。
植松 そう、びっくりした。うん、来たから。呼んでくれていたみたいで。
宮崎 久しぶりに聞いたよ、「決めるぞ! 場外」。あんまり輝覚えてな
かったみたいだどな。
植松 そう、「行くぞ、場外」って(笑)。どこ行けって言うの(笑)。
宮崎 あれも、本当だったら場外にガチャガチャ行くんだけど、時間なか
ったからね。5分間だったから。
永島 すごい短かったよね。なんか3分くらいに感じちゃった。もっと
やりたかったよね。ねー。
宮崎 ねー。物足りなかったよね。でも、もっと見たいくらいで終わった
ほうが。
永島 また次があるかもしれないからね。
植松 マジかよー。
宮崎 なるべく早く声かけるからね。
植松 そうね…あと1、2年かなあ。
永島 やる気満々じゃん(笑)。
宮崎 でも今日は本当に集まってくれてありがとうございました!